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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-05
(54)【発明の名称】自動車用カップホルダーテーブル
(51)【国際特許分類】
   B60N 3/10 20060101AFI20230329BHJP
   B60R 7/04 20060101ALI20230329BHJP
【FI】
B60N3/10 A
B60R7/04 S
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022546686
(86)(22)【出願日】2020-10-10
(85)【翻訳文提出日】2022-07-29
(86)【国際出願番号】 CN2020120193
(87)【国際公開番号】W WO2021227348
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】202010389672.1
(32)【優先日】2020-05-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522304372
【氏名又は名称】寧波帥特竜集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】呉誌光
(72)【発明者】
【氏名】呉炳発
(72)【発明者】
【氏名】曹暁鵬
(72)【発明者】
【氏名】婁暁華
【テーマコード(参考)】
3B088
3D022
【Fターム(参考)】
3B088LA01
3D022CA16
3D022CA22
3D022CC23
3D022CD02
3D022CD06
(57)【要約】
自動車用カップホルダーテーブルであって、可動天板(1)、接続台座(2)、折り畳み支持アセンブリ及びアンロックアセンブリを含み、可動天板(1)の左右両側はそれぞれ軸着材(3)を介して軸接続台座(2)の上端に軸着され、接続台座(2)の下端と可動天板(1)の下側の間に折り畳み支持アセンブリが可動に設けられ、可動天板(1)の外部下側にアンロックアセンブリが設けられ、可動天板(1)の下側に補強組立フレーム(21)が固定して設けられ、補強組立フレーム(21)は、左右対称に設けられる軸着フレーム(22)と、ロックフレーム(23)と、中間の開閉フレーム(25)とで構成され、接続台座(2)の下端の左右両側にそれぞれ軸着台(13)が固定して設けられ、折り畳み支持アセンブリはそれぞれ軸着フレーム(22)及び軸着台(13)に軸着され、アンロックアセンブリは折り畳み支持アセンブリの折り畳みと展開支持を制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車用カップホルダーテーブルであって、可動天板、接続台座、折り畳み支持アセンブリ及びアンロックアセンブリを含み、その特徴は、前記可動天板の内側に接続口が設けられ、前記接続口の左右両側はそれぞれ軸着材を介して前記接続台座の上端の左右両側に軸着され、前記接続台座の下端と前記可動天板の下側との間に折り畳み支持アセンブリが可動に設けられ、前記可動天板の外部下側にアンロックアセンブリが設けられ、前記可動天板の下側に補強組立フレームが固定して設けられ、前記補強組立フレームの左右にロックフレームが対称に設けられ、前記アンロックアセンブリは、前記ロックフレーム内に対称に可動に設けられるロック部材と、前記可動天板の中下側に可動に設けられるアンロック部材とを含み、前記ロック部材は外側のロックヘッド及び内側の連動スライドバーを含み、前記ロックヘッドの外部上側が斜面であり、前記連動スライドバーの内端にアンロック駆動部材が固定して設けられ、前記ロックヘッドと前記ロックフレームの内側の間の前記連動スライドバー上に第2スプリングが設けられ、前記第2スプリングは常時前記ロックヘッドを外向きにポップアップし、前記可動天板の下側に補強組立フレームが固定して設けられ、前記補強組立フレームはさらに左右対称に設けられる軸着フレーム及び中間の開閉フレームを含み、左右の前記軸着フレームの下側にそれぞれ第2制限ブロックが固定して設けられ、前記接続台座の下端の左右両側にそれぞれ軸着台が固定して設けられ、両側の前記軸着台の下側にそれぞれ第1制限ブロックが固定して設けられ、前記折り畳み支持アセンブリは、第1折り畳みフレームと、それと軸着されている第2折り畳みフレームとを含み、前記第1折り畳みフレームの下端はそれぞれ左右の前記軸着台に軸着され、前記第1折り畳みフレームは、前記第1制限ブロックの作用により、下向きに回転できずに上向きに折り畳むしかできず、前記第2折り畳みフレームの上端はそれぞれ左右の前記軸着フレームに軸着され、前記第2折り畳みフレームは、前記第2制限ブロックの作用により、下向きに回転できずに上向きに折り畳むしかできないということである。
