(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-04
(54)【発明の名称】制御情報を送受信するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/232 20230101AFI20230328BHJP
H04W 28/04 20090101ALI20230328BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W28/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022549010
(86)(22)【出願日】2020-11-26
(85)【翻訳文提出日】2022-08-12
(86)【国際出願番号】 CN2020131900
(87)【国際公開番号】W WO2021159809
(87)【国際公開日】2021-08-19
(31)【優先権主張番号】202010093292.3
(32)【優先日】2020-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ ▲シン▼
(72)【発明者】
【氏名】高 雪媛
(72)【発明者】
【氏名】王 蒙▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】高 秋彬
(72)【発明者】
【氏名】王 磊
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH27
(57)【要約】
本発明の実施形態は、制御情報を送受信するための方法および装置を開示する。本発明の実施形態では、基地局は、DCIの繰り返し伝送を実行することを決定する。前記基地局は、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上で前記DCIを繰り返し載せて送信し、ブロッキングまたは干渉によりDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの一部が正常に検出できない場合、端末は残りのPDCCHを検出してDCIを取得できるため、DCI送信の信頼性が向上する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御情報を送信するための方法であって、
基地局は、ダウンリンク制御情報(DCI)の繰り返し伝送を実行することを決定するステップと、
前記基地局は、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で前記DCIを繰り返し載せて送信することを特徴とする、制御情報を送信するための方法。
【請求項2】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものであり、前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項3】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用されることを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項4】
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項3に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項5】
前記基地局は、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項6】
前記基地局は、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に送信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項7】
前記基地局は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項8】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項9】
制御情報を送受信するための方法であって、
端末基地局からダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で繰り返し運ばれることを特徴とする、制御情報を送信するための方法。
【請求項10】
前記端末が前記DCIを検出できない場合、前記DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信し、さもないと、前記端末は、
前記他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCI受信をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のための同じおよび/または合意された関係および/または指定された集約レベルを持つPDCCH候補の検出をあきらめることとのうちの少なくとも1つを実行することを特徴とする、請求項9に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項11】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものであり、前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項9に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項12】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用されることを特徴とする、請求項9に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項13】
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項12に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項14】
前記端末は、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信することは、
前記端末は、少なくとも前記伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出することを含むことを特徴とする、請求項9に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項15】
前記端末は、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信するステップは、
前記端末は、少なくとも伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールおよび前記構成パラメータに従い、伝送リソース間の関連付け関係を決定し、
前記端末は、前記関連付け関係に従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出するステップを含むことを特徴とする、請求項9に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項16】
前記端末は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つで基地局と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項9に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項17】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項14から請求項16のいずれか1項に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項18】
基地局であって、
ダウンリンク制御情報(DCI)の繰り返し伝送を実行することを決定するように構成された処理モジュールと、
DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で前記DCIを繰り返し運ぶ送信モジュールとを含むことを特徴とする、基地局。
【請求項19】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものである。前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項18に記載の基地局。
【請求項20】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用されることを特徴とする、請求項18に記載の基地局。
【請求項21】
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項20に記載の基地局。
【請求項22】
基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項18に記載の基地局。
【請求項23】
基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項18に記載の基地局。
【請求項24】
前記基地局は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項18に記載の基地局。
【請求項25】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項22から請求項24のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項26】
端末であって、
基地局からダウンリンク制御情報(DCI)を受信するように構成された受信モジュールを含み、
前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で繰り返し運ばれることを特徴とする、端末。
【請求項27】
前記端末が前記DCIを検出できない場合、前記DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信し、さもないと、
前記他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCI受信をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のための同じおよび/または合意された関係および/または指定された集約レベルを持つPDCCH候補の検出をあきらめることとのうちの少なくとも1つを実行するように構成された、処理モジュールをさらに含むことを特徴とする、請求項26に記載の端末。
【請求項28】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものであり、前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項26に記載の端末。
【請求項29】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用されることを特徴とする、請求項26に記載の端末。
【請求項30】
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項29に記載の端末。
【請求項31】
端末によって実行される操作は、さらに、
上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信することは、
前記端末は、少なくとも前記伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出することを含むことを特徴とする、請求項26に記載の端末。
【請求項32】
端末によって実行される操作は、さらに、
上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信することは、
少なくとも伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールおよび前記構成パラメータに従い、伝送リソース間の関連付け関係を決定し、
前記関連付け関係に従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出することを含むことを特徴とする、請求項26に記載の端末。
【請求項33】
前記端末は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つで基地局と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項26に記載の端末。
【請求項34】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項31から請求項33のいずれか1項に記載の端末。
【請求項35】
基地局であって、
プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を保存するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取って、
