(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-01
(54)【発明の名称】電子装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20230424BHJP
H05K 1/11 20060101ALI20230424BHJP
H05K 3/40 20060101ALI20230424BHJP
H01L 23/12 20060101ALI20230424BHJP
H01L 33/62 20100101ALI20230424BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20230424BHJP
G09F 9/33 20060101ALI20230424BHJP
【FI】
G09F9/00 346D
H05K1/11 F
H05K3/40 D
H01L23/12 Q
H01L33/62
G09F9/30 338
G09F9/33
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022556555
(86)(22)【出願日】2021-02-25
(85)【翻訳文提出日】2022-11-21
(86)【国際出願番号】 US2021019551
(87)【国際公開番号】W WO2021188271
(87)【国際公開日】2021-09-23
(32)【優先日】2020-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】397068274
【氏名又は名称】コーニング インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100170634
【氏名又は名称】山本 航介
(72)【発明者】
【氏名】ガーナー ショーン マシュー
(72)【発明者】
【氏名】パステル デヴィッド アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】セレン ディーン マイケル
【テーマコード(参考)】
5C094
5E317
5F142
5G435
【Fターム(参考)】
5C094AA21
5C094BA23
5C094BA27
5C094BA31
5C094BA43
5C094DB01
5C094EB01
5C094FB02
5C094FB12
5C094JA08
5E317AA11
5E317AA22
5E317BB04
5E317BB12
5E317BB13
5E317BB14
5E317BB15
5E317BB17
5E317CC15
5E317CC22
5E317CC32
5E317CC33
5E317CC60
5E317CD34
5E317GG11
5F142AA31
5F142BA32
5F142CB23
5F142CD02
5F142CD16
5F142CD17
5F142CD18
5F142CD32
5F142CD49
5F142GA02
5G435AA16
5G435BB04
5G435BB05
5G435BB06
5G435BB12
5G435EE36
5G435EE41
5G435HH12
(57)【要約】
電子装置は、第1の主面と第2の主面と縁面とを含む基板を含む。縁面は、第1の主面及び第2の主面間を延びる曲率半径を含む。電子装置は、第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスを含む。電子装置は、第2の主面上に位置決めされた電気構成要素を含む。電子装置は、縁面に取り付けられた第1の導電トレースを含む。第1の導電トレースは、光電子デバイスの第1の部分を電気構成要素に電気的に接続して第1の電流経路を定める。電子装置は、基板内の開口部を通って延びる第2の導電トレースを含む。第2の導電トレースは、光電子デバイスの第2の部分を電気構成要素に電気的に接続して第1の電流経路とは異なる第2の電流経路を定める。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の主面と、第2の主面と、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる縁面であって、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる曲率半径を備える前記縁面とを備える基板と、
前記第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスと、
前記第2の主面上に位置決めされた電気構成要素と、
前記縁面に取り付けられて前記第1の主面及び前記第2の主面間を延び、前記光電子デバイスの第1の部分を前記電気構成要素に電気的に接続して第1の電流経路を定める第1の導電トレースと、
前記第1の主面及び前記第2の主面間の前記基板内の開口部を通って延び、前記光電子デバイスの第2の部分を前記電気構成要素に電気的に接続して前記第1の電流経路とは異なる第2の電流経路を定める第2の導電トレースと、
を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記光電子デバイスに電気的に接続された第1の端部と第1の幅を備える第2の端部との間を延びる導電性給電ラインを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1の導電トレースは、前記導電性給電ラインに電気的に接続された第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延びることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1の導電トレースの前記第1の端部は、前記導電性給電ラインの前記第2の端部が前記基板と該第1の導電トレースの該第1の端部との間に位置決めされるように該導電性給電ラインの該第2の端部に重なり、該第1の導電トレースの該第1の端部は、前記第1の幅よりも小さいか又はそれに等しい第2の幅を備えることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記第2の導電トレースは、前記導電性給電ラインの前記第2の端部内の第2の開口部を通って延びることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項6】
前記第2の導電トレースは、前記導電性給電ラインの前記第2の開口部内に受け入れられた第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延びることを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第2の導電トレースの前記第1の端部は、前記第1の幅よりも小さい直径を備えることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第1の導電トレースの第1の断面積が、前記第2の導電トレースの第2の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項9】
前記第2の導電トレースのインピーダンスが、前記第1の導電トレースのインピーダンスよりも低いことを特徴とする請求項8に記載の電子装置。
【請求項10】
前記光電子デバイスは、微小発光ダイオードを備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項11】
前記基板は、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、アルカリ含有ガラス、無アルカリガラス、アルミノケイ酸塩、ホウケイ酸塩、ホウアルミノケイ酸塩、ケイ酸塩、又はガラスセラミックのうちの1又は2以上であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項12】
前記曲率半径は、100マイクロメートルよりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項13】
第1の主面と、第2の主面と、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる縁面であって、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる曲率半径を備える前記縁面とを備える基板と、
前記第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスと、
前記第2の主面上に位置決めされた電気構成要素と、
前記光電子デバイスに電気的に接続された第1の端部と第1の幅を備える第2の端部との間を延びる導電性給電ラインと、
前記縁面に取り付けられて前記第1の主面及び前記第2の主面間を延び、前記導電性給電ラインに電気的に接続された第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延びる第1の導電トレースであって、該第1の導電トレースの該第1の端部が、該導電性給電ラインの前記第2の端部が前記基板と該第1の導電トレースの該第1の端部の間に位置決めされるように該導電性給電ラインの該第2の端部に重なり、該第1の導電トレースの該第1の端部が、前記第1の幅よりも小さいか又はそれに等しい第2の幅を備える前記第1の導電トレースと、
を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項14】
前記導電性給電ラインのバルク抵抗率が、前記第1の導電トレースのバルク抵抗率とは異なることを特徴とする請求項13に記載の電子装置。
【請求項15】
前記曲率半径は、前記第1の主面と前記縁面の間の第1の曲率半径を備えることを特徴とする請求項13から請求項11のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項16】
前記曲率半径は、前記第2の主面と前記縁面の間の第2の曲率半径を備えることを特徴とする請求項15に記載の電子装置。
【請求項17】
前記導電性給電ラインの前記第2の端部の第1の部分が、前記第1の導電トレースの前記第1の端部によって覆われ、該導電性給電ラインの該第2の端部の第2の部分が露出されることを特徴とする請求項13から請求項16のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項18】
前記光電子デバイスは、微小発光ダイオードを備えることを特徴とする請求項13から請求項17のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項19】
第1の主面と、第2の主面と、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる縁面であって、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる曲率半径を備える前記縁面とを備える基板と、
前記第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスと、
