(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-21
(54)【発明の名称】有効性インデックスを用いて提案を向上させるためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20230101AFI20230414BHJP
【FI】
G06Q10/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022550742
(86)(22)【出願日】2021-02-24
(85)【翻訳文提出日】2022-10-18
(86)【国際出願番号】 US2021019469
(87)【国際公開番号】W WO2021173714
(87)【国際公開日】2021-09-02
(32)【優先日】2020-02-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520363753
【氏名又は名称】アクタナ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ブルーステイン, ギル
(72)【発明者】
【氏名】ベン-オル, ピンチャス
(72)【発明者】
【氏名】ベア, エイミー
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA02
(57)【要約】
本開示は、インデックススコアを生成するための方法を提供する。本方法は、(a)(i)複数の販売担当者と(ii)顧客との間の複数の相互作用と関連付けられる、データを取得することと、(b)各販売担当者に関し、(i)データを処理し、インデックススコアの複数の構成項目を決定することと、(ii)複数の加重および標準化を複数の構成項目に適用し、複数のメトリックを生成することと、(iii)複数のメトリックを集約し、インデックススコアを生成することであって、インデックススコアは、顧客と相互作用する際の販売担当者の有効性を示す、ことと、(c)複数の販売担当者のインデックススコアに基づいて、複数の販売担当者を表す、販売量を選択することと、(d)販売担当者の電子デバイスのグラフィカルユーザインターフェース上に、販売担当者と顧客との間の推奨される相互作用を表示することとを含んでもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
インデックススコアを生成するためのコンピュータ実装方法であって、前記方法は、
(a)(i)複数の販売担当者と(ii)顧客との間の複数の相互作用と関連付けられるデータを取得することと、
(b)各販売担当者に関し、
(i)前記データを処理し、前記インデックススコアの複数の構成項目を決定することと、
(ii)複数の加重および標準化を前記複数の構成項目に適用し、複数のメトリックを生成することと、
(iii)前記複数のメトリックを集約し、前記インデックススコアを生成することであって、前記インデックススコアは、前記顧客と相互作用する際の前記販売担当者の有効性を示す、ことと、
(c)前記複数の販売担当者の前記インデックススコアに基づいて、前記複数の販売担当者を表す販売量を選択することと、
(d)前記販売担当者の電子デバイスのグラフィカルユーザインターフェース上に、前記販売担当者と前記顧客との間の推奨される相互作用を表示することと
を含む、方法。
【請求項2】
(e)新しいデータが(a)において取得されるにつれて、前記インデックススコアを更新することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記インデックススコアは、所定の時間間隔に基づいて更新される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
(f)前記インデックススコアをグラフィカルオブジェクトとして第1のグループへのウェブポータル内に表示することをさらに含み、前記グラフィカルオブジェクトは、前記インデックススコアが更新されるにつれて、経時的に視覚的に変化するように構成される、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記複数の相互作用は、前記第1のグループのエンティティと第2のグループのエンティティとの間の履歴および/または進行中の相互作用を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記複数の相互作用は、複数のチャネルを経由して生じる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の加重は、前記複数のチャネルのそれぞれのチャネルタイプに基づく、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記複数のチャネルは、(1)電子メール通信、(2)モバイルテキストメッセージ、(3)ソーシャルメディアウェブサイト、(4)モバイルアプリケーション、(5)電話発呼、(6)対人会合、(7)ビデオ会議、(8)会議またはセミナー、または(9)前記第2のグループからのエンティティに接続される施設において行われるイベントのうちの1つまたはそれを上回るものを備える、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記複数の構成項目は、顧客が、前記第1のグループからのエンティティによって前記第2のグループからのエンティティに送信される1つまたはそれを上回る電子メール通信を開封する率または確率を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記1つまたはそれを上回る電子メール通信は、少なくとも3回の電子メール通信を備える、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記複数の構成項目は、前記第1のグループからのエンティティと前記第2のグループからのエンティティとの間の相互作用の保有期間を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記保有期間は、所定のタイムフレームにわたって延在する、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記保有期間は、前記所定のタイムフレーム内に前記第1のグループからのエンティティおよび前記第2のグループからのエンティティによる完了された訪問回数を備える、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記複数の構成項目は、標的期間にわたる前記第1のグループからのエンティティおよび前記第2のグループからのエンティティによる完了された訪問回数を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記標的期間は、事業または販売四半期として定義される、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記複数の構成項目は、前記第1のグループからのエンティティおよび前記第2のグループからのエンティティによる訪問の頻度または頻度数を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項17】
前記複数の構成項目は、前記第1のグループからのエンティティが前記第2のグループからのエンティティを訪問することの1つまたはそれを上回る提案に作用する確率または率を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項18】
前記複数の構成項目は、前記第1のグループからのエンティティが電子メール通信を前記第2のグループからのエンティティに送信することの1つまたはそれを上回る提案に作用する確率または率を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項19】
前記1つまたはそれを上回る提案は、決定支援エンジン(DSE)によって自動的に生成される、請求項17または18に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたはそれを上回る提案は、前記第1のグループからのエンティティが前記第2のグループからのエンティティを訪問することのDSE生成提案数を備える、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記1つまたはそれを上回る提案は、前記第1のグループからのエンティティが前記電子メール通信を前記第2のグループからのエンティティに送信することのDSE生成提案数を備える、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記複数の構成項目は、前記第1のグループからのエンティティが前記DSEによって生成された前記1つまたはそれを上回る提案を完了する達成率を備える、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記複数の構成項目は、前記第1のグループからのエンティティが、前記複数のチャネルのうちの1つまたはそれを上回るものを使用して、前記第2のグループからのエンティティと関与する利用率を備える、請求項8に記載の方法。
【請求項24】
前記DSEは、前記インデックススコアを使用して、前記第1のグループからのエンティティが前記第2のグループからのエンティティと関与することの1つまたはそれを上回る将来的提案を生成するように構成される、請求項19に記載の方法。
【請求項25】
