(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-23
(54)【発明の名称】作業チャネル及びコントロール体を備えた内視鏡
(51)【国際特許分類】
A61B 1/00 20060101AFI20230516BHJP
A61B 1/018 20060101ALI20230516BHJP
A61B 1/015 20060101ALI20230516BHJP
【FI】
A61B1/00 711
A61B1/018 512
A61B1/015 512
A61B1/00 632
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022560517
(86)(22)【出願日】2021-03-29
(85)【翻訳文提出日】2022-10-04
(86)【国際出願番号】 IB2021052564
(87)【国際公開番号】W WO2021205277
(87)【国際公開日】2021-10-14
(31)【優先権主張番号】102020109966.5
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】000113263
【氏名又は名称】HOYA株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】シュレーター,ティルマン
【テーマコード(参考)】
4C161
【Fターム(参考)】
4C161CC06
4C161DD03
4C161FF12
4C161FF43
4C161HH05
4C161HH22
4C161LL02
(57)【要約】
【課題】
【解決手段】本発明は、挿入チューブ(20)内の作業チャネル(122)と、挿入チューブ(20)が遠位側に接続されているコントロール体(10)と、コントロール体(10)に着脱可能に取り付け可能な取付体(100)と、を備える内視鏡(1)であって、着脱可能に取り付け可能な取付体(100)が作業チャネル組立体と吸引装置組立体とを有する、内視鏡(1)に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
挿入チューブ(20)内の作業チャネル(122)と、
前記挿入チューブ(20)が遠位側に接続されているコントロール体(10)と、
前記コントロール体(10)に着脱可能に取り付け可能な取付体(100)と、
を備える内視鏡(1)であって、前記着脱可能に取り付け可能な取付体(100)が作業チャネル組立体と吸引装置組立体とを有する、
内視鏡(1)。
【請求項2】
前記作業チャネル組立体は、前記内視鏡(1)の遠位端まで延在する前記作業チャネル(122)を有し、
前記吸引装置組立体は、吸引導管(320)と前記吸引導管(320)に設けられた吸引制御弁(110)とを有する、
請求項1に記載の内視鏡(1)。
【請求項3】
前記着脱可能に取り付け可能な取付体(100)は、外部からアクセスできる前記作業チャネル(122)の入口部分をなす器具導入部分(120)を有する、
請求項2に記載の内視鏡(1)。
【請求項4】
前記内視鏡(1)は、前記コントロール体(10)に前記着脱可能に取り付け可能な取付体(100)と、前記着脱可能に取り付け可能な取付体(100)を取り付けることができる前記コントロール体(10)を有する内視鏡原形体とを備え、
前記内視鏡原形体は、前記作業チャネル組立体と前記吸引装置組立体とを有さない、
請求項2又は請求項3に記載の内視鏡(1)。
【請求項5】
前記着脱可能に取り付け可能な取付体(100)は、使用後に廃棄され得る単回使用体として形成され、
前記内視鏡原形体は、使用後に洗浄され、再び使用され得る複数回使用体として形成されている、
請求項4に記載の内視鏡(1)。
【請求項6】
前記コントロール体(10)は、前記着脱可能に取り付け可能な取付体(100)に組み込まれた完全化部品(105)によって完全化可能である不完全なハウジング(150)を有する、
請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の内視鏡(1)。
【請求項7】
前記コントロール体(10)は、完全化部品(105)としてのハウジング補完部分により完全なものにすることによって前記コントロール体(10)を形成する不完全なハウジング(150)としてのハウジングベース要素を有し、
前記ハウジング補完部分は、前記着脱可能に取り付け可能な取付体(100)に配置され、前記吸引制御弁(110)を有する、
請求項6に記載の内視鏡(1)。
【請求項8】
前記吸引導管(320)は、吸引源に接続可能である近位吸引導管部分(325)と、前記内視鏡(1)の前記遠位端まで延在する遠位吸引導管部分(326)とを有し、
前記吸引制御弁(110)は、前記近位吸引導管部分(325)と前記遠位吸引導管部分(326)との間に配置されている、
請求項2~請求項7のいずれか1項に記載の内視鏡(1)。
【請求項9】
