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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-12
(54)【発明の名称】2成分接着剤塗布システム
(51)【国際特許分類】
   B05C 5/00 20060101AFI20230405BHJP
   B05C 11/10 20060101ALI20230405BHJP
【FI】
B05C5/00 101
B05C11/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022551764
(86)(22)【出願日】2021-04-25
(85)【翻訳文提出日】2022-08-26
(86)【国際出願番号】 CN2021089646
(87)【国際公開番号】W WO2022048166
(87)【国際公開日】2022-03-10
(31)【優先権主張番号】202010913304.2
(32)【優先日】2020-09-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520508310
【氏名又は名称】常州銘賽机器人科技股▲フン▼有限公司
【住所又は居所原語表記】Mingseal Technology Building, Changzhou Science & Education Town, No.18 Middle Changwu Road, Wujin District, Changzhou,Jiangsu 213164, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】曲 東升
(72)【発明者】
【氏名】趙 亜軍
(72)【発明者】
【氏名】張 晋
(72)【発明者】
【氏名】李 長峰
(72)【発明者】
【氏名】孫 培
【テーマコード(参考)】
4F041
4F042
【Fターム(参考)】
4F041AB01
4F041BA06
4F041BA12
4F041BA43
4F041BA48
4F042AB00
4F042CA01
4F042CB05
4F042CB19
4F042CB24
4F042CB26
4F042CB27
(57)【要約】
2成分接着剤塗布システムは、2成分スクリューポンプ400と、実装アセンブリ100と、冷凍機構200と、漏れ防止機構300と、を備える。2成分スクリューポンプ400は2つのマニホールドブロック410を含み、実装アセンブリ100は実装ブラケット及び締付け部材を含む。この2成分接着剤塗布システムは、2成分スクリューポンプの接着剤出口流路の穴を同じ部品のマニホールドブロックに統合するという強みを利用して、接着剤ポンプアセンブリの組み立てに必要な部品数を減らし、組立効率を向上させ、2成分スクリューポンプのサイズがより小さくなる。実装アセンブリは、構造全体の実装と分解の効率を向上させるだけでなく、構造の安定性やコンパクトさを保証し、多くのスペースを節約している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2成分スクリューポンプと、実装アセンブリと、冷凍機構と、漏れ防止機構と、を備える2成分接着剤塗布システムであって、
前記2成分スクリューポンプは、2つのマニホールドブロックと、2つの接着剤ポンプアセンブリと、混合パイプと、を有し、各前記マニホールドブロックの片側にはいずれも実装面が設けられ、2つの前記実装面は対向して配置されると共に取り外し可能に接続され、各前記マニホールドブロック内にはいずれも両端が導通する接着剤出口流路が設けられ、各前記接着剤ポンプアセンブリは、接着剤を対応する接着剤出口流路にポンプで送るために、いずれか1つの前記マニホールドブロックと接続され、前記混合パイプの一端が2つの前記マニホールドブロックの前記接着剤出口流路と連通し、
前記実装アセンブリは、実装ブラケット及び締付け部材を含み、前記実装ブラケットには第1実装部及び収容スペースが設けられ、前記第1実装部は接着剤塗布機構を実装するために使用され、前記収容スペースは前記2成分スクリューポンプの少なくとも一部を収容し通過させるために使用され、前記締付け部材は、前記2成分スクリューポンプを前記収容スペースに固定するために、前記実装ブラケットと移動可能に接続され、
前記冷凍機構は、前記実装アセンブリの片側に設けられ、前記混合パイプの少なくとも一部が内部に設けられて冷凍され、
前記漏れ防止機構は、前記実装アセンブリの片側に設けられ、前記混合パイプの少なくとも一部が内部に設けられて漏れが防止されることを特徴とする2成分接着剤塗布システム。
【請求項2】
前記実装ブラケットは、
板状に形成され、前記第1実装部及び第2実装部が設けられている底板と、
前記第2実装部に設けられ、前記収容スペースを有する実装台座と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項3】
前記締付け部材は可動部材に形成され、前記可動部材は、第1位置と第2位置との間において前記実装台座に移動可能に設けられ、前記可動部材が前記第1位置にあるとき、前記2成分スクリューポンプを実装するために前記収容スペースが開かれて、前記可動部材が前記第2位置にあるとき、前記収容スペースが閉じられ、前記2成分スクリューポンプが固定されることを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項4】
前記実装面は、
鉛直方向に沿って延在する平面として形成された第1平面と、
鉛直方向に沿って延在する平面として形成され、水平方向において前記第1平面とずらして配置された第2平面と、
前記第1平面と前記第2平面のずらし部位に位置するずらし平面と、を含み、
互いに協働する2つの前記第1平面、2つの前記第2平面及び2つのずらし平面により位置決め機構が形成されることを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項5】
各前記マニホールドブロックの下端にはいずれも下向きに突出した凸ブロックが設けられ、各前記凸ブロックにはいずれも前記実装面と同じ方位である組立平面が設けられ、前記組立平面は前記第1平面と前記第2平面との間に位置しており、前記組立平面と前記第1平面との間に第1ストッパ平面が形成され、前記組立平面と前記第2平面との間に第2ストッパ平面が形成されることを特徴とする請求項4に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項6】
前記冷凍機構は、
前記混合パイプを収容して通過させる収容キャビティが設けられている実装部材と、
前記実装部材の片側に設けられて前記実装部材を冷凍し、一方側が前記実装部材の片側に当接される冷凍部材と、
前記冷凍部材の他方側に設けられて前記冷凍部材の熱を放散する放熱部材と、
前記実装部材の片側に設けられて前記放熱部材及び前記冷凍部材を前記実装部材に固定する固定部材と、
少なくとも一部が前記実装部材と枢動可能に接続されるカバープレート断熱プレートと、を含み、前記実装部材の少なくとも一部は前記カバープレート断熱プレートに設けられ、前記収容キャビティを開閉するために前記カバープレート断熱プレートと同期して動くことを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項7】
前記実装部材は、断熱フレームと、実装ブロックと、カバープレートと、を含み、
前記断熱フレームは、「コ」字型のフレームとして形成され、一方側には外向きに突出した中空ボスが設けられ、前記中空ボスの片側には逃げ溝が設けられ、前記カバープレート断熱プレートが前記中空ボスの片側に設けられて前記中空ボスと枢動可能に接続され、
前記実装ブロックは、前記断熱フレームの他方側に設けられ、一方側には前記逃げ溝の形状に対応する凸部が設けられ、前記凸部は前記逃げ溝に設けられ、前記凸部には第1収容溝が設けられ、
前記カバープレートは、前記カバープレート断熱プレートに設けられ、且つ、前記中空ボスの片側に位置しており、前記カバープレートには前記第1収容溝の形状と対応する第2収容溝が設けられ、前記第1収容溝は前記第2収容溝と協働して前記収容キャビティを形成することを特徴とする請求項6に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項8】
前記中空ボスには第1チャネル及び第2チャネルが設けられ、前記カバープレート断熱プレートには前記第1チャネル及び前記第2チャネルとそれぞれ対応する第3チャネル及び第4チャネルが設けられ、前記実装部材は、回転軸及び調整ボルトをさらに含み、
前記回転軸は、前記第3チャネルを通過して前記第1チャネルと接続され、前記カバープレート断熱プレートは前記回転軸の周りで前記中空ボスに枢動可能に接続され、
前記調整ボルトは、前記第4チャネルを通過して前記第2チャネルに接続されて前記カバープレート断熱プレートを固定することを特徴とする請求項7に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項9】
前記漏れ防止機構は、
漏れ防止底板と、
前記漏れ防止底板の片側に設けられた駆動固定部材と、
前記漏れ防止底板に設けられ、前記駆動固定部材の下に位置している固定台座と、
前記固定台座に設けられ、互いに連通する第1チャネル及び第2チャネルを有し、前記混合パイプの一端が前記第1チャネル内に挿着されている漏れ防止弁と、
開位置と漏れ防止位置との間で鉛直方向に沿って前記第2チャネル内に移動可能に挿着され、前記開位置にあるとき、前記第1チャネルの両端を貫通させ、前記漏れ防止位置にあるとき、前記第1チャネルの一端を閉塞する可動部材と、
前記駆動固定部材に設けられ、前記可動部材と接続されて前記可動部材が動くように駆動する駆動部材と、
上端が前記固定台座を通過して前記漏れ防止弁に接続される針部と、
前記固定台座に設けられて前記針部を実装し、前記固定台座に取り外し可能に接続される針部実装台座と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項10】
前記駆動固定部材は、
一方側に可動ボスが設けられた固定垂直板と、
