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特表2023-520478構成情報伝送方法および装置、通信機器および記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-17
(54)【発明の名称】構成情報伝送方法および装置、通信機器および記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/10 20090101AFI20230510BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20230510BHJP
【FI】
H04W48/10
H04W72/1268
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022560049
(86)(22)【出願日】2020-04-08
(85)【翻訳文提出日】2022-09-30
(86)【国際出願番号】 CN2020083780
(87)【国際公開番号】W WO2021203305
(87)【国際公開日】2021-10-14
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ヤン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH23
5K067HH24
5K067JJ16
(57)【要約】
【課題】本出願の実施例は情報伝送方法および装置、通信機器および記憶媒体を開示する。
【解決手段】前記構成情報伝送方法は、それぞれ第1類UEと第2類UEに対する構成情報を送信するステップを含み、前記第1類UEによってサポートされる最大帯域幅が前記第2類UEによってサポートされる最大帯域幅より大きく、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局に適用される構成情報伝送方法であって、
それぞれ第1類ユーサ機器(UE)と第2類UEに対する構成情報を送信するステップを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される、
ことを特徴とする構成情報伝送方法。
【請求項2】
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報伝送方法。
【請求項3】
前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分(BWP)構成を含み、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の構成情報伝送方法。
【請求項4】
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なる、
ことを特徴とする請求項3に記載の構成情報伝送方法。
【請求項5】
前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報伝送方法。
【請求項6】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の構成情報伝送方法。
【請求項7】
前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の構成情報伝送方法。
【請求項8】
前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報伝送方法。
【請求項9】
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、
前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の構成情報伝送方法。
【請求項10】
前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信するステップは、
システム情報ブロック(SIB1)を送信するステップであって、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれているステップを含む、
ことを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載の構成情報伝送方法。
【請求項11】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、
前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる、
ことを特徴とする請求項10に記載の構成情報伝送方法。
【請求項12】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、
および/または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なり、前記ランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスのランダムアクセススメッセージに属する、
ことを特徴とする請求項11に記載の構成情報伝送方法。
【請求項13】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素(IE)を含み
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる、
ことを特徴とする請求項10に記載の構成情報伝送方法。
【請求項14】
ユーザ機器(UE)に適用される構成情報伝送方法であって、
基地局から送信された構成情報を受信するステップを含み、
前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報とを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される、
ことを特徴とする構成情報伝送方法。
【請求項15】
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の構成情報伝送方法。
【請求項16】
前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分(BWP)構成を含み、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の構成情報伝送方法。
【請求項17】
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なることを含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の構成情報伝送方法。
【請求項18】
前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の構成情報伝送方法。
【請求項19】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む、
ことを特徴とする請求項18に記載の構成情報伝送方法。
【請求項20】
前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の構成情報伝送方法。
【請求項21】
前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の構成情報伝送方法。
【請求項22】
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、
前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む、
ことを特徴とする請求項21に記載の構成情報伝送方法。
【請求項23】
前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信するステップは、
システム情報ブロックSIB1を送信するステップであって、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれているステップを含む、
ことを特徴とする請求項14~22のいずれかに記載の構成情報伝送方法。
【請求項24】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、
前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる、
ことを特徴とする請求項23に記載の構成情報伝送方法。
【請求項25】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、
および/または
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なり、前記ランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスのランダムアクセススメッセージに属する、
ことを特徴とする請求項23に記載の構成情報伝送方法。
【請求項26】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる、
ことを特徴とする請求項23に記載の構成情報伝送方法。
【請求項27】
基地局に適用される構成情報伝送装置であって、
それぞれ第1類ユーサ機器(UE)と第2類UEに対する構成情報を送信するように構成される送信モジュールを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される、
ことを特徴とする構成情報伝送装置。
【請求項28】
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項27に記載の構成情報伝送装置。
【請求項29】
前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分(BWP)構成を含み、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、
または
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項28に記載の構成情報伝送装置。
【請求項30】
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項29に記載の構成情報伝送装置。
【請求項31】
前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項27に記載の構成情報伝送装置。
【請求項32】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む、
ことを特徴とする請求項31に記載の構成情報伝送装置。
【請求項33】
前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む、
ことを特徴とする請求項32に記載の構成情報伝送装置。
【請求項34】
前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項27に記載の構成情報伝送装置。
【請求項35】
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、
前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む、
ことを特徴とする請求項34に記載の構成情報伝送装置。
【請求項36】
前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信することは、
システム情報ブロック(SIB1)を送信し、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれていることを含む、
ことを特徴とする請求項27~35のいずれかに記載の構成情報伝送装置。
【請求項37】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、
前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる、
ことを特徴とする請求項36に記載の構成情報伝送装置。
【請求項38】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、
および/または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なり、前記ランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスのランダムアクセススメッセージに属する、
ことを特徴とする請求項37に記載の構成情報伝送装置。
【請求項39】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる、
