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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-30
(54)【発明の名称】物品キャリヤとそのためのブランク
(51)【国際特許分類】
   B65D 71/50 20060101AFI20230323BHJP
【FI】
B65D71/50
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022546509
(86)(22)【出願日】2021-01-29
(85)【翻訳文提出日】2022-09-26
(86)【国際出願番号】 US2021015764
(87)【国際公開番号】W WO2021155189
(87)【国際公開日】2021-08-05
(31)【優先権主張番号】62/967,382
(32)【優先日】2020-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジュリアン・デ・メルゾー
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA22
3E067AC12
3E067BA20
3E067BB01
3E067BB14
3E067BC10
3E067CA24
3E067EA01
3E067EA04
3E067EA06
3E067EB01
3E067EE02
3E067FA01
3E067FB20
3E067FC07
3E067GD07
3E067GD10
(57)【要約】
本開示の態様は、1つまたは複数の物品をパッケージするための物品キャリヤと、物品キャリヤを形成するためのブランクに関する。物品キャリヤは、その対向する端部の一方または両方に、少なくとも二重のストラップハンドルを有する。物品キャリヤは、それぞれの上部エッジに沿って補強ストラップにヒンジ接続された端部架橋ストラップを備えている。補強ストラップは、その対向する両端部でキャリヤのサイドパネルに固定されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数の物品をパッケージするための物品キャリヤであって、物品キャリヤの対向する端部の一方または両方に少なくとも二重のストラップハンドルを備えた物品キャリヤにおいて、端部架橋ストラップが、それぞれの上部エッジに沿って補強ストラップにヒンジ接続され、前記補強ストラップが、その対向する端部で当該物品キャリヤのサイドパネルに固定されていることを特徴とする、物品キャリヤ。
【請求項2】
第1の仕上げ面と、前記第1の仕上げ面に対向する第2の裏面とを備えるシート材料から形成され、前記端部架橋ストラップの第2の裏面が、前記補強ストラップの第2の裏面に面するように配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の物品キャリヤ。
【請求項3】
前記端部架橋ストラップの前記第1の仕上げ面が、当該物品キャリヤの内部の内側に面するように配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の物品キャリヤ。
【請求項4】
前記補強ストラップの前記第1の仕上げ面が、当該物品キャリヤの外面を提供するために外側に面するように配置されることを特徴とする、請求項2に記載の物品キャリヤ。
【請求項5】
少なくとも1つの物品を受容するための開口部を有するメインパネルと、隣接する一対の物品を分離するための少なくとも1つのキール構造とを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の物品キャリヤ。
【請求項6】
前記キール構造が、キール折り線によって互いにヒンジ接続された一対のキールパネルと、前記一対のキールパネルのそれぞれにヒンジ接続された一対の支柱パネルと、前記一対の支柱パネルの一方を前記一対の支柱パネルの他方に結合するブレースパネルと、を備えていることを特徴とする、請求項5に記載の物品キャリヤ。
【請求項7】
前記一対のキールパネル、前記一対の支柱パネル、および前記ブレースパネルのそれぞれから開口部が部分的に形成されていることを特徴とする、請求項6に記載の物品キャリヤ。
【請求項8】
前記補強ストラップが、第1の折り線に沿ってヒンジ接続されたコーナーパネルと、第2の折り線に沿って前記コーナーパネルにヒンジ接続された端部フラップと、を備えていることを特徴とする、請求項2に記載の物品キャリヤ。
【請求項9】
前記端部フラップおよび前記コーナーパネルのうちの少なくとも1つは、当該物品キャリヤの隣接するサイドパネルに固定されていることを特徴とする、請求項8に記載の物品キャリヤ。
【請求項10】
前記コーナーパネルが隣接する前記サイドパネルに固定されて、当該物品キャリヤの面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成していることを特徴とする、請求項9に記載の物品キャリヤ。
【請求項11】
前記端部フラップが隣接する前記サイドパネルに固定されて、当該物品キャリヤの面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成していることを特徴とする、請求項9に記載の物品キャリヤ。
【請求項12】
接着剤が前記端部フラップの第1の仕上げ面に塗布され、前記端部フラップの第1の仕上げ面が、隣接する前記サイドパネルの第2の裏面に固定されていることを特徴とする、請求項11に記載の物品キャリヤ。
【請求項13】
接着剤が前記コーナーパネルの第1の仕上げ面に塗布され、前記コーナーパネルの第1の仕上げ面が、隣接する前記サイドパネルの第2の裏面に固定されていることを特徴とする、請求項10に記載の物品キャリヤ。
【請求項14】
隣接する前記サイドパネルの端部が前記コーナーパネルに固定され、当該物品キャリヤの面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成していることを特徴とする、請求項9に記載の物品キャリヤ。
【請求項15】
端部が、少なくとも部分的に、第3の折り線によって画定されていることを特徴とする、請求項14に記載の物品キャリヤ。
【請求項16】
前記端部架橋ストラップが、ガセットパネルおよびウェブパネルによって隣接する前記サイドパネルにヒンジ接続され、前記コーナーパネルは、前記少なくとも二重のストラップハンドルの三重の部分を設けるように、前記ガセットパネルと前記ウェブパネルとの間に挿入されていることを特徴とする、請求項9に記載の物品キャリヤ。
【請求項17】
前記ガセットパネルが、第4の折り線によって隣接する前記サイドパネルにヒンジ接続され、前記第4の折り線と前記第1の折り線とは鈍角を規定していることを特徴とする、請求項16に記載の物品キャリヤ。
【請求項18】
前記補強ストラップの下部エッジが、持ち運びハンドルの非線形の係合エッジを提供するように輪郭付けされていることを特徴とする、請求項1に記載の物品キャリヤ。
【請求項19】
前記補強ストラップの下部エッジが、持ち運びハンドルの弧状の係合エッジを提供するように窪んでいることを特徴とする、請求項1に記載の物品キャリヤ。
【請求項20】
物品キャリヤを形成するためのブランクであって、セットアップキャリヤの対向する端部の一方または両方に少なくとも二重のストラップハンドルを形成するためのパネルと、対向するサイドパネルと、端部架橋ストラップとを備えたブランクにおいて、前記端部架橋ストラップが、補強ストラップの内側エッジにヒンジ接続され、前記補強ストラップは、前記セットアップキャリヤ内の対向するサイドパネルにその対向する端部で固定されていることを特徴とする、ブランク。
【請求項21】
物品キャリヤを形成するためのブランクであって、メインパネルおよび隣接するサイドパネルを備えたブランクにおいて、前記メインパネルが、端部架橋ストラップとキール構造とを備え、前記キール構造は、少なくとも1つのキールパネルを含み、当該ブランクは、前記端部架橋ストラップを隣接するサイドパネルに結合するガセットパネルを含み、前記ガセットパネルは、第4の折り線によって前記端部架橋ストラップにヒンジ接続され、前記キールパネルは、支柱パネルによって隣接する前記サイドパネルに結合され、前記支柱パネルは、第5の折り線によって前記キールパネルにヒンジ接続され、前記第4の折り線が、第5の折り線からオフセットされていることを特徴とする、ブランク。
【請求項22】
物品キャリヤを形成するためのブランクであって、メインパネルおよび隣接するサイドパネルを備えたブランクにおいて、前記メインパネルが、端部架橋ストラップとキール構造とを備え、前記キール構造は、少なくとも1つのキールパネルを含み、当該ブランクは、前記端部架橋ストラップを隣接するサイドパネルに結合するガセットパネルを含み、前記ガセットパネルは、第4の折り線によって前記端部架橋ストラップにヒンジ接続され、前記キールパネルは、支柱パネルによって隣接する前記サイドパネルに結合され、前記支柱パネルは、第5の折り線によって前記キールパネルにヒンジ接続され、前記第4の折り線が、第5の折り線と同一線上にはないことを特徴とする、ブランク。
【請求項23】
1つまたは複数の物品をパッケージするための物品キャリヤであって、丸みを帯びたまたは面取りされたコーナーを備えた物品キャリヤにおいて、当該物品キャリヤは、第4の折り線によってそれにヒンジ接続されたコーナーパネルを含む端部架橋ストラップを備え、当該物品キャリヤは、第6の折り線によって前記コーナーパネルにヒンジ接続されたコネクタパネルをさらに備え、前記コネクタパネルは、第7の折り線によって隣接するサイドストラップにヒンジ接続され、前記コーナーパネルは隣接する前記サイドストラップに固定されていることを特徴とする、物品キャリヤ。
【請求項24】
当該物品キャリヤは、第1の仕上げ面と、前記第1の仕上げ面に対向する第2の裏面とを備えたシート材料で形成された物品キャリヤであって、コーナーパネルの前記第2の裏面が、隣接する前記サイドストラップの第2の裏面に固定されていることを特徴とする、請求項23に記載の物品キャリヤ。
【請求項25】
前記端部架橋ストラップの下部エッジは、持ち運びハンドルの弧状の係合エッジを設けるように輪郭付けされていることを特徴とする、請求項23に記載の物品キャリヤ。
【請求項26】
前記端部架橋ストラップの下部エッジは、持ち運びハンドルの非線形の係合エッジを設けるように窪んでいることを特徴とする、請求項23に記載の物品キャリヤ。
【請求項27】
丸みを帯びたまたは面取りされたコーナーを備えた物品キャリヤを形成するためのブランクであって、第4の折り線によってそれにヒンジ接続されたコーナーパネルを含む端部架橋ストラップを備えたブランクにおいて、当該ブランクは、第6の折り線によって前記コーナーパネルにヒンジ接続されたコネクタパネルを備え、前記コネクタパネルが、第7の折り線によって隣接するサイドストラップにヒンジ接続され、前記コーナーパネルは、セットアップキャリヤの隣接する前記サイドストラップに固定され得ることを特徴とする、ブランク。
【請求項28】
請求項23に記載の物品キャリヤと、前記物品キャリヤによって保持される1つ以上の物品とを含んでなることを特徴とする、パッケージ。
【請求項29】
隣接する前記サイドストラップが、前記物品キャリヤの他の部分が接続されていないフリーエッジを備えていることを特徴とする、請求項28に記載のパッケージ。
【請求項30】
