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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-11
(54)【発明の名称】連続血糖測定装置
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/1473 20060101AFI20230501BHJP
【FI】
A61B5/1473
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022552912
(86)(22)【出願日】2021-03-10
(85)【翻訳文提出日】2022-09-02
(86)【国際出願番号】 KR2021002978
(87)【国際公開番号】W WO2021201457
(87)【国際公開日】2021-10-07
(31)【優先権主張番号】10-2020-0038783
(32)【優先日】2020-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510115030
【氏名又は名称】アイセンス,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003339
【氏名又は名称】弁理士法人南青山国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャエ,キュンチュル
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,ヒュンホ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,ゴアンイェル
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ジフーン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ジンウォン
【テーマコード(参考)】
4C038
【Fターム(参考)】
4C038KK10
4C038KL01
4C038KY02
4C038KY04
4C038KY13
(57)【要約】
【課題】連続血糖測定装置に関し、製作および使用の利便性をより向上させる。
【解決手段】身体付着ユニットがアプリケータの内部に存在する状態で保護キャップを分離除去するなどのユーザーの操作によって身体付着ユニットに電源を供給して作動開始させることによって、身体付着ユニットの作動開始時点が身体への挿入付着直前にユーザー操作によって行われ、身体付着ユニットを適切な時点に作動開始することができ、身体付着ユニットを作動開始するための別の付加作業を行わなくても、単に保護キャップを除去するだけで身体付着ユニットが作動開始されて使用の利便性を向上させ、身体付着ユニットにバッテリー電源が供給されるようにする電源供給スイッチ手段の作動方式を保護キャップの分離除去操作に連動する様々な方式で形成し、製作および使用の利便性をより向上させることができる連続血糖測定装置を提供する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周期的に血糖値を測定できるように身体に挿入付着可能に形成される身体付着ユニットと、
前記身体付着ユニットが内部に結合固定されるように形成され、前記身体付着ユニットが身体に挿入して付着するように、ユーザーの操作によって前記身体付着ユニットを外部に吐出するように作動するアプリケータと、を含み、
前記身体付着ユニットの内部には、電源供給のためのバッテリーが内蔵され、前記身体付着ユニットは、前記アプリケータの内部に配置された状態でユーザーの操作によって前記バッテリーの電源が供給されて作動開始される連続血糖測定装置。
【請求項2】
前記アプリケータには、内部に配置された前記身体付着ユニットが外部への露出が遮断されるように保護キャップが分離可能に結合され、
前記保護キャップの分離除去動作に連動して前記身体付着ユニットに前記バッテリーの電源が供給されるように作動する電源供給スイッチ手段が備えられる請求項1に記載の連続血糖測定装置。
【請求項3】
前記アプリケータは、
前記保護キャップが結合された状態で前記身体付着ユニットを外部に吐出させる操作が前記保護キャップによって防止されるように形成される請求項2に記載の連続血糖測定装置。
【請求項4】
前記身体付着ユニットは、
底面が皮膚に付着するように形成されるハウジングと、
前記バッテリーと電気的に接続できるように前記ハウジングの内部に配置されるPCB基板と、
一端部が前記ハウジングの底面から外部に突出するように前記ハウジングの内部に配置され、前記PCB基板と電気的に接続されるセンサ部材と、を含み、
前記電源供給スイッチ手段は、前記保護キャップが分離除去されることにより、前記バッテリーから前記PCB基板に電源が供給されるように動作する請求項2に記載の連続血糖測定装置。
【請求項5】
前記電源供給スイッチ手段は、
前記PCB基板に形成される基板接点と、
前記バッテリーと接続されるバッテリー接点と、
前記基板接点とバッテリー接点に同時に接触できるように前記ハウジング内部 に移動可能に取り付けられるスイッチ端子と、を含み、
