(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-08
(54)【発明の名称】非接触型ヘルスケア・スクリーニング
(51)【国際特許分類】
G16H 10/20 20180101AFI20230426BHJP
G16H 50/30 20180101ALI20230426BHJP
G16H 40/20 20180101ALI20230426BHJP
G16H 10/60 20180101ALI20230426BHJP
【FI】
G16H10/20
G16H50/30
G16H40/20
G16H10/60
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022557145
(86)(22)【出願日】2021-03-19
(85)【翻訳文提出日】2022-11-21
(86)【国際出願番号】 US2021023315
(87)【国際公開番号】W WO2021188994
(87)【国際公開日】2021-09-23
(32)【優先日】2020-03-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522371938
【氏名又は名称】エクサ ヘルス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】EXA HEALTH,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】サティッシュ、シッダース
(72)【発明者】
【氏名】シェルフ、スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】タリー、グリフェス
(72)【発明者】
【氏名】キャロル、チャールズ ピーターソン
(72)【発明者】
【氏名】サイ、タン
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA03
5L099AA04
5L099AA15
5L099AA21
(57)【要約】
1つまたは複数のデバイスは、非接触型ヘルスケア・スクリーニングを提供するように、または行うように、構成され得る。モバイル・アプリが、患者のデバイス上にインストールされ得、モバイル・アプリは、例えば、ヘルスケア・スクリーニング質問調査の実施を含む、ヘルスケア・スクリーニングを通じて、ヘルスケア・ワーカと物理的に接触するリスクなしに、デバイスに患者をガイドさせ得る。同じモバイル・アプリ、または別のモバイル・アプリが、ヘルスケア・ワーカのデバイス上にインストールされ得、モバイル・アプリは、患者に対してヘルスケア・スクリーニングを実施する際に、やはり患者と物理的に接触するリスクなしに、デバイスにヘルスケア・ワーカをガイドさせ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者デバイスの1つまたは複数のプロセッサが、モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能な前記モバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、前記患者デバイスのユーザに対して質問調査を実施する工程と、
前記患者デバイスの前記1つまたは複数のプロセッサが、前記患者デバイスの前記ユーザに対する前記質問調査の前記実施の完了に応答して、前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の結果を符号化した第2の光学的に可読なコードを生成する第2コード生成工程と、
前記患者デバイスの前記1つまたは複数のプロセッサが、前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を符号化した生成された前記第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、提示された前記第2の光学的に可読なコードは、前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の符号化された前記結果をワーカ・デバイスにおいて取得するために、前記ワーカ・デバイスによってスキャン可能である、工程と、を備える方法。
【請求項2】
前記モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した前記第1の光学的に可読なコードの前記スキャンは、前記第1の光学的に可読なコードが、施設の設置されたディスプレイ画面によって前記患者デバイスに対して提示されたことに応答して、前記患者デバイスによって開始される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した前記第1の光学的に可読なコードの前記スキャンは、前記第1の光学的に可読なコードが前記ワーカ・デバイスのモバイル・ディスプレイ画面によって前記患者デバイスに対して提示されたことに応答して、前記患者デバイスによって開始される、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記患者デバイスの前記ユーザは、第1のユーザであり、
前記方法は、
前記患者デバイスの前記第1のユーザと前記ワーカ・デバイスの第2のユーザとの間の対面対話が発生すべきかどうかを決定する対話可否決定工程をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記対話可否決定工程は、前記患者デバイスの前記第1のユーザと前記ワーカ・デバイスの前記第2のユーザとの間の前記対面対話が発生すべきであると決定する対話発生決定工程を含み、
前記第2コード生成工程は、前記対話発生決定工程に応答したものである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ワーカ・デバイスの1つまたは複数のプロセッサが、モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能な前記モバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンする第1コードスキャン工程と、
前記ワーカ・デバイスの前記1つまたは複数のプロセッサが、スキャンされた前記第1の光学的に可読なコードに基づいて、前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を取得する工程と、
前記ワーカ・デバイスの前記1つまたは複数のプロセッサが、前記ワーカ・デバイスの第2のユーザに対し、前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の取得された前記結果の提示を行う工程と、を備える方法。
【請求項7】
前記第2の光学的に可読なコードの前記スキャンによって取得可能な前記モバイル・アプリを取得するための前記命令を符号化した前記第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、前記モバイル・アプリは前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して前記質問調査を実施するように前記患者デバイスを構成する、工程をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1コードスキャン工程は、前記患者デバイスによる前記ワーカ・デバイスに対する前記第1の光学的に可読なコードの提示に応答したものである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を符号化した前記第1の光学的に可読なコードの前記提示は、前記ワーカ・デバイスに対して前記第1の光学的に可読なコードを提示することを前記第2のユーザが前記第1のユーザに要求している旨のプロンプトの前記ワーカ・デバイスによる提示に応答したものである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ワーカ・デバイスの前記第2のユーザが前記患者デバイスの前記第1のユーザを手順中にガイドすることを命じる命令の、前記ワーカ・デバイスの前記第2のユーザに対する提示を行う工程をさらに備える、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
命令を備えるマシン可読媒体であって、前記命令は、患者デバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記患者デバイスに、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能な前記モバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、前記患者デバイスのユーザに対して質問調査を実施する工程と、
前記患者デバイスの前記ユーザに対する前記質問調査の前記実施の完了に応答して、前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の結果を符号化した第2の光学的に可読なコードを生成する工程と、
前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を符号化した生成された前記第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、提示された前記第2の光学的に可読なコードは、前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の符号化された前記結果をワーカ・デバイスにおいて取得するために、前記ワーカ・デバイスによってスキャン可能である、工程と、を備える動作を行わせる、マシン可読媒体。
