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特表2023-517125多孔性タバコ固形物を含むエアロゾル発生物品及び多孔性タバコ固形物の製造方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-21
(54)【発明の名称】多孔性タバコ固形物を含むエアロゾル発生物品及び多孔性タバコ固形物の製造方法
(51)【国際特許分類】
   A24D 1/20 20200101AFI20230414BHJP
【FI】
A24D1/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022555183
(86)(22)【出願日】2021-07-19
(85)【翻訳文提出日】2022-09-13
(86)【国際出願番号】 KR2021009274
(87)【国際公開番号】W WO2022045585
(87)【国際公開日】2022-03-03
(31)【優先権主張番号】10-2020-0108551
(32)【優先日】2020-08-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100160749
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100160255
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 祐輔
(74)【代理人】
【識別番号】100172683
【弁理士】
【氏名又は名称】綾 聡平
(74)【代理人】
【識別番号】100219265
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 崇大
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ソクス
(72)【発明者】
【氏名】ハン,デナム
(72)【発明者】
【氏名】キム,ヨンファン
(72)【発明者】
【氏名】ユン,スンウク
(72)【発明者】
【氏名】イ,スンウォン
【テーマコード(参考)】
4B045
【Fターム(参考)】
4B045AB04
4B045BD05
(57)【要約】
エアロゾル発生要素を含む第1部分;タバコ要素を含む第2部分;冷却要素を含む第3部分;及びフィルタ要素を含む第4部分;を含み、第1部分、第2部分、第3部分及び第4部分は、エアロゾル発生物品の長手方向に順次に提供され、第2部分は、タバコ要素を含む多孔性タバコ固形物を含む、エアロゾル発生物品が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル発生物品において、
エアロゾル発生要素を含む第1部分と、
タバコ要素を含む第2部分と、
冷却要素を含む第3部分と、
フィルタ要素を含む第4部分と、を含み、
前記第1部分、前記第2部分、前記第3部分及び前記第4部分は、前記エアロゾル発生物品の長手方向に順次に提供され、
前記第2部分は、前記タバコ要素を含む多孔性タバコ固形物を含む、エアロゾル発生物品。
【請求項2】
前記多孔性タバコ固形物は、前記エアロゾル発生物品の上流から前記エアロゾル発生物品の下流に貫通される少なくとも1つの通路を含み、
前記多孔性タバコ固形物の外周面には、前記少なくとも1つの通路と連結される複数の気孔が形成された、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項3】
前記少なくとも1つの通路の平均直径は、1mm~4mmである、請求項2に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項4】
前記複数の気孔の平均直径は、0.1mm~1mmである、請求項2に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項5】
前記多孔性タバコ固形物の比表面積は、200m/g~1000m/gである、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項6】
前記第2部分は、前記多孔性タバコ固形物上に提供される熱伝導性ラッパ(wrapper)を含む、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項7】
タバコ粉末、バインダ及び保湿剤を含むタバコ組成物を提供する段階と、
前記タバコ組成物を 少なくとも1つの気体噴射管が提供された円筒状フレームに挿入する段階と、
多孔性タバコ固形物を形成するために前記少なくとも1つの気体噴射管から前記円筒状フレームに挿入された前記タバコ組成物に気体を噴射する段階と、を含む、多孔性タバコ固形物の製造方法。
【請求項8】
前記タバコ組成物は、前記タバコ粉末60重量%~80重量%、前記バインダ15重量%~30重量%及び前記保湿剤5重量%~10重量%を含む、請求項7に記載の多孔性タバコ固形物の製造方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの気体噴射管は、多孔性タバコ固形物の外周面に気体を噴射する複数のホールを有する、請求項7に記載の多孔性タバコ固形物の製造方法。
【請求項10】
前記タバコ組成物を円筒状フレームに挿入する段階以後及び前記気体を噴射する段階以前に前記円筒状フレームに挿入された前記タバコ組成物の外部を乾燥する段階をさらに含む、請求項7に記載の多孔性タバコ固形物の製造方法。
【請求項11】
前記気体噴射管から噴射される前記気体の温度は、80℃~120℃である、請求項7に記載の多孔性タバコ固形物の製造方法。
【請求項12】
前記気体噴射管から噴射される前記気体の圧力は、0.5mmbar~3mmbarである、請求項7に記載の多孔性タバコ固形物の製造方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つの気体噴射管から噴射される前記気体は、香味要素をさらに含む、請求項7に記載の多孔性タバコ固形物の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、多孔性タバコ固形物を含むエアロゾル発生物品及び多孔性タバコ固形物の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレット及び喫煙物品の短所を克服する代替方法に係わる需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成させる方法ではない、シガレット内のエアロゾル生成物質が加熱されることにより、エアロゾルを生成させる方法に関する需要が増加している。これにより、多様な方式で作動する喫煙物品や装置に対する研究が活発に進められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明が解決しようとする課題は、多孔性タバコ固形物を含むエアロゾル発生物品及び多孔性タバコ固形物の製造方法を提供することである。
【0004】
本開示が解決しようとする課題は、前述したような技術的課題に限定されず、以下の実施例から他の技術的課題が類推されうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面によれば、エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生要素を含む第1部分、タバコ要素を含む第2部分、冷却要素を含む第3部分、及びフィルタ要素を含む第4部分を含み、前記第1部分、前記第2部分、前記第3部分及び前記第4部分は、前記エアロゾル発生物品の長手方向を基準に順に整列され、前記第2部分は、前記タバコ要素を含む多孔性タバコ固形物を含む。
