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特表2023-515767チャネルセンシング閾値を調整する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-14
(54)【発明の名称】チャネルセンシング閾値を調整する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20230407BHJP
   H04W 72/54 20230101ALI20230407BHJP
   H04B 7/06 20060101ALI20230407BHJP
【FI】
H04W16/28
H04W72/54 110
H04B7/06 952
H04B7/06 954
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022547755
(86)(22)【出願日】2021-02-04
(85)【翻訳文提出日】2022-08-04
(86)【国際出願番号】 KR2021001461
(87)【国際公開番号】W WO2021158030
(87)【国際公開日】2021-08-12
(31)【優先権主張番号】62/969,848
(32)【優先日】2020-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/976,461
(32)【優先日】2020-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/248,613
(32)【優先日】2021-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ホンボ・シ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067KK02
(57)【要約】
共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおけるチャネルセンシング閾値を調整する方法及び装置を提供する。基地局(BS)を動作させる方法は、チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定する動作と、チャネルセンシング閾値を決定する動作とを含む。チャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的であるチャネルセンシング閾値の第1の部分と、上記アンテナ構成に依存的である上記チャネルセンシング閾値の第2の部分とを含む。この方法は、アンテナ構成及びチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行する動作と、チャネルがチャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされることに基づいて、チャネルを介してダウンリンク(DL)データを送信する動作とをさらに含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおける基地局(base station:BS)であって、
送受信器と、
前記送受信器に接続されるプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定し、
チャネルセンシング閾値を決定し、前記チャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的な前記チャネルセンシング閾値の第1の部分と、前記アンテナ構成に依存的である前記チャネルセンシング閾値の第2の部分とを含み、
前記アンテナ構成及びチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行し、
チャネルが前記チャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされると、前記チャネルを介してダウンリンク(DL)データを送信するように構成される、BS。
【請求項2】
前記アンテナ構成が全方向性であると決定された場合、前記チャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロ(0)であり、
前記アンテナ構成が指向性であると決定された場合、前記チャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロよりも大きい、請求項1に記載のBS。
【請求項3】
前記アンテナ構成が全方向性であると決定される場合、前記チャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロ(0)であり、
前記アンテナ構成が指向性であると決定される場合、前記チャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロよりも大きい、請求項1に記載のBS。
【請求項4】
共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおける基地局(BS)の動作の方法であって、
チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定する動作と、
チャネルセンシング閾値を決定する動作であって、前記チャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的である前記チャネルセンシング閾値の第1の部分と、前記アンテナ構成に依存的である前記チャネルセンシング閾値の第2の部分とを含む、動作と、
前記アンテナ構成及びチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行する動作と、
チャネルが前記チャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされることに基づいて、前記チャネルを介してダウンリンク(DL)データを送信する動作と、を含む、方法。
【請求項5】
前記アンテナ構成が全方向性であると決定される場合、前記チャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロ(0)であり、
前記アンテナ構成が指向性であると決定される場合、前記チャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロよりも大きい、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が指向性であるという決定に基づいて、前記アンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向を決定する動作をさらに含み、
各ビーム方向は、基準信号とQCLed(quasi-co-located)され、
前記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向は、DL送信に対する1つ以上のビーム方向に合わせて整列され、
前記チャネルは、1つ以上のビーム方向の各ビーム方向に対するエネルギー検出が前記チャネルセンシング閾値未満であることに基づいて前記チャネルセンシング手順においてアイドルと決定される、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおけるユーザ機器(UE)であって、
送受信器と、
前記送受信器に接続されたプロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
チャネルセンシング閾値が設定されるか否かを決定し、
チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定し、
前記チャネルセンシング閾値が設定されない場合、デフォルトチャネルセンシング閾値を決定し、前記デフォルトチャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的である前記デフォルトチャネルセンシング閾値の第1の部分と、前記アンテナ構成に依存的である前記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分と、を含み、
前記アンテナ構成及びデフォルトチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行し、
チャネルがチャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされると、前記チャネルを介してダウンリンク(DL)データを送信するように構成される、UE。
【請求項8】
前記アンテナ構成が全方向性であると決定される場合、前記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロ(0)であり、
前記アンテナ構成が指向性であると決定される場合、前記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロよりも大きい、請求項7に記載のUE。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が指向性であると決定されると、前記アンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向を決定するようにさらに構成され、
各ビーム方向は基準信号とQCLed(quasi-co-located)され、
前記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向は、DL送信に対する1つ以上のビーム方向に合わせて整列され、
前記チャネルは、前記1つ以上のビーム方向の各ビーム方向に対するエネルギー検出が前記デフォルトチャネルセンシング閾値未満である場合、前記チャネルセンシング手順においてアイドルと決定判定される、請求項7に記載のUE。
【請求項10】
共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおけるユーザ機器(UE)の動作の方法であって、
チャネルセンシング閾値が設定されるか否かを決定する動作と、
チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定する動作と、
前記チャネルセンシング閾値が設定されないと決定されることに基づいて、デフォルトチャネルセンシング閾値を決定する動作であって、前記デフォルトチャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的であるデフォルトチャネルセンシング閾値の第1の部分と、前記アンテナ構成に依存的である前記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分とを含む、動作と、
前記アンテナ構成及びデフォルトチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行する動作と、
チャネルが前記チャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされることに基づいて、前記チャネルを介してダウンリンク(DL)データを送信する動作と、を含む、方法。
【請求項11】
前記アンテナ構成が全方向性であると決定される場合、前記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロ(0)であり、
前記アンテナ構成が指向性であると決定された場合、前記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分はゼロよりも大きい、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が指向性であると決定されることに基づいて、前記アンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向を決定する動作をさらに含み、
各ビーム方向は基準信号とQCLed(quasi-co-located)され、
前記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向は、DL送信に対する1つ以上のビーム方向に合わせて整列され、
前記チャネルは、前記1つ以上のビーム方向の各ビーム方向に対するエネルギー検出が前記デフォルトチャネルセンシング閾値未満であることに基づいて、前記チャネルセンシング手順でアイドルと決定される、請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的に無線通信システムに関し、より具体的には、無線通信システムにおけるチャネルセンシング閾値を調整することに関する。
【背景技術】
【0002】
第5世代(5G)又はNR移動通信は、最近、産業及び学界の多様な候補技術に対する世界中のすべての技術活動により増加している傾向にある。上記5G/NR移動通信に対する候補イネーブラは、レガシーセルラー周波数帯域から高周波数までの大規模アンテナ技術を含めてビームフォーミング利得を提供し、増加した容量、相異なる要件を有する様々なサービス/アプリケーションを柔軟に収容する新たな波形(例えば、無線アクセス技術(RAT))、大規模な接続をサポートする新たな多重アクセス方式などをサポートする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、無線通信システムに関し、より詳細には、無線通信システムにおけるチャネルセンシング閾値を調整することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実施形態では、共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおける基地局(BS)が提供される。上記BSは、送受信器と上記送受信器に接続されるプロセッサとを含み、上記プロセッサは、チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定し、チャネルセンシング閾値を決定するように構成される。上記チャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的である上記チャネルセンシング閾値の第1の部分と、上記アンテナ構成に依存的である上記チャネルセンシング閾値の第2の部分とを含む。上記プロセッサは、上記アンテナ構成及びチャネルセンシング閾値に基づいて、チャネルセンシング手順を実行し、チャネルが上記チャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされる場合、上記チャネルを介してダウンリンク(DL)データを送信するようにさらに構成される。
