(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-26
(54)【発明の名称】物品キャリアおよび物品キャリア用のブランク
(51)【国際特許分類】
B65D 67/02 20060101AFI20230419BHJP
【FI】
B65D67/02 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022554684
(86)(22)【出願日】2021-03-09
(85)【翻訳文提出日】2022-11-08
(86)【国際出願番号】 US2021021489
(87)【国際公開番号】W WO2021183500
(87)【国際公開日】2021-09-16
(32)【優先日】2020-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャン-ミッシェル・ガルニエ
(72)【発明者】
【氏名】マシュー・イー・ザシャール
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AA03
3E067AA22
3E067AB25
3E067AC04
3E067AC12
3E067BA20C
3E067BB01C
3E067BC03B
3E067EA20
3E067EE12
(57)【要約】
本開示の態様は、1つ以上の物品をパッケージングするための物品キャリアと、このキャリアを形成するためのブランクとに関する。物品キャリア90、290は、複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3を備え、これらの複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3はそれぞれ、その開口の周縁部に沿って環状の一連の係合歯または係合タブ16、216を有する。各開口の環状の一連の係合タブ16、216は、最大で2個の間隙26、26A、26Bにより割り込まれる。架空直径線z-z’が、これらの最大で2個の間隙26、26A、26Bのそれぞれの中心を通過し、物品キャリア90、290を形成する紙材料の抄紙方向GRに対して実質的に垂直に延在する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、前記主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有し、少なくとも1つの前記上部係合開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備え、前記アパーチャは、前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれの第1のエッジを画定し、前記環状の一連の前記係合タブは、物品が少なくとも1つの前記上部係合開口内に受けられた場合に、前記環状の一連の前記係合タブが前記主要パネルの面外へと降伏して前記物品を圧迫するように、前記主要パネルにヒンジ連結され、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つのタブが、前記アパーチャから前記主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定され、前記第1のカットラインは、環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブの少なくとも一部分を前記係合タブの中の隣接するタブから分離し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび隣接する前記係合タブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備え、前記第2のエッジは前記第1のエッジの対向側に位置し、前記第2のカットラインは直線状である、物品キャリア。
【請求項2】
少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、前記主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有し、少なくとも1つの前記上部係合開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備え、前記アパーチャは、前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれの第1のエッジを画定し、前記環状の一連の前記係合タブは、物品が少なくとも1つの前記上部係合開口内に受けられた場合に、前記主要パネルの面外へと降伏して前記物品を圧迫するように、前記主要パネルにヒンジ連結され、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つのタブが、前記アパーチャから前記主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定され、前記第1のカットラインは、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブの少なくとも一部分を前記係合タブの中の隣接するタブから分離し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備え、前記第2のエッジは前記第1のエッジの対向側に位置し、前記第2のカットラインは、円弧形状であり、前記第2のカットラインは、前記アパーチャの中心と合致する中心を有する曲率半径により画定される、物品キャリア。
【請求項3】
前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブは、前記第2のカットラインの近傍に位置する連結部分により前記係合タブの中の前記隣接するタブに連結される、請求項1または2に記載の物品キャリア。
【請求項4】
前記主要パネルは、前記第2のカットラインから離間された少なくとも1つの第3のカットラインを備え、少なくとも1つの前記第3のカットラインは、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブのそれぞれと前記主要パネルとの間のヒンジ連結部の一部分を画定する、請求項1または2に記載の物品キャリア。
【請求項5】
前記ヒンジ連結部は、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブのそれぞれの前記第1のエッジの対向側に位置する、請求項4に記載の物品キャリア。
【請求項6】
少なくとも1つの前記第3のカットラインは直線状である、請求項4に記載の物品キャリア。
【請求項7】
少なくとも1つの前記第3のカットラインは非直線状である、請求項4に記載の物品キャリア。
【請求項8】
少なくとも1つの前記第3のカットラインは円弧形状である、請求項4に記載の物品キャリア。
【請求項9】
少なくとも1つの前記第3のカットラインは、互いに離間された一連の2個以上の切断部を備える、請求項4に記載の物品キャリア。
【請求項10】
少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、前記主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有し、前記アパーチャは、ある幅寸法を有し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記上部係合開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備え、前記アパーチャは、前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれの第1のエッジを画定し、前記環状の一連の前記係合タブは、物品が少なくとも1つの前記上部係合開口内に受けられた場合に、前記主要パネルの面外へと降伏して前記物品を圧迫するように、前記主要パネルにヒンジ連結され、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つが、前記アパーチャから前記主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定され、前記第1のカットラインは、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブの少なくとも一部分を前記係合タブの中の隣接するタブから分離し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備え、前記第2のエッジは前記第1のエッジの対向側に位置し、前記第2のカットラインは、円弧形状であり、前記第2のカットラインは、前記アパーチャの前記幅寸法の半分よりも大きい曲率半径により画定される、物品キャリア。
【請求項11】
少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、前記主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、それぞれ物品の一部分を受けるための少なくとも2つの上部係合開口を有し、前記アパーチャのそれぞれが、ある幅寸法を有し、前記主要パネルは、少なくとも2つの前記上部係合開口のそれぞれの周囲に形成された環状の一連の係合タブを備え、前記アパーチャそれぞれが、前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれの第1のエッジを画定し、各前記環状の一連の前記係合タブは、物品がそれぞれの前記上部係合開口内に受けられた場合に、前記主要パネルの面外へと降伏して前記物品を圧迫するように、前記主要パネルにヒンジ連結され、それぞれの前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つのタブが、各前記アパーチャから前記主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定され、前記第1のカットラインは、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブの少なくとも一部分を前記係合タブの中の隣接するタブから分離し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備え、前記第2のエッジは前記第1のエッジの対向側に位置し、前記第2のカットラインは、円弧形状であり、前記第2のカットラインは、前記アパーチャの前記幅寸法の半分よりも大きい曲率半径により画定され、少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに対してすぐ近くに配設される、物品キャリア。
【請求項12】
少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間され、前記第1の距離は、少なくとも2つの前記上部係合開口の直径の半分未満である、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項13】
少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間され、前記第1の距離は、少なくとも2つの前記上部係合開口の直径の1/4未満である、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項14】
少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間され、前記第1の距離は、少なくとも2つの前記上部係合開口の直径の1/5未満である、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項15】
少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間され、前記第1の距離は、少なくとも2つの前記上部係合開口の直径の1/10未満である、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項16】
少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間され、前記第1の距離は、少なくとも2つの前記上部係合開口の周囲の前記環状の一連の前記係合タブの高さ寸法の2倍未満である、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項17】
少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間され、前記第1の距離は、少なくとも2つの前記上部係合開口の周囲の前記環状の一連の前記係合タブの高さ寸法の2倍未満である、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項18】
少なくとも2つの前記上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間され、前記第1の距離は、少なくとも2つの前記上部係合開口の周囲の前記環状の一連の前記係合タブの径方向寸法の2倍未満である、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項19】
