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特表2023-518700殺有害生物剤混合物を含む懸濁液濃縮物配合物の調製方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-08
(54)【発明の名称】殺有害生物剤混合物を含む懸濁液濃縮物配合物の調製方法
(51)【国際特許分類】
   A01N 25/04 20060101AFI20230426BHJP
   A01N 43/56 20060101ALI20230426BHJP
   A01N 47/38 20060101ALI20230426BHJP
   A01N 51/00 20060101ALI20230426BHJP
   A01N 53/06 20060101ALI20230426BHJP
   A01N 53/08 20060101ALI20230426BHJP
   A01P 7/00 20060101ALI20230426BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20230426BHJP
   A01N 43/653 20060101ALI20230426BHJP
【FI】
A01N25/04 102
A01N43/56 D
A01N47/38 Z
A01N51/00
A01N53/06 150
A01N53/08 120
A01P7/00
A01P3/00
A01N43/653 C
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022554493
(86)(22)【出願日】2021-03-17
(85)【翻訳文提出日】2022-09-16
(86)【国際出願番号】 US2021022737
(87)【国際公開番号】W WO2021188653
(87)【国際公開日】2021-09-23
(31)【優先権主張番号】62/990,519
(32)【優先日】2020-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】391022452
【氏名又は名称】エフ エム シー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】FMC CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100127926
【弁理士】
【氏名又は名称】結田 純次
(74)【代理人】
【識別番号】100140132
【弁理士】
【氏名又は名称】竹林 則幸
(72)【発明者】
【氏名】グゥオヂィ・ワン
【テーマコード(参考)】
4H011
【Fターム(参考)】
4H011AA01
4H011AC01
4H011AC04
4H011BA05
4H011BA06
4H011BB09
4H011BB14
4H011BB15
4H011BC03
4H011BC06
4H011BC16
4H011BC19
4H011DA15
4H011DC04
4H011DH10
(57)【要約】
本明細書に記載されているのは、有機殺有害生物剤の水性懸濁液を調製するための方法である。本方法は、結晶性有機殺有害生物剤により非晶質有機殺有害生物剤の結晶化を誘導することを含み、ここで、結晶性有機殺有害生物剤及び非晶質有機殺有害生物剤は、同一でない。調製された水性懸濁液を含む水性殺有害生物剤配合物も本明細書に記載されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有機殺有害生物剤の水性懸濁液を調製する方法であって、
I)
A)配合物添加剤;及び
B)少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤
を含む混合物を形成すること;
II)撹拌又は乳化の条件下で、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、前記混合物に加えること;
III)前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化すること;
IV)前記混合物を任意選択でろ過すること;
V)前記混合物を任意選択で乾燥させること;及び
VI)前記混合物を任意選択で粉砕すること
を含み;
ここで、前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、前記少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤と同一でない、方法。
【請求項2】
有機殺有害生物剤の水性懸濁液を調製する方法であって、
I)配合物添加剤を含む混合物を形成すること;
II)撹拌又は乳化の条件下で、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、前記混合物に加えること;
III)少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤を、前記混合物に加えること;
IV)前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化すること;
V)前記混合物を任意選択でろ過すること;
VI)前記混合物を任意選択で乾燥させること;及び
VII)前記混合物を任意選択で粉砕すること
を含み;
ここで、前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、前記少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤と同一でない、方法。
【請求項3】
前記配合物添加剤が、水、不凍液、粘度調整剤、消泡剤、殺菌剤、界面活性剤、及びこれらの組合せから選択される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、約40℃~約80℃の範囲の融点を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、20℃で約2mg/L未満の水への溶解度を有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、20℃で約10μg/L未満の水への溶解度を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、溶融物、過冷却溶融物、固体非晶質形態、液体、活性成分及び水混和性溶媒を含む溶液、並びにこれらの組合せから選択される形態である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、ビフェントリン、γ-シハロトリン、λーシハロトリン、ピラクロストロビン、クロルピリホス、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、約60℃を超える融点を有する、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、20℃で2g/L未満の水への溶解度を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、20℃で600mg/L未満の水への溶解度を有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、殺虫剤、殺真菌剤、殺線虫剤、及びこれらの組合せから選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、フルトリアホール、インドキサカルブ、イミダクロプリド、フルインダピル及びこれらの組合せから選択される、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記混合物を粉砕する前記プロセスステップが、アトライターミル、ビーズミル、コロイドミル、ロータ・ステータ、ジェットミル、空気分級ミル、リングミル、ハンマーミル、ピンミル、パックミル、及びこれらの組合せから選択されるデバイスを用いて行われる、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、前記混合物に加える前記プロセスステップが、約20℃~約100℃の範囲の温度で行われる、請求項1~14のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、前記混合物に加える前記プロセスステップが、約30℃~約65℃の範囲の温度で行われる、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化する前記プロセスステップが、
A)前記混合物を混合すること;及び
B)前記混合物を任意選択で冷却すること
を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
請求項1~17のいずれか一項に従って生成される有機殺有害生物剤の水性懸濁液。
【請求項19】
水性殺有害生物剤配合物を調製する方法であって、水、不凍液、粘度調整剤、消泡剤、殺菌剤、界面活性剤、及びこれらの組合せから選択される添加剤を、請求項1~18のいずれか一項に従って生成される有機殺有害生物剤の前記水性懸濁液に加えることを含む方法。
【請求項20】
請求項19に従って生成される水性殺有害生物剤配合物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年3月17日に出願された米国仮特許出願第62/990,519号の利益を主張するものである。
【0002】
本開示は、有機殺有害生物剤の水性懸濁液濃縮物を調製するための方法に関する。本方法は、結晶性有機殺有害生物剤により非晶質有機殺有害生物剤の結晶化を誘導することを含み、ここで、結晶性有機殺有害生物剤及び非晶質有機殺有害生物剤は、同一でない。
【背景技術】
【0003】
懸濁液濃縮物(SC)配合物は、水に分散した固体活性成分を含む。SCは、配合物タイプ、例えば、乳化性濃縮物(EC)及び水和剤(WP)配合物と比較したとき、使用の容易さ及び有効性、粉塵の排除、及び溶媒の害の排除を含めたそれらの多数の利点のために人気を得てきた。
【0004】
典型的に、SCは、結晶性ビフェントリンなどの結晶性活性成分を粉砕するか、又は結晶性ビフェントリンを使用して、非晶質ビフェントリンの結晶化を誘導することによって調製される。しかしながら、これらの典型的な方法は、乾燥した活性成分によって生じる毒性及び/又は爆発性の粉塵をもたらし得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、結晶性有機殺有害生物剤を用いて、非晶質有機殺有害生物剤の結晶化をシーディングすることができるという意外な発見に基づいており、ここで、結晶性有機殺有害生物剤及び非晶質有機殺有害生物剤は、同一でない。本方法の利点は、結晶性ビフェントリンなどの毒性及び爆発性の結晶性殺有害生物性粉塵を回避し、それによって、作業者の曝露を減少させると共に、粉塵爆発の可能性を低下させることを含む。
【0006】
本明細書に記載される方法は、比較的高い融点を有する第1の活性成分を使用して、比較的低い融点を有する第2の活性成分の結晶化を誘導することによって、有機殺有害生物剤の水性懸濁液、並びに調製された水性懸濁液を含む水性殺有害生物剤配合物の調製を可能にする。これらの方法は、上記の物理的特性を有する2種以上の異なる活性成分を含む配合物に広く適用可能である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様において、本明細書において提供するのは、有機殺有害生物剤の水性懸濁液を調製する方法であって、
I)
A)配合物添加剤;及び
B)少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤
を含む混合物を形成すること;
II)撹拌又は乳化の条件下で、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、混合物に加えること;
III)少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化すること;
IV)混合物を任意選択でろ過すること;
V)混合物を任意選択で乾燥させること;及び
VI)混合物を任意選択で粉砕すること
を含み;
ここで、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤と同一でない、方法である。
【0008】
一態様において、本明細書において提供するのは、有機殺有害生物剤の水性懸濁液を調製する方法であって、
I)配合物添加剤を含む混合物を形成すること;
II)撹拌又は乳化の条件下で、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、混合物に加えること;
III)少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤を、混合物に加えること;
IV)少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化すること;
V)混合物を任意選択でろ過すること;
VI)混合物を任意選択で乾燥させること;及び
VII)混合物を任意選択で粉砕すること
を含み;
ここで、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤と同一でない、方法である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本明細書で用いるところでは、用語「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「含有する(contains)」、「含有する(containing)」、「で特徴付けられる(characterized by)」、又はそれらの任意の他の変形は、明確に示される任意の制限を受けて、非排他的な包含をカバーすることを意図する。例えば、要素のリストを含む組成物、混合物、プロセス若しくは方法は、それらの要素のみに必ずしも限定されず、明確にリストされないか、又はそのような組成物、混合物、プロセス若しくは方法に固有の他の要素を含んでもよい。
【0010】
移行句「からなる(consisting of)」は、明記されないいかなる要素、工程、又は原料をも排除する。特許請求の範囲における場合、そのようなものは、それらと通常関係がある不純物を除いて列挙されるもの以外の材料の包含をクレームから締め出す。語句「からなる」が、前文の直後よりもむしろ、クレームの本体の条項に現れる場合、それは、当該条項に記述される要素のみを限定し;他の要素は、全体としてクレームから排除されない。
【0011】
移行句「から本質的になる(consisting essentially of)」は、文字通り開示されるものに加えて、材料、工程、特徴、成分、又は要素を含む組成物又は方法を定義するために用いられ、ただし、これらの追加の材料、工程、特徴、成分、又は要素は、特許請求される開示の基本的な及び新規な特性に実質的に影響を及ぼさない。用語「から本質的になる」は、「含む(comprising)」と、「からなる(consisting of)」との中間領域を占める。
【0012】
開示又はその一部を、「含む(comprising)」などの開放端用語を使って定義している場合、(特に明記しない限り)この記載が、用語「から本質的になる」又は「からなる」を用いてそのような開示をまた記載していると解釈されるべきであることが容易に理解されるはずである。
【0013】
さらに、明確にそれとは反対を述べられない限り、「又は(or)」は、包括的な「又は」を意味し、排他的な「又は」を意味しない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)且つBが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)且つBが真である(又は存在する)、並びにA及びBの両方ともが真である(又は存在する)。
【0014】
また、本開示の要素又は成分に先行する不定冠詞「a」及び「an」は、要素又は成分の場合(すなわち、出現)の数に関して非限定的であることを意図する。それ故「a」又は「an」は、1つ若しくは少なくとも1つを含むと読まれるべきであり、要素又は成分の単数語形はまた、特に数が明らかに単数形であることを意図しない限り複数形を含む。
【0015】
本明細書において列挙した任意の数値範囲は、より低い値からより高い値までの全ての値を含むことがまた理解される。例えば、重量比範囲が1:50と記述されている場合、例えば、2:40、10:30、又は1:3などの値は、本明細書において明確に列挙されることが意図される。これらは特に意図するものの単に例であり、列挙した最も低い値及び最も高い値を含めたそれらの間の数値の全ての可能な組合せは、本出願において明確に記述されていると考えられる。
【0016】
本明細書において使用する場合、用語「約」は、値のプラス又はマイナス10%を意味する。
【0017】
本発明に関する「結晶性」は、水性懸濁液中に存在する殺有害生物剤化合物の少なくとも90重量%が、結晶状態にあること、及び水性懸濁液中に存在する殺有害生物剤化合物の10重量%未満が、結晶性でない、すなわち、非晶質であることを意味する。結晶化度は、殺有害生物剤化合物の粉末X線回折(粉末XRD)によって、光学顕微鏡法(結晶相の複屈折による)によって、ほとんどの場合、DSC分析(DSC=示差走査熱量測定)にもより、及びある場合にはIR分光法によって、簡単に決定され得る。
【0018】
本発明に関する「非晶質」は、水性エマルジョン中に存在する殺有害生物剤化合物が、本質的に結晶性でなく、すなわち、それが、殺有害生物剤化合物の総量を基準にして10重量%未満の結晶性材料を含有するか、又は追跡可能な量の結晶性材料を含有しないことを意味する。非晶質形態は、液体形態を、すなわち、溶融物及び過冷却溶融物、水混和性溶媒中の溶液、及び固体非晶質形態を含む。
【0019】
一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、比較的低い融点を有する。一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、約40℃~約80℃の範囲の融点を有する。別の実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、約40℃~約70℃の範囲の融点を有する。
【0020】
一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、比較的低い水への溶解度を有する。一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、20℃で約2mg/L未満の水への溶解度を有する。別の実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、20℃で約10μg/L未満の水への溶解度を有する。
【0021】
一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、溶融物、過冷却溶融物、固体非晶質形態、液体、活性成分及び水混和性溶媒を含む溶液、並びにこれらの組合せから選択される形態である。
【0022】
一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、ビフェントリン、γ-シハロトリン、λーシハロトリン、ピラクロストロビン、クロルピリホス、及びこれらの組合せから選択される。
【0023】
一実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、比較的高い融点を有する。一実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、約60℃を超える融点を有する。一実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、約65℃を超える融点を有する。別の実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、約80℃を超える融点を有する。
【0024】
一実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、比較的高い水への溶解度を有し得る。一実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、20℃で2g/L未満の水への溶解度を有する。別の実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、20℃で600mg/L未満の水への溶解度を有する。別の実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、20℃で150mg/L未満の水への溶解度を有する。別の実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、20℃で1mg/L未満の水への溶解度を有する。
【0025】
一実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、殺虫剤、殺真菌剤、殺線虫剤、及びこれらの組合せから選択される。一実施形態では、結晶性有機殺有害生物剤は、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、フルトリアホール、インドキサカルブ、イミダクロプリド、フルインダピル及びこれらの組合せから選択される。
【0026】
一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、高温で配合物添加剤を含有する混合物に加えられる。一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、非晶質有機殺有害生物剤の融点を超え、且つ結晶性有機殺有害生物剤の融点未満の温度で混合物に加えられる。一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、非晶質有機殺有害生物剤の融点未満であり、且つ結晶性有機殺有害生物剤の融点未満の温度で混合物に加えられる。一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、プロセスステップにおいて約20℃~約100℃の範囲の温度で混合物に加えられる。別の実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、プロセスステップにおいて約30℃~約65℃の範囲の温度で混合物に加えられる。
【0027】
一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、所望の粒径になるまで粉砕され得る。一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、約0.5μm~約20μmの粒径になるまで粉砕され得る。別の実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、約1μm~約10μmの粒径になるまで粉砕され得る。
【0028】
一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、粉砕する前に、ろ過され、乾燥される。一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、粉砕する前に、ろ過される。一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、粉砕する前に、乾燥される。
【0029】
一実施形態では、混合物を粉砕するプロセスステップは、アトライターミル、ビーズミル、コロイドミル、ロータ・ステータ、ジェットミル、空気分級ミル、リングミル、ハンマーミル、ピンミル、パックミル、及びこれらの組合せから選択されるデバイスを用いて行われる。別の実施形態では、混合物を粉砕するプロセスステップは、リングミル、ビーズミル、アトライターミル、ジェットミル、空気分級ミル、及びこれらの組合せから選択されるミルを用いて行われる。
