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特表2023-520409キメラ抗原受容体ターゲティングCD33
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-17
(54)【発明の名称】キメラ抗原受容体ターゲティングCD33
(51)【国際特許分類】
   C12N 15/62 20060101AFI20230510BHJP
   C07K 19/00 20060101ALI20230510BHJP
   C12N 15/88 20060101ALI20230510BHJP
   C12N 5/10 20060101ALI20230510BHJP
   C12N 5/078 20100101ALI20230510BHJP
   C12N 5/0783 20100101ALI20230510BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20230510BHJP
   A61P 37/04 20060101ALI20230510BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20230510BHJP
   A61K 48/00 20060101ALI20230510BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20230510BHJP
   A61K 35/15 20150101ALI20230510BHJP
   A61K 35/17 20150101ALI20230510BHJP
   A61K 35/28 20150101ALI20230510BHJP
   A61K 9/14 20060101ALI20230510BHJP
   C07K 16/28 20060101ALN20230510BHJP
   C07K 14/725 20060101ALN20230510BHJP
   C12N 15/12 20060101ALN20230510BHJP
   C12N 15/13 20060101ALN20230510BHJP
【FI】
C12N15/62 Z
C07K19/00 ZNA
C12N15/88 Z
C12N5/10
C12N5/078
C12N5/0783
A61P43/00 121
A61P37/04
A61P35/02
A61P43/00 105
A61K48/00
A61K39/395 N
A61K39/395 L
A61K35/15
A61K35/17
A61K35/28
A61K9/14
C07K16/28
C07K14/725
C12N15/12
C12N15/13
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022559600
(86)(22)【出願日】2021-03-31
(85)【翻訳文提出日】2022-11-28
(86)【国際出願番号】 US2021025255
(87)【国際公開番号】W WO2021202799
(87)【国際公開日】2021-10-07
(31)【優先権主張番号】63/003,196
(32)【優先日】2020-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522256406
【氏名又は名称】フレッド ハッチンソン キャンサー センター
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】弁理士法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】タートル,キャメロン・ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】ウォルター,ローランド・ビー
(72)【発明者】
【氏名】ラースロー,ジョージ・エス
(72)【発明者】
【氏名】フィオレンツァ,サルバトーレ
【テーマコード(参考)】
4B065
4C076
4C084
4C085
4C087
4H045
【Fターム(参考)】
4B065AA90X
4B065AA90Y
4B065AA92X
4B065AA92Y
4B065AA94X
4B065AA94Y
4B065AB01
4B065AC14
4B065BA05
4B065CA24
4B065CA44
4B065CA46
4C076AA30
4C076BB11
4C076CC07
4C076CC27
4C076FF01
4C084AA13
4C084MA43
4C084NA05
4C084NA14
4C084ZB091
4C084ZB092
4C084ZB211
4C084ZB212
4C084ZB271
4C084ZB272
4C084ZC751
4C085AA14
4C085AA25
4C085BB36
4C085CC23
4C085EE01
4C085EE03
4C085GG02
4C085GG04
4C085GG05
4C085GG06
4C087AA01
4C087AA02
4C087BB37
4C087BB44
4C087BB64
4C087BB65
4C087CA04
4C087CA12
4C087NA05
4C087NA14
4C087ZB09
4C087ZB21
4C087ZB27
4C087ZC75
4H045AA10
4H045AA20
4H045AA30
4H045BA10
4H045BA41
4H045CA40
4H045DA50
4H045DA75
4H045DA76
4H045EA20
4H045EA50
4H045FA74
(57)【要約】
新しい一連のヒトCD33結合抗体に由来する結合ドメインを有するキメラ抗原受容体(CAR)が記載されている。CARは、最適化された短いスペーサー領域及び中間のスペーサー領域を含む。本開示はまた、記載されているCARの細胞増殖及び細胞溶解を改善するIL-2、IL-7、IL-15及び/又はIL-21を利用する細胞拡大/活性化プロセスの方法を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
North、IMGT、Kabat又はChothiaに従って、抗体1E6、1H10、1A9、1D2、1B9、1H8、2D3又は2E3の相補性決定領域(CDR)セットを有する結合ドメインを含む細胞外成分、
エフェクタードメインを含む細胞内成分、及び
細胞外成分を細胞内成分に連結している膜貫通ドメイン
を含むキメラ抗原受容体(CAR)。
【請求項2】
結合ドメインが、一本鎖可変断片(scFv)を含む、請求項1に記載のCAR。
【請求項3】
scFvが、
配列番号2に示されている1H10 scFvコード配列、
配列番号3に示されている1A9 scFvコード配列、
配列番号4に示されている1E6 scFvコード配列、
配列番号5に示されている1D2 scFvコード配列、
配列番号6に示されている1B9 scFvコード配列、
配列番号7に示されている1H8 scFvコード配列、
配列番号8に示されている2D3 scFvコード配列、又は
配列番号9に示されている2E3 scFvコード配列
によってコードされる、請求項2に記載のCAR。
【請求項4】
scFvが、
配列番号190に示されているVH-VL配向における1H10 scFv、
配列番号191に示されているVL-VH配向における1H10 scFv、
配列番号192に示されているVH-VL配向における1A9 scFv、
配列番号193に示されているVL-VH配向における1A9 scFv、
配列番号194に示されているVH-VL配向における1E6 scFv、
配列番号195に示されているVL-VH配向における1E6 scFv、
配列番号196に示されているVH-VL配向における2D3 scFv、又は
配列番号197に示されているVL-VH配向における2D3 scFv
である、請求項2に記載のCAR。
【請求項5】
細胞外成分が、スペーサー領域をさらに含む、請求項1に記載のCAR。
【請求項6】
スペーサー領域が、135アミノ酸未満又は16アミノ酸未満である、請求項5に記載のCAR。
【請求項7】
スペーサー領域が、131アミノ酸未満であり、IgG4のヒンジ領域及びCH3ドメインからなる、請求項5に記載のCAR。
【請求項8】
スペーサー領域が、12アミノ酸未満であり、IgG4のヒンジ領域からなる、請求項5に記載のCAR。
【請求項9】
IgG4がヒトIgG4である、請求項7に記載のCAR。
【請求項10】
スペーサー領域が、配列番号10、配列番号11又は配列番号12に示されている配列によってコードされる、請求項5に記載のCAR。
【請求項11】
エフェクタードメインが、CD3ζのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、CD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、CD3ζ及び4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、CD3ζ及びCD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、又はCD3ζ、4-1BB及びCD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部を含む、請求項1に記載のCAR。
【請求項12】
エフェクタードメインが、CD3ζ及び4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部又は一部を含む、請求項1に記載のCAR。
【請求項13】
CD3ζシグナル伝達ドメインが、配列番号14に示されているCD3ζコード配列によってコードされる、請求項11に記載のCAR。
【請求項14】
CD3ζが、配列番号15又は配列番号16に示されている配列を有する、請求項11に記載のCAR。
【請求項15】
4-1BBシグナル伝達ドメインが、配列番号17又は配列番号18に示されている配列によってコードされる、請求項11に記載のCAR。
【請求項16】
4-1BBが、配列番号19又は配列番号20に示されている配列を有する、請求項11に記載のCAR。
【請求項17】
膜貫通ドメインが、CD28膜貫通ドメインを含む、請求項1に記載のCAR。
【請求項18】
CD28膜貫通ドメインが、配列番号21、配列番号22又は配列番号23に示されている配列によってコードされる、請求項17に記載のCAR。
【請求項19】
CD28膜貫通ドメインが、配列番号24又は配列番号25に示されている配列を有する、請求項17に記載のCAR。
【請求項20】
タグカセット、形質導入マーカー及び/又は自殺スイッチから選択される制御機能をさらに含む、請求項1に記載のCAR。
【請求項21】
請求項1に記載のCARをコードする遺伝子構築物。
【請求項22】
配列番号46、配列番号47、配列番号48、配列番号49、配列番号50、配列番号51、配列番号200、配列番号201、配列番号202又は配列番号203に示されている配列を含む、請求項21に記載の遺伝子構築物。
【請求項23】
請求項21又は22に記載の遺伝子構築物を封入しているナノ粒子。
【請求項24】
請求項1に記載のCARを発現するように遺伝子修飾された細胞。
【請求項25】
対象に関して自己細胞又は同種異系細胞である、請求項24に記載の細胞。
【請求項26】
インビボ又はエクスビボである、請求項24に記載の細胞。
【請求項27】
T細胞、B細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞、NK-T細胞、単球/マクロファージ、造血幹細胞(HSC)又は造血前駆細胞(HPC)である、請求項24に記載の細胞。
【請求項28】
CD3+T細胞、CD4+T細胞、CD8+T細胞、セントラルメモリーT細胞、エフェクターメモリーT細胞及び/又はナイーブT細胞から選択されるT細胞である、請求項24に記載の細胞。
【請求項29】
CD8+T細胞である、請求項24に記載の細胞。
【請求項30】
IL-2、IL-7、IL-15及び/又はIL-21を含む細胞培地中でインキュベートされた、請求項24に記載の細胞。
【請求項31】
IL-2を含む細胞培地中でインキュベートされた、請求項30に記載の細胞。
【請求項32】
細胞培地が、10~100ng/mLのIL-2を含む、請求項31に記載の細胞。
【請求項33】
細胞培地が、50ng/mLのIL-2を含む、請求項32に記載の細胞。
【請求項34】
IL-7及びIL-15を含む細胞培地中でインキュベートされた、請求項30に記載の細胞。
【請求項35】
細胞培地が、5~15ng/mLのIL-7及び5~15ng/mLのIL-15を含む、請求項34に記載の細胞。
【請求項36】
細胞培地が、10ng/mLのIL-7及び10ng/mLのIL-15を含む、請求項35に記載の細胞。
【請求項37】
細胞培地が、IL-7、IL-15及びIL-21を含む、請求項30に記載の細胞。
【請求項38】
細胞培地が、5~15ng/mLのIL-7、5~15ng/mLのIL-15及び5~15ng/mLのIL-21を含む、請求項37に記載の細胞。
【請求項39】
細胞培地が、10ng/mLのIL-7、10ng/mLのIL-15及び10ng/mLのIL-21を含む、請求項38に記載の細胞。
【請求項40】
対象への投与のために製剤化された、請求項24に記載の細胞の集団。
【請求項41】
CD33関連障害を有する対象を治療する方法であって、治療有効量の請求項23に記載のナノ粒子又は請求項40に記載の細胞の集団を対象に投与することを含み、それによってCD33関連障害を有する対象を治療する、方法。
【請求項42】
細胞の集団が、自己細胞又は同種異系細胞を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
CD33発現細胞が、急性骨髄性白血病(AML)細胞を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
CD33関連障害が、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病(CML)、肥満細胞白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、B細胞急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)又は巨核球性白血病を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現する場合、1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメイン並びに1H8、2D3及び2E3のうちの1つ以上のうちの1つ以上の結合ドメインを含む組成物を含む併用療法を選択すること
をさらに含む、請求項41に記載の方法。
【請求項46】
対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現しない場合、1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメインを含む組成物を含む療法を選択すること
をさらに含む、請求項41に記載の方法。
【請求項47】
CD33発現細胞に対する免疫応答の活性化を必要とする対象においてCD33発現細胞に対する免疫応答を活性化する方法であって、治療有効量の請求項23に記載のナノ粒子又は請求項40に記載の細胞の集団を対象に投与し、必要とする対象においてCD33発現細胞に対する免疫応答を活性化することを含む方法。
【請求項48】
細胞集団が、自己細胞又は同種異系細胞を含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
CD33発現細胞が、急性骨髄性白血病(AML)細胞を含む、請求項47に記載の方法。
【請求項50】
CD33発現細胞が、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病(CML)、肥満細胞白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、B細胞急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)又は巨核球性白血病を含む、請求項47に記載の方法。
【請求項51】
対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現する場合、1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメイン並びに1H8、2D3及び2E3のうちの1つ以上のうちの1つ以上の結合ドメインを含む組成物を含む併用療法を選択することをさらに含む、請求項47に記載の方法。
【請求項52】
対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現しない場合、1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメインを含む組成物を含む療法を選択することをさらに含む、請求項47に記載の方法。
【請求項53】
1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメインを含むCARをコードするヌクレオチド配列、並びに1H8、2D3及び2E3のうちの1つ以上のうちの1つ以上の結合ドメインを含むCARをコードするヌクレオチド配列を含む、キット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2020年3月31日に出願された米国仮特許出願第63/003,196号に対する優先権を主張し、その内容全体は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
連邦政府が支援する研究又は開発に関する声明
本発明は、国立衛生研究所によって与えられたCA234203及びCA245594の下で政府の支援を受けてなされた。政府は本発明に一定の権利を有する。
【0003】
本開示の分野
本開示は、最適化された短いスペーサー領域及び中間のスペーサー領域を含むことができる新しい一連のヒトCD33結合抗体に由来する結合ドメインを有するキメラ抗原受容体(CAR)を提供する。本開示はまた、記載されているCARの細胞増殖及び細胞溶解を改善する、IL-2、IL-7、IL-15及び/又はIL-21を利用する細胞拡大/活性化プロセスの方法を提供する。
【背景技術】
【0004】
世界保健機関によると、がんは世界で2番目に多い死因であり、2018年には推定960万人の死亡の原因であった。急性骨髄性白血病(AML)は、クローン性の増殖性骨髄芽球細胞の悪性腫瘍に起因するがんの一種である。米国では年間20,000件のAMLの新しい症例があり、毎年11,000人がAMLにより死亡している(Siegelら、2021年、CA Cancer J Clin.71(1):7~33頁)。AMLを有する若年患者では、従来の化学療法により60%~80%の率の高い完全寛解率を達成することができるが(Dohnerら、2017年.Blood.129(4):424~447頁)、65歳以上の年齢の高齢患者についての治療結果は、診断から1年以内に70%もの患者がこの疾患で死亡しており、不十分なままである(Meyersら、Appl Health Econ Health Policy、11:275~286頁、2013年)。残念ながら、白血病幹細胞の化学療法抵抗性のために、従来の治療後の再発は一般的であり(Eppertら、2011年、Nat.Med.17(9):1086~1093頁)、再発/難治性(R/R)AMLに対する現在の治療選択肢は散々たるものであり、12か月の全生存率は30%未満という結果である。
【0005】
長年にわたり、がんのために選択される処置は、手術、化学療法及び/又は放射線療法であった。近年、がん細胞に主に見られる特定の分子変化及び/又は免疫表現型変化を識別し、活用することにより、がん細胞を特異的に標的とする、多くのターゲティングされた療法が出現している。例えば、多くのがん細胞は、それらの細胞表面上に特定のマーカーを選択的に発現し、これらのマーカーは、抗体ベースの治療に対する標的となっている。
【0006】
CD33は、シアル酸結合免疫グロブリン様レクチン(SIGLEC)タンパク質ファミリーのメンバーである。これは、67kDaのグリコシル化膜貫通タンパク質である。CD33(SIGLEC-3としても知られている)は、AMLを有するほぼ全ての患者における少なくとも一部の白血病細胞、おそらく、一部の症例ではAML幹細胞に見出される骨髄分化抗原である。この広範な発現パターンに基づいて、CD33は、AMLにおける治療標的として広く追求されてきた。いくつかの無作為化研究からの最近のデータにより、CD33抗体-薬物コンジュゲートであるゲムツズマブオゾガマイシン(GO)が、新たに診断されたAMLを有する患者の定義されたサブセットにおいて化学療法に追加されると、生存率を改善することが実証された。このデータは、AMLにおける免疫療法についての最初の(そしてこれまでのところ唯一の)標的としてのCD33を証明している。GOで指摘された制限を克服するための、新たな、より効果的なCD33指向療法(例えば、抗体-薬物コンジュゲート、放射性イムノコンジュゲート、二重特異性抗体、キメラ抗原受容体[CAR]修飾T細胞)の開発と並行して、他の悪性及び非悪性障害についての薬物標的としてのCD33への関心が高まっている。これらの取り組みには、GOによって認識されないCD33スプライスバリアントのターゲティング、並びに他の血液悪性腫瘍におけるCD33+腫瘍細胞、様々な疾患におけるCD33+骨髄由来サプレッサー細胞(MDSC)、及びアルツハイマー病における正常なCD33+ミクログリア細胞のターゲティングが含まれる(Walter、Expert Opin Biol Ther.2020年、20(9):955~958頁)。
【0007】
全長CD33タンパク質(CD33FL)は、その細胞外部分におけるアミノ末端の膜遠位のVセット免疫グロブリン(Ig)様ドメイン及び膜近位のC2セットIg様ドメインによって特徴付けられる(図2)。CD33のより短いアイソフォームが存在する。CD33のより短いアイソフォームには、Vセットドメインをコードするエクソン2を欠く1つのバリアント(CD33ΔE2)が含まれる。少なくともmRNAレベルでは、CD33ΔE2は、AMLを有する患者の骨髄及び末梢血の骨髄細胞において広範に発現される。しかしながら、現在、ほぼ全ての商業的及び臨床的に利用可能なCD33抗体は、免疫優勢なVセットIg様ドメインを認識する。このことは、これらの抗体が、CD33ΔE2などのVセットドメインを欠く、より短い形態のCD33を認識しないことを意味する。このことは、CD33ΔE2の選択的転写及びCD33FLの翻訳の減少をもたらすCD33遺伝子において一塩基多型を有する患者が、集中化学療法へのGO(これも、CD33のVセットドメインに結合する。)の追加から恩恵を受けなかったという小児AMLにおけるある臨床試験において行われた観察を説明することができる。
【0008】
抗体ベースの治療以外で、がん細胞などの望ましくない細胞型を標的として、殺滅するために免疫系のT細胞を遺伝子操作することに関して、大きな進歩があった。これらのT細胞の多くは、キメラ抗原受容体(CAR)を発現するように遺伝子操作されている。CARは、遺伝子修飾T細胞が、がん細胞を認識し、殺滅することを可能にするいくつかの異なる副成分を含むタンパク質である。この副成分は、少なくとも細胞外成分及び細胞内成分を含む。細胞外成分は、望ましくない細胞の表面に選択的に存在するマーカー(例えば、CD33)に特異的に結合する結合ドメインを含む。結合ドメインがそのようなマーカーに結合すると、細胞内成分が、結合した細胞を破壊するためにT細胞にシグナルを送る。CARはさらに、細胞外成分を細胞内成分に連結することができる膜貫通ドメインを含む。
【0009】
CARの機能を増加させることができる他の副成分も使用され得る。例えば、スペーサー領域は、CARに追加の立体構造の柔軟性を提供し、多くの場合、ターゲティングされる細胞マーカーに結合する結合ドメインの能力を増加させることができる。特定のCAR内の適切な長さのスペーサー領域は、ターゲティングされるマーカーが望ましくない細胞膜の表面からどの程度近く又は遠くに位置しているかを含む、多くの要因に依存し得る。
【0010】
エクスビボで実施される場合、T細胞の遺伝子修飾は、多くの細胞操作工程を伴う可能性があり、異なる操作条件が細胞のがん細胞殺滅特性に影響を及ぼし得ることが観察されている。したがって、CARを設計し、それらを発現するように細胞を遺伝子修飾する際に、ターゲティングされる細胞マーカー、スペーサーの存在及び/又は長さ、並びにエクスビボでの操作手順を含む、多くの考慮事項を考慮しなければならない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】Siegelら、2021年、CA Cancer J Clin.71(1):7~33頁
【非特許文献2】Dohnerら、2017年.Blood.129(4):424~447頁
【非特許文献3】Meyersら、Appl Health Econ Health Policy、11:275~286頁、2013年
【非特許文献4】Eppertら、2011年.Nat.Med.17(9):1086~1093頁
【非特許文献5】Walter、Expert Opin Biol Ther.2020年、20(9):955~958頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
(本開示の要旨)
本開示は、CD33関連障害の処置のためのキメラ抗原受容体(CAR)を提供する。CARは、新しい一連の抗CD33抗体に由来する結合ドメインを含む。特定の実施形態では、CARは、患者が発現するCD33バリアント(CD33FL又はCD33ΔE2)に関係なく、CD33に結合する結合ドメインを含む。これらのCD33結合ドメインは、「pan」結合剤と称される。特定の実施形態では、pan結合剤は、CD33の膜近位C2セットIg様ドメインに結合する(図2を参照のこと。)。特定の実施形態では、これらのpan結合剤は、抗体:1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9に由来し、これらの抗体結合ドメインの一本鎖可変断片を含むことができる。本明細書に開示されているさらなる新たに開発されたCD33ターゲティング抗体は、CD33のVセットドメインに結合する。これらの抗体には、1H8、2D3及び2E3が含まれ、CD33FLを発現する患者に追加のCARベースの治療選択肢を提供する。
【0013】
特定の実施形態では、本開示は、短いスペーサー領域か、又は中間のスペーサー領域を有するCARを提供する。特定の実施形態では、短いスペーサー領域は、IgG4のヒンジ領域(12アミノ酸)を含む。特定の実施形態では、中間のスペーサー領域は、IgG4のヒンジ領域及びCH3ドメイン(合計で131アミノ酸)を含む。
【0014】
特定の実施形態では、本開示は、サイトカインIL-7、IL-15及びIL-21の組合せを利用して、本明細書に開示されているCARを発現するように遺伝子修飾されたT細胞の拡大及び活性化を提供する。特定の実施形態では、本開示は、IL-2を含むサイトカインの組合せを利用して、本明細書に開示されているCARを発現するように遺伝子修飾されたT細胞の拡大及び活性化を提供する。
【0015】
本明細書に開示されているCARは、急性骨髄性白血病(AML)及び他のCD33+障害の処置に使用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】CD33急性骨髄性白血病(AML)及び正常な造血細胞の発現により、CD33が、造血幹細胞と比較してAMLにおいて過剰発現することを示す図である。bloodspot.euから照合された相対発現データ。HSPC、造血幹細胞/前駆細胞;MPP、多能性前駆細胞。****p<0.0001、nsは、Q=1%で、Benjamini、Krieger及びYekutieliの2段階線形上昇手順を使用した複数のT検定により有意ではない。
図2】全長CD33(CD33FL)及びVセットドメインの欠失をもたらす、エクソン2の欠失を伴うCD33(CD33ΔE2)の図である。CD33FLのみ(抗CD33FL)、CD33ΔE2のみ(抗CD33ΔE2)又はCD33FL及びCD33ΔE2(抗CD33FL+ΔE2又は抗CD33PAN)に結合している抗体が示される。
図3】CD33FL並びにVセットドメインの膜近位再配置をもたらす、エクソン3及び4の欠失を伴う人工CD33分子(CD33ΔE3-4)又はCD22の2つのC2セットドメインの挿入(「CD33FL+CD22 2D」)若しくはCD22の4つのC2セットドメインの挿入(「CD33FL+CD22 4D」)の概略図である。CD33ΔE3-4は、ヒトCD33FL細胞外ドメイン(ECD)のCD33アミノ酸(aa)140~232をスプライスアウトするために部位特異的突然変異誘発を使用して操作された。CD33FL+CD22 4Dは、内在性CD33シグナルペプチド(aa1~17)、6-ヒスチジンタグ、3xグリシンリンカー、ヒトCD33 ECD(aa18~259)、C2型ドメイン3~6を含むヒトCD22 ECDの一部(aa331~683)、CD33膜貫通ドメイン及びCD33細胞内ドメイン(aa260~364)を使用して生成された。CD22 aa331~504(C2型ドメイン3及び4)は、CD33FL+CD22 2Dを生成するためにCD33FL+CD22 24から除去された。