前記スイッチ端子は、前記保護キャップの分離除去動作に連動して前記基板接点とバッテリー接点に同時に接触するように移動して相互電気的に接続される請求項4に記載の連続血糖測定装置。
【請求項6】
前記電源供給スイッチ手段は、
前記スイッチ端子が前記基板接点とバッテリー接点に同時接触する方向に前記スイッチ端子に弾性力を加える弾性部材と、
前記保護キャップの一面に突出して形成され、前記保護キャップが前記アプリケータに結合された状態で前記スイッチ端子が前記基板接点とバッテリー接点から離隔するように前記スイッチ端子を加圧する作動突起と、をさらに含む請求項5に記載の連続血糖測定装置。
【請求項7】
前記ハウジングの底面には、前記保護キャップの作動突起が挿入ガイドされるように内側方向に突出する挿入ガイド部が形成される請求項6に記載の連続血糖測定装置。
【請求項8】
前記挿入ガイド部の突出端部には、前記作動突起によって加圧変形され、前記ハウジングの内部空間を外部遮断する延性材料の遮断膜が配置される請求項7に記載の連続血糖測定装置。
【請求項9】
前記電源供給スイッチ手段は、
イネーブル端子に入力される電気信号に応じて前記バッテリーと前記PCB基板を電気的に接続または遮断するスイッチ素子と、
一端は接地されており、他端は前記イネーブル端子に接続されるスイッチ接点と、
前記保護キャップの一側に形成され、前記保護キャップの分離除去の可否に応じて、前記スイッチ接点の一端と他端を電気的に接続または遮断させる接続端子と、を含み、
前記接続端子が前記スイッチ接点の一端と他端を電気的に接続すると、前記イネーブル端子にロー電気信号が入力され、前記接続端子が前記スイッチ接点の一端と他端を電気的に遮断すると、前記バッテリーの電源によって前記イネーブル端子にハイ電気信号が入力される請求項4に記載の連続血糖測定装置。
【請求項10】
前記スイッチ接点は、
前記ハウジングの内部空間に位置するように形成され、
前記保護キャップの一側には、前記スイッチ接点に向かって突出する作動突起が形成され、
前記作動突起の先端に前記接続端子が形成され、
前記ハウジングの底面には、前記保護キャップの作動突起が挿入ガイドされるように内側方向に突出する挿入ガイド部が形成される請求項9に記載の連続血糖測定装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、連続血糖測定装置に関する。より具体的には、身体付着ユニットがアプリケータの内部に存在する状態で保護キャップを分離除去するなどのユーザーの操作によって身体付着ユニットに電源を供給して作動開始させることによって、身体付着ユニットの作動開始時点が身体への挿入付着直前にユーザー操作によって行われ、身体付着ユニットを適切な時点に作動開始することができ、身体付着ユニットを作動開始するための別の付加作業を行わなくても、単に保護キャップを除去するだけで身体付着ユニットが作動開始されて使用の利便性を向上させ、身体付着ユニットにバッテリー電源が供給されるようにする電源供給スイッチ手段の作動方式を保護キャップの分離除去操作に連動する様々な方式で形成し、製作および使用の利便性をより向上させることができる連続血糖測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
糖尿病は、現代人に多く発生する慢性疾患であって、国内の場合、全人口の5%に相当する200万人以上に達している。
【0003】
糖尿病は、肥満、ストレス、誤った食習慣、先天性遺伝など様々な原因によって膵臓で作られるインスリンが絶対的に不足または相対的に不足して血液中の糖についてのバランスを正せないことによって、血中に糖成分が絶対的に多くなって発症する。
【0004】
血液中には、通常、一定濃度のグルコースが含まれており、組織細胞は、ここでエネルギーを得ている。
【0005】
しかし、グルコースが必要以上に増加すると、肝臓や筋肉または脂肪細胞などに適切に保存されず、血液中に蓄積し、これにより糖尿病患者は、正常人よりはるかに高い血糖が維持され、過剰な血糖は、組織をそのまま通過して尿に排出されることによって、身体の各組織に絶対的に必要な糖分は不足になり、身体の各組織に異常をもたらすことになる。
【0006】
糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がないのが特徴であるが、病気が進行すると糖尿病特有の多飲、多食、多尿、体重減少、全身倦怠感、皮膚のかゆみ、手や足の傷が治らず、長持ちする場合などの特有の症状が現れ、病気がさらに進行すると視力障害、高血圧、腎臓病、中風、歯周疾患、筋肉のけいれんおよび神経痛、壊疽などに進展する合併症が現れる。
【0007】
このような糖尿病を診断し、合併症に進展しないように管理するためには、体系的な血糖値測定と治療を並行しなければならない。
【0008】
糖尿病患者や糖尿病に進展していないが、血液中に正常より多くの糖が検出される人のために、多くの医療機器メーカーは、家庭で血糖を測定できるように様々な種類の血糖測定器を提供している。
【0009】
血糖測定器は、ユーザーが指先から採血して血糖測定を1回単位で行う方式と、ユーザーの腹部や腕などに付着して血糖測定を連続的に行う方式がある。
【0010】