【0006】
本開示の一側面によれば、多孔性タバコ固形物の製造方法は、タバコ粉末、バインダ及び保湿剤を含むタバコ組成物を準備する段階、前記タバコ組成物を少なくとも1つの気体噴射管が内部に位置する円筒状フレームに挿入する段階、及び前記少なくとも1つの気体噴射管が前記円筒状フレームに挿入された前記タバコ組成物に気体を噴射して多孔性タバコ固形物を製造する段階を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によるエアロゾル発生物品は、タバコ固形物の多孔性構造を通じて豊富なニコチン移行を提供することができる。
【0008】
また、本開示による多孔性タバコ固形物の製造方法は、比較的簡単な方法で豊富なニコチン移行を提供することができる多孔性構造のタバコ固形物を製造する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】エアロゾル発生物品が内部加熱型エアロゾル発生装置に挿入された一例を示す図面である。
図2】エアロゾル発生物品が外部加熱型エアロゾル発生装置に挿入された一例を示す図面である。
図3】エアロゾル発生物品が外部加熱型エアロゾル発生装置に挿入された他の例を示す図面である。
図4】誘導加熱方式を用いたエアロゾル発生装置の一例を示す図面である。
図5】例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の構造を概略的に示す図面である。
図6】他の例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の構成を概略的に示す図面である。
図7A図6に図示された例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の第2部分を示す断面図である。
図7B】他の例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の第2部分を示す断面図である。
図8】例示的な実施例によるエアロゾル発生装置に挿入された図6に図示された例示的な実施例によるエアロゾル発生物品を示す図面である。
図9図6に示した例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の多孔性タバコ固形物の製造方法を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の一側面によれば、エアロゾル発生物品は、エアロゾル発生要素を含む第1部分、タバコ要素を含む第2部分、冷却要素を含む第3部分、及びフィルタ要素を含む第4部分を含み、前記第1部分、前記第2部分、前記第3部分及び前記第4部分は、前記エアロゾル発生物品の長手方向に順次に提供される。前記第2部分は、前記タバコ要素を含む多孔性タバコ固形物を含む。また、前記多孔性タバコ固形物は、前記エアロゾル発生物品の上流から前記エアロゾル発生物品の下流に貫通される少なくとも1つの通路を含み、前記多孔性タバコ固形物の外周面には、前記少なくとも1つの通路と連結される複数の気孔が形成されうる。
【0011】
また、前記少なくとも1つの通路の平均直径は、1mm~4mmでもある。
【0012】
また、前記複数の気孔の平均直径は、0.1mm~1mmでもある。
【0013】
また、前記多孔性タバコ固形物の比表面積は、200m/g~1000m/gでもある。
【0014】
また、前記第2部分は、前記多孔性タバコ固形物上に提供される熱伝導性ラッパ(wrapper)を含む。
【0015】
本開示の他の側面によれば、多孔性タバコ固形物の製造方法は、タバコ粉末、バインダ及び保湿剤を含むタバコ組成物を提供する段階、前記タバコ組成物を少なくとも1つの気体噴射管が提供された円筒状フレームに挿入する段階、及び多孔性タバコ固形物を形成するために前記少なくとも1つの気体噴射管から前記円筒状フレームに挿入された前記タバコ組成物に気体を噴射する段階を含む。
【0016】
また、前記タバコ組成物は、前記タバコ粉末60重量%~80重量%、前記バインダ15重量%~30重量%及び前記保湿剤5重量%~10重量%を含む。
【0017】
また、前記少なくとも1つの気体噴射管は、多孔性タバコ固形物の外周面に気体を噴射する複数のホールを有する。
【0018】
また、多孔性タバコ固形物の製造方法は、前記タバコ組成物を円筒状フレームに挿入する段階以後、及び前記気体を噴射する段階以前に前記円筒状フレームに挿入された前記タバコ組成物の外部を乾燥する段階をさらに含んでもよい。
【0019】
また、前記気体噴射管から噴射される前記気体の温度は、80℃~120℃の温度でもある。
【0020】
また、前記気体噴射管から噴射される前記気体の圧力は、0.5mmbar~3mmbarでもある。
【0021】
また、前記少なくとも1つの気体噴射管から噴射される前記気体は、香味要素をさらに含んでもよい。
【0022】
多様な例示的実施例で使用される用語は、本開示での機能を考慮しながら可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野に従事する技術者の意図または判例、新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。したがって、本開示で使用される用語は、単なる用語の名称ではない、その用語が有する意味と本開示の全般にわたる内容に基づいて定義されなければならない。
【0023】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書に記載された「…部」、「…モジュール」などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいは、ハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
【0024】
また、本明細書で使用される「第1」または「第2」のように序数を含む用語は、多様な構成要素を説明するのに使用するが、構成要素は、用語によって限定されてはならない。用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。
【0025】
本明細書で使用されたように、「少なくとも1つの」のような表現が配列された構成要素の前に位置するとき、配列されたそれぞれの構成ではない全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b、及びcのうち、少なくとも1つ」という表現は、a、b、c、またはaとb、aとc、bとc、またはaとbとcを含むと解釈せねばならない。
【0026】
構成要素または層が他の構成要素または層の「上に」、「上方に」、「連結された」または「結合された」と言及されるとき、他の構成要素または、層の直ぐ上に、直接連結された、または直接結合されていると解釈されるか、他の中間構成要素または中間層が存在すると解釈されねばならない。逆に、構成要素が他の構成要素または層の「直ぐ上に」、「直接連結された」または「直接結合された」と言及されるとき、中間構成要素または中間層は、存在しない。同じ数字は、全体にわたって同じ構成要素を示す。
【0027】
