(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-30
(54)【発明の名称】分割駆動型スイングプラットフォーム
(51)【国際特許分類】
A63B 69/36 20060101AFI20230323BHJP
【FI】
A63B69/36 512D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022543794
(86)(22)【出願日】2021-02-02
(85)【翻訳文提出日】2022-09-09
(86)【国際出願番号】 KR2021001328
(87)【国際公開番号】W WO2021162312
(87)【国際公開日】2021-08-19
(31)【優先権主張番号】10-2020-0016589
(32)【優先日】2020-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】315019182
【氏名又は名称】ゴルフゾン カンパニー リミテッド
【住所又は居所原語表記】735, YEONGDONG-DAERO, GANGNAM-GU, SEOUL, REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、グァン ソク
(72)【発明者】
【氏名】リー、ジュン フン
(57)【要約】
本発明は、仮想ゴルフを用いる多数の使用者がシステムに接続して仮想ゴルフプレイを遂行するに先立ち、多数の使用者のそれぞれについての仮想ゴルフプレイ記録情報などによって2人以上の使用者を対比して目立たせる別途のイントロ映像を提供することにより、使用者の仮想ゴルフプレイに対する記録競争を引き起こし、没入感を高め、ゲームに対する興味を引くことができる仮想ゴルフシステム、仮想ゴルフイントロ映像生成方法及び仮想ゴルフのプレーヤーについての情報の算定方法を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザーが、ゴルフスイングができるようにする打席を形成する分割駆動型スイングプラットフォームとして、
下部支持部と、
前記下部支持部上に備えられて前記打席を形成し、地形情報に基づいてそれぞれ傾斜を具現する複数の分割プレートを備え、それぞれの分割プレート間が離隔される離隔部を形成して構成される分割打席部と、
前記下部支持部と前記分割打席部との間に設置され、前記分割打席部の各分割プレートが所定の傾斜を具現するように駆動することで、前記分割打席部が所定の地形を具現するようにする地形具現駆動部と、
前記分割打席部の中心部に備えられ、前記複数の分割プレートそれぞれの中心部側端部を回転できるように固定支持する回転支持ハブとを含む分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項2】
前記分割打席部の離隔部は、前記分割プレートにおいて、互いに隣接した分割プレートの間に前記回転支持ハブ側から遠い方に行くほど間隔が大きくなるように離隔される三角離隔部を含む、請求項1に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項3】
前記離隔部を成す互いに隣接した分割プレートそれぞれに一端部と他端部がそれぞれ固定され、前記互いに隣接した分割プレートを弾性支持するゴム支持部材をさらに含む、請求項2に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項4】
前記三角離隔部を成す互いに隣接した分割プレートの一側断面と他側断面にそれぞれ備えられ、前記分割プレートの駆動によって互いに隣接した分割プレート間の緩衝をするための間隔緩衝部材をさらに含む、請求項3に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項5】
前記回転支持ハブは、前記分割打席部の中心部に装備されたハブ軸部材と、前記ハブ軸部材に前記複数の分割プレートそれぞれに対応して具備され、前記複数の分割プレートそれぞれが前記ハブ軸部材に対して、少なくとも2軸方向を中心にそれぞれ回転できるように支持する回転支持部とを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項6】
前記分割打席部は、前記回転支持ハブを中心に第1分割プレートと、第2分割プレートと、第3分割プレートと、第4分割プレートとで分割されて具備され、
前記回転支持ハブは、前記分割打席部の中心部に装備されたハブ軸部材と、
前記ハブ軸部材に前記複数の分割プレートそれぞれに対応するように具備され、前記第1分割プレートが前記ハブ軸部材の中心軸と垂直を成す二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第1回転支持部と、前記第2分割プレートが前記二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第2回転支持部と、前記第3分割プレートが前記二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第3回転支持部と、前記第4分割プレートが前記二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第4回転支持部とを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項7】
前記下部支持部の中心部に装備され、前記ハブ軸部材を上下方向に直線駆動させるハブ駆動部をさらに含む、請求項5または6に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項8】
