(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-03
(54)【発明の名称】プライベートネットワークにおけるデバイスネットワーク能力の管理のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
H04W 48/16 20090101AFI20230327BHJP
H04W 8/18 20090101ALI20230327BHJP
H04W 88/14 20090101ALI20230327BHJP
【FI】
H04W48/16 130
H04W8/18
H04W88/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022549443
(86)(22)【出願日】2021-02-04
(85)【翻訳文提出日】2022-10-14
(86)【国際出願番号】 EP2021052688
(87)【国際公開番号】W WO2021165049
(87)【国際公開日】2021-08-26
(32)【優先日】2020-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(72)【発明者】
【氏名】ウォン スン ファン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA34
5K067EE02
5K067EE16
(57)【要約】
ユーザ機器(UE)に関するネットワーク能力を管理する手法を記載する。UEは、さまざまなアクセスモードが有効化/無効化されるネットワークのエントリインデックスを含む加入者データと、各ネットワーク/アクセスモード組み合わせ用のカウンタと、を保持可能である。ネットワークへのアクセスを要求した後、UEは、ネットワークが特定のアクセスモードを許可しない旨の非完全性保護拒絶メッセージを受信し得る。アクセス拒絶の原因に基づいて、UEは、ネットワークに対する特定のアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、ネットワーク/アクセスモード組み合わせと関連付けられたカウンタをインクリメントすることができる。タイマーが期限となった際、UEは、カウンタ値が閾値を下回る場合に、ネットワークに対する特定のアクセスモードを再有効化するか、または、カウンタ値が閾値以上の場合に、ネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを除去する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記エントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を含む方法。
【請求項2】
前記特定のネットワークアクセスモードが、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数のネットワークが、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記非完全性保護拒絶メッセージが、前記特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または前記特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数のネットワークが、PLMNとともに配備されたNPNを含み、前記ユーザ機器が、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データの前記リストが、PLMNのリストを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタに対する前記所定の閾値が、実装によって決まるとともに、前記特定のネットワークアクセスモードおよび前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される前記指標に固有である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサによって、
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記エントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも当該装置に実行させるように構成された、装置。
【請求項8】
前記特定のネットワークアクセスモードが、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記1つまたは複数のネットワークが、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記非完全性保護拒絶メッセージが、前記特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または前記特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記1つまたは複数のネットワークが、PLMNとともに配備されたNPNを含み、前記ユーザ機器が、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データの前記リストが、PLMNのリストを含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタに対する前記所定の閾値が、実装によって決まるとともに、前記特定のネットワークアクセスモードおよび前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される前記指標に固有である、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、手段と、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持する手段と、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持する手段と、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記エントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントする手段と、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含める手段と、
を備えた装置。
【請求項14】
前記特定のネットワークアクセスモードが、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記1つまたは複数のネットワークが、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記非完全性保護拒絶メッセージが、前記特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または前記特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む、請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記1つまたは複数のネットワークが、PLMNとともに配備されたNPNを含み、前記ユーザ機器が、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データの前記リストが、PLMNのリストを含む、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタに対する前記所定の閾値が、実装によって決まるとともに、前記特定のネットワークアクセスモードおよび前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される前記指標に固有である、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記エントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品。
【請求項20】
前記特定のネットワークアクセスモードが、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項21】
前記1つまたは複数のネットワークが、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む、請求項19に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項22】
前記非完全性保護拒絶メッセージが、前記特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または前記特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む、請求項20に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項23】
前記1つまたは複数のネットワークが、PLMNとともに配備されたNPNを含み、前記ユーザ機器が、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データの前記リストが、PLMNのリストを含む、請求項21に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項24】
前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタに対する前記所定の閾値が、実装によって決まるとともに、前記特定のネットワークアクセスモードおよび前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される前記指標に固有である、請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項25】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、
リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストに含めるか、あるいは、前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を含む方法。
【請求項26】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサによって、
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、
リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストに含めるか、あるいは、前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも当該装置に実行させるように構成された、装置。
【請求項27】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、手段と、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持する手段と、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化する手段と、
リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストに含めるか、あるいは、前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含める手段と、
を備えた装置。
【請求項28】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、
リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストに含めるか、あるいは、前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品。
【請求項29】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、
前記1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、
前記1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のネットワークと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のアクセスモードの前記各エントリインデックスを加入者データの前記リストから除去することと、
を含む方法。
【請求項30】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサによって、
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、
前記1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、
前記1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のネットワークと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のアクセスモードの前記各エントリインデックスを加入者データの前記リストから除去することと、
を少なくとも当該装置に実行させるように構成された、装置。
【請求項31】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データの前記リストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、手段と、
前記1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持する手段と、
前記1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のネットワークと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントする手段と、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のアクセスモードの前記各エントリインデックスを加入者データの前記リストから除去する手段と、
を備えた装置。
【請求項32】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、
前記1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、
前記1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが前記1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のネットワークと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、前記特定のネットワークに対する前記特定のアクセスモードの前記各エントリインデックスを加入者データの前記リストから除去することと、
を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品。
【請求項33】
ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、
ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、
前記ネットワークエンティティから、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージに応答して、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、
前記理由として、前記特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、前記ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、
前記理由として、前記特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、前記ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークと関連付けられた前記特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、
を含む方法。
【請求項34】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサによって、
ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、
ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、
前記ネットワークエンティティから、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージに応答して、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、
前記理由として、前記特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、前記ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、
前記理由として、前記特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、前記ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークと関連付けられた前記特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、
を少なくとも当該装置に実行させるように構成された、装置。
【請求項35】
ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集する手段と、
ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信する手段と、
前記ネットワークエンティティから、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージに応答して、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信する手段と、
前記理由として、前記特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、前記ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加する手段と、
前記理由として、前記特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、前記ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークと関連付けられた前記特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加する手段と、
を備えた装置。
【請求項36】
ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、
ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、
前記ネットワークエンティティから、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージに応答して、前記初期登録リクエストメッセージまたは前記サービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、
前記理由として、前記特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、前記ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、
前記理由として、前記特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、前記ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、前記拒絶メッセージが前記ネットワークエンティティから受信された回数を決定し、前記回数が閾値を満たす場合に、前記ネットワークと関連付けられた前記特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、
を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品。
【請求項37】
1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または前記特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、
前記特定のネットワークおよび前記特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを前記特定のネットワークに送信することであり、前記リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、
前記リクエストの前記特定のネットワークへの前記送信に応答して、前記特定のネットワークが前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のエントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうち、前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値以上である場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を含む方法。
【請求項38】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサによって、
1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または前記特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、
前記特定のネットワークおよび前記特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを前記特定のネットワークに送信することであり、前記リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、
前記リクエストの前記特定のネットワークへの前記送信に応答して、前記特定のネットワークが前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のエントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうち、前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値以上である場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも当該装置に実行させるように構成された、装置。
【請求項39】
1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出す手段であり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または前記特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、手段と、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設ける手段と、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出す手段と、
前記特定のネットワークおよび前記特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを前記特定のネットワークに送信する手段であり、前記リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、手段と、
前記リクエストの前記特定のネットワークへの前記送信に応答して、前記特定のネットワークが前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のエントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうち、前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントする手段と、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値以上である場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含める手段と、
を備えた装置。
【請求項40】
1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または前記特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、
前記特定のネットワークおよび前記特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを前記特定のネットワークに送信することであり、前記リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、
前記リクエストの前記特定のネットワークへの送信に応答して、前記特定のネットワークが前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、前記リクエストの前記送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記特定のエントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうち、前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記対応するカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値以上である場合に、前記リクエストの送信に用いられる前記特定のエントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
例示的な一実施形態は、一般的には通信システムにおける通信の管理に関し、より詳細には、プライベートネットワークにおけるデバイスネットワーク能力(device network capability)の管理に関する。
【背景技術】
【0002】
通信システムは、通信経路に含まれるさまざまなエンティティ間にキャリアを提供することによって、ユーザ端末、基地局/アクセスポイント、および/または他のノード等の2つ以上のエンティティ間の通信セッションを可能にする設備と見なせる。通信システムは、たとえば通信ネットワークならびに1つもしくは複数の互換通信デバイスにより提供可能である。通信セッションには、たとえば音声、電子メール(Eメール)、テキストメッセージ、マルチメディア、および/またはコンテンツデータ等の情報を伝達するためのデータの通信を含み得る。提供されるサービスの非限定的な例としては、双方向または多方向の通話、データ通信またはマルチメディアサービス、インターネット等のデータネットワークシステムへのアクセスが挙げられる。無線通信システムにおいては、少なくとも2つの局間の通信セッションの少なくとも一部が無線リンク上で発生する。
【0003】
ユーザは、適当な通信デバイスまたは端末によって、通信システムにアクセス可能である。ユーザの通信デバイスは、ユーザ機器(UE)またはユーザデバイスと称することが多い。通信デバイスには、通信(たとえば、通信ネットワークへのアクセスまたは他のユーザとの直接通信)を可能にする適当な信号送受信装置が設けられている。通信デバイスは、局またはアクセスポイントが提供するキャリアにアクセスして、キャリア上で情報の送信および/または受信を行い得る。
【0004】
通信システムおよび関連するデバイスは通常、システムと関連付けられたさまざまなエンティティに許可されることおよびその実現方法を定めた所与の規格または仕様に従って動作する。通常は、接続に用いられる通信プロトコルおよび/またはパラメータも規定されている。
【発明の概要】
【0005】
従来のユーザ機器(UE)は、ネットワークにアクセス中またはネットワークへのアクセスを要求して、ネットワークによりアクセスを拒絶された場合、特定のネットワークアクセス手法またはインターフェースがネットワークにより拒否されたものと判定し得る。このような場合、従来のUEは通常、すべてのネットワークに対する当該特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースの無効化ならびに/または当該特定のネットワークに対するすべてのネットワークアクセス手法もしくはインターフェースの無効化を行う必要がある。本明細書に記載のシステム、装置、方法、およびコンピュータプログラム製品は、いくつかの実施形態によれば、従来のおよび新興のネットワークにおいて直面する技術的課題のうちの少なくとも一部を解決するために提供される。たとえば、はるかに細かい粒度かつ組織化された様態でネットワーク能力情報が実施形態に係るUEに格納され得るように、スマートフォン等の従来のUEを物理的、構成的、動作的、および/または機能的に変更することによって、いくつかの実施形態の改良UEを提供可能である。たとえば、ネットワーク、ネットワークアクセス手法、および/またはインターフェースに固有のエントリのインデックスを加入者情報が格納する階層データ記憶構造を生成することによって、ネットワークアクセス能力の粒度をこのように精緻化する。いくつかの実施形態においては、このような構造およびUEの加入者情報におけるこのような情報の包含により、特定のネットワーク、特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェース、ならびに/または特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースに対して実施形態に係るUEが誤って無効化されるインスタンスの数が減る可能性もある。別の言い方をすれば、実施形態に係る装置(および/または、実施形態に係る方法または実施形態に係るコンピュータプログラム製品)は、UEに対するネットワークアクセス能力の管理に実用化される場合、演算の複雑性を低減するとともに、UEとネットワークまたはネットワークエンティティとの間のメッセージングを減らすことになり得る。UEは、当該UEに対するアクセスを拒否したネットワークにアクセスを要求し続ける必要がないためである。同様に、UEは、より大きなネットワーク可用性の保持ならびに/または当該UEがネットワークにアクセスし得るより大きな一組のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースの保有が可能であり、これによって、たとえば異なるユーザのUE間のメッセージングの速度および可用性、ネットワークへのサービスの要求、ネットワークによるサービスの提供、緊急サービスの処理、ダウンリンク/アップリンク速度および帯域幅(容量)等に関するUEの性能が向上する。いくつかの記載の実施形態によれば、スマートフォンまたは別のモバイルデバイス等のUEのネットワークへのアクセス中またはネットワークへのアクセスの要求中に、UEの実質的な技術的改善がもたらされる。たとえば、UEは、利用可能なネットワークのリストを精査し、特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースを介してアクセス可能であることを当該UEが把握しているか、または、ネットワークが特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースを許可しない旨の情報を当該UEが有さない特定のネットワークまたは利用可能なネットワークのリストの部分集合を決定可能と考えられるためである。このため、UEは、従来の試行錯誤的な手法の使用ならびに/またはネットワークの能力および/もしくはネットワークによって許可/拒否されるアクセス手法/インターフェースに関する情報を要求するためのUEと利用可能な各ネットワークとの間の余分なメッセージのやり取りの必要なく、初期登録要求等のメッセージを特定のネットワークまたは利用可能なネットワークのリストの部分集合に送信して、登録またはサービスの要求を行うことができる。また、これによりUEは、要求ネットワークからの登録承認メッセージをより迅速に受信可能となり得る。UEがアクセスを要求したネットワークがアクセスを拒絶する可能性は低いためである。UEは、ネットワークへのアクセス、提供サービスの受信、メッセージの送信、パケットのアップロード/ダウンロード等に要する時間を短縮できるように、時間の経過に応じて、ネットワーク能力情報を含むネットワークエントリのインデックスの更新および改善を継続可能である。
【0006】
このため、本明細書においては、UEに関するネットワーク能力を管理する手法を記載する。実施形態に係るUEは、さまざまなアクセスモードが有効化/無効化されるネットワークのエントリインデックスを含む加入者データ(subscriber data)と、各ネットワーク/アクセスモード組み合わせ用のカウンタと、を保持し得る。ネットワークへのアクセスを要求した後、UEは、ネットワークが特定のアクセスモードを許可しない旨の非完全性保護拒絶メッセージ(non-integrity protected rejection message)を受信し得る。アクセス拒絶の原因に基づいて、UEは、ネットワークに対する特定のアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、ネットワーク/アクセスモード組み合わせと関連付けられたカウンタをインクリメントすることができる。タイマーが期限となった際、UEは、カウンタ値が閾値を下回る場合に、ネットワークに対する特定のアクセスモードを再有効化するか、または、カウンタ値が閾値以上の場合に、ネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを除去する。このため、本明細書においては、プライベートネットワークにおいてデバイスネットワーク能力を管理するための例示的な実施形態に係る方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。
