(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-30
(54)【発明の名称】安全ベルト構成要素のための張力装置
(51)【国際特許分類】
B60R 22/195 20060101AFI20230323BHJP
【FI】
B60R22/195 102
B60R22/195 104
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022543760
(86)(22)【出願日】2021-02-09
(85)【翻訳文提出日】2022-08-23
(86)【国際出願番号】 EP2021052991
(87)【国際公開番号】W WO2021160569
(87)【国際公開日】2021-08-19
(31)【優先権主張番号】102020103913.1
(32)【優先日】2020-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503358097
【氏名又は名称】オートリブ ディベロップメント エービー
(74)【代理人】
【識別番号】100098143
【氏名又は名称】飯塚 雄二
(72)【発明者】
【氏名】ゾルゲル、ゾルタン
(72)【発明者】
【氏名】ダン、ステファン
(72)【発明者】
【氏名】ブグレット、ロバート
(72)【発明者】
【氏名】イムレ、ポール
【テーマコード(参考)】
3D018
【Fターム(参考)】
3D018CC04
3D018CD00
(57)【要約】
本発明は、安全ベルト構成要素のための張力装置、及びこのような張力装置を製造するための方法に関し、張力装置は、加圧ガスを発生させるためのガス発生器(2)と、加圧ガスによって駆動され得るピストン(4)と、ピストン(4)に接続された牽引ケーブル(8)であって、張力運動させるように安全ベルト構成要素に接続され得る牽引ケーブル(8)と、ピストン(4)を受容し、かつ案内するためのテンショナー管(1)と、を備える張力装置において、ガス発生器(2)が、テンショナー管(1)内に位置し、テンショナー管(1)が、ガス発生器(2)とピストン(4)との間のテンショナー管(1)のジャケットに切り欠き(13)を有し、ケーブル偏向部(14)が設けられており、牽引ケーブルが、ケーブル偏向部(14)によって、切り欠き(13)を通ってテンショナー管(1)の外へ案内されることを特徴とする張力装置である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
安全ベルト構成要素のための張力装置であって、
加圧ガスを発生させるためのガス発生器(2)と、
前記加圧ガスによって駆動され得るピストン(4)と、
前記ピストン(4)に接続された牽引ケーブル(8)であって、張力運動させるように安全ベルト構成要素に接続され得る牽引ケーブル(8)と、
前記ピストン(4)を受容し、かつ案内するためのテンショナー管(1)と、
を有する張力装置において、
前記ガス発生器(2)が、前記テンショナー管(1)内に配置されており、
前記テンショナー管(1)が、前記ガス発生器(2)と前記ピストン(4)との間の前記テンショナー管(1)の前記ジャケットに切り欠き(13)を有し、
ケーブル偏向部(14)が設けられており、前記牽引ケーブル(8)が、前記ケーブル偏向部(14)によって、前記切り欠き(13)を通って前記テンショナー管(1)の外へ案内される
ことを特徴とする張力装置。
【請求項2】
前記ケーブルデフレクタ(14)が、前記テンショナー管(1)の延長に沿って前記テンショナー管(1)に挿入されたガイド部(3)を備える、請求項1に記載の張力装置。
【請求項3】
前記ガイド部(3)が、レセプタクル(15)を有し、前記ガス発生器(2)が、前記レセプタクル(15)内に配置されている、請求項2に記載の張力装置。
【請求項4】
前記ガイド部(3)が、前記牽引ケーブル(8)のための偏向部(16)を有し、前記偏向部(16)が、前記ガイド部(3)の前記ピストン端部から前記テンショナー管(1)の前記切り欠き(13)へ延びている、請求項2又は3に記載の張力装置。
