(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-30
(54)【発明の名称】メッセージ表示方法、メッセージ表示装置、端末及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 51/216 20220101AFI20230323BHJP
G06F 40/151 20200101ALI20230323BHJP
【FI】
H04L51/216
G06F40/151
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022546110
(86)(22)【出願日】2021-04-19
(85)【翻訳文提出日】2022-07-28
(86)【国際出願番号】 CN2021088042
(87)【国際公開番号】W WO2021227779
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】202010410263.5
(32)【優先日】2020-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 立▲強▼
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ 雪君
(72)【発明者】
【氏名】▲羅▼ ▲軒▼
【テーマコード(参考)】
5B109
【Fターム(参考)】
5B109NH15
(57)【要約】
本願は、メッセージ表示方法、装置、端末及びコンピュータ読み取り可能記憶媒体を開示し、方法は、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、ターゲットセッションのメッセージセットを取得するステップと、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するステップと、ターゲットセッションメッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行するメッセージ表示方法であって、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するステップと、
前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するステップと、
前記ターゲットセッションメッセージを用いて、前記メッセージセットにおける前記連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するステップと、を含む、メッセージ表示方法。
【請求項2】
前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択するステップと、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得するステップと、
前記参照セッションメッセージ及び前記第1折り畳みプロンプトを用いて、ターゲットセッションメッセージを構成するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メッセージセットにおける各セッションメッセージはいずれもメッセージ受信時間を有し、
前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間が最も早いセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択するステップ、又は、
前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージにログインユーザによって送信されたセッションメッセージがある場合、前記ログインユーザによって送信されたセッションメッセージを前記参照セッションメッセージとするステップをさらに含み、
前記ターゲットセッションはソーシャルクライアントにより作成されるものであり、前記ログインユーザとは、前記ソーシャルクライアントにログインしているソーシャルアカウントに対応するユーザを指す、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1折り畳みプロンプトは折り畳み識別子を含み、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数を決定するステップと、
前記余剰のセッションメッセージの余剰数に基づいて、折り畳み識別子を生成するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1折り畳みプロンプトは、折り畳みメッセージを含み、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数、及び前記余剰のセッションメッセージのメッセージ内容に基づいてプロンプト内容を生成するステップであって、前記プロンプト内容は、前記余剰数のユーザが連続して前記メッセージ内容を送信したことをプロンプトするために用いられ、又は、連続した前記余剰数のメッセージが前記メッセージ内容を含むことをプロンプトするために用いられる、ステップと、
前記余剰のセッションメッセージに対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を取得するステップであって、前記ユーザ識別子は、ユーザ名前及びユーザ識別画像の少なくとも1つを含む、ステップと、
取得したユーザ識別子及び前記プロンプト内容に基づいて、折り畳みメッセージを生成するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記折り畳みメッセージは、前記余剰メッセージの表示をトリガーするためのメッセージリンクを含み、
前記方法は、
前記折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、前記セッションインタフェースに前記余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示するステップ、又は、
前記折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、前記セッションインタフェースにメッセージ表示ウィンドウを出力し、前記メッセージ表示ウィンドウに前記余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記ターゲットセッションメッセージは画像メッセージを含み、
前記画像メッセージは前記複数のセッションメッセージと、前記複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングする画像と、に基づいて生成されたものであり、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングするメッセージディスプレイテンプレートを取得するステップであって、前記メッセージディスプレイテンプレートは、最上部領域、中間領域及び底部領域の3つの領域を含み、各領域内には、前記メッセージ内容とマッチングする画像が表示されている、ステップと、
前記複数のセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得し、前記画像メッセージを前記ターゲットセッションメッセージに追加するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記メッセージセットにおける各セッションメッセージは、いずれも、メッセージ受信時間を有し、
前記複数のセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを選択するステップと、
選択されたセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得するステップと、を含み、
前記方法は、
前記複数のセッションメッセージのうち、選択されていないセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第2の折り畳みプロンプトを取得するステップと、
前記第2の折り畳みプロンプトを前記ターゲットセッションメッセージに追加するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ターゲットセッションメッセージに対するシェア動作を検出すると、前記ターゲットセッションメッセージに基づいてシェアピクチャを生成するステップと、
前記セッションインタフェースからシェアインタフェースに切り替え、前記シェアインタフェースに前記シェアピクチャを表示するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のセッションメッセージは、ログインユーザによって送信されたセッションメッセージを含み、
前記方法は、
前記複数のセッションメッセージの数が数閾値よりも大きいと、前記ログインユーザに対応する電子リソース受け取り量を取得するステップであって、前記電子リソース受け取り量は、リソース発行ユーザによって前記複数のセッションメッセージに対して発行された電子リソース総量に基づいて計算されるものである、ステップと、
前記セッションインタフェースからリソース受け取りインタフェースに切り替え、前記リソース受け取りインタフェースに前記電子リソース受け取り量及び前記リソース発行ユーザのユーザ識別子を表示するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージに対する選択トリガーイベントを検出すると、各々の表示されたセッションメッセージのメッセージオプションを前記セッションインタフェースに出力するステップであって、前記メッセージオプションは、前記表示されたセッションメッセージを選択するために用いられる、ステップと、
前記セッションインタフェースにおけるメッセージオプションに対する選択動作に応じて、選択されたメッセージオプションに対応する表示されたセッションメッセージを折り畳まれたセッションメッセージとするステップと、
選択終了イベントを検出すると、前記折り畳まれたセッションメッセージに基づいて折り畳みメッセージを新規作成し、前記セッションインタフェースに前記折り畳みメッセージを用いて前記折り畳まれたセッションメッセージを置き換えて表示するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
選択終了イベントを検出すると、前記折り畳まれたセッションメッセージに基づいて折り畳みメッセージを新規作成する前記ステップは、
選択終了イベントを検出すると、メッセージ名前付けウィンドウを出力するステップと、
前記メッセージ名前付けウィンドウから、前記折り畳まれたセッションメッセージに対して設定されたカスタマイズメッセージ名前を取得するステップと、
前記カスタマイズメッセージ名前に対する確認動作を検出すると、前記カスタマイズメッセージ名前及び前記折り畳まれたセッションメッセージのメッセージ送信ユーザのユーザ識別子に基づいて、折り畳みメッセージを生成するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記折り畳みメッセージがトリガーされると、前記折り畳みメッセージに関する動作オプションウィンドウを出力するステップであって、前記動作オプションウィンドウは、コピーオプション、転送オプション、返信オプション、お気に入りオプション及び選択オプションの少なくとも1つの動作オプションを含む、ステップと、
前記動作オプションウィンドウにおいて検出された選択動作に応じて、前記動作オプションウィンドウから、選択された動作オプションを決定するステップと、
前記選択された動作オプションに応じて、前記折り畳みメッセージに対して対応する動作を実行するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記メッセージセットは、セッションメッセージ及び非セッションメッセージの少なくとも1つのメッセージを含み、
前記方法は、
前記メッセージセットからセッションメッセージを選別し、選別したセッションメッセージのうちの、連続して重複するセッションメッセージの数を計算するステップと、
計算した数が予め設定された数以上の場合、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると決定するステップと、
計算した数が前記予め設定された数未満の場合、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと決定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
メッセージ表示装置であって、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示するように構成されている表示ユニットと、
前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するように構成されている取得ユニットと、を含み、
前記表示ユニットは、さらに、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するように構成されており、
前記表示ユニットは、前記ターゲットセッションメッセージを用いて前記メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するさらにように構成されている、メッセージ表示装置。
【請求項17】
プロセッサ及びメモリを含む端末であって、
前記メモリには少なくとも1つのプログラムコードが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムコードは、前記プロセッサによりロードされて実行されて、請求項1~請求項15のいずれかに記載のメッセージ表示方法を実現する、端末。
【請求項18】
少なくとも1つのプログラムコードが記憶されているコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
前記少なくとも1つのプログラムコードは、プロセッサによりロードされて実行されて、請求項1~請求項15のいずれかに記載のメッセージ表示方法を実現する、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本願は、出願番号が202010410263.5であり、出願日が2020年5月14日の中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願について優先権を主張し、該中国特許出願の内容の全てが本願の一部として援用される。
【0002】
本願は、インターネット技術分野に関し、コンピュータの技術分野に関し、特にメッセージ表示方法、メッセージ表示装置、端末及びコンピュータ読み取り可能記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の発展に伴い、ソーシャルクライアントは、次第にユーザにより広く使用されている。いわゆるソーシャルクライアントとは、ネットワークを介してユーザとユーザとの間の情報交換を行うソフトウェア(Application、APP)である。ソーシャルクライアントは、ユーザとユーザとの間にターゲットセッションを作成することができ、ターゲットセッション中の各ユーザは、該ターゲットセッションのセッションインタフェースを介して情報交換を行うことができる。
【0004】
関連技術では、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションのメッセージセットを取得した後、通常、ターゲットセッションのセッションインタフェースにメッセージセットにおける各メッセージを直接順次表示し、メッセージ表示モードが単一であり、ソーシャルクライアントのある端末のグラフィック処理リソースの利用率が低く、また、メッセージ表示モードの単一により、ヒューマン・マシンのインタラクション回数が少なくなり、ソーシャルクライアントに対するユーザの依存度が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施例では、端末のグラフィック処理リソースの利用率及びヒューマン・マシンのインタラクション回数を向上させ、それにより、端末で実行されているソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を向上させることができる、メッセージ表示方法、装置、端末及びコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の実施例では、メッセージ表示方法を提供し、前記方法は、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するステップと、
前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するステップと、
前記ターゲットセッションメッセージを用いて、前記メッセージセットにおける前記連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するステップと、を含む。
【0007】
本願の実施例では、メッセージ表示装置を提供し、前記装置は、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示するように構成されている表示ユニットと、
前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するように構成されている取得ユニットと、を含み、
前記表示ユニットは、さらに、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するように構成されており、
前記表示ユニットは、さらに、前記ターゲットセッションメッセージを用いて、前記メッセージセットにおける前記連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するように構成されている。
【0008】
本願の実施例では、端末を提供し、前記端末は、
プロセッサ及びメモリを含み、前記メモリには少なくとも1つのプログラムコードが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムコードは、前記プロセッサによりロードされて実行されて、本願の実施例に係るメッセージ表示方法を実現する。
【0009】
本願の実施例では、少なくとも1つのプログラムコードが記憶されているコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供し、該少なくとも1つのプログラムコードは、プロセッサによりロードされて実行されて、本願の実施例に係るメッセージ表示方法を実現する。
【発明の効果】
【0010】
本願の実施例は、ターゲットセッションのメッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得し、ターゲットセッションメッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、そして、ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示することができる。以上から分かるように、上記メッセージの表示中、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースにターゲットセッションメッセージを用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えて表示することができ、このように、複数のセッションメッセージの直接表示による面白くないスパム効果を効果的に減少させ、ソーシャルクライアントのメッセージ表示モードを豊富にし、端末のグラフィック処理リソースの利用率及びヒューマン・マシンのインタラクション回数を向上させ、さらにソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を効果的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本願の実施例に係る、通信セッションシステムのシステムアーキテクチャ図である。