前記地形具現駆動部は、前記複数の分割プレートのそれぞれの前記回転支持部を一頂点とする三角形の他の二つの頂点の位置にそれぞれの一端が回転できるように固定され、それぞれの他端が前記下部支持部に所定の角度で傾いた方向に回転可能に固定され、それぞれ長さ方向に伸縮することによって当該分割プレートの傾斜を具現する複数の駆動アクチュエータを含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項9】
前記下部支持部は複数の領域に区画され、中心領域に前記回転支持ハブが備えられ、
前記地形具現駆動部は、前記下部支持部の中心領域周辺の複数の領域ごとにそれぞれ複数の駆動アクチュエータが備えられるが、各下端部が該当領域に固定され、各上端部が互いに遠ざかる方向に傾いて備えられ、一領域の一駆動アクチュエータの上端部と他領域の一駆動アクチュエータの上端部がそれぞれ前記分割プレートのうち一分割プレートに固定され、複数の傾いた駆動アクチュエータそれぞれの長さ方向伸縮駆動によって前記分割プレートの傾斜が具現されるようにする、請求項1から8のいずれか一項に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【請求項10】
前記ゴム支持部材は、前記三角離隔部を成す互いに隣接した分割プレートそれぞれに結合される結合支持部と、前記結合支持部を連結するV字型のV連結部とを備える、請求項3または4に記載の分割駆動型スイングプラットフォーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は分割駆動型スイングプラットフォームに関するもので、ゴルフの練習または仮想ゴルフシミュレーション装置を利用したスクリーンゴルフなどにおいて、使用者がゴルフクラブにゴルフスイングをする打席を形成するスイングプラットフォームに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般的にゴルフ場では単純に平地でゴルフショットをする場合もあるが、例えば下り坂傾斜、上り坂傾斜、緩やかな傾斜、急傾斜、凹んだ地形などの多様な地形条件でゴルフショットをする場合が多い。
【0003】
このように、ゴルフ練習などをする使用者が平地でのゴルフショットはもちろん、多様な地形条件でのゴルフショットまでも練習できるように、ゴルフ練習場やスクリーンゴルフシステムでは使用者が、ゴルフショットができる打席としてスイングプレートが用意される。 スイングプレートは任意の角度で傾斜を具現し、その上でゴルフスイングする使用者が多様な地形条件でのゴルフショット練習ができるようにする。
【0004】
前述したような従来のスイングプレートは、単一の板型部材をモーターで駆動して多様な角度に傾くようにする構成を持つ。
【0005】
これに関連した先行技術文献として、韓国登録特許第0912015号、韓国登録特許第1422073号などの先行技術が公開されている。
【0006】
しかし、単純に単一の板型部材を一方方向だけに傾くように具現するスイングプレートは、使用者が多様な地形条件でゴルフショット練習をするのに限界がある。 このような問題を解決するためにスイングプレートを単一の板型部材ではなく、複数の単位板に分割してそれぞれの分割された単位板の傾斜を具現して多様な地形条件を具現する技術が登場した。
【0007】
このような先行技術文献として、韓国登録特許第169667号、韓国登録特許第1495308号、韓国登録特許第1562174号などの先行技術が公開されている。
【0008】
しかし、このような従来のスイングプレート、すなわち複数の単位板が分割されて駆動されるスイングプレートは、それぞれの単位板が動く時に単位板同士が干渉を起こすので、各単位板が動ける範囲が制限的であり、多数の上下駆動モーターがそれぞれの単位板に接触した状態で上下に駆動するため、使用過程で接触部分の摩耗が生じるなど製品の寿命及び耐久性が脆弱な問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】韓国登録特許第0912015号
【特許文献2】韓国登録特許第1422073号
【特許文献3】韓国登録特許第169667号
【特許文献4】韓国登録特許第1495308号
【特許文献5】韓国登録特許第1562174号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は複数の分割されたプレートを一つの打席で形成し、それぞれの分割されたプレートが多様に動けるように動きの自由度を高めながらも、それぞれの分割プレートが駆動されて動作するにあたって、分割プレート同士の干渉が発生しないようにすることができ、安定的に各分割プレートが動作できるようにする分割駆動型スイングプラットフォームを提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームは、ユーザーが、ゴルフスイングができるようにする打席を形成する分割駆動型スイングプラットフォームとして、下部支持部と、前記下部支持部上に備えられて前記打席を形成し、地形情報に基づいてそれぞれ傾斜を具現する複数の分割プレートを備え、前記それぞれの分割プレート間が離隔される離隔部を形成して構成される分割打席部と、前記下部支持部と前記分割打席部との間に設置され、前記分割打席部の各分割プレートが所定の傾斜を具現するように駆動することで、前記分割打席部が所定の地形を具現するようにする地形具現駆動部と、前記分割打席部の中心部に備えられ、前記複数の分割プレートそれぞれの中心部側端部を回転できるように固定支持する回転支持ハブとを含む。