図4】CD33 CAR発現構築物を生成するためのクローニングストラテジーの図である。(i)抗体分泌マウスハイブリドーマ細胞からの上清がpan-CD33結合活性についてスクリーニングされ、次いでCD33ヌル細胞株への結合の欠如についてスクリーニングされ、最良の個々のハイブリドーマが選択され、抗体アイソタイピングが実施され、RNAが抽出され、cDNA末端の急速増幅(RACE)増幅(Takara)及びそれに続くアイソタイプ特異的ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)ベースの増幅のために使用された。(ii)抗体可変領域配列のクローニングが、pRACE(Takara)又はTOPO(Invitrogen)標準クローニングベクターのいずれかを利用して実施された。(iii)プラスミドDNAが個々の細菌コロニーから精製され、サンガーDNA配列決定を実施して、抗体の重鎖及び軽鎖の両方についての各抗体可変領域に対応する少なくとも3つの個々の同一のcDNA配列を得た。(iv)抗体可変領域cDNA配列は、ExPASy.org翻訳ツールを使用してアミノ酸配列に翻訳された。(v)各個々の抗体可変領域についてのアミノ酸配列が、ヒトコドン最適化のためにIntegrated DNA Technologies(IDT、Coralville、IA)のウェブサイトに提出された。(vi)次いでコドン最適化一本鎖可変領域(scFv)核酸配列が、CAR骨格レンチウイルス骨格-41BB-3z-T-CD19t内に含まれる核酸配列と合わせられ、具体的には、GM-CSFRシグナルペプチドを含む、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子受容体(GM-CSFR)シグナルペプチドの5’末端に隣接するEF1プロモーター内の配列が、抗体HC可変領域の5’、続いて柔軟なGly-Serリンカー配列、次いで抗体LC可変領域、次いでCAR骨格レンチウイルス骨格-41BB-3z-T-CD19t由来のリンカー配列に付加された。(vii)次いで完全なヌクレオチド配列がgBlocksの合成のためにIDTに提出された。(viii)gBlocksをTOPOにクローニングし、核酸配列をサンガーDNA配列決定により確認した。(ix)全てのgBlocksは、ユニバーサルプライミング配列、CAR_ユニバーサル_フォワードプライマー及びCAR_ユニバーサル_リバースプライマーを含むように生成された。(x)次に、適切なTOPOベクターを鋳型として使用し、DNAポリメラーゼを校正し、CAR_ユニバーサル_フォワードプライマー及び2つの選択肢である、CAR_ユニバーサル_rev_sh又はCAR_ユニバーサル_rev_intから選択されたリバースプライマーを使用してPCR増幅を実施した。これらのプライマーでは、revはリバースを示し、shは短いリンカーを示し、intはCAR構築物内の中間の長さのリンカーを示す。(xi)レシピエントプラスミド(sh又はintリンカーを有するレンチウイルス骨格-41BB-3z-T-CD19t)をRsrII/NheIで消化し、プラスミドを切断し、PCR産物をゲル精製した。(xii)ギブソンアセンブリ(NEB)を、RsrII/NheIで消化されたレシピエントプラスミド(sh又はintリンカーを有するレンチウイルス骨格-41BB-3z-T-CD19t)及び適切なPCRアンプリコンを使用して実施した。(xiii)各プラスミドに含まれるscFv及びリンカーを確認するために、サンガーDNA配列決定の検証を使用した。(vii)続いてマキシプレップ及びレンチウイルスパッケージングを行った。
図5A】細胞膜からの結合距離の減少により、ヒト骨髄性白血病細胞に対するCD33/CD3 BsAbの抗腫瘍効果の増強を示す図である。内因性CD33遺伝子座のCRISPR/Cas9媒介性欠失を伴うヒトCD33+骨髄性白血病細胞株((5A)ML-1、(5B)HL-60、(5C)K562)は、レンチウイルス遺伝子移入を介してCD33FL又はCD33ΔE3-4のいずれかを過剰発現するように操作された。標的タンパク質の相対的発現は、VセットドメインCD33抗体、P67.6によりフローサイトメトリーで評価され、代表的なヒストグラムが右下のパネルに示されている。次いで細胞は、1000pg/mLの濃度のVセットドメインターゲティングCD33/CD3 BsAb及び示したエフェクター:標的(E:T)細胞比の健康な成人ボランティアから採取された非刺激末梢血単核細胞から濃縮された健康なドナーT細胞により処理された(上側パネル)。骨髄細胞はまた、示した濃度のゲムツズマブオゾガマイシン(GO)により処理された(左下のパネル)。細胞傷害性は、2日後(BsAbの場合)又は3日後(GOの場合)に、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)染色によって測定した死細胞のパーセンテージの変化として、フローサイトメトリーで定量された。抗Vセットドメイン指向CD33/CD3 BsAbは、配列番号254に示され、米国特許出願公開US2016/0317657 A1に記載されている配列を利用するRC1又はA3と本明細書で称されている構築物を使用してscFv-scFvフォーマットにおいて構築された。p<0.05;**p<0.01;***p<0.001。
図5B】細胞膜からの結合距離の減少により、ヒト骨髄性白血病細胞に対するCD33/CD3 BsAbの抗腫瘍効果の増強を示す図である。内因性CD33遺伝子座のCRISPR/Cas9媒介性欠失を伴うヒトCD33+骨髄性白血病細胞株((5A)ML-1、(5B)HL-60、(5C)K562)は、レンチウイルス遺伝子移入を介してCD33FL又はCD33ΔE3-4のいずれかを過剰発現するように操作された。標的タンパク質の相対的発現は、VセットドメインCD33抗体、P67.6によりフローサイトメトリーで評価され、代表的なヒストグラムが右下のパネルに示されている。次いで細胞は、1000pg/mLの濃度のVセットドメインターゲティングCD33/CD3 BsAb及び示したエフェクター:標的(E:T)細胞比の健康な成人ボランティアから採取された非刺激末梢血単核細胞から濃縮された健康なドナーT細胞により処理された(上側パネル)。骨髄細胞はまた、示した濃度のゲムツズマブオゾガマイシン(GO)により処理された(左下のパネル)。細胞傷害性は、2日後(BsAbの場合)又は3日後(GOの場合)に、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)染色によって測定した死細胞のパーセンテージの変化として、フローサイトメトリーで定量された。抗Vセットドメイン指向CD33/CD3 BsAbは、配列番号254に示され、米国特許出願公開US2016/0317657 A1に記載されている配列を利用するRC1又はA3と本明細書で称されている構築物を使用してscFv-scFvフォーマットにおいて構築された。p<0.05;**p<0.01;***p<0.001。
図5C】細胞膜からの結合距離の減少により、ヒト骨髄性白血病細胞に対するCD33/CD3 BsAbの抗腫瘍効果の増強を示す図である。内因性CD33遺伝子座のCRISPR/Cas9媒介性欠失を伴うヒトCD33+骨髄性白血病細胞株((5A)ML-1、(5B)HL-60、(5C)K562)は、レンチウイルス遺伝子移入を介してCD33FL又はCD33ΔE3-4のいずれかを過剰発現するように操作された。標的タンパク質の相対的発現は、VセットドメインCD33抗体、P67.6によりフローサイトメトリーで評価され、代表的なヒストグラムが右下のパネルに示されている。次いで細胞は、1000pg/mLの濃度のVセットドメインターゲティングCD33/CD3 BsAb及び示したエフェクター:標的(E:T)細胞比の健康な成人ボランティアから採取された非刺激末梢血単核細胞から濃縮された健康なドナーT細胞により処理された(上側パネル)。骨髄細胞はまた、示した濃度のゲムツズマブオゾガマイシン(GO)により処理された(左下のパネル)。細胞傷害性は、2日後(BsAbの場合)又は3日後(GOの場合)に、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)染色によって測定した死細胞のパーセンテージの変化として、フローサイトメトリーで定量された。抗Vセットドメイン指向CD33/CD3 BsAbは、配列番号254に示され、米国特許出願公開US2016/0317657 A1に記載されている配列を利用するRC1又はA3と本明細書で称されている構築物を使用してscFv-scFvフォーマットにおいて構築された。p<0.05;**p<0.01;***p<0.001。
図6】細胞膜からの結合距離の減少により、CD33タンパク質を発現するように操作されたヒト急性リンパ芽球性白血病細胞に対するCD33/CD3 BsAbの抗腫瘍効果の増強を示す図である。ヒトCD33neg急性リンパ芽球性白血病(ALL)細胞株RS4;11は、レンチウイルス遺伝子移入を介してCD33FL又はCD33ΔE3-4のいずれかを過剰発現するように操作された。標的タンパク質の相対的発現は、VセットドメインCD33抗体、P67.6によりフローサイトメトリーで評価され、代表的なヒストグラムが下のパネルに示されている。次いで細胞は、1000pg/mLの濃度のVセットドメインターゲティングCD33/CD3 BsAb及び示したエフェクター:標的(E:T)細胞比の健康な成人ボランティアから採取された非刺激末梢血単核細胞から濃縮された健康なドナーT細胞により処理された(上側パネル)。細胞傷害性は、2日後に、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)染色によって測定した死細胞のパーセンテージの変化として、フローサイトメトリーで定量された。抗Vセットドメイン指向CD33/CD3 BsAbは、配列番号254に示され、米国特許出願公開US2016/0317657 A1に記載されている配列を利用するRC1又はA3と本明細書で称されている構築物を使用してscFv-scFvフォーマットにおいて構築された。p<0.05;**p<0.01;***p<0.001。
図7】細胞膜からの結合距離の増加により、CD33/CD3 BsAbの抗腫瘍効果の減少を示す図である。内因性CD33遺伝子座のCRISPR/Cas9媒介性欠失を伴うヒト骨髄性白血病細胞株(ML-1[上側パネル]、K562[下側パネル])は、レンチウイルス遺伝子移入を介してCD33FL、CD33FL+CD22 2D又はCD33FL+CD22 4Dを過剰発現するように操作された。CD33構築物の相対的発現は、VセットドメインCD33抗体、P67.6を使用してフローサイトメトリーで評価された(右側パネル)。次いで細胞は、示した濃度(pg/mL)のVセットドメインターゲティングCD33/CD3 BsAb及び1:1のE:T細胞比の健康なドナーの非刺激末梢血単核細胞から濃縮された健康なドナーT細胞により処理された。細胞傷害性は、2日後に、4’,6-ジアミジノ-2-フェニルインドール(DAPI)染色によって測定した死細胞のパーセンテージの変化として、フローサイトメトリーで定量された。抗Vセットドメイン指向CD33/CD3 BsAbは、配列番号254に示され、米国特許出願公開US2016/0317657 A1に記載されている配列を利用するRC1又はA3と本明細書で称されている構築物を使用してscFv-scFvフォーマットにおいて構築された。p<0.05;**p<0.01;***p<0.001。
図8】細胞膜からの結合距離の減少により、CD33キメラ抗原受容体(CAR)T細胞の抗腫瘍効果の増強を示す図である。内因性CD33遺伝子座のCRISPR/Cas9媒介性欠失を伴うヒト骨髄性白血病細胞株K562は、レンチウイルス遺伝子移入を介してCD33FL又はCD33ΔE3-4を過剰発現するように操作された。標的タンパク質の相対的発現は、代表的なヒストグラムと共に、VセットドメインCD33抗体、P67.6によりフローサイトメトリーで評価された。Vセットドメイン指向CAR T細胞の有効性が、クロム51放出において評価された。CAR T細胞生成のために、健康なドナー陰性選択ヒトCD8T細胞に、IgG CH3ドメインスペーサー、CD28膜貫通ドメイン、CD3ゼータ及び4-1BB細胞内シグナル伝達ドメイン並びにトランケートされたCD19(tCD19)形質導入マーカーに連結した、図3、5A~5C及び6に記載されているCD33Vセット/CD3 BsAbからのscFvをコードするepHIV7レンチウイルスを形質導入した。tCD19 CD8 CAR-T細胞が選別され、培地及びサイトカインを1日おきに交換してIL-7及びIL-15(10ng/mL;Peprotech、Rocky Hill、NJ、USA)において各々14日間、拡大させた。CAR-T細胞の細胞傷害性が、クロム51で標識した標的との4時間のインキュベーション後に評価された。
図9】AML細胞株が、CD33の異なる表面発現を示す図である。Quantibrite-PEによって測定されたCD33発現は、PEコンジュゲートp67.6抗体によりヒトAML細胞株を染色することによって測定された。
図10A】レンチウイルスベクター骨格に挿入されたキメラ抗原受容体(CAR)の遺伝子マップの図である。VL及びVHドメインは、一本鎖可変断片(scFv)の可変軽(VL)ドメイン及び可変重(VH)ドメインを表す。短い(10A)、中間(10B)及び長い(10C)ドメインは、ヒンジのみ(短い);ヒンジ及びCH3ドメイン(中間);並びにヒトIgG4のヒンジ、CH3及びCH2ドメイン(長い)の挿入によって異なる。全てのIgG4ドメインは、ヒトFc受容体への結合を阻止する突然変異配列を含有する。この突然変異は、IgG4のCH2ドメインの最初の6アミノ酸(APEFLG、配列番号52)をIgG2の最初の5アミノ酸(APPVA、配列番号53)で置換することを含む。TMはCD28膜貫通ドメインである。tCD19は、細胞内シグナル伝達を欠くトランケートされたCD19を表す。CD3ζ及び4-1BBは、これらのタンパク質の内部シグナル伝達ドメインであり、T2Aは切断ペプチドを表す。
図10B】レンチウイルスベクター骨格に挿入されたキメラ抗原受容体(CAR)の遺伝子マップの図である。VL及びVHドメインは、一本鎖可変断片(scFv)の可変軽(VL)ドメイン及び可変重(VH)ドメインを表す。短い(10A)、中間(10B)及び長い(10C)ドメインは、ヒンジのみ(短い);ヒンジ及びCH3ドメイン(中間);並びにヒトIgG4のヒンジ、CH3及びCH2ドメイン(長い)の挿入によって異なる。全てのIgG4ドメインは、ヒトFc受容体への結合を阻止する突然変異配列を含有する。この突然変異は、IgG4のCH2ドメインの最初の6アミノ酸(APEFLG、配列番号52)をIgG2の最初の5アミノ酸(APPVA、配列番号53)で置換することを含む。TMはCD28膜貫通ドメインである。tCD19は、細胞内シグナル伝達を欠くトランケートされたCD19を表す。CD3ζ及び4-1BBは、これらのタンパク質の内部シグナル伝達ドメインであり、T2Aは切断ペプチドを表す。
図10C】レンチウイルスベクター骨格に挿入されたキメラ抗原受容体(CAR)の遺伝子マップの図である。VL及びVHドメインは、一本鎖可変断片(scFv)の可変軽(VL)ドメイン及び可変重(VH)ドメインを表す。短い(10A)、中間(10B)及び長い(10C)ドメインは、ヒンジのみ(短い);ヒンジ及びCH3ドメイン(中間);並びにヒトIgG4のヒンジ、CH3及びCH2ドメイン(長い)の挿入によって異なる。全てのIgG4ドメインは、ヒトFc受容体への結合を阻止する突然変異配列を含有する。この突然変異は、IgG4のCH2ドメインの最初の6アミノ酸(APEFLG、配列番号52)をIgG2の最初の5アミノ酸(APPVA、配列番号53)で置換することを含む。TMはCD28膜貫通ドメインである。tCD19は、細胞内シグナル伝達を欠くトランケートされたCD19を表す。CD3ζ及び4-1BBは、これらのタンパク質の内部シグナル伝達ドメインであり、T2Aは切断ペプチドを表す。
図11A】(11A)ヒトCD33PAN抗体クローン(クローン1A9、1H10、1B9、1E6及び1D2)及び(11B)ヒトCD33Vセット抗体クローン(クローン2E3、2D3及び1H8)が、CD33+親ML-1細胞、及びCD33のCRISPR/Cas9媒介性欠失を伴うML-1細胞(「CD33 KO」)、並びに示したように、CD33FL又はCD33ΔE2を発現するように操作されたREH亜系統に対してフローサイトメトリーにより試験された図である。一次抗体を含まない対照を含んだ。
図11B】(11A)ヒトCD33PAN抗体クローン(クローン1A9、1H10、1B9、1E6及び1D2)及び(11B)ヒトCD33Vセット抗体クローン(クローン2E3、2D3及び1H8)が、CD33+親ML-1細胞、及びCD33のCRISPR/Cas9媒介性欠失を伴うML-1細胞(「CD33 KO」)、並びに示したように、CD33FL又はCD33ΔE2を発現するように操作されたREH亜系統に対してフローサイトメトリーにより試験された図である。一次抗体を含まない対照を含んだ。
図12A】(12A)Carterra機器からの表面プラズモン共鳴技術(SPR)の使用によって精製された抗CD33抗体から反応速度プロファイルが確立された図である。SPRは、結合相互作用の反応速度定数を推定するための優れた方法であり、この反応速度定数は、on速度(ka)及びoff速度(kd)を決定するために1:1ラングミュア結合モデルに適合させることができる。これらの速度パラメーターの両方は、結合親和性と称される解離速度定数(kD)の計算を可能にする。抗体クローンは、HC30Mチップに固定化されたプロテインA/Gローン上のアレイとして捕捉された。最初の反応速度実験は、2nMまでの4倍滴定の前に2μMの濃度で開始した全長CD33(CD33FL)抗原を使用した。10のHBSTEバッファーブランクの後、続いて、アレイにプリントされた各クローンの反応速度、1分のベースライン、5分の会合、10分の解離を評価するために低濃度から高濃度までの6回の注入がアレイ上に流された。次いで、目的の第2の抗原との相互作用を阻止するアレイに結合したままのいずれかの抗原が残存する場合、チップが、プロテインA/Gローンへのクローンの同じアレイの新たな再プリントのために0.85%リン酸pH1.7で再生され、その中でCD33ΔE2が抗体のアレイ上に流された。Carterra反応速度ソフトウェアが、アレイ上に注入された抗原の各濃度についての反応速度曲線に生データを適合させるためにデータを処理するために使用された。
図12B-1】(12B)捕捉された1H10及び2D3に結合しているCD33FL又はCD33ΔE2からの精製されたECDのSPR評価の図である。実験は、シリーズS CM4チップを備えるBiacore T100機器で25℃にて実行した。10mMの酢酸ナトリウム、pH4.0中の60μg/mLのプロテインA/Gを、標準的なアミンカップリング化学反応を使用して2つのフローセル(1000RU)に固定化した。捕捉反応速度実験は、10mMのHEPES、pH7.4、150mMのNaCl、3mMのEDTA、0.05%の界面活性剤P20及び0.1mg/mLのIgGフリーウシ血清アルブミンバッファーで実行した。0.5μg/mLの抗ヒトCD33抗体を、固定化プロテインA/Gの2番目のフローセルに10μL/分で30~40秒間注入して、CD33FL結合実験のために40~58RUの抗体を捕捉したか、又は45~80秒間注入して、CD33ΔE2結合実験のために75~95RUの抗体を捕捉した。CD33FL及びCD33ΔE2についての精製した外部ドメインは、捕捉された抗体及びプロテインA/G単独(参照)表面の両方で50μL/分の濃度系列として実行された。CD33FLシリーズは、2D3及び1H10では160nMの高濃度で開始し、CD33ΔE2シリーズは、1H10では40nM及び2D3では300nMで開始した。CD33を7分間注入し、ほとんどのペアについて20又は30分間解離させた。外部ドメイン濃度の連続2倍希釈を2連で実行し、無作為化し、4回の注入ごとにバッファーブランクを含めた。CM4チップは、0.85%HPOを50μL/分で30秒間2回注入して再生し、各CD33注入の前に抗体を再捕捉した。データは、ローカルRmaxを使用した1:1結合モデルを用いてBiaEval 2.0.4ソフトウェアにおいて二重参照及び分析された。
図12B-2】(12B)捕捉された1H10及び2D3に結合しているCD33FL又はCD33ΔE2からの精製されたECDのSPR評価の図である。実験は、シリーズS CM4チップを備えるBiacore T100機器で25℃にて実行した。10mMの酢酸ナトリウム、pH4.0中の60μg/mLのプロテインA/Gを、標準的なアミンカップリング化学反応を使用して2つのフローセル(1000RU)に固定化した。捕捉反応速度実験は、10mMのHEPES、pH7.4、150mMのNaCl、3mMのEDTA、0.05%の界面活性剤P20及び0.1mg/mLのIgGフリーウシ血清アルブミンバッファーで実行した。0.5μg/mLの抗ヒトCD33抗体を、固定化プロテインA/Gの2番目のフローセルに10μL/分で30~40秒間注入して、CD33FL結合実験のために40~58RUの抗体を捕捉したか、又は45~80秒間注入して、CD33ΔE2結合実験のために75~95RUの抗体を捕捉した。CD33FL及びCD33ΔE2についての精製した外部ドメインは、捕捉された抗体及びプロテインA/G単独(参照)表面の両方で50μL/分の濃度系列として実行された。CD33FLシリーズは、2D3及び1H10では160nMの高濃度で開始し、CD33ΔE2シリーズは、1H10では40nM及び2D3では300nMで開始した。CD33を7分間注入し、ほとんどのペアについて20又は30分間解離させた。外部ドメイン濃度の連続2倍希釈を2連で実行し、無作為化し、4回の注入ごとにバッファーブランクを含めた。CM4チップは、0.85%HPOを50μL/分で30秒間2回注入して再生し、各CD33注入の前に抗体を再捕捉した。データは、ローカルRmaxを使用した1:1結合モデルを用いてBiaEval 2.0.4ソフトウェアにおいて二重参照及び分析された。
図13】1E6及びP67.6の内在化の図である。AML細胞株が、示した時間37℃でCD33抗体とインキュベートされた。次いで、蛍光標識された二次抗体が、細胞表面上に残っているCD33抗体を定量するために添加された。結果は、時間0で存在する蛍光シグナルのパーセンテージとして提示されている。
図14】ヒトCD33FLを発現するように操作されたREH細胞(ヒト急性リンパ芽球性白血病細胞株、内因性CD33neg)への、ヒトIgG1フレームワークを有する組換え完全ヒトCD33Vセット抗体1H8の結合を示す図である。
図15A】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15B】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15C】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15D】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15E】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15F】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15G】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15H】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15I】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15J】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15K】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15L】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15M】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15N】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図15O】CD33に対して指向されるヒト化(1E6、1A9及び1H10)scFVを発現するCAR-T細胞が、サイトカインと共にインビトロで拡大され得る図である。中間のスペーサーCAR及び1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD8CAR-T細胞が、CD3/CD28ビーズ刺激及び形質導入の7日後に蛍光活性化細胞選別(FACS)によって選別された。次いで細胞が、IL-2(50ng/mL、15A、15D、15G、15J及び15M);IL-7及びIL-15(各10ng/mL、15B、15E、15H、15K及び15N);又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、15C、15F、15I、15L及び15O)において拡大された。培地及びサイトカインは1日おきに新たにされた。細胞は、細胞数(15A~15F)、細胞成長(15G~15I)、ヨウ化プロピジウム排除による生存率(15J~15L)及び直径(15M~15O)について2日おきに評価された。
図16A】中間のスペーサーを有する1E6、1A9及び1H10 CD33指向CAR-T細胞が、複数のAML細胞株に対してインビトロで抗原特異的溶解を示す図である。内因性CD33を発現する(Par)、又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損している(KO)、クロム51(Cr51)で標識されたKG1a及びML-1細胞が、(16A)IL-2(50ng/mL)において拡大されたCD33指向CD8 CAR-T細胞、(16B)IL-7及びIL-15(各10ng/mL)、又は(16C)IL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL)に種々のエフェクター:標的比で4時間曝露された。上清が収集され、シンチレーションによりCr51濃度について分析された。
図16B】中間のスペーサーを有する1E6、1A9及び1H10 CD33指向CAR-T細胞が、複数のAML細胞株に対してインビトロで抗原特異的溶解を示す図である。内因性CD33を発現する(Par)、又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損している(KO)、クロム51(Cr51)で標識されたKG1a及びML-1細胞が、(16A)IL-2(50ng/mL)において拡大されたCD33指向CD8 CAR-T細胞、(16B)IL-7及びIL-15(各10ng/mL)、又は(16C)IL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL)に種々のエフェクター:標的比で4時間曝露された。上清が収集され、シンチレーションによりCr51濃度について分析された。
図16C】中間のスペーサーを有する1E6、1A9及び1H10 CD33指向CAR-T細胞が、複数のAML細胞株に対してインビトロで抗原特異的溶解を示す図である。内因性CD33を発現する(Par)、又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損している(KO)、クロム51(Cr51)で標識されたKG1a及びML-1細胞が、(16A)IL-2(50ng/mL)において拡大されたCD33指向CD8 CAR-T細胞、(16B)IL-7及びIL-15(各10ng/mL)、又は(16C)IL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL)に種々のエフェクター:標的比で4時間曝露された。上清が収集され、シンチレーションによりCr51濃度について分析された。
図17A】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17B】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17C】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17D】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17E】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17F】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17G】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17H】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図17I】1E6、1A9又は1H10 scFvを発現するCD33指向CD8CAR-T細胞が、IL-2(50ng/mL、17A、17D及び17G)、IL-7及び15(各10ng/mL、17B、17E及び17H)又はIL-7、IL-15及びIL-21(各10ng/mL、17C、17F及び17I)において拡大され、次いで内因性CD33発現が豊富な照射AML細胞株(ML-1又はKG1a)(Par);CRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損した細胞株(KO);培地;又はホルボール-12ミリステート及びイオノマイシン(PMA-Iono)に曝露された図である。次いで細胞上清が24時間後に収集され、酵素結合免疫吸着測定法(ELISA)によってインターフェロン-ガンマ(IFNγ、17A~17C)、インターロイキン-2(IL-2、17D~17F)又は腫瘍壊死因子アルファ(TNFα、17G~17I)のレベルについて分析された。