前記1つまたはそれを上回る将来的提案は、各販売担当者および前記第2のグループからのエンティティに関してカスタマイズされる、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記インデックススコアは、前記第1のグループからのエンティティが、前記第2のグループからのエンティティとの関与を向上または改良することを補助するために使用可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項27】
前記インデックススコアは、実際の履歴販売データの不在下で販売量を推定するための代替的指標として使用可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項28】
前記インデックススコアは、前記1つまたはそれを上回る製品のマーケティングまたは販売を最適化するために、販売担当者と顧客との間の既存の割当を評価および修正するために、または、マーケティングマネージャによって実装される既存のマーケティング戦略を評価および修正するために使用可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項29】
前記1つまたはそれを上回る製品は、1つまたはそれを上回る医薬品製品を備え、前記顧客は、1つまたはそれを上回る医療提供者を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項30】
インデックススコアを生成するためのシステムであって、前記システムは、
複数のデータソースと通信するサーバと、
メモリであって、前記メモリは、命令を記憶しており、前記命令は、前記サーバによって実行されると、前記サーバに、
(a)(i)複数の販売担当者と(ii)顧客との間の複数の相互作用と関連付けられるデータを取得することと、
(b)各販売担当者に関し、
(i)前記データを処理し、前記インデックススコアの複数の構成項目を決定することと、
(ii)複数の加重および標準化を前記複数の構成項目に適用し、複数のメトリックを生成することと、
(iii)前記複数のメトリックを集約し、前記インデックススコアを生成することであって、前記インデックススコアは、前記顧客と相互作用する際の前記販売担当者の有効性を示す、ことと、
(c)前記複数の販売担当者の前記インデックススコアに基づいて、前記複数の販売担当者を表す販売量を選択することと、
(d)前記販売担当者の電子デバイスのグラフィカルユーザインターフェース上に、前記販売担当者と前記顧客との間の推奨される相互作用を表示することと
を含む動作を実施させる、メモリと
を備える、システム。
【請求項31】
非一過性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶しており、前記命令は、サーバによって実行されると、前記サーバに、
(a)(i)複数の販売担当者と(ii)顧客との間の複数の相互作用と関連付けられるデータを取得することと、
(b)各販売担当者に関し、
(i)前記データを処理し、前記インデックススコアの複数の構成項目を決定することと、
(ii)複数の加重および標準化を前記複数の構成項目に適用し、複数のメトリックを生成することと、
(iii)前記複数のメトリックを集約し、前記インデックススコアを生成することであって、前記インデックススコアは、前記顧客と相互作用する際の前記販売担当者の有効性を示す、ことと、
(c)前記複数の販売担当者の前記インデックススコアに基づいて、前記複数の販売担当者を表す販売量を選択することと、
(d)前記販売担当者の電子デバイスのグラフィカルユーザインターフェース上に、前記販売担当者と前記顧客との間の推奨される相互作用を表示することと
を含む動作を実施させる、非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、その内容が、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2020年2月25日に出願された、米国仮出願第62/981,384号の利益を主張する。
【0002】
医療提供者(HCP)通信を管理することに関与する、医薬品販売担当者(担当者)およびマーケティングマネージャは、医師または他の医療提供者に、その企業の薬物および治療を購入するように助長するとき、異なる方法を使用し得る。例えば、マーケティングマネージャは、担当者に、HCPに宣伝商品を与えること、彼らを会議で発表するように招待すること等を行うように指示し得る。HCPと関与するために、医療販売担当者は、対人会合、電話発呼、インスタントメッセージング、電子メール、およびメールを含む、異なる方法を使用して、彼らと通信し得る。HCPと効果的に通信するために、担当者は、知識レベルおよび信頼関係を確立するために、HCPと関係を構築する必要があり得る。
【0003】
医薬品担当者が、HCPと通信するとき、彼らは、多くの場合、製品およびサービスをマーケティングするために、HCPとのその独自の個人的関係およびその独自の直感に依拠する。しかしながら、HCPとの通信を管理する、医薬品担当者およびマーケティングマネージャは、多くの場合、そのマーケティング労力を補完または向上させるための経験的方法を有しておらず、したがって、その販売およびマーケティング労力は、主として、主観的プロセスである。データ収集は、困難であり得、したがって、有効性は、測定することが困難であり得る。加えて、コンピュータ生成または標準化された販売プロセスは、多くの場合、医療担当者が、彼らが関係を有する、HCPに製品を販売することに成功することを有効にする、個人的触れ合いを欠いている。担当者は、データ駆動方法とその個人的関係を合成することが不可能であり得、かつマーケティングマネージャが、通信データを効果的に活用し、担当者が通信することに役立たせることが不可能であり得るため、担当者は、販売を成功させることを妨げられ得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
担当者とHCPとの間の関与に作用する可能性が高く、かつそれを増加させる可能性が高い、メッセージ提案を担当者およびマーケティングマネージャに提供し得る、システムおよび方法の必要性が存在する。担当者またはマーケティングマネージャに送信される提案を向上させるための決定支援エンジンと併用され得る、有効性インデックスが、本明細書に開示される。本明細書に開示されるシステムおよび方法は、機械学習を利用して、担当者とHCPとの間の相互作用を分析し、種々のメトリックを計算し、メトリックを組み合わせ、有効性インデックスを作成することができる。有効性インデックスは、特定の担当者またはマーケティングマネージャが、HCPと相互作用し、HCP関与および医薬品の購入を増加させる、有効性を示し得る。
【0005】
一側面では、本開示は、インデックススコアを生成するためのコンピュータ実装方法を提供する。本方法は、(a)(i)複数の販売担当者と(ii)顧客との間の複数の相互作用と関連付けられる、データを取得するステップと、(b)各販売担当者に関し、(i)データを処理し、インデックススコアの複数の構成項目を決定するステップと、(ii)複数の加重および標準化を複数の構成項目に適用し、複数のメトリックを生成するステップと、(iii)複数のメトリックを集約し、インデックススコアを生成するステップであって、インデックススコアは、顧客と相互作用する際の販売担当者の有効性を示す、ステップと、(c)複数の販売担当者のインデックススコアに基づいて、複数の販売担当者を表す、販売量を選択するステップと、(d)販売担当者の電子デバイスのグラフィカルユーザインターフェース上に、販売担当者と顧客との間の推奨される相互作用を表示するステップとを含んでもよい。
【0006】
いくつかの実施形態では、本方法はさらに、(e)新しいデータが(a)において取得されるにつれて、インデックススコアを更新するステップを含む。いくつかの実施形態では、インデックススコアは、所定の時間間隔に基づいて更新される。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、(f)インデックススコアをグラフィカルオブジェクトとして第1のグループへのウェブポータル内に表示するステップを含み、グラフィカルオブジェクトは、インデックススコアが更新されるにつれて、経時的に視覚的に変化するように構成される。いくつかの実施形態では、複数の相互作用は、第1のグループのエンティティと第2のグループのエンティティとの間の履歴および/または進行中の相互作用を備える。
【0007】