前記コントロール体(10)の前記不完全なハウジング(150)は、前記コントロール体(10)の延在方向に対して垂直に延びる溝(160)を有し、前記溝(160)に前記取付体(100)の前記完全化部品(105)の一部(130)を嵌合設置可能である、
請求項6~請求項8のいずれか1項に記載の内視鏡(1)。
【請求項10】
前記コントロール体(10)の前記不完全なハウジング(150)及び/又は前記取付体(100)は、前記コントロール体(10)の前記不完全なハウジング(150)に前記取付体(100)を取り付けるための係止固定手段(400)を有する、
請求項6~請求項9のいずれか1項に記載の内視鏡(1)。
【請求項11】
前記取り付け可能な取付体(100)の前記作業チャネル組立体及び前記吸引装置組立体が前記コントロール体(10)に着脱可能に取り付けられている、請求項1~請求項10のいずれか1項に記載の内視鏡(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、挿入チューブ内に作業チャネルと、挿入チューブが遠位側に接続されるコントロール体とを備えた内視鏡に関する。
【背景技術】
【0002】
このような内視鏡では、患者に検査又は手術の目的で挿入チューブが挿入される。挿入チューブによって、器具を作業チャネルを通して検査又は手術が行われるべき場所へ案内することができる。
【0003】
検査又は手術の終了後、挿入チューブは引き抜かれる。その後、内視鏡が洗浄及び滅菌され、新たに使用する準備が整えられる。洗浄と滅菌は、以前の使用による汚れを除去することを意図している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、新たに使用するためにさらに確実に汚れが取り除かれる、作業チャネル及びコントロール体を備えた内視鏡を提供することである。
【0005】
上記課題は、請求項1の特徴を有する内視鏡によって解決される。有利な展開形態は従属請求項の主題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、挿入チューブ内に作業チャネルと、挿入チューブが遠位側に接続されるコントロール体と、コントロール体に着脱可能に取り付け可能な取付体とを備えた内視鏡であって、着脱可能に取り付け可能な取付体が作業チャネル組立体と吸引装置組立体を有する、内視鏡に関する。
【0007】
このような内視鏡では、着脱可能に取り付け可能な取付体をコントロール体から取り外すことにより、内視鏡から作業チャネル組立体及び吸引装置組立体を取り去ることができる。作業チャネル組立体及び吸引装置組立体は、使用後に特に洗浄し難く、それにより洗浄及び滅菌したとしても、表面にバイオフィルムが形成されて残る可能性がある。したがって、患者に用いる場合に、使用によって表面にバイオフィルムが形成される危険性が高いまさにその要素が内視鏡から取り去られる。したがって、この内視鏡は、耐性のバイオフィルムに由来する細菌の伝染をより効果的に回避することができる。
【0008】
作業チャネル組立体は、内視鏡の遠位端まで延在する作業チャネルを有することができる。吸引装置組立体は、吸引導管と、吸引導管に設けられた吸引制御弁とを有することができる。
【0009】
したがって、作業チャネル、吸引導管、及び吸引導管に設けられた吸引制御弁も内視鏡から取り去ることができる。
【0010】
着脱可能に取り付け可能な取付体は、外部からアクセス可能な作業チャネルの入口部分を形成する器具導入部分を有することができる。器具導入部分も内視鏡から取り去ることができる。
【0011】
内視鏡は、コントロール体に着脱可能に取り付け可能な取付体と、着脱可能に取り付け可能な取付体を取り付けることができるコントロール体を有する内視鏡原形体(Endoskoprohkoerper)とを備えることができ、内視鏡原形体は、作業チャネル組立体及び吸引装置組立体を有さない。
【0012】
内視鏡原形体が作業チャネル組立体及び吸引装置組立体を有さないため、洗浄された内視鏡原形体を新たに使用する場合に、新しい作業チャネル組立体及び新しい吸引装置組立体を有する未使用の新しい取付体が内視鏡原形体に装着され、以前の内視鏡の使用に由来する汚れ又はバイオフィルムによる汚染の危険が著しく低減される。
【0013】
着脱可能に取り付け可能な取付体は、使用後に廃棄できる単回使用体として形成され得る。内視鏡原形体は、使用後に洗浄して再使用できる複数回使用体として形成され得る。
【0014】
明確な分離は、内視鏡を安全に使用できるようにする。複数回使用体としての内視鏡原形体は、内視鏡の電子部品を内蔵している。さらに、単回使用体として形成された取付体は、それが取り外し可能なハウジング部分、作業チャネル組立体、及び吸引装置組立体しか有しておらず、比較的高価な電子部品を有していないため、安価に製造できる。
【0015】
コントロール体は、着脱可能に取り付け可能な取付体に組み込まれた完全化部品によって完全化することができる不完全なハウジングを有することができる。不完全なハウジングと完全化部品の組立及び分離は簡単であり、複雑でない。不完全なハウジングと完全化部品の組立と分離は迅速かつ確実に行うことができる。