ダウンリンク制御情報(DCI)の繰り返し伝送を実行することを決定し、
DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で前記DCIを繰り返しのせて送信することを特徴とする、基地局。
【請求項36】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものである。前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項35に記載の基地局。
【請求項37】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用されることを特徴とする、請求項35に記載の基地局。
【請求項38】
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項37に記載の基地局。
【請求項39】
前記プロセッサは、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項35に記載の基地局。
【請求項40】
前記プロセッサは、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項35に記載の基地局。
【請求項41】
前記基地局は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項35に記載の基地局。
【請求項42】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項39から請求項41のいずれか1項に記載の基地局。
【請求項43】
端末であって、
プロセッサ、メモリおよび送受信機を含み、
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を保存するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取って、
基地局からダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で繰り返し運ばれることを特徴とする、端末。
【請求項44】
前記DCIの検出が失敗した場合、前記DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信し、さもないと、
前記他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCI受信をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のための同じおよび/または合意された関係および/または指定された集約レベルを持つPDCCH候補の検出をあきらめることとのうちの少なくとも1つを実行することを特徴とする、請求項43に記載の端末。
【請求項45】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものである。前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項43に記載の端末。
【請求項46】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用され、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信することは、
少なくとも受信されたDCIに含まれる前記繰り返し伝送リソース表示情報に従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出することを含むことを特徴とする、請求項43に記載の端末。
【請求項47】
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項46に記載の端末。
【請求項48】
上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信することは、
少なくとも前記伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出することを含むことを特徴とする、請求項43に記載の端末。
【請求項49】
上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信することは、
少なくとも伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールおよび前記構成パラメータに従い、伝送リソース間の関連付け関係を決定し、
前記関連付け関係に従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出することを含むことを特徴とする、請求項43に記載の端末。
【請求項50】
前記端末は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つで基地局と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項43に記載の端末。
【請求項51】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項47から請求項50のいずれか1項に記載の端末。
【請求項52】
コンピュータに請求項1から請求項8のいずれか1項の方法を実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体
【請求項53】
コンピュータに請求項9から請求項17のいずれか1項の方法を実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年02月14日に中国特許局に提出し、出願番号が202010093292.3であり、発明名称が「制御情報を送受信するための方法および装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
【0002】
本発明は、通信技術分野に関し、特に制御情報を送受信するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
NR(New Ratio,新無線)システムでは、セルエッジカバレッジを改善し、サービスエリア内でよりバランスの取れたサービス品質を提供するために、マルチポイント協調は重要な技術的手段である。ネットワーク形態の観点から、多数の分散送受信ポイントと集中型ベースバンド処理を備えたネットワーク展開は、バランスの取れたユーザーエクスペリエンス率を提供し、セルを越えたハンドオーバーによって引き起こされる遅延とシグナリングオーバーヘッドを大幅に削減します。周波数帯域の増加に伴い、ネットワークカバレッジを確保する観点からも、送受信ポイントを比較的密に配置する必要がある。高周波帯域では、アクティブアンテナ機器の集積度が高くなるため、モジュラーアクティブアンテナアレイを使用する傾向が強くなる。送信ポイントと受信ポイントの各アンテナアレイは、いくつかの比較的独立したアンテナパネルに分割できるため。アンテナパネルがないため、配布シナリオやサービス要件に応じてアレイ全体の形状やポート数を柔軟に調整できる。アンテナパネルや送受信ポイントを光で接続することで、より柔軟な分散配布が可能である。
【0004】
ミリ波帯では、波長が短くなると、人体や車両などの障害物による遮断効果が顕著になるため、遮断効果を低減して制御情報伝送の信頼性を高める方法は、現在解決すべき緊急の問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態は、制御情報伝送の信頼性を高めるために、制御情報を送受信するための方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様では、本発明の実施形態によって提供される制御情報を送信するための方法は、
基地局は、ダウンリンク制御情報(Downlink Control Information,DCI)の繰り返し伝送を実行することを決定するステップと、
前記基地局は、前記DCIをDCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel ,PDCCH)に重複に載せてDCIを送信するステップとを含む。
【0007】
選択的に、少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセット(Control Resource Set,CORESET)のN個のPDCCH候補からのものであり、前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、伝送構成インジケータ状態(Transmission Configuration Indicator state,TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数である。
【0008】
選択的に、前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用される。
【0009】
選択的に、前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態、
他のPDCCHが属するPDCCH候補、
他のPDCCHが属するサーチスペース(Search Space,SS)、
他のPDCCHが属するCORESET、
他のPDCCHの集約レベル。
【0010】
選択的に、前記方法は、前記基地局は、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送するステップをさらに含み、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含む。
【0011】
選択的に、前記方法は、前記基地局は、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に送信するステップをさらに含み、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含む。
【0012】
選択的に、前記基地局は、以下のうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
伝送リソース間の関連付け関係、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルール、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータ、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含む。
【0013】
選択的に、前記少なくとも1種類の関連付け関係は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係。
【0014】
第2の態様では、本発明の実施形態によって提供される制御情報を送受信するための方法は、
【0015】
端末は、基地局からDCIを受信し、前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上で繰り返し運ばれるステップをさらに含む。
【0016】
選択的に、さらに、
前記端末が前記DCIを検出できない場合、前記DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信し、さもないと、前記端末は、次の少なくとも1つを実行し、
前記他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCI受信をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のための同じおよび/または合意された関係および/または指定された集約レベルを持つPDCCH候補の検出をあきらめる。
【0017】
選択的に、少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つのCORESETのN個のPDCCH候補からのものであり、前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、TCI stateに対応し、前記Nは1より大きい整数である。
【0018】
選択的に、前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用される。
【0019】
選択的に、前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態、
他のPDCCHが属するPDCCH候補、
他のPDCCHが属するサーチスペース、
他のPDCCHが属するCORESET、
他のPDCCHの集約レベル。
【0020】
選択的に、さらに、
前記端末は、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
【0021】
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信するステップは、