隣接する前記サイドストラップがフリーエッジを含み、それを越えて1つまたは複数の物品の少なくとも一部が延在していることを特徴とする、請求項28に記載のパッケージ。
【請求項31】
隣接する前記サイドストラップがその端部でコーナーパネルの少なくとも一部に接着剤によって固定されていることを特徴とする、請求項28に記載のパッケージ。
【請求項32】
請求項1に記載の物品キャリヤと、前記物品キャリヤによって保持される1つ以上の物品とを含んでなるパッケージ。
【請求項33】
前記サイドパネルはそれぞれ、前記物品キャリヤの他の部分が接続されていないフリーエッジを備えていることを特徴とする、請求項32に記載のパッケージ。
【請求項34】
前記サイドパネルのうちの1つまたは複数が、1つまたは複数の物品の少なくとも一部がそれを越えて延在するフリーエッジを備えていることを特徴とする、請求項32に記載のパッケージ。
【請求項35】
請求項21または22に記載のブランクから形成された物品キャリヤと、前記物品キャリヤによって保持される1つまたは複数の物品とを含んでなることを特徴とする、パッケージ。
【請求項36】
隣接する前記サイドパネルは、物品キャリヤの他の部分が接続されていないフリーエッジを備えていることを特徴とする、請求項35に記載のパッケージ。
【請求項37】
隣接する前記サイドパネルは、前記1つまたは複数の物品の少なくとも一部がそれを越えて延在するフリーエッジを備えていることを特徴とする、請求項35に記載のパッケージ。
【請求項38】
隣接する前記サイドパネルは、その端部で前記物品キャリヤの外側のエンドパネルの少なくとも一部に接着剤によって固定されていることを特徴とする、請求項35に記載のパッケージ。
【請求項39】
1つまたは複数の物品のうちの少なくとも1つが、接着剤によって前記物品キャリヤに結合されていることを特徴とする、請求項28、32、または35のいずれか一項に記載のパッケージ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年1月29日に出願された米国仮特許出願番号62/967,382の利益を主張し、その開示は、この参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本発明は、物品キャリヤおよびそれを形成するためのブランクに関する。より具体的には、排他的ではないが、本発明は、キャリヤが物品の対向する端部の間のほぼ中間に位置するように、物品を受容するための1つ以上の開口を有するキャリヤに関する。
【背景技術】
【0003】
包装(パッケージ)の分野では、複数の物品を運ぶためのカートンを提供することが知られている。カートンは当技術分野で周知であり、消費者が一群の物品を消費のために輸送、保管、およびアクセスできるようにするのに有用である。コストと環境を考慮して、そのようなカートンまたはキャリヤは、できるだけ少ない材料で形成する必要があり、それらを形成する材料の浪費をできるだけ少なくする必要がある。さらに考慮すべき点は、カートンの強度と、大量の物品を保持および輸送するための適合性である。カートンの内容物がカートン内で安全であることが望ましい。
【0004】
本開示の目的は、最小限の外観を有し、実質的に円筒状の物品用の物品キャリヤであって、それらの物品群をマトリックスまたはアレイ配置で保持または維持する物品キャリヤを提供することである。
【0005】
本発明は、典型的には板紙などから形成されるカートンの分野における改良をもたらそうとするものである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、1つ以上の物品をパッケージするための物品キャリヤを提供する。物品キャリヤは、その対向する端部の一方または両方に、少なくとも二重のストラップハンドルを有する。物品キャリヤは、それぞれの上部エッジに沿って補強ストラップにヒンジ接続された端部架橋ストラップを備える。補強ストラップは、その対向する端部でキャリヤのサイドパネルに固定されている。
【0007】
任意選択で、物品キャリヤは、第1の仕上げ面と、第1の仕上げ面に対向する第2の裏面とを有するシート材料から形成され、端部架橋ストラップの第2の裏面が、補強ストラップの第2の裏面に面するように配置されている。
【0008】
任意選択で、端部架橋ストラップの第1の仕上げ面が、キャリヤの内部の内側に面するように配置されている。
【0009】
任意選択で、補強ストラップの第1の仕上げ面は、キャリヤの外面を提供するために外側に面するように配置されている。
【0010】
任意選択で、物品キャリヤは、少なくとも1つの物品を受容するための開口部を有するメインパネルと、隣接する一対の物品を離間または分離するための少なくとも1つのキール構造とを備えている。
【0011】
任意選択で、キール構造は、キール折り線によって互いにヒンジ接続された一対のキールパネルと、一対のキールパネルのそれぞれにヒンジ接続された一対の支柱パネルとを備え、ブレースパネルが、一対の支柱パネルのうちの第1のパネルを一対の支柱パネルのうちの他のパネルに結合する。
【0012】
任意選択で、一対のキールパネル、一対の支柱パネル、およびブレースパネルのそれぞれから部分的に開口が打ち抜かれる。
【0013】
任意選択で、補強ストラップは、第1の折り線に沿ってヒンジ接続されたコーナーパネルと、第2の折り線に沿ってコーナーパネルにヒンジ接続された端部フラップとを備えている。
【0014】
任意選択で、端部フラップおよびコーナーパネルの少なくとも一方がキャリヤの隣接するサイドパネルに固定される。
【0015】
任意選択で、コーナーパネルを隣接するサイドパネルに固定して、キャリヤの面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成する。
【0016】
任意選択で、端部フラップは隣接するサイドパネルに固定されて、キャリヤの面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成する。
【0017】
任意に、端部フラップの第1の仕上げ面に接着剤を塗布し、端部フラップの第1の仕上げ面を隣接するサイドパネルの第2の裏面に固定する。
【0018】
任意選択で、コーナーパネルの第1の仕上げ面に接着剤を塗布し、コーナーパネルの第1の仕上げ面を隣接するサイドパネルの第2の裏面に固定する。
【0019】
任意選択で、隣接するサイドパネルの端部がコーナーパネルに固定されて、キャリヤの面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成する。
【0020】
任意選択で、端部は、少なくとも部分的に、第3の折り線によって画定されている。
【0021】
任意選択で、端部架橋ストラップは、ガセットパネルおよびウェブパネルによって隣接するサイドパネルにヒンジ接続され、コーナーパネルは、ガセットパネルとウェブパネルとの間に挿入されて、少なくとも二重のストラップハンドルの三重の部分を設けている。
【0022】
任意選択で、ガセットパネルは、第4の折り線によって隣接するサイドパネルにヒンジ接続され、第4の折り線と第1の折り線とは鈍角を規定している。
【0023】
任意選択で、補強ストラップの下部エッジは、持ち運びハンドルの非直線状または弧状の係合エッジを提供するように輪郭付けまたは窪みを付けられる。
【0024】
本発明の第2の態様は、物品キャリヤを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、セットアップキャリヤの対向する端部の一方または両方で少なくとも二重のストラップハンドルを形成するパネル、対向するサイドパネル、および端部架橋ストラップを備えている。端部架橋ストラップは、その内側エッジに沿って補強ストラップにヒンジ接続されている。補強ストラップは、セットアップキャリヤ内の対向するサイドパネルにその対向する端部で固定可能である。
【0025】
本発明の第3の態様は、物品キャリヤを形成するためのブランクを提供する。ブランクはメインパネルと隣接するサイドパネルとを備える。メインパネルは、端部架橋ストラップとキール構造とを備える。キール構造は、少なくとも1つのキールパネルを含む。ブランクは、端部架橋ストラップを隣接するサイドパネルに連結するガセットパネルを含む。ガセットパネルは、第4の折り線によって端部架橋ストラップにヒンジ接続されている。キールパネルは、支柱パネルによって隣接するサイドパネルに結合されている。支柱パネルは、第5の折り線によってキールパネルにヒンジ接続されている。第4の折り線は、第5の折り線からオフセットされているか、同一線上にない。
【0026】
本発明の第5の態様は、1つ以上の物品をパッケージするための物品キャリヤを提供する。物品キャリヤのコーナー(角)は丸みを帯びているか、面取りされている。物品キャリヤは、第4の折り線によってヒンジ接続されたコーナーパネルを有する端部架橋ストラップを備える。物品キャリヤは、第6の折り線によってコーナーパネルにヒンジ接続されたコネクタパネルを含む。コネクタパネルは、第7の折り線によって隣接するサイドストラップにヒンジ接続されている。コーナーパネルは隣接するサイドストラップに固定されている。
【0027】
任意選択で、物品キャリヤは、第1の仕上げ面と、第1の仕上げ面に対向する第2の裏面とを有するシート材料で形成され、コーナーパネルの第2の裏面は、隣接するサイドストラップの第2の裏面に固定される。
【0028】
任意選択で、端部架橋ストラップの下部エッジは、持ち運びハンドルの非線形または弧状の係合エッジを設けるように輪郭付けされる。
【0029】
任意選択で、端部架橋ストラップの下部エッジは、持ち運びハンドルの非線形の係合エッジを設けるように窪んでいる。
【0030】
本発明の第6の態様は、丸みを帯びたまたは面取りされたコーナーを有する物品キャリヤを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、第4の折り線によってヒンジ接続されたコーナーパネルを有する端部架橋ストラップを備える。ブランクは、第6の折り線によってコーナーパネルにヒンジ接続されたコネクタパネルを備える。コネクタパネルは、第7の折り線によって隣接するサイドストラップにヒンジ接続されている。コーナーパネルは、セットアップキャリヤの隣接するサイドストラップに固定可能である。
【0031】
本出願の範囲内で、前述の段落、特許請求の範囲、および/または以下の説明および図面に記載されているさまざまな態様、実施形態、例、特徴、および代替物は、独立して、またはそれらの任意の組み合わせで考慮または解釈することができる。
【0032】
一実施形態に関連して、または一実施形態に関連して説明された特徴または要素は、特徴の非互換性がない限り、すべての実施形態に適用可能である。一実施形態からの1つまたは複数の特徴または要素は、本明細書に開示される他の実施形態のいずれかに組み込まれるか、或いは、それらと組み合わされ、そして、1つの実施形態から抽出された特徴または要素は、他の実施形態の1つまたは複数の特徴または要素に加えて、或いは、それらの代わりに含めることができる。
【0033】
本明細書に開示される実施形態の特徴、または特徴の組み合わせは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出することができる。或いは、ある実施形態の特徴または特徴の組み合わせは、その実施形態から省略されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0034】