明細書全体において、エアロゾル発生物品は、喫煙をするのに用いられる物品でもある。例えば、エアロゾル発生物品は、点火されて燃焼される方式によって用いられる一般燃焼式シガレットでもあり、またはエアロゾル発生装置によって加熱される方式によって用いられる加熱式シガレットでもある。他の例示としてエアロゾル発生物品は、カートリッジに含有された液状が加熱される方式によって用いられる物品でもある。
【0028】
明細書全体において、タバコ要素は、タバコ物質を含む要素でもある。
【0029】
明細書全体において、タバコ物質は、タバコ葉に由来する成分を含む全ての形態の物質でもある。
【0030】
明細書全体において冷却要素は、ある物質を冷却させる要素でもある。例えば、冷却要素は、タバコ要素で発生したエアロゾルを冷却させうる。
【0031】
明細書全体において、フィルタ要素は濾過素材を含む要素でもある。例えば、フィルタ要素は、複数の繊維ストランドを含む。
【0032】
明細書全体において、エアロゾル発生物品の長手方向は、エアロゾル発生物品の長さが延びる方向またはエアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置に挿入される方向でもある。
【0033】
明細書全体において、多孔性タバコ固形物は、内部及び/または表面上に多数の孔が形成された構造を有し、タバコ物質を含む固相の物質でもある。
【0034】
以下、添付図面に基づいて本開示の例示的な実施例について本開示が属する技術分野で通常の知識を有する者が例示的な実施例を容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本開示は、様々な互いに異なる形態にも具現され、ここで説明する例示的な実施例に限定されない。
【0035】
以下、図面を参照して本開示の例示的な実施例を詳細に説明する。
【0036】
図1は、エアロゾル発生物品が内部加熱型エアロゾル発生装置に挿入された一例を示すのである。
【0037】
図1を参照すれば、エアロゾル発生装置10000は、バッテリ11000、プロセッサ12000及びヒータ13000を含む。また、エアロゾル発生装置10000の内部空間には、エアロゾル発生物品20000が挿入されうる。
【0038】
図1に図示されたエアロゾル発生装置10000には、例示的な実施例に係わる構成要素が図示されている。したがって、図1に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がエアロゾル発生装置10000にさらに含まれるということを例示的な実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0039】
図1には、バッテリ11000、プロセッサ12000及びヒータ13000が一列に配置されていると図示されている。しかし、エアロゾル発生装置10000の内部構造は、図1に図示されたところに限定されない。例えば、エアロゾル発生装置10000の設計によって、バッテリ11000、プロセッサ12000及びヒータ13000の配置は変更されうる。
【0040】
エアロゾル発生物品20000がエアロゾル発生装置10000に挿入されれば、エアロゾル発生装置10000は、ヒータ13000を加熱する。加熱されたヒータ13000によって、エアロゾル発生物品20000内のエアロゾル発生物質の温度が上昇してエアロゾルが発生する。
【0041】
ヒータ13000によって発生したエアロゾルは、図5に図示されたように、エアロゾル発生物品20000のフィルタ220000を通過してユーザに伝達される。
【0042】
エアロゾル発生物品20000がエアロゾル発生装置10000に挿入されていない場合にも、エアロゾル発生装置10000は、必要によって、ヒータ13000を加熱することができる。例えば、バッテリ11000は、ヒータ13000が加熱されるように電力を供給し、プロセッサ12000の動作に必要な電力を供給する。また、バッテリ11000は、エアロゾル発生装置10000に設けられたディスプレイ、センサ、モータなどの動作に必要な電力を供給する。
【0043】
プロセッサ12000は、エアロゾル発生装置10000の動作を制御する。例えば、プロセッサ12000は、バッテリ11000及びヒータ13000だけではなく、エアロゾル発生装置10000に含まれた他の構成の動作を制御する。また、プロセッサ12000は、エアロゾル発生装置10000の構成それぞれの状態を確認し、エアロゾル発生装置10000が動作可能か否かを判断することができる。
【0044】
プロセッサ12000は、多数の論理ゲートのアレイによって具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということを、当該実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0045】
ヒータ13000は、バッテリ11000から供給された電力によって加熱されうる。例えば、エアロゾル発生物品20000がエアロゾル発生装置10000に挿入されれば、ヒータ13000は、エアロゾル発生物品2000の外部に位置する。したがって、加熱されたヒータ13000は、エアロゾル発生物品20000内のエアロゾル発生物質の温度を上昇させうる。
【0046】
ヒータ13000は、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、ヒータ13000には、導電性トラック(track)を含み、導電性トラックに電流が流れることにより、ヒータ13000が加熱されうる。しかし、ヒータ13000は、上述した例に限定されず、希望温度まで加熱されうる全ての形態のヒータを含む。ここで、希望温度は、エアロゾル発生装置10000に予め設定されていてもよく、ユーザによって所望の温度に設定されうる。
【0047】
例えば、ヒータ13000は、細長型(例えば、棒状、針状、ブレード状)であるか、円筒状でもあり、加熱要素の形状によって、エアロゾル発生物品20000の内部または外部を加熱することができる。
【0048】
また、エアロゾル発生装置10000には、ヒータ13000が複数個配置されうる。この際、複数個のヒータ13000は、エアロゾル発生物品20000の内部に挿入されるように配置され、エアロゾル発生物品20000の外部に配置されうる。また、複数個のヒータ13000のうち、一部は、エアロゾル発生物品20000の内部に挿入されるように配置され、複数個のヒータ13000のうち、残りは、エアロゾル発生物品20000の外部に配置されうる。また、ヒータ13000の形状は、図1に図示された形状に限定されず、多様な形状にも作製される。
【0049】
一方、エアロゾル発生装置10000は、バッテリ11000、プロセッサ12000及びヒータ13000以外に汎用的な構成をさらに含んでもよい。例えば、エアロゾル発生装置10000は、視覚情報を出力するように構成されたディスプレイ及び/または触覚情報の出力のためのモータを含む。また、エアロゾル発生装置10000は、少なくとも1つのセンサ、例えば、パフ感知センサ、温度感知センサ、エアロゾル発生物品挿入感知センサなどを含む。また、エアロゾル発生装置10000は、エアロゾル発生物品20000が挿入された状態でも外部空気が流入されるか、内部気体が流出される構造によっても作製される。
【0050】
エアロゾル発生装置10000は、別途のクレードルと共にシステムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル発生装置10000のバッテリ11000の充電に用いられうる。他の実施例によれば、クレードルとエアロゾル発生装置10000が結合された状態でヒータ13000が加熱されうる。
