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特表2023-520102メッセージングアプリケーションにおける件名付きメッセージの送受信
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-16
(54)【発明の名称】メッセージングアプリケーションにおける件名付きメッセージの送受信
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/04 20220101AFI20230509BHJP
【FI】
H04L51/04
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022539014
(86)(22)【出願日】2020-12-26
(85)【翻訳文提出日】2022-08-01
(86)【国際出願番号】 IN2020051055
(87)【国際公開番号】W WO2021130778
(87)【国際公開日】2021-07-01
(31)【優先権主張番号】201941053902
(32)【優先日】2019-12-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.iPhone
2.ANDROID
(71)【出願人】
【識別番号】521189064
【氏名又は名称】カクマヌ, サラス
【氏名又は名称原語表記】KAKUMANU, Sarath
(74)【代理人】
【識別番号】100135194
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 智雄
(72)【発明者】
【氏名】カクマヌ, サラス
(57)【要約】
構造化メッセージングアプリケーションで「件名」を有するメッセージを送受信するシステム及び方法であって、それによってユーザーが「件名」に基づいてメッセージを容易に分類するためにメッセージフォルダ内にメッセージを提示する目的を達成する。メッセージ件名モジュールは、構造化メッセージングアプリケーションと関連して構成され、アルファベット順に配置されたデータベース内の既存の「件名」を検索し、又はユーザーが新しいメッセージを送信する際に既存の「件名」を使用するか、新しい「件名」を作成することができるようにする。メッセージ件名モジュールは、ユーザーが別の個人ユーザーまたはグループに「件名」を付けてメッセージを送信することを可能にする。これにより、受信者は「件名」付きのメッセージを受け取ることができるようになる。また、グループのメンバーが一つの「件名」の下で会話を始めるためのオプションを提供し、誰もが混乱することなく議論のトピックを理解することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ通信装置によって、複数のユーザまたはユーザのグループの間で、件名を有するメッセージを送受信する方法であって、
第1のユーザが、第2のユーザまたはユーザのグループへメッセージを送信するための件名を検索し、
前記件名を選択し、前記第1のユーザが前記第2のユーザまたは前記ユーザグループにメッセージを送信し、
前記第2のユーザまたは前記ユーザグループが、前記第1のユーザによって前記件名とともに送信されたメッセージを受信し、
前記第2のユーザまたは前記ユーザグループの少なくとも第2のユーザが、前記第1のユーザから受信したメッセージに返信する、ことを備える方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第1のユーザーによる前記第2のユーザー又は前記ユーザーグループへの前記件名の選択及び前記メッセージの送信は、既存の「件名」を検索し、メッセージングアプリケーションサーバーのデータベースから既存の件名のうちの1つを選択するか、又はメッセージを送信しながら新しい「件名」を追加し、前記第1のユーザからの受信したメッセージに件名を付けて返信することは、前記ユーザグループ内の複数のユーザが行うことができる、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、さらに、前記第2のユーザまたは前記ユーザグループの少なくとも第2のユーザが、受信したメッセージに対して、前記第1のユーザが送信したメッセージと同一の件名を有するメッセージを返信することを備える方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、さらに、第1のユーザによって、第2のユーザまたはユーザグループの少なくとも1つの第2のユーザに対して、異なる件名を有する任意の数のメッセージを送信し、受信したメッセージに対して、第2のユーザまたはユーザグループの少なくとも1人の第2のユーザが、第1のユーザによって送信されたメッセージとは異なる件名を有するメッセージを返信することを備える方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、第1ユーザは、個人またはユーザーグループの個人である方法。
