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特表2023-520268ゴミ箱及びゴミ箱の箱蓋及びゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構
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  • 特表-ゴミ箱及びゴミ箱の箱蓋及びゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-17
(54)【発明の名称】ゴミ箱及びゴミ箱の箱蓋及びゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/06 20060101AFI20230510BHJP
   B65F 1/00 20060101ALI20230510BHJP
【FI】
B65F1/06 A
B65F1/00 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022513892
(86)(22)【出願日】2021-01-14
(85)【翻訳文提出日】2022-02-28
(86)【国際出願番号】 CN2021071631
(87)【国際公開番号】W WO2022151116
(87)【国際公開日】2022-07-21
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】323004628
【氏名又は名称】姚愛平
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】姚愛平
【テーマコード(参考)】
3E023
【Fターム(参考)】
3E023AA14
3E023GB05
3E023GC07
3E023GD01
3E023GD03
3E023KA02
3E023MA04
3E023MA08
3E023MB01
3E023MC02
(57)【要約】
本発明に係るゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構は、ゴミ箱の箱体(1)上端で開放したゴミ袋(3)へ送風するブロワー(251)を含み、それによりゴミ袋(3)を下方向に向かってにゴミ箱の箱体(1)内側まで展開させる。送風展開機構により、風を吹く方式でゴミ袋を展開し、展開方式がスマートで速い。新しいごみ袋の中にごみを置いて接触することがなく、きれいで衛生的で、風を吹く過程は異臭の流れがなく、環境の中の異臭を減らすことができる。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構であって、
ゴミ箱の箱体(1)上端で開放したゴミ袋(3)へ送風するブロワー(251)を含み、それによりゴミ袋(3)を下方向に向かってにゴミ箱の箱体(1)内側まで展開させる、
ことを特徴とするゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項2】
ブロワー(251)の出風口(2511)は、長条形を呈する、
ことを特徴とする請求項1に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項3】
送風展開機構(25)はさらに送風キャビン(252)を含み、ブロワー(251)が送風キャビン(252)内に設置され、送風キャビン(252)に空気を進入させる進入口と、ブロワー(251)からの気体を送出させる送風口(2521)とが備えられる、
ことを特徴とする請求項2に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項4】
送風口(2521)と出風口(2511)とが対向し、且つ送風口(2521)の外形が、出風口(2511)より小さくない、
ことを特徴とする請求項1に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項5】
送風キャビン(252)内に複数個のブロワー(251)が設けられ、送風キャビン(252)に各ブロワー(251)の出風口(2511)にそれぞれ対向する複数個の送風口(2521)が設けられる、
ことを特徴とする請求項2~4のいずれか一項に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項6】
各ブロワー(251)の出風口(2511)が同一方向に順次配列される、又は各ブロワー(251)の出風口(2511)の首尾が順序よく順番に並び、閉鎖図形又は半閉鎖図形の形状を形成する、
