(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-26
(54)【発明の名称】電子キーボード
(51)【国際特許分類】
G06F 3/02 20060101AFI20230419BHJP
【FI】
G06F3/02 E
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2022544203
(86)(22)【出願日】2021-01-19
(85)【翻訳文提出日】2022-09-06
(86)【国際出願番号】 GB2021000003
(87)【国際公開番号】W WO2021148770
(87)【国際公開日】2021-07-29
(31)【優先権主張番号】202020132796.7
(32)【優先日】2020-01-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519104503
【氏名又は名称】ペラテック ホールドコ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100145883
【氏名又は名称】新池 義明
(72)【発明者】
【氏名】ピン, リュウ
(72)【発明者】
【氏名】ダウェイ, ユー
(72)【発明者】
【氏名】フォン, シュー
(72)【発明者】
【氏名】ジン, ツァォ
【テーマコード(参考)】
5B020
【Fターム(参考)】
5B020DD02
(57)【要約】
電子キーボード(102)は、複数のキー(201)と、空洞(203)を備えているハウジング(501)を含む。空洞は、回路基板(503)、プレス層(502)、及びその中に配置された少なくとも1の圧力センサ(504)を収容する。各圧力センサは空洞の下部(505)と回路基板の間に設けられ、プレス層は各キーに移動可能に接続され、回路基板はプレス層と空洞の下部の間に設けられている。各圧力センサは回路基板に接続され、各圧力センサの力受け面(406)は、対応するキーの投影領域(506)と整合している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のキー;及び
空洞を含んでいるハウジング;
を含み、
前記空洞は、回路基板、プレス層及び前記空洞内に配置された少なくとも1の圧力センサを収容しており;ここで
前記少なくとも1の圧力センサは前記空洞の下部と前記回路基板の間に設けられており;
前記プレス層は前記複数のキーのそれぞれと移動可能に接続されており、前記回路基板は前記プレス層と前記下部の間に設けられており;そして
前記少なくとも1の圧力センサは前記回路基板に接続されており、前記少なくとも1の圧力センサの力受け面は前記複数のキーの対応する1の投影領域と整合している
電子キーボード。
【請求項2】
複数の溝が前記プレス層に設けられている請求項1記載の電子キーボード。
【請求項3】
前記複数のキーの各々が前記複数の溝の対応する1に移動可能に受容されている請求項2記載の電子キーボード。
【請求項4】
支持プレートを更に備えている請求項1ないし3のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項5】
前記支持プレートが前記空洞の前記下部と前記回路基板の間に配置されている請求項4記載の電子キーボード。
【請求項6】
前記支持プレートが前記回路基板に対向する第1の側に少なくとも1の配置スロットを含み、前記少なくとも1の配置スロットがその中に配置された前記少なくとも1の圧力センサの1を含んでいる請求項5記載の電子キーボード。
【請求項7】
前記少なくとも1の圧力センサと前記回路基板の間に配置された少なくとも1の力集中装置を更に含む請求項1ないし6のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項8】
前記力集中装置のそれぞれが対応する少なくとも1の配置スロットに配置されている、請求項6に従属するときの請求項7記載の電子キーボード。
【請求項9】
前記少なくとも1の圧力センサが第1の厚さを有し、前記力集中装置が第2の厚さを有し、前記第1の厚さと前記第2の厚さの合計が前記配置スロットの深さと実質的に同様である請求項7又は請求項8記載の電子キーボード。
【請求項10】
前記力集中装置がポリエステル樹脂材料を含む請求項7ないし9のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項11】
前記少なくとも1の圧力センサが薄膜圧力センサである請求項1ないし10のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項12】
前記複数のキーが前記少なくとも1の圧力センサの数と同じであるか、又はそれを超える数である請求項1ないし11のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項13】
前記プレス層が弾性材料を含む請求項1ないし12のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項14】