【請求項6】
複数のユーザまたはユーザのグループの間で、件名を有するメッセージを送受信するためのシステムであって、
アプリケーションサーバに通信可能に結合されたユーザ通信装置であって、該アプリケーションサーバは、該ユーザの通信装置から入力を受け取り、該ユーザの通信装置のデータを該アプリケーションサーバと同期させるように構成された、ユーザ通信装置と、
メッセージアプリケーションサーバおよびユーザ通信機器に動作可能に結合された通信モジュールと、を備え、
前記システムは、
第2のユーザまたはユーザのグループにメッセージを送信するための件名を、第1のユーザのユーザ通信デバイスで検索し、
前記件名を選択し、前記第1のユーザのユーザ通信デバイスから前記第2のユーザまたは前記ユーザのグループのユーザ通信デバイスにメッセージを送信し、
前記第1のユーザーのユーザー通信デバイスから前記第2のユーザー又は前記ユーザーグループのユーザー通信デバイスに、前記件名で送信されたメッセージを受信し、
前記第1のユーザのユーザ通信デバイスから受信したメッセージに対して、前記第2のユーザのユーザ通信デバイスまたは前記ユーザグループの少なくとも第2のユーザが返信するように構成されている、システム。
【請求項7】
請求項6に記載のシステムであって、件名を選択し、第1のユーザのユーザ通信機器から第2のユーザ又はユーザグループのユーザ通信機器にメッセージを送信することは、既存の「件名」を検索し、メッセージングアプリケーションサーバのデータベースから既存の件名のうちの1つを選択するか、またはメッセージを送信しながら新しい「件名」を追加することを備え、
前記第1のユーザーからの受信したメッセージに件名を付けて返信することは、前記ユーザーグループ内の複数のユーザーによって行うことができる、システム。
【請求項8】
請求項6に記載のシステムであって、前記第2のユーザまたは前記ユーザグループの少なくとも第2のユーザのユーザ通信機器は、受信したメッセージに対して、前記第1のユーザが送信したメッセージと同じ件名を有するメッセージで返信するように構成される、システム。
【請求項9】
請求項6に記載のシステムであって、前記第2のユーザまたは前記ユーザグループの少なくとも第2のユーザのユーザ通信装置は、
異なる件名を有する任意の数のメッセージを受信し、
受信したメッセージに対して、第1のユーザによって送信されたメッセージとは異なる件名を有するメッセージを返信するように構成された、システム。
【請求項10】
請求項6に記載のシステムであって、前記第1のユーザは、前記ユーザグループの個人または個人である、システム。
【請求項11】
請求項6に記載のシステムであって、前記システムは、ユーザが「件名別」検索を行って、一つの「件名」に関連する個人又はグループのメンバの間で一定期間にわたって発生した一連の通信全体を容易にソートすることが可能に構成され、
前記システムは、さらに、第1のユーザー(送信者)が、「件名」行とともに送信されたメッセージに対してリマインダーを送信、編集、メモを追加し、第2のユーザー(受信者)が、第1のユーザーから受信した「件名」行のメッセージに対して返信、コメント、説明を求め、第1のユーザー(送信者)と第2のユーザー(受信者)が受信または送信した「件名」行を持つメッセージの翻訳、転送、転送、コピー、保存および削除が可能なように構成される、システム。
【請求項12】
ユーザ通信装置によって、複数のユーザまたはユーザのグループの間で、件名を有するメッセージを送受信するためのコンピュータプログラム製品であって、
第1のユーザが、第2のユーザまたはユーザのグループに対してメッセージを送信するための件名を検索し、
前記件名を選択し、前記第1のユーザが前記第2のユーザまたは前記ユーザグループにメッセージを送信し、
前記第2のユーザまたは前記ユーザグループが、前記第1のユーザによって前記件名とともに送信されたメッセージを受信し、
前記第2のユーザ又は前記ユーザグループの少なくとも第2のユーザが、受信した前記第1のユーザからのメッセージに返信するステップと 前記第1のユーザから受信したメッセージに返信する、ことを備え、
件名を選択し、第1のユーザのユーザ通信装置から第2のユーザまたはユーザのグループのユーザ通信装置にメッセージを送信することが、既存の「件名」を検索し、メッセージングアプリケーションサーバのデータベースから既存の件名のうちの1つを選択するか、またはメッセージを送信しながら新しい「件名」を追加することを備え、