ことを特徴とする請求項5に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項7】
送風キャビン(252)は下蓋と上蓋とを含み、進入口が上蓋、下蓋の嵌合面に形成される、
ことを特徴とする請求項3に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項8】
送風キャビン(252)は反転可能に設置される、
ことを特徴とする請求項3に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構。
【請求項9】
ゴミ箱の箱蓋であって、
箱蓋(2)は、本体(21)と、本体(21)の上側に枢動設置される蓋体(22)とを含み、本体(21)にゴミ袋(3)の収納に供するとともに、ゴミ袋(3)を下向きに展開させることができる環形収納ボックス(231)が設けられ、蓋体(22)に請求項1~8のいずれか1項に記載のゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構(25)が設けられ、本体(21)へ回り戻した後、環形収納ボックス(231)上で開放したゴミ袋(3)に送風する、
ことを特徴とするゴミ箱の箱蓋。
【請求項10】
請求項9に記載のゴミ箱の箱蓋(2)を含むことを特徴とする、
ゴミ箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はゴミ箱に関し、より具体的には、ゴミ箱及びゴミ箱の箱蓋及びゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のゴミ箱はバケツの内に新しいゴミ袋を入れる時、通常は人によって敷設することが必要であり、比較的長い時間を費やす必要があり、効率が低い。これに対し自動化された機構でゴミ袋を広げることとすると、機構が内部空間を占有したり、内部空間によって制限されたり、ゴミ袋の展開位置が制限されたりし、また構造の寿命も短い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来技術の上記欠陥が少ないゴミ箱及びゴミ箱の箱蓋及びゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明がその技術的問題を解決するために採用する技術的手段は以下の通りである。
ゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構は、ゴミ箱の箱体(1)上端で開放したゴミ袋(3)へ送風するブロワー(251)を含み、それによりゴミ袋(3)を下方向に向かってにゴミ箱の箱体(1)内側まで展開させる。
好ましくは、ブロワー(251)の出風口(2511)は、長条形を呈する。
好ましくは、送風展開機構(25)はさらに送風キャビン(252)を含み、ブロワー(251)が送風キャビン(252)内に設置され、送風キャビン(252)に空気を進入させる進入口と、ブロワー(251)からの気体を送出させる送風口(2521)とが備えられる。
好ましくは、送風口(2521)と出風口(2511)とが対向し、且つ送風口(2521)の外形が、出風口(2511)より小さくない。
好ましくは、送風キャビン(252)内に複数個のブロワー(251)が設けられ、送風キャビン(252)に各ブロワー(251)の出風口(2511)にそれぞれ対向する複数個の送風口(2521)が設けられる。
好ましくは、各ブロワー(251)の出風口(2511)は同一方向に順次配列される、又は各ブロワー(251)の出風口(2511)の首尾が順序よく順番に並び、半閉鎖図形の形状を形成する。
好ましくは、送風キャビン(252)は下蓋と上蓋とを含み、進入口が上蓋、下蓋の嵌合面に形成される。
好ましくは、送風キャビン(252)は反転可能に設置される。
【0005】
ゴミ箱の箱蓋は、箱蓋(2)は、本体(21)と、本体(21)の上側に枢動設置される蓋体(22)とを含み、本体(21)にゴミ袋(3)の収納に供するとともに、ゴミ袋(3)を下向きに展開させることができる環形収納ボックス(231)が設けられ、蓋体(22)に上記の送風展開機構(25)が設けられ、本体(21)へ回り戻した後、環形収納ボックス(231)上で開放したゴミ袋(3)に送風する。
ゴミ箱は、上記のゴミ箱の箱蓋(2)を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明にかかるゴミ箱及びゴミ箱の箱蓋及びゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構により、下記の有益な効果を得られる。