請求項1ないし13のいずれか1項記載の電子キーボードを含む電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年1月20日に出願された中国実用新案番号ZL2020 2 0132796.7に基づく優先権を主張するものであり、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
本発明は、電子キーボード及び電子キーボードを備えた電子機器に関する。
電子機器に入力を提供するための電子キーボードを利用するパーソナルコンピュータ又はデスクトップコンピュータのような電子機器は広く知られており、家庭及び作業環境の両方で非常に利用されている。
このタイプの電子キーボードは、電子機器又は他の機器を動作させるために使用される命令及びデータ入力装置を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術では、典型的なキーボードは、キーボード基板と複数のキーと回路基板を含む。動作時には、ユーザがキーを押すと、回路基板が対応する電気信号を生成することができ、それによって対応する電子機器による対応する処理が完了する。これらの既存の装置では、キーが押されたときにのみ信号が生成され、対応する電子機器上で対応する処理が完了する。これは、ユーザの技能を低下させるとともに、ユーザの操作に不便である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
[発明の簡単な説明]
本発明の第1の観点によれば、複数のキー;及び、空洞を備えているハウジングを含み、前記空洞は、回路基板、プレス層及び前記空洞内に配置された少なくとも1の圧力センサを収容しており;ここで、前記少なくとも1の圧力センサは前記空洞の下部と前記回路基板の間に設けられており;前記プレス層は前記複数のキーのそれぞれと移動可能に接続されており、前記回路基板は前記プレス層と前記下部の間に設けられており;そして、前記少なくとも1の圧力センサは前記回路基板に接続されており、前記少なくとも1の圧力センサの力受け面は前記複数のキーの対応する1の投影領域と整合している電子キーボードが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1】
図1は、本発明に係る電子機器及びキーボードの構成例を示す図である。
【
図2】
図2は、本発明による
図1のキーボードの断面図である。
【
図4】
図4は、本発明によるキーボードで利用される圧力センサの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、本発明の一実施形態によるキーボードの概略構成縦断図である。
【
図6】
図6は、
図5の実施形態によって提供されるキー及びプレス層の長手方向断面構造の概略図である。
【
図7】
図7は、本発明の別の実施形態によるキーボードの長手方向断面構造の概略図である。
【
図8】
図8は、
図7の支持プレート及び回路基板の断面構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明の実施の形態について、図面を参照して例としてのみ説明する。詳細な実施形態は、発明者が知っている最良のモードを示し、特許請求された本発明をサポートする。ただし、これらは単なる例示であり、特許請求の範囲を解釈又は制限するために使用するべきではない。これらの目的は、当該技術分野の当業者に教示を提供することである。「第1」や「第2」のなどの序数句で区別される要素及びプロセスは、必ずしも何らかの順序やランク付けを定義するわけではない。
【0007】
[発明の詳細な説明]
(
図1)
図1は、本発明の一実施形態によるキーボード102を含む典型的な電子機器101を示す。
実施形態では、電子機器101は、デスクトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、又はキーボードを利用することができる他の適切なタイプの電子機器であってもよい。
例示的な実施例では、電子機器101は、図示されたパーソナルコンピュータであり、一実施形態では、ゲームアプリケーションは、パーソナルコンピュータ上で実行されるように構成されている。したがって、本発明により提供されるキーボードは、ユーザが、本発明によるキーボード102を操作することによって、このようなゲームにおける仮想キャラクタの相対的な動作を制御することを可能にする。
例えば、ユーザがゲーム中のキャラクタが高速で走行するようにゲームキャラクタを制御したいならば、ユーザは、キー103のような指定されたキーを、比較的高い印加圧力又はハードキープレスで押下することができる。あるいは、ユーザがゲームキャラクタをよりゆっくり移動させることを望む場合、ユーザは、指定されたキー103を低減された適用圧力で軽くタップすることができる。
【0008】
(
図2)
図2は、本発明によるキーボード102の断面図を示す。キーボード102は、例えば、ユーザが電子機器101に入力することができるように配置された複数のキー201を含む。
キーボード102は更に、