前記第1のユーザのユーザ通信装置から前記ユーザのグループのユーザ通信装置への、件名を選択したメッセージの送信は、前記第1のユーザからの受信したメッセージに「件名」を付けて返信することは、前記ユーザグループ内の複数のユーザによって行うことができ、
第2のユーザまたはユーザグループの少なくとも第2のユーザのユーザ通信装置が、受信したメッセージに対して、第1のユーザによって送信されたメッセージと同じ件名を有するメッセージを返信するように構成され、
前記第2のユーザまたは前記ユーザグループの少なくとも第2のユーザの前記ユーザ通信装置が、異なる件名を有する任意の数のメッセージを受信し、受信したメッセージに、第1のユーザによって送信されたメッセージとは異なる件名を有するメッセージを返信するように構成される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に情報技術およびコンピュータアプリケーションに係り、より詳細には、スマートフォン、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デジタルタブレットなどのあらゆる種類の通信機器からアクセス可能なモバイル通信機器用のメッセージングアプリケーションに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話、iPhone、Android端末などのモバイル通信機器はますます高性能になり、受信可能なメッセージのソースもますます多様になっている。その結果、このようなモバイル通信機器は、ユーザーがさまざまな異なる異種メッセージを受け入れることができるように設計・構築されている。
したがって、メッセージングアプリケーションにメッセージの「件名」を提案することによって、ユーザーフレンドリーで便利なメカニズムで個人またはグループのメッセージを処理するシステムおよびアプローチが必要である。メッセージングアプリケーションでは、「件名」を任意に設定することができる。ユーザーは、「件名」なしで別の連絡先やグループにメッセージを送信することもできる。しかし、「件名」を付けて送信されたメッセージは、その「件名」によって簡単に追跡することができ、グループまたは個人の会話の中でも意味を持つ。これにより、WhatsApp、Facebook Messenger、Google Hangout、WeChat、Telegram、Signal、IMO、Hikeなど、既存のメッセージングアプリケーションツールの特定の重要な課題に対処し、メッセージングアプリケーション業界に新しいパラダイムをもたらすことができる。
WhatsAppやAppleのiMessageなど、OTT(Over-the-Top)モバイルメッセージングサービスやメッセージングアプリケーションは、インターネット接続を介してモバイルメッセージングを可能にするものである。OTTモバイルメッセージングの利用率はすでにSMSの利用率を上回っているが、これはインターネットに不断にアクセスできる携帯電話の普及が主な要因である。OTTモバイルメッセージングの他の例としては、WeChat(登録商標)、Facebook(登録商標) Messenger、Skype(登録商標)、Kik(商標)、GroupMe(登録商標)、Slack、Snapchat(登録商標)などが挙げられる。また、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末でも、モバイルメッセージングアプリケーションが動作する。このような従来のメッセージングサービスでは、プレーンテキストメッセージ、写真付きメッセージ、ビデオ付きメッセージ、メッセージへの各種ドキュメントの追加など、さまざまな種類のメッセージングオプションが提供されている。
現代のモバイル通信ネットワークの出現により、メッセージングアプリケーションは多くの人気を獲得し、それゆえ広く採用されるようになった。個人、グループ、または巨大な組織であろうと、大量のメッセージを生成するため、ユーザーはこの種の膨大な情報を処理し、フィルタリングするのに苦労し、この情報過多により関連情報を見逃す可能性がある。
しかし、このような従来のモバイルメッセージングサービスには、「件名」を付けてメッセージを送信したり、フィルタ/マスクを適用して共通の「件名」を持つ特定のメッセージを探し出すオプションがない。このような場合、送信者は特定のメッセージを探すのに苦労することがある。また、あまりにも多くのメッセージが無秩序に表示されるため、アプリケーションがいっぱいになり、コミュニケーションに意図しない混乱が生じる。例えば、上記のコミュニケーションツールでグループ内で交わされるメッセージの文字列を見れば、誰でもこの混乱が理解できる。これらすべてのメッセージをつなぐ共通の「件名」がわからない。