【0016】
コントロール体は、不完全なハウジングとしてのハウジングベース要素を有することができ、これは完全化部品としてのハウジング補完部分により補足して完全なものにすることによってコントロール体を形成し、ハウジング補完部分は、着脱可能に取り付け可能な取付体に配置され、吸引制御弁を有している。使用者が使って操作する部品群としての他でもないハウジングが、取付体が内視鏡にすでに組み付けられているか、いないかに関する確実な情報を提供する。使用者は、コントロール体が完全であるか否かを直接認識する。取付体をまだ装着していない内視鏡の誤った使用は直ちに認識され、回避され得る。
【0017】
吸引導管は、吸引源に接続可能である近位吸引導管部分と、内視鏡の遠位端まで延在する遠位吸引導管部分とを有することができる。吸引制御弁は、近位吸引導管部分と遠位吸引導管部分との間に配置することができる。したがって、吸引源に接続可能である近位吸引導管部分も、吸引制御弁及び遠位吸引導管部分と一緒に内視鏡から取り去ることができる。
【0018】
コントロール体の不完全なハウジングは、コントロール体の延在方向に対して垂直に延びる溝を有することができ、その中に取付体の完全化部品の一部を嵌合設置することができる。内視鏡を完全化するために、完全化部品は、容易、簡単、かつ明確に検証可能であり、さらに迅速かつ複雑でない仕方でコントロール体の不完全なハウジングに嵌めることができる。
【0019】
コントロール体及び/又は取付体の不完全なハウジングは、取付体をコントロール体の不完全なハウジングに取り付けるための係止固定手段を有することができる。これにより、完全化部品をコントロール体の不完全なハウジングに確実に配置することができる。コントロール体の不完全なハウジングから完全化部品が誤って意図せずに外れることは、係止固定手段によって回避される。
【0020】
取り付け可能な取付体の作業チャネル組立体及び吸引装置組立体は、コントロール体に着脱可能に取り付けることができる。作業チャネル組立体と吸引装置組立体がコントロール体に着脱可能に取り付けられる場合、それらに外部からアクセスできない。コントロール体の壁は、作業チャネル組立体と吸引装置組立体を隠す。作業チャネル組立体及び吸引装置組立体を隠す壁は、取り付け可能な取付体の一部であってもよい。あるいは、作業チャネル組立体及び吸引装置組立体を隠す壁は、取り付け可能な取付体とは別個であってもよい。
【0021】
本発明の上記の態様を適当に組み合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】
図1は、第1の実施例によるコントロール体を備えた本発明の内視鏡の概略斜視図である。
【
図2】
図2は、取付体がコントロール体の不完全なハウジングに嵌められていない、第1の実施例による本発明の内視鏡の概略斜視図である。
【
図3】
図3は、第1の実施例の取付体の中央部分の概略斜視図である。
【
図4】
図4は、取付体がコントロール体の不完全なハウジングに嵌められる、第1の実施例による本発明の内視鏡の概略斜視図である。
【
図5】
図5は、第1の実施例のコントロール体の概略断面図である。
【
図6】
図6は、第1の実施例の内視鏡の遠位端の概略断面図である。
【
図7】
図7は、第2の実施例の内視鏡の遠位端の概略断面図である。
【
図8】
図8は、第3の実施例の内視鏡の遠位端の概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に、実施例をもとに図面を参照しながら本発明について詳しく説明する。図面の図示は、必ずしも一定の縮尺どおりに示されているわけではなく、より明確にするために歪曲して示されている場合がある。
【0024】
第1の実施例
以下に、
図1~
図4を参照しながら本発明の第1の実施例について説明する。
【0025】
本発明による内視鏡1は、コントロール体10と、挿入チューブ20と、供給ケーブル30とを有する。
【0026】
挿入チューブ20は、コントロール体10の遠位側でコントロール体10と接続されている。挿入チューブ20の遠位側には、遠位端部分40が配置されている。挿入チューブ20は、遠位端部分40が先に、検査又は手術の目的で患者に挿入される。以下に説明する作業チャネルは、挿入チューブ20内で遠位端部分40まで延在する。
【0027】
供給ケーブル30は、コントロール体10の近位側でコントロール体10と接続される。供給ケーブル30は、コントロール体10に電気を供給するための電線を含む。供給ケーブル30は、内視鏡から得られたデータを評価ユニット(図示せず)に伝送する信号ケーブルをさらに含む。供給ケーブル30は、供給ケーブル30の近位側で評価ユニットに差し込まれるプラグを有する。
【0028】
