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特表2023-514889メディアコンテンツの提示を適応的に修正するためのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-12
(54)【発明の名称】メディアコンテンツの提示を適応的に修正するためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/4402 20110101AFI20230405BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20230405BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/373 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/10 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/34 20060101ALI20230405BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20230405BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20230405BHJP
   G06F 3/0481 20220101ALI20230405BHJP
【FI】
H04N21/4402
H04N21/442
H04N5/66 Z
G09G5/00 550C
G09G5/373 300
G09G5/38 100
G09G5/37 320
G09G5/377 100
G09G5/00 550H
G09G5/00 510Q
G09G5/00 550B
G09G5/10 B
G09G5/34 C
G09G5/14 E
G06F3/01 510
G06F3/0481
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021577430
(86)(22)【出願日】2020-12-29
(85)【翻訳文提出日】2022-03-16
(86)【国際出願番号】 US2020067262
(87)【国際公開番号】W WO2021173224
(87)【国際公開日】2021-09-02
(31)【優先権主張番号】16/804,455
(32)【優先日】2020-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518345664
【氏名又は名称】ロヴィ ガイズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】チュンディ, チャリシュマ
(72)【発明者】
【氏名】グプタ, ヴィクラム マカム
(72)【発明者】
【氏名】パンチャクシャライア, ヴィシュワス シャラダナガル
(72)【発明者】
【氏名】パンディ, ラジェンドラ
(72)【発明者】
【氏名】セン, スサント
【テーマコード(参考)】
5C058
5C164
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5C058BA31
5C058BB25
5C164GA06
5C164PA31
5C164UA45S
5C164UB02P
5C164UB41P
5C164YA12
5C182AB01
5C182AB08
5C182AC43
5C182BA14
5C182BA25
5C182BA27
5C182BA29
5C182BA45
5C182BA55
5C182BA56
5C182BA75
5C182CA01
5C182CB13
5C182CB14
5C182CB26
5C182CB45
5C182CB57
5C182CC04
5C182CC15
5C182DA54
5C182DA64
5C182DA65
5E555AA21
5E555AA62
5E555BA38
5E555BB38
5E555BC08
5E555CA42
5E555CC23
5E555DC25
5E555FA00
(57)【要約】
ディスプレイデバイス上のコンテンツの提示が、コンテンツが提示されるコンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて適応的に修正される。第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離、およびコンテンツが提示されているコンテンツエリアの実際のサイズが、決定される。距離およびコンテンツエリアの実際のサイズに基づいて、コンテンツエリアの見掛けのサイズが、計算され、コンテンツの提示が、コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて修正される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツの提示を適応的に修正する方法であって、前記方法は、
ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内にコンテンツを提示することと、
第1のユーザと前記ディスプレイデバイスとの間の距離を決定することと、
前記コンテンツが提示されている前記コンテンツエリアの実際のサイズを決定することと、
前記コンテンツエリアの実際のサイズおよび前記第1のユーザと前記ディスプレイデバイスとの間の前記距離に基づいて、前記コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算することと、
前記コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、前記コンテンツの提示を修正することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記見掛けのサイズに基づいて、前記コンテンツの提示を修正することは、前記コンテンツのズームレベルを修正することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ズームレベルが修正される量は、前記コンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ズームレベルと前記コンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を計算することと、
前記第1のユーザと前記ディスプレイデバイスとの間の距離の変化を検出することと、
前記距離の変化を検出することに応答して、
前記第1のユーザと前記ディスプレイデバイスとの間の第2の距離を決定することと、
前記コンテンツエリアの実際のサイズおよび前記第2の距離に基づいて、前記コンテンツエリアの第2の見掛けのサイズを計算することと、
前記ズームレベルと前記コンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の前記比を維持するように決定される量によって、前記コンテンツのズームレベルを修正することと
をさらに含む、請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記コンテンツのズームレベルを修正することは、
前記コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズと比較することと、
前記見掛けのサイズが前記第1の閾値サイズよりも大きい、またはそれと等しいことを決定することに応答して、前記コンテンツのズームレベルをデフォルトズームレベルに設定することと、
前記見掛けのサイズが前記第1の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
前記見掛けのサイズと前記第1の閾値サイズとの間の差異を決定することと、
前記差異に対応するズーム倍率によって、前記コンテンツのズームレベルを増加させることと
を含む、請求項2-4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記コンテンツのズームレベルを増加させることは、
前記コンテンツの見掛けのサイズが前記コンテンツの実際のサイズに合致するズームレベルを決定することと、
前記ズーム倍率によって前記コンテンツのズームレベルを修正することと
を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記コンテンツエリアの見掛けのサイズを前記第1の閾値サイズよりも小さい第2の閾値サイズと比較することと、
前記比較に基づいて、前記見掛けのサイズが前記第2の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、前記コンテンツエリア内で前記コンテンツをパンすることと
をさらに含む、請求項5または6に記載の方法。
【請求項8】
前記コンテンツエリア内で前記コンテンツをパンすることは、
前記コンテンツの現在の焦点を含有する、前記コンテンツの空間部分を識別することと、
前記コンテンツエリア内に前記コンテンツの空間部分を表示のために発生させることと
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記コンテンツの空間部分が前記コンテンツエリアを充填するズーム倍率を決定することと、
前記ズーム倍率によって前記コンテンツのズームレベルを修正することと
をさらに含む、請求項2-8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
前記現在の焦点は、キャラクタ、俳優、場所、または音源のうちの1つを備える、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記コンテンツの現在の焦点を含有する前記コンテンツの空間部分を識別することは、
前記コンテンツに表示される複数のエンティティを識別することと、
前記複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティが前記コンテンツの焦点である前記コンテンツ内のタイムスタンプを決定することと、
前記コンテンツの現在のタイムスタンプを監視することと、
前記現在のタイムスタンプが、前記複数のエンティティのうちの個別のエンティティが前記コンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、前記個別のエンティティが表示される前記コンテンツの空間部分を選択することと
を含む、請求項8-10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記コンテンツのズームレベルを修正することは、
前記コンテンツに表示される複数のエンティティを識別することと、
前記複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定することと、
重要性閾値よりも高い重要性レベルを有する前記複数のエンティティのうちのエンティティのサブセットを選択することと、
前記エンティティのサブセットのうちの各エンティティの位置、幅、および高さを説明する座標のセットを決定することと、
前記エンティティのサブセットのうちの全エンティティを含有する前記コンテンツの最小空間部分を識別することと、
前記コンテンツの最小空間部分が前記コンテンツエリアを充填するズーム倍率を決定することと、
前記ズーム倍率によって前記コンテンツのズームレベルを修正することと
を含む、請求項2-11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記見掛けのサイズに基づいて、前記コンテンツの提示を修正することは、
前記コンテンツエリアの最大サイズを決定することと、
前記コンテンツエリアの現在のサイズを検出することと、
前記コンテンツエリアの現在のサイズを前記コンテンツエリアの最大サイズと比較することと、
前記比較に基づいて、前記コンテンツエリアの現在のサイズが前記コンテンツエリアの最大サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
前記コンテンツエリアの見掛けのサイズが前記コンテンツエリアの実際のサイズに合致する前記コンテンツエリアのサイズを決定することと、
前記コンテンツエリアのサイズを前記決定されたサイズまで増加させることと、
前記コンテンツエリアの増加したサイズに対応するズーム倍率によって、前記コンテンツのズームレベルを修正することと
を含む、請求項1-12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記比較に基づいて、前記コンテンツエリアの現在のサイズが前記コンテンツエリアの最大サイズと等しいことを決定することに応答して、
コンテンツアイテムの現在の焦点を決定することであって、前記現在の焦点を決定することは、
前記コンテンツに表示される複数のエンティティを識別することと、
前記複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、前記個別のエンティティが前記コンテンツの焦点であるタイムスタンプを決定することと、
前記コンテンツの現在のタイムスタンプを監視することと、
前記現在のタイムスタンプが、前記複数のエンティティのうちの個別のエンティティが前記コンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、前記個別のエンティティおよび前記コンテンツの現在の焦点を識別することと
によって行われる、ことと、
前記識別されたエンティティが表示される前記コンテンツの空間部分のみを表示のために発生させることと
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記見掛けのサイズに基づいて、前記コンテンツエリア内の前記コンテンツの提示を修正することは、
周囲輝度レベルを決定することと、
前記周囲輝度レベルを輝度閾値と比較することと、
前記比較に基づいて、前記周囲輝度レベルが前記輝度閾値を下回ることを決定することに応答して、
前記コンテンツに表示される複数のエンティティを識別することと、
前記複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、前記個別のエンティティが表示される前記コンテンツの空間部分を決定することと、
現在、前記コンテンツの焦点である前記複数のエンティティのうちのエンティティを識別することと、
前記識別されたエンティティが現在表示されていない前記コンテンツの空間部分の輝度を低減させることと
を含む、請求項1-14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上で前記コンテンツを視聴しており、前記方法はさらに、
前記複数のユーザのうちのユーザ毎に選好レベルを決定することと、
好ましいユーザを識別することであって、前記好ましいユーザは、最高選好レベルを有する、ことと
を含み、
前記ユーザは、前記好ましいユーザである、
請求項1-15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上で前記コンテンツを視聴しており、
前記方法はさらに、
前記複数のユーザのうちのユーザ毎に、個別のユーザと前記ディスプレイデバイスとの間の個別の距離を決定することと、
ユーザ毎に、前記コンテンツエリアの実際のサイズおよび前記個別のユーザの個別の距離に基づいて、前記コンテンツエリアの個別の見掛けのサイズを計算することと、
ユーザ毎の個別の見掛けのサイズをサイズ閾値と比較することと
を含み、
前記コンテンツの提示を修正することは、少なくとも1人のユーザのための前記見掛けのサイズが前記サイズ閾値よりも小さいことを決定することに応答する、
請求項1-16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
前記コンテンツの提示を修正することは、
前記複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、前記個別の見掛けのサイズの中の前記コンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズを決定することと、
前記コンテンツエリアの最も小さい見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、前記コンテンツのズームレベルを修正することと
を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記コンテンツの提示を修正することは、
前記複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、前記個別の見掛けのサイズに基づいて、前記コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズを計算することと、
前記コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズに基づいて、前記コンテンツのズームレベルを修正することと
を含む、請求項17または18に記載の方法。
【請求項20】
前記コンテンツの提示を修正することは、
前記コンテンツの少なくとも空間部分をピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させることと、
前記ピクチャインピクチャウィンドウの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、前記コンテンツの少なくとも空間部分のズームレベルを修正することと
を含む、請求項17-19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
前記コンテンツの提示を修正することは、
前記コンテンツをピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させることと、
前記コンテンツエリアの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、前記コンテンツのズームレベルを修正することと
を含む、請求項17-20のいずれかに記載の方法。
【請求項22】
コンテンツの提示を適応的に修正するためのシステムであって、前記システムは、請求項1-21のいずれかに記載の方法を実行するように構成される制御回路を備える、システム。
【請求項23】
非一過性のコンピュータ可読媒体であって、前記非一過性のコンピュータ可読媒体は、その上にエンコードされた非一過性のコンピュータ可読命令を有しており、前記命令は、制御回路によって実行されると、前記制御回路に請求項1-21のいずれかに記載の方法を実施させるコンテンツの提示を適応的に修正する、非一過性のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンテンツ提示システムに関し、より具体的には、ディスプレイ画面の見掛けのサイズに基づいてコンテンツの提示を修正することに関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