前記端末は、少なくとも前記伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出するステップを含む。
【0022】
選択的に、さらに、
前記端末は、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信するステップは、
前記端末は、少なくとも伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールおよび前記構成パラメータに従い、伝送リソース間の関連付け関係を決定するステップと、
前記端末は、前記関連付け関係に従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出するステップとを含む。
【0023】
選択的に、前記端末は、以下のうちの少なくとも1つで基地局と事前に合意し、
伝送リソース間の関連付け関係、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルール、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータ、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含む。
【0024】
選択的に、前記少なくとも1種類の関連付け関係は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係。
【0025】
第3の態様では、本発明の実施形態によって提供される基地局は、
DCIの繰り返し伝送を実行することを決定するように構成される処理モジュールと、
DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上で前記DCIを繰り返し載せて送信するように構成される送信モジュールとを含む。
【0026】
第4の態様では、本発明の実施形態によって提供される端末は、基地局からDCIを受信するように構成された受信モジュールを含む。
【0027】
前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上で繰り返し運ばれる。
【0028】
第5の態様では、本発明の実施形態によって提供される基地局は、プロセッサ、メモリ、および送受信機を含む。
【0029】
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成され、
前記メモリは、コンピュータ命令を保存するように構成され、
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取り、第1の態様のいずれかの方法を実行するように構成されている。
【0030】
第6の態様では、本発明の実施形態によって提供される端末は、プロセッサ、メモリ、および送受信機を含む。
【0031】
前記送受信機は、プロセッサの制御下でデータを送受信するように構成される。
前記メモリは、コンピュータ命令を保存するように構成される。
前記プロセッサは、前記コンピュータ命令を読み取り、第2の態様のいずれかの方法を実行するように構成されている。
【0032】
第7の態様では、本発明の実施形態は、記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに第1の態様のいずれか1つに従って方法を実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納する。
【0033】
第8の態様では、本発明の一実施形態は、記憶媒体を提供し、ここで、コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに第2の態様のいずれか1つに従って方法を実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納する。
【発明の効果】
【0034】
本発明の上記実施形態において、DCIを繰り返し送信して繰り返し送信を実行するために使用される少なくとも2つのPDCCH上でDCIを繰り返し運び、DCI送信の信頼性を改善する。
【0035】
本発明に係る実施例や従来の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例を説明するために必要な図面をについて簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本発明に係る実施例の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図1】本発明の実施形態によって提供され、基地局側に実施される制御情報を送受信するための方法のフローチャートを例示的に示す。
【
図2A】本発明の実施形態によるCORESET構成の概略図を例示的に示す。
【
図2B】本発明の実施形態による、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の構成関係の概略図を例示的に示す。
【
図3】本発明の実施形態による、端末側に実施された制御情報を送受信するための方法のフローチャートを例示的に示す。
【
図4】本発明の実施形態による基地局の構造概略図を例示的に示す。
【
図5】本発明の実施形態による端末の構造概略図を例示的に示す。
【
図6】本発明の実施形態による基地局の構造概略図を例示的に示す。
【
図7】本発明の実施形態による端末の構造概略図を例示的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0037】
本発明に係る実施例や従来の技術方案をより明確に説明するために、以下に実施例を説明するために必要な図面をについて簡単に紹介する。無論、以下の説明における図面は本発明に係る実施例の一部であり、当業者は、創造性作業を行わないことを前提として、これらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【0038】
本発明の実施形態における「複数性」は、2つ以上を指す。
【0039】
本発明の実施形態における「端末」は、ユーザ機器(user equipment,UE)、モバイルステーション(mobile station,MS)、モバイル端末(mobile terminal,MT)などとも呼ばれ、音声および/またはデータ接続を提供するためのデバイスであり、例えば、無線接続機能を備えたハンドヘルドデバイス、車載デバイスなど、ユーザに提供する。現在、端末の例としては、携帯電話(mobile phone)、タブレット、ラップトップ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device,MID)、ウェアラブルデバイス、バーチャルリアリティ(virtual reality,VR)デバイス、拡張現実(augmented reality,AR)機器、産業用制御(industrial control)のワイヤレス端末、自動運転(self driving)のワイヤレス端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)のワイヤレス端末、スマートグリッド(smart city)のワイヤレス端末、輸送の安全性(transportation safety)、スマートシティのワイヤレス(smart home)端末、スマートホームのワイヤレス端末などがある。
【0040】
本発明の実施形態における「基地局」は、無線アクセスネットワーク(wireless access network,RAN)ノードまたは基地局であり得る。RANは、端末を無線ネットワークに接続するネットワーク内の一部である。RANノード(またはデバイス)は、無線アクセスネットワーク内のノード(またはデバイス)であり、基地局と呼ばれることもある。現在、RANノードの例としては、gNB、送受信ポイント(transmission reception point,TRP)、進化したノードB(evolved Node B,eNB)、無線ネットワークコントローラー(radio network controller,RNC)、ノードB(Node B,NB)、基地局コントローラー(base station controller,BSC)、基地局(base transceiver station, BTS)、ホーム基地局(たとえば、home evolved NodeBまたはhome Node B,HNB)、ベースバンドユニット(base band unit,BBU)、またはワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity,Wifi)アクセスポイント(access point,AP)などがある。さらに、ネットワーク構造において、RANは、集中型ユニット(centralized unit,CU)ノードおよび分散型ユニット(distributed unit,DU)ノードを含み得る。
【0041】
NRシステムにおいて、ダウンリンク制御情報の伝送は、制御リソースセット(control resource set,CORESET)、サーチスペース(search space,SS)、物理的ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)候補、制御チャネル要素(control channel element,CCE)などの概念を含む。ここで、CORESETは、使用可能なPDCCHタイムドメインリソースのサイズ(PDCCHが占めるシンボルの数など)と周波数ドメインの場所(PDCCHが占める周波数帯域など)を決定する。サーチスペースには、1つまたは3つ以上のCORESETを含めることができる。サーチスペースは、PDCCHの開始シンボルのシリアル番号とPDCCHの監視期間を定義できる。各サーチスペースは、同じまたは異なる集約レベルのPDCCH候補のグループで構成される。CCEは、PDCCH送信の基本的な論理リソースである。ここで、1つのPDCCH送信によって占有されるCCEの数は集約レベルに対応する。つまり、異なる集約レベルに含まれるCCEの数は異なる。
【0042】
図1は、本発明の実施形態による制御情報を送信するための方法のフローチャートを例示的に示している。このプロセスは、以下のステップを含む。
【0043】
S101:基地局は、DCIの繰り返し伝送を実行することを決定する。
【0044】
このステップでは、基地局は、DCIの繰り返し伝送を実行するかどうか、または必要に応じてDCIの繰り返し伝送を実行するかどうかを決定するかどうかを事前に合意または構成することができる(例えば、高層シグナリングを介して)。DCIを繰り返し伝送する必要がある場合、本発明の実施形態では、以下のプロセスに従って繰り返し伝送を行う。それ以外の場合は、従来の方法でDCI伝送を行う。
【0045】
任意選択で、チャネル検出状況に応じて、DCIを繰り返し伝送する必要があるかどうかを決定することができる(例えば、チャネル品質が悪いことが検出された場合、DCIはDCIを繰り返し伝送する必要があると決定される)。上記は、DCIを繰り返し伝送する必要があるかどうかのいくつかの可能性を例示するだけであり、本発明の実施形態は、DCIを繰り返し伝送するかどうかを決定する方法やポリシーを制限しない。
【0046】
S102:基地局は、DCIを送信するためにDCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上でDCIを繰り返し載せて送信する。
【0047】
このステップでは、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、事前に合意または構成され得る。基地局がDCI繰り返し伝送を実行するとき、DCIを繰り返し伝送するために使用されるすべてまたは一部のPDCCHが使用され得る。
【0048】
DCIを繰り返し伝送するために基地局によって使用される少なくとも2つのPDCCHは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのCORESETのサーチスペース内のN個(前記Nは1より大きい整数)のPDCCH候補から来得る。N個のPDCCH候補のそれぞれは、伝送構成インジケータ状態(transmission configuration indicator state,TCI state)に対応する。1つのTCI状態は1つのTRPまたはTRPの1つのアンテナパネルに対応するため、同じDCIを少なくとも2つのTRPまたは少なくとも2つのTRPを介して繰り返し伝送できる。同じDCIを同じ、または少なくとも1つの第1のTRPと少なくとも第2のTPR上のTRPのアンテナパネル(第1のTRPと第2のTRPが異なるTRPである場合)を介して繰り返し伝送できる。
【0049】
図2Aおよび
図2Bは、本発明の実施形態による伝送リソース間の構成関係の概略図を例示的に示している。ネットワーク側は、N1(N1は1以上の整数である)個のCORESETをそれぞれ構成する。CORESETには独自のTCI状態があり、CORESETは、使用可能なPDCCHタイムドメインリソースのサイズ(PDCCHが占有するシンボルの数など)と周波数ドメインの場所(PDCCHが占有する周波数帯域など)を決定する。
