(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-17
(54)【発明の名称】データ伝送方法、送信機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 72/1263 20230101AFI20230510BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20230510BHJP
H04W 16/32 20090101ALI20230510BHJP
H04W 80/02 20090101ALI20230510BHJP
【FI】
H04W72/1263
H04W72/0457 110
H04W16/32
H04W80/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022552357
(86)(22)【出願日】2020-04-09
(85)【翻訳文提出日】2022-08-30
(86)【国際出願番号】 CN2020084063
(87)【国際公開番号】W WO2021203391
(87)【国際公開日】2021-10-14
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】フー、チョー
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE61
(57)【要約】
本願は、データ伝送方法を開示し、前記データ伝送方法は、複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、送信機器が、スプリット伝送モードに基づいてデータを伝送し、又は、前記送信機器が、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信することを含む。本願は、別のデータ伝送方法、送信機器及び記憶媒体を更に開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ伝送方法であって、
複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、送信機器がスプリット伝送モードに基づいてデータを伝送し、又は、前記送信機器がデータをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信することを含む、データ伝送方法。
【請求項2】
前記第1条件は、
前記プライマリレッグ及び前記スプリットセカンダリレッグ上のパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)データ量と、初期伝送待ちの無線リンク制御(RLC)データ量との合計が、第1閾値以上であること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていること、
PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
スプリットセカンダリレッグが構成されず、PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
スプリットセカンダリレッグが構成され、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成され、3つ以上のRLCエンティティの情報要素(IE)が構成されているか現れること、
3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、
2つ以下のRLCエンティティが構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていないが、2つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、
前記第1閾値が構成されていること、
PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項3】
前記第1閾値は、第2条件が満たされる場合に構成される、
請求項2に記載のデータ伝送方法。
【請求項4】
前記第2条件は、
前記PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
構成されたベアラがスプリットベアラであること、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラ(SplitBearer)2を含むこと、
前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項3に記載のデータ伝送方法。
【請求項5】
前記第1閾値は、アップリンクデータスプリット閾値を含む、
請求項2ないし4のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
【請求項6】
前記データ伝送方法は、
第3条件が満たされる場合、前記送信機器が、非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するか、非プライマリレッグのRLCエンティティがスプリットセカンダリエンティティであると決定することを更に含む、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
【請求項7】
前記第3条件は、
3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、
2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
前記第1閾値が構成されていること、
無線ベアラがスプリットベアラであること、
スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、
PDCP複製伝送がデュアル接続に基づいて実行されること、
スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項6に記載のデータ伝送方法。
【請求項8】
前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応する、
請求項7に記載のデータ伝送方法。
【請求項9】
第4条件が満たされる場合、複製伝送状態は構成され、又は複製伝送状態は現れる、
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
【請求項10】
前記第4条件は、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、
3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、
構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられていること、
構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項9に記載のデータ伝送方法。
【請求項11】
前記データ伝送方法は、
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、を更に含む、
請求項1ないし10のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
【請求項12】
データ伝送方法であって、
第3条件が満たされる場合、送信機器が、非プライマリレッグの無線リンク制御(RLC)エンティティに対応するレッグが、スプリットセカンダリレッグであると決定するか、非プライマリレッグのRLCエンティティがスプリットセカンダリエンティティであると決定することを含み、前記スプリットセカンダリレッグはスプリット伝送に使用される、データ伝送方法。
【請求項13】
前記第3条件は、
3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、
3つ以上のRLCエンティティの情報要素(IE)が構成されていないか現れていないこと、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、
2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
第1閾値が構成されていること、
無線ベアラがスプリットベアラであること、
スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、
PDCP複製伝送がデュアル接続に基づいて実行されること、
スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項12に記載のデータ伝送方法。
【請求項14】
前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つの前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応する、
請求項13に記載のデータ伝送方法。
【請求項15】
データ伝送方法であって、
第4条件が満たされる場合、送信機器が複製伝送状態を構成することを含む、データ伝送方法。
【請求項16】
前記第4条件は、
3つ以上の無線リンク制御(RLC)エンティティの情報要素(IE)が構成されているか現れること、
3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、
構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられていること、
構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項15に記載のデータ伝送方法。
【請求項17】
前記データ伝送方法は、
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、を更に含む、
請求項15又は16に記載のデータ伝送方法。
【請求項18】
データ伝送方法であって、
第2条件が満たされる場合、送信機器が第1閾値を構成することを含み、前記第1閾値は、前記送信機器のデータ伝送モードを決定するために使用される、データ伝送方法。
【請求項19】
前記第2条件は、
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティと少なくとも2つの無線リンク制御(RLC)エンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
構成されたベアラがスプリットベアラであること、
3つ以上のRLCエンティティの情報要素が構成されているか現れること、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラ(SplitBearer)2を含むこと、
前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項18に記載のデータ伝送方法。
【請求項20】
前記第1閾値は、アップリンクデータスプリット閾値を含む、
請求項18又は19に記載のデータ伝送方法。
【請求項21】
前記データ伝送モードは、
複製伝送モード及び/又はスプリット伝送モードを含む、
請求項18ないし20のいずれか一項に記載のデータ伝送方法。
【請求項22】
送信機器であって、
複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、スプリット伝送モードに基づいてデータを伝送するか、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信するように構成される送信ユニットを備え、送信機器。
【請求項23】
前記第1条件は、
前記プライマリレッグ及び前記スプリットセカンダリレッグ上のパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)データ量と、初期伝送待ちの無線リンク制御(RLC)データ量との合計が第1閾値以上であること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていること、
PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
スプリットセカンダリレッグが構成されず、PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
スプリットセカンダリレッグが構成され、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成され、3つ以上のRLCエンティティの情報要素(IE)が構成されているか現れること、
3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、
2つ以下のRLCエンティティが構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていないが、2つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、
前記第1閾値が構成されていること、
PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項22に記載の送信機器。
【請求項24】
前記第1閾値は、第2条件が満たされる場合に構成される、
請求項23に記載の送信機器。
【請求項25】
前記第2条件は、
前記PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
構成されたベアラがスプリットベアラであること、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラ(SplitBearer)2を含むこと、
前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項24に記載の送信機器。
【請求項26】