コントロール体10は、完全化部品105が嵌められることによって初めて完全なハウジングとなる不完全なハウジング150をハウジングベース要素として有する。完全化部品105は、コントロール体10のハウジングを完全化するためのハウジング補完部分として機能する。コントロール体10の完全なハウジングは人間工学的な形状であり、延在方向に見て中央領域に、手で握ることができるグリップ領域12を有するように形成されている。使用者は、グリップ領域12を把持して内視鏡を使用する。グリップ領域12は、
図1に示されるように、不完全なハウジング150と完全化部品105にわたって延在する。
【0029】
コントロール体10は、吸引制御弁110、水空気弁152、コントロールボタン153、154、及び外部からアクセス可能な作業チャネルの入口部分を形成する器具導入部分120が配置された前側を有する(
図1を参照)。
【0030】
より厳密には、吸引制御弁110及び器具導入部分120は完全化部品105に配置されている。水空気弁152及びコントロールボタン153、154は、不完全なハウジング150に配置されている。水空気弁152は、図示しない供給源からの空気及び/又は水の供給をオン/オフするために用いられ、例えば遠位端での水によるフラッシングを制御する。空気及び/又は水の供給部、及び水空気弁152は、従来の内視鏡でのように使用することができる。コントロールボタン153、154は自由に割り当てでき、例えば、プロセッサ機能を有するコントロールボタン、例えば、遠位端のカメラによって観察される景色のスクリーンショットを撮るためのボタン、ディスプレイ上に表示されるカメラで観察される景色の画像をズームするためのボタンなどであってもよい。
【0031】
不完全なハウジング150の側面にはコントロールホイール151が配置され、これは例えば、遠位部分の偏位運動を制御するために用いられる。コントロールホイール151は他の機能を有することもできる。
【0032】
不完全なハウジング150は、前側が開いた状態に形成される。不完全なハウジング150は、不完全なハウジング150の前側が完全化部品105によって閉じられる。したがって、不完全なハウジング150は前側に、完全化部品105の周方向部分の形状と相補的な形状の周方向部分を有する。換言すれば、完全化部品105の周方向部分の形状は、不完全なハウジング150の周方向部分の形状に適合させてある。したがって、この実施例では、不完全なハウジング150の周方向部分は、第1の(遠位)溝160と第2の(近位)溝162を有する。第1の溝160と第2の溝162との間には、前側に向かって隆起部161が突出する。
【0033】
第1の溝160及び第2の溝162の縁には、隆起部161の垂直エッジが前側に向かってそれぞれ突出している。隆起部161の垂直エッジは、不完全なハウジング150の延在方向に対して垂直に延在し、したがってコントロール体10の延在方向に対して垂直に延在する。
【0034】
不完全なハウジング150はまた、以下に説明するように、完全化部品105がないことによって露出される領域に、作業チャネル要素122のための開口170を有する。開口170は、遠位端部分40まで延在するチャネルへの入口をなし、この入口を通して作業チャネル要素122を入れることができる。
【0035】
不完全なハウジング150は、第1の溝160、隆起部161及び第2の溝162によって形成される開口縁に係止固定手段400を有する。
【0036】
完全化部品105は、不完全なハウジング150に取り付けられる取付体100の一部である。この取付体100がなければ、内視鏡はまだ完全ではない内視鏡原形体であり、これを使用するには、取付体100を用いて完全化しなければならない。
【0037】
取付体100は、完全化部品105、作業チャネル組立体、及び吸引装置組立体を有する。取り付け可能な取付体100の作業チャネル組立体及び吸引装置組立体は、コントロール体10に着脱可能に取り付けられる。
【0038】
完全化部品105は、不完全なハウジング150を完全化するための補足ハウジング部分をなす。完全化部品105の周方向部分の形状は、不完全なハウジング150の周方向部分の形状に適合させてある。したがって、実施例では、完全化部品105の周方向部分は、第1の(遠位)凸部130及び第2の(遠位)凸部132を有する。第1の凸部130と第2の凸部132の間には凹部131が形成されている。不完全なハウジング150の隆起部161は凹部131に嵌合する。
【0039】
第1の凸部130及び第2の凸部132の縁には凹部131の垂直エッジがそれぞれ延在する。凹部131の垂直エッジは、完全化部品105の延在方向に対して垂直に延在する。
【0040】
完全化部品105は、第1の凸部130、凹部131及び第2の凸部132によって形成される開口縁に、係止固定手段400の相手部分を有する。不完全なハウジング150の係止固定手段400により、完全化部品105を不完全なハウジング150に係止することができる。
【0041】
係止固定手段400の種類は自由に選択できる。例えば、完全化部品105における相手部分としての対応する開口に係合する、逆鉤の形態のスナップインコネクタを係止固定手段400として選択することができる。任意の係止固定手段400を使用することができる。