コンテンツが、異なるデバイスを使用して、異なる設定においてますます消費されている。多くのユーザが、テレビまたは他の大画面ディスプレイデバイス上よりも頻繁に、スマートフォン、タブレット、または他のモバイルデバイス上で、ビデオコンテンツを鑑賞する。長方形のディスプレイを伴う典型的デバイスのアスペクト比は、16:9である。ディスプレイエリアのサイズは、多くの場合、長方形の角の間の対角距離として定義される。モバイルデバイス上でコンテンツを消費するとき、ユーザは、異なる状況下で、その眼から種々の距離においてモバイルデバイスを保持し得、距離は、ユーザがコンテンツを消費するにつれて経時的に変化し得る。ユーザがテレビ上でコンテンツを消費するとき、画面の直接前に着席していない場合があり、コンテンツを消費しながら部屋を動き回り得る。したがって、画面の見掛けのサイズは、ユーザの画面からの距離が変化するにつれて変化し得る。これは、コンテンツで起こっていることが明確に見えるユーザの能力が、画面からの距離とともに変動し得る、視聴体験をもたらす。
【0003】
システムおよび方法が、ディスプレイデバイスに関連してコンテンツの提示を適応的に修正するために本明細書に説明される。コンテンツは、画面全体を占有しない場合がある、メディアプレーヤウィンドウ等のディスプレイデバイスと関連付けられるコンテンツエリアまたは表示領域に提示される。第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離、およびコンテンツが提示されているコンテンツエリアの実際のサイズが、決定される。これは、コンテンツエリアの1つ以上の寸法に基づき得る。距離およびコンテンツエリアの実際のサイズに基づいて、コンテンツエリアの見掛けのサイズが、計算され、コンテンツの提示が、コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて修正される。いくつかの実施形態では、コンテンツの提示を修正するステップは、ユーザの画面からの距離が、提示されるコンテンツを拡大することによって補償されるように、コンテンツが表示されているコンテンツエリア内でコンテンツのズームレベルを修正するステップを伴う。ズームレベルが修正される量は、距離またはコンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例して関連し得る。事実上、距離は、ユーザの視野内のコンテンツエリアの見掛けのサイズを調節するために使用される。
【0004】
いくつかの実施形態では、ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比が、計算される。ユーザとディスプレイデバイスとの間の距離の変化が、検出されるとき、ユーザとディスプレイデバイスとの間の新しい距離が、決定され、新しい見掛けのサイズが、計算される。コンテンツのズームレベルは、次いで、ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を維持するように決定される量によって修正される。
【0005】
コンテンツのズームレベルは、例えば、コンテンツエリアの寸法およびディスプレイデバイスからのユーザの距離のうちの1つ以上のものに基づいて、コンテンツエリアまたは表示領域の見掛けのサイズを第1の閾値サイズと比較することによって、修正され得る。見掛けのサイズが、第1の閾値サイズよりも大きい、またはそれと等しい場合、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルは、デフォルトズームレベルに設定される。しかしながら、見掛けのサイズが、第1の閾値サイズよりも小さい場合、見掛けのサイズと第1の閾値サイズとの間の差が、決定され、ズームレベルは、差異に対応するズーム倍率によって増加される。ズームレベルを増加させることは、コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致するズームレベルを決定することと、ズーム倍率によってコンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正することとを伴い得る。
【0006】
コンテンツエリアの見掛けのサイズはさらに、第1の閾値サイズよりも小さい第2の閾値サイズと比較され得る。見掛けのサイズが、第2の閾値サイズよりも小さい場合、コンテンツは、コンテンツエリア内でパンされる。コンテンツをパンすることは、コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別することと、コンテンツエリア内にコンテンツの空間部分を表示のために発生させることとを伴い得る。コンテンツの空間部分がコンテンツエリアのより多くを充填するズーム倍率がさらに、決定され得、コンテンツのズームレベルが、次いで、ズーム倍率によって修正される。
【0007】
コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するステップは、コンテンツに表示される複数のエンティティを識別し、複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定することによって、遂行され得る。コンテンツの現在のタイムスタンプが、監視され、現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致する場合、個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分が、選択される。
【0008】
いくつかの実施形態では、コンテンツのズームレベルを修正するステップは、コンテンツに表示される複数のエンティティを識別し、複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定することによって、遂行され得る。重要性閾値よりも高い重要性レベルを有する、複数のエンティティのうちのエンティティのサブセットが、次いで、選択され、エンティティのサブセットのうちの各エンティティの位置および幅および高さ等の寸法を説明する、座標のセットが、決定される。エンティティのサブセットのうちの全エンティティを含有する、コンテンツの最小空間部分が、識別され、コンテンツの最小空間部分がコンテンツエリアのより多くを充填するズーム倍率が、決定される。コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルは、次いで、ズーム倍率によって修正される。
【0009】
見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するステップを遂行するための1つの方法は、コンテンツエリアの最大サイズを決定し、コンテンツエリアの現在の見掛けのサイズを決定し、最大サイズを現在のサイズと比較することである。コンテンツエリアの現在のサイズが、コンテンツエリアの最大サイズよりも小さい場合、コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、コンテンツエリアのサイズが、決定され得る。コンテンツエリアのサイズは、次いで、決定されたサイズまで増加され、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルは、コンテンツエリアの増加したサイズに対応するズーム倍率によって修正される。コンテンツエリアの現在のサイズが、すでにコンテンツエリアの最大サイズと等しい場合、コンテンツの現在の焦点が、決定され、識別されたエンティティが表示される、コンテンツの空間部分が、コンテンツエリア内の表示のために発生される。コンテンツの現在の焦点は、現在のタイムスタンプを、各エンティティが上記に説明されるようなコンテンツの現在の焦点であるタイムスタンプと比較することによって、決定され得る。
【0010】
見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するステップを遂行するための別の方法は、周囲輝度レベルを決定し、それを輝度閾値と比較することである。周囲輝度レベルが、輝度閾値を下回る場合、コンテンツに表示される複数のエンティティが、識別され、各個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分が、決定される。現在、コンテンツの焦点である、複数のエンティティのうちのエンティティが、識別され、識別されたエンティティが現在表示されていない、コンテンツの空間部分の輝度が、低減される。
【0011】
時として、複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツをともに視聴している場合がある。いくつかの実施形態では、ユーザ毎の選好レベルが、決定され、好ましいユーザが、識別される。例えば、1人のユーザが、他のユーザよりも高い選好レベルを有してもよい。コンテンツの提示が、次いで、好ましいユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて修正される。他の実施形態では、各ユーザとディスプレイデバイスとの間の個別の距離が、決定され、個別の見掛けのサイズが、ユーザ毎に計算される。各個別の見掛けのサイズが、次いで、サイズ閾値と比較され、コンテンツの提示は、任意のユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズがサイズ閾値よりも小さい場合、修正される。ある場合には、1人を上回るユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズは、サイズ閾値よりも小さくあり得る。該当する場合、ユーザ毎の個別の見掛けのサイズの中のコンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズが、決定され、コンテンツのズームレベルが、コンテンツエリアの最も小さい見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって修正される。全てのユーザの中の平均的な見掛けのサイズもまた、使用されてもよい。
【0012】
複数のユーザがともに鑑賞している、いくつかの実施形態では、ピクチャインピクチャ(PIP)ウィンドウが、表示のために発生されてもよい。PIPウィンドウは、コンテンツの少なくとも空間部分を表示してもよく、PIPウィンドウ内のコンテンツのズームレベルが、PIPウィンドウの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって修正されてもよい。他の実施形態では、PIPウィンドウが、コンテンツ全体を表示してもよい一方、コンテンツの提示は、コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、主要コンテンツエリア内で修正される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本開示の上記および他の目的および利点は、同様の参照記号が全体を通して同様の部分を指す、付随する図面と併せて解釈される、以下の詳細な説明の考慮に応じて明白であろう。
【0014】
図1図1は、本開示のいくつかの実施形態による、ディスプレイ画面から異なる距離におけるユーザがディスプレイ画面の異なる見掛けのサイズを知覚することを示す、例証的図面である。
【0015】
図2図2は、本開示のいくつかの実施形態による、所与の距離からのディスプレイ画面によって占有されるユーザの視野の一部を示す。
【0016】
図3図3は、本開示のいくつかの実施形態による、ユーザから異なる距離において保持されたときにモバイルデバイスによって占有されるユーザの視野の一部の差異を示す。
【0017】
図4図4は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツのズームレベルを修正することによる、コンテンツの提示の修正を示す。
【0018】
図5図5は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツのズームレベルを修正すること、およびコンテンツをパンしてコンテンツの現在の焦点のみを示すことの両方による、コンテンツの提示の修正を示す。
【0019】
図6図6は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツが表示される、コンテンツエリアのサイズを増加させることによる、コンテンツの提示の修正を示す。
【0020】
図7図7は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツの焦点ではないコンテンツの部分の輝度を低減させることによる、コンテンツの提示の修正を示す。
【0021】
図8図8は、本開示のいくつかの実施形態による、異なる距離から単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを鑑賞する2人のユーザを示す。
【0022】
図9図9は、本開示のいくつかの実施形態による、増加したズームレベルにおいてコンテンツを表示するPIPウィンドウを表示することによる、コンテンツの提示の修正を示す。
【0023】
図10図10は、本開示のいくつかの実施形態による、主要コンテンツエリアが増加したズームレベルにおいてコンテンツを表示している間に、デフォルトズームレベルにおいてコンテンツを表示するPIPウィンドウを表示することによる、コンテンツの提示の修正を示す。
【0024】
図11図11は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツに表示される複数のエンティティの検出と、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを、検出されたエンティティが表示されるレベルに設定することによる、コンテンツの提示の修正とを示す。
【0025】
図12図12は、本開示のいくつかの実施形態による、システムのコンポーネントおよびその間のデータフローを表す、ブロック図である。
【0026】
図13図13は、本開示のいくつかの実施形態による、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【0027】
図14図14は、本開示のいくつかの実施形態による、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【0028】
図15図15は、本開示のいくつかの実施形態による、ディスプレイデバイスの画面部分内のコンテンツのズームレベルを修正するための第2のプロセスを表す、フローチャートである。
【0029】
図16図16は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツの現在の焦点であるエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を決定するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【0030】
図17図17は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツに表示される複数のエンティティに適合するようにコンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【0031】
図18図18は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツエリアの現在のサイズおよびコンテンツエリアの最大サイズに基づいて、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【0032】
図19図19は、本開示のいくつかの実施形態による、周囲輝度に基づいてディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【0033】
図20図20は、本開示のいくつかの実施形態による、好ましいユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【0034】
図21図21は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のユーザがディスプレイデバイスを鑑賞しているときにディスプレイデバイスの画面部分内のコンテンツの提示を修正するためのプロセスを表す、フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0035】
テレビ、スマートフォン、タブレット等のディスプレイデバイスのための典型的ディスプレイ画面は、16:9の辺のアスペクト比を伴う長方形である。ユーザが、ディスプレイ画面のより近くに、またはそこからより遠くに移動するにつれて、ユーザへのディスプレイ画面の見掛けのサイズは、変化するが、同一の形状を維持する。本明細書で使用されるように、「見掛けのサイズ」は、オブジェクトによって占有される球体の一部として定義される、オブジェクトの角度サイズまたは視角を指す。ユーザのオブジェクトからの距離が増加すると、オブジェクトの寸法は、そのオブジェクトによって占有されるユーザの視野の割合が減少するにつれて減少するように見える。本差異は、角度として、またはユーザの視野の球面投影に対する弧長として測定される。図1は、第1の距離104によって分離される、ディスプレイデバイス100および第1のユーザ102を示す。第1のユーザ102へのディスプレイデバイス100の見掛けのサイズは、ディスプレイデバイス100によって占有される第1のユーザ102の視野の角度106である。第2のより大きい距離110によってディスプレイデバイス100から分離される第2のユーザ108に関して、第2のユーザ108へのディスプレイデバイス100の見掛けのサイズは、角度106よりも小さい角度112である。
【0036】
図2は、ディスプレイデバイス100によって占有されるユーザの視野の一部をさらに図示する、3次元図である。ユーザ200は、視野202を有する。ユーザ200へのディスプレイデバイス100の見掛けのサイズは、ユーザ200の球面視野202上に投影される、ユーザ200によって視聴されるようなディスプレイデバイス100の表面の投影である、立体角204である。図3は、ユーザとディスプレイデバイスとの間との距離が増加するにつれて、ディスプレイデバイスによって占有されるユーザの視野の割合が減少する様子を図示する、別の3次元図を示す。ユーザ300は、視野302を有し、長方形のディスプレイ画面を含む、モバイルデバイス304を保持している。ユーザ300により近い距離にモバイルデバイス304があると、モバイルデバイスの見掛けのサイズ306aは、比較的に大きく、ユーザ300の視野302の有意な割合を占有する。しかしながら、ユーザ300からより遠い距離にモバイルデバイス304があると、モバイルデバイス304の見掛けのサイズ306bは、はるかに小さく、ユーザ300の視野302の低減した割合を占有する。