少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、複数の上部係合開口を備え、前記上部係合開口はそれぞれ、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有し、各上部係合開口の前記環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれ、架空直径線が、前記最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、前記物品キャリアを形成する紙材料の抄紙方向に対して略垂直に延在する、物品キャリア。
【請求項20】
前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれが、第1の角度幅を有し、前記最大で2個の間隙のそれぞれが、第2の角度幅を占め、前記第2の角度幅は、前記第1の角度幅よりも大きい、請求項19に記載の物品キャリア。
【請求項21】
前記第2の角度幅は、前記第1の角度幅の約2倍である、請求項20に記載の物品キャリア。
【請求項22】
少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、複数の上部係合開口を備え、複数の前記上部係合開口のそれぞれが、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有し、各開口の前記環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれ、架空直径線が、前記最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、前記物品キャリアの長手方向軸に対して平行に延在する、物品キャリア。
【請求項23】
少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、複数の上部係合開口を備え、複数の前記上部係合開口のそれぞれが、前記上部係合開口の周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有し、複数の前記上部係合開口の中の第1の開口が、前記第1の開口の前記環状の一連のタブに割り込む1個のみの第1の間隙を有し、複数の前記上部係合開口の中の第2の開口が、前記第2の開口の前記環状の一連のタブに割り込む2個のみの第2の間隙を有し、前記第1の間隙と前記第2の間隙のそれぞれとが、前記物品キャリアの長手方向軸に対して平行である架空線に沿って整列される、物品キャリア。
【請求項24】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、前記主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有し、少なくとも1つの前記上部係合開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備え、前記アパーチャは、前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれの第1のエッジを画定し、前記環状の一連の前記係合タブは、物品が少なくとも1つの前記上部係合開口内に受けられた場合に、前記主要パネルの面外へと降伏して前記物品を圧迫するように、前記主要パネルにヒンジ連結され、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つのタブが、前記アパーチャから前記主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定され、前記第1のカットラインは、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブの少なくとも一部分を前記係合タブの中の隣接するタブから分離し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備え、前記第2のエッジは前記第1のエッジの対向側に位置し、前記第2のカットラインは直線状である、ブランク。
【請求項25】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、前記主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有し、少なくとも1つの前記上部係合開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備え、前記アパーチャは、前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれの第1のエッジを画定し、前記環状の一連の前記係合タブは、物品が少なくとも1つの前記上部係合開口内に受けられた場合に、前記主要パネルの面外へと降伏して前記物品を圧迫するように、前記主要パネルにヒンジ連結され、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つのタブが、前記アパーチャから前記主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定され、前記第1のカットラインは、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブの少なくとも一部分を前記係合タブの中の隣接するタブから分離し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備え、前記第2のエッジは前記第1のエッジの対向側に位置し、前記第2のカットラインは、円弧形状であり、前記第2のカットラインは、前記アパーチャの中心と合致する中心を有する曲率半径により画定される、ブランク。
【請求項26】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、前記主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有し、前記アパーチャは、ある幅寸法を有し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記上部係合開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備え、前記アパーチャは、前記環状の一連の前記係合タブのそれぞれの第1のエッジを画定し、前記環状の一連の前記係合タブは、物品が少なくとも1つの前記上部係合開口内に受けられた場合に、前記主要パネルの面外へと降伏して前記物品を圧迫するように、前記主要パネルにヒンジ連結され、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つのタブが、前記アパーチャから前記主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定され、前記第1のカットラインは、前記環状の一連の前記係合タブの中の少なくとも1つの前記係合タブの少なくとも一部分を前記係合タブの中の隣接するタブから分離し、前記主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備え、前記第2のエッジは前記第1のエッジの対向側に位置し、前記第2のカットラインは、円弧形状であり、前記第2のカットラインは、前記アパーチャの前記幅寸法の半分よりも大きい曲率半径により画定される、ブランク。
【請求項27】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、複数の上部係合開口を備え、前記上部係合開口はそれぞれ、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有し、各上部係合開口の前記環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれ、架空直径線が、前記最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、前記ブランクを形成する紙材料の抄紙方向に対して略垂直に延在する、ブランク。
【請求項28】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、複数の上部係合開口を備え、前記上部係合開口はそれぞれ、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有し、各開口の前記環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれ、架空直径線が、前記最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、前記ブランクの長手方向軸に対して平行に延在する、ブランク。
【請求項29】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、主要パネルを備え、前記主要パネルは、複数の上部係合開口を備え、複数の前記上部係合開口のそれぞれが、前記上部係合開口の周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有し、複数の前記上部係合開口の中の第1の開口が、前記第1の開口の前記環状の一連のタブに割り込む1個のみの第1の間隙を有し、複数の前記上部係合開口の中の第2の開口が、前記第2の開口の前記環状の一連のタブに割り込む2個のみの第2の間隙を有し、前記第1の間隙と前記第2の間隙のそれぞれとが、前記ブランクの長手方向軸に対して平行である架空線に沿って整列される、ブランク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2020年3月11日に出願された米国特許仮出願第62/988,142号に基づく利益を主張するものであり、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本発明は、物品キャリアと、物品キャリアを形成するためのブランクとに関する。より詳細には、しかし限定するものではないが、本発明は、物品を中に受け保持するための1つ以上の開口を有する上部グリップタイプのキャリアに関する。
【背景技術】
【0003】
パッケージングの分野において、複数の物品を運ぶためのカートンの提供が知られている。カートンは、当技術分野において周知であり、消費者による消費用物品群の輸送、保管、およびアクセスを可能にするのに有用である。かかるカートンまたはキャリアは、コスト面および環境面を考慮して、可能な限り少ない材料から形成し、形成材料の廃棄を可能な限り減らすことが必要である。さらなる考慮要件としては、高重量物品の保持および輸送に関するカートンの強度および適性がある。カートンの内容物は、カートン内で安定していることが望ましい。
【0004】
キャリアのパネル中にアパーチャが形成され、このアパーチャの周囲においてタブがキャリアの前記パネルから打ち抜き加工された、上部グリップ物品キャリアを提供することがよく知られている。これらのタブは、物品がアパーチャ内に受けられた場合に前記パネルの面外へと変位され、物品のフランジまたはリップのほぼ周囲においてこの物品に係合する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、典型的にはボール紙等から形成されたカートンの分野において改良を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。この物品キャリアは、主要パネルを備え、この主要パネルは、主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有する。主要パネルは、この少なくとも1つの開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備える。アパーチャは、環状の一連のタブのそれぞれの第1のエッジを画定する。環状の一連のタブは、物品が少なくとも1つの開口内に受けられた場合に、主要パネルの面外へと降伏して物品を圧迫するように、主要パネルにヒンジ連結される。環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブが、アパーチャから主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定される。第1のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブの少なくとも一部分をタブの中の隣接するタブから分離する。主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備える。第2のエッジは、第1のエッジの対向側に位置し、第2のカットラインは、直線状である。
【0007】