いくつかの実施形態では、複数の相互作用は、複数のチャネルを経由して生じる。いくつかの実施形態では、複数の加重は、複数のチャネルのそれぞれのチャネルタイプに基づく。いくつかの実施形態では、複数のチャネルは、以下、すなわち、(1)電子メール通信、(2)モバイルテキストメッセージ、(3)ソーシャルメディアウェブサイト、(4)モバイルアプリケーション、(5)電話発呼、(6)対人会合、(7)ビデオ会議、(8)会議またはセミナー、または(9)第2のグループからのエンティティに接続される、施設において行われるイベントのうちの1つまたはそれを上回るものを備える。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、顧客が、第1のグループからのエンティティによって第2のグループからのエンティティに送信される、1つまたはそれを上回る電子メール通信を開封する率または確率を備える。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る電子メール通信は、少なくとも3回の電子メール通信を備える。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、第1のグループからのエンティティと第2のグループからのエンティティとの間の相互作用の保有期間を備える。いくつかの実施形態では、保有期間は、所定のタイムフレームにわたって延在する。いくつかの実施形態では、保有期間は、所定のタイムフレーム内に第1のグループからのエンティティおよび第2のグループからのエンティティによる、ある完了された訪問回数を備える。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、標的期間にわたる第1のグループからのエンティティおよび第2のグループからのエンティティによる、ある完了された訪問回数を備える。いくつかの実施形態では、標的期間は、事業または販売四半期として定義される。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、第1のグループからのエンティティおよび第2のグループからのエンティティによる、訪問の頻度または頻度数を備える。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、第1のグループからのエンティティが第2のグループからのエンティティを訪問することの1つまたはそれを上回る提案に作用する、確率または率を備える。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、第1のグループからのエンティティが電子メール通信を第2のグループからのエンティティに送信することの1つまたはそれを上回る提案に作用する、確率または率を備える。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る提案は、決定支援エンジン(DSE)によって自動的に生成される。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る提案は、第1のグループからのエンティティが第2のグループからのエンティティを訪問することのあるDSE生成提案数を備える。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る提案は、第1のグループからのエンティティが電子メール通信を第2のグループからのエンティティに送信することのあるDSE生成提案数を備える。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、第1のグループからのエンティティがDSEによって生成された1つまたはそれを上回る提案を完了する達成率を備える。いくつかの実施形態では、複数の構成項目は、第1のグループからのエンティティが、複数のチャネルのうちの1つまたはそれを上回るものを使用して、第2のグループからのエンティティと関与する、利用率を備える。いくつかの実施形態では、DSEは、インデックススコアを使用して、第1のグループからのエンティティが第2のグループからのエンティティと関与することの1つまたはそれを上回る将来的提案を生成するように構成される。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る将来的提案は、各担当者および第2のグループからのエンティティに関してカスタマイズされる。
【0008】
いくつかの実施形態では、インデックススコアは、第1のグループからのエンティティが、第2のグループからのエンティティとの関与を向上または改良することを補助するために使用可能である。いくつかの実施形態では、インデックススコアは、実際の履歴販売データの不在下で販売量を推定するための代替的指標として使用可能である。いくつかの実施形態では、インデックススコアは、1つまたはそれを上回る製品のマーケティングまたは販売を最適化するために、担当者と顧客との間の既存の割当を評価および修正するため、またはマーケティングマネージャによって実装される、既存のマーケティング戦略を評価および修正するために使用可能である。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回る製品は、1つまたはそれを上回る医薬品製品を備え、顧客は、1つまたはそれを上回る医療提供者を備える。
【0009】
本開示の別の側面は、1つまたはそれを上回るコンピュータプロセッサによる実行に応じて、上記もしくは本明細書の別の場所の方法のうちのいずれかを実装する、機械実行可能コードを備える、非一過性コンピュータ可読媒体を提供する。
【0010】
本開示の別の側面は、1つまたはそれを上回るコンピュータプロセッサと、それに結合されるコンピュータメモリとを備える、システムを提供する。コンピュータメモリは、1つまたはそれを上回るコンピュータプロセッサによる実行に応じて、上記もしくは本明細書の別の場所の方法のうちのいずれかを実装する、機械実行可能コードを備える。
【0011】
本開示の付加的側面および利点が、本開示の例証的実施形態のみが示され、説明される、以下の詳細な説明から当業者に容易に明白な状態となるであろう。認識されるであろうように、本開示は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、全て本開示から逸脱することなく、種々の明白な点において修正が可能である。故に、図面および説明は、制限的ではなく、本質的に例証的と見なされるべきである。
(参照による組み込み)
【0012】
本明細書に言及される全ての公開文書、特許、および特許出願は、各個々の公開文書、特許、または特許出願が、具体的かつ個々に示された場合と同程度に、参照することによって本明細書に組み込まれる。参照することによって組み込まれる公開文書および特許または特許出願は、本明細書に含有される開示と矛盾する範囲で、本明細書が、任意のそのような矛盾する資料に優先する、ならびに/もしくはその上位にあると意図される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の新規の特徴が、添付の請求項において具体的に記載される。本発明の特徴および利点のより深い理解が、本発明の原理が利用される例証的実施形態を記載する、以下の詳細な説明ならびに付随の図面(また、本明細書では「図(FigureおよびFIG.)」)を参照することによって取得されるであろう。
【0014】
【
図1】
図1は、いくつかの実施形態による、医薬品販売担当者またはマーケティングマネージャのためのコンテキストを意識した提案をアルゴリズム的に作成するためのシステムを示す。
【0015】
【
図2】
図2は、いくつかの実施形態による、関与エンジンのコンポーネントを図示する。
【0016】
【
図3】
図3は、いくつかの実施形態による、担当者-得意先訪問対に関して開封された電子メールの確率に関する分布を示す。
【0017】
【
図4】
図4は、いくつかの実施形態による、担当者に関する保有期間の分布を示す。
【0018】
【
図5】
図5は、いくつかの実施形態による、担当者に関する四半期あたり完了された訪問に関する分布を図示する。
【0019】
【
図6】
図6は、いくつかの実施形態による、担当者に関する訪問頻度の分布を図示する。
【0020】
【
図7】
図7は、いくつかの実施形態による、担当者がHCPを訪問することに関する提案に追従する確率の分布を図示する。
【0021】
【
図8】
図8は、いくつかの実施形態による、担当者がHCPに電子メールすることに関する提案に追従する確率の分布を図示する。
【0022】
【
図9】
図9は、いくつかの実施形態による、担当者-得意先対に関する達成率の分布を図示する。
【0023】
【
図10】
図10は、いくつかの実施形態による、全ての担当者-得意先対に関するチャネル利用率の分布を図示する。
【0024】
【
図11】
図11は、いくつかの実施形態による、
図3-10において分析されるメトリックを集約する、有効性インデックスの分布を図示する。
【0025】
【
図12】
図12は、いくつかの実施形態による、有効性インデックスと3つの異なる組織に関する出力との間の相関を図示する。
【0026】
【
図13】
図13は、いくつかの実施形態による、有効性インデックスと3つの異なる組織に関する出力との間の付加的相関を図示する。
【0027】
【
図14】
図14は、いくつかの実施形態による、インデックスと出力の相関の経時的変化を示す、チャートを図示する。
【0028】
【
図15】
図15は、いくつかの実施形態による、担当者とHCPとの間の関与を予測するために使用されている、インデックススコアの実装を示す。
【0029】
【
図16】
図16は、いくつかの実施形態による、トリガ提案の実装を示す。
【0030】
【
図17】
図17は、いくつかの実施形態による、理由テキストを生成し、サブ任務テキストとともに、担当者に送信するための方法を図示する。
【0031】
【
図18】
図18は、いくつかの実施形態による、提示される理由テキストの実施例を図示する。
【0032】
【
図19】
図19は、いくつかの実施形態による、機械学習を使用して、関与メトリックの集合を測定することによってコンパイルされる、有効性インデックスを生成するためのメッセージフロー図を図示する。
【0033】
【
図20】
図20は、本明細書に提供される方法を実装するようにプログラムまたは別様に構成される、コンピュータシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0034】
詳細な説明
本発明の種々の実施形態が、本明細書に示され、説明されているが、そのような実施形態が、実施例としてのみ提供されることが、当業者に明白となるであろう。多数の変形例、変更、および代用が、本発明から逸脱することなく、当業者に想起され得る。本明細書に説明される本発明の実施形態に対する種々の代替が、採用され得ることを理解されたい。
【0035】