【0037】
ディスプレイデバイスの見掛けのサイズが減少する、すなわち、ディスプレイコンテンツエリアが視野のますます小さい割合を占有するにつれて、メディアコンテンツの詳細が見えるユーザの能力は、減少する。ユーザの視聴体験を改良するために、コンテンツの提示は、ユーザとデバイスとの間の距離によって決定されるようなコンテンツの見掛けのサイズに基づいて修正されてもよい。図4-7は、見掛けのサイズの減少に応答した、コンテンツの提示の種々の修正を図示する。示されていないが、当業者は、図4-7に示され、下記に説明される修正が、少なくともコンテンツの提示がそのデフォルト状態に戻るまで、見掛けのサイズの増加に応答して逆に実施され得ることを理解するであろう。
【0038】
図4は、コンテンツの提示の第1の修正を示す。コンテンツ400は、ディスプレイデバイスのコンテンツエリアに表示される。ディスプレイデバイスとユーザとの間の距離の検出された増加に応答して、ディスプレイデバイス上のコンテンツエリアの見掛けのサイズが、計算される。コンテンツエリアの見掛けのサイズが、閾値サイズを下回る、またはコンテンツエリアの実際のサイズの閾値割合を下回る場合、コンテンツ内の特徴が、ユーザの視野のより大きい割合を占有し、より大きく見えるように、ズーム倍率が、計算される。ズーム倍率は、次いで、コンテンツに適用され、修正されたコンテンツ402は、次いで、コンテンツエリアに提示される。しかしながら、コンテンツは、ビデオ分解能が影響を受ける前に有限量だけズームされることができる。図5に図示されるように、コンテンツの提示はさらに、コンテンツをパンするにように修正されることができる。換言すると、コンテンツの空間部分は、所与の時間におけるコンテンツの焦点のみを示すように、選択的に出力される、または切り取られることができる。例えば、会話をしている2つのキャラクタを示すコンテンツ500が、コンテンツエリアに表示されてもよい。第2の閾値を下回るコンテンツエリアの見掛けのサイズに応答して、コンテンツは、パンされ、第1の空間部分に描写されるキャラクタが話しているときに、第1の空間部分502が、示され、第2の空間部分に描写されるキャラクタが話しているときに、第2の空間部分504が、示される。
【0039】
ある場合には、コンテンツエリアは、ディスプレイデバイス上の画面エリアの全体を占有しなくてもよい。例えば、図6に示されるように、ディスプレイデバイス600は、モバイルデバイスであってもよい。多くのモバイルデバイスは、別のアプリケーションと相互作用しながら、コンテンツアプリケーション(例えば、Netflix、Hulu、YouTube(登録商標))によって占有されるディスプレイ画面602の面積を最小限にすることによって、ユーザがマルチタスクを行うことを可能にする。別の実施例では、ユーザは、現在再生されているコンテンツが画面の小さいエリアに示される一方、ガイドが画面の大部分に提示される、テレビ上でコンテンツを鑑賞しながら、双方向番組ガイドをアクティブ化してもよい。コンテンツエリア604の見掛けのサイズが、閾値サイズを下回る、またはコンテンツエリアの実際のサイズの閾値割合を下回る場合、コンテンツエリアのサイズは、増加されてもよく606、コンテンツは、少なくともコンテンツエリアがディスプレイ画面の全体を占有するまで、コンテンツエリアの実際のサイズにおいてコンテンツエリアの見掛けのサイズを維持するように、それに比例してズームされてもよい。
【0040】
コンテンツエリアのサイズを増加させること、および対応するズーム動作は、コンテンツの品質に基づいて限定され得る。例えば、コンテンツが、1,080×720ピクセルの分解能を伴う高解像度(HD)ビデオである場合、2.5のズームレベルが、コンテンツのビデオを歪曲させ、ピクセル化し、または別様に劣化させ始め得る。しかしながら、コンテンツが、3,840×2,160ピクセルの分解能を伴う超高解像度(UHD)ビデオである場合、コンテンツは、2.5またはそれよりも高いズームレベルにおいて依然として許容可能に明確である、または歪みがなくあり得る。ストリーミングコンテンツの場合、コンテンツの品質は、利用可能な帯域幅等のネットワーク条件に応じて変化し得る。ビデオの品質のための最大ズームレベルよりも高いズームレベルが要求される場合、コンテンツの他の修正も、最大ズームレベルと組み合わせて使用されてもよい。
【0041】
図7に図示される別の実施例では、コンテンツ700の提示は、コンテンツの焦点を含有しないコンテンツの空間部分の輝度を低減させることによって、修正されてもよい。コンテンツエリアの見掛けのサイズが、閾値サイズを下回る、またはコンテンツウィンドウの実際のサイズの閾値割合を下回る場合、周囲輝度レベルが、決定される。周囲輝度レベルが、輝度閾値を下回る場合、コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分が、識別され、コンテンツの提示が、コンテンツの現在の焦点を含有しないコンテンツの全ての空間部分の輝度を低減させることによって、修正される702。
【0042】
図8は、1人を上回るユーザが単一のディスプレイデバイス800上で同時にコンテンツを鑑賞している、実施形態を図示する。ユーザP1 802が、ディスプレイデバイス800から距離804に位置付けられてもよい一方、ユーザP2 806は、ディスプレイデバイス800からより遠い距離808に位置付けられてもよい。したがって、ディスプレイデバイス800、その結果として、その上に表示されるコンテンツエリアは、P2 806のためよりもP1 802のために大きい見掛けのサイズを有するであろう。コンテンツの提示の修正は、両方の見掛けのサイズを考慮し得る。例えば、コンテンツの提示は、ユーザP1 802とP2 806との間の平均的な見掛けのサイズに基づいて修正されてもよい。代替として、ユーザのうちの一方が、他方よりも高い優先順位を有してもよい。例えば、P1が、ディスプレイデバイス800の一次ユーザであってもよい一方、P2は、ゲストである。したがって、P1は、P2よりも高い優先順位を有してもよい。別の実施例として、P1は、P2の親であって、したがって、P2を上回る優先順位を有してもよい。ユーザP1 802へのディスプレイデバイス800の見掛けのサイズは、したがって、P2 806がディスプレイデバイス800からより遠くても、P2 806のものよりも多くの加重を与えられてもよい。ある場合には、最高優先順位のユーザのためのディスプレイデバイス800の見掛けのサイズは、コンテンツの提示を修正する際に考慮される唯一の見掛けのサイズであってもよい。
【0043】
同一のディスプレイデバイス上で同時に鑑賞する1人を上回るユーザのためにコンテンツの提示を修正することの別の実施例は、PIPウィンドウの使用である。図9は、正常としてコンテンツを表示する、コンテンツエリア900を示す。コンテンツエリア900の見掛けのサイズが、コンテンツを鑑賞する複数のユーザのうちの1人のために、閾値サイズを下回る、またはコンテンツエリア900の実際のサイズの閾値割合を下回る場合、PIPウィンドウ904が、表示のために発生されてもよい。複合表示が、修正を伴わずにコンテンツを表示し続けるコンテンツエリア902に提示される一方、PIPウィンドウ904は、ズーム倍率が適用されたコンテンツを表示する。図10は、正常としてコンテンツを表示する、コンテンツエリア1000を示し、閾値を下回るコンテンツエリアの見掛けのサイズに応答して、コンテンツの提示は、ズーム倍率がコンテンツに適用される一方、PIPウィンドウ1004が表示のために発生され、修正を伴わずにコンテンツを提示する、コンテンツエリア1002内で修正される。
【0044】
コンテンツに描写される1つ以上のエンティティが、コンテンツの現在の焦点である場合、ズーム倍率は、それらのエンティティの可能な限り多くが、コンテンツエリア内に適合し得るように、計算されてもよい。コンテンツはまた、コンテンツエリア内でエンティティを中心に置くようにパンされてもよい。図11は、コンテンツに表示される複数のエンティティの検出と、コンテンツエリアのズームレベルを、検出されたエンティティが表示されるレベルに設定することによる、コンテンツの提示の修正とを示す。コンテンツが、コンテンツエリア1100に表示され、エンティティ1102、1104、および1106が、その中に描写される。画像処理技法(例えば、エッジ検出、オブジェクト認識)を使用して、各描写されたエンティティの位置に対応する、境界ボックス1108、1110、および1112を識別する、座標のセットが、決定される。エンティティ1102、1104、および1106を含有する、最も小さいエリア1114が、決定される。小さいバッファゾーンが、エリア1114の各辺に追加され、空間部分1116をもたらす。ズーム倍率が、次いで、コンテンツエリアのサイズに空間部分1116を適合させるように計算される。空間部分1116の実際のサイズは、コンテンツを歪曲しないように、コンテンツの元の割合またはアスペクト比を維持するように調節されてもよい。空間部分1116は、次いで、コンテンツエリア1118に表示される。
【0045】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、システムのコンポーネントおよびその間のデータフローを表す、ブロック図である。メディアコンテンツが、制御回路1202によってコンテンツソースから受信される1200。制御回路1202は、任意の好適な処理回路に基づいてもよく、単一の集積回路上に配置され得る、または離散コンポーネントであり得る、制御回路およびメモリ回路を備える。本明細書で参照されるように、処理回路は、1つ以上のマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)等に基づく回路を意味すると理解されるべきであり、マルチコアプロセッサ(例えば、デュアルコア、クアッドコア、ヘキサコア、または任意の好適な数のコア)を含んでもよい。いくつかの実施形態では、処理回路は、複数の別個のプロセッサまたは処理ユニット、例えば、複数の同一のタイプの処理ユニット(例えば、2つのIntel Core i7プロセッサ)または複数の異なるプロセッサ(例えば、Intel Core i5プロセッサおよびIntel Core i7プロセッサ)を横断して分散されてもよい。
【0046】
制御回路1202のメディア回路1204が、出力のためにメディアコンテンツを受信し、デコードし、別様に処理する。コンテンツのオーディオデータが、メディアコンテンツから抽出され、スピーカ等のオーディオ出力デバイスへの出力のために出力回路1208に転送される1206。コンテンツのビデオデータが、ビデオ処理回路1212に別個に伝送される1210。ビデオ処理回路1212は、任意の好適なビデオデコーディングおよびエンコーディング回路、およびビデオコンテンツの提示の修正に影響を及ぼすための画像処理および編集回路を含んでもよい。
【0047】
ユーザ検出回路1214は、メディアコンテンツを視聴するユーザを検出する。ユーザ検出回路は、カメラ、1つ以上の赤外線センサ、1つ以上の紫外線センサ、または任意の他の好適なセンサを含んでもよい。ユーザ検出回路1214はさらに、センサと各ユーザとの間の距離を決定する。例えば、ユーザ検出回路1214は、赤外線エミッタと、放出されたパルスが受信機に向かって戻るように反射され、それによって検出されるために要求される時間に基づいて、オブジェクトの距離を決定するように構成される、赤外線受信機を含んでもよい。いったん各ユーザの距離が決定されると、距離は、見掛けのサイズ計算回路1218に伝送される1216。見掛けのサイズ計算回路1218は、以下の式を使用して、ユーザ毎にコンテンツエリアの見掛けのサイズSを計算する。
【化1】
式中、dは、コンテンツエリアの実際のサイズであり、Dは、ユーザまでの距離である。したがって、所与のユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズは、コンテンツエリアからのそのユーザの距離およびコンテンツエリアの実際のサイズの関数である。コンテンツエリアの実際のサイズを決定するために、見掛けのサイズ計算回路1218は、要求をメモリ1222に伝送し1220、コンテンツエリアおよびコンテンツエリアの現在のサイズと関連付けられるディスプレイ画面の仕様を読み出す。典型的には、これは、16:9アスペクト比による、長方形のディスプレイの一対の寸法または画面を横断した対角寸法であろう。それが占有する面積等のコンテンツエリアの実際のサイズを定義する他の方法も、使用されることができる。見掛けのサイズ計算回路1218は、メモリ1222からサイズ情報を受信し1224、受信されたサイズ情報に基づいて、ユーザ毎に見掛けのサイズの計算を実施する。ユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズが、閾値サイズを下回る、またはコンテンツエリアの実際のサイズの閾値割合を下回る場合、見掛けのサイズ計算回路1218は、信号をビデオ処理回路1212に伝送1226し、コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正する。ビデオ処理回路1212は、ズーム倍率をコンテンツに適用することによって、または表示のためにコンテンツの空間部分を選択することによって、または両方によって、コンテンツの提示を修正してもよい。コンテンツの提示を修正するための方法が、図13-25に関連して下記に詳細に説明される。
【0048】
見掛けのサイズ計算回路1218はまた、信号をコンテンツエリア制御回路1232に伝送し1230、コンテンツエリアのサイズを変更してもよい。コンテンツエリア制御回路1232は、コンテンツエリアが表示されるディスプレイ画面全体のサイズに対してコンテンツエリアのサイズを管理する。コンテンツエリア制御回路1232は、見掛けのサイズ計算回路1218から信号を受信することに応答して、それが表示されるディスプレイ画面内のコンテンツエリアのサイズおよび/または位置を修正してもよい。コンテンツエリア制御回路1232は、要求1234をメモリ1222に伝送し、コンテンツエリアと関連付けられるディスプレイ画面の仕様を読み出してもよい。コンテンツエリア制御回路1232は、メモリ1222から仕様を受信し1236、コンテンツエリアの現在のサイズをディスプレイ画面のサイズと比較する。コンテンツエリアの現在のサイズが、ディスプレイ画面のサイズよりも小さい場合、コンテンツエリア制御回路1232は、コンテンツエリアの少なくとも1つの寸法がディスプレイ画面の最大の対応する寸法に到達するまで、必要に応じてコンテンツエリアのサイズを増加させてもよい。
【0049】
コンテンツエリア制御回路1232は、コンテンツエリアのサイズパラメータを出力回路1208に伝送する1238。出力回路1208は、ビデオ処理回路1212によって処理されるようなコンテンツのビデオを、コンテンツエリア制御回路1232から受信されるコンテンツエリアパラメータと組み合わせ、ディスプレイ画面への出力のためにビデオ信号を発生させる。出力回路1208は、次いで、コンテンツのオーディオをオーディオ出力デバイスに、コンテンツの修正されたビデオをディスプレイ画面に出力する1240。
【0050】
図13は、本開示のいくつかの実施形態による、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するための例証的プロセス1300を表す、フローチャートである。プロセス1300は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス1300の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0051】
1302では、制御回路1202は、ディスプレイデバイスの画面にコンテンツを提示する。メディアコンテンツが、メディア回路1204を使用して、制御回路1202によって受信される。メディアデータが、出力回路1208に改変されずにパスされ、そこで、ユーザへの出力のために発生される。オーディオが、スピーカまたは他のオーディオデバイスに出力され、ビデオが、ディスプレイ画面に出力される。
【0052】
1304では、制御回路1202は、第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定する。制御回路1202は、ユーザ検出回路1214を使用して、第1のユーザを検出する。ユーザ検出回路1214は、第1のユーザの存在を検出し、赤外線センサ、紫外線センサ、カメラ、または同等物を使用して、第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定する。1306では、制御回路1202は、コンテンツがディスプレイ画面上に提示されている、コンテンツエリアの実際のサイズを決定する。コンテンツエリアは、画面全体を占有しなくてもよい。制御回路1202は、メモリ1222から、ディスプレイ画面の仕様およびその寸法を含むコンテンツエリアのための現在の設定を読み出す。1308では、制御回路1202は、第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離およびコンテンツエリアの実際のサイズを使用して、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算する。見掛けのサイズ計算回路1218は、決定された距離および実際のサイズを上記の方程式1に入力し、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算してもよい。1310では、コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、制御回路1202は、ビデオ処理回路1212およびコンテンツエリア制御回路1232を使用し、下記に説明される方法を使用してコンテンツの提示を修正する。
【0053】
図13のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図13に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0054】
図14は、本開示のいくつかの実施形態による、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正するための例証的プロセス1400を表す、フローチャートである。プロセス1400は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス1400の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0055】