【0030】
一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、混合容器中で形成されてから、粉砕デバイスに移される。一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、粉砕デバイス中で形成される。一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、粉砕デバイス中で粉砕した後、貯蔵タンクに移される。一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、連続プロセスで調製される。
【0031】
一実施形態では、非晶質有機殺有害生物剤は、配合物添加剤及び結晶性有機殺有害生物剤を含有する混合物を混合すること、及び混合物を任意選択で冷却することを含むプロセスステップにおいて結晶化される。
【0032】
一実施形態では、配合物添加剤は、水、不凍液、粘度調整剤、消泡剤、殺菌剤、界面活性剤、及びこれらの組合せから選択される。
【0033】
一実施形態では、水性殺有害生物剤配合物が、添加剤を、本開示に従って生成される水性懸濁液に加えることによって調製され得る。一実施形態では、添加剤は、水、不凍液、粘度調整剤、消泡剤、殺菌剤、界面活性剤、及びこれらの組合せから選択される。
【0034】
一実施形態では、水を使用して、懸濁液濃縮物組成物を希釈して、本開示によって使用することができる噴霧混合物を提供する。本開示の噴霧混合物中の活性化合物の濃度は、特定の範囲内で変化され得る。一般に、活性化合物の濃度は、約0.0003~約5重量パーセントであり、一実施形態では、約0.003~約3重量パーセントであり、別の実施形態では、約0.01~約0.06重量パーセントである。
【0035】
いつでも施用される状態となっている水性噴霧混合物を調製するために、濃縮された配合物は、必要に応じて撹拌及び/又はポンピングしながら多量の水と混合し、配合物を水に均一に分布することができる。
【0036】
目的に適した通常の混合装置及び/又は噴霧機器を、本開示の噴霧混合物の調製及び施用のために用いることができる。
【0037】
一実施形態では、懸濁液濃縮物配合物は、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロラントラニリプロール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シアントラニリプロール、(3-ブロモ-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-N-[4-シアノ-2-メチル-6-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル]-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクラニリプロール(3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロ-2-ピリジニル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータシフルトリン、シハロジアミド、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルベンジアミド、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウフルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、及びN-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピジフルメトフェン、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ4-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロラントラニリプロール、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、テトラニリプロール、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス、昆虫病原性真菌、並びにこれらの組合せから選択されるさらなる殺有害生物性活性成分をさらに含む。
【0038】
本開示に従って生成される組成物は、殺虫剤、除草剤、バイオ殺有害生物剤、殺線虫剤、殺菌剤、及び殺真菌剤から選択される1種若しくは複数の有害生物防除剤を任意選択で含み得る。これらの有害生物防除剤(すなわち、殺虫剤、殺真菌剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、除草剤及び生物剤)についての一般の参考文献は、The Pesticide Manual, 13th Edition, C. D. S. Tomlin, Ed., British Crop Protection Council, Farnham, Surrey, U.K., 2003及びThe BioPesticide Manual, 2nd Edition, L. G. Copping, Ed., British Crop Protection Council, Farnham, Surrey, U.K., 2001を含む。
【0039】
殺虫剤の非限定的例には、アバメクチン、アセフェート、アセキノシル、アセタミプリド、アクリナトリン、アシノナピル、アフィドピロペン([(3S,4R,4aR,6S,6aS,12R,12aS,12bS)-3-[(シクロプロピルカルボニル)オキシ]-1,3,4,4a,5,6,6a,12,12a,12b-デカヒドロ-6,12-ジヒドロキシ-4,6a,12b-トリメチル-11-オキソ-9-(3-ピリジニル)-2H,11H-ナフト[2,1-b]ピラノ[3,4-e]ピラン-4-イル]メチルシクロプロパンカルボキシレート)、アミドフルメト、アミトラズ、アベルメクチン、アザジラクチン、アジンホスメチル、ベンフラカルブ、ベンスルタップ、ベンズピリモキサン、ビフェントリン、カッパ-ビフェントリン、ビフェナゼート、ビストリフルロン、ボレート、ブロフラニリド、ブプロフェジン、カズサホス、カルバリル、カルボフラン、カルタップ、カルゾール、クロルフェナピル、クロルフルアズロン、クロロプラレトリン、クロルピリホス、クロルピリホス-e、クロルピリホスメチル、クロマフェノジド、クロフェンテジン、クロロプラレトリン、クロチアニジン、シクロプロトリン、シクロキサプリド((5S,8R)-1-[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル]-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-9-ニトロ-5,8-エポキシ-1H-イミダゾ[1,2-a]アゼピン)、シエノピラフェン、シフルメトフェン、シフルトリン、ベータシフルトリン、シハロトリン、ガンマ-シハロトリン、ラムダ-シハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータ-シペルメトリン、シロマジン、デルタメトリン、ジアフェンチウロン、ダイアジノン、ジクロロメゾチアズ、ジエルドリン、ジフルベンズロン、ジメフルトリン、ジメヒポ、ジメトエート、ジンプロピリダズ、ジノテフラン、ジオフェノラン、エマメクチン、エマメクチン安息香酸塩、エンドスルファン、エスフェンバレレ-ト、エチプロール、エトフェンプロックス、イプシロン-メトフルトリン、エトキサゾール、フェンブタチンオキシド、フェニトロチオン、フェノチオカルブ、フェノキシカルブ、フェンプロパトリン、フェンバレレート、フィプロニル、フロメトキン(2-エチル-3,7-ジメチル-6-[4-(トリフルオロメトキシ)フェノキシ]-4-キノリニルメチルカーボネート)、フロニカミド、フルアザインドリジン、フルシトリネート、フルフェネリム、フルフェノクスロン、フルフェンオキシストロビン(メチル(αE)-2-[[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、フルエンスルホン(5-クロロ-2-[(3,4,4-トリフルオロ-3-ブテン-1-イル)スルホニル]チアゾール)、フルヘキサホン、フルオピラム、フルピプロル(1-[2,6-ジクロロ-4-(トリフルオロメチル)フェニル]-5-[(2-メチル-2-プロペン-1-イル)アミノ]-4-[(トリフルオロメチル)スルフィニル]-1H-ピラゾール-3-カルボニトリル)、フルピラジフロン(4-[[(6-クロロ-3-ピリジニル)メチル](2,2-ジフルオロエチル)アミノ]-2(5H)-フラノン)、フルピリミン、フルバリネート、タウフルバリネート、フルキサメタミド、フォノホス、ホルメタネート、ホスチアゼート、ガンマ-シハロトリン、ハロフェノジド、ヘプタフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2-ジメチル-3-[(1Z)-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン-1-イル]シクロプロパンカルボキシレート)、ヘキサフルムロン、ヘキシチアゾックス、ハイドラメチルノン、イミダクロプリド、インドキサカルブ、殺虫性セッケン、イソフェンホス、イソシクロセラム、カッパ-テフルトリン、ラムダ-シハロトリン、ルフェヌロン、マラチオン、メペルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル(1R,3S)-3-(2,2-ジクロロエテニル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、メタフルミゾン、メタアルデヒド、メタミドホス、メチダチオン、メチオカルブ、メソミル、メトプレン、メトキシクロール、メトフルトリン、メトキシフェノジド、イプシロン-メトフルトリン、イプシロン-モンフルオロトリン、モノクロトホス、モノフルオロトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル3-(2-シアノ-1-プロペン-1-イル)-2,2-ジメチルシクロプロパンカルボキシレート)、ニコチン、ニテンピラム、ニチアジン、ノバルロン、ノビフルムロン、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルチオ)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルフィニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1,1-ジメチル-2-(メチルスルホニル)エチル]-7-フルオロ-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-(1-メチルシクロプロピル)-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、N-[1-(ジフルオロメチル)シクロプロピル]-2-(3-ピリジニル)-2H-インダゾール-4-カルボキサミド、オキサミル、オキサゾスルフィル、パラチオン、パラチオンメチル、ペルメトリン、ホレート、ホサロン、ホスメト、ホスファミドン、ピリミカーブ、プロフェノホス、プロフルトリン、プロパルギット、プロトリフェンブテ、ピフルブミド(1,3,5-トリメチル-N-(2-メチル-1-オキソプロピル)-N-[3-(2-メチルプロピル)-4-[2,2,2-トリフルオロ-1-メトキシ-1-(トリフルオロメチル)エチル]フェニル]-1H-ピラゾール-4-カルボキサミド)、ピメトロジン、ピラフルプロール、ピレトリン、ピリダベン、ピリダリル、ピリフルキナゾン、ピリミノストロビン(メチル(αE)-2-[[[2-[(2,4-ジクロロフェニル)アミノ]-6-(トリフルオロメチル)-4-ピリミジニル]オキシ]メチル]-α-(メトキシメチレン)ベンゼンアセテート)、ピリプロール、ピリプロキシフェン、ロテノン、リアノジン、シラフルオフェン、スピネトラム、スピノサド、スピロジクロフェン、スピロメシフェン、スピロピジオン、スピロテトラマト、スルプロホス、スルホキサフロル(N-[メチルオキシド[1-[6-(トリフルオロメチル)-3-ピリジニル]エチル]-λ-スルファニリデン]シアナミド)、テブフェノジド、テブフェンピラド、テフルベンズロン、テフルトリン、カッパ-テフルトリン、テルブホス、テトラクロルビンホス、テトラメトリン、テトラメチルフルトリン([2,3,5,6-テトラフルオロ-4-(メトキシメチル)フェニル]メチル2,2,3,3-テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート)、チアクロプリド、チアメトキサム、チオジカルブ、チオスルタップ-ナトリウム、チオキサザフェン(3-フェニル-5-(2-チエニル)-1,2,4-オキサジアゾール)、トルフェンピラド、トラロメトリン、トリアザメエート、トリクロルホン、トリフルメゾピリム(2,4-ジオキソ-1-(5-ピリミジニルメチル)-3-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]-2H-ピリド[1,2-a]ピリミジニウム分子内塩)、トリフルムロン、チクロピラゾフロル、ゼータ-シペルメトリン、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)デルタ内毒素、昆虫病原菌、昆虫病原性ウイルス又は昆虫病原性真菌、及びこれらの組合せが含まれる。
【0040】
殺真菌剤の非限定的例には、殺真菌剤、例えば、アシベンゾラル-S-メチル、アルジモルフ、アメトクトラジン、アミノピリフェン、アミスルブロム、アリラジン、アザコナゾール、アゾキシストロビン、ベナラキシル(ベナラキシル-Mを含めた)、ベンダニル、ベノミル、ベンチアバリカルブ(ベンチアバリカルブ-イソプロピルを含めた)、ベンゾビンジフルピル、ベトキサジン、ビナプアクリル、ビフェニル、ビテルタノール、ビキサフェン、ブラストサイジン-S、ボスカリド、ブロムコナゾール、ブピリメート、ブチオベート、カルボキシン、カルプロパミド、カプタホール、キャプタン、カルベンダジム、クロロネブ、クロロタロニル、クロゾリネート、水酸化銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、コウモキシストロビン、シアゾファミド、シフルフェナミド、シモキサニル、シプロコナゾール、シプロジニル、ジクロベンチアゾクス、ジクロフルアニド、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジフェノコナゾール、ジフルメトリム、ジメチリモール、ジメトモルフ、ジモキシストロビン、ジニコナゾール(ジニコナゾールMを含めた)、ジノカップ、ジピメチトロン、ジチアノン、ジチオラン、ドデモルフ、ドジン、エコナゾール、エタコナゾール、エディフェンホス、エノクサストロビン(エネストロブリンとしてまた知られている)、エポキシコナゾール、エタボキサム、エチリモール、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェナミドン、フェナミンストロビン、フェナリモル、フェンブコナゾール、フェンフラム、フェンヘキサミド、フェノキサニル、フェンピクロニル、フェンピコキサミド、フェンプロピディン、フェンプロピモルフ、フェンピラザミン、フェンチン酢酸塩、フェンチンヒドロキシド、ファーバム、フェリムゾン、フロメトキン、フロリルピコキサミド、フルオピモミド、フルアジナム、フルジオキソニル、フルフェンオキシストロビン、フルインダピル、フルモルフ、フルオピコリド、フルオピラム、フルオキサピプロリン、フルオキサストロビン、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルスルファミド、フルチアニル、フルトラニル、フルトリアホール、フルキサピロキサド、ホルペット、フサライド(フタリドとしてまた知られている)、フベリダゾール、フララキシル、フラメトピル、ヘキサコナゾール、ヒメキサゾール、グアザチン、イマザリル、イミベンコナゾール、イミノクタジンアルベシル酸塩、イミノクタジン三酢酸塩、インピルフルキサム、ヨージカルブ、イプコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、イプフルフェノキン、イソフェタミド、イプロベンホス、イプロジオン、イプロバリカルブ、イソフルシプラム、イソプロチオラン、イソピラザム、イソチアニル、カスガマイシン、クレソキシムメチル、ランコトリオン、マンコゼブ、マンジプロパミド、マンデストロビン、マネブ、マパニピリン、メフェントリフルコナゾール、メプロニル、メプチルジノカップ、メタラキシル(メタラキシル-M/メフェノキサムを含めた)、メトコナゾール、メタスルホカルブ、メチラム、メトミノストロビン、メチルテトラプロール、メトラフェノン、ミクロブタニル、ナフチチン、ネオ-アソジン(メタンアルソン酸第二鉄)、ヌアリモール、オクチリノン、オフレース、オリサストロビン、オキサジキシル、オキサチアピプロリン、オキソリン酸、オキスポコナゾール、オキシカルボキシン、オキシテトラサイクリン、ペンコナゾール、ペンシクロン、ペンフルフェン、ペンチオピラド、ペルフルアゾレート、亜リン酸(その塩、例えば、ホセチル-アルミナムを含めた)、ピコキシストロビン、ピペラリン、ポリオキシン、プロベナゾール、プロクロラズ、プロシミドン、プロパモカルブ、プロピコナゾール、プロビネブ、プロキナジド、プロチオカルブ、プロチオコナゾール、ピジフルメトフェン(Adepidyn(登録商標))、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラプロポイン、ピラオキシストロビン、ピラジフルミド、ピラゾホス、ピリベンカルブ、ピリブタカルブ、ピリダクロメチル、ピリフェノックス、ピリオフェノン、ペリソクサゾール、ピリメタニル、ピリフェノックス、ピロールニトリン、ピロキロン、キンコナゾール、キンメチオネート、キノフメリン、キノキシフェン、キントゼン、シルチオファム、セダキサン、シメコナゾール、スピロキサミン、ストレプトマイシン、硫黄、テブコナゾール、テブフロキン、テレクロサラム、テクロフタラム、テクナゼン、テルビナフィン、テトラコナゾール、チアベンダゾール、チフルザミド、チオファネート、チオファネート-メチル、チラム、チアジニル、トルクロホスメチル、トルプロカルブ、トリフルアニド、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアリモル、トリアゾキシド、三塩基性硫酸銅、トリクロピリカルブ、トリデモルフ、トリフロキシストロビン、トリフルミゾール、トリモフラミドトリシクラゾール、トリフロキシストロビン、トリフォリン、トリチコナゾール、ウニコナゾール、バリダマイシン、バリフェナレート(バリフェナールとしてまた知られている)、ビンクロゾリン、ジネブ、ジラム、ゾキサミド、1-[4-[4-[5-(2,6-ジフルオロフェニル)-4,5-ジヒドロ-3-イソオキサゾリル]-2-チアゾリル]-1-ピペリジニル]-2-[5-メチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]エタノン、並びにこれらの組合せが含まれる。
【0041】
殺線虫剤の非限定的例には、フルオピラム、スピロテトラマト、チオジカルブ、ホスチアゼート、アバメクチン、イプロジオン、フルエンスルホン、二硫化ジメチル、チオキサザフェン、1,3-ジクロロプロペン(1,3-D)、メタム(ナトリウム及びカリウム)、ダゾメット、クロロピクリン、フェナミホス、エトプロホス、カズサフォス、テルブホス、イミシアホス、オキサミル、カルボフラン、チオキサザフェン、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、パスツリア・ニシザワエ(Pasteuria nishizawae)、並びにこれらの組合せが含まれる。殺菌剤の非限定的例は、ストレプトマイシンである。殺ダニ剤の非限定的例には、アミトラズ、チノメチオナート、クロロベンジレート、シヘキサチン、ジコホール、ジエノクロール、エトキサゾール、フェナザキン、フェンブタチンオキシド、フェンプロパトリン、フェンピロキシメート、ヘキシチアゾックス、プロパルギット、ピリダベン、テブフェンピラド、並びにこれらの組合せが含まれる。
【0042】
植食性昆虫
植食性昆虫は、植物を餌にすることによって、例えば、茎葉、茎、葉、果物若しくは種子の組織を摂食することによって、又は植物の維管束液を吸うことによって、植物に対して傷害をもたらす無脊椎有害生物を指す。葉を餌とする昆虫は、外部(表面寄生性)であり得るか、又はそれらは、時には特定の細胞型に特化して組織に穴を開け得る。半翅類(Hemiptera)、総翅類(Thysanoptera)、直翅類(Orthoptera)、鱗翅類(Lepidoptera)、甲虫類(Coleoptera)、異翅類(Heteroptera)、膜翅類(Hymenoptera)、及び双翅類(Diptera)を含めた昆虫目の大部分において植食性昆虫種が存在する。
【0043】
農学的又は非農学的無脊椎有害生物の例としては、ヤガ科のアワヨトウ、ヨトウムシ、シャクトリムシ、及びタバコガ(例えば、ピンクステムボーラー(セサミア・インフェレンス(Sesamia inferens)Walker)、コーンスタークボーラー(セサミア・ノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides)Lefebvre)、ヨトウガ(スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)Cramer)、ツマジロクサヨトウ(スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith)、シロイチモンジョトウ(スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner)、コットンリーフワーム(スポドプテラ・リトラリス(Spodoptera littoralis)Boisduval)、イエローストリップトアーミーワーム(スポドプテラ・オルニトガーリ(Spodoptera ornithogalli)Guenee)、タマナヤガ(アグロチス・イプシロン(Agrotis ipsilon)Hufnagel)、ムクナいも虫(アンチカルシア・ゲムマタリス(Anticarsia gemmatalis)Huebner)、グリーンフルーツワーム(リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)Walker)、ヨトウガ(バラトラ・ブラシカエ(Barathra brassicae)Linnaeus)、ダイズシャクトリムシ(プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)Walker)、キャベツシャクトリムシ(トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner)、ニセアメリカタバコガ(ヘリオチス・ビレセンス(Heliothis virescens)Fabricius))などの、鱗翅目の卵、幼虫及び成虫;メイガ科からのボーラー(穴を開ける虫)、ケースベアラー(繭を作る昆虫)、ウェブワーム(食葉にクモの巣のような巣を作る蝶や蛾の幼虫)、コーンワーム(コーン毛虫)、キャベッジワーム(アオムシ)及びスケレトナイザー(葉を食い荒らす虫)(例えば、ヨーロッパコーンボーラー(オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)Huebner)、ネーブルオレンジワーム(アミエロイス・トランシテラ(Amyelois transitella)Walker)、コーンルートウェブワーム(クランブス・カリギノセルス(Crambus caliginosellus)Clemens)、芝蠕虫(ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker)、シュガーケーンステムボーラー(チロ・インフスカテルラス(Chilo infuscatellus)Snellen)、トマトスモールボーラー(ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)Guenee)、グリーンリーフホルダー(クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrocis medinalis))、グレープリーフホルダー(デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)Huebner)、メロンワーム(ディアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)Stoll)、キャベッジセンターグラブ(ヘルアラ・ヒダラリス(Helluala hydralis)Guenee)、イエローステムボーラー(スシルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)Walker)、アーリーシュートボーラー(スシルポファガ・インフスカテラス(Scirpophaga infuscatellus)Snellen)、ホワイトステムボーラー(スシルポファガ・インノタタ(Scirpophaga innotata)Walker)、トップシュートボーラー(スシルポファガ・ニベラ(Scirpophaga nivella)Fabricius)、暗頭ダークヘッドのライスボーラー(チロ・ポリクリスス(Chilo polychrysus)Meyrick)、ストライプドライスボーラー(チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker)、キャベツクラスターいも虫(クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)English)などのソッドウェブワーム(メイガ科:蠕ツトガ科(Crambinae)));
