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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-27
(54)【発明の名称】雨傘しずく取り機
(51)【国際特許分類】
   A47G 25/12 20060101AFI20230420BHJP
   F26B 9/00 20060101ALI20230420BHJP
【FI】
A47G25/12 F
F26B9/00 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022555991
(86)(22)【出願日】2021-05-14
(85)【翻訳文提出日】2022-09-15
(86)【国際出願番号】 KR2021006047
(87)【国際公開番号】W WO2021230693
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】10-2020-0057459
(32)【優先日】2020-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0057470
(32)【優先日】2020-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0057473
(32)【優先日】2020-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0057477
(32)【優先日】2020-05-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522366886
【氏名又は名称】イ,キョン・ヨル
【氏名又は名称原語表記】LEE, KYOUNG YOUL
【住所又は居所原語表記】7, SINPUNG‐RO 12GA‐GIL, YEONGDEUNGPO‐GU, SEOUL 07430, REPUBLIC OF KOREA
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】弁理士法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】イ,キョン・ヨル
【テーマコード(参考)】
3K099
3L113
【Fターム(参考)】
3K099AA24
3K099BA15
3K099BA18
3K099CA45
3K099CB16
3K099CB49
3K099CB55
3K099DA05
3K099EA40
3L113AC19
3L113BA07
3L113CA06
(57)【要約】
雨傘しずく取り機が開示される。本雨傘しずく取り機は、支持台から上側に伸長するスタンドと、雨傘のシャフトを固定させるホルダと、スタンドに結合され、ホルダの振動を発生させる駆動装置と、駆動装置の振動の発生を制御するプロセッサとを含み、ホルダは、開口と、雨傘のシャフトを固定させる固定溝と、開口から固定溝まで雨傘のシャフトを支持する支持部材とを含み、開口は、固定溝まで一直線の方向に開放され、開口から固定溝に雨傘のシャフトが一方向に投入される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持台と、
支持台から上側に伸長するスタンドと、
雨傘のシャフトを固定させるホルダと、
前記スタンドに結合され、前記ホルダの振動を発生させる駆動装置と、
前記駆動装置の振動の発生を制御するプロセッサとを含み、
前記ホルダは、
開口と、雨傘のシャフトを固定させる固定溝と、前記開口から前記固定溝まで雨傘のシャフトを支持する支持部材とを含み、
前記開口は、前記ホルダの外側から前記固定溝方向に一定間隔で次第に幅が減少し、
前記開口は、前記固定溝まで一直線の方向に開放され、雨傘のシャフトの幅に一致する前記支持部材又は前記固定溝に固定される、雨傘しずく取り機。
【請求項2】
前記開口は、前記ホルダの側面に開放され、
前記固定溝は、前記開口より下方に形成され、
前記支持部材は、前記ホルダの下方向に傾斜した方向を有する、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項3】
前記開口は、前記ホルダの上方に開放され、
前記駆動装置は、前記ホルダに左右方向の振動を発生させる、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項4】
前記スタンドは、前記支持台から前方に傾斜する、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項5】
前記ホルダと前記駆動装置との間に配置される結合部材を更に含み、
前記結合部材は、前記ホルダをホルダバネで支持する、請求項4に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項6】
前記ホルダは、前記開口と前記固定溝とをそれぞれ複数含み、
前記複数の固定溝は、それぞれ幅が異なる、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項7】
前記固定溝と前記開口との間に位置するスイッチを更に含み、
前記スイッチは、前記ホルダの雨傘のシャフトの装着有無によって、選択的に電源をプロセッサに印加する、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項8】
前記ホルダに結合された雨傘のシャフトの天蓋を検知する第1の検知センサを更に含む、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項9】
前記第1の検知センサの下方に位置し、前記ホルダに結合された雨傘のシャフトの天蓋との距離を検知する第2の検知センサを更に含む、請求項8に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項10】
前記支持台は、
前記支持台の床面に取り付けられる滑り止め部材を含む、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項11】
前記支持台に結合されるキャスタ(castor)を更に含む、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項12】
前記駆動装置の動作状態を表示するディスプレイを更に含む、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項13】
選択的に前記プロセッサに電源を印加するスイッチを含み、
前記スイッチは、
ペダル状を有し、前記ペダルが押されると、前記プロセッサに電源を印加し、前記ペダルから圧力が消えると、前記プロセッサに電源を遮断する、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【請求項14】
前記ホルダの外部を覆うシーリングを更に含む、請求項1に記載の雨傘しずく取り機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、雨傘しずく取り機に関し、雨傘のシャフトを固定して振動することで、雨傘のしずくを取ることができる装置に関する。
【背景技術】
【0002】
雨傘の使用後、天蓋(canopy)に残留する雨のしずくをしっかり取らないと、床にしずくが落ちたり、保管に困ったりすることがあり、更に、シャフト(中棒)や傘の骨などは、主に金属からなることが多いため、しずくによる腐食が発生しかねない。そこで、雨傘の天蓋に残留する雨のしずくを取り除くために、傘を振って落としたり拭き取る方法の他にも、雨傘しずく取り機で雨のしずくを効率よく取る必要があった。
【0003】
