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特表2023-521139ターゲットAFにnotificationを伝送する方法及びその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-23
(54)【発明の名称】ターゲットAFにnotificationを伝送する方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/12 20090101AFI20230516BHJP
   H04W 92/24 20090101ALI20230516BHJP
【FI】
H04W36/12
H04W92/24
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022561613
(86)(22)【出願日】2021-04-08
(85)【翻訳文提出日】2022-10-07
(86)【国際出願番号】 KR2021004400
(87)【国際公開番号】W WO2021206463
(87)【国際公開日】2021-10-14
(31)【優先権主張番号】10-2020-0043041
(32)【優先日】2020-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】キスク・クウォン
(72)【発明者】
【氏名】ヒスン・キム
(72)【発明者】
【氏名】ジチョル・イ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
無線通信システムにおいて、AF(Application Function)によって遂行される方法が提供され、該方法は、SMF(Session Management Function)から、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを受信する段階、late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別する段階、及びAF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送する段階を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信システムにおいて、AF(Application Function)によって遂行される方法であって、
SMF(Session Management Function)から、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを受信する段階と、
前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別する段階と、
前記AF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送する段階と、を含む、方法。
【請求項2】
前記応答メッセージは、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送する段階は、
前記AFがNEF(Network Exposure Function)を介してlate notification messageを要請する場合、前記NEFに、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む応答メッセージを伝送する段階を含み、
前記応答メッセージは、前記NEFにより、前記SMFに伝送される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットAF変更情報を含む前記応答メッセージを前記SMFに伝送する段階は、
アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了しているか否かということを識別する段階を含み、
前記応答メッセージは、前記アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了していない場合、否定的な原因コード(negative cause code)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別する段階は、
前記late notification messageに基づき、前記AFにより、前記ターゲットDNAIが提供されるか否かということを識別する段階と、
前記ターゲットDNAIが前記AFによって提供されない場合、前記ターゲットDNAIに係わるターゲットAFを識別する段階と、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記SMFが、前記ターゲットAFへの変更を指示する前記応答メッセージを受信した場合、前記late notification messageは、前記応答メッセージに基づき、前記ターゲットAFに伝送される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記late notification messageは、PDU(Protocol Data Unit)セッションのターゲットDNAIを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
無線通信システムにおいて、SMF(Session Management Function)によって遂行される方法であって、
AF(Application Function)に、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを伝送する段階と、
前記AFから、前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを受信する段階と、を含む、方法。
【請求項9】
前記応答メッセージは、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記AFから、前記ターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを受信する段階は、
NEF(Network Exposure Function)から、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む前記応答メッセージを受信する段階を含み、
前記応答メッセージは、前記AFにより、前記NEFに伝送される、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記応答メッセージは、アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了していない場合、否定的な原因コード(negative cause code)を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記AFは、前記late notification messageに基づき、前記AFがターゲットDNAIを提供しているか否かということを識別し、
前記AFがターゲットDNAIを提供しない場合、前記ターゲットDNAIに係わる前記ターゲットAFを識別する、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記SMFが、前記ターゲットAFへの変更を指示する前記応答メッセージを受信した場合、前記応答メッセージに基づき、前記late notification messageを前記ターゲットAFに伝送する段階と、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記late notification messageは、PDU(Protocol Data Unit)セッションのターゲットDNAIを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
無線通信システムのAF(Application Function)であって、
送受信部と、
少なくとも1つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
SMF(Session Management Function)から、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを受信し、
前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別し、
前記AF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送する、AF。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明、通信システムに係り、特に、端末移動により、ローカル(local)DN(data network)が変更され、ターゲット(target)AF(application function)が変更される場合、ターゲットAFにnotificationが伝送されることにより、端末のセッション連続性を強化させるための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
4G(4th generation)通信システム商用化以後、増大趨勢にある無線データトラフィック需要を充足させるために、改善された5G(5th generation)通信システムまたはpre-5G通信システムを開発するための努力がなされている。そのような理由により、5G通信システムまたはpre-5G通信システムは、4Gネットワーク以後(beyond 4G network)通信システムまたはLTE(Long-Term Evolution)以後(post LTE)システムと呼ばれている。
【0003】
高いデータ伝送率を達成するために、該5G通信システムは、超高周波(mmWave)帯域(例えば、60ギガ(60GHz)帯域のようなもの)における具現が考慮されている。該超高周波帯域における電波の経路損失緩和、及び電波の伝達距離延長のために、5G通信システムにおいては、ビームフォーミング(beamforming)、巨大配列多重入出力(massive MIMO(Multiple-Input Multiple-Output))、全次元多重入出力(FD(Full Dimensional)-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beamforming)及び大規模アンテナ(large scale antenna)の技術が論議されている。
【0004】
また、システムのネットワーク改善のために、5G通信システムにおいては、進化された小型セル、改善された小型セル(advanced small cell)、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN(Radio Access Network))、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、機器間通信(D2D:device to device communication)、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協力通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)及び受信干渉除去(interference cancellation)のような技術開発がなされている。
【0005】
それ以外にも、5Gシステムにおいては、進歩されたコーディング変調(ACM:advanced coding modulation)方式である、FQAM(hybrid frequency shift keying and quadrature amplitude modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)、並びに進歩された接続技術であるFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)及びSCMA(Sparse Code Multiple Access)が開発されている。
【0006】
該5Gシステムにおいては、既存4Gシステム対比で、多様なサービスに対する支援を考慮している。例えば、最も代表的なサービスは、モバイル超広帯域通信サービス(eMBB:enhanced mobile broad band)、超高信頼性/低遅延通信サービス(URLLC:ultra-reliable and low latency communication)、大規模機器間通信サービス(mMTC:massive machine type communication)、次世代放送サービス(eMBMS:evolved multimedia broadcast/multicast service)などもある。そして、前記URLLCサービスを提供するシステムを、URLLCシステムと称し、eMBBサービスを提供するシステムをeMBBシステムと称することができる。また、サービス及びシステムという用語は、混用されても使用される。
【0007】
そのうち、該URLLCサービスは、既存4Gシステムと異なり、5Gシステムにおいて新たに考慮されているサービスであり、他のサービス対比で、超高信頼性(例えば、パケットエラー率:約10-5)と低遅延(latency)(例えば、約0.5msec)との条件満足を要求する。そのような厳格な要求条件を満足させるために、該URLLCサービスは、eMBBサービスより短い伝送時間間隔(TTI:transmission time interval)の適用が必要でもあり、それを活用した多様な運用方式が考慮されている。
【0008】
なお、インターネットは、人々が情報を生成して消費する人間中心の連結網において、事物のような分散された構成要素間において情報をやり取り処理する事物インターネット(IoT:internet of things)網に進化している。クラウドサーバなどとの連結を介するビッグデータ(big data)処理技術などがIoT技術に結合されたIoE(internet of everything)技術も提起されている。該IoTを具現するために、検出技術、有無線通信及びネットワークインフラ、サービスインターフェース技術及び保安技術のような技術要素が要求され、最近では、事物間連結のためのセンサネットワーク(sensor network)、事物通信(M2M:machine to machine)、MTC(Machine Type Communication)などの技術が研究されている。
【0009】
該IoT環境においては、連結された事物で生成されたデータを収集して分析し、人々の生活に新たな価値を創出する知能型IT(Internet Technology)サービスが提供されうる。該IoTは、既存のIT(Information Technology)技術と、多様な産業との融合及び複合を介し、スマートホーム、スマートビルディング、スマートシティ、スマートカーあるいはコネクティッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマート家電、先端医療サービスなどの分野にも応用される。
【0010】
それにより、該5G通信システムをIoT網に適用するための多様な試みがなされている。例えば、センサネットワーク、事物通信(M2M)、MTCなどの技術が、5G通信技術であるビームフォーミング、MIMO及びアレイアンテナなどの技法によって具現されているのである。前述のビッグデータ処理技術として、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)の適用も、5G技術とIoT技術との融合の一例であると言えるであろう。