【0005】
別の実施形態では、共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおけるBSの動作の方法が提供される。上記方法は、チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定する動作と、チャネルセンシング閾値を決定する動作とを含む。上記チャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的であるチャネルセンシング閾値の第1の部分と、アンテナ構成に依存的であるチャネルセンシング閾値の第2の部分とを含む。上記方法は、上記アンテナ構成及びチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行する動作と、チャネルが上記チャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされることに基づいて、上記チャネルを介してDLデータを送信する動作とをさらに含む。
【0006】
さらに別の実施形態では、共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおけるユーザ機器(UE)が提供される。上記UEは、送受信器と上記送受信器に接続されるプロセッサとを含み、上記プロセッサは、チャネルセンシング閾値が設定されるか否かを決定し、チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定し、チャネルセンシング閾値が設定されない場合、デフォルトチャネルセンシング閾値を決定するように構成される。上記デフォルトチャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的である上記デフォルトチャネルセンシング閾値の第1の部分と、上記アンテナ構成に依存的である上記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分とを含む。上記プロセッサは、上記アンテナ構成及びデフォルトチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行し、チャネルが上記チャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされると、上記チャネルを介してDLデータを送信するようにさらに構成される。
【0007】
さらに別の実施形態では、共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムにおけるUEの動作の方法が提供される。上記方法は、チャネルセンシング閾値が設定されるか否かを決定する動作と、チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定する動作と、上記チャネルセンシング閾値が設定されないと決定されることに基づいて、デフォルトチャネルセンシング閾値を決定する動作とを含む。上記デフォルトチャネルセンシング閾値は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的である上記デフォルトチャネルセンシング閾値の第1の部分と、上記アンテナ構成に依存的である上記デフォルトチャネルセンシング閾値の第2の部分とを含む。上記方法は、上記アンテナ構成及びデフォルトチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行する動作と、チャネルが上記チャネルセンシング手順でアイドルとしてセンシングされることに基づいて、上記チャネルを介してDLデータを送信する動作とをさらに含む。
【0008】
他の技術的特徴は添付の図面、発明の詳細な説明及び特許請求の範囲から当業者に容易に理解されることができる。
【0009】
以下の詳細な説明に入る前に、本特許明細書全体にわたって用いられる特定の単語及び句の定義を記載することが役に立つことができる。用語「カップル(couple)」及びその派生語は2つ以上の要素間のある直接又は間接通信を示したり、これらの要素が互いに物理的に接触しているか否かを示したりすることができる。用語「送信(transmit)」、「受信(receive)」及び「通信(communicate)」、並びにその派生語は直接通信及び間接通信をいずれも含む。用語「含む(include)」及び「構成する(comprise)」、並びにその派生語は制限なく含むことを意味する。用語「又は(or)」は、包括的用語で「及び/又は」を意味する。句「~と関連づけられる(associated with)」及びその派生は、~を含む(include)、~に含まれる(be included within)、~と結合する(interconnect with)、~を含有する(contain)、~に含まれる(be contained within)、~に接続する(connect to or with)、~と結合する(couple to or with)、~伝達する(be communicable with)、~と協力する(cooperate with)、~を挟む(interleave)、~を並べる(juxtapose)、~に隣接する(be proximate to)、縛る/縛られる(be bound to or with)、所有する(have)、属性を持つ(have a property of)、~と関係を持つ(have a relationship to or with)などを意味する場合がある。用語「コントローラ(controller)」は、少なくとも1つの動作を制御するある装置、システム又はその一部を意味する。このようなコントローラは、ハードウェア又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせ及び/又はファームウェアで具現される場合がある。特定のコントローラと関連づけられた機能はローカルであろうと遠隔であろうと中央集中式で処理(centralized)されるか、又は分散式で処理(distributed)されることができる。句「少なくとも1つ」は、それが項目のリストと共に用いられる場合、並べられた項目のう
ち1つ以上の互いに異なる組み合わせが用いられてもよいことを意味する。例えば、「A、B、及びCのうち少なくとも1つ」は次の組み合わせ、すなわちA、B、C、AとB、AとC、BとC、さらには、AとBとCのうちいずれか1つを含む。
【0010】
また、後述する各種機能はコンピュータ読み取り可能なプログラムコードで形成されコンピュータ読み取り可能な媒体で具現される1つ以上のコンピュータプログラムの各々によって具現又はサポートされることができる。用語「アプリケーション」及び「プログラム」は、1つ以上のコンピュータプログラム、ソフトウェアコンポーネント、命令セット、手順、関数、オブジェクト、クラス、インスタンス、関連データ、又は適したコンピュータ読み取り可能なプログラムコードでの具現用に構成されたその一部を示す。句「コンピュータ読み取り可能なプログラムコード」は、ソースコード、オブジェクトコード、及び実行可能なコードを含むコンピュータコードのタイプを含む。句「コンピュータ読み取り可能な媒体」は、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、又はメモリの他のタイプのような、コンピュータによってアクセスされることができる媒体のタイプを含む。「非一時的な」コンピュータ読み取り可能な媒体は、有線、無線、光学、一時的な電気的又は他の信号を伝達させる通信リンクを除く。非一時的コンピュータ読み取り可能な媒体は、データが永続的に保存される媒体、そして、再起録が可能な光ディスク又は消去可能なメモリ装置のような、データが保存された後上書きされる媒体を含む。
【0011】
他の特定の単語及び句に対する定義が本特許明細書全般にわたって提供される。当業者であれば、大半ではないにしろ、多くの場合、そのような定義は従来だけでなく、そのように定義された単語及び句の将来の使用にも適用されるということを理解すべきである。
【0012】
本発明及びその利点に対するより完全な理解のために、これより添付の図面と共に行われる次の説明に対する参照がなされ、ここで類似の符号は類似の部分を示す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本開示の実施形態による例示的な無線ネットワークを示す図である。
図2】本開示の実施形態による例示的なgNBを示す図である。
図3】本開示の実施形態による例示的なUEを示す図である。
図4】本開示による例示的な無線送信及び受信経路を示す図である。
図5】本開示による例示的な無線送信及び受信経路を示す図である。
図6】本開示の実施形態によるチャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づくチャネルセンシング閾値の調整例を示す図である。
図7】本開示の実施形態による、複数のチャネルセンシング閾値に関連する例示的な1つの送信バーストを示す図である。
図8A】本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するUEの方法のフローチャートを示す図である。
図8B】本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するUEの方法のフローチャートを示す図である。
図8C】本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するUEの方法のフローチャートを示す図である。
図9】本開示の実施形態による例示的なチャネルアクセス手順を示す。
図10】本開示の実施形態による他の例示的なチャネルアクセス手順を示す図である。
図11】本開示の実施形態によるさらに他の例示的なチャネルアクセス手順を示す図である。
図12】本開示の実施形態によるさらに他の例示的なチャネルアクセス手順を示す図である。
図13】本開示の実施形態によるチャネルアクセス手順に対する送信バーストにおける例示的な不連続性を示す図である。
図14】本開示の実施形態によるチャネルアクセス手順のための送信バーストにおける他の不連続性を示す図である。
図15】本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するための方法のフローチャートを示す図である。
図16】本開示の実施形態によるBSの構造のブロック図を示す図である。
図17】本開示の実施形態によるUEの構造のブロック図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に説明される図1乃至図15及びこの特許文書における本開示の原理を説明するために使用される様々な実施形態は、ただ例示を目的としているだけであり、本開示の範囲を限定するものと理解されてはならない。当業者は、本開示の原理が適切に構成されたシステム又は装置で具現され得ることは理解できるであろう。
【0015】
以下の文書は、その全体が参照により本開示に組み込まれる。3GPP TS 38.211 v15.7.0,「NR; Physical channels and modulation」;3GPP TS 38.212 v15.7.0,「NR; Multiplexing and Channel coding」;3GPP TS 38.213 v15.7.0,「NR; Physical Layer Procedures for Control」;3GPP TS 38.214 v15.7.0,「NR; Physical Layer Procedures for Data」;及び3GPP TS 38.331 v15.7.0,「NR; Radio Resource Control (RRC) Protocol Specification」
【0016】
以下の図1乃至図3は、無線通信システムで具現され、また、直交周波数分割多重(OFDM)又は直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)通信技術を使用して具現される様々な実施形態を説明する。図1乃至図3の説明は、相異なる実施形態が具現され得る方法に関する物理的又は構造的制限を示すことを意味しない。本開示の相異なる実施形態は、適切に構成された任意の通信システムでも具現されてもよい。
【0017】
図1は、本開示の実施形態による例示的な無線ネットワークを示す。図1に示されている上記無線ネットワークの実施形態は、単なる例示のためのものである。無線ネットワーク100の他の実施形態は、本開示の範囲から逸脱することなく使用されることができる。
【0018】
図1に示すように、上記無線ネットワークは、gNB101(例えば、基地局(BS)、gNB102、及びgNB103を含む。gNB101は、gNB102及びgNB103と通信する。また、gNB101は、上記インターネット、インターネットプロトコル(IP)ネットワーク、又は他のデータネットワークなどの少なくとも1つのネットワーク130と通信する。
【0019】