1402では、制御回路1202は、コンテンツエリアのズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を計算する。例えば、コンテンツエリアは、50インチテレビ画面の全体であってもよい。コンテンツエリアはまた、1のデフォルトズームレベルを有してもよい。ユーザが、ディスプレイ画面から10フィートの距離に位置付けられる場合、コンテンツエリアは、約0.41ラジアンの見掛けのサイズを有するであろう。したがって、ズームレベル対コンテンツエリアの比は、1:0.41である。ズームレベルはまた、コンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例して関連する、例えば、反比例する。本実施形態では、制御回路1202は、以下の式を使用して、本比に基づいて比例定数を計算する。
【化2】
式中、zは、ズームレベルであり、aは、コンテンツエリアの見掛けのサイズである。本実施例では、比例定数Kは、0.41の値を有する。1404では、制御回路1202は、第1のユーザとディスプレイ画面との間の距離が変化したかどうかを決定する。例えば、制御回路1202は、ユーザが移動したことを示す信号をユーザ検出回路1214から受信してもよい。該当する場合、次いで、1406では、制御回路1202は、第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の第2の距離を決定し、1408では、コンテンツエリアの実際のサイズおよび第2の距離に基づいて、コンテンツエリアの第2の見掛けのサイズを計算する。1410では、制御回路1202は、ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を維持するように決定される量によって、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正する。制御回路1410は、比例定数Kを使用し、コンテンツエリアに表示されるコンテンツの見掛けのサイズが同一のままであろうズームレベルを決定する。例えば、第1のユーザが、10フィートから12フィートまでディスプレイ画面からより遠くに移動する場合、本距離におけるコンテンツエリアの見掛けのサイズは、約0.34ラジアンであろう。0.41ラジアンの前の見掛けのサイズを維持するために要求されるズームレベルは、上記の方程式2の以下の再配列を使用して、計算されることができる。
【化3】
0.41の前もって計算された比例定数Kおよび0.34のコンテンツエリアの新しい見掛けのサイズaを使用して、制御回路1202は、1.2のズームレベルzがコンテンツエリアに表示されるコンテンツの見掛けのサイズを維持するために必要とされることを計算する。
【0056】
図14のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図14に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0057】
図15は、本開示のいくつかの実施形態による、ディスプレイデバイスの画面部分内のコンテンツのズームレベルを修正するための第2の例証的プロセス1500を表す、フローチャートである。プロセス1500は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス1500の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0058】
1502では、制御回路1202は、コンテンツエリアの見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも小さいかどうかを決定する。第1のユーザとディスプレイ画面との間の距離のわずかな変化は、コンテンツの提示への修正を保証しない場合がある。コンテンツの見掛けのサイズは、したがって、閾値サイズと比較される。例えば、閾値サイズは、0.4ラジアンであってもよい。コンテンツエリアが、50インチテレビ画面の全体であり、ユーザが、テレビ画面から8フィートに位置付けられる場合、テレビ画面の見掛けのサイズは、閾値を上回る、約0.51ラジアンであろう。ユーザが、10フィートの距離まで移動する場合、テレビ画面の見掛けのサイズは、閾値サイズを上回る、約0.41ラジアンであろう。コンテンツエリアの現在の見掛けのサイズが閾値サイズにある、またはそれを上回る場合(1502における「いいえ」)、1504において、制御回路1202は、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを1のズームレベル等のデフォルトズームレベルに設定する。ユーザが、10.5フィートの距離まで等、テレビ画面からさらに遠く移動する場合、テレビ画面の見掛けのサイズは、閾値サイズを下回る、約0.39ラジアンであろう。これが起こる場合、1506において、制御回路1202は、コンテンツエリアの見掛けのサイズを、第1の閾値サイズより小さい、0.25ラジアン等の第2の閾値サイズと比較する。見掛けのサイズが、本実施例のように、第2の閾値サイズにある、またはそれを上回る場合(1506における「いいえ」)、1508において、制御回路1202は、見掛けのサイズと第1の閾値サイズとの間の差異を決定し、1510において、サイズの差異に対応するズーム倍率によって、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを増加させる。本実施例では、第1の閾値サイズと見掛けのサイズとの間の差異は、0.01ラジアンである。制御回路1202は、同一の量によってコンテンツエリアの見掛けのサイズを増加させる、ズーム倍率を計算してもよい。
【0059】
見掛けのサイズが、第2の閾値サイズよりも小さい場合(1506における「はい」)、1512において、制御回路1202は、コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別する。これは、図16および17に関連して下記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。1514では、制御回路1202は、コンテンツエリア内にコンテンツの空間部分を表示のために発生させる。例えば、制御回路1202は、ビデオ処理回路1212を使用して、ビデオの各フレームを切り取り、識別された空間部分のみを含有してもよい。1516では、制御回路1202は、コンテンツの空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定する。これは、図14に関連して上記でズームレベルが計算されるものと類似する様式で、遂行されてもよい。例えば、比例定数が、コンテンツエリアの実際のサイズおよび空間部分の実際のサイズに基づいて計算されてもよい。本定数は、次いで、空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズームレベルを決定するために使用される。1518では、制御回路1202は、決定されたズーム倍率によって、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正する。
【0060】
図15のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図15に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0061】
図16は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツの現在の焦点であるエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を決定するための例証的プロセス1600を表す、フローチャートである。プロセス1600は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス1600の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0062】
1602では、制御回路1202は、コンテンツに表示される複数のエンティティを識別する。例えば、制御回路1202は、ビデオ処理回路1212を使用して、エッジ検出、オブジェクト認識、顔認識、または任意の他の画像処理技法を実施し、コンテンツに表示されるエンティティを識別する。1604では、制御回路1202は、複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定する。例えば、制御回路1202は、コンテンツ内の各エンティティを説明し、各エンティティがコンテンツの焦点である、タイムスタンプを含む、コンテンツアイテムのメタデータにアクセスしてもよい。
【0063】
1606では、制御回路1202は、コンテンツの現在のタイムスタンプを監視する。例えば、制御回路1202は、コンテンツアイテムの開始から起動しているカウンタを保ってもよい。代替として、コンテンツアイテムは、制御回路1202によってアクセスされる、および/または読み取られ得る、タイムスタンプを含有してもよい。1608では、制御回路1202は、コンテンツの現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致するかどうかを決定する。例えば、制御回路1202は、現在のタイムスタンプを上記で決定されるタイムスタンプと比較してもよい。現在のタイムスタンプが、エンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致する場合、1610において、制御回路1202は、個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を選択する。例えば、制御回路1202は、オブジェクト認識または顔認識を実施し、エンティティが表示されるコンテンツの空間部分を決定してもよい。代替として、コンテンツのメタデータは、タイムスタンプ情報とともに、コンテンツ内のエンティティ毎に座標および/または運動ベクトルを含んでもよい。制御回路1202は、メタデータにアクセスし、エンティティの座標を決定し、最小限でもエンティティの座標を含む、空間部分を選択してもよい。
【0064】
図16のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図16に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0065】
図17は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツに表示される複数のエンティティに適合するようにコンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正するための例証的プロセス1700を表す、フローチャートである。プロセス1700は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス1700の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0066】
1702では、制御回路1202は、コンテンツに表示される複数のエンティティを識別する。これは、図16に関連して上記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。1704では、制御回路1202は、複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定する。例えば、制御回路1202は、エンティティがコンテンツの背景または前景に表示されるかどうかを決定してもよい。前景のエンティティは、背景のエンティティよりも高い重要性を有してもよい。加えて、または代替として、制御回路1202は、例えば、エッジ検出技法を使用することによって、エンティティが、焦点が合っている、またはずれているかどうかを決定し、エンティティのエッジの鮮明度を決定してもよい。焦点が合ったエンティティは、焦点がずれているエンティティよりも高い重要性を有してもよい。エンティティサイズ、色変動、詳細のレベル、およびエンティティ移動もまた、各エンティティの重要性を決定する際に考慮され得る。制御回路1202はまた、コンテンツ内の所与のタイムスタンプにおける各エンティティの重要性を説明する、または特定のエンティティの言及を含むコンテンツの話の筋を説明する、コンテンツのメタデータにアクセスしてもよい。エンティティの重要性を決定する別の方法は、オーディオ認識の使用を通す。エンティティが、いずれの音もたてない場合、低い重要性である可能性が高い一方、可聴音をたてるエンティティは、少なくともある程度の重要性である可能性が高い。本重要性レベルは、同一のエンティティがコンテンツの1つを上回る部分で音を立てる場合、増加されるであろう。
【0067】
1706では、制御回路1202は、カウンタ変数Nを初期化し、その値を1に設定し、変数Tは、コンテンツに現在表示されているエンティティの総数を表し、リスト、アレイ、または他のデータ構造{K}は、重要なエンティティのリストを保持するものである。1708では、制御回路1202は、第Nエンティティの重要性レベルが閾値重要性レベルよりも高いかどうかを決定する。例えば、各エンティティは、1~10の重要性レベルを有してもよく、閾値重要性レベルは、7であってもよい。エンティティが、閾値重要性レベルよりも高い重要性レベルを有する場合(1708における「はい」)、1710において、制御回路1202は、第Nエンティティを{K}に追加する。第Nエンティティを{K}に追加した後、または第Nエンティティの重要性レベルが、閾値重要性レベルよりも高くない場合、1712において、制御回路1202は、現在表示されている全てのエンティティが処理されたことを意味する、NがTに等しいかどうかを決定する。NがTに等しくない場合(1712における「いいえ」)、1714において、制御回路は、Nの値を1インクリメントし、処理は、ステップ1708に戻る。
【0068】
Nが、Tに等しい場合(1712における「はい」)、1716において、制御回路1202は、第2のカウンタ変数Mを初期化し、その値を1に設定し、変数Tは、{K}内のエンティティの数を表す。1718において、制御回路1202は、{K}内の第Mエンティティの位置、幅、および高さを説明する、座標のセットを決定する。例えば、制御回路1202は、オブジェクト認識、顔認識、エッジ検出、または他の画像処理技法を使用し、第Mエンティティの最上、最下、最左、および最右ピクセルを識別してもよい。任意のピクセルの最も小さい垂直座標および任意のピクセルの最も小さい水平座標を取り込むことによって、制御回路1202は、第Mエンティティを囲繞するボックスの左上隅を識別することができる。ともに取り込まれる最も大きい垂直および水平座標は、ボックスの右下隅を識別するために使用されることができ、最も小さい水平座標は、最も大きい垂直座標とともに、ボックスの左下隅を識別することができ、最も小さい垂直座標は、最も大きい水平座標とともに、ボックスの右上隅を識別することができる。1720では、制御回路1202は、座標が{K}内の全てのエンティティに関して決定されたことを意味する、MがTに等しいかどうかを決定する。Mが、Tに等しくない場合(1720における「いいえ」)、1722において、制御回路1202は、Mの値を1インクリメントし、処理は、ステップ1718に戻る。
【0069】
Mが、Tに等しい場合(1720における「はい」)、1724において、制御回路1202は、{K}内の全エンティティを含有する、コンテンツの最小空間部分を識別する。例えば、制御回路は、{K}内の各エンティティの最も極端な水平および垂直座標を使用し、{K}内の全てのエンティティを含む、空間部分を画定してもよい。エンティティのうちのいずれも空間部分から部分的に切り取られないことを確実にするために、バッファエリアが、各方向で空間部分に追加されてもよい。1726では、制御回路1202は、コンテンツの最小空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定する。例えば、制御回路1202は、コンテンツエリアのサイズに合致するように空間部分のサイズを増加させる、ズーム倍率を計算してもよい。空間部分が、コンテンツエリアと同一のアスペクト比を有していない場合、空間部分の最も大きい寸法が、コンテンツエリアの対応する寸法を充填するように、ズーム倍率が、計算されてもよい。1728では、制御回路1202は、決定されたズーム倍率によって、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正する。
【0070】
図17のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図17に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0071】
図18は、本開示のいくつかの実施形態による、コンテンツエリアの現在のサイズおよびコンテンツエリアの最大サイズに基づいて、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するための例証的プロセス1800を表す、フローチャートである。プロセス1800は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス1800の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0072】
1802では、制御回路1202は、コンテンツエリアの最大サイズを決定する。例えば、制御回路1202は、メモリ1222から、コンテンツエリアが表示されるディスプレイ画面の仕様を読み出す。制御回路1202はまた、常に可視のままであるように設定される他の画面上要素に関する情報を読み出してもよい。読み出された情報から、制御回路1202は、コンテンツエリアによって占有され得る、ディスプレイ画面の部分、その全てまたは全てに満たない部分がコンテンツエリアによって占有され得るかどうかを決定してもよい。1804では、制御回路1202は、コンテンツエリアの現在のサイズを検出する。例えば、制御回路1202は、メモリ1222から、それを通してコンテンツウィンドウが現在発生されている、ビデオアプリケーションのための設定を読み出してもよい。制御回路1202は、代替として、または加えて、コンテンツエリア制御回路1232からサイズ情報を要求してもよい。1806では、制御回路1202は、例えば、最大サイズから現在のサイズを減算することによって、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズよりも小さいかどうかを決定する。最大サイズと現在のサイズとの間の差異が、ゼロを上回る場合、コンテンツエリアの現在のサイズは、コンテンツエリアの最大サイズよりも小さい。
【0073】