【請求項12】
前記モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した前記第1の光学的に可読なコードの前記スキャンは、前記第1の光学的に可読なコードが前記ワーカ・デバイスのモバイル・ディスプレイ画面によって前記患者デバイスに対して提示されたことに応答して、前記患者デバイスによって開始される、請求項11記載のマシン可読媒体。
【請求項13】
前記患者デバイスの前記ユーザは、第1のユーザであり、
前記動作は、
前記患者デバイスの前記第1のユーザと前記ワーカ・デバイスの第2のユーザとの間の対面対話が発生すべきかどうかを決定する工程をさらに備える、請求項11に記載のマシン可読媒体。
【請求項14】
命令を備えるマシン可読媒体であって、前記命令は、ワーカ・デバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、前記ワーカ・デバイスに、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能な前記モバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンする工程と、
スキャンされた前記第1の光学的に可読なコードに基づいて、前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を取得する工程と、
前記ワーカ・デバイスの第2のユーザに対し、前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の取得された前記結果の提示を行う工程と、を備える動作を行わせる、マシン可読媒体。
【請求項15】
前記動作は、
前記第2の光学的に可読なコードの前記スキャンによって取得可能な前記モバイル・アプリを取得するための前記命令を符号化した前記第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、前記モバイル・アプリは前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して前記質問調査を実施するように前記患者デバイスを構成する、行う工程をさらに備える、請求項14記載のマシン可読媒体。
【請求項16】
前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を符号化した前記第1の光学的に可読なコードの前記スキャンは、前記患者デバイスによる前記ワーカ・デバイスに対する前記第1の光学的に可読なコードの提示に応答したものである、請求項15に記載のマシン可読媒体。
【請求項17】
システムであって、
1つまたは複数のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサのうちの1つ以上のプロセッサによる実行時に、前記システムに
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能な前記モバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスのユーザに対して質問調査を実施する工程と、
前記患者デバイスの前記ユーザに対する前記質問調査の前記実施の完了に応答して、前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の結果を符号化した第2の光学的に可読なコードを生成する工程と、
前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を符号化した生成された前記第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、提示された前記第2の光学的に可読なコードは、前記患者デバイスの前記ユーザに対して実施された前記質問調査の符号化された前記結果をワーカ・デバイスにおいて取得するために、前記ワーカ・デバイスによってスキャン可能である、工程と、を備える動作を行わせる、システム。
【請求項18】
前記モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した前記第1の光学的に可読なコードの前記スキャンは、前記第1の光学的に可読なコードが前記ワーカ・デバイスのモバイル・ディスプレイ画面によって前記患者デバイスに対して提示されたことに応答して、前記患者デバイスによって開始される、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
システムであって、
1つまたは複数のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、前記命令は、前記1つまたは複数のプロセッサのうちの1つ以上のプロセッサによる実行時に、前記システムに、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能な前記モバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンする工程と、
スキャンされた前記第1の光学的に可読なコードに基づいて、前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の前記結果を取得する工程と、
ワーカ・デバイスの第2のユーザに対し、前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して実施された前記質問調査の取得された前記結果の提示を行う工程と、を備える動作を行わせる、システム。
【請求項20】
前記動作は、
前記第2の光学的に可読なコードの前記スキャンによって取得可能な前記モバイル・アプリを取得するための前記命令を符号化した前記第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、前記モバイル・アプリは前記患者デバイスの前記第1のユーザに対して前記質問調査を実施するように前記患者デバイスを構成する、工程をさらに備える、請求項19に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書において開示される主題は、一般に、ヘルスケア・スクリーニングを行う専用マシンの技術分野であって、そのような専用マシンのソフトウェア構成されたコンピュータ化された変化形、およびそのような変化形に対する改善を含む、専用マシンの技術分野と、ヘルスケア・スクリーニングを行う他の専用マシンと比較して、そのような専用マシンがそれによって改善される技術とに関する。具体的には、本開示は、非接触型ヘルスケア・スクリーニングを行うためのシステムおよび方法に取り組む。
【背景技術】
【0002】
ヘルスケア・スクリーニングは、典型的には、ヘルスケア・サービスを求めて新たに到着した患者に対して質問調査を実施する、最前線のヘルスケア・ワーカ(例えば、トリアージ・ナース)によって実行される。質問調査のいくつかまたはすべては、最前線のヘルスケア・ワーカと患者とが、事実上互いに接触している間に、または、一方から他方に病原体が伝染するリスクがあるほど十分に近接している間に、患者に対して実施されることがある。
【0003】
いくつかの実施形態が、添付の図面の図において、限定としてではなく、例として、例示される。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【
図1】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングが利用され得る、例示的な使用事例を説明するスクリーンショット。
【
図2】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングが利用され得る、例示的な使用事例を説明するスクリーンショット。
【
図3】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングが利用され得る、例示的な使用事例を説明するスクリーンショット。
【
図4】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングが利用され得る、例示的な使用事例を説明するスクリーンショット。
【
図5】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図6】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図7】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図8】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図9】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図10】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図11】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図12】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図13】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明するスクリーンショット。