【0007】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報(network identity)をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を含み得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワーク(trusted network)アクセスモード、非トラステッドネットワーク(untrusted network)アクセスモード、または非アクセス層(non-access stratum)インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(non-public network,NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(public land mobile network,PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワーク(shared radio access network)を使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーン(shared control plane)を使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0008】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0009】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、手段と、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持する手段と、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持する手段と、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントする手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含める手段と、を備え得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0010】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0011】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストに含めるか、あるいは、特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を含み得る。
【0012】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、タイマーが期限となった際、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0013】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、手段と、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持する手段と、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化する手段と、タイマーが期限となった際、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含める手段と、を備え得る。
【0014】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、タイマーが期限となった際、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0015】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去することと、を含み得る。
【0016】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去することと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0017】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、手段と、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持する手段と、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントする手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去する手段と、を備え得る。
【0018】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去することと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0019】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークのリストに追加することと、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、を含み得る。
【0020】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0021】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集する手段と、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信する手段と、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信する手段と、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加する手段と、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加する手段と、を備え得る。
【0022】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0023】
いくつかの実施形態において、方法は、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信することであり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を含み得る。
【0024】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信することであり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0025】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出す手段であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、手段と、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設ける手段と、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出す手段と、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信する手段であり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、手段と、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントする手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含める手段と、を備え得る。
【0026】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信することであり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0027】
以下の詳細な説明および添付の特許請求の範囲においては、他の種々態様も記載する。
【0028】
以上、一般論として本開示の実施形態を説明し、以下では添付図面を参照するが、これらは、必ずしも縮尺通りには描画されていない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】いくつかの実施形態に係る、通信ネットワークの例示的なアーキテクチャを示した図である。
【
図2】いくつかの実施形態に係る、通信ネットワークの例示的なアーキテクチャを示した図である。
【
図3】いくつかの実施形態に係る、通信ネットワークの例示的なアーキテクチャを示した図である。
【
図4】いくつかの実施形態に係る、プライベートネットワークにおいてデバイスの能力を管理する例示的なコンピュータデバイスを示した図である。
【
図5】いくつかの実施形態に係る、プライベートネットワークに対するユーザ機器の能力を管理する例示的なコンピュータデバイスを示した図である。
【
図6】いくつかの実施形態に係る、ユーザ機器がネットワークへの初期登録を要求する例示的な手法を示した図である。
【
図7】いくつかの実施形態に係る、ユーザ機器がネットワークからのサービスの提供を要求する例示的な手法を示した図である。
【
図8】一実施形態に係る、
図4または
図5の装置等によって、プライベートネットワークに対するユーザ機器の能力を管理するために実行される動作を示したフローチャートである。
【
図9】別の実施形態に係る、
図4または
図5の装置等によって、プライベートネットワークに対するユーザ機器の能力を管理するために実行される動作を示したフローチャートである。
【
図10】さらに別の実施形態に係る、
図4または
図5の装置等によって、プライベートネットワークに対するユーザ機器の能力を管理するために実行される動作を示したフローチャートである。
【
図11】さらに別の実施形態に係る、
図4または
図5の装置等によって、プライベートネットワークに対するユーザ機器の能力を管理するために実行される動作を示したフローチャートである。
【
図12】さらに別の実施形態に係る、
図4または
図5の装置等によって、プライベートネットワークに対するユーザ機器の能力を管理するために実行される動作を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明のいくつかの実施形態について、本発明のすべてではないが、いくつかの実施形態が示された添付の図面を参照しつつ、より詳しく説明する。実際、本発明の種々実施形態は、多くの異なる形態で具現化可能であり、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用可能な法的要件を満たすように提供される。本明細書において、用語「または(or)」は、別段の指定のない限り、選択および接続の両義で使用される。用語「図示(illustrative)」および「例示(exemplary)」は、品質レベルの指定のない例として使用される。全体を通して、同じ参照番号は、同じ要素を表す。本明細書における使用の通り、用語「データ(data)」、「コンテンツ(content)」、「情報(information)」」、および類似用語は、同じ意味での使用により、本発明の実施形態に従って送信、受信、および/または格納可能なデータを表し得る。したがって、このような如何なる用語の使用も、本発明の実施形態の思想および範囲を制限するものと捉えるべきではない。
【0031】
また、本明細書における使用の通り、用語「回路(circuitry)」は、(a)ハードウェアのみの回路実装(たとえば、アナログ回路および/もしくはデジタル回路での実装)、(b)回路と、協働によって本明細書に記載の1つもしくは複数の機能を装置に実行させるソフトウェアおよび/もしくはファームウェア命令が1つもしくは複数のコンピュータ可読メモリに格納されたコンピュータプログラム製品と、の組み合わせ、ならびに(c)たとえば物理的に存在しなくてもソフトウェアもしくはファームウェアを動作に必要とするマイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部等の回路を表す。この「回路」の定義は、あらゆる請求項を含めて、本明細書における当該用語のすべての使用に当てはまる。また、別の例として、本明細書における使用の通り、用語「回路(circuitry)」は、1つもしくは複数のプロセッサおよび/もしくはその一部ならびに付随するソフトウェアおよび/もしくはファームウェアを含む実装を含む。また、別の例として、用語「回路(circuitry)」は、本明細書における使用の通り、たとえば移動式電話用のベースバンド集積回路もしくはアプリケーションプロセッサ集積回路またはサーバ、セルラーネットワークデバイス、他のネットワークデバイス、および/もしくは他のコンピュータデバイスにおける類似の集積回路を含む。
【0032】
本明細書における定義の通り、非一過性物理的記憶媒体(たとえば、揮発性または不揮発性メモリデバイス)を表す「コンピュータ可読記憶媒体」は、電磁信号を表す「コンピュータ可読伝送媒体」と区別可能である。このような媒体は、多くの形態が可能であり、非一過性コンピュータ可読記憶媒体(たとえば、不揮発性媒体、揮発性媒体)および伝送媒体が挙げられるが、これらに限定されない。伝送媒体としては、たとえば同軸ケーブル、銅線、光ファイバケーブル、ならびに音響波および電磁波(電波、光波、赤外線波を含む)等、ワイヤもケーブルもなしで空間を進行する搬送波が挙げられる。信号としては、伝送媒体を通じて伝送される振幅、周波数、位相、偏波、または他の物理的特性の人為的な過渡変動が挙げられる。非一過性コンピュータ可読媒体の例としては、磁気的コンピュータ可読媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、その他任意の磁気媒体)、光学的コンピュータ可読媒体(たとえば、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスク等)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、プログラム可能リードオンリーメモリ(PROM)、消去・プログラム可能リードオンリーメモリ(EPROM)、フラッシュEPROM、またはコンピュータが読み出し可能なその他任意の非一過性媒体が挙げられる。本明細書において、コンピュータ可読記憶媒体という用語は、伝送媒体を除く任意のコンピュータ可読媒体を表すのに用いられる。ただし、当然のことながら、実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を使用するような記載の場合は、代替実施形態において、他種のコンピュータ可読媒体がコンピュータ可読記憶媒体の代替または追加として使用され得る。
【0033】
本明細書においては、本発明に係る種々実施形態を説明・図示しているが、当業者であれば、本明細書に記載の機能の実行ならびに/または結果および/もしくは1つあるいは複数の利点を得るための多様な他の手段および/または構造が容易に想定され、このような変形および/または改良がそれぞれ、本明細書に記載の本発明に係る実施形態の範囲内と見なされるであろう。より一般的に、当業者には当然のことながら、本明細書に記載のすべてのパラメータ、寸法、材料、および構成が例示を意図しており、実際のパラメータ、寸法、材料、および/または構成は、本発明に係る教示内容が用いられる1つまたは複数の具体的な用途によって決まることになる。当業者であれば、本明細書に記載の本発明に係る特定の実施形態に対する多くの同等物を認識されようし、通常の実験程度により確認することも可能であろう。したがって、上記のような実施形態は、一例として提示されているに過ぎず、添付の特許請求の範囲およびその同等物の範囲内で、具体的な説明および特許請求以外の方法により本発明に係る実施形態が実現され得ることが了解される。本開示の本発明に係る実施形態は、本明細書に記載の個々の特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法を対象とする。また、2つ以上のこのような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法の如何なる組み合わせも、このような特徴、システム、物品、材料、キット、および/または方法が相互に矛盾しない場合は、本開示の本発明の範囲内に含まれる。
【0034】
以下、無線セルラーシステムを介して通信可能なモバイル通信デバイスと、このようなモバイル通信デバイスにサーブするモバイル通信システムと、を参照しつつ、特定の実施形態を説明する。例示的な実施形態の詳細な説明に先立って、記載例の基礎となる技術の理解の助けとなるように、
図1~3を参照して、無線通信システム、そのアクセスシステム、およびモバイル通信デバイスの特定の一般原理を簡単に説明する。
【0035】
いくつかの実施形態によれば、通信デバイスまたは端末の提供によって、無線アクセスシステムのアクセスポイントを提供するセル、基地局、または類似の無線送信機および/もしくは受信機ノードを介した無線アクセスが可能である。
【0036】
アクセスポイントひいてはそれを通じた通信は通常、その動作およびそれと連通したモバイル通信デバイスの管理を可能とするため、少なくとも1つの適当な制御装置により制御される。いくつかの実施形態においては、ノードの制御装置のアクセスポイントとの一体化、アクセスポイントへの結合、および/またはアクセスポイントの制御のための提供が行われるようになっていてもよい。いくつかの実施形態において、制御装置は、ユーザ機器とコアネットワークまたはコアネットワークのネットワークエンティティとの間の通信を可能にするように構成可能である。この目的のため、制御装置は、少なくとも1つのメモリ、プロセッサ等の少なくとも1つのデータ処理ユニット、および入出力インターフェースを備えていてもよい。制御装置は、インターフェースを介して、アクセスポイントの関連する他の構成要素に結合可能である。制御装置は、適当なソフトウェアコードの実行によって、制御機能を提供するように構成可能である。当然のことながら、ネットワークシステム中の他の場所(たとえば、コアネットワークエンティティ)に設けられた制御装置においても類似の構成要素を提供可能である。制御装置は、他の制御エンティティと相互接続可能である。制御装置および機能は、複数の制御ユニット間に分散していてもよい。いくつかの実施形態においては、各基地局が制御装置を備え得る。代替実施形態においては、2つ以上の基地局が制御装置を共有していてもよい。
【0037】
アクセスポイントおよび関連するコントローラは、有線接続および/または無線インターフェースを介して互いに通信するようになっていてもよい。基地局ノード間の論理的接続は、たとえばX2等のインターフェースにより提供可能である。このインターフェースは、たとえば基地局の動作の調整ならびに再選択もしくはハンドオーバ動作の実行に使用可能である。
【0038】
通信デバイスまたはユーザ機器は、少なくとも無線通信データを受信し得る任意好適なデバイスを備えていてもよい。たとえば、このデバイスとしては、無線受信機、データ処理およびユーザインターフェース装置が備えられた手持ちデータ処理デバイスが可能である。非限定的な例としては、移動式電話または「スマートフォン」として知られるもの等の移動局(MS)、無線インターフェースカード等の無線インターフェース機構が設けられたラップトップもしくはタブレットコンピュータ等の携帯用コンピュータ、無線通信能力が与えられた個人用データ補助装置(PDA)、またはこれらの任意の組み合わせ等が挙げられる。他の例としては、ウォッチもしくはスマートウォッチ、アイウェア、ヘルメット、帽子、衣類、無線接続機能を備えたイヤピース、ジュエリー等と一体化されたウェアラブル無線デバイス、無線能力を備えたユニバーサルシリアルバス(USB)スティック、モデムデータカード、機械型デバイス、またはこれらの任意の組み合わせ等が挙げられる。
【0039】
いくつかの実施形態においては、たとえば無線ネットワークまたはコアネットワークエンティティと通信するように構成された通信デバイスが手持ちあるいは他のモバイル通信デバイス(たとえば、ユーザ機器(UE))により例示されていてもよい。モバイル通信デバイスには、無線通信能力およびその動作を可能にする適当な電子制御装置が設けられていてもよい。このため、通信デバイスには、少なくとも1つのデータ処理エンティティ(たとえば、中央演算処理装置および/もしくはコアプロセッサ)、少なくとも1つのメモリ、ならびに実行するように設計されたタスクのソフトウェアおよびハードウェア支援実行に用いられる付加的なプロセッサおよびメモリ等の他の考え得る構成要素が設けられていてもよい。データ処理、格納、および他の関連する制御装置は、適当な回路基板上および/またはチップセット中に提供可能である。通信デバイスの制御装置により提供されるデータ処理およびメモリ機能は、本明細書において後述するような特定の実施形態に係る制御およびシグナリング動作をもたらすように構成されている。ユーザは、タッチセンサ式表示画面もしくはパッドならびに/またはキーパッド、1つまたは複数のアクチュエータボタン、音声コマンド、これらの組み合わせ等、好適なユーザインターフェースによって、通信デバイスの動作を制御するようにしてもよい。通常は、スピーカおよびマイクも設けられている。さらに、モバイル通信デバイスは、他のデバイスに対する適当な(有線もしくは無線)コネクタならびに/または外部アクセサリ(たとえば、ハンズフリー機器)を接続するための適当な(有線もしくは無線)コネクタを備えていてもよい。
【0040】
いくつかの実施形態において、通信デバイスは、信号を送受信する適当な装置を介して無線通信するようになっていてもよい。いくつかの実施形態においては、このデバイスの制御装置に無線ユニットが接続されていてもよい。無線ユニットは、無線部および関連するアンテナ構成を備え得る。アンテナ構成は、通信デバイスの内部に配置されていてもよいし、外部に配置されていてもよい。
【0041】
図1~
図3は、さまざまな方法、装置、およびコンピュータプログラム製品の実行および/または使用が可能な通信ネットワーク100のさまざまな例示的アーキテクチャを示している。いくつかの実施形態において、通信ネットワーク100は、当該通信ネットワーク100のコアネットワーク101(CN101)を介してユーザ機器102(UE102)とデータネットワーク116(DN116)との間のエアインターフェース(たとえば、新無線(NR))通信または接続を提供するように構成された任意好適な構成、数、配向、配置、および/または寸法の構成要素および専用機器を備え得る。
図1に示すように、送電塔、基地局、ネットワークノード等によってUE102がAN104と動作可能に連通した通信ネットワーク100が設けられていてもよい。いくつかの実施形態において、AN104は、CN101またはその構成要素もしくはエンティティと通信可能である。いくつかの実施形態において、CN101は、データ、メッセージ、リクエスト等の送信等、UE102とDN116との間の通信を容易化し得る。いくつかの実施形態において、DN116またはCN101は、アプリケーションサーバまたはアプリケーション機能112(AS/AF112)と連通可能である。
【0042】
図2および
図3に示すような第5世代(5G)ネットワークの背景において、通信ネットワーク100は、サービス地域または国全体に分散した一連の接続ネットワークデバイスおよび専用ハードウェアと、接続ネットワークデバイスまたは専用ハードウェアのうちの1つまたは複数による格納および/またはホスティングが可能な1つまたは複数のネットワークエンティティと、を備えていてもよい。いくつかの実施形態においては、UE102がAN104につながっていてもよく、AN104は、UE102と、1つまたは複数のAS/AF112と連通し得るDN116に接続されたCN101と、の間で情報を中継可能である。いくつかの実施形態において、UE102は、当該UE102とCN101の他の構成要素またはサービスとの間の中継装置として機能し得る無線アクセスネットワーク104(RAN104または(R)AN104)と連通していてもよい。たとえば、いくつかの実施形態においては、UE102がRAN104と通信するようになっていてもよく、RAN104がアクセス・モビリティ管理機能108(AMF108)と通信するようになっていてもよい。他の例または実施形態において、UE102は、AMF108と直接通信するようになっていてもよい。いくつかの実施形態において、AMF108は、認証サーバ機能120(Authentication Server Function,AUSF120)、ネットワークスライス選択機能122(Network Slice Selection Function,NSSF122)、ネットワーク保存機能124(Network Repository Function,NRF124)、ポリシーチャージング機能114(Policy Charging Function,PCF114)、ネットワークデータ分析機能126(Network Data Analytics Function,NWDAF126)、統合データ管理機能118(Unified Data Management function,UDM118)、AS/AF112、セッション管理機能110(Session Management Function,SMF110)、および/またはこれらの類似物等、1つまたは複数のネットワーク機能(NF)と連通していてもよい。
【0043】
いくつかの実施形態において、SMF110は、1つまたは複数のユーザプレーン機能106(User Plane Function,UPF106、UPF106a、UPF106b(「UPF106」と総称))と連通していてもよい。いくつかの実施形態において、UPF106は、RAN104およびDN116と連通していてもよいが、これは一例に過ぎない。他の実施形態においては、DN116が第1のUPF106aと連通し、RAN104が第2のUPF106bと連通していてもよい。一方、SMF110は、第1および第2の両UPF106a、106bと連通しており、第1および第2のUPF106a、106bは、互いに連通している。
【0044】
いくつかの実施形態において、UE102は、1つまたは複数のRAN104に接続可能となるように、シングルモードまたはデュアルモードデバイスを備え得る。いくつかの実施形態において、RAN104は、特にBluetooth、Wi-Fi、ならびにGSM、UMTS、LTE、もしくは5G NR等、UE102のCN101への接続に使用可能な1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実装するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態において、RAN104は、UE102内のチップおよびCN101内のチップの識別およびペアリングによってUE102とCN101との間の通信接続または回線を確立可能となるように、CN101中の類似チップとのペアリングあるいは当該チップによる認識が可能なシリコンチップ等のチップを備えることも可能であるし、UE102中のチップを用いて実装することも可能である。いくつかの実施形態において、RAN104は、1つまたは複数の基地局、タワー等の実装によって、UE102とCN101のAMF108との間を連通可能である。
【0045】
いくつかの実施形態において、通信ネットワーク100またはその構成要素(たとえば、基地局、タワー等)は、複数の異なる周波数バンド(たとえば、FR1(6GHz未満)、FR2(ミリ波)、他の好適な周波数バンド、そのサブバンド、および/またはこれらの類似物)を介して携帯電話等の通信デバイス(たとえば、UE102)と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、通信ネットワーク100は、大規模多入力多出力(大規模MIMO)アンテナを備えることも可能であるし、採用することも可能である。いくつかの実施形態において、通信ネットワーク100は、マルチユーザMIMO(MU-MIMO)アンテナを備え得る。いくつかの実施形態において、通信ネットワーク100は、コンピュータサーバが通信デバイス(たとえば、UE102)と通信的、物理的、演算的、および/または時間的に近くなってレイテンシおよびデータトラフィック輻輳を低減するエッジコンピューティングを採用可能である。いくつかの実施形態において、通信ネットワーク100は、スモールセル、低電力RAN、電波ビームフォーミング、Wi-Fi・セルラーコンバージェンス、非直交多重アクセス(NOMA)、チャネルコーディング等、他のテクノロジ、デバイス、または技術を採用可能である。
【0046】
図3に示すように、UE102は、N1インターフェースにおいて(たとえば、非アクセス層(NAS)プロトコルに従って)RAN104と通信するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態において、RAN104は、N2インターフェース(たとえば、当該RAN104の基地局とAMF108との間の制御プレーン)において、CN101またはその構成要素(たとえば、AMF108)と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、RAN104は、N3インターフェース(たとえば、ユーザプレーン)において、UPF106と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、種々異なるインターフェースおよび/または種々異なるプロトコルにおいてCN101内の他のサービスまたはネットワークエンティティと通信するように構成可能である。たとえば、いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、NausfインターフェースまたはN12インターフェースにおいてAUSF120と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、NnssfインターフェースにおいてNSSF122と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、NnrfインターフェースにおいてNRF124と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、NpcfインターフェースまたはN7インターフェースにおいてPCF114と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、NnwdafインターフェースにおいてNWDAF126と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、Nudmインターフェース、N8インターフェース、またはN10インターフェースにおいてUDM118と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、AMF108および/またはSMF110は、NafインターフェースにおいてAS/AF112と通信するように構成可能である。いくつかの実施形態において、SMF110は、たとえばUE102とCN101またはその構成要素/サービスとの間で情報が輸送されるプロトコルデータユニット(PDU)セッションのコンジットとしての機能等、制御プレーンとユーザプレーンとの間のブリッジとして機能し得るN4インターフェースにおいてUPF106と通信するように構成可能である。
【0047】
当然のことながら、本明細書に開示および/または記載の本発明の例示的な実施形態は、電気通信ネットワークの背景において生じるものであり、第5世代(5G)アーキテクチャの態様に準拠した電気通信ネットワークおよび/または第5世代(5G)アーキテクチャの態様を取り入れた電気通信ネットワークが挙げられるが、これらに限定されない。
図1~
図3は、通信ネットワーク100の例示的なアーキテクチャのさまざまな構成および/または構成要素を示しているが、他の多くのシステム、システム構成、ネットワーク、ネットワークエンティティ、およびそれらの通信のための経路/プロトコルが本開示の範囲内で企図および考慮される。
【0048】
本明細書に記載の方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品は、
図1~
図3に示すとともに上述したような第5世代(5G)コアネットワークおよびシステムの背景において説明するが、それにも関わらず、より広い背景において任意好適な電気通信システム、ネットワーク、規格、またはプロトコルに適用可能である。
【0049】
通信システム(たとえば、第5世代(5G)ネットワーク)の背景において、ユーザ機器(UE)は、ネットワークへのアクセスを要求するようにしてもよいし、ネットワークにサービスを要求するようにしてもよい。非スタンドアロン非パブリックネットワークは、CAGおよび/またはネットワークスライシングを使用してパブリックPLMNのサポートにより配備された非パブリックネットワーク(NPN)である。NPNがPLMNによって利用可能となった場合、UE102は、ネットワークにアクセスし、ネットワークが提供するサービスを取得するためのPLMNに対するサブスクリプションを有する。CAGは、1つまたは複数のCAGセルへのアクセスが許可された加入者群を識別する。UE102がネットワークへのアクセスまたはネットワークによるサービスの提供を要求した場合、ネットワークは、数ある検討事項の中でも、UE102が当該ネットワークへのアクセスを許可されているか、当該ネットワークが要求アクセスモードによって通信するように構成されているか、要求アクセスがトラステッド接続を介するか非トラステッド接続を介するか、を確認する必要がある。
【0050】
いくつかの実施形態において、ネットワークは、UE102のアクセスを確認するため、UE102のサブスクリプション永続識別子(Subscription Permanent Identifier,SUPI)を把握することが必要となり得る。UE102は、TS 33.501に従って、最初の非アクセス層(NAS)手順(登録手順)の間、サブスクリプション暗号化識別子(Subscription Concealed Identifier,SUCI)をネットワークに送信可能である。サービングネットワークは、一次認証に成功した後にのみ、認証サーバ機能(AUSF)からUE102のSUPIを受信する。したがって、最初の登録手順においてサービングネットワークが本明細書に記載のようなアクセス制御手順をUEに対して実行する必要がある場合、AMF108は、一次認証手順が成功裏に完了となるまで待機するようにしてもよいし、または、待機が必要となる。