【0051】
エアロゾル発生物品20000は、一般的なシガレットと類似してもいる。例えば、エアロゾル発生物品20000は、タバコ物質及びエアロゾル発生物質のうち、少なくとも1つが含まれうる。例えば、タバコ物質及びエアロゾル発生物質のうち、少なくとも1つは、エアロゾル発生物品20000の第1部分または第2部分に挿入されうる。
【0052】
一例として、外部空気は、エアロゾル発生装置10000に形成された少なくとも1つの空気通路を介して流入されうる。例えば、エアロゾル発生装置10000に形成された空気通路の開閉及び/または、空気通路の大きさは、ユーザによって調節されうる。これにより、霧化量、喫煙感などがユーザによって調節されうる。他の例として、外部空気は、エアロゾル発生物品20000の表面に形成された少なくとも1つの孔(hole)を通じてエアロゾル発生物品20000の内部に流入されうる。
【0053】
図2は、エアロゾル発生物品が外部加熱型エアロゾル発生装置に挿入された例を示す図面である。
【0054】
図2を参照すれば、エアロゾル発生装置10000は、図1に図示された構成以外、に蒸気化器14000をさらに含む。図2のエアロゾル発生物品20000、バッテリ11000、プロセッサ12000及びヒータ13000は、図1のエアロゾル発生物品20000、バッテリ11000、プロセッサ12000及びヒータ13000に対応しうる。したがって、重複説明は、省略する。
【0055】
図2に図示されたエアロゾル発生装置10000には、例示的な実施例に係わる構成要素が図示されている。したがって、図2に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がエアロゾル発生装置10000にさらに含まれるということを例示的な実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0056】
また、図2には、エアロゾル発生装置10000にヒータ13000が含まれていると図示されているが、必要によって、ヒータ13000は、省略されうる。
【0057】
図2には、バッテリ11000、プロセッサ12000、蒸気化器14000及びヒータ13000が一列に配置されていると図示されている。しかし、配置は、それに制限されない。
【0058】
エアロゾル発生物品20000がエアロゾル発生装置10000に挿入されれば、エアロゾル発生装置10000は、ヒータ13000及び/または蒸気化器14000を作動させてエアロゾルを発生させうる。ヒータ13000及び/または蒸気化器14000によって発生したエアロゾルは、エアロゾル発生物品20000を通過してユーザに伝達される。
【0059】
バッテリ11000は、蒸気化器14000が加熱されるように電力を供給する。プロセッサ12000は、蒸気化器14000の動作を制御する。
【0060】
蒸気化器14000は、液状組成物を加熱し、エアロゾルを発生させ、発生したエアロゾルは、エアロゾル発生物品20000を通過してユーザに伝達されうる。例えば、蒸気化器14000によって発生したエアロゾルは、エアロゾル発生装置10000の気流通路に沿って移動する。気流通路は、蒸気化器14000によって発生したエアロゾルがエアロゾル発生物品を通過してユーザに伝達されるように構成されうる。
【0061】
例えば、蒸気化器14000は、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素を含んでもよいが、それに限定されない。例えば、液体保存部、液体伝達手段及び加熱要素は、独立したモジュールとしてエアロゾル発生装置10000に含まれうる。
【0062】
液体保存部は、液状組成物を保存する。例えば、液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。液体保存部は、蒸気化器14000から/に脱/付着されるようにも作製され、蒸気化器14000と一体としても作製されうる。
【0063】
例えば、液状組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、または、ビタミン混合物を含む。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含んでもよいが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含む。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それらに制限されるものではない。また、液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含む。
【0064】
液体伝達手段は、液体保存部の液状組成物を加熱要素に伝達する。例えば、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックのような芯(wick)にもなるが、それらに限定されるものではない。
【0065】
加熱要素は、液体伝達手段によって伝達する液状組成物を加熱するための要素である。例えば、加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒータなどにもなるが、それらに限定されない。また、加熱要素は、ニクロム線のような伝導性フィラメントで構成され、液体伝達手段の周りに巻き取られる。加熱要素は、電流供給によって加熱され、加熱要素と接触された液体組成物に熱を伝達し、液体組成物を加熱することができる。液体組成物を加熱した結果、エアロゾルが発生しうる。
【0066】
例えば、蒸気化器14000は、カトマイザ(cartomizer)または霧化器(atomizer)とも称されるが、それに限定されない。
【0067】
図3は、エアロゾル発生物品が外部加熱型エアロゾル発生装置に挿入された他の例を示す図面である。
【0068】
図3のエアロゾル発生物品20000、バッテリ11000、プロセッサ12000、ヒータ13000及び蒸気化器14000は、図2のエアロゾル発生物品20000、バッテリ11000、プロセッサ12000、ヒータ13000及び蒸気化器14000に対応しうる。したがって、重複説明は、省略する。
【0069】
図3には、蒸気化器14000及びヒータ13000が並列に配置された例が図示されている。例えば、蒸気化器14000及びヒータ13000は、図2に図示されたように一列に配置され、図3に図示されたように並列に配置されうる。しかし、エアロゾル発生装置10000の内部構造は、図2及び図3に図示されたところに限定されない。例えば、エアロゾル発生装置10000の設計によって、バッテリ11000、プロセッサ12000、ヒータ13000及び蒸気化器14000の配置は変更されうる。
【0070】
図4は、誘導加熱方式を用いたエアロゾル発生装置の一例を示す図面である。
【0071】
図4を参照すれば、エアロゾル発生装置10000は、バッテリ11000、プロセッサ12000、コイルC及びサセプタSを含む。また、エアロゾル発生装置10000の空洞Vには、エアロゾル発生物品20000の少なくとも一部が収容されうる。図4のエアロゾル発生物品20000、バッテリ11000及びプロセッサ12000は、図1ないし図3のエアロゾル発生物品20000、バッテリ11000及びプロセッサ12000に対応しうる。また、コイルC及びサセプタSは、ヒータ13000に含まれうる。したがって、重複説明は、省略する。