【
図2】本願の実施例に係る、メッセージ表示方法のフローチャートである。
【
図3A】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージの概略図である。
【
図3B】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージの別の概略図である。
【
図3C】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージの別の概略図である。
【
図3D】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージの別の概略図である。
【
図3E】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージの別の概略図である。
【
図3F】本願の実施例に係る、折り畳み識別子の概略図である。
【
図4A】本願の実施例に係る、ターゲットセッションメッセージが折り畳みメッセージ及び参照セッションメッセージを含む表示概略図である。
【
図4B】本願の実施例に係る、ターゲットセッションメッセージが折り畳みメッセージ及び参照セッションメッセージを含む別の表示概略図である。
【
図4C】本願の実施例に係る、新しい第1セッションメッセージを表示する概略図である。
【
図4D】本願の実施例に係る、新しい第1セッションメッセージを表示する別の概略図である。
【
図4E】本願の実施例に係る、新しい第1セッションメッセージを表示する別の概略図である。
【
図4F】本願の実施例に係る、新しい第1セッションメッセージを表示する別の概略図である。
【
図4G】本願の実施例に係る、新しい第2のセッションメッセージを表示する概略図である。
【
図4H】本願の実施例に係る、余剰のユーザ識別子を表示する概略図である。
【
図4I】本願の実施例に係る、余剰のセッションメッセージを表示する概略図である。
【
図4J】本願の実施例に係る、余剰のセッションメッセージを表示する別の概略図である。
【
図4K】本願の実施例に係る、余剰のセッションメッセージを表示する別の概略図である。
【
図4L】本願の実施例に係る、余剰のセッションメッセージを表示してから、余剰のセッションメッセージに対して折り畳み表示を行う概略図である。
【
図5A】本願の実施例に係る、メッセージオプションを出力する概略図である。
【
図5B】本願の実施例に係る、メッセージオプションを出力する別の概略図である。
【
図5C】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージを出力する概略図である。
【
図5D】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージを出力する別の概略図である。
【
図5E】本願の実施例に係る、折り畳まれたセッションメッセージを表示する概略図である。
【
図5F】本願の実施例に係る、折り畳まれたセッションメッセージを表示する別の概略図である。
【
図5G】本願の実施例に係る、折り畳みメッセージの動作オプションウィンドウを出力する概略図である。
【
図6】本願の実施例に係る、メッセージ表示方法のフローチャートである。
【
図7A】本願の実施例に係る、デフォルト画像テンプレートの概略図である。
【
図7B】本願の実施例に係る、メッセージディスプレイテンプレートを生成する概略図である。
【
図7C】本願の実施例に係る、メッセージディスプレイテンプレートを生成する別の概略図である。
【
図7D】本願の実施例に係る、セッションメッセージをメッセージディスプレイテンプレートに充填する概略図である。
【
図7E】本願の実施例に係る、ターゲットセッションメッセージが画像メッセージ及び第2の折り畳みプロンプトを含む概略図である。
【
図7F】本願の実施例に係る、ターゲットセッションメッセージが画像メッセージを含む表示概略図である。
【
図7G】本願の実施例に係る、ターゲットセッションメッセージが画像メッセージを含む表示概略図である。
【
図7H】本願の実施例に係る、セッションインタフェースからリソース受け取りインタフェースに切り替える概略図である。
【
図7I】本願の実施例に係る、ターゲットセッションメッセージに含まれる画像メッセージに新しいセッションメッセージを表示する概略図である。
【
図7J】本願の実施例に係る、ターゲットセッションメッセージに含まれる画像メッセージに新しいセッションメッセージを表示する概略図である。
【
図7K】本願の実施例に係る、メッセージシェアボタンを出力する概略図である。
【
図7L】本願の実施例に係る、セッションインタフェースからシェアインタフェースに切り替える概略図である。
【
図8A】本願の実施例に係る、ソーシャルクライアントの構造概略図である。
【
図8B】本願の実施例に係る、メッセージ表示方法のフローチャートである。
【
図8C】本願の実施例に係る、メッセージ表示ロジックの概略図である。
【
図9】本願の実施例に係る、メッセージ表示装置の構造概略図である。
【
図10】本願の実施例に係る端末の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態における技術的態様を、本発明の実施の形態における図面と併せて明確かつ完全に説明する。
【0013】
本願の実施例では、メッセージ表示案及び対応する通信セッションシステムを提供し、ソーシャルクライアントのメッセージ表示モードを豊富にし、端末のグラフィック処理リソースの利用率及びヒューマン・マシンのインタラクション回数を向上させ、ソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を向上させる。
図1に示すように、本願の実施例に係る通信セッションシステムは、少なくとも2つのソーシャルクライアント11及びサーバ12を含むことができる。ソーシャルクライアント11とは、ネットワークを介してユーザとユーザとの間の情報交換を行うソフトウェアであり、該ソーシャルクライアント11は、WeChat、企業WeChat、テンセントQQなどのインスタント通信クライアント、マイクロブログ、ブログなどの情報交流類クライアントなどのうちの少なくとも1つを含む。いわゆるインスタント通信とは、2人または複数の人がネットワークを使用してテキスト、ファイル、音声などの情報をリアルタイムで転送したり、オーディオ・ビデオを交換したりすることができる端末サービスである。該ソーシャルクライアント11は、任意の端末で実行可能であり、ここでの端末は、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータなどの携帯機器、またはデスクトップコンピュータなどの端末機器を含むが、これらに限定されない。サーバ12は、少なくとも2つのソーシャルクライアント11の間に通信セッションを作成し、各ソーシャルクライアント11にデータ記憶、メッセージプッシュなどの複数のサービスを提供できる機器を指し、データサーバ、ウェブサーバ、アプリケーションサーバ、クラウドサーバなどが含まれるが、これらに限定されない。サーバ12を物理的に配置する場合には、サーバを1つの独立したサービス機器として配置してもよいし、サーバ12を複数のサービス機器からなるクラスタ機器として配置してもよいので、本願の実施例では、これについて限定しない。
【0014】
実現では、本願の実施例に係るメッセージ表示案は、上記通信セッションシステムのいずれかのソーシャルクライアント11によって実行されるか、いずれかのソーシャルクライアント11において実行される端末機器によって実行される。説明を容易にするために、本願の実施例では、いずれかのソーシャルクライアント11が該メッセージ表示案を行うことを例として説明する。実際の応用では、該メッセージ表示案は、連続して重複する大量のメッセージのセッションシーン、例えば、ターゲットセッション中の各ユーザがある公告類メッセージに返信することによって「分かった」を連続して送信するセッションシーン、また例えば、ターゲットセッション中の各ユーザがあるユーザに誕生日のお祝いを送るために、「お誕生日おめでとう」を連続して送信するセッションシーン、また例えば、ターゲットセッション中の各ユーザがある企業を宣伝するために、普及メッセージ(例えば、「ハンバーガー、持ちがいがある」など)を連続して送信するセッションシーンなどに適用される。該メッセージ表示案のおおよその原理は以下の通りである。
【0015】
サーバ12は、ターゲットセッションに関する様々なメッセージをソーシャルクライアント11にプッシュすることができ、ソーシャルクライアント11は、セッションインタフェースにターゲットセッションの様々なメッセージを表示することができ、ユーザが閲覧しやすくなる。ターゲットセッションに連続して重複するセッションメッセージが発生しており、連続して重複するセッションメッセージの数が予め設定された数よりも大きいと、ソーシャルクライアント11は、連続して重複する複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得することができる。一実施の形態では、ターゲットセッションメッセージは、参照セッションメッセージ及び第1折り畳みプロンプトを含むことができる。参照セッションメッセージは、複数のセッションメッセージから選択されるものである。第1折り畳みプロンプトは、複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行って得られるものであり、該第1折り畳みプロンプトは、折り畳み識別子又は折り畳みメッセージを含むことができる。ここでの折り畳み識別子は、余剰のセッションメッセージの余剰数を表すために用いられ、折り畳みメッセージは、余剰のセッションメッセージの余剰数、メッセージ内容及び余剰のセッションメッセージのメッセージ送信ユーザを表すために用いられる。別の実施の形態では、ターゲットセッションメッセージは、画像メッセージを含んでもよい。画像メッセージは、複数のセッションメッセージ、及び該複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングする画像に基づいて生成されるメッセージである。別の実施の形態では、ターゲットセッションメッセージは、複数のセッションメッセージのメッセージ内容から抽出された重要な内容、及び複数のセッションメッセージの数に基づいて生成された数識別子を含んでもよい。そして、セッションインタフェースにターゲットセッションメッセージを用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えて表示する。以上から分かるように、本願の実施例に係るメッセージ表示案は、ターゲットセッションメッセージを用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えて表示することによって、重複する複数のセッションメッセージを連続して表示することに起因する面白くないスパム効果を低減させ、これにより、ユーザに良好な対話コミュニケーション雰囲気を提供することができ、ユーザが重要なセッションメッセージを漏らす現象を減少させ、ソーシャルクライアント11に対するユーザの依存度を効果的に向上させることができる。
【0016】
本願の実施例では、上記メッセージ表示案に関する説明に基づいて、メッセージ表示方法を提供する。該メッセージ表示方法は、上述した通信セッションシステムにおけるいずれかのソーシャルクライアントによって実行されてもよいし、該ソーシャルクライアントを実行する端末によって実行されてもよいし、端末とサーバが協働して実行されてもよい。説明を容易にするために、本願の実施例では、端末が該メッセージ表示方法を実施し、ターゲットセッションメッセージが参照セッションメッセージ及び第1折り畳みプロンプトを含むことを例として説明する。
図2を参照すると、該メッセージ表示方法は、以下のステップS201~S204を含むことができる。
【0017】
S201において、端末はターゲットセッションのセッションインタフェースを表示する。
【0018】
ここでは、端末にはソーシャルクライアントが設定され、該ソーシャルクライアントは、メッセージ通信のためのインスタント通信クライアント、メディア情報の閲覧、視聴、または配信のためのメディア情報クライアントなどであってもよい。
【0019】
本願の実施例では、ターゲットセッションは、ソーシャルクライアントにより作成されてもよく、例えば、ソーシャルクライアントにより作成されたいずれかのプライベートセッションであってもよいし、ソーシャルクライアントにより作成されたいずれかのグループセッションであってもよいが、これについて限定しない。いわゆるプライベートセッションとは、2人のユーザからなるセッションを指し、グループセッションとは、3人以上のユーザからなるセッションを指す。実現では、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションのセッションインタフェースに対する表示トリガー動作があるか否かを検出し、ある場合、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示することができる。
【0020】
S202において、ターゲットセッションのメッセージセットを取得する。
【0021】
いくつかの実施例では、ターゲットセッションのメッセージセットは、セッションメッセージ及び非セッションメッセージの少なくとも1つのメッセージを含むことができる。セッションメッセージとは、ターゲットセッション中の各ユーザによってセッションインタフェースを介して送信されたメッセージを指し、例えば、ターゲットセッション中のマスターユーザによって送信されたメッセージ、及びゲストユーザによって送信されたメッセージの少なくとも1つを含むことができる。いわゆるマスターユーザとは、ソーシャルクライアントにログインしているソーシャルアカウントに対応するユーザすなわちログインユーザを指す一方、ゲストユーザとは、ターゲットセッション中のマスターユーザ以外のユーザすなわち非ログインユーザを指す。これに対応して、非セッションメッセージとは、メッセージセットにおけるセッションメッセージ以外のメッセージを指し、公告通知メッセージ、システムプロンプトメッセージなどを含むことができるが、これらに限られない。公告通知メッセージとは、グループ公告メッセージなど、ターゲットセッション中のユーザがソーシャルクライアントにより提供される公告機能によって、ターゲットセッションにおいて発行したメッセージを指す。システムプロンプトメッセージとは、サーバがターゲットセッションの情報が変化したことを検出したため、プッシュするメッセージを指し、例えば、新しいユーザがターゲットセッションに加入したため、ターゲットセッションに新しいユーザのユーザ情報が追加されると、サーバによりプッシュされた、新しいユーザがターゲットセッションに加入したことに関するプロンプト情報、また例えば、あるユーザ(例えば、ユーザA)がターゲットセッションからログアウトしたため、ターゲットセッションのうちユーザAのユーザ情報が減少すると、サーバによりプッシュされた、ユーザAがターゲットセッションからログアウトしたことに関するプロンプト情報、また例えば、ターゲットセッションのセッション名前(例えば、グループ名前)が変更されると、サーバによりプッシュされた、セッション名前が変更されたことに関するプロンプト情報などである。
【0022】
実際の実施では、メッセージセットにおける各メッセージは、いずれも、サーバによってリアルタイムにソーシャルクライアントにプッシュすることができる。つまり、メッセージセットにおけるメッセージは、リアルタイムで更新することができる。また、メッセージセットにおける各メッセージのそれぞれは、ソーシャルクライアントがサーバによりプッシュされたメッセージを受信するシステム時間であるメッセージ受信時間を有する。メッセージセットにおける各メッセージは、メッセージ受信時間の早い順に並べ替えることができる。ターゲットセッションのメッセージセットを取得すると、該メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを検出することができる。メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、ステップS203を行うことができる。メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがない場合、セッションインタフェースにメッセージセットにおける各メッセージを順次表示する。この場合、ソーシャルクライアントは、サーバによりプッシュされたメッセージを受信してメッセージセットを更新し、更新後のメッセージセットに連続して重複する複数のメッセージがあるか否かをリアルタイムで検出することを継続し、連続して重複する複数のセッションメッセージを検出すると、ステップS203を行う。
【0023】
いくつかの実施例では、端末は、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを次のように検出してもよい。
【0024】
端末は、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを直接トラバーサル検出する。実際の実施では、メッセージセットにおける第1のメッセージ以外の各メッセージを順次トラバーサルする。現在トラバーサルしているメッセージがセッションメッセージであり、現在トラバーサルしているメッセージのメッセージ内容が前のメッセージのメッセージ内容と同じである場合、ターゲットセッションの重複カウントに1を加算し、重複カウントを更新する。ここでの重複カウントは、連続して重複するセッションメッセージの数を決定するために用いられる。現在トラバーサルしているメッセージがセッションメッセージであり、現在トラバーサルしているメッセージのメッセージ内容が前のメッセージのメッセージ内容と同じではない場合、又は、現在トラバーサルしているメッセージが非セッションメッセージである場合、重複カウントを無効な数値(例えば、数値0)に更新する。メッセージセットにおける各メッセージが全てトラバーサルされていると、トラバーサルを終了させて、更新後の重複カウントに1を加算し、メッセージセットにおける連続して重複するセッションメッセージの数を取得する。連続して重複するセッションメッセージの数が予め設定された数以上の場合、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると決定することができる。連続して重複するセッションメッセージの数が予め設定された数未満の場合、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと決定することができる。予め設定された数は、経験値又はサービスニーズに応じて設定することができ、例えば、予め設定された数を5に設定してもよい。なお、この実施の形態で言及された前のメッセージとは、メッセージセットにおける、並べ替え位置が現在トラバーサルしているメッセージの並べ替え位置の前に位置し、現在トラバーサルしているメッセージの並べ替え位置に隣接するメッセージである。
【0025】