前記第2の主面上に位置決めされた電気構成要素と、
前記光電子デバイスに電気的に接続された第1の端部と第1の幅を備える第2の端部との間を延びる導電性給電ラインと、
前記第1の主面及び前記第2の主面間の前記基板内の開口部と前記導電性給電ラインの前記第2の端部内の第2の開口部とを通って延びる第2の導電トレースであって、該第2の導電トレースが、該導電性給電ラインの該第2の開口部内に受け入れられた第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延び、該第2の導電トレースの該第1の端部が、前記第1の幅よりも小さい直径を備える前記第2の導電トレースと、
を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項20】
前記第2の導電トレースの前記第1の端部は、前記導電性給電ラインの前記第2の端部によって取り囲まれることを特徴とする請求項19に記載の電子装置。
【請求項21】
前記導電性給電ラインのバルク抵抗率が、前記第2の導電トレースのバルク抵抗率とは異なることを特徴とする請求項19から請求項20のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項22】
前記光電子デバイスは、微小発光ダイオードを備えることを特徴とする請求項19から請求項21のいずれか1項に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、その内容に依存し、かつそれが引用によって本明細書に全体的に組み込まれている2020年3月17日出願の米国仮特許出願第62/990,652号の「35 U.S.C.§119」の下での優先権の利益を主張するものである。
【0002】
本発明の開示は、一般的に電子装置を製造する方法、より具体的には導電トレースを備える電子装置を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0003】
光電子デバイスを基板上に製作することは公知である。光電子デバイスは、基板の第1の主面上に位置決めすることができ、電気構成要素は、基板の第2の主面上に位置決めすることができる。導電トレースは、光電子デバイスと電気構成要素を電気的に接続することができる。しかし、基板の幾何学形状に依存して、光電子デバイス及び電気構成要素に導電トレースを接続することは、光電子デバイスの寿命の短縮及び一貫性のない電流伝達に至る可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下は、詳細説明に説明する一部の実施形態の基本的理解を提供するために本発明の開示の簡単な概要を提示するものである。
【0005】
一部の実施形態では、電子装置は、基板の第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスと基板の第2の主面上に位置決めされた電気構成要素とを備えることができる。電子装置は、第1の主面及び第2の主面間を延びて光電子デバイスと電子装置を電気的に接続する第1の導電トレースを備えることができる。一部の実施形態では、基板は、面取り形状を備える縁面を備える場合がある。第1の導電トレースは、非面取り縁面を備える基板と比較して第1の導電トレースの長さを短縮することができるように、第1の主面及び第2の主面間を延びながら縁面上に位置決めすることができる。更に、第1の主面及び第2の主面間の基板に開口部を形成することができ、第2の導電トレースは、開口部を通って延びることができる。第1の導電トレースと第2の導電トレースは、導電トレースの一方が光電子デバイスにデータ信号を伝達するのに十分に適することができ、一方で導電トレースの他方が光電子デバイスに電力を伝達するのに十分に適することができるように異なる断面積を備えることができる。更に、第1の導電トレースは、導電性給電ラインに重なることができ、これは、電流集中を低減することができる。
【0006】
一部の実施形態により、電子装置は、第1の主面と、第2の主面と、第1の主面及び第2の主面間を延びる縁面とを備えることができる基板を備えることができる。縁面は、第1の主面及び第2の主面間を延びる曲率半径を備えることができる。電子装置は、第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスを備えることができる。電子装置は、第2の主面上に位置決めされた電気構成要素を備えることができる。電子装置は、縁面に取り付けられて第1の主面及び第2の主面間を延びる第1の導電トレースを備えることができる。第1の導電トレースは、光電子デバイスの第1の部分を電気構成要素に電気的に接続して第1の電流経路を定めることができる。電子装置は、第1の主面及び第2の主面間の基板内の開口部を通って延びる第2の導電トレースを備えることができる。第2の導電トレースは、光電子デバイスの第2の部分を電気構成要素に電気的に接続して第1の電流経路とは異なる第2の電流経路を定めることができる。
【0007】
一部の実施形態では、電子装置は、光電子デバイスに電気的に接続される場合がある第1の端部と第1の幅を備えることができる第2の端部との間を延びる導電性給電ラインを備えることができる。
【0008】
一部の実施形態では、第1の導電トレースは、導電性給電ラインに電気的に接続することができる第1の端部と電気構成要素に電気的に接続することができる第2の端部との間を延びることができる。
【0009】
一部の実施形態では、第1の導電トレースの第1の端部は、導電性給電ラインの第2の端部を基板と第1の導電トレースの第1の端部との間に位置決めすることができるように導電性給電ラインの第2の端部に重なることができる。第1の導電トレースの第1の端部は、第1の幅よりも小さいか又はそれに等しい第2の幅を備えることができる。
【0010】
一部の実施形態では、第2の導電トレースは、導電性給電ラインの第2の端部内の第2の開口部を通って延びることができる。
【0011】
一部の実施形態では、第2の導電トレースは、導電性給電ラインの第2の開口部内に受け入れることができる第1の端部と電気構成要素に電気的に接続することができる第2の端部との間を延びることができる。
【0012】
一部の実施形態では、第2の導電トレースの第1の端部は、第1の幅よりも小さいとすることができる直径を備えることができる。
【0013】
一部の実施形態では、第1の導電トレースの第1の断面積は、第2の導電トレースの第2の断面積よりも小さいとすることができる。
【0014】
一部の実施形態では、光電子デバイスは、微小発光ダイオードを備えることができる。
【0015】
一部の実施形態により、電子装置は、第1の主面と、第2の主面と、第1の主面及び第2の主面間を延びる縁面とを備えることができる基板を備えることができる。縁面は、第1の主面及び第2の主面間を延びる曲率半径を備えることができる。電子装置は、第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスを備えることができる。電子装置は、第2の主面上に位置決めされた電気構成要素を備えることができる。電子装置は、光電子デバイスに電気的に接続することができる第1の端部と第1の幅を備えることができる第2の端部との間を延びることができる導電性給電ラインを備えることができる。電子装置は、縁面に取り付けることができて第1の主面及び第2の主面間を延びることができる第1の導電トレースを備えることができる。第1の導電トレースは、導電性給電ラインに電気的に接続することができる第1の端部と電気構成要素に電気的に接続することができる第2の端部との間を延びることができる。第1の導電トレースの第1の端部は、導電性給電ラインの第2の端部を基板と第1の導電トレースの第1の端部との間に位置決めすることができるように導電性給電ラインの第2の端部に重なることができる。第1の導電トレースの第1の端部は、第1の幅よりも小さいか又はそれに等しいとすることができる第2の幅を備えることができる。
【0016】
一部の実施形態では、導電性給電ラインのバルク抵抗率は、第1の導電トレースのバルク抵抗率と異なることができる。
【0017】
一部の実施形態では、曲率半径は、第1の主面と縁面の間の第1の曲率半径を備えることができる。
【0018】
一部の実施形態では、導電性給電ラインの第2の端部の第1の部分は、第1の導電トレースの第1の端部によって覆うことができ、導電性給電ラインの第2の端部の第2の部分は、露出することができる。
【0019】
一部の実施形態では、光電子デバイスは、微小発光ダイオードを備えることができる。
【0020】
一部の実施形態により、電子装置は、第1の主面と、第2の主面と、第1の主面及び第2の主面間を延びる縁面とを備えることができる基板を備えることができる。縁面は、第1の主面及び第2の主面間を延びる曲率半径を備えることができる。電子装置は、第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスを備えることができる。電子装置は、第2の主面上に位置決めされた電気構成要素を備えることができる。電子装置は、光電子デバイスに電気的に接続することができる第1の端部と第1の幅を備えることができる第2の端部との間を延びることができる導電性給電ラインを備えることができる。電子装置は、第1の主面及び第2の主面間の基板内の開口部と導電性給電ラインの第2の端部内の第2の開口部とを通って延びることができる第2の導電トレースを備えることができる。第2の導電トレースは、導電性給電ラインの第2の開口部内に受け入れることができる第1の端部と電気構成要素に電気的に接続することができる第2の端部との間を延びることができる。第2の導電トレースの第1の端部は、第1の幅よりも小さい直径を備えることができる。
【0021】
一部の実施形態では、第2の導電トレースの第1の端部は、導電性給電ラインの第2の端部によって取り囲むことができる。
【0022】
一部の実施形態では、導電性給電ラインのバルク抵抗率は、第2の導電トレースのバルク抵抗率と異なることができる。
【0023】
一部の実施形態では、光電子デバイスは、微小発光ダイオードを備えることができる。
【0024】
本明細書に開示する実施形態の追加の特徴及び利点は、以下の詳細説明に列挙しており、かつこの説明から当業者には部分的に明らかであることになる又は以下の詳細説明、特許請求の範囲、並びに添付図面を含む本明細書に説明する実施形態を実施することによって認識されることになる。以上の概要説明と以下の詳細説明の両方は、本明細書に開示する実施形態の性質及び特性を理解するための大要又は骨組を提供するように意図した実施形態を提示することは理解されるものとする。添付図面は、更なる理解をもたらすために含められ、かつ本明細書の中に組み込まれてその一部を構成する。図面は、本発明の開示の様々な実施形態を例示し、かつ説明と共にその原理及び作動を解説するものである。
【0025】
これら及び他の特徴、実施形態、及び利点は、以下の詳細説明が添付図面を参照して読まれる時により良く理解される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本発明の開示の実施形態による電子装置の例示的実施形態の概略上面図である。