前記第1閾値は、アップリンクデータスプリット閾値を含む、
請求項23ないし25のいずれか一項に記載の送信機器。
【請求項27】
前記送信機器は、
第3条件が満たされる場合、非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するか、非プライマリレッグのRLCエンティティがスプリットセカンダリRLCエンティティであると決定するように構成される第1処理ユニットを備える、
請求項22ないし26のいずれか一項に記載の送信機器。
【請求項28】
前記第3条件は、
3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、
2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
前記第1閾値が構成されていること、
無線ベアラがスプリットベアラであること、
スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、
PDCP複製伝送がデュアル接続に基づいて実行されること、
スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項27に記載の送信機器。
【請求項29】
前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応する、
請求項28に記載の送信機器。
【請求項30】
第4条件が満たされる場合、複製伝送状態は構成され、又は複製伝送状態は現れる、
請求項22ないし29のいずれか一項に記載の送信機器。
【請求項31】
前記第4条件は、
3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、
3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、
構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられていること、
構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項30に記載の送信機器。
【請求項32】
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態である、
請求項15又は16に記載のデータ伝送方法。
【請求項33】
送信機器であって、
第3条件が満たされる場合、非プライマリレッグの無線リンク制御(RLC)エンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するか、非プライマリレッグのRLCエンティティがスプリットセカンダリエンティティであると決定するように構成される第2処理ユニットを備え、前記スプリットセカンダリレッグはスプリット伝送に使用される、送信機器。
【請求項34】
前記第3条件は、
3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、
3つ以上のRLCエンティティの情報要素(IE)が構成されていないか現れていないこと、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、
2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
第1閾値が構成されていること、
無線ベアラがスプリットベアラであること、
スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、
PDCP複製伝送がデュアル接続に基づいて実行されること、
スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項33に記載の送信機器。
【請求項35】
前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つの前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応する、
請求項34に記載の送信機器。
【請求項36】
送信機器であって、
第4条件が満たされる場合、複製伝送状態を構成するように構成される第3処理ユニットを備える、送信機器。
【請求項37】
前記第4条件は、
3つ以上の無線リンク制御(RLC)エンティティの情報要素(IE)が構成されているか現れること、
3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、
構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられていること、
構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項36に記載の送信機器。
【請求項38】
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、
複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態である、
請求項36又は37に記載の送信機器。
【請求項39】
送信機器であって、
第2条件が満たされる場合、第1閾値を構成するように構成される第4処理ユニットを備え、前記第1閾値は、前記送信機器のデータ伝送モードを決定するために使用される、送信機器。
【請求項40】
前記第2条件は、
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティと少なくとも2つの無線リンク制御(RLC)エンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
構成されたベアラがスプリットベアラであること、
3つ以上のRLCエンティティの情報要素が構成されているか現れること、
3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、
スプリットセカンダリレッグが構成されていること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラ(SplitBearer)2を含むこと、
前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、
前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項39に記載の送信機器。
【請求項41】
前記第1閾値は、アップリンクデータスプリット閾値を含む、
請求項39又は40に記載の送信機器。
【請求項42】
前記データ伝送モードは、
複製伝送モード及び/又はスプリット伝送モードを含む、
請求項39ないし41のいずれか一項に記載の送信機器。
【請求項43】
送信機器であって、
プロセッサ、及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するメモリを備え、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、請求項1~11、12~14、15~17、18~21のいずれか一項に記載のデータ伝送方法のステップを実行する、送信機器。
【請求項44】
プロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサに請求項1~11、12~14、15~17、18~21のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実行させるための実行可能なプログラムを記憶した、記憶媒体。
【請求項45】
コンピュータに、請求項1~11、12~14、15~17、18~21のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項46】
コンピュータに、請求項1~11、12~14、15~17、18~21のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項47】
チップであって、
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが実装された機器に、請求項1~11、12~14、15~17、18~21のいずれか一項に記載のデータ伝送方法を実行させるプロセッサを備える、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、無線通信技術分野、特に、データ伝送方法、送信機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、複製伝送状態が非活性化された場合、送信機器の伝送動作は明確にされていない。
【発明の概要】
【0003】
本願実施例は、複製伝送状態が非活性化された場合、送信機器の伝送動作を明確にする、データ伝送方法、送信機器及び記憶媒体を提供する。
【0004】
第1態様によれば、本願実施例はデータ伝送方法を提供し、前記データ伝送方法は、複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、送信機器が、スプリット伝送モードに基づいてデータを伝送し、又は、前記送信機器が、データをプライマリレッグ(leg)又はスプリットセカンダリレッグに配信することを含む。
【0005】
第2態様によれば、本願実施例はデータ伝送方法を提供し、前記データ伝送方法は、第3条件が満たされる場合、送信機器が、非プライマリレッグの無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)エンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定することを含み、前記スプリットセカンダリレッグはスプリット伝送に使用される。
【0006】
第3態様によれば、本願実施例はデータ伝送方法を提供し、前記データ伝送方法は、第4条件が満たされる場合、送信機器が複製伝送状態を構成することを含む。
【0007】
第4態様によれば、本願実施例はデータ伝送方法を提供し、前記データ伝送方法は、第2条件が満たされる場合、送信機器が第1閾値を構成することを含み、前記第1閾値は、前記送信機器のデータ伝送モードを決定するために使用される。
【0008】
第5態様によれば、本願実施例は送信機器を提供し、前記送信機器は、複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、スプリット伝送モードに基づいてデータを伝送するか、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信するように構成される送信ユニットを備える。
【0009】
第6態様によれば、本願実施例は送信機器を提供し、前記送信機器は、第3条件が満たされる場合、非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するように構成される第2処理ユニットを備え、前記スプリットセカンダリレッグはスプリット伝送に使用される。
【0010】
第7態様によれば、本願実施例は送信機器を提供し、前記送信機器は、第4条件が満たされる場合、複製伝送状態を構成するように構成される第3処理ユニットを備える。
【0011】
第8態様によれば、本願実施例は送信機器を提供し、前記送信機器は、第2条件が満たされる場合、第1閾値を構成するように構成される第4処理ユニットを備え、前記第1閾値は、前記送信機器のデータ伝送モードを決定するために使用される。
【0012】
第9態様によれば、本願実施例は送信機器を提供し、前記送信機器は、プロセッサ、及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを備え、ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行して、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法のステップを実行する。
【0013】
第10態様によれば、本願実施例はチップを提供し、前記チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが実装された機器に、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法を実行させるプロセッサを備える。
【0014】
第11態様によれば、本願実施例は、実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体を提供し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されるときに、前記プロセッサにデータ伝送方法を実現させる。
【0015】
第12態様によれば、本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法を実行させる。
【0016】
第13態様によれば、本願実施例はコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法を実行させる。
【0017】
本願実施例に係るデータ伝送方法、送信機器及び記憶媒体は、複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、送信機器が、スプリット伝送モードに基づいてデータを伝送し、又は、前記送信機器が、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信することを含む。このようにして、複製伝送状態が非活性化された場合、送信機器の伝送動作は、複製伝送モードからスプリット伝送モードに戻るか、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信することであり得ることが明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本願に係るデータ無線ベアラの複製伝送の概略図である。
【
図2】本願実施例に係る通信システムの構成の概略構造図である。
【