gNB102は、gNB102のカバレッジ領域120内にある第1の複数のユーザ機器(UE)に対して、ネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供する。上記第1の複数のUEは、中小企業(SB)に位置し得るUE111;大企業(E)に位置し得るUE112;Wi-Fiホットスポット(HS)に位置し得るUE113;第1の住居地域(R)に位置し得るUE114;第2の住居地域(R)に位置し得るUE115;及びモバイル電話、無線ラップトップ、無線PDAなどの移動装置(M)であり得るUE116を含む。gNB103は、gNB103のカバレッジ領域125内にある第2の複数のUEに対して、ネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供する。上記第2の複数のUEは、UE115及びUE116を含む。いくつかの実施形態では、gNB101乃至103のうちの1つ以上のgNBは、5G/NR、LTE、LTE-A、WiMAX、Wi-Fi、又は他の無線通信技術を使用して互いに、及びUE111乃至116と通信することができる。
【0020】
ネットワークタイプに基づいて、上記用語「基地局」又は「BS」は、送信ポイント(TR)、送信-受信ポイント(TRP)、進化した基地局(eNodeB又はeNB)、5G/NR基地局(5G/NRベースステーション:gNB)、マクロセル、フェムトセル、Wi-Fiアクセスポイント(AP)、又は他のワイヤレスイネーブル装置など、ネットワークにワイヤレスアクセスを提供するように構成された任意のコンポーネント(又は、コンポーネントの集合)を示すことができる。基地局は、1つ以上の無線プロトコル、例えば、5G/NR 3GPP(登録商標) NR、ロングタムエボリューション(LTE)、進歩したLTE(LTE-A)、高速パケットアクセス(HSPA)、Wi-Fi 802.11a/b/g/n/acなどによる無線アクセスを提供することができる。便宜上、用語「BS」又は「TRP」は、本特許文書において遠隔端末に無線アクセスを提供するネットワークインフラ構造コンポーネントを表すものとして相互交換して使用される。また、上記ネットワークタイプに基づいて、用語「ユーザ機器(user equipment)」又は「UE」は、「移動局」、「加入者局」、「遠隔端末(remote terminal)」、「無線端末(wireless terminal)、「受信ポイント」、又は「ユーザ装置」などの任意のコンポーネントを表すことができる。便宜上、用語「ユーザ機器」及び「UE」は、上記UEが移動装置(例えば、移動電話機又はスマートフォン)であろうと、又は一般に考慮される固定式装置(例えば、デスクトップコンピュータ又は自動販売機)であろうと、本特許文書においては、BSに無線でアクセスする遠隔無線装置を示すものとして使用される。
【0021】
点線は、カバレッジ領域120、125の概略的な範囲を示し、単なる例示及び説明の目的で略円形で示されている。カバレッジ領域120、125のようなgNBに関連付けられたカバレッジ領域は、上記gNBの構成及び自然及び人工障害物に関連付けられた上記無線環境における変化に基づいて、規則な形態を含む他の形態を有することができることを明確に理解するべきである。以下で、より具体的に説明されるように、UE111乃至116のうちの1つ以上は、チャネルセンシング閾値を調整するための、ビーム管理及びカバレッジ向上のための回路、プログラミング、又はこれら組み合わせを含む。特定の実施形態では、gNB101乃至103のうちの1つ以上は、チャネルセンシング閾値を調整するための回路、プログラミング、又はこれら組み合わせを含む。
【0022】
図1は、無線ネットワークの一例を示したものであるが、様々な変更が図1に対して行われ得る。一例では、上記無線ネットワークは、適切な配列で任意の個数のgNB及び任意の個数のUEを含むことができる。また、gNB101は任意の個数のUEと直接に通信し、上記UEにネットワーク130に対する無線広帯域アクセスを提供することができる。これと同様に、各gNB102乃至103は、ネットワーク130と直接通信し、UEにネットワーク130に対する直接的な無線広帯域アクセスを提供することができる。また、gNB101、102及び/又は103は、外部電話ネットワーク又は他のタイプのデータネットワークのような他の又は追加の外部ネットワークへのアクセスを提供することができる。
【0023】
図2は、本開示の実施形態による例示的gNB102を示す。図2に示すgNB102の実施形態は、単なる例示するためのものであって、図1のgNB101、103は、同一又は類似の構成を有し得る。しかし、gNBは様々な構成からなり、従って、図2は、gNBに対する任意の特定の具現で本発明の範囲を制限しない。
【0024】
図2に示すように、gNB102は、複数のアンテナ205a乃至205nと、複数のRF送受信器210a乃至210nと、送信(TX)処理回路215、及び受信(RX)処理回路220を含む。また、gNB102は、コントローラ/プロセッサ225、メモリ230、バックホール又はネットワークインターフェース235を含む。
【0025】
RF送受信器210a乃至210nは、アンテナ205a乃至205nからネットワーク100内でUEによって送信された信号のような入力されるRF信号を受信する。RF送受信器210a乃至210nは、上記入力されるRF信号をダウンコンバートして、IF又は基底帯域信号を生成する。上記IF又は基底帯域信号は、RX処理回路220に送信され、RX処理回路220は、上記基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング、及び/又はデジタル化して処理された基底帯域信号を生成する。RX処理回路220は、追加的な処理のために、上記処理された基底帯域信号をコントローラ/プロセッサ225に送信する。
【0026】
TX処理回路215は、コントローラ/プロセッサ225から(例えば、音声データ、ウェブデータ、電子メール、又は双方向ビデオゲームデータ)アナログ又はデジタルデータを受信する。TX処理回路215は、上記出力される基底帯域データをエンコーディング、多重化、及び/又はデジタル化して処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RF送受信器210a乃至210nは、TX処理回路215から上記出力処理された基底帯域又はIF信号を受信し、上記基底帯域又はIF信号を、アンテナ205a乃至205nを介して送信されるRF信号にアップコンバートする。
【0027】
コントローラ/プロセッサ225は、gNB102の全体的な動作を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含むことができる。一例では、コントローラ/プロセッサ225は、周知の原理に従って、RF送受信器210a乃至210n、RX処理回路220、及びTX処理回路215による順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御することができる。コントローラ/プロセッサ225は、より高級の無線通信機能のような追加機能をサポートすることができる。
【0028】
一例では、コントローラ/プロセッサ225は、複数のアンテナ205a乃至205nからの出力/入力される信号が所望の方向に/から上記出力される信号を効率的に操縦するように相異に加重処理されたビームフォーミング又は指向性ルーティング動作をサポートできる。様々な他の機能のうちのある1つは、gNB102内のコントローラ/プロセッサ225によってサポートされてもよい。
【0029】
また、コントローラ/プロセッサ225は、OSのようなメモリ230に常駐するプログラム及び他のプロセスを実行することができる。コントローラ/プロセッサ225は、実行中のプロセスによって必要に応じてデータをメモリ230又はメモリ230の外部に移動させることができる。
【0030】
また、コントローラ/プロセッサ225は、上記バックホール又はネットワークインターフェース235に接続される。上記バックホール又はネットワークインターフェース235は、gNB102がバックホール接続を介して又はネットワークを介して他の装置又はシステムと通信することを許可する。ネットワークインターフェース235は、任意の適切な有線又は無線接続(複数可)を介した通信をサポートすることができる。一例では、gNB102がセルラ通信システム(例えば、5G/NR、LTE、又はLTE-Aをサポートするセルラ通信システム)の一部として具現される場合、ネットワークインターフェース235は、gNB102が有線又は無線バックホール接続を介して、他のgNBと通信することを許可することができる。GNB102がアクセスポイントとして具現される場合、ネットワークインターフェース235は、GNB102が有線又は無線近距離通信ネットワークを介して、又は有線又は無線接続を介して(例えば、インターネット)より大きなネットワークと通信することを許可することができる。インターフェース235は、イーサネット又はRF送受信器などの有線又は無線接続を介して通信をサポートする適切な構造を含む。
【0031】
メモリ230は、コントローラ/プロセッサ225に接続される。メモリ230の一部はRAMを含み、メモリ230の他の一部はフラッシュメモリ又は他のROMを含むことができる。
【0032】
図2がgNB102の一例を示しているが、様々な変更を図2に対して行うことができる。一例では、gNB102は、図2に示される各コンポーネントに対する任意の個数を含むことができる。一特定例として、アクセスポイントは、複数のインターフェース235を含み、コントローラ/プロセッサ225は、相異なるネットワークアドレスの間でデータをルーティングするルーティング機能をサポートすることができる。他の特定例として、TX処理回路215の単一インスタンス及びRX処理回路220の単一インスタンスを含むと示されているが、gNB102は、それぞれ(例えば、RF送受信器あたり1つ)の複数のインスタンスを含むことができる。また、図2の各種コンポーネントは組み合わせたり、さらに細分化したり、省略されてもよく、特定の必要に応じて追加のコンポーネントが付加されてもよい。
【0033】
図3は、本開示の実施形態による例示的UE116を示す。図3に示されたUE116の実施形態は、単なる例示のためのものであり、図1のUE111乃至115は同一又は類似の構成を有してもよい。しかし、UEは各種の多様な構成からなり、図3はUEに対する任意の特定の具現で本発明の範囲を制限しない。
【0034】
図3に示すように、UE116は、アンテナ305、無線周波数(RF)送受信器310、TX処理回路315、マイクロフォン320、及びRX処理回路325を含む。UE116は、また、スピーカ330、プロセッサ340、入出力(入/出力:I/O)インターフェース(IF)345、タッチスクリーン350、ディスプレイ355及びメモリ360を含む。メモリ360は、オペレーティングシステム(OS)361及び、1つ以上のアプリケーション362を含む。
【0035】
RF送受信器310は、アンテナ305からネットワーク100のgNBによって送信及び入力されるRF信号を受信する。RF送受信器310は、上記入力されるRF信号をダウンコンバートして中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成する。上記IF又は基底帯域信号はRX処理回路325に送信され、RX処理回路325は、上記基底帯域又はIF信号をフィルタリング、デコーディング、及び/又はデジタル化することによって処理された基底帯域信号を生成する。RX処理回路325は、追加の処理のために、上記処理された基底帯域信号をスピーカ330に送信したり(例えば、音声データ)又はプロセッサ340に送信したりする(例えば、ウェブブラウジングデータ)。
【0036】
TX処理回路315は、マイクロフォン320からアナログ又はデジタル音声データを受信するか、又はプロセッサ340から他の出力基底帯域データ(例えば、ウェブデータ、電子メール、又は双方向ビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路315は、上記出力基底帯域データをエンコーディング、多重化及び/又はデジタル化して、処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RF送受信器310は、TX処理回路315から出力処理された基底帯域又はIF信号を受信し、上記基底帯域又はIF信号をアンテナ305を介して送信されるRF信号としてアップコンバートする。
【0037】
プロセッサ340は、1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含み、UE116の全体的な動作を制御するために、メモリ360に格納されているOS361を実行することができる。一例では、プロセッサ340は、周知の原理に従って、RF送受信器310、RX処理回路325、及びTX処理回路315による順方向チャネル信号の受信及び逆方向チャネル信号の送信を制御できる。いくつかの実施形態では、プロセッサ340は、少なくとも1つのマイクロプロセッサ又はマイクロコントローラを含む。
【0038】
また、プロセッサ340は、ビーム管理のためのプロセスのような、メモリ360に内在されている他のプロセス及びプログラムを実行することができる。プロセッサ340は、データを実行中のプロセスによる要求に応じて、メモリ360内に又はメモリ360から移動させることができる。いくつかの実施形態では、プロセッサ340は、OSプログラム361に基づいて、又はgNB又はオペレータから受信される信号に応じてアプリケーション362を実行するように構成される。また、プロセッサ340は、I/Oインターフェース345に接続され、I/Oインターフェース345は、UE116に、ラップトップコンピュータ及びハンドヘルドコンピュータのような他の装置に接続される能力を提供する。I/Oインターフェース345は、この周辺機器らとプロセッサ340の間の通信経路である。
【0039】
また、プロセッサ340は、タッチスクリーン350及びディスプレイユニット355に接続される。UE116のオペレータは、タッチスクリーン350を使用してUE116にデータを入力することができる。ディスプレイ355は、例えば、ウェブサイトからのテキスト及び/又は少なくとも限定されたグラフィックをレンダリングできる液晶表示装置、発光ダイオードディスプレイ、又は他のディスプレイであってもよい。
【0040】