【0051】
いくつかの実施形態において、UE102は、システムまたはネットワーク(たとえば、5GS)にアクセスしたい場合、まずはアクセス制御チェックの実行によって、ネットワークへのアクセスが許可されているかを判定するようにしてもよい。いくつかの実施形態においては、以下のイベントリストにより規定されるアクセス試行に対して、アクセス制御チェックが実行され得る。
【0052】
a)UE102が3GPPアクセス上のアイドルモード(たとえば、5Gモビリティ管理[5GMM]-IDLEモード)であり、接続モード(たとえば、5GMM-CONNECTEDモード)への遷移を必要とするイベントが発生する。
【0053】
b)UE102が3GPPアクセス上の接続モード(たとえば、5GMM-CONNECTEDモード)または無線リソース制御(RRC)非アクティブ指標を伴う接続モード(たとえば、5GMM-CONNECTEDモード)であり、以下のイベントのうちの1つが発生する。
【0054】
1)5GMMは、上位レイヤから管理オブジェクト-マルチメディア電話(MO-MMTEL)-音声通話開始指標、MO-MMTEL-ビデオ通話開始指標、またはMO-SMS-over-IP(SMSoIP)-試行開始指標を受信する。
【0055】
2)5GMMは、リクエストがUE102を5GMM-IDLEモードから5GMM-CONNECTEDモードに遷移させるサービスリクエスト手順をトリガしていない場合に、上位レイヤから、モバイル由来SMS-over-NASを送信するリクエストを受信する。
【0056】
3)5GMMは、リクエストがUE102を5GMM-IDLEモードから5GMM-CONNECTEDモードに遷移させるサービスリクエスト手順をトリガしていない場合に、上位レイヤから、PDUセッション確立を目的としたUL NAS TRANSPORTメッセージを送信するリクエストを受信する。
【0057】
4)5GMMは、リクエストがUE102を5GMM-IDLEモードから5GMM-CONNECTEDモードに遷移させるサービスリクエスト手順をトリガしていない場合に、上位レイヤから、PDUセッション変更を目的としたUL NAS TRANSPORTメッセージを送信するリクエストを受信する。
【0058】
5)5GMMは、既存のPDUセッションに対してユーザプレーンリソースを再確立するリクエストを受信する。
【0059】
いくつかの実施形態においては、5GMM-CONNECTEDモードにおいてNASにより開始される5GMM固有の手順がアクセス制御の対象とならない場合がある。たとえば、PSハンドオーバ後の登録手順がアクセス制御によって阻止されることはない。いくつかの実施形態において、NASは、上記イベントのうちの1つを検出した場合、リクエストの種類を1つもしくは複数のアクセス識別情報ならびに1つのアクセスカテゴリにマッピングする必要がある。下位レイヤは、決定されたアクセス識別情報およびアクセスカテゴリに基づいて、当該リクエストに対するアクセスバーリングチェック(access barring check)を実行することになる。いくつかの実施形態において、NASは、上位レイヤが提供する指標または通常のNAS挙動による5GMM手順の開始が必要との判定、あるいはその両方に応じて、上記イベントを認識可能である。
【0060】
いくつかの実施形態において、リクエストのアクセス識別情報およびアクセスカテゴリを決定するため、NASは、3GPP TS 22.261に規定された一組のアクセス識別情報およびアクセスカテゴリ、すなわち、a)一組の標準化アクセス識別情報、b)一組の標準化アクセスカテゴリ、および利用可能ならc)一組の事業者規定アクセスカテゴリ(operator-defined access categories)に対して、アクセスの理由、要求されたサービスの種類、およびUE構成を含むUE102のプロファイルをチェックする。3GPP TS 22.261に規定された一組の標準化アクセス識別情報から適用可能なアクセス識別情報を決定するため、NASは、本明細書および/または3GPP TS 22.261に記載の要件、ルール、動作等に従うことができるか、または、従うものとする。
【0061】
いくつかの実施形態においては、3GPP TS 22.261に規定された一組の標準化アクセスカテゴリおよび事業者規定アクセスカテゴリから、適用可能なアクセスカテゴリを決定する。
【0062】
ここで
図4に移り、本開示の例示的な一実施形態に従って構成されたコアネットワーク装置200として、(コアネットワークサービス:UPF106、AMF108、SMF110、PCF114、ならびに/または別のNFおよび/もしくはNRFを含む)コアネットワーク装置(CNA)の例が具現化されていてもよい。
図8~
図12のフローチャートと併せて後述する通り、例示的な一実施形態のCNA200は、本明細書に記載の機能を実行するように構成されていてもよい。如何なる例においても、CNA200はより一般的に、サーバ、パソコン、コンピュータワークステーション等のコンピュータデバイス、またはユーザ機器および/もしくは無線ローカルエリアネットワークとして機能するものを含む他種のコンピュータデバイスにより具現化されていてもよい。CNA200が具現化される様態に関わらず、例示的な一実施形態の装置は、
図4に示すように、たとえばプロセッサ202およびメモリデバイス204、いくつかの実施形態においては、これらならびに/または通信インターフェース206を含む処理回路208を含むか、処理回路208と関連付けられるか、あるいは、処理回路208と連通するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態において、システム100のUE102または他の要素は、
図4のCNA200等の装置により具現化可能である。
【0063】
処理回路208において、プロセッサ202(ならびに/または、コプロセッサもしくはプロセッサを補助するその他任意の回路あるいはプロセッサと関連付けられたその他任意の回路)は、CNA200の構成要素間で情報を受け渡すバスを介して、メモリデバイス204と連通していてもよい。メモリデバイスは、たとえば1つまたは複数の揮発性および/または不揮発性メモリを含んでいてもよい。言い換えると、メモリデバイスは、たとえば機械(たとえば、プロセッサ等のコンピュータデバイス)により読み出し可能なデータ(たとえば、ビット)を格納するように構成されたゲートを備えた電子記憶装置(たとえば、コンピュータ可読記憶媒体)であってもよい。メモリデバイスは、本発明の例示的な一実施形態に係るさまざまな機能を装置が実行できるようにする情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令等を格納するように構成されていてもよい。たとえば、メモリデバイスは、プロセッサにより処理する入力データをバッファリングするように構成することも可能である。この追加または代替として、メモリデバイスは、プロセッサにより実行する命令を格納するように構成することも可能である。
【0064】
いくつかの実施形態において、CNA200は、上述の通り、さまざまなコンピュータデバイスにおいて具現化されていてもよい。ただし、いくつかの実施形態において、この装置は、チップまたはチップセットとして具現化されていてもよい。言い換えると、この装置は、構造アセンブリ(たとえば、ベースボード)上の材料、構成要素、および/またはワイヤを含む1つまたは複数の物理的パッケージ(たとえば、チップ)を含んでいてもよい。構造アセンブリは、物理的強度、サイズの保存、および/またはその上に含まれる構成要素回路の電気的相互作用の制限を提供し得る。したがって、この装置は場合により、単一のチップ上において、または、単一の「システムオンチップ」として、本発明の一実施形態を実現するように構成されていてもよい。このため、場合によっては、本明細書に記載の機能を提供する1つまたは複数の動作を実行する手段をチップまたはチップセットが構成していてもよい。
【0065】
プロセッサ202は、多くの異なる方法で具現化されていてもよい。たとえば、プロセッサは、コプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、DSPを伴うまたは伴わない処理要素、またはASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、マイクロコントローラユニット(MCU)、ハードウェアアクセラレータ、専用コンピュータチップ等の集積回路を含む他のさまざまな回路等、さまざまなハードウェア処理手段のうちの1つまたは複数として具現化されていてもよい。このため、いくつかの実施形態において、プロセッサは、独立して実行するように構成された1つまたは複数の処理コアを含んでいてもよい。マルチコアプロセッサは、単一の物理的パッケージ内のマルチ処理を可能にし得る。この追加または代替として、プロセッサは、バスを介したタンデム構成によって、命令の独立実行、パイプライニング、および/またはマルチスレッディングを可能にする1つまたは複数のプロセッサを含んでいてもよい。
【0066】
例示的な一実施形態において、プロセッサ202は、メモリデバイス204に格納された命令あるいは当該プロセッサがアクセス可能な命令を実行するように構成されていてもよい。この代替または追加として、プロセッサは、ハードコーディングされた機能を実行するように構成されていてもよい。このため、ハードウェアまたはソフトウェアの方法による構成であれ、これらの組み合わせによる構成であれ、プロセッサは、本開示の一実施形態に係る動作をこれに応じた構成で実行可能な(たとえば、回路にて物理的に具現化された)エンティティを表していてもよい。これにより、プロセッサは、たとえばASIC、FPGA等として具現化されている場合、本明細書に記載の動作を実行する特殊構成のハードウェアであってもよい。あるいは、別の例として、プロセッサが命令の実行器として具現化されている場合は、命令によって、当該命令の実行時に本明細書に記載のアルゴリズムおよび/または動作を実行するように、プロセッサが具体的に構成されていてもよい。ただし、場合により、プロセッサは、命令によって本明細書に記載のアルゴリズムおよび/または動作を実行するように当該プロセッサをさらに構成することによって、本発明の一実施形態を採用するように構成された特定のデバイス(たとえば、エンコーダおよび/またはデコーダ)のプロセッサであってもよい。プロセッサは、とりわけ、当該プロセッサの動作を補助するように構成されたクロック、算術演算処理ユニット(ALU)、および論理ゲートを具備していてもよい。
【0067】
通信インターフェース206を含む実施形態において、この通信インターフェースは、NF、NRF、UE102、無線アクセスネットワーク、コアネットワークサービス、アプリケーションサーバ/機能、データベースまたは他の記憶装置等、ネットワークならびに/またはCNA200と連通したその他任意のデバイスもしくはモジュールに対してデータの受信および/または送信を行うように構成されたハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにおいて具現化されたデバイスまたは回路等の如何なる手段であってもよい。この点、通信インターフェースは、たとえばアンテナ(または、複数のアンテナ)と、無線通信ネットワークとの通信を可能にする補助用ハードウェアおよび/またはソフトウェアと、を具備していてもよい。この追加または代替として、通信インターフェースは、アンテナと相互作用することにより、アンテナを介した信号の伝送またはアンテナを介して受信された信号の受信処理を行う回路を具備していてもよい。いくつかの環境において、通信インターフェースは、上記の代替または追加として、有線通信をサポートしていてもよい。このため、たとえば、通信インターフェースは、ケーブル、デジタル加入者線(DSL)、ユニバーサルシリアルバス(USB)、または他の機構を介して通信をサポートする通信モデムおよび/または他のハードウェア/ソフトウェアを具備していてもよい。いくつかの実施形態において、セッション管理機能は、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN-C)、TWAG-C、BNG-CUPS、N4、Sxa、Sxb、Sxc、進化型パケットコア(EPC)SWG-C、EPC PGW-C、EPC TDF-C、および/またはこれらの類似物等、任意好適なCUPSアーキテクチャに対する5GCセッション管理機能を含み得る。
【0068】
いくつかの実施形態において、CNA200は、他のコアネットワークエンティティまたはネットワーク機器に接続されるように構成されたユーザ機器を表していてもよい。いくつかの実施形態において、ユーザ機器は、移動式電話(携帯電話)等を含み得る。
【0069】
図示のように、CNA200は、メモリ204と連通し、通信インターフェース206への信号の提供および通信インターフェース206からの信号の受信を行うように構成されたプロセッサ202を具備し得る。いくつかの実施形態において、通信インターフェース206は、送信機および受信機を具備し得る。いくつかの実施形態において、プロセッサ202は、CNA200の機能の少なくとも一部を制御するように構成可能である。いくつかの実施形態において、プロセッサ202は、送信機および受信機への導線を介した制御信号伝達の実行によって送信機および受信機の機能を制御するように構成されていてもよい。同様に、プロセッサ202は、ディスプレイまたはメモリ204等の他の要素にプロセッサ202を接続する導線を介した制御信号伝達の実行によってCNA200の他の要素を制御するように構成されていてもよい。プロセッサ202は、たとえば回路、少なくとも1つの処理コア、デジタル信号プロセッサを伴う1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサを伴わない1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のコプロセッサ、1つまたは複数のマルチコアプロセッサ、1つまたは複数のコントローラ、処理回路、1つまたは複数のコンピュータ、集積回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および/またはこれらの類似物)を含む他のさまざまな処理要素、またはこれらの何らかの組み合わせを含む多様な方法にて具現化されていてもよい。したがって、
図4においては単一のプロセッサとして示しているものの、いくつかの例示的な実施形態において、プロセッサ202は、複数のプロセッサまたは処理コアを含んでいてもよい。
【0070】
CNA200は、1つまたは複数のエアインターフェース規格、通信プロトコル、変調タイプ、アクセスタイプ、および/またはこれらの類似物により動作可能であってもよい。プロセッサ202が送受信する信号には、適用可能なセルラーシステムのエアインターフェース規格ならびに/または任意数の異なる有線もしくは無線ネットワーキング技術に応じたシグナリング情報を含んでいてもよく、ネットワーキング技術としては、電気電子技術者協会(IEEE)802.11、802.16、802.3等のWi-Fi、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)技術、ADSL、DOCSIS、および/またはこれらの類似物が挙げられるが、これらに限定されない。また、これらの信号には、発話データ、ユーザ生成データ、ユーザ要求データ、および/またはこれらの類似物を含んでいてもよい。
【0071】
たとえば、CNA200および/または内部のセルラーモデムは、さまざまな第1世代(1G)通信プロトコル、第2世代(2Gまたは2.5G)通信プロトコル、第3世代(3G)通信プロトコル、第4世代(4G)通信プロトコル、第5世代(5G)通信プロトコル、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)通信プロトコル(たとえば、セッション開始プロトコル(SIP))、および/またはこれらの類似物に従って動作可能であってよい。たとえば、装置10は、2G無線通信プロトコルIS-136(時分割多重アクセスTDMA)、汎欧州デジタル移動電話方式GSM、IS-95(符号分割多重アクセスCDMA)、および/またはこれらの類似物に従って動作可能であってもよい。また、たとえば、装置10は、2.5G無線通信プロトコルである汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM環境(EDGE)、および/またはこれらの類似物に従って動作可能であってもよい。さらに、たとえば、CNA200は、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、符号分割多重アクセス2000(CDMA2000)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、時分割同期符号分割多重アクセス(TD-SCDMA)および/またはこれらの類似物等の3G無線通信プロトコルに従って動作可能であってよい。また、CNA200は、ロングタームエボリューション(LTE)、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、および/またはこれらの類似物等の3.9G無線通信プロトコルに従って動作可能であってもよい。また、たとえば、CNA200は、LTEアドバンスト等の4G無線通信プロトコル、5G、および/またはこれらの類似物のほか、今後開発される可能性がある類似の無線通信プロトコルに従って動作可能であってもよい。いくつかの実施形態において、CNA200は、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN-C)、トラステッド無線アクセスゲートウェイ(TWAG-C)、広帯域ネットワークゲートウェイ(BNG)、N4、Sxa、Sxb、Sxc、進化型パケットコア(EPC)SWG-C、EPC PGW-C、EPC TDF-C、および/またはこれらの類似物等、任意好適な制御・ユーザプレーン分離(CUPS)アーキテクチャのフレームワークに従うか、または、当該フレームワーク内で動作可能であってもよい。
【0072】
プロセッサ202は、CNA200のオーディオ/ビデオおよび論理機能を実現する回路を具備していてもよいことが了解される。たとえば、プロセッサ202は、デジタル信号プロセッサデバイス、マイクロプロセッサデバイス、アナログ-デジタル変換器、デジタル-アナログ変換器、および/またはこれらの類似物を備えていてもよい。CNA200の制御および信号処理機能は、これらのデバイスの各機能に従って、デバイス間に配分されていてもよい。また、プロセッサ202は、内部音声符号器(VC)、内部データモデム(DM)、および/またはこれらの類似物を備えていてもよい。さらに、プロセッサ202は、メモリ204に格納可能な1つまたは複数のソフトウェアプログラムを動作させる機能を含んでいてもよい。一般的に、プロセッサ202およびメモリ206に格納されたソフトウェア命令は、CNA200に動作を実行させるように構成されていてもよい。たとえば、プロセッサ202は、ウェブブラウザ等の接続プログラムを動作可能であってもよい。接続プログラムによれば、CNA200は、無線アプリケーションプロトコルWAP、ハイパーテキスト転送プロトコルHTTP、および/またはこれらの類似物等のプロトコルに従って、位置ベースコンテンツ等のウェブコンテンツを送受信可能となり得る。
【0073】
また、いくつかの実施形態において、CNA200は、たとえばプロセッサ202に対して動作可能に結合し得るイヤホンもしくはスピーカ、リンガー、マイク、ディスプレイ、ユーザ入力インターフェース、および/またはこれらの類似物を含むユーザインターフェースを備えていてもよい。ディスプレイは、上述の通り、タッチセンサ式ディスプレイを含んでいてもよく、ユーザは、タッチおよび/またはジェスチャによって、選択、値入力、および/またはこれらの類似動作を行うようにしてもよい。また、プロセッサ202は、スピーカ、リンガー、マイク、ディスプレイ、および/またはこれらの類似物等のユーザインターフェースの1つまたは複数の要素の少なくとも一部の機能を制御するように構成されたユーザインターフェース回路を具備していてもよい。プロセッサ202および/または当該プロセッサ202を構成するユーザインターフェース回路は、プロセッサ202がアクセス可能なメモリ204(たとえば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、これらを含むデバイス、および/またはこれらの類似物)に格納されたコンピュータプログラム命令(たとえば、ソフトウェアおよび/またはファームウェア)を通じてユーザインターフェースの1つまたは複数の要素の1つまたは複数の機能を制御するように構成されていてもよい。CNA200は、移動端末と関連するさまざまな回路(たとえば、検出可能な出力として機械的振動を与える回路)に給電するバッテリを具備していてもよい。ユーザ入力インターフェースは、キーパッド(たとえば、ディスプレイ上に提示された仮想キーボードまたは外部結合キーボード)および/またはこの類似物等、CNA200によるデータの受け付けを可能にするデバイスを備えていてもよい。
【0074】
また、
図4に示すように、CNA200は、通信インターフェース206として示すデータの共有および/または取得のための1つまたは複数の機構を具備していてもよい。たとえば、CNA200の通信インターフェース206は、短距離無線周波数(RF)送受信機および/または質問機を具備していてもよいため、RF技術に従って、電子デバイスとのデータの共有および/または電子デバイスからのデータの取得が行われ得る。CNA200は、赤外線(IR)送受信機、Bluetooth(商標)無線技術を用いて動作するBluetooth(商標)(BT)送受信機、無線ユニバーサルシリアルバス(USB)送受信機、Bluetooth(商標)低電力送受信機、ZigBee送受信機、ANT送受信機、セルラーデバイス間送受信機、無線ローカルエリアリンク送受信機、および/またはその他任意の短距離無線技術等、他の短距離送受信機を具備していてもよい。いくつかの実施形態において、CNA200および特に短距離送受信機は、たとえばおよそ10メートル以内等、装置の近傍の電子デバイスへのデータの送信および/または電子デバイスからのデータの受信が可能であってもよい。また、Wi-Fiまたは無線ローカルエリアネットワーキングモデムを具備するCNA200は、6LoWpan、Wi-Fi、低電力Wi-Fi、IEEE802.11技術、IEEE802.15技術、IEEE802.16技術等のWLAN技術を含むさまざまな無線ネットワーキング技術に従った電子デバイスへのデータの送信および/または電子デバイスからのデータの受信が可能であってもよい。
【0075】
CNA200は、移動加入者と関連する情報要素を格納し得る加入者識別モジュール(SIM)、着脱式ユーザ識別モジュール(R-UIM)、eUICC、UICC、および/またはこれらの類似物等、他のメモリを備えていてもよい。SIMのほか、CNA200は、他の着脱式および/または固定メモリを具備していてもよい。CNA200は、揮発性メモリおよび/または不揮発性メモリを具備していてもよく、これは、メモリ204の一部または全部を含むことも可能であるし、あるいは、当該CNA200内の別個のメモリまたは当該CNA200に接続された別個のメモリも可能である。たとえば、揮発性メモリには、ダイナミックおよび/もしくはスタティックRAM、オンチップもしくはオフチップキャッシュメモリ、ならびに/またはこれらの類似物を含むランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでいてもよい。組み込みおよび/または取り外し可能な不揮発性メモリには、たとえばリードオンリーメモリ、フラッシュメモリ、磁気記憶装置(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスクドライブ、磁気テープ)、光ディスクドライブおよび/もしくは媒体、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、ならびに/またはこれらの類似物を含んでいてもよい。揮発性メモリと同様に、不揮発性メモリは、データを一時的に格納するキャッシュエリアを具備していてもよい。揮発性および/または不揮発性メモリの少なくとも一部がプロセッサ202に組み込まれていてもよい。メモリは、本明細書に開示の動作を実行するために装置が使用可能な1つまたは複数のソフトウェアプログラム、命令、情報、データ、および/またはこれらの類似物を格納するようにしてもよい。この代替または追加として、CNA200は、基地局、WLANアクセスポイント、ネットワークノード、1つまたは複数のUE102、および/またはこれらの類似物に対して、本明細書に開示の動作をもたらすように構成されていてもよい。
【0076】
メモリは、CNA200を一意に識別可能な国際モバイル機器識別(IMEI)コード等の識別子を含んでいてもよい。メモリは、CNA200を一意に識別可能な国際モバイル機器識別(IMEI)コード等の識別子を含んでいてもよい。例示的な本実施形態において、プロセッサ202は、メモリに格納されたコンピュータコードを使用することにより、基地局、WLANアクセスポイント、ネットワークノード、1つまたは複数のUE102、および/またはこれらの類似物に対して、本明細書に開示の動作を提供するように構成されていてもよい。同様に、CNA200は、コアネットワークの他の構成要素またはネットワーク機器となるように構成可能である。
【0077】
本明細書に開示の実施形態のうちのいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションロジック、またはソフトウェア、ハードウェア、およびアプリケーションロジックの組み合わせにて実現されていてもよい。ソフトウェア、アプリケーションロジック、および/またはハードウェアは、たとえばメモリ204に存在していてもよいし、制御装置202に存在していてもよいし、電子構成要素に存在していてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、アプリケーションロジック、ソフトウェア、または命令セットは、さまざまな従来のコンピュータ可読媒体のいずれか1つに保持されている。本明細書の背景において、「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータまたはデータプロセッサ回路等の命令実行システム、装置、またはデバイスによる使用またはこれらに関連する使用のための命令を包含、格納、伝達、伝搬、または移送可能な任意の非一過性媒体であってよく、
図4に示す例において、コンピュータ可読媒体は、非一過性コンピュータ可読記憶媒体を含んでいてもよく、これは、コンピュータ等の命令実行システム、装置、またはデバイスによる使用またはこれらに関連する使用のための命令を包含または格納可能な如何なる媒体であってもよい。
【0078】
図5は、本開示の例示的な一実施形態に従って構成可能な(たとえば、CAN200、UE102等のコアネットワークエンティティの包含もしくは具現化ならびに/またはコアネットワークサービス(UPF106、AMF108、SMF110、PCF114、別のネットワーク機能(NF)、および/もしくはネットワークリソース機能(NRF))との関与もしくは通信を行う)装置300の別の例を示している。
図8~
図12のフローチャートと併せて後述する通り、例示的な一実施形態の装置300は、本明細書に記載の機能、プロセス、および方法、これらの組み合わせ、これらの変形、またはこれらの一部を実行するように構成されていてもよい。
【0079】
いくつかの実施形態において、装置300は、特に本明細書に記載の方法、プロセス、および手法のいずれかを実行するように寸法規定および構成された例示的な専用ハードウェアであるか、または、このようなハードウェアを備える。いくつかの実施形態において、装置300としては、システム100の一部も可能であるし、その構成要素と連通することも可能である。当然のことながら、装置300は、一実施形態の一例として提供されるものであり、本発明の範囲または思想を制限するものと解釈すべきではない。この点、本開示の範囲には、本明細書に図示および記載の実施形態のほか、潜在的な多くの実施形態を含む。このため、
図5は、プライベートネットワークまたは5Gシステム等の他の無線通信システムにおいて緊急サービスを処理する装置の一構成の一例を示すものの、本開示の特定の実施形態の実現には、他の構成も使用可能である。
【0080】
装置300は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、移動端末、モバイルコンピュータ、移動式電話、移動体通信デバイス、ゲーム装置、デジタルカメラ/カムコーダ、オーディオ/ビデオプレーヤ、テレビ装置、無線受信機、デジタルビデオレコーダ、測位装置、チップセット、チップセットを備えたコンピュータデバイス、これらの任意の組み合わせ、および/またはこれらの類似物として具現化されていてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、装置300は、本発明の種々実施形態を採用可能な移動式電話、モバイルコンピュータ、個人用デジタル補助装置(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ゲーム装置、テレビ、電子ペーパー、および他種の電子システム等のモバイルコンピュータデバイスとして具現化されている。
【0081】
装置300は、プロセッサ304と、不揮発性メモリ306および/または揮発性メモリ308等のストレージと、を具備するコンピュータデバイス302を具備し得る。いくつかの実施形態において、プロセッサ304は、たとえば回路、デジタル信号プロセッサを伴う1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサを伴わない1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のコプロセッサ、1つまたは複数のマルチコアプロセッサ、1つまたは複数のコントローラ、処理回路、1つまたは複数のコンピュータ、集積回路(たとえば、ASIC(特定用途向け集積回路)またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等)を含む他のさまざまな処理要素、またはこれらの何らかの組み合わせを含むさまざまな手段として具現化されていてもよい。したがって、
図5においては単一のプロセッサとして示しているものの、いくつかの実施形態において、プロセッサ304は、複数のプロセッサを含む。プロセッサ304が送受信するこれらの信号には、適用可能なセルラーシステムのエアインターフェース規格ならびに/または任意数の異なる有線もしくは無線ネットワーキング技術に応じたシグナリング情報を含んでいてもよく、ネットワーキング技術としては、電気電子技術者協会(IEEE)802.11、802.16等のWi-Fi、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)技術、および/またはこれらの類似物が挙げられるが、これらに限定されない。また、これらの信号には、発話データ、ユーザ生成データ、ユーザ要求データ、および/またはこれらの類似物を含んでいてもよい。この点、移動端末は、1つまたは複数のエアインターフェース規格、通信プロトコル、変調タイプ、アクセスタイプ、および/またはこれらの類似物により動作可能であってもよい。より詳細に、移動端末は、さまざまな第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、第3世代(3G)通信プロトコル、第4世代(4G)通信プロトコル、第5世代(5G)、これらの任意の帯域、周波数、もしくはプロトコル、インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS)通信プロトコル(たとえば、セッション開始プロトコル(SIP))、ならびに/またはこれらの類似物に従って動作可能であってよい。たとえば、移動端末は、2G無線通信プロトコルIS-136(時分割多重アクセス(TDMA))、汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)、IS-95(符号分割多重アクセス(CDMA))、および/またはこれらの類似物に従って動作可能であってもよい。また、たとえば、移動端末は、2.5G無線通信プロトコルである汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM環境(EDGE)、および/またはこれらの類似物に従って動作可能であってもよい。さらに、たとえば、移動端末は、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、符号分割多重アクセス2000(CDMA2000)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、時分割同期符号分割多重アクセス(TD-SCDMA)および/またはこれらの類似物等の3G無線通信プロトコルに従って動作可能であってよい。また、移動端末は、ロングタームエボリューション(LTE)、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、および/またはこれらの類似物等の3.9G無線通信プロトコルに従って動作可能であってもよい。また、たとえば、移動端末は、第4世代(4G)無線通信プロトコルおよび/またはこれらの類似物のほか、今後開発される可能性がある類似の無線通信プロトコルに従って動作可能であってもよい。
【0082】
広帯域システムのほか、何らかの狭帯域高度移動式電話システム(NAMPS)およびトータルアクセス通信システム(TACS)の移動端末についても、デュアルモードまたは高モード電話(たとえば、デジタル/アナログまたはTDMA/CDMA/アナログ電話)と同様に、本発明の実施形態の利益を得られる。また、装置300またはその構成要素は、Wi-FiまたはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)プロトコルに従って動作可能であってもよい。
【0083】