前記固定垂直板の上端に設けられ、前記固定垂直板と垂直に接続され、前記駆動部材が設けられている第1固定水平板と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項11】
前記駆動固定部材は、
前記固定垂直板の下端に設けられた第2固定水平板をさらに含み、前記第2固定水平板は、前記固定垂直板と垂直に接続され、前記漏れ防止弁に当接されて前記漏れ防止弁を前記固定台座に固定することを特徴とする請求項10に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項12】
前記第1固定水平板及び前記第2固定水平板には鉛直方向に沿って貫通する通路がそれぞれ設けられ、
前記漏れ防止機構は、リンクをさらに含み、前記リンクの上端は前記通路を通過して前記駆動部材と接続され、前記リンクの下端は前記通路を通過して前記可動部材と接続され、前記駆動部材は前記リンクが鉛直方向に沿って動くように駆動して前記可動部材が動くように駆動することを特徴とする請求項11に記載の2成分接着剤塗布システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動接着剤塗布装置の技術分野に関し、具体的には、2成分接着剤塗布システムに関する。
【背景技術】
【0002】
2成分接着剤塗布は、所定の混合比に従って静的/動的混合パイプに成分A及び成分Bを連続的に注入し、混合後の接着剤が混合パイプの末端から流出して最終的に針部から滴下することである。2成分接着剤塗布プロセスにおいて、成分A及び成分Bの混合比が正確であるほど、混合後の接着液の接着性能がよく、滴下する度の混合後の接着液の量の変動が小さいほど、バッチ製造の接着性能の一貫性が高い。上記の高精度プロセスアプリケーション要件に基づいて、高品質のステンレス鋼からローターとして偏心スクリューに加工され、不活性ゴムがステーターとしてダブルスパイラルチャンバーに成型されたセルフシーリング定量接着剤塗布ポンプで、接着剤塗布時に接着剤塗布量の超高一貫性を保証できる。2成分接着剤の滴下には、2つのセルフシーリング定量接着剤塗布ポンプ(それぞれ成分Aと成分Bが充填されている)を同期して動作させる必要があり、接着剤塗布時に接着剤を接着剤出口に連続的に輸送し、2つの接着剤塗布ポンプのそれぞれの接着剤出口と混合パイプの上部にある二重接着剤入口との間は接続されて、成分A及び成分Bの接着剤塗布通路を形成する。接着液がそれぞれの接着剤塗布通路を介して混合パイプに入り、次に混合パイプ内で均一に混合され、混合パイプの出口から必要な接着剤を流出させる。
【0003】
しかし、2成分接着剤は混合パイプ内で長時間になると硬化するため、接着液の流れが悪くなる。成分Aの接着剤回路と成分Bの接着剤回路の内圧が上昇し、圧力が継続的に上昇して極端な場合には混合パイプと2成分接着剤塗布ポンプとの接続部から接着液がオーバーフローする可能性がある。従来の2成分スクリューポンプでは、ダブルポンプアセンブリにスクリューポンプを実装するための2つの実装穴があり、2つのスクリューポンプとダブルポンプアセンブリが2成分スクリューポンプに組み立てられる。ユーザーが異なる混合比に応じて異なるモデルのシングルポンプを切り替える必要がある場合、あるシングルポンプを交換するだけでなく、ダブルポンプアセンブリも交換する必要がある。分解・組立に大量の時間がかかるだけでなく、部品交換が必要なため、この2成分の互換性が悪くなる。従来の2成分スクリューポンプは、ミラー組立方式で、左ポンプと右ポンプに分かれており、左ポンプと右ポンプが実装される相対位置が固定されており、左右のシングルポンプの互換的な実装は実現できない。使用中に2つのポンプの位置を調整する必要がある場合、使用要件を満たすために関連する組み立て部品を交換する必要があり、現場での実装の適応性が低くなる。左ポンプと右ポンプの同じ位置に対応する部品は左右対称部品であるため、製造時に2種類の部品を製造する必要があり、部品が倍に増えてしまう。従来の2成分スクリューポンプのステーターの実装穴と接着剤出口流路の穴が異なる構成要素に分布されているため、従来の2成分ポンプ本体の部品数が多くなり、ポンプ本体の全体長さが長くなり、ポンプ本体の組み立てが複雑で、いずれも製品設計のリーン要件を満たさない。従来の2成分スクリューポンプは1つのダブルポンプアセンブリを共有しており、ダブルポンプアセンブリの体積が大きいため、ポンプ本体を洗浄する際に、より大きな洗浄容器と大量の洗浄剤が必要となり、洗浄が不便になる。従来の2成分スクリューポンプでは、圧力センサーが両側に固定されているため、スクリューポンプの幅サイズが直接大きくなり、ユーザーが現場で使用する場合、幅サイズについてより厳しい要件が課せられることがよくある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、従来技術に存在する技術的問題の少なくとも1つを解決することを目的とする。
【0005】
そのために、本開示は、構造が簡単で、組み立てが容易で、接着液が容易に硬化しないという利点を有する2成分接着剤塗布システムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムは、2成分スクリューポンプと、実装アセンブリと、冷凍機構と、漏れ防止機構と、を備え、前記2成分スクリューポンプは、2つのマニホールドブロックと、2つの接着剤ポンプアセンブリと、混合パイプと、を有し、各前記マニホールドブロックの片側にはいずれも実装面が設けられ、2つの前記実装面は対向して配置されると共に取り外し可能に接続され、各前記マニホールドブロック内にはいずれも両端が導通する接着剤出口流路が設けられ、各前記接着剤ポンプアセンブリは、接着剤を対応する接着剤出口流路にポンプで送るために、いずれか1つの前記マニホールドブロックと接続され、前記混合パイプの一端が2つの前記マニホールドブロックの前記接着剤出口流路と連通し、前記実装アセンブリは、実装ブラケット及び締付け部材を含み、前記実装ブラケットには第1実装部及び収容スペースが設けられ、前記第1実装部は接着剤塗布機構を実装するために使用され、前記収容スペースは前記2成分スクリューポンプの少なくとも一部を収容し通過させるために使用され、前記締付け部材は、前記2成分スクリューポンプを前記収容スペースに固定するために、前記実装ブラケットと移動可能に接続され、前記冷凍機構は、前記実装アセンブリの片側に設けられ、前記混合パイプの少なくとも一部が内部に設けられて冷凍され、前記漏れ防止機構は、前記実装アセンブリの片側に設けられ、前記混合パイプの少なくとも一部が内部に設けられて漏れが防止される。
【0007】
本開示の実施例の2成分接着剤塗布システムによれば、2成分スクリューポンプ、実装アセンブリ、冷凍機構、及び漏れ防止機構を組み合わせることにより、2成分スクリューポンプの接着剤出口流路の穴を同じ部品のマニホールドブロックに統合するという強みを利用して、接着剤ポンプアセンブリの組み立てに必要な部品数を減らし、組立効率を向上させ、接着剤ポンプアセンブリの全長を短くして、2成分スクリューポンプのサイズがより小さくなる。実装アセンブリの収容スペースは2成分接着剤塗布ポンプを実装するための空間構造を形成し、締付け部材は2成分接着剤塗布ポンプを実装アセンブリに締め付けて実装することができ、冷凍機構及び漏れ防止機構は実装アセンブリと緊密に連携し、しっかりと接続される。2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリは、構造全体の実装と分解の効率を向上させるだけでなく、構造の安定性やコンパクトさを保証し、多くのスペースを節約している。
【0008】
本開示の一実施例によれば、前記実装ブラケットは、板状に形成され、前記第1実装部及び第2実装部が設けられている底板と、前記第2実装部に設けられ、前記収容スペースを有する実装台座と、を含む。
【0009】
本開示の一実施例によれば、前記締付け部材は可動部材に形成され、前記可動部材は、第1位置と第2位置との間において前記実装台座に移動可能に設けられ、前記可動部材が前記第1位置にあるとき、前記2成分スクリューポンプを実装するために前記収容スペースが開かれて、前記可動部材が前記第2位置にあるとき、前記収容スペースが閉じられ、前記2成分スクリューポンプが固定される。
【0010】
本開示の一実施例によれば、前記実装面は、鉛直方向に沿って延在する平面として形成された第1平面と、鉛直方向に沿って延在する平面として形成され、水平方向において前記第1平面とずらして配置された第2平面と、前記第1平面と前記第2平面のずらし部位に位置するずらし平面と、を含み、互いに協働する2つの前記第1平面、2つの前記第2平面及び2つのずらし平面により位置決め機構が形成される。
【0011】
本開示の一実施例によれば、各前記マニホールドブロックの下端にはいずれも下向きに突出した凸ブロックが設けられ、各前記凸ブロックにはいずれも前記実装面と同じ方位である組立平面が設けられ、前記組立平面は前記第1平面と前記第2平面との間に位置しており、前記組立平面と前記第1平面との間に第1ストッパ平面が形成され、前記組立平面と前記第2平面との間に第2ストッパ平面が形成される。
【0012】
本開示の一実施例によれば、前記冷凍機構は、前記混合パイプを収容して通過させる収容キャビティが設けられている実装部材と、前記実装部材の片側に設けられて前記実装部材を冷凍し、一方側が前記実装部材の片側に当接される冷凍部材と、前記冷凍部材の他方側に設けられて前記冷凍部材の熱を放散する放熱部材と、前記実装部材の片側に設けられて前記放熱部材及び前記冷凍部材を前記実装部材に固定する固定部材と、少なくとも一部が前記実装部材と枢動可能に接続されるカバープレート断熱プレートと、を含み、前記実装部材の少なくとも一部は前記カバープレート断熱プレートに設けられ、前記収容キャビティを開閉するために前記カバープレート断熱プレートと同期して動く。
【0013】
本開示の一実施例によれば、前記実装部材は、断熱フレームと、実装ブロックと、カバープレートと、を含み、前記断熱フレームは、「コ」字型のフレームとして形成され、一方側には外向きに突出した中空ボスが設けられ、前記中空ボスの片側には逃げ溝が設けられ、前記カバープレート断熱プレートが前記中空ボスの片側に設けられて前記中空ボスと枢動可能に接続され、前記実装ブロックは、前記断熱フレームの他方側に設けられ、一方側には前記逃げ溝の形状に対応する凸部が設けられ、前記凸部は前記逃げ溝に設けられ、前記凸部には第1収容溝が設けられ、前記カバープレートは、前記カバープレート断熱プレートに設けられ、且つ、前記中空ボスの片側に位置しており、前記カバープレートには前記第1収容溝の形状と対応する第2収容溝が設けられ、前記第1収容溝は前記第2収容溝と協働して前記収容キャビティを形成する。