次に、本発明の例示的な実施形態を、添付の図面を参照して説明する。
【0035】
図1】第1の実施形態によるキャリヤを形成するためのブランクの上からの平面図である。
図2図1のブランクから形成されたキャリヤの上方からの斜視図である。
図3図1のブランクから形成されたキャリヤの別の斜視図であり、使用時の持ち運びハンドルを示している。
図4】第2の実施形態によるキャリヤを形成するためのブランクの上からの平面図である。
図5】第3の実施形態によるキャリヤを形成するためのブランクの上からの平面図である。
図6図5のブランクから形成されたキャリヤの上方からの斜視図である。
図7】第4の実施形態によるキャリヤを形成するためのブランクの上からの平面図である。
図8図7のブランクから形成されたキャリヤの上方からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
パッケージ、ブランク、およびキャリヤの特定の実施形態の詳細な説明が本明細書に開示されている。開示された実施形態は、本発明の特定の態様を実施できる方法の単なる例であり、本発明を実施できるすべての方法の網羅的なリストを表すものではないことを理解されたい。本明細書で使用される場合、「例示的な」という用語は、例示、見本、モデル、またはパターンとして機能する実施形態を指すために広く使用される。実際、本明細書に記載のパッケージ、ブランク、およびキャリヤは、さまざまな代替形態で具現化できることが理解されるであろう。図は必ずしも縮尺どおりではなく、特定の構成要素の詳細を示すために一部の特徴が誇張または最小化されている場合がある。周知の構成要素、材料、または方法は、本開示を不明瞭にすることを避けるために、必ずしも詳細に説明されていない。本明細書に開示される特定の構造的および機能的な詳細は、限定として解釈されるべきではなく、特許請求の範囲の根拠として、および当業者が本発明を様々に利用することを教示するための代表的な根拠として解釈されるべきである。
【0037】
図1を参照すると、図2および図3に示されるように、以下、物品Bと呼ぶ、ボトルまたは缶など(ただし、これらに限定されない)の一群の一次製品を収容および運搬するためのカートンまたはキャリヤ90を形成することができるブランク10の平面図が示されている。ブランク10は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージをパッケージングするための二次パッケージを形成する。図6および図8に示されるように、カートンまたはキャリヤ290;390を形成するための代替のブランク110、210、310が、図4、5、および図7に示される。
【0038】
本明細書で詳述される実施形態において、「カートン」および「キャリヤ」という用語は、本発明の様々な特徴を説明するという非限定的な目的のために、一次製品の容器などの物品を係合して運ぶための容器を指す。本発明の教示は、テーパー状および/または円筒状であってもなくてもよい様々な製品容器に適用できることが企図される。容器の例としては、ボトル(例えば、金属製、ガラス製またはプラスチック製のボトル)、缶(例えば、アルミ缶)、TIN缶、パウチ、パケットなどが挙げられる。
【0039】
ブランク10、110、210、310は、適切な基板のシートから形成される。本明細書で使用する「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、それらの組み合わせなど、あらゆる種類の折り畳み可能なシート材料を含むことを理解されたい。例えば、以下でより詳細に説明するキャリヤ構造を提供するために、適切な場合、1つまたは他の個数のブランクが使用され得ることが認識されるべきである。
【0040】
本明細書に記載のパッケージ構造またはカートンは、板紙などのシート材料から形成することができ、その強度を高める材料で作製またはコーティングされ得る。そのようなシート材料の例は、WestRock Company社製の引裂抵抗NATRALOCK(登録商標)板紙である。パッケージの引き裂き抵抗を改善するのを助けるために、引き裂き抵抗材料が複数の層によって提供され得ることに留意されたい。通常、シート材料の一方の表面は、他方の表面とは異なる特性を有し得る。例えば、完成したパッケージから外側に面するシート材料の表面は、特に滑らかであり、良好な印刷適性を提供するために粘土(clay)コーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有し得る。一方、内側に面するシート材料の表面には、コーティング、層、処理を施すか、または別の方法で、耐引裂性、良好な接着性、ヒートシール性、または他の所望の機能特性のうちの1つまたは複数などの特性を提供するように準備され得る。
【0041】
図示された実施形態では、ブランク10;110;210;310は、例示的な物品Bの例示的な配置でパッケージするためのカートンまたはキャリヤ90;290;390を形成するように構成されている。図1から図8に示された実施形態では、配置は3×2のマトリックスまたはアレイであり、実施形態では、2つの物品の3つの列が設けられ、物品Bは飲料缶である。あるいは、ブランク10;110;210;310は、他のタイプ、個数およびサイズの物品をパッケージするため、さらに/或いは、物品を異なる配置または構成でパッケージするためのキャリヤを形成するように構成され得る。
【0042】
図1は、第1の実施形態を示し、図2および図3に示されるキャリヤ90を形成するためのブランク10を示す。キャリヤ90は、内側バンドまたはクリップの形態をとり、キャリヤ90は、物品Bを受容するように構成された開口部を備え、開口部は、物品Bのネックおよび本体を収容するように配置される。このようにして、キャリヤ90は、物品Bに対して任意の高さに配置され得る。いくつかの実施形態では、キャリヤ90は、物品Bの上端と下端との間の中間に配置される。
【0043】
ブランク10はメインパネル12を含み、メインパネル12は、対向する周辺端部12a、12bと、それらの間に配置されたキールパネル40a、40b、42a、42bとを備えている。
【0044】
ブランク10は、メインパネル12から打ち出された第1の周辺端部12aを備え、第1の周辺端部12aは、セットアップ状態でキャリヤ90の第1の内側端壁を形成する。第1の周辺端部12aは、本明細書では端部架橋ストラップとも呼ばれ、キャリヤ90の第1の端部に持ち運びハンドルを提供するように機能し得る。
【0045】
ブランク10は、メインパネル12から打ち出された第2の周辺端部12bを備え、第2の周辺端部12bは、セットアップ状態でキャリヤ90の第2の内側端壁を形成する。第2の周辺端部12bは、本明細書では端部架橋ストラップとも呼ばれ、キャリヤ90の第2の端部に持ち運びハンドルを提供するように機能し得る。
【0046】
ブランク10は、それぞれメインパネル12から打ち出された第1のキール構造IS1および第2のキール構造IS2を備えている。
【0047】
ブランク10は、キールパネル40a、40bの第1の対を備えている。キールパネル40a、40bの第1の対は、メインパネル12から打ち出され、折り線41によって互いにヒンジ接続されている。キールパネル40a、40bの第1の対は、第1の周辺端部12aに隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離される。
【0048】
ブランク10は、キールパネル42a、42bの第2の対を備えている。キールパネル42a、42bの第2の対は、メインパネル12から打ち出され、折り線43によって互いにヒンジ接続されている。キールパネル42a、42bの第2の対は、第2の周辺端部12bに隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離される。キールパネル42a、42bの第2の対は、キールパネル40a、40bの第1の対に隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離される。
【0049】
ブランク10は、メインパネル12の両側に配置された第1のサイドパネル18および第2のサイドパネル20を含む。
【0050】
第1の周辺端部12aは、第1のサイドパネル18および第2のサイドパネル20にヒンジ接続される。
【0051】
第1の周辺端部12aは、折り線21aの形態のヒンジ接続によって第1のガセットパネル22aにヒンジ接続されている。第1のウェブパネル24aは、折り線23aの形態のヒンジ接続によって第1のガセットパネル22aにヒンジ接続されている。第1のウェブパネル24aは、折り線17aの形態のヒンジ接続によって第1のサイドパネル18にヒンジ接続されている。
【0052】
第1の周辺端部12aは、折り線21bの形態のヒンジ接続によって第2のガセットパネル22bにヒンジ接続されている。第2のウェブパネル24bは、折り線23bの形態のヒンジ接続によって第2のガセットパネル22bにヒンジ接続されている。第2のウェブパネル24bは、折り線19aの形態のヒンジ接続によって第2のサイドパネル20にヒンジ接続されている。
【0053】
第2の周辺端部12bは、第1のサイドパネル18および第2のサイドパネル20にヒンジ接続されている。
【0054】
第2の周辺端部12bは、折り線33aの形態のヒンジ接続によって第3のガセットパネル34aにヒンジ接続されている。第3のウェブパネル36aは、折り線35aの形態のヒンジ接続によって第3のガセットパネル34aにヒンジ接続されている。第3のウェブパネル36aは、折り線17bの形態のヒンジ接続によって第1のサイドパネル18にヒンジ接続されている。
【0055】
第2の周辺端部12bは、折り線33bの形態のヒンジ接続によって第4のガセットパネル34bにヒンジ接続されている。第4のウェブパネル36bは、折り線35bの形態のヒンジ接続によって第4のガセットパネル34bにヒンジ接続されている。第4のウェブパネル36bは、折り線19bの形態のヒンジ接続によって第2のサイドパネル20にヒンジ接続されている。
【0056】
キールパネル40a、40bの第1の対は、第1および第2のサイドパネル18、20のそれぞれにヒンジ接続されている。第1の支柱パネル44aは、折り線45aの形態のヒンジ接続によって第1のキールパネル40aの第1の端部にヒンジ接続されている。第2の支柱パネル46aは、折り線45bの形態のヒンジ接続によって第1のキールパネル40aの第2の端部にヒンジ接続されている。
【0057】
第1の支柱パネル44aは、折り線47aの形態のヒンジ接続によって第1のブレースパネル48aにヒンジ接続されている。第2の支柱パネル46aは、折り線47bの形態のヒンジ接続によって第2のブレースパネル48bにヒンジ接続されている。
【0058】
第3の支柱パネル44bは、折り線45cの形態のヒンジ接続によって第2のキールパネル40bの第1の端部にヒンジ接続されている。第4の支柱パネル46bは、折り線45dの形態のヒンジ接続によって第2のキールパネル40bの第2の端部にヒンジ接続されている。
【0059】
第3の支柱パネル44bは、折り線47cの形態のヒンジ接続によって第1のブレースパネル48aにヒンジ接続されている。折り線47cは、折り線47aに対して分岐して配置されている。第1のブレースパネル48aは、折り線17cの形態のヒンジ接続によって第1のサイドパネル18にヒンジ接続されている。第1のブレースパネル48aは、実質的に三角形の形状であり得る。第1および第2の支柱パネル44a、46aは、実質的に三角形の形状であり得る。