図2A例示的に、CORESET構成を示し、ここで、2つのCORESET 1およびCORESET 2がネットワーク側に構成され、CORESET 1は、TCI状態1に対応し、CORESET 2は、TCI状態2に対応する。
【0050】
DCIに伝送リソースを割り当てるとき、ネットワーク側は、サーチスペースおよびPDCCH候補を構成し、その結果、少なくとも1つのサーチスペース内の少なくとも1つのPDCCH候補は、1つまたは複数のTCI状態に対応する。基地局は、DCIの繰り返し伝送のためのCORESETを関連付けて、DCIの繰り返し伝送のためのCORESETは、各CORESETから少なくとも1つのサーチスペースを関連付け関係で選択し、これらのサーチスペースを関連付けて、より大きなサーチスペースに集約する。集約によって形成された上記のサーチスペースでは、異なるCORESETのサーチスペースからのPDCCH候補を、より高い集約レベルのPDCCH候補に集約し、DCIはこれらのPDCCH候補のPDCCH上で繰り返し伝送される。
図2Bは、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の構成関係を例示的に示す。CORESET 1のPDCCH候補1およびCORESET2のPDCCH候補1とPDCCH候補2がDCIの繰り返し伝送に使用される。CORESET1のPDCCH候補1のサーチスペースとCORESET2のPDCCH候補2のサーチスペースは、より大きなサーチスペース1に集約され、このサーチスペース1のPDCCH候補はより高い集約レベルを持つPDCCH候補に集約される。
【0051】
本発明の実施形態では、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースの上記構成情報(関連関係情報)を様々な方法で端末に知らせることができるため、端末はDCIの繰り返し伝送のための伝送リソースに基づいて、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを取得するため、PDCCHブラインドを実行することができる。
【0052】
本発明のいくつかの実施形態では、基地局は、以下の動作をさらに実行することができる:DCIの繰り返し伝送のための少なくとも1つのPDCCHによって送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報を追加し、繰り返し伝送リソース表示情報を介してDCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを端末に通知する。これにより、端末は、繰り返し伝送リソース表示情報に従って、対応する伝送リソースに対してPDCCHブラインド検出を実行することができる。
【0053】
基地局は、繰り返し伝送されるすべてのDCIに繰り返し伝送リソース表示情報を追加することができ、またはいくつかの送信されたDCIに繰り返し伝送リソース表示情報を追加することができ、例えば、送信した最初のKへの表示情報(Kは1以上の整数であり、Kの値はDCIの繰り返し伝送の数よりも小さい)DCIに繰り返し伝送リソースを追加することができる。
【0054】
ここで繰り返し伝送リソース表示情報は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH内の他のPDCCHを示すために使用され得る。例えば、基地局が、PDCCH1およびPDCCH2を介して同じDCIを繰り返し伝送する場合、繰り返し伝送リソース表示情報は、PDCCH 1で送信されるDCIに追加され、DCIが配置されているPDCCH(すなわち、PDCCH 1)以外のDCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH(すなわち、PDCCH 2)を示す。
繰り返し伝送リソース表示情報はまた、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH内の他のPDCCHの関連情報を示すために使用され得る。例えば、基地局がPDCCH 1およびPDCCHを介して同じDCIを繰り返し伝送する場合、繰り返し伝送リソース表示情報は、PDCCH1上で送信されるDCIに追加され、前記DCIが配置されているPDCCH(すなわち、PDCCH)以外のDCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH(すなわち、PDCCH2)の繰り返し伝送リソースを示すための関連情報を示す。
【0055】
選択的に、繰り返し伝送リソース表示情報によって示される他のPDCCHの関連情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0056】
(1)他のPDCCHが属するCORESETのTCI状態。たとえば、基地局がPDCCH1とPDCCH2を介して同じDCIを繰り返し伝送する場合、繰り返し伝送リソース表示情報は、送信されるDCIに追加され、PDCCH2が属するCORESETのTCI状態を示する。
【0057】
(2)他のPDCCHが属するPDCCH候補。たとえば、基地局がPDCCH1とPDCCH2を介して同じDCIを繰り返し伝送する場合、PDCCH1で送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報が追加され、PDCCH 2が属するPDCCH候補を示す。ここで、PDCCH 2が属するPDCCH候補は、PDCCH 1が属するPDCCH候補とは異なる。
【0058】
(3)他のPDCCHが属するサーチスペース。たとえば、基地局がPDCCH1とPDCCH2を介して同じDCIを繰り返し伝送する場合、PDCCH1上で送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報が追加され、PDCCH 2が属するサーチスペースを示す。ここで、PDCCH 2が属するサーチスペースは、PDCCH 1が属するサーチスペースとは異なる。
【0059】
(4)他のPDCCHが属するCORESET。たとえば、基地局がPDCCH1とPDCCH2を介して同じDCIを繰り返し伝送する場合、PDCCH1上で送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報が追加され、PDCCH 2が属するCORESETを示す。ここで、PDCCH 2が属するCORESETは、PDCCH1が属するCORESETとは異なる。
【0060】
(5)他のPDCCHの集約レベル。たとえば、基地局がPDCCH1とPDCCH2を介して同じDCIを繰り返し伝送する場合、繰り返し伝送リソース表示情報は、PDCCH1上で送信されるDCIに追加され、PDCCH 2が属するPDCCH候補の集約レベルを示すここで、PDCCH 2が属するPDCCH候補の集約レベルは、PDCCH 1が属するPDCCH候補の集約レベルと同じであっても異なっていてもよい。
本発明のいくつかの実施形態では、基地局は、以下の動作をさらに実行することができる:伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを上位層シグナリングを介して端末に送信する。端末は、繰り返し伝送リソース表示情報に従って、対応する伝送リソースに対してPDCCHブラインド検出を実行できる。
【0061】
選択的に、上記DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
【0062】
(1)DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係。たとえば、CORESET番号が奇数であるCORESETのTCI状態の関連付け関係がある、または、CORESET番号が偶数であるCORESETのTCI状態の関連付け関係がある。
【0063】
例えば、TCI状態1は、CORESET 1に関連付けられ、TCI状態2は、CORESET 2に関連付けられ、次いで、TCI状態1は、TCI状態2に関連付けられる(すなわち、TCI状態1とTCI状態2は関連付けがある)の関係は、TCI状態1に関連付けられたCORESET1とTCI状態2に関連付けられたCORESET2が、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースであることを示す。PDCCHブラインド検出を実行する場合、端末は、TCI状態1およびTCI状態2に関連付けられたCORESET2に基づいてPDCCHブラインド検出を実行できる。
【0064】
(2)DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連関係。例えば、サーチスペース内の最小または最大の番号を有するZ個のPDCCH候補は、関連付け関係を有し、ここで、Zは合意された値であるか、または構成値である。
【0065】
例えば、PDCCH候補1およびPDCCH候補2は、サーチスペースにおいて最大の番号を有する2つのPDCCH候補であり、PDCCH候補1は、PDCCH候補2に関連付けられている(すなわち、PDCCH候補1およびPDCCH候補2間に関連関係がある)は、PDCCH候補1およびPDCCH候補2がDCIの繰り返し伝送のための伝送リソースであることを示す。PDCCHブラインド検出を行う場合、端末は、PDCCH候補1およびPDCCH候補2に基づいてPDCCHブラインド検出を行うことができる。
【0066】
(3)DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係。例えば、CORESET番号が最小または最大のY個のサーチスペースは、関連付け関係を有し、ここで、Yは合意された値であるかまたは構成値である。
【0067】
例えば、サーチスペース1およびサーチスペース2は、最大のCORESET番号を含む2つのサーチスペースであり、サーチスペース1は、サーチスペース2に関連付けられており(すなわち、サーチスペース1とサーチスペース2の間に関連付け関係)、サーチスペース1とサーチスペース2がDCIの繰り返し伝送のための伝送リソースであることを示す。PDCCHブラインド検出を実行する場合、端末はサーチスペース1とサーチスペースに基づいてPDCCHブラインド検出を実行できる。
【0068】
(4)DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連関係。例えば、CORESET番号(Modx)=0であるCORESETは、関連付け関係を有する。ここで、xは、1より大きい整数である。
【0069】
(5)DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係。例えば、同じ集約レベルを有するPDCCHが関連付けられ、この集約レベルを有するPDCCHがDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHであることを示す。別の例では、指定された複数の関係を有する集約レベルを有するPDCCHが関連付けられ、指定された複数の関係を有する集約レベルを有するPDCCHが、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHであることを示す。
【0070】
上記の関連付け関係は、組み合わせて使用することもでき、すなわち、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係は、前述のいくつかの関連付け関係の組み合わせを含むことができる。
【0071】
上記伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールは、リソース展開およびリソース使用量に従って定義され得る。例えば、以下のルールが定義され得る:PDCCHが属するCORESET番号とパラメータのモジュロ演算後の余りが0のCORESETは、関連付け関係を有し、xは1より大きい整数である。パラメータxは、ネットワーク側で事前に合意または構成できる。別の例については、集約レベルが同じであるPDCCHは、関連付け関係を有し、または、指定された複数の関係を持つPDCCHは、関連付け関係を有する。
【0072】
本発明のいくつかの実施形態では、基地局は、以下の動作をさらに実行することができる:上位層シグナリングを介して、伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に送信する。端末は、前記繰り返し伝送リソース表示情報に従って、対応する伝送リソースに対してPDCCHブラインド検出を実行できる。
【0073】
ここで、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係の説明は、前述の実施形態と同じであり、ここでは繰り返さない。
【0074】
ここで、上記伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールの説明のために、前述の実施形態を参照することができる。当該ルールは、事前に合意され得るか、または基地局によって構成され得る(例えば、送信される)。たとえば、基地局と端末は、のモジュロ演算の結果がゼロであるCORESET番号を事前に合意し、対応するCORESETには関連付け関係を有し、つまり、これらのCORESETはDCIの繰り返し伝送のためのCORESETであり、基地局はパラメータxの値を上位層のシグナリングを介して端末に送信する。別の例では、基地局と端末は、集約レベルが同じであるPDCCHがDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHであることを合意する。基地局は、上位層の信号を介して集約レベルの値を端末に送信するが、または、基地局と端末は、特定の複数の関係を持つPDCCHが関連付け関係を有することに合意し、次に、基地局は、多重の値を端末に送信する。