メッセージ上に「件名」がある構造化メッセージング形式のユニークなコミュニケーション方法は、世界で初めてのユニークなものである。そのため、多くの「件名」でメッセージを受け取ったユーザーが、自分の連絡先や特定の「件名」のメッセージを追跡したい場合、送信または受信したメッセージ、返信またはリマインダーの「件名」に基づいて、簡単にメッセージを追跡することができるようになる。
同様に、メッセージをグループまたは個人に送信する場合、「件名」を付けて送信することができる。グループ内のすべての個人は、「件名」を付けてメッセージを送信することができる。
グループの他のメンバーが、最初のメッセージの送信者によって開始された「件名」に対して、返信、コメント、説明文の送信、メモの追加、リマインダーの送信、メッセージの編集を行うと、「件名」が表示される。会話の完全な文字列は、1つの「件名」の下にタグ付けされる。
上記に基づき、ユーザーの通信装置(デスクトップ/ラップトップコンピュータ、デジタルタブレット及び携帯電話)上でユーザーにメッセージを構造的に分類及び表現するためにメッセージを送信しながら新しい「件名」を追加するか、既存の「件名」を使用するための新規でユーザーフレンドリーなメッセージングアプリケーションパラダイムを導入したメッセージングアプリケーションで個人又はグループに対して「件名」でメッセージを送るための改良型メッセージングアプリケーションに対するニーズが生じている。
【発明の概要】
【0003】
以下の概要は、開示された実施形態に特有の革新的な特徴のいくつかについて理解を容易にするために提供されるものであり、完全な説明を意図するものではない。
したがって、開示された実施形態の一態様は、メッセージングアプリケーションにおいて、デスクトップ/ラップトップコンピュータ、デジタルタブレットおよび携帯電話などのデバイスに関係なく、新しい「件名」を追加するか、既存の「件名」の1つを使用して、個人またはグループによって「件名」付きのメッセージを送信するための改良型構造化メッセージングアプリケーションを提供する。
メッセージングアプリケーションにおいて、既存の「件名」全体をデータベースに格納するための改良されたユーザフレンドリーなメカニズムを提供することは、開示された実施形態の別の態様である。
メッセージングアプリケーションにおいて新しい「件名」を追加するために、メッセージボックス上に改良されたグラフィカルインターフェースを提供することは、開示される実施形態のさらなる態様である。
メッセージングアプリケーションにおいて個人およびグループにメッセージを送信するための改良されたシステムおよび方法を提供し、それによってメッセージングアプリケーションにおいてメッセージを分類する構造化された方法を達成することは、開示された実施形態のさらなる態様である。
開示された実施形態のさらに別の態様は、ユーザが件名付きのメッセージを転送、共有するためのオプションを提供することである。同様に、ユーザは、転送または共有された「件名」付きのメッセージを受信することもできる。
前述した側面及び他の目的及び利点は、現在、本明細書で説明するように達成することができる。メッセージングアプリケーションにおいて、個人及びグループに「件名」を有するメッセージを送信し、個人又はグループから「件名」を有するメッセージを受信することは、新しい「件名」を追加することによって、又は既存の「件名」を使用しながら返信し、それによってメッセージに関するコミュニケーションの明確さを達成することができるシステム及び方法が、本明細書に開示されている。メッセージ「件名」モジュールは、構造化メッセージングアプリケーションと関連して構成され、メッセージフォルダ内のメッセージを容易に見つけることに関してフィルタ/マスクを適用するためのものである。メッセージ「件名」モジュールは、送信者が既存の「件名」のリストから好ましい「件名」を選択すること、または送信者がメッセージを送信したい相手に対してメッセージングフォルダ内で新しい「件名」を作成し、「件名」なしのメッセージの無秩序な表示を回避することを可能にする。 メッセージングサーバーは、メッセージングアプリケーションから「件名」付きのメッセージを受信、処理し、意図した連絡先に送信するために必要である。