【0060】
第4の支柱パネル46bは、折り線47dの形態のヒンジ接続によって第2のブレースパネル48bにヒンジ接続されている。折り線47dは、折り線47bに対して分岐して配置されている。第2のブレースパネル48bは、折り線19cの形態のヒンジ接続によって第2のサイドパネル18にヒンジ接続されている。第2のブレースパネル48bは、実質的に三角形の形状であり得る。第3および第4の支柱パネル44b、46bは、実質的に三角形の形状であり得る。
【0061】
第2の対のキールパネル42a、42bは、第1および第2のサイドパネル18、20のそれぞれにヒンジ接続されている。第5の支柱パネル50aは、折り線49aの形態のヒンジ接続によって、第4キールパネル42aの第1の端部にヒンジ接続されている。第6の支柱パネル52aは、折り線479bの形態のヒンジ接続によって、第4のキールパネル42aの第2の端部にヒンジ接続されている。
【0062】
第5の支柱パネル50aは、折り線51aの形態のヒンジ接続によって第3のブレースパネル54aにヒンジ接続されている。第6の支柱パネル52aは、折り線49bの形態のヒンジ接続によって第4のブレースパネル54bにヒンジ接続されている。
【0063】
第7の支柱パネル50bは、折り線49cの形態のヒンジ接続によって、第3のキールパネル42bの第1の端部にヒンジ接続されている。第8の支柱パネル52bは、折り線49dの形態のヒンジ接続によって、第3のキールパネル42bの第2の端部にヒンジ接続されている。
【0064】
第7の支柱パネル50bは、折り線51cの形態のヒンジ接続によって第3のブレースパネル54aにヒンジ接続されている。折り線51cは、折り線51aに対して分岐して配置されている。第3のブレースパネル54aは、折り線17dの形態のヒンジ接続によって第1のサイドパネル18にヒンジ接続されている。第3のブレースパネル54aは、実質的に三角形の形状であり得る。第5および第6の支柱パネル50a、52aは、実質的に三角形の形状であり得る。
【0065】
第8の支柱パネル52bは、折り線51dの形態のヒンジ接続によって第4のブレースパネル54bにヒンジ接続されている。折り線49dは、折り線51bに対して分岐して配置されている。第4のブレースパネル54bは、折り線19dの形態のヒンジ接続によって第2のサイドパネル18にヒンジ接続されている。第4のブレースパネル54bは、実質的に三角形の形状であり得る。第7および第8の支柱パネル50b、52bは、実質的に三角形の形状であり得る。
【0066】
ブランク10は、開口A1、A2、A3、A4、A5、A6の形態の複数の切り欠きを含む。第1の開口A1は、第1のガセットパネル22aおよび第1の周辺端部12aの一部を第1の支柱パネル44aから分離する。第2の開口A2は、第2のガセットパネル22bおよび第1の周辺端部12aの一部を第2の支柱パネル46aから分離する。第3の開口A3は、第5の支柱パネル50aから第3の支柱パネル44bを分離する。第4の開口A4は、第4の支柱パネル46bを第6の支柱パネル52aから分離する。第5の開口A5は、第3のガセットパネル34aおよび第2の周辺端部12bの一部を第7の支柱パネル50bから分離する。第6の開口A6は、第4のガセットパネル34bおよび第2の周辺端部12bの一部を第8の支柱パネル52bから分離する。
【0067】
第1、第3、および第5の開口A1、A3、A5は、メインパネル12から第1のサイドパネル18の部分を分離する。第2、第4、および第6の開口A2、A4、A6は、メインパネル12から第2のサイドパネル20の部分を分離する。
【0068】
ブランク10は、第1の外側エンドパネル14(本明細書では第1の補強ストラップとも呼ばれる)を備えている。第1の外側エンドパネル14は、メインパネル12に、その第1の端部に沿って、折り線13の形態のヒンジ接続によってヒンジ接続されている。第1の外側エンドパネル14は、第1の周辺端部12aにヒンジ接続されている。
【0069】
第1の外側エンドパネル14のフリーエッジE1は、快適な持ち運びハンドルを提供するように成形または輪郭付けされ得る。図示された実施形態では、弧状の凹部R1が、メインパネル12にヒンジで取り付けられたエッジに対向するフリーエッジE1に規定されている。
【0070】
ブランク10は、第2の外側エンドパネル16(本明細書では第2の補強ストラップとも呼ばれる)を備えている。第2の外側エンドパネル16は、メインパネル12に、その第2の端部に沿って、折り線15の形態のヒンジ接続によってヒンジ接続されている。第2の外側エンドパネル16は、第2の周縁端部12bにヒンジ接続されている。
【0071】
第2の外側エンドパネル16のフリーエッジE2は、快適な持ち運びハンドルを提供するように成形または輪郭付けされ得る。図示された実施形態では、弧状の凹部R2が、メインパネル12にヒンジで取り付けられたエッジに対向するフリーエッジE2に規定されている。
【0072】
第1のコーナーパネル26aは、折り線25aの形態のヒンジ接続によって、第1の外側エンドパネル14の第1の端部にヒンジ接続されている。第1の固定パネル28aは、折り線27aの形態のヒンジ接続によって第1のコーナーパネル26aにヒンジ接続されている。
【0073】
第2のコーナーパネル26bは、折り線25bの形態のヒンジ接続によって、第1の外側エンドパネル14の第2の端部にヒンジ接続されている。第2の固定パネル28bは、折り線27bの形態のヒンジ接続によって第2のコーナーパネル26bにヒンジ接続されている。
【0074】
第3のコーナーパネル30aは、折り線29aの形態のヒンジ接続によって、第2の外側エンドパネル16の第1の端部にヒンジ接続されている。第3の固定パネル32aは、折り線31aの形態のヒンジ接続によって第3のコーナーパネル30aにヒンジ接続されている。
【0075】
第4のコーナーパネル30bは、折り線29bの形態のヒンジ接続によって、第2の外側エンドパネル16の第2の端部にヒンジ接続されている。第4の固定パネル32bは、折り線31bの形態のヒンジ接続によって第4のコーナーパネル30bにヒンジ接続されている。
【0076】
切り欠きまたは凹部は、第1のコーナーパネル26aを第1のウェブパネル24aから分離し、切り欠きは、第1の固定パネル28aを第1のサイドパネル18から分離する。
【0077】
切り欠きまたは凹部は、第2のコーナーパネル26bを第2のウェブパネル24bから分離し、切り欠きは、第2の固定パネル28bを第2のサイドパネル20から分離する。
【0078】
切り欠きまたは凹部は、第3のコーナーパネル30aを第3のウェブパネル36aから分離し、切り欠きは、第3の固定パネル32aを第1のサイドパネル18から分離する。
【0079】
切り欠きまたは凹部は、第4のコーナーパネル30bを第4のウェブパネル36bから分離し、切り欠きは、第4の固定パネル32bを第2のサイドパネル20から分離する。
【0080】
折り線25aは、折り線21aと同一線上にある。折り線33aは、折り線29aと同一線上にある。折り線25a、21aは、折り線33a、29aと同一線上にある。
【0081】
折り線45aは、折り線45c、折り線49aおよび折り線49cと同一線上にある。
【0082】
折り線45a、45c、49aおよび折り線49cは、折り線25a、21aおよび折り線33a、29aに対してオフセットされ、平行である。
【0083】
折り線25bは、折り線21bと同一線上にある。折り線33bは、折り線29bと同一線上にある。折り線25b、21bは、折り線33b、29bと同一線上にある。
【0084】
折り線45bは、折り線45d、折り線49bおよび折り線49dと同一線上にある。
【0085】
折り線45b、45d、49bおよび折り線49dは、折り線25b、21bおよび折り線33b、29bに対してオフセットされ、平行である。
【0086】
このようにして、キールパネル40a、40b、42a、42bは、第1および第2の内側エンドパネル12a、12bならびに第1および第2の外側エンドパネル14、16よりも横方向の長さが短い。
【0087】
任意選択で、第1のサイドパネル18は、横方向に延びる第1の折り線F1を含み得る。第1の折り線F1は、折り線17aの内側端部から延在し、第1の開口A1と交わる点でそこから垂直に延在する。
【0088】
任意選択で、第1のサイドパネル18は、横方向に延びる第2の折り線F2を含み得る。第2の折り線F2は、折り線17bの内側端部から延在し、第5の開口A5と交わる点でそこから垂直に延在する。
【0089】
第1および第2の折り線F1、F2はそれぞれ、少なくとも部分的に、第1および第2の折り線F1、F2の対応する1つの周りで折り曲げて、コーナーまたは最も端の物品Bの周りでキャリヤ90を締め付けることができるサイド端部18a、18bを画定する。
【0090】
任意選択で、第2のサイドパネル20は、横方向に延びる第3の折り線F3を含み得る。第3の折り線F3は、折り線19aの内側端部から延在し、第2の開口A2と交わる点でそこから垂直に延在する。
【0091】
任意選択で、第2のサイドパネル20は、横方向に延びる第4の折り線F4を含み得る。第4の折り線F4は、折り線19bの内側端部から延在し、第6の開口A6と交わる点でそこから垂直に延在する。
【0092】
第3および第4の折り線F3、F4はそれぞれ、少なくとも部分的に、第3および第4の折り線F3、F4の対応する1つの周りで折り曲げて、コーナーまたは最も端の物品Bの周りでキャリヤ90を締め付けることができるサイド端部20a、20bを画定する。
【0093】
セットアップ状態では、第1のサイドパネル18は、折り線17a、17b、17c、17dの周りでメインパネル12に対して折り畳まれ、その第1の、印刷された、または仕上げられた表面が最も外側に配置され、そして、第2のサイドパネル20は、折り線19a、19b、19c、19の周りでメインパネル12に対して折り曲げられ、その第1の、印刷された、または仕上げられた表面が最も外側に配置される。
【0094】
第1の内側エンドパネル12aは、折り線23a、23bの周りで折り曲げられ、その第2の、反対側の、または未仕上げの表面が最も外側に配置される。第2の内側エンドパネル12bは、折り線35a、35bの周りで折り曲げられ、その第2の、反対側の、または未仕上げの表面が最も外側に配置される。
【0095】
第1および第2のキールパネル40a、40bは、実質的に向かい合った関係になるように、折り線41の周りで互いに対して折り畳まれる。第3および第4のキールパネル42b、42aは、折り線43の周りで互いに対して折り畳まれ、実質的に向かい合った関係になる。
【0096】
第1および第3のブレースパネル48a、54aは、第1のサイドパネル18に対して斜めの角度で折り畳まれる。
【0097】
第2および第4のブレースパネル48b、54bは、第2のサイドパネル20に対して斜めの角度で折り畳まれる。
【0098】
第1および第3の支柱パネル44a、44bは、第1および第2のキールパネル40a、40bから第1のブレースパネル48aまで分岐して延在する。第2および第4の支柱パネル46a、46bは、第1および第2のキールパネル40a、40bから第2のブレースパネル48bまで分岐して延在する。
【0099】
第5および第7の支柱パネル50a、50bは、第3および第4のキールパネル42a、42bから第3のブレースパネル54aまで分岐して延在する。第6および第8の支柱パネル52a、52bは、第3および第4のキールパネル42b、42aから第4のブレースパネル54bまで分岐して延在する。