図18A】IL-7、IL-15及びIL-21において拡大されたCD33指向CAR-T細胞が、インビトロで優れた増殖を示す図である。1E6、1A9又は1H10指向scFvを発現し、IL-2(50ng/ml、18A及び18D)、IL-7及び15(10ng/ml、18B及び18E)又はIL-7、15及び21(10ng/ml、18C及び18F)のいずれかで拡大されたCD8+CAR-T細胞は、CFSEで標識され、内因性CD33を発現するML-1細胞(Par)又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損したML-1細胞(KO)又は培地のみに5日間曝露された。次いで細胞はフローサイトメトリーによってCFSEレベルについて分析された。FlowJoソフトウェアにおける増殖モデリングによって分離された分割されていないピークを含む、分裂細胞(18D~18F)のパーセントの概要。
図18B】IL-7、IL-15及びIL-21において拡大されたCD33指向CAR-T細胞が、インビトロで優れた増殖を示す図である。1E6、1A9又は1H10指向scFvを発現し、IL-2(50ng/ml、18A及び18D)、IL-7及び15(10ng/ml、18B及び18E)又はIL-7、15及び21(10ng/ml、18C及び18F)のいずれかで拡大されたCD8+CAR-T細胞は、CFSEで標識され、内因性CD33を発現するML-1細胞(Par)又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損したML-1細胞(KO)又は培地のみに5日間曝露された。次いで細胞はフローサイトメトリーによってCFSEレベルについて分析された。FlowJoソフトウェアにおける増殖モデリングによって分離された分割されていないピークを含む、分裂細胞(18D~18F)のパーセントの概要。
図18C】IL-7、IL-15及びIL-21において拡大されたCD33指向CAR-T細胞が、インビトロで優れた増殖を示す図である。1E6、1A9又は1H10指向scFvを発現し、IL-2(50ng/ml、18A及び18D)、IL-7及び15(10ng/ml、18B及び18E)又はIL-7、15及び21(10ng/ml、18C及び18F)のいずれかで拡大されたCD8+CAR-T細胞は、CFSEで標識され、内因性CD33を発現するML-1細胞(Par)又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損したML-1細胞(KO)又は培地のみに5日間曝露された。次いで細胞はフローサイトメトリーによってCFSEレベルについて分析された。FlowJoソフトウェアにおける増殖モデリングによって分離された分割されていないピークを含む、分裂細胞(18D~18F)のパーセントの概要。
図18D】IL-7、IL-15及びIL-21において拡大されたCD33指向CAR-T細胞が、インビトロで優れた増殖を示す図である。1E6、1A9又は1H10指向scFvを発現し、IL-2(50ng/ml、18A及び18D)、IL-7及び15(10ng/ml、18B及び18E)又はIL-7、15及び21(10ng/ml、18C及び18F)のいずれかで拡大されたCD8+CAR-T細胞は、CFSEで標識され、内因性CD33を発現するML-1細胞(Par)又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損したML-1細胞(KO)又は培地のみに5日間曝露された。次いで細胞はフローサイトメトリーによってCFSEレベルについて分析された。FlowJoソフトウェアにおける増殖モデリングによって分離された分割されていないピークを含む、分裂細胞(18D~18F)のパーセントの概要。
図18E】IL-7、IL-15及びIL-21において拡大されたCD33指向CAR-T細胞が、インビトロで優れた増殖を示す図である。1E6、1A9又は1H10指向scFvを発現し、IL-2(50ng/ml、18A及び18D)、IL-7及び15(10ng/ml、18B及び18E)又はIL-7、15及び21(10ng/ml、18C及び18F)のいずれかで拡大されたCD8+CAR-T細胞は、CFSEで標識され、内因性CD33を発現するML-1細胞(Par)又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損したML-1細胞(KO)又は培地のみに5日間曝露された。次いで細胞はフローサイトメトリーによってCFSEレベルについて分析された。FlowJoソフトウェアにおける増殖モデリングによって分離された分割されていないピークを含む、分裂細胞(18D~18F)のパーセントの概要。
図18F】IL-7、IL-15及びIL-21において拡大されたCD33指向CAR-T細胞が、インビトロで優れた増殖を示す図である。1E6、1A9又は1H10指向scFvを発現し、IL-2(50ng/ml、18A及び18D)、IL-7及び15(10ng/ml、18B及び18E)又はIL-7、15及び21(10ng/ml、18C及び18F)のいずれかで拡大されたCD8+CAR-T細胞は、CFSEで標識され、内因性CD33を発現するML-1細胞(Par)又はCRISPR-Cas9遺伝子欠失によりCD33を欠損したML-1細胞(KO)又は培地のみに5日間曝露された。次いで細胞はフローサイトメトリーによってCFSEレベルについて分析された。FlowJoソフトウェアにおける増殖モデリングによって分離された分割されていないピークを含む、分裂細胞(18D~18F)のパーセントの概要。
図19-1】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-2】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-3】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-4】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-5】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-6】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-7】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-8】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-9】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-10】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-11】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-12】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-13】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-14】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-15】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-16】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-17】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-18】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-19】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-20】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-21】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-22】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-23】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-24】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-25】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-26】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-27】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-28】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-29】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-30】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-31】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-32】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-33】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
図19-34】本開示を支持する配列の図である:1H10 VH-VL scFvコード配列(配列番号2);1A9 VH-VL scFvコード配列(配列番号3);1E6 VH-VL scFvコード配列(配列番号4);1D2 VH-VL scFvコード配列(配列番号5);1B9 VH-VL scFvコード配列(配列番号6);1H8 VH-VL scFv コード配列(配列番号7);2D3 VH-VL scFvコード配列(配列番号8);2E3 VH-VL scFvコード配列(配列番号9);シグナルペプチドコード配列(配列番号188);G4Sx3リンカーコード配列(配列番号189);IgKシグナルペプチド(配列番号158);1H10 scFv VH-VL配向(配列番号190);1H10 scFv VL-VH配向(配列番号191);1A9 scFv VH-VL配向(配列番号192);1A9 scFv VL-VH配向(配列番号193);1E6 scFv VH-VL配向(配列番号194);1E6 scFv VL-VH配向(配列番号195);2D3 scFv VH-VL配向(配列番号196);2D3 scFv VL-VH配向(配列番号197);ヒトCD33全長DNAコード(配列番号198);ヒトCD33全長タンパク質(配列番号199);IgG4ヒンジコード配列-A(配列番号10);IgG4ヒンジコード配列-B(配列番号11);IgG4-int(DS)コード配列(配列番号12);IgG4-長コード配列(配列番号13);CD3ζコード配列(配列番号14);CD3ζタンパク質-A(配列番号15);CD3ζタンパク質-B(配列番号16);4-1BBシグナル伝達コード配列-A(配列番号17);4-1BBシグナル伝達コード配列-B(配列番号18);4-1BBタンパク質-A(配列番号19);4-1BBタンパク質-B(配列番号20);CD28TMコード配列-A(配列番号21);CD28TMコード配列-B(配列番号22);CD28TMコード配列-C(配列番号23);CD28TMタンパク質-A(配列番号24);CD28TMタンパク質-B(配列番号25);tCD19コード配列(配列番号26);T2Aコード配列(配列番号27);トセアアシグナウイルス2A(T2A)ペプチド(配列番号28);ブタテスコウイルス-1 2A(P2A)ペプチド(配列番号29);ウマ鼻炎Aウイルス(ERAV)2A(E2A)ペプチド(配列番号30);口蹄疫ウイルス2A(F2A)ペプチド(配列番号31);EF1プロモーター-A(配列番号32);EF1プロモーター-B(配列番号33);Psi(配列番号34);RRE(配列番号35);Flap(配列番号36);GM-CSFRコード配列(配列番号37);WPRE(配列番号38);delU3(配列番号39);R(配列番号40);U5(配列番号41);AmpR(配列番号42);CoE1複製起点(配列番号43);SV40(配列番号44);CMV(配列番号45);グリコシル化部位;1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号46);1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号47);1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号48);1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号49);1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号50);1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号51);1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号200);1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号201);1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号202);2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド(配列番号203);CD33:CD22 4Dタンパク質(配列番号204);CD33:CD22 4Dヌクレオチド(配列番号205);CD33:CD22 2Dタンパク質(配列番号206);CD33:CD22 2Dヌクレオチド(配列番号207);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)タンパク質(配列番号208);CD33 V-セット構築物(エクソン3及び4欠失)ヌクレオチド(配列番号209);CD33シグナルペプチド(配列番号210);CD33シグナルペプチドコード配列(配列番号211);6-ヒスチジンタグコード配列(配列番号212);3xグリシンリンカー;3xグリシンリンカーコード配列;CD33 ECD(配列番号213);CD33 ECDコード配列(配列番号214);CD33アミノ酸140~232を欠失しているCD33 ECD(配列番号215);CD33アミノ酸140~232コード配列を欠失しているCD33 ECD(配列番号216);CD33膜貫通ドメイン(配列番号217);CD33膜貫通ドメインコード配列(配列番号218);CD33細胞内ドメイン:(配列番号219);CD33細胞内ドメインコード配列(配列番号220);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号221);Ig様C2型3、Ig様C2型4、Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号222);Ig様C2型5、Ig様C2型6として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号223);Ig様C2型5、Ig様C2型6コード配列として定義されているCD22ドメインを含有するCD22 ECDの一部(配列番号224);1H10、1A9、1E6及び/又は1B9軽鎖シグナルペプチド(配列番号225);1D2軽鎖シグナルペプチド(配列番号226);1H8軽鎖シグナルペプチド(配列番号227);2D3軽鎖シグナルペプチド(配列番号228);1H10重鎖シグナルペプチド(配列番号229);1A9重鎖シグナルペプチド(配列番号230);1E6及び/又は2E3重鎖シグナルペプチド(配列番号231);1D2重鎖シグナルペプチド(配列番号232);1B9重鎖シグナルペプチド(配列番号233);1H8重鎖シグナルペプチド(配列番号234);2D3重鎖シグナルペプチド(配列番号235);My96_int_41BB_3z_TCD19コード配列(配列番号236);My96コード配列(配列番号237);Vセット指向CD33/CD3 BsAb(RC1、配列番号254);リーダー配列又はHisタグを有しないVセット指向CD33/CD3 BsAb(配列番号255);並びにVセット指向CD33 scFvタンパク質配列(配列番号256)及びコード配列(配列番号257)。
【発明を実施するための形態】
【0017】
世界保健機関によると、がんは世界で2番目に多い死因であり、2018年には推定960万人の死亡の原因であった。急性骨髄性白血病(AML)は、クローン性の増殖性骨髄芽球細胞の悪性腫瘍から生じるがんの一種である。AMLはまた、急性骨髄球性白血病、急性骨髄白血病、急性顆粒球性白血病及び急性非リンパ球性白血病としても知られている。
【0018】
米国では年間20,000件のAMLの新しい症例があり(Kouchkovsky及びAbdul-Hay、Blood Cancer J.6(7):e441、2016年)、毎年11,000人がAMLにより死亡している(American Cancer Society、2018年8月)。AMLを有する若年患者では、従来の化学療法により60%~80%の率の高い完全寛解率を達成することができるが(Dohnerら、2017年.Blood.129(4):424~447頁)、65歳以上の年齢の高齢患者についての治療結果は、診断から1年以内に70%もの患者がこの疾患で死亡しており、不十分なままである(Meyersら、Appl Health Econ Health Policy、11:275~286頁、2013年)。残念ながら、白血病幹細胞の化学療法抵抗性のために、従来の治療後の再発は一般的であり(Eppertら、2011年.Nat.Med.17(9):1086~1093頁)、再発/難治性(R/R)AMLに対する現在の治療選択肢は散々たるものであり、12か月の全生存率は30%未満という結果である。
【0019】
長年にわたり、がんのために選択される処置は、手術、化学療法及び/又は放射線療法であった。近年、これらの細胞に主に見られる特定の分子変化を識別し、活用することにより、がん細胞を特異的に標的とする、多くのターゲティングされた療法が出現している。例えば、多くのがん細胞は、それらの細胞表面上に特定のマーカーを選択的に発現し、これらのマーカーは、抗体ベースの治療に対する標的となっている。
【0020】
ターゲティングされた療法を成功させる鍵の1つは、標的がん細胞マーカーの選択である。理想的な標的マーカーは免疫原性であり、増殖及び分化に重要な役割を果たし、全ての悪性細胞及び悪性幹細胞の表面上でのみ発現され、患者の大部分がこのマーカーに対して検査で陽性となるはずである(Cheeverら、2009年.Clin.Cancer Res.15(17):5323~8337頁)。
【0021】
CD33FLは主に骨髄系統の成熟している細胞及び成熟した細胞上で提示され、最初は多能性骨髄前駆細胞上で発現する。それは造血系以外では見出されず、多能性造血幹細胞上では発現していないと考えられる。骨髄分化抗原としての役割と一致して、CD33FLは骨髄性新生物を有する患者の悪性細胞上で広範に発現され、例えば、AMLでは、それはほぼ全ての症例において少なくともAML芽細胞のサブセットに見られ、一部の症例では白血病幹細胞に見られる可能性がある。この発現パターンのために、CD33FLはAMLのターゲティングされた療法のための抗原として広範に利用されてきた(Walterら、Blood 119(26):6198~6208頁、2012年;Cowanら、Front.Biosci.(Landmark Ed)18:1311~1334頁、2013年;Laszloら、Blood Ref.28(4):143~153頁、2014年;及びWalter、Expert Opin Investig Drugs 27(4):339~348頁、2018年)。コンジュゲートしていないモノクローナルCD33抗体は、臨床において効果がないことが証明されているが、CD33抗体-薬物コンジュゲート(ADC)ゲムツズマブオゾガマイシン(GO)を用いたいくつかの最近の無作為化試験により、AMLを有する患者のサブセットにおいて生存率の改善が実証され、この疾患における抗体の価値が確立され、AMLの免疫療法についての最初の、そしてこれまでのところ唯一の治療標的としてのCD33FLが検証された(Laszloら、Blood Rev.28(4):143~153頁、2014年;Godwinら、Leukemia 31(9)31(9):1855~1868頁、2017年)。このデータにより、AMLにおける免疫療法についての最初の(そしてこれまでのところ唯一の)標的としてのCD33が検証された。GOで指摘された制限を克服するための、新たな、より効果的なCD33指向療法(例えば、抗体-薬物コンジュゲート、放射性イムノコンジュゲート、二重特異性抗体、キメラ抗原受容体[CAR]修飾T細胞)の開発と並行して、他の悪性及び非悪性障害についての薬物標的としてのCD33への関心が高まっている。これらの取り組みには、GOによって認識されないCD33スプライスバリアントのターゲティング、並びに他の血液悪性腫瘍におけるCD33+腫瘍細胞、様々な疾患におけるCD33+骨髄由来サプレッサー細胞(MDSC)、及びアルツハイマー病における正常なCD33+ミクログリア細胞のターゲティングが含まれる(Walter、Expert Opin Biol Ther.2020年、20(9):955~958頁)。
【0022】
しかしながら、一部の患者は、エクソン2を欠き、CD33ΔE2と称されるCD33のトランケートされたスプライスバリアント型を発現する。CD33ΔE2は、正常な造血細胞及び白血病細胞においてmRNAレベルで同定されている。後者に関して、CD33ΔE2mRNAは、試験された29個のAML患者検体のうちの29個で同定され、ヒトAMLにおいて普遍的な発現を示している。CD33ΔE2は、CD33のC2セットIg様ドメインを含むが、VセットIg様ドメインを含まない(図2)。mRNAレベルで同定されたさらなるスプライスバリアントには、CD33E7a及びCD33ΔE2/E7aが含まれる。CD33E7aは、CD33の細胞内ドメインのトランケーションをもたらす選択的エクソン7(E7a)を使用する。CD33ΔE2/E7aはエクソン2を欠き、また、CD33の細胞内ドメインもトランケーションされている。
【0023】
しかしながら、現在、ほぼ全ての商業的な診断用CD33抗体及び現在臨床的に利用可能なCD33抗体ベースの治療法は、エクソン2によってコードされる免疫優性なVセットIg様ドメインを認識する(図2)。すなわち、VセットIg様ドメインを欠くCD33ΔE2及び他のCD33タンパク質は、ほとんどの全ての商業的及び臨床的に利用可能なCD33抗体によって認識されない。このことは、これらの抗体が、CD33ΔE2などのVセットドメインを欠く、より短い形態のCD33を認識しないことを意味する。このことは、CD33ΔE2の選択的転写及びCD33FLの翻訳の減少をもたらすCD33遺伝子における一塩基多型を有する患者が、集中化学療法へのGO(これも、CD33のVセットドメインに結合する。)の追加から恩恵を受けなかったという小児AMLにおけるある臨床試験において行われた観察を説明することができる。
【0024】
VセットIg様ドメインの存在/非存在に関係なく、CD33タンパク質のC2セットIg様ドメインを認識し、結合する抗体(例えば、CD33PAN抗体と称される、CD33ΔE2及びCD33FLアイソフォームに結合する抗体)は、全てのCD33アイソフォームのターゲティングに大きな進歩をもたらし、より広範な治療効果をもたらす。これらのpan結合抗体はまた、細胞膜のより近くに結合するため、利点を提供する(図2)。いくつかの治療標的について、標的化エピトープの特異性が、抗体ベースの治療にとって非常に重要であることが示されており、CD20、CD22、CD25及びEpCAMについて示されているように、膜近位エピトープは、膜遠位エピトープよりも強力な抗腫瘍効果をもたらす。例えば、Clearyら、J Immunol.2017年;198(10):3999~4011頁;Lin、Pharmgenomics Pers Med.2010年;3:51~59頁;Hasoら、Blood.2013年;121(7):1165~1174頁;及びBluemelら、Cancer Immunol Immunother.2010年;59(8):1197~1209頁を参照のこと。
【0025】
抗体ベースの治療以外で、がん細胞などの望ましくない細胞型を標的として、殺滅するために免疫系のT細胞を遺伝子操作することに関して、大きな進歩があった。これらのT細胞の多くは、キメラ抗原受容体(CAR)を発現するように遺伝子操作されている。CARは、遺伝子修飾T細胞が、がん細胞を認識し、殺滅させることを可能にするいくつかの異なる副成分を含むタンパク質である。この副成分は、少なくとも細胞外成分及び細胞内成分を含む。細胞外成分は、望ましくない細胞の表面に選択的に存在するマーカーに特異的に結合する結合ドメインを含む(例えば、CD33)。結合ドメインは、典型的に、モノクローナル抗体(mAb)に由来する一本鎖可変断片(scFv)であるが、それは、抗体様抗原結合部位を含む他のフォーマットに基づき得る。
【0026】
結合ドメインがそのようなマーカーに結合すると、細胞内成分が、結合した細胞を破壊するようにT細胞にシグナルを送る。細胞内成分は、エフェクタードメインの包含に基づいて、そのような活性化シグナルを提供する。第1世代のCARは、CD3ζの細胞質ドメインをエフェクタードメインとして利用した。第2世代のCARは、分化クラスター28(CD28)又は4-1BB(CD137)細胞質ドメインと組み合わせてCD3ζの細胞質ドメインを利用したが、第3世代のCARは、エフェクタードメインとしてCD28及び4-1BB細胞質ドメインと組み合わせてCD3ζ細胞質ドメインを利用した。
【0027】
CARはさらに、細胞外成分を細胞内成分に連結することができる膜貫通ドメインを含む。
【0028】
CARの機能を増加させることができる他の副成分も使用され得る。例えば、スペーサー領域は、CARに追加の立体構造の柔軟性を提供し、多くの場合、ターゲティングされる細胞マーカーに結合する結合ドメインの能力を増加させることができる。特定のCAR内の適切な長さのスペーサー領域は、ターゲティングされるマーカーが望ましくない細胞膜の表面からどの程度近く又は遠くに位置しているかを含む、多くの要因に依存し得る。
【0029】
エクスビボで実施される場合、T細胞の遺伝子修飾は、多くの細胞操作工程を伴う可能性があり、異なる操作条件が細胞のがん細胞殺滅特性に影響を及ぼし得ることが観察されている。したがって、CARを設計し、それらを発現するように細胞を遺伝子修飾する際に、ターゲティングされる細胞マーカー、スペーサーの存在及び/又は長さ、並びにエクスビボでの操作手順を含む、多くの考慮事項を考慮しなければならない。
【0030】
本開示は、AMLなどのCD33関連障害の処置のためのキメラ抗原受容体(CAR)を提供する。特定の実施形態では、CARは、患者が発現するCD33バリアント(例えば、CD33FL又はCD33ΔE2)に関係なく、CD33に結合する結合ドメインを含む。これらのCD33結合ドメインは、「pan」結合剤と称される。特定の実施形態では、pan結合剤は、CD33の膜近位C2セットIg様ドメインに結合する。特定の実施形態では、これらのpan結合剤は、新しく開発された抗体:1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9に由来し、これらの抗体の一本鎖可変断片を含むことができる。本明細書に記載されているように、多くの膜近位結合は、AML及び他のCD33+障害を処置するためのCARの免疫エフェクター機能を増強する。本明細書に開示されているさらなる新たに開発されたCD33ターゲティング抗体は、CD33のVセットドメインに結合し、1H8、2D3及び2E3を含む。これらの抗体は、CD33FLを発現する患者に追加のCARベースの治療選択肢を提供する。
【0031】
処置に使用するための抗体の結合ドメインは、対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかに基づいて結合ドメインの組合せに基づき得る。例えば、対象がVセットドメインを発現する場合、1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメインを含む併用療法が、1H8、2D3及び2E3のうちの1つ以上と組み合わせて選択され得る。
【0032】
特定の実施形態では、本開示は、短いスペーサー領域か、又は中間のスペーサー領域を有するCARを提供する。特定の実施形態では、短いスペーサー領域は、IgG4のヒンジ領域(12アミノ酸)を含む。特定の実施形態では、中間のスペーサー領域は、IgG4のヒンジ領域及びCH3ドメイン(合計で131アミノ酸)を含む。スペーサー領域として利用されるIgG4ドメインは、ヒトFc受容体への結合を阻止する突然変異を含むことができる。特定の実施形態では、これらの突然変異は、IgG4のCH2ドメインの最初の6アミノ酸(APEFLG、配列番号52)をIgG2の最初の5アミノ酸(APPVA、配列番号53)で置換することを含む。
【0033】