メモリ360は、プロセッサ340に接続される。メモリ360の一部は、ランダムアクセスメモリ(RAM)を含み、メモリ360の残りの部分は、フラッシュメモリ又は他の読み取り専用メモリ(ROM)を含むことができる。
【0041】
図3は、UE116の一例を示したものであるが、様々な変更を図3に対して行うことができる。一例では、図3の様々なコンポーネントは、組み合わせたり、さらに細分化したり、省略されてもよく、特定の必要に応じて追加のコンポーネントが付加されてもよい。さらに、一特定例として、プロセッサ340は、1つ以上の中央処理ユニット(CPU)及び1つ以上のグラフィック処理ユニット(GPU)のような複数のプロセッサに分割されることができる。さらに、図3では、UE116がモバイル電話又はスマートフォンのように構成されているとしても、UEは、他のタイプのモバイル又は固定式装置として動作するように構成されてもよい。
【0042】
4G通信システムの展開以降、無線データトラフィックの増大する需要を満たすために、また、多様なvertical applicationを可能にするために、改良された5G/NR又は5G/NR(pre-5G)の通信システムを開発及び配置するための努力がなされてきた。したがって、前記5G/NR又はプレ5G/NR通信システムは、「4Gネットワークを超えて(Beyond 4G Network)」又は「LTE後のシステム(Post LTE System)」とも呼ばれる。上記5G/NR通信システムは、より高いデータレートを達成するために、より高い周波数(mmWave)帯域、例えば28GHz又は60GHz帯域で、又は強力なカバレッジ及びモビリティサポートを可能にするために、6GHzなどのより低い周波数帯域で実施されることが考えられている。本開示は、テラヘルツ(THz)帯域を使用することができる5G通信システム、6G又はそれ以降のリリースの配置にも適用され得る。上記無線波形の伝搬損失を減らし、上記送信距離を増加させるために、5G/NR通信システムでは、上記ビームフォーミング、マシブマルチ入力マルチ出力(massive MIMO)、全次元MIMO(full dimensional MIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam forming)、大規模アンテナ(large scale antenna)技術が議論されている。
【0043】
また、5G/NR通信システムでは、システムネットワークの改善のための開発が進化した小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud Radio Access Network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間通信(device to device:D2D)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(coordinated multi-points)、受信側干渉除去などに基づいてなされている。
【0044】
通信システムは、基地局又は1つ以上の送信ポイントからUEへの送信を称するダウンリンク(DL)及びUEから基地局又は1以上の受信ポイントへの送信を称するアップリンク(UL)を含む。
【0045】
セル上のDLシグナリング又はULシグナリングのための時間単位はスロットと呼ばれ、1つ以上のシンボルを含み得る。シンボルは追加の時間単位としても使用され得る。周波数(又は帯域幅(BW))単位はリソースブロック(RB)と呼ばれる。1つのRBは、複数のサブキャリア(SC)を含む。例えば、スロットは、0.5ミリ秒又は1ミリ秒の期間を有し、14個のシンボルを含むことができ、RBは、15KHz又は30KHzのようなSC間スペーシングを有する12個のSCを含むことができる。
【0046】
DL信号は、情報コンテンツを伝達するデータ信号、DL制御情報(DL制御情報:DCI)を伝達する制御信号、パイロット信号とも呼ばれる基準信号(RS)を含む。gNBは、物理DL共有チャネル(PDSCH)又は物理DL制御チャネル(PDCCH)を介してデータ情報又はDCIをそれぞれ送信する。PDSCH又はPDCCHは、1つのスロットシンボルを含む可変個数のスロットシンボルを介して送信されてもよい。簡潔にするために、UEによるPDSCH受信をスケジューリングするDCIフォーマットは、DL DCIフォーマットと呼ばれ、UEからの物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信をスケジューリングするDCIフォーマットはUL DCIフォーマットと呼ばれる。
【0047】
gNBは、チャネル状態情報RS(CSI-RS)及び復調RS(DMRS)を含むRSの複数のタイプのうちの1つ以上を送信する。CSI-RSは、主にUEが測定を実行し、CSIをgNBに提供することを意図している。チャネル測定のために、非ゼロ電力CSI-RS(NZP CSI-RS)リソースが使用される。干渉測定報告(IMR)には、ゼロ電力CSI-RS(ZP CSI-RS)構成に関連付けられるCSI干渉測定(CSI-IM)リソースが使用される。CSIプロセスは、NZP CSI-RS及びCSI-IMリソースを含む。
【0048】
UEは、gNBからの、DL制御シグナリング又は無線リソース制御(RRC)シグナリングのような、上位層シグナリングを介してCSI-RS送信パラメータを決定することができる。CSI-RSの送信インスタンスは、DL制御シグナリングによって指示されるか、又は上位層シグナリングによって構成され得る。DMRSは、各PDCCH又はPDSCHのBWでのみ送信され、UEは上記DMRSを使用してデータ又は制御情報を復調することができる。
【0049】
図4及び図5は、本開示による例示的な無線送信及び受信経路を示す。以下の詳細な説明では、送信経路400はgNB(例えば、のgNB102)で具現されると説明され、一方、受信経路500は、UE(例えば、UE116)で具現されると説明されてもよい。しかし、受信経路500はgNBで実現されてもよく、送信経路400はUEで実現されてもよいことが理解されるはずである。いくつかの実施形態では、受信経路500は、本開示の実施形態に説明されるようにチャネルセンシング閾値の調整をサポートするように構成される。
【0050】
図4に示されるように、送信経路400は、チャネルコーディング及び変調ブロック405、直列対並列ブロック410、サイズNの逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロック415、並列対直列(P-to-S)ブロック420、巡回プレフィックス追加ブロック(cyclic prefix:CP)425及びアップコンバータ(UC)430を含む。図5に示すように、受信経路回路500は、ダウンコンバータ(DC)555、巡回プレフィックス除去ブロック560、及び直列対並列ブロック565、サイズNの高速フーリエ変換(FFT)ブロック570、並列対直列(P-to-S)ブロック575及びチャネルデコーディング及び復調ブロック580を含む。
【0051】
図400に示されているように、チャネルコーディング及び変調ブロック405は、情報ビットのセットを受信し、上記入力ビットにコーディング(例えば、LDPCコーディング)を適用し、変調して(例えば、直交位相シフトキーイング(QPSK)又は直交振幅変調(QAM))周波数ドメイン変調シンボルのシーケンスを生成する。
【0052】
直列対並列ブロック410は、上記直列変調されたシンボルを並列データに変換し(すなわち、逆多重化して)N個の並列シンボルストリームを生成する。ここで、Nは、BS102及びUE116で使用される上記IFFT/FFTサイズである。その後、サイズNのIFFTブロック415は、N個の並列シンボルストリームに対してIFFT動作を実行して時間ドメイン出力信号を生成する。並列対直列ブロック420は、サイズNのIFFTブロック215からの上記並列時間ドメイン出力シンボルを変換して(すなわち、多重化して)直列時間ドメイン信号を生成する。その後、巡回プレフィックス追加ブロック425は、上記時間ドメイン信号に巡回プレフィックスを挿入する。アップコンバータ430は、巡回プレフィックス追加ブロック425の出力を無線チャネルを介した送信のためのRF周波数に変調する(すなわち、アップコンバートする)。また、上記信号は、RF周波数に変換する前に基底帯域でフィルタリングされてもよい。
【0053】
gNB102からの送信RF信号は、上記無線チャネルを通過した後にUE116に到着し、gNB102での動作に対する逆動作がUE116で行われる。
【0054】
図5に示すように、ダウンコンバータ555は、上記受信された信号を基底帯域周波数にダウンコンバートし、巡回プレフィックス除去ブロック560は、上記巡回プレフィックスを除去して、直列-時間ドメイン基底帯域信号に生成する。直列対並列ブロック565は、上記時間ドメイン基底帯域信号を並列時間ドメイン信号に変換する。その後、サイズNのFFTブロック570は、FFTアルゴリズムを実行してN個の並列周波数ドメイン信号を生成する。並列対直列ブロック575は、上記並列周波数ドメイン信号を変調されたデータシンボルのシーケンスに変換する。チャネルデコーディング及び復調ブロック580は、上記変調されたシンボルを復調し、デコーディングして元々の入力データストリームを復元する。
【0055】
gNB101乃至103の各々は、上記ダウンリンクからユーザ機器111乃至116への送信と類似の、図4に示すような送信経路400を具現し、上記アップリンクからUE111乃至116への受信と類似の、図5に示されるような、受信経路500を具現することができる。これと同様に、UE111乃至116のそれぞれは、上記アップリンクでgNB101乃至103への送信に対する送信経路400を具現し、上記ダウンリンクでgNB101乃至103からの受信に対する受信経路500を具現することができる。
【0056】
図4及び図5の上記コンポーネントのそれぞれは、ハードウェアのみを使用して、又はハードウェア及びソフトウェア/ファームウェアの組み合わせを使用して具現されることができる。一特定例として、図4及び図5のコンポーネントのうちの少なくとも一部は、ソフトウェアで具現されることができ、一方、他のコンポーネントは、設定可能なハードウェア又はソフトウェアと設定可能なハードウェアの組み合わせで実現されることもできる。例えば、FFTブロック570及びIFFTブロック415は、設定可能なソフトウェアアルゴリズムで具現されることができ、ここで、サイズNの値は、上記具現によって修正されてもよい。
【0057】
さらに、FFT及びIFFTを使用すると説明されているとしても、これは単なる例示によるものにすぎず、本開示の範囲を限定するものと解釈されてはならない。離散フーリエ変換(DSFT)及び逆離散フーリエ変換(IDFT)機能のような、他のタイプの変換が使用されることができる。上記変数Nの値は、DFT及びIDFT機能に対する任意の整数(例えば、1、2、3、4など)であってもよく、上記変数Nの値は、FFT及びIFFT機能に対する2の自乗(例えば、1、2、4、8、16など)である任意の整数であってもよいことを理解できるであろう。
【0058】
図4及び図5は、無線送信及び受信経路の例を示しているが、図4及び図5に様々な変更がなされることができる。例えば、図4及び図5では、様々なコンポーネントは組み合わせたり、さらに細分化したり、省略されてもよく、特定の必要に応じて追加のコンポーネントが付加されてもよい。さらに、図4及び図5は、無線ネットワークで使用され得る送信及び受信経路のタイプの例を示すことを意味する。他の任意の適切なアーキテクチャが無線ネットワークで無線通信をサポートするために使用されることができる。
【0059】
本開示は、上記チャネルをセンシングするためのアンテナ構成に基づくチャネルセンシング閾値の調整に焦点を当てる。上記チャネルセンシング閾値は、上記意図された送信方向に関連されてもよく、上位層パラメータ又はPHY層パラメータによって上記UEに指示されてもよい。より正確には、以下のコンポーネントが本開示で提供される:指向性チャネルセンシング閾値;チャネルセンシング閾値の関連付け;チャネルセンシング閾値の決定;及び/又はチャネルセンシング閾値を使用するためのUE手順。
【0060】
共有スペクトルチャネルアクセス(例えば、非ライセンス又は共有スペクトル)を有する動作について、送信器は、送信を実行するためのチャネルの有用性を評価するためのセンシングを実行することができる。エネルギー検出基盤のセンシングの場合、センシングのための基本単位はセンシングスロットとして定義される。上記送信器が上記センシングスロット期間中に上記チャネルを検出し、上記センシングスロット期間の与えられた部分に対して検出された電力が検出閾値XThreshよりも小さいと決定した場合、センシングスロットの期間を有するチャネルはアイドルと宣言され、そうでない場合はビジー(busy)と宣言される。
【0061】
NR Rel-16では、5GHz非免許帯域及び6GHz非免許帯域に対して共有スペクトルチャネルアクセスを有する動作がサポートされている。より正確には、5GHz非免許帯域及び6GHz非免許帯域に対しては、上記センシングスロットがTsl=9μsと定義され、上記センシング閾値は最大エネルギー検出閾値に従って調整されてもよい。
【0062】
DLでは、送信(複数可)が行われるチャネルにアクセスするgNBは、上記エネルギー検出閾値XThreshを上記最大エネルギー検出閾値XThresh_max以下になるように設定することができ、ここで、XThresh_maxは<表1>に示すように決定される。
【0063】
【表1】
【0064】
ULでは、UL送信(複数可)が行われるチャネルにアクセスするUEは、上記エネルギー検出閾値XThreshを上記最大エネルギー検出閾値XThresh_max以下に設定することができ、ここで、XThresh_maxは、<表2>に示すように決定される。
【0065】
【表2】
【0066】