【0014】
本開示の一実施例によれば、前記中空ボスには第1チャネル及び第2チャネルが設けられ、前記カバープレート断熱プレートには前記第1チャネル及び前記第2チャネルとそれぞれ対応する第3チャネル及び第4チャネルが設けられ、前記実装部材は、回転軸及び調整ボルトをさらに含み、前記回転軸は、前記第3チャネルを通過して前記第1チャネルと接続され、前記カバープレート断熱プレートは前記回転軸の周りで前記中空ボスに枢動可能に接続され、前記調整ボルトは、前記第4チャネルを通過して前記第2チャネルに接続されて前記カバープレート断熱プレートを固定する。
【0015】
本開示の一実施例によれば、前記漏れ防止機構は、漏れ防止底板と、前記漏れ防止底板の片側に設けられた駆動固定部材と、前記漏れ防止底板に設けられ、前記駆動固定部材の下に位置している固定台座と、前記固定台座に設けられ、互いに連通する第1チャネル及び第2チャネルを有し、前記混合パイプの一端が前記第1チャネル内に挿着されている漏れ防止弁と、開位置と漏れ防止位置との間で鉛直方向に沿って前記第2チャネル内に移動可能に挿着され、前記開位置にあるとき、前記第1チャネルの両端を貫通させ、前記漏れ防止位置にあるとき、前記第1チャネルの一端を閉塞する可動部材と、前記駆動固定部材に設けられ、前記可動部材と接続されて前記可動部材が動くように駆動する駆動部材と、上端が前記固定台座を通過して前記漏れ防止弁に接続される針部と、前記固定台座に設けられて前記針部を実装し、前記固定台座に取り外し可能に接続される針部実装台座と、を含む。
【0016】
本開示の一実施例によれば、前記駆動固定部材は、一方側に可動ボスが設けられた固定垂直板と、前記固定垂直板の上端に設けられ、前記固定垂直板と垂直に接続され、前記駆動部材が設けられている第1固定水平板と、を含む。
【0017】
本開示の一実施例によれば、前記駆動固定部材は、前記固定垂直板の下端に設けられた第2固定水平板をさらに含み、前記第2固定水平板は、前記固定垂直板と垂直に接続され、前記漏れ防止弁に当接されて前記漏れ防止弁を前記固定台座に固定する。
【0018】
本開示の一実施例によれば、前記第1固定水平板及び前記第2固定水平板には鉛直方向に沿って貫通する通路がそれぞれ設けられ、前記漏れ防止機構は、リンクをさらに含み、前記リンクの上端は前記通路を通過して前記駆動部材と接続され、前記リンクの下端は前記通路を通過して前記可動部材と接続され、前記駆動部材は前記リンクが鉛直方向に沿って動くように駆動して前記可動部材が動くように駆動する。
【0019】
本開示の追加的形態及び利点は、部分的に以下の説明から示され、一部は以下の説明から明らかになるか、又は本開示の実践から理解される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本開示の上記及び/又は追加的形態と利点は、図面と併せて取られる実施例の以下の説明から、容易に理解されるであろう。
図1】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの構造模式図である。
図2】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリの一実施例の構造模式図である。
図3】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリの部分構造模式図である。
図4】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリの別の部分構造模式図である。
図5】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリの別の部分構造模式図である。
図6】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリの別の部分構造模式図である。
図7】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリの別の実施例の構造模式図である。
図8】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリの別の実施例の構造模式図である。
図9】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構の一実施例の構造模式図である。
図10】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構の断面図である。
図11】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構の部分構造模式図である。
図12】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構の別の部分構造模式図である。
図13】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構の別の実施例の構造模式図である。
図14】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構の部分構造模式図である。
図15】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構の別の部分構造模式図である。
図16】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの漏れ防止機構の構造模式図である。
図17】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの漏れ防止機構の断面図である。
図18】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの漏れ防止機構の部分構造模式図である。
図19】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの2成分スクリューポンプの構造模式図である。
図20】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの2成分スクリューポンプの断面図である。
図21】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの2成分スクリューポンプの局部構造模式図である。
図22】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの2成分スクリューポンプの局部構造の断面図である。
図23】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍システムの制御方法のフローチャートである。
図24】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍システムの一実施例の原理図である。
図25】本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍システムの別の実施例の原理図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本開示の実施例について詳細に説明する。図面には前記実施例の例が示され、同じ又は類似の符号は、全体を通して同じ又は類似の構成要素、又は同じ又は類似の機能を有する構成要素を示す。図面を参照して以下に説明する実施例は例示的なものであり、本開示を解釈するためにのみ使用され、本開示の限定として理解されるべきではない。
【0022】
本開示の説明において、「中心」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「トップ」、「ボトム」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「周方向」等の用語が示す方位又は位置関係は図面に示された方位又は位置関係に基づくもので、単に本開示の説明を容易にし、簡略化するためのものであり、示された装置又は構成要素が必ずしも特定の方位を有し、特定の方位で構成及び操作されることを示したり暗示したりするものではない。従って、本開示を制限するものとして理解されるべきではない。また、「第1」、「第2」により限定される特徴は、1つ又は複数の前記特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本開示の説明において、特に明記しない限り、「複数」は2つ又は2つ以上を意味する。
【0023】
本開示の説明において、特に明示的な規定及び限定がない限り、「実装」、「接続」、「連結」という用語は広義的に理解されるべきである。例えば、固定連結であってもよく、取り外し可能な連結又は一体型連結であってもよく、机械的接続であってもよく、電気的接続であってもよく、直接連結であってもよく、中間媒体を介した間接連結であってもよく、2つの構成要素の内部の連通であってもよい。当業者であれば、本開示における上記の用語の具体的意味は、具体的な状況に応じて理解されるべきである。
【0024】
以下、本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0025】
図1図25に示すように、本開示の実施例による2成分接着剤塗布システム1000は、実装アセンブリ100と、冷凍機構200と、漏れ防止機構300と、2成分スクリューポンプ400と、を備える。
【0026】