特定の実施形態では、本開示は、サイトカインIL-7、IL-15及びIL-21の組合せを利用して、本明細書に開示されているCARを発現するように遺伝子修飾されたT細胞の拡大及び活性化を提供する。特定の実施形態では、本開示は、IL-2を含むサイトカインの組合せを利用して、本明細書に開示されているCARを発現するように遺伝子修飾されたT細胞の拡大及び活性化を提供する。サイトカインのこの組合せでの拡大/活性化は、増殖及び抗原特異的細胞溶解の増加をもたらす。
【0034】
ここで、本開示の態様は以下のようにより根拠となる詳細に記載されている:(i)免疫細胞;(ii)細胞試料採取及び細胞濃縮;(iii)キメラ抗原受容体(CAR)を発現するように細胞集団を遺伝子修飾すること;(iii-a)遺伝子操作技術;(iii-b)CAR副成分;(iii-b-i)結合ドメイン;(iii-b-ii)スペーサー領域;(iii-b-iii)膜貫通ドメイン;(iii-b-iv)細胞内エフェクタードメイン;(iii-b-v)リンカー;(iii-b-vi)タグカセット、形質導入マーカー及び/又は自殺スイッチを含む制御機能;(iv)細胞活性化培養条件;(v)エクスビボで製造された細胞製剤;(vi)使用方法;(vii)対照集団に由来する参照レベル;(viii)例示的な実施形態;並びに(ix)最終パラグラフ。これらの見出しは、構成の目的のためにのみ提供されており、本開示の範囲又は解釈を限定するものではない。
【0035】
(i)免疫細胞。本開示は、CARを発現するように遺伝子修飾された細胞を記載している。遺伝子修飾細胞は、T細胞、B細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞、NK-T細胞、単球/マクロファージ、リンパ球、造血幹細胞(HSC)、造血前駆細胞(HPC)並びに/又はHSC及びHSCの混合物(すなわち、HSPC)を含み得る。特定の実施形態では、遺伝子修飾細胞はT細胞を含む。
【0036】
T細胞のいくつかの異なるサブセットが発見されており、各々が異なる機能を有する。例えば、T細胞の大部分は、いくつかのタンパク質の複合体として存在するT細胞受容体(TCR)を有する。実際のT細胞受容体は、独立したT細胞受容体アルファ及びベータ(TCRα及びTCRβ)遺伝子から産生され、α-TCR鎖及びβ-TCR鎖と呼ばれる、2つの別個のペプチド鎖から構成される。
【0037】
γδT細胞は、それらの表面に異なるT細胞受容体(TCR)を有するT細胞の小さなサブセットを表す。γδT細胞では、TCRは、1つのγ鎖及び1つのδ鎖から構成される。T細胞のこの群は、αβT細胞ほど一般的ではない(全T細胞の2%)。
【0038】
CD3は、全ての成熟T細胞上で発現される。活性化T細胞は、4-1BB(CD137)、CD69及びCD25を発現する。CD5及びトランスフェリン受容体もまた、T細胞上で発現される。
【0039】
T細胞はさらにヘルパー細胞(CD4+T細胞)及び細胞溶解性T細胞を含む細胞障害性T細胞(CTL、CD8+T細胞)に分類され得る。Tヘルパー細胞は、B細胞の形質細胞への成熟、並びに細胞傷害性T細胞及びマクロファージの活性化などの機能を含む、免疫学的プロセスにおいて他の白血球を補助する。これらの細胞はまた、それらの表面上にCD4タンパク質を発現するため、CD4+T細胞としても知られている。ヘルパーT細胞は、抗原提示細胞(APC)の表面上で発現されるMHCクラスII分子によりペプチド抗原を提示されると、活性化される。活性化されると、それらは迅速に分裂し、能動免疫応答を調節するか、又は補助するサイトカインと呼ばれる小さいタンパク質を分泌する。
【0040】
細胞傷害性T細胞は、ウイルス感染細胞及び腫瘍細胞を破壊し、移植片拒絶反応にも関与している。これらの細胞はまた、それらの表面上にCD8糖タンパク質を発現するため、CD8+T細胞としても知られている。これらの細胞は、生体のほぼ全ての細胞の表面上に存在するMHCクラスIと会合した抗原と結合することにより、それらの標的を認識する。
【0041】
本明細書で使用される場合、「セントラルメモリー」T細胞(又は「TCM」)とは、抗原を経験したCTLであり、それらの表面上でCD62L又はCCR7及びCD45ROを発現し、ナイーブ細胞と比較してCD45RAを発現しないか、又は発現が低下しているものを指す。特定の実施形態では、セントラルメモリー細胞は、CD62L、CCR7、CD25、CD127、CD45RO及びCD95の発現が陽性であり、ナイーブ細胞と比較してCD45RAの発現が低下している。
【0042】
本明細書で使用される場合、「エフェクターメモリー」T細胞(又は「TEM」)とは、抗原を経験したT細胞であり、セントラルメモリー細胞と比較してそれらの表面上でCD62Lを発現しないか、又は発現が低下しており、ナイーブ細胞と比較してCD45RAを発現しないか、又は発現が低下しているものを指す。特定の実施形態では、エフェクターメモリー細胞は、ナイーブ細胞又はセントラルメモリー細胞と比較してCD62L及びCCR7の発現が陰性であり、CD28及びCD45RAの発現にばらつきがある。エフェクターT細胞は、メモリー又はナイーブT細胞と比較して、グランザイムB及びパーフォリンが陽性である。
【0043】
本明細書で使用される場合、「ナイーブ」T細胞とは、抗原を経験していないT細胞であり、セントラルメモリー細胞又はエフェクターメモリー細胞と比較して、CD62L及びCD45RAを発現し、CD45ROを発現しないものを指す。特定の実施形態では、ナイーブCD8+Tリンパ球は、CD62L、CCR7、CD28、CD127及びCD45RAを含むナイーブT細胞の表現型マーカーの発現を特徴とする。
【0044】
ナチュラルキラー細胞(NK細胞、K細胞及びキラー細胞としても知られている)は、インターフェロン又はマクロファージ由来サイトカインに応答して活性化される。これらは、適応免疫応答により、感染症を排除することができる抗原特異的細胞傷害性T細胞が生成されている間に、ウイルス感染症を抑制するように機能する。NK細胞は、CD8、CD16及びCD56を発現するが、CD3を発現しない。
【0045】
NK細胞はNK-T細胞を含む。NK-T細胞は、セミインバリアントT細胞受容体(TCR ab)及び典型的にナチュラルキラー細胞と会合する表面抗原を発現するT細胞の特殊化した集団である。NK-T細胞は、抗菌及び抗ウイルス免疫応答に寄与し、腫瘍関連の免疫監視又は免疫抑制を促進する。ナチュラルキラー細胞と同様に、NK-T細胞もまた、パーフォリン関連、Fas関連及びTNF関連の細胞傷害性を誘導することができる。活性化されたNK-T細胞は、IFN-γ及びIL-4を産生することができる。特定の実施形態では、NK-T細胞はCD3+/CD56+である。
【0046】
マクロファージ(及びそれらの前駆細胞である単球)は、生体の全ての組織に(ある特定の場合では、小膠細胞、クッパー細胞及び破骨細胞として)存在し、アポトーシス細胞、病原体及び他の非自己成分を飲み込む。単球/マクロファージは、CD11b、F4/80、CD68、CD11c、IL-4Rα及び/又はCD163を発現する。
【0047】
未成熟樹状細胞(すなわち、活性化前)は、末梢において抗原及び他の非自己成分を飲み込んだ後、活性化形態において、リンパ組織のT細胞領域に移動し、T細胞への抗原提示を行う。樹状細胞は、CD1a、CD1b、CD1c、CD1d、CD21、CD35、CD39、CD40、CD86、CD101、CD148、CD209及びDEC-205を発現する。
【0048】
造血幹細胞/前駆細胞又はHSPCとは、造血幹細胞及び造血前駆細胞の組合せを指す。
【0049】
造血幹細胞とは、インビボで自己複製でき、インビトロで本質的に無制限に増殖でき、他の全ての造血細胞型に分化できる未分化造血細胞を指す。
【0050】
造血前駆細胞は、成熟細胞型にさらに分化することができる造血幹細胞又は胎児組織に由来する細胞である。ある特定の実施形態では、造血前駆細胞は、CD24loLinCD117造血前駆細胞である。HPCは、(i)最終的に単球及びマクロファージ、好中球、好塩基球、好酸球、赤血球、巨核球/血小板若しくは樹状細胞を生じさせる骨髄前駆細胞、又は(ii)最終的にT細胞、B細胞及びNK細胞を生じさせるリンパ系前駆細胞に分化することができる。
【0051】
HSPCは、他の型の造血細胞と比べて、HSPC上で増加したレベルで発現される特定のマーカーに対して陽性であり得る。例えば、そのようなマーカーには、CD34、CD43、CD45RO、CD45RA、CD59、CD90、CD109、CD117、CD133、CD166、HLA DR又はそれらの組合せが含まれる。また、HSPCは、他の型の造血細胞と比べて発現マーカーに対して陰性であり得る。例えば、そのようなマーカーには、Lin、CD38又はそれらの組合せが含まれる。好ましくは、HSPCはCD34細胞である。
【0052】
細胞又は細胞集団が、特定のマーカーに対して「陽性」であるか、又は特定のマーカーを発現するという記述は、特定のマーカーの細胞上又は細胞中での検出可能な存在を指す。表面マーカーに言及する場合、この用語は、フローサイトメトリーによって、例えば、マーカーに特異的に結合する抗体で染色し、前記抗体を検出することによって、検出される表面発現の存在を指すことができ、染色は、他の点では同一の条件下でアイソタイプが一致した対照を用いて同じ手順を実行して検出された染色を実質的に上回るレベルで、及び/又はマーカーに対して陽性であることが知られている細胞についてのレベルと実質的に同様のレベルで及び/又はマーカーに対して陰性であることが知られている細胞についてのレベルより実質的に高いレベルでフローサイトメトリーによって検出可能である。
【0053】
細胞又は細胞集団が、特定のマーカーに対して「陰性」であるか、又はマーカーの発現を欠いているという記述は、特定のマーカーの細胞上又は細胞中での実質的に検出可能な存在がないことを指す。表面マーカーに言及する場合、この用語は、フローサイトメトリーによって、例えば、マーカーに特異的に結合する抗体で染色し、前記抗体を検出することによって、検出される表面発現の欠如を指すことができ、染色は、他の点では同一の条件下でアイソタイプが一致した対照を用いて同じ手順を実行して検出された染色を実質的に上回るレベルで、及び/又はマーカーに対して陽性であることが知られている細胞についてのレベルより実質的に低いレベルで、及び/又はマーカーに対して陰性であることが知られている細胞についてのレベルと比較して実質的に同様のレベルでフローサイトメトリーによって検出されない。
【0054】
本開示の教示に従って遺伝子修飾された細胞は、患者由来細胞(自己)であってもよく、又は適切な場合、同種異系であってもよく、また、インビボ又はエクスビボであってもよい。
【0055】
(ii)細胞試料の採取及び細胞濃縮。試料採取及び濃縮の方法は当業者に公知である。一部の実施形態では、細胞は細胞株に由来する。一部の実施形態では、細胞は、異種源、例えば、マウス、ラット、非ヒト霊長類又はブタから得られる。特定の実施形態では、細胞はヒトに由来する。
【0056】
一部の実施形態では、T細胞は、全血、末梢血単核細胞(PBMC)、白血球、骨髄、胸腺、組織生検、腫瘍、白血病、リンパ腫、リンパ節、腸管関連リンパ組織、粘膜関連リンパ組織、脾臓、他のリンパ組織、肝臓、肺、胃、腸、結腸、腎臓、膵臓、乳房、骨、前立腺、子宮頸部、精巣、卵巣、扁桃腺若しくは他の臓器及び/又はそれらに由来する細胞などの試料に由来するか、又はそれらから単離される。特定の実施形態では、対象の循環血液からの細胞は、例えば、アフェレーシス又は白血球アフェレーシスによって得られる。試料は、特定の実施形態では、T細胞、単球、顆粒球、B細胞、他の有核白血球、HSC、HPC、HSPC、赤血球及び/又は血小板を含むリンパ球を含有し、一部の態様では、赤血球及び血小板以外の細胞を含有し、さらに処理が必要である。
【0057】
一部の実施形態では、対象から採取された血液細胞は、例えば、血漿画分を除去し、後続の処理工程のために、細胞を、適切なバッファー又は培地中に入れるように、洗浄される。特定の実施形態では、細胞は、リン酸緩衝生理食塩液(PBS)により洗浄される。一部の実施形態では、洗浄液は、カルシウム及び/若しくはマグネシウム並びに/又は多くの二価カチオン若しくは全ての二価カチオンを欠く。洗浄は、製造元の指示書に従い、半自動式「フロースルー」型遠心分離機(例えば、Cobe 2991 cell processor、Baxter)を使用して達せられ得る。接線流濾過(TFF)もまた、実施され得る。特定の実施形態では、細胞は、洗浄の後に、Ca++/Mg++非含有PBSなどの様々な生体適合性バッファー中で再懸濁され得る。
【0058】
単離は、サイズ、密度、特定の試薬に対する感受性若しくは耐性及び/又は親和性、例えば、抗体若しくは他の結合パートナーに対する免疫親和性などの1つ以上の特性に基づく分離を含む、種々の細胞調製及び分離工程のうちの1つ以上を含み得る。特定の実施形態では、単離は、同じ装置又は機器を使用して、単一のプロセスストリームにおいて順次及び/又は同時に実行される。特定の実施形態では、異なる集団の単離、培養及び/又は操作は、同じ試料からなどの、同じ出発組成物又は材料から実行される。
【0059】
特定の実施形態では、試料は、密度に基づく細胞分離方法及び関連する方法を使用することによって、T細胞について濃縮され得る。例えば、白血球は、赤血球を溶解し、Percoll又はFicoll勾配により試料を遠心分離することによって末梢血中の他の細胞型から分離され得る。
【0060】
特定の実施形態では、特定のT細胞型について濃縮されていないバルクT細胞集団が使用され得る。特定の実施形態では、選択されたT細胞型は、細胞マーカーに基づく陽性及び/又は陰性選択に基づいて濃縮及び/又は単離され得る。陽性選択では、細胞マーカーに結合した細胞が、さらなる使用のために保持される。陰性選択では、抗体などの捕捉剤によって細胞マーカーに結合していない細胞が、さらなる使用のために保持される。一部の例では、両方の画分がさらなる使用のために保持され得る。
【0061】
分離は、特定の細胞集団又は特定のマーカーを発現する細胞の100%の濃縮又は除去をもたらす必要はない。例えば、特定の型の細胞の陽性選択又はそれについての濃縮とは、そのような細胞の数又はパーセンテージを増加させることを指すが、マーカーを発現しない細胞の完全な不在をもたらす必要はない。同様に、特定の型の細胞の陰性選択、除去又は枯渇は、そのような細胞の数又はパーセンテージを減少させることを指すが、そのような細胞の全ての完全な除去をもたらす必要はない。
【0062】
一部の例では、複数ラウンドの分離工程が実行され、ある工程から陽性又は陰性に選択された画分が、後続の陽性又は陰性選択などの別の分離工程に供される。
【0063】
一部の実施形態では、細胞マーカーについての抗体又は結合ドメインは、磁気ビーズ又は常磁性ビーズなどの固体支持体又はマトリックスに結合して、陽性及び/又は陰性選択のための細胞の分離を可能にする。例えば、一部の実施形態では、細胞及び細胞集団は、免疫磁性(又はアフィニティー磁気)分離技術を使用して分離又は単離される(S.A.Brooks及びU.Schumacher(コピーライト)Humana Press Inc.、Totowa、NJによって編集された、Methods in Molecular Medicine、vol.58:Metastasis Research Protocols、Vol.2:Cell Behavior In Vitro and In Vivo、17~25頁に概説されている)。US4,452,773、US4,795,698、US5,200,084及びEP452342も参照のこと。
【0064】
一部の実施形態では、親和性に基づく選択は、磁気活性化細胞選別(MACS)(Miltenyi Biotec、Auburn、CA)による。MACSシステムは、磁化粒子が付着した細胞の高純度選択を可能にする。ある特定の実施形態では、MACSは、外部磁場の印加後に非標的種及び標的種が順次溶出されるモードにおいて動作する。すなわち、磁化粒子に付着した細胞は所定の位置に保持されるが、付着していない種は溶出される。次に、この最初の溶出工程が完了した後、磁場に捕捉され、溶出が阻止された種は、溶出及び回収され得るように何らかの方法で解放される。ある特定の実施形態では、非標的細胞が標識され、不均一な細胞集団から枯渇される。
【0065】
一部の実施形態では、本明細書に記載されている細胞集団は、フローサイトメトリーによって採取及び濃縮(又は枯渇)され、フローサイトメトリーでは、複数の細胞表面マーカーについて染色された細胞が流体流中で運ばれる。一部の実施形態では、本明細書に記載されている細胞集団は、分取規模(FACS)選別によって採取及び濃縮(又は枯渇)される。ある特定の実施形態では、本明細書に記載されている細胞集団は、FACSに基づく検出システムと組み合わせた微小電気機械システム(MEMS)チップの使用によって採取及び濃縮(又は枯渇)される(例えば、WO2010/033140、Choら(2010年)Lab Chip 10、1567~1573頁;及びGodinら(2008年)J Biophoton.1(5):355~376頁を参照のこと。)。どちらの場合も、細胞は複数のマーカーで標識され得、明確に定義された細胞サブセットの単離を高純度で可能にする。
【0066】
異なるT細胞亜集団についての細胞マーカーは上に記載されている。特定の実施形態では、T細胞の特定の亜集団、例えば、陽性又は高レベルの1つ以上の表面マーカー、例えば、CCR7、CD45RO、CD8、CD27、CD28、CD62L、CD127、CD4及び/又はCD45RA T細胞を発現する細胞が、陽性又は陰性選択技術によって単離される。
【0067】
CD3+、CD28+T細胞は、抗CD3/抗CD28コンジュゲート磁気ビーズ(例えば、DYNABEADS(登録商標)M-450 CD3/CD28 T Cell Expander)を使用して陽性選択され、拡大され得る。
【0068】
特定の実施形態では、CD8+又はCD4+選択工程が、CD4+ヘルパー及びCD8+細胞傷害性T細胞を分離するために使用される。そのようなCD8+及びCD4+集団は、1つ以上のナイーブ、メモリー及び/又はエフェクターT細胞亜集団上で発現されたか、又は比較的高度に発現されたマーカーについての陽性又は陰性選択によって亜集団にさらに選別され得る。
【0069】
一部の実施形態では、セントラルメモリーT(TCM)細胞についての濃縮が実行される。特定の実施形態では、メモリーT細胞は、CD8+末梢血リンパ球の両方のCD62Lサブセットに存在する。PBMCは、抗CD8及び抗CD62L抗体を使用するなどして、CD62L、CD8及び/又はCD62L+CD8+画分について濃縮又は枯渇され得る。
【0070】
一部の実施形態では、セントラルメモリーT(TCM)細胞についての濃縮は、CCR7、CD45RO、CD27、CD62L、CD28、CD3及び/又はCD127の陽性又は高表面発現に基づき、一部の態様では、それは、CD45RA及び/又はグランザイムBを発現するか、又は高度に発現する細胞についての陰性選択に基づく。一部の態様では、TCM細胞について濃縮されたCD8+集団の単離は、CD4、CD14、CD45RAを発現する細胞の枯渇、並びにCCR7、CD45RO及び/又はCD62Lを発現する細胞についての陽性選択又は濃縮によって実行される。一態様では、セントラルメモリーT(TCM)細胞についての濃縮は、CD14及びCD45RAの発現に基づいて陰性選択に供される、CD4発現に基づいて選択された細胞の陰性画分、並びにCD62Lに基づく陽性選択から開始して実行される。このような選択は、一部の態様では同時に実行され、他の態様ではいずれかの順序で順次実行される。一部の態様では、CD8+細胞集団又は亜集団を調製する際に使用されるものと同じCD4発現に基づく選択工程もまた、CD4+細胞集団又は亜集団を生成するために使用され、それによって任意選択的に1つ以上のさらなる陽性又は陰性選択工程後にCD4に基づく分離からの陽性画分及び陰性画分の両方が保持される。
【0071】
特定の例では、PBMCの試料又は他の白血球試料は、CD4+細胞の選択に供され、陰性画分及び陽性画分の両方が保持される。次に、陰性画分は、CD14及びCD45RA又はRORlの発現に基づく陰性選択、並びにCCR7、CD45RO及び/又はCD62LなどのセントラルメモリーT細胞に特徴的なマーカーに基づく陽性選択に供され、陽性及び陰性選択はいずれかの順序で実行される。
【0072】
特定の実施形態では、細胞濃縮は、バルクCD8+FACs選別細胞集団をもたらす。
【0073】
他の細胞型は、公知のマーカープロファイル及び技術に基づいて濃縮され得る。例えば、CD34+HSC、HSP及びHSPCは、磁気細胞分離装置、例えば、CliniMACS(登録商標)Cell Separation System(Miltenyi Biotec、Bergisch Gladbach、Germany)に接続された磁性粒子に直接的又は間接的にコンジュゲートされた抗CD34抗体を使用して濃縮され得る。
【0074】
(iii)キメラ抗原受容体(CAR)を発現するような細胞集団の遺伝子修飾。細胞集団は、本明細書に記載されているキメラ抗原受容体(CAR)を発現するように遺伝子修飾される。
【0075】
(iii-a)遺伝子操作技術。本明細書に開示されているCARをコードする所望の遺伝子は、トランスフェクション、エレクトロポレーション、マイクロインジェクション、リポフェクション、リン酸カルシウム媒介トランスフェクション、遺伝子配列を含むウイルス又はバクテリオファージベクターによる感染、細胞融合、染色体媒介遺伝子導入、マイクロセル媒介遺伝子導入、スフェロプラスト融合、インビボナノ粒子媒介送達などを含む、当該技術分野において公知の任意の方法によって細胞に導入され得る。外来遺伝子を細胞に導入するための多数の技術が当該技術分野において公知であり(例えば、Loeffler及びBehr、1993年、Meth.Enzymol.217、599~618頁;Cohenら、1993年、Meth.Enzymol.217:618~644頁;Cline、1985年、Pharmac.Ther.29:69~92頁を参照のこと。)、レシピエント細胞の必要な発達及び生理学的機能が必要以上に破壊されない限り、使用され得る。この技術は、遺伝子が細胞によって発現可能であり、ある特定の場合、好ましくは遺伝性であり、この細胞子孫によって発現可能であるように、遺伝子の細胞への安定な導入を提供する。
【0076】
「遺伝子」という用語は、本明細書に記載されているCD33結合ドメインを含むCARをコードする核酸配列(ポリヌクレオチド又はヌクレオチド配列と相互交換可能に使用される)を指す。この定義には、このような変化が、コードされたCARの機能に実質的に影響を及ぼさない、様々な配列多型、変異及び/又は配列バリアントが含まれる。「遺伝子」という用語は、コード配列だけでなく、プロモーター、エンハンサー及び終結領域などの調節領域も含み得る。この用語はさらに、選択的スプライス部位から生じるバリアントと共に、イントロンの全て及びmRNAの転写物からスプライスされた他のDNA配列を含み得る。分子をコードする遺伝子配列はキメラ分子の発現を指図するDNA又はRNAであり得る。これらの核酸配列は、RNAに転写されるDNA鎖配列であり得るか、又はタンパク質に翻訳されるRNA配列であり得る。核酸配列は、完全長の核酸配列及び完全長のタンパク質に由来する非完全長の配列の両方を含む。配列はまた、特定の細胞型においてコドン選択を提供するために導入され得る天然配列(単数又は複数)の縮重コドンを含み得る。当業者によって理解されるように、本開示の全体を通して完全な遺伝子配列の一部が参照される。
【0077】
CARをコードする遺伝子配列が本明細書に提供され、また、関連するアミノ酸配列及び本明細書に提供されている他の記述から合成又は組換え方法によって容易に調製され得る。実施形態では、これらの配列のいずれかをコードする遺伝子配列はまた、容易な切り出し及び配列をコードする遺伝子配列の、異なる配列をコードする別の遺伝子配列による置き換えを提供するために、コード配列の5’及び/又は3’末端にて1つ以上の制限酵素部位を有し得る。実施形態では、配列をコードする遺伝子配列は、哺乳動物細胞での発現のためにコドン最適化され得る。
【0078】
「コードすること」とは、アミノ酸の定義された配列などの他の巨大分子の合成のための鋳型として機能する、cDNA又はmRNAなどの遺伝子におけるヌクレオチドの特定の配列の特性を指す。したがって、遺伝子に相当するmRNAの転写及び翻訳が、細胞又は他の生物系においてタンパク質を産生するのであれば、遺伝子はタンパク質をコードしている。「タンパク質をコードする遺伝子配列」は、互いの縮重型であり、実質的に類似の形態及び機能の同じアミノ酸配列(単数又は複数)をコードするヌクレオチド配列全てを含む。
【0079】
発現されたCARの1つより多い部分をコードするポリヌクレオチド遺伝子配列は、互いに及び関連する調節配列に操作可能に連結され得る。例えば、調節配列と外来性核酸配列との間に機能的な結合があり、後者の発現を生じることができる。別の例については、第1の核酸配列が第2の核酸配列と機能的な関係で配置される場合、第1の核酸配列は第2の核酸配列と操作可能に連結され得る。例えば、プロモーターがコード配列の転写又は発現に影響を与える場合、プロモーターはコード配列に操作可能に連結される。一般に、操作可能に連結されたDNA配列は隣接しており、必要又は有益であれば、コード領域を同一のリーディングフレームに接合する。
【0080】
本明細書に記載されている実施形態のいずれかでは、ポリヌクレオチドは、自己切断ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを含むことができ、自己切断ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、CAR構築物をコードするポリヌクレオチドと、形質導入マーカー(例えば、tEGFR)をコードするポリヌクレオチドとの間に位置する。例示的な自己切断型ポリペプチドには、ブタテスコウイルス-1(porcine teschovirus-1)(P2A)、トセアアシグナウイルス(Thosea asigna virus)(T2A)、ウマ鼻炎Aウイルス(E2A)、口蹄疫ウイルス(F2A)又はそれらのバリアント由来の2Aペプチドが含まれる(図19を参照のこと。)。2Aペプチドのさらなる例示的な核酸及びアミノ酸配列は、例えば、Kimら(PLOS One 6:e18556(2011年)に記載されている。
【0081】
「ベクター」は、別の核酸を輸送することができる核酸分子である。ベクターは、例えば、プラスミド、コスミド、ウイルス又はファージであり得る。「発現ベクター」は、それが適切な環境に存在する場合、ベクターによって運ばれる1つ以上の遺伝子によってコードされたタンパク質の発現を指図することができるベクターである。
【0082】
「レンチウイルス」とは、分裂細胞及び非分裂細胞に感染することができるレトロウイルスの属を指す。レンチウイルスのいくつかの例には、HIV(ヒト免疫不全ウイルス:1型HIV及び2型HIVを含む);ウマ伝染性貧血ウイルス;ネコ免疫不全ウイルス(FIV);ウシ免疫不全ウイルス(BIV);及びサル免疫不全ウイルス(SIV)が含まれる。
【0083】
「レトロウイルス」はRNAゲノムを有するウイルスである。「ガンマレトロウイルス」とは、レトロウイルス科の属を指す。例示的なガンマレトロウイルスには、マウス幹細胞ウイルス、マウス白血病ウイルス、ネコ白血病ウイルス、ネコ肉腫ウイルス及びトリ細網内皮症ウイルスが含まれる。
【0084】
レトロウイルスベクター(Millerら、1993年、Meth.Enzymol.217:581~599頁を参照のこと。)が使用され得る。そのような実施形態では、発現される遺伝子は、細胞への送達のためにレトロウイルスベクターにクローニングされる。特定の実施形態では、レトロウイルスベクターは、ウイルスゲノムのパッケージング及び組込みに必要なシス作用性の配列の全て、すなわち、(a)ベクターの各末端での長い末端反復(LTR)又はその一部、(b)マイナス鎖及びプラス鎖DNAの合成のためのプライマー結合部位、並びに(c)ゲノムRNAのビリオンへの取込みに必要なパッケージングシグナルを含む。レトロウイルスベクターについてのさらなる詳細は、Boesenら、1994年、Biotherapy 6:291~302頁;Clowesら、1994年、J.Clin.Invest.93:644~651頁;Kiemら、1994年、Blood 83:1467~1473頁;Salmons及びGunzberg、1993年、Human Gene Therapy 4:129~141頁;並びにGrossman及びWilson、1993年、Curr.Opin.in Genetics and Devel.3:110~114頁に見出され得る。アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス(AAV)及びアルファウイルスも使用され得る。Kozarsky及びWilson、1993年、Current Opinion in Genetics and Development 3:499~503頁、Rosenfeldら、1991年、Science 252:431~434頁;Rosenfeldら、1992年、Cell 68:143~155頁;Mastrangeliら、1993年、J.Clin.Invest.91:225~234頁;Walshら、1993年、Proc.Soc.Exp.Bioi.Med.204:289~300頁;並びにLundstrom、1999年、J.Recept.Signal Transduct.Res.19:673~686頁を参照のこと。遺伝子送達の他の方法には、哺乳動物の人工染色体(Vos、1998年、Curr.Op.Genet.Dev.8:351~359頁);リポソーム(Tarahovsky及びIvanitsky、1998年、Biochemistry(Mosc)63:607~618頁);リボザイム(Branch及びKlotman、1998年、Exp.Nephrol.6:78~83頁);並びにトリプレックスDNA(Chan及びGlazer、1997年、J.Mol.Med.75:267~282頁)の使用が含まれる。