本発明の第2の態様は、少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。この物品キャリアは、主要パネルを備え、この主要パネルは、主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有する。主要パネルは、少なくとも1つの開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備える。アパーチャは、環状の一連のタブのそれぞれの第1のエッジを画定する。環状の一連のタブは、物品が少なくとも1つの開口内に受けられた場合に、主要パネルの面外へと降伏して物品を圧迫するように、主要パネルにヒンジ連結される。環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブが、アパーチャから主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定される。第1のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブの少なくとも一部分をタブの中の隣接するタブから分離する。主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備える。第2のエッジは、第1のエッジの対向側に位置する。第2のカットラインは、円弧形状である。第2のカットラインは、アパーチャの中心と合致する中心を有する曲率半径により画定される。
【0008】
任意選択で、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブは、第2のカットラインの近傍に位置する連結部分によりタブの中の隣接するタブに連結される。
【0009】
任意選択で、主要パネルは、第2のカットラインから離間された少なくとも1つの第3のカットラインを備える。少なくとも1つの第3のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブのそれぞれと主要パネルとの間のヒンジ連結部の一部分を画定する。
【0010】
任意選択で、ヒンジ連結部は、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブのそれぞれの第1のエッジの対向側に位置する。
【0011】
任意選択で、少なくとも1つの第3のカットラインは直線状である。
【0012】
任意選択で、少なくとも1つの第3のカットラインは非直線状である。
【0013】
任意選択で、少なくとも1つの第3のカットラインは円弧形状である。
【0014】
任意選択で、少なくとも1つの第3のカットラインは、互いに離間された一連の2個以上の切断部を備える。
【0015】
本発明の第3の態様は、少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。この物品キャリアは、主要パネルを備え、この主要パネルは、主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有する。アパーチャは、ある幅寸法を有する。主要パネルは、少なくとも1つの開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備える。アパーチャは、環状の一連のタブのそれぞれの第1のエッジを画定する。環状の一連のタブは、物品が少なくとも1つの開口内に受けられた場合に、主要パネルの面外へと降伏して物品を圧迫するように、主要パネルにヒンジ連結される。環状の一連のタブの中の少なくとも1つが、アパーチャから主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定される。第1のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブの少なくとも一部分をタブの中の隣接するタブから分離する。主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備える。第2のエッジは、第1のエッジの対向側に位置する。第2のカットラインは、円弧形状である。第2のカットラインは、アパーチャの幅寸法の半分よりも大きい曲率半径により画定される。
【0016】
本発明の第4の態様は、少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。この物品キャリアは、主要パネルを備え、この主要パネルは、主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、それぞれ物品の一部分を受けるための少なくとも2つの上部係合開口を有する。アパーチャのそれぞれが、ある幅寸法を有する。主要パネルは、少なくとも2つの開口のそれぞれの周囲に形成された環状の一連の係合タブを備える。アパーチャそれぞれが、環状の一連のタブのそれぞれの第1のエッジを画定する。各環状の一連のタブは、物品がそれぞれの開口内に受けられた場合に、主要パネルの面外へと降伏して物品を圧迫するように、主要パネルにヒンジ連結される。それぞれの環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブが、各アパーチャから主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定される。第1のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブの少なくとも一部分をタブの中の隣接するタブから分離する。主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備える。第2のエッジは、第1のエッジの対向側に位置する。第2のカットラインは、円弧形状である。第2のカットラインは、アパーチャの幅寸法の半分よりも大きい曲率半径により画定される。少なくとも2つの上部係合開口は、互いに対してすぐ近くに配設される。
【0017】
任意選択で、少なくとも2つの上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間される。第1の距離は、少なくとも2つの上部係合開口の直径の半分未満であってもよい。
【0018】
任意選択で、少なくとも2つの上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間される。第1の距離は、少なくとも2つの上部係合開口の直径の1/4未満であってもよい。
【0019】
任意選択で、少なくとも2つの上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間される。第1の距離は、少なくとも2つの上部係合開口の直径の1/5未満であってもよい。
【0020】
任意選択で、少なくとも2つの上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間される。第1の距離は、少なくとも2つの上部係合開口の直径の1/10未満であってもよい。
【0021】
任意選択で、少なくとも2つの上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間される。第1の距離は、少なくとも2つの上部係合開口の周囲の環状の一連のタブの高さ寸法の2倍未満であってもよい。
【0022】
任意選択で、少なくとも2つの上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間される。第1の距離は、少なくとも2つの上部係合開口の周囲の環状の一連のタブの高さ寸法の2倍未満であってもよい。
【0023】
任意選択で、少なくとも2つの上部係合開口は、互いに第1の距離だけ離間される。第1の距離は、少なくとも2つの上部係合開口の周囲の環状の一連のタブの径方向寸法の2倍未満であってもよい。
【0024】
本発明の第5の態様は、少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。この物品キャリアは、複数の上部係合開口を備え、上部係合開口はそれぞれ、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有する。各上部係合開口の環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれる。架空直径線が、最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、物品キャリアを形成する紙材料の抄紙方向に対して実質的に垂直に延在する。
【0025】
任意選択で、環状の一連のタブのそれぞれが、第1の角度幅を有し、最大で2個の間隙のそれぞれが、第2の角度幅を占める。第2の角度幅は、第1の角度幅よりも大きくてもよい。
【0026】
任意選択で、第2の角度幅は、第1の角度幅の約2倍である。
【0027】
本発明の第6の態様は、少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。この物品キャリアは、複数の上部係合開口を備え、複数の上部係合開口のそれぞれが、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有する。各開口の環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれる。架空直径線が、最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、物品キャリアの長手方向軸に対して平行に延在する。
【0028】
本発明の第7の態様は、少なくとも1つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。この物品キャリアは、複数の上部係合開口を備え、複数の上部係合開口のそれぞれが、開口の周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有する。複数の開口の中の第1の開口が、この第1の開口の環状の一連のタブに割り込む1個のみの第1の間隙を有する。複数の開口の中の第2の開口が、この第2の開口の環状の一連のタブに割り込む2個のみの第2の間隙を有する。第1の間隙と第2の間隙のそれぞれとが、物品キャリアの長手方向軸に対して平行である架空線に沿って整列される。
【0029】
本発明の第8の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。このブランクは、主要パネルを備え、この主要パネルは、主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有する。主要パネルは、この少なくとも1つの開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備える。アパーチャは、環状の一連のタブのそれぞれの第1のエッジを画定する。環状の一連のタブは、物品が少なくとも1つの開口内に受けられた場合に、主要パネルの面外へと降伏して物品を圧迫するように、主要パネルにヒンジ連結される。環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブが、アパーチャから主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定される。第1のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブの少なくとも一部分をタブの中の隣接するタブから分離する。主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備える。第2のエッジは、第1のエッジの対向側に位置する。第2のカットラインは、直線状である。
【0030】
本発明の第9の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。このブランクは、主要パネルを備え、この主要パネルは、主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有する。主要パネルは、少なくとも1つの開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備える。アパーチャは、環状の一連のタブのそれぞれの第1のエッジを画定する。環状の一連のタブは、物品が少なくとも1つの開口内に受けられた場合に、主要パネルの面外へと降伏して物品を圧迫するように、主要パネルにヒンジ連結される。環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブが、アパーチャから主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定される。第1のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブの少なくとも一部分をタブの中の隣接するタブから分離する。主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備える。第2のエッジは、第1のエッジの対向側に位置する。第2のカットラインは、円弧形状である。第2のカットラインは、アパーチャの中心と合致する中心を有する曲率半径により画定される。
【0031】