ことを特徴とする請求項36に記載の構成情報伝送装置。
【請求項40】
ユーザ機器(UE)に適用される構成情報伝送装置であって、
基地局から送信された構成情報を受信するように構成される受信モジュールを含み、
前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報とを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用されるもの、を含む、
ことを特徴とする構成情報伝送装置。
【請求項41】
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項40に記載の構成情報伝送装置。
【請求項42】
前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分(BWP)構成を含み、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項41に記載の構成情報伝送装置。
【請求項43】
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項42に記載の構成情報伝送装置。
【請求項44】
前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項40に記載の構成情報伝送装置。
【請求項45】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む、
ことを特徴とする請求項44に記載の構成情報伝送装置。
【請求項46】
前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む、
ことを特徴とする請求項45に記載の構成情報伝送装置。
【請求項47】
前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項40に記載の構成情報伝送装置。
【請求項48】
前記第1類UEのページング構成が前記第2類UEのページング構成と異なることは、
前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む、
ことを特徴とする請求項47に記載の構成情報伝送装置。
【請求項49】
前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信することは、
システム情報ブロック(SIB1)を送信し、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれていることを含む、
ことを特徴とする請求項40~48のいずれかに記載の構成情報伝送装置。
【請求項50】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、
前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる、
ことを特徴とする請求項49に記載の構成情報伝送装置。
【請求項51】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、
および/または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なり、前記ランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスのランダムアクセススメッセージに属する、
ことを特徴とする請求項49に記載の構成情報伝送装置。
【請求項52】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる、
ことを特徴とする請求項49に記載の構成情報伝送装置。
【請求項53】
通信機器であって、
プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行可能なプログラムと、を含み、前記プロセッサは前記実行可能なプログラムを実行する時に、請求項1~13または14~26のいずれかによって提供される方法を実現する、
ことを特徴とする通信機器。
【請求項54】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体には実行可能なプログラムが記憶されており、前記実行可能なプログラムはプロセッサによって実行されると、請求項1~13または14~26のいずれかによって提供される方法を実現できる、
ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信技術分野に関するが、無線通信技術分野に限定されず、特に情報伝送方法および装置、通信機器および記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)(登録商標)は、通信プロトコルバージョン(Release、R)R17の軽量型端末(Reduced capability NR devices、REDCAP)プロジェクトの研究を行っており、プロジェクトの目標は、R15またはR16端末と共存する場合、UEの複雑さを低下させ且つコストを削減することである。
【0003】
しかしながら、端末の複雑さが低下した後、システムのカバレッジとシステムに対する要件が高くなるため、無線リソース利用率が低くなり、これにより、ネットワーク要件が高くなり、ユーザ機器(User Equipment、UE)の複雑さを低下させるとともに、ネットワークへの影響を軽減するために、従来技術をある程度最適化する必要がある。
【0004】
初期帯域幅の観点から見れば、現在、ダウンリンクとアップリンクは残存最小システム情報(Remained Minimum System Information、RMSI)内の構成である。軽量型端末に対して2種類の場合があり、1つはRMSIに構成されているダウンリンクと、拡張モバイルブロードバンド(Enhance Mobile Broadband, eMBB)UEとが共通することである。もう1つはRMSIの構成を変更することである。軽量型端末とeMBB UEが同じRMSIの構成を共有することを用いる場合、2種類のUEが正常にネットワークにアクセスし、且つ早いアクセス効率を有することを確保することは、さらに解決する必要がある課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、情報伝送方法および装置、通信機器および記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施例の第1態様は、基地局に適用される構成情報伝送方法を提供し、前記方法は、それぞれ第1類UEと第2類UEに対する構成情報を送信するステップを含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0007】
本出願の実施例の第2の態様は、ユーザ機器UEに適用される構成情報伝送方法を提供し、前記方法は、基地局から送信された構成情報を受信するステップを含み、前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報とを含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0008】
本出願の実施例の第3の態様は、基地局に適用される構成情報伝送装置を提供し、前記装置は、それぞれ第1類UEと第2類UEに対する構成情報を送信するように構成される送信モジュールを含み、前記第1類UEによってサポートされる最大帯域幅が、前記第2類UEによってサポートされる最大帯域幅より小さく、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0009】
本出願の実施例の第4の態様は、ユーザ機器UEに適用される構成情報伝送装置を提供し、前記装置は、基地局から送信された構成情報を受信するように構成される受信モジュールを含み、前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報とを含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0010】
本出願の実施例の第5の態様は、プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行可能なプログラムと、を含む通信機器を提供し、前記プロセッサは、前記実行可能なプログラムを実行する時に、第1の態様または第2の態様の任意の技術案によって提供される構成情報伝送方法を実行する。
【0011】
本出願の実施例の第6の態様は、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体には、実行可能なプログラムが記憶されており、前記実行可能なプログラムはプロセッサによって実行されると、第1の態様または第2の態様の任意の技術案によって提供される構成情報伝送方法を実現することができる。
【発明の効果】
【0012】
本出願の実施例によって提供される技術案は、第1類UEと第2類UEのサポートされる最大帯域幅における相違を考慮し、第1類UEと第2類UEに適合する構成情報を独立して構成し、第1類UEと第2類UEのアクセスをそれぞれ制御し、第1類UEの低消費電力および低複雑度の特徴を十分活用して、低消費電力の通信を実現するとともに、第2類UEが大帯域幅をサポートするという特徴を考慮して、高速アクセスと低遅延通信をよりよく実現する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
ここでの図面は明細書に組み込まれて本明細書の一部となり、本発明に一致する実施例を示し、かつ明細書とともに本発明の実施例の原理を説明するために使用される。
図1】例示的な一実施例によって示される無線通信システムの概略構造図である。
図2】例示的な一実施例によって示される構成情報伝送方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例によって示されるアクセス構成の概略図である。
図4】例示的な一実施例によって示されるSIB1の概略図である。
図5】例示的な一実施例によって示される別の構成情報伝送方法のフローチャートである。
図6】例示的な一実施例によって示される構成情報伝送装置の概略構造図である。
図7】例示的な一実施例によって示される構成情報伝送装置の概略構造図である。
図8】例示的な一実施例によって示されるUEの構造概略図である。
図9】例示的な一実施例によって示される基地局の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
ここで、例示的な実施例を説明し、その例は図面に示される。以下の説明は図面に関わると、特に明記しない限り、異なる図面における同じ数字は同じまたは類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本発明の実施例と一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それは添付の特許請求の範囲で詳しく説明される、本発明の実施例のいくつかの態様に一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0015】
本開示の実施例で使用される用語は特定の実施例を説明することのみを目的としており、本開示の実施例を限定するものではない。文脈でその意味が明示されていない限り、本開示の実施例と添付の特許請求の範囲で使用される単数形の「一種」、「」及び「当該」も複数形を含む。なお、本明細書で使用される「および/または」という用語は、1つまたは複数の関連項目の任意またはあらゆる可能な組み合わせを指し且つ含むことを理解されたい。
【0016】
なお、本開示の実施例では第1、第2、第3などで様々な情報を説明する可能性があるが、これらの情報はこれらの用語に限定されるべきではない。これらの用語は同じ種類の情報を互いに区別することのみに使用される。例えば、本開示の実施例の範囲から逸脱しない限り、第1の情報は第2の情報とも呼ぶことができ、このように、第2の情報は第1の情報と呼ぶこともできる。言語環境によると、ここで使用される「もし」という用語は「……の時」または「……の場合」または「決定することに応答する」として説明することができる。
【0017】
図1を参照すると、それは本開示の実施例によって提供される無線通信システムの概略構造図を示す。図1に示すように、無線通信システムはセルラー移動通信技術に基づく通信システムであり、当該無線通信システムは、複数のUE11および複数の基地局12を含むことができる。
【0018】