糖尿病患者の場合、一般的に高血糖と低血糖の状態を行き来するが、応急状況は、低血糖状態で発生し、意識を失ったり糖分を供給せずに低血糖状態が長く持続されると、命を失う可能性がある。したがって、低血糖状態を即座に発見することは糖尿病患者にとって非常に重要であるが、断続的に血糖値を測定する採血式血糖測定器では、これを正確に把握することに限界がある。
【0011】
近年、これらの限界を克服するために人体内に挿入され、数分間隔で血糖値を測定する連続血糖測定装置(CGMS、Continuous Glucose Monitoring System)が開発されており、これにより、糖尿病患者の管理と応急状況ついての対処を容易に行い得る。
【0012】
また、採血式血糖測定器は、糖尿病患者が自分の血糖を検査するためにニードルで痛みに敏感な指先を刺して血液を採取する方式で血糖測定が行われるため、採血過程で苦痛と拒否感を誘発することになる。このような痛みや拒否感を最小化するために痛みが相対的に少ない腹部や腕などの部位にニードル状のセンサを挿入した後、連続的に血糖を測定する連続血糖測定システムについての研究開発が行われており、ひいては血液を採取せずに血糖を測定する非侵襲血糖測定システム(Non-Invasive Glucose Monitoring System )についての研究開発も活発に進められてきた。
【0013】
非侵襲血糖測定システムは、過去40年間にわたって血液を採取せずに血糖を測定するために光学的な方法、電気的な方法、呼気で測定するなどの様々な方式の研究が進められている。シグナス社(Cygnus、Redwoo City、Ca、USA)は、逆イオン浸透療法を用いて腕時計型のGlucowatch G2 Biographerを開発して発売したが、皮膚刺激の問題と検定についての問題、発汗時に機器が止まる問題、高血糖に比べて低血糖をよく認知できない問題などによって2007年に販売が中断された。現在まで、多くの無採血の血糖測定技術が登場して報告されているが、精度が落ちて実用的に使用されていない。
【0014】
連続血糖測定装置は、身体の皮膚に挿入付着し、体液を抽出して血糖を測定するセンサモジュールと、センサモジュールによって測定された血糖値を端末に送信するトランスミッタと、送信された血糖値を出力する端末と、を含っで構成される。センサモジュールには、皮下脂肪に挿入されて細胞間質液を抽出するようにニードル状に形成されたセンサプローブなどが備えられ、センサモジュールを身体に挿入して付着するために別のアプリケータが使用される。
【0015】
このような連続血糖測定装置は、メーカーごとに非常に様々な形態で製作されており、その使用方法も様々に行われている。しかし、ほとんどの連続血糖測定器は、使い捨てセンサモジュールをアプリケータを介して身体に挿入して付着する方式で製造されて流通しており、ユーザーは、使い捨てセンサモジュールの身体付着のためのアプリケータの作動のためにいくつかのステップの作業を行わなければならず、センサモジュールを身体に付着した後、ニードルを直接引き抜く必要があるなど、様々な後続手続きを行う必要がある。
【0016】
例えば、使い捨てセンサモジュールの包装を剥がしてアプリケータに正確に挿入しなければならず、センサモジュールをアプリケータに挿入した状態でアプリケータを作動させてセンサモジュールを皮膚に挿入させ、挿入後は、別の器具を用いてセンサモジュールのニードルを皮膚から直接引き抜くなどの作業を行わなければならず、血糖測定結果をユーザー端末に送信するために別のトランスミッタをセンサモジュールに結合させるなどの作業を行わなければならない。
【0017】
したがって、連続血糖測定装置を用いて血糖を測定するための作業が非常に面倒で不便であるという問題がある。また、センサモジュールおよびトランスミッタの作動開始動作がユーザーによって行われず、血糖測定結果の精度を低下させ、装置の寿命を低下させるなどの問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明は、従来技術の問題を解決するために発明されたものであって、本発明の目的は、身体付着ユニットがアプリケータの内部に存在する状態で保護キャップを分離除去するなどのユーザーの操作によって身体付着ユニットに電源を供給して作動開始させることによって、身体付着ユニットの作動開始時点が身体への挿入付着直前にユーザー操作によって行われ、身体付着ユニットを適切な時点に作動開始することができ、身体付着ユニットを作動開始するための別の付加作業を行わなくても、単に保護キャップを除去するだけで身体付着ユニットが作動開始されて使用の利便性を向上させる連続血糖測定装置を提供する。
【0019】
本発明の他の目的は、身体付着ユニットにバッテリー電源が供給されるようにする電源供給スイッチ手段の作動方式を保護キャップの分離除去操作に連動する様々な方式で形成し、製作および使用の利便性をより向上させることができる連続血糖測定装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明は、血糖値を周期的に測定できるように身体に挿入付着可能に形成される身体付着ユニットと、前記身体付着ユニットが内部に結合固定されるように形成され、前記身体付着ユニットを身体に挿入して付着するように、ユーザーの操作によって前記身体付着ユニットを外部に吐出するように作動するアプリケータと、を含み、前記身体付着ユニットの内部には、電源供給のためのバッテリーが内蔵され、前記身体付着ユニットは、前記アプリケータの内部に配置された状態でユーザーの操作によって前記バッテリーの電源が供給されて作動開始される連続血糖測定装置を提供する。