従来は、傘のしずくを取るために、雨傘をたたんだまましずく取り機の中に滑り込ませてしずくを取るか、強風で雨のしずくを取ることができたが、天蓋の内側のしずくまでしっかり取ることができなかったり、嵩や単価の問題により、産業上の活用性が高くなく、雨傘のしずくを迅速かつ効率良く取る雨傘しずく取り機が必要とされつつあった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、雨傘のシャフトを固定して振動することで、雨傘のしずくを取ることができる装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施形態に係る雨傘しずく取り機は、支持台から上側に伸長するスタンドと、雨傘のシャフトを固定させるホルダと、前記スタンドに結合され、前記ホルダの振動を発生させる駆動装置と、前記駆動装置の振動の発生を制御するプロセッサとを含み、前記ホルダは、開口と、雨傘のシャフトを固定させる固定溝と、前記開口から前記固定溝まで雨傘のシャフトを支持する支持部材とを含み、前記開口は、前記固定溝まで一直線の方向に開放され、前記開口から前記固定溝に雨傘のシャフトが一方向に投入される。
【0006】
この場合、前記開口は、前記ホルダの側面に開放され、前記固定溝は、前記開口より下方に形成され、前記支持部材は、前記ホルダの下方方向に傾斜した方向を有してよい。
【0007】
一方、前記開口は、前記ホルダの上方に開放され、前記駆動装置は、前記ホルダに左右方向の振動を発生させてよい。
【0008】
一方、前記開口は、前記ホルダの外側から前記固定溝の方向に次第に幅が減少してよい。
【0009】
一方、前記スタンドは、前記支持台から前方に傾斜してよい。
【0010】
この場合、前記雨傘しずく取り機は、前記ホルダと前記駆動装置との間に配置される結合部材を更に含み、前記結合部材は、前記ホルダをホルダバネで支持してよい。
【0011】
一方、前記ホルダは、前記開口と前記固定溝とをそれぞれ複数含み、前記複数の固定溝は、それぞれ幅が異なってよい。
【0012】
一方、前記雨傘しずく取り機は、前記固定溝と前記開口との間に位置するスイッチを更に含み、前記スイッチは、前記ホルダの雨傘のシャフトの装着有無によって、選択的に電源をプロセッサに印加してよい。
【0013】
一方、前記雨傘しずく取り機は、前記ホルダに結合された雨傘のシャフトの天蓋を検知する第1の検知センサを更に含んでよい。
【0014】
この場合、前記雨傘しずく取り機は、第1の検知センサの下方に位置し、ホルダに結合された雨傘のシャフトの天蓋との距離を検知する第2の検知センサを更に含んでよい。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、雨傘しずく取り機は、ホルダと振動を発生させる駆動装置とを用いて、雨傘のしずくをしっかり取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係るしずく取り機を示す図である。
図2】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図3】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図4】本発明の一実施形態に係るホルダと結合部材とを示す図である。
図5】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図6】本発明の一実施形態に係るホルダと駆動装置とを示す図である。
図7】本発明の一実施形態に係るシーリングを示す図である。
図8】本発明の一実施形態に係る検知センサを示す図である。
図9A】本発明の一実施形態に係るしずく取り機と雨傘との結合を示す図である。
図9B】本発明の一実施形態に係るしずく取り機と雨傘との結合を示す図である。
図10】本発明の一実施形態に係る支持台の床面を示す図である。
図11】本発明の一実施形態に係るディスプレイを示す図である。
図12】本発明の一実施形態に係るホルダの内部センサと内部光源とを示す図である。
図13】本発明の一実施形態に係るホルダの安全キャップを示す図である。
図14A】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図14B】本発明の一実施形態に係るホルダのガイド部を示す図である。
図15】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図16】本発明の一実施形態に係る掛け金を含むホルダを示す図である。
図17】本発明の一実施形態に係る板バネを含むホルダを示す図である。
図18】本発明の一実施形態に係る駆動装置を示す図である。
図19】本発明の一実施形態に係るホルダの結合部材を示す図である。
図20】本発明の一実施形態に係る着脱自在なホルダを示す図である。
図21】本発明の一実施形態に係るホルダのスイッチを示す図である。
図22】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図23】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図24】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
図25】本発明の一実施形態に係るホルダを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本明細書で使用される用語について簡略に説明し、本開示について具体的に説明する。
【0018】
本開示の実施例で使用される用語は、本開示における機能を考慮しつつ、できる限り現在広く使用される一般の用語を選択しているが、それは、当分野に携わる技術者の意図又は判例、新たな技術の出現などによって異なってよい。なお、特定の場合は、出願人の任意で選定した用語もあり、この場合、当該する開示の説明部分において詳しくその意味について記載する。よって、本開示で使用される用語は単なる用語の名称ではなく、その用語のもつ意味と本開示の全般にわたる内容を基に定義されるべきである。
【0019】
本開示の実施例は、多様な変換を施したり、様々な実施例を有することができるため、特定の実施例を図面に例示して詳しい説明にて詳しく説明する。しかし、それは、特定の実施形態に対して範囲を限定するためのものではなく、開示された思想及び技術範囲に含まれる全ての変換、均等物ないし代替物を含むものとして理解されるべきである。実施例を説明するうえで、関連する公知技術に対する具体的な説明が要旨を曖昧にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
【0020】
第1、第2などの用語は、多様な構成要素を説明するのに使われてよいが、このような構成要素は、用語によって限定されることはない。用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的のみで使用される。
【0021】
単数の表現は、文脈上明白にそうでないことを意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」又は「構成される」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はそれらを組み合わせたものが存在することを指定するためのものであって、一つ又はそれ以上の他の特徴や、数字、ステップ、動作、構成要素、部品又はそれらを組み合わせたものの存在又は付加の可能性を予め排除しないものとして理解されるべきである。
【0022】
以下では、添付の図面を参照し、本開示の実施例について本開示の属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように、詳しく説明する。しかし、本開示は、様々な異なる形態で実現されてよく、ここで、説明する実施例に限定されない。そして、図面で本開示を明確に説明するために、説明と関係のない部分は省略しており、全明細書にわたり類似する部分については、類似する図面符号を付している。
【0023】
以下では、図面を参照し、本開示についてより詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態に係るしずく取り機を示す図である。
【0025】
図1を参照すると、本開示の雨傘しずく取り機100は、スタンド110、駆動装置120、プロセッサ130、ホルダ150を含んでよい。