メッセージ「件名」モジュールはまた、メッセージの「件名」について受信者に警告し、受信者に意図されたメッセージ「件名」を認識させ、個々のユーザまたはグループメンバー間の混乱を回避することができる。メッセージ「件名」モジュールは、「件名」によってメッセージを見つける簡便なメカニズムを提供することにより、異なる周期で送受信される様々な種類のメッセージを見つける/フィルタリングする負担を軽減することができる。例えば、ある企業のマーケティンググループにおいて、グループのメンバーが特定のトピックに関連するメッセージを仲間に送る必要がある場合、ユーザーは既存の「件名」からトピックを選択することができ、またはグループのメンバーにメッセージを送るための新しい「件名」を簡単に作成することができる。そして、同じグループのメンバー間で様々な日時にやり取りされたメッセージの文字列は、「一つの件名」で結ばれることになる。
また、構造化メッセージングアプリケーションでは、ユーザーが新しい「件名」をいくつでも追加することができ、これらの「件名」は、ユーザーが新しいメッセージを書きながら参照したいときにいつでもデータベースで利用できるようになる。
グループ内の受信者がメッセージに「件名」をつけて返信すると、返信、説明要求、編集メッセージ、メモの文字列が共通の「件名」の下に表示され、グループのメンバーなら誰でも簡単に受信したメッセージを理解することができる。
送信者は、メッセージに「件名」を付けずに投稿することができる。自分の連絡先やグループに投稿されたメッセージは、メッセージの「件名」なしで進みます。「件名」は必須ではない。同時に、「件名」があるメッセージは、ユーザーにとってより分かりやすいものになる。
ある個人から別の個人へのメッセージは、両者にとってより分かりやすくなる。メッセージの送信、受信、返信がどのような「件名」で行われたかを明確に理解することができ、また、注意喚起することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1-4は、開示された実施形態による、メッセージ件名モジュールを有する構造化メッセージングアプリケーションの「Conversation between two individuals on a same subject」を表す一連のスクリーンショットのグラフィカル表現を示し、
図5は、開示された実施形態による、メッセージ件名モジュールを有する構造化メッセージングアプリケーションの「A User Receives Messages on Different Subjects from his/her Contacts」を表すスクリーンショットのグラフィカル表現を示し、
図6は、開示された実施形態による、メッセージ件名モジュールを有する構造化メッセージングアプリケーションの「The Appearance of Different Messages with Different Subjects from the Multiple Senders in a Group Message Folder」を表すスクリーンショットのグラフィカルな表現を示し、
図7-9は、開示された実施形態による、メッセージ件名モジュールを有する構造化メッセージングアプリケーションの「Group Conversation on a Single Subject」を表すスクリーンショットを示すグラフ図であり、
図10は、開示された実施形態による、メッセージングアプリケーションにおける「件名」を有するメッセージの送信または受信の概略を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
これらの非限定的な例で議論された特定の値および構成は、変化させることができ、単に少なくとも一実施形態を説明するために引用され、その範囲を限定することを意図していない。
次に、本発明の例示的な実施形態が示されている添付図面を参照して、実施形態を以下により完全に説明する。本明細書に開示された実施形態は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書に記載された実施形態に限定して解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、当業者に本発明の範囲を完全に伝えるように提供される。本明細書で使用される場合、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目の1つ又は複数の任意の及び全ての組み合わせを含む。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のみのものであり、本発明を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。さらに、本明細書で使用される場合、用語「comprises」及び/又は「comprising」は、記載された物質の存在を指定することが理解されよう。本明細書では、記載された特徴、整数、ステップ、操作、要素、および/または構成要素の存在を規定するが、異なる特徴、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはそれらの群の存在または追加を排除するものではない。
