(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-12
(54)【発明の名称】太陽電池モジュールのフレーム自動分離装置
(51)【国際特許分類】
B09B 3/30 20220101AFI20230405BHJP
B09B 101/16 20220101ALN20230405BHJP
【FI】
B09B3/30 ZAB
B09B101:16
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022545350
(86)(22)【出願日】2022-06-20
(85)【翻訳文提出日】2022-07-26
(86)【国際出願番号】 KR2022008675
(87)【国際公開番号】W WO2022197167
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】10-2022-0068654
(32)【優先日】2022-06-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517108044
【氏名又は名称】リセットカンパニー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Resetcompany Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ソン デ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ドン ファン
(72)【発明者】
【氏名】キム、ジョン ユン
【テーマコード(参考)】
4D004
【Fターム(参考)】
4D004AA23
4D004BA05
4D004BA10
4D004CA02
(57)【要約】
【課題】 使用の年限が終了になった太陽光発電モジュールのジャンクションボックスとアルミフレームの分離及び除去が可能な太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置を提供する。
【解決手段】 本発明の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置は、第1ユニットがジャンクションボックスを、第2ユニットが外郭フレームを各々太陽光発電モジュールから分離する構造である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジャンクションボックスと金属材の外郭フレームとを含む太陽光発電モジュールが載せられる空間及び面積を提供するベースと、
前記ベース上で位置の変更が可能であり、前記ジャンクションボックスを前記太陽光発電モジュールから分離する第1分離部とを含む第1ユニットと、及び
前記ベース上で位置の変更が可能であり、前記太陽光発電モジュールの縁に沿って設置された前記外郭フレームを前記太陽光発電モジュールから分離する第2分離部とを含む第2ユニットと、
を含むことを特徴とする太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項2】
前記ベースは、
前記太陽光発電モジュールが載せられる上面を有する棚パネルと、
前記棚パネルの上面の四隅のそれぞれから突設される上部支持コラムと、
前記各上部支持コラムのそれぞれの上端部に設置される上部支持フレームと、
前記棚パネルの下面の四隅のそれぞれから突設される下部支持コラムと、
前記下部支持コラムのそれぞれの下端部に連結される下部支持フレームと、
を含み、
前記第1ユニットと前記第2ユニットは前記上部支持フレームに連結されることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項3】
前記太陽光発電モジュールから前記外郭フレームを分離する前記第2分離部の動作は、前記太陽光発電モジュールから前記ジャンクションボックスを分離する前記第1分離部の動作が行われた後連続的に行われることを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項4】
前記ベースは、
前記上部支持フレームに装着され流体圧力で作動する昇降シリンダーと、
前記昇降シリンダーから出入可能な昇降ロッドの末端部に装着され前記棚パネル側に昇降可能な昇降ボディーと、
前記上部支持フレームに装着され前記棚パネル側に延長し前記昇降ボディーの昇降を案内する複数のガイドコラムと、
をさらに含み、
前記第1ユニット及び前記第2ユニットは前記昇降ボディーに備われることを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項5】
前記第1ユニットは、
前記ベースに備われた上部支持フレームに対し昇降可能な昇降ボディーに装着される少なくとも1つ以上の第1シリンダーと、