【請求項2】
前記アンロックアセンブリにおける左右の前記ロックヘッドは、前記折り畳み支持アセンブリが展開される場合、前記第2折り畳みフレームの上側に押圧されることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【請求項3】
前記アンロック部材はアンロックボタン及びボタン駆動ブロックを含み、前記ボタン駆動ブロックの内端の左右両側にそれぞれアンロック駆動孔が設けられ、左右両側の前記アンロック駆動孔の二つの外側辺は斜辺であり、前記アンロック部材が内向きに押圧される場合、両側のアンロック駆動孔は両側のアンロック駆動部材を駆動し、両側のロックヘッドをそれぞれ内向きに移動させ、第2折り畳みフレームをアンロックできるようにし、前記アンロック部材と前記開閉フレームとの間に第3スプリングが設けられ、前記第3スプリングは常時前記アンロック部材を外向きにポップアップすることを特徴とする、請求項2に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【請求項4】
前記開閉フレームの下側に制限ストリップが固定して設けられ、前記制限ストリップの上側の前記開閉フレーム内に開閉スライド溝孔が設けられ、前記ボタン駆動ブロックは前記開閉スライド溝孔内に移動し、前記連動スライドバーは、前記ボタン駆動ブロックの下側と前記制限ストリップの上側の間に移動することを特徴とする、請求項3に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【請求項5】
前記第1折り畳みフレームと前記第2折り畳みフレームとの軸着部に第1スプリングが設けられ、前記第1スプリングは、常時前記第1折り畳みフレームと前記第2折り畳みフレームとの相互軸着端を上向きにポップアップすることを特徴とする、請求項2に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【請求項6】
前記第2折り畳みフレームの内側に傾斜スライド溝が設けられ、前記傾斜スライド溝は、前記折り畳み支持アセンブリが展開される場合、前記ロックヘッドを内向きに引き込むように駆動することができることを特徴とする、請求項2に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【請求項7】
前記接続台座の下側に係合部材が設けられ、前記係合部材は、前記可動天板が下向きに折り畳まれた場合、前記可動天板を相対的に係合することができることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【請求項8】
前記可動天板にカップ用溝及びティッシュ用溝が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【請求項9】
前記接続台座の上端に物品置き溝が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の自動車用カップホルダーテーブル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は自動車カップホルダーに関し、特に折り畳み可能であり且つ耐圧性が高い自動車用カップホルダーテーブルに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車製造業の発展に伴い、自動車用部品の分野への技術要件も急速に高まっている。特に、自動車内の限られたスペースの科学的利用について、深く発掘して研究開発を行う結果、特許においてもこのような技術的解決手段も多く検索されている。
【0003】
公開番号CN105799570Aのような特許には、交通手段におけるシート付きテーブル装置が開示されており、その構造も簡単で実用的であるが、力を受けて支持を行うスプリングバーが短すぎ、即ち、テーブル装置が水平に展開して使用される場合、ベースフレームとの間がスプリングバーによって支持されて力を受け、その三つの力受け点の間の距離が短すぎるため、テーブル装置は大きな圧力に耐えることができない。