【
図14】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)のいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図15】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)のいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図16】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図17】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図18】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図19】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図20】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図21】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図22】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図23】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図24】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図25】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図26】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図27】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図28】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図29】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図30】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図31】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図32】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図33】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図34】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図35】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図36】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図37】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図38】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図39】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図40】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図41】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図42】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図43】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図44】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図45】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図46】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図47】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図48】いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイスによって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示するスクリーンショット。
【
図49】いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの方法を実行する際の、患者の第1のモバイル・デバイスと、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスの動作を例示するフローチャート。
【
図50】マシン可読媒体から命令を読み取り、本明細書において論じられる方法のうちのいずれか1つまたは複数を実行することができる、いくつかの例示的な実施形態に従った、マシンのコンポーネントを例示するブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0005】
例示的な方法(例えば、アルゴリズム)は、非接触型ヘルスケア・スクリーニングを行い、例示的なシステム(例えば、専用ソフトウェアによって構成される専用マシン)は、非接触型ヘルスケア・スクリーニングを行うように構成される。実施例は、可能な変形形態の典型例であるにすぎない。明示的に別段の指摘がない限り、構造(例えば、モジュールなどの構造的コンポーネント)は、任意選択的であり、組み合わされて、または細分化されてよく、(例えば、手順、アルゴリズム、または他の機能における)動作は、順序が変化して、または組み合わされて、または細分化されてよい。以下の説明においては、説明の目的で、数々の具体的な詳細が、様々な例示的な実施形態の徹底的な理解を提供するために、記載される。しかしながら、本主題が、これらの具体的な詳細なしに、実施され得ることは、当業者には明白である。
【0006】
1つまたは複数のデバイス(例えば、スマートフォンなどのモバイル・デバイス(移動可能なデバイス)、またはコンピュータ)は、非接触型ヘルスケア・スクリーニングを提供するように、または行うように、(例えば、適切なハードウェア、ソフトウェア、または両方によって)構成され得る。モバイル・アプリが、患者のデバイス上にインストールされ得、モバイル・アプリは、(例えば、ヘルスケア・スクリーニング質問調査の実施を含む)ヘルスケア・スクリーニングを通じて、ヘルスケア・ワーカと物理的に接触するリスクなしに、デバイスに患者をガイドさせ得る。同じモバイル・アプリ、または別のモバイル・アプリが、ヘルスケア・ワーカのデバイス上にインストールされ得、モバイル・アプリは、患者に対してヘルスケア・スクリーニングを実施する際に、やはり患者と物理的に接触するリスクなしに、デバイスにヘルスケア・ワーカをガイドさせ得る。いくつかの例示的な実施形態においては、同じモバイル・アプリが、両方のデバイス上にインストールされ、モバイル・アプリに対する異なるユーザ入力が、モバイル・アプリを、患者のデバイス上においては、(例えば、患者グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)などの患者インターフェースを用いて)患者モードで動作させ、またはヘルスケア・ワーカのデバイス上においては、(例えば、ヘルスケア・ワーカ・GUIなどのヘルスケア・ワーカ・インターフェースを用いて)ヘルスケア・ワーカ・モードで動作させる。
【0007】
例えば、両方のデバイスは、非接触型COVID-19スクリーニングおよびトリアージのために特に構成された、モバイル・アプリをダウンロードし、インストールし、遂行し得る。そのようなモバイル・アプリは、COVID-19を引き起こすウイルスに潜在的にまたは実際に曝露された人々に対してヘルスケアを提供する最前線にある、恒久的または一時的な医療施設において配備され得る。ヘルスケア・ワーカは、遠隔医療訪問もしくは遠隔医療チャットボットを回避した、またはそのような遠隔医療リソースにアクセスし得なかった、症状のある患者をますます多く受け取っている。そのような患者は、予約なしで、病院または診療所に現れることがある。病気の患者と接触することから、ヘルスケア・ワーカを病原的に隔離することが、有益であることがある。
【0008】
本明細書において論じられるシステムおよび方法に従うと、患者が、緊急治療室(ER)または他のヘルスケア施設に到着して、姿を現したとき、患者は、患者のデバイスのカメラ(例えば、各自のスマートフォン・カメラ)を、掲示またはディスプレイ画面上に目立つように表示され得る、クイック・レスポンス(QR)・コード(登録商標)に対して向けることによって、モバイル・アプリをダウンロードする。次に、ダウンロードされたモバイル・アプリは、患者が、公式(例えば、疾病管理センタ(CDC))ガイドラインに基づいて、症状およびリスク因子の判定を記入する、ヘルスケア・スクリーニング質問調査を通じて、(例えば、GUIプロンプトを介して)患者をガイドし、その後、モバイル・アプリは、患者の結果の要約を、別のQRコード(例えば、出力QRコード)内に符号化する。モバイル・アプリは、この結果として得られたQRコードをヘルスケア・ワーカに対して示すように患者を促す。物理的な障壁(例えば、自動車の窓ガラス)、適切な距離(例えば、約1.8~3.0m(6~10フィート))、または両方が、患者をヘルスケア・ワーカから分離し、したがって、患者からのヘルスケア・ワーカの完全または部分的な病原隔離を提供し得る。