【0085】
ヒトの遺伝子療法への応用のために特定されたものを含む、本開示の範囲内で好適な多数の利用できるウイルスベクターが存在する(Pfeifer及びVerma、2001年、Ann.Rev.Genomics Hum.Genet.2:177頁を参照のこと。)。レトロウイルスベクター及びレンチウイルスベクターを使用し、CAR導入遺伝子を含むウイルス粒子を哺乳動物宿主細胞に形質導入するために細胞をパッケージングする方法は、例えば、US8,119,772;Walchliら、2011年、PLoS One 6:327930頁;Zhaoら、2005年、J.Immunol.174:4415頁;Engelsら、2003年、Hum.Gene Ther.14:1155頁;Frechaら、2010年、Mol.Ther.18:1748頁;及びVerhoeyenら、2009年、Methods Mol.Biol.506:97頁に記載されている。レトロウイルス及びレンチウイルスのベクター構築物及び発現系も市販されている。
【0086】
ターゲティングされた遺伝子操作アプローチも利用され得る。CRISPR(クラスター化して規則的な配置の短い回文配列リピート)/Cas(CRISPR関連タンパク質)ヌクレアーゼ系は、細菌系に基づく遺伝子操作のために使用される操作されたヌクレアーゼ系である。CRISPR-Cas系及びその成分に関する情報は、例えば、US8697359、US8771945、US8795965、US8865406、US8871445、US8889356、US8889418、US8895308、US8906616、US8932814、US8945839、US8993233及びUS8999641並びにこれらと関連する出願;並びにWO2014/018423、WO2014/093595、WO2014/093622、WO2014/093635、WO2014/093655、WO2014/093661、WO2014/093694、WO2014/093701、WO2014/093709、WO2014/093712、WO2014/093718、WO2014/145599、WO2014/204723、WO2014/204724、WO2014/204725、WO2014/204726、WO2014/204727、WO2014/204728、WO2014/204729、WO2015/065964、WO2015/089351、WO2015/089354、WO2015/089364、WO2015/089419、WO2015/089427、WO2015/089462、WO2015/089465、WO2015/089473及びWO2015/089486、WO2016205711、WO2017/106657、WO2017/127807並びにこれらと関連する出願に記載されている。
【0087】
特定の実施形態は、遺伝子編集剤として、亜鉛フィンガーヌクレアーゼ(ZFN)を利用する。ZFNは、特異的な位置において、DNAに結合し、それを切断するように操作された部位特異的ヌクレアーゼのクラスである。ZFNは、DNA配列内の特異的な部位において二本鎖切断(DSB)を導入するのに使用され、これは、ZFNが、様々な異なる細胞におけるゲノム内の固有の配列を標的とすることを可能とする。ZFN及び本開示の教示の範囲内の有用なZFNに関するさらなる情報については、例えば、US6,534,261;US6,607,882;US6,746,838;US6,794,136;US6,824,978;6,866,997;US6,933,113;6,979,539;US7,013,219;US7,030,215;US7,220,719;US7,241,573;US7,241,574;US7,585,849;US7,595,376;US6,903,185;US6,479,626;US2003/0232410及びUS2009/0203140並びにGajら、Nat Methods、2012年、9(8):805~7頁;Ramirezら、Nucl Acids Res、2012年、40(12):5560~8頁;Kimら、Genome Res、2012年、22(7):1327~33頁;Urnovら、Nature Reviews Genetics、2010年、11:636~646頁;Millerら、Nature biotechnology 25、778~785頁(2007年);Bibikovaら、Science 300、764頁(2003年);Bibikovaら、Genetics 161、1169~1175頁(2002年);Wolfeら、Annual review of biophysics and biomolecular structure 29、183~212頁(2000年);Kimら、Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 93、1156~1160頁(1996年);及びMillerら、The EMBO journal 4、1609~1614頁(1985年)を参照のこと。
【0088】
特定の実施形態は、遺伝子編集剤として、転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)を使用することができる。TALENとは、転写活性化因子様エフェクター(TALE)DNA結合タンパク質及びDNA切断ドメインを含む融合タンパク質を指す。TALENは、DNA内に、細胞内の修復機構を誘導する2つのDSBを誘導することにより、遺伝子及びゲノムを編集するのに使用される。一般に、2つのTALENは、DNA切断ドメインが、二量体化し、DSBを誘導するように、標的DNA部位の各側に結合し、これらを挟まなければならない。TALENに関するさらなる情報については、US8,440,431;US8,440,432;US8,450,471;US8,586,363;及びUS8,697,853;並びにJoung及びSander、Nat Rev Mol Cell Biol、2013年、14(l):49~55頁;Beurdeleyら、Nat Commun、2013年、4:1762頁;Scharenbergら、Curr Gene Ther、2013年、13(4):291~303頁;Gajら、Nat Methods、2012年、9(8):805~7頁;Millerら、Nature biotechnology 29、143~148頁(2011年);Christianら、Genetics 186、757~761頁(2010年);Bochら、Science 326、1509~1512頁(2009年);並びにMoscou及びBogdanove、Science 326、1501頁(2009年)を参照のこと。
【0089】
特定の実施形態は、MegaTALを、遺伝子編集剤として利用することができる。MegaTALは、TALEが、メガヌクレアーゼのDNA切断ドメインと融合されたsc希少切断型ヌクレアーゼ構造を有する。ホーミングエンドヌクレアーゼとしても公知のメガヌクレアーゼは、同じドメイン内にDNA認識機能及びヌクレアーゼ機能の両方を有する、単一のペプチド鎖である。TALENとは対照的に、megaTALは、機能的な活性のために、単一のペプチド鎖の送達だけを要求する。
【0090】
標的化細胞型の選択的インビボ遺伝子修飾をもたらすナノ粒子が記載されており、本開示の教示の範囲内で使用され得る。特定の実施形態では、ナノ粒子は、WO2014153114、WO2017181110及びWO201822672に記載されているものであり得る。
【0091】
(iii-b)CAR副成分。以前に記載されているように、CAR分子は、遺伝子修飾細胞が、がん細胞などの望ましくない細胞を認識し、殺滅することを可能にするいくつかの異なる副成分を含む。副成分は、少なくとも細胞外成分及び細胞内成分を含む。細胞外成分は、望ましくない細胞の表面上に選択的に存在するマーカーに特異的に結合する結合ドメインを含む。結合ドメインがそのようなマーカーに結合すると、細胞内成分は、結合した細胞を破壊するために細胞を活性化する。CARはさらに、細胞外成分を細胞内成分に連結する膜貫通ドメイン、及びCARの機能を増加させることができる他の副成分を含む。例えば、スペーサー領域及び/又は1つ以上のリンカー配列を含めることにより、CARはさらなる立体構造の柔軟性を有することが可能になり、多くの場合、ターゲティングされる細胞マーカーに結合する結合ドメインの能力を増加させることができる。
【0092】
(iii-b-i)結合ドメイン。本開示は、CD33に結合する抗体に基づいてCARに使用するための新たに開発された結合ドメインを提供する。抗体は、2つの遺伝子である、重鎖遺伝子及び軽鎖遺伝子から産生される。一般に、抗体は、重鎖の2つの同一のコピー、及び軽鎖の2つの同一のコピーを含む。可変重鎖及び可変軽鎖内で、相補性決定領域(CDR)と称されるセグメントは、エピトープ結合を決定する。各重鎖は、3つのCDR(すなわち、CDRH1、CDRH2及びCDRH3)を有し、各軽鎖は、3つのCDR(すなわち、CDRL1、CDRL2及びCDRL3)を有する。CDR領域は、フレームワーク残基(FR)に隣接している。所与のCDR又はFRの正確なアミノ酸配列境界は、いくつかの周知スキームのいずれかを使用して容易に決定され得、そのようなスキームには、Kabatら(1991年)「Sequences of Proteins of Immunological Interest」、第5版、Public Health Service、National Institutes of Health、Bethesda、MD.(Kabat番号付けスキーム);Al-Lazikaniら(1997年)J Mol Biol 273:927~948頁(Chothia番号付けスキーム);Northら(2011年)J Mol Biol 406(2):228~256頁(North番号付けスキーム);Maccallumら(1996年)J Mol Biol 262:732~745頁(Contact番号付けスキーム);Martinら(1989年)Proc.Natl.Acad.Sci.、86:9268~9272頁(AbM番号付けスキーム);Lefranc M Pら(2003年)Dev Comp Immunol 27(1):55~77頁(IMGT番号付けスキーム);並びにHonegger及びPluckthun(2001年)J Mol Biol 309(3):657~670頁(「Aho」番号付けスキーム)に記載されているものが含まれる。所与のCDR又はFRの境界は、同定に使用されるスキームによって変わり得る。例えば、Kabatスキームは、構造アラインメントに基づき、その一方でChothiaスキームは、構造情報に基づく。Kabatスキーム及びChothiaスキームの両方についての番号付けは、最も一般的な抗体領域配列長に基づくものであり、挿入には挿入文字、例えば「30a」によって対応し、一部の抗体には欠失が出現する。2つのスキームは、ある特定の挿入及び欠失(「インデル」)を異なる位置に配置するため、結果として異なる番号付けになる。Contactスキームは、複雑な結晶構造の分析に基づくものであり、多くの点でChothia番号付けスキームと類似している。特定の実施形態では、本明細書に開示されている抗体CDR配列は、Kabat番号付けに従う。CDR残基は、ABodyBuilderなどのソフトウェアプログラムを使用して同定され得る。
【0093】
CARに使用するためのCD33結合ドメインは、抗体1H10、1A9、1E6、1D2、1B9、1H8、2D3又は2E3に由来する。特定の実施形態では、抗体は以下のCDRセットを含む。CDRセットとは、一緒になってCD33への結合を生じる3つの軽鎖CDR及び3つの重鎖CDRを指す。
【0094】
【表1】
【0095】
【表2】
【0096】
【表3】
【0097】
【表4】
【0098】
【表5】
【0099】
特定の実施形態は、CARに使用するための1H10、1A9、1E6、1D2、1B9、1H8、2D3又は2E3のCDR、VL又はVHに由来するscFvを含む。このようなscFvの例は、図19に提供されている。scFvは、VH-VL配向又はVL-VH配向において形成され得る。CARに使用するためのscFvはまた、これらの抗体の可変鎖から策定され得る。
【0100】
特定の実施形態では、1H10抗体は、配列:
【0101】
【化1】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0102】
【化2】
を含む可変重鎖を含む。
【0103】
特定の実施形態では、1A9抗体は、配列:
【0104】
【化3】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0105】
【化4】
を含む可変重鎖を含む。
【0106】
特定の実施形態では、1E6抗体は、配列:
【0107】
【化5】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0108】
【化6】
を含む可変重鎖を含む。
【0109】
特定の実施形態では、1D2抗体は、配列:
【0110】
【化7】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0111】
【化8】
を含む可変重鎖を含む。
【0112】
特定の実施形態では、1B9抗体は、配列:
【0113】
【化9】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0114】
【化10】
を含む可変重鎖を含む。
【0115】
特定の実施形態では、CD33Vセット抗体は1H8を含む。特定の実施形態では、1H8抗体は、配列:
【0116】
【化11】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0117】
【化12】
を含む可変重鎖を含む。
【0118】
特定の実施形態では、CD33Vセット抗体は2D3を含む。特定の実施形態では、2D3抗体は、配列:
【0119】
【化13】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0120】
【化14】
を含む可変重鎖を含む。
【0121】
特定の実施形態では、CD33Vセット抗体は2E3を含む。特定の実施形態では、2E3抗体は、配列:
【0122】
【化15】
を含む可変軽鎖及び配列:
【0123】
【化16】
を含む可変重鎖を含む。
【0124】
一部の例では、本明細書に記載され、CARに使用するための結合ドメインに基づくさらなるscFvは、当該技術分野において公知の方法に従って調製され得る(例えば、Birdら、(1988年)Science 242:423~426頁及びHustonら、(1988年)Proc.Natl.Acad.Sci.USA 85:5879~5883頁を参照のこと。)。ScFv分子は、柔軟性ポリペプチドリンカーを使用して抗体のVH領域及びVL領域を連結して一緒にすることによって生成され得る。短いポリペプチドリンカー(例えば、5~10アミノ酸)が利用される場合、鎖内フォールディングが阻止される。2つの可変領域が一緒になって機能性のエピトープ結合部位を形成するには鎖間フォールディングも必要とされる。リンカーの配向及びサイズの例については、例えば、Hollingerら、1993年 Proc Natl Acad.Sci.U.S.A.90:6444~6448頁、US2005/0100543、US2005/0175606、US2007/0014794並びにWO2006/020258及びWO2007/024715を参照のこと。より具体的には、scFvのVL及びVHを接続するために使用されるリンカー配列は、概して5~35アミノ酸長である。特定の実施形態では、VL-VHリンカーは、5~35、10~30アミノ酸、又は15~25アミノ酸を含む。リンカーの長さを変動させることで活性が保持又は増大され、活性試験において優れた効力が生じ得る。scFvは、一般にCARの結合ドメインとして使用される。
【0125】
Fv、Fab、Fab’、F(ab’)2などの他の結合断片も、本明細書に開示されているCAR内に使用され得る。CARに使用するための抗体ベースの結合ドメインフォーマットのさらなる例には、scFvベースのグラバボディ(grababody)及び可溶性VHドメイン抗体が含まれる。これらの抗体は、重鎖可変領域のみを使用して結合領域を形成する。例えば、Jespersら、Nat.Biotechnol.22:1161頁、2004年;Cortez-Retamozoら、Cancer Res.64:2853頁、2004年;Baralら、Nature Med.12:580頁、2006年;及びBarthelemyら、J.Biol.Chem.283:3639頁、2008年を参照のこと。
【0126】
機能的バリアントは、タンパク質の生理的効果に実質的に影響を与えない1つ以上の残基の付加又は置換を含む。機能的断片は、タンパク質の生理的効果に実質的に影響を与えない1つ以上の欠失又はトランケーションを含む。実質的な影響の欠如は、活性化研究又は結合研究において実験的に同等の結果を観察することによって確認され得る。細胞内ドメイン(例えば、細胞内シグナル伝達ドメイン)の機能的バリアント及び機能的断片は、本開示の活性化状態にある場合、野生型参照と同等の活性化又は阻害シグナルを伝達する。結合ドメインの機能的バリアント及び機能的断片は、野生型参照と同等のレベルでそれらの同種抗原又はリガンドに結合する。
【0127】
特定の実施形態では、本開示の結合ドメインにおけるVL領域は、本明細書に開示されている抗体のVLに由来するか、又はそれに基づき、本明細書に開示されている抗体のVLと比較した場合に、1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10個)の挿入、1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10個)の欠失、1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10個)のアミノ酸置換(例えば、保存的アミノ酸置換)又は上記の変化の組合せを含有する。挿入、欠失又は置換は、この領域のアミノ末端若しくはカルボキシ末端又は両末端を含む、VL領域中の任意の場所に存在し得るが、ただし、各CDRは、変化を含まない、又は1つ、2つ若しくは3つ以下の変化を含み、修飾されたVL領域を含む結合ドメインが、野生型結合ドメインと同様の親和性を伴ってその標的に依然として特異的に結合し得ることが条件である。
【0128】
特定の実施形態では、本開示の結合ドメインVH領域は、本明細書に開示されている抗体のVHに由来し得るか、又はそれに基づき得、本明細書に開示されている抗体のVHと比較した場合に、1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10個)の挿入、1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10個)の欠失、1つ以上(例えば、2、3、4、5、6、7、8、9、10個)のアミノ酸置換(例えば、保存的アミノ酸置換又は非保存的アミノ酸置換)又は上記の変化の組合せを含有し得る。挿入、欠失又は置換は、この領域のアミノ末端若しくはカルボキシ末端又は両方の末端を含む、VH領域のいずれの場所でもよく、ただし、各CDRが、変化を含まない、又は1つ、2つ若しくは3つ以下の変化を含み、修飾されたVH領域を含有する結合ドメインが、野生型結合ドメインと同様の親和性で、その標的に依然として特異的に結合することができる。
【0129】
特定の実施形態では、結合ドメインは、軽鎖可変領域(VL)若しくは重鎖可変領域(VH)、又は両方のアミノ酸配列に対して、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%又は100%同一である配列を含む又はそれらの配列であり、各CDRが、CD33に特異的に結合する本明細書に開示されている抗体又はその断片若しくは誘導体からの変化を含まない、又は1つ、2つ若しくは3つ以下の変化を含む。
【0130】
(iii-b-ii)スペーサー領域は、他のCAR副成分から適切な距離及び/又は柔軟性を作製するために使用される。示されているように、特定の実施形態では、スペーサー領域の長さは、CD33発現細胞に結合し、破壊を媒介するためにカスタマイズされる。特定の実施形態では、スペーサー領域の長さは、細胞マーカーエピトープの位置、エピトープに対する結合ドメインの親和性及び/又はCD33結合後の細胞破壊を媒介するCD33ターゲティング剤の能力に基づいて選択され得る。
【0131】
スペーサー領域は、典型的に、10~250アミノ酸、10~200アミノ酸、10~150アミノ酸、10~100アミノ酸、10~50アミノ酸又は10~25アミノ酸を有するものを含む。
【0132】
特定の実施形態では、スペーサー領域は、5アミノ酸、8アミノ酸、10アミノ酸、12アミノ酸、14アミノ酸、20アミノ酸、21アミノ酸、26アミノ酸、27アミノ酸、45アミノ酸又は50アミノ酸である。これらの長さは、短いスペーサー領域とみなされる。
【0133】
特定の実施形態では、スペーサー領域は、100アミノ酸、110アミノ酸、120アミノ酸、125アミノ酸、128アミノ酸、131アミノ酸、135アミノ酸、140アミノ酸、150アミノ酸、160アミノ酸又は170個アミノ酸である。これらの長さは、中間のスペーサー領域とみなされる。
【0134】
例示的なスペーサー領域は、免疫グロブリンヒンジ領域の全部又は一部を含む。免疫グロブリンヒンジ領域は、野生型免疫グロブリンヒンジ領域又は改変された野生型免疫グロブリンヒンジ領域であり得る。ある特定の実施形態では、免疫グロブリンヒンジ領域は、ヒト免疫グロブリンヒンジ領域である。本明細書で使用される場合、「野生型免疫グロブリンヒンジ領域」とは、CH1ドメイン及びCH2ドメイン(IgG、IgA及びIgDについて)の間に介在して、それらを接続するか、又は抗体の重鎖に見出されるCH1ドメイン及びCH3ドメイン(IgE及びIgMについて)の間に介在して、それらを接続する、天然に存在するアッパーヒンジアミノ酸配列及びミドルヒンジアミノ酸配列を指す。
【0135】
免疫グロブリンヒンジ領域は、IgG、IgA、IgD、IgE又はIgMヒンジ領域であり得る。IgGヒンジ領域は、IgG1、IgG2、IgG3又はIgG4ヒンジ領域であり得る。IgG1、IgG2、IgG3、IgG4若しくはIgDからの配列は、単独で、又はCH2領域の全部若しくは一部、CH3領域の全部若しくは一部又はCH2領域の全部若しくは一部及びCH3領域の全部若しくは一部と組み合わせて使用され得る。
【0136】
特定の実施形態では、スペーサーは、IgG4ヒンジ領域を含む短いスペーサーである。特定の実施形態では、短いスペーサーは、配列番号10又は11のいずれかによってコードされる。特定の実施形態では、スペーサーは、IgG4ヒンジ領域及びIgG4ヒンジCH3領域を含む中間のスペーサーである。特定の実施形態では、中間のスペーサーは、配列番号12によってコードされる。特定の実施形態では、スペーサーは、IgG4ヒンジ領域、IgG4 CH3領域及びIgG4 CH2領域を含む長いスペーサーである。特定の実施形態では、長いスペーサーは、配列番号13によってコードされる。
【0137】
本明細書に記載されているCARに使用され得るヒンジ領域の他の例には、野生型又はそのバリアントであり得る、CD8α、CD4、CD28及びCD7などの1型膜タンパク質の細胞外領域に存在するヒンジ領域が含まれる。
【0138】
特定の実施形態では、スペーサー領域は、II型C型レクチンドメイン間(ストーク)領域又は分化クラスター(CD)分子ストーク領域を含むヒンジ領域を含む。II型C型レクチン又はCD分子の「ストーク領域」とは、II型C型レクチン又はCD分子の細胞外ドメイン(ECD)のうちで、C型レクチン様ドメイン(CTLD;例えば、ナチュラルキラー細胞受容体のCTLDと同様のもの)と疎水性部分(膜貫通ドメイン)との間に位置する部分を指す。例えば、ヒトCD94(GenBank受託番号AAC50291.1)のECDはアミノ酸残基34~179に対応するが、CTLDはアミノ酸残基61~176に対応するため、ヒトCD94分子のストーク領域はアミノ酸残基34~60を含み、このアミノ酸残基34~60は、疎水性部分(膜貫通ドメイン)とCTLDとの間に位置する(Boyingtonら、Immunity 10:15頁、1999年を参照のこと。他のストーク領域の説明については、Beavilら、Proc.Nat’l.Acad.Sci.USA 89:153頁、1992年及びFigdorら、Nat.Rev.Immunol.2:11頁、2002年も参照のこと。)。これらのII型C型レクチン又はCD分子は、ストーク領域と膜貫通領域又はCTLDとの間に連結部アミノ酸(以下に記載のもの)も有し得る。別の例では、233アミノ酸のヒトNKG2Aタンパク質(GenBank受託番号P26715.1)は、アミノ酸71~93の範囲の疎水性部分(膜貫通ドメイン)及びアミノ酸94~233の範囲のECDを有する。CTLDはアミノ酸119~231を含み、ストーク領域はアミノ酸99~116を含み、このストーク領域は追加の連結部アミノ酸と隣接し得る。他のII型C型レクチン又はCD分子並びにそれらの細胞外リガンド結合ドメイン、ストーク領域及びCTLDは、当該技術分野において知られている(例えば、ヒトのCD23、CD69、CD72、NKG2A及びNKG2Dの配列並びにそれらの説明については、それぞれGenBank受託番号NP001993.2、AAH07037.1、NP001773.1、AAL65234.1、CAA04925.1を参照のこと。)。
【0139】
(iii-b-iii)膜貫通ドメイン。示されているように、CAR内の膜貫通ドメインは、細胞膜を介して細胞外成分及び細胞内成分を連結するように機能する。膜貫通ドメインは、修飾細胞の膜において発現分子を固定し得る。
【0140】
膜貫通ドメインは、天然源及び/又は合成源に由来し得る。起源が天然である場合、膜貫通ドメインは、任意の膜結合型タンパク質又は膜貫通タンパク質に由来し得る。膜貫通ドメインは、T細胞受容体のα鎖、β鎖又はζ鎖、CD28、CD27、CD3イプシロン、CD45、CD4、CD5、CD8、CD9、CD16、CD22、CD33、CD37、CD64、CD80、CD86、CD134、CD137及びCD154の膜貫通領域を少なくとも含み得る。特定の実施形態では、膜貫通ドメインは、例えば、KIRDS2、OX40、CD2、CD27、LFA-1(CD11a、CD18)、ICOS(CD278)、4-1BB(CD137)、GITR、CD40、BAFFR、HVEM(LIGHTR)、SLAMF7、NKp80(KLRF1)、NKp44、NKp30、NKp46、CD160、CD19、IL2Rβ、IL2Rγ、IL7R a、ITGA1、VLA1、CD49a、ITGA4、IA4、CD49D、ITGA6、VLA-6、CD49f、ITGAD、CDl ld、ITGAE、CD103、ITGAL、CDl la、ITGAM、CDl lb、ITGAX、CDl lc、ITGB1、CD29、ITGB2、CD18、ITGB7、TNFR2、DNAM1(CD226)、SLAMF4(CD244、2B4)、CD84、CD96(Tactile)、CEACAM1、CRT AM、Ly9(CD229)、PSGL1、CD100(SEMA4D)、SLAMF6(NTB-A、Lyl08)、SLAM(SLAMF1、CD150、IPO-3)、BLAME(SLAMF8)、SELPLG(CD162)、LTBR、PAG/Cbp、NKG2D又はNKG2Cの膜貫通領域を少なくとも含み得る。特定の実施形態では、同様にヒトIg(免疫グロブリン)ヒンジ(例えば、IgG4ヒンジ、IgDヒンジ)、GSリンカー(例えば、本明細書に記載されているGSリンカー)、KIR2DS2ヒンジ又はCD8aヒンジを含む、様々なヒトヒンジが利用され得る。
【0141】
特定の実施形態では、膜貫通ドメインは、細胞膜中で熱力学的に安定な三次元構造を有し、一般に、15~30アミノ酸の長さの範囲である。膜貫通ドメインの構造は、αヘリックス、βバレル、βシート、βヘリックス又はそれらの任意の組合せを含み得る。
【0142】
膜貫通ドメインは、膜貫通領域と隣接する1つ以上の追加のアミノ酸、例えば、CARの細胞外領域内の1つ以上のアミノ酸(例えば、細胞外領域の最大で15アミノ酸)及び/又はCARの細胞内領域内の1つ以上の追加のアミノ酸(例えば、細胞内成分の最大で15アミノ酸)を含み得る。一態様では、膜貫通ドメインは、シグナル伝達ドメイン、共刺激ドメイン又はヒンジドメインが由来するタンパク質と同じタンパク質由来である。別の態様では、膜貫通ドメインは、CARの任意の他のドメインが由来するタンパク質と同じタンパク質に由来しない。一部の場合、膜貫通ドメインは、受容体複合体の他の意図しないメンバーとの相互作用を最小化するために同じか、又は異なる表面膜タンパク質の膜貫通ドメインへのこのようなドメインの結合を回避するように選択又はアミノ酸置換により修飾され得る。特定の実施形態では、膜貫通ドメインは、CD28膜貫通ドメイン(配列番号21~23)をコードする核酸配列によってコードされる。特定の実施形態では、膜貫通ドメインは、CD28膜貫通ドメイン(配列番号24及び25)のアミノ酸配列を含む。
【0143】
(iii-b-iv)細胞内エフェクタードメイン。CARの細胞内エフェクタードメインは、CARが発現される細胞の活性化に関与する。したがって、「エフェクタードメイン」という用語は、活性化シグナルを伝達するのに十分な細胞内ドメインの任意の部分を含むことを意味する。エフェクタードメインは、適切なシグナルを受け取ったときの細胞における生物学的応答又は生理的応答を直接的又は間接的に促進することができる。ある特定の実施形態では、エフェクタードメインは、結合したときにシグナルを受け取るタンパク質若しくはタンパク質複合体の一部であるか、又はエフェクタードメインからのシグナルを誘発する標的分子に直接結合する。エフェクタードメインは、免疫受容体チロシンベース活性化モチーフ(ITAM)などの1つ以上のシグナル伝達ドメイン又はモチーフを含む場合、細胞応答を直接促進することができる。他の実施形態では、エフェクタードメインは、共刺激ドメインなどの細胞応答を直接的に促進する1つ以上の他のタンパク質と会合することによって、細胞応答を間接的に促進する。