【0075】
本発明のいくつかの実施形態では、DCIを端末に繰り返し伝送するために使用される伝送リソースを示すために、上記の方法のうちの2つ以上を組み合わせて使用することもできる。
【0076】
例えば、表示のためにDCIと組み合わせて事前合意された方法を使用する例では、基地局および端末は、集約レベル2のPDCCHが関連付け関係を有することに事前に合意する(すなわち、集約レベルが2のPDCCHは、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHである)。基地局は、繰り返し伝送されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報を追加し、当該表示情報は、他のPDCCHが属するCORESETのTCI状態を示す。上記の組み合わせ方式でDCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを含むDCIを受信する場合、端末は上記の繰り返し伝送リソース表示情報を含むDCIを受信した後、当該DCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示情報に従って、他のPDCCHが属するCORESETのTCI状態を決定する。さらに、事前に合意された集約レベルに従って、当該TCI状態に関連付けられたCORESETの集約レベルが2のPDCCHで同じDCIが送信されることを決定する。
【0077】
別の例として、表示のためにDCIと組み合わせて上位層シグナリング構成方法を使用する例では、基地局は、上位層シグナリングを介して、集約レベル2のPDCCHが関連付け関係を有することを示す(つまり、集約レベルが2のPDCCHは、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHである)。基地局は、繰り返し伝送されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報を追加する。この表示情報は、他のPDCCHが属するCORESETを示す。上記の組み合わせ方式を用いてDCIを端末に繰り返し伝送するための伝送リソースを示す場合、端末は、上記の繰り返し伝送リソース表示情報を含むDCIを受信した後、端末は、当該DCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示通知に従って、他のPDCCHが属するCORESETを決定できる。さらに、同じDCIが、上位層シグナリングによって構成された集約レベルに従って、TCI状態に関連付けられたCORESETの集約レベル2であるPDCCH上で送信されることを決定する。
【0078】
上記は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースが組み合わされた方法で端末に示されるいくつかの例を例示的に列挙するだけであり、これは本発明の実施形態に限定されないことに留意されたい。
【0079】
本発明の上記の実施形態では、同じDCIが、繰り返し伝送するために少なくとも2つのPDCCH上で繰り返し運ばれる。ブロッキングまたは干渉のためにDCIの繰り返し伝送のためのPDCCH内の端末によっていくつかのPDCCHが検出できない場合、端末は残りのPDCCHを検出してDCIを取得することもできるため、DCI送信の信頼性が向上する。
【0080】
本発明の実施形態では、端末側で、端末は、基地局によって送信されたDCIを受信し、ここで、DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上で繰り返し運ばれる。DCIの繰り返し伝送のための方法は、前述の実施形態で送信されたものと同じであり、ここでは繰り返さない。
【0081】
本発明の実施形態では、DCIを繰り返し伝送するかどうかは、事前に合意されるか、または上位層シグナリングを介して構成され得る。例えば、DCIの繰り返し伝送が、上位層シグナリングを介して構成される場合、端末は、本発明の実施形態で提供される方法に従ってDCIを取得するためにPDCCH検出を実行し、それ以外の場合、PDCCH検出は、従来の方法に従って実行される。
【0082】
端末は、DCIの繰り返し伝送のためのすべてのPDCCHを検出することができ、または現在のPDCCHを検出できない場合にのみ、DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCHを検出することができる。
【0083】
図3は、本発明の実施形態による、端末側で実施される制御情報を受信するための方法のフローチャートを例示的に示している。このプロセスは、以下のステップを含む。
S301:端末は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHを検出することによって基地局によって送信されたDCIを受信する。DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上に繰り返し載せられる。
【0084】
S302:端末がDCIの検出に失敗した場合は、S303に進み、それ以外の場合は、S304に進む。
【0085】
S303:端末は、DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCHで繰り返し伝送されたDCIを受信する。
【0086】
S304:端末は継続的な検出をあきらめる。
【0087】
選択的に、S304において、端末がDCIを検出できない場合、このステップは、以下のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0088】
他のPDCCH上で繰り返し伝送されたDCIの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のための同じおよび/または合意された関係および/または指定された集約レベルを持つPDCCH候補の検出をあきらめる。
【0089】
本発明のいくつかの実施形態では、端末は、DCIの繰り返し伝送に使用される伝送リソースを知ることができ、したがって、端末が、現在のPDCCHによって送信されるDCIを検出できない場合、端末は、当該DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースの検出(たとえば、他のPDCCH、他のPDCCH候補、他のCORESET、他のCORESETのTCI状態、他のサーチスペース、および他の集約レベル)を検出し続けることができ、および端末が現在のPDCCHによって送信されるDCIを正常に検出したとき、端末のオーバーヘッドを節約するために、当該DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースの検出を続けることをあきらめる。
【0090】
例えば、端末がDCIを正常に検出した場合、DCIを送信するPDCCH候補の取得された集約レベルは2であり、その後、端末は、集約レベルが2であるPDCCH候補に対応するCORESETまたはサーチスペースまたはこれらのPDCCH候補での検出をあきらめる。
【0091】
本発明の実施形態では、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースの構成方法に従って、端末は、対応する方法でDCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを知ることができる。ここで、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースの構成方法は、前述の実施形態を参照することができる。端末が、異なる方法でDCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを決定する場合を以下に簡単に説明する。
【0092】
本発明のいくつかの実施形態では、端末によって現在正常に検出されたDCIが繰り返し伝送リソース表示情報を含む場合、端末は、繰り返し伝送リソース表示情報に従い、DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCHまたは他のPDCCHの関連情報を決定することができるため、DCIの繰り返し伝送のための他の伝送リソースをけってし、他の伝送リソースに従ってPDCCHブラインド検出を実行して、繰り返し伝送されるDCIを取得する。ここで、繰り返し伝送の関連する説明については、前述の実施形態を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0093】
本発明のいくつかの実施形態では、、端末は、以下の動作をさらに実行することができる:基地局から、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信する。端末は、当該上位層シグナリングを介して受信た伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを決定し、次に、当該伝送リソースに従って、PDCCHブラインド検出を実行することができ、繰り返し伝送されるDCIを取得する。
【0094】
ここで、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係および伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールについて、前述の実施形態を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
上記の実施形態では、端末は、以下のうちの少なくとも1つを含む、上位層シグナリングを介して送信される伝送リソース間の関連付け関係に従って、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを決定する。
【0095】
(1)端末は、CORESETのTCI状態間の関連付け関係に従って、DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCHが属するCORESETのTCI状態を決定する。
【0096】
(2)端末は、PDCCH候補間の関連付け関係に従って、DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCHが属するPDCCH候補を決定する。
【0097】
(3)端末は、サーチスペース間の関連付け関係に従って、DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCHが属するサーチスペースを決定する、
【0098】
(4)端末は、CORESET間の関連付け関係に従って、DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCHが属するCORESETを決定する、
【0099】
(5)端末は、PDCCHの集約レベル間の関連付け関係に従って、DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCHの集約レベルを決定する、
基地局が、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを送信する場合、端末は、当該ルールによって示される繰り返し伝送リソース間の関連付け関係に従って、他のPDCCHの関連情報を決定することができる。方法は上記の方法と同じであり、ここでは繰り返さない。
【0100】
本発明のいくつかの実施形態では、端末は、以下の動作をさらに実行することができる:上位層シグナリングを介して基地局によって送信される伝送リソース間の関連関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信する。上位層シグナリングを介して送信される伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールで使用される構成パラメータに従って、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを決定し、次に、伝送リソースに従ってPDCCHブラインド検出を実行して、繰り返し伝送されるDCIを取得する。
【0101】
ここで、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係および伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールについて、前述の実施形態を参照することができるが、ここでは繰り返さない。
【0102】
本発明のいくつかの実施形態では、端末また、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを決定するために、上記の方法のうちの2つ以上を組み合わせて使用することができる。