例としては、予め設定された数を5とし、メッセージセットが「分かった」「分かった」「XXユーザ様がターゲットセッションに加入した」「分かった」「分かった」「分かった」というメッセージを順次含むものとする。2番目のメッセージをトラバーサルし、2番目のメッセージがセッションメッセージであり、2番目のメッセージのメッセージ内容が前のメッセージ(すなわち、1番目のメッセージ)のメッセージ内容と同じであるため、重複カウントに1を加算し、重複カウントを1から0に更新することができる。そして、3番目のメッセージをトラバーサルし、3番目のメッセージがシステムプロンプトメッセージであるため、重複カウントを1から0に更新することができる。そして、4番目のメッセージをトラバーサルし、4番目のメッセージがセッションメッセージであり、4番目のメッセージのメッセージ内容が前のメッセージ(すなわち、3番目のメッセージ)のメッセージ内容と同じではないため、重複カウントを0に更新することができる。5番目のメッセージをトラバーサルし、5番目のメッセージがセッションメッセージであり、5番目のメッセージのメッセージ内容が前のメッセージ(すなわち、4番目のメッセージ)のメッセージ内容と同じであるため、重複カウントに1を加算し、重複カウントを1から0に更新することができ、このように繰り返す。メッセージセットにおける6つのメッセージがすべてトラバーサルされていると、トラバーサルを終了させることができ、このとき、更新後の重複カウントが2であることを得ることができる。次に、更新後の重複カウント(2)に1を加算し、メッセージセットにおける連続して重複するセッションメッセージの数が3であることを得ることができる。連続して重複するセッションメッセージの数(3)が予め設定された数(5)未満であるため、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと決定することができる。
【0026】
いくつかの実施例では、端末は、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを次のように検出してもよい。
【0027】
端末は、カウント分離を採用して、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを検出する。いわゆるカウント分離とは、メッセージセットにおける非セッションメッセージを分離させ、メッセージセットにおけるセッションメッセージのみをトラバーサルして検出することである。例えば、まず、メッセージセットからセッションメッセージを選別し、選別したセッションメッセージのうちの連続して重複するセッションメッセージの数を計算してもよい。例えば、選別したセッションメッセージのうちの1番目のセッションメッセージ以外の各セッションメッセージを順次トラバーサルしてもよい。現在トラバーサルしているセッションメッセージのメッセージ内容が前のセッションメッセージのメッセージ内容と同じである場合、重複カウントに1を加算し、重複カウントを更新することができる。現在トラバーサルしているセッションメッセージのメッセージ内容が前のセッションメッセージのメッセージ内容と同じではない場合、重複カウントを無効な数値(例えば、数値0)に更新することができる。選別した各セッションメッセージがすべてトラバーサルされていると、トラバーサルを終了させ、更新後の重複カウントに1を加算し、選別したセッションメッセージのうちの、連続して重複するセッションメッセージの数を計算することができる。計算した数が予め設定された数以上の場合、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると決定することができる。計算した数が予め設定された数未満の場合、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと決定することができる。この実施の形態で言及された前のセッションメッセージとは、選別したセッションメッセージ中の、並べ替え位置が現在トラバーサルしているセッションメッセージの並べ替え位置の前にあり、現在トラバーサルしているセッションメッセージの並べ替え位置に隣接するセッションメッセージを指す。
【0028】
例としては、引き続き、予め設定された数を5とし、メッセージセットが「分かった」「分かった」「XXユーザ様がターゲットセッションに加入した」「分かった」「分かった」「分かった」というメッセージを順次含むものとする。まず、メッセージセットから、「分かった」「分かった」「分かった」「分かった」「分かった」の5つのセッションメッセージを選別して取得する。次に、選別した5つのセッションメッセージのうちの、連続して重複するセッションメッセージの数を計算する。実際の実施では、まず、5つのセッションメッセージのうちの2番目のセッションメッセージをトラバーサルし、2番目のセッションメッセージのメッセージ内容が前のセッションメッセージ(すなわち、1番目のセッションメッセージ)のメッセージ内容と同じであるため、重複カウントに1を加算し、重複カウントを1から0に更新することができる。そして、5つのセッションメッセージのうちの3番目のセッションメッセージをトラバーサルし、3番目のセッションメッセージのメッセージ内容が前のセッションメッセージ(すなわち、2番目のセッションメッセージ)のメッセージ内容と同じであるため、重複カウントに1を加算することを継続し、重複カウントを1から2に更新することができる。そして、5つのセッションメッセージのうちの4番目のセッションメッセージをトラバーサルし、4番目のセッションメッセージのメッセージ内容が前のセッションメッセージ(すなわち、3番目のセッションメッセージ)のメッセージ内容と同じであるため、重複カウントに1を加算することを継続し、重複カウントを2から3に更新することができ、このように繰り返す。5つのセッションメッセージがすべてトラバーサルされていると、トラバーサルを終了させ、このとき、更新後の重複カウント4であることを得ることができる。次に、更新後の重複カウントに1を加算し、計算により、選別した5つのセッションメッセージのうちの、連続して重複するセッションメッセージの数が3であることを得ることができる。計算した数(5)が数閾値(5)に等しいため、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると決定することができる。
【0029】
本願の上記実施例によれば、端末は、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを検出するとき、メッセージセットにおけるセッションメッセージのみに対してトラバーサル検出を行うことによって、メッセージセットにおける非セッションメッセージに対してカウント分離を行うことができ、非セッションメッセージの影響で重複カウントがクリアされるため、再びカウントする必要がある問題を回避し、連続して重複するセッションメッセージを連続してカウントすることができ、それにより、検出結果の正確性を向上させる。なお、上記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを検出する例では、いずれも、メッセージ内容がテキストのみを含む例で説明するが、実際の応用では、メッセージ内容はテキストに限らず、テキスト、記号、顔文字などの少なくとも1つの内容を含むことができる。メッセージ内容にテキスト、記号、顔文字のうちの少なくとも2つの内容が含まれる場合、該メッセージ内容に含まれる各内容をすべて認識する。つまり、本願の実施例では、メッセージ内容に含まれるテキスト(例えば、中国語テキスト)、記号(例えば、スペース)及び顔文字をすべて認識することができる。1つの内容が一致しない場合、メッセージ内容が同じではないと考えることができる。本願の実施例では、連続して重複するセッションメッセージの認識粒度が小さく、これによって、検出結果の正確性を効果的に向上できることが分かる。なお、本願の実施例では、ステップS201及びステップS202の実行順序について限定しない。
【0030】
S203において、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得する。
【0031】
メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、連続して重複する複数のセッションメッセージのメッセージ内容がすべて同一である。従って、連続して重複する複数のセッションメッセージをそのままセッションインタフェースに表示することによる面白くないスパム効果を低減させるために、本願の実施例では、複数のセッションメッセージに基づいて、参照セッションメッセージ及び第1折り畳みプロンプトをターゲットセッションメッセージとして取得し、連続して重複する一部のセッションメッセージを折りたたみ表示することができる。
【0032】
実際の実施では、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するステップは、以下のステップs11~s13を含むことができる。
【0033】
s11において、複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択する。
【0034】
一実施の形態では、複数のセッションメッセージから、1つのセッションメッセージ又は予め設定された数のセッションメッセージを参照セッションメッセージとしてランダムに選択してもよい。すなわち、この実施の形態では、参照セッションメッセージは、複数のセッションメッセージからランダムに選択された1つ又は予め設定された数のセッションメッセージである。別の実施の形態では、メッセージセットにおける各セッションメッセージは、いずれも、メッセージ受信時間を有し、ソーシャルクライアントは、通常、メッセージ受信時間の早い順に各セッションメッセージを表示し、従って、各セッションメッセージのセッションインタフェースでの表示順序を乱さないために、ソーシャルクライアントは、さらに、複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間が最も早いセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択してもよい。すなわち、この実施の形態では、参照セッションメッセージは、複数のセッションメッセージのうち、メッセージ受信時間が最も早いセッションメッセージである。別の実施の形態では、複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択してもよい。すなわち、この実施の形態では、参照セッションメッセージは、複数のセッションメッセージから受信時間の早い順に選択された予め設定された数のセッションメッセージを含む。説明を容易にするために、以下、参照セッションメッセージが複数のセッションメッセージから受信時間の早い順に選択された予め設定された数のセッションメッセージを含むことを例として説明する。
【0035】
いくつかの実施例では、複数のセッションメッセージのうち、マスターユーザによって送信されたセッションメッセージがある場合、マスターユーザによって送信されたセッションメッセージを参照セッションメッセージとする。この後、ソーシャルクライアントがマスターユーザによって送信されたセッションメッセージを折り畳むことを回避し、マスターユーザによって送信されたセッションメッセージをそのままセッションインタフェースに表示することができる。これによって、マスターユーザが同じメッセージを繰り返して送信するとき、自分が送信したセッションメッセージを安定して残すユーザ体験を作り、マスターユーザは、自分が送信したセッションメッセージを閲覧しやすく、ヒューマン・マシンインタラクションの回数、及びソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を向上させる。
【0036】
s12において、複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得する。
【0037】
前述から分かるように、第1折り畳みプロンプトは、折り畳みメッセージ及び折り畳み識別子を含むことができる。これに対応して、第1折り畳みプロンプトが折り畳みメッセージを含む場合、ステップs12の実施の形態は、以下のとおりである。まず、複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数、及び余剰のセッションメッセージのメッセージ内容に基づいて、プロンプト内容を生成する。プロンプト内容は、余剰数のユーザが連続して該メッセージ内容を送信したことをプロンプトするために用いられ、又は、連続した余剰数のメッセージが該メッセージ内容を含むことをプロンプトするために用いられる。例えば、余剰のセッションメッセージの余剰数を8とし、余剰のセッションメッセージのメッセージ内容を「分かった」とすると、プロンプト内容は、「8人のフレンドが連続して「分かった」を返信した」であってもよいし、「以下の8つのメッセージが連続して「分かった」を返信した」などであってもよい。メッセージ内容に含まれる内容(例えば、テキスト、記号、顔文字など)が多い場合、ソーシャルクライアントは、ステップs12を行うとき、複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数のみに基づいて、プロンプト内容を生成してもよい。この場合、プロンプト内容は、余剰数のユーザが参照セッションメッセージと同じメッセージを連続して送信したことをプロンプトするために用いられてもよいし、連続した余剰数のメッセージが参照セッションメッセージと同じであることをプロンプトするために用いられてもよい。又は、ソーシャルクライアントは、ステップs12ときを行う、複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数、余剰のセッションメッセージの一部のメッセージ内容及び内容省略記号に基づいて、プロンプト内容を生成してもよい。該内容省略記号は、余剰のセッションメッセージのメッセージ内容が不完全に表示されていることをプロンプトするために用いられる。例えば、余剰のセッションメッセージの余剰数を8とし、余剰のセッションメッセージのメッセージ内容を「分かった。明日は時間通り参加しよう。遅くなると罰がある!ハハハハ、同意!」とすると、プロンプト内容は、「8人のフレンドが連続して上記メッセージを返信した」であってもよいし、「以下の8つのメッセージが連続して「分かった。明日は時間通り参加しよう...」を返信した」であってもよい。ここで、「...」は、内容省略記号である。
【0038】
プロンプト内容の生成に加えて、ソーシャルクライアントは、余剰のセッションメッセージに対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を取得することができる。ユーザ識別子は、ユーザ名前及びユーザ識別画像の少なくとも1つを含む。ここでのユーザ名前は、ネットワークハンドルネーム(ユーザがソーシャルネットワークにおいて使用する名前、例えば、インスタント通信クライアントにおけるユーザ名前)、セッション名前(ユーザがターゲットセッションにおいて使用する注釈名前)などを含むことができるがこれらに限られない。ユーザ識別画像は、メッセージ送信ユーザのユーザアバターであってもよい。次に、ソーシャルクライアントは、取得したユーザ識別子及びプロンプト内容に基づいて、折り畳みメッセージを生成することができる。少なくとも以下の複数の実施形態を含むことができる。
【0039】
一実施の形態では、取得したユーザ識別子及びプロンプト内容に基づいて、折り畳みメッセージを直接生成してもよい。実際の実施では、連続した余剰数のメッセージがメッセージ内容を含むことをプロンプト内容31がプロンプトし、ユーザ識別子32がユーザ名前を含む場合、生成された折り畳みメッセージ33の概略図は、
図3Aの1番目の図を参照することができる。余剰数のユーザが連続してメッセージ内容を送信したことをプロンプト内容31がプロンプトし、ユーザ識別子32がユーザ識別画像を含む場合、生成された折り畳みメッセージ33の概略図は、
図3Aの2番目の図又は3番目の図を参照することができる。本願の実施例では、
図3Aの3つの図を例示的に用いて、折り畳みメッセージ33の表示形態を示すが、これに限定されるものではない。オプションとして、
図3Aの2番目の図又は3番目の図に示す折り畳みメッセージの場合、
図3Bの2番目の図に示すように、ソーシャルクライアントは、折り畳みメッセージの表示領域に1つ又は複数のメッセージ送信ボタン34を表示してもよい。ソーシャルクライアントは、マスターユーザによるいずれかのメッセージ送信ボタン34に対するトリガー動作(例えば、クリック動作、押圧動作など)を検出すると、複数のセッションメッセージのメッセージ内容をコピーして、新しいセッションメッセージを生成し、この新しいセッションメッセージをターゲットセッションに送信する。
【0040】
別の実施の形態では、取得したユーザ識別子の数が数閾値よりも大きい場合、折り畳みメッセージがセッションインタフェースにおける大きい表示面積を占めることを回避するために、本願の実施例では、一部のユーザ識別子及びプロンプト内容を選択的に用いて折り畳みメッセージを生成することによって、折り畳みメッセージの表示面積を減少させることができる。実際の実施では、まず、取得したユーザ識別子から1つ又は複数のユーザ識別子を表示すべきユーザ識別子として選択し、次に、表示すべきユーザ識別子、プロンプト内容及び識別子省略記号に基づいて、折り畳みメッセージを生成する。該識別子省略記号は、取得したユーザ識別子が不完全に表示されていることをプロンプトするために用いられ、該識別子省略記号は、取得したユーザ識別子のうち、表示されていない余剰のユーザ識別子の表示をトリガーするために用いられる。識別子省略記号の表示形態は、サービスニーズに応じて設定することができ、例えば、折り畳みメッセージに、「...」又は「∨」で識別子省略記号35を表してもよい。よって、折り畳みメッセージの概略図は、
図3Cの2番目の図を参照することができる。
【0041】
別の実施の形態では、マスターユーザが余剰のセッションメッセージを閲覧するニーズを持つ可能性があることを考慮するため、本願の実施例では、取得したユーザ識別子及びプロンプトに基づいて、内容折り畳みメッセージを生成するとき、余剰メッセージの表示をトリガーするためのメッセージリンクを折り畳みメッセージに挿入し、マスターユーザは、その後、該メッセージリンクによって、余剰のセッションメッセージを容易に閲覧することができる。実際の実施では、取得したユーザ識別子、プロンプト内容及びメッセージリンク36を用いて、折り畳みメッセージを生成してもよい。よって、折り畳みメッセージの概略図は、
図3Dの左の図を参照することができる。取得したユーザ識別子の数が数閾値よりも大きい場合、まず、取得したユーザ識別子から1つ又は複数のユーザ識別子を表示すべきユーザ識別子として選択し、次に、表示すべきユーザ識別子、プロンプト内容、識別子省略記号及びメッセージリンク36に基づいて、折り畳みメッセージを生成する。ここでのプロンプト内容は、余剰のセッションメッセージの余剰数、余剰のセッションメッセージの一部のメッセージ内容及び内容省略記号を含んでもよいし、余剰数及び完全なメッセージ内容を含んでもよい。プロンプト内容が内容省略記号37を含むことを例にとると、対応する折り畳みメッセージの概略図は、
図3Dの右の図を参照することができる。
【0042】
なお、前述から分かるように、本願の実施例では、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを検出するとき、セッションメッセージ単位で検出する。ターゲットセッションに、同じユーザによって連続して送信された重複する複数のセッションメッセージがある場合、該ユーザによって送信された複数のセッションメッセージに対して折り畳み表示を行ってもよい。この場合、
図3Eに示すように、折り畳みメッセージに含まれるユーザ識別子は、連続して同じであってもよい。
【0043】
第1折り畳みプロンプトが折り畳み識別子を含む場合、ステップs12の実施の形態は、
複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数を決定し、次に、余剰のセッションメッセージの余剰数に基づいて、折り畳み識別子を生成することを含むことができる。本願の実施例では、折り畳み識別子の表示形態を限定しないことを理解されたい。例えば、
図3Fの左の図に示すように、該折り畳み識別子38は、余剰数に対応する数値であってもよい。また例えば、
図3Fの右の図に示すように、該折り畳み識別子38は、余剰数に対応する数値及び予め設定された画像からなる識別子画像であってもよい。
【0044】
s13において、参照セッションメッセージ及び第1折り畳みプロンプトを用いて、ターゲットセッションメッセージを構成する。