【
図2】本発明の開示の実施形態による
図1の線2-2に沿った電子装置の断面図である。
【
図3】本発明の開示の実施形態による
図2の線3-3に沿った導電トレース及び導電性給電ラインの例示的実施形態の上面図である。
【
図4】本発明の開示の実施形態による
図1の線4-4に沿った基板内の開口部を通って延びる第2の導電トレースの断面図である。
【
図5】本発明の開示の実施形態による
図4の線5-5に沿った第2の導電トレースの例示的実施形態の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
ここで例示的実施形態を示す添付図面を参照して実施形態をより完全に以下に説明する。図面を通して可能な場合は必ず同じか又は類似の部分を指示するのに同じ参照番号を使用する。しかし、本発明の開示は、多くの異なる形態に具現化することができ、本明細書に示す実施形態に限定されるものと解釈すべきではない。
【0028】
本発明の開示は、電子装置に関する。
図1は、本発明の開示の実施形態による電子装置101の上面平面図である。電子装置101は基板103を備えることができる。一部の実施形態では、基板103は、ガラス(例えば、ガラス基板)、例えば、ソーダ石灰ガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、アルカリ含有ガラス、無アルカリガラス、アルミノケイ酸塩、ホウケイ酸塩、ホウアルミノケイ酸塩、ケイ酸塩、ガラスセラミック、又はガラスを備える他の材料のうちの1又は2以上を備えることができる。一部の実施形態では、基板103は、フッ化リチウム(LiF)、フッ化マグネシウム(MgF
2)、フッ化カルシウム(CaF
2)、フッ化バリウム(BaF
2)、サファイア(Al
2O
3)、セレン化亜鉛(ZnSe)、ゲルマニウム(Ge)、又は他の材料のうちの1又は2以上を備えることができる。これに代えて、基板103は、セラミック、ポリマー、合成物、金属、多層積層体、又は複数の材料の複合材を備えることができる。一部の実施形態では、基板103(例えば、ガラス又は他の光学材料又は非光学材料を備える)は、様々なディスプレイ用途及び非ディスプレイ用途、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、マイクロLEDディスプレイ、ミニLEDディスプレイ、有機発光ダイオード照明、発光ダイオード照明、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、タッチセンサ、光電池、又は他の用途に使用することができる。基板103は、いくつかの形状、例えば、正方形、矩形、六角形、不規則形などを備えることができる。
【0029】
図1~
図2を参照すると、
図2は、
図1の線2-2に沿った電子装置101の断面図を示している。一部の実施形態では、基板103は、第1の主面105と、第2の主面201と、縁面107とを備えることができる。縁面107は、第1の主面105及び第2の主面201間を延びることができる。一部の実施形態では、第1の主面105と第2の主面201は、反対方向に面することができ、第1の主面105又は第2の主面201の少なくとも一方に対する法線方向に延びる基板103の厚み203(例えば、平均厚)を定めることができる。例えば、基板103の厚み203は、約2ミリメートル(mm)よりも小さいか又はそれに等しく、約1mmよりも小さいか又はそれに等しく、約0.5mmよりも小さいか又はそれに等しく、例えば、約300マイクロメートル(μm)よりも小さいか又はそれに等しく、約200μmよりも小さいか又はそれに等しく、又は約100μmよりも小さいか又はそれに等しいとすることができるが、更に別の実施形態では他の厚みを設けることができる。一部の実施形態では、第1の主面105及び第2の主面201は実質的に平面とすることができ、互いに対して実質的に平行に延びることができるが、更に別の実施形態では非平面及び/又は非平行の構成を設けることができる。一部の実施形態では、縁面107は、基板103の最外側周囲を形成することができ、基板103の周囲の周りに延びることができる。
【0030】
一部の実施形態では、縁面107は、第1の主面105及び第2の主面201間を延びる非平面形状を備えることができる。縁面107は、1又は2以上の縁部分、例えば、第1の縁部分205と、第2の縁部分207と、第3の縁部分209とを備えることができる。第1の縁部分205は非平面とすることができ、第2の縁部分207は非平面とすることができる。第1の縁部分205は、第1の主面105と第2の縁部分207の間を延びることができ、第1の縁部分205の一端は、第1の主面105に取り付けることができ、第1の縁部分205の反対端は第2の縁部分207に取り付けることができる。一部の実施形態では、第1の縁部分205は、第1の曲率半径213を有する丸い形状を備えることができる。一部の実施形態では、第1の曲率半径213は、100μmよりも小さく、約50μmよりも小さく、約20μmよりも小さく、約10μmよりも小さく、又は約5μmよりも小さいとすることができる。一部の実施形態では、第1の縁部分205は、第1の主面105と第2の縁部分207の間を延びる実質的に平坦な平面形状を備えることができる。第1の縁部分205は、複雑な非一定の半径を有する非平面を備えることができる。第1の縁部分205は、実質的に平坦な平面形状を備える時に、第1の縁部分205と第1の主面105の間の接合部に第1の曲率半径を備え(例えば、第1の縁部分205は、第1の主面105の場所に丸い形状を備え)、かつ第1の縁部分205と第2の縁部分207の間の接合部に第2の曲率半径を備える(例えば、第1の縁部分205は、第2の縁部分207に隣接する端部に丸い形状を備える)ことができる。一部の実施形態では、第3の縁部分209は、第2の主面201と第2の縁部分207の間を延びることができ、第3の縁部分209の一端は、第2の主面201に取り付けることができ、第3の縁部分209の反対端は、第2の縁部分207に取り付けることができる。一部の実施形態では、第3の縁部分209は、第2の曲率半径215を有する丸い形状を備えることができる。一部の実施形態では、第2の曲率半径215は、基板103の厚み203の約1%よりも大きく、基板103の厚み203の約5%よりも大きく、基板103の厚み203の約10%よりも大きく、基板103の厚み203の約20%よりも大きく、基板103の厚み203の約50%よりも大きく、又は基板103の厚み203の約100%よりも大きいとすることができる。第3の縁部分209は、複雑な非一定の半径を有する非平面を備えることができる。第3の縁部分209は、第1の縁部分205とは異なる形状を備えることができる。
【0031】
一部の実施形態では、第3の縁部分209は、第2の主面201と第2の縁部分207の間を延びる実質的に平坦な平面形状を備えることができる。第3の縁部分209は、実質的に平坦な平面形状を備える時に、第3の縁部分209と第2の主面201の間の接合部に第1の曲率半径を備え(例えば、第3の縁部分209は、第2の主面201の場所に丸い形状を備え)、かつ第3の縁部分209と第2の縁部分207の間の接合部に第2の曲率半径を備える(例えば、第3の縁部分209は、第2の縁部分207に隣接する端部に丸い形状を備える)ことができる。一部の実施形態では、第2の縁部分207は、第1の縁部分205と第3の縁部分209の間を延びることができる。一部の実施形態では、第2の縁部分207は、例えば、第1の主面105及び第2の主面201に対して実質的に垂直に延びることによって実質的な平面形状を備えることができる。第2の縁部分207は、複雑な非一定の半径を有する非平面を備えることができる。
【0032】
一部の実施形態では、電子装置101は、第1の主面105上に位置決めされた1又は2以上の光電子デバイスを備えることができる。例えば、一部の実施形態では、光電子デバイス109は、第1の主面105上に位置決めすることができる。本明細書に使用する場合に「上に位置決めする」という用語は、構造体(例えば、電子装置101)と基板103の面との間の直接接触を備えることができる。更に、一部の実施形態では、「上に位置決めする」という用語は、例えば、構造体と基板103の面との間に中間構造体が位置付けられる時の構造体(例えば、電子装置101)と基板103の面との間の間接接触を備えることができる。従って、基板103の面上に位置決めされることにより、構造体は、基板103の面と直接接触した状態又は接触しない状態にありながら基板103の面の近くに存在する(あるいは、例えば、近い)ことができる。光電子デバイス109は、光を発生させる及び/又は放出する、又は光の放出、透過、及び/又は反射を制御することができるいくつかのタイプの電子デバイスを備えることができる。一部の実施形態では、光電子デバイス109は、例えば、微小発光ダイオード(マイクロLED)、有機発光ダイオード(OLED)、又は他のタイプの発光ダイオードを備えることができる。一部の実施形態では、光電子デバイス109は、液晶構造体、電気泳動構造体、又はマイクロミラー構造体を備えることができる。一部の実施形態では、マイクロLEDは、約200μmよりも小さい直線寸法を有する無機LED構造体を備えることができる。一部の実施形態では、LED構造体は、約100μmよりも小さく、約50μmよりも小さく、又は約20μmよりも小さい直線寸法を備えることができる。第1の主面105上に位置決めされることにより、光電子デバイス109は、第1の主面105と接触状態にある又はない場合がある。例えば、一部の実施形態では、光電子デバイス109は、第1の主面105に直接に接続されてそれと接触することができる。一部の実施形態では、光電子デバイス109は、第1の主面105と接触しない状態で、光電子デバイス109と第1の主面105の間で1又は2以上の介在層又は構造体(例えば、導電材料、誘電材料、半導体材料、半田ボールのような)を用いて依然として第1の主面105に接続することができる。追加の電子構造体、例えば、薄膜トランジスタ、マイクロドライブIC、抵抗器、コンデンサー、及び導体ラインは、第1の主面105上に存在することができる。
【0033】
一部の実施形態では、電子装置101は、第2の主面201上に位置決めされた電気構成要素219を備えることができる。電気構成要素219は、例えば、光電子デバイス109のための集積回路又はドライバ回路を備えることができる。これらの集積回路又はドライバ回路は、第2の主面201に電気的に接続することができる個別のプリント回路基板上に位置決めすることができる。第2の主面201上に位置決めされた電気構成要素219は、導体ライン、半田ボール、又は個別の構成要素との電気接続部を形成するための他の構造体を備えることができる。第2の主面201上に位置決めされることにより、電気構成要素219は、第2の主面201と接触状態にある又はない場合がある。例えば、一部の実施形態では、電気構成要素219は、第2の主面201に直接に接続されてそれと接触することができる。一部の実施形態では、電気構成要素219は、第2の主面201と接触しない状態で、電気構成要素219と第2の主面201の間で1又は2以上の介在層又は構造体(例えば、導電材料、誘電材料、半導体材料、半田ボールのような)を用いて依然として第2の主面201に接続することができる。
