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  • 特表-建具枠材の接続装置 図1
  • 特表-建具枠材の接続装置 図2
  • 特表-建具枠材の接続装置 図3
  • 特表-建具枠材の接続装置 図4
  • 特表-建具枠材の接続装置 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-12
(54)【発明の名称】建具枠材の接続装置
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/968 20060101AFI20230405BHJP
【FI】
E06B3/968 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022549565
(86)(22)【出願日】2020-02-18
(85)【翻訳文提出日】2022-08-17
(86)【国際出願番号】 CN2020075731
(87)【国際公開番号】W WO2021163887
(87)【国際公開日】2021-08-26
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511024997
【氏名又は名称】清展科技股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】林 睿豐
(72)【発明者】
【氏名】陳 慧娥
【テーマコード(参考)】
2E035
【Fターム(参考)】
2E035AA00
2E035CA05
2E035DB01
2E035DC01
2E035EA01
(57)【要約】
建具枠材の接続装置は、1つの本体(1)と、該本体(1)の2つの対向する側面に隣接する枠材(9)を接続設置するように該本体(1)の2つの対向する側面にそれぞれ設置された2つのベース(2)とを含む。該建具枠材の接続装置は、建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸の取り付け施工の効率及びその美しさを最適化することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つの本体と、該本体の2つの対向する側面に隣接する枠材を接続設置するように該本体の2つの対向する側面にそれぞれ設置された2つのベースとを含む、ことを特徴とする建具枠材の接続装置。
【請求項2】
該本体に該2つのベースに向かう方向にそれぞれ第1の取付部が設置され、各ベースの該本体の該第1の取付部に対向する箇所に第2の取付部が設置され、該第2の取付部は、該本体の該第1の取付部と結合して、該2つのベースを該本体の2つの対向する側面に固着することができる、ことを特徴とする請求項1に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項3】
該第1の取付部は、該本体の側面に設置された係止溝を少なくとも有し、該第2の取付部の該第1の取付部の該係止溝に対向する箇所に係入部が設置され、該係入部は上縁に位置決め部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項4】
該係止溝は、凸リブと、該凸リブと一定の距離を隔てた板体とで画定され、該係入部は、該凸リブと該板体との間に係止でき、該凸リブは、該位置決め部に当接する、ことを特徴とする請求項3に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項5】
該本体の該第1の取付部は、該板体に設置された位置決め凸部をさらに含み、該ベースの該第2の取付部の該位置決め凸部に対向する箇所に位置決め凹部が設置される、ことを特徴とする請求項4に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項6】
該ベースに該枠材に向かう方向に結合柱がさらに設置され、該結合柱は、該枠材と組み立てて結合することができる、ことを特徴とする請求項2に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項7】
該結合柱に弾性フック部が設置される、ことを特徴とする請求項6に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項8】
該ベースに収容室が設置され、該収容室に該結合柱に向かう方向に開孔が設置される、ことを特徴とする請求項6に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項9】
該収容室の頂部にノッチが設置され、該ノッチに密閉カバーが設置される、ことを特徴とする請求項8に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項10】
該本体に貫通孔が設置され、該貫通孔の1つの孔口にサイドカバーが設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の建具枠材の接続装置。
【請求項11】
該収容室内に調整機構が収容される、ことを特徴とする請求項8に記載の建具枠材の接続装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建具に装着された部品に関し、特に建具枠材の接続装置を指す。
【背景技術】
【0002】
現在の建具構造は、いずれも、四辺の枠材を組み合わせた後、プリーツ式網戸又はロール式網戸などの構造を組み立てたものであり、建造物に装着された建具のサイズのみが異なり、その結果、建具枠材の在庫負担を増加させるだけでなく、プリーツ式網戸の枠材又はロール式網戸の枠材の在庫の困難さを増加させ、したがって、現在、多くの建具業者は、取り付け環境におけるサイズが大き過ぎ、かつ従来の枠材のサイズの長さが足りない場合、或いは搬送の需要を満たすために切断する場合、接続の方式を採用することが多い。
【0003】
しかしながら、現在の枠材の接続方式としては、いずれも溶接又は螺着の方式を採用し、どのような方式を採用しても、枠材の構造を壊すか又は変形させ、また全体的な美しさに大きな影響を与える。
【発明の概要】
【0004】
本発明の技術手段は以下のとおりである。建具枠材の接続装置は、本体と、該本体の2つの対向する側面に隣接する枠材を接続設置するように該本体の2つの対向する側面にそれぞれ設置された2つのベースとを含む。
【0005】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。本発明は、建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸の枠材を接続し、様々な取り付け仕様のサイズ要件を満たすことができる、建具枠材の接続装置を提供することを目的とする。
【0006】