前記ベースに備われ前記太陽光発電モジュールが載せられる棚パネルに平行にするように、前記第1シリンダーから出入可能な第1ロッドと、
前記第1分離部を構成するものであり、前記第1ロッドに連結され前記ジャンクションボックスに接触する第1接触面を有する第1分離ブロックと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項6】
前記第1ユニットは、
前記第1ロッドの末端部に備われる第1ブラケットと、
前記第1ブラケットに回動可能に備われ前記棚パネル側に延長する第1連結ブロックと、
をさらに含み、
前記第1分離ブロックは前記第1連結ブロックに連結されることを特徴とする請求項5に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項7】
前記第1接触面は、前記棚パネルに対して上向に傾斜するように形成された傾斜面を形成し、
前記棚パネルに対し上向に傾斜するように形成される前記第1接触面の下端部の縁が前記太陽光発電モジュールと前記ジャンクションボックスの付着部分に接触され前記第1シリンダーから前記第1ロッドが伸長されることによる前記第1分離ブロックの加圧力により前記ジャンクションボックスが前記太陽光発電モジュールから分離されることを特徴とする請求項5に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項8】
前記第2ユニットは、
前記ベースに備われた前記上部支持フレームに対し昇降可能な昇降ボディーの四つの側面にそれぞれに装着される少なくとも1つ以上の第2シリンダーと、
前記ベースに備われ前記太陽光発電モジュールが載せられる棚パネルに平行にするように前記第2シリンダーから出入可能な第2ロッドと、
前記第2分離部を構成するものであり、前記第2ロッドに連結され前記外郭フレームの内側面に接触する第2接触面を有する第2分離ブロックと、
をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項9】
前記第2ユニットは、
前記第2ロッドの末端部に備われる第2ブラケットと、
前記第2ブラケットに回動可能に備われ前記棚パネル側に延長する第2連結ブロックと、
をさらに含み、
前記第2分離ブロックは前記第2連結ブロックに連結されることを特徴とする請求項8に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【請求項10】
前記第2接触面は、前記棚パネルに対し直交するとともに前記外郭フレームの内側面に接触できるように前記外郭フレームに平行に形成されることを特徴とする請求項8に記載の太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置に関し、特に使用の年限が終了になった太陽光発電モジュールのジャンクションボックスとアルミフレームの分離及び除去が可能な太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置に関する。
【背景技術】
【0002】
太陽電池モジュールはかさばって重いアルミニウムやガラスなどのリサイクル可能な材料は分離し体積を減らしリサイクルする必要がある。
【0003】
このような太陽電池モジュールの部品対比重量を察すると次のようになる。
【0004】
ガラスは総重量の67.5%を占め、アルミフレームは総重量の16.3%を占め、ソーラーセール部分は総重量の3.41%を占め、EVAは総重量の6.53%を占め、バックシートは総重量の3.14%を占め、ジャンクションボックスは総重量の1.75%を占め、銅は総重量の1.17%を占め、スズは総重量の0.12%を占め、鉛は総重量の0.08%を占める。
【0005】
ここで、太陽電池モジュールのジャンクションボックスとアルミフレームは、主にシリコーン系接着剤や接着シールで付着されている。
【0006】
このとき、ジャンクションボックスの付着に用いるシリコーン系接着剤や、アルミフレームの接着に用いられる接着剤の接着強度は、大体2乃至2.3MPa程度であることが知られている。
【0007】
この接着強度はジャンクションボックスとアルミフレームを太陽電池モジュールから分離するために、約400kg、すなわち25乃至30kgf/cm2の力で印加しなければならないほどである。
【0008】
従来、ジャンクションボックスとアルミフレームは人力と道具を用い分離したが、このように分離作業をする場合時間とコストの増加だけでなく、迅速な廃棄処分やリサイクルができないという問題があった。
【0009】
前記のような観点で案出された発明として、大韓民国登録特許第10―2154030号の「廃太陽光発電モジュール分離解体装置」(以下先行技術)などが挙げられる。
【0010】