具体的には、2成分スクリューポンプ400は、2つのマニホールドブロック410と、2つの接着剤ポンプアセンブリ420と、混合パイプ440と、を備え、各マニホールドブロック410の片側にはいずれも実装面が設けられ、2つの実装面は対向して配置されると共に取り外し可能に接続され、各マニホールドブロック410内にはいずれも両端が導通する接着剤出口流路411が設けられ、各接着剤ポンプアセンブリ420は、いずれか1つのマニホールドブロックと接続されて対応する接着剤出口流路に接着剤をポンプで送ることができ、混合パイプ440の一端が2つのマニホールドブロック410の接着剤出口流路411と連通し、実装アセンブリ100は、実装ブラケット及び締付け部材を含み、実装ブラケットには第1実装部及び収容スペースが設けられ、第1実装部は接着剤塗布機構を実装するために使用され、収容スペースは2成分スクリューポンプ400の少なくとも一部を収容し通過させるために使用され、締付け部材は、2成分スクリューポンプ400を収容スペースに固定するために、実装ブラケットと移動可能に接続され、冷凍機構200は、実装アセンブリ100の片側に設けられ、混合パイプ440の少なくとも一部が冷凍機構200の内部に設けられて冷凍機構200を冷凍し、漏れ防止機構300は、実装アセンブリ100の片側に設けられ、混合パイプ440の少なくとも一部が漏れ防止機構300の内部に設けられて漏れ防止機構300により漏れを防止する。
【0027】
換言すれば、本開示の実施例による2成分接着剤塗布システム1000は、主に実装アセンブリ100と、冷凍機構200と、漏れ防止機構300と、2成分スクリューポンプ400とから構成される。ここで、2成分スクリューポンプ400、冷凍機構200、及び漏れ防止機構300は、それぞれ実装アセンブリ100の片側に設けられ、2成分スクリューポンプ400の混合パイプ440は冷凍機構200内に挿設され、2成分スクリューポンプ400が接着液の混合を行うとき、冷凍機構200は混合パイプ440の温度を適切な範囲内に制御する。混合パイプ440の末端は漏れ防止機構330に当接され、漏れ防止機構330は、それ自体の原理を利用して、2成分スクリューポンプ400の接着剤塗布プロセス中に接着液が漏れるのを防止する。
【0028】
なお、2成分スクリューポンプ400は、2つのマニホールドブロック410、2つの接着剤ポンプアセンブリ420、及び混合パイプ440を含むことに留意されたい。各マニホールドブロック410内には、いずれも両端が導通する接着剤出口流路411が設けられ、混合パイプ440の一端は2つのマニホールドブロック410の接着剤出口流路411と連通し、接着液は接着剤出口流路411を介して混合パイプ440内に流れ込み、十分に混合され、放散された熱は冷凍機構200によって冷却処理される。2つの組み合わされたマニホールドブロック410に対応する2つの接着剤出口流路411の直径は、同じでも異なってもよい。従って、異なる比率の接着液を押し出すことができ、2つの接着剤出口流路411の直径が同じである場合、1:1の接着液を押し出すことができる。実際の用途では、各マニホールドブロック410の接着剤出口流路411の直径を1つのサイズに設定でき、異なる比率の他の接着液を押し出す必要がある場合、1つ又は2つのマニホールドブロック410のみを交換すれば達成することができる。従来技術と比較して、一体化された接着剤押出部材全体を交換する必要がないため、コストが節約され、組み立てが容易になる。
【0029】
従って、実装アセンブリ100、冷凍機構200、漏れ防止機構300、及び2成分スクリューポンプ400を組み合わせることにより、2成分スクリューポンプ400の接着剤出口流路411の穴を同じ部品のマニホールドブロック410に統合するという強みを利用して、接着剤ポンプアセンブリの組み立てに必要な部品数を減らし、組立効率を向上させ、接着剤ポンプアセンブリの全長を短くして、2成分スクリューポンプ400のサイズがより小さくなる。実装アセンブリ100の収容スペースは2成分スクリューポンプ400を実装するための空間構造を形成し、締付け部材は2成分スクリューポンプ400を実装アセンブリ100に締め付けて実装することができ、冷凍機構200及び漏れ防止機構300は実装アセンブリ100と緊密に連携し、しっかりと接続される。2成分接着剤塗布システム1000の実装アセンブリ100は、構造全体の実装と分解の効率を向上させるだけでなく、構造の安定性やコンパクトさを保証し、多くのスペースを節約している。
【0030】
本開示の一実施例によれば、実装ブラケットは、底板110及び実装台座120を含む。底板110は板状に形成され、底板110には前記第1実装部及び第2実装部が設けられ、実装台座120は第2実装部に設けられ、実装台座120には収容スペースが設けられている。つまり、実装ブラケットは、主に底板110と実装台座120とから構成され、実装台座120は、2成分スクリューポンプ400を実装するために底板110に設けられている。
【0031】
本開示の一部の特定の実施形態において、締付け部材は可動部材130に形成され、可動部材130は、第1位置と第2位置との間において実装台座120に移動可能に設けられ、可動部材130が第1位置にあるとき、2成分スクリューポンプ400を実装するために収容スペースが開かれて、可動部材が第2位置にあるとき、収容スペースが閉じられ、2成分スクリューポンプ400が固定される。可動部材130が開状態にあるとき、オペレーターは収容スペース内に2成分スクリューポンプ400を実装することができる。可動部材130が閉状態にあるとき、2成分スクリューポンプ400は収容スペースの内部に固定される。
【0032】
本開示の一実施例によれば、第2実装部は第1実装部の斜め上に位置し、収容スペースの軸線は鉛直方向に対して斜めに延在し、2成分スクリューポンプ400は鉛直方向に対して傾斜して配置され、少なくとも一部は収容スペースを通過して接着剤塗布機構に接続される。つまり、2成分スクリューポンプ400は、接着液の十分な混合を確実にするために、鉛直方向に対して実装アセンブリ100に傾斜して実装される。
【0033】
本開示の一部の特定の実施形態において、底板110は第1実装板111及び第2実装板112を含む。
【0034】
第1実装板111は長方形の板状に形成され、第1実装板111の片側には第1実装部が設けられ、第2実装板112は、第1実装板111の1つのコーナ角の部位に設けられ、このコーナ角に沿って上方に傾斜して延在され、第2実装部は第2実装板112の上端に設けられている。第1実装板111と第2実装板112は一体成型され、構造が簡単で、加工・製造が容易である。
【0035】
本開示の一実施例によれば、第1実装部は底板110に設けられた複数の第1実装穴に形成され、第2実装部は底板110の一方側に沿って内側に窪んだ凹溝に形成され、凹溝内には実装台座120を実装するための第2実装穴が設けられ、実装台座120は、一端の幅が凹溝の幅よりも小さくて凹溝内に配置される。底板110の一方側に沿って内側に窪んだ凹溝が第2実装部に配置され、凹溝の幅を実装台座120の幅と一致させて、実装台座120の底板110に対する位置を制限することで、実装台座120が底板110と協働して容易に接続され、第2実装穴を介して実装台座120を底板110に締め付けて接続する。
【0036】
好ましくは、実装台座120は「コ」字型に形成され、実装台座120は、実装ブロック121、第1支持脚122、及び第2支持脚123を含む。実装ブロック121は細長い形に形成され、実装ブロック121は第2実装部に接続され、第1支持脚122は実装ブロック121の一端に設けられ、第2支持脚123は実装ブロック121の他端に設けられ、第2支持脚123及び第1支持脚122は実装ブロック121と協働して収容スペースを規定する。つまり、実装台座120は、実装ブロック121、第1支持脚122、及び第2支持脚123から構成される一体成型部品であり、構造が簡単で、加工しやすく、容易に実装される。
【0037】
好ましくは、可動部材130の一端は第1支持脚122に移動可能に接続され、可動部材130の他端は第2支持脚123に取り外し可能に接続される。可動部材130は、2成分スクリューポンプ400を押し付けて固定するために使用されるので、2成分スクリューポンプ400は相対的に実装台座120と可動部材130により形成された収容スペースの内部に固定できる。
【0038】
本開示の一部の特定の実施形態において、第1支持脚122の自由端の中部には実装溝が設けられ、第1支持脚122の自由端の両側には実装溝と連通する第1接続穴131がそれぞれ設けられ、可動部材130は細長い形に形成され、可動部材130の一端には実装溝内に挿着するのに適した突起部が設けられ、突起部には第2接続穴132が設けられ、可動部材130は第1接続穴131及び第2接続穴132を通過する回転軸を介して実装台座120に移動可能に接続される。つまり、可動部材130の突起部は第1支持脚122の自由端の実装溝につり合い、実装溝の幅は可動部材130の突起部の幅につり合い、回転軸に合わせて軸接続構造を形成し、回転軸は第1接続穴131及び第2接続穴132を通過して可動部材130と実装台座120を接続する。
【0039】
本開示の一実施例によれば、2成分接着剤塗布システムの実装アセンブリ100は弾性止め輪をさらに含む。弾性止め輪は回転軸の一端に設けられて回転軸を固定する。弾性止め輪は、回転軸の軸方向の動きを制限することができ、その構造が簡単で、組み立てやすい。
【0040】
好ましくは、第2支持脚123の自由端の端面には第3実装穴133が設けられ、可動部材130の他端には第4実装穴134が設けられ、実装アセンブリ100はさらにロック部材140を含み、ロック部材140は、第4実装穴134を通過して第3実装穴133と接続され、可動部材130をロックする。可動部材130にロック部材140を実装することにより、2成分スクリューポンプ400をロックするのに便利であり、実装アセンブリ100から容易に脱落することはない。
【0041】
本開示の一実施例によれば、可動部材130の他端と第2支持脚123の自由端には掛合部材又は係合部材がそれぞれ設けられ、可動部材130は第2支持脚123と係止して接続される。2成分スクリューポンプ400が実装アセンブリ100に固定される形態として、掛合部材又は係合部材の設計であってもよく、可動部材130と実装台座120の接続機能を実現してもよい。
【0042】
本開示の一部の特定の実施形態において、締付け部材はボルトとして形成され、実装ブラケットにはボルトと対応するボルト穴が設けられ、2成分スクリューポンプ400を固定又は緩めるために、締付け部材がボルト穴を通過する。ボルトを締付け部材として使用することで、実装プロセスが簡単で便利になり、ボルトは経済的で耐久性があり、交換が簡単である。