プロセッサ304は、装置300のオーディオ/ビデオおよび論理機能を実現する回路を備えていてもよいことが了解される。たとえば、プロセッサ304は、デジタル信号プロセッサデバイス、マイクロプロセッサデバイス、アナログ-デジタル変換器、デジタル-アナログ変換器、および/またはこれらの類似物を備えていてもよい。移動端末の制御および信号処理機能は、これらのデバイスの各機能に従って、デバイス間に配分されていてもよい。また、プロセッサは、内部音声符号器(VC)、内部データモデム(DM)、および/またはこれらの類似物を備えていてもよい。さらに、プロセッサは、メモリに格納可能な1つまたは複数のソフトウェアプログラムを動作させる機能を含んでいてもよい。たとえば、プロセッサ304は、ウェブブラウザ等の接続プログラムを動作可能であってもよい。接続プログラムによれば、装置300は、無線アプリケーションプロトコル(WAP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、および/またはこれらの類似物等のプロトコルに従って、位置ベースコンテンツ等のウェブコンテンツを送受信可能となり得る。装置300は、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)を使用することにより、インターネット等のネットワーク上でウェブコンテンツを送受信可能であってもよい。
【0084】
また、装置300は、たとえばプロセッサ304に対して動作可能に結合し得るイヤホンもしくはスピーカ、リンガー、マイク、ユーザディスプレイ、ユーザ入力インターフェース、および/またはこれらの類似物を含むユーザインターフェース312を備えていてもよい。この点、プロセッサ304は、たとえばスピーカ、リンガー、マイク、ディスプレイ、および/またはこれらの類似物等のユーザインターフェースの1つまたは複数の要素の少なくとも一部の機能を制御するように構成されたユーザインターフェース回路を備えていてもよい。プロセッサ304および/または当該プロセッサ304を構成するユーザインターフェース回路は、プロセッサ304がアクセス可能なメモリ(たとえば、不揮発性メモリ306、揮発性メモリ308、および/またはこれらの類似物)に格納されたコンピュータプログラム命令(たとえば、ソフトウェアおよび/またはファームウェア)を通じてユーザインターフェースの1つまたは複数の要素の1つまたは複数の機能を制御するように構成されていてもよい。図示はしていないものの、装置300は、当該装置300と関連するさまざまな回路(たとえば、検出可能な出力として機械的振動を与える回路)に給電するバッテリを備えていてもよい。装置300は、ディスプレイ314をさらに備え得る。いくつかの実施形態において、ディスプレイ314は、当該電子デバイスに適した任意の種類であってもよく、いくつかの例としては、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プロジェクタ、ホログラフィックディスプレイ等が挙げられる。ユーザインターフェース312は、キーパッド、タッチディスプレイ(たとえば、いくつかの例示的な実施形態においては、ディスプレイ314がタッチディスプレイとして構成される)、ジョイスティック(図示せず)、および/または他の入力装置等、装置300によるデータの受け付けを可能にするデバイスを備えていてもよい。キーパッドを含むいくつかの実施形態において、このキーパッドは、数字(0~9)および関連キー(#、*)、ならびに/または装置300を動作させる他のキーを備えていてもよい。
【0085】
装置300は、不揮発性メモリ306および/もしくは揮発性メモリ308等(RAM、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性RAM(NVRAM)等)のメモリ、加入者識別モジュール(SIM)、着脱式ユーザ識別モジュール(R-UIM)、ならびに/またはこれらの類似物を備えていてもよい。メモリのほか、装置300は、他の着脱式および/または固定メモリを備えていてもよい。いくつかの実施形態において、揮発性メモリ308には、ダイナミックおよび/もしくはスタティックRAM、オンチップもしくはオフチップキャッシュメモリ、ならびに/またはこれらの類似物を含むランダムアクセスメモリ(RAM)を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、組み込みおよび/または取り外し可能な不揮発性メモリ306には、たとえばリードオンリーメモリ、フラッシュメモリ、磁気記憶装置(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスクドライブ、磁気テープ等)、光ディスクドライブおよび/もしくは媒体、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、ならびに/またはこれらの類似物を含んでいてもよい。揮発性メモリ308と同様に、不揮発性メモリ306は、データを一時的に格納するキャッシュエリアを具備していてもよい。メモリは、移動端末の機能を実行するために移動端末が使用可能な1つまたは複数のソフトウェアプログラム、命令、情報、データ、および/またはこれらの類似物を格納するようにしてもよい。たとえば、メモリは、装置300を一意に識別可能な国際モバイル機器識別(IMEI)コード等の識別子を含んでいてもよい。
【0086】
いくつかの例示的な実施形態において、装置300は、本明細書に記載のさまざまな機能を実行するさまざまな手段を具備する。これらの手段には、プロセッサ304、不揮発性メモリ306、揮発性メモリ308、ユーザインターフェース312、またはディスプレイ314のうちの1つまたは複数を含んでいてもよい。本明細書に記載のような装置300の手段は、たとえば回路、ハードウェア要素(たとえば、好適にプログラムされたプロセッサ、組み合わせ論理回路、および/もしくはこれらの類似物)、コンピュータ可読媒体(たとえば、ストレージ306もしくは308)に格納され、好適に構成された処理デバイス(たとえば、プロセッサ304)により実行可能なコンピュータ可読プログラム命令を含むコンピュータプログラム製品(たとえば、ソフトウェアもしくはファームウェア)、またはこれらの何らかの組み合わせとして具現化されていてもよい。
【0087】
いくつかの例示的な実施形態においては、
図5に示す手段のうちの1つまたは複数がチップまたはチップセットとして具現化されていてもよい。言い換えると、装置300は、構造アセンブリ(たとえば、ベースボード)上の材料、構成要素、および/またはワイヤを含む1つまたは複数の物理的パッケージ(たとえば、チップ)を含んでいてもよい。構造アセンブリは、物理的強度、サイズの保存、および/またはその上に含まれる構成要素回路の電気的相互作用の制限を提供し得る。この点、プロセッサ304、メモリ306および/もしくは308、ユーザインターフェース312、ならびに/またはディスプレイ314は、チップまたはチップセットとして具現化されていてもよい。したがって、装置300は場合により、単一のチップ上において、または、単一の「システムオンチップ」として、本発明の実施形態を実現するように構成されていてもよいし、本発明の実施形態を実現するように構成された構成要素を備えていてもよい。このため、場合によっては、本明細書に記載の機能を提供する1つまたは複数の動作を実行する手段をチップまたはチップセットが構成していてもよい。
【0088】
プロセッサ304は、たとえばデジタル信号プロセッサを伴う1つまたは複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサを伴わない1つまたは複数のプロセッサ、1つまたは複数のコプロセッサ、1つまたは複数のマルチコアプロセッサ、1つまたは複数のコントローラ、処理回路、1つまたは複数のコンピュータ、集積回路(たとえば、ASIC(特定用途向け集積回路)またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等)を含む他のさまざまな処理要素、1つまたは複数の他種のハードウェアプロセッサ、またはこれらの何らかの組み合わせを含むさまざまな手段として具現化されていてもよい。したがって、
図5においては単一のプロセッサとして示しているものの、いくつかの実施形態において、プロセッサ304は、複数のプロセッサを含む。複数のプロセッサは、互いに動作可能に連通していてもよく、また、本明細書に記載のような装置100の1つまたは複数の機能を実行するように全体として構成されていてもよい。複数のプロセッサは、装置300として機能するように全体として構成された単一のコンピュータデバイス上に具現化されていてもよいし、複数のコンピュータデバイスに分散していてもよい。たとえば、装置が装置300として具現化されたいくつかの実施形態において、プロセッサ304は、(
図5に示す)プロセッサ304として具現化されていてもよいし、プロセッサ304を含んでいてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、プロセッサ304は、メモリ306および/または308に格納された命令あるいは当該プロセッサ304がアクセス可能な命令を実行するように構成されている。これらの命令は、プロセッサ304により実行された場合、本明細書に記載のような装置300の機能のうちの1つまたは複数を装置300に実行させるようにしてもよい。このため、ハードウェアまたはソフトウェアの方法による構成であれ、これらの組み合わせによる構成であれ、プロセッサ304は、本発明の実施形態に係る動作をこれに応じた構成で実行可能なエンティティを備えていてもよい。これにより、プロセッサ304は、たとえばASIC、FPGA等として具現化されている場合、本明細書に記載の1つまたは複数の動作を実行する特殊構成のハードウェアを備えていてもよい。あるいは、別の例として、メモリ306および/または308等に格納され得る命令の実行器としてプロセッサ304が具現化されている場合は、命令によって、本明細書に記載の1つまたは複数のアルゴリズムおよび動作を実行するように、プロセッサ304が具体的に構成されていてもよい。
【0089】
メモリ306および/または308は、たとえば揮発性メモリ、不揮発性メモリ、またはこれらの何らかの組み合わせを含んでいてもよい。この点、メモリ306および/または308は、非一過性コンピュータ可読記憶媒体を含んでいてもよい。
図5においては単一のメモリとして示しているものの、メモリ306および/または308は、複数のメモリを含んでいてもよい。複数のメモリは、装置300として機能するように全体として構成された単一のコンピュータデバイス上に具現化されていてもよいし、複数のコンピュータデバイスに分散していてもよい。例示的な種々実施形態において、メモリ306および/または308は、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスクリードオンリーメモリ(DVD-ROM)、光ディスク、情報を格納するように構成された回路、またはこれらの何らかの組み合わせを含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、メモリ306および/または308は、(
図5に示す)揮発性メモリ308および/または不揮発性メモリ306を含んでいてもよい。メモリ306および/または308は、例示的な種々実施形態に係るさまざまな機能を装置300が実行できるようにする情報、データ、アプリケーション、命令等を格納するように構成されていてもよい。たとえば、いくつかの例示的な実施形態において、メモリ306および/または308は、プロセッサ304により処理する入力データをバッファリングするように構成されている。この追加または代替として、メモリ306および/または308は、プロセッサ304により実行するプログラム命令を格納するように構成されていてもよい。メモリ306および/または308は、静的および/または動的な情報の形態で情報を格納していてもよい。格納情報には、たとえば画像、コンテンツ、メディアコンテンツ、ユーザデータ、アプリケーションデータ、および/またはこれらの類似物を含んでいてもよい。この格納情報は、機能の実行中のプロセッサ304への格納および/またはプロセッサ304による使用が可能である。
【0090】
いくつかの実施形態において、装置300は、回路、ハードウェア、コンピュータ可読媒体(たとえば、メモリ306および/もしく308)に格納され、処理デバイス(たとえば、プロセッサ304)により実行されるコンピュータ可読プログラム命令を含むコンピュータプログラム製品、または別のコンピュータデバイスに対するデータの受信および/もしくは送信を行うように構成された上記の組み合わせにおいて具現化された任意のデバイスまたは手段として具現化可能な通信インターフェース(図示せず)をさらに備え得る。いくつかの例示的な実施形態において、通信インターフェースは、少なくとも一部がプロセッサ304として具現化されるか、あるいは、プロセッサ304により制御される。この点、通信インターフェースは、バス等を介して、プロセッサ304と連通していてもよい。通信インターフェースは、たとえばアンテナ、送信機、受信機、送受信機、ならびに/または1つもしくは複数の遠隔コンピュータデバイスとの通信を可能にする補助用ハードウェアもしくはソフトウェアを具備していてもよい。たとえば、装置が装置300として具現化されたいくつかの実施形態において、通信インターフェースは、送信機および受信機として具現化されていてもよいし、送信機および受信機を備えていてもよい。通信インターフェースは、コンピュータデバイス間の通信に使用可能な任意のプロトコルを用いてデータの受信および/または送信を行うように構成されていてもよい。この点、通信インターフェースは、無線ネットワーク、有線ネットワーク、これらの何らかの組み合わせ、または装置300と1つもしくは複数のコンピュータデバイスが連通可能なリンクを介したデータの伝送に使用可能な任意のプロトコルを用いてデータの受信および/または送信を行うように構成されていてもよい。一例として、通信インターフェースは、ネットワークを介して、サーバ等のコンテンツソースからのコンテンツ(たとえば、ウェブページコンテンツ、ストリーミングメディアコンテンツ、および/またはこれらの類似物)の受信および/またはコンテンツへのアクセスを行うように構成されていてもよい。また、通信インターフェースは、バス等を介して、メモリ306および/もしくは308、ユーザインターフェース312、ならびに/またはプロセッサ304と連通していてもよい。
【0091】
ユーザインターフェース312は、プロセッサ304と連通して、ユーザ入力の指示の受け付けならびに/または音声、視覚、機械的、もしくは他の出力のユーザへの提供を行うように構成されていてもよい。このため、ユーザインターフェース312は、たとえばキーボード、マウス、ジョイスティック、ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、マイク、スピーカ、および/または他の入出力機構を具備していてもよい。たとえば、装置300が装置300として具現化された実施形態において、ユーザインターフェース312は、(
図5に示す)ディスプレイ314およびキーパッド、マウス等の他の構成要素等のユーザ入力インターフェースとして具現化されていてもよいし、ユーザ入力インターフェースを含んでいてもよい。ユーザインターフェース312は、バス等を介して、メモリ306および/もしくは308、通信インターフェース、センサ、スピーカ、ならびに/またはプロセッサ304と連通していてもよい。いくつかの例示的な実施形態において、ユーザインターフェース312は、単一の入出力機構を備えていてもよい。他の実施形態において、ユーザインターフェース312は、ディスプレイ314等のコンテンツ表示タッチディスプレイを備えていてもよい。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース312は、コンテンツ表示部と、仮想キーボード、仮想ピアノ、またはユーザ入力に対する指定キーを有するアプリケーション等の専用ユーザ入力部と、を備えたタッチディスプレイユーザインターフェースを含んでいてもよい。
【0092】
プロセッサ304は、回路、ハードウェア、コンピュータ可読媒体(たとえば、メモリ306および/もしく308)に格納され、処理デバイス(たとえば、プロセッサ304)により実行されるコンピュータ可読プログラム命令を含むコンピュータプログラム製品、またはこれらの何らかの組み合わせ等のさまざまな手段として具現化されていてもよいし、いくつかの実施形態においては、プロセッサ304として具現化されるか、あるいは、プロセッサ304により制御される。プロセッサ304はさらに、バス等を介して、メモリ306および/もしくは308またはユーザインターフェース312のうちの1つまたは複数と連通していてもよい。
【0093】
プロセッサ304は、タッチディスプレイ等のユーザインターフェース312からユーザ入力を受信するように構成されていてもよい。ユーザ入力または信号は、ユーザ入力を示す位置情報を搬送し得る。この点、位置には、2次元空間中のユーザ入力の位置を含み、これは、タッチディスプレイユーザインターフェースの表面に対するものであってもよい。たとえば、この位置には、当該位置が決定され得るように、2次元座標系(たとえば、XおよびY軸)に対する座標位置を含んでいてもよい。したがって、プロセッサ304は、決定位置または当該決定位置の所定の近傍内(たとえば、所定の許容範囲内)においてタッチディスプレイユーザインターフェース上に表示されたキーまたは画像に対応する要素/命令/コマンドを決定するようにしてもよい。プロセッサ304は、タッチ等のユーザ入力の位置に基づいて当該プロセッサ304により決定された要素/命令/コマンドに対応するキーと関連する機能または動作を実行するようにさらに構成されていてもよい。
【0094】
以下の特許請求の範囲、解釈、または適用を何ら制限することなく、本明細書に開示の例示的な実施形態のうちの1つまたは複数の技術的効果がユーザ機器またはネットワーク機器の構成の改善であってもよい。このため、本明細書に記載または図示の方法、システム、手法、デバイス、装置、またはコンピュータプログラムの如何なる実施形態も、CNA200、装置300、またはその他任意の好適なシステムもしくはデバイスによって任意の方法が実行され、同様に本開示の範囲内で想定されるコンピュータプログラムコードに従って実行され得るように、その他任意の実施形態の構成要素、機能、要素、またはステップのいずれかまたはすべてを含むことが了解される。
【0095】
ここで
図6および
図7を参照するに、通信システム(たとえば、システム100)の背景においては、UE102等により、登録リクエスト、アクセスリクエストメッセージ、サービスリクエスト、セッションリクエストメッセージ等のAMF108への送信によって、ネットワークアクセスまたはネットワークからのサービスの提供が要求され得る。
【0096】
一般的に、初期登録の手順は、5GSサービス用の特定のネットワークエンティティ(たとえば、AMF108)との初期登録について、UE102により実行可能である。いくつかの実施形態において、UE102は、初期登録の登録手順を開始した場合、5GS登録タイプIEにおいて「初期登録」を示し得るか、または、示すものとする。いくつかの実施形態において、UE102は、緊急サービスの登録手順を開始した場合、5GS登録タイプIEにおいて「緊急登録」を示し得るか、または、示すものとする。
【0097】
いくつかの実施形態において、状態「5GMM-DEREGISTERED」のUE102は、以下の場合に、REGISTRATION REQUESTメッセージをAMF108に送信することによって、初期登録の登録手順を開始し得るか、または、開始するものとする。
【0098】
a)UE102が5GSサービスの初期登録を実行する場合
【0099】
b)UE102が緊急サービスの初期登録を実行する場合
【0100】
c)UE102がSMS-over-NASの初期登録を実行する場合
【0101】
d)UE102がGERANからNG-RANカバレッジに移動する場合またはUTRANからNG-RANカバレッジに移動する場合
【0102】
いくつかの実施形態において、UE102は、REGISTRATION REQUESTメッセージをAMF108に送信することによって、初期登録の登録手順を開始するとともに、タイマーT3510を開始し得る。現時点でタイマーT3502が進んでいる場合、UE102は、タイマーT3502を停止し得るか、または、停止するものとする。現時点でタイマーT3511が進んでいる場合、UE102は、タイマーT3511を停止し得るか、または、停止するものとする。
【0103】
いくつかの実施形態において、UE102は、有効な5G-GUTIを保持する場合、5GSモバイル識別情報IEにおいて5G-GUTIを示し得るか、または、示すものとする。それ以外で、SUCIが利用可能な場合、UE102は、5GSモバイル識別情報IEにおいてSUCIを含み得るか、または、含むものとする。UE102が緊急サービスの登録手順を開始しているものの、有効な5G-GUTIまたはSUCIを保持していない場合、PEIは、5GSモバイル識別情報IEに含まれ得るか、または、含まれるものとする。
【0104】
いくつかの実施形態において、UE102は、デュアル登録モードで動作するとともに、EMMの状態EMM-REGISTEREDにある場合、EMM登録ステータスが「UEがEMM-REGISTERED状態」に設定されたUE102ステータスIEを含み得るか、または、含むものとする。
【0105】
いくつかの実施形態において、この設定のUEステータスIEを含むことは、3GPP TS 23.502における規定の通り、UE102が「EPCから移動」していることを示すことに対応する。
【0106】
いくつかの実施形態において、最終ビジット登録TAIが利用可能な場合、UE102は、この最終ビジット登録TAIをREGISTRATION REQUESTメッセージに含み得るか、または、含むものとする。
【0107】
いくつかの実施形態において、UE102は、SMS-over-NASの使用を要求する場合、SMS要求IEをREGISTRATION REQUESTメッセージに含めるとともに、SMS要求IEのSMS要求ビットを「SMS-over-NASサポート」に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0108】
いくつかの実施形態において、UE102は、MICOモードをサポートするとともにMICOモードの使用を要求する場合、MICO指標IEをREGISTRATION REQUESTメッセージに含み得るか、または、含むものとする。
【0109】
いくつかの実施形態において、UE102は、UE固有のDRXパラメータを使用したい場合、要求DRXパラメータIEをREGISTRATION REQUESTメッセージに含み得るか、または、含むものとする。
【0110】
いくつかの実施形態において、UE102は、当該UE102が登録したいスライスに対応するS-NSSAIを含む要求NSSAIを含み得るか、または、含むものとし、HPLMNに対して設定されたNSSAIのS-NSSAIへの要求NSSAIの各S-NSSAIのマッピングであある要求NSSAIのマッピングが利用可能な場合は、これをREGISTRATION REQUESTメッセージに含むようにしてもよい。UE102がNSSAIまたは現在のPLMNに対して設定されたNSSAIを許可した場合、要求NSSAIは、以下のいずれかであり得るか、または、いずれかであるものとする。
【0111】
a)UE102が現在のPLMNに対して許可されたNSSAIを有さない場合は、後述の通り、現在のPLMNに対して設定されたNSSAIまたはそのサブセット
【0112】
b)UE102が現在のPLMNに対して許可されたNSSAIを有する場合は、後述の通り、現在のPLMNに対して許可されたNSSAIまたはそのサブセット
【0113】
c)後述の通り、現在のPLMNに対して許可されたNSSAIまたはそのサブセットのほか、対応するS-NSSAIが許可されたNSSAIに存在せず、現在のPLMNに対して拒絶されたNSSAIにも、現在のPLMNと登録エリアとの組み合わせに対して拒絶されたNSSAIにも存在しない設定NSSAIからの1つまたは複数のS-NSSAI
【0114】
いくつかの実施形態において、UE102は、現在のPLMNに対して許可されたNSSAIも、現在のPLMNに対して設定されたNSSAIも有さず、PLMNと関連付けられていない設定NSSAIを有する場合、PLMNと関連付けられていない設定NSSAIを用いて、S-NSSAIをREGISTRATION REQUESTメッセージの要求NSSAI IEに含み得るか、または、含むものとする。UE102は、現在のPLMNに対して許可されたNSSAIも、現在のPLMNに対して設定されたNSSAIも、PLMNと関連付けられていない設定NSSAIも有さない場合、要求NSSAIをREGISTRATIONメッセージに含み得ないか、または、含まないものとする。
【0115】
要求NSSAIにおいて提供される設定NSSAIのサブセットは、現在のPLMNに適用可能な設定NSSAI中の1つまたは複数のS-NSSAIが現在のPLMNに対して拒絶されたNSSAIにも、現在のPLMNと登録エリアとの組み合わせに対して拒絶されたNSSAIにも存在しない場合に、当該S-NSSAIから成る。
【0116】
要求NSSAIにおいて提供される許可NSSAIのサブセットは、拒絶S-NSSAIが設定更新手順により追加され、現在のPLMNに対して拒絶されたNSSAIにも、現在のPLMNと登録エリアとの組み合わせに対して拒絶されたNSSAIにも存在しない場合に、現在のPLMNに対して許可されたNSSAI中の1つまたは複数のS-NSSAIから成る。
【0117】
いくつかの実施形態においては、要求NSSAIにおいて提供される設定NSSAIまたは許可NSSAIのサブセットのUE102による選択方法が「実装」と考えられる。いくつかの実施形態において、要求NSSAIに含まれるS-NSSAIの数は、20、10、8等の特定の数を超え得ないか、または、超えていなくてもよい。
【0118】
UE102は、緊急サービスの初期登録を開始した場合または(たとえば、アップリンクシグナリングの保留によって)初期登録手順の完了後に確立されたNASシグナリング接続を延長する必要がある場合、「フォローオンリクエスト保留」指標を1に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0119】
UE102は、S1モードをサポートする場合、以下を行い得るか、または、行うものとする。
【0120】
REGISTRATION REQUESTメッセージの5GMM能力IEにおいて、S1モードビットを「S1モードサポート」に設定すること
【0121】
S1 UEネットワーク能力IEをREGISTRATION REQUESTメッセージに含めること
【0122】
UE102がPDUセッションをN1モードからS1モードに転送するため、リクエストタイプが「ハンドオーバ」に設定されたPDN CONNECTIVITY REQUESTメッセージを含むATTACH REQUESTメッセージの送信をサポートする場合、REGISTRATION REQUESTメッセージの5GMM能力IEにおいて、H0添付ビットを「PDUセッションをN1モードからS1モードサポートに転送するため、リクエストタイプがハンドオーバに設定されたPDN接続リクエストを含むリクエストメッセージを添付」に設定すること
【0123】
UE102は、1つまたは複数のUEポリシーセクションが格納されている場合、UPSI LIST TRANSPORTメッセージをREGISTRATION REQUESTメッセージのペイロードコンテナIEに含み得るか、または、含むものとする。
【0124】
一般的に、初期登録リクエストがネットワークにより受け入れられた場合、AMF108は、REGISTRATION ACCEPTメッセージをUE102に送信し得るか、または、送信するものとする。AMF108は、REGISTRATION ACCEPTメッセージにおいて、UE102が登録された登録エリアとしてのTAIリストを割り当ておよび包含を行い得るか、または、行うものとする。UE102は、REGISTRATION ACCEPTメッセージの受信に際して、その古いTAIリストを消去するとともに、受信したTAIリストを格納し得るか、または、格納するものとする。REGISTRATION REQUESTメッセージが非3GPPアクセスを介して受信された場合、AMF108は、N3GPP TAIのみをTAIリストに含み得るか、または、含むものとする。
【0125】
いくつかの実施形態においては、UE102からのリクエスト(たとえば、初期登録リクエスト)がネットワークにより受け入れられない場合もある。このような場合、ネットワーク(たとえば、AMF108)は、適当な5GMM理由値を含む拒絶メッセージ(たとえば、登録拒絶メッセージ)をUE102に送り返すようにしてもよい。一般的なNASレベルモビリティ管理輻輳制御によって初期登録リクエストが拒絶された場合、ネットワークは、5GMM理由値を#22「輻輳」に設定するともに、バックオフタイマーT3346を割り当て得るか、または、割り当てるものとする。その他2つの理由値「理由#27」および「理由#72」はそれぞれ、「N1モード不許可」および「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」を表す。
【0126】
いくつかの実施形態においては、理由値#27(たとえば、「N1モード不許可」)を含むリクエスト拒絶メッセージの受信に応答して、UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、任意の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、および/またはngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、登録試行カウンタをリセットし得るか、または、リセットするものとし、状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入り得るか、または、入るものとする。いくつかの実施形態において、NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、
【0127】
1)PLMNの場合、当該PLMNの3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタおよび非3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタ、または、
【0128】
2)SNPNの場合、現在のSNPNの3GPPアクセス用のSNPN固有試行カウンタ、
【0129】
をUE実装固有の最大値(本明細書においては、「閾値」または「所定の閾値」としても知られる)に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0130】
その後、いくつかの実施形態において、UE102は、メッセージが受信された特定のアクセスタイプについて、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0131】
NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、その他のアクセスタイプに対してもN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0132】
メッセージが3GPPアクセスを介して受信され、UE102が単一登録モードで動作している場合、UE102はこれに加えて、EPS更新ステータスを「EU3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし、任意の4G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、および/またはeKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、添付試行カウンタをリセットするとともに、状態「EMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。
【0133】
いくつかの実施形態においては、理由値#72(たとえば、「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」)を含むリクエスト拒絶メッセージの受信(たとえば、非3GPPアクセスを介した受信)に応答して、UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、および/またはngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、登録試行カウンタをリセットするとともに、状態「5GMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、PLMNの非3GPPアクセス用の当該PLMN固有のN1モード試行カウンタをUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0134】
いくつかの実施形態において、5GMMサブレイヤ状態、5GMMパラメータ、および登録ステータスは、アクセスタイプ(たとえば、3GPPアクセスまたは非3GPPアクセス)ごとに独立して管理可能である。
【0135】
いくつかの実施形態において、UE102は、非3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0136】
実装オプションとして、UE102は、3GPP TS 23.122に従ってPLMN選択を実行するため、状態「5GMM-DEREGISTERED.PLMN-SEARCH」に入るようにしてもよい。
【0137】
いくつかの実施形態において、3GPPアクセスを介した受信の場合、その理由は異常なケースと考えられ得るか、または、考えられるものとし、その場合のUE102の挙動は、3GPP TS 24.501の5.5.1.2.7項に規定されている。
【0138】
いくつかの実施形態においては、たとえばAMF108によるネットワークのモビリティ更新および/または定期的な登録更新がUE102により要求されるようになっていてもよい。このようなモビリティ更新または定期的な登録更新がネットワークにより許可されていない場合、ネットワークまたはAMF108は、拒絶メッセージによってUE102のリクエストに応答するようにしてもよい。いくつかの実施形態において、拒絶メッセージは、無能/非設定あるいは拒否ネットワークへのUE102による初期登録リクエストの送信に応答して受信される拒絶メッセージに関して上述したものに類似し得る。
【0139】
UE102からのモビリティ更新および/または定期的な登録更新の要求に応答して、AMF108からこのような拒絶メッセージが受信され、理由値#27(「N1モード不許可」)を含む場合、UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとする(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとする)。また、UE102は、登録試行カウンタをリセットし得るか、または、リセットするものとし、状態「5GMM-REGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、
【0140】