しかしながら、先行技術は、強化ガラスから様々な層状に積層されたソーラーセールの分別収集に着目しておりこのような層状に積層されたソーラーセールの周囲を分別収集する前にジャンクションボックスとアルミフレームとは作業者が直接分離しなければならないという制約があった。
【0011】
したがって、ジャンクションボックスとアルミフレームの分離に役立つ装置の開発が不可欠である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10―2154030号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は前記のような問題点を改善するために使用の年限が終了になった太陽光発電モジュールのジャンクションボックスとアルミフレームの分離及び除去が可能な太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記のような目的を果たすために、本発明は、ジャンクションボックスと金属材の外郭フレームとを含む太陽光発電モジュールが載せられる空間及び面積を提供するベースと、前記ベース上で位置の変更が可能であり、前記ジャンクションボックスを前記太陽電池モジュールから分離する前記第1分離部とを含む第1ユニットと、及び前記ベース上で位置の変更が可能であり、前記太陽光発電モジュールの縁に沿って設置された前記外郭フレームを前記太陽光発電モジュールから分離する第2分離部とを含む第2ユニットと、を含むことを特徴とする太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置を提供することができる。
【0015】
ここで、前記ベースは、前記太陽光発電モジュールが載せられる上面を有する棚パネルと、前記棚パネルの上面の四隅のそれぞれから突設される上部支持コラムと、前記各上部支持コラムのそれぞれの上端部に設置される上部支持フレームと、前記棚パネルの下面の四隅のそれぞれから突設される下部支持コラムと、前記下部支持コラムのそれぞれの下端部に連結される下部支持フレームと、を含み、前記第1ユニットと前記第2ユニットは前記上部支持フレームに連結されることを特徴とする。
【0016】
このとき、前記太陽光発電モジュールから前記外郭フレームを分離する前記第2分離部の動作は、前記太陽光発電モジュールから前記ジャンクションボックスを分離する前記第1分離部の動作が行われた後連続的に行われることを特徴とする。
【0017】
そして、前記ベースは、前記上部支持フレームに装着され流体圧力で作動する昇降シリンダーと、前記昇降シリンダーから出入可能な昇降ロッドの末端部に装着され前記棚パネル側に昇降可能な昇降ボディーと、前記上部支持フレームに装着され前記棚パネル側に延長し前記昇降ボディーの昇降を案内する複数のガイドコラムと、をさらに含み、前記第1ユニット及び前記第2ユニットは前記昇降ボディーに備われることを特徴とする。
【0018】
そして、前記第1ユニットは、前記ベースに備われた上部支持フレームに対し昇降可能な昇降ボディーに装着される少なくとも1つ以上の第1シリンダーと、前記ベースに備われ前記太陽電池モジュールが載せられる棚パネルに平行にするように、前記第1シリンダーから出入可能な第1ロッドと、前記第1分離部を構成するものであり、前記第1ロッドに連結され前記ジャンクションボックスに接触する第1接触面を有する第1分離ブロックと、をさらに含むことを特徴とする。
【0019】
そして、前記第1ユニットは、前記第1ロッドの末端部に備われる第1ブラケットと、前記第1ブラケットに回動可能に備われ前記棚パネル側に延長する第1連結ブロックと、をさらに含み、前記第1分離ブロックは前記第1連結ブロックに連結されることを特徴とする。
【0020】
そして、前記第1接触面は、前記棚パネルに対して上向に傾斜するように形成された傾斜面を形成し、前記棚パネルに対し上向に傾斜するように形成される前記第1接触面の下端部の縁が前記太陽光発電モジュールと前記ジャンクションボックスの付着部分に接触され前記第1シリンダーから前記第1ロッドが伸長されることによる前記第1分離ブロックの加圧力により前記ジャンクションボックスが前記太陽光発電モジュールから分離されることを特徴とする。
【0021】
そして、前記第2ユニットは、前記ベースに備われた前記上部支持フレームに対し昇降可能な昇降ボディーの四つの側面にそれぞれに装着される少なくとも1つ以上の第2シリンダーと、前記ベースに備われ前記太陽光発電モジュールが載せられる棚パネルに平行にするように前記第2シリンダーから出入可能な第2ロッドと、前記第2分離部を構成するものであり、前記第2ロッドに連結され前記外郭フレームの内側面に接触する第2接触面を有する第2分離ブロックと、をさらに含むことを特徴とする。
【0022】