送風展開機構による送風によりゴミ袋を展開する場合、このような展開方式は、自動的かつ高速である。新たなゴミ袋内では、ゴミが入らないし、触れないので、清潔性を保証することができる。送風過程では、異臭の流れがなく、環境中の異臭を減らす。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】ゴミ箱の構成図である。
図2図1のゴミ箱の箱蓋が開蓋された状態の構成図である。
図3図1の箱蓋の蓋体が開蓋された状態の構成図である。
図4図2の箱蓋の送風展開機構により吹込み、ゴミ袋を展開させた状態の模式図である。
図5図3の箱蓋の蓋体の送風展開機構の分解図である。
図6図2の箱蓋の自動切断機構の第1切断ユニットと第2切断ユニットとが分離した状態の斜視図である。
図7図4のゴミ袋にゴミを入れた後の回転梱包機構によるゴミ袋の絞りシールの状態の模式図である。
図8図6の回転梱包機構および自動切断機構の分解図である。
図9図8の回転梱包機構および自動切断機構の別の角度から見る分解図である。
図10図7の自動切断機構の第1切断ユニットと第2切断ユニットとが近接し切断する状態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の技術的特徴、目的及び効果をより明確に理解するために、図面を参照しながら実施例を用いて本発明の具体的な実施の形態を詳細に説明する。
【実施例1】
【0009】
図1図2を参考すると、本発明の好ましい一実施例に係るゴミ箱は箱体1と箱蓋2とを含む。好ましくは、箱蓋2は箱体1に反転可能に取り付けられ、これによって開蓋後、ゴミの投入や取出しをする。
箱蓋2には、ゴミ袋3を集積することができる。ゴミ袋3の展開、ゴミ袋3の梱包、ゴミ袋3の切断等の一連のゴミ袋3の処理動作は、基本的に自動化が実現され得る。
【0010】
図3図4をも参考にすると、箱蓋2は、本体21と、本体21の上側に枢動設置される蓋体22とを含む。本体21に、回転梱包機構23と、および自動切断機構24とが設けられる。蓋体22に送風展開機構25が設けられる。それによって、本体21上へ蓋体22を枢動し、回し戻した後、送風展開機構25により、回転梱包機構23の環状の収納ボックス231上で開放したゴミ袋3に送風する。
【0011】
ゴミ袋3は、展開した後、全体的に長筒状を呈する。ゴミ袋3を軸方向に収縮した後は、ゴミ袋3の周縁が収納ボックス231に沿って収納されるとともに、ゴミ袋3のシールの底部は収納ボックス231の中央部に位置する。ゴミ袋3は複数個の袋体に切断することができ、連続的な梱包およびゴミ袋3の収納展開を実現することができる。収納ボックス231の中央部にゴミをゴミ袋3中へ投入するための投入口が設けられる。
【0012】
環状の収納ボックス231は、ゴミ袋3の収納に供するとともに、ゴミ袋3を下向きに展開させることができる。送風展開機構25により、収納ボックス231上のゴミ袋3を箱体1内の、ゴミを入れるゴミ袋3を回転梱包する回転梱包機構23、および梱包された後のゴミ袋3のシールを切断する自動切断機構24までへ展開させることができる。
【0013】
図3図5を参照すると、ゴミ袋の送風展開機構25は、一般的に収納ボックス231の上方に設置され、ゴミ箱の箱体1上端で開放したゴミ袋3へ送風するブロワー251を含み、それによりゴミ袋3を下方向に向かってにゴミ箱の箱体1内側まで展開させる。
【0014】
ブロワー251は収納ボックス231の上側に位置する。そして、ブロワー251の送風方向が、収納ボックス231の内環に対向する。ゴミ袋の送風展開機構25が下向きに送風すると、ゴミ袋3の底部が箱体1の内壁面上へ展開する。上端の収納ボックス231の内環は、投入口としてゴミをそこから投入させることができる。
【0015】
送風展開機構25による送風によりゴミ袋を展開する場合、このような展開方式は、自動的かつ高速になる。新たなゴミ袋内では、ゴミが入らないし、触れないので、清潔性を保証することができる。送風過程では、異臭の流れがなく、環境中の異臭を減らす。
【0016】
ブロワー251の出風口2511は、長条形を呈する。このようにしてゴミ袋3へ下がる送風範囲を拡大することができる。
送風展開機構25はさらに送風キャビン252を含む。ブロワー251が送風キャビン252内に設置される。送風キャビン252に空気を進入させる進入口と、ブロワー251からの気体を送出させる送風口2521とが備えられる。
【0017】
送風キャビン252は下蓋と上蓋とを含む。進入口が上蓋と下蓋の嵌合面に形成される。送風口2521が下蓋に形成される。
送風キャビン252は反転可能に設置される。それにより、蓋体22に連動して送風展開機構25全体が反転可能となる。開蓋された後ゴミを捨てることができる。閉蓋された後、空気を吹き込んでゴミ袋3を展開させることができる。