【0043】
本開示の一実施例によれば、実装部材210は、断熱フレーム211と、実装ブロック212と、カバープレート213と、を含み、断熱フレーム211は、「コ」字型のフレームとして形成され、断熱フレーム211の一方側には外向きに突出した中空ボスが設けられ、中空ボスの片側には逃げ溝が設けられ、カバープレート断熱プレート250が中空ボスの片側に設けられて中空ボスと枢動可能に接続され、実装ブロック212は、断熱フレーム211の他方側に設けられ、実装ブロック212の一方側には逃げ溝の形状に対応する凸部が設けられ、凸部は逃げ溝に設けられ、凸部には第1収容溝が設けられ、カバープレート213は、カバープレート断熱プレート250に設けられ、且つ、中空ボスの片側に位置しており、カバープレート213には第1収容溝の形状に対応する第2収容溝が設けられ、第1収容溝は第2収容溝と協働して収容キャビティを形成する。収容キャビティは、2つの部分で構成され、混合パイプの実際の状況に応じて収容キャビティを調整するのに役立つ。
【0044】
本開示の一部の特定の実施形態において、中空ボスには第1チャネル及び第2チャネルが設けられ、カバープレート断熱プレート250には第1チャネル及び第2チャネルとそれぞれ対応する第3チャネル及び第4チャネルが設けられ、実装部材210は、回転軸214及び調整ボルト215をさらに含み、回転軸214は、第3チャネルを通過して第1チャネルと接続され、カバープレート断熱プレート250は回転軸214の周りで中空ボスに枢動可能に接続され、調整ボルト215は、第4チャネルを通過して第2チャネルに接続されてカバープレート断熱プレート250を固定する。実装部材210は回転軸214及び調整ボルト215を配置することにより、カバープレート断熱プレート250が実際の必要に応じて開閉されることができる。
【0045】
本開示の一実施例によれば、中空ボスには第2チャネルと連通する弧状溝が設けられ、調整ボルト215の一端は弧状溝内で移動可能である。弧状溝の幅は調整ボルト215の直径と一致している。カバープレート断熱プレート250が回転軸214の周りを回転すると、調整ボルト215が弧状溝に沿って内部を移動して、カバープレート断熱プレート250の回転角度を制限する。
【0046】
好ましくは、回転軸214の長さ方向における中部は円柱面であり、カバープレート断熱プレート250は円柱面の周りで枢動可能である。つまり、カバープレート断熱プレート250は、柱面の周りを枢動することで開閉でき、混合パイプの実装又は分解が実現される。
【0047】
好ましくは、回転軸214の一端にはねじ山が設けられ、第1チャネル内には回転軸214に対応するねじ山が設けられ、回転軸214の一端は第1チャネルと螺接される。螺接による組み立ては簡単で操作しやすく、接続の締め付け性を保証できる。
【0048】
本開示の一部の特定の実施形態において、実装部材210はさらにばねを含み、ばねは円柱面に被装され、ばねの両端はそれぞれ中空ボスと回転軸214の他端に当接される。ばね自体の原理によってカバープレート断熱プレート250の開閉が実現される。
【0049】
本開示の一実施例によれば、実装部材210はさらに弾性止め輪を含み、弾性止め輪は第2チャネル内に設けられ、調整ボルト215の一端には弾性止め輪に対応するスロットが設けられ、調整ボルト215の一端は弾性止め輪に移動可能に接続される。調整ボルト215をカバープレート断熱プレート250における調整ボルト215の実装穴内に挿入し、弾性止め輪を使用して調整ボルト215のスロット内に被せ、調整ボルト215をカバープレート断熱プレート250に対して固定させて、カバープレート断熱プレート250の開閉が実現される。
【0050】
好ましくは、冷凍部材220は半導体チップであり、放熱部材230は水冷ヘッドであり、半導体チップの冷凍面は実装部材210に当接し、半導体チップの発熱面は放熱部材230に当接する。半導体チップが動作すると、冷凍しながら放熱し、水冷ヘッドを半導体チップの放熱面に配置することで、半導体チップから発生する熱を引き去り、冷凍機構が良好な冷凍効果を発揮するように確保できる。
【0051】
本開示の一実施例によれば、冷凍部材220と実装部材210及び放熱部材230との間にはそれぞれ熱伝導性シリコーングリース層が設けられている。熱伝導性シリコーングリース層の配置により、全体的な熱伝導性効果が容易に改善され、冷凍部材220と実装部材210及び放熱部材230との間の良好な密着効果を保証する。
【0052】
本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構200は、2成分接着剤を混合する混合パイプを冷凍するために使用され、冷凍機構200は、実装部材210と、冷凍部材220と、放熱部材230と、固定部材240と、を含み、実装部材210には混合パイプを収容して通過させる収容キャビティが設けられ、冷凍部材220は実装部材210の片側に設けられて実装部材210を冷凍し、冷凍部材220の一方側は実装部材210の片側に当接し、放熱部材230は冷凍部材220の他方側に設けられて冷凍部材220の熱を放散し、固定部材240は実装部材210の一方側に設けられて放熱部材230と冷凍部材220を実装部材210に固定し、実装部材210は一方側が開放された「コ」字型に形成され、実装部材210の開放側の反対側には開放部の反対方向に延びる実装ボスが設けられ、実装ボスには収容キャビティが設けられ、冷凍部材220、放熱部材230、及び第1固定部材240は開放部内に設けられている。
【0053】
本開示の一実施例によれば、収容キャビティは鉛直方向に対して斜めに延びる通路として形成され、実装ボスにおいて収容キャビティに近接した位置には挿入穴が設けられ、冷凍機構200はさらに温度センサーを含み、温度センサーは挿入穴に設けられて混合パイプの温度をリアルタイムで検出する。つまり、温度センサーは実装ボスにおいて収容キャビティに近接する挿入穴に設けられ、冷凍部材220の温度をリアルタイムで測定でき、それにより、冷凍部材220が常に安定した作動状態にあることが保証される。
【0054】
本開示の一部の特定の実施形態において、実装部材210は断熱フレーム211及び実装ブロック212を含み、断熱フレーム211は「コ」字型のフレームとして形成され、断熱フレーム211の一方側には外向きに突出した中空ボスが設けられ、中空ボスには上下に貫通する貫通穴が設けられ、実装ブロック212は断熱フレーム211の他方側に設けられ、実装ブロック212の一方側には凸部が設けられ、凸部は中空ボス内に設けられ、凸部には収容キャビティが設けられ、収容キャビティの上端及び下端はそれぞれ中空ボス上の貫通穴の位置に対応し、凸部は中空ボスと連携して実装ボスを形成する。実装部材210は、主に断熱フレーム211及び実装ブロック212から構成され、断熱フレーム211は保温及び断熱において良好な役割を果たすことができ、実装ブロック212は断熱フレーム211と連携して接続され、混合パイプが十分な冷凍効果を発揮するように保証する。
【0055】
本開示の一実施例によれば、実装ブロック212は凸部と一体成型される。つまり、実装ブロック212と凸部は一体構造であり、一体成型部品は、加工が便利で、組み立て時間を節約し、構造全体の安定性を向上させる。
【0056】
本開示の一実施例によれば、漏れ防止底板310は鉛直方向に沿って延在する長方形の板体として形成され、漏れ防止底板310には鉛直方向に沿って延在し上部が開放された可動溝が設けられ、駆動固定部材320の一方側には実装溝の構造と対応する可動ボスが設けられ、駆動固定部材320は可動ボスを介して漏れ防止底板310に実装される。つまり、漏れ防止底板310及び駆動固定部材320は可動ボスを介して可動溝の構造に接続されるため、駆動固定部材320の上下運動を実現することができる。
【0057】
本開示の一部の特定の実施形態において、駆動固定部材320は固定垂直板321及び第1固定水平板322を含む。固定垂直板321の一方側には可動ボスが設けられ、第1固定水平板322は固定垂直板321の上端に設けられ、第1固定水平板322は固定垂直板321と垂直に接続され、駆動部材360は第1固定水平板322に設けられている。駆動部材360を第1固定水平板322に設けることによって、駆動固定部材320は、構造が簡単で、容易に実装される。
【0058】
好ましくは、駆動固定部材320はさらに第2固定水平板323を含み、第2固定水平板323は固定垂直板321の下端に設けられ、第2固定水平板323は固定垂直板321と垂直に接続され、第2固定水平板323は漏れ防止弁340に当接されて漏れ防止弁340を固定台座330に固定する。第2固定水平板323の配置により、固定台座330及び漏れ防止弁340が容易に実装される。
【0059】
本開示の一部の特定の実施形態において、第1固定水平板322及び第2固定水平板323には鉛直方向に沿って貫通する通路がそれぞれ設けられ、漏れ防止機構300はさらにリンク370を含み、リンク370の上端は通路を通過して駆動部材360と接続され、リンク370の下端は通路を通過して可動部材350と接続され、駆動部材360はリンク370が鉛直方向に沿って動くように駆動して可動部材350が動くように駆動する。つまり、駆動部材360はリンク370を駆動でき、それによって、可動部材350が鉛直方向に沿って動くように駆動する。
【0060】
本開示の一実施例によれば、漏れ防止弁340はV字型に形成され、第2チャネルは鉛直方向に沿って延在し、第1チャネルは鉛直方向に対して斜めに延在し、可動部材350は鉛直方向に沿って第1チャネル内に移動可能に設けられている。可動部材350は第1チャネル内で鉛直方向に沿って移動するので、タイムリーに第2チャネルを閉塞でき、接着液が滴りにくいように保証する。
【0061】
好ましくは、リンク370はロッド形状に形成され、リンク370の上端は駆動部材360と螺接され、リンク370の下端には挿入穴が設けられ、可動部材350は針状に形成され、可動部材350の上端は挿入穴内に挿着されてリンク370と接続する。可動部材350をリンク370に挿着することで、可動部材350がリンク370と共に移動するという効果が得られ、可動部材350の迅速な交換を達成できる。
【0062】