ハマキガ科のリーフローラー、ブッドワーム(植物の芽を貪り食う毛虫)、シードワーム、及びフルーツワーム(例えば、コドリンガ(シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus)、グレープベリー蛾(エンドピザ・ビテアナ(Endopiza viteana)Clemens)、ナシノヒメシンクイ(グラホリタ・モレスタ(Grapholita molesta)Busck)、ミカンニセコドリンガ(クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)Meyrick)、シトラスボーラー(エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)Lima)、赤色縞リーフローラー(アルギロテニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)Walker)、斜め縞リーフローラー(コリストネウラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)Harris)、薄茶リンゴ蛾(エピフィアス・ポスティフィッタナ(Epiphyas postvittana)Walker)、ヨーロッパグレープベリー蛾(エウポエシリア・アムビグエラ(Eupoecilia ambiguella)Huebner)、リンゴ芽蛾(パンデミス・ピルサナ(Pandemis pyrusana)Kearfott)、雑食性リーフローラー(プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)Walsingham)、縞のある果樹ハマキガ(パンデミス・セラサナ(Pandemis cerasana)Huebner)、リンゴ茶色ハマキガ(パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)Denis & Schiffermueller));並びに多くの他の経済的に重要な鱗翅目(例えば、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus)、ワタアカミムシガの幼虫(ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders)、マイマイガ(リマントリア・ジスパー(Lymantria dispar)Linnaeus)、モモ果実ボーラー(カルポシナ・ニポネンシス(Carposina niponensis)Walsingham)、モモ小枝ボーラー(アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)Zeller)、ジャガイモキバガの幼虫(フトリマエア・オペルキュレラ(Phthorimaea operculella)Zeller)、スポテッドテニフォームリーフマイナー(リトコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis blancardella)Fabricius)、アジアリンゴハモグリバエ(リソコレティス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)Matsumura)、ライスリーフフォルダー(レロデア・エウファラ(Lerodea eufala)Edwards)、リンゴハモグリバエ(ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)Zeller));チャバネゴキブリ科及びゴキブリ科からのゴキブリ(例えば、トウヨウゴキブリ(ブラッタ・オリエンタリス(Blatta orientalis)Linnaeus)、アジアゴキブリ(ブラッテラ・アサヒナイ(Blatella asahinai)Mizukubo)、チャバネゴキブリ(ブラッテラ・ゲルマニカ(Blattella germanica)Linnaeus)、褐色縞ゴキブリ(スペラ・ロンギパルパ(Supella longipalpa)Fabricius)、ワモンゴキブリ(ペリプラネタ・アメリカナ(Periplaneta americana)Linnaeus)、トビイロゴキブリ(ペリプラネタ・ブルネア(Periplaneta brunnea)Burmeister)、マデイラゴキブリ(ロイコファエア・マデラエ(Leucophaea maderae)Fabricius))、くすんだ茶色のゴキブリ(ペリプラネタ・フリギノサ(Periplaneta fuliginosa)Service)、オーストラリアゴキブリ(ペリプラネタ・オーストララシアエ(Periplaneta australasiae)Fabr.)、ロブスターコックローチ(ナウホエタ・シネレア(Nauphoeta cinerea)Olivier)及びスムースコッローチ(シムプロセ・パレンス(Symploce pallens)Stephens))を含むゴキブリ目の卵、若虫及び成虫;ヒゲナガゾウムシ科、マメゾウムシ科、及びゾウムシ科からのゾウムシ(例えば、ワタミゾウムシ(アントノムス・グランディス(Anthonomus grandis)Boheman)、イネミズゾウムシ(リソルホプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)Kuschel)、穀物倉ゾウムシ(シトフィラス・グラナリウス(Sitophilus granarius)Linnaeus)、穀象虫(シトフィラス・オリザエ(Sitophilus oryzae)Linnaeus))、スズメノカラビラゾウムシ(リストロノツス・マキュリコリス(Listronotus maculicollis)Dietz)、ブルーグラスゾウムシ(スフェノフォルス・パルウルス(Sphenophorus parvulus)Gyllenhal)、シバオサゾウムシ(スフェノフォルス・ベナタス・ベスチタス(Sphenophorus venatus vestitus))、デンバービルバグ(スフェノフォルス・シカトリストリツス(Sphenophorus cicatristriatus Fahraeus))を含む甲虫目の卵、葉面摂食、果実摂食、根摂食、種子摂食及び小胞状組織摂食幼虫並びに成虫;
ハムシ科のミノハムシ、キューカンバービートル、根切り虫、ハムシ、ポテトビートル、及びハモグリバエ(例えば、コロラドハムシ(レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say)、ウェスタンコーンルートワーム(ジアブロチカ・ビルギフェラ(Diabrotica virgifera)LeConte));コガネムシ科からのコガネムシ及び他のカブトムシ(例えば、マメコガネ(ポリリア・ヤポニカ(Popillia japonica)Newman)、セマダラコガネ(アノマラ・オリエンタリス(Anomala orientalis)Waterhouse、エクソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)(Waterhouse)Baraud)、北部コガネカブト(シクロセファラ・ボレアリス(Cyclocephala borealis)Arrow)、南部コガネカブト(シクロセファラ・イマキュラタ(Cyclocephala immaculata)Olivier又はC.ルリダ(C.lurida)Bland)、フンコロガシ及び地虫(コガネムシ種)、クソコガネの一種(アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)Haldeman)、緑がかったコフキコガネ(コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)Linnaeus)、アカビロウドコガネ(マラデラ・カスタネア(Maladera castanea)Arrow)、メイ/ジューンビートル(フィロファガ種(Phyllophaga spp.))並びにヨーロッパコガネムシ(リゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)Razoumowsky));カツオブシムシ科からのカツオブシムシ;コメツキムシ科からのコメツキムシの幼虫;キクイムシ科からのキクイムシ並びにゴミムシダマシ科からのコクヌストモドキが挙げられる。
【0044】
さらに、農学的及び非農学的有害生物には、クギヌキハサミムシ科からのハサミムシ(例えば、ヨーロッパハサミムシ(フォルフィキュラ・オーリキュラリア(Forficula auricularia)Linnaeus)、クロハサミムシ(チェリソチェス・モリオ(Chelisoches morio)Fabricius))を含む革翅目の卵、成虫及び幼虫;カスミカメムシ科からのカスミカメムシ、セミ科からのセミ、オオヨコバイ科からのヨコバイ(例えば、エムポアスカ種(Empoasca spp.))、トコジラミ科からのポテトリーフホッパー、トコジラミ(例えば、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus)、ビワハゴロモ上科及びウンカ科からのウンカ、ツノゼミ科からのツノゼミ、キジラミ科からのキジラミ、コナジラミ科からのコナジラミ、アブラムシ科からのアブラムシ、ネアブラムシ科からのネアブラムシ属昆虫、コナカイガラムシ科からのコナカイガラムシ、カタカイガラムシ科、マルカイガラムシ科及びワタフキカイガラムシ科からのカイガラムシ、グンバイムシ科からのグンバイムシ、カメムシ科からのカメムシ、ナガカメムシ科からのアメリカコバネナガカメムシ(例えば、毛深いアメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・ロイコプテルス・ヒルツス(Blissus leucopterus hirtus)Montandon)及び南部アメリカコバネナガカメムシ(ブリサス・インスラリス(Blissus insularis)Barber))並びにナガカメムシ科からの他の種子害虫、アワフキムシ科からのアワフキムシ、ヘリカメムシ科からのヘリカメムシ、並びにホシカメムシ科からのツツガムシの幼虫及びコットンステイナーなどの半翅目及びヨゴバイ亜目の卵、未熟虫、成虫及び幼虫が含まれる。
【0045】
農学的及び非農学的有害生物にはまた、ハダニ科のクモダニ及びアカダニ(例えば、リンゴハダニ(パノニカス・ウルミ(Panonychus ulmi)Koch)、ナミハダニ(テトラニクス・ウルチカエ(Tetranychus urticae)Koch)、McDanielダニ(テトラニクス・マクダニエリ(Tetranychus mcdanieli)McGregor))などのダニ目(ダニ)の卵、幼虫、若虫及び成虫;ヒメハダニ科のフラットマイト(例えば、シトラスフラットマイト(ブレビパルパス・ルイシ(Brevipalpus lewisi)McGregor));フシダニ科のサビダニ及び芽ダニ並びに他の葉面摂食ダニ、及びヒト及び動物の健康に重要なダニ、すなわち、ヒョウヒダニ科のイエダニ、ニキビダニ科のニキビダニ、ニクダニ科のコナダニ;カタダニとして一般に知られる、マダニ科のマダニ(例えば、シカダニ(イクソデス・スカプラリス(Ixodes scapularis)Say)、オーストラリアまひダニ(イクソデス・ホロシクラス(Ixodes holocyclus)Neumann)、アメリカイヌダニ(デルマセンター・バリアビリス(Dermacentor variabilis)Say)、ローンスターチック(アンブリオマ・アメリカナム(Amblyomma americanum)Linnaeus))及び軟ダニとして一般に知られる、ヒメダニ科のマダニ(例えば、回帰熱マダニ(オルニトドロス・ツリカタ(Ornithodoros turicata)、一般家禽マダニ(アルガス・ラジアツス(Argas radiatus));キュウセンダニ、シラミダニ、及びヒゼンダニ科のヒゼンダニ及び疥癬虫;グラスホッパー、バッタ及びコオロギ(例えば、移住性グラスホッパー(例えば、メラノプラス・サングイニペス(Melanoplus sanguinipes)Fabricius、M.ディファレンシャリス(M. differentialis)Thomas)、アメリカグラスホッパー(例えば、シストセルカ・アメリカーナ(Schistocerca americana)Drury)、砂漠バッタ(シストセルカ・グレガリア(Schistocerca gregaria)Forskal)、トノサマバッタ(ロクスタ・ミグラトリア(Locusta migratoria)Linnaeus)、ブッシュローカスト(ゾノセラス種(Zonocerus spp.)、イエコオロギ(アセタ・ドメスチクス(Acheta domesticus)Linnaeus)、ケラ(例えば、黄褐色ケラ(スカプテリスクス・ビシナス(Scapteriscus vicinus)Scudder)及び南部ケラ(スカプテリスクス・ボレリイ(Scapteriscus borellii)Giglio-Tos))を含む直翅目の卵、成虫及び若虫;ハモグリバエ(例えば、マメ野菜ハモグリバエ(リリオミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)Blanchard)などのリリオミザ属種(Liriomyza spp.))、小昆虫、ミバエ(ミバエ科)、フリットフライ(例えば、オスシネラ・フリット(Oscinella frit)Linnaeus)、ソイルマゴット、イエバエ(例えば、ムスカ・ドメスチカ(Musca domestica)Linnaeus)、小イエバエ(例えば、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)Linnaeus、F.フェモラリス(F.femoralis)Stein)、サシバエ(例えば、ストモキシズ・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)Linnaeus)、フェースフライ、ノサシバエ、クロバエ(例えば、クリソミア種(Chrysomya spp.)、ホルミア種(Phormia spp.))、及び他のキンバエ有害生物、ウマバエ(例えば、タバヌス種(Tabanus spp.)、ウマバエの幼虫(例えば、ガストロフィルス種(Gastrophilus spp.)、オエストルス種(Oestrus spp.)、ウシバエ(例えば、ハイポデルマ種(Hypoderma spp.))、メクラアブ(例えば、クリソップス種(Chrysops spp.))、ヒツジシラミバエ(例えば、メロファグス・オビヌス(Melophagus ovinus)Linnaeus)及び他の短角類、蚊(例えば、アエデス種(Aedes spp.)、アノフェレス種(Anopheles spp.)、クレックス種(Culex spp.)、ブヨ(例えば、プロシムリウム種(Prosimulium spp.))、シムリウム種(Simulium spp.))、ヌカカ、サンドフライ、クロバネキノコバエ類、並びに他の長角亜目を含む双翅目の卵、成虫及び若虫;ネギアザミウマ(トリプス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman)、ヒラズハナアザミウマ(フランクリニエラ種(Frankliniella spp.))、及び他の葉面摂食アザミウマを含む総翅目の卵、成虫及び若虫;フロリダオオアリ(カムポノツス・フロリダヌス(Camponotus floridanus)Buckley)、アカオオアリ(カムポノツス・フェルギネウス(Camponotus ferrugineus)Fabricius)、クロオオアリ(カムポノツス・ペンシルバニクス(Camponotus pennsylvanicus)De Geer)、シロアシアリ(テクノミルメックス・アルビペス(Technomyrmex albipes)fr. Smith)、オオアタマアリ(フェイドール種(Pheidole sp.))、ゴーストアント(タピノマ・メラノセファルム(Tapinoma melanocephalum)Fabricius);ファラオ(Pharaoh)アリ(モノモリウム・ファラオニス(Monomorium pharaonis)Linnaeus)、チビヒアリ(ワスマニア・アウロプンクタータ(Wasmannia auropunctata)Roger)、カミアリ(ソレノプシス・ゲミナタ(Solenopsis geminata)Fabricius)、ヒアリ(ソレノプシス・インビクタ(Solenopsis invicta)Buren)、アルゼンチンアリ(イリドミルメックス・フミリス(Iridomyrmex humilis)Mayr)、クレイジー・アント(パラトレキナ・ロンギコルニス(Paratrechina longicornis)Latreille)、ペイブメントアント(テトラモリウム・カエスピツム(Tetramorium caespitum)Linnaeus)、トウモロコシ畑蟻(ラシウス・アリエヌス(Lasius alienus)Foerster)及び臭いのあるイエアリ(タピノマ・セシル(Tapinoma sessile)Say)を含むアリ類科のアリを含む膜翅目の害虫が含まれる。ハナバチ(クマバチを含む)、スズメバチ、イエロー・ジャケット、カリバチ、及びハバチ(ネオジプリオン(Neodiprion)種;セフス(Cephus)種) を含む他の膜翅目;シロアリ科(例えば、マクロテルメス属種(Macrotermes sp.)、オドントテルメス・オベサス(Odontotermes obesus)Rambur)、レイビシロアリ科(例えば、クリプトテルメス属種(Cryptotermes sp.)、及びミゾガシラシロアリ科(例えば、レチクリテルミス種(Reticulitermes sp.)、コプトテルメス種(Coptotermes sp.)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)Hagen)科のシロアリ、東部地下シロアリ(レチクリテルメス・フラビペス(Reticulitermes flavipes)Kollar)、西部地下シロアリ(レチクリテルメス・ヘスペルス(Reticulitermes hesperus)Banks)、イエシロアリ(コプトテルメス・ホルモサヌス(Coptotermes formosanus)Shiraki)、ウエストインディアンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・イミグランス(Incisitermes immigrans)Snyder)、パウダーポストシロアリ(クリプトテルメス・ブレビス(Cryptotermes brevis)Walker)、ドライウッドシロアリ(インシシテルメス・スナイデリ(Incisitermes snyderi)Light)、南東部地下シロアリ(レチクリテルメス・バージニカス(Reticulitermes virginicus)Banks)、ウェスタンドライウッドシロアリ(インシシテルメス・ミノル(Incisitermes minor)Hagen)、ナスティテルメス属種(Nasutitermes sp.)などの樹上シロアリ並びに経済的に重要な他のシロアリを含む他の等翅目の害虫;セイヨウシミ(レピスマ・サッカリナ(Lepisma saccharina)Linnaeus)及びマダラシミ(テルモビア・ドメスチカ(Thermobia domestica)Packard)などのシミ目の害虫;食毛目の、そしてアタマジラミ(ペジクルス・フマヌス・カピチス(Pediculus humanus capitis)De Geer)、ヒトジラミ(ペジクルス・フマヌス(Pediculus humanus)Linnaeus)、ニワトリジラミ(メナカンタス・ストラミネウス(Menacanthus stramineus)Nitszch)、犬刺咬シラミ(トリコデクテス・カニス(Trichodectes canis)De Geer)、綿毛状シラミ(ゴニオコテス・ガリナエ(Goniocotes gallinae)De Geer)、ヒツジジラミ(ボビコラ・オビス(Bovicola ovis)Schrank)、ウシジラミ(ヘマトピナス・ユーリステルナス(Haematopinus eurysternus)Nitzsch)、ハナナガウシジラミ(リノグナツス・ビツリ(Linognathus vituli)Linnaeus)並びにヒト及び動物を攻撃する他の吸血及び刺咬寄生性シラミを含む害虫;オリエンタルラットノミ(キセノプシラ・チェオピス(Xenopsylla cheopis)Rothschild)、ネコノミ(シテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)Bouche)、イヌノミ(シテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)Curtis)、ニワトリノミ(セラトフィラス・ガリナエ(Ceratophyllus gallinae)Schrank)、吸着蚤(エキドノファガ・ガリナセア(Echidnophaga gallinacea)Westwood)、ヒトノミ(プレックス・イリタンス(Pulex irritans)Linnaeus)並びに哺乳類及び鳥類に影響を及ぼす他のノミを含むノミ目の害虫。カバーされる追加の節足動物有害生物には、ドクイトグモ(ロクソスセレス・レクルーサ(Loxosceles reclusa)Gertsch & Mulaik)及びクロゴケグモ(ラトロデクツス・マクタンス(Latrodectus mactans)Fabricius)などの真正クモ目のクモ、並びにゲジゲジ(スクチゲラ・コレオプトラタ(Scutigera coleoptrata)Linnaeus)などのゲジ目のムカデ類が含まれる。
【0046】