【0103】
例えば、DCIと組み合わせて事前に合意された方法を使用して、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを決定する例では、端末および基地局は、集約レベル2のPDCCH間に関連付け関係がある(つまり、集約レベルが2のPDCCHはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHである)と事前に合意する。端末は受信したDCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示情報に従って他のPDCCHの集約レベルを決定する。ここで、表示情報は、他のPDCCHが属するCORESETのTCI状態を示す。
【0104】
別の例として、DCIと組み合わせて上位層シグナリング構成方法を使用して、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソースを決定する例では、端末は、関連付け関係を有するPDCCH(例えば、伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールは、PDCCHの集約レベルが同じであることである)およびDCIを受信する。当該DCIに他のPDCCHが属するCORESETを示す繰り返し伝送リソース表示情報を含むDCIであり、端末は他のPDCCHが属するCORESETに従い、他のPDCCHの集約レベルを決定する。
【0105】
上記のプロセスにおいて、端末は、基地局からDCIを受信し、DCIは、繰り返し伝送するために少なくとも2つのPDCCH上で繰り返し運ばれる(つまり、PDCCHに載せられて伝送される)。ブロッキングまたは干渉によりDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの一部が正常に検出できない場合、端末は残りのPDCCHを検出してDCIを取得できるため、DCI送信の信頼性が向上する。さらに、端末が受信したDCIを正常に検出すると、端末が受信したDCIを正常に検出すると、端末はDCIを繰り返し伝送する他のPDCCHのブラインド検出をあきらめることができ、検出によって占有されるオーバーヘッドが削減される。
【0106】
例えば、端末が現在受信されているDCIを正常に検出し、DCI内の繰り返し伝送リソース表示情報に従って他のPDCCHが属するCORESETのTCI状態を決定する場合、端末はもはや当該TCI状態に関連付けられたCORESETによるPDCCHブラインド検出を実行しない。別の例として、端末が現在受信されているDCIを正常に検出し、当該DCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示情報に従って他のPDCCHが属するPDCCH候補を決定する場合、端末はもはや当該PDCCH候補によるPDCCHブラインド検出を実行しない。別の例として、端末が現在受信されているDCIを正常に検出し、当該DCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示情報に従い、他のPDCCHが属するサーチスペースを決定する場合、端末はもはや当該サーチスペースに従ってPDCCHブラインド検出を実行しない。別の例として、端末が現在受信されているDCIを正常に検出し、当該DCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示情報に従って他のPDCCHが属するCORESETを決定する場合、端末はもはや当該CORESETに対してPDCCHブラインド検出を実行しない。別の例として、端末が現在受信されているDCIを正常に検出し、当該DCIに従って他のPDCCHが属するサーチスペースおよび他のPDCCHの集約レベルする場合、端末はもはや当該サーチスペースにおいて当該集約レベルのPDCCH候補に対してPDCCHブラインド検出を実行しない。
【0107】
同じ技術的思想に基づいて、本発明の実施形態は、基地局を提供し、これは、前述の実施形態において基地局側で方法を実施することができる。
【0108】
図4を参照すると、基地局は、処理モジュール401および送信モジュール402を含む。
【0109】
前記処理モジュール401は、DCIの繰り返し伝送を実行することを決定するように構成される。
【0110】
前記送信モジュール402は、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上でDCIを繰り返し載せて伝送するように構成される。
【0111】
選択的に、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものであり、ここで、N個のPDCCH候補のそれぞれは、TCI stateに対応し、前記Nは1より大きい整数である。
【0112】
選択的に、少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つPDCCHによって送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、繰り返し伝送リソース表示情報は、少なくとも2つのPDCCHのうちDCI繰り返し伝送のため他のPDCCHを示すかまたは他のPDCCHの関連情報を示す。
【0113】
選択的に、繰り返し伝送リソース表示情報によって示される他のPDCCHの関連情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態、
他のPDCCHが属するPDCCH候補、
他のPDCCHが属するサーチスペース、
他のPDCCHが属するCORESET、
他のPDCCHの集約レベル。
【0114】
選択的に、基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含む。
【0115】
選択的に、基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に伝送し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含む。
【0116】
選択的に、基地局は、以下のうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
伝送リソース間の関連付け関係、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルール、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータ、
【0117】
ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含む。
【0118】
選択的に、関連付け関係は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
【0119】
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係。
【0120】
本発明のこの実施形態で提供される上記の基地局は、上記の方法の実施形態で実施されるすべての方法ステップを実施でき、同じ技術的効果を達成できることに留意されたい。この実施形態の方法の実施形態と同じ部分および有益な効果はここでは詳細に説明されない。
【0121】
同じ技術的思想に基づいて、本発明の実施形態は、前述の実施形態において端末側で方法を実施することができる端末を提供する。
【0122】
図5を参照すると、端末は、受信モジュール501および処理モジュール502を含む。
【0123】
前記受信モジュール501は、基地局からDCIを受信するように構成され、前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上で繰り返し運ばれる。
【0124】
前記処理モジュール502は、端末がDCIの検出に失敗した場合に、DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信し、さもないと、以下のうちの少なくとも1つを実行し、
【0125】
他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIの受信をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のための他の集約レベルの検出をあきらめる。
【0126】
選択的に、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものである。ここで、N個のPDCCH候補のそれぞれは、TCI stateに対応し、前記Nは1より大きい整数である。
【0127】
選択的に、少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つPDCCHによって送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、繰り返し伝送リソース表示情報は、少なくとも2つのPDCCHのうちのDCIの繰り返し伝送のための他のPDCCHを示すか、または、他のPDCCHの関連情報を示す。
【0128】
選択的に、DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信することは、具体的に、少なくともDCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示情報に従い、他のPDCCH上で運ばれるDCIを受信するために、他のPDCCHを検出する。
【0129】
選択的に、繰り返し伝送リソース表示情報によって示される他のPDCCHの関連情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態、
他のPDCCHが属するPDCCH候補、
他のPDCCHが属するサーチスペース、
他のPDCCHが属するCORESET、
他のPDCCHの集約レベル。
【0130】
選択的に、端末によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信することは、具体的に、少なくとも伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、他のPDCCH上で運ばれるDCIを受信するために、他のPDCCHを検出する。
【0131】
選択的に、端末によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信することは、少なくとも、少なくとも伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールおよび構成パラメータに従い、伝送リソース間の関連付け関係を決定し、
関連付け関係に従い、他のPDCCH上で運ばれるDCIを受信するために、他のPDCCHを検出する。
【0132】
選択的に、端末は、以下のうちの少なくとも1つで基地局と事前に合意し、
伝送リソース間の関連付け関係、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルール、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータ、
ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含む。
【0133】
選択的に、少なくとも1種類の関連付け関係は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係。
【0134】
本発明のこの実施形態で提供される上記の端末は、上記の方法の実施形態で実施されるすべての方法ステップを実施でき、同じ技術的効果を達成できることに留意されたい。この実施形態の方法の実施形態と同じ部分および有益な効果はここでは詳細に説明されない。
【0135】
同じ技術的思想に基づいて、本発明の実施形態は、前述の実施形態における基地局側の機能を実施することができる基地局をさらに提供する。
【0136】
図6は、本発明の実施形態における基地局の構造概略図を例示的に示している。示されているように、基地局は、プロセッサ601、メモリ602、送受信機603、およびバスインターフェース604を含み得る。
【0137】
メモリ602は、動作を実行する際にプロセッサ601によって使用されるコンピュータ命令を格納することができる。送受信機603は、プロセッサ601の制御下でデータを送受信するように構成される。プロセッサ601は、メモリ602に格納されたコンピュータ命令を読み取り、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、以下の操作を実行し、
DCIの繰り返し伝送を実行することを決定する。
【0138】
DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上でDCIを繰り返し運ぶ。
【0139】
選択的に、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものである。ここで、N個のPDCCH候補のそれぞれは、TCI stateに対応し、前記Nは1より大きい整数である。