【0100】
第1の外側エンドパネル14は、第1の内側エンドパネル12aに対して折り線13の周りで折り曲げられ、それと向かい合った関係で配置される。
【0101】
第2の外側エンドパネル16は、第2の内側エンドパネル12bに対して折り線15の周りで折り曲げられ、それと向かい合った関係で配置される。
【0102】
接着剤G、または、例えば、ホットメルト接着剤に限定されない他の接着剤処理が、第1のサイドパネル18の内面、あるいは第1および第3の固定パネル28a、32aの外面に塗布される。第1および第3の固定パネル28a、32aは、第1のサイドパネル18に固定される。
【0103】
接着剤G、または、例えば、ホットメルト接着剤に限定されない他の接着剤処理が、第2のサイドパネル20の内面、あるいは第2および第4の固定パネル28b、32bの外面に塗布される。第2および第4の固定パネル28b、32bは、第2のサイドパネル18に固定される。
【0104】
第1および第2のサイドパネルを物品Bに直接固定するために一時的接着剤G2が使用され得る。特定の接着剤の例はHB Fuller製のSwift 7044である。一時的接着剤の使用は任意であり、一時的接着剤の利点は、物品Bがキャリヤ90から取り外されたときにキャリヤ90に付着したままになる傾向があることである(これは、接着剤G2が物品Bに付着したままであるよりも望ましい場合がある)。別の実施形態では、ホットメルト接着剤などの他の接着剤が使用され得るが、これに限定されない。
【0105】
キャリヤ90は、図2および図3に示されており、キャリヤ90は、首部(ネック)Nの下で物品Bの本体Mの周りに配置されるように、物品Bに取り付けられる。キャリヤ90および物品Bが図2に示されるように静止しているとき、それらの円筒軸はほぼ直立しており、キャリヤ90は物品Bの上端と下端との間の任意の高さに配置され得るように、キャリヤ90は、物品Bの円筒軸に沿った任意の位置で物品Bに取り付けられ得る。図示された実施形態では、キャリヤ90は内側に位置する。
【0106】
図3は、ユーザUによって運ばれるキャリヤ90を示す。内側および外側の端壁12b、16は、持ち運びハンドルとしての使用が示され、上向きまたは外向きに湾曲し得る。ユーザは、一対の隣接する最も端の物品Bとキャリヤ90との間の空隙に少なくとも1本の指を挿入することによって、内側および外側の端壁パネル12b、16を係合することができる。
【0107】
ここで図4図5、および図6を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。図示された第2および第3の実施形態では、これらの特徴がそれぞれ第2および第3の実施形態に属することを示すために接頭辞「100」、「200」が追加されているが、可能な場合、同様の部品を示すために同様の数字が使用されている。追加の実施形態は、多くの共通の特徴を第1の実施形態と共有するので、図1から図3に示した実施形態との相違点のみを詳細に説明する。
【0108】
図4は、第2の実施形態を示し、キャリヤ(図示せず)を形成するためのブランク110を示す。図5は、第3の実施形態を示し、図6に示されるようなキャリヤ290を形成するためのブランク210を示す。キャリヤ290は、内側のバンドまたはクリップの形態をとり、キャリヤ290は、物品Bを受容するように構成された開口部を備え、開口部は、物品BのネックNおよび本体Mを収容するように配置される。
【0109】
ブランク110;210はメインパネル112;212を含み、メインパネル112;212は、対向する端部112a、112b;212a、212bと、それらの間に配置されたキールパネル140a、140b、142a、142b;240a、240b、242a、242bとを備えている。
【0110】
ブランク110;210は、メインパネル112;212から打ち出された第1の周辺端部112a;212aを備え、第1の周辺端部112a;212aは、セットアップ状態でキャリヤ290の第1の内側端壁を形成する。第1の周辺端部112a;212aは、本明細書では端部架橋ストラップとも呼ばれ、キャリヤ290の第1の端部に持ち運びハンドルを設けるのに役立ち得る。
【0111】
ブランク110;210は、メインパネル112;212から打ち出された第2の周辺端部112b;212bを備え、第2の周辺端部112b;212bは、セットアップ状態でキャリヤ290の第2の内側端壁を形成する。第2の周辺端部112b;212bは、本明細書では端部架橋ストラップとも呼ばれ、キャリヤ290の第2の端部に持ち運びハンドルを設けるのに役立ち得る。
【0112】
ブランク110;210は、それぞれメインパネル112;212から打ち出された第1のキール構造IS1および第2のキール構造IS2を備えている。
【0113】
ブランク110;210は、キールパネル140a、140b;240a、240bの第1の対を含む。キールパネル140a、140b;240a、240bの第1の対は、メインパネル112;212から打ち出され、折り線141;241によって互いにヒンジ接続されている。キールパネル140a、140b;240a、240bの第1の対は、第1の周辺端部112a;212aに隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離されている。
【0114】
ブランク110;210は、キールパネル142a、142b;242a、242bの第2の対を含む。キールパネル142a、142b;242a、242bの第2の対は、メインパネル112;212から打ち出され、折り線143;243によって互いにヒンジ接続されている。キールパネル142a、142b;242a、242bの第2の対は、第2の周辺端部112b;212bに隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離されている。キールパネル142a、142b;242a、242bの第2の対は、キールパネル140a、140b;240a、240bの第1の対に隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離されている。
【0115】
ブランク110;210は、メインパネル112;212の両側に配置された第1のサイドパネル118;218および第2のサイドパネル120;220を備えている。
【0116】
第1の周辺端部112a;212aは、第1のサイドパネル118;218および第2のサイドパネル120;220にヒンジ接続される。
【0117】
ブランク110;210は、開口A7、A8、A9、A10の形態の追加の切り欠きを含む。ブランク110;210は、メインパネル112;212から打ち出された第7の開口A7を含む。第7の開口A7は、第1のキールパネル140a;240a、第2のキールパネル140b;240b、第1の支柱パネル144a;244a、第1のブレースパネル148a;248a、および第3の支柱パネル144b;244bから打ち出される。
【0118】
ブランク110;210は、メインパネル112、212から打ち出された第8の開口A8を含む。第8の開口A8は、第1のキールパネル140a;240a、第2のキールパネル140b;240b、第2の支柱パネル146a;246a、第2のブレースパネル148b;248b、および第4の支柱パネル146b;246bから打ち出される。
【0119】
ブランク110;210は、メインパネル112;212から打ち出された第9の開口A9を含む。第9の開口A9は、第3のキールパネル142a;242a、第4のキールパネル142b;242b、第5の支柱パネル150a;250a、第3のブレースパネル154a;254a、および第7の支柱パネル150b;250bから打ち出される。
【0120】
ブランク110;210は、メインパネル112;212から打ち出された第10の開口A10を含む。第10の開口A10は、第3のキールパネル142a;242a、第4のキールパネル142b;242b、第6の支柱パネル152a;250a、第4のブレースパネル154b;254b、および第8の支柱パネル152b;252bから打ち出される。
【0121】
開口A7、A8、A9、A10は、ほぼ五角形の形状であり得る。開口A7、A8、A9、A10のエッジの1つは、凸状になるように曲線または弧状であり得る。開口A7、A8、A9、A10の湾曲エッジは、上部エッジが、支柱パネル144a/144b;244a/244b、146a/146b;246a/246b、150a/150b;250a/250b、152a/152b:252a/252bの隣接する対の間でアーチ状になるように、第1、第2、第3、および第4のブレースパネル148a;248a、148b;248b、154a;254a、154b;254bの上部エッジを画定する。
【0122】
メインパネル212から打ち出された開口A7、A8、A9、A10が、メインパネル112から打ち出された開口A7、A8、A9、A10よりもさらにキールパネル140a、140b、142a、142b;240a、240b、242a、242b内に延在するように、メインパネル112から打ち出される開口A7、A8、A9、A10は、メインパネル212から打ち出される開口A7、A8、A9、A10よりも寸法が大きい。折り線141、143は、折り線241、243よりも長さが短い。
【0123】
ブランク110;210は、(本明細書では第1の補強ストラップとも呼ばれる)第1の外側エンドパネル114;214を含む。第1の外側エンドパネル114;214は、折り線113;213の形態のヒンジ接続によって、メインパネル112;212に、その第1の端部に沿ってヒンジ接続されている。第1の外側エンドパネル114;214は、第1の周辺端部112a;212aに沿ってヒンジ接続されている。
【0124】
ブランク110;210は、(本明細書では第2の補強ストラップとも呼ばれる)第2の外側エンドパネル116;216を含む。第2の外側エンドパネル116;216は、折り線115;215の形態のヒンジ接続によって、メインパネル112;212に、その第2の端部に沿ってヒンジ接続されている。第2の外側エンドパネル116;216は、第2の周辺端部112b;212bにヒンジ接続されている。
【0125】
第1のコーナーパネル126a;226aは、折り線125a;225aの形態のヒンジ接続によって、第1の外側エンドパネル114;214の第1の端部にヒンジ接続されている。第1の固定パネル128a;228aは、折り線127a;227aの形態のヒンジ接続によって第1のコーナーパネル126a;226aにヒンジ接続されている。
【0126】
第2のコーナーパネル126b;226bは、折り線125b;225bの形態のヒンジ接続によって、第1の外側エンドパネル114;214の第2の端部にヒンジ接続されている。第2の固定パネル128b;228bは、折り線127b;227bの形態のヒンジ接続によって第2のコーナーパネル126b;226bにヒンジ接続されている。
【0127】
第3のコーナーパネル130a;230aは、折り線129a;229aの形態のヒンジ接続によって、第2の外側エンドパネル116;216の第1の端部にヒンジ接続されている。第3の固定パネル132;232aは、折り線131a;231aの形態のヒンジ接続によって第3のコーナーパネル130a、230aにヒンジ接続されている。
【0128】