貯蔵穀物の無脊椎有害生物の例としては、ナガシンクイムシ(プロステファヌス・トルンカツス(Prostephanus truncatus))、コナガシンクイムシ(リゾペルタ・ドミニカ(Rhyzopertha dominica))、穀象虫(スチオフィラス・オリザエ(Stiophilus oryzae))、コクゾウムシ(スチオフィラス・ジーマイス(Stiophilus zeamais))、ササゲゾウムシ(カロソブルーカス・マキュラタス(Callosobruchus maculatus))、コクヌストモドキ(トリボリウム・カスタネウム(Tribolium castaneum))、穀物倉ゾウムシ(スチオフィラス・グラナリウス(Stiophilus granarius))、ノシメマダラメイガ(プロディア・インタープンクテラ(Plodia interpunctella))、地中海コクヌストモドキ(エフェスチア・クーニエラ(Ephestia kuhniella))及びカクムネヒラタムシ又はコクゾウムシ(rusty grain beetle)(クリプトレスティス・フェルギネウス(Cryptolestis ferrugineus)が挙げられる。
【0047】
本開示に従って生成される組成物は、経済的に重要な農業有害生物(すなわち、メロイドギネ属(Meloidogyne)の根瘤線形動物、プラチレンクス属(Pratylenchus)のネグサレセンチュウ(lesion nematodes)、トリコドルス属(Trichodorus)のユミハリセンチュウ(stubby root nematodes)など)並びに動物及びヒト健康有害生物(すなわち、馬における普通円虫(Strongylus vulgaris)、犬におけるイヌ回虫(Toxocara canis)、羊における捻転胃虫(Haemonchus contortus)、犬における犬糸状虫(Dirofilaria immitis Leidy)、馬における寄生蠕虫類(Anoplocephala perfoliata)、反すう動物における肝テツ(Fasciola hepatica Linnaeus)などの、全ての経済的に重要な吸虫、条虫、及び回虫など)などの、しかしそれらに限定されない円虫目、カイチュウ目、蟯虫、桿線虫目、旋尾線虫目、及びエノプルス目の商業的に重要なメンバーを含む線虫綱、条虫綱、吸虫綱、及びこう頭虫鋼のメンバーへの活性を有する可能性がある。
【0048】
本開示に従って生成される組成物は、鱗翅目の有害生物(例えば、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)Huebner(コットンリーフワーム)、アルキプス・アルギロスピラ(Archips argyrospila)Walker(フルーツツリーリーフローラー)、A.ロサナ(A.rosan)Linnaeus(ヨーロッパリーフローラー)及び他のアルキプス種、チロ・スプレッサリス(Chilo suppressalis)Walker(ライスステムボーラー)、クナファロクロシス・メジナリス(Cnaphalocrosis medinalis)Guenee(ライスリーフローラー)、クランブス・カリギノセルラス(Crambus caliginosellus)Clemens(コーンルートウェブワーム)、クランブス・テテレルス(Crambus teterrellus)Zincken(ブルーグラスウェブワーム)、シディア・ポモネラ(Cydia pomonella)Linnaeus(コドリンガ)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)Boisduval(スパイニーボウルワーム)、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)Fabricius(スポテッドボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・アルミゲラ(Helicoverpa armigera)Huebner(アメリカボウルワーム)、ヘリコヴェルパ・ゼア(Helicoverpa zea)Boddie(アメリカタバコガの幼虫)、ヘリオティス・ビレスセンス(Heliothis virescens)Fabricius(ニセアメリカタバコガ)、ヘルペトグランマ・リカルシサリス(Herpetogramma licarsisalis)Walker(ソッドウェブワーム)、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)Denis & Schiffermueller(グレープベリー蛾)、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)Saunders(ワタアカミムシガの幼虫)、フィロクニスティス・シトレラ(Phyllocnistis citrella)Stainton(ミカンハモグリバエ)、ピエリス・ブラシカエ(Pieris brassicae)Linnaeus(ラージホワイトバタフライ)、ピエリス・ラパエ(Pieris rapae)Linnaeus(スモールホワイトバタフライ)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)Linnaeus(コナガ)、スポドプテラ・エグジグア(Spodoptera exigua)Huebner(シロイチモンジョトウ)、スポドプテラ・リツラ(Spodoptera litura)Fabricius(ハスモンヨトウ、クラスターいも虫)、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)J.E.Smith(ツマジロクサヨトウ)、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)Huebner(キャベツシャクトリムシ)及びツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)Meyrick(トマトハモグリバエ))に対して活性を有する可能性がある。
【0049】
本開示に従って生成される組成物は、アシルトシホン・ピスム(Acyrthosiphon pisum)Harris(エンドウピゲナガアブラムシ)、アフィス・クラシボラ(Aphis craccivora)Koch(ササゲアブラムシ)、アフィス・ファバエ(Aphis fabae)Scopoli(黒豆アブラムシ)、アフィス・ゴシッピー(Aphis gossypii)Glover(ワタアブラムシ、メロンアブラムシ)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)De Geer(リンゴアブラムシ)、アフィス・スピラエコラ(Aphis spiraecola)Patch(スピレアエイフィッド)、アウラコルサム・ソラニ(Aulacorthum solani)Kaltenbach(フォックスグローブエイフィッド)、カエトシホン・フラガエホリイ(Chaetosiphon fragaefolii)Cockerell(イチゴアブラムシ)、ジウラフィス・ノキシア(Diuraphis noxia)Kurdjumov/Mordvilko(ロシアコムギアブラムシ)、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)Paaserini(バラ色リンゴアブラムシ)、エリオソマ・ラニゲラム(Eriosoma lanigerum)Hausmann(リンゴワタムシ)、ハイアロプテラス・プルニ(Hyalopterus pruni)Geoffroy(ミーリープラムエイフィッド)、リパフィス・エリシミ(Lipaphis erysimi)Kaltenbach(ニセダイコンアブラムシ)、メトポロフィウム・ジルホズム(Metopolophium dirrhodum)Walker(穀物アブラムシ)、マクロシフム・エウホルビアエ(Macrosiphum euphorbiae)Thomas(ジャガイモアブラムシ)、ミズス・ペルシカエ(Myzus persicae)Sulzer(ピーチ-ポテトエイフィッド、モモアカアブラムシ)、ナソノビア・リビスニグリ(Nasonovia ribisnigri)Mosley(レタスアブラムシ)、天疱瘡種(Pemphigus spp.)(根アブラムシ及びこぶアブラムシ)、ロパロシフム・マイジス(Rhopalosiphum maidis)Fitch(トウモロコシアブラムシ)、ロパロシフム・パジ(Rhopalosiphum padi)Linnaeus(バードチェリー-オートエイフィッド)、シザフィス・グラミナム(Schizaphis graminum)Rondani(ムギミドリアブラムシ)、シトビオン・アベナエ(Sitobion avenae)Fabricius(イングリッシュグレインアフィド)、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)Buckton(スポテッドアルファルファエイフィッド)、トキソプテラ・オーランチイ(Toxoptera aurantii)Boyer de Fonscolombe(黒ミカンアブラムシ)、及びトキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)Kirkaldy(茶ミカンアブラムシ);アデルゲス属(Adelges)種(カサアブラムシ);フィロキセラ・デバスタトリクス(Phylloxera devastatrix)Pergande(ペカンフィロキセラ);ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)Gennadius(タバココナジラミ、ワタコナジラミ)、ベミシア・アルゲンチフォリ(Bemisia argentifolii)Bellows & Perring(シルバーリーフコナジラミ)、ディアレウロデス・シトリ(Dialeurodes citri)Ashmead(ミカンコナジラミ)及びトリアロイロデス・バポラリオラム(Trialeurodes vaporariorum)Westwood(オンシツコナジラミ);エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)Harris(ポテトリーフホッパー)、ラオデルファックス・ストリアテルス(Laodelphax striatellus)Fallen(スモーラーブラウンプラントホッパー)、マクロレステス・クアドリリネアツス(Macrolestes quadrilineatus)Forbes(アスターリーフホッパー)、ネフォテティクス・シンチセプス(Nephotettix cinticeps)Uhler(グリーンリーフホッパー)、ネフォテティクス・ニグロピクツス(Nephotettix nigropictus)Stal(ライスリーフホッパー)、ニラパルバタ・ルゲンス(Nilaparvata lugens)Stal(トビイロウンカ)、ペレグリヌス・マイディス(Peregrinus maidis)Ashmead(コーンプラントホッパー)、ソガテラ・フルシフェラ(Sogatella furcifera)Horvath(ホワイトバックドプラントホッパー)、ソガトデス・オリジコラ(Sogatodes orizicola)Muir(ライスデルファシッド)、ティフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)McAtee(ホワイトアップルリーフホッパー)、エリスロネオウラ属(Erythroneoura)種(グレープリーフホッパー);マギシダダ・セプテンデシム(Magicidada septendecim)Linnaeus(周期ゼミ);イセルヤ・プルチャシ(Icerya purchasi)Maskell(ワタフキカイガラムシ)、クアドラスピディオツス・ペルニシオサス(Quadraspidiotus perniciosus)Comstock(サンホセカイガラムシ);プラノコッカス・シトリ(Planococcus citri)Risso(ミカンコナカイガラムシ);シュードコッカス属(Pseudococcus)種(他のコナカイガラムシ複合体);カコプシラ・ピリコラ(Cacopsylla pyricola)Foerster(ホタホシナシキジラミ)、トリオザ・ジオスピリ(Trioza diospyri)Ashmead(柿キジラミ)を含む同翅目からのメンバーへの著しい活性を有し得る。
【0050】
本開示に従って生成される組成物はまた、アクロステルナム・ヒラレ(Acrosternum hilare)Say(ミナミアオカメムシ)、アナサ・トリスチス(Anasa tristis)De Geer(スカッシュ・バグ)、ブリサス・ロイコプテラス(Blissus leucopterus)Say(アメリカコバネナガカメムシ)、シメックス・レクチュラリウス(Cimex lectularius)Linnaeus(トコジラミ)、コリツカ・ゴシッピー(Corythuca gossypii)Fabricius(コットンレースバグ)、シルトペルチス・モデスタ(Cyrtopeltis modesta)Distant(トマトバグ)、ディスデルカス・スツレルス(Dysdercus suturellus)Herrich-Schaeffer(コットンステイナー)、オイチスタス・セルバス(Euchistus servus)Say(ブラウンスティンクバグ)、オイチスタス・バリオラリウス(Euchistus variolarius)Palisot de Beauvois(ワンスポッテッドスティンクバグ)、ヒメマダラカメムシ(Graptosthetus)種(シードバグの複合体)、ハリモルファ・ハリス(Halymorpha halys)Stal(褐色大理石様スティンクバグ)、レプトグロッスス・コルクルス(Leptoglossus corculus)Say(リーフフーティッドパインシードバグ)、リグス・リネオラリス(Lygus lineolaris)Palisot de Beauvois(ミドリメクラガメ)、ネザラ・ビリデュラ(Nezara viridula)Linnaeus(サザーングリーンスティンクバグ)、オエバラス・プグナクス(Oebalus pugnax)Fabricius(ライススティンクバグ)、オンコペルタス・ファシアタス(Oncopeltus fasciatus)Dallas(ラージミルクウィードバグ)、シューダトモスセリス・セリアツス(Pseudatomoscelis seriatus)Reuter(コットンフリーホッパー)を含む半翅目からのメンバーへの活性を有し得る。本開示の化合物によって駆除される他の昆虫目には、総翅目(例えば、フランクリニエラ・オクシデンタリス(Frankliniella occidentalis)Pergande)(ミカンキイロアザミウマ)、シルトトリップス・シトリ(Scirthothrips citri)Moulton(ミカンアザミウマ)、セリコスリップス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)Beach(大豆アザミウマ)、及びスリップス・タバシ(Thrips tabaci)Lindeman(ネギアザミウマ);並びに甲虫目(例えば、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)Say(コロラドハムシ)、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)Mulsant(インゲンテントウ)及びアグリオテス(Agriotes)属、アトウス(Athous)属又はリモニウス(Limonius)属のハリガネムシ)が含まれる。
【0051】
いくつかの態様において、本開示に従って生成される組成物は、ミカンキイロアザミウマ(フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示に従って生成される組成物は、ポテトリーフホッパー(エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示に従って生成される組成物は、ワタアブラムシ(アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示に従って生成される組成物は、コナガ(プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella L.))を防除するのに有用である。いくつかの態様において、本開示に従って生成される組成物は、シルバーリーフコナジラミ(シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii Bellows & Perring))を防除するのに有用である。
【0052】
本開示のシアントラニリプロールの態様において、本開示に従って生成される組成物は、甲虫類(Coleoptera)、ハムシ科(Chrysomelidae)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata)ビーンリーフビートル、テンサイトビハムシ(Chaetocnema concinna)テンサイトビハムシ、エピラクナ・バリベスチス(Epilachna varivestis)インゲンテントウ、エピトリキス・ククメリス(Epitrix cucumeris)ポテトトビハムシ、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、オウレマ・メラノプス(Oulema melanopus)シリアルリーフビートル、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コイトリンクス・ナピ(Ceutorhynchus napi)キャベツステムゾウムシ、コイトリンクス・クアドリデンス(Ceutorhynchus quadridens)キャベツ薹シギゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、ヒペラ・ブルネイペンニス(Hypera bruneipennis)エジプトアルファルファゾウムシ、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)アルファルファゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、ケシキスイムシ科(Nitidulidae)、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、ウジ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、双翅類(Diptera)、ハモグリバエ科(Agromyzidae)、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ハナバエ科(Anthomyiidae)、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、イエバエ科(Muscidae)、アテリゴナ・オリザ(Atherigona oryzae)ライス実生ハエ、ハネオレバエ科(Psilidae)、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミバエ科(Tephritidae)、アナストレファ・フラテルクルス(Anastrepha fraterculus)サウスアメリカショウジョウバエ、アナストレファ・ルデンス(Anastrepha ludens)メキシコショウジョウバエ、アナステルファ・ストリアタ(Anasterpha striata)グアバショウジョウバエ、バクトロセラ・ククルビタ(Bactrocera cucurbitae)メロンハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、ラゴレチス・セラシ(Rhagoletis cerasi)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・シングラタ(Rhagoletis cingulata)サクランボショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、
半翅類(Hemiptera)、コナジラミ科(Aleyrodidae)、アレイロデス・プロレテラ(Aleyrodes proletella)キャベツコナジラミ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)シトラスコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、アブラムシ科(Aphididae)、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)ダイズアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ナスツルチイ(Aphis nasturtii)クロウメモドキアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ブラキカウズス・ペルシカ(Brachycaudus persicae)ブラックモモアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、クロマフィス・ジュグランジコラ(Chromaphis juglandicola)ヨーロッパクルミアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)ミーリープラムアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、ハスクビレアブラムシ(Rhopalosiphum nymphaeae)プラムアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、テリオアフィス・マクラタ(Therioaphis maculata)スポテッドアルファルファアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、エンポアスカ・ファバエ(Empoasca fabae)リーフホッパー/ヨコバイ複合体、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、ホルテンシア・シミリス(Hortensia similis)一般のグリーンリーフホッパー、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、ジャコビアスカ・リビカ(Jacobiasca lybica)ワタヨコバイ、ツマグロリーフホッパー属(Nephotettix)の種であるライスグリーンリーフホッパー複合体、チフロシバ・ロサ(Typhlocyba rosae)ローズリーフホッパー、チフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー、ヘリカメムシ科(Coreidae)レプトコリサ・オラトリウス(Leptocorisa oratorius)ライスバグ、ライスイヤーバグ、パディーバグ、ウンカ科(Delphacidae)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、マルカイガラムシ科(Diaspididae)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、アオバハゴロモ科(Flatidae)、メトカルファ・プルイノサ(Metcalfa pruinosa)シトラスアオバハゴロモ、カメムシ科(Pentatomidae)、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、エデッサ属(Edessa)の種であるカメムシ、キジラミ科(Psyllidae)、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、トリオザ・オイゲニア(Trioza eugeniae)ユージェニアキジラミ、リリーピリーキジラミ、膜翅類(Hymenoptera)ハバチ科(Tenthredinidae)、ホプロカンパ・テスツジネア(Hoplocampa testudinea)ヨーロッパアップルハバチ、鱗翅類(Lepidoptera)、