【0012】
好ましくは、前記分割打席部の離隔部は、前記分割プレートにおいて、互いに隣接した分割プレートの間に前記回転支持ハブ側から遠い方に行くほど間隔が大きくなるように離隔される三角離隔部を含む。
【0013】
また、好ましくは、前記の離隔部を成す互いに隣接した分割プレートそれぞれに一端部と他端部がそれぞれ固定され、前記互いに隣接した分割プレートを弾性支持するゴム支持部材をさらに含む。
【0014】
また、好ましくは、前記三角離隔部を成す互いに隣接した分割プレートの一側断面と他側断面にそれぞれ備えられ、前記分割プレートの駆動によって互いに隣接した分割プレート間の緩衝をするための間隔緩衝部材をさらに含む。
【0015】
また、好ましくは、前記回転支持ハブは、前記分割打席部の中心部に装備されたハブ軸部材と、前記ハブ軸部材に前記複数の分割・プレートそれぞれに対応して具備され、前記複数の分割・プレートそれぞれが前記ハブ軸部材に対して、少なくとも2軸方向を中心にそれぞれ回転できるように支持する回転支持部とを含む。
【0016】
また、好ましくは、前記分割打席部は、前記回転支持ハブを中心に第1分割プレートと、第2分割プレートと、第3分割プレートと、第4分割プレートとで分割されて具備され、前記回転支持ハブは、前記分割打席部の中心部に装備されたハブ軸部材と、前記ハブ軸部材に前記複数の分割プレートそれぞれに対応するように具備され、前記第1分割プレートが前記ハブ軸部材の中心軸と垂直を成す二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第1回転支持部と、前記第2分割プレートが前記二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第2回転支持部と、前記第3分割プレートが前記二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第3回転支持部と、前記第4分割プレートが前記二つの軸を中心に、それぞれ回転できるように支持する第4回転支持部とを含む。
【0017】
また、好ましくは、前記下部支持部の中心部に装備され、前記ハブ軸部材を上下方向に直線駆動させるハブ駆動部をもっと含む。
【0018】
また、好ましくは、前記地形具現駆動部は、前記それぞれの分割プレートの回転支持部を一頂点とする三角形の他の二つの頂点の位置にそれぞれの一端が回転できるように固定され、それぞれの他端が下部支持部に所定の角度で傾いた方向に回転可能に固定され、それぞれ長さ方向に伸縮することによって当該分割プレートの傾斜を具現する複数の駆動アクチュエータを含む。
【0019】
また、好ましくは、前記下部支持部は複数の領域に区画され、中心領域に前記回転支持ハブが備えられ、前記地形具現駆動部は、前記下部支持部の中心領域周辺の複数の領域ごとにそれぞれ複数の駆動アクチュエータが備えられるが、各下端部が該当領域に固定され、各上端部が互いに遠ざかる方向に傾いて備えられ、前記一領域の一駆動アクチュエータの上端部と他領域の一駆動アクチュエータの上端部がそれぞれ前記分割プレートのうち一分割プレートに固定され、前記複数の傾いた駆動アクチュエータそれぞれの長さ方向伸縮駆動によって前記分割プレートの傾斜が具現されるようにする。
【0020】
また、好ましくは、前記ゴム支持部材は、前記三角離隔部を成す互いに隣接した分割プレートそれぞれに結合される結合支持部と、前記結合支持部を連結するV字型のV連結部とを備える。
【発明の効果】
【0021】
本発明による分割駆動型スイングプラットフォームは、複数の分割されたプレートが一つの打席を形成するようにし、それぞれの分割されたプレートが多様に動けるように動きの自由度を高めながらも、それぞれの分割プレートが駆動されて動作するにあたって、分割プレート同士の干渉が発生しないようにすることができ、安定的に各分割プレートが動作できるようにする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の一実施例によるスイングプラットフォームを示した図面である。
【
図2】本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームの下部支持部から分割打席部を分離して示した図面である。
【
図3】
図2に示した下部支持部と地形具現駆動部を上から眺めた構成を示した図面である。
【
図4】
図2に示した地形具現駆動部の駆動アクチュエータと回転支持ハブの構成をそれぞれ表した図面である。
【
図5】本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームの動作を説明するための図面である。
【
図6】本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームに適用される三角離隔部の構成について説明するための図面である。
【
図7】(a)は
図6に示したスイングプラットフォームの側面を示したものであり、(b)から(d)は、本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームに適用されるゴム支持部材の構成及び動作に関して示す図面である。
【
図8】本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームに適用されるゴム支持部材の作用及び効果に関して示す図面である。
【
図9】本発明の一実施例によるスイングプラットフォームの多様な地形具現の例について示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明による分割駆動型スイングプラットフォームに関する具体的な内容を、図面を参照して説明する。