【0045】
S204において、ターゲットセッションメッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、ターゲットセッションメッセージのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示する。
【0046】
前述から分かるように、本願の実施例で言及されたステップS201及びS202は、前後の順序がなく、メッセージセットは、リアルタイムで更新されている。メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると検出し、複数のセッションメッセージに基づいてターゲットセッションメッセージを取得した時点は、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示する前であってもよいし、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示した後であってもよい。1つの適用シーンでは、ターゲットセッションメッセージを取得する時点が、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示する前にある場合、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースを表示する前、ターゲットセッションメッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換える。この適用シーンでは、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースを表示した後、セッションインタフェースにターゲットセッションメッセージをそのまま表示してもよい。別の適用シーンでは、ターゲットセッションメッセージを取得する時点がターゲットセッションのセッションインタフェースを表示した後にある場合、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示した後、セッションインタフェースにターゲットセッションのメッセージセットにおける各メッセージをリアルタイムで順次表示してもよい。
【0047】
いくつかの実施例では、ソーシャルクライアントは、ステップS203によってターゲットセッションメッセージを取得した後、直接ステップS204を行い、すなわち、ターゲットセッションメッセージ(すなわち、参照セッションメッセージ41及び第1折り畳みプロンプト42)をそのまま用いてメッセージセットにおける複数のセッションメッセージを更新し、セッションインタフェースに更新後のメッセージセットにおける各メッセージを表示する。ここでの第1折り畳みプロンプト42は、
図3A~
図3Eに示すいずれかの折り畳みメッセージ、又は、
図3Fに示す折り畳み識別子を含む。第1折り畳みプロンプト42が
図3Dの左の図に示す折り畳みメッセージを含むことを例とすると、表示ターゲットセッションメッセージの概略図は、
図4Aを参照することができる。以上から分かるように、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースにメッセージセットにおける各メッセージを表示するとともに、この処理ロジックを用いることによって、連続して重複する複数のセッションメッセージを検出できれば、第1折り畳みプロンプトを新規作成し、セッションインタフェースに既存のメッセージ(すなわち、表示されたメッセージ)及び新しい第1折り畳みプロンプトのインタフェース更新を行うことができる。
【0048】
他の実施例では、ソーシャルクライアントは、ステップS203によってターゲットセッションメッセージを取得した後、セッションインタフェースにメッセージセットにおける各メッセージを順次表示することを継続することができる。マスターユーザがログアウトして、ターゲットセッションのセッションインタフェースを再び開く動作を検出すると、ステップS204を行うことによって、再表示するセッションインタフェースにターゲットセッションメッセージ(すなわち、参照セッションメッセージ41及び第1折り畳みプロンプト42)を直接表示する。引き続き、第1折り畳みプロンプト42が
図3Dの左の図に示す折り畳みメッセージを含むことを例とすると、表示ターゲットセッションメッセージの概略図は、
図4Bを参照することができる。
【0049】
セッションインタフェースにターゲットセッションメッセージを表示した後、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションに新しい第1セッションメッセージがあるか否かをリアルタイムで検出することができる。新しい第1セッションメッセージを検出した場合、第1セッションメッセージが複数のセッションメッセージと連続して重複するか否かを検出し、連続して重複する場合、第1セッションメッセージを複数のセッションメッセージに追加し、第1セッションメッセージをそのまま用いて、ターゲットセッションメッセージ中の第1折り畳みプロンプトを更新する。実際の実施では、第1折り畳みプロンプトが折り畳み識別子を含む場合、直接、折り畳み識別子の数値に1を加算し、折り畳み識別子を更新する。第1折り畳みプロンプトが折り畳みメッセージを含む場合、折り畳みメッセージに含まれる余剰数に1を加算し、第1セッションメッセージのメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を折り畳みメッセージに追加する。いくつかの実施例では、マスターユーザが繰り返して送信するセッションメッセージを安定して残すユーザ体験を作るために、連続して重複する場合、新しいセッションメッセージのメッセージ送信ユーザがマスターユーザであるかゲストユーザであるかをさらに検出してもよい。
図4Cに示すように、マスターユーザである場合、セッションインタフェースに該第1セッションメッセージ43をそのまま表示する。この場合、ソーシャルクライアントは、第1セッションメッセージを受信した後、あるゲストユーザによって送信された、メッセージ内容が複数のセッションメッセージのメッセージ内容と同一の第2のセッションメッセージを再び受信すると、第2のセッションメッセージと、第1セッションメッセージと、複数のセッションメッセージとが連続して重複するため、第2のセッションメッセージを複数のセッションメッセージに追加し、第2のセッションメッセージを用いて第1折り畳みプロンプトを更新することができる。ゲストユーザである場合、第1セッションメッセージを用いて第1折り畳みプロンプトを更新することができる。第1折り畳みプロンプトが折り畳みメッセージを含むことを例とすると、第1セッションメッセージを用いて折り畳みメッセージを更新する概略図は、
図4Dを参照することができる。
図4Dに示すように、更新後の折り畳みメッセージが第1セッションメッセージのメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を含み、更新後の折り畳みメッセージ中のプロンプト内容に含まれる余剰数も変わる。
【0050】
図4E又は
図4Fに示すように、連続して重複しない場合、第1セッションメッセージのメッセージ送信ユーザがマスターユーザであるかゲストユーザであるかにかかわらず、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースに該第1セッションメッセージを直接表示することができる。また、
図4Gに示すように、連続して重複しない場合、ソーシャルクライアントは、第1セッションメッセージを受信した後、メッセージ内容が複数のセッションメッセージのメッセージ内容と同一の第2のセッションメッセージを再受信すると、第1セッションメッセージが第2のセッションメッセージと複数のセッションメッセージとの間の連続性を断ち切り、従って、セッションインタフェースに第2のセッションメッセージ44を直接表示することができる。この場合、ソーシャルクライアントは、第2のセッションメッセージと連続して重複する複数のセッションメッセージを再検出した後、再検出した複数のセッションメッセージに基づいて、新しいターゲットセッションメッセージを取得し、セッションインタフェースに該新しいターゲットセッションメッセージを用いて、再検出した複数のセッションメッセージを置き換えて表示する。
【0051】
また、第1折り畳みプロンプトが折り畳みメッセージを含む場合、前述したステップs12の関連説明、及び
図3A~
図3Eに示す折り畳みメッセージから分かるように、折り畳みメッセージは、取得したユーザ識別子のうち、表示されていない余剰のユーザ識別子の表示をトリガーするための識別子省略記号、及び余剰メッセージの表示をトリガーするためのメッセージリンクなどの機能コンポーネントを含むことができる。ターゲットセッションメッセージのうちの折り畳みメッセージを表示した後、マスターユーザは、該折り畳みメッセージの識別子省略記号に対してトリガー動作を行い、ソーシャルクライアントが取得したユーザ識別子のうち、表示されていない余剰のユーザ識別子をセッションインタフェースに表示することをトリガーしてもよい。これに対応して、ソーシャルクライアントは、識別子省略記号がトリガーされたことを検出すると、セッションインタフェースに余剰のユーザ識別子を表示することができる。
図3Cの右の図に示す折り畳みメッセージを例とすると、余剰のユーザ識別子の表示をトリガーする概略図は、
図4Hを参照することができる。
【0052】
同様に、マスターユーザは、さらに、折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクに対してトリガー動作(例えば、メッセージリンクをクリック又は押圧する動作)を行うことにより、ソーシャルクライアントが余剰のセッションメッセージを表示することをトリガーしてもよい。1つの実現では、折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースに余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示することができる。実際の実施では、本願の実施例では、参照セッションメッセージが複数のセッションメッセージから受信時間の早い順に選択された予め設定された数のセッションメッセージを含むことを例として説明し、従って、参照セッションメッセージのメッセージ受信時間は、必然的に余剰のセッションメッセージのメッセージ受信時間より早い。余剰のセッションメッセージを直接展開表示しても、参照セッションメッセージの表示順序に影響を与えず、従って、
図4Iに示すように、ソーシャルクライアントは、メッセージ受信時間の早い順にセッションインタフェースに余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示してもよい。いくつかの実施例では、折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースにメッセージ表示ウィンドウ45を出力し、メッセージ表示ウィンドウ45に余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示してもよい。実際の実施では、
図4Jに示すように、ソーシャルクライアントは、メッセージ受信時間の早い順に、メッセージ表示ウィンドウ45に余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示してもよい。
【0053】
実際の応用では、参照セッションメッセージを選択するとき、マスターユーザによって送信されたセッションメッセージを参照セッションメッセージとしてもよい。この場合、マスターユーザによって送信されたセッションメッセージのメッセージ受信時間が一部の余剰のセッションメッセージのメッセージ受信時間よりも遅くなる可能性があり、余剰のセッションメッセージを直接展開表示すれば、メッセージ表示順序がエラーになる可能性がある。従って、この場合、
図4Kに示すように、ソーシャルクライアントは、連続して重複する各セッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子をセッションインタフェースにメッセージ受信時間の早い順に順次表示し、それにより、余剰のセッションメッセージを表示することを実現する。なお、ソーシャルクライアントは、余剰のセッションメッセージを表示した後に、マスターユーザがログアウトして、ターゲットセッションのセッションインタフェースを再び開くことを検出すると、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを再び取得し、セッションインタフェースにターゲットセッションメッセージを直接表示し、それにより、余剰のセッションメッセージに対して再び折り畳み表示を行う。ターゲットセッションメッセージが参照セッションメッセージ及び折り畳みメッセージを含むことを例とすると、概略図は、
図4Lを参照することができる。
図4Lは、セッションインタフェースからメインインタフェースに切り替えるインタフェース切り替えプロセスを用いて、マスターユーザがセッションインタフェースからログアウトする概略図を例示的に示すものに過ぎず、マスターユーザがセッションインタフェースからログアウトする動作を限定するものではない。例えば、マスターユーザがセッションインタフェースからブラウザのウェブページインタフェースに切り替えても、マスターユーザがターゲットセッションのセッションインタフェースからログアウトすると見なすことができる。
【0054】
本願の実施例では、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、ターゲットセッションのメッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、セッションインタフェースに参照セッションメッセージ及び第1折り畳みプロンプトを用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えて表示することができる。参照セッションメッセージは、複数のセッションメッセージから選択されたものであり、従って、参照セッションメッセージのメッセージ内容は、複数のセッションメッセージのメッセージ内容と同じである。参照セッションメッセージを表示することによって、メッセージ内容の完全な表示を確保することができる。また、第1折り畳みプロンプトは、複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行って得られたものであり、従って、第1折り畳みプロンプトを用いて、余剰のセッションメッセージを置き換えて表示することによって、複数のセッションメッセージの表示によるスパム効果を効果的に減少させることができる。以上から分かるように、参照セッションメッセージ及び第1折り畳みプロンプトを表示することによって、ソーシャルクライアントのメッセージ表示モードを豊富にし、端末のグラフィック処理リソースの利用率及びヒューマン・マシンのインタラクション回数を向上させ、さらにソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を効果的に向上させることができる。
【0055】
なお、上記
図2に示す出願の実施例は、ソーシャルクライアントが連続して重複するセッションメッセージの一部を自動的に折り畳んで表示することを主に示している。しかし、実際の応用では、ソーシャルクライアントは、ユーザがターゲットセッションのセッションインタフェースに表示された1つ又は複数のセッションメッセージを手動で折り畳むことをサポートすることもでき、ユーザがこの後にメッセージを管理して検索しやすくなる。1つの適用シーンでは、ターゲットセッションのメッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあり、ソーシャルクライアントがステップS203とS204によって複数のセッションメッセージのうち参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージを自動的に折り畳んで表示すると、セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージは、メッセージセットにおける余剰のセッションメッセージ以外のセッションメッセージを含むことができる。別の適用シーンでは、ターゲットセッションのメッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあり、複数のセッションメッセージのうちの余剰のセッションメッセージがトリガーされて展開表示されるか、又は、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと、セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージは、メッセージセットにおける各セッションメッセージを含むことができる。説明を容易にするために、この後、セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージは、メッセージセットにおける各セッションメッセージを含むことができることを例として説明する。
【0056】
実際の実施では、マスターユーザは、セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージを手動で折り畳もうとすると、セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージに対する選択トリガーイベントをソーシャルクライアントに入力してもよい。これに対応して、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージに対する選択トリガーイベントを検出すると、各々の表示されたセッションメッセージのメッセージオプションをセッションインタフェースに出力してもよく、該メッセージオプションは、表示されたセッションメッセージを選択するため用いられる。一実施の形態では、選択トリガーイベントは、セッションインタフェースが押圧されたことを検出するイベントを含むことができる。この実施の形態では、メッセージオプション51を出力する概略図は、
図5Aを参照することができる。別の実施の形態では、ソーシャルクライアントは、マスターユーザに選択トリガーボタン52を提供してもよい。該選択トリガーボタン52は、セッションインタフェースをクリックしたり、押圧したりするなどのトリガー動作によってトリガーされて表示される。そこで、対応する選択トリガーイベントは、選択トリガーボタン52がトリガーされた動作を検出することを含むことができる。この実施の形態では、メッセージオプション51を出力する概略図は、
図5Bを参照することができる。
【0057】
マスターユーザは、自分の実際のニーズに応じて、各セッションメッセージのメッセージオプションを選択することができる。これに対応して、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースにおけるメッセージオプションに対する選択動作に応じて、選択されたメッセージオプションに対応する表示されたセッションメッセージを折り畳まれるセッションメッセージとすることができる。マスターユーザがメッセージオプションを選択すると、セッションインタフェースにおける選択終了ボタン53をクリック又は押圧し、クライアントに選択終了イベントを入力する。ここでの選択終了イベントとは、選択終了ボタンがクリックしたり押圧したりされるイベントである。これに対応して、ソーシャルクライアントは、選択終了イベントを検出すると、折り畳まれるセッションメッセージに基づいて、折り畳みメッセージを新規作成し、セッションインタフェースに折り畳みメッセージを用いて、折り畳まれたセッションメッセージを置き換えて表示することができる。実際の実施では、選択終了イベントを検出すると、折り畳まれたセッションメッセージに基づいて、折り畳みメッセージを新規作成する実施の形態は、以下であってもよい。選択終了イベントを検出すると、ソーシャルクライアントは、システムメッセージ名前を直接かつランダムに取得または生成し、該システムメッセージ名前及び折り畳まれたセッションメッセージのメッセージ送信ユーザのユーザ識別子に基づいて、折り畳みメッセージ54を生成することができる。この場合、システムメッセージ名前の「折り畳みメッセージ1」を例とすると、折り畳みメッセージ54を出力する概略図は、