上位層パラメータabsenceOfAnyOtherTechnology-r16がUEに対して設定されておらず、上記上位層パラメータULtoDL-CO-SharingED-Threshold-r16が上記UEに対して設定されている場合、上記gNBは、上記結果的なエネルギー検出閾値ULtoDL-CO-SharingED-Threshold-r16を決定する際に、上記gNBの送信電力を使用することができる。
【0067】
UEがチャネルアクセス手順を実行し、上記相応するチャネル占有時間を上記gNBと共有するケースについて、XThresh_maxは、提供される場合、上記上位層パラメータULtoDL-CO-SharingED-Threshold-r16によって提供される値と同一に設定される。
【0068】
上記上位層のパラメータabsenceOfAnyOtherTechnology-r14又はabsenceOfAnyOtherTechnology-r16の場合、パラメータは、<表3>に示すように提供される。
【0069】
【表3】
【0070】
より高いキャリア周波数範囲、例えば、60GHzの非免許スペクトルについては、送信は、高指向性ビームフォーミングを使用することができる。これをサポートするために、上記相応するチャネルセンシングは、また、上記意図された送信に関連しない方向に対するセンシングエネルギーを節約するために、高い指向性になるように構成されてもよく、ここで、上記新たなタイプのセンシングは、指向性チャネルセンシングとも呼ばれ、これは、既存の全方向性チャネルセンシングと区別される。本開示は、チャネルセンシング閾値に対する調整を明示する。
【0071】
以下の例示的な説明及び実施形態がOFDM又はOFDMAを仮定しているとしても、本開示は、他のOFDM基盤の送信波形又はフィルタリングされたOFDM(Filtered OFDM:F-OFDM)のような多重アクセス方式に拡張されることができる。
【0072】
この開示は、一緒に使用されたり、組み合わせて使用されたりしてもよく、又はスタンドアロン方式で動作できるいくつかのコンポーネントをカバーする。
【0073】
一実施形態では、チャネルセンシング閾値は、チャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づいて調整されることができる。
【0074】
一例では、上記チャネルセンシング閾値が上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づいて調整されるか否かは、システム情報によって指示されることができる。
【0075】
一例では、上記チャネルセンシング閾値が上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づいて調整されるか否かは、RRCパラメータによって構成されることができる。
【0076】
一例では、上記アンテナ構成(例えば、最大チャネルセンシング閾値XThresh_max)に関係なく、共通チャネルセンシング閾値に適用されるチャネルセンシング閾値オフセットが存在することができ、ここで、チャネルセンシング閾値オフセットはXThresh_offsetと示され、上記チャネルセンシング閾値オフセットは上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づく。
【0077】
図6は、本開示の実施形態によるチャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づくチャネルセンシング閾値600の調整例を示す。図6に示されているチャネルセンシング閾値600の調整の一実施形態は、ただ例示するためのものである。
【0078】
一例では、上記チャネルセンシング閾値オフセットは、指向性チャネルセンシングに適用可能であり、ここで、チャネルセンシングのためのアンテナ構成は指向性であり、上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が指向性である場合、例えば、XThresh_offset>0である。
【0079】
一例では、上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性である場合、上記チャネルセンシング閾値オフセットは、XThresh_offset=0と決定され得る。
【0080】
一例では、上記チャネルセンシング閾値オフセットが適用可能であるか否かは、上記チャネルセンシング閾値が上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づいて調整されるか否かの、上記の構成に基づくことができる。
【0081】
一例では、上記最大チャネルセンシング閾値XThresh_maxは、上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づいてもよい。これらの例は、図6の601及び602に示されている。
【0082】
一例では、チャネルセンシング閾値は、上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が指向性である場合、又は全方向性である場合によって相異することができる。
【0083】
一例では、上記構成が、上記チャネルセンシング閾値が上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に基づいて調整されると示す場合、上記チャネルセンシング閾値は、上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が指向性であるか、又は全方向性である場合によって相異することができ;そうでない場合、上記チャネルセンシング閾値は同一に維持される。
【0084】
一例では、上記チャネルセンシング閾値の調整は、アンテナ構成の個数(例えば、方向/ビームの個数)に基づいてもよい。この例では、上記すべてのアンテナ構成(例えば、方向/ビーム)に対するチャネルセンシング閾値は同一であり、例えば、上記アンテナ構成の個数(例えば、方向/ビームの数)に基づく共通XThresh_max又はXThresh_offsetである。例えば、XThresh_offset=f(Nbeam)又はXThresh_max=f(Nbeam)であり、ここで、Nbeamはアンテナ構成の個数(例えば、方向/ビームの個数)である。
【0085】
他の例では、上記チャネルセンシング閾値の調整は、アンテナ構成のうちの1つ又はグループに基づいてもよい。この例では、上記チャネルセンシング閾値は、方向特定(direction-specific)又は方向グループ固有(group-of-direction-specific)であり得て、例えば、XThresh_max又はXThresh_offsetは方向又は方向のグループであるに基づく。例えば、XThresh_max(ibeam)=f(ibeam)、又は、XThresh_offset(ibeam)=f(ibeam)であり、ibeamは上記方向又は方向のグループのインデックスである。
【0086】
一実施形態で、上記チャネルセンシング閾値とアンテナ構成の間の関連付けが存在する。
【0087】
一例では、アンテナポートとチャネルセンシング閾値の間の関連付けが存在することができる。一例では、上記アンテナポートを使用して信号及び/又はチャネルを送信する際に、上記関連付けられるチャネルセンシング閾値が使用されることができる。
【0088】
一例では、gNBは、チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットをアンテナポートに関連付けられるように構成することができる。一例では、上記構成は、上記システム情報で示されてもよい。一例では、上記構成は、専用のRRCパラメータで示されてもよい。
【0089】
一例では、上記アンテナポートとチャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットの間の関連付けは、規格でハードコーディングされ、固定的であり得る。
【0090】
一例では、基準信号とチャネルセンシング閾値の間の関連付けが存在し得る。
【0091】
一例では、少なくとも同期信号/物理ブロードキャストチャネル(SS/PBCH)ブロックで信号は、上記チャネルセンシング閾値に関連付けられた基準信号であり得る。一例では、gNBは、チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットをSS/PBCHブロックのインデックスに関連付けるように構成することができる。一例では、上記関連付けは、RRCパラメータで示されてもよい。他の例では、上記関連付けは、DCIフォーマット(DCIフォーマット)で示され得る。例えば、RRCパラメータは、上記チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットに対する可能な値のセットを構成することができ、上記DCIフォーマットは、上記SS/PBCHブロックのインデックスと上記チャネルセンシング閾値値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットの値の間の関連付けを示す。
【0092】
基準信号の他の例では、少なくともCSI-RSは、上記チャネルセンシング閾値に関連付けられる基準信号であり得る。一例では、gNBは、チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットをCSI-RSリソースのインデックスに関連付けられるように構成することができる。一例では、上記関連付けは、RRCパラメータで示されてもよい。他の例では、上記関連付けは、DCIフォーマットで示され得る。例えば、RRCパラメータは、上記チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットに対する可能な値のセットを構成することができ、上記DCIフォーマットは、上記CSI-RSリソースのインデックスと上記チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットの値の間の関連付けを示す。
【0093】
基準信号のさらに他の例では、少なくともSRSは、上記チャネルセンシング閾値に関連付けられる基準信号であり得る。一例では、gNBは、チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットをSRSリソースのインデックスに関連付けられるように構成することができる。
【0094】
一例では、QCL(quasi co-location)仮定とチャネルセンシング閾値の間の関連付けが存在することができる。
【0095】
一例では、同一なQCL仮定を有する信号は、同一なチャネルセンシング閾値に関連付けられてもよい。
【0096】
一例では、送信設定指示状態(TCI-state)とチャネルセンシング閾値の間の関連付けが存在することができる。
【0097】
一例では、gNBは、チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットをTCI状態に関連付けられるように構成することができる。一例では、上記関連付けは、RRCパラメータで示されてもよい。一例では、上記関連付けは、DCIフォーマットで指示され得る。例えば、RRCパラメータは、上記チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットに対する可能な値のセットを構成することができ、上記DCIフォーマットは、上記TCI状態及び上記チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットの値の間の関連付けを指示する。
【0098】
一例では、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)のための空間フィルタ(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo)とチャネルセンシング閾値との間の関連付けが存在し得る。
【0099】
一例では、gNBは、チャネルセンシング閾値及び/又はチャネルセンシング閾値オフセットをPUCCHに対する空間フィルタ(例えば、PUCCH-SpatialRelationInfo)に関連付けられるように構成することができる。一例では、上記関連付けは、RRCパラメータで示されてもよい。
【0100】
一例では、方向/ビーム又は方向/ビームのグループの指示とチャネルセンシング閾値の間の関連付けが存在することができる。
【0101】
一例では、上記方向/ビームの指示は、ビットマップ内のビットであり得て、ここで、ビットマップは、上記送信又はチャネルセンシングのための上記すべての方向/ビームを指示する。一例で、上記ビットマップは、期間内のSS/PBCHブロックのバーストに対するビットマップであり得る。
【0102】
一実施形態では、送信バーストは、少なくとも1つのチャネルセンシング閾値に関連付けられる信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)を含むことができ、ここで、上記関連付けは、本開示の例に従うことができる。
【0103】
一例では、送信バーストで信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)が単に1つのチャネルセンシング閾値にのみ関連付けられる場合、上記送信器(例えば、gNB又はUE)は、上記関連付けられるチャネルセンシング閾値に従ってチャンネルセンシングを実行することができる。
【0104】
一例では、1つの送信バーストで信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)は、複数のチャネルセンシング閾値に関連付けられてもよい。一例は図7に示されており、ここで、上記送信バーストの第1の部分は、第1のチャネルセンシング閾値に関連付けられ、上記送信バーストの第2の部分は、センシング閾値の第2の部分に関連付けられる。
【0105】
図7は、本開示の実施形態による、複数のチャネルセンシング閾値700に関連付けられた例示的な1つの送信バーストを示す。図7に示されている複数のチャネルセンシング閾値700に関連付けられた上記1つの送信バーストの一実施形態は、単に例示するためのものである。