【0034】
一部の実施形態では、電子装置101は、光電子デバイス109に電気的に接続することができる導電性給電ライン111を備えることができる。この電気的に接続は直接である必要はなく、薄膜トランジスタ、コンデンサー、抵抗器、又は他の導体要素のような中間電気要素を通したものとすることができる。例えば、導電性給電ライン111は、第1の主面105上に位置決めすることができる。導電性給電ライン111は、電流を通すことができる導電材料を備えることができる。例えば、一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、酸化インジウム錫(ITO)、チタニア(Ti)、又は錫(Sn)のうちの1又は2以上のような導電性金属、又はカーボンナノチューブ(CNT)及び導電性ペーストのような他の材料を備えることができる。第1の主面105上に位置決めされることにより、導電性給電ライン111は、第1の主面105と接触状態にある又はない場合がある。例えば、一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、第1の主面105に直接に接続されてそれと接触することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、第1の主面105と接触しない状態で、導電性給電ライン111と第1の主面105の間で1又は2以上の介在層又は構造体(例えば、導電材料、誘電材料、半導体材料、半田ボールのような)を用いて依然として第1の主面105に接続することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、第1の主面105上だけに位置決めすることができる(例えば、第2の主面201及び/又は縁面107上には位置決めされない)。例えば、
図1~
図2の実施形態では、導電性給電ライン111は、第1の主面105上に位置決めされるものとして例示されている。しかし、一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、第1の主面105と縁面107との両方の上に少なくとも部分的に位置決めすることができる。この場合に、導電性給電ライン111は、様々な面上で幅、厚み、又は断面形状が異なることができる。
【0035】
一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、光電子デバイス109に電気的に接続することができる第1の端部223と、第2の端部225との間を延びることができる。例えば、第1の端部223は、導電性給電ライン111が電流を光電子デバイス109まで及び/又はそこから流すこと、又は光電子デバイス109での電圧を変更することができるように光電子デバイス109に電気的に接続することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、光電子デバイス109の作動を制御することができるようなデータ信号を光電子デバイス109に伝達することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、光電子デバイス109に電力を伝達することができ、従って、導電性給電ライン111を通して光電子デバイス109に電力を供給することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、複数の光電子デバイス(例えば、1よりも多い光電子デバイス109)に電気的に接続することができ、従って、データ信号及び/又は電力を複数の光電子デバイスに伝達することができる。一部の実施形態では、各光電子デバイス109は、個別の導電性給電ライン111に電気的に接続することができる。
【0036】
一部の実施形態では、電子装置101は、電気構成要素219に電気的に接続することができる第2の導電性給電ライン227を備えることができる。例えば、第2の導電性給電ライン227は、第2の主面201上に位置決めすることができる。第2の導電性給電ライン227は、電流を通すことができる導電材料を備えることができる。例えば、一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、導電性給電ライン111と同様とすることができ、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、酸化インジウム錫(ITO)、チタニア(Ti)、又は錫(Sn)のうちの1又は2以上のような導電性金属を備えることができる。第2の主面201上に位置決めされることにより、第2の導電性給電ライン227は、第2の主面201と接触状態にある又はない場合がある。例えば、一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、第2の主面201に直接に接続されてそれと接触することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、第2の主面201と接触しない状態で、第2の導電性給電ライン227と第2の主面201の間で1又は2以上の介在層又は構造体(例えば、導電材料、誘電材料、半導体材料、半田ボールのような)を用いて依然として第2の主面201に接続することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、第2の主面201上だけに位置決めすることができる(例えば、第1の主面105及び/又は縁面107上には位置決めされない)。例えば、
図2の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、第2の主面201上に位置決めされるものとして例示されている。しかし、一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、第2の主面201と縁面107との両方の上に少なくとも部分的に位置決めすることができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、様々な面上で幅、厚み、又は断面形状が異なることができる。
【0037】
一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、電気構成要素219に電気的に接続することができる第1の端部229と、第2の端部231との間を延びることができる。例えば、第1の端部229は、第2の導電性給電ライン227が電流を電気構成要素219まで及び/又はそこから流すこと又は電気構成要素219での電圧を変更することができるように電気構成要素219に電気的に接続することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、光電子デバイス109の作動を制御することができるようなデータ信号を電気構成要素219から光電子デバイス109に伝達することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、電気構成要素219から光電子デバイス109に電力を伝達することができ、従って、第2の導電性給電ライン227を通して光電子デバイス109に電力を供給することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227は、複数の電気構成要素(例えば、1よりも多い電気構成要素219)に電気的に接続することができ、従って、データ信号及び/又は電力を1又は2以上の光電子デバイスに伝達することができる。
【0038】
一部の実施形態では、電子装置101は、1又は2以上の導電トレース、例えば、第1の導電トレース117(例えば、
図1~
図2に示す)を備えることができる。本明細書に使用する場合に「ライン」(例えば、第2の導電性給電ライン227)及び「トレース」(例えば、第1の導電トレース117)という用語は、電流を伝達することができる導電材料を意味することができる。第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111に電気的に接続することができる第1の端部235と第2の導電性給電ライン227を通して電気構成要素219に電気的に接続することができる第2の端部237との間を延びることができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、縁面107に取り付けることができ、第1の主面105及び第2の主面201間を延びることができる。本明細書に使用する場合に「に取り付けられる」という用語は、構造体(例えば、第1の導電トレース117)と基板103の面(例えば、縁面107)との間の直接取り付け及び直接接触を備えることができる。更に、一部の実施形態では、「に取り付けられる」という用語は、例えば、構造体と基板103の面との間に中間構造体が位置付けられる時の構造体(例えば、第1の導電トレース117)と基板103の面との間の間接取り付け及び間接接触を備えることができる。従って、基板103の面に取り付けられることにより、構造体は、基板103の面と直接接触した状態又は接触しない状態にありながら基板103の面の近くに存在する(あるいは、例えば、近い)ことができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、第1の主面105、第1の縁部分205、第2の縁部分207、第3の縁部分209、及び第2の主面201上に位置決めすることができる。第1の主面105、第1の縁部分205、第2の縁部分207、第3の縁部分209、及び第2の主面201上に位置決めされることにより、第1の導電トレース117は、第1の主面105、第1の縁部分205、第2の縁部分207、第3の縁部分209、及び第2の主面201と接触状態にある又はない場合がある。言い換えれば、一部の実施形態では、第1の導電トレース117と第1の主面105、第1の縁部分205、第2の縁部分207、第3の縁部分209、及び第2の主面201との間に1又は2以上の介在構造体(例えば、電気絶縁体、接着剤のような)を位置決めすることができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117を損傷から保護するために及び/又は第1の導電トレース117を電気絶縁するために、第1の導電トレース117上に1又は2以上の構造体を位置決めすることができる。第1の導電トレース117は、電流を通すことができる導電材料を備えることができる。例えば、一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、酸化インジウム錫(ITO)、チタニア(Ti)、又は錫(Sn)のうちの1又は2以上のような導電性金属、又はカーボンナノチューブ(CNT)及び導電性ペーストのような他の材料を備えることができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117と導電性給電ライン111及び/又は第2の導電性給電ライン227との間に中間層が存在することができる。
【0039】