本発明の第10の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。このブランクは、主要パネルを備え、この主要パネルは、主要パネルから打ち抜き加工されたアパーチャにより少なくとも部分的に画定された、物品の一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口を有する。アパーチャは、ある幅寸法を有する。主要パネルは、少なくとも1つの開口の周囲に形成された環状の一連の係合タブを備える。アパーチャは、環状の一連のタブのそれぞれの第1のエッジを画定する。環状の一連のタブは、物品が少なくとも1つの開口内に受けられた場合に、主要パネルの面外へと降伏して物品を圧迫するように、主要パネルにヒンジ連結される。環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブが、アパーチャから主要パネル内へと延在する第1のカットラインにより少なくとも部分的に画定される。第1のカットラインは、環状の一連のタブの中の少なくとも1つのタブの少なくとも一部分をタブの中の隣接するタブから分離する。主要パネルは、少なくとも1つの前記係合タブおよび前記隣接するタブのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する第2のカットラインを備える。第2のエッジは、第1のエッジの対向側に位置する。第2のカットラインは、円弧形状である。第2のカットラインは、アパーチャの幅寸法の半分よりも大きい曲率半径により画定される。
【0032】
本発明の第11の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。このブランクは、主要パネルを備え、この主要パネルは、複数の上部係合開口を備え、上部係合開口はそれぞれ、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有する。各上部係合開口の環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれる。架空直径線が、最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、ブランクを形成する紙材料の抄紙方向に対して実質的に垂直に延在する。
【0033】
本発明の第12の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。このブランクは、主要パネルを備え、この主要パネルは、複数の上部係合開口を備え、上部係合開口はそれぞれ、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有する。各開口の環状の一連の係合タブは、最大で2個の間隙により割り込まれる。架空直径線が、最大で2個の間隙のそれぞれの中心を通過し、ブランクの長手方向軸に対して平行に延在する。
【0034】
本発明の第13の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。このブランクは、主要パネルを備え、この主要パネルは、複数の上部係合開口を備え、複数の上部係合開口のそれぞれが、その開口の周縁部に沿って環状の一連の係合タブを有する。複数の開口の中の第1の開口が、この第1の開口の環状の一連のタブに割り込む1個のみの第1の間隙を有する。複数の開口の中の第2の開口が、この第2の開口の環状の一連のタブに割り込む2個のみの第2の間隙を有する。第1の間隙と第2の間隙のそれぞれとが、ブランクの長手方向軸に対して平行である架空線に沿って整列される。
【0035】
本願の範囲内において、前出の段落、特許請求の範囲、および/または以降の説明および図面に示される様々な態様、実施形態、例、特徴、および代替形態は、それぞれ独立したものとしてまたはそれらの任意の組合せとしてみなし得ることが予期されるまたは意図される。
【0036】
ある実施形態に関連してまたはその実施形態との関係において説明される特徴または要素は、特徴の不適合がないかぎり、あらゆる実施形態に適用可能である。ある実施形態による1つ以上の特徴または要素は、本明細書において開示される他の実施形態のいずれに組み込まれてもまたは組み合わされてもよく、前記実施形態から抽出される前記特徴または前記要素は、前記他の実施形態の1つ以上の特徴または要素に対して追加的にまたは代替的に備えられてもよい。
【0037】
本明細書において開示される一実施形態の特徴または特徴の組合せが、その実施形態の他の特徴とは無関係に抽出されてもよい。代替的には、一実施形態の特徴または特徴の組合せが、その実施形態から省かれてもよい。
【0038】
以下、添付の図面を参照として本開示の実施形態を説明する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【
図1】第1の実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図2】
図1のブランクから形成されたキャリアの上方斜視図である。
【
図3】第2の実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図4】第3の実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの平面図である。
【
図5】
図4のブランクから形成されたキャリアの上方斜視図である。
【
図6A】本開示のさらなる実施形態によるブランクの平面図である。
【
図6B】本開示のさらなる実施形態によるブランクの平面図である。
【
図6C】本開示のさらなる実施形態によるブランクの平面図である。
【
図6D】本開示のさらなる実施形態によるブランクの平面図である。
【
図7B】
図7Aの第1の物品の断面図が上に重ねられた、第2の物品の側面図である。
【
図8】
図1のブランクの一部分の上方からの拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
本明細書において、パッケージ、ブランク、およびキャリアの特定の実施形態の詳細な説明が開示される。本開示の実施形態は、本発明の特定の態様が実施され得る様式の例にすぎず、本発明が具現化され得る様式のすべての包括的リストを示すものではない点が理解されよう。本明細書において、「例示の」という語は、例示、実例、モデル、またはパターンとしての役割を果たす実施形態を示すために広範囲に使用される。実際に、本明細書において説明されるパッケージ、ブランク、およびキャリアは、様々な形態および代替的な形態において具現化され得る点が理解されよう。図は、必ずしも縮尺通りではなく、いくつかの特徴が、特定の構成要素の詳細を示すために誇張または矮小化される場合がある。周知の構成要素、材料、または方法は、本開示が不明瞭になるのを避けるために、必ずしも非常に詳細に説明されるとは限らない。本明細書において開示される特定の構造詳細および機能詳細はいずれも、限定的なものとして解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、および単に本発明を様々に利用できるように当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。
【0041】
図1を参照すると、以降において物品Bと呼ばれる例えばボトルまたは缶などのしかしそれらに限定されない一次製品群を収容するおよび運ぶための、
図2に示すようなカートンまたはキャリア90を形成することが可能なブランク10の平面図が示される。このブランク10は、少なくとも1つの一次製品容器または一次製品パッケージをパッケージングするための二次パッケージを形成する。
図3~
図6Dには、代替的なブランク110、210、310、410、510、610が示される。
【0042】
図1、
図2、
図4、および
図5の実施形態では、飲料缶は、スマート設計またはスリム設計の330ml缶であってもよく、すなわち物品Bは、全高にわたり実質的に同一直径からなる。
図7Bでは、一例の物品B
Sが示され、この物品B
Sは、最大直径または最大横寸法D
BSを有する(直径D
BSは約2.25インチすなわち約58mmであってもよい)。物品B
Sは、上方部分または上部閉鎖部Tを備え、この上方部分または上部閉鎖部Tは、直径または横方向寸法D
Nを有する(直径D
Nは約2.125インチすなわち54.8mmであってもよい)。
【0043】
ネックNSは、外方突出フランジを形成し、すなわちキャリアに係合するためのアンダーカット部を備え得る。上部閉鎖部Tは、物品BSの側壁部に装着されてシームまたは「縁」Cを形成し、この縁CがフランジFを形成してもよい。いくつかの実施形態では、物品Bの上部閉鎖部と主要本体MSとの間の直径の変化量は、7mm未満であり、5mm未満であってもよく、任意選択で4mm未満である。
【0044】
本明細書において、「スマートな」または「スリムな」という用語が、物品BSを指して用いられるが、ここで物品BSは、キャリア90に係合する上部閉鎖部Tと物品BSの主要本体MSとの間において横方向寸法がほとんどまたはまったく変化しない。物品BSは、実質的に平行な側部を有するか、または実質的に均一な直径を有する。
【0045】
図3、
図6A、
図6B、
図6C、および
図6Dの実施形態では、飲料缶は、標準的な330ml缶であってもよい。
図7Aでは、一例の物品Bが示され、この物品Bは、最大直径または最大横寸法D
Bを有する(直径D
Bは約2.6インチすなわち約66mmであってもよい)。物品Bは、直径または横方向寸法D
N1を有する上方部分または上部閉鎖部を備える(直径D
N1は約2.125インチすなわち54.8mmであってもよい)。いくつかの実施形態では、物品Bの上部閉鎖部と主要本体Mとの間における直径の変化量は、7mm超であり、10mm以上であってもよく、任意選択で少なくとも12mmであってもよい。
【0046】
本明細書において詳述される実施形態において、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明の様々な特徴を説明する非限定的な目的において、一次製品容器などの物品に係合しこれらを運ぶための容器を示す。本発明の教示は、テーパ状および/または円筒状であってもよいまたはそうでなくてもよい様々な製品容器に適用可能であることが予期される。例示的な容器としては、ボトル(例えば金属ボトル、ガラス瓶、またはプラスチックボトル)、缶(例えばアルミニウム缶)、ブリキ缶、パウチ、およびパケット等が含まれる。
【0047】
ブランク10、110、210、310、410、510、610は、適切な基層シートから形成される。本明細書において、「適切な基層」という用語は、例えばボール紙、段ボール紙、厚紙、プラスチック、およびそれらの組合せ等の、あらゆる様式の折畳み可能シート材料を含む点を理解されたい。1個または他の個数のブランクが、例えば以降においてさらに詳細に説明されるキャリア構造体を提供するためになど、適切な限りにおいて使用され得る点を理解されたい。
【0048】
本明細書において説明されるパッケージング構造体またはカートンは、ボール紙などのシート材料から形成されてもよく、このシート材料は、強度を高めるための材料から作製されるかまたはそのような材料で被覆されてもよい。かかるシート材料の一例は、WestRock Companyにより作製される引裂き抵抗NATRALOCK(登録商標)ボール紙である。この引裂き抵抗材料は、パッケージの引裂き抵抗を改善するのを補助するために2つ以上の層により形成されてもよい点を理解されたい。典型的には、このシート材料の一方の表面が他方の表面とは異なる特徴を有し得る。例えば、完成パッケージから外方を向くシート材料の表面は、特に高い平滑性を有してもよく、優れた印刷性を実現するために例えばクレーコーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有してもよい。その一方で、内方を向くシート材料の表面は、例えば引裂き抵抗、優れた接着性能、熱封着性、または他の望ましい機能特性の中の1つ以上などの特性を実現するように、コーティング、層、もしくは処理を施されるか、または他の方法で調製されてもよい。
【0049】
図示する実施形態では、ブランク10、110、210、310、410、510、610は、例示の物品Bの一例の構成体をパッケージングするためのカートンまたはキャリア90、290を形成するように構成される。図示する実施形態では、この構成体は、4×2の行列またはアレイであり、すなわち1列が4個の物品からなる2つの列から構成され、物品Bは飲料缶である。代替的には、ブランク10、110、210、310、410、510、610は、他のタイプ、個数、およびサイズの物品をパッケージングするための、および/または異なる構成体もしくは配列体の物品をパッケージングするためのキャリアを形成するように構成することが可能である。
【0050】
図1を参照すると、キャリア90(
図2を参照)の上壁部または係合パネルを形成するための主要パネル12が図示される。
【0051】
主要パネル12は、両端部を備え、それらの間に長手方向yが規定される。主要パネル12は、両側部を備え、それらの間に横方向または横断方向xが規定される。
【0052】
ブランク10は、抄紙方向またはマシン方向GRを有する材料から形成され得る。この抄紙方向は、
図1に示すように、横方向xに対して実質的に平行である方向へと、ブランク10の横断方向に延在する。材料が紙またはボール紙である場合に、繊維(例えばセルロース繊維など)は製造プロセスの最中にこの製造プロセスの方向へと整列される傾向を有し、この整列が抄紙方向を規定する。この材料は異方性を有し、材料の物理特性は方向依存的である。例えば限定するものではないが、引裂強度、耐折強度、および剛性が抄紙方向と交差する方向(図示する実施形態では長手方向y)においてより強くまたはより高く、引張強度が、抄紙方向またはマシン方向GR(図示する実施形態では横断方向x)に沿ってより強い。代替的な実装形態では、抄紙方向GRは、ブランク10の長手方向(
図1におけるy方向)に対して実質的に平行である方向に延在し得る。
【0053】
主要パネル12は、少なくとも1つの物品保持構造部RT1、RT2を備える。