【0009】
ヘルスケア・ワーカは、患者の提示されたQRコードをスキャンし、それによって、患者の質問調査結果の要約を取得するために、各自のデバイス上の(例えば、ヘルスケア・ワーカ・モードで動作する)モバイル・アプリを使用する。例えば、患者のQRコードは、患者の症状およびリスク因子を取得し、ヘルスケア・ワーカ自身のデバイス上で見るために、ドライブスルー医療検査施設において、完全に閉じられた車の窓を通して、ヘルスケア・ワーカによってスキャンされ得る。別の例として、患者のQRコードは、硬質なクリア・プラスチック・パネル、または柔軟なクリア・プラスチック・テント壁など、透明な障壁を通して、スキャンされ得る。いくつかの例示的な実施形態においては、ヘルスケア・ワーカは、加えて、ヘルスケア・ワーカに対する曝露リスクを制限し続けながら、さらなるヘルスケア・スクリーニングを行うために、まだ自分の車の中にいる患者に対して、電話をかけることができる。モバイル・アプリは、ある例示的な実施形態においては、ヘルスケア・ワーカと患者とが互いに通信するために、プライベートな内密の個人対個人のメッセージング、音声通話、ビデオ通話、またはそれらの任意の適切な組み合わせをサポートし得る。
【0010】
様々な例示的な実施形態においては、モバイル・アプリについて上で説明された機能性のうちのいくつかまたはすべては、ウェブ・サーバによってホストされるウェブ・インターフェースを介しても、利用可能である。したがって、本明細書において論じられるシステムおよび方法は、患者に対してヘルスケア・スクリーニングを実施している間に、通院、救急診療所、および緊急治療室処置が、各々、それぞれに、関連ヘルスケア・ワーカ(例えば、医師、看護師、または医療技術者)の病原隔離を提供することができるように、様々なヘルスケア環境において、柔軟に配備され得る。
【0011】
図1~
図4は、いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングが利用され得る、例示的な使用事例を説明する、スクリーンショットである。
図5~
図13は、いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの概要を説明する、スクリーンショットである。
【0012】
図14および
図15は、いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUT)のいくつかの画面を例示する、スクリーンショットである。
【0013】
図16~
図26は、いくつかの例示的な実施形態に従った、患者に対するヘルスケア・スクリーニングの実施を行うために、ヘルスケア・ワーカのデバイス(例えば、スマートフォンまたはタブレットなどのモバイル・デバイス)によって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示する、スクリーンショットである。
【0014】
図27~
図48は、いくつかの例示的な実施形態に従った、患者のヘルスケア・スクリーニングへの参加を行うために、患者のデバイス(例えば、スマートフォンまたはスマートウォッチなどのモバイル・デバイス)によって提示されるような、非接触型ヘルスケア・スクリーニングのための例示的なGUIのいくつかの画面を例示する、スクリーンショットである。
【0015】
図49は、いくつかの例示的な実施形態に従った、非接触型ヘルスケア・スクリーニングの方法4900を実行する際の、患者の第1のモバイル・デバイスと、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスの動作を例示する、フローチャートである。方法4900における動作は、モバイル・デバイスに含まれる1つまたは複数のプロセッサ(例えば、マイクロプロセッサまたは他のハードウェア・プロセッサ)を使用して、実行され得る。
図49に示されるように、方法4900は、動作4910、4915、4916、4917、4918、4919、4920、4930、4931、4932、4940、4945を含む。
【0016】
動作4910において、第1のQRコードが、(例えば、患者が、非接触型ヘルスケア・スクリーニングに参加するために、到着したときまたはその直後に)患者に対して提示される。第1のQRコードは、ディスプレイ画面によって(例えば、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスによって、ヘルスケア施設の設置されたディスプレイ画面によって、掲示ボードによって、またはそれらの任意の適切な組み合わせによって)提示され得る。いくつかの例示的な実施形態においては、患者に対する命令が、第1のQRコードに付随し、第1のQRコードをスキャンするように患者を促す。非接触型ヘルスケア・スクリーニングのサポートとして、患者は、(例えば、自動車ガラス障壁などの透明な障壁を含む、1つまたは複数の障壁によって)ヘルスケア・ワーカから分離され、または病原的に隔離され得る。
【0017】
例えば、そのような命令は、モバイル・アプリをダウンロードするために、患者の第1のモバイル・デバイスを用いて(例えば、第1のモバイル・デバイスのカメラを第1のQRコードに対して向けることによって)、第1のQRコードをスキャンするように患者を促し得る。加えて、命令は、リンク(例えば、オンライン質問調査を介するなどして、ヘルスケア・スクリーニングを実施するように構成された、ウェブページへのユニフォーム・リソース・ロケータ(URL))を提供し得る。
【0018】
動作4915において、患者の第1のモバイル・デバイスは、まだインストールされていない場合、モバイル・アプリをダウンロードし、モバイル・アプリを起動する。起動されたモバイル・アプリの制御下で動作して、患者の第1のモバイル・デバイスは、その後、(例えば、モバイル・アプリの患者GUIを介して)、(例えば、ヘルスケア・スクリーニング質問調査の1つまたは複数の質問を実施することによって)この時点では、(例えば、1つまたは複数の障壁によって)ヘルスケア・ワーカから分離または病原的に隔離され続け得る、患者に対して、非接触型ヘルスケア・スクリーニングを実施する。
【0019】
動作4916において、患者の第1のモバイル・デバイスは、実施されたヘルスケア・スクリーニング質問調査において尋ねられた、質問に対する患者の応答のうちのいくつかまたはすべてに基づいて、ヘルスケア・ワーカとの対話(例えば、それまでの分離または他の病原隔離を伴わない対話)が、是認されるかどうかを決定する。是認されない場合、動作4917において、患者の第1のモバイル・デバイスは(例えば、モバイル・アプリの患者GUIを介して)、適切なアクション(例えば、自主退院、セルフケア、自宅での症状の監視、市販薬の調達など)を通じて、患者をガイドする。
【0020】
しかしながら、ヘルスケア・ワーカとの対話が、是認された場合、動作4918において、患者の第1のモバイル・デバイスは、動作4915において実施された非接触型ヘルスケア・スクリーニングの結果として、患者の質問調査応答のうちのいくつかもしくはすべて、患者の質問調査応答から引き出された1つもしくは複数の結論、または両方を符号化した第2のQRコードを生成する。
【0021】
動作4919において、患者の第1のモバイル・デバイスは(例えば、モバイル・アプリの患者GUIを介して)、生成された第2のQRコードを表示し、生成された第2のQRコードをヘルスケア・ワーカに対して示すように患者を促す。患者GUIのいくつかの例示的な実施形態においては、第2のQRコード内に符号化された情報のうちのいくつかまたはすべてを表示するために、ボタン、または他の制御要素が、操作可能である。患者GUIのある例示的な実施形態においては、近くのヘルスケア施設の1つまたは複数の位置を表示するために、ボタン(例えば、さらなるボタン)、または他の制御要素(例えば、さらなる制御要素)が、操作可能である。加えて、または代替として、動作4920において、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスは(例えば、モバイル・アプリのヘルスケア・ワーカGUIを介して)、患者に向けたプロンプトを表示し、第2のQRコードを提示することを患者に求めることなどによって、患者が第2のQRコードを提示することを要求するように、ヘルスケア・ワーカを促す。患者に対するプロンプトは、(例えば、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスのディスプレイ画面を患者に対して示すことによって)ヘルスケア・ワーカがプロンプトを患者に対して示すことを命じる命令とともに、表示され得る。
【0022】
1つまたは複数のプロンプトに応答して、患者は、(例えば、患者の第1のモバイル・デバイスのディスプレイ画面をヘルスケア・ワーカに対して示すことによって)第2のQRコードをヘルスケア・ワーカに対して示す。動作4930において、ヘルスケア・ワーカは、(例えば、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスのカメラを第2のQRコードに対して向けることによって)第2のQRコードをスキャンする。