図3】本願実施例に係るデータ伝送方法の1つの例示的な処理のフローチャートである。
【
図4】本願実施例に係るデータ伝送方法の別の例示的な処理のフローチャートである。
【
図5】本願実施例に係るデータ伝送方法の更に別の例示的な処理のフローチャートである。
【
図6】本願実施例に係るデータ伝送方法の更に別の例示的な処理のフローチャートである。
【
図7】本願実施例に係る送信機器の1つの例示的な構成の概略構造図である。
【
図8】本願実施例に係る送信機器の別の例示的な構成の概略構造図である。
【
図9】本願実施例に係る送信機器の更に別の例示的な構成の概略構造図である。
【
図10】本願実施例に係る送信機器の更に別の例示的な構成の概略構造図である。
【
図11】本願実施例に係る送信機器のハードウェア構成の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本願実施例の特徴及び技術内容をより詳細に理解させるために、以下では、図面を参照して本願実施例の具現を詳細に説明し、図面は、例示的なものに過ぎず、本願実施例を限定することを意図するものではない。
【0020】
本願実施例を詳細に説明する前に、以下、簡単に説明を行う。
【0021】
ニューラジオ(NR:New Radio)インダストリアルIoT(IIoT:Industrial interest of Things)では、NRシステムにおける工業オートメーション(Factory automation)、伝送自動化(Transport Industry)、及び知能電力(Electrical Power Distribution)などのサービスの伝送をサポートする必要がある。IIoTは、サービス遅延及び信頼性の伝送要件に基づいて、TSN(Time sensitive network)又はTSCの概念を導入する。サービスの高い信頼性と低遅延の伝送効果を実現するために、データ複製伝送及びマルチ接続(Data duplication and multi-connectivity)の研究の方向性が導入され、デュアル接続(DC:Dual Connectivity)とキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)の組み合わせを含むDuplicationアーキテクチャが決定され、これにより、サービスの信頼性を更に向上させる。
【0022】
duplicationのベアラは、最大4つの伝送パス又はRLCエンティティを構成することができ、ここで、ベアラは、データ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer)又はシグナリング無線ベアラ(SRB:Signal Radio Bearer)を含み得る。duplicationメカニズムは、CAシナリオに適用されてもよく、DC及びCAのシナリオに適用されてもよい。これは、次のように説明されている。Specify PDCP duplication with up to 4 RLC entities configured by RRC in architectural combinations including CA only and NR-DC in combination with CA。
【0023】
データ複製はパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)で実行され、同じPDCPプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)は、それぞれ、異なるRLCエンティティ(entity)にマッピングされる。データ複製伝送は、PDCP複製伝送である。メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)は、異なるRLCエンティティの複製データを異なるキャリアに伝送する必要があり、この場合、対応するRLCエンティティの数は、少なくとも1つであってもよく、例えば、RLCエンティティの数は、1、2、3又は4などである。
【0024】
CAシナリオの場合、データ複製伝送(data duplication)をサポートする方案は、PDCPの複製データ機能を使用するので、複製されたPDCP PDUを2つのRLCエンティティ(即ち、2つの異なる理論チャネル)にそれぞれ伝送し、最終的に、複製されたPDCP PDUが、異なる物理層集約キャリア上で伝送されることができるようにし、これにより、周波数ダイバーシティ利得、及び
図1に示されるDRB ID1及びDRBID3などのデータ伝送信頼性を向上させるという目的を達成する。
【0025】
DCシナリオの場合、データ複製伝送(data duplication)をサポートする方案は、PDCPの複製データ機能を使用するので、複製されたPDCP PDUを2つのRLCエンティティにそれぞれ伝送し、
図1に示されるDRB ID 2のように、2つのRLCエンティティは、それぞれ、異なるMACエンティティに対応する。
【0026】
バージョン16(Rel-16)では、1つのduplicationのベアラには、最大4つのRLCエンティティが構成され得る。Rel-15はスプリット(spit)伝送をサポートし、Rel-15において、2つのRLCエンティティが構成される場合、duplicationが非活性化されると、split伝送条件が満たされる場合、PDCPエンティティは、プライマリレッグ(primary leg)及びスプリットセカンダリレッグ(secondary leg)を同時に使用してPDCP PDUを伝送し、そうでない場合、primary legを使用してPDCP PDUを使用する。Split伝送の条件は、構成された2つのRLCエンティティの伝送待ちのPDCP/RLCエンティティのデータ量の大きさと閾値との間の関係に従って決定される。
【0027】
Rel-16では、RAN2は、split伝送のためにsecondary legを構成することに同意する。現在のsplitベアラのプロトコルの説明は、以下のとおりである。
【0028】
PDCP PDUを下位層に送信する場合、伝送PDCPエンティティは、次のことを行う必要がある。
【0029】
-伝送PDCPエンティティが1つのRLCエンティティに関連付けられている場合:
1)PDCP PDUを関連付けられたRLCエンティティに提出する;
-そうでなければ、伝送PDCPエンティティが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられている場合:
2)PDCP複製が活性化される場合:
-PDCP PDUがPDCPデータPDUである場合:
-PDCPデータPDUを複製し、PDCPデータPDUを、PDCP複製に使用される関連付けられたRLCエンティティに提出する;-そうでなければ:
-PDCP制御PDUをプライマリRLCエンティティに提出する;
3)そうでなければ:
-スプリットセカンダリRLCエンティティが構成されている場合、及び
-プライマリRLCエンティティ及びスプリットセカンダリRLCエンティティにおいて初期伝送待ちのPDCPデータ量とRLCデータ量との合計(TS 38.322[5]で規定されている)がul-DataSplitThresholdより大きいか等しい場合:
-PDCP PDUをプライマリRLCエンティティ又はスプリットセカンダリRLCエンティティに提出する;
-そうでなければ:
-PDCP PDUをプライマリRLCエンティティに提出する。
【0030】
スプリットセカンダリRLCエンティティ(Split secondary RLC entity)の説明は、以下のとおりである。
【0031】
スプリットセカンダリRLCエンティティ:デュアル接続において、スプリットベアラ操作を担当するプライマリRLCエンティティ以外のRLCエンティティである。(Split secondary RLC entity: in dual connectivity, the RLC entity other than the primary RLC entity which is responsible for split bearer operation。)
PDCP構成の場合、情報要素(IE:Information Element)PDCP-Configは、SRB及びDRBに構成可能なPDCPパラメータを設定するために使用される。以下のとおりである。
【0032】
Rel-16において、1つのduplicationの無線ベアラに最大4つのRLCエンティティが構成され得るが、複製伝送状態が非活性化された場合、送信機器がデータ伝送をどのように行い、スプリットセカンダリレッグをどのように決定するかについてはまだ明確にされていない。複製伝送状態が構成されていない場合、現在の複製伝送状態をどのように決定するかについても明確にされていない。また、アップリンクデータスプリット閾値(ul-Data Split Threshold)についても明確にされていない。
【0033】
本願実施例の技術案は、例えば、グローバル移動通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、広帯域コード分離多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)システム、汎用パケット無線サービス(GPRS:General Packet Radio Service)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割二重化(TDD:Time Division Duplex)システム、進化型ロングタームエボリューション(LTE-A:Advanced long term evolution)システム、ニューラジオ(NR:New Radio)システム、NRシステムの進化型システム、アンライセンス周波数帯のLTE(LTE-U:LTE-based access to unlicensed spectrum)システム、アンライセンス周波数帯のNR(NR-U:NR-based access to unlicensed spectrum)システム、ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)、ワイマックス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信システム、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Networks)、WiFi(登録商標)、次の世代の通信システム又は他の通信システムなど、様々な通信システムに適用されることができる。
【0034】
本願実施例で説明されるシステムアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本願実施例の技術的解決策をより明確に説明するためのものであり、本願実施例で提供される技術的解決策を限定するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの推移及び新しいサービスシナリオの出現により、本願実施例で提供される技術的解決策が類似の技術的課題にも適用されることを分かることができる。
【0035】
本願実施例に関するネットワークは、通常の基地局(例えば、NodeB又はeNB又はgNB)、NRコントローラ(NR controller:new radio controller)、集中型ユニット(centralized unit)、NR基地局、リモート無線モジュール、マイクロ基地局、リレー(relay)、分散ユニット(distributed unit)、受信点(TRP:transmission reception point)、伝送点(TP:transmission point)又は他の任意の機器であってもよい。本願実施例は、ネットワーク機器に使用される具体的な技術及び具体的な機器の形態に対して限定しない。説明しやすくするために、本願の全ての実施例では、端末機器に無線通信機能を提供する上記の装置をまとめてネットワーク機器と言う。
【0036】
本願実施例では、端末機器は任意の端末であってもよく、例えば、端末機器はマシン型通信のユーザ機器であってもよい。つまり、当該端末機器は、ユーザ機器(UE)、モバイルステーション(MS:mobile station)、モバイル端末(mobile terminal)、端末(terminal)と呼ばれてもよく、当該端末機器は、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、例えば、端末機器は、携帯電話(又は「セルラー」電話)、モバイル端末を備えたコンピュータ等であってもよく、例えば、端末機器は、携帯型、小型、ハンドヘルド、コンピュータに内臓又は車載されたモバイル装置であってもよく、これらは、無線ネットワークと言語及び/又はデータを交換する。本願実施例は、これらに対して特に限定しない。
【0037】
例示的に、ネットワーク機器及び端末機器は、端末機器は、屋内又は屋外、ハンドヘルド又は車載を含む陸上に配備してもよく、或いは水上に配備してもよく、空中の飛行機、気球及び人工衛星に配備してもよい。本願実施例は、ネットワーク機器及び端末機器の適用シナリオに対して限定しない。
【0038】
例示的に、ネットワーク機器と端末機器との間、及び端末機器間は、許可スペクトル(licensed spectrum)を介して通信してもよく、無認可スペクトル(unlicensed spectrum)で通信してもよく、許可スペクトル及び無認可スペクトルで同時に通信してもよい。ネットワーク機器と端末機器との間及び端末機器と端末機器との間は7ギガヘルツ(gigahertz、GHz)以下のスペクトルで通信してもよく、7GHz以上のスペクトルで通信してもよく、7GHz以下のスペクトル及び7GHz以上のスペクトルで通信してもよい。本願実施例は、ネットワーク機器と端末機器との間で使用されるスペクトルリソースに対して特に限定しない。
【0039】