ツトガ科(Crambidae)、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ペクチノホラ・ゴッシピエラ(Pectinophora gossypiella)ピンクボウルワーム、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ホソガ科(Gracillariidae)、グラシラリア・テイボラ(Gracillaria theivora)チャハマキムシ、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、フィロノリクテル・コリホリエラ(Phyllonorycter coryfoliella)ナッツリーフブリスターガ、フィロノリクテル・クラタエゲラ(Phyllonorycter crataegella)アップルブロッチリーフマイナー、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・エルマエラ(Phyllonorycter elmaella)ウエスタンテンチフォームリーフマイナー、セセリチョウ科(Hesperiidae)、ボルボ・シナラ(Borbo cinara)ライスハマキムシ、ハモグリガ科(Lyonetiidae)、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、ロイコプテラ・シテラ(Leucoptera scitella)ナシノハブリスターガ、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)モモ、リーフマイナー、ヤガ科(Noctuidae)、アグロチス・セゲツム(Agrotis segetum)ハスモンヨトウ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オートグラファカリフォルニアアルファルファシャクトリムシ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、クリソデイキシス・カルシテス(Chrysodeixis chalcites)グリーンガーデンシャクトリムシ、クリソデイキシス・エリオソマ(Chrysodeixis eriosoma)グリーンセミルーパー、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)エジプトボウルワーム、エアリアス・ビッテラ(Earias vittella)ノーザンラフボウルワーム、フェルチア・スブテラネア(Feltia subterranea)グラニュレイトネキリムシ、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プロデニア・オルニトガリ(Prodenia ornithogalli)イエローストリップトヨトウムシ、プソイダレチア・ウニプンクタ(Pseudaletia unipuncta)真のヨトウムシ、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、コハモグリガ科(Phyllocnistidae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、シロチョウ科(Pieridae)、コリアス・オイリテム(Colias eurytheme)アルファルファイモムシ、レプトホビア・アリパ(Leptophobia aripa)緑目白色、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツイモムシ、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)ワタイモムシ、ジアファニア・ニチダルチス(Diaphania nitidaltis)メロンワーム、ヘルラ・ヒドラリス(Hellula hydralis)キャベツセンターウジ、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)キャベツウェブワーム、レロデア・オイファラ(Lerodea eufala)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、マルカ・テスツラリス(Maruca testulalis)ビーンポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)スモールトマトボーラー、ニンフラ・デプンクタリス(Nymphula depunctalis)ライス毛翅目幼虫、オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、マンズカ・セキスタ(Manduca sexta)トマトイモムシ、タバコイモムシ、スメリンツス属(Smerinthus)の種であるスズメガ、ハマキガ科(Tortricidae)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア・プルケラナ(Argyrotaenia pulchellana)グレープハマキガ、アルギロタエニア・ベルチナナ(Argyrotaenia velutinana)赤色縞ハマキムシ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、シジア・プルニボラ(Cydia prunivora)小アップルワーム、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、パンデミス・ヘパラナ(Pandemis heparana)アップルブラウンハマキガ、パンデミス・リミタタ(Pandemis limitata)3本線ハマキムシ、パラミエロイス・トランスイテラ(Paramyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、プラチノタ・イダオイサリス(Platynota idaeusalis)タフテッドアップルバッドガ、プラチノタ・スツルタナ(Platynota stultana)雑食性ハマキムシ、
総翅類(Thysanoptera)、アザミウマ科(Thripidae)、エンネオトリプス・フラベンス(Enneothrips flavens)、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、フランクリニエラ・スクルトゼイ(Frankliniella schultzei)一般のブロッサムアザミウマ、フランクリニエラ・トリチシ(Frankliniella tritici)イースタンフラワーアザミウマ、メガルロトリプス・スジョステドチ(Megalurothrips sjostedti)ササゲアザミウマ、メガルロトリプス・ウシタツス(Megalurothrips usitatus)ビーンブロッサムアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、セリコトリプス・バリアビリス(Sericothrips variabilis)ダイズアザミウマ、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)オリエンタルライスアザミウマ、アザミウマアリゾネンシス(Thrips arizonensis)ワタアザミウマ、アザミウマメリジオナリス(Thrips meridionalis)モモアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0053】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示に従って生成される組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)イネドロオイムシ、フィロトレタ・クルシイフェラ(Phyllotreta cruciiferae)キャベツノミビートル、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)キスジノミハムシ、ナガスネトビハムシ属(Psylliodes)の種であるノミハムシ、アントノムス・オイゲニイ(Anthonomus eugenii)トウガラシゾウムシ、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、メリゲテス・アエノイス(Meligethes aeneus)花粉カブトムシ、ブロッサムカブトムシ、リロミザ・キネンシス(Liromyza chinensis)冬葱リーフマイナー、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、タマネギバエ(Delia antiqua)タマネギハエ、タネバエ(Delia platura)種トウモロコシウジ、プシラ・ロサ(Psila rosae)キャロットハエ、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)オリエンタルショウジョウバエ、バクトロセラ・オレア(Bactrocera oleae)オリーブハエ、セラチチス・カピタタ(Ceratitis capitata)地中海ショウジョウバエ、ラゴレチス・インジフェレンス(Rhagoletis indifferens)ウエスタンチェリーショウジョウバエ、ラゴレチス・ポモネラ(Rhagoletis pomonella)アップルウジ、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ファバ(Aphis fabae)黒豆アブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、アフィス・ポミ(Aphis pomi)グリーンアップルアブラムシ、アフィス・スピラセオラ(Aphis spiraceola)スピラエアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)キツネノテブクロアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)マスタードアブラムシ、カブラアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)ジャガイモアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)ウワミズザクラオートムギアブラムシ、スキザフィス・グラミヌム(Schizaphis graminum)ムギミドリアブラムシ、シトビオン・アベナ(Sitobion avenae)イングリッシュグレインアブラムシ、トキソプテラ・シトリシダ(Toxoptera citricida)ブラウンシトラスアブラムシ、オリエンタルシトラスアブラムシ、エンポアスカ・ビチス(Empoasca vitis)グリーンフロッグフライ、イジオスコプス属(Idioscopus)の種であるマンゴーリーフホッパー、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)ライスブラウンウンカ、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)シトラスカイガラムシ、オイスキスツス属(Euschistus)の種であるブラウンカメムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ツタ・アブソルタ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、テルメシア・ゲンマタリス(Thermesia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、ピエリス・ブラッシカ(Pieris brassicae)キャベツチョウ、オオモンシロショウ、モンシロチョウ(Pieris rapae)ナノアオムシ、モンシロチョウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスフルーツボーラー、オストリニア・フルニカリス(Ostrinia furnicalis)アジアコーンボーラー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)ヨーロッパフラワーアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・シトリ(Scirthothrips citri)シトラスアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0054】
本開示のいくつかのシアントラニリプロールの態様において、本開示に従って生成される組成物は、コノトラケルス・ネヌファル(Conotrachelus nenuphar)プラムゾウムシ、リロミザ・フイドブレンシス(Liromyza huidobrensis)エンドウマメリーフマイナー、トマトモグリバエ(Liriomyza sativae)セルペンチン/野菜リーフマイナー、リロミザ・トリホリイ(Liromyza trifolii)アメリカセルペンチンリーフマイナー、ベミシア・タバシ(Bemisia tabaci)サツマイモコナジラミ、ワタコナジラミ、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、温室コナジラミ、エンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)エンドウマメアブラムシ、マメアブラムシ(Aphis craccivora)ササゲアブラムシ、アフィス・ゴッシピイ(Aphis gossypii)ワタアブラムシ、メロンアブラムシ、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)キャベツアブラムシ、ジサフィス・プランタギネア(Dysaphis plantaginea)ロージーアップルアブラムシ、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)モモアカアブラムシ、モモジャガイモアブラムシ、ジアホリナ・シトリ(Diaphorina citri)アジアシトラスキジラミ、パラトリオザ・コッケレリ(Paratrioza cockerelli)ジャガイモキジラミ、トマトキジラミ、シルポファガ・インセルツラス(Scirpophaga incertulas)イエロー(ライス)ステムボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta)トマトリーフマイナー、ロイコプテラ・コフェエラ(Leucoptera coffeella)ホワイトコーヒーリーフマイナー、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)ワタリーフワーム、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)アメリカボウルワーム、ワタボウルワーム、ヘリコベルパ・プンクチゲラ(Helicoverpa punctigera)クライミングネキリムシ、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、ヘリコベルパ・ゼア(Helicoverpa zea)アメリカタバコガの幼虫、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、イネヨトウ(Sesamia inferens)ピンク(ライス)ステムボーラー、スポドプテラ・エリダニア(Spodoptera eridania)サザンヨトウムシ、スポドプテラ・エキシグア(Spodoptera exigua)ビートヨトウムシ、スポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperda)ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ(Spodoptera littoralis)エジプトヨトウ、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)クラスターイモムシ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、ニカメイガ(Chilo suppressalis)ニカメイガ、クナファロセルス・メジナリス(Cnaphalocerus medinalis)ライスリーフフォルダー、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)グレープベリーガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)グレープバインモス、フランクリニエラ・フスカ(Frankliniella fusca)タバコアザミウマ、フランクリニエラ・オッシデンタリス(Frankliniella occidentalis)ミカンキイロアザミウマ、シルトトリプス・ドルサリス(Scirthothrips dorsalis)イエローティーアザミウマ、チリアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)メロンアザミウマ、及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)ネギアザミウマ、一般のワタアザミウマに対して有効である。
【0055】
本開示のクロラントラニリプロールの態様において、本開示に従って生成される組成物は、:甲虫類(Coleoptera)(ハムシ科(Chrysomelida)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、ゾウムシ科(Curculionidae)、リッソロプトルス・オリゾフィルス(Lissorhoptrus oryzophilus)ライスウォーターゾウムシ、リストロノツス・マクリコリス(Listronotus maculicollis)スズメノカタビラゾウムシ、オリゾファグス・オリザ(Oryzophagus oryzae)ライスウォーターゾウムシ、スフェノホルス属(Sphenophorus)の種であるゾウムシ、コガネムシ科(Scarabaeidae)アタエニウス・スプレツルス(Ataenius spretulus)クソコガネの一種、アホジウス属(Aphodius)の種であるオオタマオシコガネ、コチニス・ニチダ(Cotinis nitida)アオコフキコガネ、シクロセファラ属(Cyclocephala)の種であるコガネカブト、エキソマラ・オリエンタリス(Exomala orientalis)オリエンタルカブトムシウジ、アカビロウドコガネ(Maladera castanea)アジアガーデンカブトムシ、フィロファガ属(Phyllophaga)の種であるコフキコガネ、マメコガネ(Popillia japonica)マメコガネ、及びリゾトログス・マジャリス(Rhizotrogus majalis)ヨーロッパコガネムシ);双翅類(Diptera)(ハモグリバエ科(Agromyzidae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)ガーデンエンドウマメリーフマイナー、及びリリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー);半翅類(Hemiptera)(コナジラミ科(Aleyrodidae)、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、オオヨコバイ科(Cicadellidae)、及びチフロシバ・ポマリア(Typhlocyba pomaria)ホワイトアップルリーフホッパー);等翅目(Isoptera)(ミゾガシラシロアリ科(Rhinotermitidae)、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、シロアリ科(Termitidae)、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ);並びに鱗翅類(Lepidoptera)(ヒトリガ科(Arctiidae)、エスチグメン・アクレア(Estigmene acrea)アメリカヒトリガの幼虫、ツトガ科(Crambidae)、アキラ・ランタリス(Achyra rantalis)ガーデンウェブワーム、デスミア・フネラリス(Desmia funeralis)グレープリーフフォルダー、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、キバガ科(Gelechiidae)、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ケイフェリア・リコペルシセラ(Keiferia lycopersicella)トマトギョウチュウ、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、シャクガ科(Geometridae)、オペロフテラ・ブルマタ(Operophthera brumata)ナミスジフユナミシャク、ホソガ科(Gracilaridae)、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、リトコレチス・リンゴニエラ(Lithocolletis ringoniella)アップルリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ハモグリガ科(Lyonetidae)、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、ナシノハブリスターガ、ヤガ科(Noctuidae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンフィピラ・ピルアミドイデス(Amphipyra pyramidoides)コブグリーンフルーツワーム、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、アウトグラファ・ガンマ(Autographa gamma)一般のガンマキンウワバ、バラトラ・ブラッシカ(Barathra brassicae)キャベツヨトウムシ、エアリアス属(Earias)の種(すなわち、フエゲリアナ(huegeliana)、インスラナ(insulana)、ビテラ(vitella))ラフ、とげのある、ノーザンラフボウルワーム、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、リトファン・アンテンナタ(Lithophane antennata)グリーンフルーツワーム、ヨトウガ(Mamestra brassicae)キャベツガ、オルトシア・ヒビスシ(Orthosia hibisci)グリーンフルーツワーム、ファラエノイデス・グリシナ(Phalaenoides glycinae)グレープバインモス、フィトメトラ・アクタ(Phytometra acuta)トマトセミルーパー、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、シロチョウ科(Pieridae)、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、コナガ科(Plutellidae)、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、メイガ科(Pyralidae)、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、クランブス属(Crambus)の種である切芝ウェブワーム、クロシドロミア・ビノタリス(Crocidolomia binotalis)キャベツクラスターイモムシ、ジアファニア属(Diaphania)の種(すなわち、ヒアリナタ(hyalinata)、ニチダリス(nitidalis))であるメロンワーム、ピクルスワーム、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、エラスモパルプス・リグノセルス(Elasmopalpus lignosellus)小ストークボーラー、エベルゲスチス・リモサリス(Evergestis rimosalis)クロスストリップトアオムシ、ヘジルエプタ・インジカタ(Hedylepta indicata)ダイズリーフフォルダー、ヘルラ属(Hellula)の種(すなわち、ヒドラリス(hydralis)、ウンダリス(undalis))であるキャベツセンターウジ、キャベツウェブワーム、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、マルカ属(Maruca)の種であるポッドボーラー、ネオロイシノデス・エレガンタリス(Neoleucinodes elegantalis)トマトスモールボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、スズメガ科(Sphingidae)、スズメガ属(Manduca)の種(すなわち、キンクマクラタ(quinquemaculata)、セキスタ(sexta))であるトマト/タバコイモムシ、ハマキガ科(Tortricidae)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)サマーフルーツハマキガ、アルギロタエニア属(Argyrotaenia)の種(すなわち、プルケラナ(pulchellana)、ベルチナナ(velutinana))であるグレープハマキガ、赤色縞ハマキムシ、ボナゴタ・クラナオデス(Bonagota cranaodes)ブラジルアップルハマキムシ、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、クリプトフレビア・ロイコトレタ(Cryptophlebia leucotreta)ニセコドリンガ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、エクジトロファ・アウランチアナ(Ecdytolopha aurantiana)シトラスボーラー、エンドピザ・ビタナ(Endopiza vitana)グレープベリーガ、エピフィアス・ポストビッタナ(Epiphyas postvittana)ライトブラウンアップルガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、ロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガ、パンデミス属(Pandemis)の種(すなわち、セラサナ(cerasana)、ヘパラナ(heparana)、縞のある果樹ハマキガ、リミタタ(limitata)、ピルサナ(pyrusana))であるアップルブラウンハマキガ、3本線ハマキムシ、アップルパンデミック、プラチノタ属(Platynota)の種(すなわち、イダオイサリス(idaeusalis)、スツルタナ(stultana))であるタフテッドアップルバッドガ、雑食性ハマキムシ、マダラガ科(Zygaenidae)、及びハリシナ属(Harrisina)の種(すなわち、アメリカナ(americana)、ブリリアンス(brillians))であるグレープリーフ/ウエスタングレープリー葉を食い荒らす幼虫)に対して有効である。