【0023】
動作4931において、第2のQRコードをスキャンして、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスは、動作4915に実施された非接触型ヘルスケア・スクリーニングからの結果のうちのいくつかまたはすべてを取得する。そのような結果は、例えば、第2のQRコードのうちのいくつかもしくはすべてを復号すること、(例えば、第2のQRコード内に符号化された患者識別子に基づいて)ネットワーク上においてサーバから1つもしくは複数の結果をダウンロードすること、またはそれらの任意の適切な組み合わせによって、取得され得る。したがって、動作4932において、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスは(例えば、モバイル・アプリのヘルスケア・ワーカ・GUIを介して)、動作4915において実施されたヘルスケア・スクリーニング質問調査に対する患者の応答のうちの1つまたは複数を表示する。応答は、(例えば、応答がどの程度現在のものであるか、またはどの程度変化している可能性があるかの指標を、ヘルスケア・ワーカに対して与えるために)質問調査の実施以降の経過時間とともに、表示され得る。
【0024】
ヘルスケア・ワーカGUIのいくつかの例示的な実施形態においては、患者の第1のモバイル・デバイス(例えば、患者のスマートフォン)に対して、通話(例えば、電話、ビデオ、音声、またはそれらの任意の適切な組み合わせ)を開始するために、ボタン、または他の制御要素が、操作可能である。ヘルスケア・ワーカGUIのある例示的な実施形態においては、(例えば、期限が切れた、または他の信頼性が低いと見なされる、以前に取得された応答に取って代わる、現在の応答を取得するための)ヘルスケア・スクリーニング質問調査の再実施を要求するために、ボタン(例えば、さらなるボタン)、または他の制御要素(例えば、さらなる制御要素)が、操作可能である。ヘルスケア・ワーカGUIのそのような例示的な実施形態においては、再実施ボタンの作動は、患者に向けたプロンプトを表示し、ヘルスケア・スクリーニング質問調査を繰り返すことを患者に求めることなどによって、患者がヘルスケア・スクリーニング質問調査を繰り返すことを要求するように、ヘルスケア・ワーカを促すことを、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスに行わせる。患者に対するプロンプトは、(例えば、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスのディスプレイ画面を患者に対して示すことによって)ヘルスケア・ワーカがプロンプトを患者に対して示すことを命じる命令とともに、表示され得る。
【0025】
動作4940において、第2のモバイル・デバイスは(例えば、モバイル・アプリのヘルスケア・ワーカ・GUIを介して)、(例えば、生体サンプルの収集を含む)ヘルスケア検査を実施すること、(例えば、ヘルスケア・ワーカからの患者の分離もしくは他の病原隔離を再開することを伴うもしくは伴わない)、より洗練されたヘルスケア・スクリーニング質問調査を実施すること、患者を別のヘルスケア施設(例えば、研究所)に対して差し向ける、(例えば、ヘルスケア・ワーカとの、もしくは当直医などの他のヘルスケア人員との)バーチャル診察を開始すること、対面医療予約に患者をスケジュールすること、またはそれらの任意の適切な組み合わせなど、任意の適切なさらなる手順における各自の役割を通じて、ヘルスケア・ワーカをガイドする。動作4945において、患者の第1のモバイル・デバイスは(例えば、モバイル・アプリの患者GUIを介して)、ヘルスケア・ワーカの第2のモバイル・デバイスによる動作4940の実行に対応する、同時の補完的な方式で、任意の適切なさらなる手順における各自の役割を通じて、患者をガイドする。
【0026】
様々な例示的な実施形態に従うと、本明細書において説明される方法のうちの1つまたは複数は、非接触型ヘルスケア・スクリーニングを行い得る。さらに、本明細書において説明される方法のうちの1つまたは複数は、質問調査を実施するヘルスケア・ワーカからの患者の分離または他の病原隔離を維持しながら、患者に対する質問調査の実施を行うことができる。したがって、本明細書において説明される方法のうちの1つまたは複数は、既存のシステムおよび方法の能力と比較して、病原体伝染のリスクを低減させ、ならびにヘルスケア施設およびヘルスケア手順に対する国民の信頼を高めることができる。
【0027】
図50は、マシン可読媒体1122(例えば、非一時的マシン可読媒体、マシン可読記憶媒体、コンピュータ可読記憶媒体、またはそれらの任意の適切な組み合わせ)から、命令1124を読み取り、本明細書において論じられる方法のうちのいずれか1つまたは複数を、全体的または部分的に実行することができる、いくつかの例示的な実施形態に従った、マシン1100のコンポーネントを例示する、ブロック図である。具体的には、
図50は、本明細書において論じられる方法のうちのいずれか1つまたは複数を、マシン1100に実行させるための、命令1124(例えば、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、または他の遂行可能コード)が、その中で、全体的または部分的に遂行され得る、コンピュータ・システム(例えば、コンピュータ)の例示的な形態で、マシン1100を示している。
【0028】
代替的な実施形態においては、マシン1100は、スタンドアロン・デバイスとして動作し、または他のマシンに対して通信可能に結合(例えば、ネットワーク結合)され得る。ネットワーク結合された配備においては、マシン1100は、サーバ-クライアント・ネットワーク環境における、サーバ・マシンもしくはクライアント・マシンの立場で、または分散(例えば、ピアツーピア)ネットワーク環境における、ピア・マシンとして、動作し得る。マシン1100は、サーバ・コンピュータ、クライアント・コンピュータ、パーソナル・コンピュータ(PC)、タブレット・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ネットブック、セルラ電話、スマートフォン、セットトップ・ボックス(STB)、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、ウェブ家電、ネットワーク・ルータ、ネットワーク・スイッチ、ネットワーク・ブリッジ、またはそのマシンによって取られるアクションを指定する命令1124を、順次的または他の方法で、遂行することが可能な任意のマシンであり得る。さらに、単一のマシンだけが、例示されているが、「マシン」という用語は、本明細書において論じられる方法のうちのいずれか1つまたは複数のすべてまたは一部を実行するために、単独でまたは共同して、命令1124を遂行する、マシンの任意の集まりも含むと解釈されるものとする。
【0029】
マシン1100は、バス1108を介して互いに通信するよう構成された、プロセッサ1102(例えば、1つもしくは複数の中央処理ユニット(CPU)、1つもしくは複数のグラフィックス処理ユニット(GPU)、1つもしくは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、1つもしくは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、1つもしくは複数の無線周波数集積回路(RFIC)、またはそれらの任意の適切な組み合わせ)と、メイン・メモリ1104と、静的メモリ1106とを含む。プロセッサ1102は、プロセッサ1102が、本明細書において説明される方法のうちのいずれか1つまたは複数を、全体的または部分的に実行するように構成可能であるように、命令1124のいくつかまたはすべてによって、一時的または恒久的に構成可能な、ソリッドステート・デジタル・マイクロ回路(例えば、電子、光学、または両方)を含む。例えば、プロセッサ1102の1つまたは複数のマイクロ回路のセットは、本明細書において説明された1つまたは複数のモジュール(例えば、ソフトウェア・モジュール)を遂行するように構成可能であり得る。いくつかの例示的な実施形態においては、プロセッサ1102は、その中の複数のコアの各々が、本明細書において論じられる方法のうちのいずれか1つまたは複数を、全体的または部分的に実行することができる、別個のプロセッサとして振る舞う、マルチコアCPU(例えば、デュアルコアCPU、クアッドコアCPU、8コアCPU、または128コアCPU)である。本明細書において説明される有益な効果は、少なくともプロセッサ1102を有する、マシン1100によって提供され得るが、これらの同じ有益な効果は、プロセッサを含まない異なる種類のマシン(例えば、純粋なマシンシステム、純粋な油圧システム、またはハイブリッドマシン油圧システム)によって、そのようなプロセッサなしのマシンが、本明細書において説明される方法のうちの1つまたは複数を実行するように構成されている場合に、提供され得る。
【0030】
マシン1100は、グラフィックス・ディスプレイ1110(例えば、プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プロジェクタ、陰極線管(CRT)、またはグラフィックスもしくはビデオを表示することが可能な他の任意のディスプレイ)をさらに含み得る。マシン1100は、英数字入力デバイス1112(例えば、キーボードまたはキーパッド)、ポインタ入力デバイス1114(例えば、マウス、タッチパッド、タッチスクリーン、トラックボール、ジョイスティック、スタイラス、動きセンサ、アイ・トラッキング・デバイス、データ・グローブ、または他のポインティング器具)、データ記憶1116、音声生成デバイス1118(例えば、サウンド・カード、アンプ、スピーカ、ヘッドホン・ジャック、またはそれらの任意の適切な組み合わせ)、およびネットワーク・インターフェース・デバイス1120も含み得る。