図3で更に説明する方法で、回路基板、プレス層、及び少なくとも1の圧力センサを収容する空洞203を更に備えている。
図3は、領域203内に入るキーボード102の一部を示す。
【0009】
(
図3)
この図示された例では、キーボード102は、キー301、回路基板302、プレス層303、及び圧力センサ304を含む。
実施形態では、圧力センサ304は、空洞203の下部305と回路基板302の間に設けられている。プレス層303はキー301に移動可能に接続され、回路基板302はプレス層303と下部305の間に設けられている。
実施形態では、圧力センサ304は、圧力センサ304の受力面がキー301の投影領域306と位置合わせされるように、回路基板302に電気的に接続される。
実施形態では、キーボード102は、下部305と回路基板302の間に配置された支持プレート307を更に含む。
図8に関して更に説明するように、キーボード102は、回路基板302に接合され、回路基板302とキーボード空洞203の下部305の間に配置されている力集中器308を更に含む。
【0010】
(
図4)
図4に示すように、圧力センサ304など、本明細書で説明する圧力センサのいずれも、
図4に示す圧力センサ401と実質的に同様であり得る。実施形態では、圧力センサ401は薄膜圧力センサである。
実施形態では、圧力センサ401は、第1の導電層402、第2の導電層403及び中間層404を備えている。中間層404は、導電層402と導電層403の間に配置されている。使用中、中間層404が2つの導電層402及び403に接しているとき、中間層404、導電層402及び導電層403は、層の間に電気接続及び経路を形成する。実施形態では、圧力センサ401の力受け面406上に加えられた力405のような印加力によって層が互いに接触してもよい。
【0011】
更に、検出された圧力が層間で異なる場合、中間層と2つの導電層層間の接触面積も異なる。つまり、発生する抵抗も異なる。したがって、圧力が異なると異なる抵抗が生じるであろう。
したがって、キーボード102のキー301などのキーが押され、圧力がプレス層303、回路基板302及び力集中器308を介して伝達されると、圧力センサ401の中間層404が2つの導電層によって圧搾されて電気回路を形成する。これによって、対応する抵抗が生じる。したがって、加えられた圧力が検出できる。
一実施形態では、キーボード102上のキー103の数は、キーボード102上の圧力センサ401の数より大きいか、又は同数である。
本発明の実施形態では、
図3の例を参照すると、1の圧力センサ304が、複数のキー201の各キー301の投影領域306内に設けられている。
【0012】
(
図5)
図5は、本発明の実施形態によって提供されたキーボード102の長手方向部分の概略構成図を示す。
キーボード102は、複数のキー201と、ハウジング501と、プレス層502と、回路基板503と、少なくとも1の圧力センサ504とを含んでいる。中間層404は、導電層402と導電層403の間に配置されている。
実施形態では、ハウジング501は、回路基板503、プレス層502、及び少なくとも1の圧力センサ504を収容するように構成された空洞203とを含んでいる。したがって、実施形態では、回路基板503、プレス層502、及び少なくとも1の圧力センサ504はすべて空洞203内に配置されている。
【0013】
少なくとも1の圧力センサ504は、空洞203の下部505と回路基板503の間に配置されている。各圧力センサ504は回路基板503の片面上に配置されたプレス層502に付属し、複数のキー201がプレス層502上に移動可能に配置されている。
更に、各圧力センサ504は回路基板503に接続され、各圧力センサ504の受力面406は対応するキー201の投影領域506と位置合わせされている。
【0014】
ハウジング501の下部505は、一定の厚さを有し、回路基板503に面する下部505内に設けられた少なくとも1の配置スロット507を含むことに留意されたい。各配置スロット507の位置は、対応するキーの投影領域に対応する。各配置スロット507は、各圧力センサ504を位置決めするために利用される。実施形態では、各配置スロット507の断面積は、対応する圧力センサ504の断面積よりわずかに大きい。各配置スロット507の深さと、対応する圧力センサ504の厚さは、実質的に同様であり得る。
本発明の実施形態では、ユーザが複数のキー201のうちの1つを押すと、プレス層502が押されて回路基板503に接するので、回路基板503は、ユーザが加えた圧に応じた信号を受信する。
【0015】
ユーザの押圧によって発生した圧力の大きさも、プレス層502と回路基板503を介して該当する圧力センサに伝達され得る。このようにして、各圧力センサ504は圧力信号を検出し、この圧力信号を回路基板503に伝達することができる。次に、回路基板503は、
図1の電子機器101のような電子機器に接触信号を送信することができる。電子機器は、電子機器が接触信号と圧力信号に従って対応する処理を実行できるように、入力信号と圧力信号を受信するように構成されている。