好ましくは、リンク370の下端の側部には固定穴が設けられ、固定穴内には可動部材350を固定するための固定ボルトが設けられる。固定ボルトを配置することで、可動部材350が容易に緩まないように、構造的完全性が保証される。
【0063】
さらに、固定台座330には固定掛合部材が設けられ、固定掛合部材は漏れ防止弁340に接続されて漏れ防止弁340を固定台座330に固定する。固定掛合部材を配置することで漏れ防止弁340と固定台座330の締め付け接続が保証される。
【0064】
本開示の一実施例によれば、可動溝は漏れ防止底板310の厚度方向に沿って貫通され、漏れ防止機構300はさらに固定取っ手380を含み、固定取っ手380は可動溝を通過して駆動固定部材320と接続されて駆動固定部材320を固定する。固定取っ手380を使用して駆動固定部材320を漏れ防止底板310に固定した後、リンク370におけるロックねじをロックし、漏れ防止弁340を押し付けることで漏れ防止弁340とリンク370の締め付け接続が実現される。
【0065】
本開示の一部の特定の実施形態において、固定台座330の上面には、漏れ防止弁の周方向に延在し、下向に窪んだ環状の排水溝331が設けられ、固定台座330には排水溝と連通する排水ポートが設けられている。つまり、冷凍プロセス中に2成分接着剤塗布システムの冷却機構によって生成された凝縮水滴は固定台座330に飛散し、凝縮水は排水溝331を介して外部に排出できる。
【0066】
本開示の一実施例によれば、固定台座330の下面には下向きに突起するスタッドボルトが設けられ、針部390はスタッドボルトを通過して漏れ防止弁340と接続され、針部実装台座391はスタッドボルトに被装され、スタッドボルトと螺接される。針部実装台座391と固定台座との間にボルトを配置することで、針部実装台座391の実装及び分解がより便利になる。
【0067】
本開示の一実施例によれば、2成分接着剤塗布システムの2成分スクリューポンプ400はさらに位置決め機構を含む。位置決め機構は2つのマニホールドブロック410を組み立てて位置決めするために使用される。位置決め機構を配置することで、マニホールドブロック410は実装過程中に効果的に制限され、組み立てエラーのために2成分接着剤塗布システムが正常に稼働できないことを回避する。
【0068】
本開示の一実施例によれば、各実装面はそれぞれ第1平面415、第2平面416及びずらし平面417を含む。第1平面415は鉛直方向に沿って延在する平面として形成され、第2平面416は鉛直方向に沿って延在する平面として形成され、第1平面415と第2平面416は水平方向においてずらして配置され、ずらし平面417は第1平面415と第2平面416のずらし部位に位置し、互いに協働する2つの第1平面415、2つの第2平面416及び2つのずらし平面417により位置決め機構が形成される。第1平面415及び第2平面416を水平方向でずらして配置し、ずらし平面417の構造を形成することで、X方向とY方向の位置決めを実現し、2つのマニホールドブロック410を緊密に密着させることが保証される。
【0069】
本開示の一部の特定の実施形態において、位置決め機構はさらにZ方向の位置決めを含む。各マニホールドブロック410の下端には、いずれも下向きに突出した凸ブロック414が設けられ、各凸ブロック414には、いずれも実装面と同じ方位である組立平面が設けられている。組立平面は第1平面415と第2平面416との間に位置しており、階段状になっている。組立平面と第1平面415との間の階段部は第1ストッパ平面を形成し、前記組立平面と第2平面416との間の階段部は第2ストッパ平面を形成する。第1ストッパ平面及び第2ストッパ平面とずらし平面417は、組み立ての緊密性を改善するために円弧状に遷移している。組立平面を第1平面415と第2平面416との間に配置し、Z方向の階段状のずらし部を形成することで、Z方向に位置決めする第1ストッパ平面と第2ストッパ平面が形成され、互いに協働する2つの第1平面415及び2つの第2平面416は、2つのストッパ平面と組み合わせて2つのマニホールドブロックのX方向とZ方向における位置決めを解決できる。2つの第1平面415、2つの第2平面416、ずらし平面417及び2つのストッパ平面によって、X、Y、及びZ方向において2つのマニホールドブロックを正確に位置決めでき、2つのマニホールドブロック410の実装効率を向上できる。
【0070】
好ましくは、各凸ブロック414と対応するマニホールドブロック410は一体成型される。凸ブロック414とマニホールドブロック410を一体成型構造に設計して形成することで、製造及び加工が容易になり、それにより、構造全体の完全性が保証される。
【0071】
本開示の一部の特定の実施形態において、各マニホールドブロック410はねじを介して別のマニホールドブロック410に接続され、ねじは延在して互いに連携する第1平面及び第2平面を通過する。つまり、ねじを使用して2つのマニホールドブロックを接続するため、構造全体がよりコンパクトになり、緩みにくくなる。
【0072】
好ましくは、接着剤出口流路411は第1流路412及び第2流路413を含む。第1流路412の上端はマニホールドブロック410の上端面に設けられ、第1流路412の下端は実装面の存在する方位に向かって斜めに延びる。第2流路413は凸ブロック414に設けられ、第2流路413の上端は第1流路412と連通し、第2流路413は鉛直方向に沿って延在する通路として形成される。2成分スクリューポンプ400が接着液を押し出すとき、接着液は第1流路412から第2流路413に入り、第2流路413は鉛直方向に沿って延在する通路として形成され、接着液は第2流路413を介して混合パイプに入る。ここで、2つのマニホールドブロック410の接着剤出口流路411の直径の大きさは実際の状況に応じて調整可能であり、2つの接着剤出口流路411の直径は同じでも異なってもよい。従って、異なる比率の接着液を押し出すことができる。
【0073】
本開示の一実施例によれば、2成分接着剤塗布システムの2成分スクリューポンプ400は2つの圧力検出器をさらに備え、各圧力検出器は対応するマニホールドブロック410に実装され、対応する第1流路412と接続される。マニホールドブロック410に圧力検出器を実装することで、第1流路412内の接着液の流速をリアルタイムで検出できる。
【0074】
本開示の一部の特定の実施形態において、マニホールドブロック410の上端面には接着剤出口流路411と連通するステーター実装穴425が凹設され、各接着剤ポンプアセンブリ420はそれぞれステーター421、供給キャビティ422、ローター423、及びドライバー424を含む。ステーター421の下端はステーター実装穴425に挿着され、供給キャビティ422はマニホールドブロック410の上に設けられ、供給キャビティ422の下端にはステーター実装通路が設けられ、ステーター421の上端はステーター実装通路に挿着され、ローター423は供給キャビティ422の上端に設けられ、ドライバー424はローター423の上に設けられ、ローター423と接続される。ステーター421、供給キャビティ422、ローター423、及びドライバー424を上記の順に組み立てることで、各部品の緊密な連携が達成され、しっかりと接続される。
【0075】
本開示の一実施例によれば、マニホールドブロック410の上端面にはステーター実装穴と同軸に配置された位置決め穴が凹設され、位置決め穴のサイズはステーター実装穴のサイズよりも大きい。供給キャビティ422の下端には位置決め穴の形状に対応する位置決めボスが設けられ、位置決めボスは位置決め穴に挿着される。接着液は供給キャビティ422を介してステーター421及びマニホールドブロック410を順に通過して混合パイプに入る。供給キャビティ422の下端に位置決めボスを配置することで、実装の緊密性をより効果的に保証でき、全体の組立効果を向上させる。
【0076】
本開示の一実施例によれば、位置決め機構は互いに協働する位置決め柱と位置決め溝を含み、位置決め柱は1つのマニホールドブロック410に設けられ、位置決め溝は他のマニホールドブロック410に設けられる。2つのマニホールドブロック410との間は、位置決め溝内に挿着される位置決め柱の形態によって緊密な協働関係を形成することができる。
【0077】
本開示の実施例による冷凍システム500は、2成分接着剤を混合する混合パイプを冷凍するために使用され、冷凍システム500は、冷凍部材220と、熱交換器510と、放熱器520と、ポンピング装置530と、温度検出モジュール540と、回転速度検出モジュール550と、流速検出モジュール560と、制御モジュール570と、を備える。冷凍部材220は冷凍に使用され、冷凍部材220の一方側は混合パイプと熱を交換して混合パイプを冷却し、熱交換器510は冷凍部材220の他方側と熱を交換して冷凍部材220の他方側の熱を吸収する。熱交換器510は液体入口及び液体出口を有し、放熱器520は液体出口と連通して熱交換器510から流出する冷凍液を放熱させる。ポンピング装置530は放熱器520及び液体入口と連通して熱が放散された冷凍液をポンプで熱交換器510に送り、温度検出モジュール540は混合パイプ及び/又はポンピング装置530の温度を検出し、温度信号をフィードバックする。回転速度検出モジュール550は、ポンピング装置530の回転速度を検出し、回転速度信号をフィードバックするために使用され、流速検出モジュール560は、熱交換器510と放熱器520及びポンピング装置530との間の冷凍液の流速を検出し、流速信号をフィードバックするために使用される。制御モジュール570は温度検出モジュール540、流速検出モジュール560及び回転速度検出モジュール550のうちの少なくとも1つと接続され、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちの少なくとも1つに従って冷凍部材220が稼働するように制御する。
【0078】
本開示の一実施例によれば、温度検出モジュール540はポンピング装置530に設けられてポンピング装置530の冷凍液の温度を検出し、制御モジュール570は、温度検出モジュールの検出した冷凍液の温度が第1設定閾値を超える場合、冷凍部材220をオフにする。つまり、温度検出モジュール540は、ポンピング装置530の冷凍液の温度をリアルタイムで検出でき、温度が第1設定閾値を超えると、制御モジュール570はタイムリーに冷凍部材220をオフにすることができる。