通常、従来の通信システムがサポートする接続数は有限であり、且つ実現するのに容易であるが、通信技術の発展に伴い、モバイル通信システムは、従来の通信をサポートするだけでなく、デバイスツーデバイス(D2D:Device to Device)通信、マシンツーマシン(M2M:Machine to Machine)通信、マシンタイプ通信(MTC:Machine Type Communication)、及び車両間(V2V:Vehicle to Vehicle)通信などもサポートし、本願実施例は、これらの通信システムに適用されてもよい。
【0040】
例示的に、本願実施例に適用される通信システム100は、
図2に示すとおりである。当該通信システム100は、ネットワーク機器110を備えることができ、ネットワーク機器110は、端末機器120(又は通信端末、端末とも呼ばれる)と通信する機器であってもよい。ネットワーク機器110は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供することができ、当該カバレッジエリア内に位置する端末機器と通信することができる。例示的に、当該ネットワーク機器110は、GSMシステム又はCDMAシステムの基地局(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムの基地局(NB:NodeB)であってもよく、LTEシステムの進化型基地局(eNB又はeNodeB:Evolutional Node B)、又はクラウド無線アクセスネットワーク(CRAN:Cloud Radio Access Network)無線コントローラであってもよく、或いは、当該ネットワーク機器は、モバイルスイッチングセンタ、リレーステーション、アクセスポイント、車載機器、ウェアラブル機器、ハブ、スイッチ、ブリッジ、5Gネットワークのネットワーク側の機器、又は未来進化の公衆陸上移動通信網(PLMN:Public Land Mobile Network)のネットワーク機器などであってもよい。
【0041】
当該通信システム100は、ネットワーク機器110のカバレッジ内に位置する少なくとも1つの端末機器120を更に備える。ここで使用される「端末機器」は、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)、デジタル加入者線(DSL:Digital Subscriber Line)、デジタルケーブル、直接ケーブルを介した接続などの有線回線接続を介した、及び/又は別のデータ接続/ネットワークを介した、及び/又は、セルラーネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area Network)、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FM放送送信機などに対する無線インターフェースを介した、及び/又は別の端末機器の、通信信号を送受信するように設定された装置、及び/又は物事のインターネットシステム(IoT:Internet of Things)機器を含むが、これらに限定されない。無線インターフェースを介して通信するように設定された端末機器は、「無線通信端末」、「無線端末」又は「モバイル端末」とも呼ばれる。モバイル端末の例は、衛星又は携帯電話、セルラー無線電話とデータ処理、ファックス及びデータ通信能力を組み合わせることができるパーソナル通信システム(PCS: Personal Communications System)端末、無線電話、ポケットベル、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダ及び/又はグローバルポジショニングシステム(GPS:Global Positioning System)受信機を備えることができるPDA、及び従来のラップトップ型及び/又はハンドヘルド型受信機又は無線電話トランシーバを備えた他の電子装置を含むが、これらに限定されない。端末機器は、アクセス端末、ユーザ機器(UE:User Equipment)、ユーザユニット、ユーザステーション、モバイルステーション、移動台、リモートステーション、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザデバイスを指し得る。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)ステーション、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、無線通信機能を備えたハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続されたその他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス及び5Gネットワークの端末機器又は未来進化のPLMNの端末機器などであってもよい。
【0042】
例示的に、端末機器120間では、装置対装置(D2D:Device to Device)通信を実行することができる。
【0043】
例示的に、5Gシステム又は5Gネットワークは、ニューラジオ(NR:New Radio)システム又はNRネットワークとも称し得る。
【0044】
図2は、1つのネットワーク機器及び2つの端末機器を例示的に示し、例示的に、当該通信システム100は、複数のネットワーク機器を備えることができ、更に、各ネットワーク機器のカバレッジエリアは、他の数の端末機器を備えている可能性があり、本願実施例は、これらに対して限定しない。
【0045】
例示的に、当該通信システム100は、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティを更に備えることができ、本願実施例は、これらに対して限定しない。
【0046】
本願実施例では、ネットワーク/システムにおける通信機能を備えた機器を通信機器と称し得ることを理解されたい。例として、
図2に示された通信システム100は、通信機能を備えたネットワーク110及び端末機器120を備えることができ、ネットワーク機器110及び端末機器120は、上文に記載の具体的な機器であってもよく、ここでは繰り返して説明せず、通信機器は、通信システム100における、ネットワークコントローラ、モバイル管理エンティティなどの他のネットワークエンティティなど、他の機器を更に備えることができ、本願実施例はこれらに対して限定しない。
【0047】
図3は、本願実施例に係るデータ伝送方法の1つの例示的な処理のフローチャートである。
【0048】
ステップS201において、複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、送信機器は、スプリット伝送モードに基づいてデータを伝送し、又は、前記送信機器は、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信する。
【0049】
いくつかの実施例では、レッグ(パス)は、RLCエンティティという名詞で置き換えられてもよい。
【0050】
いくつかの実施例では、前記データはPDCP PDUであり得る。
【0051】
いくつかの実施例では、前記送信機器がスプリット伝送モードに基づいてデータを決定することは、前記送信機器が複製伝送モードからスプリット伝送モードに戻ることであり得る。
【0052】
いくつかの実施例では、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信することは、データをプライマリレッグに対応するRLCエンティティ又はスプリットセカンダリレッグに対応するRLCエンティティに配信することであり得る。
【0053】
いくつかの実施例では、前記第1条件は、前記プライマリレッグ及び前記スプリットセカンダリレッグ上のPDCPデータ量と、初期伝送待ちのRLCデータ量との合計が第1閾値以上であること、スプリットセカンダリレッグが構成されていること、PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、スプリットセカンダリレッグが構成されず、PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、スプリットセカンダリレッグが構成されている、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成され、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れ、3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、2つ以下のRLCエンティティが構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成されていないが、2つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、前記第1閾値が構成されていること、PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0054】
本願実施例により、複製伝送状態が非活性化された場合、送信機器の伝送動作は、複製伝送モードからスプリット伝送モードに戻るか、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信することであり得ることが明らかになる。
【0055】
複製伝送状態が非活性化された場合の送信機器の上記の伝送動作に対して、対応するプロトコルは、次のように変更され得る。
【0056】
PDCP PDUを下位層に送信する場合、伝送PDCPエンティティは、次のことを行う必要がある。
【0057】
-伝送PDCPエンティティが1つのRLCエンティティに関連付けられている場合:
1)PDCP PDUを関連付けられたRLCエンティティに提出する;
-そうでなければ、伝送PDCPエンティティが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられている場合:
-PDCP複製が活性化される場合:
2)PDCP PDUがPDCPデータPDUである場合:
-PDCPデータPDUを複製し、PDCPデータPDUを、PDCP複製に使用される関連付けられたRLCエンティティに提出する;
-そうでなければ:
-PDCP制御PDUをプライマリRLCエンティティに提出する;
3)そうでなければ:
-プライマリRLCエンティティ及びスプリットセカンダリRLCエンティティにおいて初期伝送待ちのPDCPデータ量とRLCデータ量との合計(TS 38.322[5]で規定されている)がul-DataSplitThresholdより大きいか等しい場合、及び
-スプリットセカンダリRLCエンティティが構成されている場合、又は
-伝送PDCPエンティティが2つのRLCエンティティに関連付けられ、当該2つの関連付けられたRLCエンティティが異なるセルグループに属する場合:
-PDCP PDUをプライマリRLCエンティティ又はスプリットセカンダリRLCエンティティに提出する;
-そうでなければ:
-PDCP PDUをプライマリRLCエンティティに提出する。
【0058】
いくつかの実施例では、前記第1閾値は、第2条件が満たされる場合に構成される。前記第2条件は、前記PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、構成されたベアラがスプリットベアラであること、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成されていること、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラ(SplitBearer)2を含むこと、前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含み得る。ここで、前記無線ベアラはDRB及び/又はSRBであり得る。
【0059】
いくつかの実施例では、前記第1閾値は、ul-Data Split Thresholdであり得る。
【0060】
留意すべきこととして、本願実施例では、第2条件が満たされる場合に第1閾値を構成することができ、データ伝送状態は、第1閾値の構成に影響を与えない。理解できることとして、データ複製伝送であれ、データスプリット伝送であれ、第2条件が満たされる限り、第1閾値が構成される。
【0061】
このようにして、本願実施例により、ul-Data Split Thresholdの構成条件が明確になる。
【0062】
本願実施例におけるul-Data Split Thresholdの構成条件に対して、既存のul-Data Split Thresholdの説明を次のように変更することができる。
【0063】
TS 38.323[5]で規定されたパラメータ。値b0は0バイトに対応し、値b100は100バイトに対応し、値b200は200バイトに対応し、これによって類推する。splitDRB-withUL-Both-MCG-SCGをサポートしないUEの場合、ネットワークは当該フィールドをinfinityに設定する。スプリットベアラが始めて無線ベアラに設定されたときに当該フィールドが存在していない場合、デフォルト値infinityが適用される。moreThanTwoRLCが構成されている場合、当該フィールドが存在する可能性がある。(Parameter specified in TS 38.323 [5]. Value b0 corresponds to 0 bytes, value b100 corresponds to 100 bytes, value b200 corresponds to 200 bytes, and so on. The network sets this field to infinity for UEs not supporting splitDRB-withUL-Both-MCG-SCG. If the field is absent when the split bearer is configured for the radio bearer first time, then the default value infinity is applied. This field can be present, if moreThanTwoRLC is configured.)