【0026】
スタンド110は、支持台115から上側に伸長され、スタンド110の形状や伸長する高さは制限がないが、支持台110から垂直高さはユーザが起立している状態での手の稼働範囲内にあってよい。
【0027】
スタンド110は、支持台115から傾斜しつつ上側に伸長されてよい。雨傘は取っ手と雨傘のシャフト、傘の骨などで構成された骨の上に防水布、ナイロンのような織物からなる天蓋が結合された構造として、通常の雨傘の骨は、傘を手に持ったとき、下方に曲がる形状を有する。
【0028】
そのため、スタンド110が傾斜することで、ホルダ150に開かれた状態の雨傘のシャフトが固定された際、開かれた天蓋及び傘の骨がスタンド110に届かなくてよい。後述するように、駆動装置120は、ホルダ150を振動させ、雨傘の天蓋のしずくを取るため、ホルダ150に固定される雨傘のシャフトの位置は雨傘の端と近ければ近いほど効果的に天蓋を振動させることができる。そのため、ユーザが支持台115の近くで雨傘のシャフトをホルダ150に固定させる状況を仮定すると、支持台115からスタンド110が垂直に伸長した構造より傾斜した構造のほうが、ホルダ150に固定される雨傘のシャフトは傘の端に近いため、効率よく雨傘の天蓋に振動を伝達することができる。
【0029】
スタント110が傾斜する角度には制限がないものの、上述の特徴を考慮し、スタンド110と雨傘の天蓋とが触れ合わず、雨傘の端に近い雨傘のシャフトをホルダ150に固定させるために、支持台115よりスタンド110の内角は70度程度に形成されてよい。
【0030】
駆動装置120は、ホルダ150に振動を加え、ホルダ150に固定された雨傘のしずくを取ることができる。
【0031】
駆動装置120は、振動を用いて雨傘のシャフトを振る力と慣性とによって、しずくを取ることができる。風を用いてしずくを取る方式は、生産単価が比較的に高く、しずくが広範囲に飛びかねないため、器具の内部に別途に滴り落ちたしずくが排水される構造を設けなければならなかったため、重さと嵩が大きくなったことで出入口の置き場所に困ったり、保管及び移動が難しいという限界があった。そこで、駆動装置120は、振動を用いるため、実用性と利便性において有利になる。
【0032】
駆動装置120は、スタンド110の上側端に結合され、上部のホルダ150に接続されてよい。駆動装置120がホルダ150を振動させる方向は、上下又は左右方向であってよく、ホルダ150に固定された雨傘は振動が発生することで、慣性によって天蓋のしずくを取ることができる。
【0033】
プロセッサ130は、駆動装置120の振動の発生を制御することができる。プロセッサ130の位置及び制御方式には制限がなく、プロセッサ130が駆動装置120に電源を供給及び遮断する方式で制御してよい。
【0034】
プロセッサ130と駆動装置120とは、雨傘しずく取り機100の内部のバッテリ125によって電源を供給されることができ、或いは、雨傘しずく取り機100の外部から電源を供給されることもできる。雨傘しずく取り機100は、主に雨天時のみに室内に通る出入口などに配置されるため、内部バッテリ125によって電源を供給される場合には、雨傘しずく取り機100の位置選定に有利になり得るし、しずくなどが外部の電源供給部に流入される場合に発生しかねない安全問題を防止することができる。
【0035】
ホルダ150は、雨傘のシャフトを固定することができる。本開示に係るホルダ150によって雨傘しずく取り機100は、天蓋が開かれた雨傘のシャフトを固定させることができる。
【0036】
雨傘が畳まれた状態、即ち、雨傘の骨によって雨傘の天蓋が畳まれた状態では、天蓋中畳まれる部位は、しずく取りに不利になりかねない。そのため、本開示に係る雨傘しずく取り機100は、傘を広げた状態で使用することができるため、しずくを取るうえで有利であり、それにより、ホルダ150は雨傘が開かれた状態で雨傘の骨を固定することができる。
【0037】
ホルダ150は、図1に示す実施例の他にも多様であってよく、ホルダ150の形と大きさ、材質などに制限がない。以下では、雨傘しずく取り機100に含まれ得るホルダの多様な実施例について詳しく説明する。
【0038】
図2は、本発明の一実施形態に係るホルダ200を示す図である。
【0039】
図2を参照すると、ホルダ200は、開口210、固定溝220、支持部材230を含んでよく、アルミニウム合金のような軽い材質からなってよい。
【0040】
開口210は、ホルダ200の一側に開放した空間として、ホルダ200に雨傘のシャフトが入り込む進入路である。開口210を介して投入された雨傘のシャフトは、固定溝220の方向に移動してよい。
【0041】
開口210の形状と進行方向とは多様であってよく、図2のように、ホルダ200の左側又は右側に形成され、固定溝220まで続いてよい。
【0042】
開口210は、固定溝220まで一直線方向に開放されてよい。即ち、開口210に投入された雨傘のシャフトは、開口210から固定溝220に雨傘のシャフトが一方向に投入されてよい。
【0043】
ユーザは、開口210に雨傘のシャフトを一方向に投入させる行為のみでホルダ200に雨傘のシャフトを固定させることができ、更に、後述のように、幅が減少する開口210、傾斜する支持部材230を含む一実施例で雨傘のシャフトの大きさと進入経路に制約を受けずに、適切な位置に雨傘のシャフトを固定させることができる。
【0044】
固定溝220は、雨傘のシャフトを固定することができ、通常の傘のシャフトの形状が円形であるため、固定溝220の端は半円状で形成されてよい。
【0045】
支持部材230は、開口210から固定溝220まで雨傘のシャフトを支持し、開口210を介してホルダ200に投入された雨傘のシャフトが支持部材230を介して外部に離脱されることなく、固定溝220まで誘導されてよい。
【0046】
支持部材230は、ホルダ200において開口210の形成された周辺の部分であってよい。或いは、支持部材230は、図示されていないものの、支持板、支持バーなどのシャフトを支持し、振動の損失を減少させることができる支持構成を含んでよい。
【0047】
支持部材230は、ホルダ200と同様の材質か、耐久性や固定性を考慮し、剛性のある材質或いは弾性のある材質からなってよい。
【0048】
開口210は、ホルダ200の側面に開放され、固定溝220は開口210より下方に形成されてよい。それにより、それらを被ってつなげる支持部材230は、ホルダ200の下方向の傾斜した方向を有してよい。このとき、支持部材230が傾斜する角度は、支持台と水平を基準に下方に10度程度であってよい。
【0049】
この場合、ユーザは開口200に傘のシャフトを載せると、シャフトは固定溝220の形成されたホルダ200の下方向に落ちたり滑るため、ユーザが別途にホルダ200の適正位置にシャフトを合わせて固定させなくても、雨傘のシャフトを固定させることができる。
【0050】
図3は、本発明の一実施形態に係るホルダ300を示す図であり、ホルダ300は機能性プラスチックのように柔らかく剛性の高い材質からなってよい。
【0051】
図3を参照すると、開口310はホルダ300の上方に開放されてよい。雨傘のシャフトは上方に開放された開口310を介して、一方向に下方に形成された固定溝320に即座落ちるようになる。それにより、シャフトは固定溝320に即座に到達することができ、重力によって固定溝220に固定されることができる。
【0052】
駆動装置120は、ホルダ300に左右方向の振動を発生させることができる。そのため、上方に開放された開口310によって支持部材330は開口310の左側と右側とで雨傘のシャフトの離脱を防止し、シャフトを固定して振動の損失を防止することができる。
【0053】
開口310は、ホルダ300の外側から固定溝320方向に次第に幅が減少してよい。開口310の幅が減少するにつれて、シャフトは固定溝320まで到達せずに支持部材430に固定されることもできる。そのため、一つの開口310と一つの固定溝320とを含むホルダ300は、多様な大きさの雨傘のシャフトを固定させることができ、開口310にシャフトが投入されると、シャフトが下方に移動して適正な幅の開口310ないし固定溝320に固定されることができる。