【0031】
データ記憶1116(例えば、データ記憶デバイス)は、本明細書において説明される方法または機能のうちのいずれか1つまたは複数を具現化する命令1124が、その上に記憶された、マシン可読媒体1122(例えば、有形な非一時的マシン可読記憶媒体)を含む。命令1124は、マシン1100によるそれの遂行前または遂行中に、完全にまたは少なくとも部分的に、メイン・メモリ1104内にも、静的メモリ1106内にも、プロセッサ1102内(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)にも、またはそれらの任意の適切な組み合わせでも、存続し得る。したがって、メイン・メモリ1104、静的メモリ1106、およびプロセッサ1102は、マシン可読媒体(例えば、有形な非一時的マシン可読媒体)と見なされ得る。命令1124は、ネットワーク・インターフェース・デバイス1120を介して、ネットワーク190上において、送信または受信され得る。例えば、ネットワーク・インターフェース・デバイス1120は、いずれか1つまたは複数の転送プロトコル(例えば、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP))を使用して、命令1124を通信し得る。
【0032】
いくつかの例示的な実施形態においては、マシン1100は、ポータブル・コンピューティング・デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット・コンピュータ、またはウェアラブル・デバイス)であり得、1つまたは複数の追加の入力コンポーネント1130(例えば、センサまたはゲージ)を有し得る。そのような入力コンポーネント1130の例は、画像入力コンポーネント(例えば、1つまたは複数のカメラ)、音声入力コンポーネント(例えば、1つまたは複数のマイクロフォン)、方向入力コンポーネント(例えば、コンパス)、位置入力コンポーネント(例えば、全地球測位システム(GPS)受信機)、向き入力コンポーネント(例えば、ジャイロスコープ)、動き検出コンポーネント(例えば、1つまたは複数の加速度計)、高度検出コンポーネント(例えば、高度計)、温度入力コンポーネント(例えば、温度計)、およびガス検出コンポーネント(例えば、ガスセンサ)を含む。これらの入力コンポーネント1130のうちのいずれか1つまたは複数によって集められた入力データは、本明細書において説明されるモジュールのいずれかによって使用するために、(例えば、ユーザの好み、適用可能な規制、またはそれらの任意の適切な組み合わせに従って実装される、オプトイン同意またはオプトアウト同意などの、個人識別可能情報(PII)に対する適切なプライバシ通知および保護を伴って)アクセス可能および利用可能であり得る。
【0033】
本明細書において使用される場合、「メモリ」という用語は、データを一時的または恒久的に記憶することができる、マシン可読媒体を指し、限定されることなく、ランダムアクセス・メモリ(RAM)、リードオンリ・メモリ(ROM)、バッファ・メモリ、フラッシュ・メモリ、およびキャッシュ・メモリを含むと解釈され得る。マシン可読媒体1122は、例示的な実施形態においては、単一の媒体であるとして示されているが、「マシン可読媒体」という用語は、命令を記憶することができる、単一の媒体または複数の媒体(例えば、集中型もしくは分散型データベース、または関連付けられたキャッシュおよびサーバ)を含むと解釈されるべきである。「マシン可読媒体」という用語は、命令1124が、マシン1100の1つまたは複数のプロセッサ(例えば、プロセッサ1102)によって遂行されたときに、マシン1100に、本明細書において説明される方法のうちのいずれか1つまたは複数を、全体的または部分的に実行させるように、マシン1100によって遂行するための命令1124を搬送(例えば、記憶または通信)することが可能な、いずれかの媒体、または複数の媒体の組み合わせを含むとも解釈されるものとする。したがって、「マシン可読媒体」は、単一の記憶装置またはデバイス、および複数の記憶装置またはデバイスを含む、クラウドベースの記憶システムまたは記憶ネットワークを指す。「マシン可読媒体」という用語は、限定されることなく、ソリッドステート・メモリ・チップ、光ディスク、磁気ディスク、またはそれらの任意の適切な組み合わせの例示的な形態を取る、1つまたは複数の有形な非一時的データ・レポジトリ(例えば、データ・ボリューム)を含むと適宜解釈されるものとする。
【0034】
本明細書において使用される場合の「非一時的」マシン可読媒体は、特に、伝播信号それ自体を除外する。様々な例示的な実施形態に従うと、マシン1100によって遂行するための命令1124は、キャリア媒体(例えば、マシン可読キャリア媒体)を介して、通信されることができる。そのようなキャリア媒体の例は、非一過的キャリア媒体(例えば、1つの場所から別の場所に物理的に移動可能な、ソリッドステート・メモリなどの、非一時的マシン可読記憶媒体)と、一過的キャリア媒体(例えば、命令1124を通信するキャリア波または他の伝搬信号)とを含む。
【0035】
ある例示的な実施形態は、モジュールを含むものとして、本明細書において説明される。モジュールは、ソフトウェア・モジュール(例えば、マシン可読媒体もしくは送信媒体に記憶されたもしくは他の方法で具現化されたコード)、ハードウェア・モジュール、またはそれらの任意の適切な組み合わせを構成し得る。「ハードウェア・モジュール」は、ある動作を実行することが可能な、有形な(例えば、非一時的)物理コンポーネント(例えば、1つまたは複数のプロセッサのセット)であり、ある物理的な方式で、構成または配置され得る。様々な例示的な実施形態においては、1つもしくは複数のコンピュータ・システム、またはそれの1つもしくは複数のハードウェア・モジュールは、そのモジュールについての、本明細書において説明された動作を実行するために動作するハードウェア・モジュールとして、ソフトウェア(例えば、アプリケーションまたはそれの部分)によって構成され得る。
【0036】
いくつかの例示的な実施形態においては、ハードウェア・モジュールは、機械的、電子的、油圧式、またはそれらの任意の適切な組み合わせで、実装され得る。例えば、ハードウェア・モジュールは、ある動作を実行するように恒久的に構成された、特化された回路またはロジックを含み得る。ハードウェア・モジュールは、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)またはASICなどの、専用プロセッサであり得、または専用プロセッサを含み得る。ハードウェア・モジュールは、ある動作を実行するために、ソフトウェアによって一時的に構成される、プログラマブル・ロジックまたは回路も含み得る。例として、ハードウェア・モジュールは、CPUまたは他のプログラマブル・プロセッサ内に包含された、ソフトウェアを含み得る。ハードウェア・モジュールを、機械的に実装するか、油圧式で実装するか、特化された恒久的に構成された回路で実装するか、それとも(例えば、ソフトウェアによって構成される)一時的に構成される回路で実装するかについての決定は、コストおよび時間を検討することによって、左右され得ることが認識される。
【0037】
したがって、「ハードウェア・モジュール」という語句は、ある方式で動作するために、または本明細書において説明されるある動作を実行するために、物理的に構築され、恒久的に構成され(例えば、配線接続され)、または一時的に構成され(例えば、プログラムされ)得る、有形なエンティティを包含すると理解されるべきである。さらに、本明細書において使用される場合、「ハードウェア実装されるモジュール」という語句は、ハードウェア・モジュールを指す。ハードウェア・モジュールが、一時的に構成される(例えば、プログラムされる)、例示的な実施形態を検討すると、ハードウェア・モジュールの各々は、時間におけるいずれか1つのインスタンスにおいて、構成またはインスタンス化される必要がない。例えば、ハードウェア・モジュールが、専用プロセッサになるように、ソフトウェアによって構成される、CPUを含む場合、CPUは、異なる時間においては、(例えば、各々が異なるハードウェア・モジュール内に含まれる)それぞれ異なる専用プロセッサとして、構成され得る。ソフトウェア(例えば、ソフトウェア・モジュール)は、例えば、時間の1つのインスタンスにおいては、特定のハードウェア・モジュールになる、または特定のハードウェア・モジュールを構成するように、また時間の異なるインスタンスにおいては、異なるハードウェア・モジュールになる、または異なるハードウェア・モジュールを構成するように、1つまたは複数のプロセッサを適宜構成し得る。
【0038】
ハードウェア・モジュールは、他のハードウェア・モジュールに対して情報を提供し、他のハードウェア・モジュールから情報を受信することができる。したがって、説明されたハードウェア・モジュールは、通信可能に結合されていると見なされ得る。複数のハードウェア・モジュールが、同時に存在する場合、通信は、ハードウェア・モジュールのうちの2つ以上の間における、(例えば、回路およびバス上における)信号送信を通して、達成され得る。複数のハードウェア・モジュールが、異なる時間において、構成またはインスタンス化される、実施形態においては、そのようなハードウェア・モジュール間における通信は、例えば、複数のハードウェア・モジュールがアクセスするメモリ構造における情報の記憶および取り出しを通して、達成され得る。例えば、1つのハードウェア・モジュールは、動作を実行し、その動作の出力を、それが通信可能に結合されたメモリ(例えば、メモリ・デバイス)内に記憶し得る。その後、さらなるハードウェア・モジュールが、後の時間において、記憶された出力を取り出し、処理するために、メモリにアクセスし得る。ハードウェア・モジュールは、入力デバイスまたは出力デバイスとの通信も開始し得、リソース(例えば、コンピューティング・リソースからの情報の集まり)上において、動作することができる。
