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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-14
(54)【発明の名称】自転車運動器具
(51)【国際特許分類】
   A63B 22/06 20060101AFI20230407BHJP
   A63B 22/14 20060101ALI20230407BHJP
   A63B 22/16 20060101ALI20230407BHJP
【FI】
A63B22/06 G
A63B22/14
A63B22/16
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021552511
(86)(22)【出願日】2021-01-13
(85)【翻訳文提出日】2021-10-06
(86)【国際出願番号】 KR2021000477
(87)【国際公開番号】W WO2021177592
(87)【国際公開日】2021-09-10
(31)【優先権主張番号】10-2020-0026856
(32)【優先日】2020-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521395296
【氏名又は名称】キム,ドン ス
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】キム,ドン ス
(57)【要約】
本発明は、自転車運動器具が提供される。自転車運動器具は、設置場所の底面に支持された状態で設置され、中央には運動空間が形成されたフレームボディーと、一端はフレームボディーに設置され、他端は運動空間に伸びる複数のスプリング部材と、スプリング部材の他端に側面が連結され、スプリング部材の弾性力によって動き可能に設置される運動椅子とを含む。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置場所の底面に支持された状態で設置され、中央には運動空間が形成されたフレームボディーと、
一端は前記フレームボディーに設置され、他端は前記運動空間に伸びる複数のスプリング部材と、
前記スプリング部材の他端に側面が連結され、前記スプリング部材の弾性力によって動き可能に設置される運動椅子とを含む、自転車運動機構。
【請求項2】
前記フレームボディーは、前記底面に支持される底面フレームと、
前記底面フレームに複数個突出し、前記スプリング部材が連結される支持フレームとを含む、請求項1に記載の自転車運動器具。
【請求項3】
前記支持フレームの間には使用者を保護するガード部材が設けられる、請求項2に記載の自転車運動機構。
【請求項4】
前記フレームボディーの上側で前記支持フレームの間の位置にはポスト棒が突出し、前記ポスト棒と前記運動椅子とは弾性連結部によって連結される、請求項2に記載の自転車運動器具。
【請求項5】
前記弾性連結部は、前記ポスト棒と前記運動椅子とを連結するスプリング部材である、請求項4に記載の自転車運動器具。
【請求項6】
前記ポスト棒は、内部に支持スプリングが設置され、側面には前記支持スプリングの端部が露出する長孔形状の開口部が形成され、前記弾性連結部は、一端は前記運動椅子に連結され、他端は前記開口部に挿入された状態で前記支持スプリングに連結される連結棒である、請求項4に記載の自転車運動器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スプリングの弾性力によって支持された状態で自転車運動が可能な自転車運動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
自転車の運動効果は、下体の筋肉を強化して腰および上体の柔軟性を育てることで、その効果を得るために車輪を除去して室内に備えてペダルに一定の摩擦力を加えて運動効果が得られるようにするヘルス自転車も広く普及している。
【0003】
一般に、ヘルス自転車は、ペダルを踏むことによって内股および脹脛部分に運動効果を与え、また、両側ペダルを交替に運動することによって臀部および腰が左右に揺れながらこれに伴う運動効果およびダイエット効果が発生するようになる。
【0004】
このようなヘルス自転車は、人間が座って運動可能なサドルと、前記サドルの下部にサドルパイプによって連結する自転車ボディーと、前記自転車ボディーの下側に固定して前記自転車ボディーを支持するベースフレームと、前記自転車ボディーの一側上部に一定の角度をなして取り付けられたハンドルパイプと、前記ハンドルパイプの上側に固定するハンドルと、前記自転車ボディーの中央両側に設けられる一対のペダルとで構成される。
【0005】
このような構成からなるヘルス用自転車は、使用者がサドルに座ってペダルに足を載せて前記ペダルを足で回しながら運動する。
【0006】
しかし、ヘルス用自転車は座った状態でペダルを踏む運動のみを行うので、全身運動効果においては限界がある問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1564677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、設置場所の底面に支持された状態に設置され、中央には運動空間が形成されたフレームボディーと、一端はフレームボディーに設置され、他端は運動空間に伸びる複数のスプリング部材と、スプリング部材の他端に側面が連結されてスプリング部材の弾性力によって動き可能に設置される運動椅子とを含む。