空洞203の下部505と回路基板503の間に圧力センサ504を配置することによって、圧力センサ504を回路基板503に電気的に接続することができ、ユーザがキーを押すことによって加えられた圧力に従って、対応する圧力信号が生じ得る。このようにして、対応する電子機器上で対応する処理が完了するので、これによって、ユーザ体験が改善され、ユーザ操作が容易になる。
【0016】
(
図6)
図6は、
図5の本発明の実施形態によって提供されたキー201とプレス層502の縦断面構造の概略図を示す。図示のように、プレス層502には複数の溝601が設けられている。各溝601には、それぞれの溝601内で移動可能なキー201が設けられている。
一実施形態では、溝601の数とキー201の数は実質的に同様であり、溝601が位置する領域は重なり合っており、対応するキー201の投影領域内に収まっている。
【0017】
実施形態では、各キー201は接続部分602を含み、接続部分602は、キー201のプレス層502に最も近い側に配置されている。各接続部分602の断面積は、対応する溝601の断面積よりわずかに小さい。一実施形態では、接続部分602の断面積と対応する溝601の断面積は、実質的に同様である。
更に、実施形態では、各溝601とプレス層502の接続は、着脱可能な接続である。特定の実施形態では、着脱可能な接続はスナップ接続である。
実施形態では、プレス層502は弾性材料を含む。
【0018】
(
図7)
図7は、本発明の代替の実施形態によるキーボードの縦断面構造の概略図を示す。
図示のように、キーボード102は、キーボード102の下部702と回路基板703の間に配置された支持プレート701を含む。支持プレート701には、回路基板703に面する第1の面に少なくとも1の配置スロットが設けられている。各配置スロットには圧力センサが設けられている。
実施形態では、支持プレート701は厚さを有し、支持プレート701、回路基板703、及びプレス層704の断面積は実質的に同様である。更に、支持プレート701、回路基板703、プレス層704の断面形状もほぼ同様である。
【0019】
(
図8)
図8は、
図7の実施形態に係る支持プレート701と回路基板703の縦断面構造図を示す。
図7に示すように、支持プレート701には、回路基板703に面する支持プレート701の第1の面802に少なくとも1の配置スロット801が設けられている。各配置スロット801内には圧力センサ803が設けられている。
一実施形態では、各配置スロット801の断面形状は、正方形、円形、又は任意の他の適切な幾何学図形とすることができ、本発明の実施形態において特に限定されない。
【0020】
特定の実施形態では、支持プレート701には3つの配置スロット801が設けられている。対応して、各配置スロット801内に圧力センサ802が配置されている。一実施形態では、キーボード102の各キー201の投影領域は、対応する配置スロット801と整合している。したがって、この例示的な実施形態では、第1のキーの投影領域は第1の配置スロットと適合し、第2のキーの投影領域は第2の配置スロットと適合し、第3のキーの投影領域は第3の配置スロットと適合している。
代替として、
図8に示すように、キーボード102は、少なくとも1の力集中器804を更に含む。実施形態では、各配置スロット801には力集中器804が設けられ、各力集中器804は、各圧力センサ803と回路基板の間に配置されている。一実施形態では、力集中器804は、回路基板703と結合している。
【0021】
本発明の実施形態では、ユーザがキー201を押すと、プレス層704が回路基板703に接する。加えられた圧力は、回路基板703を介して伝達し力集中器804に作用する前に、回路基板703に作用する。力集中器804は加えられた圧力を圧力センサ803に伝達するので、圧力センサ803は加えられた圧力を検出することができる。
一実施形態では、力集中器804の断面積と圧力センサ803の断面積は実質的に同様である。別の実施形態では、力集中器804の断面積は、圧力センサ803の断面積よりも大きく、配置スロット801の断面積よりも小さい。更なる実施形態では、断面積又はサイズの任意の適切な変化を利用して、特定の用途に適合させることができることを理解されたい。
【0022】
代替として、力集中器804は、PET(ポリエチレンテレフタレート)などのポリエステル樹脂材料を含む。しかしながら、力集中器804は、圧力の集中を容易にする他の代替材料を含み得ることを理解されたい。
一実施形態では、各圧力センサ803及びそれに対応する力集中器804を合わせた全体の厚さは、配置スロット801の深さと実質的に同様である。配置スロット801の厚さをaとして表わし、圧力センサ803と力集中器804を合わせてbと表わすならば、aとbとの差は予め設定されたサイズの範囲内にあるように決定することができる。
したがって、本発明は、少なくとも以下の理由により、従来技術に対する改善を提供する。 第1に、記録された従来技術では、キーボードから生成される信号は、キーボード上のキーが実際に押されたときにのみ生成され、更に接続された電子機器によってのみ処理される。この場合に追加の処理が必要になるため、不便さが増し、ユーザの技能が低下する。