【0024】
まず、
図1を参照して本発明の一実施例によるスイングプラットフォームについて説明する。
図1は、本発明の一実施例によるスイングプラットフォームを示した図面である。
【0025】
図1に示したように、本発明の一実施例によるスイングプラットフォームは、使用者が、ゴルフスイングができるようにする打席を形成する装置で、下部支持部100と分割打席部200と、回転支持ハブ300と、地形具現駆動部400などを含む。
【0026】
下部支持部100は、本発明の一実施例によるスイングプラットフォームの下端で装置を支持する構成要素としてスイングプラットフォームが設置される床に備えられ、下部支持部100の上部に地形具現駆動部400が設置される。
【0027】
分割打席部200は下部支持部100上の地形具現駆動部400の上に設置され、使用者が上がる打席を形成し、地形情報(例えば、仮想ゴルフシミュレーションシステムの映像で具現される仮想ゴルフコースの地形情報)に基づいてそれぞれ傾斜を具現する複数の分割プレートを備えることができる。
【0028】
図1では、前述した複数の分割プレートとして、全体の板を4等分に分割し、第1分割プレート210と、第2分割プレート220と、第3分割プレート230と、第4分割プレート240とが一つの分割打席部200を形成する場合について図示している。
【0029】
地形具現駆動部400は下部支持部100と分割打席部200の間に固定設置され、分割打席部200の各分割プレート210から240がそれぞれ所定の傾斜を具現するように動作することで、分割打席部200が所定の地形を具現できるようにする。
【0030】
回転支持ハブ300は分割打席部200の中心部に備えられ、前述したような複数の分割プレート210から240それぞれの中心部側端部を回転可能に固定支持する構成要素である。
【0031】
本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームは、下部支持部100と、分割打席部200と、回転支持ハブ300と、地形具現駆動部400などの構成要素を基本的に備え、例えば仮想ゴルフシミュレーションシステムのシミュレーターのようなクライアントからスイングプラットフォームが具現する地形に関する情報を伝達され、それに基づいて制御部(未図示)が地形具現駆動部400を制御してそれぞれの分割プレート210から240を個別に回転させることで、分割打席部(200)が実際の地形に近接した複合的傾斜を具現できるようにする。
【0032】
前述したような本発明の特徴に関する事項を
図2から
図4を参照してより具体的に説明する。
【0033】
図2は本発明の一実施例による分割駆動型スイングプラットフォームの下部支持部から分割打席部を分離して示した図面であり、
図3は
図2に示した下部支持部と地形具現駆動部を上から眺めた構成を示した図面であり、
図4は
図2に示した地形具現駆動部の駆動アクチュエータと回転支持ハブの構成をそれぞれ表した図面である。
【0034】
図2及び
図3に示したように、下部支持部100上にはその中心部に回転支持ハブ300が備えられる。 また、回転支持ハブ300を上下駆動するハブ駆動部490が下部支持部100の中心部に設置され、回転支持ハブ300の周辺に地形具現駆動部400として複数の駆動アクチュエータ410から480が設置されることができる。
【0035】
回転支持ハブ300は分割打席部200の各分割プレート210から240の端部を固定支持しながらそれぞれの分割プレート210から240が回転できるように支持し、この時各分割プレートの回転は1軸方向の回転はもちろん2軸方向の回転もできる。
【0036】
前述した複数の駆動アクチュエータは、
図2及び
図3に示したように第1駆動アクチュエータ410と、第2駆動アクチュエータ420と、第3駆動アクチュエータ430と、第4駆動アクチュエータ440と、第5駆動アクチュエータ450と、第6駆動アクチュエータ460と、第7駆動アクチュエータ470と、第8駆動アクチュエータ480とを含むことができる。
【0037】
それぞれの駆動アクチュエータ410から480は、その下端に下部固定部材を備えることができる。
図2及び
図3に示したように、第1駆動アクチュエータ410の下端に第1下部固定部材(未図示)が備えられ、第2駆動アクチュエータ420の下端に第2下部固定部材425が備えられ、第3駆動アクチュエータ430の下端に第3下部固定部材435が備えられ、第4駆動アクチュエータ440の下端に第4下部固定部材445が備えられ、第5駆動アクチュエータ450の下端に第5下部固定部材455が備えられ、第6駆動アクチュエータ460の下端に第6下部固定部材(未図示)が備えられ、第7駆動アクチュエータ470の下端に第7下部固定部材475が備えられ、第8駆動アクチュエータ480の下端に第8下部固定部材485が備えられる。
【0038】
それぞれの下部固定部材425から485は、各該当駆動アクチュエータ410から480が回転できるようにしながらも、各該当駆動アクチュエータ410から480を下部支持部100に固定させることができる。
【0039】
一方、それぞれの駆動アクチュエータ410から480は、その上端に上部固定部材を備えることができる。
図2及び