一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227に電気的に接続されることにより(例えば、第1の導電トレース117の第2の端部237が、第2の導電性給電ライン227の第2の端部231に電気的に接続されることに起因して)、第1の導電トレース117は、第2の導電性給電ライン227から電流を受け入れることができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、第2の導電性給電ライン227からデータ信号及び/又は電力を受け入れることができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111に電気的に接続されることにより(例えば、第1の導電トレース117の第1の端部235が、導電性給電ライン111の第2の端部225に電気的に接続されることに起因して)、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111に電流を供給することができる。例えば、第1の導電トレース117は、光電子デバイス109の第1の部分を電気構成要素219に電気的に接続することができ、かつ第1の電流経路239を定めることができる。第1の電流経路239(例えば、
図2に矢印を用いて示す)は、電流が光電子デバイス109と電気構成要素219の間を通って進行することができる経路を表すことができる。例えば、一部の実施形態では、第1の電流経路239は、電気構成要素219から第2の導電性給電ライン227を通り、第1の導電トレース117を通り、導電性給電ライン111を通って光電子デバイス109に至るように定めることができる。
【0040】
第1の導電トレース117は、縁面107、第1の主面105、第2の主面201、導電性給電ライン111の第2の端部225、又は第2の導電性給電ライン227の第2の端部231のうちの1又は2以上にいくつかの方法で付加することができる。例えば、一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、縁面107、第1の主面105、第2の主面201、導電性給電ライン111の第2の端部225、及び/又は第2の導電性給電ライン227の第2の端部231の上に印刷することができる印刷された導電性インクを備えることができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、スパッタリング工程によって付加することができる導電性スパッタ金属を備えることができる。例えば、縁面107、第1の主面105、第2の主面201上に電気絶縁コーティングを堆積させることができ、電気絶縁コーティングは、チャネルを形成するようにパターン化することができる。第1の導電トレース117(例えば、導電性スパッタ金属を備える)は、このチャネルの中に堆積することができ、導電性給電ライン111と第2の導電性給電ライン227とを電気的に接続することができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、触媒を無電解メッキ溶液に露出してチャネルの中に第1の導電トレース117を形成することができる無電解メッキ工程によって形成することができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、他の真空蒸着、溶液被覆電気メッキ工程、又は上述したものの組合せによって多層構造体又は合成物を形成することで形成することができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、印刷法、エッチング法、フォトリソグラフィ法、又は他の方法によってパターン化することができる。第1の主面105から第2の主面201に進行する間に、第1の導電トレース117は、幅、厚み、断面積、及び組成を変化させることができる。
【0041】
一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111及び/又は第2の導電性給電ライン227に少なくとも部分的に重なることができる。例えば、第1の導電トレース117と導電性給電ライン111の間の電気接続に着目すると、一部の実施形態では、導電性給電ライン111の第2の端部225を基板103と第1の導電トレース117の第1の端部235との間に位置決めすることができるように、第1の導電トレース117の第1の端部235は、導電性給電ライン111の第2の端部225に重なることができる。例えば、第1の導電トレース117の第1の端部235が導電性給電ライン111の第2の端部225に重なる場所では、第1の導電トレース117の第1の端部235は、第1の主面105と接触しないとすることができるが、むしろ、その間に位置決めされた導電性給電ライン111によって第1の主面105から離間させることができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117の第2の端部237は、第1の導電トレース117と導電性給電ライン111との取り付けと類似の方式で第2の導電性給電ライン227に電気的に接続することができる。例えば、第1の導電トレース117の第2の端部237が第2の導電性給電ライン227の第2の端部231に重なる場所では、第1の導電トレース117の第2の端部237は、第2の主面201と接触しないとすることができるが、むしろ、その間に位置決めされた第2の導電性給電ライン227によって第2の主面201から離間させることができる。
【0042】
図3を参照すると、導電性給電ライン111の第2の端部225に重なる第1の導電トレース117の第1の端部235の
図2の線3-3に沿って取った上面図が例示されている。一部の実施形態では、第1の導電トレース117の幅と導電性給電ライン111の幅とは、異なる場合がある。例えば、第1の導電トレース117及び導電性給電ライン111の幅は、第1の主面105と平行であってかつ第1の導電トレース117がそれに取り付けられて周囲を延びる縁面107と平行とすることができる方向に沿って測定することができる。
【0043】
一部の実施形態では、導電性給電ライン111の第2の端部225は、第1の幅301を備えることができる。例えば、第1の幅301は、導電性給電ライン111の第1の縁部303と導電性給電ライン111の第2の縁部305との間で測定することができる。一部の実施形態では、第1の縁部303及び第2の縁部305は、光電子デバイス109と第1の導電トレース117との間を延びる導電性給電ライン111の横方向境界を形成することができる。一部の実施形態では、第1の縁部303と第2の縁部305を分離する距離は、光電子デバイス109と第1の導電トレース117との間である導電性給電ライン111の長さに沿って実質的に一定とすることができる。第1の縁部303と第2の縁部305とを分離する距離が実質的に一定である時に、導電性給電ライン111は、実質的に一定の第1の幅301を備えることができる。一部の実施形態では、第1の幅301は、第2の端部225での導電性給電ライン111の幅を表すことができ、第1の幅301は、第2の端部225に隣接して測定される。
【0044】
一部の実施形態では、第1の導電トレース117の第1の端部235は、第1の幅301よりも小さいか又はそれに等しい第2の幅309を備える。例えば、第2の幅309は、第1の導電トレース117の第1の縁部313と第1の導電トレース117の第2の縁部315との間で測定することができる。一部の実施形態では、第1の縁部313及び第2の縁部315は、第1の主面105上の導電性給電ライン111と第2の主面201上の第2の導電性給電ライン227(例えば、
図2に示す)との間を延びる第1の導電トレース117の横方向境界を形成することができる。一部の実施形態では、第1の縁部313と第2の縁部315とを分離する距離は、導電性給電ライン111と第2の導電性給電ライン227との間である第1の導電トレース117の長さに沿って実質的に一定とすることができる。第1の縁部313と第2の縁部315とを分離する距離が実質的に一定である時に、第1の導電トレース117は、実質的に一定の第2の幅309を備えることができる。一部の実施形態では、第2の幅309は、第1の端部235での第1の導電トレース117の幅を表すことができ、第2の幅309は、第1の端部235に隣接して測定される。従って、第1の幅301及び第2の幅309は、第1の導電トレース117が導電性給電ライン111に重なる場所での導電性給電ライン111及び第1の導電トレース117の各々の幅を表すことができる。
【0045】
一部の実施形態では、導電性給電ライン111の1又は2以上の部分は、第1の導電トレース117によって覆うことができ、一方で導電性給電ライン111の1又は2以上の部分は、第1の導電トレース117によって露出することができる。例えば、一部の実施形態では、導電性給電ライン111の第2の端部225の第1の部分321は、第1の導電トレース117の第1の端部235によって覆うことができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111の第2の端部225の第2の部分323は露出することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111の第2の端部225の第2の部分325は露出することができる。例えば、一部の実施形態では、第1の部分321は、導電性給電ライン111の第2の端部225の中心部分を備えることができ、第1の部分321は、第1の縁部303及び第2の端部305から離れた場所に位置付けられる。第1の部分321を第1の縁部303から分離する距離は、第1の部分321を第2の縁部305から分離する距離と同じか又はそれとは異なる場合がある。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、第1の主面105に対して垂直な軸線が導電性給電ライン111の第1の部分321及び第1の導電トレース117の第1の端部235と交わることができるように第1の部分321に重なってかつそれを覆う。従って、導電性給電ライン111の第1の部分321は、第1の部分321と第1の導電トレース117の間に電流を流すことができるように第1の導電トレース117の第1の端部235と接触状態にすることができる。
【0046】
一部の実施形態では、第2の幅309が第1の幅301よりも小さい時に、導電性給電ライン111の第2の部分323及び/又は第3の部分325は、第1の導電トレース117によって露出され、かつそれと接触しない場合がある。例えば、第2の部分323は、第1の縁部303と第1の部分321の間の導電性給電ライン111の第2の端部225の部分を備えることができる。一部の実施形態では、第3の部分325は、第2の縁部305と第1の部分321の間の導電性給電ライン111の第2の端部225の部分を備えることができる。露出されることにより、第1の導電トレース117は、第2の部分323及び第3の部分325に重ならない場合がある。例えば、第1の導電トレース117が第2の部分323に重ならない時(例えば、導電性給電ライン111の第2の端部225の第2の部分323が露出される時)には、第1の主面105に対して垂直な軸線は、導電性給電ライン111の第2の部分323と交わることができるが、第1の導電トレース117の第1の端部235とは交わらない。同様に、一部の実施形態では、第1の導電トレース117が第3の部分325に重ならない時(例えば、導電性給電ライン111の第2の端部225の第3の部分325が露出される時)には、第1の主面105に対して垂直な軸線は、導電性給電ライン111の第3の部分325と交わることができるが、第1の導電トレース117の第1の端部235とは交わらない。