UE11とは、ユーザに音声および/または音声接続性を提供するデバイスを指してもよい。UE11は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができ、UE11は、センサデバイス、携帯電話(または「セルラー」電話とも呼ばれる)、およびモノのインターネットUEを有するコンピュータのようなモノのインターネットUEであってもよく、例えば、固定式、ポータブル式、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵のまたは車載の装置であってもよい。例えば、ステーション(Station、STA)、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモートステーション(remote station)、アクセスポイント、リモートUE(remote terminal)、アクセスUE(access terminal)、ユーザ機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)、またはユーザUE(user equipment、UE)である。または、UE11は無人航空機のデバイスであっても良い。または、UE11は車載デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有するモバイルコンピュータ、またはモバイルコンピュータが外部に接続される無線通信機器であってもよい。または、UE11は路側デバイスであってもよく、例えば、無線通信機能を有する街灯、信号灯または他の路側デバイスなどであってもよい。
【0019】
基地局12は無線通信システムにおけるネットワーク側デバイスであってもよい。当該無線通信システムは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムとも呼ばれる第4世代モバイル通信技術(the 4th generation mobile communication、4G)システムであってもよい。または、当該無線通信システムは、新しい無線(new radio、NR)システムまたは5G NRシステムとも呼ばれる5Gシステムであってもよい。または、当該無線通信システムは5Gシステムの次の世代のシステムであっても良い。5GシステムにおけるアクセスネットワークはNG-RAN(New Generation-Radio Access Network、新世代無線アクセスネットワーク)または、MTCシステムと呼ぶことができる。
【0020】
基地局12は4Gシステムで使用される進化型基地局(eNB)であってもよい。または、基地局12は5Gシステムで使用される集中分散型アーキテクチャの基地局(gNB)であっても良い。基地局12が集中分散型アーキテクチャを用いる時、通常、集中ユニット(central unit、CU)と少なくとも2つの分布ユニット(distributed unit、DU)を含む。集中ユニットには、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク層制御プロトコル(Radio Link Control、RLC)層、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層のプロトコルスタックが設置されており、分布ユニットには、物理(Physical、PHY)層プロトコルスタックが設置されており、本開示の実施例は基地局12の具体的な実現形態を限定しない。
【0021】
基地局12とUE11とは無線エアインターフェースを介して無線接続を確立することができる。異なる実施形態では、当該無線エアインターフェースは第4世代移動通信ネットワーク技術(4G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、または、当該無線エアインターフェースは第5世代移動通信ネットワーク技術(5G)規格に基づく無線エアインターフェースであり、例えば、当該無線エアインターフェースは新しいエアインターフェースであり、または、当該無線エアインターフェースは、5Gの次の世代の移動通信ネットワーク技術規格に基づく無線エアインターフェースであっても良い。
【0022】
いくつかの実施例では、UE11の間はさらにE2E(End to End、エンドツーエンド)接続を確立することができる。例えば車車間・路車間通信(vehicle to everything、V2X)におけるV2V(vehicle to vehicle、車車間)通信、V2I(vehicle to Infrastructure、路車間)通信およびV2P(vehicle to pedestrian、歩車間)通信などのシーンである。
【0023】
いくつかの実施例では、上記無線通信システムはネットワーク管理デバイス13をさらに含むことができる。
【0024】
複数の基地局12はそれぞれネットワーク管理デバイス13に接続される。ネットワーク管理デバイス13は無線通信システムにおけるコアネットワークデバイスであってもよく、例えば、当該ネットワーク管理デバイス13は進化型のデータパケットコアネットワーク(Evolved Packet Core、EPC)におけるモビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)であってもよい。または、当該ネットワーク管理デバイスは他のコアネットワークデバイス、例えばサービングゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)、パブリックデータネットワークゲートウェイ(Public Data Network GateWay、PGW)、ポリシーおよび課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)またはホーム加入者ユーザサーバ(Home Subscriber Server、HSS)などであってもよい。ネットワーク管理デバイス13の実現形態に対して、本開示の実施例では限定されない。
【0025】
図2に示すように、本実施例は、基地局に適用される初期帯域幅構成情報伝送方法を提供し、前記方法は、以下のS110を含む。
【0026】
S110、それぞれ第1類UEと第2類UEに対する構成情報を送信する。前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0027】
本出願の実施例では、第1類UEと第2類UEは異なるタイプの端末である。ここでの第1類UEと第2類UEは、同じ物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel、PBCH)を共有するUEであってもよい。
【0028】
いくつかの実施例では、第1類UEはR17端末であってもよく、第2類UEはR16端末またはR15端末であってもよい。前記第1類UEは、軽量版新無線デバイス(Reduced capability NR devices)であってもよく、当該軽量版新無線デバイスは略して軽量版UEと呼ぶことができる。前記第2類UEは、eMBB UEを含むことができる。
【0029】
応用する場合、第1類UEと第2類UEのタイプはUEの識別子(Identity、ID)で区別することができる。
【0030】
ここでの前記第1類UEによってサポートされる最大帯域幅が、前記第2類UEによってサポートされる最大帯域幅より小さい。
【0031】
例えば、第2類UEによってサポートされる最大帯域幅は100Mhzであってもよく、第1類UEによってサポートされる最大帯域幅は100Mhzより小さい。第1類UEによってサポートされる最大帯域幅はさらに、複数のサブ分類、例えば、前記第1類UEにおける最大帯域幅が40Mhzである第1のサブ分類、前記第1類UEにおける最大帯域幅が20Mhzである第2のサブ分類、前記第1類UEにおける最大帯域幅が10Mhzである第3のサブ分類に分けることができる。無論、以上のサブ分類の区分は例に過ぎず、具体的に実現する時、第1類UEのサブ分類はこれに限定されず、具体的な必要に応じて設定することができる。
【0032】
典型的な前記第1類UEは、工業センサ、監視デバイス、医療デバイスまたはウェアラブルデバイスを含むが、これらに限定されない。
【0033】
第1類UEと第2類UEは、互いに独立している構成情報を有し、当該構成情報は第1類UEと第2類UEのネットワークへのアクセスを制御する。第1類UEおよび第2類UEがアクセスするネットワークは、5Gネットワーク、ネットワークまたは2Gネットワークまたは3Gネットワークを含むが、これらに限定されない。
【0034】
第1類UEと第2類UEのアクセス構成はいずれもUEがネットワークにアクセスするための構成であり、図3に示すように、具体的には、初期アクセス構成、ランダムアクセス構成またはページング構成のうちのいずれか1つを含むが、これらに限定されない。当該ページング構成は少なくともページングメッセージの送信のためのページング構成を含むことができる。
【0035】
初期構成アクセスは、UEの初期アクセスに使用され、ランダムアクセス構成はUEのランダムアクセスに使用され、ページング構成は、アイドル状態または非アクティブ状態のUEへのページングメッセージに使用され、ページングメッセージによってUEのアクセスをトリガーする。
【0036】
端末の最初の起動後、システム情報の読み取りからランダムアクセスの開始が完成するまでは初期アクセスと呼ぶ。
【0037】
UEは初期アクセス後に基地局とダウンリンク接続を確立し、基地局から送信される、UEの他のランダムアクセス(例えば、ここの他のランダムアクセスは、最初の起動後の後続のランダムアクセスを含むが、これに限定されない)に使用される構成を受信することもできる。
【0038】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成および/またはリアルタイムアクセスパラメータの構成を含むことができる。前記ランダムアクセスパラメータは、ランダムアクセスのタイプ、及びアクセス構成情報のうちの少なくとも1つを指示するために使用することができ、ランダムアクセスのリーダーシーケンス、またはランダムアクセスの繰り返し回数などを含むが、これらに限定されない。具体的には、前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセス構成(rach-ConfigCommonTwoStepRA)、ランダムアクセスメッセージAの物理アップリンク共有チャネル構成(msgA-PUSH-Config)、ランダムアクセススメッセージBの物理アップリンク制御チャネル構成(MsgB-PUCCH-Config)、ランダムアクセスメッセージAの変調符号化形式(msgA-MCS)およびランダムアクセスメッセージAの復調基準信号構成(MsgB-DMRS-Config)などのうちの1つまたは複数を含むことができる。無論、これが単なる例に過ぎず、具体的な前記ランダムアクセス構成はrach-ConfigCommonにおけるランダムアクセスと関連する様々なパラメータであってもよい。
【0039】
ランダムアクセスはUEが自主的に開始した、ネットワークにアクセスするアクセス方式である。
【0040】
第1類UEと第2類UEのサポートされる最大帯域幅における相違を考慮して、第1類UEと第2類UEに適合する構成情報を独立して構成し、第1類UEと第2類UEのアクセスをそれぞれ制御し、第1類UEと従来の通信システムとを良好に両立させ、且つ第1類UEの低消費電力および低複雑度の特徴を十分利用して、低消費電力の通信を実現する。
【0041】
第1類UEと第2類UEのアクセス構成を区別しない場合、第2類UEの伝送能力を低下させるために、大きな帯域幅においてアクセスをするように第2類UEを構成する可能性があり、この時、小さい帯域幅をサポートする第1類UEと第2類UEとが同じアクセス構成を共有すると、アクセス構成で使用される帯域幅が第1類UEによってサポートされる最大帯域幅より大きいことによってもたらされる、第1類UEがアクセスに失敗する現象は発生する。第1類UEが小さい帯域幅をサポートするという特性を考慮して、第2類UEを第1類UEのアクセス構成に適合させると、第2類UEの伝送能力が効果的に利用されず、第2類UEにアクセス効率が低いおよび伝送速度が遅いなどの現象が発生することもある。
【0042】
本出願の実施例では、第1類UEのアクセス成功率を確保するとともに、第2類UEが広い帯域幅をサポートする能力にできるだけ影響しないために、第1類UEと第2類UEに互いに独立しているアクセス構成を構成し、且つ構成情報によって第1類UEと第2類UEとのアクセス構成をそれぞれ指示する。
【0043】
本出願の実施例では、前記アクセス構成は、アップリンクアクセス構成とダウンリンクアクセス構成とを含むことができる。前記アップリンクアクセス構成はUEのアクセス中のアップリンク伝送に使用され、ダウンリンクアクセス構成は、UEのアクセス中のダウンリンク伝送に使用される。典型的なアップリンクアクセス構成はランダムアクセス構成を含むことができる。典型的なダウンリンクアクセス構成はページング構成を含むことができる。ページング構成は少なくともページングタイミングの構成を含むことができる。
【0044】