【0011】
前述のところと、移動通信システムの発展とにより、多様なサービスを提供しうることになることにより、特に、端末のセッション連続性を強化させるための方策が要求されている。
【0012】
前述の情報は、本開示内容理解の一助とするための背景情報としてのみ提供される。前述の内容のうち、いずれがが本開示と係わり、先行技術で適用されうる否かということに係わる決定がなされなければ、いかなる主張も成立しない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0013】
無線通信システムにおいて、AF(Application Function)によって遂行される方法が提供される。前記方法は、SMF(Session Management Function)から、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを受信する段階、前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別する段階、及び前記AF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送する段階を含む。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の一実施形態による5G網の構造を図示する図である。
図2】本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがターゲットAFに、early/late notificationを伝送する手続きを示す図である。
図3】本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがターゲットAFに、late notificationを伝送する手続きを示す図である。
図4】本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがターゲットAFに、early notificationを伝送する手続きを示す図である。
図5】本開示の一実施形態によるAFがPCFにAF requestsを送信することにより、PDUセッションに係わるtraffic routing変更またはUser Plane Management Eventsが発生する場合のAF notificationを要請するためのサービスを加入(または、購読)する手続きを示す図である。
図6】本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがターゲットAFに、early/late notificationを伝送する手続きを示す図である。
図7】本開示の一実施形態によるSMFがターゲットAFに、notificationを伝送する方法について説明するためのフローチャートである。
図8】本開示の一実施形態によるネットワーク機能(NF:network function)の構造について説明するための図面である。
図9】本開示の一実施形態による端末の構造について説明するための図面である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の態様は、少なくとも、前述の問題及び/または短所を取り扱い、少なくとも、以下で説明される利点を提供するものである。従って、本発明の目的は、無線通信システムにおいて、効果的にサービスを提供するための方法及びその装置を提供するところにある。
【0016】
さらなる態様は、以下の説明で部分的に説明され、部分的には、該説明から明白であり、または提示された実施形態の実行によっても学習される。
【0017】
本開示の一態様によれば、無線通信システムにおいて、AF(Application Function)によって遂行される方法が提供される。前記方法は、SMF(Session Management Function)から、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを受信する段階、前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別する段階、及び前記AF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送する段階と、を含む。
【0018】
前記応答メッセージは、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む。
【0019】
前記ターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送する段階は、前記AFがNEF(Network Exposure Function)を介し、late notification messageを要請する場合、前記NEFに、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む応答メッセージを伝送する段階を含み、前記応答メッセージは、前記NEFにより、前記SMFに伝送される。
【0020】
前記ターゲットAF変更情報を含む前記応答メッセージを前記SMFに伝送する段階は、アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了しているか否かということを識別する段階を含み、前記応答メッセージは、前記アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了していない場合、否定的な原因コード(negative cause code)を含む。
【0021】
前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別する段階は、前記late notification messageに基づき、前記AFにより、前記ターゲットDNAIが提供されるか否かということを識別する段階、及び前記ターゲットDNAIが前記AFによって提供されない場合、前記ターゲットDNAIに係わるターゲットAFを識別する段階を含む。
【0022】
前記SMFが、前記ターゲットAFへの変更を指示する前記応答メッセージを受信した場合、前記late notification messageは、前記応答メッセージに基づき、前記ターゲットAFに伝送される。
【0023】
前記late notification messageは、PDU(Protocol Data Unit)セッションのターゲットDNAIを含む。
【0024】
本開示の他の態様によれば、無線通信システムにおいて、SMF(Session Management Function)によって遂行される方法が提供される。前記方法は、AF(Application Function)に、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを伝送する段階、及び前記AFから、前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを受信する段階を含む。
【0025】
前記応答メッセージは、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む。
【0026】
前記AFから、前記ターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを受信する段階は、NEF(Network Exposure Function)から、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む前記応答メッセージを受信する段階を含み、前記応答メッセージは、前記AFにより、前記NEFに伝送される。
【0027】
前記応答メッセージは、アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了していない場合、否定的な原因コード(negative cause code)を含む。
【0028】
前記AFは、前記late notification messageに基づき、前記AFがターゲットDNAIを提供しているか否かということを識別し、前記AFがターゲットDNAIを提供しない場合、前記ターゲットDNAIに係わる前記ターゲットAFを識別する。
【0029】
前記方法は、前記SMFが、前記ターゲットAFへの変更を指示する前記応答メッセージを受信した場合、前記応答メッセージに基づき、前記late notification messageを前記ターゲットAFに伝送する段階をさらに含む。
【0030】
前記late notification messageは、PDU(Protocol Data Unit)セッションのターゲットDNAIを含む。
【0031】
本開示の他の様相によれば、無線通信システムのAFが提供される。前記AFは、トランシーバ、及びトランシーバと結合されてSMF(Session Management Function)から、DNAI(Data Network Access Identifier)の変更を指示するlate notification messageを受信し、前記late notification messageに基づき、AF変更が必要であるか否かということを識別し、前記AF変更が必要であると識別した結果に基づき、ターゲットDNAIに係わるターゲットAF変更情報を含む応答メッセージを前記SMFに伝送するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、を含む。
【0032】
前記応答メッセージは、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む。
【0033】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記AFがNEF(Network Exposure Function)を介し、late notification messageを要請する場合、前記NEFに、前記AF変更の指示、ターゲットAF識別子(ID)、または前記ターゲットAFのターゲットアドレスお知らせのうち少なくとも一つを含む応答メッセージを伝送するように構成され、前記応答メッセージは、前記NEFにより、前記SMFに伝送される。
【0034】
前記少なくとも1つのプロセッサは、アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了しているか否かということを識別するように構成され、前記応答メッセージは、前記アプリケーション再配置が定刻に成功裏に完了していない場合、否定的な原因コード(negative cause code)を含む。
【0035】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記late notification messageに基づき、前記AFにより、前記ターゲットDNAIが提供されるか否かということを識別し、前記ターゲットDNAIが前記AFによって提供されない場合、前記ターゲットDNAIに係わるターゲットAFを識別するように構成される。
【0036】
前記SMFが、前記ターゲットAFへの変更を指示する前記応答メッセージを受信した場合、前記late notification messageは、前記応答メッセージに基づき、前記ターゲットAFに伝送される。
【0037】
本発明の他の態様、利点、及び目立った特徴は、添付図面と共に、本発明の多様な実施態様を開示する以下の詳細な説明から当業者に明らかになるであろう。
【0038】
添付された図面を参照した後の説明は、特許請求の範囲、及びその均等物によって定義されているような本開示内容の多様な実施形態の包括的な理解の一助とするために提供される。そこには、理解の一助とするための多様な特定細部事項が含まれているが、それらは、単に例示的なものと見なされなければならない。従って、本技術分野の当業者であるならば、本開示の範囲及び思想を外れずに、本明細書に記述された多様な実施形態の多様な変更及び修正がなされうるということを認識するであろう。また、明瞭さと簡潔さとのために、周知の機能及び構成に係わる説明は、省略されうる。
【0039】
以下の説明及び特許請求の範囲で使用された用語及び単語は、書誌的な意味に限定されるものではなく、本発明の明確であって一貫された理解を可能にするために、発明者が使用したものに過ぎない。従って、本発明の多様な実施形態に係わる以下の説明は、添付された請求範囲、及びその均等物によって定義されているような本発明を制限するためではなく、単に例示の目的に提供されるということが、当業者に明白ではなければならない。
【0040】
単数形態である「a」、「an」及び「the」は、文脈が明白に異なって指示しない限り、複数指示対象を含むと理解されなければならない。従って、例えば、「構成要素表面」に係わる言及は、そのような表面のうち1以上に係わる言及を含む。
【0041】
同じ理由により、添付図面において、一部構成要素は、誇張されていたり省略されていたりして概略的に図示された。また、各構成要素の大きさは、実際の大きさを全面的に反映させるものではない。各図面において、同一であるか、あるいは対応する構成要素には、同一参照番号を付した。
【0042】
本発明の利点、特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述されている実施形態を参照すれば、明確になるであろう。しかしながら、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態にも具現され、ただし、本実施形態は、本発明の開示を完全なものにし、本発明が属する技術分野で当業者に、発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるのみである。明細書全体にわたり、同一参照符号は、同一構成要素を称する。
【0043】
このとき、処理フローチャート図面の各ブロックと、フローチャート図面との組み合わせは、コンピュータプログラムインストラクションによって遂行されうるということを理解することができるであろう。それらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサにも搭載されるので、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備のプロセッサを介して遂行されるそのインストラクションが、フローチャートブロックで説明された機能を遂行する手段を生成することになる。それらコンピュータプログラムインストラクションは、特定方式で機能を具現するために、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を志向することができるコンピュータで利用可能メモリ、またはコンピュータで読み取り可能メモリに保存されることも可能であるので、該コンピュータで利用可能なメモリ、またはコンピュータで読み取り可能メモリに保存されたインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を遂行するインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。該コンピュータプログラムインストラクションは、コンピュータ上、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上に搭載されることも可能であるので、コンピュータ上、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備上において、一連の動作段階が遂行され、コンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータ、またはその他プログラム可能なデータプロセッシング装備を遂行するインストラクションは、フローチャートブロックで説明された機能を実行するための段階を提供することも可能である。