【0144】
エフェクタードメインは、がん細胞によって発現された細胞マーカーに結合すると修飾細胞の少なくとも1つの機能の活性化を提供し得る。修飾細胞の活性化は、分化、増殖及び/若しくは活性化又は他のエフェクター機能のうちの1つ以上を含み得る。特定の実施形態では、エフェクタードメインは、T細胞受容体、及び共受容体又は共刺激分子由来の細胞質配列を含み得る共刺激ドメインを含む細胞内シグナル伝達成分を含み得る。
【0145】
エフェクタードメインは、1つ、2つ、3つ又はそれ以上の細胞内シグナル伝達成分(例えば、受容体シグナル伝達ドメイン、細胞質シグナル伝達配列)、共刺激ドメイン又はそれらの組合せを含み得る。例示的なエフェクタードメインには、4-1BB(CD137)、CARD11、CD3γ、CD3δ、CD3ε、CD3ζ、CD27、CD28、CD79A、CD79B、DAP10、FcRα、FcRβ(FcεR1b)、FcRγ、Fyn、HVEM(LIGHTR)、ICOS、LAG3、LAT、Lck、LRP、NKG2D、NOTCH1、pTα、PTCH2、OX40、ROR2、Ryk、SLAMF1、Slp76、TCRα、TCRβ、TRIM、Wnt、Zap70又はそれらの任意の組合せから選択されるシグナル伝達ドメイン及び刺激ドメインが含まれる。特定の実施形態では、例示的なエフェクタードメインには、CD86、FcγRIIa、DAP12、CD30、CD40、PD-1、リンパ球機能関連抗原-1(LFA-1)、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7-H3、CD83と特異的に結合するリガンド、CDS、ICAM-1、GITR、BAFFR、SLAMF7、NKp80(KLRF1)、CD127、CD160、CD19、CD4、CD8α、CD8β、IL2Rβ、IL2Rγ、IL7Rα、ITGA4、VLA1、CD49a、IA4、CD49D、ITGA6、VLA-6、CD49f、ITGAD、CD11d、ITGAE、CD103、ITGAL、CD11a、ITGAM、CD11b、ITGAX、CD11c、ITGB1、CD29、ITGB2、CD18、ITGB7、TNFR2、TRANCE/RANKL、DNAM1(CD226)、SLAMF4(CD244、2B4)、CD84、CD96(Tactile)、CEACAM1、CRTAM、Ly9(CD229)、PSGL1、CD100(SEMA4D)、CD69、SLAMF6(NTB-A、Ly108)、SLAM(CD150、IPO-3)、BLAME(SLAMF8)、SELPLG(CD162)、LTBR、GADS、PAG/Cbp、NKp44、NKp30又はNKp46から選択されるシグナル伝達ドメイン及び共刺激ドメインが含まれる。
【0146】
刺激様式において作用する細胞内シグナル伝達成分配列はITAMを含み得る。一次細胞質シグナル伝達配列を含むITAMの例には、CD3γ、CD3δ、CD3ε、CD3ζ、CD5、CD22、CD66d、CD79a、CD79b並びに一般的なFcRγ(FCER1G)、FcγRlla、FcRβ(Fcε Rib)、DAP10及びDAP12に由来するものが含まれる。特定の実施形態では、CD3ζのバリアントは、少なくとも1つ、2つ、3つ又は全てのITAM領域を保持する。
【0147】
特定の実施形態では、エフェクタードメインは、細胞質シグナル伝達タンパク質と会合した細胞質部分を含み、細胞質シグナル伝達タンパク質は、リンパ球受容体若しくはそのシグナル伝達ドメイン、複数のITAMを含むタンパク質、共刺激ドメイン又はそれらの任意の組合せである。
【0148】
細胞内シグナル伝達成分の追加の例には、CD3ζ鎖の細胞質配列及び/又は結合ドメインエンゲージメント後にシグナル伝達を開始するように協調して作用する共受容体が含まれる。
【0149】
共刺激ドメインは、活性化が細胞マーカー結合に対する効率的なリンパ球応答について必要とされ得るドメインである。いくつかの分子は、細胞内シグナル伝達成分又は共刺激ドメインとして互換可能である。共刺激ドメインの例には、CD27、CD28、4-1BB(CD137)、OX40、CD30、CD40、PD-1、ICOS、リンパ球機能関連抗原-1(LFA-1)、CD2、CD7、LIGHT、NKG2C、B7-H3及びCD83と特異的に結合するリガンドが含まれる。例えば、CD27共刺激は、インビトロでのヒトCART細胞の拡大、エフェクター機能及び生存を増大し、インビボでのヒトT細胞の持続性及び抗がん活性を増進することが実証されている(Songら、Blood.2012年;119(3):696~706頁)。そのような共刺激ドメイン分子のさらなる例には、CDS、ICAM-1、GITR、BAFFR、HVEM(LIGHTR)、SLAMF7、NKp80(KLRF1)、NKp44、NKp30、NKp46、CD160、CD19、CD4、CD8α、CD8β、IL2Rβ、IL2Rγ、IL7Rα、ITGA4、VLA1、CD49a、ITGA4、IA4、CD49D、ITGA6、VLA-6、CD49f、ITGAD、CDlld、ITGAE、CD103、ITGAL、CDlla、ITGAM、CDl lb、ITGAX、CDllc、ITGBl、CD29、ITGB2、CD18、ITGB7、TNFR2、TRANCE/RANKL、DNAM1(CD226)、SLAMF4(CD244、2B4)、CD84、CD96(Tactile)、NKG2D、CEACAM1、CRTAM、Ly9(CD229)、PSGL1、CD100(SEMA4D)、CD69、SLAMF6(NTB-A、Lyl08)、SLAM(SLAMF1、CD150、IPO-3)、BLAME(SLAMF8)、SELPLG(CD162)、LTBR、LAT、GADS、SLP-76、PAG/Cbp及びCD19aが含まれる。
【0150】
特定の実施形態では、細胞内シグナル伝達成分をコードする核酸配列は、CD3zコード配列(配列番号14)及び4-1BBシグナル伝達コード配列のバリアント(配列番号17及び18)を含む。特定の実施形態では、細胞内シグナル伝達成分のアミノ酸配列は、CD3ζのバリアント(配列番号15及び16)及び4-1BBの一部(配列番号19及び20)の細胞内シグナル伝達成分を含む。
【0151】
特定の実施形態では、細胞内シグナル伝達成分は、(i)CD3ζのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、(ii)4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、又は(iii)CD3ζ及び4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部を含む。特定の実施形態では、細胞内シグナル伝達成分は、(i)CD3ζのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、(ii)4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、(iii)CD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、又は(iv)CD3ζ、4-1BB及びCD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部を含む。
【0152】
細胞内成分はまた、Wntシグナル伝達経路のタンパク質(例えば、LRP、Ryk又はROR2)、NOTCHシグナル伝達経路のタンパク質(例えば、NOTCH1、NOTCH2、NOTCH3又はNOTCH4)、ヘッジホッグシグナル伝達経路のタンパク質(例えば、PTCH又はSMO)、受容体チロシンキナーゼ(RTK)(例えば、上皮増殖因子(EGF)受容体ファミリー、線維芽細胞増殖因子(FGF)受容体ファミリー、肝細胞増殖因子(HGF)受容体ファミリー、インスリン受容体(IR)ファミリー、血小板由来増殖因子(PDGF)受容体ファミリー、血管内皮増殖因子(VEGF)受容体ファミリー、トロポマイシン(tropomycin)受容体キナーゼ(Trk)受容体ファミリー、エフリン(Eph)受容体ファミリー、AXL受容体ファミリー、白血球チロシンキナーゼ(LTK)受容体ファミリー、免疫グロブリン様ドメイン及びEGF様ドメインを有するチロシンキナーゼ1(TIE)受容体ファミリー、受容体チロシンキナーゼ様オーファン(ROR)受容体ファミリー、ジスコイジンドメイン(DDR)受容体ファミリー、トランスフェクション中の再編成(RET)受容体ファミリー、チロシン-タンパク質キナーゼ様(PTK7)受容体ファミリー、受容体チロシンキナーゼ関連(RYK)受容体ファミリー又は筋特異的キナーゼ(MuSK)受容体ファミリー)、Gタンパク質共役型受容体、GPCR(Frizzled又はSmoothened)、セリン/トレオニンキナーゼ受容体(BMPR又はTGFR)又はサイトカイン受容体(IL1R、IL2R、IL7R又はIL15R)のうちの1つ以上も含み得る。
【0153】
(iii-b-v)リンカー。本明細書で使用される場合、リンカーは、分子の2つの他の副成分を接続するのに機能するCAR分子の任意の部分を含み得る。多くのリンカーが追加の目的を果たす一方で、一部のリンカーは、成分を連結する以外の目的は果たさない。リンカーは、例えば、抗体のVL及びVHに由来するscFvの結合ドメインを連結し、CARの副成分部分間の連結部アミノ酸として機能する。
【0154】
リンカーは、リンカーの所望の機能に応じて、柔軟性、剛性又は半剛性であり得る。リンカーは、連結部アミノ酸を含み得る。例えば、特定の実施形態では、リンカーは、CARの異なる成分間の立体配座移動についての柔軟性及び余地を提供する。一般的に使用される柔軟なリンカーには、Gly-Serリンカーが含まれる。特定の実施形態では、リンカー配列は、(GlySerの1~10個の反復などのグリシン及びセリンの反復のセットを含み、ここで、x及びyは独立して0~10の整数であり、ただし、x及びyの両方が0ではなく、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の整数である)。特定の例には、(Gly4Ser)n(配列番号160)、(Gly3Ser)n(Gly4Ser)n(配列番号161)、(Gly3Ser)n(Gly2Ser)n(配列番号162)又は(Gly3Ser)n(Gly4Ser)1(配列番号163)が含まれる。特定の実施形態では、リンカーは、(Gly4Ser)(配列番号164)、(Gly4Ser)(配列番号165)、(Gly4Ser)(配列番号166)、(Gly4Ser)(配列番号167)、(Gly3Ser)(配列番号168)、(Gly3Ser)(配列番号169)、(Gly2Ser)(配列番号170)又は(Gly2Ser)、GGSGGGSGGSG(配列番号171)、GGSGGGSGSG(配列番号172)若しくはGGSGGGSG(配列番号173)である。
【0155】
特定の実施形態では、リンカー領域は、(GGGGS)n(配列番号160)であり、ここで、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又はそれ以上を含む整数である。特定の実施形態では、スペーサー領域は、(EAAAK)n(配列番号174)であり、ここで、nは、1、2、3、4、5、6、7、8、9又はそれ以上を含む整数である。
【0156】
一部の状況では、柔軟なリンカーは、特定の用途に必要とされるCARの距離又は配置を維持することができない場合がある。これらの例では、剛性又は半剛性リンカーが有用な場合がある。剛性又は半剛性リンカーの例には、プロリンリッチリンカーが含まれる。特定の実施形態では、プロリンリッチリンカーは、偶然のみに基づいて予測されるよりも多くのプロリン残基を有するペプチド配列である。特定の実施形態では、プロリンリッチリンカーは、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも36%、少なくとも39%、少なくとも40%、少なくとも48%、少なくとも50%又は少なくとも51%のプロリン残基を有するリンカーである。プロリンリッチリンカーの特定の例には、プロリンリッチ唾液タンパク質(PRP)の断片が含まれる。
【0157】
リンカーは、酸誘導切断、光誘導切断、ペプチダーゼ誘導切断、エステラーゼ誘導切断及びジスルフィド結合切断などの切断を受けやすい可能性がある(切断可能なリンカー)。或いは、リンカーは、切断に対して実質的に耐性であり得る(例えば、安定したリンカー又は切断不可能なリンカー)。一部の態様では、リンカーは、プロチャージリンカー、親水性リンカー又はジカルボン酸ベースのリンカーである。
【0158】
連結部アミノ酸は、スペーサー領域によって提供される距離が必要とされないか、及び/又は望まれない場合に配列を接続するために使用され得るリンカーであり得る。例えば、連結部アミノ酸は、共刺激細胞内シグナル伝達成分を接続するために使用され得る短いアミノ酸配列であり得る。特定の実施形態では、連結部アミノ酸は、9アミノ酸又はそれ未満(例えば、2、3、4、5、6、7、8又は9アミノ酸)である。特定の実施形態では、グリシン-セリンダブレットが、適切な連結部アミノ酸リンカーとして使用され得る。特定の実施形態では、単一のアミノ酸、例えば、アラニン、グリシンが、適切な連結部アミノ酸として使用され得る。
【0159】
(iii-b-vi)タグカセット、形質導入マーカー及び/又は自殺スイッチを含む制御機能。特定の実施形態では、CAR構築物は、1つ以上のタグカセット及び/又は形質導入マーカーを含み得る。タグカセット及び形質導入マーカーは、インビトロ、インビボ及び/又はエクスビボで遺伝子修飾細胞を活性化、増殖促進、検出、濃縮、単離、追跡、枯渇及び/又は除去するために使用され得る。「タグカセット」とは、CARに付加される、CARと融合されるか、又はCARの一部であり、対応結合分子(例えば、リガンド、抗体又は他の結合パートナー)が特異的に結合することできる特有の合成ペプチド配列を指し、この結合特性は、タグ付きタンパク質及び/又はタグ付きタンパク質を発現する細胞を活性化、増殖促進、検出、濃縮、単離、追跡、枯渇、及び/又は除去するために使用され得る。形質導入マーカーも同じ目的を果たし得るが、天然に存在する分子に由来し、CAR分子の残部から形質導入マーカーを分離するスキッピングエレメントを使用して発現されることが多い。
【0160】
対応結合分子に結合するタグカセットには、例えば、Hisタグ(HHHHHH;配列番号175)、Flagタグ(DYKDDDDK;配列番号176)、Xpressタグ(DLYDDDDK;配列番号177)、Aviタグ(GLNDIFEAQKIEWHE;配列番号178)、カルモジュリンタグ(KRRWKKNFIAVSAANRFKKISSSGAL;配列番号179)、ポリグルタメートタグ、HAタグ(YPYDVPDYA;配列番号180)、Mycタグ(EQKLISEEDL;配列番号181)、Strepタグ(これは、元のSTREP(登録商標)タグを指す(WRHPQFGG;配列番号182)、STREP(登録商標)タグII(WSHPQFEK;配列番号183(IBA Institut fur Bioanalytik、Germany);例えば、US7,981,632を参照のこと。)、Softag1(SLAELLNAGLGGS;配列番号184)、Softag3(TQDPSRVG;配列番号185)及びV5タグ(GKPIPNPLLGLDST;配列番号186)が含まれる。
【0161】
本明細書に開示されているタグカセット配列に特異的に結合するコンジュゲート結合分子は商業的に利用可能である。例えば、Hisタグ抗体は、Life Technologies、Pierce Antibodies及びGenScriptを含む供給業者から商業的に利用可能である。Flagタグ抗体は、Pierce Antibodies、GenScript及びSigma-Aldrichを含む供給業者から商業的に利用可能である。Xpressタグ抗体は、Pierce Antibodies、Life Technologies及びGenScriptを含む供給業者から商業的に利用可能である。Aviタグ抗体は、Pierce Antibodies、IsBio及びGenecopoeiaを含む供給業者から商業的に利用可能である。カルモジュリンタグ抗体は、Santa Cruz Biotechnology、Abcam及びPierce Antibodiesを含む供給業者から商業的に利用可能である。HAタグ抗体は、Pierce Antibodies、Cell Signal及びAbcamを含む供給業者から商業的に利用可能である。Mycタグ抗体は、Santa Cruz Biotechnology、Abcam及びCell Signalを含む供給業者から商業的に利用可能である。Strepタグ抗体は、Abcam、Iba及びQiagenを含む供給業者から商業的に利用可能である。
【0162】
形質導入マーカーは、トランケートされたCD19(tCD19;Buddeら、Blood 122:1660頁、2013年を参照のこと。)、トランケートされたヒトEGFR(tEGFR;Wangら、Blood 118:1255頁、2011年を参照のこと。)、ヒトCD34の細胞外ドメイン並びに/又はCD34抗原由来の標的エピトープ(Fehseら、Mol.Therapy 1(5 Pt 1);448~456頁、2000年を参照のこと。)及びCD20抗原由来の標的エピトープ(Philipら、Blood 124:1277~1278頁を参照のこと。)を組み合わせたRQR8のうちの少なくとも1つから選択され得る。
【0163】
特定の実施形態では、iカスパーゼ9構築物(iCasp9)をコードするポリヌクレオチドが自殺スイッチとしてCAR構築物に挿入され得る。
【0164】
制御機能は、CAR中に複数のコピーで存在し得るか、又はスキッピングエレメント(配列番号187)を使用して異なる分子として発現され得る。例えば、CARは、1つ、2つ、3つ、4つ若しくは5つのタグカセットを有し得る及び/又は1つ、2つ、3つ、4つ若しくは5つの形質導入マーカーも発現され得る。例えば、実施形態は、2つのMycタグカセット又はHisタグ及びHAタグカセット又はHAタグ及びSoftag1タグカセット又はMycタグ及びSBPタグカセットを有するCAR構築物を含み得る。例示的な形質導入マーカー及び対応対は、US13/463,247に記載されている。
【0165】
CAR中に少なくとも1つの制御機能を含めることの1つの利点は、対象に投与されるCARを発現する細胞を、タグカセットに対応結合分子を使用して増加させ得るか、又は枯渇させ得ることである。ある特定の実施形態では、本開示は、タグカセットに特異的な抗体を使用すること、制御機能に特異的な対応結合分子を使用すること、又はCARを発現し、制御機能に対する特異性を有する第2の修飾細胞を使用することによってCARを発現する修飾細胞を枯渇させるための方法を提供する。修飾細胞の除去は、制御機能に特異的な枯渇剤を使用して達成され得る。例えば、tEGFRが使用される場合、細胞毒性試薬(毒素、放射性金属など)に融合又はコンジュゲートした抗tEGFR結合ドメイン(例えば、抗体、scFv)が使用されてもよく、又は抗tEGFR/抗CD3二重特異性scFv若しくは抗tEGFR CAR T細胞が使用されてもよい。
【0166】
ある特定の実施形態では、キメラ分子を発現する修飾細胞は、制御機能に特異的に結合する抗体(例えば、抗Tag抗体)又は制御機能に特異的に結合する他の対応結合分子を使用することによってインビボで検出又は追跡され得、制御機能に対するこの結合パートナーは、蛍光色素、放射性トレーサー、鉄-オキシドナノ粒子又はX線、CTスキャン、MRIスキャン、PETスキャン、超音波、フローサイトメトリー、近赤外造影システム若しくは他の画像診断法によって検出するための当該技術分野において公知の他の造影剤にコンジュゲートされる(例えば、Yuら、Theranostics 2:3、2012年を参照のこと。)。
【0167】
したがって、CARと共に少なくとも1つの制御機能を発現する修飾細胞は、例えば、タグカセットを有しない修飾細胞と比較して、より容易に同定、単離、選別、増殖誘導、追跡及び/又は除去され得る。
【0168】
(iv)細胞活性化培養条件。細胞集団は、遺伝子修飾された細胞集団を拡大するために培養開始組成物中でインキュベートされ得る。インキュベーションは、バッグ、細胞培養プレート、フラスコ、チャンバー、クロマトグラフィーカラム、架橋ゲル、架橋ポリマー、カラム、培養ディッシュ、中空糸、マイクロタイタープレート、シリカコーティングガラスプレート、チューブ、チューブセット、ウェル、バイアル又は培養若しくは細胞培養のための他の容器などの培養容器内で実行され得る。
【0169】
培養条件は、特定の培地、温度、酸素含有量、二酸化炭素含有量、時間、作用物質、例えば、栄養素、アミノ酸、抗生物質、イオン及び/又は刺激因子、例えば、サイトカイン、ケモカイン、抗原、結合パートナー、融合タンパク質、組換え可溶性受容体並びに細胞を活性化するように設計された任意の他の作用物質のうちの1つ以上を含み得る。
【0170】
一部の態様では、インキュベーションは、US6,040,177、Klebanoffら(2012年)J Immunother.35(9):651~660頁;Terakuraら(2012年)Blood.1:72~82頁及び/又はWangら(2012年)J Immunother.35(9):689~701頁に記載されている技術などの技術に従って実行される。
【0171】
T細胞を培養するための例示的な培養培地には、(i)非必須アミノ酸、ピルビン酸ナトリウム及びペニシリン/ストレプトマイシンを補充したRPMI;(ii)HEPES、5~15%のヒト血清、1~3%のL-グルタミン、0.5~1.5%のペニシリン/ストレプトマイシン及び0.25×10-4~0.75×10-4Mのβ-メルカプトエタノールを含むRPMI;(iii)10%のウシ胎仔血清(FBS)、2mMのL-グルタミン、10mMのHEPES、100U/mlのペニシリン及び100m/mLのストレプトマイシンを補充したRPMI-1640;(iv)10%のFBS、2mMのL-グルタミン、10mMのHEPES、100U/mlのペニシリン及び100m/mLのストレプトマイシンを補充したDMEM培地;並びに(v)5%のヒトAB血清(Gemcell、West Sacramento、CA)、1%のHEPES(Gibco、Grand Island、NY)、1%のPen-Strep(Gibco)、1%のGlutaMax(Gibco)及び2%のN-アセチルシステイン(Sigma-Aldrich、St.Louis、MO)を補充したX-Vivo 15培地(Lonza、Walkersville、MD)が含まれる。T細胞培養培地はまた、Hyclone(Logan、UT)からも市販されている。このような培養培地へと添加され得る、さらなるT細胞活性化成分については、下記において、より詳細に記載されている。
【0172】
一部の実施形態では、T細胞は、非分裂末梢血単核細胞(PBMC)などのフィーダー細胞を培養開始組成物に添加し(例えば、結果として得られる細胞集団が、拡大される初期集団内の各Tリンパ球につき、少なくとも5、10、20又は40個以上のPBMCフィーダー細胞を含有するように)、培養物をインキュベートする(例えば、T細胞の数を拡大するのに十分な時間)ことにより拡大される。一部の態様では、非分裂フィーダー細胞は、ガンマ照射PBMCフィーダー細胞を含み得る。一部の実施形態では、PBMCは、細胞分裂を阻止するように、3000~3600radの範囲のガンマ線により照射される。一部の態様では、フィーダー細胞は、T細胞の集団が添加される前に、培養培地に添加される。
【0173】
任意選択的に、インキュベーションは、EBV形質転換非分裂リンパ芽球様細胞(LCL)を、フィーダー細胞として添加することをさらに含み得る。LCLは、6000~10,000radの範囲のガンマ線により照射され得る。一部の態様では、LCLフィーダー細胞は、少なくとも10:1の比のLCLフィーダー細胞対初期Tリンパ球などの任意の適切な量において提供される。
【0174】
一部の実施形態では、刺激条件には、ヒトTリンパ球の成長に適した温度、例えば、少なくとも25℃、少なくとも30℃又は37℃が含まれる。
【0175】
T細胞についての活性化培養条件には、培養開始組成物のT細胞が増殖又は拡大する条件が含まれる。T細胞活性化条件には、1つ以上のサイトカイン、例えば、インターロイキン(IL)-2、IL-7、IL-15及び/又はIL-21が含まれ得る。IL-2は、10~100ng/mL(例えば、40、50又は60ng/mL)の範囲にて含まれ得る。IL-7、IL-15及び/又はIL-21は、0.1~50ng/mL(例えば、5、10又は15ng/mL)の範囲にて個々に含まれ得る。特定の実施形態は、50ng/mLにてIL-2を利用する。特定の実施形態は、10ng/mLにて個々に含まれるIL-7、IL-15及びIL-21を利用する。
【0176】
特定の実施形態では、T細胞活性化培養条件の条件は、T細胞刺激エピトープを含み得る。T細胞刺激エピトープには、CD3、CD27、CD2、CD4、CD5、CD7、CD8、CD28、CD30、CD40、CD56、CD83、CD90、CD95、4-1BB(CD137)、B7-H3、CTLA-4、Frizzled-1(FZD1)、FZD2、FZD3、FZD4、FZD5、FZD6、FZD7、FZD8、FZD9、FZD10、HVEM、ICOS、IL-1R、LAT、LFA-1、LIGHT、MHCI、MHCII、NKG2D、OX40、ROR2及びRTKが含まれる。
【0177】
CD3は、T細胞受容体の主要なシグナル伝達エレメントである。以前に示されているように、CD3は全ての成熟T細胞上で発現される。特定の実施形態では、CD3刺激分子(すなわち、CD3結合ドメイン)は、OKT3抗体(US5,929,212;US4,361,549;ATCC(登録商標)CRL-8001(商標);及びArakawaら、J.Biochem.120、657~662頁(1996年)を参照のこと。)、20G6-F3抗体、4B4-D7抗体、4E7-C9又は18F5-H10抗体に由来し得る。
【0178】
特定の実施形態では、CD3刺激分子は、少なくとも0.25若しくは0.5ng/mlの濃度又は2.5~10μg/mLの濃度にて培養培地内に含まれ得る。特定の実施形態は、5μg/mLにてCD3刺激分子(例えば、OKT3)を利用する。
【0179】
特定の実施形態では、aviタグに関連する活性化分子が、ビオチン化され、ストレプトアビジンビーズに結合され得る。このアプローチは、例えば、除去可能なT細胞エピトープ刺激活性化システムを作製するために使用され得る。
【0180】
CD28についての例示的な結合ドメインは、TGN1412、CD80、CD86又は9D7抗体を含み得るか、又はそれらに由来し得る。CD28に結合するさらなる抗体には、9.3、KOLT-2、15E8、248.23.2、EX5.3D10及びCD28.3(GenBank受託番号AF451974.1の下で合成一本鎖Fv構築物として寄託されている;Vanhoveら、BLOOD、2003年7月15日、Vol.102、No.2、564~570頁も参照のこと。)が含まれる。さらに、1YJDは、有糸分裂促進抗体(5.11A1)のFab断片と複合体を形成したヒトCD28の結晶構造を提供する。特定の実施形態では、9D7と競合しない抗体が選択される。
【0181】
4-1BB結合ドメインは、Tarabanら、Eur J Immunol.2002年12月;32(12):3617~27頁に記載されているようにLOB12、IgG2a、LOB12.3又はIgG1に由来し得る。特定の実施形態では、4-1BB結合ドメインは、US9,382,328に記載されているモノクローナル抗体に由来する。さらなる4-1BB結合ドメインは、US6,569,997、US6,303,121及びMittlerら、Immunol Res.2004年;29(1~3):197~208頁に記載されている。
【0182】
OX40(CD134)及び/又はICOS活性化も使用され得る。OX40結合ドメインは、US20100196359、US20150307617、WO2015/153513、WO2013/038191及びMeleroら、Clin Cancer Res.2013年3月1日;19(5):1044~53頁に記載されている。ICOSに結合し、活性化し得る例示的な結合ドメインは、例えば、US20080279851及びDengら、Hybrid Hybridomics.2004年6月;23(3):176~82頁に記載されている。
【0183】
可溶型の場合、T細胞活性化剤は、ポリエチレングリコール(PEG)分子などの別の分子とカップリングされ得る。任意の適切なPEG分子が使用され得る。典型的に、最大で1000Daまでの分子量のPEG分子が水又は培養培地に溶解する。一部の場合、このようなPEGベースの試薬は、市販の活性化PEG分子(例えば、NOF North America Corporation、Irvine、Calif.、USAから入手可能なPEG-NHS誘導体、又はCreative PEGWorks、Chapel Hills、N.C.、USAから入手可能な活性化PEG誘導体)を使用して調製され得る。
【0184】
特定の実施形態では、細胞刺激剤は培養培地内の固相上に固定化される。特定の実施形態では、固相は、培養容器(例えば、バッグ、細胞培養プレート、チャンバー、クロマトグラフィーカラム、架橋ゲル、架橋ポリマー、カラム、培養ディッシュ、中空糸、マイクロタイタープレート、シリカコーティングガラスプレート、チューブ、チューブセット、ウェル、バイアル、培養若しくは細胞培養のための他の構造又は容器)の表面である。
【0185】
特定の実施形態では、固相は培養培地に添加され得る。このような固相には、例えば、ビーズ、中空糸、樹脂、膜及びポリマーが含まれ得る。