1)PLMNの場合、当該PLMNの3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタおよび非3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタ、または、
【0141】
2)SNPNの場合、現在のSNPNの3GPPアクセス用のSNPN固有試行カウンタ、
【0142】
をUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0143】
いくつかの実施形態において、UE102は、メッセージが受信された特定のアクセスタイプについて、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0144】
いくつかの実施形態において、NASによる拒絶メッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、その他のアクセスタイプに対してもN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0145】
いくつかの実施形態において、メッセージが3GPPアクセスを介して受信され、UE102が単一登録モードで動作している場合、UE102はこれに加えて、EPS更新ステータスを「EU3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとする。また、UE102は、トラッキングエリア更新試行カウンタをリセットするとともに、状態「EMM-REGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。
【0146】
いくつかの実施形態において、UE102からのモビリティ更新および/または定期的な登録更新の要求に応答して、AMF108から拒絶メッセージが受信され、理由値#72(「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」)を含む場合、UE102は、拒絶メッセージを受信した特定のネットワークに対して、アクセスタイプ(トラステッド対非トラステッド、3GPPアクセス対非3GPPアクセス)に関する設定を変更するようにしてもよい。
【0147】
いくつかの実施形態において、非3GPPアクセスを介して拒絶メッセージが受信された場合、UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、および/またはngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、登録試行カウンタをリセットするとともに、状態「5GMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、PLMNの非3GPPアクセス用の当該PLMN固有のN1モード試行カウンタをUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0148】
いくつかの実施形態において、5GMMサブレイヤ状態、5GMMパラメータ、および登録ステータスは、アクセスタイプ(たとえば、3GPPアクセスまたは非3GPPアクセス)ごとに独立して管理可能である。
【0149】
いくつかの実施形態において、UE102は、非3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。いくつかの実施形態において、UE102は、拒絶メッセージが受信された特定のアクセスタイプについて、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0150】
実装オプションとして、UE102は、3GPP TS 23.122に従ってPLMN選択を実行するため、状態「5GMM-DEREGISTERED.PLMN-SEARCH」に入るようにしてもよい。
【0151】
3GPPアクセスを介した受信の場合、その理由は異常なケースと考えられ得るか、または、考えられるものとし、その場合のUE102の挙動は、3GPP TS 24.501の5.5.1.2.7項に規定されている。
【0152】
いくつかの実施形態においては、たとえばAMF108によるネットワークのサービスリクエストがUE102により要求されるようになっていてもよい。このようなサービスリクエストまたは要求サービスの提供がネットワークにより許可されていない場合、ネットワークまたはAMF108は、拒絶メッセージによってUE102のリクエストに応答するようにしてもよい。いくつかの実施形態において、拒絶メッセージは、無能/非設定あるいは拒否ネットワークへのUE102による初期登録リクエストの送信に応答して受信される拒絶メッセージに関して上述したものに類似し得る。
【0153】
いくつかの実施形態において、上記のようにUE102からのサービス提供のリクエスト(たとえば、サービスリクエスト)に応答してAMF108から受信された拒絶メッセージには、理由値#27(「N1モード不許可」)を含んでいてもよい。
【0154】
いくつかの実施形態において、UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、状態「5GMM-REGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、
【0155】
1)PLMNの場合、当該PLMNの3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタおよび非3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタ、または、
【0156】
2)SNPNの場合、現在のSNPNの3GPPアクセス用のSNPN固有試行カウンタ、
【0157】
をUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0158】
いくつかの実施形態において、UE102は、メッセージが受信された特定のアクセスタイプについて、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0159】
いくつかの実施形態において、NASによる拒絶メッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、その他のアクセスタイプに対してもN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0160】
いくつかの実施形態において、メッセージが3GPPアクセスを介して受信され、UE102が単一登録モードで動作している場合、UE102はこれに加えて、EPS更新ステータスを「EU3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定するとともに、状態「EMM-REGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。
【0161】
いくつかの実施形態において、上記のようにUE102からのサービス提供のリクエスト(たとえば、サービスリクエスト)に応答してAMF108から受信された拒絶メッセージには、理由値#72(「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」)を含んでいてもよい。
【0162】
いくつかの実施形態において、UE102は、非3GPPアクセスを介してサービスリクエスト手順を開始した場合、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、非3GPPアクセスに対して、5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、および/またはngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、非3GPPアクセスに対する状態「5GMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、PLMNの非3GPPアクセス用の当該PLMN固有のN1モード試行カウンタをUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0163】
いくつかの実施形態において、UE102は、メッセージが受信された特定のアクセスタイプについて、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0164】
いくつかの実施形態において、NASによる拒絶メッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、その他のアクセスタイプに対してもN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0165】
実装オプションとして、UE102は、現時点で3GPPアクセスを介して登録されていない場合、3GPP TS 23.122に従ってPLMN選択を実行するため、状態「5GMM-DEREGISTERED.PLMN-SEARCH」に入るようにしてもよい。
【0166】
いくつかの実施形態において、3GPPアクセスを介した受信の場合、その理由は異常なケースと考えられ得るか、または、考えられるものとし、その場合のUE102の挙動は、3GPP TS 24.501の5.5.1.2.7項に規定されている。
【0167】
いくつかの実施形態において、サービスリクエスト手順の目的は、5GMMモードを5GMM-IDLEから5GMM-CONNECTEDモードに変更すること、および/または、ユーザプレーンリソースなしにアクティブ化されたPDUセッションのユーザプレーンリソースの確立を要求することであってもよい。後者の場合で、UE102がPDUセッションのユーザプレーンリソースのアクティブ化を要求する場合、5GMMモードとしては、5GMM-IDLEモードも可能であるし、5GMM-CONNECTEDモードも可能である。この手順は、
【0168】
ネットワークが3GPPアクセス上のダウンリンクシグナリング保留を有し、UE102が3GPPアクセス上で5GMM-IDLEモードの場合、
【0169】
ネットワークが非3GPPアクセス上のダウンリンクシグナリング保留を有し、UE102が非3GPPアクセス上で5GMM-IDLEモードであり、3GPPアクセス上で5GMM-IDLEまたは5GMM-CONNECTEDモードの場合、
【0170】
UE102が3GPPアクセス上のアップリンクシグナリング保留を有し、3GPPアクセス上で5GMM-IDLEモードの場合、
【0171】
ネットワークが3GPPアクセス上のダウンリンクユーザデータ保留を有し、UE102が3GPPアクセス上で5GMM-IDLEモードの場合、
【0172】
ネットワークが非3GPPアクセス上のダウンリンクユーザデータ保留を有し、UE102が非3GPPアクセス上で5GMM-IDLEモードであり、3GPPアクセス上で5GMM-IDLEまたは5GMM-CONNECTEDモードの場合、
【0173】
UE102が3GPPアクセス上のユーザデータ保留を有し、3GPPアクセス上で5GMM-IDLEまたは5GMM-CONNECTEDモードの場合、
【0174】
UE102が非3GPPアクセス上のユーザデータ保留を有し、非3GPPアクセス上で5GMM-CONNECTEDモードの場合、
【0175】
非3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102が非3GPPアクセスの下位レイヤから、当該UE102とネットワークとの間にアクセス層接続が確立された旨の指標を受信した場合、または
【0176】
3GPPアクセス上の5GMM-IDLEまたは5GMM-CONNECTEDモードのUE102が上位レイヤから緊急サービスのリクエストを受信し、3GPP TS 23.502の4.13.4.2項に規定のような緊急サービスフォールバックを実行する場合に使用される。
【0177】
いくつかの実施形態において、この手順は、UE102がLADNサービスエリア外に位置している場合、LADN用のPDUセッションと関連するユーザデータ転送またはPDUセッション関連シグナリングを開始するために使用されなくてもよいし、ほとんど使用されなくてもよいし、時々使用される場合があってもよい。
【0178】
サービスリクエスト手順は、UE102により開始されるが、以下によって、ネットワークによりトリガすることも可能である。
【0179】
ダウンリンクシグナリングの転送のためのページング手順(5.6.2項参照)または3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102に対する3GPPアクセス上のユーザデータ保留
【0180】
ダウンリンクシグナリングの転送のためのページング手順(5.6.2項参照)または3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードおよび非3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102に対する非3GPPアクセス上のユーザデータ保留
【0181】
ダウンリンクシグナリングの転送のための通知手順(5.6.3項参照)または3GPPアクセス上の5GMM-CONNECTEDモードおよび非3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102に対する非3GPPアクセス上のユーザデータ保留
【0182】
ダウンリンクシグナリングの転送のための通知手順(5.6.3項参照)または3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードおよび非3GPPアクセス上の5GMM-CONNECTEDモードのUE102に対する3GPPアクセス上のユーザデータ保留
【0183】
いくつかの実施形態において、UE102が3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードおよび非3GPPアクセス上の5GMM-CONNECTEDモードであり、ダウンリンクシグナリングまたは3GPPアクセス上のユーザデータ保留の転送が必要な例において、AMF108は、実装に基づいて、通知手順またはページング手順をトリガ可能である。
【0184】
UE102は、以下の場合に、サービスリクエスト手順を呼び出し得るか、または、呼び出すものとする。
【0185】
a)3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102がネットワークから、ページングリクエストを受信した場合
【0186】
b)3GPPアクセス上の5GMM-CONNECTEDモードのUE102がネットワークから、アクセスタイプが非3GPPアクセスを示す通知を受信した場合
【0187】
c)3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102がアップリンクシグナリング保留を有する場合
【0188】
d)3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102がアップリンクユーザデータ保留を有する場合
【0189】
e)ユーザデータ移送に用いられるPDUセッションに対してユーザプレーンリソースが確立されていないため、5GMM-CONNECTEDモードのUE102がユーザデータ保留を有する場合
【0190】
f)非3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102が非3GPPアクセスの下位レイヤから、当該UE102とネットワークとの間にアクセス層接続が確立された旨の指標を受信した場合
【0191】
g)3GPPアクセス上の5GMM-IDLEモードのUE102がネットワークから、UE102が非3GPPアクセス上で5GMM-CONNECTEDモードの場合にアクセスタイプが3GPPアクセスを示す通知を受信した場合、または
【0192】
h)3GPPアクセス上の5GMM-IDLEまたは5GMM-CONNECTEDモードのUE102が上位レイヤから緊急サービスのリクエストを受信し、3GPP TS 23.502の4.13.4.2項に規定のような緊急サービスフォールバックを実行する場合
【0193】
UE102は、状態「5GMM-SERVICE-REQUESTINITIATED」の場合に、サービスリクエスト手順を呼び出し得ないか、または、呼び出さないものとする。
【0194】
いくつかの実施形態においては、さまざまな理由により、サービスリクエスト手順がネットワークにより受け入れられない場合もある。サービスリクエストを受け入れられない場合、ネットワークは、適当な5GMM理由値および停止タイマーT3517を含むSERVICE REJECTメッセージをUE102に返し得るか、または、返すものとする。
【0195】
AMF108は、PDUセッションステータス同期を開始する必要がある場合またはPDUセッションステータスIEがSERVICE REQUESTメッセージに含まれていた場合、SERVICE REJECTメッセージが送信されたアクセスタイプと関連付けられたPDUセッションのうちAMF108においてアクティブなものを示すPDUセッションステータスIEをSERVICE REJECTメッセージに含み得るか、または、含むものとする。PDUセッションステータスIEがSERVICE REJECTメッセージに含まれる場合、UE102は、SERVICE REJECTメッセージが送信されたアクセスタイプと関連付けられたPDUセッションのうち、UE102側でアクティブである一方、AMF108により非アクティブであることが示されたすべてのPDUセッションをローカルに(ネットワークとUE102との間のピアツーピアシグナリングなしに)解放し得るか、または、解放するものとする。
【0196】
SERVICE REJECTメッセージの受信時、メッセージの完全性が保護されている場合、UE102は、タイマーT3517が進んでいる場合、これを停止し得るか、または、停止するものとする。
【0197】
一般的なNASレベルモビリティ管理輻輳制御によってモバイル由来サービスのサービスリクエストが拒絶された場合、ネットワークは、5GMM理由値を#22「輻輳」に設定するともに、バックオフタイマーT3346の値を割り当て得るか、または、割り当てるものとする。
【0198】
UE102が不許可エリアにあるか、または、許可エリアにないものとAMF108が判定した場合は、
【0199】
a)SERVICE REQUESTメッセージ中のサービスタイプIEが「シグナリング」または「データ」に設定されている場合、AMF108は、5GMM理由値が#28「サービスエリアの制限」に設定されたSERVICE REJECTメッセージを送信し得るか、または、送信するものとする。
【0200】
b)それ以外で、SERVICE REQUESTメッセージ中のサービスタイプIEが「モバイル終端サービス」、「緊急サービス」、「緊急サービスフォールバック」、または「高優先度アクセス」に設定されている場合、AMF108は、他の理由でサービスリクエストが受け入れられない場合を除いて、プロセスを継続し得るか、または、継続するものとする。
【0201】
UE102は、SERVICE REJECTメッセージにおいて受信された5GMM理由値に応じて、以下の措置を講じ得るか、または、講じるものとする。
【0202】
#3(違法UE)
【0203】
#6(違法ME)、または
【0204】
#7(5GSサービス不許可):このような例において、UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、任意の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。UE102は、スイッチオフとなるか、または、USIMを含むUICCが取り外されるまで、5GSサービスに対してUSIMを無効と考え得るか、または、考えるものとする。
【0205】
UE102は、状態「5GMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。
【0206】
UE102は、S1モードをサポートしている場合、同じ値のEMM理由でサービスリクエスト手順が拒絶された場合について3GPP TS 24.301で規定されるように、EMMパラメータ、EMM状態、GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびeKSIを処理し得るか、または、処理するものとする。USIMは、スイッチオフとなるか、または、USIMを含むUICCが取り外されるまで、非EPSサービスに対しても無効と考えられ得るか、または、考えられるものとする。
【0207】
#9(UE識別情報がネットワークにより導出され得ない)
【0208】
UE102は、5GS更新ステータスを「5U2 NOT UPDATED」に設定し得るか、または、設定するものとし(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、任意の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。UE102は、状態「5GMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。
【0209】
緊急サービスフォールバックに対してサービスリクエストが開始された場合、UE102は、緊急サービスサポートインジケータに従って、EPCまたは5GCNに接続されたE-UTRAセルの選択を試行し得るか、または、試行するものとする。UE102は、好適なE-UTRAセルを見つけた場合、適当なEMMまたは5GMM手順を進める。
【0210】
緊急サービスフォールバックまたは緊急サービスのPDUセッションの開始以外の理由でサービスリクエストが開始された場合、UE102は、新たな初期登録手順を実行し得るか、または、実行するものとする。
【0211】
いくつかの実施形態において、UE102がPDUセッションを自動的に再アクティブ化できない場合には、UE102のユーザの介入が必要となり得る。
【0212】
UE102は、単一登録モードで動作している場合、同じ値のEMM理由でサービスリクエスト手順が拒絶された場合について3GPP TS 24.301で規定されるように、EMMパラメータ、EMM状態、GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびeKSIを処理し得るか、または、処理するものとする。
【0213】
#10(暗黙的な登録解除)
【0214】
UE102は、状態「5GMM-DEREGISTERED.NORMAL-SERVICE」に入り得るか、または、入るものとする。UE102は、マッピングされた5G NASセキュリティコンテキストまたは一部のネイティブ5G NASセキュリティコンテキストを消去し得るか、または、消去するものとする。
【0215】
拒絶されたリクエストが緊急サービスのPDUセッションの開始用ではない場合、UE102は、新たな初期登録手順を実行し得るか、または、実行するものとする。
【0216】
UE102は、S1モードをサポートしている場合、同じ値のEMM理由でサービスリクエスト手順が拒絶された場合について3GPP TS 24.301で規定されるように、EMM状態を処理し得るか、または、処理するものとする。
【0217】
#22(輻輳)
【0218】
T3346値IEがSERVICE REJECTメッセージ中に存在し、このタイマーがゼロでも非アクティブでもない旨を示す場合、UE102は、後述の通り進み得るか、または、進むものとし、それ以外では、異常ケースと考え得るか、または、考えるものとする。この場合のUE102の挙動は、3GPP TS 24.501の5.6.1.6項に規定されている。
【0219】
拒絶されたリクエストが緊急サービスのPDUセッションの開始用ではない場合、UE102は、サービスリクエスト手順を中止して状態「5GMM-REGISTERED」に入るとともに、タイマーT3517が依然として進んでいる場合は、これを停止し得るか、または、停止するものとする。
【0220】
UE102は、タイマーT3346が進んでいる場合、これを停止し得るか、または、停止するものとする。
【0221】
SERVICE REJECTメッセージの完全性が保護されている場合、UE102は、T3346値IEに与えられた値でタイマーT3346を開始し得るか、または、開始するものとする。
【0222】
SERVICE REJECTメッセージの完全性が保護されていない場合、UE102は、3GPP TS 24.008に規定のデフォルト範囲からのランダム値でタイマーT3346を開始し得るか、または、開始するものとする。
【0223】
その他すべての場合には、UE102が現在のサービングセルに留まり、通常のセル再選択プロセスを適用する。タイマーT3346が期限または停止となった時点で、依然として必要な場合は、サービスリクエスト手順が開始される。
【0224】
#27(N1モード不許可)
【0225】
S1モードが可能なUEは、3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスの両方について、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする(4.9項参照)。
【0226】
#28(サービスエリアの制限)
【0227】
UE102は、モビリティおよび定期的な登録更新のための登録手順を実行し得るか、または、実行するものとする(5.5.1.3項参照)。
【0228】
いくつかの実施形態において、N1モード能力は、ネットワークにアクセスするUE102の能力を表し得る。特定のネットワーク(たとえば、5Gシステム(5GS))に対してN1モード能力が無効化される場合、UE102は通常、5GSにアクセス不可能である。N1モード能力が有効化され、利用可能な5GSが存在する場合、UE102は通常、5GSにアクセス可能である。また、N1モード能力は、アクセス固有である。たとえば、現在は、3GPPアクセスに関するN1モード能力および非3GPPアクセスに関するN1モード能力という2種類のN1モード能力が存在する。たとえば、非3GPPアクセスに関するN1モード能力が無効化され、3GPPアクセスに関するN1モード能力が有効化されている場合、UE102は、3GPPアクセスを介してのみ5GSにアクセス可能である。
【0229】
5GSが5GMM理由値#27「N1モード不許可」または#72「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」を送信した場合は、UE102のN1モード能力が影響を受ける。たとえば、サービスリクエスト手順において、UE102のサービスリクエストが5GMM理由値#27「N1モード不許可」または#72「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」により拒絶された場合、UE102は、以下のように動作する(3GPP TS 24.501参照)。
【0230】
#27(N1モード不許可)
【0231】
UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、状態「5GMM-REGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、
【0232】
PLMNの場合、当該PLMNの3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタおよび非3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタ、または、
【0233】
SNPNの場合、現在のSNPNの3GPPアクセス用のSNPN固有試行カウンタ、
【0234】
をUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0235】
NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスの両者に対して、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする(4.9項参照)。
【0236】
メッセージが3GPPアクセスを介して受信され、UE102が単一登録モードで動作している場合、UE102はこれに加えて、EPS更新ステータスを「EU3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定するとともに、状態「EMM-REGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。
【0237】
#72(5GCNへの非3GPPアクセス不許可)
【0238】
UE102は、非3GPPアクセスを介してサービスリクエスト手順を開始した場合、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(3GPP TS 24.501の5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、非3GPPアクセスに対して、5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、非3GPPアクセスに対する状態「5GMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、PLMNの非3GPPアクセス用の当該PLMN固有のN1モード試行カウンタをUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0239】
いくつかの実施形態において、5GMMサブレイヤ状態、5GMMパラメータ、および登録ステータスは、アクセスタイプ(たとえば、3GPPアクセスまたは非3GPPアクセス)ごとに独立して管理される。いくつかの実施形態において、UE102は、非3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。いくつかの実施形態において、UE102は、N1モードが許可されていない旨またはUE102が3GPP(トラステッド)アクセスを介してのみネットワークにアクセス可能な旨を示す拒絶メッセージが特定のネットワークから受信されたことに応答して、非3GPPアクセスに対する当該特定のネットワークのN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0240】
実装オプションとして、UE102は、現時点で3GPPアクセスを介して登録されていない場合、3GPP TS 23.122に従ってPLMN選択を実行するため、状態「5GMM-DEREGISTERED.PLMN-SEARCH」に入るようにしてもよい。
【0241】
3GPPアクセスを介した受信の場合、その理由は異常なケースと考えられ得るか、または、考えられるものとし、その場合のUE102の挙動は、3GPP TS 24.501の5.5.1.2.7項に規定されている。
【0242】
いくつかの実施形態において、UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力が無効化されたPLMNの識別情報を記憶し、後続のPLMN選択において、当該格納した情報を使用するものとする。より具体的に、3GPP TS 23.122によれば、UE102は、5GMM理由#27「N1モード不許可」によるネットワークからの拒絶の受信によりN1モード能力が無効化されたPLMNのリストを保持するものとする。UE102は、5GMM理由#27「N1モード不許可」によるネットワークからの拒絶の受信によって、N1モード能力を無効化した場合、
【0243】
UE102は、N1モードが許可されていないPLMNのリストにPLMNの識別情報を追加し、タイマーTGが進んでいない場合は、これを開始するものとする。N1モードが許可されていないPLMNのうち、MSが格納可能なPLMNの数は、実装固有であるが、少なくとも1つとし得るか、または、少なくとも1つであるものとする。いくつかの実施形態において、タイマーTGの値は、MS実装固有であるが、バックグラウンドスキャンタイマー(background scanning timer)Tの考え得る最大値を超える可能性はないか、超え得ないか、または、超えないものとする。
【0244】
自動PLMN選択において、MSは、他のPLMNが利用できない場合を除いて、N1モードが許可されていないPLMNをNG-RANアクセス技術のPLMN選択候補として考慮する可能性はないか、考慮し得ないか、または、考慮しないものとする。このようなPLMNが別のRATにおいて利用可能な場合は、これによりPLMNの選択が妨げられることはない。
【0245】
MSは、スイッチオフの場合、USIMが取り外された場合、またはタイマーTGが期限となった場合、N1モードが許可されていないPLMN上の格納情報を消去し得るか、または、消去するものとする。
【0246】
従来の手法およびプロトコルによれば、UE102は、SNPNから5GMM理由値#27を受信した場合、すべてのネットワークに対するN1モード能力を無効化するようにしてもよい。これが問題なのは、UE102が複数のSNPNについて複数組の加入者データを有する可能性があり、あるSNPNが5GMM理由値#27を送信すると、UE102は、そのN1モード能力を無効化しているため、他のSNPNにアクセスできなくなる可能性があるためである。
【0247】
このため、本明細書に記載の実施形態は、たとえば初期登録リクエスト、モビリティ更新リクエスト、期間登録更新リクエスト、サービスリクエスト等に応答して、5GMM理由値(たとえば、#27または#72等)を含む拒絶メッセージの受信後のプライベートネットワーク(たとえば、SNPN)選択プロセスに関し、UE102のネットワーク能力を管理する方法、システム、装置、およびコンピュータプログラム製品を提供する。
【0248】
いくつかの実施形態によれば、「加入者データのリスト」中のエントリを用いることにより、UE102によるN1モードの無効化および再有効化をネットワークに対して管理可能である。いくつかの実施形態において、UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力が無効化されたエントリのリストを保持し得る。いくつかの実施形態において、「加入者データのリスト」中のエントリは、「エントリインデックス」パラメータを有し得る。いくつかの実施形態において、PLMNアクセスモードにおいては、UE102がPLMN(たとえば、PLMN ID)のリストを保持し得る。
【0249】
いくつかの実施形態において、UE102は、「加入者データのリスト」中のエントリごとに、3GPPアクセスに対する1つのSNPN固有のN1モード試行カウンタを保持し得る。リスト中のエントリの考え得る最大数は、実装によって決まる。このリストは、3GPPアクセスを介したアクセス試行(および、非3GPPアクセスに対する1つのSNPN固有のN1モード試行カウンタ)にのみ適用可能である。いくつかの実施形態において、リスト中のエントリの考え得る最大数は、実装によって決まり得る。いくつかの実施形態において、登録またはモビリティ更新を要求する場合、サービスを要求する場合(たとえば、PLMNのみを介してSNPNサービスを要求する場合)等は、上記リストの参照、実装、または使用によって、ネットワークにアクセス可能である。