本明細書に開示されるシステムおよび方法は、関係を意識した提案を決定支援エンジンに提供するように構成されることができる。提案は、第1のグループのエンティティと第2のグループのエンティティとの間の相互作用を分析することによって作成される、スコアに部分的に基づいてもよい。開示される実装では、決定支援エンジンは、生成された提案を第1の医薬品販売担当者(医薬品担当者)のグループに提供し、その施行は、HCP通信を管理する、マーケティングマネージャによって管理され、第2の医療提供者(HCP)のグループとの通信を開始または向上させてもよい。提案は、担当者が、より多くの販売を生成し、HCPにより多くの処方箋を出させ得るように、担当者とHCPとの間の関与を増加させるように構成されてもよい。
【0036】
決定支援エンジンは、機械学習分析を用いて作成されたメトリックを使用して生成される、関与スコアと、インデックススコアとを使用して、提案を生成してもよい。関与システムは、入力として、担当者によってHCPに送信されたメッセージ、担当者およびHCPによって出席されたイベント、担当者およびHCPからの場所データ、および担当者通信に対するHCP反応を含む、担当者とHCPとの間の相互作用データをとってもよい。機械学習アルゴリズムからのこれらの入力から作成されたメトリックは、カレンダイベントの順守、場所予測、提案を用いて関与する傾向、医療提供者との関与パターン、担当者とHCPとの間の関係を含んでもよい。HCPと相互作用する際の担当者またはマーケティングマネージャの有効性は、システムが機械学習アルゴリズムを使用して作成し得る、インデックススコア(本開示では、「インデックス」または「有効性インデックス」とも称される)を使用して、測定されてもよい。インデックススコアを作成するために、メトリックは、アルゴリズムまたは手動で、加重され、組み合わせられてもよい。例えば、インデックスは、メトリックのうちの2つまたはそれを上回るものの加重和、合成、または積であってもよい。インデックススコアは、機械学習出力と組み合わせられ、関与スコアを作成してもよく、これは、次いで、決定支援エンジンに提供される。
【0037】
本システムはまた、提案とともに、理由テキストを提供してもよい。理由テキストは、コンテキストを担当者またはマーケティングマネージャに提供してもよく、提案に追従するように、担当者を説得してもよい、または提案を組み込む、販売方策を実装するように、マーケティングマネージャを説得してもよい。理由テキストは、担当者およびマーケティングマネージャに、提案が担当者とHCPとの間の関与をもたらす可能性についてのデータを提供する、アルゴリズム的に生成された理由テキストであってもよい。理由テキストはまた、それが送信される特定の担当者に個人化されてもよい。
【0038】
図1は、医薬品販売担当者(担当者)およびマーケティングマネージャのためのコンテキストを意識した提案をアルゴリズム的に作成するためのシステム100を図示する。本システムは、決定支援エンジン120と、HCPデバイス140と、通信デバイス160と、ネットワーク180とを含む。
【0039】
決定支援エンジン120は、第1のエンティティのグループのために、第2のエンティティのグループと通信するときに使用するための提案を生成してもよい。例えば、決定支援エンジン120は、医薬品販売担当者(販売担当者)およびマーケティングマネージャに、医療提供者(HCP)と通信するときに使用するための提案を生成してもよい。提案は、単語、語句、または文、またはそれらの組み合わせであってもよい。決定支援エンジン120は、販売担当者またはマーケティングマネージャに、1人またはそれを上回るHCPに作用する、またはそれとの将来的相互作用を計画するために使用するために重要であり得る、特定の数の提案のランク付けされたリストを提供してもよい。決定支援エンジン120は、関与を改良するために数学的に決定され得る、提案を生成してもよい。提案は、個々の担当者、担当者のグループ(例えば、特定の製品を販売する担当者)、特定のマーケティングマネージャ、または特定の製品または戦略を監督するマーケティングマネージャに調整または個人化されてもよい。決定支援エンジンは、特定の担当者または特定のマーケティングマネージャを選択し、提案を提供してもよい。例えば、決定支援エンジンは、特定のHCPとの最大インデックススコアを伴う担当者に、提案を提供し、特定のHCPへの提案の増加された有効性を確実にしてもよい。
【0040】
関与エンジン200は、決定支援エンジン120に、関与スコアを提供し、決定支援エンジン120が、よりアクション可能であり得る、提案を作成することを有効にする。エンジン200は、担当者とHCPとの間の相互作用データを収集し、1つまたはそれを上回る機械学習アルゴリズムを使用して、データを分析し、関与スコア280を作成してもよい。関与スコアは、インデックススコア260に部分的に基づいてもよい。
【0041】
HCPデバイス140は、HCPによって、担当者と通信するために使用される、デバイスである。HCPデバイス140は、モバイルデバイス(例えば、セルラー電話またはスマートフォン)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、または別の種類のコンピューティングデバイス等、ネットワークコネクティビティを伴う、コンピューティングデバイスであってもよい。HCPは、医師、外科医、診療看護師、医療資格者、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、または別の医療従事者であってもよい。
【0042】
通信デバイス160は、販売担当者によって、HCPと通信するために、またはマーケティングマネージャによって、戦略を担当者に通信するために使用される、デバイスである。通信デバイス160はまた、モバイルデバイス(例えば、セルラー電話またはスマートフォン)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、または別の種類のコンピューティングデバイス等、ネットワークコネクティビティを伴う、コンピューティングデバイスであってもよい。担当者またはマーケティングマネージャは、電子メール、ショートメッセージサービス(SMS)、ボイス電子メール、電話での会話、インターネットチャットプログラム、掲示板システム、ソーシャルメディアの直接メッセージを介して、または他のネットワーク化もしくは非ネットワーク化された通信方法を介して、メッセージを送信してもよい。通信デバイス160は、デスクトップコンピュータアプリケーションまたはモバイルデバイスアプリケーション等のソフトウェアアプリケーションを含み、提案候補を決定支援エンジン120から受信してもよい。ソフトウェアアプリケーションは、Apple(R) MACINTOSHまたはiOS、Microsoft(R) WINDOWS(登録商標)、GOOGLE(R) Android(登録商標)またはCHROMEOS、UNIX(登録商標)、もしくはLINUX(登録商標)オペレーティングシステムを用いて動作するように構成されてもよい。
【0043】
ネットワーク180は、システム100をその環境の他の要素に接続する。ネットワーク180は、インターネットネットワーク180、LAN、WAN、電気通信ネットワーク180、データネットワーク180、または別のタイプのネットワークであってもよい。
【0044】
図2は、関与エンジン200のコンポーネントを図示する。関与エンジン200は、第1のエンティティのグループと第2のエンティティのグループとの間の関与を決定してもよい。開示される実装では、第1のグループは、担当者およびマーケティングマネージャを含み、第2のグループは、HCPを含む。関与エンジン200は、収集された担当者挙動220を含み、これは、インデックススコア260のために使用される構成項目を作成するため、ならびに関与予測システム270による分析のためのデータを提供する。関与予測システムは、インデックススコア260を部分的に使用して、関与スコア280を作成する。
【0045】
担当者挙動220は、担当者とHCPとの間の相互作用情報を含んでもよい。相互作用情報は、を含んでもよい担当者によって送信されるメッセージ、担当者からのメッセージを受信後、HCPによって行われた(または行われなかった)アクション、担当者および/またはHCPによって出席されたイベント、担当者からHCPへの連絡試行の回数、担当者とHCPとの間の関係情報、人口統計情報(年齢、性別)、HCPについての専門家情報(地位、肩書、実践分野、教育)。
【0046】
担当者挙動220は、構成項目リストを作成するために使用されてもよい。構成項目リストは、インデックス260を計算するために使用される、電子メール開封確率、担当者得意先保有期間、四半期あたり完了された訪問、訪問の頻度、提案訪問完了確率、提案電子メール完了確率、標的達成パーセンテージ、およびチャネル利用率を含む、構成項目を含んでもよい。
【0047】
構成項目処理モジュール240は、インデックススコア260を計算する。構成項目処理モジュール240は、種々の加重基準を使用し、その構成項目に加重し、インデックススコア260を作成してもよい。これらの基準は、担当者出力をより予測するようにインデックススコアを構成するために調節されてもよい。例えば、インデックス構成項目は、等しく加重されてもよい(例えば、インデックス=(構成項目1+構成項目2+構成項目3+構成項目4+構成項目5+構成項目6+構成項目7+構成項目8)/(非利用不可構成項目の総数))。インデックスは、異なる加重乗数が各構成項目に接続される、加重和であってもよい(例えば、インデックス=(加重1×構成項目1+加重2×構成項目2+加重3×構成項目3+加重4×構成項目4+加重5×構成項目5+加重6×構成項目6+加重7×構成項目7+加重8×構成項目8)/(非利用不可構成項目の総数))。加重された構成項目は、本開示では、メトリックと称され得、加重された構成項目の和は、インデックス、インデックススコア、有効性インデックス、または同等物と称され得る。構成項目は全て、インデックスに行われる構成項目からの寄与を制御するために、0~1の数になるように正規化されてもよい。