【0009】
フレームボディーは、底面に支持される底面フレームと、底面フレームに複数個突出し、スプリング部材が連結される支持フレームを含み得る。
【0010】
支持フレームの間には使用者を保護するガード部材が設置され得る。
【0011】
前記フレームボディーの上側で前記支持フレームの間の位置にはポスト棒が突出し、ポスト棒と前記運動椅子は弾性連結部によって連結される。
【0012】
弾性連結部は、ポスト棒と運動椅子を連結するスプリング部材であり得る。
【0013】
ポスト棒は、内部に支持スプリングが設置され、側面には支持スプリングの端部が突出する長孔形状の開口部が形成される。
【0014】
弾性連結部は、一端は運動椅子に連結され、他端は開口部に挿入された状態で支持スプリングに連結される連結棒であり得る。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記目的を達成するために本発明は、使用者がフレームにスプリングによって連結された状態で設けられた椅子に座った状態でペダルを踏む運動とスプリングの弾性力による運動効果が同時に可能な自転車運動器具を提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一実施例によれば、使用者が運動椅子に座った状態でペダルを踏んで運動する過程でスプリング部材の弾性力によって設けられた状態の動きが可能に設けることができる。したがって、使用者はペダルを踏む運動効果に加えて、スプリング部材の弾性力による運動椅子の動き発生による運動効果をさらに得ることが可能で、使用者の満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の第1実施例による自転車運動器具を概略的に示した斜視図である。
図2図1の自転車運動器具を概略的に示した正面図である。
図3図1の自転車運動器具を概略的に示した側面図である。
図4図1の自転車運動器具を概略的に示した平面図である。
図5】本発明の第2実施例による自転車運動器具を概略的に示した斜視図である。
図6】本発明の第3実施例による自転車運動器具を概略的に示した斜視図である。
図7図6のポスト棒に連結棒が連結された状態を概略的に示した要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態で具現され、ここで説明する実施例に限定されない。図面で本発明を明確に説明するために、説明上不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一または類似した構成要素には、同じ参照符号を付ける。
【0019】
図1は、本発明の第1実施例による自転車運動器具を概略的に示した斜視図であり、図2は、図1の自転車運動器具を概略的に示した正面図であり、図3は、図1の自転車運動器具を概略的に示した側面図であり、図4は、図1の自転車運動器具を概略的に示した平面図である。
【0020】
図1図4に示すように、本発明の第1実施例による自転車運動器具100は、設置場所の底面に支持された状態で設置され、中央には運動空間が形成されたフレームボディー10と、一端はフレームボディー10に設置され、他端は運動空間に伸びる複数のスプリング部材30と、スプリング部材30の他端に側面が連結されてスプリング部材30の弾性力によって動き可能に設置される運動椅子12とを含む。
【0021】
フレームボディー10は、設置場所の底面に支持された状態で設置され、中央には運動空間が形成されるように設置される。
【0022】
より具体的には、フレームボディー10は、底面に支持される底面フレーム11と、底面フレーム11に複数個突出し、スプリング部材30が連結される支持フレーム13を含む。
【0023】
底面フレーム11は、設置場所の底面で運動椅子の上下左右の揺動を安定的に支持するように設置される。
【0024】
つまり、底面フレーム11は、複数のフレームが設置場所の底面に相互間に溶接などによって堅固に連結された状態に設置され、使用者が座った運動椅子の荷重を安定的に支持するように設置される。
【0025】
底面フレーム11は、4個のフレームが四角に連結された状態で設置されることを例として説明するが、これに必ず限定されるものではなく、4個以上からなる多角形をなして連結されるもので適切に変更可能である。
【0026】
このような底面フレーム11には、支持フレーム13が上部に突出した状態で設置される。
【0027】
支持フレーム13は、底面フレーム11の4個の角部位置にそれぞれ突出した状態で設置されることで、使用者が椅子に座った状態の荷重を安定的に支持するように金属材質からなる。
【0028】
このようでフレーム13間には、ポスト棒20が突出した状態で設置される。
【0029】
ポスト棒20は、運動椅子12の前方と後方位置それぞれに支持フレーム13の間に突出した状態で設置される。このようにポスト棒20が設置されることは、運動椅子12の前方と後方位置にスプリング部材20に適用される弾性連結部を用いて連結するためである。
【0030】
一方、支持フレーム13にはスプリング部材30が設置される。
【0031】