【0047】
一部の実施形態では、第1の部分321、第2の部分323、又は第3の部分325の1又は2以上の幅は異なる場合がある。例えば、第1の部分321は、第1の部分の幅331を備えることができ、第2の部分323は、第2の部分の幅333を備えることができ、第3の部分325は、第3の部分の幅335を備えることができる。第2の幅309が第1の幅301に等しい時の実施形態では、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111と幅方向寸法が実質的に対応することができ、従って、第2の部分の幅333及び第3の部分の幅335は、ゼロである場合がある。第2の幅309が第1の幅301よりも小さい時の実施形態では、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111と幅方向寸法が異なることができ、従って、第2の部分の幅333又は第3の部分の幅335の一方又は両方は、非ゼロである場合がある。例えば、一部の実施形態では、(例えば、
図3に示すように)、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111に対して中心を定めることができ、従って、第2の部分の幅333は、第3の部分の幅335に実質的に等しくすることができる。一部の実施形態では、第1の部分の幅331は、第2の部分の幅333よりも大きいとすることができ、かつ第3の部分の幅335よりも大きいとすることができる。第1の部分の幅331を第2の部分の幅333と第3の部分の幅335との両方よりも大きく形成することにより、導電性給電ライン111と第1の導電トレース117との間の電流コンダクタンスを達成することができる。一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111の中心線からオフセットすることもできる。第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111の1又は2以上の縁部に重なることもできる。
【0048】
一部の実施形態では、導電性給電ライン111のバルク抵抗率は、第1の導電トレース117のバルク抵抗率とは異なる場合がある。例えば、導電性給電ライン111及び第1の導電トレース117の材料に基づいて、導電性給電ライン111の導電率は、第1の導電トレース117の導電率よりも高くすることができる。導電率は、電流を流す材料の機能を表すことができる。同様に、これらの実施形態では、導電性給電ライン111の電気抵抗率は、第1の導電トレース117の電気抵抗率よりも小さいとすることができる。電気抵抗率は、材料が電流にどれほど強く抵抗することができるかを表すことができる。導電性給電ライン111と第1の導電トレース117とが異なる材料を備える時に、導電性給電ライン111のバルク抵抗率と第1の導電トレース117のバルク抵抗率とは異なる場合があり、導電性給電ライン111及び第1の導電トレース117の導電率及び電気抵抗率もそうなることになる。
【0049】
導電性給電ライン111のバルク抵抗率と第1の導電トレース117のバルク抵抗率とが不一致である時に、低導電率材料よりも大きい幅を備える高導電率材料からいくつかの利益が提供される場合がある。例えば、一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、第1の導電トレース117よりも低いバルク抵抗率を有する材料を備えることができ、従って、導電性給電ライン111は、第1の導電トレース117よりも高い導電率を有することができる。一部の実施形態では、異なるバルク抵抗率を備える2つの材料の間の接合部又は接触場所では、電流集中(例えば、電流集中効果)が発生する可能性がある。電流集中は、2つの材料の間の電流密度の非均一分布を備えることができる。例えば、2つの材料の間の接合部での1つの場所の電流密度は、2つの材料の間の接合部での別の場所の電流密度とは異なる場合がある。その結果、ある場所(例えば、導電性給電ライン111と第1の導電トレース117の間)での電流密度が導電性給電ライン111と第1の導電トレース117の間の平均電流密度よりも高い時に電流集中が発生する可能性がある。例えば、局所区域内で高い(例えば、平均電流密度よりも高い)電流密度が発生する場合がある。
【0050】
一部の実施形態では、第2の幅309が第1の幅301よりも小さいか又はそれに等しいことに起因して、導電性給電ライン111と第1の導電トレース117の間の電流集中効果が低減される場合がある。例えば、導電性給電ライン111の材料と第1の導電トレース117の材料が異なり、これらの幅(例えば、第1の幅301と第2の幅309)が等しくない時に、電流集中の可能性が生じる場合がある。しかし、電流集中効果は、第1の導電トレース117の第1の幅301が導電性給電ライン111の第2の幅309よりも小さい時に、導電性給電ライン111が第1の導電トレース117よりも低いバルク抵抗率を備えることに部分的に起因してより有意になる場合がある。一方で導電性給電ライン111の第2の幅309が第1の導電トレース117の第1の幅301よりも大きいか又はそれに等しい時に、電流集中の可能性を低減することができる。その結果、第1の導電トレース117と導電性給電ライン111の間に局所高電流密度の区域のない一定又はほぼ一定の電流密度を達成することができる。
【0051】
図4は、
図1の線4-4に沿った電子装置101の断面図を示している。一部の実施形態では、電子装置101は、基板103内で第1の主面105と第2の主面201の間である開口部403(例えば、「ビア」)を通って延びることができる第2の導電トレース401を備えることができる。第2の導電トレース401は、光電子デバイス109の第2の部分を電気構成要素219に電気的に接続することができ、かつ第1の電流経路239(例えば、
図2に示す)とは異なることができる第2の電流経路405を定めることができる。例えば、第2の電流経路405(例えば、
図4に矢印で示す)は、電流が光電子デバイス109と電気構成要素219の間でそれを通って進むことができる経路を表すことができる。一部の実施形態では、第2の電流経路405は、第1の電流経路239と異なることができる。例えば、第2の電流経路405は、基板103内の第1の主面105と第2の主面201の間である開口部403を通るとすることができ、一方で第1の電流経路239は、第1の主面105と第2の主面201の間の縁面107の周りとすることができる。一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、第1の導電トレース117と同様とすることができる。例えば、第2の導電トレース401は、電流を通すことができる導電材料を備えることができる。例えば、一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、又は錫(Sn)のうちの1又は2以上のような導電性金属を備えることができる。
【0052】
一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、導電性給電ライン411と第2の導電性給電ライン413とに接続することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、導電性給電ライン111と同じか又はそれとは異なることができる。例えば、
図1に示すように、一部の実施形態では、2つの別々の導電性給電ライン(例えば、導電性給電ライン111と導電性給電ライン411)は、光電子デバイス109と電気的に接続することができ、導電性給電ライン111は、光電子デバイス109の第1の部分に電気的に接続され、導電性給電ライン411は、光電子デバイス109の第2の部分に電気的に接続される。これらの実施形態では、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111に電気的に接続することができ、第2の導電トレース401は、導電性給電ライン411に電気的に接続することができる。しかし、一部の実施形態では、導電性給電ライン111と導電性給電ライン411は同じとすることができ、かつ光電子デバイス109に1つの導電性給電ラインを電気的に接続することができるように単一導電性給電ラインを備えることができる。これらの実施形態では、第1の導電トレース117と第2の導電トレース401は同じ導電性給電ライン(例えば、導電性給電ライン111又は導電性給電ライン411の一方)に電気的に接続することができる。
【0053】
一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、光電子デバイス109に電気的に接続することができ、かつ第1の主面105上に位置決めすることができる。この電気的接続は、直接ではない場合があり、薄膜トランジスタ、コンデンサー、抵抗器、又は他の導体要素のような中間電気要素を通したものとすることができる。導電性給電ライン411は、電流を通すことができる導電材料を備えることができる。例えば、一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、酸化インジウム錫(ITO)、チタニア(Ti)、又は錫(Sn)のうちの1又は2以上のような導電性金属、又はカーボンナノチューブ(CNT)及び導電性ペーストのような他の材料を備えることができる。第1の主面105上に位置決めされることにより、導電性給電ライン411は、第1の主面105と接触状態にある又はない場合がある。例えば、一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、第1の主面105に直接に接続されてそれと接触することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、第1の主面105と接触せず、導電性給電ライン411と第1の主面105の間で1又は2以上の介在層又は構造体(例えば、導電材料、誘電材料、半導体材料、半田ボールのような)を用いて依然として第1の主面105に接続することができる。
【0054】