【請求項5】
前記ガイド部(3)が、前記テンショナー管(1)の延長部に沿って前記ガイド部(3)の前記ピストン端部へ延びた少なくとも1つの加圧ガスダクト(17)を形成している、請求項2~4に記載の張力装置。
【請求項6】
前記ケーブルデフレクタ(14)が、前記テンショナー管(1)の外側から前記テンショナー管(1)の前記切り欠き(13)内に係合する固定部(9)を備え、特に、前記牽引ケーブル(8)が、前記固定部(9)を通って案内される、請求項1~5のいずれか一項に記載の張力装置。
【請求項7】
前記固定部(9)が、ホルダ(7)によって前記テンショナー管(1)上に保持されている、請求項6に記載の張力装置。
【請求項8】
前記ケーブルデフレクタ(14)が、2つ以上の部分で設計されており、前記テンショナー管(1)に挿入されたガイド部(3)と、前記外側から前記切り欠き(13)を通って係合する固定部(9)とを有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の張力装置。
【請求項9】
前記ガイド部(3)が、凹部(18)を有し、前記固定部(9)が、突出部(19)を用いて前記凹部(18)内に係合している、請求項8に記載の張力装置。
【請求項10】
前記ガイド部(3)及び前記固定部(9)が、前記牽引ケーブル(8)のための偏向部を形成している、請求項7又は8に記載の張力装置。
【請求項11】
前記切り欠き(14)が、前記テンショナー管(1)の直線状部分に配置されている、請求項1~10のいずれか一項に記載の張力装置。
【請求項12】
前記テンショナー管(1)が、前記テンショナー管(1)の延長部全体にわたって直線状である、請求項1~11のいずれか一項に記載の張力装置。
【請求項13】
張力装置を製造するための方法であって、
a)特に直線状であるテンショナー管(1)であって、前記テンショナー管(1)の前記ジャケットに切り欠き(13)を有する、テンショナー管(1)を用意するステップと、
b)ガス発生器(2)をケーブルデフレクタ(14)の要素内に予め組み立てるステップと、
c)前記予め組み立てられたガス発生器(2)を有する前記ケーブルデフレクタ(14)の前記要素を、前記テンショナー管(1)に挿入するステップと、
d)前記ケーブルデフレクタ(14)を前記テンショナー管(1)に固定するステップと、
e)牽引ケーブル(8)を前記テンショナー管(1)に導入するステップと、
f)ピストンを前記牽引ケーブル(8)に締結するステップと、
を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全ベルト構成要素のための張力装置であって、加圧ガスを発生させるためのガス発生器と、加圧ガスによって駆動され得るピストンと、ピストンに接続された牽引ケーブルであって、張力運動させるようにシートベルト構成要素に接続され得る牽引ケーブルと、ピストンを受容し、かつ案内するためのテンショナー管と、を備える張力装置に関する。
【0002】
このような張力装置は、例えば、独国特許第102015111083(B4)号から知られており、ピストンは、テンショナー管内において案内される。テンショナー管は、偏向ブロックに接続されており、偏向ブロックは、ダイカストプロセスにおいて製造され、牽引ケーブルのためのケーブル偏向部(cable deflection)を形成し、かつガス発生器のためのレセプタクルと、圧力チャンバと、を形成し、ガス発生器によって生成された加圧ガスは、圧力チャンバ内に流れる。端面でテンショナー管に接続された偏向ブロックの使用は、製造が比較的高価であり、また比較的大きな空間を要する構成要素を必要とする。
【0003】
したがって、本発明の目的は、従来技術に関して記載された問題を少なくとも部分的に排除し、張力装置及び張力装置を製造するための方法を特定することであり、当該張力装置及び当該方法により、張力装置の製造が、簡略化され、かつ/又はより安価になり、張力装置が必要とする空間がより少なくなる。