【0250】
いくつかの実施形態において(たとえば、PLMNの場合)、UE102は、3GPPアクセスに対するPLMN固有のN1モード試行カウンタのリストおよび非3GPPアクセスに対するPLMN固有のN1モード試行カウンタのリストを1つずつ保持し得る。
【0251】
いくつかの実施形態において、UE102は、完全性が保護されてない5GMM理由値#27(または、#72)を含む拒絶メッセージを受信した場合、エントリ(各アクセスタイプ(または、非3GPPアクセス)に)対するN1モード能力を無効化して、T3247を開始する。また、各アクセスタイプ(または、非3GPPアクセス)および現在のSNPNに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、当該エントリに対してこのカウンタをインクリメントし得るか、または、インクリメントするものとする。
【0252】
タイマーT3247が期限となった際、UE102は、当該エントリについて、3GPPアクセス/非3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し、3GPPアクセスに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合は、エントリのリストから、3GPPアクセス/非3GPPアクセスに対してN1モードが許可されていない各エントリインデックスを除去する。
【0253】
いくつかの実施形態において、UE102においては、ゼロ個以上のエントリを含む「加入者データのリスト」がMEに設定されている。「加入者データのリスト」の各エントリは、以下から成る。
【0254】
a)エントリインデックス
【0255】
b)TS 23.122において利用可能な他のパラメータ(たとえば、加入者ID、認証情報、SNPN識別情報)
【0256】
いくつかの実施形態において、「加入者データのリスト」は、ゼロ個以上のエントリを含むUE102のMEにおいて設定された情報である。「加入者データのリスト」の各エントリは、以下から成る(以下のリストは、TS 23.122の現行版によるものであり、変更される場合がある)。
【0257】
a)(オプション)加入者識別子
【0258】
b)(オプション)認証情報
【0259】
c)SNPN識別情報
【0260】
d)(オプション)統合アクセス制御設定
【0261】
UE102は、5GMM理由#27「N1モード不許可」によるネットワークからの拒絶の受信によってN1モード能力が無効化されたエントリのリストを保持するものとする。UE102は、あるエントリについて、5GMM理由#27「N1モード不許可」によるネットワークからの拒絶の受信によってN1モード能力を無効化した場合、
【0262】
UE102は、N1モードが無効化されたエントリのリストに対して、5GMM理由#27「N1モード不許可」による拒絶を送信したSNPNへのアクセスに用いられるエントリのインデックスを追加し(または、N1モードが無効化されたSNPNのリストに対して、5GMM理由#27「N1モード不許可」による拒絶を送信したSNPNのSNPN識別情報を追加し)、タイマーTGが進んでいない場合は、これを開始するものとする。N1モードが許可されていないエントリ(または、SNPN)のうち、MSが格納可能なエントリ(または、SNPN)の数は、実装固有であるが、少なくとも1つとし得るか、または、少なくとも1つであるものとする。タイマーTGの値は、UE実装固有であり、
【0263】
自動SNPN選択において、UE102は、他のSNPNが利用できない場合を除いて、N1モードが許可されていないエントリ(または、SNPN)をNG-RANアクセス技術のSNPN選択候補として使用し得ないか、または、使用しないものとする。
【0264】
UE102は、スイッチオフの場合、USIMが取り外された場合、またはタイマーTGが期限となった場合、N1モードが許可されていないエントリ(または、SNPN)上の格納情報を消去し得るか、または、消去するものとする。
【0265】
UE102は、SNPNアクセスモードで動作している場合、「加入者データのリスト」中のエントリごとに、以下を保持し得るか、または、保持するものとする。
【0266】
3GPPアクセスに対する1つのSNPN固有のN1モード試行カウンタ(リスト中のエントリの考え得る最大数は、実装によって決まる。このリストは、3GPPアクセスを介したアクセス試行にのみ適用可能である)
【0267】
非3GPPアクセスに対する1つのSNPN固有のN1モード試行カウンタ(リスト中のエントリの考え得る最大数は、実装によって決まる。このリストは、PLMNを介してSNPNサービスにアクセスする場合にのみ適用可能である)
【0268】
UE102は、ネットワークがN1 NASシグナリング接続のためのNASメッセージのセキュアな交換を確立する前に、5GMM理由値#27または#72による完全性が保護されてないREGISTRATION REJECTまたはSERVICE REJECTメッセージを受信した場合、タイマーT3510またはT3517が進んでいる場合はこれを停止し、タイマーT3247が進んでいない場合は、30分~60分の範囲から均一に引き出されたランダム値でこれを開始するとともに、以下の動作を行い得るか、または、行うものとする。
【0269】
a)受信した5GMM理由値が#27である場合、UE102は、3GPP TS 24.501の5.5.1項および5.6.1項に規定の通り進み得るか、または、進むものとする。また、各アクセスタイプおよび現在のSNPNに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、当該エントリ(または、当該SNPN)に対してこのカウンタをインクリメントし得るか、または、インクリメントするものとする。
【0270】
b)受信した5GMM理由値が#72である場合、UE102は、3GPP TS 24.501の5.5.1項および5.6.1項に規定の通り進み得るか、または、進むものとする。また、非3GPPアクセスおよび現在のSNPNに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、当該エントリ(または、当該SNPN)に対してこのカウンタをインクリメントし得るか、または、インクリメントするものとする。
【0271】
タイマーT3247が期限となった際、UE102は、
【0272】
当該エントリについて、3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化するとともに、3GPPアクセスに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合は、エントリのリストから、3GPPアクセスに対してN1モードが許可されていない各エントリインデックスを除去し得るか、または、除去するものとする(または、SNPNのリストから、3GPPアクセスに対してN1モードが許可されていないSNPN識別情報を除去し得るか、または、除去するものとする)。
【0273】
また、非3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化するとともに、非3GPPアクセスに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合は、エントリのリストから、非3GPPアクセスに対してN1モードが許可されていない各エントリインデックスを除去し得るか、または、除去するものとする(または、SNPNのリストから、非3GPPアクセスに対してN1モードが許可されていないSNPN識別情報を除去し得るか、または、除去するものとする)。
【0274】
いくつかの実施形態において、選択されたSNPNおよびLR上の登録は、登録を要するサービスのみがMSで可能な場合にのみ必要である。それ以外でのSNPN選択手順は、登録なしに実行される。
【0275】
MEには、ゼロ個以上のエントリを含む「加入者データのリスト」が設定されている。「加入者データのリスト」の各エントリは、以下から成る。
【0276】
aa)エントリインデックス
【0277】
a)ネットワーク固有の識別子を含むSUPIの形態の加入者識別子
【0278】
b)認証情報(SNPNの使用を除く)
【0279】
1)EAP-AKA’を用いたEAPベースの一次認証および鍵交換手順
【0280】
2)5G AKAベースの一次認証および鍵交換手順
【0281】
いくつかの実施形態においては、EAP-AKA’を用いたEAPベースの一次認証および鍵交換手順、ならびに5G AKAベースの一次認証および鍵交換手順の認証情報がUSIMにおいて利用可能である。
【0282】
c)SNPN識別情報
【0283】
d)(オプション)SNPNにおいてMEが設定されたアクセス識別情報(3GPP TS 24.501参照)を示す統合アクセス制御設定
【0284】
いくつかの実施形態においては、複数のエントリが同じ加入者識別子および認証情報を含み得る。いくつかの実施形態においては、同じSNPN識別情報を有する2つ以上のエントリの処理がMS実装によって決まり得る。
【0285】
MSは、「一時的禁止SNPN」のリストおよび「永久禁止SNPN]のリストをMEに保持し得るか、または、保持するものとする。これらのリストの各エントリは、SNPN識別情報から成る。
【0286】
MSは、SNPNからのLRリクエストに応答して、理由値74「本SNPNに対する一時的不承認」(3GPP TS 24.501参照)を含むメッセージがMSにより受信された場合、SNPNを「一時的禁止SNPN」のリストに追加するとともに、60分以上のMS実装固有のタイマーを開始し得るか、または、開始するものとする。
【0287】
このメッセージは、完全性が保護されている。
【0288】
あるいは、このメッセージは、完全性が保護されておらず、当該SNPNに対するSNPN固有の試行カウンタの値は、3GPP TS 24.501に規定の通り、MS実装固有の最大値に等しい。
【0289】
MSは、以下の場合に、「一時的禁止SNPN」のリストからSNPNを除去し得るか、または、除去するものとする。
【0290】
a)後続のSNPNの手動選択後にLRが成功した場合
【0291】
b)60分以上のMS実装固有のタイマーが期限となった場合
【0292】
c)MSがスイッチオフとなった場合、または
【0293】
d)以下の場合に、SNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが更新された場合またはUSIMが取り外された場合
【0294】
EAP-AKA’を用いたEAPベースの一次認証および鍵交換手順、または
【0295】
5G AKAベースの一次認証および鍵交換手順
【0296】
が選択SNPNにおいて実行された場合
【0297】
MSは、SNPNからのLRリクエストに応答して、理由値75「本SNPNに対す永久不承認」(3GPP TS 24.501参照)を含むメッセージがMSにより受信された場合、SNPNを「永久禁止SNPN」のリストに追加し得るか、または、追加するものとする。
【0298】
このメッセージは、完全性が保護されている。
【0299】
あるいは、このメッセージは、完全性が保護されておらず、当該SNPNに対するSNPN固有の試行カウンタの値は、3GPP TS 24.501に規定の通り、MS実装固有の最大値に等しい。
【0300】
MSは、以下の場合に、「永久禁止SNPN」のリストからSNPNを除去し得るか、または、除去するものとする。
【0301】
a)後続のSNPNの手動選択後にLRが成功した場合
【0302】
b)以下の場合に、SNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが更新された場合またはUSIMが取り外された場合
【0303】
EAP-AKA’を用いたEAPベースの一次認証および鍵交換手順、または
【0304】
5G AKAベースの一次認証および鍵交換手順
【0305】
が選択SNPNにおいて実行された場合
【0306】
MSが共有ネットワーク中のセルを再選択し、このセルが、3GPP TS 36.331および3GPP TS 38.331に規定のようなブロードキャスト情報において受信した複数のSNPN識別情報に適したセルである場合、AS112(または、AS/AF112)は、3GPP TS 36.304および3GPP TS 38.304に従って、これら複数のSNPN識別情報をNASに対して指定する。MSは、これらのSNPNのうちの1つを選択し得るか、または、選択するものとする。これらのSNPNの中で登録SNPNが利用可能な場合、MSは、異なるSNPNを選択し得ないか、または、選択しないものとする。いくつかの実施形態においては、RAN2によって、SNPN中の好適なセルを規定する必要がある。いくつかの実施形態において、SNPNアクセスモードで動作するMSは、SNPNとそれぞれ関連付けられた「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」の1つまたは複数のリストを保持し得るか、または、保持するものとする。MSは、選択SNPNと関連付けられた「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストを使用し得るか、または、使用するものとする。MSは、新たなSNPNを選択した場合、過去の選択SNPNと関連付けられた「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストを維持し得るか、または、維持するものとする。維持するリストの数がサポートを超える場合、MSは、「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」の最も古い格納リストを消去し得るか、または、消去するものとする。MSは、(12~24時間の範囲の周期で)定期的にスイッチオフとなった場合、「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のすべてのリストを消去し得るか、または、消去するものとする。MSは、以下の場合に、「加入者データのリスト」中のSNPNのエントリが更新された場合またはUSIMが取り外された場合、SNPNと関連付けられた「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストを消去し得るか、または、消去するものとする。
【0307】
EAP-AKA’を用いたEAPベースの一次認証および鍵交換手順、または
【0308】
5G AKAベースの一次認証および鍵交換手順
【0309】
が選択SNPNにおいて実行された場合
【0310】
いくつかの実施形態において、MSがサポートする「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストの数は、MS実装固有である。
【0311】
SNPNアクセスモードで動作するMSによって理由値#15(3GPP TS 24.501参照)のメッセージが受信された場合は、選択SNPNの「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストにTAが追加される。その後、MSは、同じSNPNではあるものの、選択SNPNの「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストにないTAに属する好適なセルを検索し得るか、または、検索するものとする。
【0312】
MSは、5GMM理由#27「N1モード不許可」によるネットワークからの拒絶の受信によってN1モード能力が無効化されたエントリのリストを保持するものとする。MSは、あるエントリについて、5GMM理由#27「N1モード不許可」によるネットワークからの拒絶の受信によってN1モード能力を無効化した場合、
【0313】
MSは、5GMM理由#27「N1モード不許可」による拒絶を送信したSNPNへのアクセスに用いられるエントリのインデックスをエントリのリストに追加し、タイマーTGが進んでいない場合は、これを開始するものとする。N1モードが許可されていないエントリのうち、MSが格納可能なエントリの数は、実装固有であるが、少なくとも1つとし得るか、または、少なくとも1つであるものとする。タイマーTGの値は、MS実装固有であり、
【0314】
自動SNPN選択において、MSは、他のSNPNが利用できない場合を除いて、N1モードが許可されていないエントリをNG-RANアクセス技術のSNPN選択候補として使用し得ないか、または、使用しないものとする。
【0315】
MSは、スイッチオフの場合、USIMが取り外された場合、またはタイマーTGが期限となった場合、N1モードが許可されていないエントリ上の格納情報を消去し得るか、または、消去するものとする。
【0316】
いくつかの実施形態において、3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化および/または再有効化するUE102に関し、当該UE102は、5GMM-IDLEモードの場合にのみ、3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする。
【0317】
UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化している場合、以下のように進むものとする。
【0318】
a)UE102がS1モードをサポートし、UE102が3GPP TS 24.301に規定のようなE-UTRA能力を無効化していない場合は、登録PLMNまたは同等PLMNリストのPLMNのEPCに接続されたE-UTRAセルを選択する。
【0319】
b)登録PLMNまたは同等PLMNリストのPLMNのEPCに接続されたE-UTRAセルが見つからない場合、UE102がS1モードをサポートしていない場合、あるいはUE102が3GPP TS 24.301に規定のようなE-UTRA能力を無効化している場合、UE102は、登録PLMNまたはサポートする同等PLMNリストのPLMNの別のRATを選択するようにしてもよい。
【0320】
c)PLMNの場合、登録PLMNまたは同等PLMNリストのPLMNの別のRATが見つからない場合、あるいはUE102が登録PLMNを有さない場合は、状態「5GMM-DEREGISTERED.PLMN-SEARCH」に入って、3GPP TS 23.122に規定のようなPLMN選択を実行する。3GPPアクセスに対するN1モード能力の無効化がスイッチオフによるものではなく、3GPPアクセス上の5GSサービスに対するUE主導の登録解除手順によるものでなかった場合、UE102は、このPLMN選択に対してN1能力を再有効化するようにしてもよい。実装オプションとして、UE102は、登録PLMNを有さない場合、PLMN選択の実行の代わりとして、PLMNを選定済みかつRATをサポートする場合に、選択PLMNの別のRATを選択するようにしてもよい。
【0321】
SNPNの場合は、3GPP TS 23.122に規定の通り、状態「5GMM-DEREGISTERED.PLMN-SEARCH」に入って、SNPN選択を実行する。3GPPアクセスに対するN1モード能力の無効化がスイッチオフによるものではなく、3GPPアクセス上の5GSサービスに対するUE主導の登録解除手順によるものでなかった場合、UE102は、このSNPN選択に対して、「加入者データのリスト」中の過去に使用したエントリのN1能力を再有効化するようにしてもよい。あるいは、
【0322】
d)許可された他のPLMNおよびRATの組み合わせが利用不可能な場合または他のSNPNが利用不可能な場合、UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し、下位レイヤに対して登録PLMNまたはSNPNのNG-RANに留まるよう指示するとともに、(UE102がEPSサービスまたは非EPSサービスをサポートする場合は)EPSサービスまたは非EPSサービスを提供し得るPLMNおよびRATの別の組み合わせを定期的にスキャンするようにしてもよい。この定期的なスキャンの実施方法は、UE102の実装によって決まる。
【0323】
UE102は、5.5.1.2.5項および5.5.1.3.5項に規定のような拒絶理由#31「EPCへのリダイレクション要」の受信に際して、N1モード能力を無効化している場合、以下のように進むものとする。
【0324】
a)UE102がNB-N1モードの場合、
【0325】
1)現在のE-UTRAセルがEPCに接続されている旨の指標またはUE102がサポートするCIoT EPS最適化を現在のE-UTRAセルがサポートする旨の指標を下位レイヤが提供しない場合は、3GPP TS 36.304に従って、EPCに接続された好適なNB-IoTセルを検索する。
【0326】
2)現在のE-UTRAセルがEPCに接続されている旨の指標およびUE102がサポートするCIoT EPS最適化を現在のE-UTRAセルがサポートする旨の指標を下位レイヤが提供する場合は、4.8.4A.1項に規定の通り、コアネットワーク選択の実行によってEPCを選択する。あるいは、
【0327】
3)EPCに接続された好適なNB-IoTセルを下位レイヤが見つけられない場合またはUE102がサポートするCIoT EPS最適化をサポートするEPCに接続された好適なNB-IoTセルが存在しない場合、UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し、下位レイヤに対して、過去の登録PLMNの5GCNに接続されたE-UTRAに留まるように指示するとともに、適当な5GMM手順を進めるようにしてもよい。
【0328】
b)UE102がWB-N1モードの場合、
【0329】
1)現在のE-UTRAセルがEPCに接続されている旨の指標またはUE102がサポートするCIoT EPS最適化を現在のE-UTRAセルがサポートする旨の指標を下位レイヤが提供しない場合は、3GPP TS 36.304に従って、EPCに接続された好適なE-UTRAセルを検索する。
【0330】
2)現在のE-UTRAセルがEPCに接続されている旨の指標およびUE102がサポートするCIoT EPS最適化を現在のE-UTRAセルがサポートする旨の指標を下位レイヤが提供する場合は、4.8.4A.1項に規定の通り、コアネットワーク選択の実行によってEPCを選択する。
【0331】
3)EPCに接続された好適なE-UTRAセルを下位レイヤが見つけられない場合またはUE102がサポートするCIoT EPS最適化をサポートするEPCに接続された好適なE-UTRAセルが存在しない場合、UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し、下位レイヤに対して、過去の登録PLMNの5GCNに接続されたE-UTRAに留まるように指示するとともに、適当な5GMM手順を進めるようにしてもよい。
【0332】
(たとえば、4.3.2項に規定の通り、UE102由来セッションのドメイン選択によって)N1モードおよびS1モードの両者をサポートするUE102がEPCに接続されたE-UTRAに留まる必要がある場合、EPCに接続されたE-UTRAから、5GCNに接続されたNG-RANへの意図しないハンドオーバまたはセル再選択を防止するため、単一登録モードで動作するUE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとし、
【0333】
a)EPCのATTACH REQUESTメッセージおよびTRACKING AREA UPDATE REQUESTメッセージのUE102ネットワーク能力IE(3GPP TS 24.301参照)において、N1modeビットを「N1モード非サポート」に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0334】
b)UE NASレイヤは、3GPPアクセスに対するN1モード能力の無効化をアクセス層レイヤに指示し得るか、または、指示するものとする。
【0335】
UE102が3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化し、E-UTRAまたは別のRATを選択する必要があり、UE102が5GMM-CONNECTEDモードである場合、
【0336】
UE102が持続的PDUセッションを有する場合、UE102は、持続的PDUセッションと関連付けられた無線ベアラが解放されるまで待機する。
【0337】
あるいは、UE102は、確立されたNASシグナリング接続をローカルに解放し得るか、または、解放するものとする。
【0338】
また、E-UTRAまたは別のRATの選択に先立って、5GMM-IDLEモードに入る。
【0339】
UE102は、E-UTRAまたは別のRATの選択に先立って、3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化している場合、5.5.2.2項のUE主導の登録解除手順を実行する可能性はないか、実行し得ないか、または、実行しないものとする。
【0340】
UE102は、以下の場合を除いて、3GPPアクセス上でPLMNまたはSNPN選択を実行する場合、3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し得るか、または、再有効化するものとする。
【0341】
3GPPアクセスに対するN1モード能力の無効化がスイッチオフによるものではなく、3GPPアクセス上の5GSサービスに対するUE主導の登録解除手順によるものであった場合、または
【0342】
UE102が上記の項目c)またはd)を実行する場合にE-UTRA能力を再有効化済みの場合
【0343】
3GPPアクセスに対するN1モード能力の無効化が、IMS音声が3GPPアクセス上で利用できず、UEの使用設定が「音声中心」であることによるものであった場合、UE102は、4.3.3項に規定の通り、UEの使用設定が「音声中心」から「データ中心」に変更された場合に、3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し得るか、または、再有効化するものとする。
【0344】
UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力が無効化されたSNPNへのアクセスに用いられるPLMNの識別情報または「加入者データのリスト」中のエントリのインデックスの記憶、記録、格納等を行い、3GPP TS 23.122に規定の通り、後続のPLMNまたはSNPN選択において、当該格納した情報を使用するものとする。
【0345】
3GPPアクセスに対するN1モード能力の無効化が緊急サービスフォールバックの正常な完了によるものであった場合、N1モード能力を再有効化するための基準は、この場合もUE102の実装固有である。
【0346】
実装オプションとして、UE102は、UEの登録試行カウンタが5に達した場合に、3GPPアクセスに対するN1モード能力を有効化するためのタイマーを開始するようにしてもよく、5.5.1.2.7項および5.5.1.3.7項に記載の場合について、3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化する。UE102は、3GPPアクセスに対するN1モード能力が無効化されたPLMNの識別情報を記録、記憶、または格納するものとする。このタイマーが期限となった際、
【0347】
UE102は、IuモードまたはA/Gbモードであり、タイマーの期限に際して3GPP TS 24.008に規定のようなアイドルモードの場合、3GPPアクセスに対するN1モード能力を有効化するものとする。
【0348】
UE102は、IuモードまたはA/Gbモードであり、RR接続が存在する場合、RR接続が解放されるまで、3GPPアクセスに対するN1モード能力の有効化を遅らせ得るか、または、遅らせるものとする。
【0349】
UE102は、Iuモードであり、PSシグナリング接続が存在する一方、RR接続が存在しない場合、3GPPアクセスに対するN1モード能力の有効化に先立って、PSシグナリング接続を中止するようにしてもよい。
【0350】
UE102は、S1モードであり、タイマーの期限に際して3GPP TS 24.301に規定のようなEMM-IDLEモードの場合、3GPPアクセスに対するN1モード能力を有効化するものとする。
【0351】
UE102は、S1モードであり、タイマーの期限に際して3GPP TS 24.301に規定のようなEMM-CONNECTEDモードの場合、S1モードにおけるNASシグナリング接続が解放されるまで、3GPPアクセスに対するN1モード能力の有効化を遅らせ得るか、または、遅らせるものとする。
【0352】
UE102は、UEの登録試行カウンタが5に達したためにN1モード能力が無効化されたPLMNにおいて緊急PDUセッションを確立しようとする場合、当該UE102が格納した当該PLMNに対するN1モード能力を有効化するようにしてもよい。
【0353】
いくつかの実施形態において、UEの登録試行カウンタが5に達したためにN1モード能力が無効化された場合、N1モード能力を再有効化するためのタイマーの値は、5.3.8項に規定の処理に従うT3502の値と同じであることが推奨される。
【0354】
SNPNの場合で、たとえば、UE102がSNPN対応でない場合は、UE102が常に、SNPNアクセスモードで動作していないと考えられる。UE102がSNPN対応の場合は、UE102がSNPNアクセスモードで動作し得る。SNPN対応UE102におけるSNPNアクセスモードのアクティブ化および非アクティブ化の詳細は、UE102の実装次第である。
【0355】
本特許明細書に記載のNASの機能および手順は、別段の指定のない限り、SNPNおよびSNPN対応UE102に適用可能である。SNPNがNASレイヤにもたらす主な相違点は、以下の通りである。
【0356】
a)PLMN選択プロセスの代わりに、SNPNアクセスモードで動作するUE102によって、SNPN選択プロセスが実行される(SNPN選択に関する別途詳細については、3GPP TS 23.122参照)。
【0357】
b)禁止PLMNリストの代わりに、SNPNアクセスモードで動作するUE102によって、「永久禁止SNPN」リストおよび「一時的禁止SNPN」リストが管理される。
【0358】
c)S1モードに対するシステム間切り替えがサポートされていない。
【0359】
d)SNPNアクセスモードでは緊急サービスがサポートされていない。
【0360】
e)SNPNアクセスモードではCAGがサポートされていない。
【0361】
f)5GMM理由値について、
【0362】
1)5GMM理由値#74「本SNPNに対する一時的不承認」および#75「本SNPNに対する永久不承認」がサポートされている一方、これらの5GMM理由値をPLMNにおいて使用できない。
【0363】
2)5GMM理由値#11「PLMN不許可」および#73「サービングネットワーク不承認」がサポートされていない一方、これらの5GMM理由値をPLMNにおいて使用できる。
【0364】
3)5GMM理由値#76「本CAGに対する不承認またはCAGセルのみに対する承認」がサポートされていない一方、この5GMM理由値をPLMNにおいて使用できる。
【0365】
いくつかの実施形態においては、5GMM理由値#31「EPCへのリダイレクション要」および#72「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」がSNPNにおいてサポートされている。
【0366】
g)「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストおよび「地域サービス提供に対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストがSNPN毎に管理される(3GPP TS 23.122参照)。
【0367】
h)PLMNを介してSNPNサービスにアクセスする場合は、非3GPPアクセス用の5GMM手順および非3GPPアクセス用の5GMMパラメータを用いることにより、SNPNの5GCNへのアクセスが実行される。SNPNを介してPLMNサービスにアクセスする場合は、非3GPPアクセス用の5GMM手順および非3GPPアクセス用の5GMMパラメータを用いることにより、PLMNの5GCNへのアクセスが実行される。
【0368】
i)SNPNに登録されている場合、UE102は、登録SNPNが提供するUE102ポリシーのみを使用し得るか、または、使用するものとする。
【0369】
j)同等SNPNがサポートされていない。
【0370】
x)アクセスタイプに対するN1モード能力が「加入者データのリスト」中のエントリごとに無効化および再有効化される。
【0371】
さらに、SNPNへのアクセス、SNPNへの登録、および/またはSNPNからのサービス受信に際しては、UE102に特定の要件が存在する場合がある。いくつかの実施形態において、UE102は、SNPNアクセスモードで動作している場合、「加入者データのリスト」中のエントリごとに、以下を保持し得るか、または、保持するものとする。
【0372】
3GPPアクセスに対するSNPN固有の1つの試行カウンタ(このカウンタは、3GPPアクセスを介したアクセス試行にのみ適用可能である)
【0373】
非3GPPアクセスに対するSNPN固有の1つの試行カウンタ(このカウンタは、PLMNを介してSNPNサービスにアクセスする場合にのみ適用可能である)
【0374】
3GPPアクセスに対するSNPN固有の1つのN1モード試行カウンタ(リスト中のエントリの考え得る最大数は、実装によって決まる。このリストは、3GPPアクセスを介したアクセス試行にのみ適用可能である)
【0375】
非3GPPアクセスに対するSNPN固有の1つのN1モード試行カウンタ(リスト中のエントリの考え得る最大数は、実装によって決まる。このリストは、PLMNを介してSNPNサービスにアクセスする場合にのみ適用可能である)
【0376】
「3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントの1つのカウンタ
【0377】
「非3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントの1つのカウンタ(このカウンタは、PLMNを介してSNPNサービスにアクセスする場合にのみ適用可能である)
【0378】
いくつかの実施形態において、用語「非3GPPアクセス(non-3GPP access)」は、「3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタおよび「非3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタにおいて使用され得るが、PLMNを介したSNPNサービスへのアクセスを表すのに使用可能である。
【0379】