現在のサイズが、最大サイズよりも小さい場合(1806における「はい」)、1808において、制御回路1202は、コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの現在の実際のサイズに合致する、コンテンツエリアのサイズを決定する。例えば、制御回路1202は、最適な視聴距離から理論上の見掛けのサイズを計算することによって、ラジアン単位でコンテンツエリアの現在の実際のサイズを決定してもよい。制御回路1202は、次いで、ユーザの現在の距離におけるコンテンツエリアの見掛けのサイズが最適な視聴距離におけるコンテンツエリアの見掛けのサイズに合致する、コンテンツエリアの新しいサイズを計算してもよい。コンテンツエリアの現在のサイズが、テレビ画面と同一のアスペクト比および50インチの対角線を有する、テレビ画面の一部を占有し、最適な視聴距離が、10フィートである場合、最適な視聴距離における見掛けのサイズは、0.41ラジアンである。上記の方程式1を操作することによって、コンテンツエリアが異なる距離において同一の見掛けのサイズを有するであろうサイズが、以下のように決定されることができる。
【化4】
式中、dtargetは、見掛けのサイズが最適な視聴距離における実際のサイズ(aoptimal)に等しいであろう、標的サイズであり、Dは、ディスプレイ画面からのユーザの現在の距離である。したがって、ユーザが、現在、ディスプレイ画面から12フィートにいる場合、コンテンツエリアは、0.41ラジアンの見掛けのサイズを維持するために、約60インチの対角寸法を有する必要があろう。1810では、制御回路1202は、コンテンツエリア制御回路1232を使用して、コンテンツエリアのサイズを決定された標的サイズまで増加させる。1812では、制御回路1202は、コンテンツエリアの増加したサイズに対応する倍率によって、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正する。これは、図17に関連して上記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。
【0074】
コンテンツエリアの現在のサイズが、すでにコンテンツエリアの最大サイズにある場合(1806における「いいえ」)、1814において、制御回路1202は、コンテンツに表示される複数のエンティティを識別し、1816において、複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定する。制御回路1202は、次いで、1818において、コンテンツの現在のタイムスタンプを監視し、1820において、コンテンツの現在のタイムスタンプが、エンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することが決定される場合、1822において、制御回路1202は、識別されたエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を表示のために発生させる。これは、図16に関連して上記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。
【0075】
図18のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図18に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0076】
図19は、本開示のいくつかの実施形態による、周囲輝度に基づいてディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するための例証的プロセス1900を表す、フローチャートである。プロセス1900は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス1900の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0077】
1902では、制御回路1202は、周囲輝度レベルを決定する。例えば、制御回路は、コンポーネントによって受光される光の量に基づいて可変信号を発生させる、光センサセンサまたは他のコンポーネントを含む、またはそれと通信してもよい。1904では、制御回路1202は、周囲輝度レベルが50ルクス等の輝度閾値を下回るかどうかを決定する。周囲輝度が、輝度閾値を下回る場合、1906において、制御回路1202は、コンテンツに表示される複数のエンティティを識別する。これは、図16に関連して上記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。
【0078】
1908では、制御回路1202は、カウンタ変数Nを初期化し、その値を1に設定し、変数Tは、コンテンツに表示されるエンティティの数を表す。1910では、制御回路1202は、第Nエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を決定する。例えば、制御回路1202は、エッジ検出を使用し、第Nエンティティを包含する経路を発生させてもよい。1912では、制御回路1202は、コンテンツに表示される全てのエンティティが処理されたことを意味する、NがTに等しいかどうかを決定する。NがTに等しくない場合(1912における「いいえ」)、1914において、制御回路1202は、Nの値を1インクリメントし、処理は、ステップ1910に戻る。NがTに等しい場合(1912における「はい」)、1916において、制御回路1202は、現在、コンテンツの焦点である、複数のエンティティのうちのエンティティを識別する。これは、図16に関連して上記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。1918では、制御回路1202は、識別されたエンティティが現在表示されていない、コンテンツの空間部分の輝度を低減させる。例えば、制御回路1202は、ビデオ処理回路1212を使用して、コンテンツの現在の焦点であるエンティティを表す経路によって境界されるエリア内に入らない、コンテンツのピクセル毎に輝度データを改変してもよい。
【0079】
図19のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図19に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0080】
図20は、本開示のいくつかの実施形態による、好ましいユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するための例証的プロセス2000を表す、フローチャートである。プロセス2000は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス2000の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0081】
2002では、ユーザ検出回路1214が、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴する複数のユーザを検出する。制御回路1202は、図13に関連して上記に説明される方法を使用して、一度に1人を上回るユーザの距離を検出および決定してもよい。2004では、制御回路1202は、複数のユーザのうちのユーザ毎に選好レベルを決定する。例えば、制御回路1202は、顔認識を通して、またはディスプレイデバイスの近傍で検出される各ユーザと関連付けられるデバイスを通して、各ユーザを識別してもよい。制御回路1202は、異なるユーザとそれぞれ関連付けられ、既知のユーザ毎の選好レベルを含む、複数のエントリを含有する、ユーザデータベースにアクセスしてもよい。制御回路1202は、識別されたユーザに関してエントリを読み出し、読み出されたエントリからユーザ毎に選好レベルを決定してもよい。2006において、制御回路1202は、最高選好レベルを有する、好ましいユーザを識別する。例えば、制御回路1202は、各ユーザの選好レベルを各他のユーザのものと比較し、最高選好レベルを有するユーザを決定してもよい。2008において、制御回路1202は、好ましいユーザへのコンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正する。
【0082】
図20のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図20に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0083】
図21は、本開示のいくつかの実施形態による、複数のユーザがディスプレイデバイスを鑑賞しているときにディスプレイデバイスの画面部分内のコンテンツの提示を修正するための例証的プロセス2100を表す、フローチャートである。プロセス2100は、制御回路1202上に実装されてもよい。加えて、プロセス2100の1つ以上のアクションが、本明細書に説明される任意の他のプロセスまたは実施形態の1つ以上のアクションに組み込まれる、またはそれと組み合わせられてもよい。
【0084】
2102では、ユーザ検出回路1214が、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴する複数のユーザを検出し、これは、図13および20に関連して上記に説明される方法を使用して遂行され得る。2104では、制御回路1202は、カウンタ変数Nを初期化し、その値を1に設定し、変数Tは、検出されるユーザの総数を表す。2106では、制御回路1202は、第Nユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定し、2108では、第Nユーザに関して、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算する。これは、図13に関連して上記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。2110では、制御回路1202は、見掛けのサイズが全ての検出されたユーザに関して計算されたことを意味する、NがTに等しいかどうかを決定する。NがTに等しくない場合(2110における「いいえ」)、2112において、制御回路1202は、Nの値を1インクリメントし、処理は、ステップ2106に戻る。NがTに等しい場合(2110における「はい」)、2114において、制御回路1202は、少なくとも1人のユーザのための見掛けのサイズが閾値サイズよりも小さいかどうかを決定する。これは、図13に関連して上記に説明される方法を使用して遂行されてもよい。少なくとも1人のユーザのための見掛けのサイズが、閾値サイズよりも小さい場合、2116において、制御回路1202は、コンテンツの提示を修正する。例えば、制御回路1202は、検出されたユーザ毎に個別の見掛けのサイズの中のコンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズを決定し、最も小さい見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正してもよい。別の実施例として、制御回路1202は、全ての検出されたユーザのための個別の見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズを計算し、平均的な見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリア内のコンテンツのズームレベルを修正してもよい。いくつかの実施形態では、制御回路1202は、PIPウィンドウを発生させ、主要コンテンツエリア内にコンテンツのデフォルトバージョンを表示し続けながら、PIPウィンドウ内にコンテンツの修正されたバージョンを表示するか、またはPIPウィンドウ内にコンテンツのデフォルトバージョンを表示し、主要コンテンツエリア内にコンテンツの修正されたバージョンを表示するかのいずれかであってもよい。
【0085】
図21のアクションまたは説明は、本開示の任意の他の実施形態と併用されてもよい。加えて、図21に関連して説明されるアクションおよび説明は、本開示の目的を促進するように、任意の好適な代替順序で、または並行して行われてもよい。
【0086】
上記に説明されるプロセスは、限定的ではなく、例証的であることを意図している。当業者は、本明細書に議論されるプロセスのアクションが、省略され、修正され、組み合わせられ、および/または再配列され得、任意の付加的アクションが、本発明の範囲から逸脱することなく実施され得ることを理解するであろう。より一般的には、上記の開示は、限定的ではなく、例示的であるように意図されている。以下に続く請求項のみが、本発明が含むものに関して境界を設定するように意図されている。さらに、いずれか1つの実施形態に説明される特徴および限界が、本明細書の任意の他の実施形態に適用され得、一実施形態に関するフローチャートまたは実施例が、好適な様式で任意の他の実施形態と組み合わせられる、異なる順序で行われる、または並行して行われ得ることに留意されたい。加えて、本明細書に説明されるシステムおよび方法は、リアルタイムで実施され得る。また、上記に説明されるシステムおよび/または方法は、他のシステムおよび/または方法に適用される、またはそれに従って使用され得ることにも留意されたい。
本開示は、限定ではないが、以下の列挙される項目を含む、種々の実施形態を対象とする。
1.コンテンツの提示を適応的に修正する方法であって、
ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内にコンテンツを提示するステップと、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定するステップと、
コンテンツが提示されている、コンテンツエリアの実際のサイズを決定するステップと、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離に基づいて、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算するステップと、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するステップと、
を含む、方法。
2.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するステップは、コンテンツのズームレベルを修正するステップを含む、項目1に記載の方法。
3.ズームレベルが修正される量は、コンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例する、項目2に記載の方法。
4.ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を計算するステップと、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離の変化を検出するステップと、
距離の変化を検出することに応答して、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の第2の距離を決定するステップと、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第2の距離に基づいて、コンテンツエリアの第2の見掛けのサイズを計算するステップと、
ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を維持するように決定される量によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
をさらに含む、項目2または3に記載の方法。
5.コンテンツのズームレベルを修正するステップは、
コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズと比較するステップと、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも大きい、またはそれと等しいことを決定することに応答して、コンテンツのズームレベルをデフォルトズームレベルに設定するステップと、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
見掛けのサイズと第1の閾値サイズとの間の差異を決定するステップと、
差異に対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを増加させるステップと、
を含む、項目2-5のいずれかに記載の方法。
6.コンテンツのズームレベルを増加させるステップは、
コンテンツの見掛けのサイズがコンテンツの実際のサイズに合致する、ズームレベルを決定するステップと、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目5に記載の方法。
7.コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズよりも小さい第2の閾値サイズと比較するステップと、
比較に基づいて、見掛けのサイズが第2の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、コンテンツエリア内でコンテンツをパンするステップと、
をさらに含む、項目5または6に記載の方法。
8.コンテンツエリア内でコンテンツをパンするステップは、
コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するステップと、
コンテンツエリア内にコンテンツの空間部分を表示のために発生させるステップと、
を含む、項目7に記載の方法。
9.コンテンツの空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定するステップと、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するステップと、
をさらに含む、項目2-8のいずれかに記載の方法。
10.現在の焦点は、キャラクタ、俳優、場所、または音源のうちの1つを備える、項目8-9のいずれかに記載の方法。
11.コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するステップは、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定するステップと、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するステップと、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を選択するステップと、
を含む、項目8-10のいずれかに記載の方法。
12.コンテンツのズームレベルを修正するステップは、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定するステップと、