【0048】
電子メール開封スコア、提案訪問スコア、および提案電子メールスコア等の構成項目のうちのいくつかは、確率として表されてもよい。例えば、電子メール開封スコアは、担当者が電子メールを開封する傾向を示してもよく、0に近いスコアは、電子メールを開封する低傾向を示し、1に近いスコアは、電子メールを開封する高傾向を示す。
【0049】
付加的構成項目は、確率論的ではなくてもよく、算術演算を使用して、正規化されてもよい。これらのスコアは、保有期間スコア、訪問スコア、頻度スコア、および標的達成スコアを含んでもよい。
【0050】
インデックススコア260は、履歴相互作用データおよび履歴提案データを組み込み、関与予測システム270に、最終的には、決定支援エンジン120に、提案を生成するために必要とされる情報を提供することが可能であり得る。インデックススコア260は、特定の担当者とHCPとの間のつながりの深さを説明してもよく、担当者は、相互作用し得る、各HCPに関し、インデックススコアを有する。担当者は、彼らが相互作用する、HCPに関するそのスコアを閲覧することが可能であり得る。スコアは、毎日、毎週、毎月、または毎年ベースで計算されてもよい。スコアは、HCPとの各チャネル上での相互作用の回数、相互作用の頻度数、相互作用の持続時間、および相互作用の結果として担当者によって生成された出力(行われた販売数または出された処方箋等)を含む、パラメータを使用して、計算されてもよい。複数の担当者が、特定のHCPと関与している場合、有効性インデックスは、HCPの購入または処方箋を出すことの決定に最も寄与する、担当者を決定することが可能であり得る。このように、本システムは、マーケティングマネージャによって実装される複数の戦略の効率性を査定してもよい。1人またはそれを上回る担当者の1つ集合が、マーケティングマネージャによって助言された1つの戦略を実装しており、1人またはそれを上回る担当者別の集合が、別の戦略を実装している場合、有効性インデックスは、最も効果的である担当者のアクションのその決定から、最も効果的である戦略を決定してもよい。スコアは、HCPによる担当者通信の却下によって負の影響を受け得る。
【0051】
担当者とHCPとの間の通信チャネルは、関与に等しくなく寄与し得、インデックススコアを計算するとき、異なるように加重されてもよい。本システムは、HCPとチャネルあたりより多く相互作用した担当者に、より高いスコアを与えてもよい。担当者とHCPとの間のより最近の通信は、より古い通信よりインデックススコアに寄与し得る。より短い相互作用ではなく、より長い相互作用は、より高いスコアを作成し得る。担当者は、イベント招待をHCPに送信してもよく、より多くの招待を承認するHCPは、そのような担当者に関するより高い有効性インデックスを作成し得る。より多くのユニットを販売した、またはより多くの処方箋を出させた、担当者は、より高いインデックススコアを受け得る。加えて、HCPによって担当者に対して実施されたサンシャイン法は、インデックススコアを増加させ得る。HCPによる担当者提案の却下は、インデックススコアを低下させ得る。
【0052】
インデックススコア260は、担当者へのウェブポータル内でグラフィカルオブジェクトとして表示されてもよい。インデックススコア260が、更新されるにつれて、グラフィカルオブジェクトは、経時的に視覚的に変化するように構成されてもよい。
【0053】
インデックススコア260は、履歴販売データが、利用不可能である場合、販売数を推定するために使用されてもよい。インデックススコアの構成項目部分は、販売数に関連または相関し得、したがって、HCPに対する担当者挙動の利益を決定する際の予測となり得る。
【0054】
関与予測システム270は、機械学習アルゴリズムを使用して、本システムが、インデックススコア260と組み合わせ、関与スコア280を作成し得る、1つまたはそれを上回るメトリックを予測してもよい。これらの予測されるメトリックは、カレンダイベントの順守、場所予測、提案を用いて関与する傾向、医療提供者との関与パターン、担当者とHCPとの間の関係を含んでもよい。有効性インデックスは、行動された提案、行動されなかった提案、または両方からの情報を組み込んでもよい。
【0055】
関与予測システム270は、1人またはそれを上回る担当者に関するカレンダイベントの順守を予測してもよい。本システムは、機械学習を使用して、過去のイベント出席のデータを分析し、担当者が担当者のカレンダ上の1つまたはそれを上回る将来的会合に出席するであろうかどうかを予測してもよい。
【0056】
関与予測システム270は、計画された場所をカレンダイベントから決定してもよい。本システムは、場所情報をイベントからの抽出してもよく、これは、住所または緯度/経度座標であってもよい。これまでのイベントの場所から、関与予測システム270は、担当者が出席し得るイベントまたは他の近隣のイベントに出席し得る、HCPを決定するために、担当者のための将来的場所を予測することが可能であり得る。
【0057】
関与予測システム270はまた、カレンダイベントを分析し、1つまたはそれを上回るイベント話題に関連する情報のアイテムを抽出してもよい。ブランド情報、HCPへの以前のメッセージ、および他のイベントについての情報と併せて、関与予測システム270は、イベント話題情報を使用して、将来的イベントに関する1つまたはそれを上回る計画された話題を予測してもよい。関与予測システム270は、自然言語処理を使用して、1つまたはそれを上回る単語または語句をイベントタイトルまたは説明テキストから抽出し、1つまたはそれを上回る話題ラベルをイベント話題に割り当ててもよい。本システムは、部分的に、過去のイベントからの話題ラベルの頻度数を使用して、将来的イベント話題を決定してもよい。
【0058】
場所予測は、本システムが、ある将来的周期において、担当者の場所を決定することを可能にし得る。将来的周期は、今後数日、数週間、数ヶ月、または数年以内であってもよい。場所予測システムは、担当者移動の階層クラスタ化を使用して(担当者の会合を使用して)、担当者に関する可能性が高い平均緯度および経度を決定してもよい。場所予測はまた、担当者が訪問し得る施設間の1日の最大距離を計算してもよい。予測される場所は、担当者の場所に基づいて、メッセージまたは提案を標的化するために使用されてもよく、また、計画された訪問を事前に考慮してもよい。
【0059】
関与予測システム270は、提案を用いて関与する、担当者の傾向を追跡してもよい。関与は、本システムのコンテキストでは、担当者のアクションが決定支援エンジン120によって提供される提案に近似的に追従するときに達成される。関与予測システム270は、提案を提供されるときの担当者が実施するアクションを追跡し、これらのアクションが関与を構成するかどうかを決定してもよい。関与予測システム270は、機械学習を使用して、担当者が、決定支援エンジン120から提案されるテキストを含有するメッセージを承認、却下、または無視するかどうかを予測してもよい。本システムは、担当者がメッセージをからの提案に追従する可能性が高いかどうかを予測するであろう。
【0060】
関与予測システム270は、いくつかの離散可能性を伴う、マルチクラス分類子を使用してもよい。可能性は、提案を無視する、提案テキストを含むメッセージを送信する、および提案に確認応答するが、それに関する行動をしないことを含んでもよい。関与予測システムは、離散可能性のうちの1つが生じるであろう可能性を示す、スコアを作成してもよい。
【0061】
関与予測システム270は、担当者とHCPとの間の関与に関する関与パターンを予測し得る。関与予測システムは、担当者が、提案が提示される場合、ある特定の日に、あるチャネルを経由して、HCPと関与し得るかどうかを予測し得る。関与担当者とHCPとの間の関与パターンを予測することはまた、マルチクラス分類子を使用してもよい。分類子は、最も効果的であり得る、担当者に連絡するチャネルに関する予測を作成してもよい。別のマルチクラス分類子は、担当者がHCPと関与するために最良であり得る、時間を予測するために使用されてもよい。
【0062】
関与予測システム270は、担当者からの提案履歴を分析してもよい。関与予測システムは、それに関してそれがデータを有する、提案を、行動された提案および行動されなかった提案に分類してもよい。
【0063】
行動された提案は、説明される機械学習分析方法のいずれかの中に入力されてもよい。行動は、承認および確認応答を含んでもよい。承認された提案は、担当者が実施した、提案である。本システムは、担当者への提案の提供から担当者の提案に関する行動までの時間経過を考慮してもよい。経過時間にかかわらず、担当者が実施した任意の提案は、承認された提案であると見なされ得る。担当者が提案を承認した頻度数は、担当者に関する関与結果に影響を及ぼし得る。決定支援エンジン120は、承認された提案の頻度数を考慮して、関与をモデル化してもよい。
【0064】
行動されなかった提案は、却下された提案および無視された提案を含む。本システムは、機械学習アルゴリズム240を使用して、担当者は、提案を却下または無視する可能性が高いかどうかを予測してもよい。使用される機械学習アルゴリズム240は、本システムが、却下および無視された提案を分析することから、提案をより良好に提供するように学習することを有効にしてもよい。
【0065】