【0044】
また、各ブロックは、特定された論理的機能を実行するための1以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつかの代替実行例においては、ブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であるということに注目しなければならない。例えば、続けて図示されている2つのブロックは、実は、実質的に同時に遂行されることも可能であり、あるいはそのブロックが、折々当該機能によって逆順に遂行されることも可能である。
【0045】
そのとき、本実施形態で使用される「~部」という用語は、ソフトウェア構造要素、あるいはFPGA(field programmable gate array)またはASIC(application specific integrated circuit)のようなハードウェア構成要素を意味し、「~部」は、ある役割を遂行する。しかしながら、「~部」は、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。「~部」は、アドレッシングすることができる記録媒体に存在するようにも構成され、1またはそれ以上のプロセッサを再生させるようにも構成される。従って、一例として、「~部」は、ソフトウェア構成要素、客体志向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素及びタスク構成要素のような構成要素、並びにプロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、及び変数を含む。該構成要素と「~部」とにおいて提供される機能は、さらに少数の構成要素及び「~部」に結合されるか、あるいはさらなる構成要素と「~部」とにさらに分離されうる。それだけではなく、該構成要素及び「~部」は、デバイス内または保安マルチメディアカード内の、1またはそれ以上のCPUを再生させるようにも具現される。
【0046】
以下、基地局は、端末の資源割り当てを遂行する主体であり、Node B、BS(Base Station)、eNB(eNode B)、gNB(gNode B)、無線接続ユニット、基地局制御器、またはネットワーク上のノードのうち少なくとも一つでもある。該端末は、UE(User Equipment)、MS(Mobile Station)、セルラフォン、スマートフォン、コンピュータ、または通信機能を遂行することができるマルチメディアシステムを含むものでもある。また、以下で説明する本開示の実施形態と類似した技術的背景またはチャネル形態を有するそれ以外の通信システムにも、本開示の実施形態が適用されうる。また、本開示の実施形態は、熟練された技術的知識を有する者の判断でもって、本開示の範囲を大きく外れない範囲において、一部変形を介し、他の通信システムにも適用されうる。
【0047】
以下の説明で使用される接続ノード(node)を識別するための用語、網客体(network entity)またはNF(Network Function)を称する用語、メッセージを称する用語、網客体間のインターフェースを称する用語、多様な識別情報を称する用語などは、説明の便宜のために例示されたものである。従って、本発明は、後述される用語に限定されるものではなく、同等な技術的意味を有する対象を称する他の用語が使用されうる。
【0048】
以下、説明の便宜のために、3GPP((登録商標)3rd Generation Partnership Project) LTE(Long-Term Evolution)規格及び/または3GPP(登録商標) NR(New Radio)規格で定義されている用語及び名称が一部使用されうる。しかしながら、本発明は、前述の用語及び名称によって限定されるものではなく、他の規格によるシステムにも、同一に適用されうる。
【0049】
本開示の実施形態は、端末移動によるUPF(User Plane Function) relocationが発生し、DNAI(Data Network Access Identifier)が変更され、変更されたDNAIのローカルDNが変更されたとき、変更されたローカルDNを担当する新たなAF、すなわち、ターゲットAF(Application Function)にnotificationが提供されることにより、端末のセッション連続性を強化させることができる方策を開示する。以下、添付された図面を参照し、本開示の実施形態について説明する。
【0050】
図1は、本開示の一実施形態による5G(5th generation)網の構造を図示する。該5G網を構成するネットワークエンティティまたはネットワークノードの説明は、次の通りである。
【0051】
図1を参考すれば、(R)AN((Radio) Access Network)は、端末の無線資源割り当てを遂行する主体であり、eNode B、gNode B、Node B、BS(Base Station)、NG-RAN(Next Generation Radio Access Network)、5G-AN、無線接続ユニット、基地局制御器、またはネットワーク上のノードのうち少なくとも一つでもある。該端末は、UE(User Equipment)、NG UE(Next Generation UE)、MS(Mobile Station)、セルラフォン、スマートフォンまたはコンピュータのうち少なくとも一つでもある。また、該端末は、通信機能を遂行することができるマルチメディアシステムを含むものでもある。また、以下において、5Gシステムを一例に挙げ、本開示の実施形態について説明するが、類似した技術的背景を有するそれ以外の通信システムにも、本開示の実施形態が適用されうる。また、本開示の実施形態は、熟練された技術的知識を有する者の判断でもって、本開示の範囲を大きく外れない範囲において、一部変形を介し、他の通信システムにも適用されうる。
【0052】
無線通信システムは、4G(4th generation)システムから5Gシステムに進化を遂げながら、新たなコアネットワーク(core network)であるNG(Next Generation) coreネットワークあるいは5GC(5G core)ネットワークを定義する。新たなcore networkにおいて、既存のネットワークエンティティ(NE:network entity)が全て仮想化され、ネットワーク機能(NF:network function)になる。本開示の一実施形態によれば、ネットワーク機能とは、ネットワークエンティティ、ネットワークコンポーネント、ネットワーク資源を意味しうる。
【0053】
本開示の一実施形態によれば、該5GCは、図1に図示されたNFを含むものでもある。ここで、図1の例示に制限されるものではなく、該5GCは、図1に図示されたNFよりさらに多数のNFを含むものでもあり、あるいはさらに少数のNFを含むものでもあるということは、言うまでもない。
【0054】
本開示の一実施形態によれば、AMF(access and mobility management function)は、端末の移動性を管理するネットワーク機能でもある。
【0055】
本開示の一実施形態によれば、SMF(Session Management Function)は、端末に提供するPDN(Packet Data Network)連結を管理するネットワーク機能でもある。PDN連結は、PDU(Protocol Data Unit)セッションという名称にも称される。
【0056】
本開示の一実施形態によれば、PCF(Policy Control Function)は、端末に対する移動通信事業者のサービス政策、課金政策、そしてPDUセッションに係わる政策を適用するネットワーク機能でもある。
【0057】
本開示の一実施形態によれば、UDM(Unified Data Management)は、加入者に係わる情報を保存するネットワーク機能でもある。
【0058】
本開示の一実施形態によれば、NEF(Network Exposure Function)は、端末に係わる情報を5Gネットワーク外部にあるサーバに提供する機能でもある。また、該NEFは、5Gネットワークに、サービスのために必要な情報を提供し、UDR(Unified Data Repository)に保存する機能を提供しうる。
【0059】
本開示の一実施形態によれば、UPF(User Plane Function)は、ユーザデータ(PDU)をDN(Data Network)に伝達するゲートウェイの役割を遂行する機能でもある。
【0060】
本開示の一実施形態によれば、NRF(Network Repository Function)は、NFをdiscoveryする機能を遂行することができる。
【0061】
本開示の一実施形態によれば、AUSF(authentication server function)は、3GPP(登録商標)接続網とnon-3GPP(登録商標)接続網とにおける端末認証を行うことができる。
【0062】
本開示の一実施形態によれば、NSSF(Network Slice Selection Function)は、端末に提供されるnetwork slice instanceを選択する機能を遂行することができる。
【0063】
本開示の一実施形態によれば、DN(Data Network)は、網事業者のサービスや3rd partyサービスを利用するために、端末がデータを送受信するデータネットワークでもある。
【0064】
図2は、本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがAFに、early/late notificationを伝送する手続き(configuration)を示す。さらに具体的には、図2においては、AFがearly notificationとlate notificationとをいずれも要請した場合、ソースAFが2つのnotificationを利用し、DNAI変更によるローカルDNを担当するAFの変更をSMFに知らせ、SMFがターゲットAFに、notificationを伝送することができる方策を提案する。
【0065】
図2を参照すれば、段階1においてSMFは、AF notificationが発生するuser plane management eventの発生(すなわち、AF notificationをトリガする条件が充足されること)を感知することができる。User plane management eventは、例えば、次の通りである。
【0066】
-PSA(PDU Session Anchor)の生成及び解除
【0067】
-DNAI変更
【0068】
-Ethernet PSA relocation
【0069】
-それ以外に、AFがnotification subscription requestを介して要請したevents
【0070】
段階2a及び段階2bは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請(例えば、段階1以前、AF request(notification subscription)を介して要請)した場合、SMFがNEFを経て、AFにearly notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知すれば、段階2aで、SMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFにearly notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identity of source DNAI and/or identity of target DNAI、IP address/prefix or MAC(Media Access Control) address of UE、GPSI(Generic Public Subscription Identifier)またはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。
【0071】
段階2bにおいて、NEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続きを遂行し、適切なAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。
【0072】
段階2cは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請(例えば、段階1以前に、AF request(notification subscription)を介して要請)した場合、SMFがAFにearly notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知すれば、段階2cにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのAFに、early notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identity of source DNAI and/or identity of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。
【0073】
本開示の一実施形態によれば、段階2a及び段階2bは、段階2cと選択的にも遂行される。例えば、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請(例えば、AF request(notification subscription)を介して要請)した場合には、段階2cが遂行され、そうではない場合には、段階2a及び段階2bが遂行されうる。以下、本開示において、「AFがNEFを介し、AF notificationを要請(例えば、AF request(notification subscription)を介して要請)した場合」の手続き、及び「AFがNEFを経ず、AF notificationを要請(例えば、AF request(notification subscription)を介して要請)した場合」の手続きは、段階2a,2b及び2cについて説明したように、選択的にも遂行される。
【0074】
段階2dにおいて、early notificationを受信したAFは、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを判断することができる。もしターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AFは、新たなローカルDNを担当する新たなAF、すなわち、ターゲットAFを把握し、ターゲットAFへのAF migration手続きを遂行することができる。それを介してAFは、ターゲットAFに、application relocationを遂行し、ターゲットAFに、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(例:application情報、アカウント情報など)を伝達することができる。
【0075】