【0072】
図4に図示されたエアロゾル発生装置10000には、例示的な実施例に係わる構成要素が図示されている。したがって、図4に図示された構成要素以外に他の汎用的な構成要素がエアロゾル発生装置10000にさらに含まれるということを例示的な実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
【0073】
コイルCは、空洞V周辺に提供されうる。図4には、コイルCが空洞Vを取り囲むように配置されると図示されているが、実施例は、それに限定されない。
【0074】
エアロゾル発生物品20000がエアロゾル発生装置10000の空洞Vに収容されれば、エアロゾル発生装置10000は、コイルCが磁場を発生させるようにコイルCに電力を供給する。コイルCによって発生した磁場がサセプタSを貫通することにより、サセプタSが加熱されうる。
【0075】
このような誘導加熱現象は、ファラデーの誘導法則(Faraday’s Law of induction)によって説明される公知された現象である。具体的に、サセプタS内の磁気誘導が変化する場合、電場がサセプタS内に発生することで、渦電流(eddy current)がサセプタS内に流れる。渦電流は、サセプタS内で電流密度及び伝導体抵抗に比例する熱を発生させる。
【0076】
サセプタSが渦電流によって加熱され、エアロゾル発生物品20000内のエアロゾル発生物質は、加熱されたサセプタSによって加熱されることにより、エアロゾルが発生しうる。エアロゾル発生物質から発生したエアロゾルは、エアロゾル発生物品20000を通過してユーザに伝達される。
【0077】
バッテリ11000は、コイルCが磁場を発生させるように電力を供給する。プロセッサ12000は、コイルCと電気的に連結されうる。
【0078】
コイルCは、バッテリ11000から供給された電力によって磁場を発生させる導電性コイルでもある。コイルCは、空洞Vの少なくとも一部を取り囲むように配置されうる。コイルCによって発生した磁場は、空洞Vの内側端部に配置されるサセプタSに印加されうる。
【0079】
サセプタSは、コイルCから発生する磁場が貫通されることにより、加熱されうる。サセプタSは、金属または炭素を含む。例えば、サセプタSは、フェライト(ferrite)、強磁性合金(ferromagnetic alloy)、ステンレス鋼(stainles ssteel)及びアルミニウム(Al)のうち、少なくとも1つを含む。
【0080】
サセプタSは黒鉛(graphite)、モリブデン(molybdenum)、シリコンカーバイド(silicon carbide)、ニオブ(niobium)、ニッケル合金(nickel alloy)、金属フィルム(metal film)、ジルコニア(zirconia)のようなセラミック、ニッケル(Ni)やコバルト(Co)のような遷移金属及びホウ素(B)やリン(P)のような半金属のうち、少なくとも1つを含んでもよい。しかし、サセプタSは、前述した例に限定されず、磁場が印加されることにより、希望温度まで加熱されるものであれば、制限なしに該当しうる。ここで、希望温度は、エアロゾル発生装置10000に予め設定されていてもよく、ユーザによって所望の温度に設定されうる。
【0081】
エアロゾル発生物品20000がエアロゾル発生装置10000の空洞Vに収容されれば、サセプタSは、エアロゾル発生物品20000の少なくとも一部を取り囲むように配置されうる。したがって、加熱されたサセプタSは、エアロゾル発生物品20000内のエアロゾル発生物質の温度を上昇させうる。
【0082】
図4には、サセプタSがエアロゾル発生物品20000の少なくとも一部を取り囲むように配置されると図示されているが、実施例は、それに限定されない。例えば、サセプタSは、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含み、加熱要素の形状によって、エアロゾル発生物品20000の内部または外部を加熱することができる。
【0083】
また、エアロゾル発生装置10000には、サセプタSが複数個配置されうる。この際、複数個のサセプタSは、エアロゾル発生物品20000の外部にも配置され、内部に挿入されるようにも配置される。また、複数個のサセプタSのうち、一部は、エアロゾル発生物品20000の内部に挿入されるように配置され、残りは、エアロゾル発生物品20000の外部に配置されうる。また、サセプタSの形状は、図4に図示された形状に限定されず、多様な形状を有する。
【0084】
図5は、例示的な実施例によるエアロゾル発生物品20000の構造を概略的に示す図面である。
【0085】
図5を参照すれば、エアロゾル発生物品20000は、第1部分21000、第2部分22000、第3部分23000、及び第4部分24000を含む。例えば、第1部分21000、第2部分22000、第3部分23000、及び第4部分24000は、それぞれエアロゾル発生要素、タバコ要素、冷却要素、及びフィルタ要素を含む。一例として、第1部分21000は、エアロゾル発生物質を含み、第2部分22000は、タバコ物質及び保湿剤を含み、第3部分23000は、第1部分21000及び第2部分22000を通過する気流を冷却させ、第4部分24000は、フィルタ物質を含む。
【0086】
図5を参照すれば、第1部分21000、第2部分22000、第3部分23000、及び第4部分24000は、エアロゾル発生物品20000の長手方向に順次に整列されうる。ここで、エアロゾル発生物品20000の長手方向は、エアロゾル発生物品20000の長さが延びる方向でもある。例えば、エアロゾル発生物品20000の長手方向は、第1部分21000から第4部分24000に向かう方向である。これにより、第1部分21000及び第2部分22000のうち、少なくとも1つで発生するエアロゾルが第1部分21000、第2部分22000、第3部分23000、及び第4部分24000を順次に通過して気流を形成し、これにより、ユーザは、第4部分24000からエアロゾルを吸い込むことができる。
【0087】
第1部分21000は、エアロゾル発生要素を含む。また、風味剤、湿潤剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含み、メントールまたは保湿剤などの加香液を含む。ここで、エアロゾル発生要素は、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つを含む。但し、実施例は、前述した例示に制限されず、本開示は、当該技術分野で広く知られた多様な種類のエアロゾル発生要素をいずれも含む。
【0088】
第1部分21000は、巻縮されたシートを含み、エアロゾル発生要素は、巻縮されたシートに含浸された状態で第1部分21000に含まれうる。また、風味剤、湿潤剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質及び加香液は、巻縮されたシートに吸収された状態で第1部分21000に含まれうる。
【0089】
巻縮されたシートは、高分子素材で構成されたシートでもある。例えば、高分子素材は、紙、酢酸セルロース(cellulose acetate)、リヨセル(lyocell)、ポリ乳酸(polylactic acid)のうち、少なくとも1つを含む。例えば、巻縮されたシートは、高温に加熱されても、熱による異臭が発生しない紙シートでもある。但し、実施例は、それに制限されるものではない。
【0090】