【0042】
完全化部品105の前側には器具導入部分120が配置されている。器具導入部分120は、作業チャネル組立体の一部である。
【0043】
作業チャネル組立体は、作業チャネル要素122を有する。挿入チューブ20に作業チャネル要素122が完全に挿入されると、作業チャネル要素122は内視鏡1の遠位端まで延在する。
【0044】
作業チャネル要素122はチューブ状であり、外装によって取り囲まれるチャネルをなし、これは器具を作業チャネル要素122の遠位端まで案内することができる作業チャネルとして用いられる。作業チャネル要素122の近位端は、器具導入部分120によって形成される。器具導入部分120は、その内周にゴムシールを有する。
【0045】
作業チャネル要素122の外径は、作業チャネル要素122が開口170に嵌合し、それにより作業チャネル要素122を内視鏡1の遠位端まで確実に押し動かすことができるように選択されている。
【0046】
完全化部品105の前側には、吸引制御弁110が配置されている。吸引制御弁110は、吸引装置組立体の一部である。
【0047】
吸引装置組立体は、吸引導管320を有する。吸引導管320は、(図示しない)近位吸引源(負圧源)に接続可能な近位吸引導管部分325と遠位吸引導管部分326からなるチャネル状導管によって形成される。遠位吸引導管部分326は、作業チャネル要素122まで延在し、これに通じている(
図5を参照)。吸引制御弁110は、近位吸引導管部分325と遠位吸引導管部分326との間に配置される。吸引制御弁110を作動させることにより、吸引導管320が開閉される。吸引制御弁110を作動させて開くことにより、吸引導管320の遠位端における吸引源の負圧が作用する。吸引制御弁110を作動させて閉じることにより、吸引導管320が閉じられ、吸引導管320の遠位端における吸引源の負圧が作用しなくなる。
【0048】
近位吸引導管部分325は、完全化部品105の近位側で突出する。近位吸引導管部分325はその近位側に、吸引源に接続することができる接続要素(図示せず)を有する。
【0049】
取付体100が不完全なハウジング150に配置されると、近位吸引導管部分325が、不完全なハウジング150の外縁及び供給ケーブル30で案内される。特に、供給ケーブル30には固定手段としてリング要素35が設けられている。近位吸引導管部分325はリング要素35に通される。供給ケーブル30に沿って複数のリング要素35を設けることができる。それによって、近位吸引導管部分325は、供給ケーブル30と平行に、かつ密接に当接して延びることができる(
図1を参照)。
【0050】
遠位吸引導管部分326は、作業チャネル要素122と一体化される。特に、遠位吸引導管部分326と作業チャネル要素122はY字形を形成する。作業チャネル要素122は、近位作業チャネル要素部分123と遠位作業チャネル要素部分124に分けられる。近位作業チャネル要素部分123は、器具導入部分120から、遠位吸引導管部分326と作業チャネル要素122との合流点まで延在する。遠位作業チャネル要素部分124は、遠位吸引導管部分326と作業チャネル要素122との合流点から内視鏡の遠位端まで延びる。
【0051】
取付体100が不完全なハウジング150に配置されると、遠位作業チャネル要素部分124が開口170を通して挿入チューブ20に完全に挿入され、遠位吸引導管部分326は内視鏡1の遠位端まで延びる。したがって、作業チャネル要素122が開口170に押し入れられる。
【0052】
上述のように、吸引導管320は、作業チャネル要素122に通じている。別の見方をすれば、内視鏡1は、吸引源から作業チャネルの遠位端まで連続したチャネル要素を有する。完全化部品105には、このチャネル要素への横方向のアクセス部が設けられている。アクセス部は、器具導入部分120を入口として有し、チャネル要素に通じている。
【0053】
内視鏡1の遠位端部分40において、作業チャネルと吸引チャネルを一緒に形成する遠位作業チャネル要素部分124が開いている。
【0054】
内視鏡1の遠位端部分40の詳細を
図6に示す。この場合、
図6は、挿入チューブ20から遠位端部分40への移行部を原理図として模式的に示すにすぎないことに注意すべきである。本発明は、この図示に限定されない。遠位端部分40は、例えば照明、カメラ、洗浄ノズルなど、図示されない様々な要素を有することができる。
【0055】
遠位端部分40は、遠位側に開口42を有する。作業チャネルの遠位作業チャネル部分44は、遠位端部分40に設けられている。遠位作業チャネル部分44は、開口42に縮径部分43を有する。遠位作業チャネル部分44は、縮径部分43の近位側に、縮径部分43から外向きに延在する段部面46を形成する。縮径部分43の内径は、遠位作業チャネル要素部分124の内径に相当する。
【0056】
したがって、遠位作業チャネル部分44は、開口42の内径よりも大きい内径を有する。
【0057】
したがって、遠位作業チャネル部分44に遠位作業チャネル要素部分124を段部面46まで押し入れることができる。