或いは、ul-Data Split Thresholdの説明を次のように変更する。
【0064】
TS 38.323[5]で規定されたパラメータ。値b0は0バイトに対応し、値b100は100バイトに対応し、値b200は200バイトに対応し、これによって類推する。splitDRB-withUL-Both-MCG-SCGをサポートしないUEの場合、ネットワークは当該フィールドをinfinityに設定する。スプリットベアラが始めて無線ベアラに設定されたときに当該フィールドが存在していない場合、デフォルト値infinityが適用される。moreThanTwoRLCが構成されている場合、当該フィールドはオプションで存在する。(Parameter specified in TS 38.323 [5]. Value b0 corresponds to 0 bytes, value b100 corresponds to 100 bytes, value b200 corresponds to 200 bytes, and so on. The network sets this field to infinity for UEs not supporting splitDRB-withUL-Both-MCG-SCG. If the field is absent when the split bearer is configured for the radio bearer first time, then the default value infinity is applied. This field is optional present, if moreThanTwoRLC is configured.)
或いは、ul-Data Split Thresholdの説明を次のように変更する。
【0065】
TS 38.323[5]で規定されたパラメータ。値b0は0バイトに対応し、値b100は100バイトに対応し、値b200は200バイトに対応し、これによって類推する。splitDRB-withUL-Both-MCG-SCGをサポートしないUEの場合、ネットワークは当該フィールドをinfinityに設定する。スプリットベアラが始めて無線ベアラに設定されたときに当該フィールドが存在していない場合、デフォルト値infinityが適用される。複数のRLCエンティティが構成されている場合、当該フィールドはオプションで存在する。(Parameter specified in TS 38.323 [5]. Value b0 corresponds to 0 bytes, value b100 corresponds to 100 bytes, value b200 corresponds to 200 bytes, and so on. The network sets this field to infinity for UEs not supporting splitDRB-withUL-Both-MCG-SCG. If the field is absent when the split bearer is configured for the radio bearer first time, then the default value infinity is applied. This field is optional present, if more than one RLC entities are configured.)
或いは、Split Bearerの説明を次のように変更する。
【0066】
SRBの場合、当該フィールドは存在しない。そうでなければ、無線ベアラ在が異なるセルグループにマッピングされた複数の関連付けられたRLCを有する場合、又は、無線ベアラ在が異なるセルグループにマッピングされた少なくとも2つの関連付けられたRLCを有する場合、当該フィールドはオプションで存在し、Mが必要である。(The field is absent for SRBs. Otherwise, the field is optional present, need M, in case of radio bearer with more than one associated RLC mapped to different cell groups, or in case of radio bearer with more than two associated RLC mapped to different cell groups.)
又は、Split Bearerの説明を次のように変更する。SRBの場合、当該フィールドが存在しないことに変更する。そうでなければ、無線ベアラ在が異なるセルグループにマッピングされた少なくとも2つの関連付けられたRLCを有する場合、当該フィールドはオプションで存在し、Mが必要である。(The field is absent for SRBs. Otherwise, the field is optional present, need M, in case of radio bearer with at least two associated RLC mapped to different cell groups.)
いくつかの実施例では、前記データ伝送方法は、以下のステップを更に含み得る。
【0067】
ステップS202において、第3条件が満たされる場合、前記送信機器は、非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するか、非プライマリレッグのRLCエンティティがスプリットセカンダリRLCエンティティであると決定する。
【0068】
いくつかの実施例では、前記第3条件は、3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、前記第1閾値が構成されていること、無線ベアラがスプリットベアラであること、スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、PDCP duplicationがDCに基づいて実行されること、スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0069】
更に、前記無線ベアラはデータ無線ベアラであり得る。
【0070】
いくつかの実施例では、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応する。
【0071】
複製伝送状態が非活性化状態である場合、送信機器が非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するシナリオの場合、PrimaryPath IEのドメイン構成を次のように変更することができる。
【0072】
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが構成されていない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティはスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0073】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is not configured, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity.)
又は、
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが存在しない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティはスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0074】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is absent, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity.)
又は、
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが構成されていない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティは、スプリットベアラに使用されるスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0075】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is not configured, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity for split bearers.)
又は、
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが存在しない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティは、スプリットベアラに使用されるスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0076】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is absent, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity for split bearers.)
又は、38.323プロトコルにおけるスプリットセカンダリRLCエンティティの定義を以下のように変更する。
【0077】
スプリットセカンダリRLCエンティティ:デュアル接続において、スプリットベアラ操作を担当するプライマリRLCエンティティ以外のRLCエンティティである。プライマリパス以外のRLCエンティティは、2つのRLCエンティティに関連付けられたスプリットベアラに使用されるスプリットセカンダリRLCエンティティである。(Split secondary RLC entity: in dual connectivity, the RLC entity other than the primary RLC entity which is responsible for split bearer operation. The RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity for split bearers associated with two RLC entities.)
【0078】
いくつかの実施例では、前記データ伝送方法は、
第4条件が満たされる場合、複製伝送状態は構成され、又は複製伝送状態は現れることを更に含み得る。
【0079】
いくつかの実施例では、前記第4条件は、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられこと、構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0080】
以上の各実施例ではデータ複製伝送が非活性化状態であることについて説明し、具体的な実施では、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、複製伝送状態が非活性化状態であることは、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、のうちの少なくとも1つのシナリオで発生できる。
【0081】
又は、
以上の各実施例ではデータ複製伝送が非活性化状態であることについて説明し、具体的な実施では、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、複製伝送状態が活性化状態であることは、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、のうちの少なくとも1つのシナリオで発生できる。
【0082】
複製伝送状態が非活性化であるシナリオの場合、duplicationState IEのドメイン構成は、次のように変更され得る。
【0083】
duplicationState
当該フィールドは、関連付けられたRLCエンティティの初期アップリンクPDCP複製状態を指示する。trueに設定される場合、初期PDCP複製状態は、関連付けられたRLCエンティティに使用されるように活性化される。TS 38.321[3]の6.1.3.Yのように、指示するインデックスは、primaryPathで指示されるプライマリRLCエンティティ以外の全てのRLCエンティティの論理チャネルIDの昇順(MCG、SCGの順に)で決定されるものである。プライマリRLCエンティティ以外の関連付けられたRLCエンティティの数が2つである場合、UEは当該フィールドの最大インデックスの値を無視する。当該フィールドが存在しない場合、DRBに、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態を非活性化させる。SRBの場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態は常に活性化されている。
【0084】
(duplicationState
This field indicates the initial uplink PDCP duplication state for the associated RLC entities. If set to true, the initial PDCP duplication state is activated for the associated RLC entity. The index for the indication is determined by ascending order of logical channel ID of all RLC entities other than the primary RLC entity indicated by primaryPath in the order of MCG and SCG, as in clause 6.1.3.Y of TS 38.321 [3]. If the number of associated RLC entities other than the primary RLC entity is two, UE ignores the value in the largest index of this field. If the field is absent, the initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is deactivated for DRB. The initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is always activated for SRB.)