第1部分21000は、エアロゾル発生物品20000の末端から約7mm~約20mm地点まで延びる。第2部分22000は、第1部分21000が終わる地点から約7mm~約20mm地点まで延びる。但し、実施例がそのような数値範囲に必ずしも制限されず、第1部分21000及び第2部分22000それぞれの延びる長さは、通常の技術者が容易に変更可能な範囲で適切に調節されうる。
【0091】
第2部分22000は、タバコ要素を含む。タバコ要素は、特定形態のタバコ物質でもある。例えば、タバコ要素は、刻みタバコ、タバコ粒子(particle)、タバコシート(sheet)、タバコビーズ(beads)、タバコ顆粒(granule)、タバコ粉末(powder)またはタバコ抽出物の形態を有する。また、タバコ物質は、例えば、タバコ葉、タバコ葉脈、膨化タバコ、切断された刻みタバコ、板状葉刻みタバコ、及び再構成タバコのうち、1種以上を含んでもよい。
【0092】
第3部分23000は、第1部分21000及び第2部分22000を通過する気流を冷却させうる。第3部分23000は、高分子物質または生分解性高分子物質によって製造され、冷却機能を有する。例えば、第3部分23000は、ポリ乳酸(PLA)繊維によって作製されうるが、それに限定されない。他の実施例によれば、第3部分23000は、複数の孔が形成された酢酸セルロースフィルタによって作製されうる。しかし、第3部分23000は、上述した例示に限定されず、エアロゾルが冷却する機能を遂行する物質は、制限なしにそれに該当されうる。例えば、第3部分23000は、中空を含むチューブフィルタまたは紙管フィルタでもある。
【0093】
第4部分24000は、フィルタ物質を含む。例えば、第4部分24000は、酢酸セルロースフィルタでもある。一方、第4部分24000の形状には、制限がない。例えば、第4部分24000は、円柱状ロッドでもあり、内部に中空を含むチューブ状ロッドでもある。また、第4部分24000は、リセス状ロッドでもある。もし、第4部分24000が複数のセグメントで構成された場合、複数のセグメントのうち、少なくとも1つが異なる形状にも作製される。
【0094】
第4部分24000は、香味が発生する。一例として、第4部分24000に加香液が噴射され、加香液が塗布された別途の繊維が第4部分24000の内部に挿入されうる。
【0095】
エアロゾル発生物品20000は、第1部分21000ないし第4部分24000のうち、少なくとも一部を覆い包むラッパ25000を含む。また、エアロゾル発生物品20000は、第1部分21000ないし第4部分24000をいずれも覆い包むラッパ25000を含む。ラッパ25000は、エアロゾル発生物品20000の最外郭に位置され、ラッパ25000は、単一ラッパか複数枚のラッパの組合わせでもある。
【0096】
一例として、エアロゾル発生物品20000の第1部分21000は、エアロゾル発生物質を含む巻縮されたシワがついたシートを含み、第2部分22000は、タバコ物質として板状葉刻みタバコ及び保湿剤としてグリセリンを含み、第3部分23000は、紙管を含み、第4部分24000は、酢酸セルロース(CA)繊維を含んでもよいが、実施例が必ずしもそれに制限されるものではない。
【0097】
図6は、例示的な実施例によるエアロゾル発生物品100の構成を示す図面である。
【0098】
例示的な実施例によれば、エアロゾル発生物品100は、エアロゾル発生要素を含む第1部分110、タバコ要素を含む第2部分120、冷却要素を含む第3部分130、及びフィルタ要素を含む第4部分140を含む。
【0099】
第1部分110、第2部分120、第3部分130、及び第4部分140について図5を参照して前述した第1部分110、第2部分120、第3部分130、及び第4部分140が同様に適用されうる。
【0100】
第1部分110、前記第2部分120、前記第3部分130、及び前記第4部分140は、前記エアロゾル発生物品100の長手方向に順次に整列されうる。
【0101】
実施例において、第1部分110は、エアロゾル発生要素を含む。エアロゾル発生要素は、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つを含む。但し、実施例が前述した例示に制限されず、本開示は、当該技術分野で広く知られた多様な種類のエアロゾル発生要素をいずれも含む。また、風味剤、湿潤剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含み、メントールまたは保湿剤などの加香液を含む。
【0102】
第1部分110は、巻縮されたシートを含み、エアロゾル発生要素は、巻縮されたシートに含浸された状態で第1部分110に含まれうる。また、風味剤、湿潤剤及び/または有機酸(organic acid)のような他の添加物質及び加香液は、巻縮されたシートに吸収された状態で第1部分110に含まれうる。
【0103】
実施例において、第3部分130は、冷却要素を含む。第3部分130は、発生したエアロゾルによって形成された気流を冷却させうる。第3部分130は、高分子物質または生分解性高分子物質によって製造され、冷却機能を有する。例えば、第3部分130は、ポリ乳酸(PLA)繊維によって作製されうるが、それに限定されない。他の実施例によれば、第3部分130は、複数の孔が形成された酢酸セルロースフィルタによって作製されうる。しかし、第3部分130は、上述した例示に限定されず、エアロゾルが冷却する機能を遂行する物質は、制限なしにそれに該当しうる。例えば、第3部分130は、中空を含むチューブフィルタまたは、紙管フィルタでもある。
【0104】
実施例において、第4部分140は、フィルタ要素を含む。フィルタ要素は、エアロゾルを濾過する機能を遂行し、マウスピースとしても機能する。フィルタ要素は、フィルタセグメント及び中空を含んでもよい。
【0105】
以下、エアロゾル発生物品100の第2部分120についてさらに詳細に説明する。
【0106】
実施例において、第2部分120は、タバコ要素を含む多孔性タバコ固形物を含む。
【0107】
後述するところのように、例示的な実施例によるエアロゾル発生物品100は、多孔性構造のタバコ固形物を第2部分120に含むことで、第2部分120の全体にわたって均一な加熱が可能である。例えば、外部加熱型エアロゾル発生装置によって第2部分が加熱される場合、ヒータと隣接した第2部分の外部だけではなく、第2部分の内部まで比較的円滑に熱が提供されて均一な加熱が可能である。第2部分が全体にわたって均一に加熱されることにより、喫煙終了後にタバコ要素に含まれたニコチン残留量を低め、ユーザに高いレベルのニコチン移行率を提供する。また、多孔性構造によって第1部分で発生したエアロゾルの除去率が低くなることにより、ユーザに豊富な霧化量を提供する。
【0108】
実施例において、第2部分120は、1つの多孔性タバコ固形物を含み、多孔性タバコ固形物は、円筒状を有する。1つの多孔性タバコ固形物を含む場合、複数の多孔性タバコ固形物を含む場合に比べて、さらに均一な温度の加熱が可能である。
【0109】
図7Aは、図6に図示された例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の第2部分120の断面図200である。
【0110】
多孔性タバコ固形物は、エアロゾル発生物品の上流から下流(すなわち、エアロゾル発生物品の長手方向が延びる)に貫通される少なくとも1つの通路201を含み、多孔性タバコ固形物の外周面には、少なくとも1つの通路と連結される複数の気孔202が形成されうる。