【0021】
このとき、前記アプリケータには、内部に配置された前記身体付着ユニットが外部への露出が遮断されるように保護キャップが分離可能に結合され、前記保護キャップの分離除去動作に連動して前記身体付着ユニットに前記バッテリーの電源が供給されるように作動する電源供給スイッチ手段が備えられ得る。
【0022】
また、前記アプリケータは、前記保護キャップが結合された状態で前記身体付着ユニットを外部に吐出させる操作が前記保護キャップによって防止されるように形成され得る。
【0023】
また、前記身体付着ユニットは、底面が皮膚に付着するように形成されるハウジングと、前記バッテリーと電気的に接続できるように前記ハウジングの内部に配置されるPCB基板と、一端部が前記ハウジングの底面から外部に突出するように前記ハウジングの内部に配置され、前記PCB基板と電気的に接続されるセンサ部材と、を含み、前記電源供給スイッチ手段は、前記保護キャップが分離除去されることにより、前記バッテリーから前記PCB基板に電源が供給されるように動作できる。
【0024】
また、前記電源供給スイッチ手段は、前記PCB基板に形成される基板接点と、前記バッテリーと接続されるバッテリー接点と、前記基板接点とバッテリー接点に同時に接触できるように前記ハウジング内部に移動可能に取り付けられるスイッチ端子と、を含み、前記スイッチ端子は、前記保護キャップの分離除去動作と連動して前記基板接点とバッテリー接点に同時に接触するように移動して相互電気的に接続することができる。
【0025】
また、前記電源供給スイッチ手段は、前記スイッチ端子が前記基板接点とバッテリー接点に同時接触する方向に前記スイッチ端子に弾性力を加える弾性部材と、前記保護キャップの一面に突出して形成され、前記保護キャップが前記アプリケータに結合された状態で前記スイッチ端子が前記基板接点とバッテリー接点から離隔するように前記スイッチ端子を加圧する作動突起と、をさらに含み得る。
【0026】
また、前記ハウジングの底面には、前記保護キャップの作動突起が挿入ガイドされるように内側方向に突出する挿入ガイド部が形成され得る。
【0027】
また、前記挿入ガイド部の突出端部には、前記作動突起によって加圧変形され、前記ハウジングの内部空間を外部遮断する延性材料の遮断膜が配置され得る。
【0028】
また、前記電源供給スイッチ手段は、イネーブル端子に入力される電気信号に応じて、前記バッテリーと前記PCB基板を電気的に接続または遮断するスイッチ素子と、一端は接地されており、他端は前記イネーブル端子に接続されるスイッチ接点と、前記保護キャップの一側に形成され、前記保護キャップの分離除去の可否に応じて、前記スイッチ接点の一端と他端を電気的に接続または遮断させる接続端子を含み、前記接続端子が前記スイッチ接点の一端と他端を電気的に接続すると、前記イネーブル端子にロー電気信号が入力され、前記接続端子が前記スイッチ接点の一端と他端を電気的に遮断すると、前記バッテリーの電源によって前記イネーブル端子にハイ電気信号が入力されることができる。
【0029】
また、前記スイッチ接点は、前記ハウジングの内部空間に位置するように形成され、前記保護キャップの一側には、前記スイッチ接点に向かって突出する作動突起が形成され、前記作動突起の先端に前記接続端子が形成され、前記ハウジングの底面には、前記保護キャップの作動突起が挿入ガイドされるように内側方向に突出する挿入ガイド部が形成され得る。
【発明の効果】
【0030】
本発明によると、身体付着ユニットがアプリケータの内部に存在する状態で保護キャップを分離除去するなどのユーザーの操作によって身体付着ユニットに電源を供給して作動開始させることによって、身体付着ユニットの作動開始時点が身体への挿入付着直前にユーザー操作によって行われ、身体付着ユニットを適切な時点に作動開始することができ、身体付着ユニットを作動開始するための別の付加作業を行わなくても、単に保護キャップを除去するだけで身体付着ユニットが作動開始されて使用の利便性を向上させる効果がある。
【0031】
また、身体付着ユニットにバッテリー電源が供給されるようにする電源供給スイッチ手段の作動方式を保護キャップの分離除去操作に連動する様々な方式で形成し、製作および使用の利便性をより向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の一実施形態による連続血糖測定装置の基本システムを概略的に示す図である。
図2】本発明の一実施形態による連続血糖測定装置のアプリケータ形状を概略的に示す図である。
図3】本発明の一実施形態による連続血糖測定装置の身体付着ユニットについての構成を概略的に示す図である。
図4】本発明の一実施形態によるアプリケータを介した身体付着ユニットの身体挿入過程を説明するための図である。
図5】本発明の一実施形態による身体付着ユニットと保護キャップ相互間の結合構造を説明するための図である。
図6】本発明の一実施形態による身体付着ユニットと保護キャップ相互間の結合構造を説明するための図である。