また、前記第2ユニットは、前記第2ロッドの末端部に備われる第2ブラケットと、前記第2ブラケットに回動可能に備われ前記棚パネル側に延長する第2連結ブロックと、をさらに含み、前記第2分離ブロックは前記第2連結ブロックに連結されることを特徴とする。
【0023】
同時に、前記第2接触面は、前記棚パネルに対し直交するとともに前記外郭フレームの内側面に接触できるように前記外郭フレームに平行に形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
前記のような構成の本発明によれば、使用の年限が終了になった太陽光発電モジュールのジャンクションボックスとアルミフレームをソーラーセールから大きな力を入れなくても簡単に分離できるように助けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の一つの実施例に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の全体的な構造を示す斜視概念図である。
【
図2】本発明の一つの実施例に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の全体的な構造を示す斜視概念図である。
【
図3】本発明の一つの実施例に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の主要部である第1ユニットと第2ユニットとがベースの棚パネル上で動作することを示す平面概念図である。
【
図4】本発明の他の実施形態に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の主要部である第1ユニットの第1分離部がジャンクションボックスを分離する工程を順次示す斜視概念図である。
【
図5】本発明の他の実施形態に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の主要部である第1ユニットの第1分離部及び第2ユニットの第2分離部の構造を示す斜視概念図である。
【
図6】本発明の他の実施形態に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の主要部である第1ユニットの第1分離部及び第2ユニットの第2分離部の構造を示す斜視概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に説明している実施例を参照すれば明確になるだろう。
【0027】
しかし、本発明は、ここで説明する実施例に限定されず、他の形態に具体化することもできる。
【0028】
ここで紹介する実施例は、開示された内容を徹底的且つ完全にするために、そして、当業者に本発明の思想を十分に伝達するために提供されるものである。
【0029】
そして本発明は請求項の範疇によって定義されるだけである。
【0030】
したがって、いくつかの実施例において、よく知られた構成要素、よく知られた動作及びよく知られた技術は、本発明が曖昧に解釈されることを避けるために具体的に説明されない。
【0031】
また、明細書全体にかけ同一参照符号は同一構成要素を指称して、本明細書で使われた(言及された)用語は実施例を説明するためのことであり、本発明を制限しようとすることではない。
【0032】
本明細書において、単数型は文句から特別に言及しない限り複数型も含み、「含み(または、具備)する」に言及された構成要素及び動作は、一つ以上の他の構成要素及び動作の存在または追加を排除しない。
【0033】
他の定義がなければ、本明細書で使われるすべての用語(技術及びと学的用語を含み)は本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者に共通的に理解できる意味で使われることができるでしょう。
【0034】
また一般的に使われる前もって定義されている用語は、定義されていない限り理想的にまたは過度に解釈されない。
【0035】
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施例に対して説明する。
【0036】
まず、
図1及び
図2は、本発明の一つの実施例に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の全体的な構造を示す斜視概念図である。
【0037】
そして、
図3は、本発明の一つの実施例に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の主要部である第1ユニット100と第2ユニット200とがベース300の棚パネル310上で動作することを示し、かつ図面の理解の便宜上、ベース300の上部構造が除去された状態に示す平面概念図である。
【0038】
また、
図4は、本発明の他の実施形態に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の主要部である第1ユニット100の第1分離部110がジャンクションボックス410を分離する工程を順次示す斜視概念図である。