第4のコーナーパネル130b;230bは、折り線129b;229bの形態のヒンジ接続によって、第2の外側エンドパネル116;216の第2の端部にヒンジ接続されている。第4の固定パネル132b;232bは、折り線131b;231bの形態のヒンジ接続によって、第4のコーナーパネル130b;230bにヒンジ接続されている。
【0129】
切り欠きまたは凹部が、第1のコーナーパネル126a;226aを第1のウェブパネル124a;224aから分離する。切り欠きは、第1の固定パネル128a;228aを第1のサイドパネル118;218から分離する。切り欠きまたは凹部は、さもなければ、アンダーカットを形成するように、第1のウェブパネル124a;224aおよび第1のガセットパネル122a;222aの一部を形成する材料から部分的に打ち出される。
【0130】
切り欠きまたは凹部が、第2のコーナーパネル126b;226bを第2のウェブパネル124b;224bから分離する。切り欠きは、第2の固定パネル128b;228bを第2のサイドパネル120;220から分離する。切り欠きまたは凹部は、さもなければ、アンダーカットを形成するように、第2のウェブパネル124b;224bおよび第2のガセットパネル122b;222bの一部を形成する材料から部分的に打ち出される。
【0131】
切り欠きまたは凹部が、第3のコーナーパネル130a;230aを第3のウェブパネル136a;236aから分離する。切り欠きは、第3の固定パネル132a;232aを第1のサイドパネル118;218から分離する。切り欠きまたは凹部は、さもなければ、アンダーカットを形成するように、第3のウェブパネル136a;236aおよび第3のガセットパネル134a;234aの一部を形成する材料から部分的に打ち出される。
【0132】
切り欠きまたは凹部が、第4のコーナーパネル130b;230bを第4のウェブパネル136b;236bから分離する。切り欠きは、第4の固定パネル132b;232bを第2のサイドパネル120;220から分離する。切り欠きまたは凹部は、さもなければ、アンダーカットを形成するように、第4のウェブパネル136a;236aおよび第4のガセットパネル134a;234aの一部を形成する材料から部分的に打ち出される。
【0133】
図4のブランク110のアンダーカットは、図5のブランク210のアンダーカットより大きい。
【0134】
ブランク210において、折り線225aは、折り線221aに対して分岐して配置されている。折り線225bは、折り線221bに対して分岐して配置されている。折り線225aは、折り線225bに対して分岐して配置されており、第1の外側エンドパネル214のフリーエッジに向かって分岐するように配置されている。
【0135】
ブランク210において、折り線229aは、折り線233aに対して分岐して配置されている。折り線229は、折り線233bに対して分岐して配置されている。折り線229aは、折り線229bに対して分岐して配置されており、第2の外側エンドパネル216のフリーエッジに向かって分岐するように配置されている。
【0136】
第1の外側エンドパネル114;214のフリーエッジと、第1および第2のコーナーパネル126a、126b;226a、226bのそれぞれは、快適な持ち運びハンドルを提供するように成形または輪郭付けされ得る。図示された実施形態では、弧状の凹部が、第1の外側エンドパネル14;214と、第1および第2のコーナーパネル126a、126b;226a、226bとから打ち出されるか、または画定される。
【0137】
第2の外側エンドパネル116;216のフリーエッジと、第3および第4のコーナーパネル130a、130b;230a、230bのそれぞれは、快適な持ち運びハンドルを提供するように成形または輪郭付けされ得る。図示された実施形態では、弧状の凹部が、第2の外側エンドパネル116;216と、第3および第4のコーナーパネル130a、130b;230a、230bとから打ち出されるか、または画定される。
【0138】
図5の実施形態では、接着剤または他の接着処理が、固定パネル228a、228b、232a、232bの両側に適用される。
【0139】
第1の接着要素Gは、固定パネル228a、228b、232a、232bの第1の、印刷された、または仕上げられた表面に適用され、第1の接着要素Gは、隣接するコーナーパネル226a、226b、230a、230bの1つに延在し得る。第1の接着要素Gは、固定パネル228a、228b、232a、232b(およびコーナーパネル226a、226b、230a、230b)を、第1および第2のサイドパネル218、220の対応する一方に固定する。
【0140】
第2の接着要素G2は、固定パネル228a、228b、232a、232bの第2の、裏面の、または未仕上げの表面に適用される。第2の接着要素G2は、固定パネル228a、228b、232a、232bを、キャリヤ290によってパッケージされた物品Bのうちの隣接して配置された1つに固定する。
【0141】
図5の実施形態では、第1の接着要素Gの配置により、サイド端部218a、218bが、キャリヤ290の対向する端部に丸みを帯びた、または面取りされたコーナーを形成する結果となる。同様に、サイド端部220a、220bは、キャリヤ290の対向する端部に丸みを帯びた、または面取りされたコーナーを形成する。
【0142】
図1から図4の実施形態では、サイド端部18a、18b;118a、118bは、固定パネル28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132bおよびコーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130bから固定されないか、またはそれらから自由であり得る。
【0143】
図1から図5の実施形態では、それぞれの固定パネル28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b、228a、228b、232a、232bは、その内側面で、対応するそれぞれの第2の接着要素G2によって、物品Bのそれぞれの外向き側に接着または他の方法で固定され得る。同じ固定パネル28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b、228a、228b、232a、232bは、その外側面で、隣接するサイドパネル18、118、218、20、120、220の内側面に対応するそれぞれの第1の接着要素Gによって接着または固定され得る。これにより、キャリヤのそれぞれのコーナーまたはその近くの位置に、接着された二重構造が作成され、材料の第1の層または外側の層、例えば、サイドパネル18、118、218、20、120、220が、第1接着要素Gを介して材料の第2の層または内側層、例えば、固定パネル28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b、228a、228b、232a、232bに接着され、そして、材料の第2の層または内側の層、例えば、固定パネル28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b、228a、228b、232a、232bは、第2接着要素G2を介して、缶、ボトル、またはブリックパックBなどのパッケージされた物品Bに結合される。特定の実施形態では、ブランクがそのキャリヤ様式で構成されるときに、接着要素G2の全部または一部が接着要素Gの少なくとも一部と重なるように、それぞれの固定パネル28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b、228a、228b、232a、232b上の接着要素G2と、それぞれのサイドパネル18、118、218、20、120、220上の接着要素Gの少なくとも1つとが配置される。
【0144】
ここで図7および図8を参照すると、本開示の追加の実施形態が示されている。図示された第4の実施形態では、これらの特徴が第4の実施形態に属することを示すために接頭辞「300」を追加されており、可能な場合、同様の部品を示すために同様の数字が使用されている。追加の実施形態は、第1、第2、および第3の実施形態と多くの共通の特徴を共有するので、図1から図6に示した実施形態との相違点のみが詳細に説明される。
【0145】
ブランク310は、メインパネル312を備え、メインパネル312は、対向する周辺端部312a、312bと、それらの間に配置されたキールパネル340a、340b、342a、342bとを備える。
【0146】
ブランク310は、メインパネル312から打ち出された第1の周辺端部312aを備え、第1の周辺端部312aは、セットアップ状態でキャリヤ390の第1の内側端壁を形成する。第1の周辺端部312aは、本明細書では端部架橋ストラップとも呼ばれ、キャリヤ390の第1の端部に持ち運びハンドルを提供するのに役立ち得る。
【0147】
ブランク310は、メインパネル312から打ち出された第2の周辺端部312bを備え、第2の周辺端部312bは、セットアップ状態でキャリヤ390の第2の内側端壁を形成する。第2の周辺端部312bは、本明細書では端部架橋ストラップとも呼ばれ、キャリヤ390の第2の端部に持ち運びハンドルを提供するのに役立ち得る。
【0148】
ブランク310は、それぞれメインパネル312から打ち出された第1のキール構造IS1および第2のキール構造IS2を備えている。
【0149】
ブランク310は、キールパネル340a、340bの第1の対を含む。キールパネル340a、340bの第1の対は、メインパネル312から打ち出され、折り線341によって互いにヒンジ接続される。キールパネル340a、340bの第1の対は、第1の周辺端部312aに隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離されている。
【0150】
ブランク310は、キールパネル342a、342bの第2の対を備えている。キールパネル342a、342bの第2の対は、メインパネル312から打ち出され、折り線343によって互いにヒンジ接続されている。キールパネル342a、342bの第2の対は、第2の周辺端部312bに隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離されている。キールパネル342a、342bの第2の対は、キールパネル340a、340bの第1の対に隣接して配置され、切断線または切断可能な線によってそこから分離されている。
【0151】
ブランク310は、メインパネル312の両側に配置された第1のサイドパネル318および第2のサイドパネル320を含む。
【0152】
第1の周辺端部312aは、第1のサイドパネル318および第2のサイドパネル320にヒンジ接続されている。
【0153】
図7および図8の実施形態では、前の実施形態の第1および第2の外側パネル14、16;114、116;214、216が省略されている。コーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bおよび固定パネル28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b;228a、228b、232a、232bも省略されている。
【0154】