図1および
図2の実施形態では、主要パネル12は、複数の物品保持構造部RT1、RT2を、具体的には4×2の行列またはアレイで構成された8個の物品保持構造部RT1、RT2を備える。各物品保持構造部RT1、RT2は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8を備える。
【0054】
ブランク10は、4個の第1の物品保持構造部RT1を備える。第1の物品保持構造部RT1は、主要パネル12の端部に隣接して位置する。ブランク10は、4個の第2の物品保持構造部RT2を備える。これらの第2の物品保持構造部RT2は、主要パネル12の第1の端部の近傍に配設された第1の対の第1の物品保持構造部RT1と、主要パネルの第2の端部の近傍に配設された第2の対の第1の物品保持構造部RT1との間に位置する。本明細書において、第2の物品保持構造部RT2は、中間物品保持構造部RT2とも呼ばれる。本明細書において、第1の物品保持構造部RT1は、端部物品保持構造部RT1とも呼ばれる。
【0055】
物品保持構造部RT1、RT2は、間隔d3だけ互いに離間される。隣接し合う物品保持構造部RT1、RT2は、互いに対してすぐ近くに配設される。
【0056】
それぞれの第1の物品保持構造部RT1は、構造上において実質的に同様であり、したがって
図8に示すようなブランク10の第1の端部に近接して位置する第1の物品保持構造部RT1の中の第1のものを参照として詳述することとする。
【0057】
第1の物品保持構造部RT1は、アパーチャA1により部分的に画定された物品受け開口を備える。
【0058】
第1の物品保持構造部RT1は、アパーチャA1の周囲に配設された複数の歯16、14を備える。これらの複数の歯16、14またはそれらの少なくとも自由エッジが、架空円NC1を画定し得る、または架空円NC1の近似となり得る。この架空円NC1は直径d1を有する。
【0059】
アパーチャA1は、幅寸法d1を有する。物品受け開口は、幅または直径d2を有する。物品受け開口の直径d2は、アパーチャA1の架空円NC1の直径d1よりも大きい。
【0060】
複数の歯16、14は、折り目ラインにより主要パネル12にヒンジ連結される。この折り目ラインは、複数のカットライン22、24により画定され得る。複数のカットライン22、24は、円を画定し得る、または円の近似となり得る。
【0061】
第1の物品保持構造部RT1は、アパーチャA1の周囲に配設された複数の第1の歯または完全歯16を備える。複数の第1の歯16のそれぞれが、ヒンジ連結されたエッジの対向側に係合エッジE1を備える。係合エッジE1は、アパーチャA1を画成するカットラインの直線状部分によって画定される。各係合エッジE1は、十六角形の一部を画定する。図示する実施形態は、十六角形の大部分を共に画定する13個の第1の歯16を備える。各歯16は、1対の側部エッジを備え、これらの側部エッジは、十六角形のそれぞれの角から、すなわちアパーチャA1を画定するカットラインの1対の隣接し合う直線状部分間のそれぞれの角から径方向外方に延在するカットライン18、20によって画定される。これらのカットライン18、20は、互いに発散方向に配置され、間に角度θ1を画定する。任意選択で、角度θ1は約22.5°であってもよい。
【0062】
第1の物品保持構造部RT1は、複数の第1の周方向カットライン24を備える。複数の第1の周方向カットライン24はそれぞれ、径方向カットライン18、20の一方またはその架空延長部が、複数の第1の周方向カットライン24をそれぞれ二等分するように、径方向カットライン18、20の前記一方に整列される。
【0063】
複数の第1の周方向カットライン24はそれぞれ、その第1の周方向カットライン24を二等分する径方向カットライン18、20の前記一方から離間されて、1対の隣接配設された歯16、14間に連結ニックまたはブリッジ部分P1を画定する。
【0064】
複数の第1の周方向カットライン24のそれぞれが、線形状を有し得る。
【0065】
第1の物品保持構造部RT1は、複数の第2の周方向カットライン22を備える。複数の第2の周方向カットライン22はそれぞれ、1対の複数の第1の周方向カットライン24の間に配設され、この対の複数の第1の周方向カットライン24から離間されて、各歯16、14と主要パネル12との間に1対の連結ニックまたはブリッジ部分P2を画定する。この対の連結ニックまたはブリッジ部分P2は、各歯16、14と主要パネル12との間にヒンジ連結部または折曲げ可能連結部を形成する。
【0066】
複数の第2の周方向カットライン22のそれぞれが、線形状を有し得る。
【0067】
代替的な実施形態では、複数の第1の周方向カットライン24のそれぞれが、弧状または湾曲状であってもよい。第1の周方向カットライン24は、物品受け開口の直径d2と同等の曲率半径を有してもよい。第1の周方向カットライン24は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8の直径d1の半分よりも大きな曲率半径を有してもよい。
【0068】
代替的な実施形態では、複数の第2の周方向カットライン22はそれぞれ、弧状または湾曲状であってもよい。第2の周方向カットライン22は、物品受け開口の直径d2の半分と同等の曲率半径を有してもよい。第2の周方向カットライン22は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8の直径d1の半分よりも大きな曲率半径を有してもよい。
【0069】
第1の周方向カットライン24および第2の周方向カットライン22が線状である場合に、これらは無限大半径円の部分を画定するものとみなされ得る。
【0070】
図示する実施形態では、複数の第2の周方向カットライン22のそれぞれの曲率半径は、複数の第1の周方向カットライン24のそれぞれの曲率半径と同等であるが、他の実施形態では異なってもよい。
【0071】
第1の周方向カットライン24および第2の周方向カットライン22のそれぞれが直線状であるまたは弧状であるいずれの実施形態においても、任意選択で、第1の周方向カットライン24はそれぞれ、第2の周方向カットライン22のそれぞれと同等の長さである。さらに、隣接し合うカットライン22およびカットライン24のそれぞれの間の距離は、隣接し合うカットライン22/24の間の非カット部分のそれぞれが同一の長さを有し得るように、均等であってもよい。
【0072】
複数の歯16、14は、凹部または破断部26により割り込まれる。凹部26は、架空線z-z’上に位置する。架空線z-z’は、アパーチャA1の中心から径方向に延在し、凹部26の中心を通過する。架空線z-z’は、ブランク10の抄紙方向GRと交差する方向に延在する。架空線z-z’は、抄紙方向GRに対して実質的に垂直に配向される。代替的な実装形態では、架空線z-z’は、抄紙方向GRに対して実質的に平行に配向され得る。
【0073】
凹部26は、第1の小分弧により画定された円弧を占めるように寸法設定される。この第1の小分弧は、架空円NC1の中心から径方向に延在し第1の部分歯14の側部エッジを通過する第1の架空線によって部分的に、および架空円NC1の中心から径方向に延在し第2の部分歯14の側部エッジを通過する第2の架空線によって部分的に画定される。第1の架空線および第2の架空線は、それらの間に第2の角度θ2を画定する。第2の角度θ2は、35°~50°の範囲内であってもよく、約45°であってもよい。
【0074】
第1の架空線および第2の架空線は、第1の大分弧を画定し、第1の大分弧は、第2の円弧を画定し、複数の歯16、14が、この第2の円弧を占める。すなわち、複数の歯16、14は、第1のアパーチャA1の周縁領域内において第2の円弧に沿って配設される。
【0075】
第2の物品保持構造部RT2はそれぞれ、構造上において実質的に同様であり、したがって
図8に示すような第1の物品保持構造部RT1の中の第1のものに隣接して位置する第2の物品保持構造部RT2の中の第1のものを参照として詳述することとする。
【0076】
第2の物品保持構造部RT2は、第2のアパーチャA2により部分的に画定された物品受け開口を備える。
【0077】
第2の物品保持構造部RT2は、第2のアパーチャA2の周囲に配設された複数の歯16、14を備える。これらの複数の歯16、14またはそれらの少なくとも自由エッジが、第2の架空円NC2を画定し得る、または架空円NC2の近似となり得る。
【0078】
複数の歯16、14は、折り目ラインにより主要パネル12にヒンジ連結される。この折り目ラインは、複数のカットライン22、24により画定され得る。複数のカットライン22、24は、円を画定し得る、または円の近似となり得る。
【0079】
第2のアパーチャA2は、第2のアパーチャA2の周囲に配設された複数の第1の歯または完全歯16を備える。複数の第1の歯16のそれぞれが、ヒンジ連結されたエッジの対向側に係合エッジE1を備える。係合エッジE1は、第2のアパーチャA2を画成するカットラインの直線状部分によって画定される。各係合エッジE1は、十六角形の一部または辺を画定する。図示する実施形態は、十六角形の大部分を共に画定する10個の第1の歯16を備える。各歯16は、1対の側部エッジを備え、これらの側部エッジは、十六角形のそれぞれの角から、すなわち第2のアパーチャA2を画定するカットラインの1対の隣接し合う直線状部分間のそれぞれの角から径方向外方に延在するカットライン18、20によって画定される。これらのカットライン18、20は、互いに発散方向に配置され、間に角度θ1を画定する。角度θ1は約22.5°であってもよい。
【0080】
第2の物品保持構造部RT2は、複数の第1の周方向カットライン24を備える。複数の第1の周方向カットライン24はそれぞれ、径方向カットライン18、20の一方またはその架空延長部が、複数の第1の周方向カットライン24をそれぞれ二等分するように、径方向カットライン18、20の前記一方に整列される。
【0081】
複数の第1の周方向カットライン24はそれぞれ、その第1の周方向カットライン24を二等分する径方向カットライン18、20の前記一方から離間されて、1対の隣接配設された歯16、14間に連結ニックまたはブリッジ部分を画定する。この連結ニックまたはブリッジ部分は、歯16の基部付近に配設される。
【0082】
複数の第1の周方向カットライン24のそれぞれが、線形状を有し得る。
【0083】
第2の物品保持構造部RT2は、複数の第2の周方向カットライン22を備える。複数の第2の周方向カットライン22はそれぞれ、1対の複数の第1の周方向カットライン24の間に配設され、この対の複数の第1の周方向カットライン24から離間されて、各歯16、14と主要パネル12との間に1対の連結ニックまたはブリッジ部分を画定する。この対の連結ニックまたはブリッジ部分は、各歯16、14と主要パネル12との間にヒンジ連結部または折曲げ可能連結部を形成する。
【0084】
複数の第2の周方向カットライン22のそれぞれが、線形状を有し得る。
【0085】
複数の歯16、14は、第1の凹部または破断部26Aおよび第2の凹部または破断部26Bにより割り込まれる。これらの第1の凹部26Aおよび第2の凹部26Bはそれぞれ、架空線z-z’上に位置する。架空線z-z’は、第2のアパーチャA2の中心から径方向に延在し、第1の凹部26Aおよび第2の凹部26Bのそれぞれの中心を通過する。架空線z-z’は、ブランク10の抄紙方向GRと交差する方向に延在する。架空線z-z’は、抄紙方向GRに対して実質的に垂直に配向される。代替的な実装形態では、架空線z-z’は、抄紙方向GRに対して実質的に平行に配向され得る。
【0086】
第1の凹部26Aは、第1の小分弧により画定された円弧を占めるように寸法設定される。この第1の小分弧は、架空円NC1の中心から径方向に延在し第1の部分歯14の側部エッジを通過する第1の架空線によって部分的に、および架空円NC1の中心から径方向に延在し第2の部分歯14の側部エッジを通過する第2の架空線によって部分的に画定される。第1の架空線および第2の架空線は、それらの間に第2の角度θ2を画定する。第2の角度θ2は、35°~50°の範囲内であってもよく、約45°であってもよい。
【0087】
第2の凹部26Bは、第2の小分弧により画定された第2の円弧を占めるように寸法設定される。この第2の小分弧は、架空円NC1の中心から径方向に延在し第3の部分歯14の側部エッジを通過する第3の架空線によって部分的に、および架空円NC1の中心から径方向に延在し第4の部分歯14の側部エッジを通過する第4の架空線によって部分的に画定される。第3の架空線および第4の架空線は、それらの間に第3の角度θ3を画定する。第3の角度θ3は、35°~50°の範囲内であってもよく、約45°であってもよい。
【0088】
第1の架空線、第2の架空線、第3の架空線、および第4の架空線は、第1の大分弧および第2の大分弧を画定し、第1の大分弧および第2の大分弧は、第3の円弧および第4の円弧をそれぞれ画定する。複数の歯16、14が、第3の円弧および第4の円弧を占める。すなわち、複数の歯16、14は、第2のアパーチャA2の周縁領域内において第3の円弧および第4の円弧に沿って配設される。
【0089】
第1の凹部26Aおよび第2の凹部26Bは、互いに対角線方向に対向側に位置する。
【0090】
第2の物品保持構造部RT2の第1の凹部26Aおよび第2の凹部26Bの中心は、第1の物品保持構造部RT1の凹部26の中心と同一直線上に位置する。
【0091】