関与スコア280は、関与予測システム270およびインデックススコア260の機械学習出力から作成されてもよい。関与スコア280は、これらの要因の単純和、加重和、積、またはこれらの要因の別の数学的組み合わせであってもよい。例えば、関与スコア280は、関与スコア=担当者カレンダ順守+担当者場所+提案を用いた担当者関与+インデックススコアとして表されてもよい。関与レベルを構成するために、関与スコア構成項目はそれぞれ、特定の加重を提供されてもよい。本システムは、手動入力を使用して、またはアルゴリズム的に、加重をメトリックに提供してもよい。例えば、本システムは、標的スコアを作成するために、標的関与スコアを割り当て、加重を反復的に増加または減少させてもよい。
【0066】
図3-15のそれぞれでは、グラフは、担当者-得意先訪問対の計数に対して、インデックススコアを計算するために使用される、種々のメトリックをプロットする。担当者-得意先訪問対は、特定の担当者と特定のHCPとの間の関係を表し得、担当者は、HCPを訪問し、医薬品販売を勧誘する、または処方箋を出させるように試み得る。グラフの多くは、釣鐘曲線分布を図示するが、いくつかは、より低いまたはより高い平均メトリック値に向かって歪まされる。
【0067】
図3は、担当者-得意先訪問対に関して開封された電子メールの確率に関する分布300を示す。チャートは、電子メールがHCPによって開封されるより低い確率に向かって歪まされる分布を図示し、より高い成績の担当者より大きいより低い成績の担当者のパーセンテージを示す。チャートは、少なくとも3つの電子メールを得意先に送信した、担当者に関するデータを示す。
【0068】
図4は、担当者に関する保有期間の分布400を示す。保有期間は、担当者とHCPとの間の関係の長さであり得る。グラフは、2年以内に2回、特定のHCPへの訪問を完了している、担当者に関するデータを示す。グラフは、2つのピークを有し、一方のピークは、短保有期間において生じ、他方のピークは、長保有期間において生じる。
【0069】
図5は、担当者に関する四半期あたり完了された訪問に関する分布500を図示する。グラフは、担当者あたり低訪問の数に向かって歪まされ、大部分の担当者が、四半期あたり3回を上回ってHCPを訪問していないことを示す。分布500は、4回を上回って訪問を増加させることの限界価値が低いことを示し得る。
【0070】
図6は、担当者に関する訪問頻度の分布600を図示する。本分布は、右に歪まされており、担当者あたりより高い平均標準化頻度を示す。頻度は、担当者が得意先を訪問した頻度と、担当者がHCPを訪問した期間の離間度との両方を反映させる。例証600において観察され得るように、得意先をより頻繁かつ定期的に訪問した担当者が、一般的である。
【0071】
図7は、担当者がHCPを訪問することの提案に追従する確率の分布700を図示する。決定支援エンジンは、チャート内に含まれる、少なくとも3つの訪問関連提案を担当者に提供している。分布700では、平均して、担当者は、提案を提供されるときの30%において、HCPを訪問している。
【0072】
図8は、担当者がHCPに電子メールすることの提案に追従する確率の分布800を図示する。決定支援エンジンは、チャート内に含まれる、少なくとも3つの電子メール関連提案を担当者に提供している。分布800では、平均して、担当者は、提案を提供されるときの20%において、HCPに電子メールしている。
【0073】
図9は、担当者-得意先対に関する達成率の分布900を図示する。標的は、HCPへの訪問または電子メール等の相互作用の回数を割り当てられてもよい。標的周期は、日、週、月、年であってもよい、または事業周期もしくは販売四半期であってもよい。分布900は、より少ない完了された相互作用に向かって歪まされる。
【0074】
図10は、全ての担当者-得意先対に関するチャネル利用率の分布1000を図示する。分布は、担当者がHCPに連絡するために使用する、チャネルの数を示す、正規化されたスコアを測定する。分布1000は、担当者が、より少ないチャネルではなく、より多くの通信チャネルを使用する傾向にあることを示す。チャネルは、以下、すなわち、(1)電子メール通信、(2)モバイルテキストメッセージ、(3)ソーシャルメディアウェブサイト、(4)モバイルアプリケーション、(5)電話発呼、(6)対人会合、(7)ビデオ会議、(8)会議またはセミナー、または(9)第2のグループからのエンティティに接続される、施設において行われるイベントのうちの1つまたはそれを上回るものを備えてもよい。
【0075】
図11は、有効性インデックスの分布1100を図示し、これは、
図3-10において分析されるメトリックを集約する。分布1100は、正規分布に近似し、担当者がインデックスを中央値の近くに有する傾向にあることを示す。
【0076】
図12は、3つの異なる組織1220、1240、および1260に関する有効性インデックスと出力との間の相関を図示する。
図12は、インデックスの構成項目の各々に関する出力との個々の相関ならびに全体的インデックスと出力の相関を図示する。相関は、線形関係における傾きとして解釈され、特定の担当者に関する出力を予測してもよい。
【0077】
図13は、3つの異なる組織1220、1240、および1260に関する、四半期持続時間にわたる、有効性インデックスと出力との間の付加的相関を図示する。
図13は、インデックスの構成項目の各々に関する出力との個々の相関ならびに全体的インデックスと出力の相関を図示する。相関は、線形関係における傾きとして解釈され、特定の担当者に関する出力を予測してもよい。
【0078】
図14は、インデックスと出力の相関の経時的変化を示す、チャート1400を図示する。チャートは、相関が、販売数を経時的により予測し、有効性インデックスの予測性能における改良を示すことを示す。
【0079】
図15は、機械学習を使用して関与メトリックの集合を測定することによってコンパイルされる、有効性インデックスを生成するためのメッセージフロー
図1500を図示する。有効性インデックスは、HCPと相互作用する(例えば、それとの正の関与を勧誘する)際の特定の担当者の有効性を示してもよい。有効性インデックスは、決定支援エンジン120が、担当者によって追従され、マーケティングマネージャによって考案される戦略の実装を成功させ、担当者とHCPとの間の関与を増加させる可能性がより高い、提案を作成し得るように、決定支援エンジン120に提供されてもよい。
【0080】
第1の動作1510では、本システムは、担当者とHCPとの間の相互作用データを取得する。相互作用データは、担当者によってHCPに送信されるメッセージと、メッセージの受信に応じて、HCPによって行われる、または行われないアクションとを含んでもよい。例えば、本システムは、HCPが、担当者によって送信されるメッセージ内のアクションを確認応答、承認、無視、または否認したかどうかをログ付けしてもよい。本システムは、担当者およびHCPの両方によって出席されたイベント、担当者に関する場所追跡データ、通信の時刻および頻度数、ならびに担当者およびHCPの両方によって使用される通信チャネルについての情報を取得してもよい。
【0081】
第2の動作1520では、本システムは、各販売担当者に関し、相互作用データを処理する。本システムは、相互作用データを処理し、インデックススコアに関するメトリックを決定してもよい。本システムは、1つまたはそれを上回る訓練された機械学習アルゴリズムを使用して、データに基づいて、メトリックを算出してもよい。構成項目は、カレンダイベントの順守、場所予測、提案を用いて関与する傾向、HCPとの関与パターン、および担当者とHCPとの間の有効性インデックスを含んでもよい。
【0082】
第3の動作1530では、本システムは、加重および標準化を異なるメトリックのそれぞれに適用する。本システムは、アルゴリズム的に加重を適用する、または手動で加重を適用するようにユーザを招待してもよい。加重は、担当者とHCPとの間の特定のタイプの関与を標的化する、担当者とHCPとの間の総関与を最大限にする、特定の担当者と特定のHCPとの間の関与を最大限にする、マーケティングマネージャによって考案される特定の戦略または方策を実装する、特定のチャネルにおける通信を増加させる、または別の標的結果に対して適用されてもよい。
【0083】
第4の動作1540では、本システムは、複数のメトリックを集約する。本システムは、加重されたメトリックを加算することによって、有効性インデックスを作成してもよい、またはスコアを加重されたメトリックの積として作成してもよい。本システムは、次いで、有効性インデックスを決定支援エンジン120に提供してもよく、そこで、それは、担当者に関する提案を作成するようにアクション可能であり得る。
【0084】
第5の動作1550では、本システムは、販売担当者のインデックススコアに基づいて、HCPとの推奨される相互作用を提示するための販売担当者を選択する。特定のHCPに関して、本システムは、HCPと異なる担当者との間のスコアのランク付けを提供してもよい。本システムは、次いで、特定のHCPとの最高スコアを伴う、担当者を選択してもよい。本上位スコアは、選択された担当者がHCPと通信する際に最も効果的であることを示し得る。
【0085】
第6の動作では、本システムは、販売担当者の電子デバイスのグラフィカルユーザインターフェース上に、販売担当者と顧客との間の推奨される相互作用を表示する。相互作用は、担当者がHCPに送信するための提案されるメッセージ、提案が生成された理由を解説する理由テキスト、および担当者がメッセージをHCPに送信するための提案される通信方法を含んでもよい。
図16は、担当者とHCPとの間の関与を予測するために使用される、インデックススコア260の実装1600を示す。インデックススコア260は、現在または将来的時間における関与を予測し得る。将来的時間は、将来的時間、日、週、月、または年を含んでもよい。例証的実装では、インデックススコア260は、現在の日付および今後3日にわたる予測を行う。数は、それに関して予測が行われた日のそれぞれの間に関与アクションが生じるであろう、相対的尤度を示してもよい。陰影付き数は、関与イベントが生じるであろう可能性が最も高い、日を示してもよい。