【0054】
図4は、本発明の一実施形態に係るホルダ300と結合部材260とを示す図である。
【0055】
図4を参照すると、雨傘しずく取り機100は、ホルダ300と駆動装置120との間に配置される結合部材を更に含み、結合部材は、ホルダをホルダバネ265で支持してよい。
【0056】
結合部材260は、ホルダ300と駆動装置120とを結合させ、ホルダ300とともに駆動装置120によって振動してよい。
【0057】
結合部材260は、ホルダバネ265を含み、ホルダバネ265は、ホルダ300の下面の一部のみを支持してよい。それにより、図4のように、ホルダ300の一部は、結合部材260に固定され、ホルダ300の一部はホルダバネ265に接続されてよい。
【0058】
ホルダバネ265は、ホルダ300が上方に傾斜するように支持することができ、ホルダ300が結合部材260に固定される面に回転軸が形成され、ホルダ300は、回転軸を中心に柔軟性を確保することができる、なお、ホルダバネ265は、駆動装置120の振動がホルダ300に伝達される際のエネルギの損失を最小化することができる。
【0059】
スタント110は、支持台115から前方に傾斜し得るため、ホルダ300が結合部材260によって傾斜して結合されてよい。このとき、スタンド110が傾斜する角度は70度程度であってよく、ホルダ300が傾斜する角度は20度程度であってよい。
【0060】
そのため、ホルダ300の開口310は、ユーザを基準に支持台115と水平するか若干傾斜し、雨傘のシャフトを容易にホルダ300に投入することができるため、使用上の利便性を高めることができる。
【0061】
図5は、本発明の一実施形態に係るホルダ400を示す図である。
【0062】
図5を参照すると、ホルダ400は、開口410と固定溝420とをそれぞれ複数で含み、複数の固定溝420は、それぞれ幅が異なってよい。
【0063】
複数の開口410は、ホルダ400の同じ方向に開放されてよく、それぞれ複数の固定溝420に一直線方向に開放されてよい。複数の固定溝420は、それぞれ幅が異なり、様々な幅の傘のシャフトを固定させることができる。
【0064】
複数の開口410は、複数の固定溝420と同じ幅を有してよく、支持部材430は直線であってよい。それにより、ホルダ400の開口410の幅を視覚的に確認したり、雨傘のシャフトを固定させたりして、最も適切な固定溝420を確認してシャフトを投入することができる。
【0065】
開口410の幅が減少する実施例では、雨傘のシャフトが強く投入される場合、シャフトが固定溝420に挟まったり壊れるおそれがあり、長時間使用する際、開口410が摩耗して幅が一定ではなくなるおそれがある。そのため、個別に開口410と固定溝420とを含むホルダ400によってユーザがシャフトを固定させるうえで適切な固定溝420を直接探して選択することができる。
【0066】
ホルダ400の形が図4のように上部が円弧状を有し、複数の固定溝420の幅は一方向に進むにつれて縮小したり拡大したりする固定溝420を配置することで、ユーザは一側にシャフトを載せた後、左側又は右側に移動させ、雨傘のシャフトが投入され得る適切な固定溝420を選択することができる。
【0067】
図6は、本発明の一実施形態に係るホルダ500と駆動装置120とを示す図である。
【0068】
図6を参照すると、ホルダ500は、複数の開口510はそれぞれホルダ500の外側から固定溝520の方向に次第に幅が減少してよい。
【0069】
複数の開口510が2つないし3つ存在する場合には、普通の雨傘が携帯性を確保するための小型雨傘と、機能性を確保するための大型雨傘とに区別されるため、複数の開口510は大型雨傘と小型雨傘とを区別し、利便性と汎用性とを同時に確保することができる。
【0070】
駆動装置120は、ホルダ500に振動を加えるために、様々な方式で適用されてよく、バッテリ125、電線127、モータ123、更にギア121を含んでよい。
【0071】
バッテリ125は、電線127を介してモータ123に電力を供給してよい。雨傘しずく取り機100は、主に雨天時に建物などの出入口に配置されるため、バッテリ125の形式を採択し、外部電力を供給されるためのケーブルの接続が不要であり、配置位置の流動性が確保され、しずくに晒される場合の感電のおそれを軽減させることができる。
【0072】
モータ123は、ギア121を用いて、上部に取り付けられたホルダ500に振動を発生させてよい。ギア121の結合方式と形状とによってホルダ500の振動変位と振動周期とが決定されてよい。
【0073】
ホルダ500の振動による慣性の力でしずくを取るため、迅速にしずくを取るためには、小さな変位で素早く振動を発生させる方式が有利である。そのため、ホルダ500の振動変位は雨傘のしずく取り効果とともにユーザの安全を考慮し、1cmないし2cmにしてよい。
【0074】
図示はされていないが、一実施例に係るホルダ500は掛け金を含んでよく、掛け金はホルダ500に固定された雨傘のシャフトの離脱を防止することができる。
【0075】
掛け金は、開口210を介してシャフトが投入される方向に、優しく押され得る構造と形状とを有してよい。
【0076】
掛け金は、一つの支持部材に一つずつ或いは複数で配置されてよい。なお、掛け金は、プロセッサ130によって駆動装置の駆動の際には固定され、雨傘のシャフトの離脱を確実に防止することができる。
【0077】
そのため、ユーザによって雨傘のシャフトの結合位置と結合角度が異なることがあるため、ホルダ500の柔軟性によってホルダ500と雨傘のシャフトとの結合をより容易にしてよい。
【0078】
ホルダ500は、着脱が可能であってよい。詳しくは、結合部材の下方に投入口を含み、投入口は分離され、雨傘しずく取り機100からホルダ500が着脱自在に接続されてよい。
【0079】
ホルダ500は、振動によって壊れたり摩耗されるおそれがあり、或いは、状況によってホルダ500の形状を変更する必要がある。ホルダ500は、投入口を含み、ユーザによるホルダ500の変更が可能であってよく、修理が容易になり、ユーザは維持管理の費用を削減することができる。
【0080】
図7は、本発明の一実施形態に係るシーリングを示す図である。
【0081】
図7を参照すると、ホルダシーリング(図示せず)は、ホルダ200の外部を覆うことができ、或いは、シーリング270は、駆動装置120とスタンド110とを含んで全体を覆うことができる。
【0082】
ちなみに、図7のシーリング270は、ホルダ200の一側の開口210のみを開放しているが、それに限定されずに、ホルダ200の構造を反映して多様な形を有してよい。
【0083】
ホルダ200は、雨傘のシャフトの出入りによって、駆動装置100とホルダ200との結合部位にしずくが入ったり、或いは異物が挟まったり入り込むおそれがある。しずくや異物の流入は、駆動部の故障の原因になりかねず、異物が挟まる場合、振動を妨害してしずく取りの効率性を落としかねない。
【0084】
そのため、ホルダシーリング(図示せず)は、ホルダ400に密着し、駆動の際にホルダ200とともに動かすことができるため、ホルダ200と下部を覆って耐久性とエネルギ効率を高めることができる。ホルダシーリング(図示せず)の材質は、防水効果があり、振動によって壊れるおそれの少ない材質であってよく、一例としてシリコンであってよい。
【0085】
シーリング270は、ホルダ200とスタント110と駆動装置120を同時に覆ってかばうことができる。この場合には、雨傘のシャフトが移動するホルダ200の開口210の周囲のみを外部に露出させ、駆動装置120とスタンド110とを含む雨傘しずく取り機100の外部全体をしずくと異物から守ることができる。なお、ホルダ200の外部を覆うホルダシーリング(図示せず)と、それを含みスタンド110と駆動装置120とを覆うシーリング270が一緒に存在してよい。
【0086】
雨傘しずく取り機100は、入力信号によって選択的にプロセッサ130に電源を印加するスイッチ140を含んでよい。スイッチ140の形式と位置とには制限がなく、以下では、スイッチ140の一実施例について説明する。
【0087】