段階2eと段階2fは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、AFがNEFを経て、SMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階2eにおいてAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AF変更が必要であるというindication、ターゲットDNAIが属したターゲットローカルDNを担当するターゲットAFのID、及びメッセージを伝送することができるターゲットAFのアドレスを、SMFに知らせることができる。そのために、AFは、次の情報のうち少なくとも1つの情報を含むNnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる:indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF。
【0076】
段階2fにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、AFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0077】
段階2gは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、AFがSMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AF変更が必要であるというindication、ターゲットDNAIが属したターゲットローカルDNを担当するターゲットAFのID、及びメッセージを伝送することができるターゲットAFのアドレスを、SMFに知らせることができる。そのために、AFは、次の情報のうち少なくとも1つの情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる:indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF。
【0078】
段階3においてSMFは、UPFの解除、変更、追加あるいはDNAI変更などを行うことができる。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されているならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、段階3を遂行する前、AFからのearly notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、段階3を遂行しないものでもある。
【0079】
段階4aないし段階4fは、段階2dにおいて、ターゲットDNAIがnotificationサービスに加入するか、あるいは購読したAFの担当ローカルDNのカバレージ内にある場合、すなわち、AF変更が発生していない場合であり、SMFがlate notificationを伝送する手続きである。段階4aないし段階4fのうち少なくとも1つの手続きが遂行されるならば、段階5以後の手続きは、省略されうる。もしAF変更が発生している場合であるならば、段階4aないし段階4fの手続きは、省略され、段階5以後の手続きが実行されうる。
【0080】
段階4aと段階4bは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、AFに、late notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知し、段階3において、SMFがUPFの解除、変更追加またはDNAI変更を行ったならば、段階4aにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identity of source DNAI and/or identity of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されているならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、AFからlate notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、新たなUP pathへのデータ伝送を行わないものでもある。
【0081】
段階4bにおいてNEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続きを遂行し、適切なAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。
【0082】
段階4cは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、SMFがAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知し、段階3において、SMFがUPFの解除、変更、追加またはDNAI変更を行ったならば、段階4cにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのAFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。
【0083】
段階4dと段階4eは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、AFがNEFを経て、SMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階4dにおいてAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0084】
段階4eにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、AFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0085】
段階4fは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、AFがSMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0086】
段階5は、SMFがearly notificationに対する応答として、ターゲットDNAIがnotificationサービスに加入(または、購読)したAFの担当ローカルDNのカバレージを外れたということを指示する情報(例えば、indication of AF change、ターゲットAF IDまたはnotification target address of target AFのうち少なくとも一つ)を含む応答を受信したとき、すなわち、AF変更が必要な場合であり、SMFがlate notificationを伝送する手続きである。段階5の手続きが遂行されるならば、前述の段階4aないし段階4fの手続きは、遂行されないのである。
【0087】
段階6aと段階6bは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、ターゲットAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。Early notification送受信段階において、SMFがearly notificationに対する応答メッセージを介し、AF変更が必要であるというindicationを受けたならば、段階6aにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、受信されたearly notification応答メッセージ内に含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されているならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、AFからlate notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、新たなUP pathへのデータ伝送を行わないものでもある。
【0088】
段階6bにおいてNEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続き、及びターゲットAFに係わる情報をNEF内に設定する手続きを遂行し、ターゲットAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。
【0089】
段階6cは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、SMFがAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。Early notification送受信段階において、SMFがearly notificationに対する応答メッセージを介し、AF変更が必要であるというindicationを受けたならば、段階6cにおいてSMFは、early notification応答メッセージから受信したターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)に基づき、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのターゲットAFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、受信されたearly notification応答メッセージ内に含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。
【0090】
段階6dと段階6eは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、AFがNEFを経て、SMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階6dにおいてAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、ターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0091】
段階6eにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、ターゲットAFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0092】
段階6fは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合(または、ターゲットAFがNEFを経ず、AF notificationを受信した場合)ターゲットAFがSMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。ターゲットAFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、ターゲットAFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0093】
段階7ないし段階8bの手続きは、DNAI変更により、ローカルDNが変更され、AF変更が発生したとき、ソースAFが加入した既存User Plane Management Events加入情報を、変更されたターゲットAFの加入情報に変更する手続きである。加入情報の変更方法としては、段階7のように、ターゲットAFが既存加入情報をアップデートする方法と、段階8a及び段階8bのように、ソースAFが既存加入情報を削除し、ターゲットAFが新たに加入する方法との2つの方法が存在しうる。段階7ないし段階8bにおいて、段階7のみ遂行され、または段階8a及び段階8bのみ遂行されうる。また、段階7ないし段階8bの手続きは、状況によっても省略される。
【0094】
図3は、本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。さらに具体的には、図3においては、AFがlate notificationを要請したとき、ソースAFがlate notification手続きを利用し、DNAI変更によるローカルDNを担当するAFの変更をSMFに知らせ、SMFがターゲットAFに、notificationを伝送することができる方策を提案する。
【0095】
図3を参照すれば、段階1においてSMFは、AF notificationが発生するuser plane management eventの発生(すなわち、AF notificationをトリガする条件が充足されること)を感知することができる。User plane management eventは、例えば、次の通りである。
【0096】
-PSA(PDU Session Anchor)の生成及び解除
【0097】
-DNAI変更
【0098】
-Ethernet PSA relocation
【0099】
-それ以外に、AFがnotification subscription requestに要請したevents
【0100】
段階2は、段階1において、SMFがuser plane management eventを感知し、AFがearly notificationを要請したならば、遂行される。ただし、図3においては、AFがlate notificationだけを要請した場合についてのみ説明する。すなわち、図3において、段階2は、省略されうる。
【0101】
段階3においてSMFは、段階1において、user plane management eventを感知したならば、UPFの解除、変更、追加あるいはDNAI変更などを行うことができる。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されており、AFがearly notificationを要請したならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、段階3を遂行する前、AFからのearly notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、段階3を遂行しないものでもある。
【0102】
図3においては、ターゲットDNAIが、notificationに加入したAFの担当ローカルDNのカバレージを外れた場合(段階4d参照)、すなわち、AF変更が発生する場合において、late notificationを伝送する手続きについてのみ説明する。AF変更が発生していない場合におけるlate notification伝送手続きは、図2の段階4aないし段階4fを参照しても説明される。
【0103】
段階4aと段階4bは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、AFに、late notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知し、段階3において、SMFがUPFの解除、変更追加またはDNAI変更を行ったならば、段階4aにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されているならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、AFからlate notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、新たなUP pathへのデータ伝送を行わないものでもある。
【0104】