【0086】
図17は、トリガ提案の実装1700を示し、これは、担当者関与モデルが、メッセージが関与される可能性が低いことを予測する場合でも、担当者に提供され得る、提案である。トリガ提案は、ブランド戦略の一部であって、関与にアルゴリズム的に接続されない、提案であってもよい。
【0087】
図17の実装1700では、決定支援エンジン120は、トリガ提案の提示のための確率閾値を手動で設定してもよい。例えば、確率閾値は、担当者が提案を行うことにした場合、HCPが応答するであろう、70%の機会が存在するであろうことであってもよい。このように、トリガ提案は、担当者とHCPとの間の関与を増加させる様式で組み込まれてもよい。決定支援エンジン120は、閾値パーセンテージを下回る、トリガ提案を抑制してもよい。ユーザは、抑制された提案を閲覧することが可能であってもよい。
【0088】
トリガ提案のフィルタリングが、ルールベースのインターフェースを使用して実装されてもよい。
図17の実装では、インターフェースは、ブランドに対して新しい0またはそれを上回る患者が存在する場合、決定的提案を提示することを述べる、条件を含む。ユーザは、決定的提案の提示をプロンプトする、または提案を担当者関与モジュール(REM)にかけるための係数を有効にするオプションを有してもよい。後者のオプションを使用することは、提案をHCPに提供することからの関与の確率と閾値確率を比較する。
【0089】
図18は、理由テキストを生成し、提案テキストとともに、担当者またはマーケティングマネージャに送信するための方法1800および1850を図示する。理由テキストは、インデックススコアを、担当者が提供される提案を行うことに影響を及ぼすために担当者に、またはマーケティングマネージャに、特定の戦略が特定の担当者に関して効果的であり得るかどうかを査定するために提供してもよい。インデックススコアは、人間可読値であってもよい。インデックススコアは、担当者と提案が関連するHCPとの間の強い関係を示す、定質的単語または語句として提供されてもよい。例えば、インデックススコアは、「A」、「B」、または「C」等のグレードとして表されてもよい。インデックススコアはまた、1~5またはゼロ~100の数等、担当者またはマーケティングマネージャが理解または理解するように訓練される得る、数に変換されてもよい。理由テキストは、サブ任務に注釈を付け、担当者に、サブ任務が担当者またはマーケティングマネージャに提示されている理由に関する情報を提供し、サブ任務を承認することが価値があることであると、彼らを説得してもよい。理由テキストは、ハードコードされた言語および修正可能タグの両方を含む、半静的であってもよい。タグは、手動で、またはアルゴリズム的に、生成されてもよい。トークンは、提案を表面にプロンプトしたとされる、パラメータに関する値をポイントしてもよい。これらの値は、テキストが、担当者またはマーケティングマネージャに、提案が最初に提示された理由を理解するために必要とされるデータを提供するために生成されるとき、読み出されてもよい。担当者またはマーケティングマネージャに、提案が提示された理由のより深い理解を与えることは、担当者またはマーケティングマネージャが提案に追従するであろう、可能性をより高くし得る。加えて、理由テキストは、担当者の体験を個人化してもよく、これ自体が、より高い関与につながり得る。担当者に訴える、情報を提供することは、担当者に提案プロセスをより信用させ得る。
【0090】
理由テキストは、人工知能駆動理由テキスト(AIRT)または個人化された理由テキスト(PRT)であってもよい。AIRTは、分析データを担当者に提供し、彼らにハードデータを与え、提案が提示される理由を支持し得る。分析データの実施例は、インデックススコアと、提案からの関与の確率とを含む、計算されたメトリックの多くに関する出力を含んでもよい。個人化された理由テキストは、担当者の個人性に訴えるために、具体的担当者により個人化されて現れ得る。個人性に訴える提案のそのような解説は、分析データの提示より説得力があり得る。
【0091】
図18は、理由テキストエディタのためのユーザインターフェースを図示する。理由テキストエディタは、ユーザ(例えば、マーケティングマネージャ)が、手動で、または1つまたはそれを上回るアルゴリズムを使用して、理由テキストを追加し、提示するための理由テキストを生成することを有効にしてもよい。
【0092】
図18のユーザインターフェースは、学習トークンおよびアンカを含む。学習トークンは、チャネルアクション、HCPの名前、進行されたマイル数、スケジュール情報、および他の値等の特定のHCPに接続される、データ値を参照する、タグである。トークンは、「一般」および「アンカ」等のカテゴリに編成されてもよい。ダイアログウィンドウ内で、ユーザは、理由テキストメッセージに関するスクリプトを打ち込み、タグを1つまたはそれを上回る異なるカテゴリから埋め込んでもよい。ユーザは、DSEの異なる構成を理由テキストに適用してもよい。理由テキストエディタは、メッセージシーケンス最適化、TTE、およびアンカを含む、決定支援エンジン120の異なる構成のために最適化されてもよい。
【0093】
理由テキストエディタは、チャネル条件トークンを使用して、理由テキストを作成してもよく、これは、担当者とHCPとの間の通信チャネルに基づいて、提示される理由テキストを修正してもよい。
【0094】
図19は、提示される理由テキストの実施例1900を図示する。理由テキストは、タグが内蔵されたストックテキストであってもよく、これは、提示のための情報を決定支援エンジン120から読み出す。
【0095】
関与予測システム270は、ホワイトリストおよびブラックリストを使用して、担当者に関して、機械学習モデル等、それが実装する、モデルを試験してもよい。例えば、本システムは、オペレータ、マーケティングマネージャ、または管理者が、特定の担当者をホワイトリスト化し、アルゴリズム的に生成された提案を受信し、他の担当者をブラックリスト化することを有効にしてもよい。これらのユーザは、特定のHCPとのその関与スコアに基づいて、ホワイトリストまたはブラックリストのための担当者を選択してもよい。
図18の実装において提示されるテキストは、分析理由テキストである。テキストは、特定の時間に特定のアクションを実施することが、関与の機会を最大限にすることを示す。
図18は、タグが内蔵されたハードコードされたテキストと、本システムがタグを読み取ると読み出される、値を含有する、担当者によって読まれるテキストの両方を示す。
【0096】
用語「少なくとも~」、「~を上回る」、または「~を上回る、またはそれに等しい」が、一連の2つまたはそれを上回る数値の中の第1の数値に先行する度に、用語「少なくとも」、「~を上回る」、または「~を上回る、またはそれに等しい」は、その一連の数値の中の数値のそれぞれに適用される。例えば、「1、2、または3を上回る、またはそれに等しい」は、「1を上回る、またはそれに等しい」、「2を上回る、またはそれに等しい」、もしくは「3を上回る、またはそれに等しい」と同等である。
【0097】
用語「~以下」、「~未満」、または「~未満またはそれに等しい」が、一連の2つまたはそれを上回る数値の中の第1の数値に先行する度に、用語「~以下」、「~未満」、または「~未満またはそれに等しい」は、その一連の数値の中の数値のそれぞれに適用される。例えば、「3、2、または1未満またはそれに等しい」は、「3未満またはそれに等しい」、「2未満またはそれに等しい」、もしくは「1未満またはそれに等しい」と同等である。
コンピュータシステム
【0098】
本開示は、本開示の方法を実装するようにプログラムされる、コンピュータシステムを提供する。
図20は、本明細書に説明される有効性インデックスを計算するようにプログラムまたは別様に構成される、コンピュータシステム2001を示す。コンピュータシステム2001は、例えば、機械学習分析を実施する等、本開示の提案を作成する種々の側面を調整することができる。コンピュータシステム2001は、ユーザの電子デバイスまたは電子デバイスに対して遠隔で位置するコンピュータシステムであることができる。電子デバイスは、モバイル電子デバイスであることができる。
【0099】
コンピュータシステム2001は、シングルコアまたはマルチコアプロセッサ、もしくは並列処理のための複数のプロセッサであり得る、中央処理ユニット(CPU、また、本明細書では、「プロセッサ」および「コンピュータプロセッサ」)2005を含む。コンピュータシステム2001はまた、メモリまたはメモリ場所2010(例えば、ランダムアクセスメモリ、読取専用メモリ、フラッシュメモリ)と、電子記憶ユニット2015(例えば、ハードディスク)と、1つまたはそれを上回る他のシステムと通信するための通信インターフェース2020(例えば、ネットワークアダプタ)と、キャッシュ、他のメモリ、データ記憶装置、ならびに/もしくは電子ディスプレイアダプタ等の周辺デバイス2025とを含む。メモリ2010、記憶ユニット2015、インターフェース2020、および周辺デバイス2025は、マザーボード等の通信バス(実線)を通してCPU2005と通信する。記憶ユニット2015は、データを記憶するためのデータ記憶ユニット(またはデータリポジトリ)であり得る。コンピュータシステム2001は、通信インターフェース2020の助けを借りてコンピュータネットワーク(「ネットワーク」)2030に動作的に結合されることができる。ネットワーク2030は、インターネット、イントラネットおよび/またはエクストラネット、もしくはインターネットと通信するイントラネットおよび/またはエクストラネットであり得る。ネットワーク2030は、ある場合には、電気通信および/またはデータネットワークである。ネットワーク2030は、クラウドコンピューティング等の分散コンピューティングを可能にし得る、1つまたはそれを上回るコンピュータサーバを含むことができる。ネットワーク2030は、ある場合には、コンピュータシステム2001の助けを借りて、コンピュータシステム2001に結合されるデバイスが、クライアントまたはサーバとして挙動することを可能にし得る、ピアツーピアネットワークを実装することができる。