【0106】
一例では、送信バーストを初期化するために適用されるチャネルセンシング閾値は、上記すべての関連付けられるチャネルセンシング閾値の最小値よりも大きくなくてもよい。
【0107】
一例では、送信バーストを初期化するために適用されるチャネルセンシング閾値は、上記すべての関連付けられるチャネルセンシング閾値の最大値よりも大きくなくてもよい。
【0108】
一例では、送信バーストを初期化するために適用されるチャネルセンシング閾値は、上記すべての関連付けられるチャネルセンシング閾値の平均よりも大きくなくてもよい。
【0109】
一実施形態では、UEには、チャネルセンシング閾値又はチャネルセンシング閾値オフセットが構成されることができ、ここで、上記チャネルセンシング閾値又はチャネルセンシング閾値オフセットは、UEの送信のためのアンテナ構成に基づいて調整され得る。
【0110】
一実施形態では、上記UEに対して上記上位層によってチャネルセンシング閾値又はチャネルセンシング閾値オフセットが提供されない場合、上記UEは、上記デフォルトチャネルセンシング閾値を使用してチャネルセンシングを実行し、ここで、上記デフォルトチャネルセンシング閾値は、上記UEの送信のための指向性アンテナ構成(例えば、全方向性アンテナ構成を仮定する場合)からの影響を含まない。
【0111】
他の実施形態では、上記UEに、上記上位層によってチャネルセンシング閾値又はチャネルセンシング閾値オフセットが提供されるが、上記提供されたチャネルセンシング閾値又はチャネルセンシング閾値オフセットが上記UEの送信に対する指向性アンテナ構成と関連しない場合、上記UEは、上記デフォルトチャネルセンシング閾値を使用してチャネルセンシングを実行し、ここで、上記デフォルトチャネルセンシング閾値は、上記UEの送信に対する指向性アンテナ構成からの影響を含まない(例えば、全方向性アンテナ構成を仮定する場合)。
【0112】
さらに他の実施形態では、上記UEにチャネルセンシング閾値が提供される場合、ここで、上記チャネルセンシング閾値は、上記UEの送信に対する指向性アンテナ構成に関連付けられ、上記UEは、上記提供されたチャネルセンシング閾値を使用してチャンネルセンシングを実行する。
【0113】
さらに他の実施形態では、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供される場合、ここで、上記チャネルセンシング閾値オフセットは、上記UEの送信に対する指向性アンテナ構成に関連付けられ、上記UEは、上記提供されたチャネルセンシング閾値オフセットを上記デフォルトチャネルセンシング閾値に適用し、新たなチャネルセンシング閾値を計算し、上記新たなチャネルセンシング閾値を使用してチャネルセンシングを実行する。
【0114】
図8Aは、図1でUE116のような、UEによって実行され得る、本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するためのUEの方法800のフローチャートを示す図である。
【0115】
ステップ802において、上記UEは、上記UEにチャネルセンシング閾値が提供されるか否かを判定する。
【0116】
ステップ808において、上記UEに上記チャネルセンシング閾値が提供されず、上記UEは、ステップ808で上記チャネルセンシングに対するデフォルトセンシング閾値を使用する。
【0117】
ステップ804において、上記UEにチャネルセンシング閾値が提供される場合、上記UEは、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値が提供されるか否かを判定する。
【0118】
ステップ806において、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値が提供される場合、上記UEは、上記チャネルセンシングに対して提供されたセンシング閾値を使用する。
【0119】
ステップ808において、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値が提供されない場合、上記UEは、上記チャネルセンシングに対するデフォルトセンシング閾値を使用する。
【0120】
図8Aに示されている上記コンポーネントのうちの1つ以上は、上述の機能を実行するように構成された特別な回路で具現されるか、又は上記コンポーネントの1つ以上は、上述の機能を実行するための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る。
【0121】
図8Bは、図1でUE116のような、UEによって実行され得るような、本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するためのUEの方法850の他のフローチャートを示している。
【0122】
ステップ852において、上記UEは、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供されるか否かを判定する。
【0123】
ステップ860において、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供されない場合、上記UEは上記チャネルセンシングに対するデフォルトセンシング閾値を使用する。
【0124】
ステップ854において、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供される場合、上記UEは、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値オフセットが提供されるか否かを判定する。
【0125】
ステップ860において、上記UEに上記送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値オフセットが提供されない場合、上記UEは、上記チャネルセンシングに対するデフォルトセンシング閾値を使用する。
【0126】
ステップ856において、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値オフセットが提供される場合、上記UEは、上記提供されたセンシング閾値オフセットを適用してセンシング閾値を計算する。
【0127】
ステップ858において、上記UEは、上記チャネルセンシングに対して計算されたセンシング閾値を使用する。
【0128】
図8Bに示される上記コンポーネントのうちの1つ以上は、上述の機能を実行するように構成された特別な回路で具現されるか、又は上記コンポーネントのうちの1つ以上は、上述の機能を実行するための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現されることができる。
【0129】
図8Cは、図1でUE116のような、UEによって実行され得るような、本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するためのUEの方法870の他のフローチャートを示している。
【0130】
ステップ872において、上記UEは、上記UEにチャネルセンシング閾値が提供されるか否かを判定する。
【0131】
ステップ874において、上記UEにチャネルセンシング閾値が提供される場合、上記UEは、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値が提供されるか否かを判定する。
【0132】
ステップ876において、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値が提供される場合、上記UEは、チャネルセンシングに対して提供されたセンシング閾値を使用する。
【0133】
ステップ886において、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値が提供されない場合、上記UEは、上記チャネルセンシングに対するデフォルトセンシング閾値を使用する。
【0134】
ステップ878において、上記UEにチャネルセンシング閾値が提供されない場合、上記UEは、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供されるか否かを判定する
【0135】
ステップ886において、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供されない場合、上記UEは、チャネルセンシングに対するデフォルトセンシング閾値を使用する。
【0136】
ステップ880において、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供される場合、上記UEは、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値オフセットが提供されるか否かを判定する。
【0137】
ステップ886において、上記UEにチャネルセンシング閾値オフセットが提供されない場合、上記UEはチャネルセンシングに対するデフォルトセンシング閾値を使用する。
【0138】
ステップ882において、上記UEに送信方向に合わせて整列されたチャネルセンシング閾値オフセットが提供される場合、上記UEは、上記提供されたセンシング閾値オフセットを適用してセンシング閾値を計算する。
【0139】
ステップ884で、上記UEは、上記チャネルセンシングに対して上記計算されたセンシング閾値を使用する。
【0140】
図8Cに示されている上記コンポーネントのうちの1つ以上は、上述の機能を実行するように構成された特別な回路で具現され得るか、又は上記コンポーネントの1つ以上は、上述の機能を実行するための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現されることができる。
【0141】
調整チャネルセンシング閾値に対する例示的なUE手順が図8A図8B、及び図8Cに示されている。
【0142】
この開示は、上記指向性チャネルセンシングを使用するチャネルアクセス手順に焦点を当てており、ここで、チャネルアクセス手順のケースは、上記送信バーストの構成に基づいて適用可能であり得る。上記送信バーストの潜在的な不連続性を扱うための例/実施形態も本開示によってカバーされる。より正確には、以下のコンポーネントがこの開示に含まれる:指向性センシングに基づくチャネルアクセス手順;送信バーストの構成に基づくチャネルアクセス手順;ケース3Bチャネルアクセス手順における送信不連続性;及び/又はケース4Bチャネルアクセス手順における送信不連続性。
【0143】
NR Rel-16では、5GHz非免許帯域及び6GHz非免許帯域に対して共有スペクトルチャネルアクセスを有する動作がサポートされている。より正確には、2つのタイプのチャネルアクセス手順がサポートされ、ここで、タイプ1のチャネルアクセス手順はダウンリンク送信の前にチャネルセンシングのランダム時間期間を含み、タイプ2のチャネルアクセス手順はダウンリンク送信の前にチャネルセンシングの決定的な時間期間(例えば、ゼロ期間を含む)を含む。
【0144】
一実施形態では、チャネルアクセス手順の次のケースのうちの少なくとも1つが少なくとも1つの送信方向に送信バーストを送信するためにサポートされてもよい。
【0145】
ケース1の一例では、送信バースト前の上記チャネルセンシングのためのアンテナは、全方向性又は準全方向性になるように構成され得て、1つの送信バーストは、上記全方向性又は準全方向性アンテナを使用してチャネルセンシング期間に従う。
【0146】
一例では、上記チャネルセンシング期間はランダムであってもよく(タイプ1のチャネルセンシング手順)、決定的であってもよい(タイプ2のチャネルセンシング手順)。タイプ2のチャネルセンシング手順は、送信がチャネルセンシング無しに開始され得ることを意味するゼロセンシング期間手順を含むことに留意されたい。他の例では、上記送信バーストに含まれているトランスポートブロックに対する送信方向は、任意の方向であり得て、図9の901又は902の各々に示されるように、上記送信バーストに含まれているトランスポートブロック(複数可)に関連付けられた1つ以上の送信方向が存在してもよい。
【0147】
図9は、本開示の実施形態による例示的なチャネルアクセス手順900を示す。図9に示すチャネルアクセス手順900の一実施形態は単に例示するためのものである。
【0148】
ケース2の一例では、送信バーストの前の上記チャネルセンシングのためのアンテナは、特定の方向に対して指向性になるように構成され、1つの送信バーストは、上記指向性アンテナを使用してチャネルセンシング期間に従うことができる。一例では、上記チャネルセンシング期間はランダムであってもよく(タイプ1のチャネルセンシング手順)、決定的であってもよい(タイプ2のチャネルセンシング手順)。タイプ2のチャネルセンシング手順は、チャネルセンシング無しに送信が開始され得ることを意味するゼロセンシング期間手順を含むことに留意されたい。他の例では、チャネルセンシングのための方向は、上記送信のための方向に合わせて整列されてもよい。例えば、上記チャネルセンシングのためのアンテナフィルタ構成は、上記送信のためのアンテナフィルタ構成と同一である。このケースの例を図10に示す。
【0149】
図10は、本開示の実施形態による他の例示的なチャネルアクセス手順1000を示す。図10に示すチャネルアクセス手順1000の一実施形態は単に例示するためのものである。
【0150】
ケース3の一例では、送信バーストの前の上記チャネルセンシングのためのアンテナは、方向の集合に対して指向性になるように構成され得て、1つの送信バーストは、上記方向の集合に対する指向性アンテナを使用するチャネルセンシング期間に従う。一例では、上記チャネルセンシング期間は、ランダムであってもよく(タイプ1のチャネルセンシング手順)、決定的であってもよい(タイプ2のチャネルセンシング手順)。タイプ2のチャネルセンシング手順は、チャネルセンシング無しに送信が開始され得ることを意味するゼロセンシング期間手順;又は、上記チャネルの固定時間期間がアイドルであることをセンシングした後に送信が開始され得ることを意味する正の値の検出期間手順を示すことに留意されたい。他の例では、上記チャネルセンシングのための方向は、上記送信のための方向に合わせて整列されてもよい。例えば、上記チャネルセンシングのためのアンテナフィルタ構成は、上記送信のためのアンテナフィルタ構成と同一である。このケースに対する例示を図11に示す。他の例では、チャネルセンシングのためのアンテナフィルタ構成は、送信のためのアンテナフィルタ構成の上位集合である。