【0004】
特許番号201920712659.8のような実用新案には、折り畳み可能なカップホルダーが開示されており、簡単で実行可能であるが、この部品の取り付け位置が低いため、その上に坐る人がいる場合破損されやすく、また、破損された砕片も人を傷つける恐れがある。このため、該技術に関し、業界には、この部品が900ニュートン以上の圧力に耐えられるようにしなくてはならないと規定されている。しかし、この技術的解決手段は、特別な条件により、この業界規則に達成しにくい。
【0005】
これに鑑み、当業者は、構造が合理的であり、折り畳みと展開が容易であり、支持力が大きい自動車用カップホルダーテーブルの折り畳み可能な支持機構を開発しようとする。
【発明の概要】
【0006】
本発明が解決しようとする技術的課題は、折り畳みと展開が容易であり、支持力が大きい自動車用カップホルダーテーブルを提供する。
【0007】
自動車用カップホルダーテーブルであって、可動天板、接続台座、折り畳み支持アセンブリ及びアンロックアセンブリを含み、その特徴は以下のとおりである:前記可動天板の内側に接続口が設けられ、前記接続口の左右両側はそれぞれ軸着材を介して前記接続台座の上端の左右両側に軸着され、前記接続台座の下端と前記可動天板の下側との間に折り畳み支持アセンブリが可動に設けられ、前記可動天板の外部下側にアンロックアセンブリが設けられる。
【0008】
前記可動天板の下側に補強組立フレームが固定して設けられ、前記補強組立フレームの左右にロックフレームが対称に設けられ、前記アンロックアセンブリは、前記ロックフレーム内に対称に可動に設けられるロック部材と、前記可動天板の中下側に可動に設けられるアンロック部材とを含み、前記ロック部材は外側のロックヘッド及び内側の連動スライドバーを含み、前記ロックヘッドの外部上側が斜面であり、前記連動スライドバーの内端にアンロック駆動部材が固定して設けられ、前記ロックヘッドと前記ロックフレームの内側の間の前記連動スライドバー上に第2スプリングが設けられ、前記第2スプリングは常時前記ロックヘッドを外向きにポップアップし、前記可動天板の下側に補強組立フレームが固定して設けられ、前記補強組立フレームはさらに左右対称に設けられる軸着フレーム及び中間の開閉フレームを含み、左右の前記軸着フレームの下側にそれぞれ第2制限ブロックが固定して設けられ、前記接続台座の下端の左右両側にそれぞれ軸着台が固定して設けられ、両側の前記軸着台の下側にそれぞれ第1制限ブロックが固定して設けられ、前記折り畳み支持アセンブリは、第1折り畳みフレームと、それと軸着されている第2折り畳みフレームとを含み、前記第1折り畳みフレームの下端はそれぞれ左右の前記軸着台に軸着され、前記第1折り畳みフレームは、前記第1制限ブロックの作用により、下向きに回転できずに上向きに折り畳むしかできない。
【0009】
前記第2折り畳みフレームの上端はそれぞれ左右の前記軸着フレームに軸着され、前記第2折り畳みフレームは、前記第2制限ブロックの作用により、下向きに回転できずに上向きに折り畳むしかできない。
【0010】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記アンロックアセンブリにおける左右の前記ロックヘッドは、前記折り畳み支持アセンブリが展開される場合前記第2折り畳みフレームの上側に押圧されるということである。
【0011】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記アンロック部材はアンロックボタン及びボタン駆動ブロックを含み、前記ボタン駆動ブロックの内端の左右両側にそれぞれアンロック駆動孔が設けられ、左右両側の前記アンロック駆動孔の二つの外側辺は斜辺であり、前記アンロック部材が内向きに押圧される場合、両側のアンロック駆動孔は両側のアンロック駆動部材を駆動し、両側のロックヘッドをそれぞれ内向きに移動させ、第2折り畳みフレームをアンロックできるようにし、
前記アンロック部材と前記開閉フレームとの間に第3スプリングが設けられ、前記第3スプリングは常時前記アンロック部材を外向きにポップアップするということである。
【0012】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記開閉フレームの下側に制限ストリップが固定して設けられ、前記制限ストリップの上側の前記開閉フレーム内に開閉スライド溝孔が設けられ、前記ボタン駆動ブロックは前記開閉スライド溝孔内に移動し、前記連動スライドバーは、前記ボタン駆動ブロックの下側と前記制限ストリップの上側の間に移動するということである。