段階4bにおいてNEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続きを遂行し、適切なAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。
【0105】
段階4cは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、SMFがAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知し、段階3において、SMFがUPFの解除、変更、追加またはDNAI変更を行ったならば、段階4cにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのAFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。
【0106】
段階4dにおいて、late notificationを受信したAFは、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを判断することができる。もしターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AFは、新たなローカルDNを担当する新たなAF、すなわち、ターゲットAFを把握し、ターゲットAFへのAF migration手続きを遂行することができる。それを介してAFは、ターゲットAFへのapplication relocationを遂行し、ターゲットAFに、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(application情報、アカウント情報など)を伝達することができる。
【0107】
段階4eと段階4fは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、AFがNEFを経て、SMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階4eにおいてAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。AFは、もし段階4dにおいてターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。AFは、もし段階4dにおいてターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AF変更が必要であるというindication、ターゲットDNAIが属したターゲットローカルDNを担当するターゲットAFのID、及びメッセージを伝送することができるターゲットAFのアドレスを、SMFに知らせることができる。そのために、AFは、次の情報のうち少なくとも1つの情報を含むNnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる:indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF。
【0108】
段階4fにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、AFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0109】
段階4gは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、AFがSMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。AFは、もし段階4dにおいてターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。AFは、もし段階4dにおいてターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AF変更が必要であるというindication、ターゲットDNAIが属したターゲットローカルDNを担当するターゲットAFのID、及びメッセージを伝送することができるターゲットAFのアドレスを、SMFに知らせることができる。そのために、AFは、次の情報のうち少なくとも1つの情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる:indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF。
【0110】
段階4hと段階4iは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、ターゲットAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。前段階であるlate notification送受信段階において、SMFがlate notificationに対する応答メッセージを介し、AF変更が必要であるというindicationを受けたならば、段階4hにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、受信されたlate notification応答メッセージ内に含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されているならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、AFからlate notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、新たなUP pathへのデータ伝送を行わないものでもある。
【0111】
段階4iにおいてNEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続き、及びターゲットAFに係わる情報をNEF内に設定する手続きを遂行し、ターゲットAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。
【0112】
段階4jは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、SMFがターゲットAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。前段階であるlate notification送受信段階において、SMFがlate notificationに対する応答メッセージを介し、AF変更が必要であるというindicationを受けたならば、段階4jにおいてSMFは、late notification応答メッセージから受信したターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)に基づき、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのターゲットAFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、受信されたlate notification応答メッセージ内に含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。
【0113】
段階4kと段階4lは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、ターゲットAFがNEFを経て、SMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階4kにおいてターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、ターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0114】
段階4lにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、ターゲットAFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0115】
段階4mは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合(または、ターゲットAFがNEFを経ず、AF notificationを受信した場合)ターゲットAFがSMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。ターゲットAFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、ターゲットAFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0116】
段階5ないし段階6bの手続きは、DNAI変更により、ローカルDNが変更され、AF変更が発生したとき、ソースAFが加入した既存User Plane Management Events加入情報を、変更されたターゲットAFの加入情報に変更する手続きである。加入情報の変更方法としては、段階5のように、ターゲットAFが既存加入情報をアップデートする方法と、段階6a及び段階6bのように、ソースAFが既存加入情報を削除し、ターゲットAFが新たに加入する方法との2つの方法が存在しうる。段階5ないし段階6bのうち、段階5のみ遂行され、または、段階6a及び段階6bだけ遂行されうる。また、段階5ないし段階6bの手続きは、状況によって省略されうる。
【0117】
図4は、本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがAFに、early notificationを伝送する手続きを示す。さらに具体的には、図4においては、AFがearly notificationを要請したとき、ソースAFがearly notification手続きを利用し、DNAI変更によるローカルDNを担当するAF変更をSMFに知らせ、SMFがターゲットAFに、notificationを伝送することができる方策を提案する。
図4を参照すれば、段階1においてSMFは、AF notificationが発生するuser plane management eventの発生(すなわち、AF notificationをトリガする条件が充足されること)を感知することができる。User plane management eventは、例えば、次の通りである。
【0118】
-PSA(PDU Session Anchor)の生成及び解除
【0119】
-DNAI変更
【0120】
-Ethernet PSA relocation
【0121】
-それ以外に、AFがnotification subscription requestに要請したevents
【0122】
図4においては、ターゲットDNAIが、notificationに加入したAFの担当ローカルDNのカバレージを外れた場合(段階2d参照)、すなわち、AF変更が発生する場合において、early notificationを伝送する手続きについてのみ説明する。AF変更が発生していない場合におけるearly notification伝送手続きは、図2の段階2aないし段階2gを参照しても説明される。
【0123】
段階2aと段階2bは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、AFにearly notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知すれば、段階2aにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFにearly notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。
【0124】
段階2bにおいて、NEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続きを遂行し、適切なAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。
【0125】
段階2cは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、SMFがAFに、early notificationを伝送する手続きを示す。段階1において、SMFがuser plane management eventを感知すれば、段階2cにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのAFに、early notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報が含まれるものでもある。
【0126】
段階2dにおいて、early notificationを受信したAFは、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを判断することができる。もしターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AFは、新たなローカルDNを担当する新たなAF、すなわち、ターゲットAFを把握し、ターゲットAFへのAF migration手続きを遂行することができる。それを介してAFは、ターゲットAFへのapplication relocationを遂行し、ターゲットAFに、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(application情報、アカウント情報など)を伝達することができる。
【0127】
段階2eと段階2fは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、AFがNEFを経て、SMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階2eにおいてAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AF変更が必要であるというindication、ターゲットDNAIが属したターゲットローカルDNを担当するターゲットAFのID、及びメッセージを伝送することができるターゲットAFのアドレスを、SMFに知らせることができる。そのために、AFは、次の情報のうち少なくとも1つの情報を含むNnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる:indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF。
【0128】
段階2fにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、AFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0129】
段階2gは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、AFがSMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるならば、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、AFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。AFは、もし段階2dにおいて、ターゲットDNAIが、AF自体が担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、AF変更が必要であるというindication、ターゲットDNAIが属したターゲットローカルDNを担当するターゲットAFのID、及びメッセージを伝送することができるターゲットAFのアドレスを、SMFに知らせることができる。そのために、AFは、次の情報のうち少なくとも1つの情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる:indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF。