【0023】
キーボードを収容する空洞の底部と回路基板の間に圧力センサを配置することにより、圧力センサが回路基板に電気的に接続される。これは、対応する圧力信号が、ユーザが該当するキーを押すことによって加えられた圧力に従って生じ得ることを意味する。これにより、対応する電子機器上で対応する処理を完了することができる。
このように、本発明のキーボードは、既存のキーボードの機能を満たすだけでなく、力感知要素を提供し、それによって圧力入力の自由度を付加する。したがって、この感圧キーボードにより、ユーザは電子機器との詳細なやり取りが可能になり、現実世界の環境のシミュレーションが強化される。よって、ユーザの技能が向上する。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
従来の技術では、典型的なキーボードは、キーボード基板と複数のキーと回路基板を含む。動作時には、ユーザがキーを押すと、回路基板が対応する電気信号を生成することができ、それによって対応する電子機器による対応する処理が完了する。これらの既存の装置では、キーが押されたときにのみ信号が生成され、対応する電子機器上で対応する処理が完了する。これは、ユーザの技能を低下させるとともに、ユーザの操作に不便である。
2016年10月11日に公開された米国特許9465412号明細書(マイクロソフト テクノロジー ライセンシング エルエルシー[米国])には、感圧キーアセンブリが力集中層とパッド及び支持層の間に配置されている入力装置層について記載されている。感圧キーアセンブリは、支持層を横切って配置されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
本発明の第1の観点によれば、特許請求の範囲の請求項1に記載された電子キーボードが提供される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のキー
(201,301);及び
空洞
(203)を含んでいるハウジング
(501);
を含み、
前記空洞は、回路基板
(302,503,703)、プレス層
(303,502,704)及び前記空洞内に配置された少なくとも1の圧力センサ
(304,504,803)を収容しており;ここで
前記少なくとも1の圧力センサは前記空洞の下部
(305,505,702)と前記回路基板の間に設けられており;
前記プレス層は前記複数のキーのそれぞれと移動可能に接続されており、前記回路基板は前記プレス層と前記下部の間に設けられており;そして
前記少なくとも1の圧力センサは前記回路基板に接続されており、前記少なくとも1の圧力センサの力受け面
(406)は前記複数のキーの対応する1の投影領域
(306)と整合して
おり;
前記電子キーボードは、前記空洞の前記下部と前記回路基板の間に配置されている支持プレート(307,701)を更に含み;
前記支持プレートが前記回路基板に対向する第1の面(802)に少なくとも1の配置スロット(507,801)を含み、前記少なくとも1の配置スロットがその中に配置された前記少なくとも1の圧力センサのうちの1を含んでいる
電子キーボード
(102)。
【請求項2】
複数の溝
(601)が前記プレス層に設けられている請求項1記載の電子キーボード。
【請求項3】
前記複数のキーの各々が前記複数の溝の対応する1に移動可能に受容されている請求項2記載の電子キーボード。
【請求項4】
加えられた圧力を前記圧力センサに伝達するように構成されており、そして、前記少なくとも1の圧力センサと前記回路基板の間に配置された少なくとも1の力集中装置
(308,804)を更に含む請求項1ないし
3のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項5】
前記力集中装置のそれぞれが対応する少なくとも1の配置スロットに配置されている
請求項4記載の電子キーボード。
【請求項6】
前記少なくとも1の圧力センサが第1の厚さを有し、前記力集中装置が第2の厚さを有し、前記第1の厚さと前記第2の厚さの合計
(b)が前記配置スロットの深さ
a)と実質的に同様である請求項
4又は請求項
5記載の電子キーボード。
【請求項7】
前記力集中装置がポリエステル樹脂材料を含む請求項
4ないし
6のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項8】
前記少なくとも1の圧力センサが薄膜圧力センサである請求項1ないし
7のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項9】
前記複数のキーが前記少なくとも1の圧力センサの数と同じであるか、又はそれを超える数である請求項1ないし
8のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項10】
前記プレス層が弾性材料を含む請求項1ないし
9のいずれか1項記載の電子キーボード。
【請求項11】
請求項1ないし1
0のいずれか1項記載の電子キーボード
(101)を含む電子機器。
【国際調査報告】