【0018】
送風口2521と出風口2511とが対向する。かつ送風口2521の外形は、出風口2511より大きいか、またはそれと等しい。
さらに、送風キャビン252内に複数個のブロワー251が設けられる。送風キャビン252に各ブロワー251の出風口2511にそれぞれ対向する複数個の送風口2521が設けられる。各ブロワー251からの風が送風口2521を介して吹出される。
さらに、各ブロワー251の出風口2511の首尾が順序よく並び、半閉鎖図形の形状を形成するか、閉鎖図形の形状を形成するか、あるいは各ブロワー251の出風口2511が同一方向に順次配列され、一文字型等を形成する。
【0019】
箱蓋2が閉蓋された状態で、送風展開機構25により収納ボックス231内に送風することによりゴミ袋3を下向きにゴミ箱の箱体1の内壁面に貼付くまで展開させる。蓋体22を反転させて開蓋して、ゴミ袋3内へゴミを入れてもよい。
【0020】
図6図9をも参考にすると、ゴミ袋3が充満されると梱包取出しをすべく、回転梱包機構23を起動すればよい。回転梱包機構23は、収納ボックス231を回動駆動する回転駆動装置232を含む。回転駆動装置232と収納ボックス231の相互作用によって、収納ボックス231及び収納ボックス231内のゴミ袋3を、ゴミを入れたゴミ袋3に対し回動させる。収納ボックス231が回動すると、下向きに展開したゴミを入れたゴミ袋3を回転させ、その後、上端を絞りシールする。
回転駆動装置232は収納ボックスを回転する方式により絞りシールを行うことによって、シールがさらにコンパクトになる。入れられたゴミは外に漏れ出るのが難しい。またシールが小さいので、以降の自動切断に有利である。
【0021】
回転駆動装置232は、回動自在に設置されるアクチュエータ2321を含む。それが回動する際、収納ボックス231を回動駆動する。さらに、アクチュエータ2321は回動可能に設置されるとともに、収納ボックス231の周方向に位置決めされる環状の駆動ディスクである。駆動ディスクが回動すると、収納ボックス231が連動して回動する。下にあるゴミを入れたゴミ袋3に対して捻りを生じる。
さらに、駆動ディスクと収納ボックス231は同心的に設置される。駆動ディスクと収納ボックス231とが係合されることにより、駆動ディスクが回動すると収納ボックス231が連動して回動する。
【0022】
ある実施例では、駆動ディスクは環状のティースリング(歯車リング)2322を含む。ティースリング2322の外環にティースが配置される。収納ボックス231がティースリング2322の内環に位置される。
駆動ディスクはさらにティースリング2322の内環に設置される位置決め部2323を含む。位置決め部2323に収納ボックス231に係合する係合部2324が設けられる。
【0023】
本実子例では、位置決め部2323は環状とする。位置決め部2323がティースリング2322の内環を一周して設置される。収納ボックス231が位置決め部2323上に配置される。係合部2324は位置決め側で上向きに凸起設置される凸台である。収納ボックス231の底部に凸台が嵌まり込む凹溝2311が設けられる。
【0024】
位置決め部2323を一周して複数個の係合部2324が設置される。それぞれ収納ボックス231の底部における各凹溝2311に係合し、同期して回動する。他の実施例では、駆動ディスクと収納ボックス231の係合位置も、ティースリング2322の内壁面と収納ボックス231の外壁面上としてもよい。或は、直接に収納ボックス231の一周にティースを設けるか、他の構成などでもよく、回転駆動装置232に連動して収納ボックス231を直接に回動させればよい。
【0025】
一般的に、回転駆動装置232はさらにアクチュエータ2321を回動駆動する回転モータ2325と、および回転モータ2325の出力伝達に用いられる歯車セットとを含む。
ゴミを入れたゴミ袋3を絞り、シールした後、次のゴミ収納のために、収納ボックス231内のゴミ袋3との間を切断する必要がある。
【0026】
図6図9図10をも参考にすると、自動切断機構24は、第1案内ユニット241と、第2案内ユニット242と、第1切断ユニット243と、第2切断ユニット244と、および切断駆動装置245とを含む。切断駆動装置245に連動して、第1切断ユニット243が第1案内ユニット241に沿って往復移動するとともに、第2切断ユニット244が第2案内ユニット242に沿って往復移動する。
【0027】
第1切断ユニット243と第2切断ユニット244の往復移動では、相互に接近や分離が発生する。接近する際にゴミ袋3上端の絞りシールを挟持し切断する。分離ができたら、スペースを残して上から新たなゴミ袋3を下向きに展開させることができるようになっている。