重要性閾値よりも高い重要性レベルを有する、複数のエンティティのうちのエンティティのサブセットを選択するステップと、
エンティティのサブセットのうちの各エンティティの位置、幅、および高さを説明する、座標のセットを決定するステップと、
エンティティのサブセットのうちの全エンティティを含有する、コンテンツの最小空間部分を識別するステップと、
コンテンツの最小空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定するステップと、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目2-11のいずれかに記載の方法。
13.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するステップは、
コンテンツエリアの最大サイズを決定するステップと、
コンテンツエリアの現在のサイズを検出するステップと、
コンテンツエリアの現在のサイズをコンテンツエリアの最大サイズと比較するステップと、
比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、コンテンツエリアのサイズを決定するステップと、
コンテンツエリアのサイズを決定されたサイズまで増加させるステップと、
コンテンツエリアの増加したサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目1-12のいずれかに記載の方法。
14.比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズと等しいことを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、タイムスタンプを決定するステップと、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するステップと、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティおよびコンテンツの現在の焦点を識別するステップと、
によって、コンテンツアイテムの現在の焦点を決定するステップと、
識別されたエンティティが表示される、コンテンツの空間部分のみを表示のために発生させるステップと、
をさらに含む、項目13に記載の方法。
15.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するステップは、
周囲輝度レベルを決定するステップと、
周囲輝度レベルを輝度閾値と比較するステップと、
比較に基づいて、周囲輝度レベルが輝度閾値を下回ることを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティが表示されるコンテンツの空間部分を決定するステップと、
現在、コンテンツの焦点である、複数のエンティティのうちのエンティティを識別するステップと、
識別されたエンティティが現在表示されていない、コンテンツの空間部分の輝度を低減させるステップと、
を含む、項目1-14のいずれかに記載の方法。
16.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、本方法はさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に選好レベルを決定するステップと、
好ましいユーザであって、最高選好レベルを有する、好ましいユーザを識別するステップと、
を含み、ユーザは、好ましいユーザである、
項目1-15のいずれかに記載の方法。
17.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、本方法はさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に、個別のユーザとディスプレイデバイスとの間の個別の距離を決定するステップと、
ユーザ毎に、コンテンツエリアの実際のサイズおよび個別のユーザの個別の距離に基づいて、コンテンツエリアの個別の見掛けのサイズを計算するステップと、
ユーザ毎の個別の見掛けのサイズをサイズ閾値と比較するステップと、
を含み、コンテンツの提示を修正するステップは、少なくとも1人のユーザのための見掛けのサイズがサイズ閾値よりも小さいことを決定することに応答する、
項目1-16のいずれかに記載の方法。
18.コンテンツの提示を修正するステップは、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズの中のコンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズを決定するステップと、
コンテンツエリアの最も小さい見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目17に記載の方法。
19.コンテンツの提示を修正するステップは、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズを計算するステップと、
コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズに基づいて、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目17または18に記載の方法。
20.コンテンツの提示を修正するステップは、
コンテンツの少なくとも空間部分をピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させるステップと、
ピクチャインピクチャウィンドウの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツの少なくとも空間部分のズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目17-19のいずれかに記載の方法。
21.コンテンツの提示を修正するステップは、
コンテンツをピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させるステップと、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目17-20のいずれかに記載の方法。
22.コンテンツの提示を適応的に修正するためのシステムであって、
ディスプレイデバイスと、
ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内にコンテンツを提示し、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定し、
コンテンツが提示されている、コンテンツエリアの実際のサイズを決定し、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離に基づいて、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算し、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正する、
ように構成される、制御回路と、
を備える、システム。
23.見掛けのサイズに基づいてコンテンツの提示を修正するように構成される制御回路はさらに、コンテンツのズームレベルを修正するように構成される、項目22に記載のシステム。
24.ズームレベルが修正される量は、コンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例する、項目23に記載のシステム。
25.制御回路はさらに、
ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を計算し、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離の変化を検出し、
距離の変化を検出することに応答して、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の第2の距離を決定し、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第2の距離に基づいて、コンテンツエリアの第2の見掛けのサイズを計算し、
ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を維持するように決定される量によって、コンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目23または24に記載のシステム。
26.コンテンツのズームレベルを修正するように構成される制御回路はさらに、
コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズと比較し、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも大きい、またはそれと等しいことを決定することに応答して、コンテンツのズームレベルをデフォルトズームレベルに設定し、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
見掛けのサイズと第1の閾値サイズとの間の差異を決定し、
差異に対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを増加させる、
ように構成される、項目23-25のいずれかに記載のシステム。
27.コンテンツのズームレベルを増加させるように構成される制御回路はさらに、
コンテンツの見掛けのサイズがコンテンツの実際のサイズに合致する、ズームレベルを決定し、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目26に記載のシステム。
28.制御回路はさらに、
コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズよりも小さい第2の閾値サイズと比較し、
比較に基づいて、見掛けのサイズが第2の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、コンテンツエリア内のコンテンツをパンする、
ように構成される、項目26または27に記載のシステム。
29.コンテンツエリア内のコンテンツをパンするように構成される制御回路はさらに、
コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別し、
コンテンツエリア内にコンテンツの空間部分を表示のために発生させる、
ように構成される、項目28に記載のシステム。
30.制御回路はさらに、
コンテンツの空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定し、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目29に記載のシステム。
31.現在の焦点は、キャラクタ、俳優、場所、または音源のうちの1つを備える、項目29または30に記載のシステム。
32.コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するように構成される、制御回路はさらに、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別し、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定し、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視し、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を選択する、
ように構成される、項目29-31のいずれかに記載のシステム。
33.コンテンツのズームレベルを修正するように構成される制御回路はさらに、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別し、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定し、
重要性閾値よりも高い重要性レベルを有する、複数のエンティティのうちのエンティティのサブセットを選択し、
エンティティのサブセットのうちの各エンティティの位置、幅、および高さを説明する、座標のセットを決定し、
エンティティのサブセットのうちの全エンティティを含有する、コンテンツの最小空間部分を識別し、
コンテンツの最小空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定し、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目23-32のいずれかに記載のシステム。
34.見掛けのサイズに基づいてコンテンツの提示を修正するように構成される制御回路はさらに、
コンテンツエリアの最大サイズを決定し、
コンテンツエリアの現在のサイズを検出し、
コンテンツエリアの現在のサイズをコンテンツエリアの最大サイズと比較し、
比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、コンテンツエリアのサイズを決定し、
コンテンツエリアのサイズを決定されたサイズまで増加させ、
コンテンツエリアの増加したサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目22-32のいずれかに記載のシステム。
35.制御回路はさらに、比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズと等しいことを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、タイムスタンプを決定するステップと、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するステップと、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティおよびコンテンツの現在の焦点を識別するステップと、
によって、コンテンツアイテムの現在の焦点を決定し、
識別されたエンティティが表示される、コンテンツの空間部分のみを表示のために発生させる、
ように構成される、項目34に記載のシステム。
36.見掛けのサイズに基づいてコンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するように構成される制御回路はさらに、
周囲輝度レベルを決定し、
周囲輝度レベルを輝度閾値と比較し、
比較に基づいて、周囲輝度レベルが輝度閾値を下回ることを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別し、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティが表示されるコンテンツの空間部分を決定し、
現在、コンテンツの焦点である、複数のエンティティのうちのエンティティを識別し、
識別されたエンティティが現在表示されていない、コンテンツの空間部分の輝度を低減させる、
ように構成される、項目22-35のいずれかに記載のシステム
37.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、制御回路はさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に選好レベルを決定し、
好ましいユーザであって、最高選好レベルを有する、好ましいユーザを識別する、
ように構成され、ユーザは、好ましいユーザである、
項目22-36のいずれかに記載のシステム。
38.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、制御回路はさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に、個別のユーザとディスプレイデバイスとの間の個別の距離を決定し、
ユーザ毎に、コンテンツエリアの実際のサイズおよび個別のユーザの個別の距離に基づいて、コンテンツエリアの個別の見掛けのサイズを計算し、
ユーザ毎の個別の見掛けのサイズをサイズ閾値と比較する、
ように構成され、制御回路は、少なくとも1人のユーザのための見掛けのサイズがサイズ閾値よりも小さいことを決定することに応答して、コンテンツの提示を修正するように構成される、
項目22-37のいずれかに記載のシステム。
39.コンテンツの提示を修正するように構成される制御回路はさらに、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズの中のコンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズを決定し、
コンテンツエリアの最も小さい見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目38に記載のシステム。
40.コンテンツの提示を修正するように構成される制御回路はさらに、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズを計算し、
コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズに基づいて、コンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目38または39に記載のシステム。
41.コンテンツの提示を修正するように構成される制御回路はさらに、
コンテンツの少なくとも空間部分をピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させ、
ピクチャインピクチャウィンドウの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツの少なくとも空間部分のズームレベルを修正する、
ように構成される、項目38-40のいずれかに記載のシステム。
42.コンテンツの提示を修正するように構成される制御回路はさらに、
コンテンツをピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させ、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正する、
ように構成される、項目38-41のいずれかに記載のシステム。
43.コンテンツの提示を適応的に修正するためのシステムであって、
ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内にコンテンツを提示するための手段と、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定するための手段と、