UE102は、上記カウンタを不揮発性メモリに格納し得るか、または、格納するものとする。UE102は、対応するSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが更新された場合、試行カウンタを消去するとともに、イベントカウンタをゼロにリセットし得るか、または、リセットするものとする。カウンタ値は、MICOモードまたは節電モードのアクティブ化または非アクティブ化の影響を受ける可能性はないか、受け得ないか、または、受けないものとする(3GPP TS 24.301参照)。
【0380】
上記カウンタのいずれかについて、UE102の実装固有の最大値は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10以上となる可能性はないか、なり得ないか、または、ならないものとする。いくつかの実施形態において、異なるカウンタが使用するUE102の実装固有の最大値は、それぞれ異なり得る。
【0381】
UE102は、ネットワークがN1 NASシグナリング接続のためのNASメッセージのセキュアな交換を確立する前に、5GMM理由値#3、#6、#7、#12、#13、#15、#27、#72、#74、または#75による完全性が保護されてないREGISTRATION REJECTまたはSERVICE REJECTメッセージを受信した場合、タイマーT3510またはT3517が進んでいる場合はこれを停止し、タイマーT3247が進んでいない場合は、以下の範囲から均一に引き出されたランダム値でこれを開始し得るか、または、開始するものとする(3GPP TS 24.008参照)。
【0382】
a)5GMM理由値#74の場合は15分~30分、または
【0383】
b)他の5GMM理由値の場合は30分~60分
【0384】
そして、以下の動作を行い得るか、または、行うものとする。
【0385】
a)受信した5GMM理由値が#3、#6、または#7の場合、
【0386】
1)5GMM理由値が3GPPアクセスを介して受信された場合、
【0387】
i)UE102が別のアクセスを介して登録済みの場合、UE102は、以下を行い得るか、または、行うものとする。
【0388】
A)現在のTAIを「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストに格納し、非完全性保護NAS拒絶メッセージについて、現在のTAIが「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストに格納されたことを記憶し、状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入る。
【0389】
B)3GPP TS 38.304または3GPP TS 36.304に従って、別のトラッキングエリアにおける好適なセルを検索する。
【0390】
ii)上記以外で、「3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、以下を行い得るか、または、行うものとする。
【0391】
A)5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、3GPPアクセス用の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。
【0392】
B)「3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタをインクリメントする。
【0393】
C)REGISTRATION REJECTメッセージの場合は登録試行カウンタをリセットし、SERVICE REJECTメッセージの場合はサービスリクエスト試行カウンタをリセットする。
【0394】
D)現在のTAIを現在のSNPNに対する「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストに格納し、非完全性保護NAS拒絶メッセージについて、現在のTAIが現在のSNPNに対する「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストに格納されたことを記憶し、状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入る。
【0395】
E)3GPP TS 38.304または3GPP TS 36.304に従って、別のトラッキングエリアにおける好適なセルを検索する。UE102実装オプションとして、PLMNを介したSNPNサービスへのアクセスが利用可能であり、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが非3GPPアクセスに対して無効と考えられない場合、UE102は、PLMNを介したSNPNサービスへのアクセスを試行するようにしてもよい。
【0396】
iii)上記以外で、以下の場合、UE102は、5.5.1項および5.6.1項に規定の通り進み得るか、または、進むものとする。
【0397】
2)5GMM理由値が非3GPPアクセスを介して受信された場合
【0398】
いくつかの実施形態において、5GMM理由値「非3GPPアクセスを介した受信」は、UE102がPLMNを介したSNPNサービスへのアクセスを試行する場合にPLMNを介して受信された5GMM理由値を表し得る。
【0399】
i)UE102が別のアクセスを介して登録済みの場合、UE102は、状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入り得るか、または、入るものとする。あるいは、
【0400】
ii)上記以外で、「非3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、以下を行い得るか、または、行うものとする。
【0401】
A)5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、非3GPPアクセス用の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。
【0402】
B)状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入る。
【0403】
C)「非3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタをインクリメントする。UE実装オプションとして、3GPPアクセスが利用可能であり、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが3GPPアクセスに対して無効と考えられない場合、UE102は、3GPPアクセスを介した登録試行を行うようにしてもよい。
【0404】
iii)上記以外で、以下の場合、UE102は、5.5.1項および5.6.1項に規定の通り進み得るか、または、進むものとする。
【0405】
b)受信した5GMM理由値が#12、#13、または#15である場合、UE102は、5.5.1項および5.6.1項に規定の通り進み得るか、または、進むものとする。また、
【0406】
1)5GMM理由値が3GPPアクセスを介して受信され、PLMNを介したSNPNサービスへのアクセスが利用可能であり、UE102がPLMNを介してSNPNサービスにまだアクセスしておらず、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが非3GPPアクセスに対して無効と考えられない場合、UE102は、PLMNを介したSNPNサービスへのアクセスを試行するようにしてもよい。
【0407】
2)5GMM理由値が非3GPPアクセスを介して受信され、3GPPアクセスが利用可能であり、UE102が3GPPアクセスを介して現在のSNPNにまだ登録されておらず、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが3GPPアクセスに対して無効と考えられない場合、UE102は、3GPPアクセスを介した登録試行を行うようにしてもよい。
【0408】
c)受信した5GMM理由値が#27である場合、UE102は、5.5.1項および5.6.1項に規定の通り進み得るか、または、進むものとする。また、各アクセスタイプ(3GPPアクセス)および現在のSNPNに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、当該エントリSNPNに対してこのカウンタをインクリメントし得るか、または、インクリメントするものとする。
【0409】
c1)受信した5GMM理由値が#72である場合、UE102は、5.5.1項および5.6.1項に規定の通り進み得るか、または、進むものとする。また、非3GPPアクセスおよび現在のSNPNに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、当該エントリに対してこのカウンタをインクリメントし得るか、または、インクリメントするものとする。
【0410】
d)受信した5GMM理由値が#74または#75の場合、UE102は、以下を行い得るか、または、行うものとする。
【0411】
1)5GMM理由値が3GPPアクセスを介して受信された場合、UE102は、以下を行い得るか、または、行うものとする。
【0412】
i)5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、3GPPアクセス用の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。
【0413】
ii)REGISTRATION REJECTメッセージの場合は登録試行カウンタをリセットし、SERVICE REJECTメッセージの場合はサービスリクエスト試行カウンタをリセットする。
【0414】
iii)現在のTAIを現在のSNPNに対する「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストに格納し、非完全性保護NAS拒絶メッセージについて、現在のTAIが現在のSNPNに対する「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストに格納されたことを記憶し、状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入る。
【0415】
iv)3GPP TS 38.304または3GPP TS 36.304に従って、別のトラッキングエリアにおける好適なセルを検索する。UE102実装オプションとして、PLMNを介したSNPNサービスへのアクセスが利用可能であり、UE102がPLMNを介してSNPNサービスにまだアクセスしておらず、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが非3GPPアクセスに対して無効と考えられない場合、UE102は、PLMNを介したSNPNサービスへのアクセスを試行するようにしてもよい。
【0416】
2)5GMM理由値が非3GPPアクセスを介して受信された場合、UE102は、以下を行い得るか、または、行うものとする。
【0417】
i)5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、非3GPPアクセス用の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。
【0418】
ii)REGISTRATION REJECTメッセージの場合は登録試行カウンタをリセットし、SERVICE REJECTメッセージの場合はサービスリクエスト試行カウンタをリセットする。
【0419】
iii)状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入る。UE102実装オプションとして、3GPPアクセスが利用可能であり、UE102が3GPPアクセスを介して現在のSNPNにまだ登録されておらず、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリが3GPPアクセスに対して無効と考えられない場合、UE102は、3GPPアクセスを介した登録試行を行うようにしてもよい。
【0420】
タイマーT3247が期限となった際、UE102は、
【0421】
現在のSNPNについて、「地域サービス提供に対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストおよび「ローミングに対する5GS禁止トラッキングエリア」のリストから、非完全性保護NAS拒絶メッセージについてこれらのリストに格納されたすべてのトラッキングエリアを削除し得るか、または、削除するものとする。
【0422】
「3GPPアクセスに対して無効と考えられる現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合は、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリを3GPPアクセスに対して有効に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0423】
「非3GPPアクセスに対して無効である現在のSNPNのエントリ」イベントのカウンタの値がUE実装固有の最大値よりも小さい場合は、現在のSNPNのSNPN識別情報を伴う「加入者データのリスト」のエントリを非3GPPアクセスに対して有効に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0424】
現在のSNPNについて、3GPPアクセスに対するSNPN固有の試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合、かつ、現在のSNPNのSNPN識別情報が「永久禁止SNPN」リストまたは「一時的禁止SNPN」リストのいずれかに含まれる場合は、「永久禁止SNPN」リストまたは「一時的禁止SNPN」リストから、現在のSNPNのSNPN識別情報を削除し得るか、または、削除するものとする。
【0425】
非3GPPアクセスに対するSNPN固有の試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合、かつ、現在のSNPNのSNPN識別情報が非3GPPアクセスに対する「永久禁止SNPN」リストまたは非3GPPアクセスに対する「一時的禁止SNPN」リストのいずれかに含まれる場合は、非3GPPアクセスに対する「永久禁止SNPN」リストまたは非3GPPアクセスに対する「一時的禁止SNPN」リストから、現在のSNPNのSNPN識別情報を削除し得るか、または、削除するものとする。
【0426】
当該エントリについて、3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し、3GPPアクセスに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合は、エントリのリストから、3GPPアクセスに対してN1モードが許可されていないエントリインデックスを除去し得るか、または、除去するものとする(3GPP TS 23.122参照)。
【0427】
非3GPPアクセスに対するN1モード能力を再有効化し、非3GPPアクセスに対するSNPN固有のN1モード試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合は、エントリのリストから、非3GPPアクセスに対してN1モードが許可されていない各エントリインデックスを除去し得るか、または、除去するものとする。
【0428】
5GMMの状態および5GSの更新ステータスに応じて、依然必要であれば登録手順を開始し得るか、または、開始するものとし、あるいは、3GPP TS 23.122に従ってSNPN選択を実行し得るか、または、実行するものとする。
【0429】
UE102がスイッチオフとなった場合、
【0430】
ゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい値を有する3GPPアクセスに対するSNPN固有の試行カウンタごとに、UE102は、「永久禁止SNPN」リストまたは「一時的禁止SNPN」リスト(利用可能な場合)から、各SNPN識別情報を削除し得るか、または、削除するものとする。
【0431】
ゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい値を有する非3GPPアクセスに対するSNPN固有の試行カウンタごとに、UE102は、非3GPPアクセスに対する「永久禁止SNPN」リストまたは非3GPPアクセスに対する「一時的禁止SNPN」リスト(利用可能な場合)から、各SNPN識別情報を削除し得るか、または、削除するものとする。
【0432】
「加入者データのリスト」のエントリが更新された場合、
【0433】
エントリに対応するSNPNについて、3GPPアクセスに対するSNPN固有の試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、「永久禁止SNPN」リストまたは「一時的禁止SNPN」リスト(利用可能な場合)から、エントリに対応するSNPN識別情報を削除し得るか、または、削除するものとする。
【0434】
エントリに対応するSNPNについて、非3GPPアクセスに対するSNPN固有の試行カウンタの値がゼロより大きく、UE実装固有の最大値よりも小さい場合、UE102は、非3GPPアクセスに対する「永久禁止SNPN」リストまたは非3GPPアクセスに対する「一時的禁止SNPN」リスト(利用可能な場合)から、エントリに対応するSNPN識別情報を削除し得るか、または、削除するものとする。
【0435】
たとえば、UE102によりネットワークへの初期登録が要求され、ネットワークが理由コード#27(「N1モード不許可」)を含む拒絶メッセージを返した場合、
【0436】
UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、任意の5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、登録試行カウンタをリセットし得るか、または、リセットするものとし、状態「5GMM-DEREGISTERED.LIMITED-SERVICE」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、
【0437】
1)PLMNの場合、当該PLMNの3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタおよび非3GPPアクセス用のPLMN固有N1モード試行カウンタ、または、
【0438】
2)SNPNの場合、現在のSNPNの3GPPアクセス用のSNPN固有試行カウンタ、
【0439】
をUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0440】
UE102は、メッセージが受信された特定のアクセスタイプについて、N1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする(4.9.3項参照)。
【0441】
NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスの両者に対して、他方のアクセスタイプに対するN1モード能力も無効化し得るか、または、無効化するものとする(4.9項参照)。
【0442】
メッセージが3GPPアクセスを介して受信され、UE102が単一登録モードで動作している場合、UE102はこれに加えて、EPS更新ステータスを「EU3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし、任意の4G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびeKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、添付試行カウンタをリセットするとともに、状態「EMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。
【0443】
たとえば、UE102によりネットワークへの初期登録が要求され、ネットワークが理由コード#72(「5GCNへの非3GPPアクセス不許可」)を含む拒絶メッセージを返した場合、
【0444】
非3GPPアクセスを介した受信の場合、UE102は、5GS更新ステータスを「5U3 ROAMING NOT ALLOWED」に設定し得るか、または、設定するものとし(5.1.3.2.2項に従って格納し得るか、または、格納するものとし)、5G-GUTI、最終ビジット登録TAI、TAIリスト、およびngKSIを消去し得るか、または、消去するものとする。また、UE102は、登録試行カウンタをリセットするとともに、状態「5GMM-DEREGISTERED」に入り得るか、または、入るものとする。NASによるメッセージの完全性チェックが成功した場合、UE102は、PLMNの非3GPPアクセス用の当該PLMN固有のN1モード試行カウンタをUE実装固有の最大値に設定し得るか、または、設定するものとする。
【0445】
いくつかの実施形態において、5GMMサブレイヤ状態、5GMMパラメータ、および登録ステータスは、アクセスタイプ(たとえば、3GPPアクセスまたは非3GPPアクセス)ごとに独立して管理される。
【0446】
いくつかの実施形態において、UE102は、非3GPPアクセスに対するN1モード能力を無効化し得るか、または、無効化するものとする(4.9.3項参照)。
【0447】
実装オプションとして、UE102は、3GPP TS 23.122に従ってPLMN選択を実行するため、状態「5GMM-DEREGISTERED.PLMN-SEARCH」に入るようにしてもよい。
【0448】
3GPPアクセスを介した受信の場合、その理由は異常なケースと考えられ得るか、または、考えられるものとし、その場合のUE102の挙動は、3GPP TS 24.501の5.5.1.2.7項に規定されている。
【0449】
ここで
図8を参照するに、プライベートネットワーク(たとえば、SNPN等)において(たとえば、5Gネットワークに対する)デバイス(たとえば、UE102)のネットワーク能力を管理する方法10が提供され得る。いくつかの実施形態において、方法10は、プロセッサ、コンピュータプログラムコードを格納したメモリ、および/または通信インターフェース等の手段を備え得る装置(たとえば、CNA200および/または装置300)により実行可能であり、11において、少なくともユーザ機器に対して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持可能であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む。いくつかの実施形態において、方法10は、12において、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法10は、13において、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法10は、14において、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信され、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法10は、15において、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法10は、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0450】
ここで
図9を参照するに、プライベートネットワーク(たとえば、SNPN等)において(たとえば、5Gネットワークに対する)デバイス(たとえば、UE102)のネットワーク能力を管理する方法20が提供され得る。いくつかの実施形態において、方法20は、プロセッサ、コンピュータプログラムコードを格納したメモリ、および/または通信インターフェース等の手段を備え得る装置(たとえば、CNA200および/または装置300)により実行可能であり、21において、少なくともユーザ機器に対して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持可能であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む。いくつかの実施形態において、方法20は、22において、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法20は、23において、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法20は、24において、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストに含めるか、あるいは、特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることをさらに含み得る。
【0451】
ここで
図10を参照するに、プライベートネットワーク(たとえば、SNPN等)において(たとえば、5Gネットワークに対する)デバイス(たとえば、UE102)のネットワーク能力を管理する方法30が提供され得る。いくつかの実施形態において、方法30は、プロセッサ、コンピュータプログラムコードを格納したメモリ、および/または通信インターフェース等の手段を備え得る装置(たとえば、CNA200および/または装置300)により実行可能であり、31において、少なくともユーザ機器に対して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持可能であり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む。いくつかの実施形態において、方法30は、32において、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法20は、33において、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法30は、34において、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法30は、35において、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去することをさらに含み得る。
【0452】
ここで
図11を参照するに、プライベートネットワーク(たとえば、SNPN等)において(たとえば、5Gネットワークに対する)デバイス(たとえば、UE102)のネットワーク能力を管理する方法40が提供され得る。いくつかの実施形態において、方法40は、プロセッサ、コンピュータプログラムコードを格納したメモリ、および/または通信インターフェース等の手段を備え得る装置(たとえば、CNA200および/または装置300)により実行可能であり、41において、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集可能である。いくつかの実施形態において、方法40は、42において、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法40は、43において、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法40は、44において、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法40は、45において、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することをさらに含み得る。
【0453】
ここで
図12を参照するに、プライベートネットワーク(たとえば、SNPN等)において(たとえば、5Gネットワークに対する)デバイス(たとえば、UE102)のネットワーク能力を管理する方法50が提供され得る。いくつかの実施形態において、方法50は、プロセッサ、コンピュータプログラムコードを格納したメモリ、および/または通信インターフェース等の手段を備え得る装置(たとえば、CNA200および/または装置300)により実行可能であり、51において、任意選択として、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出し可能であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む。いくつかの実施形態において、方法50は、52において、任意選択として、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法50は、53において、任意選択として、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法50は、54において、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信することであり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法50は、55において、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法50は、56において、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することをさらに含み得る。いくつかの実施形態において、方法50は、57において、たとえば方法要素56の代替として、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることをさらに含み得る。
【0454】
上述の通り、
図8~
図12は、コンピュータプログラムコードを含む関連するコンピュータプログラム製品に従って装置により実行可能な方法のフローチャートである。フローチャートの各ブロックおよびフローチャート中のブロックの組み合わせは、ハードウェア、ファームウェア、プロセッサ、回路、ならびに/または1つもしくは複数のコンピュータプログラム命令を含むソフトウェアの実行と関連付けられた他のデバイス等、さまざまな手段により実現可能であることが了解される。たとえば、上述の手順のうちの1つまたは複数がコンピュータプログラム命令により具現化されていてもよい。この点、上述の手順を具現化するコンピュータプログラム命令は、装置(たとえば、200)のメモリデバイス(たとえば、204)により格納され、本発明の一実施形態を採用するとともに、装置の処理回路(たとえば、202)により実行可能である。当然のことながら、このような如何なるコンピュータプログラム命令も、コンピュータ等のプログラム可能な装置(たとえば、ハードウェア)へのロードによってマシンを構成することにより、結果としてのコンピュータ等のプログラム可能な装置がフローチャートのブロックに規定の機能を実現し得るようにする。また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ等のプログラム可能な装置を特定の様態で機能させ得るコンピュータ可読メモリへの格納により、コンピュータ可読メモリに格納された命令が実行によってフローチャートのブロックに規定の機能を実現し得る製造品を構成し得るようにする。また、コンピュータプログラム命令は、コンピュータ等のプログラム可能な装置上で実行された場合に、フローチャートのブロックに規定の機能を実現する動作を与えるように、コンピュータ等のプログラム可能な装置へのロードによって、一連の動作をコンピュータ等のプログラム可能な装置上で実行させることにより、コンピュータ実装プロセスを構成可能である。
【0455】
したがって、コンピュータ可読プログラムコード部等のコンピュータプログラム命令が少なくとも1つの非一過性コンピュータ可読記憶媒体により格納され、コンピュータ可読プログラムコード部等のコンピュータプログラム命令が実行に際して、少なくとも
図8~
図12のフローチャート等に関して、上述の機能を実行するように構成された例において、コンピュータプログラム製品が定義される。他の実施形態において、コンピュータ可読プログラムコード部等のコンピュータプログラム命令は、非一過性コンピュータ可読記憶媒体による格納あるいは具現化が不要である一方、その代替として、コンピュータ可読プログラムコード部等のコンピュータプログラム命令が実行に際して、依然として上述の機能を実行するように構成された一過性媒体により具現化されていてもよい。
【0456】
したがって、フローチャートのブロックは、規定の機能を実行する手段の組み合わせと、規定の機能を実行する動作の組み合わせと、をサポートする。また、フローチャートの1つもしくは複数のブロックならびにフローチャート中のブロックの組み合わせは、規定の機能を実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステムまたは専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせにより実現可能であることが了解される。
【0457】
いくつかの実施形態においては、上記動作のうちの特定の動作が改良されていてもよいし、さらに拡張されていてもよい。さらに、いくつかの実施形態においては、付加的な任意選択の動作が含まれていてもよい。上記動作に対する改良、追加、または拡張は、如何なる順序かつ如何なる組み合わせでも実行可能である。
【0458】
