(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-25
(54)【発明の名称】炎症状態を処置または予防するための方法および組成物
(51)【国際特許分類】
A61K 31/05 20060101AFI20230518BHJP
A61P 29/00 20060101ALI20230518BHJP
A61P 1/04 20060101ALI20230518BHJP
A61P 11/00 20060101ALI20230518BHJP
A61P 19/02 20060101ALI20230518BHJP
A61P 43/00 20060101ALI20230518BHJP
A61P 31/04 20060101ALI20230518BHJP
A61P 31/10 20060101ALI20230518BHJP
A61P 31/12 20060101ALI20230518BHJP
A61K 31/47 20060101ALI20230518BHJP
【FI】
A61K31/05
A61P29/00
A61P1/04
A61P11/00
A61P19/02
A61P43/00 121
A61P31/04
A61P31/10
A61P31/12
A61K31/47
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022559967
(86)(22)【出願日】2021-03-15
(85)【翻訳文提出日】2022-11-29
(86)【国際出願番号】 AU2021050226
(87)【国際公開番号】W WO2021195691
(87)【国際公開日】2021-10-07
(32)【優先日】2020-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(32)【優先日】2020-07-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(32)【優先日】2020-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(32)【優先日】2020-11-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(32)【優先日】2021-02-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(32)【優先日】2021-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522135042
【氏名又は名称】インカネックス・ヘルスケア・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(72)【発明者】
【氏名】レイサム,ジョエル・ブラッドリー
(72)【発明者】
【氏名】アガーワル,スダンシュ
(72)【発明者】
【氏名】ブリークレイ,マーク・ロバート
【テーマコード(参考)】
4C086
4C206
【Fターム(参考)】
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC28
4C086MA02
4C086MA04
4C086MA52
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZA59
4C086ZA68
4C086ZA96
4C086ZB11
4C086ZB32
4C086ZB33
4C086ZB35
4C086ZC75
4C206AA01
4C206AA02
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4C206NA14
4C206ZA59
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4C206ZB11
4C206ZB32
4C206ZB33
4C206ZB35
4C206ZC75
(57)【要約】
本開示は、カンナビジオール(CBD)およびヒドロキシクロロキン(HCQ)または薬学的に許容されるそれらの塩を含む組成物、ならびに炎症状態の処置または免疫応答の調節のための方法におけるそれらの使用に関する。一実施形態において、本開示は、炎症性腸疾患、関節炎、ならびに炎症性呼吸器状態、例えば慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、気管支炎、嚢胞性線維症(CF)、および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を含むがこれらに限定されない、炎症状態の処置または予防に有用な方法および組成物に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
炎症状態の処置または予防のための方法であって、それを必要とする対象に、有効量のカンナビジオール(CBD)または薬学的に許容されるその塩、および有効量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を投与する工程を含む、方法。
【請求項2】
炎症状態が、炎症性呼吸器状態、炎症性腸疾患、および関節炎からなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
炎症性呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、気管支炎、嚢胞性線維症(CF)、および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ARDSが、敗血症関連ARDSである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
敗血症関連ARDSが、細菌感染、真菌感染、またはウイルス感染により引き起こされる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
ヒドロキシクロロキンが、約1mg~約1000mgの用量で投与される、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
CBDが、合成化合物である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
CBDが、約1mg~約1500mgの用量で投与される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
CBDおよびヒドロキシクロロキンが、1日2回投与される、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
CBDおよびヒドロキシクロロキンが、経口投与される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
CBDおよびヒドロキシクロロキンが、逐次的に投与される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
CBDおよびヒドロキシクロロキンが、同時に投与される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
CBDおよびヒドロキシクロロキンが、対象に少なくとも1週間投与される、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
CBDおよびヒドロキシクロロキンが、対象に1~10週間投与される、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
炎症状態の処置または予防のための医薬の製造における、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩の使用。
【請求項16】
CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物。
【請求項17】
1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、および賦形剤をさらに含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
1用量当たり約1mg~約1000mgのヒドロキシクロロキンを含む、請求項16または請求項17に記載の組成物。
【請求項19】
1用量当たり約1mg~約1500mgのCBDを含む、請求項16から18のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項20】
炎症状態の処置または予防における使用のための、請求項16から19のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項21】
炎症状態が、炎症性呼吸器状態、炎症性腸疾患、および関節炎からなる群から選択される、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
炎症性呼吸器状態が、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、嚢胞性線維症(CF)、および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)からなる群から選択される、請求項21に記載の組成物。
【請求項23】
炎症性呼吸器状態が、ARDSである、請求項22に記載の組成物。
【請求項24】
ARDSが、敗血症関連ARDSである、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
敗血症関連ARDSが、細菌感染、真菌感染、またはウイルス感染により引き起こされる、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
炎症状態の処置または予防における使用のための、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含むキット。
【請求項27】
負荷用量および維持用量のための別個の単位剤形でCBDおよびヒドロキシクロロキンを含む、請求項26に記載のキット。
【請求項28】
免疫応答を調節する方法であって、それを必要とする対象に、有効量のCBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を投与する工程を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
[0001]本出願は、それぞれ、2020年4月2日に出願されたオーストラリア仮特許出願第2020901030号、2020年7月14日に出願された同第2020902432号、2020年11月2日に出願された同第2020903985号、2020年11月18日に出願された同第2020904264号、2021年2月3日に出願された同第2021900241号、および2021年2月10日に出願された同第2021900324号の優先権を主張し、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002]本開示は、全体的に、炎症応答を調節するのに有用な方法および組成物に関する。一実施形態において、本開示は、炎症性腸疾患、関節炎、ならびに炎症性呼吸器状態、例えば慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、気管支炎、嚢胞性線維症(CF)、および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を含むがこれらに限定されない、炎症状態の処置または予防に有用な方法および組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]炎症状態は、炎症、有害刺激、例えば損傷、自己免疫、または微生物病原体および/もしくはウイルスによる感染への複雑な生物学的応答により特徴付けられる。炎症状態の臨床的特徴は、1つ以上の有害刺激に依存する可能性があるが、典型的には、影響を受けた臓器または組織の発熱、疼痛、発赤、および腫脹に関連する。
【0004】
[0004]炎症状態は、通常、前炎症性サイトカイン、例えばインターロイキン-1ベータ(IL-1β)、インターロイキン-6(IL-6)、腫瘍壊死因子アルファ(TNF-α)、インターロイキン-1アルファ(IL-1α)、インターロイキン-12(IL-12(p70))、インターフェロンガンマ(IFN-γ)、および/またはマクロファージ炎症性タンパク質(MIP-1α)のアップレギュレーションに関連し、これは、シグナル伝達経路の範囲を調節して、炎症反応を促進する。前炎症性サイトカインのアップレギュレーションに関連する炎症状態は、関節炎、炎症性腸疾患、疼痛、痛風、線維筋痛、子宮内膜症、アルコール性肝疾患、乾癬/皮膚炎、狼瘡、ならびに炎症性呼吸器状態、例えば急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、気管支炎、気管支拡張症、サルコイドーシス、および肺炎症を含む。