【0039】
本明細書において説明される例示的な方法の様々な動作は、関連動作を実行するために、(例えば、ソフトウェアによって)一時的に構成される、または恒久的に構成された、1つまたは複数のプロセッサによって、少なくとも部分的に、実行され得る。一時的に構成されるか、それとも恒久的に構成されるかにかかわらず、そのようなプロセッサは、本明細書において説明される1つまたは複数の動作または機能を実行するために動作する、プロセッサ実装されるモジュールを構成し得る。本明細書において使用される場合、「プロセッサ実装されるモジュール」は、ハードウェアが1つまたは複数のプロセッサを含む、ハードウェア・モジュールを指す。したがって、プロセッサは、ハードウェアの例であり、本明細書において論じられる方法のうちのいずれか1つまたは複数の中の少なくともいくつかの動作は、1つまたは複数のプロセッサ実装されるモジュール、ハードウェア実装されるモジュール、またはそれらの任意の適切な組み合わせによって、実行され得るので、本明細書において説明される動作は、少なくとも部分的にプロセッサ実装され、ハードウェア実装され、または両方であり得る。
【0040】
さらに、そのような1つまたは複数のプロセッサは、「クラウド・コンピューティング」環境において、または(例えば、「サービスとしてのソフトウェア」(SaaS)実装内における)サービスとして、動作を実行し得る。例えば、本明細書において論じられる方法のうちのいずれか1つまたは複数の中の少なくともいくつかの動作は、(例えば、プロセッサを含むマシンの例としての)コンピュータのグループによって実行され得、これらの動作は、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、また1つまたは複数の適切なインターフェース(例えば、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API))を介して、アクセス可能である。ある動作の実行は、単一のマシン内だけに存続するか、それとも多数のマシンにわたって配備されるかにかかわらず、1つまたは複数のプロセッサ間で分散され得る。いくつかの例示的な実施形態においては、1つまたは複数のプロセッサまたはハードウェア・モジュール(例えば、プロセッサ実装されるモジュール)は、単一の地理的位置に(例えば、家庭環境、オフィス環境、またはサーバ・ファーム内に)、配置され得る。他の例示的な実施形態においては、1つまたは複数のプロセッサまたはハードウェア・モジュールは、多数の地理的位置にわたって、分散され得る。
【0041】
本明細書を通して、複数のインスタンスは、単一のインスタンスとして説明された、コンポーネント、動作、または構造を実装し得る。1つまたは複数の方法の個々の動作は、別個の動作として例示され、説明されているが、個々の動作のうちの1つまたは複数は、並行して実行され得、例示された順序で動作が実行されることを、何ものも必要としない。例示的な構成において、別個のコンポーネントおよび機能として提示された、構造およびそれらの機能性は、組み合わされた機能を有する、組み合わされた構造またはコンポーネントとして、実装され得る。同様に、単一のコンポーネントとして提示された、構造および機能性は、別個のコンポーネントおよび機能として、実装され得る。これらおよび他の変形形態、変更、追加、および改善は、本明細書における主題の範囲に入る。
【0042】
本明細書において論じられる主題のいくつかの部分は、メモリ(例えば、コンピュータ・メモリまたは他のマシン・メモリ)内に、ビットまたはバイナリ・デジタル信号として記憶された、データに対する操作のアルゴリズムまたはシンボル表現の観点から、提示され得る。そのようなアルゴリズムまたはシンボル表現は、自分の仕事の内容を他の当業者に対して伝えるために、データ処理技術分野の当業者によって使用される、技法の例である。本明細書において使用される場合、「アルゴリズム」は、所望の結果をもたらす、動作または類似の処理の自己整合的なシーケンスである。この文脈においては、アルゴリズムおよび動作は、物理量の物理的操作を含む。必ずではないが、典型的には、そのような量は、マシンによって記憶され、アクセスされ、転送され、組み合わされ、比較され、または他の方法で操作されることが可能な、電気信号、磁気信号、または光信号の形態を取り得る。そのような信号を、「データ」、「内容」、「ビット」、「値」、「要素」、「シンボル」、「文字」、「項」、「数」、または「数字」などの単語を使用して指すことは、主に慣用であるという理由で、時に便利である。しかしながら、これらの単語は、便利なラベルに過ぎず、適切な物理量と関連付けられるべきである。
【0043】
特に別段の指摘がない限り、「アクセスする」、「処理する」、「検出する」、「計算する」、「算出する」、「決定する」、「生成する」、「提示する」、または「表示する」などの単語を使用する、本明細書における議論は、1つまたは複数のメモリ(例えば、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、もしくはそれらの任意の適切な組み合わせ)、レジスタ、または情報を受信し、記憶し、送信し、もしくは表示する、他のマシン・コンポーネント内において、物理的(例えば、電子的、磁気的、または光学的)な量として表されるデータを操作または変換する、マシン(コンピュータ)によって実行可能なアクションまたはプロセスに言及する。さらに、特に別段の指摘がない限り、「a」または「an」という用語は、本明細書においては、特許文献において普通であるように、1つまたは2つ以上のインスタンスを含むものとして、使用される。最後に、本明細書において使用される場合、接続詞「または」は、特に別段の指摘がない限り、非排他的な「または」を指す。
【0044】
以下に列挙される説明は、本明細書において論じられる方法、マシン可読媒体、およびシステム(例えば、マシン、デバイス、または他の装置)の様々な例を説明する。別個にまたは組み合わせて解釈される、例の1つまたは複数の特徴は、本出願の開示内において検討されるべきであることに留意されたい。
【0045】
第1の例は、
患者デバイス(例えば、第1のモバイルデバイス)の1つまたは複数のプロセッサが、モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能なモバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスのユーザに対して質問調査を実施する工程と、
患者デバイスの1つまたは複数のプロセッサが、患者デバイスのユーザに対する質問調査の実施の完了に応答して、患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第2の光学的に可読なコードを生成する第2コード生成工程と、
患者デバイスの1つまたは複数のプロセッサが、患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した生成された第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、提示された第2の光学的に可読なコードは、患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の符号化された結果をワーカ・デバイスにおいて取得するために、ワーカ・デバイス(例えば、第2のモバイル・デバイス)によってスキャン可能である、工程と、を備える方法を提供する。
【0046】
第2の例は、第1の例に従った方法を提供し、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードのスキャンは、第1の光学的に可読なコードが、施設の設置されたディスプレイ画面によって患者デバイスに対して提示されたことに応答して、患者デバイスによって開始される。
【0047】
第3の例は、第1の例または第2の例に従った方法を提供し、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードのスキャンは、第1の光学的に可読なコードがワーカ・デバイスのモバイル・ディスプレイ画面によって患者デバイスに対して提示されたことに応答して、患者デバイスによって開始される。
【0048】
第4の例は、第1乃至第3の例のいずれかに従った方法を提供し
患者デバイスのユーザは、第1のユーザであり、
方法は、
患者デバイスの第1のユーザとワーカ・デバイスの第2のユーザとの間の対面対話が発生すべきかどうかを決定する対話可否決定工程をさらに備える。
【0049】
第5の例は、第4の例に従った方法を提供し、
対話可否決定工程は、患者デバイスの第1のユーザとワーカ・デバイスの第2のユーザとの間の対面対話が発生すべきであると決定する対話発生決定工程を含み、
第2コード生成工程は、対話発生決定工程に応答したものである。
【0050】
第6の例は、