又は、更に、
duplicationState
当該フィールドは、関連付けられたRLCエンティティの初期アップリンクPDCP複製状態を指示する。trueに設定される場合、初期PDCP複製状態は、関連付けられたRLCエンティティに使用されるように活性化される。TS 38.321[3]の6.1.3.Yのように、指示するインデックスは、primaryPathで指示されるプライマリRLCエンティティ以外の全てのRLCエンティティの論理チャネルIDの昇順(MCG、SCGの順に)で決定されるものである。プライマリRLCエンティティ以外の関連付けられたRLCエンティティの数が2つである場合、UEは当該フィールドの最大インデックスの値を無視する。当該フィールドが存在しない場合、DRBに、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態を非活性化させる。当該フィールドが存在しない場合、SRBに、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態を活性化させる。SRBの場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態は常に活性化されている。
【0085】
(duplicationState
This field indicates the initial uplink PDCP duplication state for the associated RLC entities. If set to true, the initial PDCP duplication state is activated for the associated RLC entity. The index for the indication is determined by ascending order of logical channel ID of all RLC entities other than the primary RLC entity indicated by primaryPath in the order of MCG and SCG, as in clause 6.1.3.Y of TS 38.321 [3]. If the number of associated RLC entities other than the primary RLC entity is two, UE ignores the value in the largest index of this field. If the field is absent, the initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is deactivated for DRB. If the field is absent, the initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is activated for SRB. The initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is always activated for SRB.)
図4は、本願実施例に係るデータ伝送方法の別の例示的な処理のフローチャートである。
【0086】
ステップS301において、第3条件が満たされる場合、送信機器は、非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するか、非プライマリレッグのRACエンティティがスプリットセカンダリRLCエンティティであると決定し、前記スプリットセカンダリレッグはスプリット伝送に使用される。
【0087】
いくつかの実施例では、前記第3条件は、3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、前記第1閾値が構成されていること、無線ベアラがスプリットベアラであること、スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、PDCP duplicationがDCに基づいて実行されること、スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0088】
更に、前記無線ベアラはデータ無線ベアラであり得る。
【0089】
いくつかの実施例では、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応する。
【0090】
複製伝送状態が非活性化状態である場合、送信機器が非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するシナリオの場合、PrimaryPath IEのドメイン構成を次のように変更することができる。
【0091】
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが構成されていない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティはスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0092】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is not configured, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity.)
又は、
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが存在しない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティはスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0093】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is absent, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity.)
又は、
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが構成されていない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティは、スプリットベアラに使用されるスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0094】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is not configured, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity for split bearers.)
又は、
primaryPath
複数のRLCエンティティがPDCPエンティティに関連付けられている場合、ULデータ伝送のためにプライマリRLCエンティティのセルグループID及びLCID(TS 38.323[5]の5.2.1で規定されている)を使用するように指示する。このバージョンの仕様では、SRBは、MCGに対応するセルグループIDだけをサポートする。NWは、cellGroupを異なるセルグループにおける論理チャネルを使用するスプリットベアラに指示する。NWは、logicalChannelをCAに基づくPDCP複製に指示する(つまり、2つの論理チャネルは同じセルグループで終了する)。moreThanTwoRLCが存在しない場合、プライマリパス以外のRLCエンティティは、スプリットベアラに使用されるスプリットセカンダリRLCエンティティである。
【0095】
(primaryPath
Indicates the cell group ID and LCID of the primary RLC entity as specified in TS 38.323 [5], clause 5.2.1 for UL data transmission when more than one RLC entity is associated with the PDCP entity. In this version of the specification, only cell group ID corresponding to MCG is supported for SRBs. The NW indicates cellGroup for split bearers using logical channels in different cell groups. The NW indicates logicalChannel for CA based PDCP duplication, i.e., if both logical channels terminate in the same cell group. If moreThanTwoRLC is absent, the RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity for split bearers.)
又は、38.323プロトコルにおけるスプリットセカンダリRLCエンティティの定義を以下のように変更する。
【0096】
スプリットセカンダリRLCエンティティ:デュアル接続において、スプリットベアラ操作を担当するプライマリRLCエンティティ以外のRLCエンティティである。プライマリパス以外のRLCエンティティは、2つのRLCエンティティに関連付けられたスプリットベアラに使用されるスプリットセカンダリRLCエンティティである。(Split secondary RLC entity: in dual connectivity, the RLC entity other than the primary RLC entity which is responsible for split bearer operation. The RLC entity other than primary path is split secondary RLC entity for split bearers associated with two RLC entities.)
図5は、本願実施例に係るデータ伝送方法の更に別の例示的な処理のフローチャートである。
【0097】
ステップS401において、第4条件が満たされる場合、送信機器は複製伝送状態を構成する。
【0098】
いくつかの実施例では、前記第4条件は、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられこと、構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
以上の各実施例ではデータ複製伝送が非活性化状態であることについて説明し、具体的な実施では、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、複製伝送状態が非活性化状態であることは、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であること、のうちの少なくとも1つのシナリオで発生できる。
【0100】
又は、
以上の各実施例ではデータ複製伝送が非活性化状態であることについて説明し、具体的な実施では、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、複製伝送状態が活性化状態であることは、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、シグナリング無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が活性化状態であること、のうちの少なくとも1つのシナリオで発生できる。
【0101】
複製伝送状態が非活性化であるシナリオの場合、duplicationState IEのドメイン構成は、次のように変更され得る。
【0102】
duplicationState
当該フィールドは、関連付けられたRLCエンティティの初期アップリンクPDCP複製状態を指示する。trueに設定される場合、初期PDCP複製状態は、関連付けられたRLCエンティティに使用されるように活性化される。TS 38.321[3]の6.1.3.Yのように、指示するインデックスは、primaryPathで指示されるプライマリRLCエンティティ以外の全てのRLCエンティティの論理チャネルIDの昇順(MCG、SCGの順に)で決定されるものである。プライマリRLCエンティティ以外の関連付けられたRLCエンティティの数が2つである場合、UEは当該フィールドの最大インデックスの値を無視する。当該フィールドが存在しない場合、DRBに、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態を非活性化させる。SRBの場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態は常に活性化されている。
【0103】
(duplicationState
This field indicates the initial uplink PDCP duplication state for the associated RLC entities. If set to true, the initial PDCP duplication state is activated for the associated RLC entity. The index for the indication is determined by ascending order of logical channel ID of all RLC entities other than the primary RLC entity indicated by primaryPath in the order of MCG and SCG, as in clause 6.1.3.Y of TS 38.321 [3]. If the number of associated RLC entities other than the primary RLC entity is two, UE ignores the value in the largest index of this field. If the field is absent, the initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is deactivated for DRB. The initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is always activated for SRB.)
又は、更に、
duplicationState
当該フィールドは、関連付けられたRLCエンティティの初期アップリンクPDCP複製状態を指示する。trueに設定される場合、初期PDCP複製状態は、関連付けられたRLCエンティティに使用されるように活性化される。TS 38.321[3]の6.1.3.Yのように、指示するインデックスは、primaryPathで指示されるプライマリRLCエンティティ以外の全てのRLCエンティティの論理チャネルIDの昇順(MCG、SCGの順に)で決定されるものである。プライマリRLCエンティティ以外の関連付けられたRLCエンティティの数が2つである場合、UEは当該フィールドの最大インデックスの値を無視する。当該フィールドが存在しない場合、DRBに、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態を非活性化させる。当該フィールドが存在しない場合、SRBに、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態を活性化させる。SRBの場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製状態は常に活性化されている。
【0104】
(duplicationState
This field indicates the initial uplink PDCP duplication state for the associated RLC entities. If set to true, the initial PDCP duplication state is activated for the associated RLC entity. The index for the indication is determined by ascending order of logical channel ID of all RLC entities other than the primary RLC entity indicated by primaryPath in the order of MCG and SCG, as in clause 6.1.3.Y of TS 38.321 [3]. If the number of associated RLC entities other than the primary RLC entity is two, UE ignores the value in the largest index of this field. If the field is absent, the initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is deactivated for DRB. If the field is absent, the initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is activated for SRB. The initial PDCP duplication state of the associated RLC entity is always activated for SRB.)