【0140】
選択的に、少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つPDCCHによって送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、繰り返し伝送リソース表示情報は、少なくとも2つのPDCCHのうちDCI繰り返し伝送のため他のPDCCHを示すかまたは他のPDCCHの関連情報を示す。
【0141】
選択的に、繰り返し伝送リソース表示情報によって示される他のPDCCHの関連情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態、
他のPDCCHが属するPDCCH候補、
他のPDCCHが属するサーチスペース、
他のPDCCHが属するCORESET、
他のPDCCHの集約レベル。
【0142】
選択的に、基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含む。
【0143】
選択的に、基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に伝送し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含む。
【0144】
選択的に、基地局は、以下のうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
伝送リソース間の関連付け関係、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルール、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータ、
ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含む。
【0145】
選択的に、関連付け関係は、以下のうちの少なくとも1つを含む。
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係。
【0146】
バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ601によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびメモリ602によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。プロセッサ601は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ602は、プロセッサ601が動作する際に利用するデータを格納することができる。
【0147】
本発明に係る実施例により開示されたフローチャートは、プロセッサ601に適用することができるか、または、プロセッサ601により実現される。実現の間、信号処理フローの各々ステップは、プロセッサ601内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の指令により完成されることができる。プロセッサ601は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたはたのプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ602に位置し、プロセッサ601はメモリ602に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働して信号処理のフローを完成する。
【0148】
具体的に、プロセッサ601は、メモリ602に格納されたコンピュータ命令を読み取り、前述の実施形態において基地局側によって実施される機能を実行するように構成される。
【0149】
本発明のこの実施形態で提供される上記の基地局は、上記の方法の実施形態で実施されるすべての方法ステップを実施でき、同じ技術的効果を達成できることに留意されたい。この実施形態の方法の実施形態と同じ部分および有益な効果はここでは詳細に説明されない。
【0150】
同じ技術的思想に基づいて、本発明の実施形態は、前述の実施形態における端末側の機能を実施することができる端末を提供する。
【0151】
図7は、本発明の実施形態における端末の構造概略図を例示的に示している。示されているように、端末は、プロセッサ701、メモリ702、送受信機703、およびバスインターフェース704を含み得る。
【0152】
前記メモリ702は、前記プロセッサ701は、動作を実行する際にプロセッサ601によって使用されるコンピュータ命令を格納することができる。前記送受信機703は、前記プロセッサ701の制御下でデータを送受信するように構成される。前記プロセッサ701は、メモリ702に格納されたコンピュータ命令を読み取り、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、以下の操作を実行し、
【0153】
基地局からDCIを受信し、DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCH上で繰り返し運ばれる。
選択的に、端末がDCIの検出に失敗した場合に、DCIの繰り返し伝送のための他のP
【0154】
DCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信し、さもないと、以下の操作の少なくとも1つが実行され、
他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIの受信をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめ、
DCIの繰り返し伝送のための具有相同或指定された集約レベルを持つPDCCH候補の検出をあきらめる。
【0155】
選択的に、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものである。ここで、N個のPDCCH候補のそれぞれは、TCI stateに対応し、前記Nは1より大きい整数である。
【0156】
選択的に、少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つPDCCHによって送信されるDCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、繰り返し伝送リソース表示情報は、少なくとも2つのPDCCHのうちのDCIの繰り返し伝送のための他のPDCCHを示すか、または、他のPDCCHの関連情報を示す。
【0157】
選択的に、DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信することは、具体的に、少なくともDCIに含まれる繰り返し伝送リソース表示情報に従い、他のPDCCH上で運ばれるDCIを受信するために、他のPDCCHを検出する。
【0158】
選択的に、繰り返し伝送リソース表示情報によって示される他のPDCCHの関連情報は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態、
他のPDCCHが属するPDCCH候補、
他のPDCCHが属するサーチスペース、
他のPDCCHが属するCORESET、
他のPDCCHの集約レベル。
【0159】
選択的に、端末によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
【0160】
DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信することは、具体的に、少なくとも伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、他のPDCCH上で運ばれるDCIを受信するために、他のPDCCHを検出する。
選択的に、端末によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信し、ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
DCIを繰り返し運ぶ他のPDCCH上で繰り返し伝送されるDCIを受信することは、具体的に、少なくとも伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールおよび構成パラメータに従い、伝送リソース間の関連付け関係を決定し、
関連付け関係に従い、他のPDCCH上で運ばれるDCIを受信するために、他のPDCCHを検出する。
【0161】
選択的に、端末は、以下のうちの少なくとも1つで基地局と事前に合意し、
伝送リソース間の関連付け関係、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルール、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータ、
ここで、関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含む。
【0162】
選択的に、少なくとも1種類の関連付け関係は、以下のうちの少なくとも1つを含み、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係。
【0163】
バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含み得、特に、プロセッサ701によって表される1つ以上のプロセッサの様々な回路およびメモリ702によって表されるメモリをリンクし得る。さらに、周辺装置、電圧調整器、電力管理回路などのさまざまな他の回路をリンクすることができ、これらはすべて当技術分野でよく知られており、したがって、本明細書では再度さらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。プロセッサ701は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ702は、プロセッサ701が動作する際に利用するデータを格納することができる。
【0164】
本発明に係る実施例により開示されたフローチャートは、プロセッサ701に適用することができるか、または、プロセッサ701により実現される。実現の間、信号処理フローの各々ステップは、プロセッサ701内のハードウェアの論理集積回路またはソフトウェア形式の指令により完成されることができる。プロセッサ701は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、専用集積回路、フィールドプログラマブル・ゲートアレイまたはたのプログラマブルロジック・デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタロジック・デバイス、ディスクリート・ハードウェアコンポネントであることができ、本発明に係る実施例により開示した各々方法、ステップ及びロジックブロック図を実現・執行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサまたはいずれのノーマルプロセッサなどであることができる。本発明に係る実施例に開示された方法のステップを参照すれば、ハードウェアプロセッサにより直接に執行して完成するか、または、プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより執行されて完成することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリまたは電気的消去可能プログラマブルメモリ、レジスタなど本分野のよく知られる記憶媒体に格納されることができる。当該記憶媒体はメモリ702に位置し、プロセッサ701はメモリ702に格納される情報を読み出して、そのハードウェアと協働して信号処理のフローを完成する。
【0165】
具体的に、プロセッサ701は、メモリ702に格納されたコンピュータ命令を読み取り、端末側に実施された機能を実行するように構成される。
【0166】
ここで、本発明のこの実施形態で提供される上記の端末は、上記の方法の実施形態で実施されるすべての方法ステップを実施でき、同じ技術的効果を達成できることに留意されたい。この実施形態の方法の実施形態と同じ部分および有益な効果はここでは詳細に説明されない。
【0167】
本発明の実施形態は、上記の実施形態において基地局によって実行される方法をコンピュータに実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0168】
本発明の実施形態は、コンピュータに上記の実施形態の端末によって実行される方法を実行させるように構成されたコンピュータ実行可能命令を格納するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0169】