【0005】
[0005]炎症性呼吸器状態は、世界中で最も一般的な疾患の1つである。異なる炎症性呼吸器状態が異なる炎症応答を発現するが、いくつかの共有の病理学的特徴がある。例えば、COPDおよびARDSに共有する先天的な好中球性炎症もまた、重症喘息を有する一部の患者で観察される。
【0006】
[0006]ARDSは、肺組織に影響を及ぼす炎症状態であり、最も一般的には、敗血症により引き起こされる。ARDSは、酸素化不良、肺浸潤物、および発症の激しさにより特徴付けられる(Diamondら、2020年、Acute Respiratory Distress Syndrome (ARDS),in:StatPearls;Treasure Island(FL):StatPearls Publishing;2020)。ARDSは、典型的には、心原性肺水腫のあらゆる証拠がない状態で、毛細血管内皮傷害およびびまん性肺胞障害、両側の肺浸潤物および重度の進行性低酸素血症を含む臨床上の症候を伴う刺激性事象の1週間以内に発生する。ARDSを発症すると、患者は、通常、様々な度合いの肺動脈の血管収縮を有し、その後、肺高血圧症を発症し得る。
【0007】
[0007]ARDSは、多くの危険因子を有する。肺の感染または誤嚥に加えて、肺以外の原因は、敗血症、外傷、輸血、溺水、薬物過剰投与、脂肪塞栓症、吸入傷害、および膵炎を含む。これらの胸外の病気および/または傷害は、肺傷害に至る炎症性カスケードを誘発する。
【0008】
[0008]敗血症関連ARDSは、重度の敗血症に起因する合併症であり、血液の感染への全身性の応答である。細菌、真菌、およびウイルスのような任意の生きた微生物は、感染の起源であり得る。敗血症は比較的よく見られ、合衆国で毎年およそ750,000人の成人が発症し、患者のおよそ6%がARDSを発症する。ARDSと診断された患者の死亡率は高く、急性死亡率は、最適なクリティカルケアにもかかわらず30%を超える。
【0009】
[0009]ARDSの基礎をなす主要な病態生理学的機構は、抑制されない永続的な炎症であり、浮腫をもたらす。呼吸不全は、肺胞腔から多数の器官を除去し、肺胞内部に高タンパク質の液体の蓄積をもたらす。浮腫は、TNF-α、IL-1β、およびIL-6を含む前炎症性サイトカインの放出を伴う、びまん性肺胞障害を生じる。好中球は、サイトカインにより肺に動員され、活性化され、活性酸素種およびプロテアーゼのような毒性メディエーターを放出する。広範な遊離ラジカルの生成は、内因性抗酸化剤を凌駕し、酸化的な細胞損傷を引き起こす。ARDSの初期相は、肺組織内での液体蓄積で特徴付けられる滲出相と、続く、肺水腫の解消、II型肺胞細胞、線維芽細胞および筋線維芽細胞の増殖、ならびに新規のマトリクス沈着で特徴付けられる増殖相である。増殖相は、疾患発症後の72時間以内に開始し、7日より長く継続する。肺線維症を発症する患者は、60%近くの死亡率を伴う、肺コンプライアンスの劣化、進行性低酸素、および人工呼吸器依存を呈す(Pierrakosら、2012年、Journal of Clinical Medicine Research、4:7~16頁)。
【0010】
[0010]敗血症関連ARDSの処置に対する現在の標準治療は、機械的換気および酸素補充のような支持療法に限定され、典型的には、任意のこのような処置が利用可能な場合、重度の敗血症を引き起こす潜在的な感染に対する処置と共に同時的に送達される。しかし、ARDSの予後を改善する数十年の努力にもかかわらず、治療的処置は現在利用できない。ARDSのための処置を開発する従来の試みは、例えば、グルココルチコイド(Steinbergら、2006年、The New England Journal of Medicine、354(16):1671~1684頁)、サーファクタント補充療法、好中球エラスターゼ阻害、抗凝固薬、非ステロイド性抗炎症薬およびスタチン(例えば、Boyleら、2013年、BMC Medicine、11:166頁に総説)を使用する、急性の肺炎症応答の低減、浮腫の逆転、ならびに肺への損傷の制限を目的とする。しかし、残念ながら、薬理学的介入は、ARDSの処置に効果的であると証明されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
[0011]したがって、炎症性腸疾患、関節炎、ならびに炎症性呼吸器状態、例えばCOPD、喘息、気管支炎、CF、およびARDSを含む、炎症状態の処置または予防に対する薬理学的アプローチの開発に対する緊急の必要性が依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0012】
[0012]本開示の一態様において、炎症状態の処置または予防のための方法であって、それを必要とする対象に、有効量のカンナビジオール(CBD)または薬学的に許容されるその塩、および有効量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を投与する工程を含む、方法が提供される。
【0013】
[0013]本開示の別の態様において、炎症状態の処置または予防のための医薬の製造における、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
【0014】
[0014]本開示の別の態様において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物が提供される。
[0015]本開示の別の態様において、炎症状態の処置または予防における使用のための、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物が提供される。
【0015】
[0016]本開示の別の態様において、炎症状態の処置または予防における使用のための、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含むキットが提供される。
【0016】
[0017]本開示の別の態様において、免疫応答を調節する方法であって、それを必要とする対象に、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を投与する工程を含む、方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1-1】[0018]
図1は、CBDまたはヒドロキシクロロキンが、腹腔内(IP)投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くD-ダイマーレベル(pg/mL;y軸)のグラフ表示;+p<0.05、対疑似;*p<0.05、対CBD用ビヒクル(群2);#p<0.05、対ヒドロキシクロロキン用ビヒクル(群10);1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図1-2】[0018]
図1は、CBDまたはヒドロキシクロロキンが、腹腔内(IP)投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くD-ダイマーレベル(pg/mL;y軸)のグラフ表示;+p<0.05、対疑似;*p<0.05、対CBD用ビヒクル(群2);#p<0.05、対ヒドロキシクロロキン用ビヒクル(群10);1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図1-3】[0018]
図1は、CBDまたはヒドロキシクロロキンが、腹腔内(IP)投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くD-ダイマーレベル(pg/mL;y軸)のグラフ表示;+p<0.05、対疑似;*p<0.05、対CBD用ビヒクル(群2);#p<0.05、対ヒドロキシクロロキン用ビヒクル(群10);1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図1-4】[0018]
図1は、CBDまたはヒドロキシクロロキンが、腹腔内(IP)投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDまたはヒドロキシクロロキンのIP投与(x軸)に続くD-ダイマーレベル(pg/mL;y軸)のグラフ表示;+p<0.05、対疑似;*p<0.05、対CBD用ビヒクル(群2);#p<0.05、対ヒドロキシクロロキン用ビヒクル(群10);1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-1】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-2】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-3】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-4】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-5】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-6】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-7】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-8】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-9】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-10】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-11】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図2-12】[0019]
図2は、CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンが、経口投与に続く敗血症関連ARDSに関連する重要な免疫マーカーを調節することができることを示す。(A)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(B)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(C)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-2(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(D)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-3(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(E)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-4(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(F)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-5(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(G)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-6(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(H)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-9(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(I)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-10(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(J)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p40)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(K)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-12(p70)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(L)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-13(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(M)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIL-17A(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(N)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスエオタキシン(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(O)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスG-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(P)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスGM-CSF(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(Q)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスIFN-γ(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(R)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスケラチノサイト化学誘引物質(KC)(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(S)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMCP-1(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(T)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(U)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスMIP-1β(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(V)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスRANTES(pg/mL;y軸)のグラフ表示;(W)CBDおよび/またはヒドロキシクロロキンの経口投与(x軸)に続くマウスTNF-α(pg/mL;y軸)のグラフ表示;p<0.05、対ビヒクル対照;1元配置分散分析およびダネット検定。
【
図3-1】[0020]
図3は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、TNBS誘発性大腸炎を有するマウスの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照マウスでの正常な結腸組織の写真表示;(B)ビヒクル対照マウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、粘膜下浮腫での炎症性細胞浸潤の領域を示す;(C)CBD(1mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、粘膜下浮腫での炎症性細胞浸潤の領域を示す;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、軽度の異常、嚢状(cyctic)拡張、および異常陰窩の領域を示す;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、最小限の細胞浸潤の領域を示す。全ての画像は、100倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。
【
図3-2】[0020]
図3は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、TNBS誘発性大腸炎を有するマウスの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照マウスでの正常な結腸組織の写真表示;(B)ビヒクル対照マウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、粘膜下浮腫での炎症性細胞浸潤の領域を示す;(C)CBD(1mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、粘膜下浮腫での炎症性細胞浸潤の領域を示す;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、軽度の異常、嚢状(cyctic)拡張、および異常陰窩の領域を示す;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、最小限の細胞浸潤の領域を示す。全ての画像は、100倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。
【
図3-3】[0020]
図3は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、TNBS誘発性大腸炎を有するマウスの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照マウスでの正常な結腸組織の写真表示;(B)ビヒクル対照マウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、粘膜下浮腫での炎症性細胞浸潤の領域を示す;(C)CBD(1mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、粘膜下浮腫での炎症性細胞浸潤の領域を示す;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、軽度の異常、嚢状(cyctic)拡張、および異常陰窩の領域を示す;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の結腸組織の写真表示、
*は、最小限の細胞浸潤の領域を示す。全ての画像は、100倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。
【
図4-1】[0021]
図4は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、肺炎症を有するマウスの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照マウスでの正常な肺組織の写真表示;(B)ビヒクル対照マウス由来の肺組織の写真表示;(C)CBD(1mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(F)CBD(10mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(G)ヒドロキシクロロキン(25mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;ならびに(G)CBD(10mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(25mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示。全ての画像は、100倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。矢印は、炎症性細胞浸潤を示す。
【
図4-2】[0021]
図4は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、肺炎症を有するマウスの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照マウスでの正常な肺組織の写真表示;(B)ビヒクル対照マウス由来の肺組織の写真表示;(C)CBD(1mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(F)CBD(10mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;(G)ヒドロキシクロロキン(25mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示;ならびに(G)CBD(10mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(25mg/kg)で処置したマウス由来の肺組織の写真表示。全ての画像は、100倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。矢印は、炎症性細胞浸潤を示す。
【
図5-1】[0022]
図5は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、コラーゲン誘発性関節炎を有するラットの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照ラットにおける正常な後足の足首の組織の写真表示;(B)ビヒクル対照ラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(C)CBD(1mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示。全ての画像は、50倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。
【
図5-2】[0022]
図5は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、コラーゲン誘発性関節炎を有するラットの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照ラットにおける正常な後足の足首の組織の写真表示;(B)ビヒクル対照ラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(C)CBD(1mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示。全ての画像は、50倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。
【
図5-3】[0022]
図5は、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、コラーゲン誘発性関節炎を有するラットの処置に効果的であることを示す。(A)疑似処置した対照ラットにおける正常な後足の足首の組織の写真表示;(B)ビヒクル対照ラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(C)CBD(1mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(D)ヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示;(E)CBD(1mg/kg)およびヒドロキシクロロキン(2.5mg/kg)で処置したラット由来の後足の足首の組織の写真表示。全ての画像は、50倍の倍率で示され、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色される。
【発明を実施するための形態】
【0018】
[0023]他に定義されない限り、本明細書で使用した全ての技術用語および科学用語は、本開示が属する当業者により通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書に記載されるものと類似または同等のあらゆる材料および方法も、本発明を実施するのに使用することができる。
【0019】
[0024]本明細書全体を通して、本文脈が他を必要としない限り、単語「含む(comprise)」、または「含む(comprises)」もしくは「含んでいる(comprising)」のような変形は、記載した要素または整数または要素もしくは整数の群の包含を示すが、任意の他の要素または整数または要素もしくは整数の群の排除を示さないことは理解されよう。
【0020】
[0025]成句「~からなっている」とは、成句「~からなっている」に続くものはどれでも含み、これらに限定されることを意味する。ゆえに、成句「~からなっている」は、列挙した要素が、必要または強制的なものであり、他の要素が存在し得ないことを示す。成句「~から本質的になっている」とは、成句の後に列挙した任意の要素を含み、列挙した要素に対して本開示に明記した活性または作用に干渉も寄与もしない他の要素に限定されることを意味する。ゆえに、成句「~から本質的になっている」は、列挙した要素が、必要または強制的なものであるが、他の要素が任意であり、列挙した要素の活性または作用に影響を及ぼすか否かに応じて存在してもしなくてもよいことを示す。
【0021】