図6は、本願実施例に係るデータ伝送方法の更に別の例示的な処理のフローチャートである。
【0105】
ステップS501において、第2条件が満たされる場合、送信機器が第1閾値を構成し、前記第1閾値は、前記送信機器のデータ伝送モードを決定するために使用される。
【0106】
いくつかの実施例では、前記第2条件は、前記PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、構成されたベアラがスプリットベアラであること、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成されていること、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラ(SplitBearer)2を含むこと、前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含み得る。ここで、前記無線ベアラはDRB及び/又はSRBであり得る。
【0107】
いくつかの実施例では、前記データ伝送モードは、複製伝送モード及び/又はスプリット伝送モードを含む。
【0108】
いくつかの実施例では、前記第1閾値は、ul-Data Split Thresholdであり得る。
【0109】
留意すべきこととして、本願実施例では、第2条件が満たされる場合に第1閾値を構成することができ、データ伝送状態は、第1閾値の構成に影響を与えない。理解できることとして、データ複製伝送であれ、データスプリット伝送であれ、第2条件が満たされる限り、第1閾値が構成される。
【0110】
このようにして、本願実施例により、ul-Data Split Thresholdの構成条件が明確になる。
【0111】
本願実施例におけるul-Data Split Thresholdの構成条件に対して、既存のul-Data Split Thresholdの説明を次のように変更することができる。
【0112】
TS 38.323[5]で規定されたパラメータ。値b0は0バイトに対応し、値b100は100バイトに対応し、値b200は200バイトに対応し、これによって類推する。splitDRB-withUL-Both-MCG-SCGをサポートしないUEの場合、ネットワークは当該フィールドをinfinityに設定する。スプリットベアラが始めて無線ベアラに設定されたときに当該フィールドが存在していない場合、デフォルト値infinityが適用される。moreThanTwoRLCが構成されている場合、当該フィールドが存在する可能性がある。(Parameter specified in TS 38.323 [5]. Value b0 corresponds to 0 bytes, value b100 corresponds to 100 bytes, value b200 corresponds to 200 bytes, and so on. The network sets this field to infinity for UEs not supporting splitDRB-withUL-Both-MCG-SCG. If the field is absent when the split bearer is configured for the radio bearer first time, then the default value infinity is applied. This field can be present, if moreThanTwoRLC is configured.)
或いは、ul-Data Split Thresholdの説明を次のように変更する。
【0113】
TS 38.323[5]で規定されたパラメータ。値b0は0バイトに対応し、値b100は100バイトに対応し、値b200は200バイトに対応し、これによって類推する。splitDRB-withUL-Both-MCG-SCGをサポートしないUEの場合、ネットワークは当該フィールドをinfinityに設定する。スプリットベアラが始めて無線ベアラに設定されたときに当該フィールドが存在していない場合、デフォルト値infinityが適用される。moreThanTwoRLCが構成されている場合、当該フィールドはオプションで存在する。(Parameter specified in TS 38.323 [5]. Value b0 corresponds to 0 bytes, value b100 corresponds to 100 bytes, value b200 corresponds to 200 bytes, and so on. The network sets this field to infinity for UEs not supporting splitDRB-withUL-Both-MCG-SCG. If the field is absent when the split bearer is configured for the radio bearer first time, then the default value infinity is applied. This field is optional present, if moreThanTwoRLC is configured.)
或いは、ul-Data Split Thresholdの説明を次のように変更する。
【0114】
TS 38.323[5]で規定されたパラメータ。値b0は0バイトに対応し、値b100は100バイトに対応し、値b200は200バイトに対応し、これによって類推する。splitDRB-withUL-Both-MCG-SCGをサポートしないUEの場合、ネットワークは当該フィールドをinfinityに設定する。スプリットベアラが始めて無線ベアラに設定されたときに当該フィールドが存在していない場合、デフォルト値infinityが適用される。複数のRLCエンティティが構成されている場合、当該フィールドはオプションで存在する。(Parameter specified in TS 38.323 [5]. Value b0 corresponds to 0 bytes, value b100 corresponds to 100 bytes, value b200 corresponds to 200 bytes, and so on. The network sets this field to infinity for UEs not supporting splitDRB-withUL-Both-MCG-SCG. If the field is absent when the split bearer is configured for the radio bearer first time, then the default value infinity is applied. This field is optional present, if more than one RLC entities are configured.)
又は、Split Bearerの説明を次のように変更する。SRBの場合、当該フィールドは存在しない。そうでなければ、無線ベアラ在が異なるセルグループにマッピングされた複数の関連付けられたRLCを有する場合、又は、無線ベアラ在が異なるセルグループにマッピングされた少なくとも2つの関連付けられたRLCを有する場合、当該フィールドはオプションで存在し、Mが必要である。(The field is absent for SRBs. Otherwise, the field is optional present, need M, in case of radio bearer with more than one associated RLC mapped to different cell groups, or in case of radio bearer with more than two associated RLC mapped to different cell groups.)
又は、Split Bearerの説明を次のように変更する。SRBの場合、当該フィールドが存在しない。そうでなければ、無線ベアラ在が異なるセルグループにマッピングされた少なくとも2つの関連付けられたRLCを有する場合、当該フィールドはオプションで存在し、Mが必要である。(The field is absent for SRBs. Otherwise, the field is optional present, need M, in case of radio bearer with at least two associated RLC mapped to different cell groups.)
留意すべきこととして、本願の各実施例に記載のプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグは両方ともRLCエンティティであり得る。例えば、データをプライマリレッグに配信することは、データをプライマリレッグに対応するRLCエンティティに配信することとして理解でき、データをスプリットセカンダリレッグに配信することは、データをスプリットセカンダリレッグに対応するRLCエンティティに配信することとして理解できる。或いは、データをプライマリレッグに配信することは、データをプライマリRLCエンティティに配信することとして理解でき、データをスプリットセカンダリレッグに配信することは、データをスプリットセカンダリRLCエンティティに配信することとして理解できる。
【0115】
本願の様々な実施例において、上記の各プロセスの番号の大きさは実行する前後順番を意味せず、各プロセスの実行順番は、その機能と内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施プロセスに対してあらゆる制限を構成してはならないことを理解されたい。
【0116】
上記のデータ伝送方法を実現するために、本願実施例は送信機器を提供し、
図7に示すように、
図7は、前記送信機器600の例示的な構成の概略構造図であり、前記送信機器600は、
複製伝送状態が非活性化された場合、第1条件が満たされるとき、スプリット伝送モードに基づいてデータを伝送するか、データをプライマリレッグ又はスプリットセカンダリレッグに配信するように構成される送信ユニット601を備える。
【0117】
いくつかの実施例では、前記第1条件は、前記プライマリレッグ及び前記スプリットセカンダリレッグ上のPDCPデータ量と、初期伝送待ちのRLCデータ量との合計が第1閾値以上であること、スプリットセカンダリレッグが構成されていること、PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、スプリットセカンダリレッグが構成されず、PDCPエンティティと2つのRLCエンティティとが関連し、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、スプリットセカンダリレッグが構成されている、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成され、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れ、3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、2つ以下のRLCエンティティが構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成されていないが、2つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、前記第1閾値が構成されていること、PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0118】
いくつかの実施例では、前記第1閾値は、第2条件が満たされる場合に構成される。
【0119】
いくつかの実施例では、前記第2条件は、前記PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、構成されたベアラがスプリットベアラであること、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成されていること、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラ(SplitBearer)2を含むこと、前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0120】
いくつかの実施例では、前記第1閾値は、アップリンクデータスプリット閾値を含む。
【0121】
いくつかの実施例では、前記送信機器600は更に、
第3条件が満たされる場合、非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するように構成される第1処理ユニット602を備える。
【0122】
いくつかの実施例では、前記第3条件は、3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されていないか現れていないこと、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、前記第1閾値が構成されていること、無線ベアラがスプリットベアラであること、スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、PDCP duplicationがDCに基づいて実行されること、スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。ここで、前記無線ベアラはデータ無線ベアラであり得る。
【0123】
いくつかの実施例では、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応する。
【0124】
いくつかの実施例では、第4条件が満たされる場合、複製伝送状態は構成され、又は複製伝送状態は現れる。
【0125】
いくつかの実施例では、前記第4条件は、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられこと、構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0126】
いくつかの実施例では、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態である。
【0127】
上記のデータ伝送方法を実現するために、本願実施例は送信機器を提供し、
図8に示すように、
図8は、前記送信機器800の別の例示的な構成の概略構造図であり、前記送信機器800は、
第3条件が満たされる場合、非プライマリレッグのRLCエンティティに対応するレッグがスプリットセカンダリレッグであると決定するように構成される第2処理ユニット801を備え、前記スプリットセカンダリレッグはスプリット伝送に使用される。
【0128】
いくつかの実施例では、前記第3条件は、3つ以上のRLCエンティティが構成されていないこと、3つ以上のRLCエンティティの情報要素(IE)が構成されていないか現れていないこと、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていないこと、2つのRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、前記第1閾値が構成されていること、無線ベアラがスプリットベアラであること、スプリットベアラのIEが現れるか構成されていること、PDCP duplicationがDCに基づいて実行されること、スプリットベアラが2つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。ここで、前記無線ベアラはデータ無線ベアラであり得る。