図5Cを参照することができる。
【0058】
いくつかの実施例では、選択終了イベントを検出すると、折り畳まれたセッションメッセージに基づいて、折り畳みメッセージを新規作成する実施の形態は、以下であってもよい。選択終了イベントを検出すると、名前設定領域56及び名前確認ボタン57を含むことができるメッセージ名前付けウィンドウ55を出力する。マスターユーザは、メッセージ名前付けウィンドウ55における名前設定領域56に、折り畳まれたセッションメッセージに対してカスタマイズメッセージ名前を設定することができる。これに対応して、ソーシャルクライアントは、メッセージ名前付けウィンドウ55に、折り畳まれたセッションメッセージに対して設定されたカスタマイズメッセージ名前を取得することができる。カスタマイズメッセージ名前に対する確認動作を検出すると、カスタマイズメッセージ名前及び折り畳まれたセッションメッセージのメッセージ送信ユーザのユーザ識別子に基づいて、折り畳みメッセージ54を生成することができる。カスタマイズメッセージ名前に対する確認動作は、メッセージ名前付けウィンドウ55における名前確認ボタン57に対するクリック又は押圧動作を含むことができる。この場合、折り畳みメッセージ54を出力する概略図は、
図5Dを参照することができる。
【0059】
一実施の形態では、
図5C又は
図5Dに示す折り畳みメッセージを参照して分かるように、折り畳みメッセージは、折り畳まれたセッションメッセージの表示をトリガーするためのメッセージボタン58をさらに含むことができる。マスターユーザは、該メッセージボタン58をトリガーすることによって、折り畳まれたセッションメッセージをソーシャルクライアントに表示することができる。これに対応して、
図5Eに示すように、ソーシャルクライアントは、メッセージボタン58がトリガーされたことを検出すると、折り畳まれたセッションメッセージをセッションインタフェースに表示してもよい。
図5Fに示すように、ソーシャルクライアントは、メッセージボタン58がトリガーされたことを検出すると、メッセージ表示ウィンドウを出力し、折り畳まれたセッションメッセージをメッセージ表示ウィンドウに表示してもよい。
【0060】
別の実施の形態では、折り畳みメッセージに対して、ソーシャルクライアントは、さらに、コピー、転送、返信、お気に入りなどの機能を提供することもできる。
図5Gに示すように、マスターユーザは、折り畳みメッセージに対してコピー、転送、返信、お気に入りなどの動作を行おうとすると、折り畳みメッセージに対してトリガー動作を行うことができる。これに対応して、折り畳みメッセージがトリガーされると、ソーシャルクライアントは、折り畳みメッセージに関する動作オプションウィンドウ59を出力することができる。動作オプションウィンドウ59は、コピーオプション、転送オプション、返信オプション、お気に入りオプション及び選択オプションのうちの少なくとも1つの動作オプションを含む。そして、ソーシャルクライアントは、動作オプションウィンドウに検出された選択動作に応じて、選択された動作オプションを動作オプションウィンドウから決定し、次に、選択された動作オプションに応じて、折り畳みメッセージに対して対応する動作を行う。例えば、選択された動作オプションが転送オプションであると、行う対応する動作は、転送インタフェースを出力する動作である。マスターユーザは、転送インタフェースを介してターゲットユーザを選択し、ソーシャルクライアントが折り畳まれたセッションメッセージをターゲットユーザに送信することをトリガーすることができる。また例えば、選択された動作オプションがお気に入りオプションであると、行う対応する動作は、折り畳まれたセッションメッセージをお気に入りに追加する動作である。また例えば、選択された動作オプションがコピーオプションであると、行う対応する動作は、折り畳まれたセッションメッセージをコピーする動作である。実際の応用において、ソーシャルクライアントは、自動的に折り畳んで得られた第1折り畳みプロンプトに対しても、コピー、転送、返信、お気に入りなどの機能を提供することもできることを理解すべきである。その実現形態は、折り畳みメッセージの実現形態と同様であり、ここでは省略する。ターゲットセッションメッセージが画像メッセージ、又は、複数のセッションメッセージのメッセージ内容から抽出された重要な内容、及び複数のセッションメッセージの数に基づいて生成された数識別子を含む場合、上述した手動折り畳み機能も同様に適用できることを理解されたい。手動折り畳み機能を提供することで、ソーシャルクライアントのメッセージ表示モードを豊富にし、それにより、ソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を向上させることができる。
【0061】
なお、上記
図2に示すメッセージ表示方法は、いずれかのメッセージタイプのセッションメッセージに適用できる。ここでのメッセージタイプは、第1タイプ又は第2のタイプを含むことができる。第1タイプに対応するセッションメッセージのメッセージ内容は、キーワードを含まないが、第2のタイプに対応するセッションメッセージのメッセージ内容は、キーワードを含む。実際の応用では、キーワードは、サービスニーズに応じて設定することができ、例えば、本願の実施例では、お祝いタイプのキーワード及び企業普及タイプのキーワードなどの複数のタイプのキーワードを設定してもよい。お祝いタイプのキーワードとは、お祝いを表すキーワードを指し、祝日のお祝いに関するキーワード、誕生日のお祝いに関するキーワードなどを含むことができるこれらに限られない。企業普及タイプのキーワードとは、ターゲット企業を普及するためのキーワードを指し、企業名前、ターゲット企業が経営する製品の製品属性(例えば、製品名前、製品カテゴリ)などを含むことができるこれらに限られない。例えば、ターゲット企業が経営する製品がハンバーガーであると、企業タイプのキーワードは、あるハンバーガーの名前であってもよい。ソーシャルクライアントの運営能力及びユーザ依存度を向上させるために、本願の実施例では、
図6に示すメッセージ表示方法を提供する。
図6に示すメッセージ表示方法は、主に、新しい画像メッセージの表示モードを用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージに対して表示処理を行い、セッションメッセージの表示形態を豊富にする。画像メッセージは、複数のセッションメッセージ、及び複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングする画像に基づいて生成されたメッセージである。実際の応用では、ソーシャルクライアントは、
図6に示すメッセージ表示方法をいずれかのメッセージタイプのセッションメッセージに適用できる。例えば、ソーシャルクライアントは、連続して重複する複数のセッションメッセージを検出した後、複数のセッションメッセージのメッセージタイプを検出してもよい。実際の実施では、複数のセッションメッセージがキーワードを含むか否かを検出してもよい。含まない場合、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第1タイプであると決定する。含む場合、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第2のタイプであると決定する。次に、いくつかの実施例では、異なるメッセージタイプに対して異なるメッセージ表示モードを選択する。連続して重複する複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第1タイプである場合、一部のセッションメッセージを折り畳む表示モードを選択して複数のセッションメッセージを表示し、すなわち、
図2に示すメッセージ表示方法を選択して複数のセッションメッセージを表示処理することができる。連続して重複する複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第2のタイプである場合、新しい画像メッセージの表示モードを選択して複数のセッションメッセージを表示し、すなわち、
図6に示すメッセージ表示方法を選択して複数のセッションメッセージを表示処理することができる。
【0062】
いくつかの実施例では、
図6に示すメッセージ表示方法は、上述した通信セッションシステムのいずれかのソーシャルクライアントにより実行されてもよいし、該ソーシャルクライアントを実行する端末により実行されてもよい。説明を容易にするために、本願の実施例では、ソーシャルクライアントが該メッセージ表示方法を実行し、ターゲットセッションメッセージが画像メッセージを含むことを例として説明する。
図6を参照すると、該メッセージ表示方法は、以下のステップS601~S606を含む。
【0063】
S601において、端末はターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、ターゲットセッションのメッセージセットを取得する。
【0064】
S602において、メッセージセットからセッションメッセージを選別し、選別したセッションメッセージのうちの、連続して重複するセッションメッセージの数を計算する。
【0065】
S603において、計算した数が予め設定された数未満の場合、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと決定する。
【0066】
S604において、計算した数が予め設定された数以上の場合、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると決定する。この場合、ステップS605~S606を継続することができる。本願の実施例では、ステップS602~S604(すなわち、カウント分離)を例示的に用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージを如何に検出するかを説明する。実際の適用では、上記ステップS202で言及された非カウント分離を用いて、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを検出してもよい。
【0067】
S605において、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得する。
【0068】
実際の実施では、端末は、まず、複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングするメッセージディスプレイテンプレートを取得し、該メッセージディスプレイテンプレートは、最上部領域、中間領域及び底部領域の3つの領域を含み、各領域内には、メッセージ内容とマッチングする画像が表示されている。1つの場合、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第1タイプであり、すなわち、複数のセッションメッセージのメッセージ内容がキーワードを含まない場合、ソーシャルクライアントは、直接、デフォルト画像テンプレートをメッセージディスプレイテンプレートとして取得することができる。
図7Aに示すように、該デフォルト画像テンプレートは、最上部領域、中間領域及び底部領域などの3つの領域を含み、デフォルト画像テンプレートの最上部領域における画像は、ビルの屋上を表す屋上画像であってもよく、デフォルト画像テンプレートの中間領域における画像は、ビルのフロアを表すフロア画像であってもよく、デフォルト画像テンプレートの底部領域における画像は、ビルのベースを表すベース画像であってもよい。
【0069】
いくつかの実施例では、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第2のタイプであり、すなわち、複数のセッションメッセージのメッセージ内容がキーワードを含む場合、以下のように、メッセージディスプレイテンプレートを取得してもよい。
【0070】
各キーワードに対してメッセージディスプレイテンプレートを予め設定し、ソーシャルクライアントは、複数のセッションメッセージのメッセージ内容に含まれるキーワードに基づいて、マッチングするメッセージディスプレイテンプレートを取得する。
【0071】
いくつかの実施例では、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第2のタイプであり、すなわち、複数のセッションメッセージのメッセージ内容がキーワードを含み、以下のように、メッセージディスプレイテンプレートを取得してもよい。
【0072】
まず、最上部領域、中間領域及び底部領域の3つの領域を含むシステムテンプレートを取得する。そして、複数のメッセージのメッセージ内容中のキーワードに基づいて、システムテンプレートにおける各領域に充填するための画像をそれぞれ取得する。次に、取得した画像をシステムテンプレートの各領域にそれぞれ充填し、メッセージディスプレイテンプレートを取得する。例えば、複数のセッションメッセージのメッセージ内容を「清ちゃん、お誕生日おめでとう!」とすると、メッセージ内容のキーワードが「お誕生日おめでとう」であり、「お誕生日おめでとう」というキーワードに基づいて取得した各領域に対応する画像は、ケーキの構成成分を表す画像、例えば、ケーキの最上部を表すろうそく画像、ケーキの中間部分を表す背景画像、ケーキの底部を表すケーキ画像であってもよい。次に、
図7Bに示すように、第1パン画像、背景画像及び第2のパン画像を最上部領域、中間領域及び底部領域に順次充填し、メッセージディスプレイテンプレートを取得してもよい。また例えば、複数のセッションメッセージのメッセージ内容を「ハンバーガー、持ちがいがある!」とすると、メッセージ内容のキーワードが「ハンバーガー」であり、「ハンバーガー」というキーワードに基づいて取得した各領域に対応する画像は、ハンバーガーの構成成分を表す画像、例えば、ハンバーガーの最上部を表す第1パン画像、ハンバーガーの中間部分を表す背景画像、ハンバーガーの底部を表す第2のパン画像であってもよい。次に、
図7Cに示すように、第1パン画像、背景画像及び第2のパン画像を最上部領域、中間領域及び底部領域に順次充填し、メッセージディスプレイテンプレートを取得してもよい。以上から分かるように、本願の実施例では、複数のセッションメッセージのメッセージ内容に基づいて、メッセージディスプレイテンプレートのパターンに対する設定を実現し、メッセージディスプレイテンプレートが様々な運営シーンに動的に対応することができる。例えば、誕生日お祝いの運営シーンでは、メッセージディスプレイテンプレートのパターンは、ケーキ層として視覚的に表現することができ、ターゲット企業普及の運営シーンでは、メッセージディスプレイテンプレートのパターンは、ターゲット企業の相関情報を示すことができる。また、本願の実施例では、システムテンプレートにおける各領域に画像を充填し、メッセージディスプレイテンプレートを生成することによって、システムテンプレートの汎用性を効果的に向上させることができる。
【0073】
メッセージディスプレイテンプレートを取得した後、複数のセッションメッセージをメッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得し、画像メッセージをターゲットセッションメッセージに追加する。
【0074】
いくつかの実施例では、ソーシャルクライアントは、以下のように、複数のセッションメッセージをメッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得してもよい。
【0075】
メッセージ受信時間の早い順に、複数のセッションメッセージをメッセージディスプレイテンプレートの中間領域に順次充填し、画像メッセージを取得する。
図7Cに示すメッセージディスプレイテンプレートを例とすると、各セッションメッセージを充填する概略図は、
図7Dを参照することができる。この実現形態では、ターゲットセッションメッセージは、該画像メッセージのみを含んでもよい。
【0076】
いくつかの実施例では、ソーシャルクライアントは、さらに、以下のように、複数のセッションメッセージをメッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得してもよい。
【0077】
連続して重複する複数のセッションメッセージの数が多い場合、複数のセッションメッセージから一部のセッションメッセージを選択して画像メッセージに追加し、複数のセッションメッセージのうち、選択されていないセッションメッセージに対して折り畳み表示を行い、画像メッセージの表示面積を減少させてもよい。実際の実施では、ソーシャルクライアントは、まず、複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを選択し、次に選択したセッションメッセージをメッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得する。この実現形態では、ターゲットセッションメッセージは、該画像メッセージのみを含んでもよい。この実現形態では、ソーシャルクライアントは、さらに、複数のセッションメッセージのうち、選択されていないセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第2の折り畳みプロンプトを取得し、第2の折り畳みプロンプトをターゲットセッションメッセージに追加してもよく、すなわち、この実現形態でのターゲットセッションメッセージは、画像メッセージ及び第2の折り畳みプロンプトを含んでもよい。引き続き、
図7Cに示すメッセージディスプレイテンプレートを例とし、予め設定された数を5とする。複数のセッションメッセージの数が13であると、この実現形態でのターゲットセッションメッセージの概略図は、
図7Eの2番目の図を参照することができる。なお、第2の折り畳みプロンプトの取得方法は、第1折り畳みプロンプトの取得方法と同様であり、従って、複数のセッションメッセージのうち、選択されていないセッションメッセージに対してどのように折り畳み処理を行い、第2の折り畳みプロンプトを取得するかという実施の形態は、上記方法の実施例におけるステップs12の関連説明を参照することができ、ここでは省略する。
図7Eは、第2の折り畳みプロンプトの表示形態を例示的に示したものに過ぎず、これを限定するものではないことを理解されたい。第2の折り畳みプロンプトの表示形態は、
図3A~
図3Fに示す折り畳みメッセージ又は折り畳み識別子の表示形態を参照することができる。
【0078】