【0058】
遠位作業チャネル要素部分124を、段部面46を越えて押し動かすことはできない。遠位方向に最も遠くまで押し動かされた位置で、遠位作業チャネル要素部分124は段部面46に当接する。
【0059】
したがって、本発明による内視鏡1は、内視鏡原形体と取付体100とに分かれている。内視鏡原形体にはすべての機械的及び電子的部品が配置されている。内視鏡原形体には、内視鏡1の使用後に洗浄される必要がある内視鏡1の作業チャネル組立体や吸引装置組立体の要素は配置されていない。
【0060】
取付体100には、内視鏡1の作業チャネル組立体及び吸引装置組立体の要素が配置されている。内視鏡1の使用時、特に作業チャネル組立体及び吸引装置組立体が汚染にさらされる。したがって、使用時に特に激しく汚染される可能性のある内視鏡1の要素が取付体100に収容される。
【0061】
機能
内視鏡1の初回使用時には、
図4に示すように、内視鏡原形体に新しい取付体100が設置される。このために、近位吸引導管部分325は、供給ケーブル30のリング要素35に通され(
図1を参照)、吸引源と接続される。
【0062】
作業チャネル要素122は、開口170に押し入れられる。
【0063】
最後に、第1の凸部130、凹部131及び第2の凸部132を有する周方向部分が、第1の溝160、隆起部161及び第2の溝162を有する不完全なハウジング150の周方向部分に、不完全なハウジング150の延在方向に対して垂直に嵌目られることにより完全化部品105が不完全なハウジング150に嵌められる。第1の凸部130は第1の溝160に嵌合する。凹部131は隆起部161に嵌合する。第2の凸部132は第2の溝162に嵌合する。完全化部品105は、係止固定手段400によって不完全なハウジング150に堅固に係止される。
【0064】
これで内視鏡1を使用する準備が整う。内視鏡1を患者に挿入することができる。器具は、器具導入部分120を通して挿入することができる。作業チャネル/吸引チャネルの組み合わせを介して吸引することができる。
【0065】
内視鏡1の使用後、取付体100は内視鏡原形体から取り外される。取付体100は廃棄可能である。
【0066】
こうして使用済みの取付体100から解放された残りの内視鏡原形体を洗浄及び滅菌し、乾燥して保管することができる。
【0067】
内視鏡1を新たに使用するには、洗浄及び浄化処理された内視鏡原形体に新しい取付体100を装着する。
【0068】
利点
内視鏡1を内視鏡原形体と取付体100とに分けることができる。不完全なハウジング150、挿入チューブ20及び供給ケーブル30を有する内視鏡原形体は再使用可能であり、使用後に洗浄及び浄化処理することができる。
【0069】
取付体100には、内視鏡1の作業チャネル組立体及び吸引装置組立体の要素が配置されている。使用後、取付体100を廃棄することができる。
【0070】
内視鏡1を新たに使用するには、内視鏡原形体に取り付けられる直前に無菌包装から取り出すことができる新しい取付体100が洗浄及び浄化処理された内視鏡原形体に装着される。
【0071】
したがって、内視鏡1を新たに使用する場合に、以前の使用に起因する内視鏡1の汚れによる汚染をより良好に回避することができる。
【0072】
特に、作業チャネル及び吸引チャネルは、使用時にチャネルの内壁にバイオフィルムが形成される可能性のあるチャネルである。このようなバイオフィルムは、内視鏡の使用後に浄化処理するときに特に除去し難い。本発明では、バイオフィルムが形成される可能性がある内視鏡のまさにその部分、すなわち作業チャネル及び吸引チャネルが、使用後に廃棄できる取付体100内に配置されるので、再使用可能な内視鏡原形体の表面にバイオフィルムが形成される可能性を著しく低減することができる。それによって、ある患者の細菌が別の患者に伝染する交差汚染のリスクを大幅に減らすことができる。
【0073】
主要汚染要素としての作業チャネル組立体と吸引装置組立体が取り去られるため、使用済みの内視鏡原形体の洗浄には、従来の内視鏡と比べて手間がかからず、それほど複雑でもない。
【0074】
グリップ領域12が不完全なハウジング150及び完全化部品105にわたって延在するので、不完全なハウジング150の形状から、完全化部品105がなく、内視鏡1がまだ完全でないことを確実に推論することができる。内視鏡1の誤使用を回避することができる。
【0075】
前側に突出する隆起部161の垂直エッジは、不完全なハウジング150の延在方向に対して垂直に延在する。それによって、完全化部品105を不完全なハウジング150に確実に嵌めることができる。
【0076】
本発明では、取付体100を内視鏡原形体に組み付けるために、作業チャネル組立体及び吸引装置組立体は、相応に(近位吸引導管部分325が近位側へリング要素35に、作業チャネル要素122が開口170に)位置決めされ、完全化部品105が不完全なハウジング150に嵌められ、カチッと取り付けられる。したがって、内視鏡1を迅速かつ複雑でない仕方で組み立てることができる。
【0077】