【0186】
例示的なビーズには、磁気ビーズ、ポリマービーズ及び樹脂ビーズ(例えば、Strep-Tactin(登録商標)Sepharose、Strep-Tactin(登録商標)Superflow及びStrep-Tactin(登録商標)MacroPrep IBA GmbH、Gottingen))が含まれる。抗CD3/抗CD28ビーズは、T細胞拡大用の市販の試薬である(Invitrogen)。これらのビーズは、ヒトT細胞上のCD3及びCD28細胞表面分子に対するアフィニティー精製モノクローナル抗体の混合物でコーティングされた均一な、4.5μmの超常磁性、無菌、非発熱性ポリスチレンビーズである。中空糸は、TerumoBCT Inc.(Lakewood、Colo.、USA)から入手可能である。樹脂には、金属アフィニティークロマトグラフィー(IMAC)樹脂(例えば、TALON(登録商標)樹脂(Westburg、Leusden))が含まれる。膜には、紙及びクロマトグラフィーマトリックスの膜基材(例えば、ニトロセルロース膜又はポリフッ化ビニリデン(PVDF)膜)が含まれる。
【0187】
例示的なポリマーには、多糖マトリックスなどの多糖が含まれる。このようなマトリックスには、アガロースゲル(例えば、Superflow(商標)アガロース又はSepharose(登録商標)材料、例えば、異なるビーズ及び孔径で市販されているSuperflow(商標)Sepharose(登録商標))又は架橋デキストランのゲルが含まれる。さらなる例示的な例は、デキストランが共有結合している、粒子状の架橋アガロースマトリックスであり、これは、(様々なビーズサイズ及び様々な孔径で)Sephadex(登録商標)又はSuperdex(登録商標)として市販されており、両方ともGE Healthcareから入手可能である。
【0188】
使用され得る合成ポリマーには、ポリアクリルアミド、ポリメタクリレート、多糖及びアガロースのコポリマー(例えば、ポリアクリルアミド/アガロース複合体)又は多糖及びN,N’-メチレンビスアクリルアミドが含まれる。デキストラン及びN,N’-メチレンビスアクリルアミドのコポリマーの例は、Sephacryl(登録商標)(Pharmacia Fine Chemicals,Inc.、Piscataway、NJ)シリーズの材料である。
【0189】
特定の実施形態は、多糖グラフトシリカ、ポリビニルピロリドングラフトシリカ、ポリエチレンオキシドグラフトシリカ、ポリ(2-ヒドロキシエチルアスパルトアミド)シリカ及びポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)グラフトシリカなどの合成ポリマー又は天然ポリマーにカップリングしたシリカ粒子を利用することができる。
【0190】
細胞活性化剤は、共有結合を介して固相に固定化され得るか、又は非共有結合を介して可逆的に固定化され得る。
【0191】
特定の実施形態では、T細胞活性化培養培地は、HEPES、5~15%のヒト血清、1~3%のL-グルタミン、0.5~1.5%のPen/strep、0.25×10-4~0.75×10-4Mのβ-メルカプトエタノールを含むRPMI内で、5~15(例えば、10)ng/μlで含まれるIL-7、IL-15及びIL-21と個々に培養されたFACS選別T細胞集団を含む。培養は、0.1~0.5×10e6個の細胞/ウェルをプレーティングした平底ウェルプレート上で実行される。活性化後3日目に、細胞はTC処理プレートに移される。
【0192】
特定の実施形態では、T細胞活性化培養培地は、HEPES、10%のヒト血清、2%のL-グルタミン、1%のPen/strep、0.5×10-4Mのβ-メルカプトエタノールを含むRPMI内で、5~15(例えば、10)ng/μlで含まれるIL-7、IL-15及びIL-21と個々に培養されたFACS選別CD8+T集団を含む。培養は、0.1~0.5×10e6個の細胞/ウェルをプレーティングした平底非組織培養(TC)処理96/48ウェルプレート上で実行される。活性化後3日目に、細胞はTC処理プレートに移される。
【0193】
HSC/HSPについての培養条件は、Notchアゴニストによる拡大(例えば、US7,399,633;US5,780,300;US5,648,464;US5,849,869;及びUS5,856,441を参照のこと、並びに以下のような培養条件で存在する増殖因子:25~300ng/mlのSCF、25~300ng/mlのFlt-3L、25~100ng/mlのTPO、25~100ng/mlのIL-6及び10ng/mlのIL-3を含み得る。より具体的な実施形態では、50、100又は200ng/mlのSCF;50、100又は200ng/mlのFlt-3L;50又は100ng/mlのTPO;50又は100ng/mlのIL-6;及び10ng/mlのIL-3が使用され得る。
【0194】
(v)エクスビボで製造された細胞製剤。特定の実施形態では、遺伝子修飾された細胞は、培養培地から回収され、洗浄され、治療有効量において、担体へと濃縮され得る。例示的な担体には、食塩水、緩衝食塩液、生理食塩液、水、ハンクス液、リンゲル液、Nonnosol-R(Abbott Labs)、PLASMA-LYTE A(登録商標)(Baxter Laboratories,Inc.、Morton Grove、IL)、グリセロール、エタノール及びこれらの組合せが含まれる。
【0195】
特定の実施形態では、担体は、ヒト血清アルブミン(HSA)又は他のヒト血清成分又はウシ胎仔血清が補充され得る。特定の実施形態では、注入のための担体には、5%のHAS又はデキストロースを伴う緩衝食塩液が含まれる。さらなる等張剤には、グリセリン、エリトリトール、アラビトール、キシリトール、ソルビトール又はマンニトールなどの三価以上の糖アルコールを含む、多価糖アルコールが含まれる。
【0196】
担体には、クエン酸バッファー、コハク酸バッファー、酒石酸バッファー、フマル酸バッファー、グルコン酸バッファー、シュウ酸バッファー、乳酸バッファー、酢酸バッファー、リン酸バッファー、ヒスチジンバッファー及び/又はトリメチルアミン塩などの緩衝剤が含まれ得る。
【0197】
安定剤とは、増量剤から、容器壁面への細胞の付着を阻止する一助となる添加剤に至る機能の範囲にわたり得る、広範な類型の賦形剤を指す。典型的な安定剤には、多価糖アルコール;アミノ酸、例えば、アルギニン、リジン、グリシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、アラニン、オルニチン、L-ロイシン、2-フェニルアラニン、グルタミン酸及びトレオニン;有機糖又は糖アルコール、例えば、ラクトース、トレハロース、スタキオース、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、リビトール、ミオイニシトール、ガラクチトール、グリセロール及びシクリトール、例えば、イノシトール;PEG;アミノ酸ポリマー;硫黄含有還元剤、例えば、尿素、グルタチオン、チオクト酸、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリセロール、アルファ-モノチオグリセロール及びチオ硫酸ナトリウム;低分子量ポリペプチド(すなわち、10残基未満);タンパク質、例えば、HSA、ウシ血清アルブミン、ゼラチン又は免疫グロブリン;親水性ポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン;単糖類、例えば、キシロース、マンノース、フルクトース及びグルコース;二糖類、例えば、ラクトース、マルトース及びスクロース;三糖類、例えば、ラフィノース並びに多糖類、例えば、デキストランが含まれ得る。
【0198】
必要な場合又は有益な場合、組成物又は製剤は、注射部位における疼痛を和らげるように、リドカインなどの局所麻酔剤を含み得る。
【0199】
例示的な保存剤には、フェノール、ベンジルアルコール、メタクレゾール、メチルパラベン、プロピルパラベン、塩化オクタデシルジメチルベンジルアンモニウム、ハロゲン化ベンザルコニウム、塩化ヘキサメトニウム、アルキルパラベン、例えば、メチル又はプロピルパラベン、カテコール、レゾルシノール、シクロヘキサノール及び3-ペンタノールが含まれる。
【0200】
組成物又は製剤中の細胞の治療有効量は、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、1010個超の細胞又は1011個超であり得る。
【0201】
本明細書に開示された組成物及び製剤中において、細胞は、一般に、1リットル以下、500ml以下、250ml以下又は100ml以下の容量である。よって、投与された細胞の密度は、典型的に、10個の細胞/ml、10個の細胞/ml又は10個の細胞/mlより多い。
【0202】
示されているように、組成物は、少なくとも1つの遺伝子修飾された細胞型(例えば、修飾されたT細胞、NK細胞又は幹細胞)を含む。製剤は、異なる型の遺伝子修飾された細胞(例えば、T細胞、NK細胞及び/又は組み合わせた幹細胞)を含み得る。
【0203】
異なる型の遺伝子修飾された細胞又は細胞サブセット(例えば、修飾されたT細胞、NK細胞及び/又は幹細胞)は、異なる比、例えば、1:1:1の比、2:1:1の比、1:2:1の比、1:1:2の比、5:1:1の比、1:5:1の比、1:1:5の比、10:1:1の比、1:10:1の比、1:1:10の比、2:2:1の比、1:2:2の比、2:1:2の比、5:5:1の比、1:5:5の比、5:1:5の比、10:10:1の比、1:10:10の比、10:1:10の比などで提供され得る。これらの比は、同じか、又は異なる組換えCAR成分を発現する細胞の数にも適用することができる。細胞型のうちの2つのみが組み合わされる場合又は発現されたCAR成分の2つの組合せのみが製剤内に含まれる場合、比は、上記に提供された3つの数字の組み合わせから作成され得る任意の2つの数字の組み合わせを含み得る。実施形態では、組み合わされた細胞集団は、有効性及び/又は細胞増殖について、インビトロ、インビボ及び/又はエクスビボで試験され、細胞の有効性及び/又は増殖をもたらす細胞の比が選択される。特定の実施形態は、1:1の比のCD4 T細胞及びCD8 T細胞を含む。
【0204】
本明細書に開示された細胞ベースの組成物は、例えば、注射、注入、灌流又は洗浄による投与のために調製され得る。組成物及び製剤は、骨髄、静脈内、皮内、動脈内、結節内、リンパ内、腹腔内、病巣内、腫瘍内、膀胱内及び/又は皮下注射のためにさらに製剤化され得る。
【0205】
(vi)使用方法。本明細書に開示された方法は、本明細書に開示された組成物及び製剤を用いて、対象(ヒト、獣医科動物(イヌ、ネコ、爬虫類、鳥類など)、家畜(ウマ、ウシ、ヤギ、ブタ、ニワトリなど)及び研究動物(サル、ラット、マウス、魚類など)を処置することを含む。対象を治療することは、治療有効量を送達することを含む。治療有効量は、有効量、予防的処置及び/又は治療的処置を提供する量を含む。
【0206】
「有効量」は、対象において所望の生理学的変化をもたらすのに必要な組成物の量である。例えば、有効量は、免疫原性抗がん効果をもたらし得る。有効量は、多くの場合、研究目的で投与される。本明細書に開示された有効量は、がんの発生又は進行の評価に関連した動物モデル又はインビトロアッセイにおける統計的に有意な効果をもたらし得る。免疫原性組成物は有効量で提供され得、この有効量は免疫応答を刺激する。
【0207】
「予防的処置」は、がんの徴候若しくは症状を示さず、又はがんの初期の徴候若しくは症状のみを示す対象に投与された処置を含み、それにより、処置は、がんをさらに進展させるリスクを低減又は減少させる目的で投与される。したがって、予防的処置は、CD33発現がんに対する予防的処置として機能する。特定の実施形態では、予防的処置は、原発性がん腫瘍部位からの転移の発生を低減、遅延又は阻止する。
【0208】
「治療的処置」は、がんの症状又は徴候を示す対象に投与され、がんのそれらの徴候又は症状を軽減又は排除する目的で対象に投与される処置を含む。治療的処置は、がんの存在若しくは活性を低減、制御若しくは排除し、及び/又はがんの副作用を低減、制御若しくは排除し得る。
【0209】
有効量としての機能、予防的処置又は治療的処置は相互に排他的ではなく、特定の実施形態では、投与される用量は2つ以上の処置の種類を達成し得る。
【0210】
特定の実施形態では、治療有効量は抗がん効果をもたらす。抗がん効果は、がん細胞数の減少、転移数の減少、腫瘍体積の減少、平均余命の延長、がん細胞における化学感受性若しくは放射線感受性の誘発、がん細胞近くの血管新生の阻害、がん細胞増殖の阻害、腫瘍成長の阻害、転移の阻止若しくは低減、対象の寿命の延長、がん関連疼痛の低減及び/又は処置後のがんの再燃若しくは再発の低減を含む。
【0211】
「腫瘍」は、細胞(新生細胞又は腫瘍細胞と呼ばれる)の異常成長により形成される腫脹又は病変である。「腫瘍細胞」は、急速な無制御細胞増殖により成長する異常細胞であり、新たな成長を開始した刺激が停止した後も成長し続ける異常細胞である。腫瘍は、正常組織との構造的組織化及び機能的協調の部分的又は完全な欠如を示し、通常、良性、前悪性又は悪性であり得る明瞭な組織塊を形成する。
【0212】
特定の実施形態では、治療有効量は免疫応答を誘導する。免疫応答はがん細胞に対してであり得る。
【0213】
CD33関連障害の例には、白血病及びリンパ腫並びに他の骨髄増殖性障害又はリンパ球増殖性障害などの血液がんが含まれる。
【0214】
例示的な白血病には、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、AML、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病(CML)、肥満細胞白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、B細胞急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)及び巨核球性白血病が含まれる。
【0215】
AMLの例示的なサブタイプには、急性好塩基球性白血病、急性赤白血病(AML-M6)、急性巨核芽球性白血病(AML-M7)、急性単芽球性白血病(AML-M5a)、急性単球性白血病(AML-M5b)、顆粒球成熟を伴う急性骨髄芽球性白血病、成熟を伴わない急性骨髄芽球性白血病、急性骨髄単球性白血病(AML-M4)、骨髄線維症を伴う急性汎骨髄症、急性前骨髄球性白血病(APL)、赤白血病(AML-M6a)、最小分化急性骨髄芽球性白血病、骨髄好酸球増多を伴う骨髄単球性白血病及び純粋赤白血病(AML-M6b)が含まれる。
【0216】
例示的なリンパ腫には、多発性骨髄腫が含まれる。
【0217】
本明細書に開示された組成物はまた、上記のリンパ球増殖性障害及び血液がんに関連する合併症又は疾患を処置するために使用され得る。例えば、AMLに関連する合併症には、先行する骨髄異形成症候群(MDS、以前は「前白血病」として知られていた)、二次性白血病、特に二次性AML、白血球数増加及びアウエル小体の欠如が含まれ得る。とりわけ、白血球停滞及び中枢神経系(CNS)の関与、白血球増加症、残存疾患もまた、AMLに関連する合併症又は疾患とみなされる。
【0218】
本明細書に開示された組成物は、骨髄由来サプレッサー細胞(MDSC)をターゲティングするために使用され得る。MDSCは、免疫抑制性腫瘍微小環境において主要なプレーヤーであり、T細胞及びNK細胞の抗腫瘍反応性を阻害することが見出されている。特定のMDSCは、CD33の発現が高く、単球性MDSC及び未成熟MDSCを含む、抗CD33処置の標的とされ得る。
【0219】
本明細書に開示された組成物はまた、ダウン症、トリソミー、ファンコニー貧血、ブルーム症候群、毛細血管拡張性運動失調症、ダイアモンド・ブラックファン貧血、シュワッハマン・ダイアモンド症候群、リ・フラウメニ症候群、神経線維腫症1型、重症先天性好中球減少症(コストマン症候群とも呼ばれる)などの、AMLのリスクに関連する他の病態又は遺伝的症候群の処置における使用も見出され得る。
【0220】
投与に関して、インビトロアッセイ及び/又は動物モデル研究からの結果に基づいて、治療有効量(本明細書において用量とも称される)が最初に推定され得る。そのような情報は、目的の対象における有用な用量をより正確に決定するために使用され得る。特定の対象に投与される実際の投与量は、標的、体重、状態の重症度、がんの種類、がんの病期、過去の又は併用される治療的介入、対象の特発性疾患及び投与経路を含む、身体的及び生理学的要因などのパラメーターを考慮して、医師、獣医又は研究者により決定され得る。
【0221】
細胞ベースの組成物の治療有効量は、10~10個の細胞/kg体重又は1013~1011個の細胞/kg体重を含み得る。投与するための治療有効量は、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、10個超の細胞、1010個超の細胞又は1011個超を含み得る。
【0222】
治療有効量は、治療レジメンの過程の間、単一又は複数の用量を(例えば、毎日、隔日、3日ごと、4日ごと、5日ごと、6日ごと、毎週、2週間ごと、3週間ごと、毎月、2か月ごと、3か月ごと、4か月ごと、5か月ごと、6か月ごと、7か月ごと、8か月ごと、9か月ごと、10か月ごと、11か月ごと又は毎年)投与することにより達成され得る。
【0223】
特定の実施形態では、処置プロトコールは、臨床試験プロトコール又はFDAによって承認された処置プロトコールによって指示され得る。
【0224】
治療有効量は、例えば、注射、注入、灌流又は洗浄によって投与され得る。投与経路は、ボーラス静脈内、皮内、動脈内、非経口内(intraparenteral)、結節内、リンパ内、腹腔内、病巣内、前立腺内、髄腔内、腫瘍内、膀胱内及び/又は皮下を含み得る。
【0225】
ある特定の実施形態では、細胞は、任意の数の関連する治療法と併せて(例えば、前、同時、又は後に)患者に投与される。特定の実施形態では、細胞は、化学療法、放射線、免疫抑制剤、例えば、シクロスポリン、アザチオプリン、メトトレキセート、ミコフェノレート及びFK506、抗体又は他の免疫除去剤(immunoablative agent)、例えば、CAM PATH、抗CD3抗体又は他の抗体療法、サイトキシン(cytoxin)、フルダリビン(fludaribine)、シクロスポリン、FK506、ラパマイシン、ミコプリエノール酸(mycoplienolic acid)、ステロイド、FR901228、サイトカイン及び放射線治療と組み合わせて使用され得る。
【0226】
(vii)対照集団に由来する参照レベル。本明細書に記載されている治療に関連するパラメーターについて得られた値は、対照集団から導出された参照レベルと比較され得、この比較は、本明細書に記載されている治療が、それを必要とする対象に有効であるか否かを示し得る。参照レベルは、対照集団からの1つ以上の関連するデータセットから得られ得る。本明細書で使用される場合、「データセット」は、所望の条件下での試料(又は試料の集団)の評価から得られる数値のセットである。データセットの値は、例えば、試料から測定値を実験的に取得し、これらの測定値からデータセットを構成することによって得られ得る。当業者によって理解されるように、参照レベルは、例えば、個々のデータ点の収集から意味のある集合参照レベルに到達するために当該技術分野において有用であり、公知の任意の数学的又は統計的式、例えば、平均、中央値、平均の中央値などに基づき得る。或いは、参照レベル又は参照レベルを作製するためのデータセットは、検査室などのサービス提供者から得られ得るか、又はデータセットが保存されているデータベース若しくはサーバーから得られ得る。
【0227】
データセットからの参照レベルは、対照集団から導出された以前の測定値から導出され得る。「対照集団」は、同様の特定の特徴の対象又は試料の任意の分類である。分類は、例えば、臨床パラメーター、臨床評価、治療レジメン、疾患状態、状態の重症度などに従い得る。特定の実施形態では、分類は、年齢範囲(例えば、60~65歳)及び非免疫不全状態に基づく。特定の実施形態では、正常な対照集団には、試験対象と年齢が一致し、免疫が低下していない個体が含まれる。特定の実施形態では、年齢の一致は、状況下で臨床的に関連するように、例えば、0~10歳、30~40歳、60~65歳、70~85歳などが含まれる。特定の実施形態では、対照集団は、CD33関連障害を有し、治療有効量を投与されていない対照を含み得る。
【0228】
特定の実施形態では、本明細書に記載されている治療に関連する特定のパラメーターの値についての関連する参照レベルは、本明細書に開示された治療が、それを必要とする対象に治療的に有効であるか否かを決定するために対照集団における治療に関連する特定の対応するパラメーターの値に基づいて得られる。
【0229】
特定の実施形態では、試料の値が、参照レベルと統計的に有意に異なるか、又は参照レベルと統計的に有意に異ならないか否かに基づいて、結論が導き出される。差が偶然のみに基づいて発生すると予測されるレベルの範囲内にある場合、測定値は統計的に有意に異ならない。対照的に、統計的に有意な差又は増加は、偶然だけで発生すると予測されるものより大きいものである。統計的有意性又はその欠如は、当該技術分野において周知の様々な方法のいずれかによって決定され得る。統計的有意性の一般的に使用される尺度の例は、p値である。p値は、データ点がランダムな偶然のみの結果である、特定のデータ点に相当する所与の結果を得る確率を表す。結果は、多くの場合、0.05以下のp値で有意である(ランダムな偶然ではない)とみなされる。特定の実施形態では、試料の値及び参照レベルが、統計的に有意に異ならない場合、試料の値は、正常な対照集団から導出された参照レベル「と同等である」。
(viii)例示的な実施形態。
【0230】
1.North、IMGT、Kabat、Chothia又はSet5に従って、抗体1H10、1A9、1E6、1D2、1B9、1H8、2D3又は2E3の相補性決定領域(CDR)セットを有する結合ドメインを含む細胞外成分、
エフェクタードメインを含む細胞内成分、及び
細胞外成分を細胞内成分に連結している膜貫通ドメイン
を含むキメラ抗原受容体(CAR)。
【0231】
2.結合ドメインが、一本鎖可変断片(scFv)を含む、実施形態1に記載のCAR。
【0232】
3.scFvが、
配列番号2に示されている1H10 scFvコード配列、
配列番号3に示されている1A9 scFvコード配列、
配列番号4に示されている1E6 scFvコード配列、
配列番号5に示されている1D2 scFvコード配列、
配列番号6に示されている1B9 scFvコード配列、
配列番号7に示されている1H8 scFvコード配列、
配列番号8に示されている2D3 scFvコード配列、又は
配列番号9に示されている2E3 scFvコード配列
によってコードされる、実施形態2に記載のCAR。
【0233】
4.scFvが、
配列番号190に示されているVH-VL配向における1H10 scFv、
配列番号191に示されているVL-VH配向における1H10 scFv、
配列番号192に示されているVH-VL配向における1A9 scFv、
配列番号193に示されているVL-VH配向における1A9 scFv、
配列番号194に示されているVH-VL配向における1E6 scFv、
配列番号195に示されているVL-VH配向における1E6 scFv、
配列番号196に示されているVH-VL配向における2D3 scFv、又は
配列番号197に示されているVL-VH配向における2D3 scFv
である、実施形態2に記載のCAR。
【0234】
5.細胞外成分が、スペーサー領域をさらに含む、実施形態1~4のいずれかに記載のCAR。
【0235】
6.スペーサー領域が、135アミノ酸未満又は16アミノ酸未満である、実施形態5に記載のCAR。
【0236】
7.スペーサー領域が、131アミノ酸未満であり、IgG4のヒンジ領域及びCH3ドメインを含む、実施形態5又は6に記載のCAR。
【0237】
8.スペーサー領域が、12アミノ酸未満であり、IgG4のヒンジ領域を含む、実施形態5又は6に記載のCAR。
【0238】
9.IgG4がヒトIgG4である、実施形態7又は8に記載のCAR。
【0239】
10.スペーサー領域が、配列番号10に示されているIgG4ヒンジコード配列-A、配列番号11に示されているIgG4ヒンジコード配列-B又は配列番号12に示されているIgG4-int(DS)コード配列によってコードされる、実施形態5~8のいずれかに記載のCAR。
【0240】
11.エフェクタードメインが、CD3ζのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、CD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、CD3ζ及び4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、CD3ζ及びCD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部、又はCD3ζ、4-1BB及びCD28のシグナル伝達ドメインの全部若しくは一部を含む、実施形態1~10のいずれかに記載のCAR。
【0241】
12.エフェクタードメインが、CD3ζ及び4-1BBのシグナル伝達ドメインの全部又は一部を含む、実施形態1~11のいずれかに記載のCAR。
【0242】
13.CD3ζシグナル伝達ドメインが、配列番号14に示されているCD3ζコード配列によってコードされる、実施形態11又は12に記載のCAR。
【0243】
14.CD3ζが、配列番号15又は配列番号16に示されている配列を有する、実施形態11~13のいずれかに記載のCAR。
【0244】
15.4-1BBシグナル伝達ドメインが、配列番号17に示されている4-1BBシグナル伝達コード配列-A又は配列番号18に示されている4-1BBシグナル伝達コード配列-Bによってコードされる、実施形態11~14のいずれかに記載のCAR。
【0245】
16.4-1BBが、配列番号19又は配列番号20に示されている配列を有する、実施形態11~15のいずれかに記載のCAR。
【0246】
17.膜貫通ドメインが、CD28膜貫通ドメインを含む、実施形態1~16のいずれかに記載のCAR。
【0247】
18.CD28膜貫通ドメインが、
CD28TMコード配列-A(配列番号21)、
CD28TMコード配列-B(配列番号22)、又は
CD28TMコード配列-C(配列番号23)
によってコードされる、実施形態17に記載のCAR。
【0248】
19.CD28膜貫通ドメインが、配列番号24又は配列番号25に示されている配列を有する、実施形態17に記載のCAR。
【0249】
20.タグカセット、形質導入マーカー及び/又は自殺スイッチから選択される制御機能をさらに含む、実施形態1~19のいずれかに記載のCAR。
【0250】
21.実施形態1~20のいずれかに記載のCARをコードする遺伝子構築物。
【0251】
22.遺伝子構築物が、
配列番号46に示されている1H10-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号47に示されている1H10-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号48に示されている1A9-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号49に示されている1A9-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号50に示されている1E6-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号51に示されている1E6-sh-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号200に示されている1H10-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号201に示されている1A9-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、
配列番号202に示されている1E6-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド、又は
配列番号203に示されている2D3-LvHv-intDS-41bb-3z-T-CD19tトップストランド
を含む、実施形態21に記載の遺伝子構築物。
【0252】
23.実施形態21又は22に記載の遺伝子構築物を封入しているナノ粒子。
【0253】
24.実施形態1~20のいずれかに記載のCARを発現する及び/又は実施形態21若しくは22に記載の遺伝子構築物を含むように遺伝子修飾された細胞。
【0254】
25.対象に関して自己細胞又は同種異系細胞である、実施形態24に記載の細胞。
【0255】
26.インビボ又はエクスビボである、実施形態24又は25に記載の細胞。
【0256】
27.T細胞、B細胞、ナチュラルキラー(NK)細胞、NK-T細胞、単球/マクロファージ、造血幹細胞(HSC)又は造血前駆細胞(HPC)である、実施形態24~26のいずれかに記載の細胞。
【0257】
28.CD3+T細胞、CD4+T細胞、CD8+T細胞、セントラルメモリーT細胞、エフェクターメモリーT細胞及び/又はナイーブT細胞から選択されるT細胞である、実施形態24~27のいずれかに記載の細胞。
【0258】
29.CD8+T細胞である、実施形態24~28のいずれかに記載の細胞。
【0259】
30.IL-2、IL-7、IL-15及び/又はIL-21を含む細胞培地中でインキュベートされた、実施形態24~29のいずれかに記載の細胞。
【0260】
31.IL-2を含む細胞培地中でインキュベートされた、実施形態30に記載の細胞。
【0261】