実際の応用では、ソーシャルクライアントは、複数のセッションメッセージのメッセージタイプに応じて、上記2つの実現形態から1つの実現形態を選択して、複数のセッションメッセージのメッセージ充填を行ってもよい。複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第1タイプである場合、上記2つの実現形態から、いずれかの実現形態を任意的に選択して、複数のセッションメッセージを充填することができる。複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第2のタイプである場合、前述から分かるように、本願の実施例では、お祝いタイプのキーワード、企業普及タイプのキーワードなどの複数のタイプのキーワードを設定できることに対応し、第2のタイプは、キーワードの異なるタイプに応じて、お祝いメッセージタイプ、普及メッセージタイプなどに細分化することができる。お祝いメッセージタイプに対応するセッションメッセージのメッセージ内容は、お祝いタイプのキーワードを含み、普及メッセージタイプに対応するセッションメッセージのメッセージ内容は、企業普及タイプのキーワードを含む。これに基づいて、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第2のタイプである場合、ソーシャルクライアントは、異なる第2のタイプによって、異なる実現形態を選択して複数のセッションメッセージを充填することができる。実際の実施では、複数のセッションメッセージのメッセージ内容に含まれるキーワードのタイプに応じて、第2のタイプのタイプを認識して取得する。第2のタイプがお祝いメッセージタイプである場合、お祝いがユーザに喜びを与えることができるため、実現形態1を選択して複数のセッションメッセージの充填を行うことができ、すなわち、複数のセッションメッセージのすべてをメッセージディスプレイテンプレートの中間領域にそのまま充填し、画像メッセージを取得することができ、それによって、マスターユーザは、画像メッセージによって、連続して重複するすべてのセッションメッセージを閲覧することができる。第2のタイプが普及メッセージタイプである場合、セッションインタフェースに所定の数のセッションメッセージを連続して重複表示した後、通常、普及効果を実現することができ、従って、実現形態2を選択して、複数のセッションメッセージの充填を行うことができ、すなわち、複数のセッションメッセージから予め設定された数のセッションメッセージを選択してメッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得することができる。これによって、普及効果を達成するとともに、連続して重複する複数のメッセージの表示によるスパム効果を回避することができる。
【0079】
S606において、ターゲットセッションメッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示する。
【0080】
ターゲットセッションメッセージを取得した後、セッションインタフェースに該ターゲットセッションメッセージを表示することができる。前述から分かるように、ここでのターゲットセッションメッセージは、画像メッセージ、又は、画像メッセージ及び第2の折り畳みプロンプトを含んでもよい。ターゲットセッションのメッセージセットがリアルタイムで取得されるため、該メッセージセットに含まれるセッションメッセージはリアルタイムで更新される可能性がある。従って、1つの適用シーンでは、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースにメッセージセットにおける各メッセージを順次表示しながら、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると検出し、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得した場合、ステップS606を直接行い、ターゲットセッションメッセージを直接用いて、セッションインタフェースにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えることができる。ターゲットセッションメッセージが画像メッセージのみを含み、複数のセッションメッセージのメッセージ内容に含まれるキーワードが「ハンバーガー」であることを例とすると、対応するターゲットセッションメッセージの表示概略図は、
図7Fを参照することができる。別の適用シーンでは、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースを表示する前、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあることを検出し、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得した場合、セッションインタフェースを表示した後、ターゲットセッションメッセージを直接表示することができる。引き続き、ターゲットセッションメッセージが画像メッセージのみを含み、複数のセッションメッセージのメッセージ内容に含まれるキーワードが「ハンバーガー」であることを例とすると、対応するターゲットセッションメッセージの表示概略図は、
図7Gを参照することができる。以上から分かるように、本願の実施では、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、複数のセッションメッセージのメッセージ内容を組み合わせて視覚的に再レンダリングすることができる。視覚表現力のある画像メッセージをセッションインタフェースに表示することにより、ターゲットセッションの対話雰囲気を効果的に向上させ、ターゲットセッション中のユーザが連続して重複する複数のセッションメッセージに対してプラスワン支援を行い、それにより、ターゲットセッションのアクティビティを向上させる。
【0081】
一実施の形態では、ターゲットセッション中のユーザが連続して重複する複数のセッションメッセージに対してプラスワン支援を行うことをよりよく刺激し、それにより、ターゲットセッションのアクティビティを向上させることを目的とする。本願の実施例では、連続して重複する複数のセッションメッセージの数が数閾値よりも大きい場合、該複数のセッションメッセージのうちの各セッションメッセージに対応するメッセージ送信ユーザがいずれも対応するリソースボーナスを取得できるために、メッセージサプライズボーナスを設定してもよい。これに基づいて、マスターユーザについては、複数のセッションメッセージがマスターユーザによって送信されたセッションメッセージを含む場合、複数のセッションメッセージの数が数閾値よりも大きいと、ソーシャルクライアントは、マスターユーザに対応する電子リソース受け取り量を取得することができる。該電子リソース受け取り量は、リソース発行ユーザが複数のセッションメッセージに対して発行した電子リソースの総量に基づいて計算される。ここでのリソース発行ユーザは、いずれかのユーザであってもよく、例えば、複数のセッションメッセージのメッセージタイプがお祝いメッセージタイプである場合、リソース発行ユーザは、ターゲットセッション中の、祝福されたターゲットユーザであってもよい。また例えば、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが普及メッセージタイプである場合、リソース発行ユーザは、ターゲット企業であってもよい。ソーシャルクライアントは、電子リソース受け取り量を取得すると、セッションインタフェースからリソース受け取りインタフェースに切り替わり、リソース受け取りインタフェースに電子リソース受け取り量及びリソース発行ユーザのユーザ識別子を表示する。連続して重複する複数のセッションメッセージのメッセージタイプが普及メッセージタイプであり、リソース発行ユーザがターゲット企業であることを例とすると、セッションインタフェースから表示リソース受け取りインタフェースに切り替える概略図は、
図7Hを参照することができる。
【0082】
一実施の形態では、マスターユーザが連続して重複する複数のセッションメッセージに対してプラスワン支援を迅速かつ容易に行うために、ソーシャルクライアントは、さらに、画像メッセージの表示位置にメッセージ送信ボタン71を表示してもよい。ソーシャルクライアントは、マスターユーザによるメッセージ送信ボタン71に対するトリガー動作を検出すると、複数のセッションメッセージをコピーし、新しいセッションメッセージを取得し、画像メッセージに該新しいセッションメッセージを直接表示することができる。又は、画像メッセージが予め設定された数のセッションメッセージを含むと、新しいセッションメッセージを用いて、第2の折り畳みプロンプトを更新することで、新しいセッションメッセージに対する折り畳み表示を実現する。更新方法は、上述した第1折り畳みプロンプトの更新方法を参照することができるため、ここで説明を省略する。
図7Iに示すように、画像メッセージに新しいセッションメッセージを直接表示することを例として、複数のセッションメッセージを「ハンバーガー、持ちがいがある!」とすると、マスターユーザは、メッセージ送信ボタン71をクリックすることによって、ソーシャルクライアントが「ハンバーガー、持ちがいがある!」というメッセージ内容の新しいセッションメッセージを送信することをトリガーし、このとき、画像メッセージに該新しいセッションメッセージを表示することができる。また例えば、
図7Jに示すように、複数のセッションメッセージを「お誕生日おめでとう[ケーキ][ケーキ][ケーキ]」とすると、マスターユーザは、メッセージ送信ボタン71をクリックすることによって、シャルクライアントが「お誕生日おめでとう[ケーキ][ケーキ][ケーキ]」というメッセージ内容の新しいセッションメッセージを送信することをトリガーソーし、このとき、画像メッセージに該新しいセッションメッセージを表示することができる。マスターユーザは、セッションインタフェースにおけるメッセージ入力領域72内にメッセージ内容を手動で入力してもよいことが理解され得る。この場合、ソーシャルクライアントは、マスターユーザによって入力されたメッセージ内容をメッセージ入力領域から取得し、取得したメッセージ内容に基づいて新しいセッションメッセージを生成することができる。取得したメッセージ内容が複数のセッションメッセージのメッセージ内容と同じであると、画像メッセージに新しいセッションメッセージを表示する。
【0083】
別の実施の形態では、ターゲットセッションメッセージが画像メッセージ、又は、画像メッセージ及び第2の折り畳みプロンプトを含む場合、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションメッセージをピクチャで他のユーザにシェアすることをサポートすることもできる。実際の応用では、マスターユーザは、ピクチャでターゲットセッションメッセージを他のユーザにシェアしたい場合、該ターゲットセッションメッセージに対してシェア動作を行うことができる。これに対応して、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションメッセージに対するシェア動作を検出すると、ターゲットセッションメッセージに基づいてシェアピクチャを生成することができる。シェア動作は、該ターゲットセッションメッセージのシェアを指示するためのユーザ音声の動作を検出すること、又は、端末におけるある物理ボタンが長押される動作を検出すること、又は、ターゲットセッションメッセージのメッセージシェアボタン73に対するクリック又は押圧動作を検出することを含むことができる。
図7Kに示すように、ここでのメッセージシェアボタン73は、ターゲットセッションメッセージがトリガーされたことを検出すると、ソーシャルクライアントがセッションインタフェースに出力されるものである。一実施の形態では、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションメッセージを直接用いてシェアピクチャを生成してもよい。別の実施の形態では、複数のセッションメッセージのメッセージタイプが第2のタイプであり、第2のタイプがお祝いメッセージタイプである場合、ソーシャルクライアントは、ターゲットセッションメッセージに基づいてシェアピクチャを生成するとき、まず、祝福されたターゲットユーザのユーザ識別子を取得し、次にターゲットユーザのユーザ識別子及び画像メッセージに基づいて、シェアピクチャを生成してもよい。
図7Lに示すように、シェアピクチャを生成した後、セッションインタフェースからシェアインタフェースに切り替え、シェアインタフェースにシェアピクチャを表示してもよい。
図7Lに示すように、シェアインタフェースは、ユーザ選択領域74、ピクチャシェアボタン75及びピクチャ編集ボタン76をさらに含むことができる。マスターユーザは、該シェアピクチャを受信するユーザをユーザ選択領域74から選択し、次にピクチャシェアボタン75をクリックすることによって、ソーシャルクライアントがシェアピクチャをマスターユーザにより選択されたユーザに送信することをトリガーしてもよい。又は、マスターユーザは、ピクチャ編集ボタン76によってピクチャをシェアに対して編集動作を行い、編集後のシェアピクチャを他のユーザに送信してもよい。
【0084】
本願の実施例では、ターゲットセッションのメッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、複数のセッションメッセージ、及び複数のセッションメッセージとマッチングする画像に基づいて画像メッセージを生成し、セッションインタフェースに画像メッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えて表示する。これによって、連続して重複する複数のセッションメッセージの表示形態を豊富にし、複数のセッションメッセージの直接表示による面白くないスパム効果を効果的に減少させ、ソーシャルクライアントのメッセージ表示モードを豊富にし、ソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を効果的に向上させることができる。
【0085】
上記方法の実施例に関する説明に基づいて、ソーシャルクライアントが
図2及び
図6に示すメッセージ表示方法をよりよく実行できるために、本願の実施例では、
図8Aに示すソーシャルクライアントをさらに提供する。
図8Aに示すように、本願の実施例におけるソーシャルクライアントは、チャットウィンドウコンポーネント81、メッセージキャッシュコンポーネント82、及びメッセージ処理コンポーネント83などの機能コンポーネントを少なくとも含むことができる。チャットウィンドウコンポーネント81は、ユーザと対話し、セッション中の各メッセージを記録し、セッションインタフェースをレンダリングして表示するコンポーネントである。一実施の形態では、該チャットウィンドウコンポーネント81は、共通のチャットウィンドウコンポーネント(All In One、AIO)であってもよい。いわゆるAIOは、異なるセッションで共有されるチャットウィンドウコンポーネントである。ソーシャルクライアント81は、AIOによって異なるセッションで検出されたユーザの入力、クリック動作などの行動習慣を一致と見なすことができ、ユーザに統一的な対話体験を提供する。メッセージキャッシュコンポーネント112は、チャットウィンドウコンポーネントからターゲットセッションの各メッセージを読み取り、読み取ったメッセージをキャッシュすることができるコンポーネントである。メッセージ処理コンポーネント83は、重複メッセージプロセッサの抽象モデルによって形成されるコンポーネントであり、主に、メッセージキャッシュコンポーネント82にキャッシュされた各メッセージを入力とし、内部演算を行った後、連続して重複する複数のセッションメッセージを部分的に折り畳んだり統合したりし、折り畳んだり統合したりして生成されたターゲットセッションメッセージを用いて、元の連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、それにより、チャットウィンドウコンポーネント81は、ローカルで生成されたターゲットセッションメッセージをセッションインタフェースに表示する。
【0086】
一般的なソーシャルクライアントと比較して、本願の実施例は、重複メッセージプロセッサの抽象モデルを追加し、該抽象モデルをメッセージ処理コンポーネント83としてソーシャルクライアントに内蔵することによってサーバ及びソーシャルクライアントにおけるメッセージキャッシュコンポーネント82のコードロジックを変更することなく、ユーザインタフェース(User Interface、UI)層においてターゲットセッションメッセージを表示するコードロジックを拡張すれば、ソーシャルクライアントが連続して重複する複数のセッションメッセージを検出し、連続して重複する複数のセッションメッセージを折り畳んだり、統合表示したりする機能を実現することができる。以上から分かるように、本願の実施例は、ソーシャルクライアントにメッセージ処理コンポーネント83を追加することによって、セッションメッセージを折り畳んだり、統合表示したりすることを実現し、コードロジックの変更をある程度減らすことができ、人件費を効果的に節約することができる。
【0087】
図8Aに示すソーシャルクライアント、及び
図2と
図6に示すメッセージ表示方法に基づいて、以下、
図8Bに示す方法概略図を組み合わせて、ソーシャルクライアントにおける各機能コンポーネントのワークフローの流れを概略的に示す。
【0088】
ユーザは、あるターゲットセッションのセッションメッセージを閲覧しようとするとき、該ターゲットセッションのセッションインタフェースを開いてチャットウィンドウに入ることができる。これに対応して、ソーシャルクライアントは、ユーザによるターゲットセッションのセッションインタフェースに対する開動作を検出すると、ステップs80によって、内部のメッセージキャッシュコンポーネント82を呼び出して、チャットウィンドウコンポーネント81からターゲットセッションのメッセージセットを読み取ることができる。該メッセージセットにおける各メッセージは、サーバによってチャットウィンドウコンポーネント81にプッシュされる。次に、ソーシャルクライアントは、ステップs81によって、該メッセージセットを入力としてメッセージ処理コンポーネント83に伝送することができる。メッセージ処理コンポーネント83は、メッセージセットを受信すると、ステップs82によって、メッセージセットをトラバーサルし、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあるか否かを検出することができる。実際の実施では、メッセージセット内に連続して重複するN件又はN件以上のセッションメッセージがあるか否かを検出することができ、Nの値は、経験値又はサービスニーズに応じて設定することができ、例えば、Nを5に設定してもよい。あると、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると判断することができる。このとき、ステップs83によって、複数のセッションメッセージのうちの一部のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得することができる。次に、ステップs84によって、第1折り畳みプロンプトを用いて、メッセージセットにおける折り畳まれた一部のセッションメッセージを置き換え、表示すべきメッセージリストを取得し、ステップs85によって、表示すべきメッセージリストをチャットウィンドウコンポーネント81に送信する。これに対応して、チャットウィンドウコンポーネント81は、ステップs86によって、表示すべきメッセージリスト中の各メッセージをセッションインタフェースに順次トラバーサルして表示し、表示すべきメッセージリスト中の第1折り畳みプロンプトをトラバーサルすると、折り畳みプロンプトのパターンで該メッセージを表示する。
【0089】
なお、ターゲットセッションが新しいセッションメッセージを受信すると、ソーシャルクライアントは、まずステップs87においてメッセージキャッシュコンポーネント82によって、新しいセッションメッセージをメッセージセットにキャッシュし、該メッセージセットを更新することができ、それにより、メッセージキャッシュコンポーネント82にキャッシュされたメッセージセットがターゲットセッションのすべてのメッセージを完全に含むことを確保する。次に、ステップs88において、メッセージキャッシュコンポーネント82によって、新しいセッションメッセージをメッセージ処理コンポーネント83に伝送する。これに対応して、メッセージ処理コンポーネント83は、新しいセッションメッセージを受信すると、ステップs89において、新しいセッションメッセージを用いて、表示すべきメッセージリストを更新し、更新後の表示すべきメッセージリストをチャットウィンドウコンポーネント81に送信し、チャットウィンドウコンポーネント81は、更新後の表示すべきメッセージリストに基づいてセッションインタフェースに対してUI更新を行う。新しいセッションメッセージを用いて表示すべきメッセージリストを更新する実施の形態は、以下の通りであってもよい。表示すべきメッセージリスト中のシステムプロンプトメッセージ以外の最後の1つのメッセージが第1折り畳みプロンプトであると、該新しいセッションメッセージが折り畳まれたセッションメッセージと重複するか否かを検出する。重複する場合、該新しいセッションメッセージを用いて、該第1折り畳みプロンプトを更新して、表示すべきメッセージリストを更新する。重複しない場合、該新しいセッションメッセージを表示すべきメッセージリストの末端に追加し、表示すべきメッセージリストを更新する。表示すべきメッセージリスト中のシステムプロンプトメッセージ以外の最後の1つのメッセージがセッションメッセージであると、表示すべきメッセージリストに、新しいセッションメッセージと重複する連続したN-1個のセッションメッセージがあるか否かを後から前に検出する。そうであれば、N-1個のセッションメッセージ及び新しいセッションメッセージのうちの一部のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得し、第1折り畳みプロンプトを表示すべきメッセージリストに追加して、表示すべきメッセージリストを更新する。そうではなければ、該新しいセッションメッセージを表示すべきメッセージリストの末端に追加して、表示すべきメッセージリストを更新する。