スイッチは、図7に示すように、ボタン式のスイッチ140でシーリング270に取り付けられてよく、この場合、ユーザの操作によって電源を印加してよい。ボタン式のスイッチ140は、直観的であり操作が容易であるとのメリットがあるが、毎回直接スイッチ140を押さなければならないという手間が必要である。又は、スイッチ140のボタンが一回押されると、指定された時間、例えば、5秒ないし10秒分プロセッサ130に電源を印加するように設定されてよい。
【0088】
スイッチは、図1に示すように、ペダル141状に形成されてよく、ペダル141が押されると、プロセッサ130に電源を印加し、ペダル141に圧力が消えると、プロセッサ130に電源を遮断することができる。ペダル141の形態は、直観的であり操作が容易であるとのメリットの他にも、ユーザの両手が塞がっていたり急いでいる状況で、簡単に足で操作できるというメリットがある。なお、ペダル141の形態に物理的な圧力が加えられている間だけ電源が印加するように設定することができ、或いは、1回の物理的な圧力の印加で指定された時間分プロセッサ130に電源を印加するように設定してよい。
【0089】
図1に示すように、ホルダ200はホルダスイッチ143を含んでよい。ホルダスイッチは、開口210と固定溝220との間に形成され、ホルダ200の雨傘のシャフトの装着有無によって選択的に電源をプロセッサ130に印加してよい。
【0090】
ホルダスイッチ143は、開口210を通って雨傘のシャフトが入ってくる場合、シャフトによってスイッチングされ、プロセッサ130に電源を印加してよい。ホルダスイッチ143は、雨傘のシャフトを固定させる基本動作の他に特に操作なくても、自動的にプロセッサ130に電源を印加して駆動装置120を駆動させるため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0091】
ホルダスイッチ143は、支持部材230の中で雨傘のシャフトの固定された特定の支持部材230をプロセッサ130が認識するようにすることができ、それにより、振動方式を異なるように調節することができる。
【0092】
図8は、本発明の一実施形態に係る検知センサを示す図である。
【0093】
図8を参照すると、検知センサ145、146は、ホルダ200とホルダ200に結合された雨傘のシャフトの天蓋とを検知し、プロセッサ130に検知結果を提供してよい。
【0094】
検知センサ145、146は、ホルダ200に固定された開かれた雨傘の天蓋を検知してよい。このとき、検知センサ145、146は、スイッチの役割のように、シャフトが結合されたか否かを検知し、プロセッサ130に電源を印加したり検知結果を提供することができる。
【0095】
雨傘しずく取り機100は、2つ以上の検知センサ145、146を含んでよく、第1の検知センサ145及び第1の検知センサ145とともにシャフトが結合された天蓋を検知し、プロセッサ130に検知結果を提供する第2の検知センサ146を含んでよい。
【0096】
第2の検知センサ146を介して雨傘のシャフトの天蓋が開かれた形状をより正確に検知することができ、ホルダ200とシャフトの天蓋との間の距離を検知することができる。第2の検知センサ146は、第1の検知センサ145の正確度を上げ、上述のスイッチ又は安全センサとしての性能を向上させることができる。
【0097】
なお、検知センサ145、146は、事故防止用の安全センサであってよい。本開示の雨傘しずく取り機100は、ホルダ200を強制的に振動させるため、ホルダ200に指のような身体の一部が挟まったり他の物が付着されて飛ばされる場合の安全上の問題が発生しかねない。
【0098】
そのため、スイッチ140によって電源が印加された場合でも、検知センサ145、146は、開かれた雨傘の天蓋があるかを検知し、もし固定された物はあるが雨傘の天蓋が検知されない場合には、プロセッサ130に電源を遮断することができる。或いは、駆動の際に、雨傘のシャフトの固定が緩んだり抜ける場合でも、検知センサ145、146に天蓋が検知されない場合には、即刻駆動を中断して離脱事故を防止することができる。
【0099】
図9A及び図9Bは、本発明の一実施形態に係るしずく取り機と雨傘との結合を示す図である。
【0100】
図9A及び図9Bを参照すると、第1の検知センサ145と第2の検知センサ146とを用いて、雨傘しずく取り機100のしずく取り性能を向上させることができる。
【0101】
一般的な傘の骨は、傘を持ったときに下方の曲がる形状を有するため、或いは、本開示の一実施例によって、スタンド110が支持台115から垂直ではなく傾斜している場合に、第1の検知センサ145と第2の検知センサ146で検知する傘の天蓋との距離は異なってよい。
【0102】
ところが、本開示は雨傘のシャフトに直接振動を加えるため、振動の変位と雨傘のシャフトの固定部位と天蓋との間の距離に応じて、天蓋に伝わる振動が異なってよい。特に、開かれた雨傘は、骨と天蓋とが存在する雨傘の上部に重心が位置するようになる。
【0103】
詳しくは、図9Aのように、天蓋とホルダ200との距離が比較的に離れて固定された場合より、図9Bのように、天蓋とホルダ200との距離が近くなるにつれ、開かれた雨傘の重心と雨傘のシャフトの固定部位との間の距離が近づくようになり、振動位置と天蓋が近接するため、振動によるエネルギをより効率よく天蓋に伝達して天蓋に残留するしずくを取ることができる。
【0104】
そのため、プロセッサ130は、第1の検知センサ145と第2の検知センサ146の検知値に応じて、振動の強度と変位を調節するだけでなく、適切な雨傘のシャフトの固定部位をガイドすることができる。ガイド方式は、音声又は後述のディスプレイ150などを利用してよい。
【0105】
図10は、本発明の一実施形態に係る支持台115の床面を示す図である。
【0106】
図10を参照すると、支持台115は、床面に取り付けられる滑り止め部材117を含んでよく、雨傘しずく取り機100は支持台115に結合されるキャスタ(castor)119を含んでよい。
【0107】
本開示の雨傘しずく取り機100は、振動による慣性によりしずくを取るため、雨傘しずく取り機100そのものの振動を最小化し、ホルダ200に振動を効果的に伝達しなければならない。そして、雨傘しずく取り機100は、主に雨天時のみに建物などの出入口に配置されるため、使用しない際は出入口の通行の邪魔にならないように保管と移動が容易になる必要がある。
【0108】
そのため、支持台115の床面に滑り止め部材117を取り付けて振動を効率よく雨傘に伝達し、同時に雨天時に滑りやすくなっている床で雨傘しずく取り機100が駆動される際の安全事故の危険性を防止することができる。そして、キャスト119によって移動と保管が容易になる。
【0109】
キャスタ119が1つ又は2つ以上が存在し、キャスタ119によって容易に雨傘しずく取り機100を移動させることができる。キャスタ119は、支持台115の一側面のみに配置され、スタンド110を傾斜させてキャスタ119に移動させることができる。上述のように、雨傘しずく取り機100は、雨天時のみに建物などの出入口に配置されるため、滑り止め部材117とキャスタ119とによって滑り防止とともに移動性を確保することができる。
【0110】
図11は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ150を示す図である。
【0111】
図11を参照すると、ディスプレイ150の駆動装置120の作動状態を表示してよい。ディスプレイ150は、スイッチ140を囲んで前面にLED照明で実現されてよい。そのとき、ディスプレイ150は、色を異ならせて多様な状態を表示することができる。
【0112】
例えば、プロセッサ130に電源が印加されていない場合には光が放出せず、待機状態では緑などを放出し、雨傘のシャフトが固定されて作動を開始する前は準備状態として黄色などを放出し、駆動装置120が駆動中は赤などを放出し、再び作業が終了した後は、黄色などを放出してよい。更に、バッテリ125が足りない場合には、光が周期をもって点灯させてユーザに知らせることができる。
【0113】