図7および図8の実施形態において、第1のガセットパネル322aは、他の開示された実施形態と比較してサイズが増加されており、これは、開示された他の実施形態と比較して第1の開口A1の寸法を縮小することによって達成されている。第2、第3、および第4のガセットパネル322b、334a、334bは、他の開示された実施形態と比較してサイズが同様に増加されており、これは、他の開示された実施形態と比較して、第2、第5、および第6の開口A2、A5、A6の寸法を縮小することによって達成されている。
【0155】
これによって、ガセットパネル322a、322b、334a、334bを第1および第2サイドパネル318、320に固定するためのより大きな領域が提供される。接着剤または接着処理Gが、第1および第2サイドパネル318、320またはガセットパネル322a、322b、334a、334bに適用される。
【0156】
ブランク310は、第1の、印刷された、または仕上げられた表面と、第2の、反対側の、または未仕上げの表面とを含み得る。
【0157】
ガセットパネル322a、322b、334a、334bの第2の反対側の面は、第1または第2のサイドパネル318、320の第2の反対側の面に固定される。
【0158】
第1および第3のガセットパネル322a、334aは、切断線、切断可能な線、またはスロットの形態の切り欠きによって第1のサイドパネル318から分離される。第2および第4のガセットパネル322b、334bは、切断線、切断可能な線、またはスロットの形態の切り欠きによって第2のサイドパネル320から分離される。
【0159】
第1および第2の周辺端部312a、312bの内側エッジは、キールパネル340a、342aのうちの隣接するものと相補的であるように成形または輪郭付けされる。成形されたエッジは、セットアップ状態でキャリヤ390の第1および第2の端部壁312a、312bの下端を提供する。
【0160】
第1および第2の縁部分312a、312bは、ガセットパネル322a、322b、334a、334bと同様の高さになるように、そのそれぞれの端部で外向きに広がる。
【0161】
本開示は、少なくとも1つの物品Bを受容するための開口部を有するメインパネル12;112;212;312と、隣接する一対の物品Bを離間または分離するための少なくとも1つのキール構造IS1、IS2とを有するキャリヤ90、190、290を提供する。
【0162】
キール構造IS1、IS2は、折り線41、43;142、143;241、243;341、343によって互いにヒンジ接続された一対のキールパネル40a/40b、42a/42b;140a/140b、142a/142b;240a/240b、242a/242b;340a/340b、342a/342bを備え得る。キール構造IS1、IS2は、対応する一対のキールパネル40a/40b、42a/42b;140a/140b、142a/142b;240a/240b、242a/242b;340a/340b、342a/342bのそれぞれにヒンジ接続された一対の支柱パネル44a、44b、46a、46b、50a、50b、52a、52b;144a、144b、146a、146b、150a、150b、152a、152b;244a、244b、246aを備え得る。ブレースパネル48a、48b、54a、54b;148a、148b、154a、154b;248a、248b、254a、254b;348a、348b、354a、354bは、一対の支柱パネル44a、44b、46a、46b、50a、50b、52a、52b;144a、144b、146a、146b、150a、150b、152a、152b;244a、244b、246a、246b、250a、250b、252a、252b;344a 350a、350b、352a、352bのうちの第1のものを、一対の支柱パネル44a、44b、46a、46b、50a、50b、52a、52b;144a、144b、146a、146b、150a、150b、152a、152b;244a、244b、246a、246b、250a、250b、252a、252b;344a 350a、350b、352a、352bのうちの他方に結合する。開口が、一対のキールパネル40a/40b、42a/42b、140a/140b、142a/142b、240a/240b、242a/242b、340a/340b、342a/342b、一対の支柱パネル44a、44b、46a、46b、50a、50b、52a、52b、144a、144b、146a、146b、150a、150b、152a、152b、244a、244b、246a、246b、250a、2250b 344a、344b、346a、346b、350a、350b、352a、352b、および、ブレースパネル48a、48b、54a、54b、148a、148b、154a、154b、248a、248b、254a、254b、448a、358a、358aのそれぞれから部分的に打ち出され得る。
【0163】
本開示は、キャリヤ90;290の対向する端部の一方または両方に少なくとも二重ストラップハンドルを有する物品キャリヤ90;290を提供する。端部架橋ストラップ12a、12b;112a、112b;212a、212bは、それぞれの上部エッジに沿って補強ストラップ14、16;114、116;214、216にヒンジ接続されている。補強ストラップ14、16;114、116;214、216は、その対向する端部で、キャリヤ90;290のサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220に固定される。
【0164】
物品キャリヤ90;290は、第1の、印刷された、または仕上げられた表面と、第1の表面に対向する第2の、裏面、または未仕上げの表面とを有する材料から形成され得る。端部架橋ストラップ12a、12b;112a、112b;212a、212bの第2の裏面は、補強ストラップ14、16;114、116;214、216の第2の裏面に面するように配置される。端部架橋ストラップ12a、12b;112a、112b;212a、212bの第1の、印刷された、または仕上げられた表面は、キャリヤ90;290内部の内側に面するように配置される。補強ストラップ14、16;114、116;214、216の第1の、印刷された、または仕上げられた表面は、キャリヤ90;290の外面を提供するために外側に面するように配置される。
【0165】
補強ストラップ14、16;114、116;214、216は、折り線25a、25b、29a、29b;125a、125b、129a、129b;225a、225b、229a、229bに沿ってヒンジ接続されたコーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bと、折り線27a、27b、31a、31b;127a、127b、131a、131a、131b;227a、227b、231a、231bに沿ってコーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bにヒンジ接続された端部フラップ28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b;228a、228b、232a、232bとを備えるか、またはそれらに接続され得る。
【0166】
端部フラップ28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b;228a、228b、232a、232bおよびコーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bのうちの少なくとも1つは、キャリヤ90;290の隣接するサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220に固定される。
【0167】
コーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bは、隣接するサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220に固定されて、キャリヤ90;290の面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成し得る。
【0168】
端部フラップ28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b;228a、228b、232a、232bは、隣接するサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220に固定されて、キャリヤ90;290の面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成し得る。
【0169】
接着剤または(ホットメルト接着剤などの)接着処理は、端部フラップ28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b;228a、228b、232a、232bの第1の、印刷された、または仕上げられた表面に適用され得る。端部フラップ28a、28b、32a、32b;128a、128b、132a、132b;228a、228b、232a、232bの第1の、印刷された、または仕上げられた表面は、隣接するサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220の第2の、反対側の表面に固定され得る。
【0170】
接着剤または(ホットメルト接着剤などの)接着処理は、コーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bの第1の、印刷された、または仕上げられた表面に適用され得る。コーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bの第1の、印刷された、または仕上げられた表面は、隣接するサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220の第2の、反対側の表面に固定され得る。
【0171】
端部18a、18b、20a、20b;118a、118b、120a、120b;218a、218b、220a、220bをコーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bに固定して(接着剤またはホットメルト接着剤などの接着剤処理であるが、これに限定されない)、キャリヤ90;290の面取りされたまたは丸みを帯びたコーナーを形成し得る。
【0172】
端部18a、18b、20a、20b;118a、118b、120a、120b;218a、218b、220a、220bは、折り線F1、F2、F3、F4によって少なくとも部分的に画定され得る。
【0173】
端部架橋ストラップ12a、12b;112a、112b;212a、212bは、ガセットパネル22a、22b、34a、34b;122a、122b、134a、134b;222a、222b、234a、234b、およびウェブパネル24a、24b、36a、36b;124a、124b、136a、136b;224a、224b、236a、236bによって、隣接するサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220にヒンジ接続され得る。コーナーパネル26a、26b、30a、30b;126a、126b、130a、130b;226a、226b、230a、230bは、二重ストラップハンドルの三重部分を設けるために、ガセットパネル22a、22b、34a、34b;122a、122b、134a、132a、134b;222a、222b、234a、234bとウェブパネル24a、24b、36a、36b;124a、124b、136a、136b;224a、224b、236a、236bとの間に配置され得る。