【0130】
段階2hと段階2iは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、ターゲットAFにearly notificationを伝送する手続きを示す。前段階であるearly notification送受信段階において、SMFがearly notificationに対する応答メッセージを介し、AF変更が必要であるというindicationを受けたならば、段階2hにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFにearly notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、受信されたearly notification応答メッセージ内に含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。
段階2iにおいてNEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続き、及びターゲットAFに係わる情報をNEF内に設定する手続きを遂行し、ターゲットAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。
【0131】
段階2jは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合、SMFがAFに、early notificationを伝送する手続きを示す。前段階であるearly notification送受信段階において、SMFがearly notificationに対する応答メッセージを介し、AF変更が必要であるというindicationを受けたならば、段階2jにおいてSMFは、early notification応答メッセージから受信したターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)に基づき、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのターゲットAFにearly notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、受信されたearly notification応答メッセージ内に含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。
【0132】
段階2kと段階2lは、AFがNEFを介し、AF notificationを要請した場合、ターゲットAFがNEFを経て、SMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階2kにおいてターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、ターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0133】
段階2lにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、ターゲットAFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージをSMFに伝達することができる。
【0134】
段階2mは、AFがNEFを経ず、AF notificationを要請した場合(または、ターゲットAFがNEFを経ず、AF notificationを受信した場合)ターゲットAFがSMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。ターゲットAFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0135】
段階3ないし段階4bまでの手続きは、DNAI変更により、ローカルDNが変更され、AF変更が発生したとき、ソースAFが加入した既存User Plane Management Events加入情報を、変更されたターゲットAFの加入情報に変更する手続きである。加入情報の変更方法としては、段階3のように、ターゲットAFが既存加入情報をアップデートする方法と、段階4a及び段階4bのように、ソースAFが既存加入情報を削除し、ターゲットAFが新たに加入する方法との2つの方法が存在しうる。段階3ないし段階4bのうち、段階3のみ遂行され、または、段階4a及び段階4bだけ遂行されうる。また、段階3ないし段階4bの手続きは、状況によって省略されうる。
【0136】
段階5においてSMFは、段階1において、user plane management eventを感知したならば、UPFの解除、変更、追加あるいはDNAI変更などを行うことができる。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されており、AFがearly notificationを要請したならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、段階5を遂行する前、AFからのearly notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、段階5を遂行しないものでもある。
【0137】
段階6は、段階1において、SMFがuser plane management eventを感知し、AFがlate notificationを要請したならば、遂行されうる。図4においては、AFがearly notificationだけを要請した場合についてのみ説明する。Late notificationに係わる手続きは、図2または図3を参照しても説明される。
【0138】
図5は、本開示の一実施形態によるAFがPCFにAF requestsを送信することにより、PDUセッションに係わるtraffic routing変更またはUser Plane Management Eventsが発生する場合のAF notificationを要請するためのサービスを加入(または、購読)する手続きを示す。
【0139】
図5を参照すれば、段階1において、AFは、AF requestを生成することができる。AF requestは、AF transaction ID、address(IP or Ethernet) of the UE if available、GPSI if available、DNN if available、S-NSSAI if available、External Group Identifier if available、application identifier or traffic filtering information、AF-service-identifier、a list of DNAI(s) and corresponding routing profile ID(s) or N6 traffic routing information、indication of traffic correlation、indication of application relocation possibility、indication of UEIP address preservation、early and/or late notifications about UP path management eventsまたはtemporal validity condition and spatial validity conditionのうち少なくとも1つの情報を含むものでもある。また、SMFが、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、既存にnotification serviceに加入したAFが担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを判断することができ、ターゲットDNAIが、既存ににnotification serviceに加入したAFが担当するローカルDNのカバレージを外れたとき、新たなローカルDNを担当するAF、すなわち、ターゲットAFを把握するように、AFは、neighboring AF informationをAF requestに追加することができる。Neighboring AF informationは、AF requestを伝送するAFの周辺AFのAF ID、当該周辺AFそれぞれが管理するローカルDNのカバレージ内にあるDNAI list、または当該周辺AFそれぞれに、notificationを伝送することができるアドレス(notification target address)のうち少なくとも1つの情報を含むものでもある。例えば、下記のように、AFは、自体周辺のAF(AF#1、AF#2、AF#3)に係わる情報をAF requestに追加することができる。
【0140】
-neighboring AF information
【0141】
*(AF#1ID、DNAI#1、notification target address)
【0142】
*(AF#2ID、DNAI#2、notification target address)
【0143】
*(AF#3ID、DNAI#3、notification target address)
【0144】
前述のAF ID、DNAI list及びnotification target addressのような情報を、周辺AF同士互いに共有する方法は、3GPP(登録商標)標準範囲外に該当し、それは、AF間のsignalingやpre-configurationなどを介しても具現される。また、AF requestを伝送するAFは、周辺AF(AF#1、AF#2、AF#3)に、AF自体のAF ID、AF transaction identifier、notification target addressのような情報を伝送することができ、周辺AFは、受信した情報を保存しておくことができる。それも、3GPP(登録商標)標準範囲を外れたAF内の動作に該当しうる。
【0145】
段階2において、AFは、Nnef_TrafficInfluence_Create service operationを利用し、AF requestをNEFに伝送することができる。AFは、既存requestをアップデートしたり削除したりするためには、アップデートまたは削除する既存requestに係わるAF transaction IDと共に、Nnef_TrafficInfluence_Update service operationまたはNnef_TrafficInfluence_Delete service operationを利用することができる。もしAFがNEFを経ず、PCFに即座にAF requestを伝送することができるならば、AFは、Nbsf_management_discovery serviceを利用し、適切なPCFを検索することができる。NEFは、必要なauthorization controlを遂行し、AFに伝送した情報と、5GC内部で必要とする情報とのmappingを行うことができる。
【0146】
段階3aにおいて、AFが、Nnef_TrafficInfluence_Create operationまたはNnef_TrafficInfluence_Update operationを遂行した場合には、NEFは、AF request informationをUDRに次のように保存することができる。
【0147】
(Data Set = Application Data; Data Subset = AF traffic influence request information, Data Key = AF Transaction Internal ID, S-NSSAI and DNN and/or Internal Group Identifier or SUPI)。
【0148】
AFがNnef_TrafficInfluence_delete operationを遂行した場合には、NEFは、UDRにあるAF requirements情報を削除することができる。
【0149】
(Data Set = Application Data; Data Subset = AF traffic influence request information, Data Key = AF Transaction Internal ID)。
【0150】
段階3bにおいてNEFは、AFにresponseメッセージを伝送することにより、AF requestのcreate/update/delete結果を知らせることができる。
【0151】
段階4においてUDRは、AF request変更に係わるお知らせサービスに加入されたPCFに、Nudr_DM_Notifyメッセージを送信することにより、保存されたデータの変更に係わるnotificationを伝送することができる。
【0152】
(Data Set = Application Data; Data Subset = AF traffic influence request information, Data Key = S-NSSAI and DNN and/or Internal Group Identifier or SUPI)
【0153】
段階5において、AF requestに関連するPCFは、Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotifyservice operationを利用し、AF requestと係わるPDUセッションのPCC ruleをアップデートすることができる。もしAF requestに、UP path changeに対するnotification要請が含まれているならば、Npcf_SMPolicyControl_UpdateNotifyメッセージは、AF transaction internal IDを含むnotification correlation ID、及びNEFあるいはAFに向かうnotification target addressを含むものでもある。
【0154】
段階6においてSMFは、PCC ruleを受信すれば、以下のactionを介し、PDUセッションのuser planeがreconfigurationすることができる。
【0155】
-Data pathにおけるUPFのadding/replacing/removing(例えば、UL CLまたはbranching |point)
【0156】
-New Prefix UE設定(multi-homing適用時)
【0157】
-ターゲットDNAIへのUPF update
【0158】
-AMFへのnotification subscription
【0159】