【0111】
上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路201は、提供された熱が移動する通路の役割が可能であり、第2部分のニコチン及び第1部分で発生したエアロゾルを円滑に伝達することができる。
【0112】
また、上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路201は、多孔性タバコ固形物の外周面に形成された複数の気孔202と連結されうる。複数の気孔202は、エアロゾル発生装置によって提供される熱が多孔性タバコ固形物内部で円滑に出入りするようにし、多孔性タバコ固形物全体を均一に加熱させて多孔性タバコ固形物の内部で発生したニコチンの移行通路の役割が可能である。これにより、複数の気孔202の大きさ及び個数などを調節してエアロゾル発生物品のエアロゾルのニコチン移行量を調節することが可能である。
【0113】
上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路201は、4.5mm~8mmの直径を有するエアロゾル発生物品を基準に、円滑な熱の伝達及びエアロゾルとニコチンの移行を考慮するとき、1mm~4mmの平均直径を有する。例えば、少なくとも1つの通路201は、1.2mm~3mm、または1.5mm~2.5mmの平均直径を有する。
【0114】
また、複数の気孔202は、4.5mm~8mmの直径を有するエアロゾル発生物品を基準に、熱の伝達及びニコチンの移行を考慮するとき、0.1mm~1mmの平均直径を有する。例えば、複数の気孔202は、0.2mm~0.9mm、または、0.4mm~0.8mmの平均直径を有する。但し、実施例が前述したところに必ずしも制限されるものではない。例えば、多孔性構造は、多様な大きさ及び形態の通路201及び気孔202を含む。
【0115】
例えば、4.5mm~8mmの直径を有するエアロゾル発生物品を基準に、上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路201は、1.2mm~3mmの平均直径を有し、複数の気孔202は、0.2mm~0.9mmの平均直径を有する。その場合、外部加熱型エアロゾル発生装置に適用されて提供される熱の流入及び放出が円滑になることにより、ニコチン移行率が向上しうる。例えば、多孔性構造を有さないタバコ固形物を含むエアロゾル発生物品の場合、ユーザの喫煙終了後、ニコチン残留量が約40%~70%であり、一方、例示的な実施例による多孔性タバコ固形物を含むエアロゾル発生物品の場合、10%以下のニコチン残留量を有する。また、多孔性構造によって吸引抵抗が適切に調節され、喫煙時、エアロゾル発生物品の過度な温度上昇を防止することができる。
【0116】
図7Aに図示されたように、多孔性タバコ固形物は、上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路201を3個含むが、実施例は、それに限定されない。例えば、エアロゾル発生物品の大きさ、上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路の直径、ニコチン移行率、多孔性タバコ固形物の吸引抵抗及びエアロゾル除去性能のような要因を考慮して通路201の個数を適切に調節する。例えば、多孔性タバコ固形物は、上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路を1ないし5個含む。
【0117】
図7Bは、他の例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の第2部分300の断面図である。
【0118】
図7Bを参照すれば、多孔性タバコ固形物は、上流から下流に貫通される通路301を1個含む。複数の気孔302の個数は、上流から下流に貫通される通路301の個数と比例するが、図7Aに図示された例示的な実施例と比べて上流から下流に貫通される通路の個数が減少することにより、外周面に形成される複数の気孔302の個数も減少する。
【0119】
複数の気孔302の個数を調節することにより、多孔性タバコ固形物の比表面積も調節されうる。多孔性タバコ固形物は、200m/g~1000m/gの比表面積を有する。例えば、多孔性タバコ固形物の比表面積は、300m/g~800m/gでもある。多孔性タバコ固形物の比表面積が調節されることで、ニコチン移行率及びエアロゾル発生物品の熱感が調節されうる。
【0120】
実施例において、第2部分は、多孔性タバコ固形物を覆い包むように配置される熱伝導性ラッパを含む。熱伝導性ラッパ117は、アルミニウム(Al)、金(Au)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、コバルト(Co)、伝導性炭素(C)、黒鉛(graphite)、軟鋼(mild steel)、ステンレス鋼(stainless steel)、銅(Cu)、または青銅(bronze)によって形成されうる。熱伝導性ラッパは、数μm~数百μmの厚さを有するが、それに必ずしも制限されるものではない。熱伝導性ラッパは、伝達される熱をエアロゾル発生物品の長手方向に延びる多孔性タバコ固形物に均一に伝達することができる。
【0121】
熱伝導性ラッパの材料及び厚さなどを変更して熱伝導性ラッパの熱伝導率を調節し、結果として、ユーザに提供されるエアロゾルの成分を調節することができる。
【0122】
図8は、例示的な実施例によるエアロゾル発生装置10に挿入された図6に図示された例示的な実施例によるエアロゾル発生物品400を図示する。
【0123】
図8を参照すれば、エアロゾル発生装置10は、エアロゾル発生物品400を収容する収容空間12、エアロゾル発生物品400を加熱する加熱要素11、及び加熱要素11に電力を供給するバッテリを含むエアロゾル発生装置10を含む、エアロゾル発生システムを提供する。
【0124】
エアロゾル発生物品400には、前述したエアロゾル発生物品の例示的な実施例が適用されうる。
【0125】
実施例において、加熱要素11は、収容空間12を取り囲むように配置される円筒状を有する。但し、加熱要素11が、それに制限されず、加熱要素11は、収容空間12内部に配置され、針状を有する。
【0126】
実施例において、エアロゾル発生物品が収容空間に挿入される場合、エアロゾル発生物品400の長手方向に第1部分の一部及び第2部分の一部が加熱要素によってカバーされるようにも配置される。
【0127】
加熱要素11が作動すれば、第1部分410に含まれたエアロゾル発生要素及び第2部分420に含まれたタバコ要素が加熱されうる。発生したエアロゾルは、第3部分430及び第4部分440を通過してエアロゾル発生物品400の外部に向かう。
【0128】
図8を参照すれば、前述したように、外部加熱型加熱要素11によって、エアロゾル発生物品400が加熱されても、第2部分420の多孔性構造によって中心部まで熱がさらに均一に供給され、ユーザに向上したニコチン移行率を提供することができる。
【0129】
実施例によれば、多孔性タバコ固形物の製造方法は、タバコ粉末、バインダ及び保湿剤を含むタバコ組成物を準備する段階、前記タバコ組成物を少なくとも1つの気体噴射管が内部に位置する円筒状フレームに挿入する段階、及び多孔性タバコ固形物を形成するために前記少なくとも1つの気体噴射管から前記円筒状フレームに挿入された前記タバコ組成物に気体を噴射する段階を含む。
【0130】