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記構成情報によって指示される第1類UEのアップリンクアクセス構成が、第2類UEのアップリンクアクセス構成と異なること、および/または、前記構成情報によって指示される第1類UEのダウンリンクアクセス構成が、第2類UEのダウンリンクアクセス構成と異なること、を含む。
【0045】
いくつかの実施例では、前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む。
【0046】
第1類UEのアクセス構成が第2類UEのアクセス構成から独立していることは、2種類のUEの初期アクセス構成が異なることを含み、このように、2種類のUEの初期アクセス段階では、第1類UEと第2類UEの能力に基づいてそれぞれ初期アクセスの構成を行うことができる。
【0047】
いくつかの実施例では、前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分BWP構成を含み、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なることを含む。この時の初期BWP構成によって指示される初期BWPは異なる。例えば、第1類UEと第2類UEは、初期アクセスのための初期BWPが異なる。異なる初期BWPの中心周波数は異なる。例えば、第1類UEに対する初期BWP構成に対応する初期BWPの帯域幅は第2類UEの初期BWP構成に対応する初期BWPより小さい。ここで、第1類UEと第2類UEの初期BWPは、初期アップリンクBWPとダウンリンク初期BWPとを含むことができる。初期アップリンクBWPは初期アクセスの時のアップリンク情報の送信に使用され、初期ダウンリンクBWPは初期アクセスの時のダウンリンク情報の送信に使用される。前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なることは、第1類UEの初期アップリンクBWP構成が第2類UEの初期アップリンクBWPと異なることと、第1類UEの初期ダウンリンクBWP構成が第2類UEの初期ダウンリンクBWPと異なることと、を含む。
【0048】
いくつかの実施例では、2種類のUEの初期BWP構成は同じであるが、使用されるBWPアクセスリソースは異なる。そのためこのときに、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なることを含む。
【0049】
この時、第1類UEと第2類UEは同じBWP構成を有し、即ち同じBWPを用いる。例えば、第1類UEと第2類UEが同じ初期アップリンクBWP 1を用いるが、第1類UEと第2類UEによって使用されるのは、初期アップリンクBWP 1の異なる周波数リソースまたは時間領域リソースである。他の例として、第1類UEと第2類UEが同じ初期ダウンリンクBWP 1を用いるが、第1類UEと第2類UEによって使用されるのは初期ダウンリンクBWP 2の異なる周波数リソースまたは時間領域リソースである。
【0050】
いくつかの実施例では、前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分BWP構成を含み、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることを含む。具体的に、例えば、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なる。または、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なる。
【0051】
例えば、第1類UEと第2類UEの初期アップリンクBWPはいずれもBWP0であるが、第1類UEの初期ダウンリンクBWPはBWP1-1であり、第2類UEの初期ダウンリンクBWPはBWP1-2である。他の例として、第1類UEと第2類UEの初期アップリンクBWPはいずれもBWP2であるが、第1類UEの初期ダウンリンクBWPはBWP2-1であり、第2類UEの初期ダウンリンクBWPはBWP2-2である。
【0052】
いくつかの実施例では、前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、ここのランダムアクセス構成は主にUEランダムアクセスが占有するリソースに関連しているため、当該ランダムアクセス構成は上記アップリンクアクセス構成の一種である。
【0053】
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む。
【0054】
ランダムアクセス構成が異なるため、第1類UEと第2類UEは異なるランダムアクセスリソースにおいてランダムアクセスを開始する可能性がある。ランダムアクセスの時に使用されるランダムパラメータは異なる可能性がある。例えば、ランダムアクセスに使用されるランダムアクセスプリアンブルは異なる。リアルタイムアクセス構成によって指示される第1類UEがランダムアクセスプリアンブル集合Aに対応し、ランダムアクセス構成によって指示される第2類UE がランダムアクセスプリアンブル集合Bに対応すると仮定する。集合Aは、ランダムアクセスプリアンブル1、ランダムアクセスプリアンブル2およびランダムアクセスプリアンブル3からランダムアクセスプリアンブルNを含み、集合Bは、ランダムアクセスプリアンブルN+1、ランダムアクセスプリアンブルN+2およびランダムアクセスプリアンブルN+3からランダムアクセスプリアンブルN+Mを含む。NとMはいずれも自然数であってもよい。自然数は0または正整数を含む。
【0055】
さらに、例えば、一回のランダムアクセスのプロセスにおいてUEが送信できるランダムアクセス要求の回数は異なり、即ち一回のランダムアクセスのプロセスに含まれるランダムアクセス繰り返し回数は異なる。第1類UEのランダムアクセスの成功確率を確保するために、ランダムアクセス構成によって指示される第1類UEのリアルタイムアクセス繰り返し回数は第2類UEのランダムアクセス繰り返し回数より多くても良い。第2類UEのランダムアクセス繰り返し回数は1のみであってもよく、即ち第2類UEの一回のランダムアクセスのプロセスは、ランダムアクセスを開始することを一回のみ許可する可能性がある。ここは単なる例に過ぎず、具体的にはこれに限定されない。
【0056】
いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む。
【0057】
前記ランダムアクセス構成は2ステップランダムアクセスを含む。2ステップランダムアクセスのプロセスにおいて、端末はランダムアクセススメッセージ(Msg)AとMsgBを送信することでランダムアクセスを完成させることができる。
【0058】
無論、いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、4ステップランダムアクセスの構成を含むこともでき、Msg1~Msg4の伝送により、ランダムアクセスを完成させる。
【0059】
いくつかの実施例では、前述ダウンリンクアクセス構成は少なくとも、ページングアクセスのプロセスにおけるページングメッセージの構成を含むことができる。前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む。
【0060】
これにより、前記アクセス構成は、ページングメッセージを送信するためのページング構成を含む。当該ページングメッセージのページング構成は、ページングメッセージの送信タイミングの構成を含む。他のいくつかの実施例では、ページングメッセージのページング構成は、ページングメッセージによって送信されたページングタイミングの構成および/またはページングメッセージが含まれているページングフレームの構成をさらに含むことができ、第1類UEの移動範囲は第2類UEの移動範囲より小さい可能性があり、または、第1類UEの移動性は第2類UEの移動性より低い。この特性に基づいて、独立したアクセス構成を通して第2類UEよりも少ないページングタイミングを第1類UEに構成し、基地局側の不要なページングメッセージのシグナリングオーバーヘッドとページングリソースの構成を減少させることができる。
【0061】
例えば、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む。
【0062】
第1類UEと第2類Uがページングされる頻度の高低を考慮し、ページングタイミングが異なることは、第1類UEと第2類UEのページングタイミングに対応する時間領域リソースが異なることと、第1類UEと第2類UEのページングタイミングに対応する周波数領域リソースが異なることと、第1類UEと第2類UEの隣接する2つのページングタイミングの間の間隔時間が異なることとのうちの少なくとも1つを含む。例えば、第1類UEの隣接する2つのページングタイミングの間の間隔が、第2類UEの隣接する2つのページングタイミングの間の間隔時間より大きくても良いなど、第1類UEのページングタイミングの間の時間間隔を延長し、第1類UEのページングタイミングの頻度を上げることに相当し、これにより、第1類UEがウェイクアップ状態に入ってページングメッセージを監視する頻度をさらに下げ、第1類UEの消費電力をさらに低下させることができる。無論、ここは単なる例に過ぎず、具体的な実現は上記例に限定されない。
【0063】
いくつかの実施例では、前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信するステップは、システム情報ブロックSIB1を送信するステップであって、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれているステップを含む。
【0064】
ここでのSIB1はシグナリング層の名前であり、SIB1に含まれるコンテンツは物理層のRMSIによって伝送されている。
【0065】
第1類UEと第2類UEが同じPBCHを共有できる場合、第1類UEと第2類UEはPBCHにおいてSIB 1のリソース位置情報を監視することになる。SIB 1のリソース位置情報が監視された後、対応するリソース位置においてSIB 1を受信する。この時、SIB 1内には第1類UEと第2類UEの構成情報が同時に含まれてもよい。
【0066】
このように、第1類UEと第2類UEはPBCHでの監視により、SIB 1のリソース位置情報を取得した後、さらにSIB 1を監視すると、各自のアクセス構成の構成情報を監視することができる。
【0067】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、図4に示すように、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、ここで、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる。当該初期アップリンクBWP IEはinitialUplinkBWP IEと呼ぶことができる。
【0068】
関連技術では、SIB 1内には初期アップリンクBWP IEが含まれる。第1類UEと第2類UEのアクセス構成が互いに独立しているため、異なる初期アップリンクBWP IEによって第1類UEと第2類UEのアクセス構成をそれぞれ含むことができる。
【0069】
第1類UEと第2類UEに対応する初期アップリンクBWP IEが異なる場合、SIB 1内には第1類UEと第2類UEのアクセス構成の構成情報がそれぞれ含まれる。
【0070】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なる。
【0071】
第1類UEのアクセス構成は第2類UEのアクセス構成から独立しているが、第1類UEのアクセス構成と第2類UEのアクセス構成の構成値は同じ部分が多い。そのため、SIB 1のシグナリングオーバーヘッドを削減するために、SIB 1は初期アップリンクBWP IEを1つしか含むことができない。しかしながら、当該初期アップリンクBWPに含まれるランダムアクセスチャネル共通構成は異なる。即ち、第1類UEと第2類UEに同時に対する初期アップリンクBWP IE内に2つのランダムアクセスチャネル共通構成が含まれており、1つのランダムアクセスチャネル共通構成は第1類UEのアクセス構成であり、もう1つのランダムアクセスチャネル共通構成は第2類UEのアクセス構成である。
【0072】
当該ランダムアクセスチャネル共通構成は略してrach-ConfigCommonと呼ぶことができる。さらに、当該ランダムアクセスチャネル共通構成は具体的に、いくつかの実施例では、rach-ConfigCommonTwoStepRAを指す。
【0073】
他のいくつかの実施例では、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なる。当該物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は略してmsgA-PUSH-ConfigCommonと呼ぶことができる。
【0074】