【0013】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記第1折り畳みフレームと前記第2折り畳みフレームとの軸着部に第1スプリングが設けられ、前記第1スプリングは、常時前記第1折り畳みフレームと前記第2折り畳みフレームとの相互軸着端を上向きにポップアップするということである。
【0014】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記第2折り畳みフレームの内側に傾斜スライド溝が設けられ、前記傾斜スライド溝は、前記折り畳み支持アセンブリが展開される場合、前記ロックヘッドを内向きに引き込むように駆動することができるということである。
【0015】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記接続台座の下側に係合部材が設けられ、前記係合部材は、前記可動天板が下向きに折り畳まれた場合、前記可動天板を相対的に係合することができるということである。
【0016】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記可動天板にカップ用溝及びティッシュ用溝が設けられるということである。
【0017】
本発明のさらに好ましい解決手段は、前記接続台座の上端に物品置き溝が設けられ、前記接続台座にさらに取り付け孔が複数設けられるということである。
【0018】
前記接続台座の上端に物品置き溝が設けられ、前記接続台座にさらに取り付け孔が複数設けられる。
【0019】
本発明の利点は以下のとおりであり、即ち、支持装置は折り畳む可能に設計され、展開された場合の支持スパンががより大きくなり、言い換えれば、三つの力受け支持点の間の距離がより大きくなり、このため、可動天板はより大きな圧力に耐えられる。構造が簡単で合理的であり、必要に応じて、カップホルダーテーブルを水平に引き上げて使用することができ、使用しない場合、折り畳んで物品置き溝に携帯電話などを置くこともでき、安全で、利便性があり、実用的である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の展開使用時の側面上方斜視図である。
図2】本発明の展開使用時の側面下方斜視図である。
図3】本発明の展開時の側面下方構造図である。
図4】本発明の下方分解斜視図である。
図5】本発明の展開時の側面上面断面立体構造図である。
図6】本発明の展開時の側面断面立体構造図である。
図7】本発明の展開過程の側断面斜視構造図である。
図8】本発明の折り畳んだ後の断面斜視構造図である。
図9】本発明の折り畳んだ後の断面斜視側面図である。
図10】本発明のアンロックした後に折り畳む時の断面斜視構造図である。
図11】本発明の補強組立フレーム及びロックアセンブリの立体構造図である。
図12】本発明の補強組立フレームとロックアセンブリの立体構造分解図である。
図13】本発明のカップホルダーテーブルとロックアセンブリの下方分解斜視図である。
図14】本発明の一方の側の第2折り畳みフレームを折り畳む中のロックアセンブリの部分立体下方図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、図面及び実施例と組み合わせて本発明をさらに詳しく説明するが、当業者であれば、これらの図面は好ましい実施例を解釈するために描画されるものに過ぎず、このため、本発明の範囲に対する制限と見なすべきではないと理解することができる。また、図面は、説明対象の構成又は構造を概念的に示すことを意味するものに過ぎず、大げさの表現を含む可能性もあり、必ずしも割合で描かれているわけではない。これらの記載は説明、例示のためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものと解釈すべきではない。
【0022】
さらに説明しておきたいのは、「上」、「下」、「前」、「後」、「内」、「外」、「左」、「右」という用語、時計回り、反時計回りなどで示される方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づき、本発明を容易に説明し且つ説明を簡略化するためのものに過ぎず、装置又はアセンブリが必ず決定されるべき方位を有し、且つ特定の方位で構成及び操作を行わなければならないことを示すか暗示するものではなく、このため、本発明に対する制限とも理解すべきではない。