【0129】
いくつかの実施例では、前記2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応し、又は、少なくとも2つの前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応する。
【0130】
上記のデータ伝送方法を実現するために、本願実施例は送信機器を提供し、
図9に示すように、
図9は、前記送信機器900の更に別の例示的な構成の概略構造図であり、前記送信機器900は、
第4条件が満たされる場合、複製伝送状態を構成するように構成される第3処理ユニット901を備える。
【0131】
いくつかの実施例では、前記第4条件は、3つ以上のRLCエンティティのIEが構成されているか現れること、3つ以上のRLCの複製伝送が構成されていること、構成された無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられこと、構成された無線ベアラが、少なくとも1つのRLCエンティティに関連付けられていること、のうちの少なくとも1つを含む。
【0132】
いくつかの実施例では、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されていない場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティのIEが現れるか構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、データ無線ベアラに関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態であり、複製伝送状態が現れていないか構成されておらず、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されている場合、関連付けられたRLCエンティティの初期PDCP複製伝送状態が非活性化状態である。
【0133】
上記のデータ伝送方法を実現するために、本願実施例は送信機器を提供し、
図10に示すように、
図10は、前記送信機器1000の更に別の例示的な構成の概略構造図であり、前記送信機器1000は、
第2条件が満たされる場合、第1閾値を構成するように構成される第4処理ユニットを1001備え、前記第1閾値は、前記送信機器のデータ伝送モードを決定するために使用される。
【0134】
いくつかの実施例では、前記第2条件は、PDCPエンティティと少なくとも2つのRLCエンティティとが関連し、前記少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、構成されたベアラがスプリットベアラであること、3つ以上のRLCエンティティの情報要素が構成されているか現れること、3つ以上のRLCエンティティの複製伝送が構成されていること、スプリットセカンダリレッグが構成されていること、前記第1閾値の構成条件がSplitBearer2を含むこと、前記PDCPエンティティに関連付けられたRLCエンティティのうちの少なくとも2つのRLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが3つ以上のRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応すること、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが少なくとも2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、前記第1閾値の構成条件がスプリットベアラを含み、前記スプリットベアラの説明が、無線ベアラが2つ以上又は2つのRLCエンティティに関連付けられ、前記RLCエンティティが、異なるセルグループに対応することを含むこと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0135】
いくつかの実施例では、前記第1閾値は、アップリンクデータスプリット閾値を含む。
【0136】
いくつかの実施例では、前記データ伝送モードは、複製伝送モード及び/又はスプリット伝送モードを含む。
【0137】
本願実施例は送信機器を提供し、前記送信機器は、プロセッサ、及びプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムを記憶するためのメモリを備え、ここで、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行されるときに、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法のステップを実行するように構成される。
【0138】
本願実施例はチップを更に提供し、前記チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、前記チップが実装された機器に、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法を実行させるように構成されるプロセッサを備える。
【0139】
本願実施例は、実行可能なプログラムが記憶されている記憶媒体を更に提供し、前記実行可能なプログラムがプロセッサによって実行されるときに、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法を実現する。
【0140】
本願実施例は、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を更に提供し、当該コンピュータプログラム命令は、コンピュータに、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法を実行させる。
【0141】
本願実施例はコンピュータプログラムを更に提供し、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに、上記の送信機器によって実行されるデータ伝送方法を実行させる。
【0142】
留意すべきこととして、本願の各実施例に記載の送信機器は、通信システムにおける端末機器であってもよく、通信システムにおける基地局であってもよい。
【0143】
図11は、本願実施例に係る送信機器のハードウェア構成の概略構造図であり、送信機器700は、少なくとも1つのプロセッサ701、メモリ702及び少なくとも1つのネットワークインターフェース704を備える。送信機器700における各コンポーネントは、バスシステム705を介して結合される。理解できることとして、バスシステム705は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するために使用される。データバスに加えて、バスシステム705は更に、電力バス、制御バス及び状態信号バスを備える。しかしながら、説明を明確にするために、
図8では様々なバスをすべてバスシステム705として表記する。
【0144】
メモリ702は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことを理解されたい。ここで、不揮発性メモリは、ROM、プログラム可能な読み取り専用メモリ(PROM:Programmable ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM:Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、強磁性ランダムアクセスメモリ(FRAM:Ferromagnetic Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気メモリ、コンパクトディスク、又は読み取り専用コンパクトディスク(CD-ROM:Compact Disc Read-Only Memory)であり得、磁気メモリは、磁気ディスクメモリ又は磁気テープメモリであり得る。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)であってもよい。例示的であるが限定的な説明ではないが、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:Static RAM)、同期スタティックランダムアクセスメモリ(SSRAM:Synchronous Static Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random Access Memory)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレートの同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM:Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、強化された同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(ESDRAM:Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリの同期接続(SLDRAM:SyncLink Dynamic Random Access Memory)及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DRRAM:Direct Rambus Random Access Memory)など様々な形のRAMを使用することができる。本願実施例に記載のメモリ702は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、これらに限定されないことを意図する。
【0145】
本願実施例におけるメモリ702は、送信機器700での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを格納するように構成される。これらのデータの例は、送信機器700上で動作可能な任意のコンピュータプログラム(例えば、アプリケーション7022)を含む。本願実施例の方法を実現するプログラムは、アプリケーション7022に含まれ得る。
【0146】
上記の本願実施例で開示された方法は、プロセッサ701に適用されてもよく、又はプロセッサ701によって実現されてもよい。プロセッサ701は、信号処理機能を備えた集積回路チップであり得る。具現プロセスにおいて、上記した方法の各ステップは、プロセッサ701におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令を介して完了されることができる。上記のプロセッサ701は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。プロセッサ701は、本願実施例で開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。本願実施例を組み合たせて開示された方法のステップは、直接に、ハードウェア復号化プロセッサによって実行されて完了すると具現されることができ、又は復号化プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによって実行して完了する。ソフトウェアモジュールは記憶媒体に配置されることができ、当該記憶媒体は、メモリ702に配置され、プロセッサ701は、メモリ702内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて前記方法のステップを完成する。
【0147】
例示的な実施例において、送信機器700は、前記方法を実行するために、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、MPU又は他の電子素子によって実現されることができる。
【0148】
本願は、本願実施例に係る方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。コンピュータプログラム命令によって、フローチャート及び/又はブロック図の各プロセス及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図のプロセス及び/又はブロックの組み合わせを実現することができることを理解するであろう。1つのマシンを生成するために、これらのコンピュータプログラム命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供することにより、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令を、フローチャートの1つのプロセス又は複数のプロセス及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定される機能を実行するための装置を生成させる。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置に特定の方法で動作することができるコンピュータ読み取り可能メモリに記憶することもでき、当該コンピュータ読み取り可能メモリに記憶された命令に命令装置を含む製品を生成させるようにし、当該命令装置は、フローチャートの1つのプロセス又は複数のプロセス及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックで指定された機能を具現する。
【0149】
これらのコンピュータプログラム命令は、さらにコンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置にロードすることもできて、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置に一連の操作ステップを実行させて、コンピュータの実装の処理を生成するようにし、それにより、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置で実行される命令は、フローチャートの1つのプロセス又は複数のプロセス及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックで指定された機能を具現するためのステップを提供する。
【0150】
本願における「システム」及び「ネットワーク」という用語は、本明細書で常に互換的に使用されることを理解されたい。本願における「及び/又は」という用語は、単に関連対象の関連関係を表し、3種類の関係が存在し得ることを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが独立で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが独立で存在する場合のような3つの場合を表す。更に、本明細書における記号「/」は、一般的に、コンテキストオブジェクトが「又は」の関係であることを示す。
【0151】
前述の説明は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願を限定することを意図するものではなく、本願の趣旨及び原則の範囲内で行われるあらゆる変形、同等の置き換え、改善などは、すべて本願の保護範囲に含まれるべきである。
【国際調査報告】