従来のユーザ機器(UE)は、ネットワークにアクセス中またはネットワークへのアクセスを要求して、ネットワークによりアクセスを拒絶された場合、特定のネットワークアクセス手法またはインターフェースがネットワークにより拒否されたものと判定し得る。このような場合、従来のUEは通常、すべてのネットワークに対する当該特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースの無効化ならびに/または当該特定のネットワークに対するすべてのネットワークアクセス手法もしくはインターフェースの無効化を行う必要がある。本明細書に記載のシステム、装置、方法、およびコンピュータプログラム製品は、いくつかの実施形態によれば、従来のおよび新興のネットワークにおいて直面する技術的課題のうちの少なくとも一部を解決するために提供される。たとえば、はるかに細かい粒度かつ組織化された様態でネットワーク能力情報がUEに格納され得るように、スマートフォン等の従来のUEを物理的、構成的、動作的、および/または機能的に変更することによって、いくつかの実施形態の改良UEを提供可能である。たとえば、ネットワーク、ネットワークアクセス手法、および/またはインターフェースに固有のエントリのインデックスを加入者情報が格納する階層データ記憶構造を生成することによって、ネットワークアクセス能力の粒度をこのように精緻化する。いくつかの実施形態においては、このような構造およびUEの加入者情報におけるこのような情報の包含により、特定のネットワーク、特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェース、ならびに/または特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースに対して実施形態に係るUEが誤って無効化されるインスタンスの数が減る可能性もある。別の言い方をすれば、実施形態に係る装置(および/または、実施形態に係る方法または実施形態に係るコンピュータプログラム製品)は、UEに対するネットワークアクセス能力の管理に実用化される場合、演算の複雑性を低減するとともに、UEとネットワークまたはネットワークエンティティとの間のメッセージングを減らすことになり得る。UEは、当該UEに対するアクセスを拒否したネットワークにアクセスを要求し続ける必要がないためである。同様に、UEは、より大きなネットワーク可用性の保持ならびに/または当該UEがネットワークにアクセスし得るより大きな一組のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースの保有が可能であり、これによって、たとえば異なるユーザのUE間のメッセージングの速度および可用性、ネットワークへのサービスの要求、ネットワークによるサービスの提供、緊急サービスの処理、ダウンリンク/アップリンク速度および帯域幅(容量)等に関するUEの性能が向上する。いくつかの記載の実施形態によれば、スマートフォンまたは別のモバイルデバイス等のUEのネットワークへのアクセス中またはネットワークへのアクセスの要求中に、UEの実質的な技術的改善がもたらされる。たとえば、UEは、利用可能なネットワークのリストを精査し、特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースを介してアクセス可能であることを当該UEが把握しているか、または、ネットワークが特定のネットワークアクセス手法もしくはインターフェースを許可しない旨の情報を当該UEが有さない特定のネットワークまたは利用可能なネットワークのリストの部分集合を決定可能と考えられるためである。このため、UEは、従来の試行錯誤的な手法の使用ならびに/またはネットワークの能力および/もしくはネットワークによって許可/拒否されるアクセス手法/インターフェースに関する情報を要求するためのUEと利用可能な各ネットワークとの間の余分なメッセージのやり取りの必要なく、初期登録要求等のメッセージを特定のネットワークまたは利用可能なネットワークのリストの部分集合に送信して、登録またはサービスの要求を行うことができる。また、これによりUEは、より迅速に要求ネットワークからの登録承認メッセージを受信可能となり得る。UEがアクセスを要求したネットワークがアクセスを拒絶する可能性は低いためである。UEは、ネットワークへのアクセス、提供サービスの受信、メッセージの送信、パケットのアップロード/ダウンロード等に要する時間を短縮できるように、時間の経過に応じて、ネットワーク能力情報を含むネットワークエントリのインデックスの更新および改善を継続可能である。
【0459】
このため、本明細書においては、UEに関するネットワーク能力を管理する手法を記載する。実施形態に係るUEは、さまざまなアクセスモードが有効化/無効化されるネットワークのエントリインデックスを含む加入者データと、各ネットワーク/アクセスモード組み合わせ用のカウンタと、を保持するようにしてもよい。ネットワークへのアクセスを要求した後、UEは、ネットワークが特定のアクセスモードを許可しない旨の非完全性保護拒絶メッセージを受信し得る。アクセス拒絶の原因に基づいて、UEは、ネットワークに対する特定のアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、ネットワーク/アクセスモード組み合わせと関連付けられたカウンタをインクリメントすることができる。タイマーが期限となった際、UEは、カウンタ値が閾値を下回る場合に、ネットワークに対する特定のアクセスモードを再有効化するか、または、カウンタ値が閾値以上の場合に、ネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを除去する。このため、本明細書においては、プライベートネットワークにおいてデバイスネットワーク能力を管理するための例示的な実施形態に係る方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。
【0460】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を含み得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0461】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0462】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、手段と、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持する手段と、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持する手段と、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントする手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含める手段と、を備え得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0463】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、エントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。いくつかの実施形態において、特定のネットワークアクセスモードは、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態において、非完全性保護拒絶メッセージは、特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のネットワークは、PLMNとともに配備されたNPNを含み、ユーザ機器は、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データのリストは、PLMNのリストを含む。いくつかの実施形態において、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタに対する所定の閾値は、実装によって決まるとともに、特定のネットワークアクセスモードおよび非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される指標に固有である。
【0464】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストに含めるか、あるいは、特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を含み得る。
【0465】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、タイマーが期限となった際、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0466】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、手段と、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持する手段と、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化する手段と、タイマーが期限となった際、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含める手段と、を備え得る。
【0467】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示すリクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられるエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、タイマーが期限となった際、リクエストの送信に用いられるエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0468】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去することと、を含み得る。
【0469】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去することと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0470】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持する手段であり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、手段と、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持する手段と、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントする手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去する手段と、を備え得る。
【0471】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データのリストが、1つまたは複数のネットワークアクセスモードが無効化されるネットワークのリストを含むエントリインデックスを含む、ことと、1つまたは複数のネットワークそれぞれに対して、1つまたは複数のネットワークアクセスモードによるアクセス試行の1つまたは複数のカウンタを保持することと、1つまたは複数のネットワークのうちの特定のネットワークが1つまたは複数のネットワークアクセスモードのうちの特定のネットワークアクセスモード用に設定されていない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが受信された場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のネットワークと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を満たす場合に、特定のネットワークに対する特定のアクセスモードの各エントリインデックスを加入者データのリストから除去することと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0472】
いくつかの実施形態において、方法は、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、を含み得る。
【0473】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0474】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、ユーザ機器において1つまたは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集する手段と、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信する手段と、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信する手段と、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加する手段と、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加する手段と、を備え得る。
【0475】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、ユーザ機器において1つは複数のアクセスモードあるいは1つまたは複数のアクセスタイプが無効化されたネットワークのリストを編集することと、ユーザ機器からネットワークのネットワークエンティティへ、特定のアクセスモードにより特定のアクセスタイプについて、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージを送信することと、前記ネットワークエンティティから、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージに応答して、初期登録リクエストメッセージまたはサービスリクエストメッセージの拒絶の理由の指標を含む拒絶メッセージを受信することと、理由として、特定のアクセスモードがN1アクセスモードであり、ネットワークエンティティがN1アクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、理由として、特定のアクセスタイプが非トラステッドアクセスタイプであり、ネットワークが非トラステッドアクセス用に設定されていない場合に、拒絶メッセージがネットワークエンティティから受信された回数を決定し、回数が閾値を満たす場合に、ネットワークと関連付けられた特定のアクセスタイプのエントリをネットワークの前記リストに追加することと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0476】
いくつかの実施形態において、方法は、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信することであり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を含み得る。
【0477】
いくつかの実施形態において、装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、を備え、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードが、少なくとも1つのプロセッサによって、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信することであり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも当該装置に実行させるように構成され得る。
【0478】
いくつかの実施形態において、装置は、プロセッサもしくは処理回路ならびにコンピュータプログラムコードを格納したメモリ等、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出す手段であり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、手段と、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設ける手段と、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出す手段と、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信する手段であり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、手段と、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントする手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化する手段と、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含める手段と、を備え得る。
【0479】
いくつかの実施形態において、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のネットワークと関連付けられたユーザ機器に関する加入者データのリストを読み出すことであり、加入者データのリストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信の追跡または特定のネットワークにより受信された拒絶の追跡を行うように動作可能な1つまたは複数のエントリを含む、ことと、1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを設けることと、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるように動作可能なエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを読み出すことと、特定のネットワークおよび特定のネットワークアクセスモードと関連付けられた特定のエントリを用いることにより、リクエストを特定のネットワークに送信することであり、リクエストが、初期登録リクエストまたはサービスリクエストの一方を含む、ことと、リクエストの特定のネットワークへの送信に応答して、特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す非完全性保護拒絶メッセージが特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、特定のエントリと関連付けられた1つまたは複数のカウンタのうち、非完全性保護拒絶メッセージにおいて示される理由値と関連付けられた対応するカウンタをインクリメントすることと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリまたは特定のネットワークに対する特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、タイマーが期限となった際、1つまたは複数のカウンタのうちの対応するカウンタのカウンタ値が所定の閾値以上である場合に、リクエストの送信に用いられる特定のエントリのインデックスまたは特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスのリストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストに含めることと、を少なくとも実行するコンピュータ命令が格納された非一過性コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0480】
上記説明およびその関連する図面に提示の教示内容の利益を有するこれらの発明に関する技術分野の当業者であれば、本明細書に記載の本発明の多くの改良および他の実施形態が想到されるであろう。したがって、本発明は、開示の特定の実施形態に限定されるものではなく、改良および他の実施形態が添付の特許請求の範囲に含まれることが了解されるものとする。さらに、上記説明およびその関連する図面は、要素および/または機能の特定の例示的な組み合わせの背景において例示的な実施形態を記述しているものの、当然のことながら、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、要素および/または機能の異なる組み合わせが代替実施形態により提供され得る。この点、たとえば、上記明示したものと異なる要素および/または機能の組み合わせについても、添付の特許請求の範囲の一部に記載され得ると考えられる。本明細書においては、特定の用語を採用しているが、これらは、一般的かつ説明的な意味で使用しているに過ぎず、何ら限定を目的としたものではない。本開示に引用の如何なる出願物、公開物、技術文献等も、そのすべての内容を本明細書に援用する。
【0481】
本明細書に記載の実施形態は、詳細に図示および説明したが、形態および詳細の種々変更が可能であることが了解される。別段の指定のない限り、図示の実施形態は、特定の実施形態の種々詳細の例示的な特徴を提供するものとして了解され得るため、別段の指定のない限り、図示の特徴、構成要素、モジュール、および/または態様は、開示のシステムまたは方法から逸脱することなく、それ以外の組み合わせ、分離、相互交換、および/または再配置が可能である。また、構成要素の形状およびサイズも例示であり、別段の指定のない限り、本開示の例示的なシステム、装置、または方法の範囲に影響を及ぼすことなく変更可能である。
【0482】
本明細書における使用の通り、用語「およそ(about)」および「約(approximately)」は一般的に、記載値の±10%を意味する。たとえば、およそ250μmは、225μm~275μmを含むことになり、約1,000μmは、900μm~1,100μmを含むことになる。
【0483】
本明細書においては、電気通信、ネットワーク工学、電気工学、コンピュータ科学、およびソフトウェア工学の分野における従来の用語を使用している。これらの用語は、当技術分野において知られており、便宜上、非限定的な一例としてのみ与えられている。したがって、特許請求の範囲における対応する用語の解釈は、別段の定めのない限り、如何なる特定の定義にも限定されない。このため、特許請求の範囲に使用の用語は、最も広く合理的に解釈されるものとする。
【0484】
本明細書においては、特定の実施形態を図示および説明したが、当業者には当然のことながら、同じ目的を達成するために適応された如何なる構成も図示の特定の実施形態に代替可能である。当業者には、多くの適応が明らかとなるであろう。したがって、本願は、あらゆる適応または変更を網羅することが意図される。
【0485】
上記詳細な説明には、当該詳細な説明の一部を構成する添付の図面に対する言及を含む。図面は、実施可能な特定の実施形態を一例として示している。本明細書においては、これらの実施形態を「例」とも称する。このような例には、図示または記載以外の付加的な要素を含み得る。ただし、本発明者は、図示または記載の要素のみが提供される例も想定する。さらに、本発明者は、本明細書に図示または記載の特定の例(または、その1つもしくは複数の態様)あるいは他の例(または、その1つもしくは複数の態様)に対して、図示または記載の要素の任意の組み合わせまたは順列を使用した例(または、その1つもしくは複数の態様)も想定する。
【0486】
本明細書において言及するすべての公開物、技術文献、特許、および特許文献は、個別の援用のように、すべての内容を本明細書に援用する。本明細書と援用する任意の文献との間に用法の矛盾がある場合、援用文献の用法は、本明細書の用法を補足するものと考えられ、調整不可能な矛盾がある場合は、本明細書の用法が優先される。
【0487】
本明細書において、用語「a」または「an」は、特許文献において一般的であるように、「少なくとも1つ(at least one)」または「1つまたは複数(one or more)」のその他任意の事例または用法とは無関係に、1つまたは2つ以上を含むものとして使用している。本明細書において、用語「または(or)」は、非排他性を表す、すなわち、別段の指定のない限り、「AまたはB(A or B)」が「AであるがBではない(A but not B)」、「BであるがAではない(B but not A)」、ならびに「AおよびB(A and B)」を含むように使用している。本明細書において、用語「含む(including)」および「in which」はそれぞれ、用語「備える(comprising)」および「wherein」の平易な英語表記として使用している。また、以下の特許請求の範囲において、用語「含む(including)」および「備える(comprising)」は、オープンエンドである。すなわち、請求項において、このような用語の後ろに記載された以外の要素を含むシステム、デバイス、物品、またはプロセスについても、依然として当該請求項の範囲に含まれるものと見なされる。さらに、以下の特許請求の範囲において、用語「第1(first)」、「第2(second)」、「第3(third)」等は、標識として使用しているに過ぎず、それぞれの対象物に数値的な要件を課す意図はない。
【0488】
上記説明は、例示を意図したものであって、何ら限定的なものではない。たとえば、上述の例(または、その1つもしくは複数の態様)は、互いに組み合わせて用いられるようになっていてもよい。当業者による上記説明の精査等に際して、他の実施形態が用いられるようになっていてもよい。要約書は、米連邦規則法典第37巻§1.72(b)に準拠し、読者が技術的開示内容の本質を迅速に把握できるように提供している。また、特許請求の範囲または意味の解釈または限定に使用されないことを理解した上で提出したものである。
【0489】
上記詳細な説明においては、さまざまな特徴が一体的にグループ化されることにより、本開示を簡素化していてもよい。これは、請求されていない開示の特徴が如何なる請求項にも必須であることを意図するものと解釈されるべきではない。むしろ、本発明に係る主題は、開示の特定の一実施形態のすべての特徴ではなく、それよりも少ない特徴に存し得る。したがって、以下の特許請求の範囲は、詳細な説明に援用しており、各請求項はそれ自体で別個の実施形態として成立する。このような実施形態は、さまざまな組み合わせまたは順列にて互いに結合可能と考えられる。実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲の権利が及ぶ同等物の全範囲と併せて、特許請求の範囲を参照しつつ決定されるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2022-10-14
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記エントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を含む方法。
【請求項2】
前記特定のネットワークアクセスモードが、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数のネットワークが、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記非完全性保護拒絶メッセージが、前記特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または前記特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数のネットワークが、PLMNとともに配備されたNPNを含み、前記ユーザ機器が、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データの前記リストが、PLMNのリストを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタに対する前記所定の閾値が、実装によって決まるとともに、前記特定のネットワークアクセスモードおよび前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される前記指標に固有である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサによって、
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記エントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも当該装置に実行させるように構成された、装置。
【請求項8】
前記特定のネットワークアクセスモードが、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記1つまたは複数のネットワークが、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の装置。
【請求項10】
前記非完全性保護拒絶メッセージが、前記特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または前記特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記1つまたは複数のネットワークが、PLMNとともに配備されたNPNを含み、前記ユーザ機器が、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データの前記リストが、PLMNのリストを含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタに対する前記所定の閾値が、実装によって決まるとともに、前記特定のネットワークアクセスモードおよび前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される前記指標に固有である、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
前記1つまたは複数のエントリそれぞれに対して、1つまたは複数のカウンタを保持することと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する非完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化し、タイマーを開始し、前記エントリと関連付けられた前記1つまたは複数のカウンタのうちの1つのカウンタをインクリメントすることと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタのカウンタ値が所定の閾値を下回る場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを再有効化することと、
前記タイマーが期限となった際、前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタの前記カウンタ値が前記所定の閾値を満たす場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストあるいは1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも実行するコンピュータ命
令を含むコンピュータプログラ
ム。
【請求項14】
前記特定のネットワークアクセスモードが、トラステッドネットワークアクセスモード、非トラステッドネットワークアクセスモード、または非アクセス層インターフェースもしくはプロトコルのうちの1つを含む、請求項
13に記載のコンピュータプログラ
ム。
【請求項15】
前記1つまたは複数のネットワークが、非パブリックネットワーク(NPN)、プライベートネットワーク、スタンドアロン非パブリックネットワーク(SNPN)、パブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)とともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、共有無線アクセスネットワークおよび共有制御プレーンを使用するパブリックネットワークとともに配備されたNPN、パブリックネットワークにおいて配備されたNPN、またはPLMNにおいて配備されたNPNのうちの少なくとも1つを含む、請求項
13に記載のコンピュータプログラ
ム。
【請求項16】
前記非完全性保護拒絶メッセージが、前記特定のネットワークに対してN1モードが許可されていない旨の指標または前記特定のネットワークに対して非トラステッドネットワークアクセスモードが許可されていない旨の指標を含む、請求項
14に記載のコンピュータプログラ
ム。
【請求項17】
前記1つまたは複数のネットワークが、PLMNとともに配備されたNPNを含み、前記ユーザ機器が、PLMNアクセスモードにて配備され、加入者データの前記リストが、PLMNのリストを含む、請求項
15に記載のコンピュータプログラ
ム。
【請求項18】
前記1つまたは複数のカウンタのうちの前記1つのカウンタに対する前記所定の閾値が、実装によって決まるとともに、前記特定のネットワークアクセスモードおよび前記非完全性保護拒絶メッセージにおいて受信される前記指標に固有である、請求項
16に記載のコンピュータプログラ
ム。
【請求項19】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、
リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストに含めるか、あるいは、前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を含む方法。
【請求項20】
少なくとも1つのプロセッサと、
コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
を備えた装置であって、
前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサによって、
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、
リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストに含めるか、あるいは、前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも当該装置に実行させるように構成された、装置。
【請求項21】
ユーザ機器に関して、1つまたは複数のネットワークに対する加入者データのリストを保持することであり、加入者データの前記リストが、エントリインデックスまたはネットワーク識別情報をそれぞれ含み、特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられる1つまたは複数のエントリを含む、ことと、
特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークへのリクエストの送信に用いられるエントリの1つまたは複数のエントリインデックスのリスト、あるいは、前記特定のネットワークアクセスモードを許可しない特定のネットワークの1つまたは複数のネットワーク識別情報のリストを保持することと、
前記特定のネットワークが特定のネットワークアクセスモードを許可しない旨を示す前記リクエストに対する完全性保護拒絶メッセージが前記特定のネットワークから受信された場合に、リクエストの送信に用いられる前記エントリまたは前記特定のネットワークに対する前記特定のネットワークアクセスモードを無効化することと、
リクエストの送信に用いられる前記エントリのインデックスまたは前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のエントリインデックスの前記リストに含めるか、あるいは、前記特定のネットワークの識別情報を1つまたは複数のネットワーク識別情報の前記リストに含めることと、
を少なくとも実行するコンピュータ命
令を含むコンピュータプログラ
ム。
【国際調査報告】