図6は、本開示の一実施形態によるUser Plane Management Eventsが発生したとき、SMFがAFに、early/late notificationを伝送する手続きを示す。さらに具体的には、図6においては、AFがAF requestにneighboring AF informationを追加した場合、SMFが、early notificationあるいはlate notificationを利用し、DNAI変更によるローカルDNを担当するAFの変更につき、ターゲットAFにnotificationを伝送することができる方策を提案する。
【0160】
図6を参照すれば、段階1においてSMFは、AF notificationが発生するuser plane management eventの発生(すなわち、AF notificationをトリガする条件が充足されること)を感知することができる。User plane management eventは、例えば、次の通りである。
【0161】
-PSA(PDU Session Anchor)の生成及び解除
【0162】
-DNAI変更
【0163】
-Ethernet PSA relocation
【0164】
-それ以外に、AFがnotification subscription requestに要請したevents
【0165】
段階2においてSMFは、変更されたターゲットDNAIのIDを確認し、変更されたターゲットDNAIが、現在のAFが担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを、AFから受信したneighboring AF informationに基づき、判断することができる。もしターゲットDNAIが現在のAFが担当するローカルDNのカバレージを外れるならば、SMFは、新たなローカルDNを担当するAF、すなわち、ターゲットAFを把握し、ターゲットAFにearly/late notificationを伝送することができる。SMFからnotificationを受信したターゲットAFは、ソースAFと共に、application relocationを遂行し、ソースAFから、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(application情報、アカウント情報など)を伝達されうる。
【0166】
段階3aと段階3bは、AFがNEFを介し、AF early notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、ターゲットAFにearly notificationを伝送する手続きを示す。段階2において、SMFがAFの変更が必要であると決定したならば、段階3aにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFに、early notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、AF変更が必要であるというindication、及びneighboring AF informationに含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。
【0167】
段階3bにおいてNEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続き、及びターゲットAFに係わる情報をNEF内に設定する手続きを遂行し、ターゲットAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。Early notificationを受信したターゲットAFは、indication of AF change、AF transaction ID及びソースAF IDを確認することにより、DNAI変更により、AFが変更され、ターゲットAF自体が新たな担当AFになったということが分かる。また、ターゲットAFは、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、ターゲットAF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを確認することができる。ターゲットAFは、ソースAFを把握し、ソースAFと共に、AF migrationを遂行することができる。それを介し、ターゲットAFは、application relocationを遂行し、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(application情報、アカウント情報など)を伝達されうる。
【0168】
段階3cは、AFがNEFを経ず、AF early notificationを要請した場合、SMFがターゲットAFに、early notificationを伝送する手続きを示す。段階2において、SMFがAFの変更が必要であると決定したならば、段階3cにおいてSMFは、ターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)に基づき、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのターゲットAFに、early notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、AF変更を示すindication、及びターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。Early notificationを受信したターゲットAFは、indication of AF change、AF transaction ID及びソースAF IDを確認することにより、DNAI変更により、AFが変更され、ターゲットAF自体が新たな担当AFになったということが分かる。また、ターゲットAFは、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、ターゲットAF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを確認することができる。ターゲットAFは、ソースAFを把握し、ソースAFと共に、AF migrationを遂行することができる。それを介してターゲットAFは、application relocationを遂行し、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(application情報、アカウント情報など)を伝達されうる。
【0169】
段階3dと段階3eは、AFがNEFを介し、AF early notificationを要請した場合、ターゲットAFがNEFを経て、SMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階3dにおいてターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、ターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0170】
段階3eにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、ターゲットAFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0171】
段階3fは、AFがNEFを経ず、AF early notificationを要請した場合(または、ターゲットAFがNEFを経ず、AF notificationを受信した場合)、ターゲットAFがSMFに、early notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。ターゲットAFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0172】
段階4においてSMFは、UPFの解除、変更、追加あるいはDNAI変更などを行うことができる。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されているならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、段階4を遂行する前、AFからのearly notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、段階4を遂行しないものでもある。
【0173】
段階5aと段階5bは、AFがNEFを介し、AF late notificationを要請した場合、SMFがNEFを経て、ターゲットAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。段階2においてSMFがAFの変更が必要であると決定したならば、段階5aにおいてSMFは、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのNEFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、AF変更が必要であるというindication、及びneighboring AF informationに含まれているターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。もし5GCとAFとの間に、runtime coordinationが設定されているならば、AF requestメッセージに含まれている「AF acknowledgment to be expected」 indicationにより、SMFは、AFからlate notificationに対する応答を待つことができ、AFからpositive応答を受信するまでは、新たなUP pathへのデータ伝送を行わないものでもある。
【0174】
段階5bにおいてNEFは、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージを受信すれば、information mapping(例えば、AF transaction internal IDとAF transaction IDとのmapping、SUPIとGPSIとのmappingなど)手続き、及びターゲットAFに係わる情報をNEF内に設定する手続きを遂行し、ターゲットAFに、SMFから受信した情報を含むNnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージを伝達することができる。Late notificationを受信したターゲットAFは、indication of AF change、AF transaction ID及びソースAF IDを確認することにより、DNAI変更により、AFが変更され、ターゲットAF自体が新たな担当AFになったということが分かる。また、ターゲットAFは、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、ターゲットAF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを確認することができる。ターゲットAFは、ソースAFを把握し、ソースAFと共に、AF migrationを遂行することができる。それを介してターゲットAFは、application relocationを遂行し、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(application情報、アカウント情報など)を伝達されうる。
【0175】
段階5cは、AFがNEFを経ず、AF late notificationを要請した場合、SMFがターゲットAFに、late notificationを伝送する手続きを示す。段階2において、SMFがAF変更が必要であると決定したならば、段階5cにおいてSMFは、ターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)に基づき、Nsmf_EventExposure_Notify service operationを利用し、PDUセッションのターゲットDNAIのターゲットAFに、late notificationを伝送することができる。Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージには、AF transaction internal ID、type of notification(すなわち、early notification or late notification)、identify of source DNAI and/or identify of target DNAI、IP address/prefix or MAC address of UE、GPSIまたはN6 traffic routing informationのうち少なくとも1つの情報だけではなく、AF変更を示すindication、及びターゲットAFに係わる情報(indication of AF change、ターゲットAF ID、notification target address of target AF)が含まれるものでもある。Late notificationを受信したターゲットAFは、indication of AF change、AF transaction ID及びソースAF IDを確認することにより、DNAI変更により、AFが変更され、ターゲットAF自体が新たな担当AFになったということが分かる。また、ターゲットAFは、ターゲットDNAIのIDを確認し、ターゲットDNAIが、ターゲットAF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを確認することができる。ターゲットAFは、ソースAFを把握し、ソースAFと共に、AF migrationを遂行することができる。それを介してターゲットAFは、application relocationを遂行し、AF notification加入情報、ユーザ情報及び端末情報(application情報、アカウント情報など)を伝達されうる。
【0176】
段階5dと段階5eは、AFがNEFを介し、AF late notificationを要請した場合、ターゲットAFがNEFを経て、SMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。段階5dにおいてターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nnef_TrafficInfluence_Notifyメッセージに対するresponseをNEFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージをNEFに伝送することができる。Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、ターゲットAFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0177】
段階5eにおいてNEFは、Nnef_TrafficInfluence_AppRelocationInfoメッセージを受信すれば、適切なSMFに、ターゲットAFから受信した情報を含むNsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを伝達することができる。
【0178】