コンテンツが提示されている、コンテンツエリアの実際のサイズを決定するための手段と、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離に基づいて、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算するための手段と、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するための手段と、
を備える、システム。
44.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するための手段は、コンテンツのズームレベルを修正するための手段を備える、項目43に記載のシステム。
45.ズームレベルが修正される量は、コンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例する、項目44に記載のシステム。
46.ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を計算するための手段と、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離の変化を検出するための手段と、
距離の変化を検出することに応答して、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の第2の距離を決定するための手段と、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第2の距離に基づいて、コンテンツエリアの第2の見掛けのサイズを計算するための手段と、
ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を維持するように決定される量によって、コンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
をさらに備える、項目44または45に記載のシステム。
47.コンテンツのズームレベルを修正するための手段は、
コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズと比較するための手段と、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも大きい、またはそれと等しいことを決定することに応答して、コンテンツのズームレベルをデフォルトズームレベルに設定するための手段と、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
見掛けのサイズと第1の閾値サイズとの間の差異を決定するための手段と、
差異に対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを増加させるための手段と、
を備える、項目44-46のいずれかに記載のシステム。
48.コンテンツのズームレベルを増加させるための手段は、
コンテンツの見掛けのサイズがコンテンツの実際のサイズに合致する、ズームレベルを決定するための手段と、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
を備える、項目47に記載のシステム。
49.コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズよりも小さい第2の閾値サイズと比較するための手段と、
比較に基づいて、見掛けのサイズが第2の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、コンテンツエリア内でコンテンツをパンするための手段と、
をさらに備える、項目47または48に記載のシステム。
50.コンテンツエリア内でコンテンツをパンするための手段は、
コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するための手段と、
コンテンツエリア内にコンテンツの空間部分を表示のために発生させるための手段と、
を備える、項目49に記載のシステム。
51.コンテンツの空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定するための手段と、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
をさらに備える、項目44-50のいずれかに記載のシステム。
52.現在の焦点は、キャラクタ、俳優、場所、または音源のうちの1つを備える、項目50または51に記載のシステム。
53.コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するための手段は、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するための手段と、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定するための手段と、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するための手段と、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を選択するための手段と、
を備える、項目50-52のいずれかに記載のシステム。
54.コンテンツのズームレベルを修正するための手段は、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するための手段と、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定するための手段と、
重要性閾値よりも高い重要性レベルを有する、複数のエンティティのうちのエンティティのサブセットを選択するための手段と、
エンティティのサブセットのうちの各エンティティの位置、幅、および高さを説明する、座標のセットを決定するための手段と、
エンティティのサブセットのうちの全エンティティを含有する、コンテンツの最小空間部分を識別するための手段と、
コンテンツの最小空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定するための手段と、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
を備える、項目44-53のいずれかに記載のシステム。
55.見掛けのサイズに基づいてコンテンツの提示を修正するための手段は、
コンテンツエリアの最大サイズを決定するための手段と、
コンテンツエリアの現在のサイズを検出するための手段と、
コンテンツエリアの現在のサイズをコンテンツエリアの最大サイズと比較するための手段と、
比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、コンテンツエリアのサイズを決定するための手段と、
コンテンツエリアのサイズを決定されたサイズまで増加させるための手段と、
コンテンツエリアの増加したサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
を備える、項目43-54のいずれかに記載のシステム。
56.比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズと等しいことを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、タイムスタンプを決定するステップと、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するステップと、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティおよびコンテンツの現在の焦点を識別するステップと、
によって、コンテンツアイテムの現在の焦点を決定するための手段と、
識別されたエンティティが表示される、コンテンツの空間部分のみを表示のために発生させるための手段と、
をさらに備える、項目55に記載のシステム。
57.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するための手段は、
周囲輝度レベルを決定するための手段と、周囲輝度レベルを輝度閾値と比較するための手段と、
比較に基づいて、周囲輝度レベルが輝度閾値を下回ることを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するための手段と、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティが表示されるコンテンツの空間部分を決定するための手段と、
現在、コンテンツの焦点である、複数のエンティティのうちのエンティティを識別するための手段と、
識別されたエンティティが現在表示されていない、コンテンツの空間部分の輝度を低減させるための手段と、
を備える、項目43-56のいずれかに記載のシステム。
58.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、本システムはさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に選好レベルを決定するための手段と、
好ましいユーザであって、最高選好レベルを有する、好ましいユーザを識別するための手段と、
を備え、ユーザは、好ましいユーザである、
項目43-57のいずれかに記載のシステム。
59.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、本システムはさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に、個別のユーザとディスプレイデバイスとの間の個別の距離を決定するための手段と、
ユーザ毎に、コンテンツエリアの実際のサイズおよび個別のユーザの個別の距離に基づいて、コンテンツエリアの個別の見掛けのサイズを計算するための手段と、
ユーザ毎の個別の見掛けのサイズをサイズ閾値と比較するための手段と、
を備え、コンテンツの提示を修正するための手段は、少なくとも1人のユーザのための見掛けのサイズがサイズ閾値よりも小さいことを決定することに応答して、それを行う、
項目43-58のいずれかに記載のシステム。
60.コンテンツの提示を修正するための手段は、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズの中のコンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズを決定するための手段と、
コンテンツエリアの最も小さい見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
を備える、項目59に記載のシステム。
61.コンテンツの提示を修正するための手段は、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズを計算するための手段と、
コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズに基づいて、コンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
を備える、項目59または60に記載のシステム。
62.コンテンツの提示を修正するための手段は、
コンテンツの少なくとも空間部分をピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させるための手段と、
ピクチャインピクチャウィンドウの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツの少なくとも空間部分のズームレベルを修正するための手段と、
を備える、項目59-61のいずれかに記載のシステム。
63.コンテンツの提示を修正するための手段は、
コンテンツをピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させるための手段と、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するための手段と、
を備える、項目59-62のいずれかに記載のシステム。
64.非一過性のコンピュータ可読媒体であって、制御回路によって実行されると、制御回路に、
ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内にコンテンツを提示させ、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定させ、
コンテンツが提示されている、コンテンツエリアの実際のサイズを決定させ、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離に基づいて、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算させ、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正させる、
コンテンツの提示を適応的に修正するためのその上にエンコードされた非一過性のコンピュータ可読命令を有する、非一過性のコンピュータ可読媒体。
65.見掛けのサイズに基づいてコンテンツの提示を修正する命令の実行はさらに、制御回路に、コンテンツのズームレベルを修正させる、項目64に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
66.ズームレベルが修正される量は、コンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例する、項目65に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
67.命令の実行はさらに、制御回路に、
ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を計算させ、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離の変化を検出させ、
距離の変化を検出することに応答して、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の第2の距離を決定させ、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第2の距離に基づいて、コンテンツエリアの第2の見掛けのサイズを計算させ、
ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を維持するように決定される量によって、コンテンツのズームレベルを修正させる、
項目65または66に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
68.コンテンツのズームレベルを修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズと比較させ、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも大きい、またはそれと等しいことを決定することに応答して、コンテンツのズームレベルをデフォルトズームレベルに設定させ、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
見掛けのサイズと第1の閾値サイズとの間の差異を決定させ、
差異に対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを増加させる、
項目65-67のいずれかに非一過性のコンピュータ可読媒体。
69.コンテンツのズームレベルを増加させる命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、ズームレベルを決定させ、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正させる、
項目68に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
70.命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズよりも小さい第2の閾値サイズと比較させ、
比較に基づいて、見掛けのサイズが第2の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、コンテンツエリア内のコンテンツをパンさせる、
項目68または69に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
71.コンテンツエリア内のコンテンツをパンする命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別させ、
コンテンツエリア内にコンテンツの空間部分を表示のために発生させる、
項目70に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
72.命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツの空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定させ、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正させる、
項目64-71のいずれかに非一過性のコンピュータ可読媒体。
73.現在の焦点は、キャラクタ、俳優、場所、または音源のうちの1つを備える、項目71または72に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
74.コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別する命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別させ、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定させ、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視させ、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を選択させる、
項目71-73のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
75.コンテンツのズームレベルを修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別させ、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定させ、