このような方式を用いて、互いに独立している第1類UEと第2類UEのアクセス構成が含まれることにより、SIB1内のビットオーバーヘッドをできるだけ削減することができ、且つ関連技術との両立性が強い。
【0075】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なる。
【0076】
当該初期ダウンリンクBWP IEはinitialDownlinkBWP IEとも呼ばれる。
【0077】
当該実施例では、第1類UEと第2類UEの構成情報は、同じSIB 1の異なる初期ダウンリンクBWP IEに含まれ、このように、初期ダウンリンクBWP IEのレベルから第1類UEと第2類UEの構成情報の分離を行うことに相当する。
【0078】
他のいくつかの実施例では、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なる。
【0079】
当該共通PDCCH構成はpdcch-CofigCommon構成と呼ばれても良い。
【0080】
当該実施例では、第1類UEと第2類UEの構成情報は同じSIB 1の同じ初期ダウンリンクBWP IEに含まれることができ、具体的に第1類UEと第2類UEの構成情報を区別する根拠は、同じSIB1内の同じ初期ダウンリンクBWP IEにおける第1類UEと第2類UE構成情報が含まれる共通PDCCH構成が異なることである。そのため、1つの初期ダウンリンクBWP IE内には、それぞれ第1類UEと第2類UEに対する共通PDCCH構成が含まれており、このようにして、SIB 1のビットオーバーヘッドをできるだけ削減することができる。
【0081】
他のいくつかの実施例では、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる。
【0082】
当該実施例では、第1類UEと第2類UEの構成情報は同じSIB 1の同じ初期ダウンリンクBWP IEに含まれることができ、具体的に第1類UEと第2類UEの構成情報を区別することは、同じSIB1内の同じ初期ダウンリンクBWP IE、且つ初期ダウンリンクBWP IE内の同じ共通PDCCH構成に基づいており、しかしこの共通PDCCH構成内には、それぞれ第1類UEと第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成がある。
【0083】
例えば、当該共通PDCCH構成内では、第1類UEと第2類UEの構成情報内の同じパラメータ値は、第1類UEと第2類UEで共有できるが、第1類UEと第2類UE構成情報内の異なるパラメータ値はそれぞれ記録される。このようにして、ビットオーバーヘッドをできるだけ削減することができる。
【0084】
ここで、異なるダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は、ページングタイミングの構成が異なることであってもよい。例えば、当該ページングタイミングの構成はfirstPDCCH-MonitoringOccasionOfPO構成と呼ばれても良い。
【0085】
図5に示すように、本出願の実施例はユーザ機器UEに適用される構成情報伝送方法を提供し、前記方法は以下のS510を含む。
【0086】
S510、基地局から送信された構成情報を受信する。前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0087】
ここのUEは第1類UEまたは第2類UEである可能性がある。しかし、第1類UEであろうと第2類UEであろうと、基地局から送信された構成情報を受信し、第1類UEと第2類UEは検出ルールおよび自身のUEタイプに基づいて、基地局によって自身に送信された構成情報を、受信された構成情報から抽出することができる。
【0088】
いくつかの実施例では、前記第1類UEによってサポートされる最大帯域幅は、前記第2類UEによってサポートされる最大帯域幅より小さい。
【0089】
受信したUEが第1類UEである場合、第1類UEの構成情報に基づいてネットワークアクセスを行い、受信したUEが第2類UEである場合、第2類UEの構成情報に基づいてネットワークアクセスを行う。
【0090】
本出願の実施例では、第1類UEと第2類UEの構成情報は独立して構成されており、このような独立した構成は、第1類UEと第2類UEの構成情報が少なくとも部分的に異なるという点で反映される。第1類UEと第2類UEの構成情報の間の相互の独立性を実現するために、基地局が構成情報を送信するときに、同じビットを用いて第1類UEと第2類UEの構成情報内の同じ構成値(またはパラメータ値と呼ぶ)を指示することができ、異なる構成値(またはパラメータ値と呼ぶ)に対してそれぞれ指示し、例えば、SIB 1内の異なるビットを用いて第1類UEと第2類UEの異なる構成値をそれぞれ指示する。
【0091】
いくつかの実施例では、前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む。
【0092】
第1類UEと第2類UEのアクセス構成は互い独立していることは、アクセスプロセスの相違により、初期アクセス構成の相違と、ランダムアクセス構成の相違と、ページング構成の相違とのうちの1つまたは複数で反映することができる。
【0093】
アクセス構成のアップリンク伝送とダウンリンク伝送により、第1類UEと第2類UEのアクセス構成は互いに独立していることは、アップリンクアクセス構成の相違と、ダウンリンクアクセス構成の相違とのいずれか1つまたは両方で反映することができる。
【0094】
いくつかの実施例では、前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分BWP構成を含み、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む。
【0095】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なること、を含む。
【0096】
いくつかの実施例では、前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む。
【0097】
いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む。
【0098】
いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む。
【0099】
いくつかの実施例では、前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む。
【0100】
いくつかの実施例では、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む。
【0101】
いくつかの実施例では、前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信するステップは、システム情報ブロックSIB1を送信するステップであって、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれているステップを含む。
【0102】
当該SIB1は物理層のRMSIに含まれている。
【0103】
第1類UEと第2類UEの構成情報はいずれもSIB1内に含まれており、UEはSIB1を受信することで2種類のUEの構成情報を同時に受信し、基地局が2種類のUEの構成情報を送信する予め知っておいた送信ルール(即ち上記検出ルールに対応する)に基づいて、自身に適合する構成ルールを検出することができる。現在SIB1を受信したのが第1類UEである場合、検出ルールに基づいてSIB1から第1類UEの構成情報を抽出することができ、現在SIB1を受信するのが第2類UEである場合、第2類UEの構成情報を検出することができる。
【0104】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる。
【0105】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、および/または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルランダムアクセスメッセージAの構成は異なる。ここのランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスに属するランダムアクセススメッセージである。
【0106】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる。
【0107】
図6に示すように、本実施例は基地局に適用される構成情報伝送装置を提供し、前記装置は、それぞれ第1類UEと第2類UEに対する構成情報を送信するように構成される送信モジュール610を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0108】
いくつかの実施例では、前記第1類UEによってサポートされる最大帯域幅が、前記第2類UEによってサポートされる最大帯域幅より小さい。
【0109】
いくつかの実施例では、当該送信モジュール610はプログラムモジュールであってもよく、当該プログラムモジュールはプロセッサによって実行された後、第1類UEと第2類UEに対して、それぞれ互いに独立している構成情報を送信することを実現することができる。
【0110】
他のいくつかの実施例では、当該送信モジュール610はソフトウェアハードウェア組み合せモジュールであってもよく、当該ソフトウェアハードウェア組み合せモジュールは様々なプログラマブルアレイを含むことができ、当該プログラマブルアレイは複雑なプログラマブルアレイまたはフィールドプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されない。
【0111】
他のいくつかの実施例では、当該送信モジュール610は単純なハードウェアモジュールであってもよく、当該単純のハードウェアモジュールは特定用途向け集積回路を含むが、これに限定されない。
【0112】
いくつかの実施例では、前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む。
【0113】
いくつかの実施例では、前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分BWP構成を含み、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、または、 前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む。
【0114】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なること、を含む。
【0115】
いくつかの実施例では、前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む。
【0116】
いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む。
【0117】
いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む。
【0118】
いくつかの実施例では、前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む。
【0119】
いくつかの実施例では、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む。
【0120】
いくつかの実施例では、前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信することは、システム情報ブロックSIB1を送信し、前記SIB1にはの前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれていることを含む。
【0121】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、ここで、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる。
【0122】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、および/または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なる。当該ランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスのランダムアクセススメッセージである。
【0123】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素IEを含み、ここで、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEが、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる。