【0100】
CPU2005は、プログラムまたはソフトウェア内で具現化され得る、機械可読命令のシーケンスを実行することができる。命令は、メモリ2010等のメモリ場所内に記憶されてもよい。命令は、CPU2005にダイレクトされることができ、これは、続けて、本開示の方法を実装するようにCPU2005をプログラムまたは別様に構成することができる。CPU2005によって実施される動作の実施例は、フェッチ、デコード、実行、およびライトバックを含むことができる。
【0101】
CPU2005は、集積回路等の回路の一部であり得る。システム2001の1つまたはそれを上回る他の構成項目が、回路内に含まれることができる。ある場合には、回路は、特定用途向け集積回路(ASIC)である。
【0102】
記憶ユニット2015は、ドライバ、ライブラリ、および保存されたプログラム等のファイルを記憶することができる。記憶ユニット2015は、ユーザデータ、例えば、ユーザ選好およびユーザプログラムを記憶することができる。コンピュータシステム2001は、ある場合には、イントラネットまたはインターネットを通してコンピュータシステム2001と通信する遠隔サーバ上等に位置する、コンピュータシステム2001の外部にある、1つまたはそれを上回る付加的データ記憶ユニットを含むことができる。
【0103】
コンピュータシステム2001は、ネットワーク2030を通して1つまたはそれを上回る遠隔コンピュータシステムと通信することができる。例えば、コンピュータシステム2001は、ユーザの遠隔コンピュータシステム(例えば、ユーザのモバイルデバイス)と通信することができる。遠隔コンピュータシステムの実施例は、個人的コンピュータ(例えば、ポータブルPC)、スレートまたはタブレットPC(例えば、Apple(R) iPad(登録商標)、Samsung(R) Galaxy Tab)、電話、スマートフォン(例えば、Apple(R) iPhone(登録商標)、Android(登録商標)対応デバイス、Blackberry(登録商標))、もしくは携帯情報端末を含む。ユーザは、ネットワーク2030を介してコンピュータシステム2001にアクセスすることができる。
【0104】
本明細書に説明されるような方法は、例えば、メモリ2010または電子記憶ユニット2015上等、コンピュータシステム2001の電子記憶場所上に記憶される、機械(例えば、コンピュータプロセッサ)実行可能コードを用いて実装されることができる。機械実行可能または機械可読コードが、ソフトウェアの形態において提供されることができる。使用の間、コードは、プロセッサ2005によって実行されることができる。ある場合には、コードは、記憶ユニット2015から読み出され、プロセッサ2005による迅速なアクセスのためにメモリ2010上に記憶されることができる。いくつかの状況では、電子記憶ユニット2015は、除外されることができ、機械実行可能命令は、メモリ2010上に記憶される。
【0105】
コードは、事前コンパイルされ、コードを実行するように適合されるプロセッサを有する機械との併用のために構成されることができる、またはランタイムの間にコンパイルされることができる。コードは、コードが事前コンパイルされた様式またはコンパイル直後の方式で実行されることを可能にするように選択され得る、プログラミング言語で供給されることができる。
【0106】
コンピュータシステム2001等の本明細書に提供されるシステムおよび方法の側面は、プログラミングにおいて具現化されることができる。本技術の種々の側面は、典型的には、あるタイプの機械可読媒体上で搬送される、またはそれにおいて具現化される機械(もしくはプロセッサ)実行可能コードおよび/または関連付けられるデータの形態における「製品」もしくは「製造品」と考えられ得る。機械実行可能コードは、メモリ(例えば、読取専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ)またはハードディスク等の電子記憶ユニット上に記憶されることができる。「記憶」タイプ媒体は、ソフトウェアプログラミングのために任意の時点で非一過性記憶を提供し得る、コンピュータ、プロセッサ、または同等物の有形メモリ、もしくは種々の半導体メモリ、テープドライブ、ディスクドライブ、および同等物等のその関連付けられるモジュールのうちのいずれかまたは全てを含むことができる。ソフトウェアの全てまたは一部は、随時、インターネットもしくは種々の他の電気通信ネットワークを通して通信されてもよい。そのような通信は、例えば、1つのコンピュータまたはプロセッサから別のものへの、例えば、管理サーバもしくはホストコンピュータからアプリケーションサーバのコンピュータプラットフォームへのソフトウェアのローディングを可能にし得る。したがって、ソフトウェア要素を保有し得る別のタイプの媒体は、ローカルデバイス間の物理的インターフェースを横断して、有線および光学固定ネットワークを通して、ならびに種々のエアリンクを経由して使用されるもの等、光学、電気、および電磁波を含む。有線または無線リンク、光学リンク、もしくは同等物等のそのような波を搬送する物理的要素はまた、ソフトウェアを保有する媒体と見なされ得る。本明細書に使用されるように、非一過性有形「記憶」媒体に制限されない限り、コンピュータまたは機械「可読媒体」等の用語は、実行のためにプロセッサに命令を提供することに関与する、任意の媒体を指す。
【0107】
故に、コンピュータ実行可能コード等の機械可読媒体は、限定ではないが、有形記憶媒体、搬送波媒体、または物理的伝送媒体を含む、多くの形態をとってもよい。不揮発性記憶媒体は、例えば、図面に示されるデータベース等を実装するために使用され得るもの等、任意のコンピュータまたは同等物内の記憶デバイスのうちのいずれか等の光学もしくは磁気ディスクを含む。揮発性記憶媒体は、そのようなコンピュータプラットフォームのメインメモリ等の動的メモリを含む。有形伝送媒体は、同軸ケーブルと、コンピュータシステム内のバスを備えるワイヤを含む、銅ワイヤおよび光ファイバとを含む。搬送波伝送媒体は、電気または電磁信号、もしくは無線周波数(RF)および赤外線(IR)データ通信の間に発生されるもの等の音響または光波の形態をとり得る。コンピュータ可読媒体の一般的な形態は、したがって、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、任意の他の磁気媒体、CD-ROM、DVDまたはDVD-ROM、任意の他の光学媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを伴う任意の他の物理的記憶媒体、RAM、ROM、PROMおよびEPROM、FLASH-EPROM、任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ、データまたは命令を転送する搬送波、そのような搬送波を転送するケーブルもしくはリンク、またはそれからコンピュータがプログラミングコードならびに/もしくはデータを読み取り得る任意の他の媒体を含む。コンピュータ可読媒体のこれらの形態のうちの多くは、1つまたはそれを上回る命令の1つまたはそれを上回るシーケンスを実行のためにプロセッサに搬送することに関与してもよい。
【0108】
コンピュータシステム2001は、例えば、提案されるテキストを医薬品担当者に提供するためのユーザインターフェース(UI)2040を備える、電子ディスプレイ2035を含む、またはそれと通信することができる。UIの実施例は、限定ではないが、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)およびウェブベースのユーザインターフェースを含む。
【0109】
本開示の方法およびシステムは、1つまたはそれを上回るアルゴリズムを用いて実装されることができる。アルゴリズムが、中央処理ユニット2005による実行に応じて、ソフトウェアを用いて実装されることができる。アルゴリズムは、例えば、HCPと相互作用する担当者の有効性を計算することができる。
【0110】
本発明の好ましい実施形態が、本明細書に示され、説明されているが、そのような実施形態が、実施例としてのみ提供されることが、当業者に明白となるであろう。本発明が、本明細書内に提供される具体的実施例によって限定されることを意図していない。本発明は、前述の本明細書を参照して説明されているが、本明細書における実施形態の説明および図は、限定的意味で解釈されることを意味していない。多数の変形例、変更、および代用が、ここで、本発明から逸脱することなく、当業者に想起されるであろう。さらに、本発明の全ての側面が、種々の条件および変数に依存する、本明細書に記載される具体的描写、構成、または相対的割合に限定されないことを理解されたい。本明細書に説明される本発明の実施形態に対する種々の代替物が、本発明を実践する際に採用され得ることを理解されたい。したがって、本発明がまた、任意のそのような代替、修正、変形例、または均等物を網羅することとすることが想定される。以下の請求項が、本発明の範囲を定義すること、これらの請求項ならびにそれらの均等物の範囲内の方法および構造が、それによって網羅されることが意図される。
【国際調査報告】