【0004】
目的は、それぞれの独立請求項の特徴を有する張力装置及び方法によって達成される。張力装置及び方法の有利な進展は、従属請求項及び説明において指示され、有利な展開の個々の特徴は、技術的に適切な様式で互いに組み合わせることができる。
【0005】
目的は、特に、冒頭で述べられた特徴を有する張力装置によって達成され、張力装置において、ガス発生器が、テンショナー管内に配置されており、テンショナー管は、ガス発生器とピストンとの間のテンショナー管のジャケットに切り欠きを有し、ケーブル偏向部が設けられており、牽引ケーブルがケーブル偏向部によって、切り欠きを通ってテンショナー管の外へ案内される。
【0006】
したがって、本発明の基本的な概念では、本発明は、ガス発生器自体がテンショナー管内に配置され、ケーブルの偏向部がテンショナー管自体内で既に始まり、それにより、牽引ケーブルがテンショナー管のジャケットを通って外へ案内されることをもたらす。このようにして、製造が複雑である偏向ブロックは必要なく、結果として、空間も節約される。
【0007】
したがって、ガス発生器は、特に、事故事象において加圧ガスを放出するガス発生器の部分が、完全にテンショナー管内にあるように配置されている。特に、ガス発生器は、ガス発生器の(電気的)接続部のみがテンショナー管の外側からアクセス可能であるように配置されている。ガス発生器は、特に、テンショナー管の1つの端部に配置されており、ガス発生器の接続部は、テンショナー管の端面からアクセス可能である。特に、テンショナー管は、ガス発生器を受容する端部において直径が低減しており、それにより、ガス発生器は、テンショナー管の当該側に形状適合様式(form-fitting manner)で外れないように固定することができる。
【0008】
事故事象において、ピストンは、ガス発生器によって発生したガスによってガス発生器の反対側のテンショナー管の端部の方向に加速され、ピストンが切り欠きを通して牽引ケーブルを引っ張るように、ガス発生器とピストンとの間のテンショナー管のジャケットに切り欠きが配置されている。
【0009】
事故事象において、牽引ケーブルがテンショナー管において切り欠きの領域内に直接置かれることを防止するために、少なくとも1つの更なる構成要素がケーブル偏向部として設けられており、ケーブル偏向部は、少なくとも張力運動中に、牽引ケーブルをテンショナー管の切り欠きへ/切り欠きを通して案内する。この場合、ケーブルデフレクタは、特に、牽引ケーブルがテンショナー管内で実質的に軸方向に平行な位置から、テンショナー管の外側でテンショナー管に対して斜めの(特に、直交する)位置へ偏向されるように設計されている。したがって、牽引ケーブルは、テンショナー管の外側でテンショナー管に対して斜めに延びる。
【0010】
この場合、特に、テンショナー管の切り欠きは、テンショナー管の直線状部分に配置されており、牽引ケーブルは、テンショナー管の外側で当該直線部分に対して斜めに延びる。この文脈において、テンショナー管は、直線状/線状、すなわち、テンショナー管の長手方向の延長部に沿ってテンショナー管の延長部全体にわたって湾曲していないことが好ましい。
【0011】
ケーブルデフレクタは、特に、2つ以上の部分で設計されており、テンショナー管に挿入されたガイド部と、テンショナー管の外側から切り欠きを通って係合する固定部と、を有する。したがって、ガイド部は、特に、ガイド部の外径及びガイド部の周囲設計に関して、張力装置の組み立て中に、ガイド部をテンショナー管の一方の端部からテンショナー管に挿入できるように設計されている。対照的に、固定部は、一部分をテンショナー管の外側から切り欠きへ挿入できるように設計され、テンショナー管の切り欠きに適合し、固定部の大部分は、好ましくは、テンショナー管の外側に形成されている。
【0012】