【0124】
図7に示すように、本実施例はユーザ機器UEに適用される構成情報伝送装置を提供し、前記装置は、基地局から送信された構成情報を受信するように構成される受信モジュール710を含み、前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報とを含み、前記第1類UEによってサポートされる最大帯域幅が、前記第2類UEによってサポートされる最大帯域幅より小さく、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される。
【0125】
いくつかの実施例では、当該受信モジュール710はプログラムモジュールであってもよく、当該プログラムモジュールはプロセッサによって実行された後、第1類UEと第2類UEに対して互いに独立している構成情報を受信することができる。
【0126】
他のいくつかの実施例では、当該受信モジュール710はソフトウェアハードウェア組み合せモジュールであってもよく、当該ソフトウェアハードウェア組み合せモジュールは様々なプログラマブルアレイを含むことができ、当該プログラマブルアレイは複雑なプログラマブルアレイまたはフィールドプログラマブルアレイを含むが、これらに限定されない。
【0127】
他のいくつかの実施例では、当該受信モジュール710は単純なハードウェアモジュールであってもよく、当該単純のハードウェアモジュールは特定用途向け集積回路を含むが、これに限定されない。
【0128】
いくつかの実施例では、前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む。
【0129】
いくつかの実施例では、前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分BWP構成を含み、前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む。
【0130】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、または、前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なることを含む。
【0131】
いくつかの実施例では、前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む。
【0132】
いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む。
【0133】
いくつかの実施例では、前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む。
【0134】
いくつかの実施例では、前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む。
【0135】
いくつかの実施例では、前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む。
【0136】
いくつかの実施例では、前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信することは、システム情報ブロックSIB1を送信し、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれていることを含む。
【0137】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる。
【0138】
いくつかの実施例では、所前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素IEを含み、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、および/または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なる。
【0139】
いくつかの実施例では、前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素IEを含み、ここで、前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、または、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる。
【0140】
本出願の実施例は、プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され且つプロセッサによって実行可能なプログラムと、を含む通信機器を提供し、プロセッサは実行可能なプログラムを実行するときに、上記任意の技術案によって提供された、UEに適用される制御チャネルの検出方法を実行し、または任意の技術案によって提供された、基地局に適用される情報伝送方法を実行する。
【0141】
当該通信機器は上記基地局またはUEであってもよい。
【0142】
プロセッサは様々なタイプの記憶媒体を含むことができ、当該記憶媒体は非一時的なコンピュータ記憶媒体であり、通信機器が停電した後にもそれに格納されている情報を引き続き記憶することができる。ここで、前記通信機器は基地局またはユーザ機器を含む。
【0143】
前記プロセッサはバスなどを介してメモリに接続することができ、メモリに記憶されている実行可能なプログラムを読み取るために使用され、例えば、図2または5に示す方法のうちの少なくとも1つである。
【0144】
本出願の実施例はコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体には実行可能なプログラムが記憶されており、前記実行可能なプログラムはプロセッサによって実行されると、第1の態様または第2の態様の任意の技術案に示す方法、例えば、図2または5に示す方法のうちの少なくとも1つを実現することができる。
【0145】
以下、いずれか1つの実施例に合わせていくつかの例を提供する。
【0146】
〈例1〉
Redcap UE(即ち第1類UE)とeMBB UE(第2類UE)の端末の属性が異なるため、通信のニーズも異なり、LightUEタイプに対して導入された構成方法は主にRMSI(SIB1)を対象とする。
【0147】
Redcap UEに対して特有の初期アクセス構成を構成することにより、eMBBUEとは異なる初期アクセス構成が得られ、当該初期アクセス構成は構成情報で指示することができる。例えば、Redcap UEとeMBB UEの構成情報の差は初期BWP レベルのものであってもよく、このように、SIB1内の初期BWP IEは異なる。
【0148】
ある場合、RMSI(SIB1)においてRedcap UEに独立した構成情報を構成し、当該構成情報は、Redcap UEのみに適合するアクセス構成を指示し、当該アクセス構成は上記初期アクセス構成、ランダムアクセス構成および/またはページング構成を含むことができる。
【0149】
Redcap UEに独立したアップリンクアクセス構成を構成し、即ちSIB 1におけるRedcap UEのアップリンクアクセス構成とeMBB UEのアップリンク初期アクセス構成は異なり、例えば、当該アップリンクアクセス構成は、アップリンク初期アクセス帯域幅構成の相違を含む。独立した構成における構成はRedcapのみに対して有効である。
【0150】
もう1つの場合、Redcap UEに独立したアップリンク初期アクセス帯域幅と構成を構成するのではなく、eMBB UEの構成情報が所在するIEを多重化し、しかし、対応するIE内のRedcap UEの構成情報に対する構成値は、eMBB UEの構成値と異なる。即ち、同じIE内にはそれぞれ2種類のUE構成情報の異なる構成値が含まれる。
【0151】
Redcapに独立したランダムアクセスに関連するリソースを構成し、特別に構成する必要がある具体的な情報のみがSIB1に単独で含まれ、これにより、この時、2種類のUEに対するランダムアクセスリソース構成の構成値はそれぞれSIB1内に含まれる。
【0152】
基地局は、PBCHでの構成のかわりに、R15またはR16 のUEに追加のダウンリンク初期アクセス帯域幅を構成することができるが、redcap UEはその最大の帯域幅(例えば20MHz)を超える可能性がある。そのため、同様にRedcap UEに独立した初期アクセス帯域幅(その最大帯域幅を超えない)を構成することができ、または構成を変更するではなく、UE自身に判断させ、構成された追加の初期アクセス帯域幅がその帯域幅を超えると、自身に対して効果がないと見なす。
【0153】
独立した初期ダウンリンクBWPの構成では、同様にUEに独立したページングリソース、即ちRedcap専用のページングリソースを構成することができ、即ち当該構成はPCCH-Config for Redcapであってもよい。
【0154】
これらの構成は、他の関連するRRCシグナリングが同じIEを引用できる場合にも適用可能である。
【0155】
〈例2〉
Redcapのランダムアクセス構成を最適化し、具体的な最適化方法は2種類がある。
【0156】
第1種では、
Redcap UEとR15またはR16 UEが同じ初期帯域幅を多重化する場合、Redcap UEに独立したランダムアクセス構成を構成することができる。当該独立したランダムアクセス構成により、Redcap UEと、R15またはR16 UEとが異なるランダムアクセスリソースまたはランダムアクセスパラメータを有する。
【0157】
例えば、具体的な構成リソースは、ランダムアクセスの時間周波数リソースを含み、Redcap UEが2ステップランダムアクセスを支持するか否か。
【0158】
別の例として、具体的なランダムアクセスの時間周波数リソースは、Redcap UEに独立したRO、即ち異なるPRACHリソースインデックスを構成する。
【0159】
例えば、ネットワーク側のデバイス(基地局などの無線側ネットワークエレメントまたはアクセス管理機能AMFなど)が、Redcap UEが2ステップランダムアクセスをサポートすることを望むか否かに基づいて、2ステップまたは4ステップランダムアクセスのRACHの物理リソースを構成する。すなわち、RedcapUEが2ステップのランダムアクセスをサポートすることを望んでいない場合、ランダムアクセス構成においてRedcapUEのみに適合する4ステップのリアルタイムアクセスリソースだけを構成し、このようにして、Redcap UEのランダムアクセスを制御できるとともに、eMBBユーザに影響を与えない。
【0160】
いくつかのシーンでは、Redcap UEが2ステップランダムアクセスをサポートする場合、独立したMSCをMsgBに構成してもよい。
【0161】
上記構成を適用して、新無線NR RedcapのRACH関連物理リソースのにアクセスタイミング(Rccess)RO、および2-stepをサポートするか否かを独立して構成する。
【0162】
さらに、Redcap UEが異なるタイプに分けられる場合、上記構成に分類の構成を追加してもよい。例えば2つの構成を用意し、必要なパラメータに対して構成を2つとし、必要のないパラメータに対して構成を1つのままにする。
【0163】
第2種では、独立して構成されたRedcap初期アクセス帯域幅がeMBBの最大初期帯域幅より小さい場合、直接SIB1の初期BWP IEにおいて第1類UEに属する構成情報を独立して構成する。
【0164】
図8は例示的な一実施例によって示されるUE(UE)800のブロック図である。例えば、UE800は携帯電話、コンピュータ、デジタルブロードキャストユーザ機器、スメッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0165】
図8を参照すると、UE800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電源コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/ O)インターフェース812、センサコンポーネント814、および通信コンポーネント816のうちの1つ又は複数のコンポーネントを含むことができる。
【0166】
処理コンポーネント802は通常、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作および記録操作に関連する操作などUE800の全般の操作を制御する。処理コンポーネント802は上記方法のすべて又は一部のステップを完成させるように、命令を実行するための1つ又は複数のプロセッサ820を含むことができる。また、処理コンポーネント802は、処理コンポーネント802と他のコンポーネントとの間のインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802との間のインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0167】