一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、光電子デバイス109に電気的に接続することができる第1の端部417と、第2の端部419との間を延びることができる。例えば、第1の端部417は、導電性給電ライン411が電流を光電子デバイス109まで及び/又はそこから流すことができるように光電子デバイス109に電気的に接続することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、光電子デバイス109の作動を制御することができるようなデータ信号を光電子デバイス109に伝達することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、光電子デバイス109に電力を伝達することができ、従って、導電性給電ライン411を通して光電子デバイス109に電力を供給することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン411は、複数の光電子デバイス(例えば、1よりも多い光電子デバイス109)に電気的に接続することができ、従って、データ信号及び/又は電力を複数の光電子デバイスに伝達することができる。
【0055】
一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、第2の導電性給電ライン227と同じか又はそれと異なることができる。例えば、一部の実施形態では、電気構成要素に2つの別々の第2の導電性給電ライン(例えば、第2の導電性給電ライン227と第2の導電性給電ライン413)を電気的に接続することができる。これらの実施形態では、第1の導電トレース117は、第2の導電性給電ライン227に電気的に接続することができ、第2の導電トレース401は、第2の導電性給電ライン413に電気的に接続することができる。しかし、一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン227と第2の導電性給電ライン413は同じとすることができ、かつ電気構成要素219に1つの第2の導電性給電ラインを電気的に接続することができるように単一第2の導電性給電ラインを備えることができる。これらの実施形態では、第1の導電トレース117と第2の導電トレース401は、同じ第2の導電性給電ライン(例えば、第2の導電性給電ライン227又は第2の導電性給電ライン413の一方)に電気的に接続することができる。
【0056】
一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、電気構成要素219に電気的に接続することができる。例えば、第2の導電性給電ライン413は、第2の主面201上に位置決めすることができる。第2の導電性給電ライン413は、電流を通すことができる導電材料を備えることができる。例えば、一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、第2の導電性給電ライン227と同様とすることができ、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、酸化インジウム錫(ITO)、チタニア(Ti)、又は錫(Sn)のうちの1又は2以上のような導電性金属、又はカーボンナノチューブ(CNT)及び導電性ペーストのような他の材料を備えることができる。第2の主面201上に位置決めされることにより、第2の導電性給電ライン413は、第2の主面201と接触状態にある又はない場合がある。例えば、一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、第2の主面201に直接に接続されてそれと接触することができる。一部の実施形態では、導電性給電ライン111は、第2の主面201と接触せず、第2の導電性給電ライン413と第2の主面201の間で1又は2以上の介在層又は構造体(例えば、導電材料、誘電材料、半導体材料、半田ボールのような)を用いて依然として第2の主面201に接続することができる。
【0057】
一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、電気構成要素219に電気的に接続することができる第1の端部423と、第2の端部425との間を延びることができる。例えば、第1の端部423は、第2の導電性給電ライン413が電流を電気構成要素219まで及び/又はそこから流すことができるように電気構成要素219に電気的に接続することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、光電子デバイス109の作動を制御することができるようなデータ信号を電気構成要素219から光電子デバイス109に伝達することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、電気構成要素219から光電子デバイス109に電力を伝達することができ、従って、第2の導電性給電ライン413を通して光電子デバイス109に電力を供給することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、複数の電気構成要素(例えば、1よりも多い電気構成要素219)に電気的に接続することができ、従って、データ信号及び/又は電力を1又は2以上の光電子デバイスに伝達することができる。
【0058】
一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、第1の主面105と第2の主面201の間の基板103内の開口部403と導電性給電ライン411の第2の端部419内の第2の開口部431とを通って延びることができる。一部の実施形態では、開口部403と431と439は、直径、サイズ、及び/又は形状が異なることができる。開口部403、431、439は、その深さを通して断面を変えることができ、例えば、非直線の複雑な側壁形状を備えることができる。一部の実施形態では、例えば、第2の開口部431は、導電性給電ライン411の第2の端部419内で第2の開口部431の一部又は全てを通って延びることができる。一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、導電性給電ライン411の第2の開口部431の中に受け入れられた第1の端部433と、電気構成要素219に電気的に接続された第2の端部435との間を延びることができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413は、第2の導電トレース401の第2の端部435がそれを通って延びることができる第3の開口部439を備えることができる。例えば、第2の導電トレース401は、第2の導電性給電ライン413の第2の端部425内で第3の開口部439の一部又は全てを通って延びることができる。一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、開口部403、431、及び439を完全に満たさない場合がある。
【0059】
一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、導電性給電ライン411と第2の導電性給電ライン413とに電気的に接続することができる。例えば、第2の導電トレース401の第1の端部433は、第2の開口部431を取り囲む導電性給電ライン411の壁430と接触することができる。一部の実施形態では、第2の導電トレース401の第2の端部435は、第3の開口部439を取り囲む第2の導電性給電ライン413の壁430と接触することができる。一部の実施形態では、第2の導電性給電ライン413に電気的に接続されることにより、第2の導電トレース401は、第2の導電性給電ライン413から電流を受け入れることができ、次に、導電性給電ライン411に電流を供給することができる。
【0060】
図5を参照すると、導電性給電ライン411の第2の開口部431の中に受け入れられた第2の導電トレース401の第1の端部433の
図4の線5-5に沿って見た上面図が例示されている。一部の実施形態では、第2の導電トレース401の第1の端部433は、導電性給電ライン411の第1の幅503よりも小さいとすることができる直径501を備えることができる。例えば、一部の実施形態では、第1の幅503は、導電性給電ライン411の第1の縁部505と導電性給電ライン411の第2の縁部507との間で測定することができる。一部の実施形態では、第1の縁部505及び第2の縁部507は、光電子デバイス109の場所にある第1の端部417(例えば、
図4に示す)と第2の端部419との間を延びる導電性給電ライン411の横方向境界を形成することができる。一部の実施形態では、第1の縁部505と第2の縁部507とを分離する距離は、第1の端部417と第2の端部419の間の導電性給電ライン411の長さに沿って実質的に一定とすることができる。一部の実施形態では、第1の幅503は、第2の端部419での導電性給電ライン411の幅を表すことができる。例えば、第1の幅503は、第1の縁部505及び第2の縁部507に対して垂直であって導電性給電ライン411が第1の端部417と第2の端部419の間で沿って延びる方向509に対して垂直とすることができる軸線に沿って測定することができる。
【0061】
一部の実施形態では、直径501が第1の幅503よりも小さいことに起因して、第2の導電トレースの第1の端部433は、導電性給電ライン411の第2の端部419によって取り囲むことができる。例えば、第1の端部433は、第2の開口部431の境界を定める第2の導電トレース401の壁430によって完全に取り囲まれてその境界を定めることができる。例えば、一部の実施形態では、第2の開口部431は、第2の導電トレース401の直径501に実質的に適合する開口部直径511を備えることができる。このようにして、第2の導電トレース401の第1の端部433の周囲の少なくとも大部分は、第2の開口部431を定める壁430と接触することができる。第1の端部433によって取り囲まれることにより、第1の端部433の境界は、直径501を定める第1の端部433の全ての部分の境界が壁430によって定められるように壁430によって定めることができる。
【0062】
一部の実施形態では、導電性給電ライン411のバルク抵抗率は、第2の導電トレース401のバルク抵抗率と異なることができる。例えば、
図1~
図3に関して説明した実施形態と同様に、導電性給電ライン411及び第2の導電トレース401の材料に基づいて、導電性給電ライン411の導電率は、第2の導電トレース401の導電率と異なることができる。導電性給電ライン411と第2の導電トレース401の間の電流の伝達を容易にし、かつ電流集中の可能性を低減するために、第2の導電トレース401の直径501は、第2の導電トレース401を導電性給電ライン411によって取り囲むことができるように導電性給電ライン411の第1の幅503よりも小さいとすることができる。
【0063】
一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、電気構成要素219と光電子デバイス109の間で電力を伝達するのに十分に適することができる。例えば、第1の導電トレース117と比較すると、一部の実施形態では、第1の導電トレース117(例えば、
図2~
図3に示す)の第1の断面積は、第2の導電トレース401の第2の断面積よりも小さいとすることができる。例えば、第1の導電トレース117の第1の断面積は、第1の導電トレース117の高さ512(例えば、
図2に示す)に第1の導電トレース117の第2の幅309(例えば、