ワーカ・デバイス(例えば、第1のモバイル・デバイス)の1つまたは複数のプロセッサが、モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能なモバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイス(例えば、第2のモバイル・デバイス)の第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンする第1コードスキャン工程と、
ワーカ・デバイスの1つまたは複数のプロセッサが、スキャンされた第1の光学的に可読なコードに基づいて、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を取得する工程と、
ワーカ・デバイスの1つまたは複数のプロセッサが、ワーカ・デバイスの第2のユーザに対し、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の取得された結果の提示を行う工程と、を備える方法を提供する。
【0051】
第7の例は、第6の例に従った方法であって、
第2の光学的に可読なコードのスキャンによって取得可能なモバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、モバイル・アプリは、患者デバイスの第1のユーザに対して質問調査を実施するように患者デバイスを構成する、工程をさらに備える方法を提供する。
【0052】
第8の例は、第7の例に従った方法を提供し
第1コードスキャン工程は、患者デバイスによるワーカ・デバイスに対する第1の光学的に可読なコードの提示に応答したものである。
【0053】
第9の例は、第8の例に従った方法を提供し、
患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードの提示は、ワーカ・デバイスに対して第1の光学的に可読なコードを提示することを、ワーカ・デバイスの第2のユーザが患者デバイスの第1のユーザに要求している旨のプロンプトのワーカ・デバイスによる提示に応答したものである。
【0054】
第10の例は、第6乃至第9の例のいずれかに従った方法であって、
ワーカ・デバイスの第2のユーザが、患者デバイスの第1のユーザを手順中にガイドすることを命じる命令の、ワーカ・デバイスの第2のユーザに対する提示を行う工程をさらに備える方法を提供する。
【0055】
第11の例は、命令を備えるマシン可読媒体(例えば、非一時的マシン可読記憶媒体)を提供し、前記命令は、患者デバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、患者デバイスに、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能なモバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスのユーザに対して質問調査を実施する工程と、
患者デバイスのユーザに対する質問調査の実施の完了に応答して、患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第2の光学的に可読なコードを生成する工程と、
患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した生成された第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、提示された第2の光学的に可読なコードは、患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の符号化された結果をワーカ・デバイスにおいて取得するために、ワーカ・デバイスによってスキャン可能である、工程と、を備える動作を行わせる。
【0056】
第12の例は、第11の例に従ったマシン可読媒体を提供し、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードのスキャンは、第1の光学的に可読なコードがワーカ・デバイスのモバイル・ディスプレイ画面によって患者デバイスに対して提示されたことに応答して、患者デバイスによって開始される。
【0057】
第13の例は、第11の例または第12の例に従ったマシン可読媒体を提供し、
患者デバイスのユーザは、第1のユーザであり、
動作は、
患者デバイスの第1のユーザとワーカ・デバイスの第2のユーザとの間の対面対話が発生すべきかどうかを決定する工程をさらに備える。
【0058】
第14の例は、命令を備えるマシン可読媒体(例えば、非一時的マシン可読記憶媒体)を提供し、命令は、ワーカ・デバイスの1つまたは複数のプロセッサによる実行時に、ワーカ・デバイスに、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能なモバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンする工程と、
スキャンされた第1の光学的に可読なコードに基づいて、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を取得する工程と、
ワーカ・デバイスの第2のユーザに対し、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の取得された結果の提示を行う工程と、を備える動作を行わせる。
【0059】
第15の例は、第14の例に従ったマシン可読媒体を提供し、動作は、
第2の光学的に可読なコードのスキャンによって取得可能なモバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、モバイル・アプリは、患者デバイスの第1のユーザに対して質問調査を実施するように患者デバイスを構成する、工程をさらに備える。
【0060】
第16の例は、第15の例に従ったマシン可読媒体を提供し、
患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードのスキャンは、患者デバイスによるワーカ・デバイスに対する第1の光学的に可読なコードの提示に応答したものである。
【0061】
第17の例は、システム(例えば、コンピュータシステム)であって、
1つまたは複数のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、命令は、1つまたは複数のプロセッサのうちの少なくとも1つのプロセッサによる実行時に、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能なモバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスのユーザに対して質問調査を実施する工程と、
患者デバイスのユーザに対する質問調査の実施の完了に応答して、患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第2の光学的に可読なコードを生成する工程と、
患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した生成された第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、提示された第2の光学的に可読なコードは、患者デバイスのユーザに対して実施された質問調査の符号化された結果をワーカ・デバイスにおいて取得するために、ワーカ・デバイスによってスキャン可能である、工程と、を備える動作をシステムに行わせる、システムを提供する。
【0062】
第18の例は、第17の例に従ったシステムを提供し、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第1の光学的に可読なコードのスキャンは、第1の光学的に可読なコードがワーカ・デバイスのモバイル・ディスプレイ画面によって患者デバイスに対して提示されたことに応答して、患者デバイスによって開始される。
【0063】
第19の例は、システム(例えば、コンピュータシステム)であって、
1つまたは複数のプロセッサと、
命令を記憶するメモリと、を備え、命令は、1つまたは複数のプロセッサのうちの1つ以上のプロセッサによる実行時に、システムに、
モバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードをスキャンすることによって取得可能なモバイル・アプリのインストールおよび起動に応答して、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を符号化した第1の光学的に可読なコードをスキャンする工程と、
スキャンされた第1の光学的に可読なコードに基づいて、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の結果を取得する工程と、
ワーカ・デバイスの第2のユーザに対し、患者デバイスの第1のユーザに対して実施された質問調査の取得された結果の提示を行う工程と、を備える動作を行わせるシステムを提供する。
【0064】
第20の例は、第19の例に従ったシステムを提供し、動作は、
第2の光学的に可読なコードのスキャンによって取得可能なモバイル・アプリを取得するための命令を符号化した第2の光学的に可読なコードの提示を行う工程であって、モバイル・アプリは、患者デバイスの第1のユーザに対して質問調査を実施するように患者デバイスを構成する、工程をさらに備える。
【0065】
第21の例は、先に説明された例のいずれか1つにおいて実行される動作(例えば、方法動作)を行うようにマシンを制御するための、マシン可読命令を搬送する、キャリア媒体を提供する。
【国際調査報告】