内視鏡原形体からの取付体100の取り外しも、簡単、容易、かつ迅速に行うことができる。
【0078】
作業チャネルと吸引チャネルが合流点の遠位で1つのチャネルとして組み合わされるため、この1つのチャネルは、所望の器具を挿通するという、及び吸引するというそれぞれの目的に適した小さい直径を有することができる。したがって、挿入チューブ20及び遠位端部分40に形成され、入口に開口170を有する受入チャネル44も小さい直径を有することができる。したがって、挿入チューブ20及び遠位端部分の外径寸法をそれに対応して小さく形成することができる。
【0079】
遠位作業チャネル要素部分124を、段部面46を越えて押し動かすことができず、遠位方向に最も遠くまで押し動かした位置で、遠位作業チャネル要素部分124が段部面46に当接するため、作業チャネル要素122が使用中に患者と接触することはない。作業チャネル要素122を取り囲む遠位端部分40のみが患者と接触する。したがって、作業チャネル要素122は、汚れからより良好に保護される。
【0080】
第2の実施例
第2の実施例について、
図7を参照して説明する。第2の実施例では、遠位作業チャネル要素部分124の遠位領域が変更されている。それ以外の構成は第1の実施例と同じである。
【0081】
遠位作業チャネル要素部分124は、遠位端領域125を有する。遠位端領域125は、周回凹部126を遠位端領域125の外面に備えている。周回凹部126は、遠位端領域125の外周に沿って延在する。
【0082】
遠位作業チャネル部分44は、遠位作業チャネル部分44の内面に周回凹部47を備えている。周回凹部47は、遠位作業チャネル部分44の内周に沿って延在する。
【0083】
周回凹部47は、遠位端領域125の周回凹部126よりも遠位作業チャネル部分44内に深く窪んでいる。周回凹部47には、保持要素48が固着する。
【0084】
保持要素48は、リング要素として形成されていてもよい。保持要素48はシールリングであってもよい。保持要素48は、ばね要素又は別の弾性要素であってもよい。
【0085】
作業チャネル要素122を内視鏡1、すなわち挿入チューブ20及び遠位端部分40に(完全に)押し入れ終えた状況で、遠位作業チャネル要素部分124の周回凹部126と遠位作業チャネル部分44の周回凹部47は互いに向かい合う。したがって、この取付け状況で、遠位端部分40の保持要素48が遠位作業チャネル要素部分124の周回凹部126に係合する。それによって、この取付け状況で、遠位作業チャネル部分44が遠位端部分40でカチッと嵌ることができる。したがって、遠位作業チャネル部分44を遠位端部分40で確実に保持することができる。この実施例でも、作業チャネル要素122が患者と接触することはない。
【0086】
第3の実施例
第3の実施例について、
図8を参照して説明する。第3の実施例では、遠位作業チャネル要素部分124の遠位領域が変更されている。それ以外の構成は第1の実施例と同じである。
【0087】
遠位作業チャネル要素部分124は、遠位端領域125を有する。遠位端領域125は、遠位端領域125の外面に円錐形の外面127を備える。円錐形の外面127は、遠位端領域125の遠位方向に先細になる。したがって、遠位端領域125の外径は、遠位端領域125の遠位方向に減少する。
【0088】
遠位作業チャネル部分44は、遠位端において遠位作業チャネル部分44の内面に円錐形の内面49を備える。円錐形の内面49は、遠位作業チャネル部分44の遠位方向に先細になる。換言すれば、遠位作業チャネル部分44の内径は、円錐形の内面49において遠位作業チャネル部分44の遠位方向に減少する。
【0089】
円錐形の内面49の勾配は、円錐形の外面127の勾配に相当する。
【0090】
作業チャネル要素122を内視鏡1、すなわち挿入チューブ20及び遠位端部分40に(完全に)押し入れ終えた状況で、遠位作業チャネル要素部分124の円錐形の外面127が遠位端部分40の円錐形の内面49に当接し、それ以上遠位方向に移動させることができない。
【0091】
それによって、取付け状況において、遠位作業チャネル部分44は、当接位置で遠位端部分40に当接することができる。したがって、遠位作業チャネル部分44を遠位端部分40で確実に保持することができる。この実施例でも、作業チャネル要素122が患者と接触することはない。
【0092】
他の代替案
第1の実施例では、コントロールホイール151について説明する。内視鏡は、様々な目的のために複数のコントロールホイールを有し得る。
【0093】
例えば遠位部分が偏位し得ない内視鏡に本発明を適用する場合にはコントロールホイール151を省略することができる。
【0094】
第1の実施例では、不完全なハウジング150の周方向部分は、第1の(遠位)溝160と、第2の(近位)溝162と、溝160、162の間の隆起部161とを有し、これらは完全化部品105の凸部130、132及び凹部131からなる相手部分として考えられた形成部に嵌合する。本発明はそれに限定されない。不完全なハウジング150の周方向部分の正確な形状、及びそれに正確に嵌る完全化部品105の相手形状を任意に選択することができる。使用者は、完全化部品105のないハウジングが不完全であることを認識できるはずである。さらに、完全化部品105が不完全なハウジング150に嵌合することが保証されさえすればよい。