図7】本発明の第1実施形態による電源供給スイッチ手段の構成を概念的に示す概念図である。
図8図7に示した電源供給スイッチ手段を具現するための構成を概略的に示す図である。
図9】本発明の第2実施形態による電源供給スイッチ手段の構成を概念的に示す概念図である。
図10図9に示した電源供給スイッチ手段を具現するための構成を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の好ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。まず、各図面の構成要素に参照符号を付加するにおいて、同じ構成要素については、たとえ他の図面上に表示されても可能な限り同じ符号を有するようにしていることに留意するべきである。また、本発明の説明において、関連する公知の構成または機能についての具体的な説明が本発明の要旨をぼかすことができると判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0034】
図1は、本発明の一実施形態による連続血糖測定装置の基本システムを概略的に示す図であり、図2は、本発明の一実施形態による連続血糖測定装置のアプリケータ形状を概略的に示す図であり、図3は、本発明の一実施形態による連続血糖測定装置の身体付着ユニットについての構成を概略的に示す図である。
【0035】
本発明の一実施形態による連続血糖測定装置は、連続血糖測定のために身体に挿入されるセンサ部材520を備える身体付着ユニット20をアプリケータ10を介して身体に付着させるように構成され、アプリケータ10を作動させて身体付着ユニット20を身体に挿入付着させて身体から周期的に連続して血糖を測定し、身体付着ユニット20を介して周期的に測定される血糖測定情報は、別の端末30に送信されて出力するように構成される。
【0036】
身体付着ユニット20がアプリケータ10の内部に組み立てられて1つの単位製品として作製されることができ、この場合、連続血糖測定装置の使用時にユーザーの付加作業を最小化する形で使用方式が非常に単純な構造となる。もちろん、身体付着ユニット20がアプリケータ10とは別にユーザーに供給され、ユーザーがアプリケータ10の内部に身体付着ユニット20を挿入して作動させるなどの様々な方式で製作できる。
【0037】
身体付着ユニット20は、体液を抽出して周期的に血糖を測定できるように身体に付着可能に形成されるが、血糖測定結果を外部端末30などの外部機器に送信できるように形成される。このような身体付着ユニット20には、一端部が身体に挿入されるセンサ部材520と、外部端末30と無線通信可能な無線通信チップ(図示せず)が内部に配置され得る。
【0038】
アプリケータ10は、身体付着ユニット20が内部に結合固定されるように形成され、加圧ボタン110に対するユーザーの加圧操作によって身体付着ユニット20を外部に吐出するように作動する。
【0039】
このとき、身体付着ユニット20は、アプリケータ10の内部に挿入された状態で組み立て製作され、ユーザーの操作によるアプリケータ10の作動に応じて外部吐出方向に移動して身体に付着するように構成される。
【0040】
すなわち、本発明の一実施形態によるセンサアプリケータ組立体は、製作段階で身体付着ユニット20がアプリケータ10の内部に挿入された状態でアプリケータ10の作動のみで身体付着ユニット20が皮膚に付着するように組み立てて製作られ、この状態でユーザーに供給することができ、これにより、ユーザーは、身体付着ユニット20を皮膚に付着するための別の付加作業なしに、単にアプリケータ10を作動させる作業だけで身体付着ユニット20を皮膚に付着させることができる。特に、身体付着ユニット20に別の無線通信チップが備えられており、別のトランスミッタを結合する必要もなく、より便利に使用できる。
【0041】
アプリケータ10には、身体付着ユニット20がアプリケータ10の内部に挿入された状態で外部への露出が遮断されるように別の保護キャップ200が分離可能に結合され得、ユーザーは、保護キャップ200を分離した後、アプリケータ10を作動させて身体付着ユニット20を保護キャップ200を除去した側に外部吐出させて身体に付着させるように構成され得る。
【0042】
このとき、身体付着ユニット20の身体接触面には、身体付着ユニット20が身体に付着するように接着テープ560が付着し、接着テープ560の身体接触面には、接着テープ560の保護のために剥離紙(図示せず)が付着するが、接着テープ560の剥離紙は、保護キャップ200をアプリケータ10から分離する過程で接着テープ560から分離除去されるように形成され得る。
【0043】
アプリケータ10は、身体付着ユニット20が内部に挿入された状態では身体付着ユニット20を結合固定し、身体付着ユニット20が外部に吐出移動した状態では身体付着ユニット20についての結合固定状態を解除するように形成され得る。したがって、身体付着ユニット20がアプリケータ10の内部に挿入組み立てられた状態では、身体付着ユニット20は固定された状態に維持され、アプリケータ10を作動させて身体付着ユニット20を外部に吐出して皮膚に付着させた場合には、アプリケータ10と身体付着ユニット20との結合固定状態が解除されるため、この状態でアプリケータ10を分離すると、身体付着ユニット20と分離され、皮膚には、身体付着ユニット20のみが付着した状態に残ることになる。