図面には示していないが、ディスプレイ150は簡単にLED照明だけでなく、画像表示装置を介してより詳細に状態を表示し、作動を制御することができる。なお、ディスプレイ150の他に、音でも上述の動作状態をユーザに知らせることもできる。
【0114】
図12は、本発明の一実施形態に係るホルダ200の内部センサ173と内部光源171とを示す図である。
【0115】
図12を参照すると、ホルダ200に取り付けられる内部センサ173は、上述の検知センサ145、146と異なり、天蓋が開かれる反対方向である雨傘の取っ手方向に検知を実施する。雨傘しずく取り機100が駆動中にホルダ200と雨傘のシャフトの振動によりユーザが怪我をするおそれがあるため、ユーザが位置する取っ手方向に内部センサ173を配置し、駆動中のホルダ200の近くにユーザなどが接近する際には、プロセッサ130に検知結果を送り、ディスプレイ150を介して警告信号を送ったり、駆動装置120の動作を止めることができる。
【0116】
内部光源171は、ホルダ200の開口210の位置に取り付けられ、視野の狭い状態で雨傘しずく取り機100の使用に役に立つことができる。
【0117】
図13は、本発明の一実施形態に係るホルダ200の安全キャップ175を示す図である。
【0118】
図13を参照すると、上述のように、駆動装置120の振動によって、安全事故が発生しかねないため、ホルダ200は、安全キャップ175を含んで経済的な方法でユーザなどがホルダ200によって怪我を負わせる安全上の問題を防止することができる。
【0119】
図14Aは、本発明の一実施形態に係るホルダ1200を示す図であり、図14Bは、本発明の一実施形態に係るホルダ1200のガイド部を示す図である。
【0120】
図14Aを参照すると、ホルダ1200は雨傘のシャフトを固定することができる。本開示に係るホルダ1200によって雨傘しずく取り機100は、天蓋の開かれた雨傘のシャフトを固定させることができる。
【0121】
雨傘が畳まれた状態、即ち、傘の骨によって傘の天蓋が畳められた状態では、天蓋中で畳まれる部位はしずく取りに不利になる。そのため、本開示に係る雨傘しずく取り機100は、雨傘を開いた状態で使用され得るためしずくを取るうえで有利であり、それにより、ホルダ1200は傘が開かれた状態で傘の骨を固定させることができる。
【0122】
ホルダ1200は、開口1210、固定溝1220、投入路1230、そしてガイドバー1240を含んでよく、アルミニウム合金のような軽い材質からなってよい。
【0123】
開口1210は、ホルダ1200に雨傘のシャフトが入ってくる入口に、ホルダ1200の多様な方向に形成されてよく、図1に示すように、ホルダ1200の上部に形成されるため、ユーザが雨傘のシャフトを上方に上げて重力方向に下ろしてシャフトをホルダ1200に投入させてよい。
【0124】
固定溝1220は、雨傘のシャフトを固定することができ、通常の雨傘のシャフトの形状が円形であるため、固定溝1220の端は半円状に形成されてよい。
【0125】
投入路1230は、開口1210と固定溝1220を繋げる構造で、開口1210に入ってきた雨傘のシャフトがホルダ1200に進入する進入路である。投入路1230は、極めて短く形成されてよい。
【0126】
投入路1230の固定溝1220の幅より長い長さを有してよい。投入路1230は、ホルダ1200が振動する際、固定溝1220から雨傘のシャフトが開口1210に離脱することを防止することができる。そのため、雨傘のシャフトが固定される固定溝1220の幅の2倍ないし2.5倍程度の長さで投入路1230が形成されてよい。
【0127】
ホルダ1200は、幅が相互異なる複数の固定溝1220を含んでよい。雨傘のシャフトの直径は傘に応じて異なるため、本開示の一実施例に係る雨傘しずく取り機100は、幅の異なる複数の固定溝1220を含んで汎用性を確保し、多様な種類の雨傘のしずく取りに使用することができる。
【0128】
複数の固定溝1220の配置方式は幅の大きさに応じて、ホルダ1200の上下に展開されてよい。図14Aの開口1210が、ホルダ1200の上部に形成され、固定溝1220の幅が下部に進むにつれて小さくなる実施例では、雨傘のシャフトを側面に押しながら重力方向にシャフトが下ろされ、直観的に適切な幅の固定溝1220にシャフトが誘導されてよい。
【0129】
図14Bを参照すると、ホルダ1200は、開口1210から入ってくる雨傘のシャフトを固定溝1220にガイドするガイドバー1240を含んでよく、複数の固定溝1220を含む場合に、ガイドバー1240は、開口1210から入ってくる雨傘のシャフトを複数の固定溝1220のうちの一つにガイドしてよい。ガイドバー1240は、屈曲した状態を有してよく、重力方向に移動する雨傘のシャフトが投入され、左右方向に移動するように誘導してよい。
【0130】
投入路1230とガイドバー1240との間の幅が下方に進むにつれて狭くなってよい。なお、投入路1230とハイドバー1240との間の幅は投入路1230がつなげる固定溝1220の幅より小さく形成されてよい。それにより、投入路1230とガイドバー1240との間を通過させない大きさの雨傘のシャフトが当該投入路1230の固定溝1220にガイドされてよく、直観的に適切な幅の固定溝1220に雨傘のシャフトを固定させることができる。
【0131】
図15は、本発明の一実施形態に係るホルダ1300を示す図である。
【0132】
図15を参照すると、開口1310は、左側に配置される左側開口及びホルダの右側に配置される右側開口を含み、複数の固定溝1320は、左側開口と右側開口との間に形成されてよい。
【0133】
ホルダ1300の全高又は固定溝1320に固定される雨傘のシャフトの高さが高くなったり駆動装置1120から離れる場合、駆動装置1120から伝達される振動のエネルギ損失を発生しかねない。そのため、様々な幅の固定溝1320を配置する場合、左右に開口1310と投入路1330とが分散され、ホルダ1300の高さが高くなることを防止することができる。
【0134】
投入路1330は、ホルダ1300の下方に傾斜する方向を有してよい。投入路1330が傾斜することにより、より効果的にホルダ1300が振動する際、固定溝1320から雨傘のシャフトが離脱することを防止することができる。更に、ホルダ1300の上方に形成された開口1310を通してシャフトが下方に下ろされるため、雨傘のシャフトを固定させるうえで直観性と利便性を高めることができる。投入路1330の傾斜する角度は、開口1310から地面方向に内角10度程度であってよい。
【0135】
図16は、本発明の一実施形態に係る掛け金1250を含むホルダ1200を示す図である。
【0136】
図16を参照すると、ホルダ1200は、開口1210と固定溝1220との間に配置される掛け金1250を含み、固定溝1220に固定された雨傘のシャフトの離脱を防止することができる。
【0137】
掛け金1250は、投入路1230で雨傘のシャフトが進行する方向にやさしく押され得る構造と形状とを有し、図16のように半円形状であってよく、それに限定されずに、多角形の形状であってよい。
【0138】
掛け金1250は、複数の投入路1230にそれぞれ配置されてよく、一つの投入路1230に複数の掛け金1250が配置されてよい。なお、掛け金1250は、プロセッサ130によって駆動装置の駆動時は、固定されて雨傘のシャフトの離脱を確実に防止することができる。
【0139】
図17は、本発明の一実施形態に係る板バネ1255を含むホルダ1200を示す図である。
【0140】
図17を参照すると、掛け金1250は板バネ1255を含んでよい。板バネ1255は弾性を有する板状のバネとして、単一板からなってよい。板バネ1255は、投入路1230の雨傘のシャフトの進行方向に押され得る構造で、駆動装置1120の駆動時に発生する振動によるシャフトの離脱を防止することができる。
【0141】
ホルダ1200が複数の固定溝1220を含む場合、一つの単一板で形成された板バネ1255が上部の投入路1230の下方と下部の投入路1230の上方に突出し、シャフトの離脱を防止することができる。
【0142】
図18は、本発明の一実施形態に係る駆動装置1120を示す図である。
【0143】
