(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-27
(54)【発明の名称】高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置
(51)【国際特許分類】
B23Q 3/155 20060101AFI20230420BHJP
B23Q 3/12 20060101ALI20230420BHJP
B23Q 5/04 20060101ALI20230420BHJP
【FI】
B23Q3/155 H
B23Q3/12 F
B23Q5/04 520Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022554465
(86)(22)【出願日】2021-02-24
(85)【翻訳文提出日】2022-10-20
(86)【国際出願番号】 IT2021050039
(87)【国際公開番号】W WO2021181433
(87)【国際公開日】2021-09-16
(31)【優先権主張番号】102020000005227
(32)【優先日】2020-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522356164
【氏名又は名称】サレス ソシエタ ア レスポンサビリタ リミタータ
(74)【代理人】
【識別番号】110000855
【氏名又は名称】弁理士法人浅村特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】グリモルディ、アンドレア ダヴィデ
【テーマコード(参考)】
3C002
3C016
【Fターム(参考)】
3C002KK07
3C016FA36
(57)【要約】
高速スピンドル40を数値制御機械に自動接続するための装置10が記載され、その装置10は、第1の接続要素11と第2の接続要素31とを備え、第1の接続要素接続11は、第1の電気接触要素14と、加圧空気を通過させるための第1のダクト12とを備え、第2の接続要素31は、前記第1の電気接触要素14との電気的接触を確立して高速スピンドル40に電力供給するように構成された第2の電気接触要素34と、第1のダクト12から来る加圧空気を通過させるための第2の導管32とを備えている。装置10の第1及び第2の接続要素11、31を自動的に密封するための方法も記載されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)であって、数値制御機械の工具ホルダ・スピンドルに固定されるように構成された第1の接続要素(11)と、前記第1の接続要素(11)に接続されるように構成され、工具(41)及び前記工具(41)を作動させるための電動モータを備える前記高速スピンドル(40)に固定されるように構成された第2の接続要素(31)とを備え、
- 前記第1の接続要素(11)は、前記高速スピンドル(40)に電気供給するための少なくとも1つの第1の電気接触要素(14)と、加圧空気の供給ネットワークに接続された、加圧空気を通過させるための第1のダクト(12)とを備え、
- 前記第2の接続要素(31)は、前記第1の電気接触要素(14)との電気的接触を確立して前記高速スピンドル(40)に電気供給するように構成された少なくとも1つの第2の電気接触要素(34)と、前記第1のダクト(12)から来る加圧空気を通過させるための第2のダクト(32)とを備え、
前記第1及び/又は前記第2の接続要素(11、31)は、前記空気流が前記第1及び前記第2の接続要素(11、31)間を流れることによって外部に流出するのを阻止するために、及び、前記第1の接続要素(11)から前記第2の接続要素(31)への前記空気流を前記スピンドル(40)に送るためにそれがそれぞれのダクト(12、32)を通過するのを可能にするために、前記第1の接続要素(11)と前記第2の接続要素(31)とを密封接続するための密封手段(37)を備える装置(10)において、前記第2の接続要素(31)は、前記第1及び第2の接続要素(11、31)が密封接続されていないときに、前記第2のダクト(32)と前記スピンドル(40)との間の前記空気流を阻止するために前記第2のダクト(32)の内部に挿入されたピン(38)を備え、前記第1のダクト(12)は、内部に挿入され、前記電気接触要素(14、34)が接触していないときに前記ピン(38)に接触するように構成された圧力要素(18)を備え、前記第1のダクト(12)から来る前記空気流が、密封接続されていない前記第1の接続要素(11)と前記第2の接続要素(31)との間の空間を横切って、外部に出ることができることを特徴とする、装置(10)。
【請求項2】
前記密封手段(37)が、前記第2の接続要素(31)の外面に得られた溝に挿入された密封Oリング(37)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)。
【請求項3】
前記ピン(38)が、前記ピン(38)と前記第2のダクト(32)との間の前記空気流、及び、そこから前記スピンドル(40)への前記空気流を妨げるために、前記第2のダクト(32)の前記内面と一致する内面を有することを特徴とし、前記ピン(38)が、複数の開口部(33)によって前記ダクト(32)と連通し、前記高速スピンドル(40)と連通する内部シート(35)をさらに備え、前記ピン(38)の前記外面及び前記ダクト(32)の前記内面が接触しておらず、前記空気流が前記ピン(38)と前記第2のダクト(32)との間を流れることができるとき、前記第2のダクト(32)から前記スピンドル(40)への前記空気流が通過することを可能にすることを特徴とする、請求項1から2までのいずれか一項に記載の高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)。