図3に示したように、第1駆動アクチュエータ410の上部に第1上部固定部材416が備えられ、第2駆動アクチュエータ420の上部に第2上部固定部材426が備えられ、第3駆動アクチュエータ430の上部に第3上部固定部材436が備えられ、第4駆動アクチュエータ440の上部に第4上部固定部材446が備えられ、第5駆動アクチュエータ450の上部に第5上部固定部材456が備えられ、第6駆動アクチュエータ460の上部に第6上部固定部材466が備えられ、第7駆動アクチュエータ470の上部に第7上部固定部材476が備えられ、第8駆動アクチュエータ480の上段に第8上部固定部材486が備えられる。
【0040】
それぞれの上部固定部材416から486は、各該当駆動アクチュエータ410から480が回転できるようにしながらも、各該当駆動アクチュエータ410から480がそれぞれの分割プレート210から240の下端面に固定できる。
【0041】
ところが、
図2及び
図3に示したように、それぞれの駆動アクチュエータ410から480は下部固定部材から上部固定部材に所定の角度に傾いて斜めの姿勢で駆動され、二つの駆動アクチュエータが一つの分割プレートに固定され、該当分割プレートの傾斜を具現するように駆動される。
【0042】
そして、
図2に示したように、分割打席部200の各分割プレート210から240はそれぞれその中心部に溝部201から204を形成し、複数の分割プレート210から240が一つの設置ホール205を形成し、その設置ホール205に回転支持ハブ300が設置される。
【0043】
図3に示したように、回転支持ハブ300は、中心部のハブ軸部材301と、ハブ軸部材301に複数の分割プレート210から240のそれぞれに対応するよう回転支持部310から340を備えることができる。
【0044】
即ち、
図2及び
図3に示したように、第1分割プレート210の第1溝部201側に回転支持ハブ300の第1回転支持部310が固定され、第2分割プレート220の第2溝部202側に回転支持ハブ300の第2回転支持部320が固定され、第3分割プレート230の第3溝部203側に回転支持ハブ300の第3回転支持部330が固定され、第4分割プレート240の第4溝部204側に回転支持ハブ300の第4回転支持部340が固定されるようにすることができる。
【0045】
図2及び
図3に示したように、第1分割プレート210には回転支持ハブ300の第1回転支持部310と、第1駆動アクチュエータ410の第1上部固定部材416と、第2駆動アクチュエータ420の第2上部固定部材426とが固定され、それぞれの設置位置が三角形の各頂点を成す構造で構成できる。
【0046】
同様に、第2分割プレート220には回転支持ハブ300の第2回転支持部320と、第3駆動アクチュエータ430の第3上部固定部材436と、第4駆動アクチュエータ440の第4上部固定部材446とが固定され、それぞれの設置位置が三角形の各頂点を成す構造で構成できる。第3分割プレート230には回転支持ハブ300の第3回転支持部330と、第5駆動アクチュエータ450の第5上部固定部材456と、第6駆動アクチュエータ460の第6上部固定部材466が固定され、それぞれの設置位置が三角形の各頂点を成す構造で構成できる。第4分割プレート240には回転支持ハブ300の第4回転支持部340と、第7駆動アクチュエータ470の第7上部固定部材476と、第8駆動アクチュエータ480の第8上部固定部材486が固定され、それぞれの設置位置が三角形の各頂点を成す構造で構成できる。
【0047】
即ち、
図2及び
図3に示したように、それぞれの分割プレート210から240の回転支持部310から340を一頂点とする三角形の他の二つの頂点位置にそれぞれの駆動アクチュエータの一端が回転できるように固定でき、それぞれの駆動アクチュエータの他端が下部支持部100に所定角度で傾いた方向に回転可能に固定され、それぞれの駆動アクチュエータが長さ方向に伸縮することにより、当該分割プレートの傾斜が実現でき、地形具現駆動部400は、このような二つの駆動アクチュエータを一対として複数対の駆動アクチュエータを含む。
【0048】
前述したように、各駆動アクチュエータが下部支持部から上部の分割打席部に所定傾いて斜めに備えられるだけでなく、三角形の安定的な構造で設置されるため、各分割プレートは安定的に傾斜具現の動作を遂行できながらも駆動アクチュエータが斜めに設置されるので、スイングプラットフォームの設置高さを低くできる長所がある。
【0049】
地形具現駆動部400の構成に関してより具体的に見ると、
図2及び
図3に示したように、下部支持部100が複数の領域110から150に区画され、その中心領域110に回転支持ハブ300が備えられ、下部支持部100の中心領域110の周辺の複数の領域120から150ごとにそれぞれ二つの駆動アクチュエータが設置されることができる。 一つの領域に設置された二つの駆動アクチュエータは、それぞれの上端部が互いに遠ざかる方向に傾いて備えられる。
【0050】
一領域の一駆動アクチュエータの上端部と他領域の一駆動アクチュエータの上端部が一つの分割プレートに固定されるように構成されることができる。 これにより、二つの傾いた駆動アクチュエータそれぞれの長さ方向の伸縮駆動によって該当分割プレートの傾斜が具現されることができる。
【0051】
即ち、
図2及び
図3に示したように、下段支持部100を、中心領域110と、その周辺の第1領域120と、第2領域130と、第3領域140と、第4領域150とを含むよう複数の領域に区画し、中心領域110には回転支持ハブ300を固定設置し、第1領域120には、第8駆動アクチュエータ480と、第1駆動アクチュエータ410との各下段が隣接するように設置し、第2領域130には、第2駆動アクチュエータ420と、第3駆動アクチュエータ430との各下段が隣接するように設置し、第3領域140には、第4駆動アクチュエータ440と、第5駆動アクチュエータ450との各下段が隣接するように設置し、第4領域150には、第6駆動アクチュエータ460と、第7駆動アクチュエータ470との各下段が隣接するように設置できる。