【0174】
ガセットパネル22a、22b、34a、34b;122a、122b、134a、134b;222a、222b、234a、234bは、折り線21a、21b、33a、33b;121a、121b、133a、133b;221a、221b、233a、233bによって、隣接するサイドパネルまたはストラップ18、20;118、120;218、220にヒンジ接続される。折り線21a、21b、33a、33b;121a、121b、133a、133b;221a、221b、233a、233bおよび折り線25a、25b、29a、29b;125a、125b、129a、129b;225a、225b、229a、229bは、それらの間に鈍角を規定し得る。
【0175】
本開示は、物品キャリヤ90;290;390を形成するためのブランク10;110;210;310を提供する。ブランク10;110;210;310は、メインパネル12;112;212;312および隣接するサイドパネル18を備えている。メインパネル12;112;212;312は、端部架橋ストラップ12a、12b;112a、112b;212a、212b;312a、312bおよびキール構造IS1、IS2を備えている。キール構造IS1、IS2は、少なくとも1つのキールパネル40a、40b、42a、42b;140a、140b、142a、142b;240a、240b、242a、242b;340a、430b、342a、342bを備えている。ブランクは、端部架橋ストラップ12a、12b;112a、112b;212a、212b;312a、312bを隣接するサイドパネル18、20;118、120;218、220;318、320に結合するガセットパネル22a、22b、34a、34b;122a、122b、134a、134b;222a、222b、234a、234b;322a、322b、334a、334bを備えている。ガセットパネル22a、22b、34a、34b;122a、122b、134a、134b;222a、222b、234a、234b;322a、322b、334a、334bは、折り線21a、21b、33a、33b;121a、121b、133a、133b;221a、221b、233a、233b;321a、321b、333a、333bによって端部架橋ストラップ12a、12b;112a、112b;212a、212b;312a、312bにヒンジ接続されている。キールパネル40a、40b、42a、42b;140a、140b、142a、142b;240a、240b、242a、242b;340a、430b、342a、342bは、支柱パネル44a、44b、46a、46b、50a、50b、52a、52b;144a、144b、146a、146b、150a、150b、152a、152b;244a、244b、246a、250a、250b、252a、252b;344a、344b、346a、346b、350a、350b、352a、352bによって隣接するサイドパネル18、20;118、120;218、220;318、320に結合されている。支柱パネル44aは、折り線45a、45b、45c、45d、49a、49b、49c、49d;145a、145b、145c、145d、149a、149b、149c、149d;245a、245b、245c、245d、249a、249b、249c、249d;345a、345b、345c、345d、349a、349b、349c、349dによって、キールパネル40a、40b、42a、42b;140a、140b、142a、142b;240a、240b、242a、242b;340a、430b、342a、342bにヒンジ接続されている。折り線21a、21b、33a、33b;121a、121b、133a、133b;221a、221b、233a、233b;321a、321b、333a、333bは、折り線45a、45b、45c、45d、49a、49b、49c、49d;145a、145b、145c、145d、149a、149b、149c、149d;245a、245b、245c、245d、249a、249b、249c、249d;345a、345b、345c、345d、349a、349b、349c、349dからオフセットされているか、またはそれと同一線上にない。
【0176】
本開示は、ブランク310と、丸みを帯びたまたは面取りされたコーナーを有する物品キャリヤ390とを提供する。物品キャリヤ390は、折り線321a、321b、333a、333bによってヒンジ接続されたコーナーまたはガセットパネル322a、322b、334a、334bを有する端部架橋ストラップ312a、312bを備えている。物品キャリヤ390は、折り線323a、323b、335a、335bによってコーナーまたはガセットパネル322a、322b、334a、334bにヒンジ接続されたコネクタまたはウェブパネル324a、324b、336a、336bを備えている。コネクタまたはウェブパネル324a、324b、336a、336bは、折り線317a、317b、319a、319bによって、隣接するサイドストラップ318;320にヒンジ接続されている。コーナーまたはガセットパネル322a、322b、334a、334bは、(ホットメルト接着剤Gによって第2の、反対側の、または未仕上げの表面で)隣接するサイドストラップ318;320に固定される。
【0177】
補強ストラップ14、16;114、116;214、216の下部エッジは、持ち運びハンドルの非直線状または弧状の係合エッジを設けるために、輪郭付けまたは窪み付けされ得る。
【0178】
端部架橋ストラップ312a、312bの下部エッジは、持ち運びハンドルの非直線状または弧状の係合エッジを設けるために、輪郭付けまたは窪み付けされ得る。
【0179】
本明細書で使用されるように、「上」、「下」、「基部」、「前」、「後」、「端部」、「サイド(側面)」、「内側」、「外側」、「上部」および「下部」は、必ずしもそれぞれのパネルをそのような向きに限定するものではなく、それらのパネルを互いに区別するのに役立つだけである。
【0180】
本明細書で使用するとき、用語「ヒンジ接続」および「折り線」は、ブランクのヒンジ機能を定義し、ブランクの部分を互いに折り曲げるのを容易にし、または他の方法でブランク用のパネルの最適な折り畳み位置を示すあらゆる種類の線を指す。「ヒンジ接続」への言及は、必ずしも単一の折り線のみを指すと解釈されるべきではない。実際、ヒンジ接続は、2つ以上の折り線から形成することができ、2つ以上の折り線のそれぞれは、直線/線形または曲線/湾曲のいずれかの形状であり得る。直線状の折り線がヒンジ接続を形成する場合、それらは互いに平行に配置されるか、互いにわずかに角度が付けられて配置され得る。曲線の折り線がヒンジ接続を形成する場合、それらは互いに交差して、曲線の折り線に囲まれた領域内に成形パネルを画定し得る。このようなヒンジ接続の典型的な例は、それらがその間に楕円形のパネルを画定するように2点で交差する一対のアーチ状または弧状の折り線を含み得る。ヒンジ接続は、1つまたは複数の直線状の折り線および1つまたは複数の曲線状の折り線から形成され得る。このようなヒンジ接続の典型的な例は、半月形のパネルをその間に画定するように2点で交差する直線状の折り線とアーチ状または弧状の折り線との組み合わせを含み得る。
【0181】
本明細書で使用するとき、「折り線」という用語は、切り込み線、エンボス線、デボス線、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、中断された切断線、整列したスリットの線、スコアのライン、および前述のオプションの任意の組み合わせのいずれかを指し得る。
【0182】
ヒンジ接続および折り線はそれぞれ、穿孔、ミシン目、ミシン目の線、短いスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、切断線、中断された切断線、スリット、スコアのライン、エンボス線、デボス線、それらの任意の組み合わせなどを含むブランクの基板に形成される要素を含み得ることを理解されたい。要素は、必要な機能を提供するように寸法を決めて配置され得る。例えば、穿孔の線は、折り線および/または切断線を画定するために、弱さの度合いで寸法付けまたは設計され得る。穿孔の線は、折り畳みを容易にして破断に抵抗するように、折り畳みを容易にしてより多くの力で破断が容易になるように、或いは、少しの力で破断を容易にするように設計され得る。
【0183】
本明細書で使用される「位置合わせ」という語句は、組み立てられたカートン内の2つ以上の要素の位置合わせを指し、例えば、2つの重なり合うパネルの第1のパネルに形成された開口と、2つの重なり合うパネルの第2のパネルに形成された第2の開口とである。互いに位置合わせされたこれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに整列し得る。例えば、第1のパネルの開口が、第1のパネルと重なる位置で配置された第2のパネルの第2の開口と「位置合わせ」される場合、開口のエッジは、第2の開口のエッジの少なくとも一部に沿って延在し、そして、第1および第2のパネルの厚さの方向に、第2の開口と整列し得る。
【符号の説明】
【0184】
10、110、210、310 ブランク
12 メインパネル
12a、12b 周辺端部、内側エンドパネル、端部架橋ストラップ
14 第1の外側エンドパネル、第1の補強ストラップ
16 第2の外側エンドパネル、第2の補強ストラップ
18 第1のサイドパネル
18a、18b サイド端部
20 第2のサイドパネル
20a、20b サイド端部
22a 第1のガセットパネル
22b 第2のガセットパネル
24a 第1のウェブパネル
24b 第2のウェブパネル
26a 第1のコーナーパネル
26b 第2のコーナーパネル
28a 第1の固定パネル、端部フラップ
28b 第2の固定パネル、端部フラップ
30a 第3のコーナーパネル
30b 第4のコーナーパネル
32a 第3の固定パネル、端部フラップ
32b 第4の固定パネル、端部フラップ
34a 第3のガセットパネル
34b 第4のガセットパネル
36a 第3のウェブパネル
36b 第4のウェブパネル
40a、40b、42a、42b キールパネル
44a 第1の支柱パネル
44b 第3の支柱パネル
46a 第2の支柱パネル
46b 第4の支柱パネル
48a 第1のブレースパネル
48b 第2のブレースパネル
50a 第5の支柱パネル
50b 第7の支柱パネル
52a 第6の支柱パネル
52b 第8の支柱パネル
54a 第3のブレースパネル
54b 第4のブレースパネル
90、290、390 カートンまたはキャリヤ
21a、21b、25a、25b、27a、27b、29a、29b、31a、31b、33a、33b、35a、35b、41、43、45a、45b、45c、45d、49a、49b、49c、49d 折り線
A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9、A10 開口
B 物品
IS1 第1のキール構造
IS2 第2のキール構造
G 第1の接着要素
G2 第2の接着要素
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】