図2に示す)を乗じたものによって表すことができる。開口部が完全に満たされる場合に、第2の導電トレース401の第2の断面積は、rが直径501の2分の1である時に(π
*r
2)によって表すことができる。開口部が部分的に満たされる場合に、第2の導電トレース401の第2の断面積は、zが(r-導体厚)である時に(π
*r
2-π
*z
2)によって表すことができる。一部の実施形態では、第2の導電トレース401が第1の導電トレース117の第1の断面積よりも大きい第2の断面積を備えることにこれらの材料のバルク導電率の差が組み合わさることに起因して、第2の導電トレース401は、第1の導電トレース117よりも低いインピーダンスを備えることができる。インピーダンスは、電圧が印加された時に導電トレースが電流に対して示す抵抗の測定値(例えば、導電トレースが電流又は電圧の変化に対して示す抵抗の量)である。
【0064】
第2の導電トレース401がより低いインピーダンスを備えることに起因して、第2の導電トレース401は、電力伝達又は接地ラインに対するより高い電気要件を受け入れることができる。例えば、電力が電気構成要素219から導電トレースを通して光電子デバイス109に伝達される時に、導電トレースは、より低い周波数でより高い電流を流すことができる。データ信号が導電トレースを通して光電子デバイス109に伝達される時に、第1の導電トレースは、より高い周波数でより低い電流を流すことができる。従って、一部の実施形態では、電子装置101が様々な断面積の導電トレースを備えることでいくつかの利益が提供される。例えば、一部の実施形態では、第1の断面積を備える第1の導電トレース117のような導電トレースのうちの一部は、より小さい断面積を備えることができ、光電子デバイス109にデータ信号(より低い電流及びより高い周波数の)を伝達するのにより適切とすることができる。同様に、一部の実施形態では、第2の断面積を備える第2の導電トレース401のような導電トレースのうちの一部は、より大きい断面積を備えることができ、電力(より高い電流及びより低い周波数の)を光電子デバイス109に伝達するのに十分に適することができる。従って、導電トレースの全てが同じ寸法及び断面積を備える代わりに、電子装置101は、データ信号を伝達するのに十分に適することができる第1の導電トレース117と、電力を伝達するのに十分に適することができる第2の導電トレース401とを設けることができる。これに代えて、一部の実施形態では、電子装置101は、断面積、幅、及びトレース間隔が異なる複数の第1の導電トレース117の構造を備えることができる。例えば、複数の第1の導電トレース117は、基板103の周囲に沿って変化する間隔によって分離することができる。これに代えて、電子装置101は、断面積が異なる複数の第2の導電トレース401を備えることができる。更に、第1の導電トレース117のより小さい第1の断面積は、第2の導電トレース401のより大きい第2の断面積よりも小さい空間のみを充填することができ、それによって基板103上で利用可能な空間が増大することで電子装置101のレイアウト効率を高めることができる。一部の実施形態では、導電トレース間は(縁電極対縁電極、ビア対ビア、又は縁電極対ビアと比較して)、断面積が約5%よりも大きく、約10%よりも大きく、約50%よりも大きく、約100%よりも大きく、又は約200%よりも大きく異なることができる。一部の実施形態では、第2の導電トレース401は、縁面107から内向きに距離を置いて位置付けることができ(例えば、縁面107の周りに巻き付けることができる第1の導電トレース117とは対照的に)、それによってより短い長さの第2の導電トレース401及び少なめの電力損失を提供する。
【0065】
電子装置101は、いくつかの利益を提供することができる。例えば、一部の実施形態では、電子装置101は、複数の導電トレース、例えば、第1の導電トレース117及び第2の導電トレース401を備えることができる。導電トレースの様々な断面積に起因して、第1の導電トレース117は、光電子デバイス109にデータ信号を伝達することができ、第2の導電トレース401は、光電子デバイス109に電力を伝達することができる。これに代えて、より大きい第1の導電トレース117は、電力を伝達することができ、より小さい第1の導電トレース117は、データ信号を伝達することができる。従って、比較的より小さい第1の導電トレース117は、縁面107の周りに巻き付きながらより小さい空間のみを充填することができ、それによって他の構造体に対してより大きい空間が基板103上に与えられる。更に、一部の実施形態では、第1の導電トレース117は、導電性給電ライン111に重なることができる。様々な材料を備えることにも関わらず、第1の導電トレース117が導電性給電ライン111よりも小さい幅を備えることに起因して、第1の導電トレース117と導電性給電ライン111の間の電流集中の可能性を低減することができる。更に、縁面107の非平面形状により、第1の導電トレース117が光電子デバイス109と電気構成要素219の間により短い長さを備えることを可能にすることができる。より短い長さは、第1の導電トレース117の電気抵抗を低減することができる。
【0066】
様々な実施形態をそのある一定の例示的かつ具体的な例に関して詳細に説明したが、以下の特許請求の範囲から逸脱することなく本発明の開示の特徴の多くの修正及び組合せが可能であるので、本発明の開示は、そのように限定されると見なすべきではないことを理解しなければならない。
【符号の説明】
【0067】
101 電子装置
103 基板
105 第1の主面
107 縁面
109 光電子デバイス
219 電気構成要素
【手続補正書】
【提出日】2022-11-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の主面、第2の主面、及び、該第1の主面及び該第2の主面間を延び、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる曲率半径を備える縁面を備える基板と、
前記第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスと、
前記第2の主面上に位置決めされた電気構成要素と、
前記縁面に取り付けられて前記第1の主面及び前記第2の主面間を延び、前記光電子デバイスの第1の部分を前記電気構成要素に電気的に接続して第1の電流経路を定める第1の導電トレースと、
前記第1の主面及び前記第2の主面間の前記基板内の開口部を通って延び、前記光電子デバイスの第2の部分を前記電気構成要素に電気的に接続して前記第1の電流経路とは異なる第2の電流経路を定める第2の導電トレースと、
を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記光電子デバイスに電気的に接続された第1の端部と第1の幅を備える第2の端部との間を延びる導電性給電ラインを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1の導電トレースは、前記導電性給電ラインに電気的に接続された第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延びることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1の導電トレースの前記第1の端部は、前記導電性給電ラインの前記第2の端部が前記基板と該第1の導電トレースの該第1の端部との間に位置決めされるように該導電性給電ラインの該第2の端部に重なり、該第1の導電トレースの該第1の端部は、前記第1の幅よりも小さいか又はそれに等しい第2の幅を備えることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記第2の導電トレースは、前記導電性給電ラインの前記第2の端部内の第2の開口部を通って延びることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項6】
前記第2の導電トレースは、前記導電性給電ラインの前記第2の開口部内に受け入れられた第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延びることを特徴とする請求項5に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第2の導電トレースの前記第1の端部は、前記第1の幅よりも小さい直径を備えることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第1の導電トレースの第1の断面積が、前記第2の導電トレースの第2の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子装置。
【請求項9】
第1の主面と、第2の主面と、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる縁面であって、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる曲率半径を備える前記縁面とを備える基板と、
前記第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスと、
前記第2の主面上に位置決めされた電気構成要素と、
前記光電子デバイスに電気的に接続された第1の端部と第1の幅を備える第2の端部との間を延びる導電性給電ラインと、
前記縁面に取り付けられて前記第1の主面及び前記第2の主面間を延び、前記導電性給電ラインに電気的に接続された第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延びる第1の導電トレースであって、該第1の導電トレースの該第1の端部が、該導電性給電ラインの前記第2の端部が前記基板と該第1の導電トレースの該第1の端部の間に位置決めされるように該導電性給電ラインの該第2の端部に重なり、該第1の導電トレースの該第1の端部が、前記第1の幅よりも小さいか又はそれに等しい第2の幅を備える前記第1の導電トレースと、
を備えることを特徴とする電子装置。
【請求項10】
第1の主面と、第2の主面と、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる縁面であって、該第1の主面及び該第2の主面間を延びる曲率半径を備える前記縁面とを備える基板と、
前記第1の主面上に位置決めされた光電子デバイスと、
前記第2の主面上に位置決めされた電気構成要素と、
前記光電子デバイスに電気的に接続された第1の端部と第1の幅を備える第2の端部との間を延びる導電性給電ラインと、
前記第1の主面及び前記第2の主面間の前記基板内の開口部と前記導電性給電ラインの前記第2の端部内の第2の開口部とを通って延びる第2の導電トレースであって、該第2の導電トレースが、該導電性給電ラインの該第2の開口部内に受け入れられた第1の端部と前記電気構成要素に電気的に接続された第2の端部との間を延び、該第2の導電トレースの該第1の端部が、前記第1の幅よりも小さい直径を備える前記第2の導電トレースと、
を備えることを特徴とする電子装置。
【国際調査報告】