自動切断機構により絞りシール部位を挟持する場合、必要な加熱寸法が非常に短いので、必要な熱量が少なく、加熱が高速であり、消費電力が低く、環境保護性を向上する。
【0028】
第1案内ユニット241と第2案内ユニット242はそれぞれ、並列かつ間隔を置いて設置される第1ガイドレール2411と第2ガイドレール2421を備えている。第1切断ユニット243は第1ガイドレール2411から第2ガイドレール2421へ延伸する。第2切断ユニット244は第2ガイドレール2421から第1ガイドレール2411へ延伸する。第1切断ユニット243と第2切断ユニット244が平行に並設されている。
【0029】
第1切断ユニット243は、第1ガイドレール2411に滑動嵌合する第1支座2431を含む。第2切断ユニット244は第2ガイドレール2421に滑動嵌合する第2支座2441を含む。第1支座2431と第2支座2441の少なくとも1つにカッター2432が設けられている。第1切断ユニット243と第2切断ユニット244が接近すると、カッター2432によりシール部位を切断する。
【0030】
カッター2432は第1支座2431に取外し可能に取付けられるとともに、第2支座2441に対向する。第2支座2441にカッター2432に対向する逃げ溝2442が設けられる。ゴミ袋3が絞りシールされると、シール部位がちょうどカッター2432の位置に対応する。その場合、第1切断ユニット243と第2切断ユニット244が接近すると、カッター2432が絞りシール部位に当接し切断する。
さらに、カッター2432は電源に電気接続される溶断ヘッドである。シールを挟持すると、溶断ヘッドは通電されて昇温し、シール部位を溶断切断する。
【0031】
自動切断機構24はさらに第1切断ユニット243と第2切断ユニット244が接近した後の位置を設定するためのリミットスイッチ246を含む。第1切断ユニット243と第2切断ユニット244が接近しシールを挟持した後、移動を停止させ、カッター2432を通電して発熱させることにより、絞りシール部位を溶断する。
切断駆動装置245はそれぞれ第1切断ユニット243を往復移動させる第1駆動ユニット2451と、第2切断ユニット244を往復移動させる第2駆動ユニット2452とを含む。
【0032】
第1駆動ユニット2451は、それぞれ第1ガイドレール2411の両端に設けられる第1主動ロール2453と第1従動ロール2454、および第1主動ロール2453と第1従動ロール2454の間に巻装される第1コンベヤベルト2455とを含む。第1コンベヤベルト2455と第1支座2431とが接続される。第1主動ロール2453の回動に連動して第1コンベヤベルト2455を回動させる。第1コンベヤベルト2455により第1支座2431が第1ガイドレール2411に沿って滑動する。
さらに、第1駆動ユニット2451はさらに第1モータと、それぞれ第1主動ロール2453、第1モータに噛合する第1歯車セットとを含む。第1モータにより第1主動ロール2453が回動する。
【0033】
第2駆動ユニット2452は第2ガイドレール2421の両端にそれぞれ設置される第2主動ロール2456および第2従動ロール2457と、第2主動ロール2456と第2従動ロール2457の間に巻装される第2コンベヤベルト2458とを含む。第2コンベヤベルト2458と第2支座2441とが接続される。第2主動ロール2456の回動に連動して第2コンベヤベルト2458が回動する。第2コンベヤベルト2458により第2支座2441が第2ガイドレール2421に沿って滑動する。
さらに、第2駆動ユニット2452は第2モータと、第2主動ロール2456および第2モータにそれぞれ噛合する第2歯車セットとを含む。第2モータにより第2主動ロール2456が回動する。
【0034】
ゴミ箱及びゴミ箱の箱蓋及びゴミ箱のゴミ袋の送風展開機構の実施例により、下記の有益な効果を得られる。送風展開機構による送風によりゴミ袋を展開する場合、このような展開方式は、自動的かつ快速的である。新たなゴミ袋内では、ゴミが入らないし、触れないので、清潔性を保証することができる。送風過程では、異臭の流れがなく、環境中の異臭を減らす。
【0035】
上述した各技術的特徴は、限定されることなく任意に組み合わせて使用することができることが理解される。以上説明したのは本発明の実施例のみであり、したがって本発明の特許の範囲を制限するものではない。本発明の明細書及び図面の内容を用いた等価構造又は等価プロセス変換、又は他の関連技術分野に直接又は間接的に適用されるものは、いずれも本発明の特許の保護範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】