【0090】
別の実施例では、
図6に示すメッセージ表示方法から分かるように、ソーシャルクライアントは、さらに、複数のセッションメッセージのメッセージタイプを検出してもよい。これに基づいて、本願の実施例は、さらに、ソーシャルクライアントにタイプ判定コンポーネント84が内蔵されてもよい。この場合、メッセージ処理コンポーネント83は、ステップs83によって、メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると検出した場合、複数のセッションメッセージをタイプ判定コンポーネント84に送信することができる。これに対応して、タイプ判定コンポーネント84は、複数のセッションメッセージを受信すると、キーワードとマッチングすることによって、第1タイプ又は第2のタイプを含むことができる複数のセッションメッセージのメッセージタイプを決定し、次に、複数のセッションメッセージのメッセージタイプをメッセージ処理コンポーネント82に返信する。メッセージタイプが第1タイプであると、ステップs83~s85を行うことができる。メッセージタイプが第2のタイプである場合、複数のセッションメッセージに基づいて、画像メッセージを生成することができる。ここでは、画像メッセージが連続して重複するすべてのセッションメッセージを含むことを例として説明する。次に、画像メッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、表示すべきメッセージリストを取得し、次に、ステップs86によって、表示すべきメッセージリストをチャットウィンドウコンポーネント81に送信する。この場合、チャットウィンドウコンポーネント81は、
図8Cに示す表示ロジックを用いて、表示すべきメッセージリスト中の各メッセージをセッションインタフェースに順次トラバーサルして表示する。実際の実施では、
図8Cを参照すると、チャットウィンドウコンポーネント81が表示すべきメッセージリスト中の各メッセージを表示するステップは、ステップ801~ステップ807を含むことができる。
【0091】
ステップ801:表示すべきメッセージリストを取得する。
【0092】
ステップ802:表示すべきメッセージリストをトラバーサルする。
【0093】
ステップ803:現在トラバーサルしているメッセージが第1折り畳みプロンプト及び画像メッセージ以外のメッセージであるか否かを判断し、そうではなければ、ステップ804を行い、そうであれば、ステップ806を行う。
【0094】
ステップ804:現在トラバーサルしているメッセージが第1折り畳みプロンプトであるか否かを判断し、そうではなければ、ステップ805を行い、そうであれば、ステップ807を行う。
【0095】
ステップ805:画像メッセージのパターンで該メッセージを表示する。
【0096】
ステップ806:該メッセージを直接表示する。
【0097】
ステップ807:折り畳みプロンプトのパターンで該メッセージを表示する。
【0098】
以上から分かるように、本願の実施例のメッセージ表示ロジックは、ターゲットセッションに連続して重複するセッションメッセージがあり、連続して重複するセッションメッセージの数が予め設定された数(N件)に達すると、連続して重複する一部のセッションメッセージを表示することによって、セッションメッセージのメッセージ内容の完全な表示を確保してもよいし、連続して重複するもう一部のセッションメッセージを自動的に折り畳み、第1折り畳みプロンプトをセッションインタフェースに挿入して表示してもよい。このように、セッションインタフェースにおける面白くないスパム効果を効果的に減少させ、それにより、ユーザが重要なセッションメッセージを漏らす現象を減少させ、ソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を効果的に向上させることができる。
【0099】
上記メッセージ表示方法の実施例の説明に基づいて、本願の実施例は、メッセージ表示装置をさらに開示し、前記メッセージ表示装置は、端末において実行されるコンピュータプログラム(プログラムコードを含む)であってもよい。該メッセージ表示装置は、
図2又は
図6に示す方法を実行することができる。
図9を参照すると、前記メッセージ表示装置は、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示するように構成されている表示ユニット901と、
前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するように構成されている取得ユニット902と、を実行することができ、
前記表示ユニット901は、さらに、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するように構成されており、
前記表示ユニット901は、さらに、前記ターゲットセッションメッセージを用いて、前記メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するように構成されている。
【0100】
一実施の形態では、表示ユニット901は、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するとき、前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択し、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得し、
前記参照セッションメッセージ及び前記第1折り畳みプロンプトを用いて、ターゲットセッションメッセージを構成するように構成されている。
【0101】
別の実施の形態では、前記メッセージセットにおける各セッションメッセージは、いずれも、メッセージ受信時間を有する。これに対応して、表示ユニット901は、前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択するとき、前記複数のセッションメッセージからメッセージ受信時間が最も早いセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択し、又は、
前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択するように構成されている。
【0102】
別の実施の形態では、表示ユニット901は、前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択するとき、前記複数のセッションメッセージのうち、マスターユーザによって送信されたセッションメッセージがある場合、前記マスターユーザによって送信されたセッションメッセージを前記参照セッションメッセージとするように構成されており、
前記ターゲットセッションはソーシャルクライアントにより作成されるものであり、前記マスターユーザとは、前記ソーシャルクライアントにログインしているソーシャルアカウントに対応するユーザである。
【0103】
別の実施の形態では、前記第1折り畳みプロンプトは折り畳み識別子を含む。これに対応して、表示ユニット901は、前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得するとき、前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数を決定し、
前記余剰のセッションメッセージの余剰数に基づいて、折り畳み識別子を生成するように構成されている。
【0104】
別の実施の形態では、前記第1折り畳みプロンプトは、折り畳みメッセージを含む。これに対応して、表示ユニット901は、前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得するとき、前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数、及び前記余剰のセッションメッセージのメッセージ内容に基づいてプロンプト内容を生成し、前記プロンプト内容は、前記余剰数のユーザが連続して前記メッセージ内容を送信したことをプロンプトするために用いられ、又は、連続した前記余剰数のメッセージが前記メッセージ内容を含むことをプロンプトするために用いられ、
前記余剰のセッションメッセージに対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を取得し、前記ユーザ識別子は、ユーザ名前及びユーザ識別画像の少なくとも1つを含み、
取得したユーザ識別子及び前記プロンプト内容に基づいて、折り畳みメッセージを生成するように構成されている。
【0105】
別の実施の形態では、前記折り畳みメッセージは、表示をトリガーするための前記余剰メッセージのメッセージリンクを含む。これに対応して、表示ユニット901は、さらに、
前記折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、前記セッションインタフェースに前記余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示し、又は、
前記折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、前記セッションインタフェースにメッセージ表示ウィンドウを出力し、前記メッセージ表示ウィンドウに前記余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示するように構成されている。
【0106】
別の実施の形態では、前記ターゲットセッションメッセージは、前記複数のセッションメッセージと前記複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングする画像とに基づいて生成された画像メッセージを含む。これに対応して、表示ユニット901は、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するとき、前記複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングするメッセージディスプレイテンプレートを取得し、前記メッセージディスプレイテンプレートは、最上部領域、中間領域及び底部領域の3つの領域を含み、各領域内には、前記メッセージ内容とマッチングする画像が表示されており、
前記複数のセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得し、前記画像メッセージを前記ターゲットセッションメッセージに追加するように構成されている。
【0107】
別の実施の形態では、前記メッセージセットにおける各セッションメッセージは、いずれも、メッセージ受信時間を有する。これに対応して、表示ユニット901は、前記複数のセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得するとき、前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを選択し、選択されたセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得するように構成されている。
【0108】
これに対応して、表示ユニット901は、さらに、前記複数のセッションメッセージのうち、選択されていないセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第2の折り畳みプロンプトを取得し、前記第2の折り畳みプロンプトを前記ターゲットセッションメッセージに追加するように構成されている。
【0109】
別の実施の形態では、表示ユニット901は、さらに、
前記ターゲットセッションメッセージに対するシェア動作を検出し、前記ターゲットセッションメッセージに基づいてシェアピクチャを生成し、
前記セッションインタフェースからシェアインタフェースに切り替え、前記シェアインタフェースに前記シェアピクチャを表示するように構成されている。
【0110】
別の実施の形態では、前記複数のセッションメッセージは、マスターユーザによって送信されたセッションメッセージを含む。これに対応して、取得ユニット902はさらに、前記複数のセッションメッセージの数が数閾値よりも大きいと、前記マスターユーザに対応する電子リソース受け取り量を取得するように構成されており、前記電子リソース受け取り量は、リソース発行ユーザによって前記複数のセッションメッセージに対して発行された電子リソース総量に基づいて計算されるものであり、表示ユニット901は、さらに、前記セッションインタフェースからリソース受け取りインタフェースに切り替え、前記リソース受け取りインタフェースに前記電子リソース受け取り量及び前記リソース発行ユーザのユーザ識別子を表示するように構成されている。
【0111】
別の実施の形態では、表示ユニット901は、さらに、
前記セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージに対する選択トリガーイベントを検出すると、各々の表示されたセッションメッセージのメッセージオプションを前記セッションインタフェースに出力し、前記メッセージオプションは、前記表示されたセッションメッセージを選択するために用いられ、
前記セッションインタフェースにおけるメッセージオプションに対する選択動作に応じて選択されたメッセージオプションに対応する表示されたセッションメッセージを折り畳まれたセッションメッセージとし、
選択終了イベントを検出すると、前記折り畳まれたセッションメッセージに基づいて折り畳みメッセージを新規作成し、前記セッションインタフェースに前記折り畳みメッセージを用いて前記折り畳まれたセッションメッセージを置き換えて表示するように構成されている。
【0112】
別の実施の形態では、表示ユニット901は、選択終了イベントを検出すると、前記折り畳まれたセッションメッセージに基づいて折り畳みメッセージを新規作成するとき、選択終了イベントを検出すると、メッセージ名前付けウィンドウを出力し、
前記メッセージ名前付けウィンドウから、前記折り畳まれたセッションメッセージに対して設定されたカスタマイズメッセージ名前を取得し、
前記カスタマイズメッセージ名前に対する確認動作を検出すると、前記カスタマイズメッセージ名前及び前記折り畳まれたセッションメッセージのメッセージ送信ユーザのユーザ識別子に基づいて、折り畳みメッセージを生成するように構成されている。
【0113】
別の実施の形態では、表示ユニット901は、さらに、前記折り畳みメッセージがトリガーされると、前記折り畳みメッセージに関する動作オプションウィンドウを出力するように構成されており、前記動作オプションウィンドウは、コピーオプション、転送オプション、返信オプション、お気に入りオプション及び選択オプションの少なくとも1つの動作オプションを含む。
【0114】
メッセージ表示装置は、前記動作オプションウィンドウにおいて検出された選択動作に応じて、前記動作オプションウィンドウから、選択された動作オプションを決定し、前記選択された動作オプションに応じて、前記折り畳みメッセージに対して対応する動作を実行するように構成されている処理ユニット903をさらに含むことができる。
【0115】
別の実施の形態では、前記メッセージセットは、セッションメッセージ及び非セッションメッセージの少なくとも1つのメッセージを含む。これに対応して、処理ユニット903は、さらに、
前記メッセージセットからセッションメッセージを選別し、選別したセッションメッセージのうちの、連続して重複するセッションメッセージの数を計算し、
計算した数が予め設定された数以上の場合、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると決定し、
計算した数が前記予め設定された数未満の場合、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと決定するように構成されている。
【0116】
図2又は
図6に示す方法に係る各ステップは、
図9に示すメッセージ表示装置における各ユニットによって実行されてもよい。
図2に示すステップS201及びS203~S204は、
図9に示す表示ユニット901によって実行されてもよく、ステップS202は、
図9に示す取得ユニット902によって実行されてもよく、また例えば、
図6に示すステップS601に係る「ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示する」ステップ及びステップS605~S606は、
図9に示す表示ユニット901によって実行されてもよく、ステップS601に係る「ターゲットセッションのメッセージセットを取得する」ステップは、
図9に示す取得ユニット902によって実行されてもよく、ステップS602~S604は、
図9に示す処理ユニット903によって実行されてもよい。
【0117】
図9に示すメッセージ表示装置における各ユニットのそれぞれまたは全部は、1つまたは複数の別のユニットとして構成されていてもよいし、そのうちのいずれか(一部の)ユニットは、さらに機能的により小さい複数のユニットに分割して構成さてもよい。本願の実施形態の技術的効果の実現に影響を与えることなく、同様の動作を実現することができる。上記ユニットは、論理機能に基づいて区分されており、実際の応用においては、1つのユニットの機能は、複数のユニットによって実現されてもよいし、あるいは、複数のユニットの機能は、1つのユニットによって実現されてもよい。本願の実施例では、メッセージ表示装置をベースとして他のユニットを含んでもよく、実際の応用においては、これらの機能は他のユニットによって協力して実現されてもよいし、複数のユニットによって協力して実現されてもよい。
【0118】
本願の実施例は、中央処理ユニット(CPU、Central Processing Unit )、ランダムアクセス記憶媒体 (RAM、Random Access Memory )、読み取り専用記憶媒体(ROM、Read-Only Memory )などの処理素子及び記憶素子を含む、コンピュータなどの汎用計算機器において実行され、
図2又は
図6に示す対応する方法に係る各ステップのコンピュータプログラム(プログラムコードを含む)を実行することができ、
図9に示すメッセージ表示装置機器を構成し、本願の実施例のメッセージ表示方法を実現する。前記コンピュータプログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能記録媒体に記載され、コンピュータ読み取り可能記録媒体を介して上記計算機器に搭載して実行することができる。
【0119】