【請求項4】
前記第1のダクト(12)の内部に挿入された前記圧力要素(18)は、前記第1及び第2の接続要素(11、31)が密封接続されたとき、前記ピン(38)に圧力を加えるように構成されることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載の高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)。
【請求項5】
前記ピン(38)は、前記第1のダクト(12)から来る前記空気流が前記ピン(38)と前記第2のダクト(32)との間で、前記開口部(33)を通って前記ピン(38)の前記内部シート(35)内に流れ、前記高速スピンドル(40)に到達することを可能にするために、前記圧力要素(18)の作用下で、前記第2のダクト(32)内を摺動するときに、前記ピン(38)に力を加えるように構成された弾性手段(36)に接続されることを特徴とする、請求項3又は4に記載の高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)。
【請求項6】
前記第1の接続要素(11)が、前記第1のダクト(12)の閉鎖壁(22)に得られた複数の穴(21)を備えることを特徴とし、前記圧力要素(18)が、前記第1及び前記第2の電気接触要素(14、34)の表面及び前記第1の接続要素(11)の前記内部を清潔に保つために、前記穴(21)から出て来る前記空気流をそらすように構成された小さなプレート(19)に接続された一端を有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか一項に記載の高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)。
【請求項7】
前記第1の接続要素(11)は、加圧流体が供給される空気圧要素を備える作動手段(57)によって駆動される閉鎖要素(56)を備え、前記閉鎖要素(56)を操作するために前記空気圧要素(57)が摺動することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載の高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)。
【請求項8】
請求項1から7までのいずれか一項に記載の高速スピンドル(40)を数値制御機械に自動接続するための装置(10)の前記第1及び前記第2の接続要素(11、31)を自動的に密封接続するためのプロセスであって、
- 前記第1の接続要素(11)のシート(55)の内部に前記第2の接続要素(31)を挿入するステップであって、第1及び第2の接続要素(11、31)は、密封接続されておらず、このステップでは、前記電気接触要素(14、34)はまだ接触しておらず、前記圧力要素(18)及び前記ピン(38)は接触しており、前記第1のダクト(12)から来る前記空気流は、前記閉鎖壁(22)の前記穴(21)を横切り、前記小さな場所(19)によって偏向され、前記第1の接続要素(11)の前記シート(55)と前記第2の接続要素(31)との間の前記空間を横切って外部に出る、ステップと、
- 第1及び第2の接続要素(11、31)間の密封接続を行うために、前記工具交換システムが前記スピンドルを所定の位置に持っていくステップであって、このステップでは、電気的接触は、前記電気接触要素(14、34)間に確立され、前記圧力要素(18)は、前記弾性手段(36)を圧縮することによって、前記ピン(38)を前記第2のダクト(32)内に摺動させて、前記第1のダクト(12)から前記第2のダクト(32)への前記空気流が、前記開口部(33)を通って前記ピン(38)の前記内部シート(35)内に入り、前記高速スピンドル(40)に向かって通過することを可能にする圧力を前記ピン(38)に加える、ステップと、
を含む、プロセス。
【請求項9】
請求項1から7までのいずれか一項に記載の数値制御機械に自動接続するための装置(10)を備える高速スピンドル(40)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置、特に、高速電気スピンドルを数値制御機械の工具ホルダ・スピンドルに自動接続するための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
数値制御機械は、当技術分野で知られており、機械加工を行うために工具が必要とする回転速度及び駆動トルクに関して、性能に応じたサイズでなければならない電動モータに工具ホルダが接続されたスピンドルを備えている。
【0003】
特許文献1は、請求項1のプリアンブルに記載の高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置を記載している。
【0004】