段階5fは、AFがNEFを経ず、AF late notificationを要請した場合(または、ターゲットAFがNEFを経ず、AF notificationを受信した場合)ターゲットAFがSMFに、late notificationに対するresponseを伝送する手続きを示す。ターゲットAFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfo service operationを利用し、Nsmf_EventExposure_Notifyメッセージに対するresponseをSMFに伝送することができる。ターゲットAFは、即座に、あるいはターゲットDNAIとして必要なapplication relocationを遂行した後、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージを、SMFに伝送することができる。Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージは、ターゲットDNAIに向かうN6 traffic routing informationを含むものでもある。また、ターゲットAFは、positive responseまたはnegative responseを伝送することができる。もしターゲットAFが定刻内にapplication relocationを遂行することができなければ、AFは、Nsmf_EventExposure_AppRelocationInfoメッセージ内に、negative cause codeを含むものでもある。
【0179】
段階6ないし段階7bの手続きは、DNAI変更により、ローカルDNが変更され、AF変更が発生したとき、ソースAFが加入した既存User Plane Management Events加入情報を、変更されたターゲットAFの加入情報に変更する手続きである。加入情報の変更方法としては、段階6のように、ターゲットAFが既存加入情報をアップデートする方法と、段階7a及び段階7bのように、ソースAFが既存加入情報を削除し、ターゲットAFが新たに加入する方法との2つの方法が存在しうる。段階6ないし段階7bのうち、段階6のみ遂行され、または、段階7a及び段階7bだけ遂行されうる。また、段階6ないし段階7bの手続きは、状況によって省略が可能である。
【0180】
図7は、本開示の一実施形態によるSMFがターゲットAFに、notificationを伝送する方法について説明するためのフローチャートである。
【0181】
図7を参照すれば、710段階において、SMFは、AF notificationのトリガリングイベントの発生を感知することができる。
【0182】
720段階において、SMFは、ソースAFにトリガリングイベントに係わる第1 early notificationまたは第1 late notificationを伝送することができる。SMFが、第1 early notificationまたは第1 late notificationのうちいずれを伝送するかということ、あるいは2つのnotificationをいずれも伝送するかということは、AFが、early notificationを要請したか、late notificationを要請したか、あるいは2つのnotificationをいずれも要請したかということによっても決定される。また、early notification、及び応答の送受信手続き、並びにlate notification,及び応答の送受信手続きは、同時に行われず、別途に行われ、内容は、図2ないし図6を参照しても説明される。
【0183】
730段階において、SMFは、ソースAFから、第1 early notificationまたは第1 late notificationに対する応答として、ターゲットAFに係わる情報を含む応答メッセージを受信することができる。ソースAFは、720段階において、SMFから受信したnotification内に含まれているターゲットDNAIが、ソースAF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にあるか否かということを判断することができる。ターゲットDNAIが、ソースAF自体が担当するローカルDNのカバレージ内にない場合、ソースAFは、AF変更が必要であるというindication、ターゲットDNAIが属したターゲットローカルDNを担当するターゲットAFのID、及びSMFがメッセージを伝送することができるターゲットAFのアドレスなどを含む応答メッセージを、SMFに伝送することができる。
【0184】
740段階において、SMFは、ターゲットAFに係わる情報に基づき、ターゲットAFにトリガリングイベントに係わる第2 early notificationまたは第2 late notificationを伝送することができる。SMFは、730段階で受信した応答メッセージを利用し、ターゲットAF、及びターゲットAFのアドレスなどを識別し、ターゲットAFに、notificationを伝送することができる。
【0185】
図8は、本開示の一実施形態によるネットワーク機能(NF)の構造について説明するための図面である。
【0186】
図1ないし図7を参照して説明したネットワークエンティティまたはNF(Network Function)それぞれは、図8のNFにも対応する。例えば、SMF、NEF、AFなどの構造は、図8で説明するNFの構造にも対応する。
【0187】
図8を参照すれば、NFは、送受信部810、メモリ820及びプロセッサ830によっても構成される。前述のNFの通信方法により、NFの送受信部810、プロセッサ830及びメモリ820が動作しうる。ただし、NFの構成要素は、前述の例に限定されるものではない。例えば、NFは、前述の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むか、あるいはさらに少ない構成要素を含むものでもある。それだけではなく、送受信部810、プロセッサ830及びメモリ820が1つのチップ(chip)形態にも具現される。また、プロセッサ830は、1以上のプロセッサを含むものでもある。
【0188】
送受信部810は、NFの受信部と、NFの送信部とを総称したものであり、基地局、端末、または他のNFと信号を送受信することができる。該基地局、該端末、または該他のNFと送受信される信号は、制御情報及びデータを含むものでもある。そのために、送受信部810は、伝送される信号の周波数を上昇変換して増幅するRF送信機と、受信される信号を低ノイズ増幅し、周波数を下降変換するRF受信機とによっても構成される。ただし、それは、送受信部810の一実施形態であるのみ、送受信部810の構成要素は、RF送信機及びRF受信機に限定されるものではない。
【0189】
また、送受信部810は、無線チャネルを介して信号を受信し、プロセッサ830に出力し、プロセッサ830から出力された信号を、無線チャネルを介して伝送することができる。
【0190】
メモリ820は、NFの動作に必要なプログラム及びデータを保存することができる。また、メモリ820は、NFで獲得される信号に含まれている制御情報またはデータを保存することができる。メモリ820は、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク、CD-ROM(Compact Disc Read-Only Memory)及びDVD(Digital Versatile Disc)のような記録媒体、または記録媒体の組み合わせによっても構成される。また、メモリ820は、別途に存在せず、プロセッサ830に含まれても構成される。
【0191】
プロセッサ830は、前述の本開示の実施形態によってNFが動作するように、一連の過程を制御することができる。例えば、プロセッサ830は、送受信部810を介し、制御信号とデータ信号とを受信し、受信した制御信号とデータ信号とを処理することができる。また、プロセッサ830は、処理した制御信号とデータ信号とを、送受信部810を介して送信することができる。プロセッサ830は、複数個でもあり、プロセッサ830は、メモリ820に保存されたプログラムを実行することにより、NFの構成要素制御動作を遂行することができる。
【0192】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ830は、AF notificationのトリガリングイベントの発生を感知し、ソースAFにトリガリングイベントに係わる第1 early notificationまたは第1 late notificationを伝送し、ソースAFから、第1 early notificationまたは第1 late notificationに対する応答として、ターゲットAFに係わる情報を含む応答メッセージを受信し、ターゲットAFに係わる情報に基づき、ターゲットAFに、トリガリングイベントに係わる第2 early notificationまたは第2 late notificationを伝送することができる。
【0193】
本開示の一実施形態によれば、プロセッサ830は、ソースAFから、前記ソースAFの周辺のAFに係わる情報を受信し、AF notificationのトリガリングイベントの発生を感知し、前記ソースAFの周辺のAFに係わる情報を基に、前記トリガリングイベントにより、ターゲットDNAI(Data Network Access Identifier)に対応するAFが、前記ターゲットAFに変更されるか否かということを判断し、前記ターゲットAFに、前記トリガリングイベントに係わる第1 early notificationまたは第1 late notificationを伝送することができる。
【0194】
図9は、本開示の一実施形態による端末の構造について説明するための図面である。
【0195】
図1ないし図8を参照して説明した端末は、図9の端末にも対応する。図9を参照すれば、端末は、送受信部910、メモリ920及びプロセッサ930によっても構成される。前述の端末の通信方法により、端末の送受信部910、プロセッサ930及びメモリ920が動作しうる。ただし、該端末の構成要素は、前述の例に限定されるものではない。例えば、該端末は、前述の構成要素よりさらに多くの構成要素を含むか、あるいはさらに少ない構成要素を含むものでもある。それだけではなく、送受信部910、プロセッサ930及びメモリ920が1つのチップ形態にも具現される。また、プロセッサ930は、1以上のプロセッサを含むものでもある。
【0196】
送受信部910は、端末の受信部と、端末の送信部とを総称したものであり、基地局、NF、または他の端末と信号を送受信することができる。該基地局、該NF、または該他の端末と送受信される信号は、制御情報及びデータを含むものでもある。そのために、送受信部910は、伝送される信号の周波数を上昇変換して増幅するRF送信機と、受信される信号を低ノイズ増幅し、周波数を下降変換するRF受信機とによっても構成される。ただし、それは、送受信部910の一実施形態であるのみ、送受信部910の構成要素は、RF送信機及びRF受信機に限定されるものではない。
【0197】
また、送受信部910は、無線チャネルを介して信号を受信し、プロセッサ930に出力し、プロセッサ930から出力された信号を、無線チャネルを介して伝送することができる。
【0198】
メモリ920は、端末の動作に必要なプログラム及びデータを保存することができる。また、メモリ920は、端末で獲得される信号に含まれている制御情報またはデータを保存することができる。メモリ920は、ROM、RAM、ハードディスク、CD-ROM及びDVDのような記録媒体、または記録媒体の組み合わせによっても構成される。また、メモリ920は、別途に存在せず、プロセッサ930に含まれても構成される。
【0199】
プロセッサ930は、前述の本開示の実施形態によって端末が動作するように、一連の過程を制御することができる。例えば、プロセッサ930は、送受信部910を介し、制御信号とデータ信号とを受信し、受信した制御信号とデータ信号とを処理することができる。また、プロセッサ930は、処理した制御信号とデータ信号とを、送受信部910を介して送信することができる。プロセッサ930は、複数個でもあり、プロセッサ930は、メモリ920に保存されたプログラムを実行することにより、端末の構成要素制御動作を遂行することができる。
【0200】
本開示の請求項または明細書に記載された実施形態による方法は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせの形態にも具現される(implemented)。
【0201】
ソフトウェアで具現される場合、1以上のプログラム(ソフトウェアモジュール)を保存するコンピュータで読み取り可能な記録媒体が提供されうる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体に保存される1以上のプログラムは、電子装置内の1以上のプロセッサによって実行可能になるように構成される(configured for execution)。1以上のプログラムは、電子装置をして、本開示の請求項または明細書に記載された実施形態による方法を実行させる命令語(instructions)を含む。
【0202】
そのようなプログラム(ソフトウェアモジュール、ソフトウェア)は、RAM・フラッシュメモリを含む不揮発性(non-volatile)メモリ、ROM、電気的削除可能プログラム可能ROM(EEPROM:electrically erasable programmable read only memory)、磁気ディスク保存装置(magnetic disc storage device)、CD-ROM、DVD、または他形態の光学保存装置、またはマグネチックカセット(magnetic cassette)にも保存される。または、それらの一部または全部の組み合わせによって構成されたメモリにも保存される。また、それぞれの構成メモリは、複数個含まれるものでもある。
【0203】
また、該プログラムは、インターネット(Internet)、イントラネット(Intranet)、LAN(Local Area Network)、WLAN(Wide Local Area Network)またはSAN(Storage Area Network)のような通信ネットワーク、またはそれらの組み合わせによって構成された通信ネットワークを介してアクセス(access)することができる付着可能な(attachable)保存装置にも保存される。そのような保存装置は、外部ポートを介し、本開示の実施形態を遂行する装置に接続することができる。また、該通信ネットワーク上の別途の保存装置が、本開示の実施形態を遂行する装置に接続することもできる。
【0204】
開示された実施形態は、無線通信システムで効果的にサービスを提供する装置及び方法を提供する。
【0205】
なお、本明細書と図面とに開示された本開示の実施形態は、本開示の記述内容を容易に説明し、本開示の理解の一助とするために特定例を提示したものであるのみ、本開示の範囲を限定するものではない。すなわち、本開示の技術的思想に基づく他の変形例が実施可能であるということは、本開示が属する技術分野において当業者に自明なことである。また、前述のそれぞれの実施形態は、必要により、互いに組み合わせされても運用される。例えば、本開示の一実施形態と異なる一実施形態の一部分が互いに組み合わされ、基地局と端末とが運用されうる。また、本開示の実施形態は、他の通信システムにおいても、適用可能であり、本実施形態の技術的思想に基づく他の変形例も実施可能であろう。
【0206】
本開示内容は、その多様な実施態様を参照して図示されて説明されたが、特許請求の範囲、及びその均等物によって定義された開示内容の精神(spirit)及び範囲を外れずに、形態及び細部事項の多様な変更がなされうるということは、当業者によって理解されるであろう。
【符号の説明】
【0207】
810 送受信部
820 メモリ
830 プロセッサ
910 送受信部
920 メモリ
930 プロセッサ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】