スプリング部材30は、一端はフレームボディー10の支持フレーム13に設置され、他端は運動空間に伸びるように設置される。
【0032】
スプリング部材30は、運動空間の中央位置に長い長さに伸びるように設置されることで、後述する運動椅子12の側面に連結されるように複数個設置される。
【0033】
つまり、スプリング部材30は、一端は支持フレーム13に連結され、他端は運動椅子12の側面に連結され、運動椅子12の側面と支持フレーム13との間を放射状に連結するように複数個設置される。
【0034】
スプリング部材30は、本実施例で運動椅子12と支持フレーム13との間を連結するように4つが放射状に連結されることを例として説明するが、これに必ず限定されるものではなく、運動椅子12の荷重を安定的に支持するように4個以上に適切に変更して適用可能である。
【0035】
一方、運動椅子12は、使用者が座った状態で使用者の体重または動きによって上下左右の方向に動き可能にスプリング部材30の弾性力によって支持された状態で設置される。
【0036】
運動椅子12は、使用者が座った状態で取っ手12aを取り、スプリング部材30の弾性力によって上下左右それぞれの方向に自由に動き可能に設置される。したがって、使用者は、運動椅子12に座った状態でスプリング部材30の弾性力を利用した移動を誘発しながら運動効果を適切に得ることが可能である。
【0037】
一方、運動椅子12とポスト棒20との間には弾性連結部により連結される。以下、弾性連結部とスプリング部材30は同一の参照番号を付与する。
【0038】
スプリング部材30は、運動椅子12の前面位置と後面位置それぞれに設置される。
【0039】
スプリング部材30は、運動椅子12の前面位置と後面位置それぞれがポスト棒20に連結されるので、運動椅子12の前後左右の動き過程で安定した移動を補助するように設置される。このようなスプリング部材30は、運動椅子12の前面と後面位置それぞれに同一または類似した長さに連結される。
【0040】
一方、運動椅子12の下部には底面スプリング40が設置されてもよい。
【0041】
底面スプリング40は、運動椅子12の下部で使用者が運動椅子12に座った状態の荷重を安定的に支持するように設置される。
【0042】
上述したように本実施例の自転車運動機構100は、使用者が運動椅子12に座った状態でペダルを踏み運動する過程でスプリング部材30の弾性力によって設けられた状態の動きが可能に設置される。
【0043】
したがって、使用者はペダルを踏む運動効果に加えて、スプリング部材30の弾性力による運動椅子12の動き発生に伴う運動効果をさらに得ることができ、使用者の満足度を向上させる。
【0044】
図5は、本発明の第2実施例による自転車運動器具を概略的に示した斜視図である。図1図4と同一の参照番号は同一または類似した機能の同一または類似部材をいう。
【0045】
以下、同一の参照番号についてはその詳細な説明を省略する。
【0046】
図5に示すように、本発明の第2実施例による自転車運動器具200は、複数の支持フレーム13の間には使用者を保護するガード部材110が設置される。
【0047】
ガード部材110は、支持フレーム13の間を連結するように設置され、運動椅子12が一側に過度な角度で転倒することを安定的に支持するように設置される。
【0048】
ガード部材110は、支持フレーム13の間を連結する弾性力を有する弾性バンドとして適用される。以下、ガード部材と弾性バンドは同一の参照番号を付与する。
【0049】
弾性バンド110は、支持フレーム13の間を連結するか、または支持フレーム13の周りを囲むように連結されることも可能である。
【0050】
したがって、運動椅子12が一側に過度に転倒せず、運動過程で使用者の安全事故が発生しないようにするので、使用者の満足度を向上させる。
【0051】
図6は、本発明の第3実施例による自転車運動器具を概略的に示した斜視図であり、図7は、図6のポスト棒に連結棒が連結された状態を概略的に示した要部斜視図である。図1図5と同一の参照番号は同一または類似した機能の同一または類似した部材をいう。以下、同一の参照番号についてはその詳細な説明を省略する。
【0052】
図6および図7に示すように、本発明の第2実施例による自転車運動機構300のポスト棒220は、内部に支持スプリング221が設置され、側面には支持スプリング221が露出する長孔形状の開口部222が形成される。
【0053】
弾性連結部230は、一端は運動椅子12に連結され、他端は開口部222に挿入された状態で支持スプリング221に連結される連結棒として適用される。以下、弾性連結部と支持スプリングは同一の参照番号を付与する。
【0054】
このように、連結棒230は、一端は運動椅子12に連結され、他端はポスト棒220の開口部222に挿入された状態で支持スプリング221に連結された状態で弾性支持されるので、運動椅子12の動きを安定的に支持することが可能である。
【0055】
以上、本発明の好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、次の請求範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の様々な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】