【0079】
本開示の一部の特定の実施形態において、温度検出モジュール540はポンピング装置530に設けられてポンピング装置530の冷凍液の温度を検出し、制御モジュール570は、温度検出モジュールに断路又は開路が発生したときに冷凍部材220をオフにする。つまり、制御モジュール570は、温度検出モジュール540が断路又は開路するように制御することで冷凍部材220のオフを実現する。
【0080】
本開示の一実施例によれば、回転速度検出モジュールと制御モジュール570は統合して配置され、制御モジュール570はポンピング装置530に接続されてポンピング装置530の回転速度信号を検出する。制御モジュール570は、ポンピング装置530の回転速度信号が第2設定閾値を超える場合、冷凍部材220をオフにする。つまり、制御モジュール570は、ポンピング装置530の回転速度信号を検出でき、回転速度信号が第2設定閾値を超えると、制御モジュール570はタイムリーに冷凍部材220をオフにすることができる。
【0081】
好ましくは、熱交換器510、放熱器520及びポンピング装置530はパイプラインを介して連通され、流速検出モジュール560は、熱交換器510と放熱器520及びポンピング装置530との間の任意のパイプラインに設けられて冷凍液の流速を検出し、制御モジュール570は、冷凍液の流速が第3設定閾値を超える場合、冷凍部材220をオフにする。流速検出モジュールを配置して任意のパイプラインにおける冷凍液の流速をリアルタイムで検出でき、冷凍液の流速が第3設定閾値を超えると、制御モジュール570はタイムリーにフィードバックして冷凍部材220をオフにすることができる。
【0082】
好ましくは、ポンピング装置530には温度検出モジュール540と回転速度検出モジュール550が設けられ、制御モジュール570は温度信号と回転速度信号に基づいて冷凍部材220が稼働するように制御する。ポンピング装置530に温度検出モジュール540と回転速度検出モジュール550を配置することで、ポンピング装置530における冷凍液の温度及び水流速度をリアルタイムで検出でき、温度信号及び回転速度信号を制御モジュール570に伝送し、制御モジュール570によってデータを処理し、実際の状況に基づいて判断する。
【0083】
本開示の一部の特定の実施形態において、冷凍システム500は警報モジュールをさらに備える。警報モジュールは、制御モジュール570が冷凍部材220の稼働をオフにする前に警報情報を発する。つまり、警報モジュールは警報を発してオペレーターがメンテナンス処理を実行するようにタイムリーに通知することができる。
【0084】
本開示の一実施例によれば、熱交換器510はクーリングブロック(cooling block)であり、放熱器520はクーリングラジエーター(cooling radiator)であり、冷凍部材220は半導体チップである。熱交換器510をクーリングブロックとして配置することで、冷凍液の流入及び流出が容易になり、構造が簡単で実装しやすい。放熱器520はクーリングラジエーターであり、ファンによって冷凍部材220から発生した熱を伝達し、半導体チップは、それ自体の性能によって良好な冷凍効果を有することができる。
【0085】
本開示の実施例による冷凍システム500の制御方法は、温度信号、回転速度信号及び流速信号をリアルタイムで検出するステップS1と、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちのいずれか1つが第1設定条件を超えるかどうかを判断し、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちのいずれか1つが第1設定条件を超える場合、冷凍部材220がオフになるように制御するステップS2と、を含む。冷凍システム500は、温度、回転速度及び流速等のデータをリアルタイムで検出し、データを処理・分析して設定値と比較することで、冷凍システム500の内部部品の使用寿命を保証する。
【0086】
本開示の一実施例によれば、ステップS2において、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちのいずれか1つも第1設定条件を超えない場合、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちの任意の2つが同時に第2設定条件を超えるかどうかを判断し、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちの任意の2つが同時に第2設定条件を超えると、冷凍部材220がオフになるように制御する。温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちの任意の2つが同時に第2設定条件を超える場合、タイムリーに冷凍部材220をオフにして焼却されるのを回避する必要がある。
【0087】
とにかく、本開示の実施例における2成分接着剤塗布システム1000によれば、実装アセンブリ100、冷凍機構200、漏れ防止機構300、及び2成分スクリューポンプ400を組み合わせることにより、ユーザーのニーズに応じて、現場での異なる混合比のためにダブルポンプのうちのある1つのシングルポンプを交換する必要がある場合、迅速な交換を実現でき、シングルポンプ中のいずれの部品を交換する必要がなく、優れた互換性を有する。シングルポンプアセンブリにおける部品は、ステーターとローターがわずかに異なることを除いて、他の部品はいずれも同じ部品であり、ダブルポンプの材料量を削減するだけでなく、現場での実装についても、ミラー実装に対応できるだけでなく、回転実装にも対応でき、優れた現場実装への適応性を有する。シングルポンプアセンブリにおけるマニホールドブロックでは、ステーター実装穴と接着剤出口流路の穴を一体に統合して、シングルポンプアセンブリの部品数を減らし、構造設計がリーン設計要件により合致する。2成分接着剤塗布システム1000は、構造全体が簡単で、分解及び組み立てが容易である。
【0088】
本明細書の説明において、「一実施例」、「一部の実施例」、「例示的な実施例」、「例」、「特定の例」、又は「一部の例」等の参照用語の説明は、当該実施例又は例に合わせて説明する具体的特徴、構造、材料又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを意味する。本明細書において、上記用語の概略的記述は同様な実施例又は例に対するものに限らない。さらに、説明された具体的特徴、構造、材料又は特性はいずれか1つ又は複数の実施例又は例において適切な形態で組み合わせることができる。
【0089】
本開示の実施例は既に示され、説明されたが、当業者であれば、本開示の原理及び趣旨から逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変更、修正、置換及び変形を行うことができ、本開示の範囲は特許請求の範囲及びその同等物によって限定されることを理解できるであろう。
【符号の説明】
【0090】
100 実装アセンブリ、110 底板、111 第1実装板、112 第2実装板、120 実装台座、121 実装ブロック、122 第1支持脚、123 第2支持脚、130 可動部材、131 第1接続穴、132 第2接続穴、133 第3実装穴、134 第4実装穴、140 ロック部材、200 冷凍機構、210 実装部材、211 断熱フレーム、212 実装ブロック、213 カバープレート、214 回転軸、215 調整ボルト、220 冷凍部材、300 漏れ防止機構、310 漏れ防止底板、320 駆動固定部材、321 固定垂直板、322 第1固定水平板、323 第2固定水平板、330 固定台座、331 環状の排水溝、340 漏れ防止弁、350 可動部材、360 駆動部材、370 リンク、380 固定取っ手、390 針部、391 針部実装台座、400 2成分スクリューポンプ、410 マニホールドブロック、411 接着剤出口流路、412 第1流路、413 第2流路、414 凸ブロック、415 第1平面、416 第2平面、417 ずらし平面、420 接着剤ポンプアセンブリ、421 ステーター、422 供給キャビティ、423 ローター、424 ドライバー、425 ステーター実装穴、430 圧力検出器、440 混合パイプ、500 冷凍システム、510 熱交換器、520 放熱器、530 ポンピング装置、540 温度検出モジュール、550 回転速度検出モジュール、560 流速検出モジュール、570 制御モジュール。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
【手続補正書】
【提出日】2022-08-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
2成分スクリューポンプと、実装アセンブリと、冷凍機構と、漏れ防止機構と、を備える2成分接着剤塗布システムであって、
前記2成分スクリューポンプは、2つのマニホールドブロックと、2つの接着剤ポンプアセンブリと、混合パイプと、を有し、各前記マニホールドブロックの片側にはいずれも実装面が設けられ、2つの前記実装面は対向して配置されると共に取り外し可能に接続され、各前記マニホールドブロック内にはいずれも両端が導通する接着剤出口流路が設けられ、各前記接着剤ポンプアセンブリは、接着剤を対応する接着剤出口流路にポンプで送るために、いずれか1つの前記マニホールドブロックと接続され、前記混合パイプの一端が2つの前記マニホールドブロックの前記接着剤出口流路と連通し、
前記実装アセンブリは、実装ブラケット及び締付け部材を含み、前記実装ブラケットには第1実装部及び収容スペースが設けられ、前記第1実装部は接着剤塗布機構を実装するために使用され、前記収容スペースは前記2成分スクリューポンプの少なくとも一部を収容し通過させるために使用され、前記締付け部材は、前記2成分スクリューポンプを前記収容スペースに固定するために、前記実装ブラケットと移動可能に接続され、
前記冷凍機構は、前記実装アセンブリの片側に設けられ、前記混合パイプの少なくとも一部が内部に設けられて冷凍され、
前記漏れ防止機構は、前記実装アセンブリの片側に設けられ、前記混合パイプの少なくとも一部が内部に設けられて漏れが防止されることを特徴とする2成分接着剤塗布システム。
【請求項2】