【0056】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示に従って生成される組成物は、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)コロラドハムシ、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)ジャガイモキバガの幼虫、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)シトラスリーフマイナー、フィロノリクテル・ブランカルデラ(Phyllonorycter blancardella)スポテッドテンチフォームリーフマイナー、ロイコプテラ属(Leucoptera)の種(すなわち、マリホリエラ(malifoliella)、コフェエラ(coffeella))であるコーヒーリーフマイナー、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)ブラックネキリムシ、アラバマ・アルギラセア(Alabama argillacea)エジプトヨトウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、トリコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)イラクサギンウワバ、ピエリス属(Pieris)の種(すなわち、ブラッシカ(brassica)、ラパ(rapae))であるオオモンシロショウ、ナノアオムシ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、ロイシノデス・オルボナリス(Leucinodes orbonalis)ナスシュート及びフルーツボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、カルポシナ属(Carposina)の種(すなわち、ニポネンシス(niponensis)、ササキ(sasaki))であるモモ果実ボーラー、モモフルーツガ、コリストノイラ・ロサセアナ(Choristoneura rosaceana)斜め縞ハマキムシ、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、オイポエシリア・アンビグエラ(Eupoecilia ambiguella)ヨーロッパグレープベリーガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0057】
本開示のいくつかのクロラントラニリプロールの態様において、本開示に従って生成される組成物は、リリオミザ属(Liriomyza)の種であるリーフマイナー、ベミシア属(Bemisia)の種であるコナジラミ、トリアロイロデス・アブチロノイス(Trialeurodes abutiloneus)バンデッドウイングドコナジラミ、ヘテロテルメス・テヌイス(Heterotermes tenuis)サトウキビシロアリ、ミクロテルメス・オベシ(Microtermes obesi)サトウキビシロアリ、及びオドントテルメス・オベスス(Odontotermes obesus)サトウキビシロアリ)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)ヨーロッパコーンボーラー、アナルシア・リネアテラ(Anarsia lineatella)モモ小枝ボーラー、トマトキバガ(Tuta absoluta S.)アメリカトマトギョウチュウ、アンチカルシア・ゲンマタリス(Anticarsia gemmatalis)ハッショウマメイモムシ、ヘリコベルパ属(Helicoverpa)の種(すなわち、アルミゲラ(armigera)、プンクチゲラ(punctigera)、ゼア(zea))であるボウルワーム/バッドワーム/フルーツワーム、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)タバコバッドワーム、プソイドプルシア・インクルデンス(Pseudoplusia includens)ダイズルーパー、スポドプテラ属(Spodoptera)の種(すなわち、エキシグア(exigua)、フルギペルダ(frugiperda)、リットラリス(littoralis))ビートヨトウムシ、ツマジロクサヨトウ、エジプトヨトウ、プルテラ・キシロステラ(Plutella xylostella)コナガ、アミエロイス・トランスイテラ(Amyelois transitella)ネーブルオレンジワーム、キロ属(Chilo)の種(すなわち、インフスカテルス(infuscatellus)、ポリクリスス(polychrysus)、スップレッサリス(suppressalis))であるサトウキビ/ライスステムボーラー、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)ライスハマキムシ、ジアトラエア・サッカラリス(Diatraea saccharalis)、ブラジルサトウキビボーラー、シルポファガ属(Scirpophaga)の種であるサトウキビ/ライスステムボーラー、セサミア属(Sesamia)の種(すなわち、インフェレンス(inferens)、ノナグリオイデス(nonagrioides))であるピンクステムボーラー/コーンスタークボーラー、シジア・ポモネラ(Cydia pomonella)コドリンガ、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)ナシヒメシンクイ、及びロベシア・ボトラナ(Lobesia botrana)ヨーロッパグレープバインガに対して有効である。
【0058】
植物
このように、本開示に従って生成される組成物は、農学的農作物、他の非農学的園芸作物及び植物を植食性の無脊椎有害生物から保護するのに有用である。この有用性は、遺伝子工学(すなわち、遺伝子組換え)によって導入されたか、又は有利な形質を提供するために突然変異誘発によって改変された遺伝物質を含有する作物及び他の植物(すなわち、農学的及び非農学的の両方)を保護することを含む。このような形質の例には、除草剤への耐性、植食性有害生物(例えば、昆虫、ダニ、アブラムシ、クモ、線虫、カタツムリ、植物病原性真菌、細菌及びウィルス)への抵抗性、改善された植物成長、不利な成長条件、例えば、高温若しくは低温、低い若しくは高い土壌湿気、及び高塩分への耐性の増加、開花若しくは結果の増加、収穫収量の増加、より急速な成熟、収穫産物のより高い質及び/若しくは栄養価、又は収穫産物の改善された貯蔵若しくは加工特性が含まれる。トランスジェニック植物は、複数の形質を発現するように改変することができる。遺伝子工学又は突然変異誘発によって実現される形質を含有する植物の例には、殺虫性バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)毒素を発現しているコーン、綿、ダイズ及びジャガイモの変種、例えば、YIELD GARD(登録商標)、KNOCKOUT(登録商標)、STARLINK(登録商標)、BOLLGARD(登録商標)、NuCOTN(登録商標)及びNEWLEAF(登録商標)、INVICTA RR2PRO(商標)、並びにコーン、綿、ダイズ及びナタネの除草剤耐性変種、例えば、ROUNDUP READY(登録商標)、LIBERTY LINK(登録商標)、IMI(登録商標)、STS(登録商標)及びCLEARFIELD(登録商標)、並びにグリホサート除草剤に対する抵抗性を実現するN-アセチルトランスフェラーゼ(GAT)を発現している作物、又はアセト乳酸シンターゼ(ALS)を阻害する除草剤に対する抵抗性を実現するHRA遺伝子を含有する作物が含まれる。本開示に従って生成される組成物は、遺伝子工学によって導入されたか、又は突然変異誘発によって改変された形質と相乗的に相互作用し、このように、形質の表現型発現若しくは有効性を増進し得るか、又は本化合物及び組成物の無脊椎有害生物防除の有効性を増加させ得る。特に、本開示に従って生成される組成物は、無脊椎有害生物に対して毒性であるタンパク質又は他の天然物の形質発現と相乗的に作用して、これらの有害生物の相加的を超える防除を実現し、すなわち、それら個別の効果を合計したより大きな複合効果を生じさせ得る。
【0059】
本開示の範囲内の植物は、作物、野菜、果物、果樹以外の樹木、芝生、及び他の使用(花、バイオ燃料植物及び観賞用茎葉)を含む。作物は、コーン、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、オートムギ、ソルガム、綿、ダイズ、ピーナッツ、ソバ、ビート、ナタネ、ヒマワリ、サトウキビ、タバコ、及び当技術分野において公知の他のものを含む。野菜は、ナス科の野菜(例えば、ナス、トマト、ピーマン、コショウ及びジャガイモ);ウリ科の野菜(例えば、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、及びメロン);アブラナ科の野菜(例えば、ダイコン、カブラ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、及びカリフラワー);キク科の野菜(例えば、ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク及びレタス);ユリ科の野菜(例えば、ネギ、タマネギ、ニンニク及びアスパラガス);セリ科の野菜(例えば、ニンジン、パセリ、セロリ及びパースニップ);アカザ科の野菜(例えば、ホウレンソウ及びスイスチャード);並びにシソ科の野菜(例えば、エゴマ(Perilla frutescens)、ミント及びバジル)を含む。果物は、仁果類(例えば、リンゴ、セイヨウナシ、ニホンヤマナシ、カリン及びマルメロ);核果類(例えば、モモ、セイヨウスモモ、ネクタリン、ウメ(Prunus mume)、桜桃、アンズ及びプルーン);柑橘類果実(例えば、ウンシュウミカン(Citrus unshiu)、オレンジ、レモン、ライム及びグレープフルーツ);木の実(例えば、クリ、クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ及びマカデミアナッツ);液果類(例えば、ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、イチゴ、及びラズベリー);ブドウ;カキ;カキの木;オリーブ;スモモ;バナナ;コーヒー;ナツメヤシ;ココナツ;並びに油ヤシを含む。果樹以外の樹木は、茶;マルベリー;並びに他の樹木(例えば、セイヨウトネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ(Ginkgo biloba)、ライラック、カエデ、カシ属(Quercus)、ポプラ、ユダの木、フウ(Liquidambar formosana)、スズカケノキ、ケヤキ、クロベ、モミの木、ツガ、ビャクシン、マツ属(Pinus)、トウヒ属(Picea)、イチイ(Taxus cuspidate)、ニレ及びトチノキ)、サンゴジュ、イヌマキ(Podocarpus macrophyllus)、スギ、ヒノキ、クロトン、マサキ、及びカナメモチ(Photinia glabra))を含む。芝生使用は、芝(例えば、シバ(Zoysia japonica)、コウシュンシバ(Zoysia matrella));ギョウギシバ;ベントグラス;フェスツカ(festucae);ドクムギを含む。花使用は、バラ、カーネーション、キク、ユーストマ、カスミソウ、ガーベラ、マリーゴールド、サルビア、ペチュニア、バーベナ、チューリップ、アスター、ゲンチアナ、ユリ、パンジー、シクラメン、ラン、スズラン、ラベンダー、ストック、ハボタン、プリムラ、ポインセチア、グラジオラス、カトレア、デイジー、シンビジウム及びベゴニアを含む。バイオ燃料植物は、ジャトロファ属(jatropha)、ベニバナ、カメリナ、スイッチグラス、ジャイアントミスカンサス(Miscanthus giganteus)、クサヨシ(Phalaris arundinacea)、ダンチク(Arundo donax)、ケナフ、キャッサバ、及びヤナギを含む。
【0060】
非農学的使用
非農学的使用は、作物の田畑以外の領域における無脊椎有害生物の防除を指す。本開示に従って生成される組成物の非農学的使用は、貯蔵された穀物、マメ及び他の食料品における、並びに繊維製品、例えば、衣類及びカーペットにおける無脊椎有害生物の防除を含む。本開示に従って生成される組成物の非農学的使用はまた、観賞植物、森林、庭、道路脇及び鉄道路、並びに芝地上、例えば、芝生、ゴルフコース及び牧草地における無脊椎有害生物の防除を含む。本開示に従って生成される組成物の非農学的使用はまた、ヒト及び/又はペット、家畜、牧場の動物、動物園の動物若しくは他の動物が占有し得る家及び他の建物における無脊椎有害生物の防除を指す。本開示に従って生成される組成物の非農学的使用はまた、建物において使用される木材又は他の構造材料を損傷し得る有害生物、例えば、シロアリの防除を含む。
【0061】
本開示に従って生成される組成物の非農学的使用はまた、寄生性であるか、又は感染症をうつす、無脊椎有害生物を防除することによってヒト及び動物の健康を保護することを含む。動物寄生生物の防除は、宿主動物の体の表面(例えば、肩、腋窩、腹部、大腿部の内側部)に寄生する外部寄生生物、及び宿主動物の体の内部(例えば、胃、腸、肺、静脈、皮下、リンパ組織)に寄生する内部寄生生物を防除することを含む。外部寄生性又は疾患媒介有害生物には、例えば、ツツガムシ、マダニ、シラミ、カ、ハエ、ダニ及びノミが含まれる。内部寄生生物には、犬糸状虫、十二指腸虫及び蠕虫が含まれる。本開示に従って生成される組成物は、動物上の寄生生物による寄生又は感染の全身的及び/又は非全身的防除に適している。本開示に従って生成される組成物は、外部寄生性又は疾患媒介有害生物と闘うのに特に適している。本開示に従って生成される組成物は、農作業動物、例えば、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ウマ、ブタ、ロバ、ラクダ、バッファロー、ウサギ、めんどり、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ及びハチ;ペット動物及び家畜、例えば、イヌ、ネコ、ペットの鳥及び観賞魚;並びにいわゆる実験動物、例えば、ハムスター、モルモット、ラット及びマウスに寄生する寄生生物と闘うのに適している。これらの寄生生物と闘うことによって、致死率及びパフォーマンスの低減(肉、乳、羊毛、皮、卵、はちみつなどに関して)が低減し、その結果、本開示の組成物を施用することは、動物のより経済的で単純な畜産を可能とする。
【0062】
水は、媒体として使用される。一実施形態では、水は、少なくとも約30重量%の量で存在する。一実施形態では、水は、少なくとも約45重量%の量で存在する。
【0063】
分散剤は、配合物において活性成分を分散させ、水への分散の後に集塊を防止することができる。分散剤は、当該技術分野において公知の任意の分散剤から選択され得る。
【0064】
いくつかの態様において、分散剤は、Dextrol OC-180、Dextrol OC-70、Dextrol OC-50、Dextrol OC-15、Stepfac 8181k、Surform SC8216を含むエトキシ化脂肪族アルコールリン酸エステル、及びナフタレンスルホネート誘導体又はリグノスルホネート誘導体から選択される。
【0065】
いくつかの態様において、分散剤は、少なくとも1種のポリマー界面活性剤を含み得る。ポリマー界面活性剤は、これらに限定されないが、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー及び星形ポリマーを含めたいくつかのカテゴリーに分類される。ポリマー界面活性剤は、非イオン性又はアニオン性でよい。ブロックコポリマーの非限定的例には、Atlas(商標)G-5000及びAtlas(商標)G-5002L(ブチルブロックコポリマー)が含まれる。グラフトコポリマーの非限定的例は、Atlox(登録商標)4913(そこから伸長するPEGを有するメタクリル酸メチルグラフトコポリマー骨格)である。非イオン性ポリマーの非限定的例は、Break Thru(登録商標)DA647である。アニオン性ポリマーの非限定的例は、変性スチレンアクリルポリマー(例えば、Metasperse(商標)550s)又はリグノスルホネートの塩(例えば、Reax88B又はBorresperse NA)である。
【0066】
一実施形態では、分散剤は、約0.1重量%~約15重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤は、約1重量%~約10重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤は、約0.5重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、分散剤は、約0.5重量%~約3重量%の範囲の量で存在する。
【0067】
湿潤剤は、粉砕プロセスを補助することができる。一実施形態では、湿潤剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、双性イオン性界面活性剤、及びこれらの組合せから選択される。一実施形態では、湿潤剤は、Agnique PG 9116、Agnique PG 8107、Agnique PG 8105を含むアルキルポリグリコシド、及びアルキルエトキシレートである。
【0068】
一実施形態では、湿潤剤は、約0.01重量%~約6重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、湿潤剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。
【0069】
非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤の非限定的例には、アルコキシレート、脂肪アルコールアルコキシレート、シロキサン/シリコーン、アルキルフェノールアルコキシレート、脂肪酸アルコキシレート、アルコキシル化アミン、アルコキシル化脂肪酸アミド、末端ブロックされたアルコキシレート、ポリヒドロキシ化合物の脂肪酸エステル、グリセロールの脂肪酸エステル、ソルビトールの脂肪酸エステル、スクロースの脂肪酸エステル、アルキルポリグルコシド、アミンオキシド、並びにこれらの組合せが含まれる。アルコキシ基は適切には、ランダム又はブロック立体構造のエトキシ、プロポキシ、又はエトキシ及びプロポキシ基の組合せであり得る。
【0070】
より詳細には、非イオン性界面活性剤の非限定的例には、アルコールアルコキシレート(例えば、天然及び合成のアルコール(分岐状又は直鎖状であり得る)をベースとし、且つアルコール及びエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製されるアルコールアルコキシレート);アミンエトキシレート、アルカノールアミド及びエトキシ化アルカノールアミド;アルコキシル化トリグリセリド(例えば、エトキシ化ダイズ油、ヒマシ油及びナタネ油);アルキルフェノールアルコキシレート(例えば、オクチル-(例えば、Triton(登録商標)Xシリーズ)、ノニル-(例えば、Tergitol(登録商標)HPシリーズ)、ジノニル-、又はドデシル-));エトキシ化脂肪酸;エトキシ化脂肪エステル及び油(例えば、Break Thru(登録商標)SP133);エトキシ化メチルエステル;エトキシ化トリスチリルフェノール(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製したものを含めた);脂肪酸エステル、グリセロールエステル、ラノリンをベースとする誘導体、ポリエトキシレートエステル、例えば、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビトール脂肪酸エステル及びポリエトキシ化グリセロール脂肪酸エステル;他のソルビタン誘導体、例えば、ソルビタンエステル;ポリマー界面活性剤、例えば、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー(例えば、エチレンオキシド又はプロピレンオキシドから調製したブロックポリマー、及びリバースブロックポリマー(末端ブロックは、プロピレンオキシドから調製される);エトキシ化脂肪酸)、アルキドPEG(ポリエチレングリコール)樹脂、アルキドタイプコポリエステル、グラフト又は櫛型ポリマー、及び星形ポリマー;ポリエチレングリコール(PEG);ポリエチレングリコール脂肪酸エステル;シリコーンをベースとする界面活性剤;糖誘導体、例えば、スクロースエステル、アルキルポリグリコシド及びアルキル多糖類;並びにこれらの組合せが含まれる。一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、Agnique PG9116である。