第2の物品保持構造部RT2の第2の凹部26Bは、第1の物品保持構造部RT1の凹部26の近傍に配設され、この凹部26とは逆方向に配向される。
【0092】
ブランク10を形成する材料の抄紙方向は、第2の物品保持構造部RT2の第1の凹部26Aおよび第2の凹部26Bの中心に対して接線方向に配向される。ブランク10を形成する材料の抄紙方向は、第1の物品保持構造部RT1の凹部26の中心に対して接線方向に配向される。
【0093】
このようにして、第1のアパーチャA1と第3のアパーチャA3との間で引裂きが伝播するようにするためには、引裂きはブランク10の抄紙方向GRに対して交差して伝播しなければならない。このようにして、ブランク10は、第1のアパーチャA1と第3のアパーチャA3との間における引裂き伝播に対して最大限の抵抗を実現するように構成される。
【0094】
代替的な実装形態では、ブランク10を形成する材料の抄紙方向は、同一直線上に位置する第2の物品保持構造部RT2の第1の凹部26Aおよび第2の凹部26Bの中心と第1の物品保持構造部RT1の凹部26の中心とを結ぶ線に対して実質的に平行になるように配置され得る。この代替的な実装形態では、第1のアパーチャA1と第2のアパーチャA2との間で引裂きが伝播するようにするためには、引裂きはブランク10の抄紙方向GRに対して交差して伝播しなければならず、それにより、ブランク10は、第1のアパーチャA1と第2のアパーチャA2との間における引裂き伝播に対して最大限の抵抗を実現するように構成される。
【0095】
例えばスマートまたはスリムな設計の物品Bをパッケージングする場合などに、2つの隣接し合うアパーチャA1、A2がすぐ近くに配設される位置に凹部26、26A、26Bを設けることにより歯16を排除することによって、引裂き伝播が生じる可能性が低下することが判明している。この有利な利点は、アパーチャA1、A2がすぐ近くに位置するブランク10の領域から径方向カットライン18、20が排除された結果であり得る。
【0096】
一例では、隣接し合う物品保持構造部RT1、RT2間の間隔d3が、約0.186インチ(4.7mm)であってもよい。アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8の架空円NC1の直径d1は、約1.771インチ(44.9mm)であってもよい。これらの物品受け開口の直径d2は、約2.098インチ(53.2mm)であってもよい。歯16は、約0.1625インチ(4.15mm)の径方向寸法または高さ(自由エッジまたは係合エッジE1と主要パネル12に対するヒンジ連結部との間の計測値)を有してもよい。歯16の径方向寸法は、
1/2(d2-d1)
により算出される。
【0097】
これらの物品受け開口は、互いに対してすぐ近くに配設される。
【0098】
物品受け開口の直径d2は、これらの間の間隔よりも約11倍長い。
【0099】
これらの物品受け開口の間の間隔d3は、物品受け開口の直径d2の半分未満であってもよい。この間隔d3は、物品受け開口の直径d2の1/4未満または1/5未満であってもよい。いくつかの実施形態では、物品受け開口の間の間隔d3は、物品受け開口の直径d2の1/8未満または1/10未満であってもよい。
【0100】
これらの物品受け開口の間の間隔d3は、歯16の径方向寸法または高さの2倍未満であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの物品受け開口の間の間隔d3は、歯16の径方向寸法または高さよりも50%未満だけ大きくてもよい。いくつかの実施形態では、これらの物品受け開口の間の間隔d3は、歯16の径方向寸法または高さよりも20%未満だけ大きくてもよい。
【0101】
各アパーチャの中心と凹部26、26A、26Bのぞれぞれのエッジとの間の距離は、物品の上方部分または上部閉鎖部の直径または横方向寸法DN、DN1以上であってもよい。
【0102】
主要パネル12は、ハンドル構造部Hを任意選択で備えてもよい。このハンドル構造部Hは、ハンドル開口を備え得る。ハンドル開口は、主要パネル12から打ち抜き加工され、第2の物品保持構造部RT2の第1の対と第2の物品保持構造部RT2の第2の対との間の中心に配設された領域に位置する。ハンドル開口は、それぞれ折り目ライン61、63により相互の対向側において主要パネル12にヒンジ連結された1対のタブ60、62によって部分的に画定され得る。
【0103】
他の実施形態では、さらなるハンドル開口が、第1の物品保持構造部RT1の第1の対と第2の物品保持構造部RT2の第1の対との間に、および/または第2の物品保持構造部RT2の第2の対と第1の物品保持構造部RT1の第2の対との間に設けられてもよい。
【0104】
主要パネル12は、少なくともボール紙基層を備える。ボール紙基層の材料は、例えば約10pt以上の範囲などの、好ましくは約16pt~約28pt(0.028’’/約0.7mm)の範囲などの、任意の従来のボール紙から選択され得る。かかる基層の一例は、28ポイント(pt)SBSボード(一方の面が漂白硫酸塩ボードで被覆される、商標名PrintKote(登録商標))、またはWestRock(登録商標)社製造によるCNK(登録商標)ボード(Coated Natural Kraft(登録商標)、一方の面がクレイコートで被覆された無漂白クラフトボール紙、商標名CarrierKoteTM)である。ボール紙基層は、漂白ボードまたは無漂白ボードであってもよい。このボードは、印刷方法およびボード組成との適合性により選択された従来のコーティングにより、少なくとも一方の面において被覆されてもよく、任意選択で積層体の対向側の面において被覆され得る。
【0105】
主要パネル12は、ボール紙層に積層された引裂き抵抗層を備え得る。主要パネル12は、ボール紙基層と引裂き抵抗層との間に接着層を任意選択で備える。引裂き抵抗層は、ボール紙基層の被覆されていない面を覆って配設されてもよく、ポリマー材料から形成されボール紙基層に固定され得る。引裂き抵抗層は、積層構造体に対して強靭性を与える。適切な耐引裂性材料としては、二軸延伸ポリエステル、延伸ナイロン、クロスラミネートポリオレフィン、または高密度ポリオレフィンである例えばMYLAR(登録商標)などのn軸配向フィルムの層を備え得る、例えばNATRALOCK(登録商標)などの耐引裂性積層シート材料が含まれ得るがこれに限定されない。これらの材料の延伸構造部およびクロスラミネート構造部は、耐引裂性の特徴に寄与する。さらに、引裂抵抗は、押出成形メタロセン腐食ポリエチレン(mPE)などの耐引裂性材料の化学的特性にも起因する。
【0106】
代替的には、耐引裂性層は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)層であってもよい。直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)またはmPEが使用される実施形態では、接着層を組み込む必要がない。高レベルの耐引裂性を有する他の適切な材料が使用されてもよい。
【0107】
接着層は、例えば低密度ポリエチレン(LDPE)などのポリオレフィン材料から形成され得る。接着層は、この基層に耐引裂性層を固定するために基層と耐引裂性層との間に配置されてもよい。
【0108】
ブランク10からのキャリア90の作製については、ブランク10が、物品B群に適用され得る。ブランク10が、物品B群に対して下げられる。ブランク10の物品保持構造部RT1、RT2のそれぞれが、物品群中のそれぞれの物品Bに整列される。物品Bの一部分が、主要パネル12を貫通する。それぞれの物品保持構造部RT1、RT2の周囲の主要パネル12の歯付き領域が、主要パネル12の面外へと折り曲げられ得る。
【0109】
歯16、14の係合エッジE1が、突出部の下方に係合する。この突出部は、物品Bのネックまたは縁(これがフランジを形成し得る)の周囲に位置し得る。物品Bが缶である場合には、この突出部は、缶エンドシームにより形成され得る。他の実施形態では、突出部は、物品Bのリッジ形状部もしくはアンダーカット形状部により、または例えば王冠または閉鎖部などのしかしそれらに限定されない物品Bの端部閉鎖部により形成され得る。このようにして、係合エッジE1は、物品Bを把持または保持し、物品Bが主要パネル12から意図せずに分離してしまうのを防止または阻止する。
図2では、組み立てられたキャリア90が示される。
【0110】
キャリア90の他のオプションの特徴は、主要パネル12が、キャリア90の他の部分が一切連結されない周縁部によって画定されるというものである。すなわち、キャリア90は、他のパネルとの連結がなく、例えばこれらに限定するものではないが、物品群の側部周囲に延在する側壁パネルまたは端壁パネルなどとの連結がない。したがって、主要パネル12の周縁部は、自由エッジ、切断エッジ、または非ヒンジエッジによってその全体が画定される。
【0111】
次に
図3~
図6Dを参照すると、本開示のさらなる実施形態が示される。図示する第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、および第9の実施形態では、可能である場合には、同様の数字が同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴部が第2、第3、第4、第5、第6、および第7の実施形態にそれぞれ属するものであることを示すために「100」、「200」、「300」、「400」、「500」、「600」番台で始まる。これらのさらなる実施形態は、第1の実施形態と共通する多数の特徴部を共有し、したがって
図1、
図2、および
図8に示す実施形態との相違点のみが詳細に説明される。
【0112】
図3は、第2の実施形態を示し、物品キャリア(図示せず)を形成するブランク110を示す。ブランク110は、キャリア(図示せず)の上壁部または係合パネルを形成するための主要パネル112を備える。
【0113】
ブランク110の主要パネル112は、少なくとも1つの物品保持構造部RT3を備える。主要パネル112は、複数の物品保持構造部RT3を備え、具体的には4×2の行列またはアレイに配置された8個の物品保持構造部RT3を備える。それぞれの物品保持構造部RT3が、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8を備える。
【0114】
図1の実施形態の物品保持構造部RT1、RT2の凹部26、26A、26Bは省かれている。
図3に示すブランク110の物品保持構造部RT3は、
図1の実施形態によりパッケージングされる物品Bよりも幅広である主要本体を有する物品Bをパッケージングするために使用され得る。
図7Aは、かような物品Bの一例を示す。物品Bの主要本体のこのより幅広であるという特性により、
図3の実施形態では、物品保持構造部RT3およびしたがってそのアパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8は、
図1の実施形態の物品保持構造部RT1、RT2よりもさらに離間され得る。
【0115】
一例では、隣接し合う物品保持構造部RT3間の間隔d3は、約0.355インチ(9mm)であってもよい。架空円のまたはアパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8の直径d1は、約1.806インチ(45.9mm)であってもよい。物品受け開口の直径d2は、約2.245インチ(57mm)であってもよい。歯116は、約0.2195インチ(5.6mm)の径方向寸法または高さ(自由エッジまたは係合エッジE1と主要パネル112に対するヒンジ連結部との間の計測値)を有し得る。
【0116】
物品受け開口は、互いに対してすぐ近くに配設される。
【0117】
物品受け開口の直径d2は、物品受け開口間の間隔よりも約6倍長い。
【0118】
これらの物品受け開口の間の間隔d3は、物品受け開口の直径d2の半分未満であってもよい。この間隔d3は、物品受け開口の直径d2の1/4未満または1/5未満であってもよい。
【0119】
これらの物品受け開口の間の間隔d3は、歯116の径方向寸法または高さの2倍未満であってもよい。
【0120】
物品保持構造部RT3は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8により部分的に画定された物品受け開口を備える。
【0121】
物品保持構造部RT3は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8のそれぞれの周囲に配設された複数の歯116を備える。これらの複数の歯116またはそれらの少なくとも自由エッジが、架空円を画定し得る、または架空円の近似となり得る。
【0122】
これらの複数の歯116は、折り目ラインにより主要パネル112にヒンジ連結される。この折り目ラインは、複数のカットライン122、124により画定され得る。複数のカットライン122、124は、円を画定し得る、または円の近似となり得る。
【0123】