前記実装ブラケットは、
板状に形成され、前記第1実装部及び第2実装部が設けられている底板と、
前記第2実装部に設けられ、前記収容スペースを有する実装台座と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項3】
前記締付け部材は可動部材に形成され、前記可動部材は、第1位置と第2位置との間において前記実装台座に移動可能に設けられ、前記可動部材が前記第1位置にあるとき、前記2成分スクリューポンプを実装するために前記収容スペースが開かれて、前記可動部材が前記第2位置にあるとき、前記収容スペースが閉じられ、前記2成分スクリューポンプが固定されることを特徴とする請求項に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項4】
前記実装面は、
鉛直方向に沿って延在する平面として形成された第1平面と、
鉛直方向に沿って延在する平面として形成され、水平方向において前記第1平面とずらして配置された第2平面と、
前記第1平面と前記第2平面のずらし部位に位置するずらし平面と、を含み、
互いに協働する2つの前記第1平面、2つの前記第2平面及び2つのずらし平面により位置決め機構が形成されることを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項5】
各前記マニホールドブロックの下端にはいずれも下向きに突出した凸ブロックが設けられ、各前記凸ブロックにはいずれも前記実装面と同じ方位である組立平面が設けられ、前記組立平面は前記第1平面と前記第2平面との間に位置しており、前記組立平面と前記第1平面との間に第1ストッパ平面が形成され、前記組立平面と前記第2平面との間に第2ストッパ平面が形成されることを特徴とする請求項4に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項6】
前記冷凍機構は、
前記混合パイプを収容して通過させる収容キャビティが設けられている実装部材と、
前記実装部材の片側に設けられて前記実装部材を冷凍し、一方側が前記実装部材の片側に当接される冷凍部材と、
前記冷凍部材の他方側に設けられて前記冷凍部材の熱を放散する放熱部材と、
前記実装部材の片側に設けられて前記放熱部材及び前記冷凍部材を前記実装部材に固定する固定部材と、
少なくとも一部が前記実装部材と枢動可能に接続されるカバープレート断熱プレートと、を含み、前記実装部材の少なくとも一部は前記カバープレート断熱プレートに設けられ、前記収容キャビティを開閉するために前記カバープレート断熱プレートと同期して動くことを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項7】
前記実装部材は、断熱フレームと、実装ブロックと、カバープレートと、を含み、
前記断熱フレームは、「コ」字型のフレームとして形成され、一方側には外向きに突出した中空ボスが設けられ、前記中空ボスの片側には逃げ溝が設けられ、前記カバープレート断熱プレートが前記中空ボスの片側に設けられて前記中空ボスと枢動可能に接続され、
前記実装ブロックは、前記断熱フレームの他方側に設けられ、一方側には前記逃げ溝の形状に対応する凸部が設けられ、前記凸部は前記逃げ溝に設けられ、前記凸部には第1収容溝が設けられ、
前記カバープレートは、前記カバープレート断熱プレートに設けられ、且つ、前記中空ボスの片側に位置しており、前記カバープレートには前記第1収容溝の形状と対応する第2収容溝が設けられ、前記第1収容溝は前記第2収容溝と協働して前記収容キャビティを形成することを特徴とする請求項6に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項8】
前記中空ボスには第1チャネル及び第2チャネルが設けられ、前記カバープレート断熱プレートには前記第1チャネル及び前記第2チャネルとそれぞれ対応する第3チャネル及び第4チャネルが設けられ、前記実装部材は、回転軸及び調整ボルトをさらに含み、
前記回転軸は、前記第3チャネルを通過して前記第1チャネルと接続され、前記カバープレート断熱プレートは前記回転軸の周りで前記中空ボスに枢動可能に接続され、
前記調整ボルトは、前記第4チャネルを通過して前記第2チャネルに接続されて前記カバープレート断熱プレートを固定することを特徴とする請求項7に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項9】
前記漏れ防止機構は、
漏れ防止底板と、
前記漏れ防止底板の片側に設けられた駆動固定部材と、
前記漏れ防止底板に設けられ、前記駆動固定部材の下に位置している固定台座と、
前記固定台座に設けられ、互いに連通する第1チャネル及び第2チャネルを有し、前記混合パイプの一端が前記第1チャネル内に挿着されている漏れ防止弁と、
開位置と漏れ防止位置との間で鉛直方向に沿って前記第2チャネル内に移動可能に挿着され、前記開位置にあるとき、前記第1チャネルの両端を貫通させ、前記漏れ防止位置にあるとき、前記第1チャネルの一端を閉塞する可動部材と、
前記駆動固定部材に設けられ、前記可動部材と接続されて前記可動部材が動くように駆動する駆動部材と、
上端が前記固定台座を通過して前記漏れ防止弁に接続される針部と、
前記固定台座に設けられて前記針部を実装し、前記固定台座に取り外し可能に接続される針部実装台座と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項10】
前記駆動固定部材は、
一方側に可動ボスが設けられた固定垂直板と、
前記固定垂直板の上端に設けられ、前記固定垂直板と垂直に接続され、前記駆動部材が設けられている第1固定水平板と、を含むことを特徴とする請求項9に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項11】
前記駆動固定部材は、
前記固定垂直板の下端に設けられた第2固定水平板をさらに含み、前記第2固定水平板は、前記固定垂直板と垂直に接続され、前記漏れ防止弁に当接されて前記漏れ防止弁を前記固定台座に固定することを特徴とする請求項10に記載の2成分接着剤塗布システム。
【請求項12】
前記第1固定水平板及び前記第2固定水平板には鉛直方向に沿って貫通する通路がそれぞれ設けられ、
前記漏れ防止機構は、リンクをさらに含み、前記リンクの上端は前記通路を通過して前記駆動部材と接続され、前記リンクの下端は前記通路を通過して前記可動部材と接続され、前記駆動部材は前記リンクが鉛直方向に沿って動くように駆動して前記可動部材が動くように駆動することを特徴とする請求項11に記載の2成分接着剤塗布システム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
換言すれば、本開示の実施例による2成分接着剤塗布システム1000は、主に実装アセンブリ100と、冷凍機構200と、漏れ防止機構300と、2成分スクリューポンプ400とから構成される。ここで、2成分スクリューポンプ400、冷凍機構200、及び漏れ防止機構300は、それぞれ実装アセンブリ100の片側に設けられ、2成分スクリューポンプ400の混合パイプ440は冷凍機構200内に挿設され、2成分スクリューポンプ400が接着液の混合を行うとき、冷凍機構200は混合パイプ440の温度を適切な範囲内に制御する。混合パイプ440の末端は漏れ防止機構300に当接され、漏れ防止機構300は、それ自体の原理を利用して、2成分スクリューポンプ400の接着剤塗布プロセス中に接着液が漏れるのを防止する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0050】
好ましくは、冷凍部材220は半導体チップであり、放熱部材230は水冷ヘッドであり、半導体チップの冷凍面は実装部材210に当接し、半導体チップの発熱面は放熱部材230に当接する。半導体チップが動作すると、冷凍しながら放熱し、水冷ヘッドを半導体チップの発熱面に配置することで、半導体チップから発生する熱を引き去り、冷凍機構が良好な冷凍効果を発揮するように確保できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0052】
本開示の実施例による2成分接着剤塗布システムの冷凍機構200は、2成分接着剤を混合する混合パイプを冷凍するために使用され、冷凍機構200は、実装部材210と、冷凍部材220と、放熱部材230と、固定部材240と、を含み、実装部材210には混合パイプを収容して通過させる収容キャビティが設けられ、冷凍部材220は実装部材210の片側に設けられて実装部材210を冷凍し、冷凍部材220の一方側は実装部材210の片側に当接し、放熱部材230は冷凍部材220の他方側に設けられて冷凍部材220の熱を放散し、固定部材240は実装部材210の一方側に設けられて放熱部材230と冷凍部材220を実装部材210に固定し、実装部材210は一方側が開放された「コ」字型に形成され、実装部材210の開放側の反対側には開放部の反対方向に延びる実装ボスが設けられ、実装ボスには収容キャビティが設けられ、冷凍部材220、放熱部材230、及び定部材240は開放部内に設けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0086】
本開示の一実施例によれば、ステップS2において、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちのいずれか1つも第1設定条件を超えない場合、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちの任意の2つが同時に第2設定条件を超えるかどうかを判断し、温度信号、回転速度信号及び流速信号のうちの任意の2つが同時に第2設定条件を超えると、冷凍部材220がオフになるように制御て焼却されるのを回避する必要がある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正の内容】
図9
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正の内容】
図19
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正の内容】
図20
【国際調査報告】