【0052】
そのような状態で、第1駆動アクチュエータ410と、第2駆動アクチュエータ420とがそれぞれ傾いた姿勢で第1分割プレート210に固定され、第3駆動アクチュエータ430と、第4駆動アクチュエータ440とがそれぞれ傾いた姿勢で第2分割プレート220に固定され、第5駆動アクチュエータ450と、第6駆動アクチュエータ460とがそれぞれ傾いた姿勢で第3分割プレート230に固定され、第7駆動アクチュエータ470と、第8駆動アクチュエータ480とがそれぞれ傾いた姿勢で第4分割プレート240に固定される。
【0053】
それぞれの駆動アクチュエータ410から480と回転支持ハブ300の具体的な構成について
図4を参照して説明する。
図4の(a)は駆動アクチュエータの構成を示し、(b)は回転支持ハブの構成を示す。
図4の(a)では第1駆動アクチュエータの図面番号を付与しているが、すべての駆動アクチュエータが同一の構成であるため、
図4の(a)に関して説明する際には「第1」部分を省略して説明する。
【0054】
図4の(a)に示したように、駆動アクチュエータ410は、駆動モーター411と、駆動モーター411により動作する駆動シリンダー412と、駆動シリンダー412の動作に応じて直線方向の伸縮を行うロッド413と、ロッド413の反対側に突出する支持軸部414と、支持軸部414が回転できるように結合し、下部支持部100上に固定される下部固定部材415と、ロッド413に回転できるように結合し、分割プレート210の下端に固定される上部固定部材416を含むことができる。
【0055】
駆動モーター411が正転したり逆回転をすることによって駆動シリンダー412のロッド413が長さ方向に長くなったり短くなる直線運動をするようになり、ロッド413の長さ方向変化によって駆動アクチュエータ410は下部固定部材415及び上部固定部材416に対してそれぞれ回転しながら駆動アクチュエータの傾いた角度が変化することになる。
【0056】
駆動アクチュエータ410二つが前述したように傾いた角度が変化する動作をすることで、分割プレートは多様な傾斜を具現することができる。
【0057】
一方、
図4の(b)に示したように、回転支持ハブ300は分割打席部200の中心部に備えられるハブ軸部材301と、複数の回転支持部210から240を含むことができる。
【0058】
複数の回転支持部は、第1分割プレート210がハブ軸部材の中心軸(ca)と垂直になる二つの軸(n1、n2)を中心にそれぞれ回転できるように支持する第1回転支持部310と、第2分割プレート220が中心軸(ca)と垂直になる二つの軸を中心にそれぞれ回転できるように支持する第2回転支持部320と、第3分割プレート230が中心軸(ca)と垂直になる二つの軸を中心にそれぞれ回転できるように支持する第3回転支持部330と、第4分割プレート240が中心軸(ca)と垂直を成す二つの軸を中心にそれぞれ回転できるように支持する第4回転支持部340を含むことができる。
【0059】
また、
図4の(b)に示したように、第1回転支持部310は、ハブ軸部材301に回転(n1軸を中心とする回転)できるように備えられる第1回転支持軸311と、第1回転支持軸311に回転(n2軸を中心とする回転)できるように備えられ、第1分割プレート210の第1溝部201側に固定される第1回転支持部材312とを含むように構成できる。
【0060】
前述したような第1回転支持部310の構成は、他の回転支持部320から340の構成と実質的に同一である。
【0061】
即ち、第2回転支持部320は、ハブ軸部材301に回転できるように備えられる第2回転支持軸321と、第2回転支持軸321に回転可能なように備えられ、第2分割プレート220の第2溝部202側に固定される第2回転支持固定部材322を含む。なお、第3回転支持部330は、ハブ軸部材301に回転できるように備えられる第3回転支持軸331と、第3回転支持軸331に回転可能なように備えられ、第3分割プレート230の第3溝部203側に固定される第3回転支持固定部材332を含む。なお、第4回転支持部340は、ハブ軸部材301に回転できるように備えられる第4回転支持軸341と、第4回転支持軸341に回転できるように備えられ、第4分割プレート240の第4溝部204側に固定される第4回転支持固定部材342を含む。
【0062】
一方、ハブ軸部材301は下部支持部100の中心部に備えられるハブ駆動部490により上下方向に駆動できる(
図2参照)。
【0063】
したがって、それぞれの回転支持部は各分割プレートの中心部側に固定され、各分割プレートがハブ軸部材に対して2軸方向を中心にそれぞれ回転できるように支持することができる。 これに関して、
図5を参照して説明する。
【0064】
図5に示されたように、第1分割プレート210は回転支持ハブ300側の支持点C(第1回転支持部310が設置された位置)と、第1駆動アクチュエータの上端が固定された作用点Aと、第2駆動アクチュエータの上端が固定された作用点Bを連結する三角形の支持構造を持つ。これは、
図3に図示された、第1回転支持部と、第1駆動アクチュエータと、第2駆動アクチュエータを連結する三角形の構造と対応する。
【0065】
支持点Cを基準に第1駆動アクチュエータの動作に応じて作用点A部分が上下に動きながら傾斜を実現したり、第2駆動アクチュエータの動作に応じて作用点B部分が上下に動きながら傾斜を実現したり、作用点AおよびBで同時に上下の動きが発生して傾斜を具現することができる。前述のそれぞれの場合において、ハブ駆動部490がハブ軸部材301を上下方向に駆動して支持点Cが垂直方向に移動し、また、各駆動アクチュエータの駆動によって作用点A及び/またはBが動くことによってそれぞれの分割プレートが多様な傾斜を具現できるようになる。