物品保持構造部RT3は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8のそれぞれの周囲に配設された複数の第1の歯または完全歯116を備える。複数の第1の歯116のそれぞれが、ヒンジ連結されたエッジの対向側に係合エッジE1を備える。係合エッジE1は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8をそれぞれ画成するカットラインの直線状部分によって画定される。各係合エッジE1は、十六角形の一部を画定する。図示する実施形態は、十六角形を共に画定する16個の第1の歯116を備える。各歯116は、1対の側部エッジを備え、これらの側部エッジは、十六角形のそれぞれの角から、すなわちアパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8をそれぞれ画定するカットラインの1対の隣接し合う直線状部分間のそれぞれの角から径方向外方に延在するカットライン118、120によって画定される。これらのカットライン118、120は、互いに発散方向に配置され、間に角度θ1を画定し、この角度θ1は約22.5°であってもよい。
【0124】
物品保持構造部RT3は、複数の第1の周方向カットライン124を備える。複数の第1の周方向カットライン124はそれぞれ、径方向カットライン118、120の一方またはその架空延長部が、複数の第1の周方向カットライン124をそれぞれ二等分するように、径方向カットライン118、120の前記一方に整列される。
【0125】
複数の第1の周方向カットライン124はそれぞれ、その第1の周方向カットライン124を二等分する径方向カットライン118、120の前記一方から離間されて、1対の隣接配設された歯116間に連結ニックまたはブリッジ部分を画定する。
【0126】
複数の第1の周方向カットライン124のそれぞれが、線形状を有し得る。
【0127】
第3の物品保持構造部RT3は、複数の第2の周方向カットライン122を備える。複数の第2の周方向カットライン122はそれぞれ、1対の複数の第1の周方向カットライン124の間に配設され、この対の複数の第1の周方向カットライン124から離間されて、各歯116と主要パネル112との間に1対の連結ニックまたはブリッジ部分を画定する。この対の連結ニックまたはブリッジ部分は、各歯116と主要パネル112との間にヒンジ連結部または折曲げ可能連結部を形成する。
【0128】
複数の第2の周方向カットライン122のそれぞれが、線形状を有し得る。
【0129】
主要パネル112は、ハンドル構造部Hを任意選択で備えてもよい。このハンドル構造部Hは、ハンドル開口を備え得る。ハンドル開口は、主要パネル112から打ち抜き加工され、第2の物品保持構造部RT2の第1の対と第2の物品保持構造部RT2の第2の対との間の中心に配設された領域に位置する。ハンドル開口は、それぞれ折り目ライン161、161b、163a、163bにより主要パネル112にヒンジ連結された2対のタブ160a、160b、162a、162bによって部分的に画定され得る。
【0130】
図4および
図5は、第3の実施形態を示し、物品キャリア290を形成するブランク210を示す。ブランク210は、キャリア290の上壁部または係合パネルを形成するための主要パネル212を備える。
【0131】
主要パネル212は、複数の物品保持構造部RT1、RT2を備え、具体的には4×2の行列またはアレイに配置された8個の物品保持構造部RT1、RT2を備える。これらの物品保持構造部RT1、RT2は、
図1に示す実施形態の物品保持構造部と実質的に同様の構造を有し、したがってさらに詳細には説明しない。
【0132】
ブランク210は、折り目ライン231の形態のヒンジ連結部により主要パネルにヒンジ連結された第1の側部または第1の端部パネル230を備える(本明細書では第1の固定パネルとも呼ばれる)。
【0133】
ブランク210は、折り目ライン233の形態のヒンジ連結部により主要パネルにヒンジ連結された第2の側部または第2の端部パネル232を備える(本明細書では第2の固定パネルとも呼ばれる)。第2の側部または第2の端部パネル232は、第1の側部または第1の端部パネル230がヒンジ連結される主要パネル212の側部または端部の対向側に位置する主要パネル212の側部または端部にヒンジ連結される。
【0134】
第1の側部または第1の端部パネル230および第2の側部または第2の端部パネル232はそれぞれ、ディスプレイパネルまたは広告パネルを形成し、これらのパネル230、232は、適切な接着剤により隣接配設された物品Bの中の1つ以上に固定される。
【0135】
フュージティブ接着剤(fugitive glue)が、物品Bにパネル230、232を直接的に固定するために使用されてもよい。具体的な接着剤の一例は、HB Fullerによる製造のSwift 7044である。フュージティブ接着剤の使用は任意であり、フュージティブ接着剤の利点は、物品Bがキャリア290から係合解除される場合に、キャリア290に装着された状態に留まる傾向を有する点である(これは、接着剤が物品Bに装着された状態に留まることに比べてより望ましい場合がある)。代替的な実施形態では、例えばホットメルト接着剤などのしかしこれに限定されない他の接着剤が使用されてもよい。
【0136】
各パネル230、232は、ハンドル開口Hと共にハンドル構造部の一部を形成するための折畳み構造部を備え得る。この折畳み構造部は、1つ以上の折り目ライン235、237a、237b、239、241a、241bを備え得る。第1の折り目ライン235、239は、パネル230、232にそれぞれ設けられる。第1の折り目ライン235、239は、主要パネル212にパネル230、232をそれぞれヒンジ連結する折り目ライン231、233に対して実質的に垂直に配向される。追加的にはまたは代替的には、この折畳み構造部は、1対の放散状折り目ライン237a、237b、241a、241bを備え得る。この対の放散状折り目ライン237a、237b、241a、241bのそれぞれが、第1の折り目ライン235、239の両側に対向するように配設され得る。
【0137】
折畳み構造部は、1対の隣接し合うアパーチャA3/A5間、A4/A6間の間隙または空部の近傍に位置する第1の固定パネル230または第2の固定パネル232の領域内に設けられる。ハンドル開口Hは、これらの対のアパーチャA3/A5、A4/A6の間に位置するブランク210の領域内に設けられる。
【0138】
このようにして、折畳み構造部およびハンドル開口は、同一直線上に整列される。折畳み構造部は、第1の固定パネル230および第2の固定パネル232のそれぞれにおける折畳み可能領域または変形可能領域を画定する。ユーザは、両折畳み構造部を把持することによってか、または折畳み構造部およびハンドル開口の一方を把持することによってかのいずれかにより、キャリア290を把持することによってキャリア290を持つことができる。
【0139】
図6Aは、第4の実施形態を示し、物品キャリア(図示せず)を形成するためのブランク310の一部分を示す。
【0140】
図6Aは、アパーチャA2と、アパーチャA2の周囲のブランク310の主要パネル312中に配設された複数の歯316とを備える、物品保持構造部RT3を示す。
図6Aの実施形態では、前出の実施形態の複数の第2の周方向カットライン22、122、222は省かれている。各歯316が、複数の第1の周方向カットライン324の中の隣接配設された対間に配設された単一のブリッジ部分によって、主要パネル312にヒンジ連結される。
【0141】
図6Bは、第5の実施形態を示し、物品キャリア(図示せず)を形成するためのブランク410の一部分を示す。
【0142】
図6Bは、アパーチャA2と、アパーチャA2の周囲のブランク410の主要パネル412中に配設された複数の歯416とを備える、物品保持構造部RT3を示す。
【0143】
物品保持構造部RT3は、複数の第1の周方向カットライン424を備える。複数の第1の周方向カットライン424のそれぞれが、径方向カットライン418、420に整列され、これらの径方向カットライン418、420は、径方向カットライン418、420またはその架空延長部が複数の第1の周方向カットライン424をそれぞれ二等分するように、歯416の側部エッジを画定する。
【0144】
図6Bの実施形態では、物品保持構造部RT3は、複数の第2の周方向カットライン422を備える。物品保持構造部RT3は、複数の第1の周方向カットライン424の中の隣接配設された対間に配設された3個の第2の周方向カットライン422を備える。
【0145】
各歯416が、複数の第1の周方向カットライン424の中の隣接配設された1つの対間に位置する複数のブリッジ部分により、具体的には4個のブリッジ部分により、主要パネル412にヒンジ連結される。
【0146】
図6Cは、第6の実施形態を示し、物品キャリア(図示せず)を形成するためのブランク510の一部分を示す。
【0147】
図6Cは、アパーチャA2と、アパーチャA2の周囲のブランク510の主要パネル512中に配設された複数の歯516とを備える、物品保持構造部RT3を示す。
【0148】
この物品保持構造部RT3は、複数の第1の周方向カットライン524を備える。複数の第1の周方向カットライン524のそれぞれが、径方向カットライン518、520に整列され、これらの径方向カットライン518、520は、径方向カットライン518、520またはその架空延長部が複数の第1の周方向カットライン524をそれぞれ二等分するように、歯516の側部エッジを画定する。
【0149】
物品保持構造部RT3は、複数の第2の周方向カットライン522を備える。複数の第2の周方向カットライン522はそれぞれ、1対の複数の第1の周方向カットライン524間に配設され、この対の複数の第1の周方向カットライン524から離間されて、各歯516と主要パネル512との間に1対の連結ニックまたはブリッジ部分を画定する。この対の連結ニックまたはブリッジ部分は、各歯516と主要パネル512との間にヒンジ連結部または折曲げ可能連結部を形成する。
【0150】
図6Cの実施形態では、複数の第2の周方向カットライン522のそれぞれが、複数の第1の周方向カットライン524のそれぞれを画定する切断部よりも長い。
【0151】
図6Dは、第7の実施形態を示し、物品キャリア(図示せず)を形成するためのブランク610の一部分を示す。
【0152】
図6Dは、アパーチャA2と、アパーチャA2の周囲のブランク610の主要パネル612中に配設された複数の歯616とを備える、物品保持構造部RT3を示す。
【0153】
この物品保持構造部RT3は、複数の第1の周方向カットライン624を備える。複数の第1の周方向カットライン624のそれぞれが、径方向カットライン618、620に整列され、これらの径方向カットライン618、620は、径方向カットライン618、620またはその架空延長部が複数の第1の周方向カットライン624をそれぞれ二等分するように、歯616の側部エッジを画定する。
【0154】
図6Dの実施形態では、物品保持構造部RT3は、複数の第2の周方向カットライン622を備える。物品保持構造部RT3は、複数の第1の周方向カットライン624の中の隣接配設された対間に配設された2個の第2の周方向カットライン622を備える。
【0155】
各歯616が、複数の第1の周方向カットライン624の中の隣接配設された1つの対間に位置する複数のブリッジ部分により、具体的には3個のブリッジ部分により、主要パネル612にヒンジ連結される。
【0156】
物品保持構造部RT3の円形折り目ラインを形成するための第1のカットラインおよび第2のカットラインの反復パターンは、各歯もしくは各タブの角度幅および/または各保持構造部RT3を形成する歯/タブの個数によって決定され得る。例えば、16個タブの保持構造部を形成するのに適し得る約22.5度の角度幅を有する歯/タブの場合には、
図1、
図3、
図4、
図6A、
図6C、および
図6Dのカットラインパターン中の1つが任意選択で使用されてもよい。12個タブの保持構造部を形成するのに適し得る約30度の角度幅を有する歯/タブの場合には、
図6Bのカットラインパターンが任意選択で使用されてもよい。
【0157】
本開示は、改善された物品保持構造部または物品上部係合デバイスを有する上部係合タイプのキャリアを提供する。
【0158】
複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3を有する物品キャリア90、290が提供される。これらの複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3はそれぞれ、その開口の周縁部に沿って環状の一連の係合歯または係合タブ16、216を有する。各開口の環状の一連の係合タブ16、216は、最大で2個の間隙26、26A、26Bにより割り込まれる。架空直径線z-z’が、最大で2個の間隙26、26A、26Bのそれぞれの中心を通過し、物品キャリア90、290を形成するための紙材料の抄紙方向GRに対して実質的に垂直に延在する。代替的な実装形態では、最大で2個の間隙26、26A、26Bのそれぞれの中心を通過する架空直径線z-z’は、物品キャリア90、290を形成するための紙材料の抄紙方向GRに対して実質的に平行に延在してもよい。
【0159】
また、本開示は、複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3を有する物品キャリア90、290を提供する。これらの複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3はそれぞれ、その周縁部に沿って環状の一連の係合タブ16、216を有する。各開口の環状の一連の係合タブ16、216は、最大で2個の間隙26、26A、26Bにより割り込まれる。架空直径線z-z’が、最大で2個の間隙26、26A、26Bのそれぞれの中心を通過し、物品キャリア90、290の長手方向軸yに対して平行に延在する。
【0160】