メモリ804は、UE800上の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、UE800において操作される如何なるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、スメッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスクまたは光ディスクのような任意タイプの揮発性または不揮発性の記憶装置又はそれらの組み合わせで実現することができる。
【0168】
電源コンポーネント806はUE800の様々なコンポーネントに電力を提供する。電源コンポーネント806は電源管理システム、1つ又は複数の電源、およびUE800に電力を生成、管理、配分することに関連する他のコンポーネントを含むことができる。
【0169】
マルチメディアコンポーネント808は前記UE800とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現することができる。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネルにおけるジェスチャを検出するために、1つ又は複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界だけではなく、前記タッチ又はスライド操作に関連する持続時間および圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント808は1つの前面カメラ及び/又は背面カメラを含む。UE800が撮影モード又はビデオモードなどの操作モードである場合、前面カメラ及び/又は背面カメラは外部のマルチメディアデータを受信することができる。各前面カメラ及び背面カメラは固定した光学レンズシステムであってもよいし、或いは焦点距離と光学ズーム能力を備えるものであってもよい。
【0170】
オーディオコンポーネント810はオーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は1つのマイク(MIC)を含み、UE800が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、マイクは外部オーディオ信号を受信するように構成される。受信されたオーディオ信号はさらにメモリ804に記憶されるか、又は通信コンポーネント816を介して送信される。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント810はオーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0171】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0172】
センサコンポーネント814は、各態様の状態評価をUE800に提供するために、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814はデバイス800のオン/オフ状態、UE800のディスプレイとキーパッドのようなコンポーネントの相対的な位置決めを検出することができ、センサコンポーネント814はさらに、UE800またはUE800の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザとUE800との接触の有無、UE800の方位又は加速/減速、およびUE800の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント814は如何なる物理的接触もない時に周辺で物体が存在するか否かを検出するように構成される近接センサを含むことができる。センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションで使用される、CMOSまたはCCD画像センサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント814は加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサまたは温度センサをさらに含むことができる。
【0173】
通信コンポーネント816は、UE800と他のデバイスとの間の有線又は無線方式の通信を容易にするように構成される。UE800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはそれらの組み合せにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント816はブロードキャストチャネルを介して外部放送管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信コンポーネント816は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術および他の技術で実現することができる。
【0174】
例示的な実施例では、UE800は、上記方法を実行するために、1つ又は複数の専用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品、1つまたは複数のアプリケーションによって実現されてもよい。
【0175】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば命令を含むメモリ804を提供し、上記指令は、上記方法を完成させるために、UE800のプロセッサ820によって実行することができる。例えば、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0176】
図9に示すように、本開示の一実施例に係る基地局の構造を示す。例えば、基地局900はネットワーク側のデバイスとして提供されてもよい。図9を参照すると、基地局900は、1つまたは複数のプロセッサが含まれる処理コンポーネント922と、、処理コンポーネント922によって実行可能な命令、例えばアプリケーションプログラムを記憶するためのメモリ932で表されるメモリリソースと、を含む。メモリ932に記憶されているアプリケーションプログラムは1つまたは1つ以上のモジュールを含むことができ、前記モジュールはそれぞれ1組の命令に対応する。また、処理コンポーネント922は、上記方法に記載の前記基地局に適用される任意の方法、例えば、図2~3に示す方法を実行するように、命令を実行するように構成される。
【0177】
基地局900は基地局900の電源管理を実行するように構成される1つの電源コンポーネント926と、基地局900をネットワークに接続するように構成される1つの有線または無線ネットワークインターフェース950と、1つの入力出力(I/O)インターフェース958と、をさらに含んでも良い。基地局900は、メモリ932に記憶される操作システム、例えばWindows Server TM、Mac OS XTM、UnixTM, Linux(登録商標)TM、FreeBSDTMまたはこのようなものを操作することができる。
【0178】
当業者は明細書を考慮し且つここで開示された発明を実践した後、本発明の他の実施形態を容易に想到し得る。本開示は、本発明のあらゆる変形、用途または適応的変化をカバーすることを目的とし、これらの変形、用途または適応的変化は本発明の一般原理に従い、且つ本開示で開示されていない本技術分野の技術常識または慣用されている技術手段を含む。明細書と実施例は例示的なもののみとして見なされ、本発明の真の範囲と精神は以下の特許請求の範囲によって示される。
【0179】
なお、本発明は上記説明されかつ図面に示されている正確な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正と変更を行うことができる。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【手続補正書】
【提出日】2022-09-30
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
期アクセス構成は、UEの初期アクセスに使用され、ランダムアクセス構成はUEのランダムアクセスに使用され、ページング構成は、アイドル状態または非アクティブ状態のUEページングメッセージを送信し、ページングメッセージによってUEのアクセスをトリガーする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成および/またはリアルタイムアクセスパラメータの構成を含むことができる。前記ランダムアクセスパラメータは、ランダムアクセスのタイプ、及びアクセス構成情報のうちの少なくとも1つを指示するために使用することができ、ランダムアクセスのリーダーシーケンス、またはランダムアクセスの繰り返し回数などを含むが、これらに限定されない。具体的には、前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセス構成(rach-ConfigCommonTwoStepRA)、ランダムアクセスメッセージAの物理アップリンク共有チャネル構成(msgA-PUSH-Config)、ランダムアクセススメッセージBの物理アップリンク制御チャネル構成(MsgB-PUCCH-Config)、ランダムアクセスメッセージAの変調符号化形式(msgA-MCS)およびランダムアクセスメッセージの復調基準信号構成(MsgB-DMRS-Config)などのうちの1つまたは複数を含むことができる。無論、これが単なる例に過ぎず、具体的な前記ランダムアクセス構成はrach-ConfigCommonにおけるランダムアクセスと関連する様々なパラメータであってもよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
この時、第1類UEと第2類UEは同じBWP構成を有し、即ち同じBWPを用いる。例えば、第1類UEと第2類UEが同じ初期アップリンクBWP 1を用いるが、第1類UEと第2類UEによって使用されるのは、初期アップリンクBWP 1の異なる周波数リソースまたは時間領域リソースである。他の例として、第1類UEと第2類UEが同じ初期ダウンリンクBWP を用いるが、第1類UEと第2類UEによって使用されるのは初期ダウンリンクBWP 2の異なる周波数リソースまたは時間領域リソースである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0062】
第1類UEと第2類Uがページングされる頻度の高低を考慮し、ページングタイミングが異なることは、第1類UEと第2類UEのページングタイミングに対応する時間領域リソースが異なることと、第1類UEと第2類UEのページングタイミングに対応する周波数領域リソースが異なることと、第1類UEと第2類UEの隣接する2つのページングタイミングの間の間隔時間が異なることとのうちの少なくとも1つを含む。例えば、第1類UEの隣接する2つのページングタイミングの間の間隔が、第2類UEの隣接する2つのページングタイミングの間の間隔時間より大きくても良いなど、第1類UEのページングタイミングの間の時間間隔を延長し、第1類UEのページングタイミングの頻度を低減することに相当し、これにより、第1類UEがウェイクアップ状態に入ってページングメッセージを監視する頻度をさらに下げ、第1類UEの消費電力をさらに低下させることができる。無論、ここは単なる例に過ぎず、具体的な実現は上記例に限定されない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0073】
他のいくつかの実施例では、前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なる。当該物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は略してmsgA-PUSH-ConfigCommonと呼ぶことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0079】
当該共通PDCCH構成はpdcch-CofigCommon構成と呼ばれても良い。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0101】
いくつかの実施例では、前記基地局から送信された構成情報を受信するステップは、システム情報ブロックSIB1を受信するステップであって、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれているステップを含む。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0136
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0136】