【0044】
身体付着ユニット20は、別のハウジング510の内部にセンサ部材520が配置され、センサ部材520の一端部がハウジング510の底面から外部に突出して身体に挿入付着するように形成される。センサ部材520は、身体に挿入されるセンサプローブ部521(図5参照)と、ハウジング510の内部に配置されるセンサボディ部522(図5参照)から構成され、センサプローブ部とセンサボディ部は、折り曲げた形でそれぞれセンサ部材520の一端部と他端部をなす。
【0045】
このとき、センサ部材520の身体挿入過程が円滑に行われるように、別のガイドニードル550がハウジング510に分離可能に結合され得る。ガイドニードル550は、センサ部材520の一端部が身体に安定して挿入されるようにセンサ部材520の一端部を包み、センサ部材520とともに身体に挿入されるように構成される。
【0046】
このようなガイドニードル550は、図2に示すように、身体付着ユニット20のハウジング510を上下貫通する方向にハウジング510に分離可能に取り付けられ、センサ部材520の外部を包む形に形成され、上端部には、ニードルヘッド551が形成される。このようなガイドニードル550は、身体付着ユニット20がアプリケータ10によって外部吐出方向に移動すると、センサ部材520よりも先に身体に挿入され、センサ部材520が安定して皮膚に挿入されるようにガイドする。ガイドニードル550は、ニードルヘッド551を介してアプリケータ10のニードル引出し手段(図示せず)と結合し、身体付着ユニット20がアプリケータ10の作動によって身体に挿入されて付着した後には、アプリケータ10のニードル引出し手段によって身体から引出し除去されるように形成される。
【0047】
図4は、本発明の一実施形態によるアプリケータを介した身体付着ユニットの身体挿入過程を説明するための図であり、図5および図6は、本発明の一実施形態による身体付着ユニットと保護キャップ相互間の結合構造を説明するための図である。
【0048】
本発明の一実施形態によるアプリケータ10は、前述したように、ユーザーの操作によって身体付着ユニット10を身体に挿入して付着させるように作動する装置であって、一面が開放されたメインケース100と、メインケース100の内部から開放された一面に向かって外部に吐出する方向に移動するプランジャボディ300と、プランジャボディ300が外部に吐出する方向に移動するようにプランジャボディ300に弾性力を加えるプランジャ弾性スプリングS1を含み得、プランジャボディ300に身体付着ユニット10が結合されてプランジャボディ300とともに外部に吐出する方向に移動するように構成され得る。
【0049】
メインケース100の外部には、ユーザーが操作できる加圧ボタン(図示せず)などの操作部が備えられ、プランジャボディ300は、メインケース100の内部の第1位置に結合固定され、操作部の操作に応じて第1位置から結合固定が解除され、プランジャ弾性スプリングS1の弾性力によって外部吐出方向である第2位置に直線移動する。身体付着ユニット10は、プランジャボディ300の一端に結合され、プランジャボディ300とともに外部吐出方向に直線移動し、身体皮膚Eに挿入付着する。
【0050】
身体付着ユニット10は、前述したように、ハウジング510と、センサボディ部522とセンサプローブ部521とを含むセンサ部材520と、センサプローブ部521を外部から包むように配置され、ハウジング510に分離可能に結合されるガイドニードル550と、を含んで構成される。ハウジング510の内部には、PCB基板530と、PCB基板530に電源を供給するようにバッテリー535が取り付けられる。PCB基板530には、外部端末と通信するための無線通信チップ(図示せず)が取り付けられ、センサ部材520は、電気接点531を介してPCB基板530と電気的に接続される。
【0051】
身体付着ユニット10が外部に吐出するとき、センサ部材520のセンサプローブ部521が身体皮膚Eに挿入されるように、センサプローブ部521は、ハウジング510の底面から外部に突出して配置され、ガイドニードル550は、センサプローブ部521を外部から包み、センサプローブ部521とともに身体皮膚Eに挿入される。
【0052】
ガイドニードル550は、身体皮膚Eに挿入された後、皮膚Eから引出し除去されるが、アプリケータ10には、ガイドニードル550が身体皮膚Eに挿入された状態でガイドニードル550を身体皮膚Eから引出し除去するニードル引出し手段Nが備えられる。
【0053】
ニードル引出し手段Nは、プランジャボディ300に噛み合い結合され、プランジャボディ300とともに外部吐出方向に直線移動し、ガイドニードル550の上端に形成されたニードルヘッド551と結合されるニードル引出しボディ400と、外部吐出方向とは反対方向にニードル引出しボディ400に弾性力を加えるニードル引出し弾性スプリングS2と、を含み得る。プランジャボディ300には、ニードル引出しボディ400の弾性移動を拘束することができるフック噛み合い部350が形成され、ニードル引出しボディ400の上部には、フック噛み合い部350に噛み合い結合される弾性フック410が形成される。弾性フック410がフック噛み合い部350に噛み合い、ニードル引出しボディ400がプランジャボディ300とともに一体に外部吐出方向に移動し、予め設定された距離だけ移動すると、別の係止解除手段(図示せず)によって弾性フック410とフック噛み合い部350との噛み合い状態が解除され、この状態でニードル引出しボディ400がニードル引出し弾性スプリングS2によって外部吐出方向と反対方向に上向きに移動する。