複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3を有する物品キャリア90、290が提供される。これらの複数の上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3はそれぞれ、その開口の周縁部に沿って環状の一連の係合タブ16、216を有する。複数の開口または係合構造部RT1の中の第1のものが、この第1の開口の環状の一連のタブ16、216に割り込む1つのみの第1の間隙26を有する。複数の開口または係合構造部RT2の中の第2のものが、この第2の開口の環状の一連のタブ16、216に割り込む2つのみの第2の間隙26A、26Bを有する。第1の間隙26と第2の間隙26A、26Bのそれぞれとが、物品キャリア90、290の長手方向軸yに対して平行な架空線z-z’に沿って整列される。
【0161】
また、本開示は、主要パネル12、112、212、312、412、512、612を備える物品キャリア90、290を提供する。主要パネル12、112、212、312、412、512、612は、物品Bの一部分を受けるための少なくとも1つの上部係合開口または係合構造部RT1、RT2、RT3を備える。主要パネル12、112、212、312、412、512、612は、少なくとも1つの開口または係合構造部RT1、RT2、RT3の周囲に形成された環状の一連の係合タブ16、116、216、316、416、516、616をさらに備える。アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8が、環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616のそれぞれの第1のエッジE1を画定する。環状の一連のこれらのタブ16、116、216、316、416、516、616は、物品Bが少なくとも1つの開口または係合構造部RT1、RT2、RT3内に受けられる場合に、環状の一連のこれらのタブが主要パネル12、112、212、312、412、512、612の面外へと降伏するように、主要パネル12、112、212、312、412、512、612にヒンジ連結される。環状の一連のこれらのタブ16、116、216、316、416、516、616は、物品Bを圧迫する。環状の一連のこれらのタブ16、116、216、316、416、516、616の中の少なくとも1つが、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8から主要パネル12、112、212、312、412、512、612内へと延在する第1のカットライン18、118、218、318、418、518、618により少なくとも部分的に画定される。タブ16、116、216、316、416、516、616の中の少なくとも1つの少なくとも一部分を環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中の隣接する1つから分離する第1のカットライン18、118、218、318、418、518、618。主要パネル12、112、212、312、412、512、612は、第2のカットライン24、124、324、424、524、624をさらに備える。第2のカットライン24、124、324、424、524、624は、環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中の少なくとも1つと、環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中の隣接する1つとのそれぞれの第2のエッジの一部分を画定する。この第2のエッジは、環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中の少なくとも1つと、環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中の隣接する1つとのそれぞれの第1のエッジE1の対向側に位置する。
【0162】
第2のカットライン24、124、324、424、524、624は、直線状であってもよい。
【0163】
第2のカットライン24、124、324、424、524、624は、円弧形状であってもよい。第2のカットライン24、124、324、424、524、624は、アパーチャA1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8の中心と一致する中心を有する曲率半径により画定され得る。
【0164】
環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中のこの少なくとも1つは、第2のカットライン24、124、324、424、524、624の近傍の連結部分P1によりタブ16、116、216、316、416、516、616の中のこの隣接する1つに連結され得る。
【0165】
主要パネル12、112、212、312、412、512、612は、第2のカットライン24、124、324、424、524、624から離間された少なくとも1つの第3のカットライン22、122、322、422、522、622をさらに備え得る。この少なくとも1つの第3のカットライン22、122、322、422、522、622は、環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中のこの少なくとも1つのそれぞれのヒンジ連結部の一部分を画定する。ヒンジ連結部は、環状の一連のタブ16、116、216、316、416、516、616の中のこの少なくとも1つのそれぞれの第1のエッジE1の対向側に位置する。この少なくとも1つの第3のカットライン22、122、322、422、522、622は、直線形状または円弧形状であってもよい。
【0166】
少なくとも1つの第3のカットライン22、122、322、422、522、622は、互いに離間された一連の2個以上の切断部を備える。
【0167】
本明細書において、例えば「上部」、「下部」、「底部」、「前部」、「後部」、「端部」、「側部」、「内方」、「外方」、「上方」、および「下方」などの方向指示語は、それぞれのパネルをかかる配向に必ずしも限定するものではなく、これらのパネル同士を互いに識別する役割を果たし得るにすぎない点が理解されよう。
【0168】
本明細書において、「ヒンジ連結部」および「折り目ライン」という用語は、ブランクのヒンジ特徴部を規定する、ブランクの一部分同士の互いに対する折返しを助長する、またはブランクの最適なパネル折返し位置を示唆する、あらゆる様式のラインを示す。「ヒンジ連結部」という言及は、必ずしも単一の折り目ラインのみに関する言及であると解釈されるべきではなく、実際には、ヒンジ連結部は、それぞれが直線状/線状であるかまたは湾曲状/曲線状であるかのいずれかであり得る、2つ以上の折り目ラインから形成されることが可能である。直線状折り目ラインがヒンジ連結部を形成する場合には、これらの折り目ラインは、互いに平行に配設されてもよく、または互いに若干角度をつけられてもよい。曲線状折り目ラインがヒンジ連結部を形成する場合には、これらの折り目ラインは、これらの曲線状折り目ラインにより囲まれるエリア内に形状設定されたパネルが画定されるように互いに交差してもよい。かかるヒンジ連結部の典型的な一例は、間に楕円形パネルを画定するように2点で交差する1対のアーチ状または弧状の折り目ラインを備えてもよい。ヒンジ連結部が、1つ以上の直線状折り目ラインおよび1つ以上の曲線状折り目ラインから形成されてもよい。かかるヒンジ連結部の典型的な一例は、間に半月形状パネルを画定するように2つの点で交差する直線状折り目ラインおよびアーチ状または弧状の折り目ラインの組合せからなってもよい。
【0169】
本明細書において、「折り目ライン」という用語は、以降のもの、すなわちミシン目ライン、エンボス加工ライン、デボス加工ライン、穿孔ライン、短スリットライン、ハーフカットライン、単一ハーフカット、割込みカットライン、整列スリットライン、スコアライン、および前述のオプションの任意の組合せの中の1つを指し得る。
【0170】
ヒンジ連結部および折り目ラインはそれぞれ、穿孔、穿孔ライン、短スリットライン、ハーフカットライン、単一ハーフカット、カットライン、割込みカットライン、スリット、スコア、エンボス加工ライン、デボス加工ライン、およびそれらの任意の組合せ等を含む、ブランクの基層中に形成される要素を含み得る点を理解されたい。これらの要素は、所望の機能性を実現するように寸法設定および配置され得る。例えば、穿孔ラインが、折り目ラインおよび/または分割ラインを画定するような脆弱度を有するように寸法設定または設計され得る。これらの穿孔ラインは、折返しを助長し破断を阻止するように、折返しを助長しより大きな労力での破断を助長するように、またはごくわずかな労力での破断を助長するように設計されることが可能である。
【0171】
本明細書において、「と位置合わせ状態に」という表現は、例えば2つの重畳するパネルの中の第1のパネル中に形成されたアパーチャおよび2つの重畳するパネルの中の第2のパネル中に形成された第2のアパーチャなどの、立設されたカートンにおける2つ以上の要素における整列状態を示す。互いに位置合わせ状態にあるような要素は、重畳しているパネルの厚さ方向において互いに整列され得る。例えば、第1のパネル中のアパーチャが、第1のパネルと重畳構成におかれている第2のパネル中の第2のアパーチャ「と位置合わせ状態に」ある場合には、前者のアパーチャのエッジは、第2のアパーチャのエッジの少なくとも一部分に沿って延在し、第1のパネルおよび第2のパネルの厚さ方向において第2のアパーチャに整列され得る。
【符号の説明】
【0172】
10 ブランク
12 主要パネル
14 歯、第1の部分歯、第2の部分歯、第3の部分歯、第4の部分歯
16 歯、第1の歯、完全歯、タブ、係合タブ、係合歯
18 カットライン、径方向カットライン、第1のカットライン
20 カットライン、径方向カットライン
22 カットライン、第2の周方向カットライン、第3のカットライン
24 カットライン、第1の周方向カットライン、第2のカットライン
26 凹部、破断部、間隙、第1の間隙
26A 凹部、間隙、第1の凹部、第1の破断部、第2の間隙
26B 凹部、間隙、第2の凹部、第2の破断部、第2の間隙
60 タブ
61 折り目ライン
62 タブ
63 折り目ライン
90 カートン、キャリア、物品キャリア
110 ブランク
112 主要パネル
116 歯、完全歯、第1の歯、タブ、係合タブ
118 カットライン、径方向カットライン、第1のカットライン
120 カットライン、径方向カットライン
122 カットライン、第2の周方向カットライン、第3のカットライン
124 カットライン、第1の周方向カットライン、第2のカットライン
160a タブ
160b タブ
161 折り目ライン
161b 折り目ライン
162a タブ
162b タブ
163a 折り目ライン
163b 折り目ライン
210 ブランク
212 主要パネル
216 係合タブ、係合歯、タブ
218 第1のカットライン
222 第2の周方向カットライン
230 第1の側部、第1の端部パネル、第1の固定パネル
231 折り目ライン
232 第2の側部、第2の端部パネル、第2の固定パネル
233 折り目ライン
235 折り目ライン、第1の折り目ライン
237a 折り目ライン、放散状折り目ライン
237b 折り目ライン、
239 折り目ライン、第1の折り目ライン
241a 折り目ライン、放散状折り目ライン
241b 折り目ライン、放散状折り目ライン
290 カートン、キャリア、物品キャリア
310 ブランク
312 主要パネル
316 歯、タブ、係合タブ
318 第1のカットライン
322 第3のカットライン
324 第1の周方向カットライン、第2のカットライン
410 ブランク
412 主要パネル
416 歯、タブ、係合タブ
418 径方向カットライン、第1のカットライン
420 径方向カットライン
422 第2の周方向カットライン、第3のカットライン
424 第1の周方向カットライン、第2のカットライン
510 ブランク
512 主要パネル
516 歯、タブ、係合タブ
518 径方向カットライン、第1のカットライン
520 径方向カットライン
522 第2の周方向カットライン、第3のカットライン
524 第1の周方向カットライン、第2のカットライン
610 ブランク
612 主要パネル
616 歯、タブ、係合タブ
618 径方向カットライン、第1のカットライン
620 径方向カットライン
622 第2の周方向カットライン、第3のカットライン
624 第1の周方向カットライン、第2のカットライン
A1 アパーチャ、第1のアパーチャ
A2 アパーチャ、第2のアパーチャ
A3 アパーチャ、第3のアパーチャ
A4 アパーチャ
A5 アパーチャ
A6 アパーチャ
A7 アパーチャ
A8 アパーチャ
DN 直径、横方向寸法
DN1 直径、横方向寸法
E1 係合エッジ、自由エッジ、第1のエッジ
NC1 架空円
NC2 架空円、第2の架空円
P1 連結ニック、ブリッジ部分、連結部分
P2 連結ニック、ブリッジ部分
RT1 物品保持構造部、第1の物品保持構造部、端部物品保持構造部、係合構造部、上部係合開口
RT2 物品保持構造部、第2の物品保持構造部、中間物品保持構造部、係合構造部、上部係合開口
RT3 物品保持構造部、第3の物品保持構造部、係合構造部、上部係合開口
d1 直径、幅寸法
d2 幅、直径
d3 間隔
【国際調査報告】