そして、本発明の建具枠材の接続装置は、1つの本体及び2つのベースを含む。該2つのベースは、該本体の2つの対向する側面に隣接する枠材を接続設置するように該本体の2つの対向する側面にそれぞれ設置される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の効果は以下のとおりである。接続装置によるこれらのベースと枠材との接続により、建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸が取り付けようとするサイズ仕様に達することができ、接続手順も加速して簡略化することができるとともに、枠材構造の接続過程での壊れ又は変形を回避することができるため、建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸の取り付け施工の効率及び美しさを最適化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の建具枠材の接続装置の第1の実施例、及び該第1の実施例と2つの枠材とが嵌合した状況を説明する立体分解図である。
図2】該第1の実施例とこれらの枠材とを組み立てた状況を説明する概略図である。
図3】本発明の建具枠材の接続装置の第2の実施例を説明する立体分解図である。
図4】本発明の建具枠材の接続装置の第2の実施例、及び該第2の実施例と2つの枠材とが嵌合した状況を説明する立体分解図である。
図5】該第2の実施例とこれらの枠材とを組み立てた状況を説明する概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明を詳述する前に、以下の説明内容において、類似する組立体が同じ番号で示されることが注意されたい。
【実施例1】
【0010】
図1及び図2を参照して、本発明の建具枠材の接続装置の第1の実施例は、2つの上記枠材9を結びつけるように適用され、本体1と、該本体1から2つの対向する側面に延在する2つのベース2とを含む。該本体1には、横方向に貫通する貫通孔100が設置され、該貫通孔100の1つの孔口101を介して該貫通孔100の一端を取り外し可能に密閉するサイドカバー19が含まれる。
【0011】
建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸を取り付ける際、上記枠材9の長さが足りない場合、第1の実施例により、取り付けようとする建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸のサイズを満たすように、結びつけの方式で枠材の長さを拡張する。本案では、該枠材9をそれぞれこれらのベース2に直接挿着するだけで、工具を使用せずに結びつけ動作を迅速かつ簡単に完了することができるため、枠材のサイズを迅速かつ容易に拡張することができ、さらに施工効率を最適化するという効果を達成することができる。
【0012】
また、嵌合によりドア枠又は壁にしっかりと固定でき、ロック組立体を利用して孔口101から貫通孔100を貫通させることで接続装置を固定し、該サイドカバー19によって該孔口101を密閉することができる。これにより、ロック組立体を隠して露出させず、全体的な外観が美しくなることができる。
【実施例2】
【0013】
図3及び図4を参照し、本発明の建具枠材の接続装置の第2の実施例であり、本第2の実施例と該第1の実施例との相違点は以下のとおりである。
【0014】
該本体1に該2つのベース2に向かう方向にそれぞれ第1の取付部11が設置され、各ベース2には、収容室200が設置され、該第1の取付部11に対向する第2の取付部21と、該枠材9の方向に延在しかつ該枠材9と嵌合するように適用された結合柱22と、該収容室200の頂部のノッチ201と、該収容室200を密閉する密閉カバー29とがある。
【0015】
該第1の取付部11は、側面に設置されかつ凸リブ111と該該凸リブ111と一定の距離を隔てた板体112とで画定された係止溝110と、該板体112に設置された位置決め凸部113とを有し、該第2の取付部21は、該係止溝110に対応する係入部211を有し、該係入部211は上縁に位置決め部213と、該位置決め凸部113に対応する位置決め凹部212とを有する。つまり、該第1の取付部11と該第2の取付部21は、該凸リブ111により該位置決め部213に当接し、該係入部211を該係止溝110に係着することができ、そして該位置決め凸部113と該位置決め凹部212とが形状に互いに嵌合するメカニズムにより結合されることにより、該ベース2を該本体1の側面に固着する。
【0016】
図3図4を合わせて図5を参照し、本第2の実施例を使用する際、まず2つのベース2をそれぞれ該本体1の2つの対向する側面に固定接続すれば、これらのベース2のこれらの結合柱22は、それぞれ該2つの枠材9内に挿入されて結びつける。
【0017】
該結合柱22に弾性フック部221が設置されることにより、該枠材9が該結合柱22に結合する際、該弾性フック部221の弾性復元力により追加の固定力を生成し、これらの枠材9と本第2の実施例との結合強度を強化する。
【0018】
それ以外に、本第2の実施例は、同様に結びつけの方式で枠材の長さを拡張することにより、取り付けようとする建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸のサイズを満たすため、該第1の実施例と同様に、工具を使用せずに結びつけ動作を簡単かつ迅速に完了することができる。
【0019】
さらに図4を参照し、該収容室200に該結合柱22に向かう方向に開孔202が設置され、該開孔202内に磁石(図示せず)が設置され、建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸の取手に該磁石に対向する位置に金属片を増設することができるため、プリーツ式網戸又はロール式網戸が閉じると、該磁石は、取手の金属片に磁気吸引作用をかけることにより、建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸を緊密に閉じるなどの効果を達成することができる。
【0020】
さらに、大部分のプリーツ式網戸又はロール式網戸では、いずれも線材を用いて緩さを調整し、線材の一端は主にこれらの枠材9の該ベース2内に設置されるため、該ベース2の該収容室200内にさらに調整機構3(例えばラチェットなど)が含まれ、調整機構3の操作により該線材の張力を調整し、さらにプリーツ式網戸又はロール式網戸の緩さを調整するという効果を達成することができる。
【0021】
また該各ベース2の該収容室200のノッチ201に密閉カバー29が設置され、該密閉カバー29は該収容室200の該ノッチ201を開閉することができ、調整機構又は磁石を容易に取り付けることができる以外に、調整機構3と磁石を隠蔽し、さらに全体的な美しさを向上させることができる。
【0022】
前記のように、本発明の建具枠材の接続装置は、これらのベース2が工具を使用せずにそれぞれ2つの枠材9を迅速に結びつける機能により、建具、プリーツ式網戸又はロール式網戸を取り付ける際の施工需要に合わせてその枠材を拡張することができるため、様々なサイズ仕様を満たすことができ、動作を迅速かつ簡単に実施するという効果を有することにより、施工効率を最適化することができるため、本発明の目的を確実に達成することができる。
【0023】
上記内容は、本発明の実施例に過ぎず、本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明の特許出願の保護範囲及び発明の内容に基づいて行われた簡単な均等変化及び修飾は、いずれも本発明の特許の範囲内に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】