[0026]本明細書で使用した場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、本文脈が他を明確に指示しない限り、複数の態様を含む。ゆえに、例えば、「化合物」への言及は、単一の化合物ならびに2つ以上の化合物を含み、「薬剤」への言及は、1つの薬剤ならびに2つ以上の薬剤を含み、等々である。
【0022】
[0027]用語「約」は、当業者により理解され、使用される文脈に応じてある程度に変動する。当業者に明らかではない用語の使用である場合、使用される文脈から判断すると、「約」とは、特定の用後の最大で±10%を意味する。
【0023】
[0028]本開示は、少なくとも部分的に、カンナビジオール(CBD)およびヒドロキシクロロキンの投与が、相乗作用を示して、関節炎、炎症性腸疾患、ならびに急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、嚢胞性線維症(CF)、喘息、気管支炎、および慢性閉塞性肺疾患(COPD)を含む炎症性呼吸器状態の処置に有用である強力な抗炎症活性を提供することができるという、本発明者の驚くべき発見に根拠をおく。例えば、CBDとヒドロキシクロロキンとの間の相乗効果は、肺組織への好中球浸潤の軽減が、ARDSの増殖相を減らし、肺胞液のクリアランスを促進することの両方を可能にする。さらに、CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、大腸炎病変の形成および/または重症度を軽減し、結腸におけるミエロペルオキシダーゼ(MPO)レベル、便粘稠度スコアの低下、および肉眼的損傷の軽減を含む炎症性腸疾患の症状を改善することができ、これにより、炎症性腸疾患を有する患者に対してこの組合せの治療的使用を可能にする。さらに、CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、治療効果を惹起しながら、ヒドロキシクロロキンの用量を長期使用に関連する有害作用を最小限にすることができるレベルまで低減することが可能である程度に相乗作用を示すことを示している。
【0024】
[0029]ゆえに、本明細書に開示される一態様において、炎症状態の処置または予防のための方法であって、それを必要とする対象に、有効量のCBDまたは薬学的に許容されるその塩、および有効量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を投与する工程を含む、方法が提供される。
【0025】
炎症状態
[0030]本明細書で使用した場合、用語「炎症状態」とは、典型的には、炎症、または損傷、自己免疫、もしくは微生物病原体および/もしくはウイルスによる感染のような有害刺激への複雑な生物学的応答により特徴付けられる状態を指す。炎症状態の臨床的特徴は、1つ以上の有害刺激に依存する可能性があるが、典型的には、影響を受けた臓器または組織の発熱、疼痛、発赤、および腫脹により特徴付けられる。炎症状態は、急性または慢性であり得る。
【0026】
[0031]一実施形態において、炎症状態は、炎症性呼吸器状態、炎症性腸疾患、および関節炎からなる群から選択される。
[0032]一実施形態において、炎症状態は、炎症性呼吸器状態である。
【0027】
[0033]炎症性呼吸器状態は、当業者に知られており、その実例は、ARDS、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、気管支炎、気管支拡張症、サルコイドーシス、および嚢胞性線維症(CF)を含む。
【0028】
[0034]一実施形態において、炎症性呼吸器状態は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、気管支炎、嚢胞性線維症(CF)、および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)からなる群から選択される。
【0029】
[0035]一実施形態において、炎症性呼吸器状態は、ARDSである。別の実施形態において、炎症性呼吸器状態は、敗血症関連ARDSである。
[0036]一実施形態において、炎症状態は、炎症性腸疾患である。
【0030】
[0037]用語「炎症性腸疾患」とは、消化管の慢性的な炎症を含む疾患または障害を指す。このような疾患または障害は、当業者に知られており、その実例は、潰瘍性大腸炎およびクローン病を含む。
【0031】
[0038]一実施形態において、炎症状態は、関節炎である。
[0039]用語「関節炎」とは、典型的には、軟骨の喪失も含み得る関節の炎症により特徴付けられる疾患を指す。このような疾患は、当業者に知られており、その実例は、関節リウマチ、変形性関節症、乾癬性関節炎、および強直性脊椎炎を含む。
【0032】
[0040]一実施形態において、関節炎は、関節リウマチである。
[0041]一実施形態において、炎症状態は、IL-1β、IL-6、TNF-α、IL-1α、IL-12(p70)、IFN-γ、CXCL-1、MCP-1、およびMIP-1α、またはその組合せからなる群から選択される炎症性サイトカインのレベルでの増加またはアップレギュレーションに関連する。
【0033】
[0042]一実施形態において、炎症状態は、IL-1β、IL-6、およびTNF-α、またはその組合せからなる群から選択される炎症性サイトカインのレベルでの増加またはアップレギュレーションに関連する。
【0034】
[0043]IL-1β、IL-6、TNF-α、IL-1α、IL-12(p70)、IFN-γ、CXCL-1、MCP-1、および/またはMIP-1αのレベルでの増加またはアップレギュレーションに関連する炎症状態は、当業者に知られており、その実例は、関節炎(例えば、Feldmanら、1996年、Annual Review of Immunology、14:397~440頁;McInnesら、2007年、Nature Reviews Immunology、7:429~442頁;Tanakaら、2014年、Cold Spring Harbor Perspectives in Biology、6:a016292~a016295;Woo、2002年、Current Rheumatology Reports、4:452~457頁;Kapoorら、2011年、Nature Reviews Rheumatology、7:33~42頁に記載)、炎症性腸疾患(例えば、Neurath、2014年、Nature Reviews Immunology、14:329~342頁;PapadakisおよびTargan、2000年、The Annual Review of Medicine、51:289~298頁に記載)、疼痛(例えば、Zhang、2007年、International Anesthesiology Clinics、45:27~37頁に記載)、痛風(例えば、Busso、2010年、Arthritis Research&Therapy、12:206頁に記載)、線維筋痛(例えば、Rodriguez-Pintoら、2014年、Immunology Letters、161:200~203頁に記載)、子宮内膜症(例えば、WuおよびHo、2003年、American Journal of Reproductive Immunology、49:285~296頁に記載)、慢性閉塞性肺疾患(例えば、Chung、2001年、European Respiratory Journal、18:50s~59sに記載)、喘息(例えば、RinconおよびIrvin、2012年、International Journal of Biological Sciences、8:1281~1290頁;Thomas、2001年、Immunology&Cell Biology、79:132~140頁に記載)、アルコール性肝疾患(例えば、McClainら、1999年、Seminars in Liver Diseases、205~220頁;Kawarataniら、2013年、Mediators of Inflammation、2013:495156に記載)、乾癬/皮膚炎(例えば、Jensen、2010年、Current Opinions in Investigative Drug Discovery、11:1211~1220頁;Baliwagら、2015年、Cytokine、31:781~789頁;Toshitaniら、1993年、Journal of Investigative Dermatology、100:299~304頁に記載)、ならびに狼瘡(例えば、Davisら、2011年、Journal of Interferon&Cytokine Research、31:781~789頁に記載)を含む。
【0035】
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)
[0044]用語「急性呼吸窮迫症候群」、「成人呼吸窮迫症候群」、または「ARDS」は、肺胞毛細血管関門の破壊、高タンパク質の浮腫液の肺胞腔への流入、および免疫系刺激による細胞動員により典型的に特徴付けられる炎症状態を指すために、本明細書で互換的に使用することができる。ARDSは、直接的な肺傷害、例えば、肺炎、誤嚥、吸入傷害、溺水、肺挫傷、再灌流性肺水腫、および脂肪塞栓症の後に発症し得る。ARDSはまた、間接的な肺傷害、例えば、敗血症、重度の外傷、急性膵炎、心肺バイパス、大量の輸血、および薬物過剰投与の過程の間に起こり得る。
【0036】
[0045]「敗血症関連急性呼吸窮迫症候群」または「敗血症関連ARDS」とは、典型的には、肺の感染症または肺以外の部位での感染症の後に誘発されるARDSを指す。感染への異常な宿主応答は、肺の肺胞毛細血管関門の破壊をもたらし、低酸素血症、炎症、および非心原性肺水腫により特徴付けられる肺傷害をもたらす。
【0037】
[0046]一実施形態において、ARDSは、敗血症関連ARDSである。
[0047]敗血症関連ARDSを起こし得る病原体の種類は、当業者に知られており、その実例は、細菌、例えば、Streptococcus pneumoniae、Staphylococcus aureus、Pseudomonas aeruginosa、Acinetobacter baumannii;真菌、例えば、Pneumocystis jirovecii、Candida albicans、Candida tropicalis、Candida glabrata;ならびにウイルス、例えば、サイトメガロウイルス、インフルエンザ、単純ヘルペスウイルス-1、呼吸器合胞体ウイルス、パラインフルエンザ、ヒトメタニューモウイルス、エンテロウイルス、およびコロナウイルスを含む。
【0038】
[0048]一実施形態において、敗血症関連ARDSは、細菌感染、真菌感染、またはウイルス感染により引き起こされる。一実施形態において、細菌感染は、Streptococcus pneumoniae、Staphylococcus aureus、Pseudomonas aeruginosa、およびAcinetobacter baumanniiの感染からなる群から選択される。一実施形態において、ウイルス感染は、サイトメガロウイルス、インフルエンザ、単純ヘルペスウイルス-1、呼吸器合胞体ウイルス、パラインフルエンザ、ヒトメタニューモウイルス、エンテロウイルス、およびコロナウイルスの感染からなる群から選択される。一実施形態において、真菌感染は、Pneumocystis jirovecii、Candida albicans、Candida tropicalis、およびCandida glabrataの感染からなる群から選択される。
【0039】
[0049]ARDSは、例えば、The ARDS Definition Task Force(2012年、American Medical Association、307(23):2526~2234頁)に記載されるベルリン基準を使用して分類され得、これは、5cm H2Oの最低レベルでの終末呼気陽圧(PEEP)で測定される場合、動脈血酸素分圧および吸入酸素濃度の比率に基づく。ベルリン基準にしたがって、ARDSの重症度は、軽度、中程度、または重度として分類され得る(表1)。
【0040】
【0041】
[0050]ベルリン基準に基づくARDSの分類はまた、危険因子および危険因子への曝露期間を考慮して行うこともできる(すなわち、危険因子への曝露とARDS発症との間の最大期間が7日間である)。ARDSの危険因子は、直接的な危険因子、すなわち、肺炎、胃内容物の誤嚥、吸入傷害、肺挫傷、肺血管炎および溺水、ならびに間接的な危険因子、すなわち、非肺敗血症、多発外傷、膵炎、非心原性ショック、薬物過剰投与および輸血関連の急性肺傷害(TRALI)を含む。
【0042】
[0051]ARDS患者の肺病理生物学の画像形成、およびARDSに対する炎症マーカーまたは他のバイオマーカーの測定もまた、ARDSの分類に使用され得る。