【0054】
すなわち、図4(a)に示すように、アプリケータ10から保護キャップ200を分離除去した状態でアプリケータ10を皮膚に安着させた後に、加圧ボタン110を加圧すると、図4(b)に示すように、プランジャボディ300とともに身体付着ユニット20が外部に吐出され、センサ部材520の端部が身体皮膚に挿入される。これと同時に、図4(c)に示すように、ガイドニードル550は、ニードル引出し手段Nによって皮膚から引き出し除去される。その後、アプリケータ10を皮膚から分離除去すると、皮膚には身体付着ユニット20のみが付着した状態で残ることになり、この状態で周期的に血糖を測定することになる。
【0055】
本発明の一実施形態による連続血糖測定装置は、前述したように、身体付着ユニット20がアプリケータ10の内部に配置された状態で保護キャップ200が結合され、保護キャップ200を除去した後、アプリケータ10の加圧ボタンを加圧操作して身体付着ユニット20を外部に吐出させて身体に挿入付着することができる。
【0056】
このとき、アプリケータ10は、保護キャップ200が結合された状態で身体付着ユニット20を外部に吐出させる操作、具体的には、加圧ボタンを加圧する操作が保護キャップ200によって防止されるように形成され得る。例えば、保護キャップ200には、アプリケータ10に結合された状態で加圧ボタンの加圧移動を拘束するように別のロック突出部が形成され得る。
【0057】
一方、本発明の一実施形態による連続血糖測定装置は、身体付着ユニット20がアプリケータ10の内部に配置された状態でユーザーの操作によってバッテリー535の電源が供給されて作動開始するように構成され得る。すなわち、身体付着ユニット20がアプリケータ10から外部に吐出される前に、ユーザーの操作によってバッテリー535の電源が身体付着ユニット20に供給されるように構成され得る。
【0058】
このために、保護キャップ200の分離除去動作に連動して身体付着ユニット20にバッテリー535の電源が供給されるように作動する電源供給スイッチ手段PSが備えられ得る。
【0059】
身体付着ユニット20は、前述したように、ハウジング510と、PCB基板530と、センサ部材520と、を含み、ハウジング510の内部には、PCB基板530に電気的に接続することができるバッテリー535が取り付けられるが、このとき、電源供給スイッチ手段PSは、保護キャップ200が分離除去されることにより、バッテリー535からPCB基板530に電源が供給されるように作動する。
【0060】
図5および図6に示すように、保護キャップ200の一側に作動突起205が形成され、身体付着ユニット20のハウジング510には、作動突起205が挿入ガイドされるように挿入ガイド部513が形成され得、このような機構的構成を通じて作動する電気素子などを用いて図6に示すように、保護キャップ200の分離除去時に電源供給スイッチ手段PSが作動してPCB基板530に電源が供給されるように構成される。
【0061】
このように、身体付着ユニット20がアプリケータ10の内部に存在する状態で保護キャップ200を分離除去するなどのユーザーの操作によって身体付着ユニット20に電源を供給して作動開始するこれによって、身体付着ユニット20の作動開始時点が身体への挿入付着直前にユーザー操作によって行われ、身体付着ユニット20を適切な時点に作動開始することができる。特に、身体付着ユニット20を作動開始するための別の付加作業を行わなくても、単に保護キャップ200を除去するだけで身体付着ユニット20が作動開始され、使用の利便性がより向上する。
【0062】
次に、本発明の一実施形態による電源供給スイッチ手段PSについてより具体的に説明する。
【0063】
図7は、本発明の第1実施形態による電源供給スイッチ手段の構成を概念的に示す概念図であり、図8は、図7に示した電源供給スイッチ手段を具現するための構成を概略的に示す図である。
【0064】
本発明の第1実施形態による電源供給スイッチ手段PS1は、PCB基板530に形成される基板接点501と、バッテリー535と接続されるバッテリー接点502と、基板接点501とバッテリー接点502に同時に接触できるようにハウジング510の内部に移動可能に取り付けられるスイッチ端子503と、を含み、スイッチ端子503は、保護キャップ200の分離除去動作に連動して基板接点501とバッテリー接点502に同時に接触するように移動して相互電気的に接続されるように構成される。
【0065】
このとき、スイッチ端子503が基板接点501とバッテリー接点502に同時接触する方向にスイッチ端子503に弾性力を加える弾性部材5031がハウジング510の内部に配置され得、また、保護キャップ200がアプリケータ10に結合された状態でスイッチ端子503が基板接点501とバッテリー接点502から離隔するようにスイッチ端子503を加圧する作動突起205が保護キャップ200の一面に突出して形成され得る。