32.細胞培地が、10~100ng/mLのIL-2を含む、実施形態31に記載の細胞。
【0262】
33.細胞培地が、50ng/mLのIL-2を含む、実施形態31又は32に記載の細胞。
【0263】
34.IL-7及びIL-15を含む細胞培地中でインキュベートされた、実施形態30に記載の細胞。
【0264】
35.細胞培地が、5~15ng/mLのIL-7及び5~15ng/mLのIL-15を含む、実施形態34に記載の細胞。
【0265】
36.細胞培地が、10ng/mLのIL-7及び10ng/mLのIL-15を含む、実施形態34又は35に記載の細胞。
【0266】
37.細胞培地が、IL-7、IL-15及びIL-21を含む、実施形態30に記載の細胞。
【0267】
38.細胞培地が、5~15ng/mLのIL-7、5~15ng/mLのIL-15及び5~15ng/mLのIL-21を含む、実施形態37に記載の細胞。
【0268】
39.細胞培地が、10ng/mLのIL-7、10ng/mLのIL-15及び10ng/mLのIL-21を含む、実施形態37又は38に記載の細胞。
【0269】
40.対象への投与のために製剤化された、実施形態24~39のいずれかに記載の細胞の集団。
【0270】
41.CD33関連障害を有する対象を治療する方法であって、治療有効量の実施形態23に記載のナノ粒子又は実施形態40に記載の細胞の集団を対象に投与することを含み、それによってCD33関連障害を有する対象を治療する、方法。
【0271】
42.細胞集団が、自己細胞又は同種異系細胞を含む、実施形態41に記載の方法。
【0272】
43.CD33関連障害が、急性骨髄性白血病(AML)を含む、実施形態41又は42に記載の方法。
【0273】
44.CD33関連障害が、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病(CML)、肥満細胞白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、B細胞急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)又は巨核球性白血病を含む、実施形態41又は42に記載の方法。
【0274】
45.対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現する場合、1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメイン並びに1H8、2D3及び2E3のうちの1つ以上のうちの1つ以上の結合ドメインをコードする組成物を含む併用療法を選択すること
をさらに含む、実施形態41~44のいずれかに記載の方法。
【0275】
46.対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現しない場合、6H9、9G2、3A5、7D5、1H7及び2D5のうちの1つ以上の結合ドメインをコードする組成物を含む療法を選択すること
をさらに含む、実施形態41~44のいずれかに記載の方法。
【0276】
47.それを必要とする対象においてCD33発現細胞に対する免疫応答を活性化する方法であって、治療有効量の実施形態23に記載のナノ粒子又は実施形態40に記載の細胞の集団を対象に投与し、必要とする対象においてCD33発現細胞に対する免疫応答を活性化することを含む方法。
【0277】
48.細胞集団が、自己細胞又は同種異系細胞を含む、実施形態47に記載の方法。
【0278】
49.CD33発現細胞が、急性骨髄性白血病(AML)細胞を含む、実施形態47又は48に記載の方法。
【0279】
50.CD33発現細胞が、急性リンパ芽球性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性骨髄単球性白血病(CML)、肥満細胞白血病、骨髄異形成症候群(MDS)、B細胞急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)、T細胞急性リンパ芽球性白血病(T-ALL)又は巨核球性白血病を含む、実施形態47又は48に記載の方法。
【0280】
51.細胞集団が、自己細胞又は同種異系細胞を含む、実施形態47~50のいずれかに記載の方法。
【0281】
52.対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現する場合、1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメイン並びに1H8、2D3及び2E3のうちの1つ以上のうちの1つ以上の結合ドメインをコードする組成物を含む併用療法を選択することをさらに含む、実施形態47~51のいずれかに記載の方法。
【0282】
53.対象が、CD33のVセットドメインを発現するか、又は欠くかを決定すること、並びに
対象がCD33のVセットドメインを発現しない場合、6H9、9G2、3A5、7D5、1H7及び2D5のうちの1つ以上の結合ドメインをコードする組成物を含む療法を選択することをさらに含む、実施形態47~51のいずれかに記載の方法。
【0283】
54.1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメインを含むCARをコードするヌクレオチド配列、並びに1H8、2D3及び2E3のうちの1つ以上のうちの1つ以上の結合ドメインを含むCARをコードするヌクレオチド配列を含む、キット。
【0284】
55.1H10、1A9、1E6、1D2及び1B9のうちの1つ以上の結合ドメインを含むCARをコードするヌクレオチド配列を含む、キット。
【0285】
(iX)最終パラグラフ。本明細書に提供されている核酸及びアミノ酸配列は、37 C.F.R.§1.822において規定され、WIPO Standard ST.25(1998年)、付録2、表1及び3の表に示されているヌクレオチド塩基及びアミノ酸残基についての略号を使用して示されている。各核酸配列の1つの鎖だけが示されているが、適切である実施形態では相補鎖も含まれるものとして理解される。
【0286】
本明細書で明示的に提供されていない範囲で、本明細書で開示されているタンパク質についてのコード配列、及び本明細書で開示されているコード配列についてのタンパク質配列は、当業者により、容易に導出され得る。
【0287】
本明細書で開示及び参照されている配列のバリアントも含まれる。生物活性を失わずにどのアミノ酸残基を置換、挿入、又は削除できるかを決定する指針は、DNASTAR(商標)(Madison、Wisconsin)ソフトウェアなどの当該技術分野において周知のコンピュータープログラムを使用して見出すことができる。好ましくは、本明細書に開示されているタンパク質バリアントにおけるアミノ酸変化は、保存的アミノ酸変化、すなわち、同様に帯電したか、又は帯電していないアミノ酸の置換である。保存的アミノ酸変化には、それらの側鎖において関連するアミノ酸ファミリーの1つの置換が含まれる。
【0288】
ペプチド又はタンパク質において、アミノ酸の適切な保存的置換は当業者に公知であり、一般に、得られる分子の生物学的活性を変化させずに行うことができる。当業者は、一般に、ポリペプチドの非必須領域における単一のアミノ酸置換が、生物学的活性を実質的に変化させないことを認識する(例えば、Watsonら、Molecular Biology of the Gene、第4版、1987年、The Benjamin/Cummings Pub.Co.、224頁を参照のこと。)。天然に存在するアミノ酸は、一般に、以下のような保存的置換ファミリーに分類される:群1:アラニン(Ala)、グリシン(Gly)、セリン(Ser)及びトレオニン(Thr);群2:(酸性):アスパラギン酸(Asp)及びグルタミン酸(Glu);群3:(酸性;極性負電荷残基及びそれらのアミドとしても分類される):アスパラギン(Asn)、グルタミン(Gln)、Asp及びGlu;群4:Gln及びAsn;群5:(塩基性;極性正電荷残基としても分類される):アルギニン(Arg)、リジン(Lys)及びヒスチジン(His);群6(大きな脂肪族、非極性残基):イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)、メチオニン(Met)、バリン(Val)及びシステイン(Cys);群7(非電荷極性):チロシン(Tyr)、Gly、Asn、Gln、Cys、Ser及びThr;群8(大きな芳香族残基):フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)及びTyr;群9(非極性):プロリン(Pro)、Ala、Val、Leu、Ile、Phe、Met及びTrp;群11(脂肪族):Gly、Ala、Val、Leu及びIle;群10(小さな脂肪族、非極性又はわずかに極性の残基):Ala、Ser、Thr、Pro及びGly;並びに群12(硫黄含有):Met及びCys。さらなる情報は、Creighton(1984年)Proteins、W.H.Freeman and Companyに見出され得る。
【0289】
このような変更を行う場合、アミノ酸のハイドロパシー指数が考慮され得る。相互作用的な生物学的機能をタンパク質に付与する上でのハイドロパシーアミノ酸指数の重要性は、当該技術分野において一般に理解されている(Kyte及びDoolittle、1982年、J.Mol.Biol.157(1)、105~32頁)。各アミノ酸には、その疎水性特徴及び電荷特徴に基づいてハイドロパシー指数が割り当てられている(Kyte及びDoolittle、1982年)。これらの値は下記のものである:Ile(+4.5)、Val(+4.2)、Leu(+3.8)、Phe(+2.8)、Cys(+2.5)、Met(+1.9)、Ala(+1.8)、Gly(-0.4)、Thr(-0.7)、Ser(-0.8)、Trp(-0.9)、Tyr(-1.3)、Pro(-1.6)、His(-3.2)、グルタミン酸(-3.5)、Gln(-3.5)、アスパラギン酸(-3.5)、Asn(-3.5)、Lys(-3.9)及びArg(-4.5)。
【0290】
当該技術分野では、ある特定のアミノ酸を同様のハイドロパシー指数又はスコアを有する他のアミノ酸によって置換し、同様の生物学的活性を有するタンパク質を依然として得ることができること、すなわち、生物学的機能的に同等のタンパク質を依然として得ることができることが知られている。そのような変更を行う場合、ハイドロパシー指数が±2以内であるアミノ酸の置換が好ましく、±1以内であるアミノ酸の置換が特に好ましく、±0.5以内であるアミノ酸の置換がさらに特に好ましい。当該技術分野において、同様のアミノ酸の置換は、親水性に基づいても効率的に行われ得ることも理解される。
【0291】
米国特許第4,554,101号に詳述されているように、アミノ酸残基には下記の親水性値が割り当てられている:Arg(+3.0)、Lys(+3.0)、アスパラギン酸(+3.0±1)、グルタミン酸(+3.0±1)、Ser(+0.3)、Asn(+0.2)、Gln(+0.2)、Gly(0)、Thr(-0.4)、Pro(-0.5±1)、Ala(-0.5)、His(-0.5)、Cys(-1.0)、Met(-1.3)、Val(-1.5)、Leu(-1.8)、Ile(-1.8)、Tyr(-2.3)、Phe(-2.5)、Trp(-3.4)。アミノ酸を同様の親水性値を有する別のアミノ酸に置換し、生物学的に同等のタンパク質、具体的には免疫学的に同等のタンパク質を依然として得ることができることは理解される。そのような変更では、親水性値が±2以内であるアミノ酸の置換が好ましく、親水性値が±1以内であるアミノ酸の置換が特に好ましく、親水性値が±0.5以内であるアミノ酸の置換がさらに特に好ましい。
【0292】
上に概要が示されているように、アミノ酸置換は、アミノ酸側鎖置換基の関連類似性、例えば、その疎水性、親水性、電荷、サイズなどに基づくものであり得る。
【0293】
他の箇所に示されているように、遺伝子配列のバリアントには、コドン最適化バリアント、配列多型、スプライスバリアント及び/又は統計的に有意な程度にコードタンパク質の機能に影響を与えない変異が含まれ得る。
【0294】
本明細書に開示されているタンパク質、核酸及び遺伝子配列のバリアントには、本明細書に開示されているタンパク質、核酸又は遺伝子配列に対して、少なくとも70%の配列同一性、80%の配列同一性、85%の配列、90%の配列同一性、95%の配列同一性、96%の配列同一性、97%の配列同一性、98%の配列同一性又は99%の配列同一性を有する配列も含まれる。
【0295】
「配列同一性%」とは、2つ以上の配列を比較することによって決定されるそれらの配列の間の関連性を指す。当該技術分野では、「同一性」は、タンパク質配列の鎖間の一致、核酸配列の鎖間の一致又は遺伝子配列の鎖間の一致によって決定されるそのような配列の間の配列関連度も意味する。「同一性」(「類似性」と称されることが多い)は、公知の方法によって容易に計算され得、こうした方法には、(限定されないが)Computational Molecular Biology(Lesk,A.M.、ed.)Oxford University Press、NY(1988年);Biocomputing:Informatics and Genome Projects(Smith,D.W.、ed.)Academic Press、NY(1994年);Computer Analysis of Sequence Data、Part I(Griffin,A.M.及びGriffin,H.G.、eds.)Humana Press、NJ(1994年);Sequence Analysis in Molecular Biology(Von Heijne,G.、ed.)Academic Press(1987年);並びにSequence Analysis Primer(Gribskov,M.及びDevereux,J.、eds.)Oxford University Press、NY(1992年)に記載されているものが含まれる。同一性を決定するための好ましい方法は、被検配列間の一致が最良となるように設計される。同一性及び類似性を決定するための方法は、公的に利用可能なコンピュータープログラムにおいて体系化されている。配列アライメント及び同一性パーセント計算は、LASERGENEバイオインフォマティクスコンピューティングスイート(DNASTAR,Inc.、Madison、Wisconsin)のMegalignプログラムを使用して実施され得る。デフォルトパラメーター(ギャップペナルティ=10、ギャップ長ペナルティ=10)を用いてClustalアライメント法(Higgins及びSharp CABIOS、5、151~153頁(1989年))を使用して多重配列アライメントも実施され得る。関連プログラムには、GCGプログラムスイート(Wisconsin Package Version 9.0、Genetics Computer Group(GCG)、Madison、Wisconsin);BLASTP、BLASTN、BLASTX(Altschulら、J.Mol.Biol.215:403~410頁(1990年);DNASTAR(DNASTAR,Inc.、Madison、Wisconsin);及びSmith-Watermanアルゴリズムが組み込まれたFASTAプログラム(Pearson、Comput.Methods Genome Res.、[Proc.Int.Symp.](1994年)、Meeting Date 1992年、111~20頁、編集者:Suhai,Sandor、出版社:Plenum,New York、N.Y.)も含まれる。本開示の文脈内では解析に配列解析ソフトウェアが使用される場合、解析の結果は言及プログラムの「デフォルト値」に基づくものであることが理解される。本明細書で使用される場合、「デフォルト値」は、任意の一連の値又はパラメーターを意味し、こうした一連の値又はパラメーターは、最初の初期化時にソフトウェアに最初に設定されるものである。
【0296】
バリアントには、本明細書に開示された配列にストリンジェントなハイブリダイゼーション条件の下でハイブリダイズし、参照配列と同じ機能を与える核酸分子も含まれる。ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件の例には、50%のホルムアミド、5×SSC(750mMのNaCl、75mMのクエン酸三ナトリウム)、50mMのリン酸ナトリウム(pH7.6)、5×デンハート溶液、10%の硫酸デキストラン及び20μg/mlの変性断片化サケ精子DNAを含む42℃の溶液中で一晩のインキュベートを行い、その後に50℃の0.1×SSC中でフィルターを洗浄するものが含まれる。ハイブリダイゼーション及びシグナル検出のストリンジェンシーの変更は、ホルムアミド濃度(ホルムアミドのパーセントを下げるとストリンジェンシーが低下する。)、塩条件又は温度を操作することによって主に達成される。例えば、中程度に高いストリンジェンシー条件には、6×SSPE(20×SSPE=3MのNaCl、0.2MのNaH2PO4、0.02MのEDTA、pH7.4)、0.5%のSDS、30%のホルムアミド、100μg/mlのサケ精子ブロッキングDNAを含む37℃の溶液中で一晩のインキュベートを行い、その後に1×SSPE、0.1%のSDSを用いて50℃での洗浄を行うものが含まれる。さらに、ストリンジェンシーをさらに下げるには、ストリンジェントなハイブリダイゼーションの後に実施される洗浄が、塩濃度を高めて(例えば、5×SSC)行われ得る。上記の条件の変形形態は、ハイブリダイゼーション実験でのバックグラウンドの抑制に使用される代替のブロッキング試薬を含め、及び/又はそれで置き換えることによって達成され得る。典型的なブロッキング試薬には、デンハート試薬、BLOTTO、ヘパリン、変性サケ精子DNA及び商業的に利用可能な専売製剤が含まれる。特定のブロッキング試薬を含めるには、適合性に関する問題に起因して上記のハイブリダイゼーション条件を改変する必要があり得る。
【0297】
「特異的に結合する」とは、結合ドメイン(例えば、CAR結合ドメイン又はナノ粒子選択細胞をターゲティングするリガンドのもの)とその対応結合分子とが、関連環境試料中のいずれの他の分子又は成分とも顕著に会合することなく10-1以上の親和性又はK(すなわち、1/Mの単位を有する特定の結合相互作用の平衡結合定数)で会合することを指す。結合ドメインは、「高親和性」又は「低親和性」として分類され得る。特定の実施形態では、「高親和性」結合ドメインとは、Kが少なくとも10-1、少なくとも10-1、少なくとも10-1、少なくとも1010-1、少なくとも1011-1、少なくとも1012-1又は少なくとも1013-1である結合ドメインを指す。特定の実施形態では、「低親和性」結合ドメインとは、Kが最大10-1、最大10-1、最大10-1である結合ドメインを指す。或いは、親和性は、Mの単位を有する特定の結合相互作用の平衡解離定数(K)(例えば、10-5M~10-13M)として定義され得る。ある特定の実施形態では、結合ドメインは、「親和性の増強」が行われたものであり得、これは、野生型(又は親)結合ドメインより対応結合分子への結合が強まるように結合ドメインが選択又は操作されることを指す。例えば、親和性の増強は、参照結合ドメインより対応結合分子に対するK(平衡会合定数)が大きいことに起因し得るか、又は参照結合ドメインのものより対応結合分子に対するK(解離定数)が小さいことに起因し得るか、又は参照結合ドメインのものより対応結合分子に対するoff速度(Koff)が低いことに起因し得る。特定の対応結合分子に特異的に結合する結合ドメインを検出するため、並びに結合親和性を決定するための様々なアッセイ、例えば、ウエスタンブロット、ELISA及びBIACORE(登録商標)分析が知られている(例えば、Scatchardら、1949年、Ann.N.Y.Acad.Sci.51:660頁;及び米国特許第5,283,173号、米国特許第5,468,614号又は同等の文献も参照のこと。)。
【0298】
別段の指定がない限り、本開示の実施は、免疫学、分子生物学、微生物学、細胞生物学及び組換えDNAの従来の技術を用いることができる。これらの方法は、下記の刊行物に記載されている。例えば、Sambrookら、Molecular Cloning:A Laboratory Manual、第2版(1989年);F.M.Ausubelら、eds.、Current Protocols in Molecular Biology、(1987年);the series Methods IN Enzymology(Academic Press,Inc.);M.MacPhersonら、PCR:A Practical Approach、IRL Press at Oxford University Press(1991年);MacPhersonら、eds.PCR 2:Practical Approach、(1995年);Harlow及びLane、eds.Antibodies、A Laboratory Manual、(1988年);並びにR.I.Freshney、ed.Animal Cell Culture(1987年)を参照のこと。
【0299】
当業者によって理解されるように、本明細書に開示された各実施形態は、その特定の記載の要素、工程、成分又は構成要素を含む、それから本質的になるか、又はそれからなり得る。したがって、「含む(include)」又は「含む(including)」という用語は、「含む(comprise)、からなる、又は、から本質的になる」を記載するものと解釈すべきである。「含む(comprise)」又は「含む(comprises)」という移行用語は、主要量である場合でさえも、不特定の要素、工程、成分又は構成要素を含むこと、それに限定されないこと、及びそれを含むことが可能であることを意味する。「からなる」という移行句は、特定されない要素、工程、成分又は構成要素はいずれも除外するものである。「から本質的になる」という移行句は、特定の要素、工程、成分又は構成要素、及び実施形態に実質的に影響を与えないものに実施形態の範囲を限定するものである。実質的な影響があれば、本明細書に記載されている、インビトロアッセイ細胞殺滅アッセイにおいてCD33発現細胞溶解が統計的に有意に低減されることになる。
【0300】
別段の指定がない限り、本明細書及び特許請求の範囲において使用される成分量、特性、例えば、分子量、反応条件などを表す全ての数は、全ての場合において「約」という用語によって修飾されていると理解されるものとする。したがって、矛盾する指定がない限り、本明細書及び添付の特許請求の範囲に示されている数値パラメーターは、本発明によって得ようとする所望の特性に応じて変動し得る近似値である。最低でも、特許請求の範囲への均等論の適用を制限することは意図しないが、少なくとも、報告される有効桁の数を踏まえ、通常の丸め手法を適用することによって、各数値パラメーターを解釈すべきである。さらに明瞭化することが求められる場合、「約」という用語は、記載の数値又は範囲と共に使用される場合、当業者によって合理的に理解される意味を有し、すなわち、記載の値又は範囲よりいくらか多いか、又はいくらか少ないことを示し、記載の値の±20%の範囲内、記載の値の±19%の範囲内、記載の値の±18%の範囲内、記載の値の±17%の範囲内、記載の値の±16%の範囲内、記載の値の±15%の範囲内、記載の値の±14%の範囲内、記載の値の±13%の範囲内、記載の値の±12%の範囲内、記載の値の±11%の範囲内、記載の値の±10%の範囲内、記載の値の±9%の範囲内、記載の値の±8%の範囲内、記載の値の±7%の範囲内、記載の値の±6%の範囲内、記載の値の±5%の範囲内、記載の値の±4%の範囲内、記載の値の±3%の範囲内、記載の値の±2%の範囲内又は記載の値の±1%の範囲内である。
【0301】
本発明の広い範囲を示す数値範囲及びパラメーターが近似であるかにかかわらず、具体例に示されている数値は可能な限り正確に報告されている。しかしながら、いずれの数値も、そのそれぞれの試験測定において見られる標準偏差に必然的に起因するある特定の誤差を本質的に含む。
【0302】
本発明について記載する文脈において(特に、以下の特許請求の範囲の文脈において)使用された、「1つの(a)」、「1つの(an)」、「その」という用語及び同様の指示対象は、本明細書に別段の指定がない限り、又は文脈上明確に矛盾しない限り、単数及び複数の両方を含むと解釈されるものとする。本明細書での値の範囲の記載は、単に、そうした範囲に入るそれぞれの個々の値に個別に言及することを簡潔化する方法とすることを意図するものにすぎない。本明細書に別段の指定がない限り、それぞれの個別値は、それが本明細書に個別に記載されている場合と同様に本明細書に組み込まれる。本明細書に別段の指定がない限り、又はその他の状況で文脈上明確に矛盾しない限り、本明細書に記載されている方法は全て、任意の適切な順序で実施することができる。本明細書で提供されている例又は例示の言葉(例えば、「など」)のいずれか、又は全ての使用は、単に、本発明の理解を容易にすることを意図するものにすぎず、そうした言葉を使用せずに請求される本発明の範囲を限定するものではない。本明細書のいずれの言葉も、本発明の実施に必要不可欠ないずれかの非請求要素を示すものとして解釈してはならない。
【0303】
本明細書に開示されている本発明の代替の要素又は実施形態を群化することは、限定とは解釈されない。それぞれの群メンバーは、個別に言及及び請求され得るか、又は他の群のメンバー若しくは本明細書に見出される他の要素との任意の組み合わせで言及及び請求され得る。利便性及び/又は特許性の理由から、群のメンバーの1つ以上が、群に含められ得るか、又は群から除外され得るものと予測される。いずれかのそのような包含又は除外が生じた場合、本明細書は、改変された群を含むものと見なされ、したがって、添付の特許請求の範囲において使用される全てのマーカッシュ群の記述を満たす。
【0304】
本発明の実施に最良の様式であると本発明者らが認識するものを含めて、本明細書には本発明のある特定の実施形態が記載されている。当然のことながら、前述の説明を読めば、こうした記載の実施形態に対する変形形態が当業者に明らかになる。本発明者らは、そのような変形形態を当業者が必要に応じて利用することを予想し、本発明者らは、本明細書に具体的に記載されているものとは異なる様式で本発明を実施することを意図する。したがって、本発明は、本明細書に添付される特許請求の範囲に記載の主題の改変形態及び均等物を全て、適用法によって許容されるものとして含む。さらに、本明細書に別段の指定がない限り、又はその他の状況で文脈上明確に矛盾しない限り、上記の要素の任意の組合せがその可能な全ての変形形態において本発明に含まれる。
【0305】
さらに、本明細書を通じて特許、印刷刊行物、学術論文及び他の文書(本明細書での参照物)への参照が多数なされている。そうした参照物はそれぞれ、それらの全体がそれらの参照教示内容を対象として参照によって本明細書に個別に組み込まれる。
【0306】
最後に、本明細書に開示されている本発明の実施形態は本発明の原理を例示するものであることが理解される。利用され得る他の改変形態も本発明の範囲に含まれる。したがって、例として、限定されないが、本明細書の教示内容に従って本発明の代替構成が利用され得る。したがって、本発明は、明確に提示及び記載されているものに限定されない。
【0307】
本明細書に示されている詳細は例としてのものであり、本発明の好ましい実施形態の例示的な議論を目的とするものにすぎず、本発明の様々な実施形態の原理及び概念的側面の説明として最も有用かつ理解が容易であると考えられるものを提供するために提示される。この点に関して、本発明の基礎的理解に必要なものよりも詳細に本発明の構造詳細を示そうとしているわけではなく、説明を図面及び/又は例と併用することで、本発明のいくつかの形態が実施の際にどのように具体化し得るかを当業者に明らかにしようとするものである。
【0308】
本開示において使用される定義及び説明は、例の中で明確かつ曖昧さを残さずに改変されない限り、又は意味を適用するといずれかの解釈が無意味若しくは本質的に無意味となる場合、任意の将来の解釈において優先される意図及び意向を有するものである。用語の解釈を当てはめると当該用語が無意味又は本質的に無意味になる場合、Webster’s Dictionary、第3版又は当業者に知られている辞書、例えば、Oxford Dictionary of Biochemistry and Molecular Biology(Eds.Attwood Tら、Oxford University Press、Oxford、2006年)から定義が取得されるものとする。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図5C
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図10C
図11A
図11B
図12A
図12B-1】
図12B-2】
図13
図14
図15A
図15B
図15C
図15D
図15E
図15F
図15G
図15H
図15I
図15J
図15K
図15L
図15M
図15N
図15O
図16A
図16B
図16C
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E
図17F
図17G
図17H
図17I
図18A
図18B
図18C
図18D
図18E
図18F
図19-1】
図19-2】
図19-3】
図19-4】
図19-5】
図19-6】
図19-7】
図19-8】
図19-9】
図19-10】
図19-11】
図19-12】
図19-13】
図19-14】
図19-15】
図19-16】
図19-17】
図19-18】
図19-19】
図19-20】
図19-21】
図19-22】
図19-23】
図19-24】
図19-25】
図19-26】
図19-27】
図19-28】
図19-29】
図19-30】
図19-31】
図19-32】
図19-33】
図19-34】
【配列表】
2023520409000001.app
【国際調査報告】