[0052]好適な画像形成法は当業者に知られており、その実例は、例えば、Puybassetら(1998年、American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine、158(5):1644~1655頁)に記載される、コンピューター断層撮影法(CT)を含む。同様に、ARDSに対する好適な炎症マーカーおよび他のバイオマーカーは当業者に知られており、その実例は、例えば、Blondonnetら(2016年、Disease Markers、2016:35101373)により総説されているバイオマーカーを含む。
【0043】
[0053]本発明者らは、驚くべきことに、CBDおよびヒドロキシクロロキンが、相乗的に作用して、有害刺激に応答して炎症性サイトカインの生成を阻害することを見出している。本発明者らはまた、驚くべきことに、CBDおよびヒドロキシクロロキンの投与が、(例えば、ARDSの症状または重症度を軽減または緩和することにより、特に、急性の肺炎症応答を低減すること、浮腫を逆転すること、および肺への損傷を制限することにより)COPD、喘息、CF、およびARDSを含む肺炎症に関連する状態を処置することができることを見出している。
【0044】
カンナビジオール(CBD)
[0054]「カンナビジオール」または「CBD」は、アサ属(Cannabis)の植物により生成されるカンナビノイドである。CBDは、CB1およびCB2受容体のアゴニストでのアンタゴニスト活性を有し、CB1およびCB2受容体のインバースアゴニストとして作用する。
【0045】
[0055]CBDは、カンナビジオール酸(CBDA)としてアサ属の植物において合成され、これはCBDに脱炭酸する(表2)。いくつかの脱炭酸が植物内で起こり得る一方、脱炭酸は、典型的には収穫後に起こり、植物材料が熱に曝露することにより増大される(SanchezおよびVerpoote、2008年、Plant Cell Physiology、49(12):1767~82頁)。脱炭酸は、通常、植物材料を乾燥および/または加熱することにより達成される。当業者は、CBDAの脱炭酸が促進され得る方法に精通しており、その実例は、空気乾燥、燃焼、気化、硬化、加熱、および焼成を含む。脱炭酸されたCBDは、典型的には、直接的または間接的に、CB1および/またはCB2を含むカンナビノイド受容体に結合する、および/またはカンナビノイド受容体を刺激する。
【0046】
【0047】
[0056]CBDは、葉、花、または茎を含む任意の好適な植物部分から抽出することができ、当業者に知られている任意の好適な手段により生成され得る。例えば、CBD抽出物は、超臨界もしくは臨海未満のCO2での抽出により、または植物材料の加熱気体での揮発により生成することができる。植物材料由来の抽出CBDおよび他のカンナビノイドで使用される方法の実例は、米国特許第10189762号およびWO2004/016277に記載される方法を含む。
【0048】
[0057]一実施形態において、本明細書に開示されるCBDは、合成化合物である。
[0058]合成したCBDは、汚染物質を大幅に含まない薬学的な開発に特に有用である。CBDの合成に対するいくつかの方法は当該技術分野で知られており、その実例は、米国特許第10,059,682号に記載されるCBDの合成法を含む。
【0049】
[0059]本開示は、CBDの薬学的に許容される塩の使用をさらに企図する。CBDの好適な薬学的に許容される塩は当業者に知られており、その実例は、無機塩基または酸および有機塩基または酸を含む薬学的に許容される非毒性塩基または酸から調製される塩またはエステルを含み、これらは当業者に知られている。
【0050】
ヒドロキシクロロキン
[0060]「ヒドロキシクロロキン」は、クロロキンの化学的誘導体であり、エチル基の代わりにヒドロキシエチル基を特徴とする。ヒドロキシクロロキンは、通常、商標名「プラケニル(登録商標)」と称されるが、マラリアの処置に効果的であることが知られており、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、およびシェーグレン症候群の処置に対する効能を示している。機能的には、ヒドロキシクロロキンは、抗原提示細胞におけるリソソームpHを高め、形質細胞様樹状細胞のtoll様受容体の活性化を阻害または遮断することが示されている。
【0051】
[0061]本明細書で使用した場合、用語「ヒドロキシクロロキン」は、米国特許第2,546,658号に開示される2-[[4-[(7-クロロ-4-キノリニル)アミノ]ペンチル]エチルアミノ]エタノールであるラセミ体ヒドロキシクロロキン、または米国特許第5,314,894号に開示される単一の鏡像異性体である「(S)-(+)ヒドロキシクロロキン」もしくは「(R)-(-)ヒドロキシクロロキン」のいずれかを含む。この用語は、ヒドロキシクロロキンの遊離形態、または硫酸ヒドロキシクロロキンのような任意の薬学的に許容されるその塩のいずれかに関し得る。
【0052】
[0062]本開示は、ヒドロキシクロロキンの薬学的に許容される塩の使用をさらに企図する。好適な薬学的に許容される塩は当業者に知られており、その実例は、無機塩基または酸および有機塩基または酸を含む薬学的に許容される非毒性塩基または酸から調製される塩またはエステルを含み、これらは当業者に周知されている。
【0053】
[0063]一実施形態において、薬学的に許容される塩は、硫酸ヒドロキシクロロキンである。
炎症状態の処置または予防のための方法
[0064]用語「処置する」、「処置している」、「処置」などは、本明細書で互換的に使用して、対象の炎症状態の1つ以上の症状を解放、軽減、緩和、改善、あるいは症状の重症度を抑制することを意味する。用語「処置する」、「処置している」、「処置」などが、本明細書で使用した場合、対象が、炎症状態が消失されるまで、またはもはや明らかでなくなるまで処置されることを示さないことは理解すべきである。前記処置はまた、炎症状態の1つ以上の症状の重症度を軽減することができる。
【0054】
[0065]用語「予防する」、「予防している」、「予防」などは、本明細書で互換的に使用して、疾患の状態の確立を妨げること、あるいはいかなる場合においても状態または疾患または他の望ましくない症状の発症または進行を予防する、妨害する、遅らせる、廃止する、または逆転することを意味する。
【0055】
[0066]用語「対象」とは、本明細書で使用した場合、家畜および他の農園動物(例えば、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ウマ、ブタ、およびニワトリ)、芸をする動物(例えば、競走馬)、愛玩動物(例えば、ネコおよびイヌ)、実験室試験動物、ならびにヒトを含む、任意の哺乳動物を指す。一実施形態において、対象はヒトである。
【0056】
[0067]CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩が、それを必要とする対象に治療有効量で投与されることは理解すべきである。本明細書で使用した場合、用語「治療有効量」または「有効量」とは、典型的には、1つ以上の有益なまたは望ましい治療転帰(例えば、炎症性メディエーターの低減、白血球数および/または好中球浸潤の軽減、急性の肺炎症応答の低減、浮腫の逆転、ならびに肺への損傷の制限)に影響を及ぼすのに十分なCBDの量およびヒドロキシクロロキンの量を指す。前記の有益なまたは望ましい治療転帰は、臨床パラメーターを測定することにより定量化することができ、その実例は、酸素化指数(OI[FIO2×平均気道圧×100)/PaO2])または酸素化飽和指数(Des Prezら(2017年、Chest、152(6):1151~1158頁)に記載される、OSI[FIO2×平均気道圧×100)/パルス酸素濃度計による酸素飽和度(SpO2)])の測定、The ARDS Definition Task Force(2012年、前出)に記載される動脈血酸素分圧および吸入酸素濃度(PaO2:FiO2)の比の決定、胸部X線撮影を使用して両側の肺の不透明度の検出、Blondonnetら(2016年、前出)に記載される免疫学的バイオマーカーのレベルの変化の検出、結腸粘膜および便の分析(便潜血スコアおよび便粘稠度を含む)の内視鏡および組織学的評価を含む。前記の有益なまたは望ましい治療転帰の主観的測定はまた、当該技術分野で知られている臨床機器を使用して行うことができ、これの実例は、肺傷害スコア(LIS)(Murrayら、1988年、American Review of Respiratory Disease、138(3):720頁)、アメリカ-ヨーロッパコンセンサス会議(AECC)定義(Bernardら、1994年、American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine、149:818~824頁)、疾病重症度スコア(例えば、急性生理機能および慢性健康評価II(APACHE II)ならびに簡略化指数スコアII)、ベルリン基準(The ARDS Definition Task Force、2012年、前出)、クローン病活性指数(CDAI;Bestら、1976年、Gastroenterology、70:439~444頁)、ならびに潰瘍性大腸炎に対するMayoスコア(UC;Lewisら、2008年、炎症性腸疾患、14:1660~1666頁)を含む。
【0057】
[0068]本明細書の他所に記載される定量化法または臨床機器のいずれかにより測定される炎症状態の症状または重症度での変化は、炎症状態の症状または重症度での軽減の大きさを示すために任意の適切な統計的測定を使用して表現することができる。一実施形態において、本明細書に開示される方法は、CBDおよびヒドロキシクロロキンを投与されていない同じ炎症状態を有する対象と比較して、少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%、好ましくは少なくとも40%、好ましくは少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%、またはより好ましくは少なくとも100%、炎症状態の症状または重症度を軽減する。
【0058】
[0069]有効量は、1回以上の投与で提供され得る。必要とされる正確な量は、処置される炎症状態の性質および重症度、対象の年齢および全身健康、ならびに活性剤が投与される形態のような因子に応じて変動し得る。
【0059】
[0070]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約1000mg(例えば、1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg、20mg、21mg、22mg、23mg、24mg、25mg、26mg、27mg、28mg、29mg、30mg、31mg、32mg、33mg、34mg、35mg、36mg、37mg、38mg、39mg、40mg、41mg、42mg、43mg、44mg、45mg、46mg、47mg、48mg、49mg、50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mg、60mg、61mg、62mg、63mg、64mg、65mg、66mg、67mg、68mg、69mg、70mg、71mg、72mg、73mg、74mg、75mg、76mg、77mg、78mg、79mg、80mg、81mg、82mg、83mg、84mg、85mg、86mg、87mg、88mg、89mg、90mg、91mg、92mg、93mg、94mg、95mg、96mg、97mg、98mg、99mg、100mg、101mg、102mg、103mg、104mg、105mg、106mg、107mg、108mg、109mg、110mg、111mg、112mg、113mg、114mg、115mg、116mg、117mg、118mg、119mg、120mg、121mg、122mg、123mg、124mg、125mg、126mg、127mg、128mg、129mg、130mg、131mg、132mg、131mg、134mg、135mg、136mg、137mg、138mg、139mg、140mg、141mg、142mg、143mg、144mg、145mg、146mg、147mg、148mg、149mg、150mg、151mg、152mg、153mg、154mg、155mg、156mg、157mg、158mg、159mg、160mg、161mg、162mg、163mg、164mg、165mg、166mg、167mg、168mg、169mg、170mg、171mg、172mg、173mg、174mg、175mg、176mg、177mg、178mg、179mg、180mg、181mg、182mg、183mg、184mg、185mg、186mg、187mg、188mg、189mg、190mg、191mg、192mg、193mg、194mg、195mg、196mg、197mg、198mg、199mg、200mg、201mg、202mg、203mg、204mg、205mg、206mg、207mg、208mg、209mg、210mg、211mg、212mg、213mg、214mg、215mg、216mg、217mg、218mg、219mg、220mg、221mg、222mg、223mg、224mg、225mg、226mg、227mg、228mg、229mg、230mg、231mg