本分野の技術者として、本発明の実施本発明に係る実施形態が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、又はソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがわかるはずである又、本発明は一つ又は複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品は、コンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ利用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置、CD-ROM、光学記憶装置などを含むがそれとは限らない)において実施する。
【0170】
以上は本発明に係る実施形態の方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフロー及び/又はブロック図により本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラムの指令により、フロー及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロックと、フロー及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、又は他のプログラミング可能なデータ処理装置に提供でき、コンピュータ又は他のプログラミング可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実現する。
【0171】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理デバイスを特定の方法で動作するように誘導することができるコンピュータ可読メモリに格納することができ、その結果、コンピュータ可読メモリに格納された命令は、フローチャートの1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実現する命令装置を含む製造物を生成する。
【0172】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは別のプログラム可能なデータ処理デバイスにロードすることができ、その結果、一連の操作ステップがコンピュータまたは別のプログラム可能なデバイス上で実行されて、コンピュータ実装処理を生成する。コンピュータまたは別のプログラム可能なデバイス上で実行される命令は、フローチャートの1つまたは複数のプロセスおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0173】
無論、当業者により、上述した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、又はその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
【手続補正書】
【提出日】2022-08-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御情報を送信するための方法であって、
基地局は、ダウンリンク制御情報(DCI)の繰り返し伝送を実行することを決定するステップと、
前記基地局は、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で前記DCIを繰り返し載せて送信することを特徴とする、制御情報を送信するための方法。
【請求項2】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものであり、前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項3】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用され
、
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項4】
前記基地局は、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含
み、または
前記基地局は、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に送信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項5】
前記基地局は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項6】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項
4または請求項
5に記載の制御情報を送信するための方法。
【請求項7】
制御情報を送受信するための方法であって、
端末基地局からダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で繰り返し運ばれることを特徴とする、制御情報を送信するための方法。
【請求項8】
前記端末が前記DCIを検出できない場合、前記DCIの繰り返し伝送のための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信し、さもないと、前記端末は、
前記他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCI受信をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのCORESETの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のためのサーチスペースの検出をあきらめることと、
DCIの繰り返し伝送のための同じおよび/または合意された関係および/または指定された集約レベルを持つPDCCH候補の検出をあきらめることとのうちの少なくとも1つを実行することを特徴とする、請求項
7に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項9】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものであり、前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項
7に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項10】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用され
、
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項
7に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項11】
前記端末は、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信することは、
前記端末は、少なくとも前記伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールに従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出することを含
み、または
前記端末は、上位層シグナリングを介して基地局によって送信された伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを受信し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含み、
前記DCIを繰り返し運ぶための他のPDCCH上で繰り返し伝送される前記DCIを受信するステップは、
前記端末は、少なくとも伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールおよび前記構成パラメータに従い、伝送リソース間の関連付け関係を決定し、
前記端末は、前記関連付け関係に従い、前記他のPDCCHによって運ばれる前記DCIを受信するため、前記他のPDCCHを検出するステップを含むことを特徴とする、請求項9に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項12】
前記端末は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つで基地局と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項
7に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項13】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項
11または請求項
12に記載の制御情報を送受信するための方法。
【請求項14】
基地局であって、
ダウンリンク制御情報(DCI)の繰り返し伝送を実行することを決定するように構成された処理モジュールと、
DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で前記DCIを繰り返し運ぶ送信モジュールとを含むことを特徴とする、基地局。
【請求項15】
少なくとも2つの前記DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHは、少なくとも2つの制御リソースセットCORESETのN個のPDCCH候補からのものである。前記N個のPDCCH候補のそれぞれは、1つの伝送構成インジケータ状態(TCI state)に対応し、前記Nは1より大きい整数であることを特徴とする、請求項
14に記載の基地局。
【請求項16】
前記少なくとも2つのPDCCHのうちの少なくとも1つによって送信される前記DCIに繰り返し伝送リソース表示情報が含まれ、前記繰り返し伝送リソース表示情報は、前記少なくとも2つのPDCCHのうちに前記DCIを繰り返し伝送するための他のPDCCHの関連情報または前記他のPDCCHの関連情報を示すために使用され
、
前記繰り返し伝送リソース表示情報によって示される前記他のPDCCHの関連情報は、
他のPDCCHが属する制御リソースセットCORESETのTCI状態と、
他のPDCCHが属するPDCCH候補と、
他のPDCCHが属するサーチスペースと、
他のPDCCHが属するCORESETと、
他のPDCCHの集約レベルとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項
14に記載の基地局。
【請求項17】
基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係または伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含
み、または、
基地局によって実行される操作は、さらに、上位層シグナリングを介して伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータを端末に伝送し、前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの少なくとも1種類の関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項
14に記載の基地局。
【請求項18】
前記基地局は、
伝送リソース間の関連付け関係と、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールと、
伝送リソース間の関連付け関係を決定するためのルールによって使用される構成パラメータとのうちの少なくとも1つを含むことを端末と事前に合意し、
前記関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のための伝送リソース間の関連付け関係であり、前記伝送リソース間の関連付け関係は、DCIの繰り返し伝送のためのPDCCH間の関連付け関係またはDCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの関連情報間の関連付け関係を含むことを特徴とする、請求項
14に記載の基地局。
【請求項19】
前記少なくとも1種類の関連付け関係は、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESETのTCI状態間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するPDCCH候補間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するサーチスペース間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHが属するCORESET間の関連付け関係と、
DCIの繰り返し伝送のためのPDCCHの集約レベル間の関連付け関係とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項
17または請求項
18に記載の基地局。
【請求項20】
端末であって、
基地局からダウンリンク制御情報(DCI)を受信するように構成された受信モジュールを含み、
前記DCIは、DCIの繰り返し伝送のための少なくとも2つの物理的ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で繰り返し運ばれることを特徴とする、端末。
【国際調査報告】