【0039】
同時に、
図5及び
図6は、本発明の他の実施形態に係る太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置の主要部である第1ユニット100の第1分離部110及び第2ユニット200の第2分離部210の構造を示す斜視概念図である。
【0040】
本発明は
図1乃至
図3のように、ベース300上で第1ユニット100がジャンクションボックス410(以下
図4参照)を太陽光発電モジュール400(以下
図4参照)から分離し第2ユニット200が外郭フレーム420(以下
図4参照)を太陽光発電モジュール400から分離する構造であることが理解できる。
【0041】
ベース300はジャンクションボックス410と金属材の外郭フレーム420を含む太陽電池モジュール400が載せられる空間および面積を提供する。
【0042】
第1ユニット100は、ベース300上で位置の変更が可能であり、ジャンクションボックス410を太陽光発電モジュール400から分離する第1分離部110を含む。
【0043】
第2ユニット200は、ベース300上で位置の変更が可能であり、太陽光発電モジュール400の縁に沿って設置された外郭フレーム420を太陽光発電モジュール400から分離する第2分離部210を含む。
【0044】
本発明は前記のような実施例の適用が可能で次のような多様な実施例の適用も可能であることは勿論である。
【0045】
まず、ベース300は、太陽光発電モジュール400が載せれらる上面を有する棚パネル310と、棚パネル310の上面の四隅の各々から突設する上部支持コラム320と、上部支持列320の各々の上部に設置される上部支持フレーム330とを含むことができる。
【0046】
また、ベース300は、棚パネル310の下面の四隅の各々から突設する下部支持コラム340と、各下部支持コラム340の下端部に連結される下部支持フレーム350とを含むことができる。
【0047】
これにより、第1ユニット100と第2ユニット200とは上部支持フレーム330に連結されていることがわかる。
【0048】
また、ベース300は、下部支持フレーム350に装着され第1ユニット100及び第2ユニット200に流体圧力を供給する作動アクチュエータ(図示せず)と、下部支持フレーム350に装着され地面に転び接触する複数の方向性キャスタ352とをさらに含み得る。
【0049】
一方、ベース300は、上部支持フレーム330に装着され流体圧で稼働される昇降シリンダ360と、昇降シリンダ360から出入可能な昇降ロッド362の末端部に装着され棚パネル310側に昇降可能な昇降ボディー370と、上部支持フレーム330に装着され棚パネル310側に延長し昇降ボディー370の上昇を案内する複数のガイドコラム331とをさらに備われることができる。
【0050】
ここで、第1ユニット100と第2ユニット200とは昇降ボディー370に設けられていることがわかる。
【0051】
このとき、ベース300は、昇降ロッド362の末端部に装着され昇降ボディー370に連結されるボディー連結ブラケット380とをさらに含むことができる。
【0052】
このようなボディー連結ブラケット380は、昇降ロッド362の末端部に連結される上面を有し棚パネル310に平行なコア支持片381と、コア支持片381の両端部から延長し昇降ボディー370の上部の両側に結合される連結支持片382とを含むことができる。
【0053】
一方、第1ユニット100は、ベース300に備われた上部支持フレーム330に対し昇降可能な昇降ボディー370に装着される少なくとも1つ以上の第1シリンダー120とをさらに含むことができる。
【0054】
第1ユニット100は、ベース300に備われ太陽光発電モジュール400が載せられる棚パネル310に平行にするように、第1シリンダー120から出入可能な第1ロッド121と、をさらに含むことができる。
【0055】
第1ユニット100は、第1分離部110を構成するものであり、第1ロッド121に連結されジャンクションボックス410に接触する第1接触面111を有する第1分離ブロック110を含むことができる。
【0056】
ここで、第1シリンダー120は、棚パネル310に載せられる太陽電池モジュール400の各種サイズや仕様に対応できるように、昇降ボディー370に対して上下の高さ調整や左右の位置の変更が可能に装着されることが好ましい。
【0057】
一方、第1ユニット100は、第1ロッド121の末端部に備われる第1ブラケット130と、第1ブラケット130に回動可能に備われ棚パネル310側に延長する第1連結ブロック131とをさらに備えることができる。
【0058】
ここで、第1分離ブロック110は、第1連結ブロック131に結合された構造であることが把握できる。