【0023】
図に示すように、カップホルダーテーブルと接続台座との接続領域は内側と呼ばれ、内外側の90度の方向を左右とし、接続台座に物品置き溝が設けられる方向を上とする。
【0024】
図1、2、3、8、9、10、11、12、13に示すように、自動車用カップホルダーテーブルであって、可動天板1、接続台座2、折り畳み支持アセンブリ及びアンロックアセンブリを含み、可動天板1の内側に接続口が設けられ,接続口の左右両側はそれぞれ軸着材3を介して接続台座2の上端の左右両側に軸着され、接続台座2の下端と可動天板1の下側の間に折り畳み支持アセンブリが可動に設けられ、可動天板1の外部下側にアンロックアセンブリが設けられる。
【0025】
可動天板1の下側に補強組立フレーム21が固定して設けられ、補強組立フレーム21の左右にロックフレーム23が対称に設けられ、アンロックアセンブリは、左右のロックフレーム23に対称に可動に設けられたロック部材と、可動天板1の中下側に可動に設けられるアンロック部材とを含み、ロック部材は、外側のロックヘッド26及び内側の連動スライドバー27を含み、ロックヘッド26の外部上側が斜面であり、連動スライドバー27の内端にアンロック駆動部材28が固定して設けられ、ロックヘッド26とロックフレーム23の内側の間の連動スライドバー27上に第2スプリング29が設けられ、第2スプリング29は常時ロックヘッド26を外向きにポップアップする。
【0026】
図4、6、7に示すように、可動天板1の下側に補強組立フレーム21が固定して設けられ、補強組立フレーム21は、左右対称に設けられた軸着フレーム22及び中間の開閉フレーム25をさらに含み、左右の軸着フレーム22の下側にそれぞれ第2制限ブロック16が固定して設けられる。
【0027】
接続台座2の下端の左右両側にそれぞれ軸着台13が固定して設けられ、両側の軸着台13の下側にそれぞれ第1制限ブロック15が固定して設けられる。
【0028】
折り畳み支持アセンブリは、第1折り畳みフレーム11と、それと軸着されている第2折り畳みフレーム12とを含み、第1折り畳みフレーム11の下端はそれぞれ左右の軸着台13に軸着され、第1折り畳みフレーム11は、第1制限ブロック15の作用により、下向きに回転できずに上向きに折り畳むしかできない。
【0029】
第2折り畳みフレーム12の上端はそれぞれ左右の軸着フレーム22に軸着され、第2折り畳みフレーム12は、第2制限ブロック16の作用により、下向きに回転できずに上向きに回転して折り畳むしかできない。アンロックアセンブリにおける左右のロックヘッド26は、折り畳み支持アセンブリが展開される場合、第2折り畳みフレーム12の上側に押圧され、第1折り畳みフレーム11と第2折り畳みフレーム12を、固定される折り畳み支持アセンブリにする。
【0030】
図11、12、13に示すように、アンロック部材は、アンロックボタン31及びボタン駆動ブロック32を含み、ボタン駆動ブロック32の内端の左右両側にそれぞれアンロック駆動孔33が設けられ、左右両側のアンロック駆動孔33の二つの外側辺は斜辺であり、アンロック部材が内向きに押圧される場合、両側のアンロック駆動孔33は、両側のアンロック駆動部材28を駆動し、両側のロックヘッド26をそれぞれ内向きに移動し、第2折り畳みフレーム12をアンロックできるようにする。
【0031】
アンロック部材と開閉フレーム25の間に第3スプリング38が設けられ、第3スプリング38は常時アンロック部材を外向きにポップアップする。
【0032】
第1折り畳みフレーム11と第2折り畳みフレーム12が展開される場合、即ち、天板1が水平に展開される場合、ロックヘッド26は第2折り畳みフレーム12の上側に押圧される。
【0033】
図11、12、13に示すように、開閉フレーム25の下側に制限ストリップ37が固定して設けられ、制限ストリップ37の上側の開閉フレーム25に開閉スライド溝孔35が設けられ、ボタン駆動ブロック32は、開閉スライド溝孔35内に移動し、連動スライドバー27はボタン駆動ブロック32の下側と制限ストリップ37の上側の間に移動する。
【0034】
図5に示すように、第1折り畳みフレーム11と第2折り畳みフレーム12との軸着部に第1スプリング18が設けられ、第1スプリング18は、常時第1折り畳みフレーム11と第2折り畳みフレーム12との相互軸着端を上向きにポップアップする。