【0151】
図11は、本開示の実施形態による他の例示的なチャネルアクセス手順1100を示す。図11に示されているチャネルアクセス手順1100の一実施形態は単に例示するためのものである。
【0152】
ケース3Aの一例では、上記送信バーストは、上記チャネルセンシングのセンシング結果に関係なく開始され得る。2つの方向を有する一例が<表4>に示される。
【0153】
ケース3Bの一例では、上記送信バーストは、上記アイドルによってセンシングされる方向にのみ従って開始され得る。2つの方向を有する一例が<表4>に示される。
【0154】
ケース3Cの一例では、上記送信バーストは、上記センシング方向のいずれかがビジーである場合に開始されず、これは、すべてのセンシング方向がアイドルであることと同一である。2つの方向を有する例を<表4>に示す。
【0155】
【表4】
【0156】
ケース4の一例では、送信バーストの前の上記チャネルセンシングのためのアンテナは、方向の集合に対して指向性になるように構成されてもよく、1つの送信バーストは、上記方向集合に対する指向性アンテナを使用してチャネルセンシング期間に従う。一方、上記送信バースト内で、上記方向の送信前に、その方向に対して構成されるアンテナを有する他のチャネルセンシングが行われる。
【0157】
一例では、上記送信バースト前のチャネルセンシング期間はランダムであり得る(タイプ1のチャネルセンシング手順)。一例では、上記送信バースト内のチャネルセンシング期間は決定的であり得る(タイプ2のチャネルセンシング手順)。タイプ2のチャネルセンシング手順は、送信バースト内の送信がチャネルセンシング無しに開始され得ることを意味する、ゼロセンシング期間を含むことに留意されたい。一例では、上記チャネルセンシングのための方向は、上記送信のための方向に合わせて整列されてもよい。例えば、上記チャネルセンシングのためのアンテナフィルタ構成は、上記送信のためのアンテナフィルタ構成と同一である。他の例として、上記送信バースト内の第1のセンシング期間はゼロに設定されてもよい。このケースの例示が図11に示される。
【0158】
このケースに対して、上記送信バースト内のセンシングは、上記送信バースト前のセンシングが成功した時(例えば、チャネルがアイドルとしてセンシングされるとき)にのみ実行される。
【0159】
ケース4Aの一例では、上記送信バーストで上記トランスポートブロックは、関連する指向性チャネルセンシングの結果に関係なく送信されてもよい。
【0160】
ケース4Bの一例では、上記送信バーストで上記トランスポートブロックは、関連する指向性チャネルセンシングが成功した時(例えば、特定の方向に対するチャネルがアイドルとしてセンシングされる時)にのみ送信され得る。
【0161】
図12は、本開示の実施形態による他の例示的なチャネルアクセス手順1200を示す。図12に示されている上記チャネルアクセス手順1200の一実施形態は単に例示するためのものである。
【0162】
一実施形態では、本開示の例示的なケースによるチャネルアクセス手順は、上記送信バーストの構成に基づく送信に適用可能であり得る。例えば、上記チャネルアクセス手順の適用可能なケース(複数可)は、上記送信に含まれる信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のタイプに依存的である。例えば、他の例として、上記チャネルアクセス手順の適用可能なケース(複数可)は、上記送信に含まれる信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)の時間に依存的する。他の例では、上記チャネルアクセス手順の適用可能なケース(複数可)は、上記送信に含まれる信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のデューティサイクルに依存的である。
【0163】
一例では、上記ケース3チャネルアクセス手順は、上記送信バーストがディスカバリバーストのみを含む場合に適用可能であり、ここで、上記ディスカバリバーストは、SS/PBCHブロック、及び/又は上記SS/PBCHブロックに関連付けられる残りの最小システム情報(RMSI)の構成されたPDCCH及び/又はPDSCH、及び/又は構成されたCSI-RSのバーストを含み得る。
【0164】
一例では、上記ケース3Aチャネルアクセス手順は、上記送信バーストがディスカバリバーストのみを含む場合に適用可能であり得る。この例では、上記ディスカバリバーストは、チャネルセンシングなし又はチャネルセンシング結果に関係なく送信され得る。
【0165】
一例では、上記ケース3Cチャネルアクセス手順は、上記送信バーストがディスカバリバーストのみを含む場合に適用可能であり得る。この例では、上記送信バーストは、上記すべての方向がアイドルとセンシングされる場合にのみ送信され得る。
【0166】
一例では、上記ケース3Bチャネルアクセス手順は、上記送信バーストがディスカバリバーストのみを含む場合に適用できない場合がある。この例では、上記送信バーストは、全体的に送信されなければならない。
【0167】
一例では、上記送信バーストがディスカバリバーストのみを含む場合、上記ケース4チャネルアクセス手順が適用可能であり得、ここで、上記ディスカバリバーストは、SS/PBCHブロック、及び/又は上記SS/PBCHブロックと関連付けられるRMSIの構成されたPDCCH及び/又はPDSCH、及び/又は構成されたCSI-RSのバーストを含むことができる。
【0168】
一例では、上記送信バーストがディスカバリバーストのみを含む場合、上記ケース4Aチャネルアクセス手順が適用可能であり得る。この例では、上記ディスカバリバーストは、チャネルセンシング無しに、又はチャネルセンシング結果に関係なく送信され得る。
【0169】
一例では、上記送信バーストがディスカバリバーストのみを含む場合、上記ケース4Bチャネルアクセス手順は適用できない場合がある。この例では、上記ディスカバリバーストを含む送信バーストは全体的に送信されなければならない。
【0170】
一例では、非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)に対する上記チャネルアクセス手順は、上記非ユニキャスト信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)が一つの全体的な送信バーストとして、上記ディスカバリバーストと多重化される際に上記ディスカバリバーストに対するチャネルアクセス手順に従う。
【0171】
一例では、上記送信バーストが非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のみを含む場合、上記ケース3チャネルアクセス手順が適用可能であり得る。
【0172】
一例では、上記ケース3Cチャネルアクセス手順は、上記送信バーストが非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のみを含む際に、また、上記非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のバーストがSS/PBCHブロックのバーストとQCL仮定関連を有する場合、適用可能であり得る。この例では、上記非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)を含む送信バーストは、全体として送信されなければならない。
【0173】
一例では、上記ケース3Bチャネルアクセス手順は、上記送信バーストが非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のみを含む際に、また、上記非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のバーストがSS/PBCHブロックのバーストとQCL仮定の関連付けを有しない場合に適用可能であり得る。
【0174】
一例では、上記送信バーストが非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のみを含む場合、上記ケース4チャネルアクセス手順が適用可能であり得る。
【0175】
一例では、上記ケース4Bチャネルアクセス手順は、上記送信バーストが非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のみを含む際に、また、上記非ユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)のバーストがSS/PBCHブロックのバーストとQCL仮定の関連付けを有しない場合に適用可能であり得る。
【0176】
一例では、上記ケース3Bチャネルアクセス手順は、上記送信バーストがユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)を含む場合に適用可能であり得る。
【0177】
一例では、上記ケース4Bチャネルアクセス手順は、上記送信バーストがユニキャストDL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)を含む場合に適用可能であり得る。
【0178】
一例では、上記ケース3Cチャネルアクセス手順は、上記送信バーストがスケジューリングされたUL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)を含む場合に適用可能であり得る。
【0179】
一例では、上記ケース3Bチャネルアクセス手順は、上記送信バーストが非スケジューリングされたUL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)を含む場合に適用可能であり得る。
【0180】
一例では、上記ケース4Bチャネルアクセス手順は、上記送信バーストが非スケジューリングされたUL信号(複数可)及び/又はチャネル(複数可)を含む場合に適用可能であり得る。
【0181】
ケース3Bで送信バーストに対して、指向性センシングがセンシング結果をビジーに提供する場合、上記送信バーストに含まれている送信セグメントは送信されることができない。このチャネルアクセス手順に基づいて、上記送信バーストは時間領域で連続的でない場合がある。その例示を図13に示す。
【0182】
図13は、本開示の実施形態によるチャネルアクセス1300手順に対する送信バーストにおける例示的な不連続性を示す。図13に示されている上記チャネルアクセス1300のための送信バーストにおける不連続性の一実施形態は、単に例示するためのものである。
【0183】
一例では、上記指向性センシングのうちの1つがビジーである場合、上記対応する送信セグメントは送信されることはできず、上記送信セグメントに対応するリソースは空にすることができる。一例が図13の1301に示されている。
【0184】
一例では、上記送信バーストはダウンリンクバーストであり、上記ダウンリンクバーストで、上記セグメントはSS/PBCHブロック、システム情報(例えば、システム情報ブロック(SIBx))のPDCCH及び/又はPDSCH、又はページング中の少なくとも1つのような、送信に対する所定の時間領域機会を有する。
【0185】
一例では、上記送信バーストはアップリンクバーストであり、上記アップリンクバーストで、上記セグメントはランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブル、又はスケジューリングされたアップリンク送信バーストのうちの少なくとも1つのような、送信に対して所定の時間領域機会を有する。
【0186】
一例では、上記指向性センシングのうちの1つがビジーである場合、上記対応する送信セグメントは送信できず、上記送信セグメントに対応するリソースは空にすることができる。上記送信バーストに他の送信セグメントが存在する場合、次の送信セグメントの送信方向に対応する指向性チャネルセンシングは、送信を再開するために行われる必要がある。一例では、上記指向性チャネルセンシングのチャネルセンシング期間は決定的である(タイプ2のチャネルセンシング手順)。一例が図13の1302に示されている。
【0187】
一例では、上記送信バーストはダウンリンクバーストであり、上記ダウンリンクバーストにおける上記セグメントは、SS/PBCHブロック、システム情報(例えば、SIBx)のPDCCH及び/又はPDSCH、又はページングのうちの1つのような、送信のための所定の時間領域機会を有する。一例では、送信バーストはアップリンクバーストであり、アップリンクバーストで上記セグメントは、RACHプリアンブル、又はスケジューリングされたアップリンク送信バーストのうちの少なくとも1のような、送信のための所定の時間領域機会を有する。
【0188】
一例では、上記指向性センシングのうちの1つがビジーである場合、上記対応する送信セグメントは送信されることはできず、上記送信セグメントに対応するリソースは、アイドルとセンシングされた方向を有する送信に対して使用され得る。
【0189】
一例では、上記キャンセルされた送信セグメントに対応するリソースのスケジューリングは、上記セグメントでPDCCH及び/又はPDSCHのような、以前の送信されたセグメントに含まれてもよい。この例は、図13の1303に示されている。
【0190】
一例では、上記キャンセルされた送信セグメントに対応するリソースは、上記成功した方向に従って送信に使用されてもよく、上記スケジューリング情報(例えば、PDCCHによって配信されDCIフォーマットに含まれる)は、上記受信器に通知されてもよい。この例は、図13の1304に示されている。
【0191】
ケース4Bで送信バーストに対して、指向性センシングがビジーであるセンシング結果を提供する場合、上記送信バーストに含まれる送信セグメントは送信されることができない。このチャネルアクセス手順に基づいて、上記送信バーストは時間領域で連続的でなくてもよい。この例示を図14に示す。