【0071】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトールエトキシレートエステル並びにこれらの組合せから選択される少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含む。ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的例には、モノラウリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)20)、モノパルミチン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)40)、モノステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)60)、トリステアリン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)65)、モノオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)80)、トリオレイン酸ソルビタン(例えば、Span(商標)85)、並びにこれらの組合せが含まれる。ポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステルの非限定的例には、Tween(登録商標)20、Tween(登録商標)21、Tween(登録商標)40、Tween(登録商標)60、Tween(登録商標)80、及びSurfonic(登録商標)L24-4が含まれる。本明細書に記載されているバイオ殺有害生物剤のために適し得るソルビトールエトキシレートエステルの非限定的例には、ポリオキシエチレンソルビトールオレエート(例えば、Arlatone(登録商標)TV)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1086)、ポリオキシエチレンソルビトールヘキサオレエート(例えば、Cirrasol(登録商標)G-1096)、ポリオキシエチレンオレエート-ラウレート(例えば、Atlox1045AR(登録商標))、並びにこれらの組合せが含まれる。20、30、40、50、60、70又は80のエトキシ化の程度を有するポリエトキシ化ソルビタン脂肪酸エステル及びソルビトールエトキシレートエステルが一般に適している。
【0072】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のオルガノシリコーン界面活性剤を含み得る。本開示の範囲内のオルガノシリコーン界面活性剤の非限定的例には、ポリエーテルシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)OE441);ポリエーテルトリシロキサン(例えば、Break Thru(登録商標)S240、Break Thru(登録商標)S233);ポリオキシエチレンジメチルシロキサン(例えば、Dyne-Amic(登録商標)(メチル化種油との混合物));ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン(例えば、信越化学工業株式会社によって製造されたKF-640);ポリアルキレンオキシド変性ポリメチルシロキサン(例えば、Helena Chemicalによって製造されたKinetic);ポリオキシエチレンプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Masil(登録商標)SF19);ポリエーテル変性ポリシロキサン(例えば、Quark(アルキルフェノールエトキシレートとの混合物));ヒドロキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silflow(登録商標)(エトキシ化アセテート、ポリエチレングリコールモノアリルエーテルアセテート及びポリエチレングリコールジアセテートとの混合物);ポリアルキレンオキシド変性ヘプタメチルトリシロキサン(例えば、Silwet(登録商標)L77);ポリエーテル/ポリメチルシロキサンコポリマー(例えば、Syl-Coat(登録商標));ポリオキシエチレン変性ポリジメチルシロキサン(例えば、Xiameter(登録商標));ポリオキシアルキレンオキシプロピルヘプタメチルトリシロキサン;シロキサン/ポリアルキレンオキシドコポリマー(例えば、Vestis(商標)(ポリアルキレンオキシドとの混合物))が含まれる。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤オルガノシリコーン界面活性剤は、ポリエーテルトリシロキサン、例えば、Break Thru(登録商標)S240(ポリエーテルトリシロキサン及びアルコールエトキシレートの混合物(CAS9043-30-5))、Break Thru(登録商標)S321、Break Thru(登録商標)S200、Break Thru(登録商標)OE441、Break Thru(登録商標)S278、Break Thru(登録商標)S243、Break Thru(登録商標)S233、Silwet(登録商標)L-77、Silwet(登録商標)408、Silwet(登録商標)HS429、Silwet(登録商標)HS312、Silwet(登録商標)Y-12808、Silwet(登録商標)L-7607、Silwet(登録商標)L-7602、Silwet(登録商標)L-7210、Silwet(登録商標)L-7002、Silwet(登録商標)L-720、及びSilwet(登録商標)L-7200、Sylgard(登録商標)309、及びSilibase(登録商標)2848、並びにこれらの組合せである。いくつかの態様において、オルガノシリコーン界面活性剤は、Break Thru(登録商標)S240である。いくつかの態様において、オルガノシリコーン界面活性剤は、Silwet(登録商標)HS312である。
【0073】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のアルコールアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種のアルキルフェノールアルコキシレート界面活性剤、少なくとも種油アルコキシレート界面活性剤(例えば、Ecosurf(登録商標)SA-4、Ecosurf(登録商標)SA-7、Ecosurf(登録商標)SA-9、及びEcosurf(登録商標)SA-15)、少なくとも1種のアルキルアミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の獣脂アミンアルコキシレート界面活性剤、少なくとも1種の脂肪酸アルコキシレート界面活性剤、並びにこれらの組合せを含み得る。いくつかの態様において、アルコキシレートは、エンドキャップし得る。アルコールアルコキシレートは一般に、エーテル連結によって親水性アルコキシ鎖に付着している疎水性アルキル鎖を含み、一般式R-(OC2~4-OHを有する。Rは、C6~18直鎖若しくは分岐鎖アルキルであり得る。アルコキシ部分(OC2~4)は、エトキシ、n-プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル又はtert-ブチルであり得る。いくつかの態様において、アルコキシ部分は、ポリマーエトキシ及びポリマープロポキシ又はポリマーブトキシのブロックコポリマーであり得、nは、適切には、2~100の整数であり得る。適切なアルコールアルコキシレートは、直鎖状アルコールアルコキシレート、分岐状アルコールアルコキシレート、第二級アルコールアルコキシレート、及びこれらの混合物を含む。アルコールアルコキシレートの非限定的例には、Plurafac(登録商標)SL-42(C6~10-(PO)(EO));Plurafac(登録商標)SL-62(C6~10-(PO)(EO));これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)XL-40、Lutensol(登録商標)XL-50、Lutensol(登録商標)XL-60、Lutensol(登録商標)XL-70、Lutensol(登録商標)XL-79、Lutensol(登録商標)XL-80、Lutensol(登録商標)XL-89、Lutensol(登録商標)XL-90、Lutensol(登録商標)XL-99、Lutensol(登録商標)XL-100、及びLutensol(登録商標)XL-140を含めた一般構造ゲルベC10-(PO)(EO)のLutensol(登録商標)XLシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)XP-40、Lutensol(登録商標)XP-50、Lutensol(登録商標)XP-60、Lutensol(登録商標)XP-70、Lutensol(登録商標)XP-79、Lutensol(登録商標)XP-80、Lutensol(登録商標)XP-89、Lutensol(登録商標)XP-90、Lutensol(登録商標)XP-99、Lutensol(登録商標)XP-100を含めた一般構造ゲルベC10-(EO)のLutensol(登録商標)XPシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)ON-30、Lutensol(登録商標)ON-50、Lutensol(登録商標)ON-60、Lutensol(登録商標)ON-70、Lutensol(登録商標)ON-80、Lutensol(登録商標)ON-110を含めた一般構造オキソC10-(EO)のLutensol(登録商標)ONシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)AO-3、Lutensol(登録商標)AO-5、Lutensol(登録商標)AO-7、Lutensol(登録商標)AO-79、Lutensol(登録商標)AO-8、Lutensol(登録商標)AO-11を含めた一般構造オキソC13/15-(EO)のLutensol(登録商標)AOシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)TO-6、Lutensol(登録商標)TO-65、Lutensol(登録商標)TO-7、Lutensol(登録商標)TO-79、Lutensol(登録商標)TO-8、Lutensol(登録商標)TO-89、Lutensol(登録商標)TO-10、Lutensol(登録商標)TO-109、Lutensol(登録商標)TO-12、Lutensol(登録商標)TO-129、Lutensol(登録商標)TO-15、Lutensol(登録商標)TO-20を含めた一般構造オキソC13-(EO)のLutensol(登録商標)TOシリーズ;これらに限定されないが、Lutensol(登録商標)TDA-6、Lutensol(登録商標)TDA8、Lutensol(登録商標)TDA-9、Lutensol(登録商標)TDA-10を含めた一般構造オキソC11~14-C13リッチ(EO)のLutensol(登録商標)TDAシリーズ;Ecosurf(登録商標)EH-3、Ecosurf(登録商標)EH-6、及びEcosurf(登録商標)EH-9を含めた一般構造2-エチルヘキシル(PO)(EO)のEcosurf(登録商標)EHシリーズ;Ecosurf(登録商標)SA-4(C6~12-(PO)3~4(EO))、Ecosurf(登録商標)SA-7(C6~12-(PO)3~4(EO)、及びEcosurf(登録商標)SA-9(C6~12-(PO)3~4(EO))を含めたEcosurf(登録商標)SAシリーズ;Tergitol(登録商標)15-S-3、Tergitol(登録商標)15-S-5、Tergitol(登録商標)15-S-7、Tergitol(登録商標)15-S-9、Tergitol(登録商標)15-S-12、Tergitol(登録商標)15-S-15、Tergitol(登録商標)15-S-20、Tergitol(登録商標)15-S-30、及びTergitol(登録商標)15-S-40;Tergitol(登録商標)L-61、Tergitol(登録商標)L-62、Tergitol(登録商標)L-64、Tergitol(登録商標)L-81、及びTergitol(登録商標)L-101;Tergitol(登録商標)TMN-3、Tergitol(登録商標)TMN-6、及びTergitol(登録商標)TMN-10)、並びにこれらの組合せが含まれる。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TDA6である。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TO6である。いくつかの態様において、アルコールアルコキシレートは、Lutensol(登録商標)TO8である。
【0074】
いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のポリマー界面活性剤を含み得る。ポリマー界面活性剤は、これらに限定されないが、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、グラフトコポリマー及び星形ポリマーを含めたいくつかのカテゴリーに分類される。ポリマーのモノマー単位の非限定的例には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、アクリル、スチレン、メタクリル、ヒドロキシステアレート、及びエステル(例えば、アルキド)が含まれる。例には、これらに限定されないが、EO/POブロックコポリマー、アクリル/スチレンコポリマー、メタクリルコポリマー、ポリヒドロキシステアレート誘導体、アルキドPEG樹脂誘導体、並びにこれらの組合せが含まれる。ブロックコポリマーの非限定的例には、Atlas(商標)G-5000及びAtlas(商標)G-5002L(ブチルブロックコポリマー)が含まれる。グラフトコポリマーの非限定的例は、Atlox(登録商標)4913(そこから伸長したPEGを有するメタクリル酸メチルグラフトコポリマー骨格)である。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4913を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlas(商標)G-5000を含む。いくつかの態様において、非イオン性界面活性剤構成要素は、Atlox(登録商標)4913、Atlas(商標)G-5000及びLutensol(登録商標)TDA6を含む。
【0075】
一実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約10重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。
【0076】
アニオン性界面活性剤構成要素
本開示に従って生成される組成物は、1種若しくは複数のアニオン性界面活性剤を含み得る。アニオン性界面活性剤の非限定的例には、アルキルアリールスルホン酸及びそれらの塩;カルボキシル化アルコール;ジフェニルスルホネート誘導体;オレフィンスルホネート;リン酸エステル、例えば、アルコールアルコキシレートのリン酸エステル、アルキルフェノールアルコキシレートのリン酸エステル及びスチリルフェノールエトキシレートのリン酸エステル;タンパク質をベースとする界面活性剤;サルコシン誘導体;スチリルフェノールエーテルスルフェート;油及び脂肪酸の硫酸塩及びスルホン酸塩;エトキシ化アルキルフェノールの硫酸塩及びスルホン酸塩;アルコールの硫酸塩;アルコキシル化アルコールのサルフェートの塩;アミン及びアミドのスルホン酸塩、例えば、N,N-アルキルタウレート;ベンゼン、クメン、トルエン、キシレン、及びドデシル及びトリデシルベンゼンのスルホン酸塩;ナフタレン及びアルキルナフタレンのスルホン酸塩;分留された石油のスルホン酸塩;スルホスクシンアメート;スルホスクシネート及びそれらの誘導体、例えば、ジアルキルスルホスクシネート塩;並びにこれらの組合せが含まれる。塩の形態のアニオン性界面活性剤のカチオン性対イオンの非限定的例には、これらに限定されないが、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、又は(C1~6)アルキルアンモニウムカチオンが含まれ得る。
【0077】
本開示の範囲内のアニオン性界面活性剤の非限定的例には、ラウリル硫酸アンモニウム;ラウリル硫酸マグネシウム;2-エチル-ヘキシル硫酸ナトリウム;オクチル硫酸ナトリウム;オレイル硫酸ナトリウム;トリデシル硫酸ナトリウム;トリエタノールアミンラウリルスルフェート;アンモニウムノニルフェノールエーテルスルフェート;アンモニウムノノキシノール4-スルフェートスルホスクシンアメート;テトラソジウムN-(1,2-ジカルボキシエチル)-N-オクタデシルスルホ-スクシンアメート;スルホコハク酸ナトリウムのジアミルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジヘキシルエステル;スルホコハク酸ナトリウムのジオクチルエステル(Aerosol OT75PG);ナフタレンスルホン酸カルシウム(DAXAD(登録商標)19LCAD);メチルオレイルタウリン酸ナトリウム(Geropon(登録商標)T-77);ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム;N-オレイルN-メチルタウレート;1,4-ジオクトキシ-1,4-ジオキソ-ブタン-2-スルホン酸;ラウリル硫酸ナトリウム;ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(Steol CS-370);ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(Rhodacal(登録商標)60BE及び70B);イソプロピルアミンドデシルベンゼンスルホネート(Bio-Soft(登録商標)N-411);並びにジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム(Morwet(登録商標)IP)が含まれる。いくつかの態様において、アニオン性界面活性剤は、Aerosol OT75PGである。
【0078】
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種の非イオン性界面活性剤及び少なくとも1種のアニオン性界面活性剤の混合物を含むことができる。
【0079】
一実施形態では、アニオン性界面活性剤は、約0.01重量%~約15重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、非イオン性界面活性剤は、約0.1重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。
【0080】
他の界面活性剤
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種のカチオン性界面活性剤を任意選択で含み得る。カチオン性界面活性剤の非限定的例には、アミド及びエトキシ化アミド;アミン(例えば、N-アルキルプロパンジアミン、トリプロピレントリアミン及びジプロピレンテトラミン);エトキシ化アミン、エトキシ化ジアミン及びプロポキシル化アミン(アミン及びエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド又はこれらの混合物から調製);アミン塩、例えば、酢酸アミン及びジアミン塩;第四級アンモニウム塩、例えば、第四級塩、エトキシ化第四級塩及びジ第四級塩;アミンオキシド、例えば、アルキルジメチルアミンオキシド及びビス-(2-ヒドロキシエチル)-アルキルアミンオキシド;並びにこれらの組合せが含まれる。
【0081】
本開示のいくつかの態様において、界面活性剤構成要素は、少なくとも1種の双性イオン性(両性)界面活性剤を任意選択で含み得る。双性イオン性(両性)界面活性剤の非限定的例には、ベタイン、N-アルキルグリシン、N-アルキルプロピオン酸、N-アルキルアミノ酪酸、N-アルキルイミノジプロピオン酸、N-ヒドロキシエチル-N-アルキルアミドプロピルグリシン、N-アルキルタウリン、N-アルキルサルコシン、2-アルキルアミノプロピオン酸、C8~18アルキル基を含有するアルキルアミノ酢酸、並びにこれらの組合せが含まれる。
【0082】
本開示に従って生成される濃縮物組成物中の総界面活性剤含量は適切には、約5重量%、約10重量%、約15重量%、約20重量%、約25重量%であり得る。
【0083】
界面活性剤構成要素が1種若しくは複数の非イオン性界面活性剤及び1種若しくは複数のアニオン性界面活性剤を含む態様において、総非イオン性界面活性剤と総アニオン性界面活性剤の重量比は適切には、約5:1、約4:1、約3.5:1、約3.25:1、約3:1、約2.75:1、約2.5:1、約2.25:1、約2:1、約1.75:1、約1.5:1、約1.25:1、又は約1:1、及びそれらから構築される範囲、例えば、約5:1~約1:1、約3.5:1~約1:1、約3.5:1~約1.5:1、約3.25:1~約1.75:1、約3:1~約1.75:1、約2.75:1~約1.75:1、又は約2.75:1~約1.5:1である。このような態様において、濃縮物組成物中の総非イオン性界面活性剤含量は適切には、約2重量%、約5重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約17.5重量%、約20重量%、約22.5重量%、約25重量%、約30重量%、又は約35重量%、及びそれらから構築される範囲、例えば、約2重量%~約35重量%、約5重量%~約30重量%、約10重量%~約25重量%、約12.5重量%~約20重量%、又は約12.5重量%~約17.5重量%である。このような態様において、濃縮物組成物中の総アニオン性界面活性剤含量は適切には、約0.1重量%、約0.2重量%、約0.3重量%、約0.4重量%。約0.5重量%。約0.75重量%、約1重量%、約1.5重量%、約2重量%、約2.5重量%、約5重量%、約6重量%、約7重量%、約8重量%、約9重量%、約10重量%、約12.5重量%、約15重量%、約20重量%、又は約25重量%、及びそれらから構築される範囲、例えば、約2重量%~約25重量%、約2.5重量%~約20重量%、約2.5重量%~約15重量%、約2.5重量%~約10重量%、又は約5重量%~約10重量%である。
【0084】
アジュバント
いくつかの態様において、1種若しくは複数種のアジュバントを使用し得る。いくつかの態様において、1種若しくは複数種のアジュバントは、配合助剤である。いくつかの態様において、アジュバントは、分散剤、界面活性剤、殺生物剤、殺菌剤、消泡剤、不凍液、レオロジー調整剤、粘度調整剤、湿潤剤、溶媒、及びこれらの組合せから選択される。
【0085】
不凍液は、配合物が凍結することを防止することができる。一実施形態では、不凍液は、プロピレングリコール、グリセロール、尿素;サルフェート、ニトレート、塩化物、シトレート、ホスフェート、ポリホスフェート、アセテート、タートレート、及びスクシネートのアンモニウム、ナトリウム、カリウム、リチウム塩;ニトレート、塩化物、シトレート、アセテート、タートレート、スクシネートのカルシウム、マグネシウム塩から選択される無機塩、並びにこれらの組合せから選択される。本開示のいくつかの態様において、不凍液は、プロピレングリコールである。本開示のいくつかの態様において、不凍液は、グリセロールである。本開示のいくつかの態様において、不凍液は、硫酸アンモニウムである。本開示のいくつかの態様において、不凍液は、グリセロール及び硫酸アンモニウムの混合物である。
【0086】
殺生物剤は、細菌が成長することを防止することができる。適切な殺生物剤には、これらに限定されないが、殺菌剤、例えば、Legend(商標)MK(5-クロロ-2メチル-3(2H)-イソチアゾロンと、2-メチル-3(2H)-イソチアゾロンとの混合物)、EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、ホルムアルデヒド、安息香酸、又は1,2ベンゾイソチアゾール-3(2H)-オン又はその塩、例えば、Proxel(登録商標)BD又はProxel(登録商標)GXL(Arch)、Acticide LA 1209、Acticide SPX、Proxel GXL、KathonCG/ICP及びKathonCG/ICPIIが含まれる。一実施形態では、殺生物剤は、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、5-クロロ-2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン、2-メチル-2H-イソチアゾール-3-オン、及びこれらの組合せから選択される。一実施形態では、殺生物剤は、Acticide LA 1209である。