好ましい実施形態では、ガイド部は、凹部を有し、固定部は、突出部を用いて凹部内に係合する。この場合、突出部の少なくとも1つの部分の形状は、凹部の少なくとも1つの部分の相補的な形状に対応し、このため、ガイド部及び固定部は、組み立て中に、互いに正確に位置合わせされ得る。この場合、ガイド部の凹部は、装着された状態においてテンショナー管の切り欠きに面するガイド部の領域内に形成されており、一方で突出部は、特に、装着された状態において、テンショナー管内に配置され、特に、テンショナー管の切り欠きに隣接するテンショナー管の一部分の後ろで係合するように設計されている。
【0013】
ガイド部及び固定部はそれぞれ、牽引ケーブルのための偏向部を、ガイド部及び固定部自体で又は共同で形成することができ、それにより、特に牽引ケーブルが、テンショナー管と接触できないように、テンショナー管の外へ案内される。
【0014】
原理的には、ガス発生器及びケーブルデフレクタが、テンショナー管内/上に個別に装着され得ることで十分であるが、特に、ケーブルデフレクタのガイド部が、ガス発生器が内部に配置されるレセプタクルを有することが好ましい。特に、加圧ガスを噴出する部分を有するガス発生器は、ガイド部のレセプタクル内に配置されている。したがって、ガイド部は、ケーブルを偏向させるために使用することができるだけでなく、ガイド部はまた、加圧ガスのシールを同時に提供し、それにより、事故事象において、テンショナー管の意図していない場所から加圧ガスが流出しないことが達成され得る。加えて、ガス発生器がこのように、ガイド部内に予め組み立てられ、ガイド部及びガス発生器が製造時にテンショナー管内に一緒に配置されることが達成され得る。
【0015】
ガイド部が、テンショナー管の延長部に沿ってガイド部のピストン端部へ延びた少なくとも1つの加圧ガスダクトを形成し得る。加圧ガスダクトは、ガイド部内において特に管状であり(場合によっては、湾曲し)、ガス発生器に面する入口から、ピストンに面するガイド部の端部へ延びている。したがって、少なくとも1つの加圧ガスダクトにより、ガス発生器から流出する加圧ガスは、牽引ケーブルをガイド部の領域内で高温加圧ガスによって加圧することなく、ガイド部とピストンとの間の空間に的を定めた様式で(targeted manner)送られ得る。
【0016】
加えて、ガイド部は、牽引ケーブルのための偏向部を有するように設計することができ、偏向部は、ガイド部のピストン端部からテンショナー管の切り欠きへ延びている。特に、ガイド部は、牽引ケーブルが内部/上に配置され、かつ牽引ケーブルが上に置かれるための凹部を有する。
【0017】
ピストン端部において、ガイド部はまた、牽引ケーブルを完全に取り囲み、それによって、一種のリップシールを形成するように設計され得る。このようにして、ガイド部とピストンとの間の空間からの加圧ガスは、ガイド部によって形成された偏向部に沿ってテンショナー管の切り欠きに到達することを防止される。
【0018】
固定部は、特に、開口部を有し、牽引ケーブルが装着された状態において開口部を通って案内される。
【0019】
したがって、好ましい実施形態では、牽引ケーブルは、最初は、ガイド部によるリップシールによって取り囲まれ、その後、固定部の突出部とガイド部上の偏向部とにより切り欠きに一緒に案内され、続いて、固定部の開口部を通って更に案内される。
【0020】
テンショナー管の外側に配置された固定部の部分は、ホルダによってテンショナー管上に保持されている。ホルダは、特に、テンショナー管の外側を囲み、かつホルダの2つの端部を用いて固定部に締結されるように成形されている。ホルダは、ねじ又はリベットによって固定部に締結され得る。張力装置はまた、この領域内で自動車に締結されることが可能である。断面において、ホルダは、好ましくは、U字形状又は鍵穴形状を有する。
【0021】
したがって、特に直線状であるテンショナー管は、張力装置を製造するために最初に用意される。次いで、ガス発生器が、テンショナー管に挿入される。この場合、ガス発生器は、要素に、特に、ケーブルデフレクタのガイド部に最初に予め組み立てられ、ガイド部及びガス発生器は、テンショナー管に一緒に挿入され得る。その後、固定部が、特に、外側から切り欠きを通ってガイド部に導入されるように、ケーブル偏向部がテンショナー管に固定される。加えて、固定部は、ホルダによってテンショナー管上の固定部の位置に締結され得る。