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語および科学用語を含む)は、この発明が属する技術分野における通常の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。さらに、一般的に使用されている辞書に定義されているような用語は、関連する技術の文脈における意味と一致する意味を有するものとして解釈されるべきであると理解されるであろう。本明細書において明示的にそのように定義されない限り、理想化された意味または過度に形式的な意味で解釈されることはない。
添付の図面は、開示された実施形態に従って、個人又はグループメンバーからメッセージを送信又は受信しながら通信の明瞭性を達成するためのメッセージ「件名」モジュールの構造化メッセージングアプリケーションを図式化したものである。メッセージ「件名」モジュールは、その「件名」に基づいて特定のメッセージを容易に格納及び検索するための構造化メッセージングアプリケーションと関連して構成される。メッセージに「件名」を付けて送信することにより、送信者は、その図面とともに資料に示されているように、データベースから好ましい「件名」を選択するか、または混乱を回避するために新しい「件名」を作成することができる。
図1-4は、「同じ件名に関する2人の個人間の会話(conversation between two individuals on a same subject.)」に接続されたモバイル版の各種画面100~400を示す図である。
また、構造化メッセージングアプリケーションは、図1に例示するように、メッセージフォルダから必要なアルファベットを検索して、参照用のアルファベット順の「件名」リストを取得することを可能にする。
図1は、構造化されたモバイルアプリケーションのグラフィック表示 (100)の「同じ件名に関する2人の個人間の会話」に接続されたものである。110は、ユーザが検索した「件名の部分」を示し、120は、メッセージ「件名」リストを示す。
図2は、構造化モバイルアプリケーション(200)のグラフ表示であり、210は、ユーザが検索リストで件名を選択したことを示す図である。
図3は、構造化モバイルアプリケーション(300)のグラフ表示であり、310は、最近送信されたメッセージの外観を「件名」とともに示す図である。
図4は、構造化モバイルアプリケーション(400)のグラフ表示であり、410は「メッセージ件名」が最新の返信メッセージであることを強調することを表し、420はユーザが送信した最新のメッセージ(コメント)、(430)は返信メッセージ、(440)は編集メッセージ部を表している。
図5は、(モバイル版)は、シナリオ「ユーザが連絡先から異なる件名を受信する(A User receives different subjects from his contact. )(500)を示し、510は、ユーザがある件名で受信したメッセージ、520は、ユーザが別の「件名」で受信したことを示す。
図6は、(モバイル版)は、シナリオ「グループメッセージフォルダ内の異なる件名を持つ異なるメッセージ「different messages with different subjects in Group message folder)」(600)のグラフ表現であり、610は、開示された実施形態に従って、ユーザがある「件名」で受信したメッセージを示し、620は、異なる「件名」を持つ別のメッセージを示している。
図7は、(モバイル版)シナリオ「一つの話題に関するグループ会話(Group conversation on a single subject.)」(700)を示す図であり、710は、グループメンバーが「件名」で送信したメッセージの一つをハイライト表示するものである。
図8は、「単一の件名に関するグループ会話(Group Conversation on a Single Subject)」(800)をグラフ化したもので、810は「メッセージ件名」を強調表示し、820は同じ「件名」を持つReplyメッセージ、830は同じ「件名」を持つNoteメッセージ、840は同じ「件名」を持つComment、940は同じ「件名」を持つ明確化を表している。
図9は、「単一の件名に関するグループ会話(Group Conversation on a Single Subject)」(900)をグラフ化したもので、910は「メッセージ件名」を強調表示し、920は同じ「件名」を持つ明確化を示す。