【0035】
図14に示すように、第2折り畳みフレーム12の内側に傾斜スライド溝17が設けられ、傾斜スライド溝17は、折り畳み支持アセンブリが展開される場合、ロックヘッド26を内向きに引き込むように駆動することができる。
【0036】
接続台座2の下側に係合部材が設けられ、係合部材は、可動天板1が下向きに折り畳まれる場合、可動天板1を相対的に係合することができる。
【0037】
図1に示すように、可動天板1にカップ用溝5及びティッシュ用溝6が設けられる。
【0038】
図1、2に示すように、接続台座2の上端に物品置き溝7が設けられ、接続台座2にさらに取り付け孔8が複数設けられる。
【0039】
しかし、この部品は車内での取り付け位置が低いため、その上に座る人がいる場合破損され、また、破損された砕片も人を傷つける恐れがある。このため、該部品の力受けに関し、可動天板1が展開された場合、外側が900ニュートンの圧力(約90キログラムに等しい)に耐えられるようにすると規定されるため、その支持アセンブリを非常に合理的に設計する必要がある。本発明の三つの力受け点は、軸着材3、軸着台13及び軸着フレーム22であり、三角形状となる設計を呈し、三つの軸着点の間の距離が大きければ、可動天板1の力受けも大きくなる。第1制限ブロック15及び第2制限ブロック16の設置により、第1折り畳みフレーム11及び第2折り畳みフレーム12を、下向きに折り畳まずに同一直線に維持するように制限することができる。可動天板1を手動で上向きに折り返す場合、折り畳み支持アセンブリは自然に展開され、図14に示すように、ロック部材におけるロックヘッド26の外側は斜面であり、第2折り畳みフレーム12の内下側に設けられる傾斜スライド溝17と協働し、折り畳み支持アセンブリが展開される場合、第2折り畳みフレームはロックヘッド26をスムースに通し、その後、ポップアップされるロックヘッド26でロックされ、この場合、第1制限ブロック15、第2制限ブロック16及びロックヘッド26が固定される上で、第1折り畳みフレーム11と第2折り畳みフレーム12は一体になり、その上、中、下の三つの軸着点は一つの直線にあり、このように、大きな支持力が生じる。
【0040】
図11に示すように、アンロック部材は内向きに押圧される場合、ボタン駆動ブロックに設けられるアンロック駆動孔33の斜辺は、連動スライドバー27の内端に設けられるアンロック駆動部材28を駆動し、ロックヘッド26を引き込むようにする。この場合、第1折り畳みフレーム11と第2折り畳みフレーム12は、第1スプリング18の作用により自動的に折り畳まれ、第1スプリング18の弾性力を大きすぎないようにし、アンロックされた第1折り畳みフレーム11と第2折り畳みフレーム12との軸着部を上向きに折り返し、170度未満の角度をなすようにするだけで、可動天板1は手動でスムースに下向きに折り畳むことができる。
【0041】
第1スプリング18も、第1折り畳みフレーム11と軸着台13の間又は第2折り畳みフレーム12と軸着フレーム22の間に取り付けるように設計することができる。
【0042】
可動天板1と補強組立フレーム21は一体的に射出成形してもよい。
【0043】
以上は本発明に対する詳細な説明であり、本文において、具体的な例で本発明の原理及び実施形態が説明され、以上の実施例の説明は本発明の趣旨を理解するのを助けるためのものに過ぎず、当業者であれば、本発明の原理から逸脱することなく、さらに本発明に対していくつかの改善を行うこともでき、これらの改善も本発明の特許請求の範囲の保護範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0044】
1 可動天板
2 接続台座
3 軸着材
5 カップ用溝
6 ティッシュ用溝
7 物品置き溝
8 取り付け孔
11 第1折り畳みフレーム
12 第2折り畳みフレーム
13 軸着台
15 第1制限ブロック
16 第2制限ブロック
17 傾斜スライド溝
18 第1スプリング
21 補強組立フレーム
22 軸着フレーム
23 ロックフレーム
25 開閉フレーム
26 ロックヘッド
27 連動スライドバー
28 アンロック駆動部材
29 第2スプリング
31 アンロックボタン
32 ボタン駆動ブロック
33 アンロック駆動孔
35 開閉スライド溝孔
37 制限ストリップ
38 第3スプリング
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】