【0022】
加えて、牽引ケーブルは、テンショナー管に導入され、ケーブル偏向部により案内される。加えて、ピストンは、牽引ケーブルに締結される。しかしながら、この場合、技術的に必須でない限り、ステップの順序は重要でない。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本発明及び技術的環境について、図を参照して例として以下に説明する。以下が概略的に図示されている。
【0024】
図1及び
図2に示す張力装置は、テンショナー管1と、牽引ケーブル8とを備え、ピストン4は、テンショナー管1内に配置された牽引ケーブル8の端部に取り付けられており、ピストン4は、締結部6によって牽引ケーブル8に締結されており、ボール5は、テンショナー管1内でピストン4を低摩擦で案内することを容易にする。切り欠き13は、テンショナー管1のジャケットに形成されている。
【0025】
張力装置はまた、ケーブルデフレクタ14を備え、牽引ケーブル8は、ケーブルデフレクタ14によって、テンショナー管1の切り欠き13を通って案内される。ケーブルデフレクタ14は、ガイド部3を備え、ガス発生器2は、ピストン4から離れる方に面したガイド部3のレセプタクル15内に配置されている。ケーブルデフレクタ14はまた、固定部9を備え、固定部9は、突出部19を用いてテンショナー管1の切り欠き13を通って係合する。固定部9は、ホルダ7によってリベット11及びねじ12を介してテンショナー管1に締結されており、ホルダ7は、テンショナー管1の外側を取り囲む。
【0026】
特に
図3及び
図4の組み合わせから分かるように、ガイド部3は、ガス発生器2のためのレセプタクル15を有する。加えて、ガイド部3は、複数の加圧ガスダクト17を形成し、複数の加圧ガスダクト17は、受け入れ側から、ピストン4に面するガイド部3の端部へ延びる。
【0027】
ガイド部3はまた、偏向部16を形成し、牽引ケーブル8は、偏向部16によって、テンショナー管1の切り欠き13に通される。
【0028】
加えて、固定部9が突出部19を有し、突出部19は、装着された状態において、ガイド部3に形成された凹部18内に係合することが、
図3~
図6の組み合わせから分かる。
【0029】
事故事象において、ガス発生器2は、加圧ガスを発生させ、加圧ガスは、偏向部16に沿って加圧ガスダクト17を通って案内されるため、高温加圧ガスは、ガイド部3の領域内で牽引ケーブル8を直接加圧しない。ガイド部3は、加圧ガスダクト17に沿ってのみ加圧ガスをガイド部3から流出させることができるように設計されている。ガイド部3から流出する加圧ガスは、ピストン4を図の右側に加速し、それにより、牽引ケーブル8は、テンショナー管1内に引っ張られ、ケーブル偏向部14は、牽引ケーブル8がテンショナー管1と直接接触することを防止する。
【0030】
組み立ての簡略化のために、ガス発生器2を、最初に、ガイド部3のレセプタクル15に導入することができ、次いで、ガイド部3と一緒にテンショナー管1に挿入することができる。次いで、ガイド部3は、突出部19を有する固定部9がガイド部3の凹部18に導入されることで、固定部9によって固定される。次いで、固定部9は、ホルダ7によってテンショナー管1に固定される。加えて、牽引ケーブル8は、ケーブルデフレクタ14を通ってテンショナー管1に導入され、ピストン4は、事前に又はその後に、締結部6を用いて固定され得る。
【符号の説明】
【0031】
1 テンショナー管
2 ガス発生器
3 ガイド部
4 ピスト
5 ボール
6 締結部
7 ホルダ
8 牽引ケーブル
9 固定部
10 ワッシャ
11 リベット
12 ねじ
13 切り欠き
14 ケーブル偏向部
15 レセプタクル
16 デフレクタ
17 加圧ガスダクト
18 凹部
19 突出部
【国際調査報告】