【0059】
このとき、第1接触面111は、棚パネル310に対し上向きの傾斜面を形成していることが分かる。
【0060】
このように、棚パネル310に対し上向に傾斜するように形成される第1接触面111の下端部の縁が
図4(a)のように太陽電池モジュール400とジャンクションボックス410の付着部分に接触しており、第1ロッド121が第1シリンダー120から伸長されることによる第1分離ブロック110の加圧によりジャンクションボックス410が
図4(b)のように太陽光発電モジュール400から分離される。
【0061】
一方、第2ユニット200は、ベース300に備われた上部支持フレーム330に対し昇降可能な昇降ボディー370の4つの側面のそれぞれに装着される少なくとも1つ以上の第2シリンダー220と、をさらに含むことができる。
【0062】
そして、第2ユニット200は、ベース300に備われ太陽光発電モジュール400が載せられる棚パネル310に平行にするように第2シリンダー220から出入可能である第2ロッド221とをさらに含むことができる。
【0063】
また、第2ユニット200は、第2分離部210を構成するものであり、第2ロッド221に連結され外郭フレーム420の内側面に接触する第2接触面221を有する第2分離ブロック220とをさらに備えることもできる。
【0064】
ここで、第2シリンダー220は、棚パネル310に載せられる太陽電池モジュール400の各種サイズや仕様に対応できるように、昇降ボディー370に対し上下の高さ調整や左右の位置を変更可能になるように装着されることが好ましい。
【0065】
一方、第2ユニット200は、第2ロッド221の末端部に備われる第2ブラケット230と、第2ブラケット230に回動可能に備われ棚パネル310側に延長する第2連結ブロック231とをさらに備えることができる。
【0066】
ここで、第2分離ブロック220は、第2連結ブロック231に連結されていると理解され得る。
【0067】
このとき、第2接触面221は、棚パネル310に直交するとともに外郭フレーム420の内側面に接触できるように外郭フレーム420に平行にするように形成されることが好ましい。
【0068】
一方、太陽電池モジュール400から外郭フレーム420を分離する第2分離部210の動作は、
図4のように太陽電池モジュール400からジャンクションボックス410を分離する第1分離部110の動作が行われた後連続的に行われることが把握できる。
【0069】
一方、第1分離部110と第2分離部210とは、
図5に示すように一体に形成されていてもよいし、
図6に示すように互いに別個の形態で形成されていてもよく、第1分離部110を基準とし第1分離部110の左右両側に第2分離部210が配置される構成の実施形態を適用してもよい。
【0070】
このために、少なくとも1つ以上の第2シリンダー220が、昇降ボディー370の4つの側面の中第1シリンダー120が装着された1つの側面を除いた残りの側面に各々装着されることができる。
【0071】
また、昇降ボディー370の一側面に第1シリンダー120の左右両側に、それぞれ第2シリンダー220を装着してもよい。
【0072】
同時に、第2ロッド221が棚パネル310に平行な第2シリンダー220から出入可能に備われることもできる。
【0073】
ここで、第2分離ブロック220は、第1分離ブロック110の左右両側に配置され
図5のように第1分離ブロック110と一体に形成されるとか
図6のように分離形成され順次的な動作が可能になるように配置されてもよい。
【0074】
以上のように、本発明は、使用の年限が終了になった太陽光発電モジュールのジャンクションボックスとアルミフレームの分離及び除去が可能な太陽光発電モジュールのフレーム自動分離装置を提供することがわかる。
【0075】
そして、本発明の基本的な技術的思想の範疇内であって業界通常の知識を持つ者においては他の多い変形及び応用も可能であることが勿論である。
【符号の説明】
【0076】
100:第1ユニット
110:第1分離部(第1分離ブロック)
111:第1接触面
120:第1シリンダー
121:第1ロッド
130:第1ブラケット
131:第1連結ブロック
200:第2ユニット
210:第2分離部(第2分離ブロック)
211:第2接触面
220:第2シリンダー
221:第2ロッド
230:第2ブラケット
231:第2連結ブロック
300:ベース
310:棚パネル
320:上部支持コラム
330:上部支持フレーム
331:ガイドコラム
340:下部支持コラム
350:下部支持フレーム
352:方向性キャスター
360:昇降シリンダー
362:昇降ロード
370:昇降ボディー
380:ボディー連結ブラケット
381:コア支持片
382:連結支持片
400:太陽電池モジュール
410:ジャンクションボックス
420:外郭フレーム