これらの既知の数値制御機械は、工具によって高速回転で機械加工するために使用される場合、工具と工具の高速駆動のための電動モータとを備える特定の電気スピンドルを使用する必要があり、これは工具ホルダ・スピンドルに結合され、操作者によって、一連の電気的、油圧及び/又は空気圧コネクタを有する数値制御機械に手動で連結されなければならず、結果として、時間の浪費と機械加工コストの増加とをもたらすという問題を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1114693号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、高速スピンドルを数値制御機械の工具ホルダ・スピンドルに自動モードで接続することにより、高速電気スピンドルを使用することができ、高速スピンドルと工具ホルダ・スピンドルとの結合を行うために操作者の介入を必要とせず、結果として、時間の節約と機械加工コストの減少とをもたらす、高速スピンドルを数値制御機械に接続するための装置を提供することによって、前述の従来技術の問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下の説明から明らかなように、本発明の前述及び他の目的並びに利点は、請求項1に記載されたような高速スピンドルを数値制御機械に自動的に接続するための装置によって達成される。本発明の好ましい実施例及び非自明な変形例は、従属請求項の主題を形成する。
【0008】
添付の特許請求の範囲の全ては、本明細書の不可欠な部分を形成することが理解される。
【0009】
添付の特許請求の範囲から明らかなように、本発明の範囲から逸脱することなく、記載されたものに無数の変形及び修正(例えば、形状、寸法、配置及び同等の機能を有する部品に関して)を行うことができるということは直ちに明らかになるであろう。
【0010】
本発明は、添付の図面を参照して、非限定的な実例によって提供されるいくつかの好ましい実施例によって、よりよく説明される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明による数値制御機械に自動接続するための装置を備える高速スピンドルの図を示す。
【
図2】本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置の図を示す。
【
図3】本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置の図を示す。
【
図4】本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置の図を示す。
【
図5】本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置の図を示す。
【
図6】本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置の図を示す。
【
図7】本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置の図を示す。
【
図8】本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置の図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図を参照すると、本発明の高速スピンドル40を数値制御機械に自動接続するための装置10は、数値制御機械の工具ホルダ・スピンドルに固定されるように構成され、好ましくはスピンドルの支持構造に固定されるように構成された第1の接続要素11と、第1の接続要素11に接続されるように構成され、高速スピンドル40に固定されるように構成された第2の接続要素31とを備え、好ましくは、電気スピンドルは、工具41と、工具41の高速駆動のための電動モータとを備え、前記第1の接続要素11及び第2の接続要素31は、高速スピンドル40の電気的及び空気圧的接続を自動的に行うように構成されている。
【0013】
第1の接続要素11は、高速スピンドル40に電力供給するために、少なくとも1つの第1の電気接触要素14、好ましくは既知のタイプのばね接触子、例えば、ニッケル、銀、ステンレス鋼、銅-ベリリウム、金メッキでできた複数のばね接触子と、加圧空気供給ネットワークに接続された、例えばチャンバ15及びチャンバ15への入口パイプ16を介して加圧空気が通過するための第1のダクト12とを備える。
【0014】
第2の接続要素31は、少なくとも1つの第2の電気接触要素34、好ましくは前記第1の電気接触要素14との電気的接触を確立し、高速スピンドル40に電力供給するように構成された導電性材料でできた複数の棒と、第1の接続要素11の第1のダクト12から来る加圧空気が通過するための第2のダクト32とを備える。
【0015】
好ましくは、第1の接続要素11は、第1のダクト12の閉鎖壁22内に形成された複数の穴21を備え、また、第1のダクト12内に挿入されて、第2の接続要素31のピン38上に圧力を加えるように構成された圧力要素18を備え、以下でより詳細に説明するように、前記第1及び第2の接続要素11、31が密封されるとき、前記圧力要素18は、
図3及び
図4に示すように、第1及び第2の接続要素が密封するように接続される前に、第1及び第2の電気接触要素14、34の表面及び第1の接続要素11の内部を清潔に保つために、穴21から出て来る空気の流れをそらすように構成されたプレート19に接続された一端を有し、好ましくは、閉鎖壁22は、圧力要素18の周囲に円形に配置された複数の穴21を備える。
【0016】
前記第1及び第2の接続要素11、31がしっかりと接続されていないとき、