図18を参照すると、駆動装置1120は、ホルダ1200に振動を加えるために、多様な方式で適用されてよく、バッテリ1125、電線1127、モータ1123、そしてギア1121を含んでよい。
【0144】
バッテリ1125は、電線1127を介してモータ1123に電力を供給することができる。雨傘しずく取り機100は、主に雨天時に建物などの出入口に配置されるため、バッテリ1125の形式を採択し、外部電力を供給されるためのケーブル接続が不要であり、配置位置の流動性が確保され、しずくに晒される場合の感電のリスクを軽減させることができる。
【0145】
モータ1123は、ギア1121を用いて上部に取り付けられたホルダ1200に振動を発生させることができる。ギア1121の結合方式と形状によって、ホルダ1200の振動変位と振動周期が決定されてよい。
【0146】
ホルダ1200の振動による慣性の力でしずくを取るため、迅速にしずくを取るためには、小さい変位で素早く振動を発生させる方式が有利である。そのため、ホルダ1200の振動変位は雨傘のしずく取り効果とともにユーザの安全を考慮し、1cmないし2cmにしてよい。
【0147】
図19は、本発明の一実施形態に係るホルダ1200の結合部材1260を示す図である。
【0148】
図19を参照すると、ホルダ1200は結合部材1260を含み、結合部材1260は、ボールジョイント1263とバネ1265とを含み、結合部材1260がボールジョイント1263とバネ1265とからなり、ホルダ1200は柔軟性を有することができ、振動による損失を防止することができる。
【0149】
詳しくは、下部のボールジョイント1263に回転軸が形成され、ホルダ1200は左右に一定範囲の柔軟性を確保することができる。なお、バネ1265は、ボールジョイント1263とともにホルダ1200と駆動装置1120とを接続させてよく、駆動装置1120の振動がホルダ1200に伝達される際のエネルギの損失を最小化することができる。
【0150】
そのため、ユーザによって雨傘のシャフトの結合位置と結合角度とが異なり得るため、ホルダ1200の柔軟性によってホルダ1200と雨傘のシャフトとの結合をより容易にすることができる。
【0151】
図20は、本発明の一実施形態に係る着脱自在なホルダ1200を示す図である。
【0152】
図20を参照すると、ホルダ1200は、結合部材1260の下方に投入口1267を含み、ホルダ1200が着脱自在に接続されてよい。
【0153】
ホルダ1200は、振動によって壊れたり摩耗されるおそれがあり、或いは、状況によってホルダ1200の形状を変更する必要がある。ホルダ1200は、投入口1267を含み、ユーザによるホルダ1200の変更が可能であってよく、修理が容易になり、ユーザは維持管理の費用を削減することができる。
【0154】
図21は、本発明の一実施形態に係るホルダ1200の固定溝スイッチ1143を示す図である。
【0155】
図21を参照すると、固定溝スイッチ1143は、固定溝1220と開口1210との間に形成され、ホルダ1200の雨傘のシャフトの装着有無によって、選択的に電源をプロセッサ1130に印加することができる。
【0156】
固定溝スイッチ1143は、各固定溝1220或いは投入路1230に形成され、投入路1230を通って固定溝1220に雨傘のシャフトが入ってくる場合、シャフトによってスイッチングされ、プロセッサ130に電源を印加することができる。固定溝スイッチ1143は、雨傘のシャフトを固定させる基本動作の他に別に操作がなくても、自動的にプロセッサ130に電源を印加して駆動装置1120を駆動させるため、ユーザの利便性を高めることができる。
【0157】
固定溝スイッチ1143は、複数の固定溝1220の中で雨傘のシャフトが固定された固定溝1220をプロセッサ130が印加するようにすることができ、シャフトが固定された固定溝1220によって振動方式を異なるように調節することができる。
【0158】
なお、ホルダ1200が掛け金1250を含む実施例では、雨傘のシャフトが固定される固定溝スイッチ1143の信号によって掛け金1250の動きを固定させ、シャフトの離脱を効果的に防止することができる。
【0159】
図22は、本発明の一実施形態に係るホルダ2400を示す図である。
【0160】
図22を参照すると、ホルダ2400は、開口2410、固定柱2420、複数の支持板2430を含んでよく、アルミニウム合金のような軽い材質からなってよい。
【0161】
開口2410は、複数の支持板2430の間の開口された空間として、ホルダ2400に雨傘のシャフトが入ってくる進入路である。開口2410を通って投入された雨傘のシャフトは、固定柱2420方向に移動することができる。
【0162】
開口2410の形状と進行方向は、複数の支持板2430の配置と個別の形状によって異なってよく、図22のように、ホルダ2400の側全面に開放された構造であってよい。それにより、開口2410は、360度全面から雨傘のシャフトを収容することができ、ユーザが雨傘のシャフトを投入させる位置と角度とにおいて、利便性を高めることができる。詳しくは、ユーザが開口2410の向かう方向に移動し、雨傘のシャフトを投入させる必要がなく、どの位置からも雨傘しずく取り機100に雨傘のシャフトを投入させることができる。
【0163】
固定柱2420は、複数の支持板2430を相互接続して支持することができる。なお、雨傘のシャフトを固定することができ、通常のシャフトの形状が円形であるため、固定柱2420は中心部が窪んだ柱状に形成されてよい。
【0164】
複数の支持板2430は、相互離隔して配置され、開口2410を通ってホルダ2400に投入された雨傘のシャフトを固定させる役割を担うことができる。複数の支持板2430の個別の構造は、円形か多角形であってよく、固定柱2420側を眺める内部面と、内部面の反対である外部面が異なるように形成されてよい。
【0165】
複数の支持板2430は、ホルダ2400の外側から固定柱2420に近づくほど、相互離隔している幅が減少してよい。複数の支持板2430の間の離隔配置された幅が減少するにつれて、雨傘のシャフトは固定柱2420まで到達せずに複数の支持板2430に固定されてよい。
【0166】
複数の支持板2430は、図2に示すように、上方に位置する支持板2430の内部面の構造によって複数の支持板2430の間の幅が異なってよい。
【0167】
詳しくは、複数の支持板2430が円形である場合に、固定柱2420が円の中心に位置し、一定の半径間隔毎に複数の支持板2430の間の離隔配置された幅が増加し、ホルダ2400は様々な大きさの雨傘のシャフトを収容して固定させることができる。
【0168】
図23は、本発明の一実施形態に係るホルダ2500を示す図である。
【0169】
図23を参照すると、複数の支持板2530は3つ以上の支持板を含み、複数の支持板2530の間の相互離隔して配置された間隔がそれぞれ異なってよい。
【0170】
複数の支持板2530の間の相互離隔配置された間隔が異なることにより、投入され得る雨傘のシャフトの大きさが多様になり、雨傘のシャフトの大きさによって適切な開口2510に雨傘のシャフトを投入させることができる。
【0171】
なお、複数の支持板2530は、ホルダ2500の上部から下部に配置され、面積がそれぞれ異なってよい。
【0172】
詳しくは、最上端に位置する支持板から最下端に位置する支持板まで面積が次第に大きなってよい。複数の支持板2530が円形であるホルダ2500は、図3のような構造を有してよい。
【0173】
それにより、ユーザは雨傘のシャフトをホルダ2500の特定の支持板に載せた後、雨傘のシャフトが当該支持板の間の開口2510より大きい場合、シャフトをホルダ2500の外方に押し、自然と下方に落ちて下方の支持板に移動させることができる。このような方式で、ユーザは直観的かつ容易に雨傘のシャフトをホルダ2500に固定させることができる。
【0174】
複数の支持板2530がホルダ2500の上部から下部に配置されることにより、雨傘のシャフトは上下方向に固定されてよく、駆動装置はホルダに上下方向の振動を発生させて効果的に雨傘しずくを取ることができる。
【0175】