重要性閾値よりも高い重要性レベルを有する、複数のエンティティのうちのエンティティのサブセットを選択させ、
エンティティのサブセットのうちの各エンティティの位置、幅、および高さを説明する、座標のセットを決定させ、
エンティティのサブセットのうちの全エンティティを含有する、コンテンツの最小空間部分を識別させ、
コンテンツの最小空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定させ、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正させる、
項目65-74のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
76.見掛けのサイズに基づいてコンテンツの提示を修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツエリアの最大サイズを決定させ、
コンテンツエリアの現在のサイズを検出させ、
コンテンツエリアの現在のサイズをコンテンツエリアの最大サイズと比較させ、
比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、コンテンツエリアのサイズを決定させ、
コンテンツエリアのサイズを決定されたサイズまで増加させ、
コンテンツエリアの増加したサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正させる、
項目64-75のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
77.命令の実行はさらに、制御回路に、比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズと等しいことを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、タイムスタンプを決定するステップと、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するステップと、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティおよびコンテンツの現在の焦点を識別するステップと、
によって、コンテンツアイテムの現在の焦点を決定させ、
識別されたエンティティが表示される、コンテンツの空間部分のみを表示のために発生させる、
項目76に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体
78.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
周囲輝度レベルを決定させ、
周囲輝度レベルを輝度閾値と比較させ、
比較に基づいて、周囲輝度レベルが輝度閾値を下回ることを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別させ、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティが表示されるコンテンツの空間部分を決定させ、
現在、コンテンツの焦点である、複数のエンティティのうちのエンティティを識別させ、
識別されたエンティティが現在表示されていない、コンテンツの空間部分の輝度を低減させる、
項目66-77のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
79.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、命令の実行はさらに、制御回路に、
複数のユーザのうちのユーザ毎に選好レベルを決定させ、
好ましいユーザであって、最高選好レベルを有する、好ましいユーザを識別させ、
ユーザは、好ましいユーザである、
項目64-78のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
80.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、命令の実行はさらに、制御回路に、
複数のユーザのうちのユーザ毎に、個別のユーザとディスプレイデバイスとの間の個別の距離を決定させ、
ユーザ毎に、コンテンツエリアの実際のサイズおよび個別のユーザの個別の距離に基づいて、コンテンツエリアの個別の見掛けのサイズを計算させ、
ユーザ毎の個別の見掛けのサイズをサイズ閾値と比較させ、
制御回路は、少なくとも1人のユーザのための見掛けのサイズがサイズ閾値よりも小さいことを決定することに応答して、コンテンツの提示を修正するように構成される、
項目64-79のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
81.コンテンツの提示を修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズの中のコンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズを決定させ、
コンテンツエリアの最も小さい見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正させる、
項目80に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
82.コンテンツの提示を修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズを計算させ、
コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズに基づいて、コンテンツのズームレベルを修正させる、
項目80または81に記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
83.コンテンツの提示を修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツの少なくとも空間部分をピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させ、
ピクチャインピクチャウィンドウの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツの少なくとも空間部分のズームレベルを修正させる、
項目80-82のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
84.コンテンツの提示を修正する命令の実行はさらに、制御回路に、
コンテンツをピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させ、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正させる、
項目80-83のいずれかに記載の非一過性のコンピュータ可読媒体。
85.コンテンツの提示を適応的に修正する方法であって、
ディスプレイデバイスにおいてコンテンツの選択を受信するステップと、
ディスプレイデバイスのコンテンツエリア内にコンテンツを提示するステップと、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離を決定するステップと、コンテンツが提示されている、コンテンツエリアの実際のサイズを決定するステップと、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離に基づいて、コンテンツエリアの見掛けのサイズを計算するステップと、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するステップと、
を含む、方法。
86.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するステップは、コンテンツのズームレベルを修正するステップを含む、項目85に記載の方法。
87.ズームレベルが修正される量は、コンテンツエリアの見掛けのサイズに反比例する、項目86に記載の方法。
88.ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を計算するステップと、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の距離の変化を検出するステップと、
距離の変化を検出することに応答して、
第1のユーザとディスプレイデバイスとの間の第2の距離を決定するステップと、
コンテンツエリアの実際のサイズおよび第2の距離に基づいて、コンテンツエリアの第2の見掛けのサイズを計算するステップと、
ズームレベルとコンテンツエリアの見掛けのサイズとの間の比を維持するように決定される量によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
をさらに含む、項目86または87に記載の方法。
89.コンテンツのズームレベルを修正するステップは、
コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズと比較するステップと、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも大きい、またはそれと等しいことを決定することに応答して、コンテンツのズームレベルをデフォルトズームレベルに設定するステップと、
見掛けのサイズが第1の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
見掛けのサイズと第1の閾値サイズとの間の差異を決定するステップと、
差異に対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを増加させるステップと、
を含む、項目86-88のいずれかに記載の方法。
90.コンテンツのズームレベルを増加させるステップは、
コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、ズームレベルを決定するステップと、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目89に記載の方法。
91.コンテンツエリアの見掛けのサイズを第1の閾値サイズよりも小さい第2の閾値サイズと比較するステップと、
比較に基づいて、見掛けのサイズが第2の閾値サイズよりも小さいことを決定することに応答して、コンテンツエリア内でコンテンツをパンするステップと、
をさらに含む、項目89または90に記載の方法。
92.コンテンツエリア内でコンテンツをパンするステップは、
コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するステップと、
コンテンツエリア内にコンテンツの空間部分を表示のために発生させるステップと、
を含む、項目91に記載の方法。
93.コンテンツの空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定するステップと、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するステップと、
をさらに含む、項目90-92のいずれかに記載の方法。
94.現在の焦点は、キャラクタ、俳優、場所、または音源のうちの1つを備える、項目92-93のいずれかに記載の方法。
95.コンテンツの現在の焦点を含有する、コンテンツの空間部分を識別するステップは、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、コンテンツ内のタイムスタンプを決定するステップと、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するステップと、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティが表示される、コンテンツの空間部分を選択するステップと、
を含む、項目92-94のいずれかに記載の方法。
96.コンテンツのズームレベルを修正するステップは、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に個別の重要性レベルを決定するステップと、
重要性閾値よりも高い重要性レベルを有する、複数のエンティティのうちのエンティティのサブセットを選択するステップと、
エンティティのサブセットのうちの各エンティティの位置、幅、および高さを説明する、座標のセットを決定するステップと、
エンティティのサブセットのうちの全エンティティを含有する、コンテンツの最小空間部分を識別するステップと、
コンテンツの最小空間部分がコンテンツエリアを充填する、ズーム倍率を決定するステップと、
ズーム倍率によってコンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目86-95のいずれかに記載の方法。
97.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツの提示を修正するステップは、
コンテンツエリアの最大サイズを決定するステップと、
コンテンツエリアの現在のサイズを検出するステップと、
コンテンツエリアの現在のサイズをコンテンツエリアの最大サイズと比較するステップと、
比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズよりも小さいことを決定することに応答して、
コンテンツエリアの見掛けのサイズがコンテンツエリアの実際のサイズに合致する、コンテンツエリアのサイズを決定するステップと、
コンテンツエリアのサイズを決定されたサイズまで増加させるステップと、
コンテンツエリアの増加したサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目85-96のいずれかに記載の方法。
98.比較に基づいて、コンテンツエリアの現在のサイズがコンテンツエリアの最大サイズと等しいことを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティがコンテンツの焦点である、タイムスタンプを決定するステップと、
コンテンツの現在のタイムスタンプを監視するステップと、
現在のタイムスタンプが、複数のエンティティのうちの個別のエンティティがコンテンツの焦点であるタイムスタンプに合致することを決定することに応答して、個別のエンティティおよびコンテンツの現在の焦点を識別するステップと、
によって、コンテンツアイテムの現在の焦点を決定するステップと、
識別されたエンティティが表示される、コンテンツの空間部分のみを表示のために発生させるステップと、
をさらに含む、項目97に記載の方法。
99.見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリア内のコンテンツの提示を修正するステップは、
周囲輝度レベルを決定するステップと、
周囲輝度レベルを輝度閾値と比較するステップと、
比較に基づいて、周囲輝度レベルが輝度閾値を下回ることを決定することに応答して、
コンテンツに表示される複数のエンティティを識別するステップと、
複数のエンティティのうちのエンティティ毎に、個別のエンティティが表示されるコンテンツの空間部分を決定するステップと、
現在、コンテンツの焦点である、複数のエンティティのうちのエンティティを識別するステップと、
識別されたエンティティが現在表示されていない、コンテンツの空間部分の輝度を低減させるステップと、
を含む、項目85-98のいずれかに記載の方法。
100.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、本方法はさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に選好レベルを決定するステップと、
好ましいユーザであって、最高選好レベルを有する、好ましいユーザを識別するステップと、
を含み、ユーザは、好ましいユーザである、
項目85-99のいずれかに記載の方法。
101.複数のユーザが、単一のディスプレイデバイス上でコンテンツを視聴しており、本方法はさらに、
複数のユーザのうちのユーザ毎に、個別のユーザとディスプレイデバイスとの間の個別の距離を決定するステップと、
ユーザ毎に、コンテンツエリアの実際のサイズおよび個別のユーザの個別の距離に基づいて、コンテンツエリアの個別の見掛けのサイズを計算するステップと、
ユーザ毎の個別の見掛けのサイズをサイズ閾値と比較するステップと、
を含み、コンテンツの提示を修正するステップは、少なくとも1人のユーザのための見掛けのサイズがサイズ閾値よりも小さいことを決定することに応答する、
項目85-100のいずれかに記載の方法。
102.コンテンツの提示を修正するステップは、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズの中のコンテンツエリアの最も小さい個別の見掛けのサイズを決定するステップと、
コンテンツエリアの最も小さい見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目101に記載の方法。
103.コンテンツの提示を修正するステップは、
複数のユーザのうちの個別のユーザ毎に、個別の見掛けのサイズに基づいて、コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズを計算するステップと、
コンテンツエリアの平均的な見掛けのサイズに基づいて、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目101-102のいずれかに記載の方法。
104.コンテンツの提示を修正するステップは、
コンテンツの少なくとも空間部分をピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させるステップと、
ピクチャインピクチャウィンドウの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツの少なくとも空間部分のズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目101-103のいずれかに記載の方法。
105.コンテンツの提示を修正するステップは、
コンテンツをピクチャインピクチャウィンドウ内に表示するために発生させるステップと、
コンテンツエリアの見掛けのサイズに対応するズーム倍率によって、コンテンツのズームレベルを修正するステップと、
を含む、項目101-104のいずれかに記載の方法。
【0087】
上記に列挙される種々の項目の特定の組み合わせは、多くの場合、例証的であり、相互排他的として明確に意図される、それらの組み合わせにもかかわらず、そのような実施例および特徴の任意の他の可能性として考えられる組み合わせも意図されることを理解されたい。
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【国際調査報告】