いくつかの実施例では、前記基地局から送信された構成情報を受信することは、システム情報ブロックSIB1を受信し、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれていることを含む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0140】
本出願の実施例は、プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され且つプロセッサによって実行可能なプログラムと、を含む通信機器を提供し、プロセッサは実行可能なプログラムを実行するときに、上記任意の技術案によって提供された、UEに適用される構成情報伝送方法を実行し、または任意の技術案によって提供された、基地局に適用される構成情報伝送方法を実行する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基地局に適用される構成情報伝送方法であって、
それぞれ第1類ユーザ機器(UE)と第2類UEに対する構成情報を送信するステップを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される、
ことを特徴とする構成情報伝送方法。
【請求項2】
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報伝送方法。
【請求項3】
前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分(BWP)構成を含み、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の構成情報伝送方法。
【請求項4】
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なる、
ことを特徴とする請求項3に記載の構成情報伝送方法。
【請求項5】
前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報伝送方法。
【請求項6】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の構成情報伝送方法。
【請求項7】
前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の構成情報伝送方法。
【請求項8】
前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報伝送方法。
【請求項9】
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、
前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の構成情報伝送方法。
【請求項10】
前記それぞれ前記第1類UEと前記第2類UEに対するアクセス構成情報を送信するステップは、
システム情報ブロック(SIB1)を送信するステップであって、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれているステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の構成情報伝送方法。
【請求項11】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、
前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる、
ことを特徴とする請求項10に記載の構成情報伝送方法。
【請求項12】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、
および/または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なり、前記ランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスのランダムアクセススメッセージに属する、
ことを特徴とする請求項11に記載の構成情報伝送方法。
【請求項13】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素(IE)を含み
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる、
ことを特徴とする請求項10に記載の構成情報伝送方法。
【請求項14】
ユーザ機器(UE)に適用される構成情報伝送方法であって、
基地局から送信された構成情報を受信するステップを含み、
前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報とを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される、
ことを特徴とする構成情報伝送方法。
【請求項15】
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期アクセス構成が、前記第2類UEの初期アクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の構成情報伝送方法。
【請求項16】
前記初期アクセス構成は、初期帯域幅部分(BWP)構成を含み、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEの初期BWP構成が、前記第2類UEの初期BWP構成と異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEが同じ前記初期BWP構成を有し、前記初期BWP構成によって指示される同じ初期BWPにおけるアクセスリソースが異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なること、を含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の構成情報伝送方法。
【請求項17】
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成の一部が同じであり、残りの部分が異なることは、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるアップリンク初期BWP構成が同じであり、ダウンリンク初期BWP構成が異なること、
または、
前記第1類UEと前記第2類UEの前記初期BWP構成におけるダウンリンク初期BWP構成が同じであり、アップリンク初期BWP構成が異なることを含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の構成情報伝送方法。
【請求項18】
前記アクセス構成は、ランダムアクセスのためのランダムアクセス構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのランダムアクセス構成が、前記第2類UEのランダムアクセス構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の構成情報伝送方法。
【請求項19】
前記ランダムアクセス構成は、ランダムアクセスリソースの構成を含む、
ことを特徴とする請求項18に記載の構成情報伝送方法。
【請求項20】
前記ランダムアクセス構成は、2ステップランダムアクセスのランダムアクセス構成を含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の構成情報伝送方法。
【請求項21】
前記アクセス構成は、ページングメッセージの送信のためのページング構成を含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立していることは、
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の構成情報伝送方法。
【請求項22】
前記第1類UEのページング構成が、前記第2類UEのページング構成と異なることは、
前記第1類UEのページング構成によって指示される、第1類UEをページングするページングタイミングが、前記第2類UEのページングタイミングと異なることを含む、
ことを特徴とする請求項21に記載の構成情報伝送方法。
【請求項23】
前記基地局から送信された構成情報を受信するステップは、
システム情報ブロックSIB1を受信するステップであって、前記SIB1には前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報が含まれているステップを含む、
ことを特徴とする請求項14に記載の構成情報伝送方法。
【請求項24】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、
前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEと異なる、
ことを特徴とする請求項23に記載の構成情報伝送方法。
【請求項25】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのアップリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB 1は、初期アップリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEのランダムアクセスチャネル共通構成は異なり、
および/または
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期アップリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期アップリンクBWP IEの物理アップリンク共有チャネルのランダムアクセスメッセージAの構成は異なり、前記ランダムアクセスメッセージAは2ステップランダムアクセスのランダムアクセススメッセージに属する、
ことを特徴とする請求項23に記載の構成情報伝送方法。
【請求項26】
前記第1類UEと前記第2類UEの構成情報は、アクセスのためのダウンリンクアクセス構成が異なることを指示し、前記SIB1は、初期ダウンリンクBWP情報要素(IE)を含み、
前記第1類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは、前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEと異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は異なり、
または、
前記第1類UEの構成情報と前記第2類UEの構成情報が含まれている初期ダウンリンクBWP IEは同じであり、前記第1類UEと前記第2類UEに対して前記初期ダウンリンクBWP IEの共通PDCCH構成は同じであり、前記共通PDCCH構成における前記第1類UEと前記第2類UEに対するダウンリンクアクセス構成のパラメータ値は異なる、
ことを特徴とする請求項23に記載の構成情報伝送方法。
【請求項27】
基地局に適用される構成情報伝送装置であって、
それぞれ第1類ユーザ機器(UE)と第2類UEに対する構成情報を送信するように構成される送信モジュールを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用される、
ことを特徴とする構成情報伝送装置。
【請求項28】
ユーザ機器(UE)に適用される構成情報伝送装置であって、
基地局から送信された構成情報を受信するように構成される受信モジュールを含み、
前記構成情報が、第1類UEの構成情報と第2類UEの構成情報とを含み、
前記構成情報によって指示される前記第1類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのアクセス構成から独立しており、
前記第1類UEのアクセス構成が、前記第1類UEのネットワークへのアクセスに使用され、前記第2類UEのアクセス構成が、前記第2類UEのネットワークへのアクセスに使用されるもの、を含む、
ことを特徴とする構成情報伝送装置。
【請求項29】
通信機器であって、
プロセッサと、送受信機と、メモリと、メモリに記憶され且つ前記プロセッサによって実行可能なプログラムと、を含み、前記プロセッサは前記実行可能なプログラムを実行する時に、請求項1~13または14~26のいずれかによって提供される方法を実現する、
ことを特徴とする通信機器。
【請求項30】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体には実行可能なプログラムが記憶されており、前記実行可能なプログラムはプロセッサによって実行されると、請求項1~13または14~26のいずれかによって提供される方法を実現できる、
ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【国際調査報告】