【0066】
図5では、第1分割プレート210において前述の支持点C、作用点A及びBによる三角形の支持構造と傾斜の具現について示しているが、すべての分割プレートが同一の構成であるため、
図5に示した事項はすべての分割プレートに同様に適用できる。 したがって、他の分割プレートの三角形支持構造および傾斜の具現に対する説明は、前述したような第1分割プレートに関する支持点C、作用点A及びBの動作に関する説明に代替し、重複した説明は省略する。
【0067】
本発明の一実施例によるスイングプラットフォームは、前述したような構成によりそれぞれの分割プレート210から240を駆動させて多様な地形を具現することができ、例えば、
図9の(a)から(f)でそれぞれに示したような多様な地形具現が可能だという長所がある。
【0068】
図9では、分割打席部の中心部の回転支持ハブが上下に駆動されずにそのまま維持された状態で、それぞれの駆動アクチュエータの駆動によって地形を具現したいくつかの例を示したものであり、本発明はこれに限らずハブ駆動部と地形具現駆動部の動作によってさらに多様な地形具現が可能であることはもちろんだ。
【0069】
ところが、
図9に示したように地形具現駆動部が動作することによって各分割プレートは多様に傾斜を具現することになるが、この時隣接した分割プレートの間で干渉が発生し隣接した分割プレート同士が機械的摩擦や圧着によって破損するなどの問題が発生することができる。
【0070】
本発明の一実施例によるスイングプラットフォームは、そのような問題を解決するために、分割打席部200の複数の分割プレートそれぞれの間に所定間隔の離隔を形成する離隔部を備え、分割打席部の動作時に隣接した分割プレートの間で干渉が発生することを防止できる。
【0071】
このような離隔部は多様な形態で具現できるが、単純に一字型で同じ間隔を形成する離隔部を具現することもでき、曲線形態で間隔を形成するように離隔部を具現することもでき、中心部から遠い方に行くほど間隔がもう少し大きくなるように離隔される構成で具現することもできる。
【0072】
このような様々な形態の離隔部のうち、本明細書では、分割打席部の中心部から端に行くほど間隔がますます大きくなるように離隔される構成を持つ三角離隔部について説明する。
【0073】
しかし、本発明での離隔部は三角離隔部だけでなく、様々な形態の離隔部を全て含むことができる。
【0074】
具体的には、本発明の一実施例によるスイングプラットフォームは、
図2、
図5及び
図6に示したように、互いに隣接した分割プレートの間に回転支持ハブ300側から端側に行くほど間隔がますます大きくなる三角離隔部212、223、234、241を形成することができる。
【0075】
即ち、
図5及び
図6に示したように、第1分割プレート210と第2分割プレート220の間で隣接した二面の間隔が中心部から端に行くほどますます広くなるようにして第1三角離隔部212を形成することができる。また、第2分割プレート220と第3分割プレート230の間で隣接した二面の間隔が中心部から端に行くほどますます広くなるようにして第2三角離隔部223を形成することができる。また、第3分割プレート230と第4分割プレート240の間で隣接した二面の間隔が中心部から端に行くほどますます広くなるようにして第3三角離隔部234を形成することができる。また、第4分割プレート240と第1分割プレート210の間で隣接した二面の間隔が中心部から端に行くほどますます広くなるようにして第4三角離隔部241を形成することができる。
【0076】
このようにそれぞれの分割プレート210から240の間にそれぞれ三角離隔部212、223、234、241を形成することによって、隣接した二つの分割プレートが動きながら互いに干渉する現象を防止できるので、安定的で信頼性のある動作で地形具現が可能なスイングプラットフォームを提供することができる。
【0077】
ところが、スイングプラットフォームの長時間使用による動作誤差の発生や周辺の温度条件による材質の膨張などによって前述したような三角離隔部を形成しても、二つの分割プレートの間で摩擦が発生することもありうる。
【0078】
このような二つの分割プレート間の摩擦による騒音や隣接面での変形などを防止できるように、本発明の一実施例によるスイングプラットフォームは、
図6に示したように三角離隔部212を成す互いに隣接した分割プレート210、220の一側断面と他側断面に間隔緩衝部材260をそれぞれ備え、各分割プレートの駆動によって互いに隣接した分割プレートの間を緩衝させることができる。
【0079】
このような間隔緩衝部材260は、それぞれの分割プレートの一側断面と他側断面にそれぞれ緩衝材質の部材を接着したり、ネジなどで締結したり緩衝材質のカバーを分割プレートにかぶせるなどの多様な方法で備えることができる。
【0080】
一方、本発明による分割駆動型スイングプラットフォームは、二つの分割プレートの間に三角離隔部212をそれぞれ形成した状態で複数の分割プレート210から240それぞれが個別的に駆動されて傾斜を具現する時、二つの分割プレートがそれぞれ互いに少しずつずれる問題が発生することもある。 例えば、片方の分割プレートにさらに大きな荷重が加重される場合には、若干のずれが発生する可能性があり、作動誤差などによってもずれが発生する可能性がある。
【0081】
このような問題を解消するために、本発明は