【0095】
第1の実施例では、不完全なハウジング150に完全化部品105が組み付けられた状態で、近位吸引導管部分325が不完全なハウジング150の外側に近位方向に延びている。代替的に、不完全なハウジング150において近位側に、この場合、近位吸引導管部分325のために形成されている開口170と類似に形成されている(遠位)開口を有するチャネルが設けられている。このチャネルは、近位側で、不完全なハウジング150への供給ケーブル30の接続箇所の近くで不完全なハウジング150の外側に開口している。このチャネルを通して近位吸引導管部分325を近位方向に押し動かすことができ、この場合、この近位吸引導管部分は供給ケーブル30に沿って同様に平行に、密接に当接して延びることができる。それによって、吸引導管320のどの部分もコントロール体10自体のグリップ領域12で露出しないので、視覚的外観が改善される。
【0096】
第1の実施例では、リング要素35が、近位吸引導管部分325のための固定手段として供給ケーブル30に設けられる。代替として、任意の他の固定手段を使用することができる。例えば、クランプ、ループ、又はベルクロストリップをこのために使用することができる。
【0097】
第1の実施例では、作業チャネル要素122は開口170に押し入れられる。作業チャネル要素122は遠位吸引導管部分と接続され、それにより作業チャネル要素122内の作業チャネルを吸引導管として利用することもできる。代替的に、2つのチューブ要素(チャネル要素)が、完全化部品105に遠位方向を向いて配置される。すなわち、遠位吸引導管部分及び作業チャネル要素は、内視鏡1の遠位端まで延在する2つの別個のチューブ要素として形成されていてもよい。これらのチューブ要素の1つは、作業チャネル組立体の作業チャネル要素である。もう1つのチューブ要素は、遠位吸引導管部分である。遠位吸引導管部分及び作業チャネル要素は、開口170に押し入れられる。開口170と、その遠位端までのチャネルとは、遠位吸引導管部分及び作業チャネル要素の収容を可能にする大きさである。遠位吸引導管部分及び作業チャネル要素が挿入チューブ20に完全に挿入されると、遠位吸引導管部分及び作業チャネル要素は、内視鏡1の遠位端まで延在する。
【0098】
別の代替形態では、遠位吸引導管部分及び作業チャネル要素は、一体構造として形成される。一体構造形式では、遠位吸引導管部分と作業チャネル要素は共通のチューブ要素を形成し、その内部空間は分離要素によって、それぞれ内視鏡1の遠位端まで延在する2つのチャンバに分割される。一体構造形式は、挿入チューブ20における開口170を有するチャネルを対応して縮小することができる、特に小さい構造形式をもたらす。共通のチューブ要素は、押出成形によって製造することができる。共通のチューブ要素は、遠位吸引導管部分の近位部分が吸引制御弁110に接続され、作業チャネル要素の近位部分が器具導入部分120に接続されるように、共通のチューブ要素の近位部分に接続されてもよい。
【0099】
別の代替案では、作業チャネル組立体及び吸引装置組立体を有する着脱可能に取り付け可能な取付体100が完全化部品105なしに形成されている。着脱可能に取り付け可能なこの取付体は、内視鏡、例えばコントロール体10における開口を通して取り外すことができる。この場合、コントロール体10は完全なハウジングを有する。この代替案でも、取り付け可能な取付体100の作業チャネル組立体及び吸引装置組立体は、コントロール体10に着脱可能に取り付けられる。
【0100】
本発明は、可撓性内視鏡において有利に使用することができる。特に、本発明は、消化器内視鏡において有利に使用することができる。本発明の原理は、任意の他の種類の内視鏡にも適用することができる。
【符号の説明】
【0101】
1 内視鏡
10 コントロール体
12 グリップ領域
20 挿入チューブ
30 供給ケーブル
35 固定手段
40 遠位端部分
42 開口
43 縮径部分
44 遠位作業チャネル部分
46 段部面
47 周回凹部
48 保持要素
49 円錐形の内面
100 取付体
105 ハウジング補完部分、完全化部品
110 吸引制御弁
120 器具導入部分
122 作業チャネル要素
123 近位作業チャネル要素部分
124 遠位作業チャネル要素部分
125 遠位端領域
126 周回凹部
127 円錐形の外面
130 凸部
131 凹部
132 凸部
150 不完全なハウジング
151 コントロールホイール
152 水空気弁
153 コントロールボタン
154 コントロールボタン
160 溝
161 隆起部
162 溝
170 作業チャネル要素の開口
320 吸引導管
325 近位吸引導管部分
326 遠位吸引導管部分
400 係止固定手段
【国際調査報告】