図示はしていないが、一実施例に係るホルダ2400、2500は、掛け金を含んでよく、掛け金はホルダ2400、2500に固定された雨傘のシャフトの離脱を防止することができる。
【0176】
掛け金は、開口2410、2510を通って雨傘のシャフトが投入される方向にやさしく押すことができる構造と形状を有してよい。
【0177】
掛け金は、一つの支持板に一つずつ或いは複数で配置されてよい。なお、掛け金は、プロセッサ130によって駆動装置の駆動時は固定され、雨傘のシャフトの離脱を確実に防止することができる。
【0178】
図24は、本発明の一実施形態に係るホルダ3300を示す図である。
【0179】
図24を参照すると、ホルダ3300は、ケース3315、固定ピン3320、支持台3330を含んでよく、アルミニウム合金のような軽い材質からなってよい。
【0180】
ケース3315は、開口3310が形成され、ホルダ3300の構成品を守り、外部からの異物の流入による故障や事故を防止することができる。
【0181】
開口3310は、ケースの一側に開放された空間として、形状と進行方向は異なってよく、図24のように、ホルダ3300の上面に開放された構造であってよい。なお、開口3310は、スタンド110が伸長される上側に開放されてよく、或いは、スタンド110が傾斜している場合、開口3310は支持台3115の上側を眺めるように開放されてよい。
【0182】
固定ピン3320は、開口3310に配置されて雨傘のシャフトを固定させることができる。詳しくは、固定ピン3320は、開口3310を通過してケース3315の外部に露出し、外部の雨傘のシャフトを固定させ、振動を伝達してよい。
【0183】
固定ピン3320は、移動自在であってよく、支持台3330によって支持され、上下又は左右に移動してよい。
【0184】
支持台3330は、固定ピン3320を支持し、後述するホルダ3300の構成と結合したり接続されてよく、ホルダ3300で固定ピン3320が移動して雨傘のシャフトを固定させることをサポートすることができる。
【0185】
図25は、本発明の一実施形態に係るホルダ3300を示す図である。詳しくは、図24に示すホルダ3300の固定ピン3320が下方に移動している状態を示す図である。
【0186】
図25を参照すると、ホルダ3300は、圧縮バネ3333、スイッチ3334、検知バネ3335、ガイド棒3331を含んでよい。
【0187】
圧縮バネ3333は、固定ピン3320の移動によって圧縮されてよい。圧縮バネ333は、支持台3330に接続されてよく、固定ピン3320に直接接続されてよい。圧縮バネ3333は、ホルダ3300の固定ピン3320が圧力を受けて下方に移動すると圧縮され、固定ピン3320の受けるエネルギを弾性エネルギに転換して保管することができる。
【0188】
圧縮バネ3333は、圧力が消えたり、固定ピン3320が後述するガイド棒3331による固定が外されると、固定ピン3320を再び上方に押し上げて、開口3310の外部に移動させることができる。
【0189】
検知バネ3335は、圧縮バネの側面に配置されてよいが、位置には制約がなく、固定ピン3320が下方に移動することにより、圧縮するか伸長するように構造を有して配置されてよい。
【0190】
スイッチ3334は、検知バネ3335の圧縮によってスイッチングされ、プロセッサ130に検知結果を提供することができる。
【0191】
図2及び図3を参照すると、検知バネ3335とスイッチ3334とは取り付けられた構造で、固定ピン3320の移動する程度や伝達される圧力によって、スイッチ3334をスイッチングすることができる。或いは、図2と異なり、検知バネ3335は、スイッチ3334と離れており、固定ピン3320が下方に移動してスイッチ3334に圧力を伝達してスイッチングすることもできる。
【0192】
雨傘しずく取り機100は、検知バネ3335とスイッチ3334とによって、格別の操作なくホルダ3300に雨傘のシャフトが載せられたり押される段階だけでも、固定ピン3320によって雨傘のシャフトを固定してスイッチングされ、自動的に駆動装置3120を駆動させることができる。
【0193】
それにより、雨傘しずく取り機100は、ユーザの雨傘のシャフトを固定させる基本動作の他に、格別の操作がなくても、自動的にプロセッサ3130に電源を印加して駆動装置120を駆動させることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
【0194】
スイッチ3334は、検知バネ3335が押される圧力によって、雨傘の重さないし雨傘のシャフトの大きさを認識することもでき、それにより、振動方式を異なるように調節することができる。
【0195】
ガイド棒3331は、支持台3330に接続され、支持台3330を固定させることができる。或いは、固定ピン3320に直接接続され、固定ピン3320を固定させることもできる。
【0196】
ガイド棒3331が支持台3330と固定ピン3320とを特定位置に固定させる方法は、プロセッサ3130による全自動であってよく、或いは、図2及び図3に示すように、支持台3330の構造と圧縮バネ3334とを用いてよい。
【0197】
固定方式において、支持台3330はガイド棒が固定され得る溝を含んでよく、ガイド棒3331は、支持台3330を特定位置に固定させることができる。
【0198】
ガイド棒3331は、固定ピン3320が下方に移動することにより、支持台3330の下方から上方に形成された溝に移動し、当該位置に固定されてよい。そして、固定ピン3320は、弱い圧力で下方に押されてガイド棒は上方溝を離脱して固定は外され、圧縮バネ3333によって固定ピン3320は上方に移動してよい。
【0199】
ガイド棒3331は、固定ピン3320の受ける圧力の度合いによって、予め設定された位置で前記支持台を固定させることができる。
【0200】
詳しくは、固定ピン3320が強い圧力で下方に移動する場合には、圧縮バネ3333と検知バネ3335とが配置された特定位置に傾斜せず、最下端まで移動するようになり、支持台3330の最上端溝にガイド棒3331が固定されてよい。
【0201】
その一方で、固定ピン3320が弱い圧力で下方に移動する場合には、相対的に圧縮バネ3333或いは検知バネ3335のうち弾性力が強くないほうに傾斜し、ガイド棒3331も中間に形成された溝に移動するようになる。そして、固定ピン3320が最下端までは移動せずに、中間の溝に固定されてよい。同様に、固定ピン3320は弱い圧力で下方に押されると、ガイド棒は中間溝を離脱して固定が外され、圧縮バネ3333によって固定ピン3320は上方に移動してよい。
【0202】
固定ピン3320は、図24及び図25に示すように、緩みのあるつかみ部材を含んでよく、つかみ部材は固定ピン3320の上下移動に対応して開閉されてよい。
【0203】
緩みのあるつかみ部材は、固定ピン3320が上方に位置する場合、開放されている状態であってよく、固定ピン3320が下方に移動することで閉じられた状態になってよい。そのため、固定ピン3320が上方に開放された状態で雨傘のシャフトが投入されると、固定ピン3320が下方に移動して閉じられて雨傘のシャフトを固定させることができる。
【0204】
開口3310は、ケース3315の上方で、固定ピン3320の変位内でケース3315の側面の上方の一部分まで伸長して開放されてよい。
【0205】
詳しくは、固定ピン3320に載せられた雨傘のシャフトが進行する方向である前方と後方に対し、固定ピン3320が上下に移動する雨傘のシャフトの進行方向にケース3315が開放されてよい。
【0206】
更に、開口3310は、固定ピン3320の最下端の移動範囲内で開放され、固定ピン3320の幅より雨傘のシャフトが小さい場合、シャフトの上側は固定ピン3320に固定され、シャフトの下側は伸長された開口3310の下方に固定されてよい。
【0207】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9a
図9b
図10
図11
図12
図13
図14a
図14b
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
【国際調査報告】