図7の(a)に示したように三角離隔部212を成す互いに隣接した分割プレート210、220それぞれに一端部と他端部が固定され、互いに隣接した二つの分割プレート210、220を弾性支持するゴム支持部材500を備えることができる。
【0082】
互いに隣接した二つの分割プレートの三角離隔部を成す部分にコイルスプリングなどで弾性支持する方案が考えられるが、分割打席部の地形具現過程でそれぞれの分割プレートは多様な傾斜を具現するため、互いに隣接した二つの分割プレートの間で単純に圧縮および伸張の力だけが作用するのではなく、ねじれなどの多様な力が作用する。 このような多様な力の作用に対して弾性力による支持を効果的にできるようにゴム材質のゴム支持部材を備えることが望ましい。
【0083】
特に、本発明の一実施例によるスイングプラットフォームは、
図7の(a)及び(b)に示したように、所定角度に折れた構造を有するゴム材質の部材を前述したゴム支持部材として備えることによって、より効果的に隣接した二つの分割プレートの間に発生する多様な力に対する弾性支持をすることができる。
【0084】
即ち、
図7の(a)及び(b)に示したように、ゴム支持部材500は三角離隔部212を成す互いに隣接した分割プレート210、220それぞれに結合される結合支持部510、520と、二つの結合支持部510、520を連結する『V』字型のV連結部530を備えることができる。
【0085】
ゴム支持部材500の両端に形成された結合支持部510、520にはそれぞれボルト等が挿入されるように締結ホール511、521が形成され、ボルト等によりゴム支持部材500を三角離隔部212の下に固定させることでゴム支持部材500の交換を容易にすることができる。
【0086】
図7の(b)に示したように、ゴム支持部材500がV連結部530の構成を含むことによって、ゴム支持部材500に多様な力が作用する時、単純に円柱や角柱形態のゴム部材よりV字形態のV連結部(530)がより高い自由度に変形することができるので、より効果的な弾性支持が可能だ。
【0087】
例えば、
図7の(c)に示したように、二つの分割プレートの動作によってゴム支持部材500の両側で圧縮力を受けたりする場合、材質自体の収縮と引張だけで弾性支持をするだけでなく、V連結部530自体の形状がより自由に変形され、弾性支持をより効果的にすることができる。
【0088】
図7の(d)に示したように、ゴム支持部材500の一方に作用する力と反対側に作用する力が反対になってゴム支持部材に歪み等が発生する場合にもV連結部530が変形され、より効果的に弾性支持ができる。
【0089】
これと関連して、
図8を参照してV連結部530を有するゴム支持部材500の作用効果について説明する。
図8の(a)に示したように、第1分割プレート210と第2分割プレート220の間にV連結部530を有するゴム支持部材500が備えられた状態で、第1分割プレート210と第2分割プレート220が
図8の(b)に示したように、それぞれの外側端部が上方に回転したり、内側端部が下方に回転したりして側面から見た時、V字型に傾斜具現される場合がある。
【0090】
図8の(b)に示したような形態でそれぞれの分割プレート210、220が動作する場合、もし一字型のゴム部材が連結されたと仮定すれば、その一字型のゴム部材がそれぞれの分割プレート210、220が回転する動作を妨害したり負荷として作用したりするようになる問題点があり、ゴム部材が破損しやすい。
【0091】
しかし、
図8の(b)に示したように、V連結部530を有するゴム支持部材500を備えた場合、V連結部530のV字形状により各分割プレート210、220の動作を妨害したり負荷として作用したりすることなく自然に動作させながらも安定した弾性支持ができる。
【0092】
一方、
図8の(c)に示したような形態でそれぞれの分割プレート210、220が側面から見て、『∧』字型に傾斜具現される場合、もし一字型のゴム部材が連結されたと仮定すれば、その一字型のゴム部材がそれぞれの分割プレート210、220が回転する際に大きな負荷として作用する問題点があり、ゴム部材が破損しやすい。
【0093】
しかし、
図8の(c)に示したように、V連結部530を有するゴム支持部材500の場合、V連結部530のV字形状は同じ弾性を持つ場合でも単純な一字型に比べてその形状的特性によってよりよく縮めることができるため、各分割プレート210、220の動作を妨害したり負荷として作用したりすることなく自然に動作させながらも安定した弾性支持ができる。
【0094】
以上見たように、本発明による分割駆動型スイングプラットフォームは、分割打席部の各分割プレートに対する駆動を自由度高く、そして安定的でありながらもその傾斜具現時に分割プレートの間で干渉や摩擦などが発生しないようにすることができ、またゴム支持部材をそれぞれの三角離隔部に設置することで信頼性の高い駆動及び動作が可能にする長所がある。
【0095】
前述した本発明の実施例で説明された分割プレート、駆動アクチュエータ等の数量に関する内容は例として説明しただけなので、本発明はその個数に限らず本発明の技術思想に含まれる限り、具体的な構成要素の個数は必要に応じて加減できる。
【0096】
本発明で引用する公開文献、特許出願、特許などを含むすべての文献は、各引用文献が個別的かつ具体的に併合して示すもの、または本発明で全体的に併合して示したものと同様に、本発明に併合されることができる。
【産業上の利用可能性】
【0097】
本発明による分割駆動型スイングプラットフォームは、ゴルフ練習と関連した産業分野及び仮想のゴルフシミュレーションに基づいてゴルフプレイを楽しめるようにする、いわゆるスクリーンゴルフ産業分野などに利用可能である。
【国際調査報告】