図10は、メッセージングアプリケーションにおいて、第1のユーザが第2のユーザまたはユーザのグループに対して件名を有するメッセージを送受信する方法を示す図である。この方法は、第1のユーザによって、第2のユーザ又はユーザのグループにメッセージを送信するための件名を入力することと、第1のユーザによって、第2のユーザ又はユーザのグループに、件名を選択し、メッセージを送信することとを備える。第2のユーザまたはユーザのグループは、第1のユーザによって、件名とともに送信されたメッセージを受信し、第2のユーザまたはユーザのグループの少なくとも第2のユーザは、それに応じて、受信したメッセージに第1のユーザからの件名を付けて返信する。
実施形態において、第1のユーザによる、件名の選択及び第2のユーザ又はユーザグループへのメッセージの送信は、既存の「件名」を検索し、メッセージングアプリケーションサーバのデータベースから既存の件名のうちの1つを選択すること、又はメッセージを送信しながら新しい「件名」を追加することを備える。別の実施形態では、第2のユーザは、受信したメッセージに対して、第1のユーザによって送信されたメッセージと同じ件名を有するメッセージで返信を行う。
本明細書のすべての実施形態において、異なる件名を持つ任意の数のメッセージを第1のユーザが第2のユーザまたはユーザグループの少なくとも1つの第2のユーザに送信することができ、第1のユーザと第2のユーザの間またはユーザグループのユーザの間で同じ件名で会話の文字列が起こる。さらに、コミュニケーション・アプリケーションのユーザは、ある主題とともに現れる送受信されたメッセージを保存したり、削除したりすることが可能である。
別の実施形態では、「件名」行を有するメッセージを送信または受信するシステムは、アプリケーションサーバに通信可能に結合されたユーザ通信装置であって、前記アプリケーションサーバは、ユーザの通信装置からの入力を受信して、ユーザの通信装置のデータをサーバと同期させるように構成された、ユーザ通信装置と、新しいメッセージを作成し、メッセージングアプリケーションのデータベースから既存のメッセージを表示するために、構造化メッセージングアプリケーションと関連して構成された通信モジュール(メッセージ主体モジュール)と、 メッセージングアプリケーションからメッセージ要求の「件名」を受信、処理、及び送信し、メッセージングアプリケーションの個人又はグループフォルダからユーザが行った「件名別」検索の結果を表示するように構成されたメッセージアプリケーションサーバと、を備える。第1のユーザーは、自分のユーザー通信機器から、メッセージングアプリケーションサーバーのデータベースから既存の「件名」を検索して選択するか、またはメッセージを送信しながら新しい「件名」を追加して、第2のユーザーまたはユーザーグループのユーザー通信機器に件名を選択してメッセージを送信する。 第1のユーザから受信したメッセージに件名を付けて返信している間の第2のユーザは、同じ件名でタグ付けされることになる。このシステムは、一定期間内に2人の個人ユーザーまたはユーザーグループの間で交換されたメッセージ、すなわち会話文字列において、毎回第1ユーザーの同じ件名をタグ付けするように構成されている。
さらなる実施形態では、メッセージングアプリケーションは、異なる件名を有する複数のメッセージを送信し、異なる件名を有する任意の数のメッセージを受信し、第1のユーザによって送信された同じ件名を有する受信メッセージに対して第2のユーザによって返信するように構成される。このシステムは、ユーザが、メッセージングアプリケーションにおいて個人又はグループメンバの間で一定期間に発生した、単一の「件名」にリンクされた一連の通信全体を容易にソートするための「件名別」検索を行うことができるようにさらに構成され、システムは、第1のユーザ(送信者)が、リマインダーを送信し、編集し、メモを追加することができるようにさらに構成される。また、第1のユーザー(送信者)と第2のユーザー(受信者)の両方が、受信または送信した「件名」行のメッセージを翻訳、転送、転送、コピー、共有、保存、削除することができるように構成されている。
上記開示された特徴および機能、またはその代替物の変形は、多くの他の異なるシステムまたはアプリケーションに望ましくは組み合わされ得ることが理解されるであろう。また、予期しないまたは予想外の代替案、修正、変形またはその改良が、その後、当業者によってなされ得るが、これも以下の請求項によって包含されることが意図される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】