【0192】
図14は、本開示の実施形態によるチャネルアクセス手順1400に対する送信バーストにおける他の例示の不連続性を示す。図14に示すチャネルアクセス手順1400に対する送信バーストの不連続性の一実施形態は単なる例示するためのものである。
【0193】
一例では、上記指向性センシングのうちの1つがビジーである場合、上記対応する送信セグメントは送信されることはできず、上記送信セグメントに対応するリソースは、空にすることができる。一例が図14の1401に示されている。
【0194】
一例では、上記送信バーストはダウンリンクバーストであり、上記ダウンリンクバーストにおける上記セグメントは、SS/PBCHブロック、システム情報(例えば、SIBx)のPDCCH及び/又はPDSCH、又はページングのうちの1つのような、送信に対して所定の時間期間の機会を有する。
【0195】
一例では、上記送信バーストはアップリンクバーストであり、上記アップリンクバーストにおける上記セグメントは、RACHプリアンブル、又はスケジューリングされたアップリンク送信バーストのうちの少なくとも1つのような、送信のために所定の時間領域機会を有する。
【0196】
一例では、上記指向性センシングのうちの1つがビジーである場合、上記対応する送信セグメントは送信されることができず、上記送信セグメントに対応するリソースは、アイドルとセンシングされる方向を有する送信に対して使用され得る。
【0197】
一例では、上記キャンセルされた送信セグメントに対応するリソースのスケジューリングは、上記送信セグメントでPDCCH及び/又はPDSCHのような、以前に送信されたセグメントに含まれてもよい。一例が、図14の1402に示されている。
【0198】
一例では、上記キャンセルされた送信セグメントに対応するリソースは、上記成功した方向に応じた送信に対して使用されることができ、上記スケジューリング情報(例えば、PDCCHによって配信されDCIフォーマットに含まれる)は受信器に通知されることができる。この例示は、図14の1403に示されている。
【0199】
図15は、UE(例えば、図1に示される111乃至116など)及び/又はBS(例えば、図1のBS102)によって実行され得る、本開示の実施形態によるチャネルセンシング閾値を調整するための方法のフローチャートを示す。図15に示される方法1500の一実施形態は、単なる例示するためのものである。図15に示すコンポーネントのうちの1つ以上は、上述の機能を実行するように構成された特別な回路で具現されるか、又は、上記コンポーネントの1つ以上は、上述の機能を実行するための命令を実行する1つ以上のプロセッサによって具現され得る。
【0200】
この実施形態では、方法1500は、「上記装置」と全体的に呼ばれる、UE又はBSによる共有スペクトルチャネルアクセスで動作する無線通信システムで実行される。この方法は、上記装置がチャネルセンシングのためのアンテナ構成が全方向性であるか指向性であるかを決定することから始まる(ステップ1505)。例えば、ステップ1505において、上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成が指向性であると決定された場合、上記装置は、上記アンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向を決定し、各ビーム方向は基準信号とQCLed(quasi-co-located)される。いくつかの実施形態では、上記チャネルセンシングのためのアンテナ構成に対する1つ以上のビーム方向は、DL送信のための1つ以上のビーム方向に合わせて整列される。
【0201】
その後、上記装置は、チャネルセンシング閾値を決定する(ステップ1510)。例えば、ステップ1510において、上記装置は、チャネルセンシング閾値の2つの部分に基づいて上記チャネルセンシング閾値を決定することができる。上記チャネルセンシング閾値の第1の部分は、全方向性及び指向性アンテナ構成に対して共通的である。上記チャネルセンシング閾値の第2の部分は、上記アンテナ構成に依存的である。いくつかの実施形態では、上記チャネルセンシング閾値の第2の部分は、上記アンテナ構成が全方向性であると決定された場合にゼロである。さらに、上記チャネルセンシング閾値の第2の部分は、上記アンテナ構成が指向性であると決定された場合、ゼロよりも大きくてもよい。
【0202】
その後、上記装置は、チャネルセンシング手順を実行する(ステップ1515)。例えば、ステップ1515において、上記装置は、上記アンテナ構成及びチャネルセンシング閾値に基づいてチャネルセンシング手順を実行して、上記チャネルがアイドルであるか否かを判定する。いくつかの実施形態では、上記チャネルは、上記1つ以上のビーム方向の各ビーム方向に対するエネルギー検出が上記チャネルセンシング閾値未満である場合、上記チャネルセンシング手順においてアイドルであると決定される。その後、上記装置は、上記チャネルを介してDLデータを送信する(ステップ1520)。例えば、ステップ1520において、上記チャネルが上記チャネルセンシング手順でアイドルであるとセンシングされると、上記装置はチャネルを介してDLデータを送信する。
【0203】
図16は、本開示の実施形態によるBSの構造のブロック図を示す。図16を参照すると、上記BS1600は、プロセッサ1610、送受信器1620、及びメモリ1630を含むことができる。しかし、上記に示されているコンポーネントの全てが必須的であることではない。BS1600は、図16に示されるコンポーネントよりも多いか又は少ないコンポーネントによって具現されることができる。さらに、プロセッサ1610、送受信器1620、及びメモリ1630は、他の実施形態に従って1つのチップとして具現されることができる。BS1600は、上述したgNBに対応し得る。例えば、BS1600は、図2に示されるgNB102に対応し得る。
【0204】
次に、上述したコンポーネントについて詳細に説明する。
【0205】
プロセッサ1610は、上記提案された機能、プロセス、及び/又は方法を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含み得る。プロセッサ1610は、BS1600の他のコンポーネントを制御することができる。BS1600の動作は、プロセッサ1610によって具現されることができる。BS1600によって実行される動作は、プロセッサ1610によって実行されると見なすことができる。プロセッサ1610は、図2に示されるコントローラ/プロセッサ225に対応し得る。
【0206】
送受信器1620は、送信信号をアップコンバート及び増幅するRF送信器、受信信号の周波数をダウンコンバートするRF受信器を含むことができる。しかし、他の実施形態によれば、送受信器1620は、コンポーネントとして示されているコンポーネントよりも多いか、又は少ないコンポーネントによって具現されることができる。
【0207】
送受信器1620は、プロセッサ1610に結合されて信号を送信及び/又は受信することができる。上記信号は、制御情報及びデータを含むことができる。また、送受信器1620は、無線チャネルを介して上記信号を受信してプロセッサ1610に出力することができる。送受信器1620は、上記無線チャネルを介してプロセッサ1610から出力された信号を送信することができる。送受信器1620は、図2に示されるRF送受信器210a乃至210n及びバックホール/ネットワークIF235に対応し得る。
【0208】
メモリ1630は、BS1600によって取得される信号に含まれている上記制御情報又はデータを記憶することができる。メモリ1630は、プロセッサ1610に結合され、上記提案された機能、プロセス、及び/又は方法に対する少なくとも1つの命令、又はプロトコル、又はパラメータを記憶することができる。メモリ1630は、リードオンリーメモリ(ROM)及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又はハードディスク及び/又はCD-ROM及び/又はDVD及び/又は他の記憶装置を含むことができる。メモリ1630は、図2に示されるメモリ230に対応し得る。
【0209】
図17は、本開示の実施形態によるUEの構造のブロック図を示す。図17を参照すると、UE1700は、プロセッサ1710、送受信器1720、及びメモリ1730を含むことができる。しかし、上記に示されているコンポーネントの全てが必須的であることではない。UE1700は、図17に示されるコンポーネントよりも多い又は少ないコンポーネントによって具現され得る。さらに、プロセッサ1710、送受信器1720、及びメモリ1730は、他の実施形態に従って1つのチップとして具現されることができる。UE1700は、上述したUEに対応し得る。例えば、UE1700は、図3に示されるUE116に対応し得る。
【0210】
次に、上述したコンポーネントについて詳細に説明する。
【0211】
プロセッサ1710は、上記提案された機能、プロセス、及び/又は方法を制御する1つ以上のプロセッサ又は他の処理装置を含み得る。プロセッサ1710は、UE1700の他のコンポーネントを制御することができる。UE1700の動作は、プロセッサ1710によって具現され得る。UE1700によって実行される動作は、プロセッサ1710によって実行されると見なすことができる。プロセッサ1710は、図3に示されるプロセッサ340に対応し得る。
【0212】
送受信器1720は、送信信号をアップコンバート及び増幅するRF送信器、受信信号の周波数をダウンコンバートするRF受信器を含むことができる。しかし、他の実施形態によれば、送受信器1720は、コンポーネントとして示されているコンポーネントよりも多いか又は少ないコンポーネントによって具現されることができる。
【0213】
送受信器1720は、プロセッサ1710に結合されて信号を送信及び/又は受信することができる。上記信号は、制御情報及びデータを含むことができる。また、送受信器1720は、無線チャネルを介して上記信号を受信してプロセッサ1710に出力することができる。送受信器1720は、上記無線チャネルを介してプロセッサ1710から出力された信号を送信することができる。送受信器1720は、図3に示されるRF送受信器310及びI/O IF345に対応し得る。
【0214】
メモリ1730は、UE1700によって取得される信号に含まれている上記制御情報又はデータを記憶することができる。メモリ1730は、プロセッサ1710に結合され、上記提案された機能、プロセス、及び/又は方法に対する少なくとも1つの命令、又はプロトコル、又はパラメータを記憶することができる。メモリ1730は、リードオンリーメモリ(ROM)及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又はハードディスク及び/又はCD-ROM及び/又はDVD及び/又は他の記憶装置を含むことができる。メモリ1730は、図3に示されるメモリ360に対応し得る。
【0215】
この開示が例示的な実施形態として説明されたとしても、様々な変更及び修正がこの技術分野の通常の知識を有する者によって提案されることができる。この開示は、添付の特許請求の範囲内の等価的範囲内における変更及び修正を含むものと意図される。
【0216】
上記のようなフローチャートは、本開示の原理に従って具現され得る例示的な方法を示しており、様々な変更が本明細書のフローチャートに示されている方法に対して行われてもよい。例えば、一連のプロセスとして示されているが、各図面における様々な段階は、重複されたり、並列に発生したり、異なる順序で発生したり、又は複数回発生してもよい。他の例では、段階は省略されてもよく、又は他の段階に置き換えられてもよい。
【0217】
本開示は、例示的な実施形態として説明されたが、当業者によって様々な変更及び修正を提案することができる。本開示は、添付の特許請求の範囲に含まれるような変更及び修正を含むことが意図される。本出願のいかなる説明も、任意の特定要素、段階、又は機能が特許請求の範囲に含まれるべき必須要素を示唆するものと解釈されてはならない。特許取得済みの主題の範囲は、請求項によって定義される。
【符号の説明】
【0218】
100 無線ネットワーク
101,102,103 基地局(BS)、gNB
111,112,113,114,115,116 ユーザ機器(UE)
120,125 カバレッジ領域
130 ネットワーク、インターネット
205a,205b,205n アンテナ
210a,210b,210n 無線周波数(RF)送受信器
215 送信(TX)処理回路
220 受信(RX)処理回路
225 コントローラ/プロセッサ
230 メモリ
235 バックホール/ネットワークインターフェース(IF)
305 アンテナ
310 RF送受信器
315 TX処理回路
320 マイクロフォン
325 RX処理回路
330 スピーカ
340 プロセッサ
345 入出力(I/O)IF
350 タッチスクリーン
355 ディスプレイ
360 メモリ
361 オペレーティングシステム(OS)
362 アプリケーション
400 送信経路
405 チャネルコーディング及び変調ブロック
410 直列対並列(S-to-P)ブロック
415 サイズNの逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロック
420 並列対直列(P-to-S)ブロック
425 巡回プレフィックス追加ブロック
430 アップコンバータ(UC)
500 受信経路
555 ダウンコンバータ(DC)
560 巡回プレフィックス除去ブロック
565 直列対並列ブロック
570 サイズNの高速フーリエ変換(FFT)ブロック
575 並列対直列ブロック
580 チャネルコーディング及び復調ブロック
1600 BS
1610 プロセッサ
1620 送受信器
1630 メモリ
1700 UE
1710 プロセッサ
1720 送受信器
1730 メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【国際調査報告】