【0066】
図7(a)および図8(a)に示すように、保護キャップ200がアプリケータ10に結合された状態では、作動突起205がスイッチ端子503を加圧してスイッチ端子503が基板接点501およびバッテリー接点502から離隔して位置し、これにより、基板接点501とバッテリー接点502が互いに接続されないため、バッテリー電源がPCB基板530に供給されない。
【0067】
その後、ユーザーが身体付着ユニット20を身体に挿入付着しようとすると、保護キャップ200をアプリケータ10から分離除去しなければならないが、図7(b)および図8(b)に示すように、保護キャップ200を分離除去すると、作動突起205がスイッチ端子503を加圧解除するため、スイッチ端子503が弾性部材5031の弾性力により移動し、基板接点501およびバッテリー接点502に同時に接触することになる。これにより、基板接点501およびバッテリー接点502がスイッチ端子503によって互いに電気的に接続され、バッテリー電源がPCB基板530に供給され、身体付着ユニット20が作動開始される。
【0068】
このとき、ハウジング510の底面には、保護キャップ200の作動突起205が挿入ガイドされるように内側方向に突出する挿入ガイド部513が形成され得る。また、挿入ガイド部513の突出端部には、ハウジング510の内部空間を外部遮断できるように延性材料の遮断膜514が取り付けられ得る。遮断膜514は、ハウジング510の内部空間についての防水機能を行うためのものであって、作動突起205によって加圧変形できる延性材料で形成され得る。
【0069】
図9は、本発明の第2実施形態による電源供給スイッチ手段の構成を概念的に示す概念図であり、図10は、図9に示した電源供給スイッチ手段を具現するための構成を概略的に示す図である。
【0070】
本発明の第2実施形態による電源供給スイッチ手段PS2は、イネーブル端子5041に入力される電気信号に応じてバッテリー535とPCB基板530を電気的に接続または遮断するスイッチ素子504と、一端は接地されており、他端はイネーブル端子5041に接続されるスイッチ接点505と、保護キャップ200の一側に形成され、保護キャップ200の分離除去の可否に応じて、スイッチ接点505の一端と他端を電気的に接続または遮断させる接続端子506と、を含み得る。このとき、接続端子506がスイッチ接点505の一端と他端を電気的に接続すると、イネーブル端子5041にロー電気信号が入力され、接続端子506がスイッチ接点505の一端と他端を電気的に遮断すると、バッテリー535の電源によってイネーブル端子5041にハイ電気信号が入力されるように構成される。また、スイッチ接点505は、ハウジング510の内部空間に位置するように形成され、保護キャップ200の作動突起205の先端に接続端子506が形成され得る。
【0071】
図9(a)および図10(a)に示すように、保護キャップ200がアプリケータ10に結合された状態では、作動突起205の接続端子506がスイッチ接点505に連結接触されてスイッチ接点505の一端と他端が電気的に接続され、図9(b)および図10(b)に示すように、保護キャップ200がアプリケータ10から分離除去されると、作動突起205の接続端子506がスイッチ接点505から離隔してスイッチ接点505の一端と他端が電気的に遮断される。
【0072】
スイッチ接点505の一端と他端が接続端子506によって電気的に接続されると、スイッチ素子504のイネーブル端子5041にロー電気信号が入力されるが、この場合、スイッチ素子504 は、バッテリー535とPCB基板530を電気的に遮断するように作動する。したがって、バッテリー535の電源がPCB基板530に供給されない。
【0073】
接続端子506がスイッチ接点505の一端と他端から離隔すると、スイッチ接点505の一端と他端は、電気的に接続遮断され、スイッチ素子504のイネーブル端子5041にハイ電気信号が入力される。この場合、スイッチ素子504は、バッテリー535とPCB基板530を電気的に接続するように作動し、バッテリー535の電源がPCB基板530に供給されて身体付着ユニット20が作動開示される。
【0074】
これらのスイッチ接点505とスイッチ素子504の作動方式は、例示的なものであって、これと異なる様々な方式が適用可能であり、スイッチ素子504としては、TR(トランジスタ)、FET(電界効果トランジスタ)、アナログスイッチICなどを適用することができる。
【0075】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で様々な修正および変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく説明するためのものであり、このような実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲によって解釈されるべきであり、これと同じ範囲内にあるすべての技術思想は、本発明の権利の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
図1
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【国際調査報告】