【0087】
一実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、殺生物剤は、約0.01重量%~約0.1重量%の範囲の量で存在する。
【0088】
消泡剤は、製品の製造及び取扱いの間の発泡を防止することができる。一実施形態では、消泡剤は、シリコーンをベースとするエマルジョン(例えば、Xiameter AFE-0100、SAG 1572、Agnique DFM 111S、Break Thru AF 9903)から選択される。一実施形態では、消泡剤は、Xiameter AFE-0100である。
【0089】
一実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、消泡剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。
【0090】
レオロジー調整剤は、沈澱及び沈降を防止することができる。一実施形態では、レオロジー調整剤は、粘度調整剤である。一実施形態では、レオロジー調整剤は、水和ケイ酸アルミン酸マグネシウム、キサンタンガム、非晶質シリカ、及びこれらの組合せから選択される。一態様において、適切な市販のレオロジー調整剤には、例えば、Van Gel B、Veegum K、Veegum HS、Veegum T、Veegum Pure、Acti-gel 208、Rhodopol 23、Kelzan S、Kelzan S plus、Aerosil、AEROSIL(登録商標)R 202、AEROSIL(登録商標)R 805、AEROSIL(登録商標)R 812 S、AEROSIL(登録商標)R 816、AEROSIL(登録商標)R 972、AEROSIL(登録商標)R 974、AEROSIL(登録商標)200、AEROSIL(登録商標)300、AEROSIL(登録商標)380、及びベントナイト(例えば、Vanatural)が含まれる。別の態様において、適切な粘度調整剤は、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロースである。一実施形態では、レオロジー調整剤は、Kelzan S plusである。
【0091】
一実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約4重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約3重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約2重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約1重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約0.5重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約0.25重量%の範囲の量で存在する。別の実施形態では、レオロジー調整剤は、約0.01重量%~約0.1重量%の範囲の量で存在する。
【0092】
植物の全て又は植物の任意の部分は、本開示の方法に従って生成される組成物によって処理することができる。植物の全て又は植物の任意の部分は、本開示によって処理することができる。用語「植物」は、本明細書において使用されるように、全ての植物及び植物集団、例えば、望ましい及び望ましくない野生植物又は作物(自然に存在する作物を含めた)であると理解される。作物は、トランスジェニック植物を含めた、及び植物育種家の権利によって保護することができるか、又は保護することができない植物栽培品種を含めた、通常の育種及び最適化方法によって、又はバイオテクノロジー及び遺伝子工学方法によって、又はこれらの方法の組合せによって得ることができる植物でよい。植物部分は、地面の上及び下の植物の全ての部分及び器官、例えば、苗条、葉、花及び根を意味すると理解され、言及し得る例は、葉、針葉、柄、茎、花、子実体、果物及び種子、並びに根、塊茎及び根茎である。植物部分はまた、収集された材料、並びに栄養繁殖材料及び生殖繁殖材料、例えば、切り枝、塊茎、根茎、側枝及び種子を含む。
【0093】
本開示の方法に従って生成される組成物による植物及び植物部分の処理は、植物若しくは植物部分との直接の接触によって、又は通例の処理方法を使用した植物の環境、生息地若しくは貯蔵スペース上への作用によって行われる。例えば、本明細書に記載のような処理は、液浸、噴霧、蒸発、微粒化、散布、延展、注入によって、及び繁殖材料の場合は(特に、種子の場合は)、任意選択でさらなる層を伴う組成物を含むコーティングの層を施用することによってでよい。
【0094】
一実施形態では、本開示の方法に従って生成される組成物は、植物へと空中に送達する。別の実施形態では、本開示に従って生成される組成物は、無人の空中輸送手段(UAV)によって送達される。さらに別の実施形態では、本開示に従って生成される組成物は、ヘリコプター又は固定翼機によって送達される。
【0095】
野生植物種及び植物栽培品種、又は通常の生物学的育種方法、例えば、交雑又は原形質融合によって得られるもの、及びその部分は処理し得る。また、適切な場合、通常の方法と組み合わせた遺伝子工学方法によって得られるトランスジェニック植物及び植物栽培品種(遺伝子組み換え生物)、並びにその部分が処理される。いずれの場合にも市販されているか又は使用されている植物栽培品種の植物は、本開示によって処理される。植物栽培品種は、通常の育種によって、突然変異誘発によって、又は組換えDNA技術によって得られてきた新規な特性(「形質」)を有する植物を意味すると理解される。これらは、栽培品種、生物型又は遺伝子型でよい。
【0096】
本開示によって処理し得るトランスジェニック植物又は植物栽培品種(遺伝子工学によって得られる)は、遺伝子組み換えによって、これらの植物に特に有利で有用な形質を与えた遺伝物質を受けた全ての植物を含む。このような形質の例は、より良好な植物成長、高温又は低温に対する耐性の増加、干ばつ又は水若しくは土壌塩含量に対する耐性の増加、開花性能の増加、より容易な収穫、加速された成熟、より高い収穫高、収集された生成物のより高い質及び/又はより高い栄養価、収集された生成物のより良好な保存安定性及び/又は加工性である。このような形質のさらなる特に強調される例は、動物及び微生物有害生物に対する、例えば、昆虫、ダニ、植物病原性真菌、細菌及び/又はウイルスに対する植物のより良好な防御、並びに特定の除草活性化合物に対する植物の耐性の増加である。トランスジェニック植物の例には、重要な作物、例えば、穀類(コムギ、コメ)、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、サトウダイコン、トマト、エンドウマメ及び他の野菜変種、綿、タバコ、アブラナ及び果物植物(果物であるリンゴ、セイヨウナシ、柑橘類果実及びブドウを伴う)が含まれ、トウモロコシ、ダイズ、ジャガイモ、綿、タバコ及びアブラナに重点が置かれる。形質は、植物において形成される毒素、特に、植物においてバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)からの遺伝物質によって(例えば、遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにまたこれらの組合せによって)形成されるものによる、昆虫、蛛形類動物、線虫及びナメクジ及びカタツムリに対する植物の防御の増加を含む(「Bt植物」)。他の形質は、全身獲得抵抗性(SAR)、システミン、フィトアレキシン、エリシター並びに耐性遺伝子及び対応して発現されるタンパク質及び毒素による、真菌、細菌及びウイルスに対する植物の防御の増加である。形質はまた、特定の除草活性化合物、例えば、イミダゾリノン、スルホニル尿素、グリホサート又はホスフィノトリシン(例えば、「PAT」遺伝子)に対する植物の耐性の増加を含む。問題になっている望ましい形質を与える遺伝子はまた、トランスジェニック植物において互いに組み合わせて存在することができる。「Bt植物」の例には、商品名YIELD GARD(登録商標)(例えば、トウモロコシ、綿、ダイズ)、KnockOut(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、StarLink(登録商標)(例えば、トウモロコシ)、Bollgard(登録商標)(綿)、Nucotn(登録商標)(綿)及びNewLeaf(登録商標)(ジャガイモ)で販売されている、トウモロコシ変種、綿変種、ダイズ変種及びジャガイモ変種が含まれる。除草剤耐性植物の例は、商品名Roundup Ready(登録商標)(グリホサートに対する耐性、例えば、トウモロコシ、綿、ダイズ)で販売されているトウモロコシ変種、綿変種及びダイズ変種である。Liberty Link(登録商標)(ホスフィノトリシンに対する耐性、例えば、アブラナ)、IMI(登録商標)(イミダゾリノンに対する耐性)及びSTS(登録商標)(スルホニル尿素に対する耐性、例えば、トウモロコシ)。除草剤抵抗性植物(除草剤耐性のために通常の様式で育種された植物)は、名称Clearfield(登録商標)(例えば、トウモロコシ)で販売されている変種を含む。農業作物は、穀類、果樹、柑橘類果実、マメ科植物、園芸作物、ウリ科植物、油性植物、タバコ、コーヒー、茶、ココア、サトウダイコン、サトウキビ、及び綿からなる群から選択される。
【0097】
植物種又は植物栽培品種、それらの位置及び成長条件(土壌、気候、生育期間、ダイエット)によって、本開示による処理はまた、超相加(「相乗」)効果をもたらし得る。このように、例えば、施用割合の低減及び/又は活性スペクトルの拡大及び/又は本開示によって使用することができる物質及び組成物の活性の増加、より良好な植物成長、高温又は低温に対する耐性の増加、干ばつ又は水若しくは土壌塩含量に対する耐性の増加、開花性能の増加、より容易な収穫、加速された成熟、より高い収穫高、収集された生成物のより高い質及び/又はより高い栄養価、収集された生成物のより良好な保存安定性及び/又は加工性が可能であり、これらは、実際に予想された効果を超える。
【0098】
本開示の方法に従って生成される組成物で保護することができる作物は、例えば、穀類(コムギ、オオムギ、ライムギ、カラスムギ、コメ、トウモロコシ、ソルガムなど)、果樹(リンゴ、セイヨウナシ、セイヨウスモモ、モモ、アーモンド、サクランボ、バナナ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリーなど)、柑橘類の木(オレンジ、レモン、マンダリンミカン、グレープフルーツなど)、マメ科植物(インゲンマメ、エンドウマメ、レンズマメ、ダイズなど)、野菜(ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモ、ナス、コショウなど)、ウリ科(cucurbitaceae)(カボチャ、ズッキーニ、キュウリ、メロン、スイカなど)、油性植物(ヒマワリ、ナタネ、ピーナッツ、ヒマシ、ココナツなど)、タバコ、コーヒー、茶、ココア、サトウダイコン、サトウキビ、及び綿を含む。
【0099】
農業作物を保護するために、本開示の方法に従って生成される組成物は、植物の任意の部分に、又は播種の前に種子上に、又は植物が成長する土壌の上に施用することができる。
【0100】
本開示の実施形態は、下記を含む。
【0101】
実施形態1。有機殺有害生物剤の水性懸濁液を調製する方法であって、
I)
A)配合物添加剤;及び
B)少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤
を含む混合物を形成すること;
II)撹拌又は乳化の条件下で、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、混合物に加えること;
III)少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化すること;
IV)混合物を任意選択でろ過すること;
V)混合物を任意選択で乾燥させること;及び
VI)混合物を任意選択で粉砕すること
を含み;
ここで、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤と同一でない、方法。
【0102】
実施形態2。有機殺有害生物剤の水性懸濁液を調製する方法であって、
I)配合物添加剤を含む混合物を形成すること;
II)撹拌又は乳化の条件下で、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、混合物に加えること;
III)少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤を、混合物に加えること;
IV)少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化すること;
V)混合物を任意選択でろ過すること;
VI)混合物を任意選択で乾燥させること;及び
VII)混合物を任意選択で粉砕すること
を含み;
ここで、少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤と同一でない、方法。
【0103】
実施形態3。配合物添加剤が、水、不凍液、粘度調整剤、消泡剤、殺菌剤、界面活性剤、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~2のいずれかに記載の方法。
【0104】
実施形態4。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、約40℃~約80℃の範囲の融点を有する、実施形態1~3のいずれかに記載の方法。
【0105】
実施形態5。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、約40℃~約70℃の範囲の融点を有する、実施形態1~4のいずれかに記載の方法。
【0106】
実施形態6。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、20℃で約2mg/L未満の水への溶解度を有する、実施形態1~5のいずれかに記載の方法。
【0107】
実施形態7。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、20℃で約10μg/L未満の水への溶解度を有する、実施形態1~6のいずれかに記載の方法。
【0108】
実施形態8。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、溶融物、過冷却溶融物、固体非晶質形態、液体、活性成分及び水混和性溶媒を含む溶液、及びこれらの組合せから選択される形態である、実施形態1~7のいずれかに記載の方法。
【0109】
実施形態9。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤が、ビフェントリン、γ-シハロトリン、λーシハロトリン、ピラクロストロビン、クロルピリホス、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~8のいずれかに記載の方法。
【0110】
実施形態10。少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、約60℃を超える融点を有する、実施形態1~9のいずれかに記載の方法。
【0111】
実施形態11。少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、約80℃を超える融点を有する、実施形態1~10のいずれかに記載の方法。
【0112】
実施形態12。少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、20℃で2g/L未満の水への溶解度を有する、実施形態1~11のいずれかに記載の方法。
【0113】
実施形態13。少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、20℃で600mg/L未満の水への溶解度を有する、実施形態1~12のいずれかに記載の方法。
【0114】
実施形態14。少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、20℃で150mg/L未満の水への溶解度を有する、実施形態1~13のいずれかに記載の方法。
【0115】
実施形態15。少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、殺虫剤、殺真菌剤、殺線虫剤、及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~14のいずれかに記載の方法。
【0116】
実施形態16。少なくとも1種の結晶性有機殺有害生物剤が、クロラントラニリプロール、シアントラニリプロール、フルトリアホール、インドキサカルブ、イミダクロプリド、フルインダピル及びこれらの組合せから選択される、実施形態1~14のいずれかに記載の方法。
【0117】
実施形態17。混合物を粉砕するプロセスステップが、アトライターミル、ビーズミル、コロイドミル、ロータ・ステータ、ジェットミル、空気分級ミル、リングミル、ハンマーミル、ピンミル、パックミル、及びこれらの組合せから選択されるデバイスを用いて行われる、実施形態1~16のいずれかに記載の方法。
【0118】
実施形態18。混合物を粉砕するプロセスステップが、リングミル、ビーズミル、アトライターミル、ジェットミル、空気分級ミル、及びこれらの組合せから選択されるミルを用いて行われる、実施形態1~16のいずれかに記載の方法。
【0119】
実施形態19。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、混合物に加えるプロセスステップが、約20℃~約100℃の範囲の温度で行われる、実施形態1~18のいずれかに記載の方法。
【0120】
実施形態20。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を、混合物に加えるプロセスステップが、約30℃~約65℃の範囲の温度で行われる、実施形態1~19のいずれかに記載の方法。
【0121】
実施形態21。少なくとも1種の非晶質有機殺有害生物剤を結晶化するプロセスステップが、
A)混合物を混合すること;及び
B)混合物を任意選択で冷却すること
を含む、実施形態1~20のいずれかに記載の方法。
【0122】
実施形態22。実施形態1~21のいずれかに従って生成される有機殺有害生物剤の水性懸濁液。
【0123】
実施形態23。水性殺有害生物剤配合物を調製する方法であって、水、不凍液、粘度調整剤、消泡剤、殺菌剤、界面活性剤、及びこれらの組合せから選択される添加剤を、実施形態1~22のいずれかに従って生成される有機殺有害生物剤の水性懸濁液に加えることを含む方法。
【0124】
実施形態24。実施形態23に従って生成される水性殺有害生物剤配合物。
【実施例
【0125】
さらに詳述することなく、上記の記載を使用する当業者は、本開示を最大限に利用することができると考えられる。したがって、下記の実施例は、単に例示であり、決して本開示を限定するものではないと解釈される。
【0126】
調製手順1。結晶化されるべき殺有害生物剤を、シーディング殺有害生物剤を含有する配合物に加える。
約100℃未満の温度で、又は結晶性有機殺有害生物剤の融点より低い温度で、又は約室温で、高融点殺虫剤などの結晶性有機殺有害生物剤、及び少なくとも1種の配合助剤(例えば水又は不凍液)のスラリーに、高温溶融ビフェントリン(約68~90℃で)、又はγ-シハロトリン(約50~70℃で)などの非晶質有機殺有害生物剤を、均質化しながら充填する。スラリーの温度は、非晶質有機殺有害生物剤のため30℃超に上昇し、次に、撹拌しながら自然に又は任意選択で冷却を加えながら、非晶質有機殺有害生物剤が結晶化するまでスラリーを冷却する。次に、混合された結晶性固体を、所望の粒径になるまで粉砕する。粘度調整剤を加えることによって、配合物を仕上げる。
【0127】
調製手順2。シーディング殺有害生物剤を、結晶化されるべき殺有害生物剤を含有する配合物に加える。
約100℃未満の温度で、又は高融点殺虫剤などの結晶性有機殺有害生物剤の融点より低い温度で、又は約室温で、配合助剤(例えば水又は少なくとも1種の不凍液)を、冷却システム及びホモジナイザーを備えた混合容器に充填し、十分に混合されるまで撹拌する。工業用溶融ビフェントリン(70~90℃)又はγ-シハロトリン(約50~70℃)などの非晶質有機殺有害生物剤を、均質化しながら容器に供給する。結晶性有機殺有害生物剤を、シードとして充填して、非晶質有機殺有害生物剤の結晶化を誘導する。次に、混合された結晶性固体を、所望の粒径になるまで粉砕する。粘度調整剤を加えることによって、配合物を仕上げる。
【0128】
実施例1。調製手順1による、ビフェントリン及びクロラントラニリプロール配合物の調製。
Dextrol OC-180、Agnique PG9116、Atlox 4913、Xiameter AFE-0100、及び水と共に、クロラントラニリプロールのスラリーを形成した。撹拌しながら、スラリーを80℃に加熱した。溶融したビフェントリンを加えた。加熱を取り除き、スラリーを、約2時間にわたって室温に冷却し、ビフェントリンが晶出した。約20℃の内部温度が達成されるまで、冷却を適用した。混合物を、約1時間にわたって保持し、次に、粉砕した。
【0129】
実施例2。実施例1において調製されたビフェントリン及びクロラントラニリプロール配合物。
【0130】
【表1】
【0131】
実施例3。調製手順2による、ビフェントリン及びクロラントラニリプロール配合物の調製。
ワックス状ビフェントリンを、80℃のオーブン中で溶融し、激しく混合しながら、配合助剤を含有する水溶液に加えた。次に、工業用のクロラントラニリプロールを加えた。混合物を、一晩撹拌して、ビフェントリンの結晶化を完了させた。スラリーを、大型のEigerミルに加え、所望の粒径(d90<10μm)になるまで粉砕した。予め水和されたKelzan S plusを、懸濁助剤として加えた。
【0132】
実施例4。実施例3において調製されたビフェントリン及びクロラントラニリプロール配合物。
【0133】
【表2】
【0134】
実施例5。調製手順1に従って調製されたビフェントリン及びシアントラニリプロール配合物。
【0135】
【表3】
【0136】
実施例6。調製手順2に従って調製されたビフェントリン及びフルトリアホール配合物。
【0137】
【表4】
【0138】
実施例7。調製手順1に従って調製されたビフェントリン及びクロラントラニリプロール配合物。
【0139】
【表5】
【0140】
実施例8。調製手順1に従って調製されたγ-シハロトリン及びクロラントラニリプロール配合物。
【0141】
【表6】
【0142】
実施例9。調製手順2に従って調製されたビフェントリン及びインドキサカルブ配合物。
【0143】
【表7】
【0144】
実施例10。調製手順2に従って調製されたビフェントリン及びイミダクロプリド配合物。
【0145】
【表8】
【0146】
実施例11。本開示の方法に従って調製された配合物の物理的特性。
【0147】
【表9】
【0148】
本明細書は、最良の態様を含めた本開示を例示し、また当業者が任意の装置又はシステムを作製及び使用し、任意の組み込まれた方法を行うことを含めて本開示を実行することを可能とする実施例を使用する。本開示の特許性のある範囲は特許請求の範囲によって定義され、当業者が思いつく他の実施例を含み得る。このような他の実施例は、これらが特許請求の範囲の文字通りの言葉と異ならない構造要素を有する場合、又はこれらが特許請求の範囲の文字通りの言葉から実体のない差異を有する同等の構造要素を含む場合、特許請求の範囲内であることを意図する。
【国際調査報告】