ここで、多孔性タバコ固形物は、図6ないし図7Bのエアロゾル発生物品の第2部分に含まれる構成でもある。
【0131】
図9は、図6に示した例示的な実施例によるエアロゾル発生物品の多孔性タバコ固形物の製造方法を示す図面である。以下、図9を参照して、多孔性タバコ固形物の製造方法を説明する。
【0132】
タバコ組成物20は、タバコ粉末、バインダ及び保湿剤を混合した組成物でもある。タバコ粉末は、前述したタバコ物質のうち、少なくとも1つの粉砕物でもある。バインダは、例えば、グアガム、キサンタンガム、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)またはヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)などでもある。保湿剤は、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール及びオレイルアルコールのうち、少なくとも1つを含む。
【0133】
実施例において、タバコ組成物20は、タバコ粉末60重量%~80重量%、バインダ15重量%~30重量%及び保湿剤5重量%~10重量%を含む。タバコ組成物20の組成は、気体噴射管21の気体噴射によって形成される多孔性構造、特に多孔性タバコ固形物の外周面に形成される気孔の形成に影響を与える。前述したタバコ粉末、バインダ及び保湿剤の組成範囲を外れる場合、気体噴射過程で望ましい大きさを有する気孔がタバコ固形物の表面に均一に分布できず、不規則な大きさの気孔が形成されうる。
【0134】
例示的な実施例において、製造完了された多孔性タバコ固形物は、気体噴射管21が挿入された位置に上流から下流に貫通される少なくとも1つの通路が形成されうる。
【0135】
例示的な実施例において、少なくとも1つの気体噴射管21は、外周面に気体を噴射する複数のホール22が形成されうる。多孔性タバコ固形物の外周面には、気体噴射管21の複数のホール22から噴射された気体によって少なくとも1つの通路と連結される複数の気孔が形成されうる。
【0136】
例示的な実施例において、多孔性タバコ固形物の製造方法は、タバコ組成物を円筒状フレームに挿入する段階と多孔性タバコ固形物を製造する段階との間に円筒状フレームに挿入されたタバコ組成物20の外部を乾燥させる段階をさらに含んでもよい。気体の噴射以前にタバコ組成物20の外部硬度は、多孔性構造の形成に影響を与えることができる。気体噴射管21の複数のホール22から噴射された気体は、タバコ組成物20の外部に抜け出て、気孔を形成する。気体が抜け出るタバコ組成物20の外部硬度が一定レベル以下である場合、噴射された気体が気孔を形成することができず、内部に残留しつつ圧縮される。結果として、タバコ組成物20は、爆発する恐れがある。したがって、該方法は、気体噴射管21を通じて気体を噴射する前に、タバコ組成物20の外部を乾燥させて外部の硬度を向上させる段階をさらに含んでもよい。
【0137】
例示的な実施例によれば、円筒状フレームの外周面には、気体噴射管21の外周面に形成された複数のホール22よりも大径を有する気体排出ホールを有する。気体排出ホールは、気体噴射管21から噴射された気体の円滑な排出を誘導し、多孔性タバコ固形物が追ってエアロゾル発生物品組立工程に活用されやすい円筒状を保可能にする。
【0138】
例示的な実施例において、気体噴射管21から噴射される気体は、80℃~120℃の温度を有する。気体噴射管21から噴射される気体の温度が80℃未満である場合、多孔性タバコ固形物の外周面に均一な大きさの気孔を形成し難く、気体の温度が120℃を超過する場合、製造過程でタバコ組成物20が燃焼されるか、爆発の可能性がある。
【0139】
また、気体噴射管21から噴射される気体は、0.5mmbar~3mmbarの圧力を有する。噴射される気体の圧力が0.5mmbar未満である場合、気体の圧力不足によって気孔が形成されず、3mmbar超過である場合、過度に強い圧力でタバコ組成物20が円筒状フレーム内で爆発するか、気孔サイズが増加して比表面積が減少しうる。
【0140】
例示的な実施例において、気体噴射管21から噴射される気体は、例えば、水蒸気または非活性気体でもあるが、上述した例に限定されず、気孔を形成することができる気体であれば、制限なしに使用されうる。
【0141】
例示的な実施例において、気体噴射管21から噴射される気体は、香味要素をさらに含んでもよい。香味要素は、香料または香味剤を含む。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含んでもよいが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含む。
【0142】
気体に含まれる香味要素は、製造が完了された多孔性タバコ固形物に残って喫煙時にユーザに多様な香味または風味を提供することができる。例えば、気体噴射管21から噴射される気体に香味剤を含む水の水蒸気を使用することができる。
【0143】
図面でブロックで図示された構成要素、要素、モジュールまたはユニット(この段落で集合的に「構成要素」)のうち、少なくとも1つは、例示的な実施例によって上述したそれぞれの機能を行う多様なハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェア構造によって具現されうる。例えば、そのような構成要素のうち、少なくとも1つは、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御装置のメモリ、プロセッサ、論理回路、ルックアップテーブルのような直接回路構造を使用することができる。また、そのような構成要素のうち、少なくとも1つは、特定論理機能を遂行するための1つ以上の実行可能な命令を含み、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御装置によって実行されるモジュール、プログラムまたはコードの一部によって具体的に具現されうる。また、これら構成要素のうち、少なくとも1つは、それぞれの機能を遂行する中央処理ユニット(CPU)のようなプロセッサ、マイクロプロセッサなどを含むか、これによって具現されうる。これら構成要素のうち、2以上は、2以上の構成要素の全ての動作または機能を遂行する1つの単一構成要素によって結合される。また、これらの構成要素のうち、少なくとも1つの機能のうち、少なくとも一部は、これらの構成要素のうち、他の構成要素によっても遂行される。また、前記ブロック図は、バス(bus)を図示していないが、バスを通じて構成要素間の通信が行われる。前記例示的な実施例の機能的側面は、1つ以上のプロセッサで行うアルゴリズムによって具現される。また、ブロックまたは処理段階によって表現される構成要素は、電子構成、信号処理及び/または制御、データ処理のための任意の数の関連技術を使用することができる。
【0144】
例示的な実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者は、前記記載の本質的な特性から外れない範囲で変形された形態によっても具現されるということを理解できるであろう。したがって、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。
図1
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図7A
図7B
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図9
【国際調査報告】