、232mg、233mg、234mg、235mg、236mg、237mg、238mg、239mg、240mg、241mg、242mg、243mg、244mg、245mg、246mg、247mg、248mg、249mg、250mg、251mg、252mg、253mg、254mg、255mg、256mg、257mg、258mg、259mg、260mg、261mg、262mg、263mg、264mg、265mg、266mg、267mg、268mg、269mg、270mg、271mg、272mg、273mg、274mg、275mg、276mg、277mg、278mg、279mg、280mg、281mg、282mg、283mg、284mg、285mg、286mg、287mg、288mg、289mg、290mg、291mg、292mg、293mg、294mg、295mg、296mg、297mg、298mg、299mg、300mg、301mg、302mg、303mg、304mg、305mg、306mg、307mg、308mg、309mg、310mg、311mg、312mg、313mg、314mg、315mg、316mg、317mg、318mg、319mg、320mg、321mg、322mg、323mg、324mg、325mg、326mg、327mg、328mg、329mg、330mg、331mg、332mg、333mg、334mg、335mg、336mg、337mg、338mg、339mg、340mg、341mg、342mg、343mg、344mg、345mg、346mg、347mg、348mg、349mg、350mg、351mg、352mg、353mg、354mg、355mg、356mg、357mg、358mg、359mg、360mg、361mg、362mg、363mg、364mg、365mg、366mg、367mg、368mg、369mg、370mg、371mg、372mg、373mg、374mg、375mg、376mg、377mg、378mg、379mg、380mg、381mg、382mg、383mg、384mg、385mg、386mg、387mg、388mg、389mg、390mg、391mg、392mg、393mg、394mg、395mg、396mg、397mg、398mg、399mg、400mg、401mg、402mg、403mg、404mg、405mg、406mg、407mg、408mg、409mg、410mg、411mg、412mg、413mg、414mg、415mg、416mg、417mg、418mg、419mg、420mg、421mg、422mg、423mg、424mg、425mg、426mg、427mg、428mg、429mg、430mg、431mg、432mg、433mg、434mg、435mg、436mg、437mg、438mg、439mg、440mg、441mg、442mg、443mg、444mg、445mg、446mg、447mg、448mg、449mg、450mg、451mg、452mg、453mg、454mg、455mg、456mg、457mg、458mg、459mg、460mg、461mg、462mg、463mg、464mg、465mg、466mg、467mg、468mg、469mg、470mg、471mg、472mg、473mg、474mg、475mg、476mg、477mg、478mg、479mg、480mg、481mg、482mg、483mg、484mg、485mg、486mg、487mg、488mg、489mg、490mg、491mg、492mg、493mg、494mg、495mg、496mg、497mg、498mg、499mg、500mg、501mg、502mg、503mg、504mg、505mg、506mg、507mg、508mg、509mg、510mg、511mg、512mg、513mg、514mg、515mg、516mg、517mg、518mg、519mg、520mg、521mg、522mg、523mg、524mg、525mg、526mg、527mg、528mg、529mg、530mg、531mg、532mg、533mg、534mg、535mg、536mg、537mg、538mg、539mg、540mg、541mg、542mg、543mg、544mg、545mg、546mg、547mg、548mg、549mg、550mg、551mg、552mg、553mg、554mg、555mg、556mg、557mg、558mg、559mg、560mg、561mg、562mg、563mg、564mg、565mg、566mg、567mg、568mg、569mg、570mg、571mg、572mg、573mg、574mg、575mg、576mg、577mg、578mg、579mg、580mg、581mg、582mg、583mg、584mg、585mg、586mg、587mg、588mg、589mg、590mg、591mg、592mg、593mg、594mg、595mg、596mg、597mg、598mg、599mg、600mg、601mg、602mg、603mg、604mg、605mg、606mg、607mg、608mg、609mg、610mg、611mg、612mg、613mg、614mg、615mg、616mg、617mg、618mg、619mg、620mg、621mg、622mg、623mg、624mg、625mg、626mg、627mg、628mg、629mg、630mg、631mg、632mg、633mg、634mg、635mg、636mg、637mg、638mg、639mg、640mg、641mg、642mg、643mg、644mg、645mg、646mg、647mg、648mg、649mg、650mg、651mg、652mg、653mg、654mg、655mg、656mg、657mg、658mg、659mg、660mg、661mg、662mg、663mg、664mg、665mg、666mg、667mg、668mg、669mg、670mg、671mg、672mg、673mg、674mg、675mg、676mg、677mg、678mg、679mg、680mg、681mg、682mg、683mg、684mg、685mg、686mg、687mg、688mg、689mg、690mg、691mg、692mg、693mg、694mg、695mg、696mg、697mg、698mg、699mg、700mg、701mg、702mg、703mg、704mg、705mg、706mg、707mg、708mg、709mg、710mg、711mg、712mg、713mg、714mg、715mg、716mg、717mg、718mg、719mg、720mg、721mg、722mg、723mg、724mg、725mg、726mg、727mg、728mg、729mg、730mg、731mg、732mg、733mg、734mg、735mg、736mg、737mg、738mg、739mg、740mg、741mg、742mg、743mg、744mg、745mg、746mg、747mg、748mg、749mg、750mg、751mg、752mg、753mg、754mg、755mg、756mg、757mg、758mg、759mg、760mg、761mg、762mg、763mg、764mg、765mg、766mg、767mg、768mg、769mg、770mg、771mg、772mg、773mg、774mg、775mg、776mg、777mg、778mg、779mg、780mg、781mg、782mg、783mg、784mg、785mg、786mg、787mg、788mg、789mg、790mg、791mg、792mg、793mg、794mg、795mg、796mg、797mg、798mg、799mg、800mg、801mg、802mg、803mg、804mg、805mg、806mg、807mg、808mg、809mg、810mg、811mg、812mg、813mg、814mg、815mg、816mg、817mg、818mg、819mg、820mg、821mg、822mg、823mg、824mg、825mg、826mg、827mg、828mg、829mg、830mg、831mg、832mg、833mg、834mg、835mg、836mg、837mg、838mg、839mg、840mg、841mg、842mg、843mg、844mg、845mg、846mg、847mg、848mg、849mg、850mg、851mg、852mg、853mg、854mg、855mg、856mg、857mg、858mg、859mg、860mg、861mg、862mg
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【0060】
[0071]ゆえに、一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約1000mg、好ましくは約1mg、好ましくは約2mg、好ましくは約3mg、好ましくは約4mg、好ましくは約5mg、好ましくは約6mg、好ましくは約7mg、好ましくは約8mg、好ましくは約9mg、好ましくは約10mg、好ましくは約11mg、好ましくは約12mg、好ましくは約13mg、好ましくは約14mg、好ましくは約15mg、好ましくは約16mg、好ましくは約17mg、好ましくは約18mg、好ましくは約19mg、好ましくは約20mg、好ましくは約21mg、好ましくは約22mg、好ましくは約23mg、好ましくは約24mg、好ましくは約25mg、好ましくは約26mg、好ましくは約27mg、好ましくは約28mg、好ましくは約29mg、好ましくは約30mg、好ましくは約31mg、好ましくは約32mg、好ましくは約33mg、好ましくは約34mg、好ましくは約35mg、好ましくは約36mg、好ましくは約37mg、好ましくは約38mg、好ましくは約39mg、好ましくは約40mg、好ましくは約41mg、好ましくは約42mg、好ましくは約43mg、好ましくは約44mg、好ましくは約45mg、好ましくは約46mg、好ましくは約47mg、好ましくは約48mg、好ましくは約49mg、好ましくは約50mg、好ましくは約51mg、好ましくは約52mg、好ましくは約53mg、好ましくは約54mg、好ましくは約55mg、好ましくは約56mg、好ましくは約57mg、好ましくは約58mg、好ましくは約59mg、好ましくは約60mg、好ましくは約61mg、好ましくは約62mg、好ましくは約63mg、好ましくは約64mg、好ましくは約65mg、好ましくは約66mg、好ましくは約67mg、好ましくは約68mg、好ましくは約69mg、好ましくは約70mg、好ましくは約71mg、好ましくは約72mg、好ましくは約73mg、好ましくは約74mg、好ましくは約75mg、好ましくは約76mg、好ましくは約77mg、好ましくは約78mg、好ましくは約79mg、好ましくは約80mg、好ましくは約81mg、好ましくは約82mg、好ましくは約83mg、好ましくは約84mg、好ましくは約85mg、好ましくは約86mg、好ましくは約87mg、好ましくは約88mg、好ましくは約89mg、好ましくは約90mg、好ましくは約91mg、好ましくは約92mg、好ましくは約93mg、好ましくは約94mg、好ましくは約95mg、好ましくは約96mg、好ましくは約97mg、好ましくは約98mg、好ましくは約99mg、好ましくは約100mg、好ましくは約101mg、好ましくは約102mg、好ましくは約103mg、好ましくは約104mg、好ましくは約105mg、好ましくは約106mg、好ましくは約107mg、好ましくは約108mg、好ましくは約109mg、好ましくは約110mg、好ましくは約111mg、好ましくは約112mg、好ましくは約113mg、好ましくは約114mg、好ましくは約115mg、好ましくは約116mg、好ましくは約117mg、好ましくは約118mg、好ましくは約119mg、好ましくは約120mg、好ましくは約121mg、好ましくは約122mg、好ましくは約123mg、好ましくは約124mg、好ましくは約125mg、好ましくは約126mg、好ましくは約127mg、好ましくは約128mg、好ましくは約129mg、好ましくは約130mg、好ましくは約131mg、好ましくは約132mg、好ましくは約131mg、好ましくは約134mg、好ましくは約135mg、好ましくは約136mg、好ましくは約137mg、好ましくは約138mg、好ましくは約139mg、好ましくは約140mg、好ましくは約141mg、好ましくは約142mg、好ましくは約143mg、好ましくは約144mg、好ましくは約145mg、好ましくは約146mg、好ましくは約147mg、好ましくは約148mg、好ましくは約149mg、好ましくは約150mg、好ましくは約151mg、好ましくは約152mg、好ましくは約153mg、好ましくは約154mg、好ましくは約155mg、好ましくは約156mg、好ましくは約157mg、好ましくは約158mg、好ましくは約159mg、好ましくは約160mg、好ましくは約161mg、好ましくは約162mg、好ましくは約163mg、好ましくは約164mg、好ましくは約165mg、好ましくは約166mg、好ましくは約167mg、好ましくは約168mg、好ましくは約169mg、好ましくは約170mg、好ましくは約171mg、好ましくは約172mg、好ましくは約173mg、好ましくは約174mg、好ましくは約175mg、好ましくは約176mg、好ましくは約177mg、好ましくは約178mg、好ましくは約179mg、好ましくは約180mg、好ましくは約181mg、好ましくは約182mg、好ましくは約183mg、好ましくは約184mg、好ましくは約185mg、好ましくは約186mg、好ましくは約187mg、好ましくは約188mg、好ましくは約189mg、好ましくは約190mg、好ましくは約191mg、好ましくは約192mg、好ましくは約193mg、好ましくは約194mg、好ましくは約195mg、好ましくは約196mg、好ましくは約197mg、好ましくは約198mg、好ましくは約199mg、好ましくは約200mg、好ましくは約201mg、好ましくは約202mg、好ましくは約203mg、好ましくは約204mg、好ましくは約205mg、好ましくは約206mg、好ましくは約207mg、好ましくは約208mg、好ましくは約209mg、好ましくは約210mg、好ましくは約211mg、好ましくは約212mg、好ましくは約213mg、好ましくは約214mg、好ましくは約215mg、好ましくは約216mg、好ましくは約217mg、好ましくは約218mg、好ましくは約219mg、好ましくは約220mg、好ましくは約221mg、好ましくは約222mg、好ましくは約223mg、好ましくは約224mg、好ましくは約225mg、好ましくは約226mg、好ましくは約227mg、好ましくは約228mg、好ましくは約229mg、好ましくは約230mg、好ましくは約231mg、好ましくは約232mg、好ましくは約233mg、好ましくは約234mg、好ましくは約235mg、好ましくは約236mg、好ましくは約237mg、好ましくは約238mg、好ましくは約239mg、好ましくは約240mg、好ましくは約241mg、好ましくは約242mg、好ましくは約243mg、好ましくは約244mg、好ましくは約245mg、好ましくは約246mg、好ましくは約247mg、好ましくは約248mg、好ましくは約249mg、好ましくは約250mg、好ましくは約251mg、好ましくは約252mg、好ましくは約253mg、好ましくは約254mg、好ましくは約255mg、好ましくは約256mg、好ましくは約257mg、好ましくは約258mg、好ましくは約259mg、好ましくは約260mg、好ましくは約261mg、好ましくは約262mg、好ましくは約263mg、好ましくは約264mg、好ましくは約265mg、好ましくは約266mg、好ましくは約267mg、好ましくは約268mg、好ましくは約269mg、好ましくは約270mg、好ましくは約271mg、好ましくは約272mg、好ましくは約273mg、好ましくは約274mg、好ましくは約275mg、好ましくは約276mg、好ましくは約277mg、好ましくは約278mg、好ましくは約279mg、好ましくは約280mg、好ましくは約281mg、好ましくは約282mg、好ましくは約283mg、好ましくは約284mg、好ましくは約285mg、好ましくは約286mg、好ましくは約287mg、好ましくは約288mg、好ましくは約289mg、好ましくは約290mg、好ましくは約291mg、好ましくは約292mg、好ましくは約293mg、好ましくは約294mg、好ましくは約295mg、好ましくは約296mg、好ましくは約297mg、好ましくは約298mg、好ましくは約299mg、好ましくは約300mg、好ましくは約301mg、好ましくは約302mg、好ましくは約303mg、好ましくは約304mg、好ましくは約305mg、好ましくは約306mg、好ましくは約307mg、好ましくは約308mg、好ましくは約309mg、好ましくは約310mg、好ましくは約311mg、好ましくは約312mg、好ましくは約313mg、好ましくは約314mg、好ましくは約315mg、好ましくは約316mg、好ましくは約317mg、好ましくは約318mg、好ましくは約319mg、好ましくは約320mg、好ましくは約321mg、好ましくは約322mg、好ましくは約323mg、好ましくは約324mg、好ましくは約325mg、好ましくは約326mg、好ましくは約327mg、好ましくは約328mg、好ましくは約329mg、好ましくは約330mg、好ましくは約331mg、好ましくは約332mg、好ましくは約333mg、好ましくは約334mg、好ましくは約335mg、好ましくは約336mg、好ましくは約337mg、好ましくは約338mg、好ましくは約339mg、好ましくは約340mg、好ましくは約341mg、好ましくは約342mg、好ましくは約343mg、好ましくは約344mg、好ましくは約345mg、好ましくは約346mg、好ましくは約347mg、好ましくは約348mg、好ましくは約349mg、好ましくは約350mg、好ましくは約351mg、好ましくは約352mg、好ましくは約353mg、好ましくは約354mg、好ましくは約355mg、好ましくは約356mg、好ましくは約357mg、好ましくは約358mg、好ましくは約359mg、好ましくは約360mg、好ましくは約361mg、好ましくは約362mg、好ましくは約363mg、好ましくは約364mg、好ましくは約365mg、好ましくは約366mg、好ましくは約367mg、好ましくは約368mg、好ましくは約369mg、好ましくは約370mg、好ましくは約371mg、好ましくは約372mg、好ましくは約373mg、好ましくは約374mg、好ましくは約375mg、好ましくは約376mg、好ましくは約377mg、好ましくは約378mg、好ましくは約379mg、好ましくは約380mg、好ましくは約381mg、好ましくは約382mg、好ましくは約383mg、好ましくは約384mg、好ましくは約385mg、好ましくは約386mg、好ましくは約387mg、好ましくは約388mg、好ましくは約389mg、好ましくは約390mg、好ましくは約391mg、好ましくは約392mg、好ましくは約393mg、好ましくは約394mg、好ましくは約395mg、好ましくは約396mg、好ましくは約397mg、好ましくは約398mg、好ましくは約399mg、好ましくは約400mg、好ましくは約401mg、好ましくは約402mg、好ましくは約403mg、好ましくは約404mg、好ましくは約405mg、好ましくは約406mg、好ましくは約407mg、好ましくは約408mg、好ましくは約409mg、好ましくは約410mg、好ましくは約411mg、好ましくは約412mg、好ましくは約413mg、好ましくは約414mg、好ましくは約415mg、好ましくは約416mg、好ましくは約417mg、好ましくは約418mg、好ましくは約419mg、好ましくは約420mg、好ましくは約42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8mg、好ましくは約859mg、好ましくは約860mg、好ましくは約861mg、好ましくは約862mg、好ましくは約863mg、好ましくは約864mg、好ましくは約865mg、好ましくは約866mg、好ましくは約867mg、好ましくは約868mg、好ましくは約869mg、好ましくは約870mg、好ましくは約871mg、好ましくは約872mg、好ましくは約873mg、好ましくは約874mg、好ましくは約875mg、好ましくは約876mg、好ましくは約877mg、好ましくは約878mg、好ましくは約879mg、好ましくは約880mg、好ましくは約881mg、好ましくは約882mg、好ましくは約883mg、好ましくは約884mg、好ましくは約885mg、好ましくは約886mg、好ましくは約887mg、好ましくは約888mg、好ましくは約889mg、好ましくは約890mg、好ましくは約891mg、好ましくは約892mg、好ましくは約893mg、好ましくは約894mg、好ましくは約895mg、好ましくは約896mg、好ましくは約897mg、好ましくは約898mg、好ましくは約899mg、好ましくは約900mg、好ましくは約901mg、好ましくは約902mg、好ましくは約903mg、好ましくは約904mg、好ましくは約905mg、好ましくは約906mg、好ましくは約907mg、好ましくは約908mg、好ましくは約909mg、好ましくは約910mg、好ましくは約911mg、好ましくは約912mg、好ましくは約913mg、好ましくは約914mg、好ましくは約915mg、好ましくは約916mg、好ましくは約917mg、好ましくは約918mg、好ましくは約919mg、好ましくは約920mg、好ましくは約921mg、好ましくは約922mg、好ましくは約923mg、好ましくは約924mg、好ましくは約925mg、好ましくは約926mg、好ましくは約927mg、好ましくは約928mg、好ましくは約929mg、好ましくは約930mg、好ましくは約931mg、好ましくは約932mg、好ましくは約933mg、好ましくは約934mg、好ましくは約935mg、好ましくは約936mg、好ましくは約937mg、好ましくは約938mg、好ましくは約939mg、好ましくは約940mg、好ましくは約941mg、好ましくは約942mg、好ましくは約943mg、好ましくは約944mg、好ましくは約945mg、好ましくは約946mg、好ましくは約947mg、好ましくは約948mg、好ましくは約949mg、好ましくは約950mg、好ましくは約951mg、好ましくは約952mg、好ましくは約953mg、好ましくは約954mg、好ましくは約955mg、好ましくは約956mg、好ましくは約957mg、好ましくは約958mg、好ましくは約959mg、好ましくは約960mg、好ましくは約961mg、好ましくは約962mg、好ましくは約963mg、好ましくは約964mg、好ましくは約965mg、好ましくは約966mg、好ましくは約967mg、好ましくは約968mg、好ましくは約969mg、好ましくは約970mg、好ましくは約971mg、好ましくは約972mg、好ましくは約973mg、好ましくは約974mg、好ましくは約975mg、好ましくは約976mg、好ましくは約977mg、好ましくは約978mg、好ましくは約979mg、好ましくは約980mg、好ましくは約981mg、好ましくは約982mg、好ましくは約983mg、好ましくは約984mg、好ましくは約985mg、好ましくは約986mg、好ましくは約987mg、好ましくは約988mg、好ましくは約989mg、好ましくは約990mg、好ましくは約991mg、好ましくは約992mg、好ましくは約993mg、好ましくは約994mg、好ましくは約995mg、好ましくは約996mg、好ましくは約997mg、好ましくは約998mg、好ましくは約999mg、またはより好ましくは約1000mgの用量で投与される。
【0061】
[0072]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、前述の用量で1日2回投与される。
[0073]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、少なくとも約1mgの用量で1日2回投与される。
【0062】
[0074]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約500mgの用量で1日2回投与される。
[0075]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約200mg~約400mgの用量で1日2回投与される。
【0063】
[0076]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、少なくとも約1mgの負荷用量で1日2回投与される。
[0077]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約500mgの負荷用量で1日2回投与される。
【0064】
[0078]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約400mgの負荷用量で1日2回投与される。
[0079]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、少なくとも約1mgの維持用量で1日2回投与される。
【0065】
[0080]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約500mgの維持用量で1日2回投与される。
[0081]一実施形態において、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、約200mgの維持用量で1日2回投与される。
【0066】