図4に示すように、第1の接続要素11と第2の接続要素31との間に空間があり、ピン38は、第2のダクト32からマンドレル40への空気の流れを阻止するように、第2のダクト32の内部に挿入され、圧力要素18は、電気接触要素14、34が接触していないときにピン38に接触するように構成され、第1のダクト12から来る空気の流れが、密封されていない第1の接続要素11と第2の接続要素31との間の空間を通過して外部に出ることを可能にする。
【0017】
好ましくは、第2の接続要素31は、第2の導管32の内部に挿入されたピン38を備え、前記ピン38は、ピン38と第2の導管32との間の空気の流れを阻止し、第1の接続要素11及び第2の接続要素31が密封されていないときは、これらからマンドレル40までの空気の流れを阻止するために、第2の導管32の内面と嵌合する外面を有し、好ましくは、前記ピン38は、複数の開口部33によってダクト32に連通し、高速スピンドル40と連通する内部シート35を備え、圧力要素18がピン38に圧力を加えて、ピン38の外面を導管32の内面から離れるように、例えば、導管32内のピン38を軸方向に摺動させることによって移動させるとき、第2の導管32からスピンドル40への空気流の通過を可能にし、空気流はピン38と第2の導管32との間を流れることができ、第1及び第2の接続要素11、31は、互いに密封される。
【0018】
好ましくは、前記ピン38は、圧力要素18がピン38から離れるように移動され、接続要素11、31が分離されるときに、ピン38を第2の導管32に接触させて開口部33を閉鎖するように、弾性手段36、例えば、ピン38に力を加えるように構成されたばね36に接続される。
【0019】
好ましくは、第1の接続要素11は、第2の接続要素31を挿入するためのシート55を備え、そのシート55は、第2の接続要素31の外面と実質的に同様の形状の内面を有する。好ましくは、第1及び/又は第2の接続要素11、31は、密封手段37、例えば、第2の接続要素31の外面に形成された溝に挿入された密封Oリング37を備え、第1及び第2の接続要素11、31の間を流れる空気流が外部に流出するのを防ぐように、及び、第1の接続要素11から第2の接続要素31への空気の流れをそれぞれのダクト12、32を通ってマンドレル40に送ることができるように、第1の接続要素11と第2接続要素31とを密封する。
【0020】
本発明の装置10の動作において、高速スピンドル40及び数値制御機械は、既知の工具交換システムによって自動的に接続され、第1の接続要素11と第2の接続要素31とを密封接続するためにスピンドルを位置決めするように構成され、電気接点14、34を接続し、空気流を第1の接続要素11から第2の接続要素31へ通過させてマンドレル40に到達させる。
【0021】
好ましくは、第1の接続要素11は、閉鎖要素56、例えば、スライド式の蓋を備え、そのスライド式の蓋は、第3のダクト52から来る加圧流体、好ましくは圧縮空気が供給されるシリンダなどの、例えば空気圧要素を備える作動手段57によって制御され、前記空気圧要素57は、シート58の内部で摺動し、閉鎖要素56を移動させるように構成された一対のギア59、60に接続されている。
【0022】
特に、一対のギア59、60は、シリンダ57上に得られた歯部67に係合した第1の歯車59を備え、前記第1の車59は、シート58内のシリンダ/空気圧要素57の動きによって回転させられ、前記第1の車59は、カバー/閉鎖要素56上に得られた歯部66に係合した第2の歯車60と同軸上で接続され、前記第2の車60は、シリンダ/空気圧要素57に接続された第1の車59の動きによって回転され、カバー/ラッチ56を摺動させる。
【0023】
好ましくは、第1の接続要素11は、閉鎖要素の正しい開閉を確認するために、少なくとも1つのセンサ、例えば、近接するセンサも備える。
【0024】
第1及び第2の接続要素11、31を自動的に密封するために、以下のステップ、すなわち、
- 第1の接続要素11のシート55の内部に第2の接続要素31を挿入するステップであって、第1及び第2の接続要素11、31は、しっかりと接続されず、したがって、
図4に示すように、第1の接続要素11のシート55と第2の接続要素31との間には空間があり、このステップでは、電気接触要素14、34はまだ接触しておらず、圧力要素18及びピン38は接触しており、第1のダクト12から来る空気流は、閉鎖壁22の穴21を通り抜け、プレート19によって偏向され、第1の接続要素11のシート55と第2の接続要素31との間の空間を横切って外部に出る、ステップと、
- 例えばマンドレルを介して、第1の接続要素11と第2の接続要素31との間に圧力を加えることによって密封接続がなされるステップであって、第1の接続要素11のシート55の内面が、第2の接続要素31の外面に実質的に接触し、密封手段37は、空気流が第1の接続要素11と第2の接続要素31との間を流れるのを阻止し、このステップでは、電気的接触は、電気接触要素14、34間に確立され、圧力要素18、特にプレート19は、弾性手段36を圧縮することによって、前記ピン38を第2のダクト32内へ摺動させて、第1のダクト12から第2のダクト32への空気流が、開口部33を通ってピン38の内部シート35内に入り、高速スピンドル40に向かって通過することを可能にする圧力をピン38に加える、ステップと、
が想定される。
【0025】
有利なことに、本発明による高速スピンドルを数値制御機械に自動接続するための装置は、数値制御機械の工具ホルダ・スピンドルに高速スピンドルを接続することによって、高速電気スピンドルを使用することができ、高速でスピンドルと工具ホルダ・スピンドルとの結合を行うために操作者の介入を必要とせず、結果として、時間の節約と機械加工の減少とをもたらす。
【国際調査報告】