本願の実施例は、ターゲットセッションのメッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得し、ターゲットセッションメッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、そして、ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示する。以上から分かるように、上記メッセージの表示中、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースにターゲットセッションメッセージを用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えて表示することができ、このように、複数のセッションメッセージの直接表示による面白くないスパム効果を効果的に減少させ、ソーシャルクライアントのメッセージ表示モードを豊富にし、ソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を効果的に向上させることができる。
【0120】
上記方法の実施例及び装置の実施例の説明に基づいて、本願の実施例は、端末をさらに提供する。
図10を参照すると、該端末は、プロセッサ1001、入力機器1002、出力機器1003及びコンピュータ記憶媒体1004を少なくとも含む。端末におけるプロセッサ1001、入力機器1002、出力機器1003及びコンピュータ記憶媒体1004は、バスまたは他の形態で接続することができる。本願の実施例では、端末は、前述実施例で言及されたソーシャルクライアントをさらに実行することができる。
【0121】
コンピュータ記憶媒体1004は、端末のメモリに記憶されていてもよく、前記コンピュータ記憶媒体1004は、プログラム命令を含むコンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記プロセッサ1001は、前記コンピュータ記憶媒体1004に記憶されるプログラム命令を実行するように構成されている。プロセッサ1001(又は、中央プロセッサ(Central Processing Unit、CPU)と呼ばれる)は、端末のコンピューティングコアおよび制御コアであり、1つ又は複数の命令を実現し、例えば、1つ又は複数の命令をロードして実行し、それにより、対応する方法プロセス又は対応する機能を実現する。1つの実施例では、本願の実施例に記載のプロセッサ1001は、ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得すること、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得すること、ターゲットセッションメッセージを用いて前記メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示することなどを含む、一連のメッセージ表示処理を行うように構成されている。
【0122】
本願の実施例は、コンピュータ記憶媒体(Memory)をさらに提供し、前記コンピュータ記憶媒体は、端末におけるメモリ機器であり、プログラム及びデータを記憶するために用いられ、例えば、コンピュータ記憶媒体は、ソーシャルクライアントのプログラムコード命令を記憶するために用いられる。ここでのコンピュータ記憶媒体は、端末における内蔵記憶媒体を含んでもよいし、当然ながら、端末がサポートする拡張記憶媒体を含んでもよい。コンピュータ記憶媒体は、端末のオペレーティングシステムが記憶されるメモリ空間を提供する。また、該メモリ空間には、プロセッサ1001によりロードされて実行される1つ又は複数の命令が記憶され、これらの命令は、1つ以上のコンピュータプログラム(プログラムコードを含む)であってもよい。なお、ここでのコンピュータ記憶媒体は、高速RAMメモリであってもよいし、少なくとも1つの磁気ディスクメモリなどの不安定メモリ(non-volatile memory)であってもよいし、オプションとして、前述プロセッサから離れる少なくとも1つのコンピュータ記憶媒体であってもよい。
【0123】
1つの実施例では、プロセッサ1001は、コンピュータ記憶媒体に記憶された、ソーシャルクライアントに関する1つ又は複数の命令をロードして実行し、上記メッセージ表示方法の実施例における方法の対応するステップを実現する。実現では、コンピュータ記憶媒体における1つ又は複数の命令は、プロセッサ1001によりロードされ、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するステップと、
前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するステップと、
前記ターゲットセッションメッセージを用いて前記メッセージセットにおける前記連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するステップと、を実行する。
【0124】
本願の実施例は、ターゲットセッションのメッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得し、ターゲットセッションメッセージを用いて、メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、そして、ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示することができる。以上から分かるように、上記メッセージの表示中、ソーシャルクライアントは、セッションインタフェースにターゲットセッションメッセージを用いて、連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換えて表示することができ、このように、複数のセッションメッセージの直接表示による面白くないスパム効果を効果的に減少させ、ソーシャルクライアントのメッセージ表示モードを豊富にし、ソーシャルクライアントに対するユーザの依存度を効果的に向上させることができる。
【0125】
以上開示されたものは、本願の好適な実施例に過ぎないが、本願の請求範囲を限定するものはできないので、本願の特許請求の範囲による同等の変化は、本願がカバーする範囲に属する。
【符号の説明】
【0126】
11 ソーシャルクライアント
12 サーバ
31 プロンプト内容
32 ユーザ識別子
33 メッセージ
34 メッセージ送信ボタン
35 識別子省略記号
36 メッセージリンク
37 内容省略記号
38 識別子
41 参照セッションメッセージ
42 プロンプト
43 第1セッションメッセージ
44 第2のセッションメッセージ
45 メッセージ表示ウィンドウ
51 メッセージオプション
52 選択トリガーボタン
53 選択終了ボタン
54 メッセージ
55 ウィンドウ
56 名前設定領域
57 名前確認ボタン
58 メッセージボタン
59 動作オプションウィンドウ
71 メッセージ送信ボタン
72 メッセージ入力領域
73 メッセージシェアボタン
74 ユーザ選択領域
75 ピクチャシェアボタン
76 ピクチャ編集ボタン
81 チャットウィンドウコンポーネント
82 メッセージキャッシュコンポーネント
83 メッセージ処理コンポーネント
84 タイプ判定コンポーネント
112 メッセージキャッシュコンポーネント
901 表示ユニット
902 取得ユニット
903 処理ユニット
1001 プロセッサ
1002 入力機器
1003 出力機器
1004 コンピュータ記憶媒体
【手続補正書】
【提出日】2022-07-28
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行するメッセージ表示方法であって、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示し、前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するステップと、
前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するステップと、
前記ターゲットセッションメッセージを用いて、前記メッセージセットにおける前記連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するステップと、を含む、メッセージ表示方法。
【請求項2】
前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択するステップと、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得するステップと、
前記参照セッションメッセージ及び前記第1折り畳みプロンプトを用いて、ターゲットセッションメッセージを構成するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記メッセージセットにおける各セッションメッセージはいずれもメッセージ受信時間を有し、
前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間が最も早いセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択するステップ、又は、
前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを参照セッションメッセージとして選択するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記複数のセッションメッセージから参照セッションメッセージを選択する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージにログインユーザによって送信されたセッションメッセージがある場合、前記ログインユーザによって送信されたセッションメッセージを前記参照セッションメッセージとするステップをさらに含み、
前記ターゲットセッションはソーシャルクライアントにより作成されるものであり、前記ログインユーザとは、前記ソーシャルクライアントにログインしているソーシャルアカウントに対応するユーザを指す、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1折り畳みプロンプトは折り畳み識別子を含み、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数を決定するステップと、
前記余剰のセッションメッセージの余剰数に基づいて、折り畳み識別子を生成するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1折り畳みプロンプトは、折り畳みメッセージを含み、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第1折り畳みプロンプトを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージのうち前記参照セッションメッセージ以外の余剰のセッションメッセージの余剰数、及び前記余剰のセッションメッセージのメッセージ内容に基づいてプロンプト内容を生成するステップであって、前記プロンプト内容は、前記余剰数のユーザが連続して前記メッセージ内容を送信したことをプロンプトするために用いられ、又は、連続した前記余剰数のメッセージが前記メッセージ内容を含むことをプロンプトするために用いられる、ステップと、
前記余剰のセッションメッセージに対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を取得するステップであって、前記ユーザ識別子は、ユーザ名前及びユーザ識別画像の少なくとも1つを含む、ステップと、
取得したユーザ識別子及び前記プロンプト内容に基づいて、折り畳みメッセージを生成するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記折り畳みメッセージは、前記余剰メッセージの表示をトリガーするためのメッセージリンクを含み、
前記方法は、
前記折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、前記セッションインタフェースに前記余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示するステップ、又は、
前記折り畳みメッセージのうちのメッセージリンクがトリガーされると、前記セッションインタフェースにメッセージ表示ウィンドウを出力し、前記メッセージ表示ウィンドウに前記余剰のセッションメッセージ及び対応するメッセージ送信ユーザのユーザ識別子を表示するステップをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記ターゲットセッションメッセージは画像メッセージを含み、
前記画像メッセージは前記複数のセッションメッセージと、前記複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングする画像と、に基づいて生成されたものであり、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージのメッセージ内容とマッチングするメッセージディスプレイテンプレートを取得するステップであって、前記メッセージディスプレイテンプレートは、最上部領域、中間領域及び底部領域の3つの領域を含み、各領域内には、前記メッセージ内容とマッチングする画像が表示されている、ステップと、
前記複数のセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得し、前記画像メッセージを前記ターゲットセッションメッセージに追加するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記メッセージセットにおける各セッションメッセージは、いずれも、メッセージ受信時間を有し、
前記複数のセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得する前記ステップは、
前記複数のセッションメッセージから、メッセージ受信時間の早い順に予め設定された数のセッションメッセージを選択するステップと、
選択されたセッションメッセージを前記メッセージディスプレイテンプレートの中間領域に充填し、画像メッセージを取得するステップと、を含み、
前記方法は、
前記複数のセッションメッセージのうち、選択されていないセッションメッセージに対して折り畳み処理を行い、第2の折り畳みプロンプトを取得するステップと、
前記第2の折り畳みプロンプトを前記ターゲットセッションメッセージに追加するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ターゲットセッションメッセージに対するシェア動作を検出すると、前記ターゲットセッションメッセージに基づいてシェアピクチャを生成するステップと、
前記セッションインタフェースからシェアインタフェースに切り替え、前記シェアインタフェースに前記シェアピクチャを表示するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のセッションメッセージは、ログインユーザによって送信されたセッションメッセージを含み、
前記方法は、
前記複数のセッションメッセージの数が数閾値よりも大きいと、前記ログインユーザに対応する電子リソース受け取り量を取得するステップであって、前記電子リソース受け取り量は、リソース発行ユーザによって前記複数のセッションメッセージに対して発行された電子リソース総量に基づいて計算されるものである、ステップと、
前記セッションインタフェースからリソース受け取りインタフェースに切り替え、前記リソース受け取りインタフェースに前記電子リソース受け取り量及び前記リソース発行ユーザのユーザ識別子を表示するステップと、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記セッションインタフェースに表示されたセッションメッセージに対する選択トリガーイベントを検出すると、各々の表示されたセッションメッセージのメッセージオプションを前記セッションインタフェースに出力するステップであって、前記メッセージオプションは、前記表示されたセッションメッセージを選択するために用いられる、ステップと、
前記セッションインタフェースにおけるメッセージオプションに対する選択動作に応じて、選択されたメッセージオプションに対応する表示されたセッションメッセージを折り畳まれたセッションメッセージとするステップと、
選択終了イベントを検出すると、前記折り畳まれたセッションメッセージに基づいて折り畳みメッセージを新規作成し、前記セッションインタフェースに前記折り畳みメッセージを用いて前記折り畳まれたセッションメッセージを置き換えて表示するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
選択終了イベントを検出すると、前記折り畳まれたセッションメッセージに基づいて折り畳みメッセージを新規作成する前記ステップは、
選択終了イベントを検出すると、メッセージ名前付けウィンドウを出力するステップと、
前記メッセージ名前付けウィンドウから、前記折り畳まれたセッションメッセージに対して設定されたカスタマイズメッセージ名前を取得するステップと、
前記カスタマイズメッセージ名前に対する確認動作を検出すると、前記カスタマイズメッセージ名前及び前記折り畳まれたセッションメッセージのメッセージ送信ユーザのユーザ識別子に基づいて、折り畳みメッセージを生成するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記折り畳みメッセージがトリガーされると、前記折り畳みメッセージに関する動作オプションウィンドウを出力するステップであって、前記動作オプションウィンドウは、コピーオプション、転送オプション、返信オプション、お気に入りオプション及び選択オプションの少なくとも1つの動作オプションを含む、ステップと、
前記動作オプションウィンドウにおいて検出された選択動作に応じて、前記動作オプションウィンドウから、選択された動作オプションを決定するステップと、
前記選択された動作オプションに応じて、前記折り畳みメッセージに対して対応する動作を実行するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記メッセージセットは、セッションメッセージ及び非セッションメッセージの少なくとも1つのメッセージを含み、
前記方法は、
前記メッセージセットからセッションメッセージを選別し、選別したセッションメッセージのうちの、連続して重複するセッションメッセージの数を計算するステップと、
計算した数が予め設定された数以上の場合、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがあると決定するステップと、
計算した数が前記予め設定された数未満の場合、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがないと決定するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
メッセージ表示装置であって、
ターゲットセッションのセッションインタフェースを表示するように構成されている表示ユニットと、
前記ターゲットセッションのメッセージセットを取得するように構成されている取得ユニットと、を含み、
前記表示ユニットは、さらに、前記メッセージセットに連続して重複する複数のセッションメッセージがある場合、前記複数のセッションメッセージに基づいて、ターゲットセッションメッセージを取得するように構成されており、
前記表示ユニットは、前記ターゲットセッションメッセージを用いて前記メッセージセットにおける連続して重複する複数のセッションメッセージを置き換え、前記ターゲットセッションのセッションインタフェースに置換後のメッセージセットを表示するさらにように構成されている、メッセージ表示装置。
【請求項17】
プロセッサ及びメモリを含む端末であって、
前記メモリには少なくとも1つのプログラムコードが記憶されており、前記少なくとも1つのプログラムコードは、前記プロセッサによりロードされて実行されて、請求項1~請求項15のいずれかに記載のメッセージ表示方法を実現する、端末。
【請求項18】
請求項1~請求項15のいずれか一項に記載のメッセージ表示方法を実行させるコンピュータプログラム。
【国際調査報告】