[0082]一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約1500mg(例えば、1mg、2mg、3mg、4mg、5mg、6mg、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg、20mg、21mg、22mg、23mg、24mg、25mg、26mg、27mg、28mg、29mg、30mg、31mg、32mg、33mg、34mg、35mg、36mg、37mg、38mg、39mg、40mg、41mg、42mg、43mg、44mg、45mg、46mg、47mg、48mg、49mg、50mg、51mg、52mg、53mg、54mg、55mg、56mg、57mg、58mg、59mg、60mg、61mg、62mg、63mg、64mg、65mg、66mg、67mg、68mg、69mg、70mg、71mg、72mg、73mg、74mg、75mg、76mg、77mg、78mg、79mg、80mg、81mg、82mg、83mg、84mg、85mg、86mg、87mg、88mg、89mg、90mg、91mg、92mg、93mg、94mg、95mg、96mg、97mg、98mg、99mg、100mg、101mg、102mg、103mg、104mg、105mg、106mg、107mg、108mg、109mg、110mg、111mg、112mg、113mg、114mg、115mg、116mg、117mg、118mg、119mg、120mg、121mg、122mg、123mg、124mg、125mg、126mg、127mg、128mg、129mg、130mg、131mg、132mg、131mg、134mg、135mg、136mg、137mg、138mg、139mg、140mg、141mg、142mg、143mg、144mg、145mg、146mg、147mg、148mg、149mg、150mg、151mg、152mg、153mg、154mg、155mg、156mg、157mg、158mg、159mg、160mg、161mg、162mg、163mg、164mg、165mg、166mg、167mg、168mg、169mg、170mg、171mg、172mg、173mg、174mg、175mg、176mg、177mg、178mg、179mg、180mg、181mg、182mg、183mg、184mg、185mg、186mg、187mg、188mg、189mg、190mg、191mg、192mg、193mg、194mg、195mg、196mg、197mg、198mg、199mg、200mg、201mg、202mg、203mg、204mg、205mg、206mg、207mg、208mg、209mg、210mg、211mg、212mg、213mg、214mg、215mg、216mg、217mg、218mg、219mg、220mg、221mg、222mg、223mg、224mg、225mg、226mg、227mg、228mg、229mg、230mg、231mg、232mg、233mg、234mg、235mg、236mg、237mg、238mg、239mg、240mg、241mg、242mg、243mg、244mg、245mg、246mg、247mg、248mg、249mg、250mg、251mg、252mg、253mg、254mg、255mg、256mg、257mg、258mg、259mg、260mg、261mg、262mg、263mg、264mg、265mg、266mg、267mg、268mg、269mg、270mg、271mg、272mg、273mg、274mg、275mg、276mg、277mg、278mg、279mg、280mg、281mg、282mg、283mg、284mg、285mg、286mg、287mg、288mg、289mg、290mg、291mg、292mg、293mg、294mg、295mg、296mg、297mg、298mg、299mg、300mg、301mg、302mg、303mg、304mg、305mg、306mg、307mg、308mg、309mg、310mg、311mg、312mg、313mg、314mg、315mg、316mg、317mg、318mg、319mg、320mg、321mg、322mg、323mg、324mg、325mg、326mg、327mg、328mg、329mg、330mg、331mg、332mg、333mg、334mg、335mg、336mg、337mg、338mg、339mg、340mg、341mg、342mg、343mg、344mg、345mg、346mg、347mg、348mg、349mg、350mg、351mg、352mg、353mg、354mg、355mg、356mg、357mg、358mg、359mg、360mg、361mg、362mg、363mg、364mg、365mg、366mg、367mg、368mg、369mg、370mg、371mg、372mg、373mg、374mg、375mg、376mg、377mg、378mg、379mg、380mg、381mg、382mg、383mg、384mg、385mg、386mg、387mg、388mg、389mg、390mg、391mg、392mg、393mg、394mg、395mg、396mg、397mg、398mg、399mg、400mg、401mg、402mg、403mg、404mg、405mg、406mg、407mg、408mg、409mg、410mg、411mg、412mg、413mg、414mg、415mg、416mg、417mg、418mg、419mg、420mg、421mg、422mg、423mg、424mg、425mg、426mg、427mg、428mg、429mg、430mg、431mg、432mg、433mg、434mg、435mg、436mg、437mg、438mg、439mg、440mg、441mg、442mg、443mg、444mg、445mg、446mg、447mg、448mg、449mg、450mg、451mg、452mg、453mg、454mg、455mg、456mg、457mg、458mg、459mg、460mg、461mg、462mg、463mg、464mg、465mg、466mg、467mg、468mg、469mg、470mg、471mg、472mg、473mg、474mg、475mg、476mg、477mg、478mg、479mg、480mg、481mg、482mg、483mg、484mg、485mg、486mg、487mg、488mg、489mg、490mg、491mg、492mg、493mg、494mg、495mg、496mg、497mg、498mg、499mg、500mg、501mg、502mg、503mg、504mg、505mg、506mg、507mg、508mg、509mg、510mg、511mg、512mg、513mg、514mg、515mg、516mg、517mg、518mg、519mg、520mg、521mg、522mg、523mg、524mg、525mg、526mg、527mg、528mg、529mg、530mg、531mg、532mg、533mg、534mg、535mg、536mg、537mg、538mg、539mg、540mg、541mg、542mg、543mg、544mg、545mg、546mg、547mg、548mg、549mg、550mg、551mg、552mg、553mg、554mg、555mg、556mg、557mg、558mg、559mg、560mg、561mg、562mg、563mg、564mg、565mg、566mg、567mg、568mg、569mg、570mg、571mg、572mg、573mg、574mg、575mg、576mg、577mg、578mg、579mg、580mg、581mg、582mg、583mg、584mg、585mg、586mg、587mg、588mg、589mg、590mg、591mg、592mg、593mg、594mg、595mg、596mg、597mg、598mg、599mg、600mg、601mg、602mg、603mg、604mg、605mg、606mg、607mg、608mg、609mg、610mg、611mg、612mg、613mg、614mg、615mg、616mg、617mg、618mg、619mg、620mg、621mg、622mg、623mg、624mg、625mg、626mg、627mg、628mg、629mg、630mg、631mg、632mg、633mg、634mg、635mg、636mg、637mg、638mg、639mg、640mg、641mg、642mg、643mg、644mg、645mg、646mg、647mg、648mg、649mg、650mg、651mg、652mg、653mg、654mg、655mg、656mg、657mg、658mg、659mg、660mg、661mg、662mg、663mg、664mg、665mg、666mg、667mg、668mg、669mg、670mg、671mg、672mg、673mg、674mg、675mg、676mg、677mg、678mg、679mg、680mg、681mg、682mg、683mg、684mg、685mg、686mg、687mg、688mg、689mg、690mg、691mg、692mg、693mg、694mg、695mg、696mg、697mg、698mg、699mg、700mg、701mg、702mg、703mg、704mg、705mg、706mg、707mg、708mg、709mg、710mg、711mg、712mg、713mg、714mg、715mg、716mg、717mg、718mg、719mg、720mg、721mg、722mg、723mg、724mg、725mg、726mg、727mg、728mg、729mg、730mg、731mg、732mg、733mg、734mg、735mg、736mg、737mg、738mg、739mg、740mg、741mg、742mg、743mg、744mg、745mg、746mg、747mg、748mg、749mg、750mg、751mg、752mg、753mg、754mg、755mg、756mg、757mg、758mg、759mg、760mg、761mg、762mg、763mg、764mg、765mg、766mg、767mg、768mg、769mg、770mg、771mg、772mg、773mg、774mg、775mg、776mg、777mg、778mg、779mg、780mg、781mg、782mg、783mg、784mg、785mg、786mg、787mg、788mg、789mg、790mg、791mg、792mg、793mg、794mg、795mg、796mg、797mg、798mg、799mg、800mg、801mg、802mg、803mg、804mg、805mg、806mg、807mg、808mg、809mg、810mg、811mg、812mg、813mg、814mg、815mg、816mg、817mg、818mg、819mg、820mg、821mg、822mg、823mg、824mg、825mg、826mg、827mg、828mg、829mg、830mg、831mg、832mg、833mg、834mg、835mg、836mg、837mg、838mg、839mg、840mg、841mg、842mg、843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864mg、865mg、866mg、867mg、868mg、869mg、870mg、871mg、872mg、873mg、874mg、875mg、876mg、877mg、878mg、879mg、880mg、881mg、882mg、883mg、884mg、885mg、886mg、887mg、888mg、889mg、890mg、891mg、892mg、893mg、894mg、895mg、896mg、897mg、898mg、899mg、900mg、901mg、902mg、903mg、904mg、905mg、906mg、907mg、908mg、909mg、910mg、911mg、912mg、913mg、914mg、915mg、916mg、917mg、918mg、919mg、920mg、921mg、922mg、923mg、924mg、925mg、926mg、927mg、928mg、929mg、930mg、931mg、932mg、933mg、934mg、935mg、936mg、937mg、938mg、939mg、940mg、941mg、942mg、943mg、944mg、945mg、946mg、947mg、948mg、949mg、950mg、951mg、952mg、953mg、954mg、955mg、956mg、957mg、958mg、959mg、960mg、961mg、962mg、963mg、964mg、965mg、966mg、967mg、968mg、969mg、970mg、971mg、972mg、973mg、974mg、975mg、976mg、977mg、978mg、979mg、980mg、981mg、982mg、983mg、984mg、985mg、986mg、987mg、988mg、989mg、990mg、991mg、992mg、993mg、994mg、995mg、996mg、997mg、998mg、999mg、1000mg、1100mg、1101mg、1102mg、1103mg、1104mg、1105mg、1106mg、1107mg、1108mg、1109mg、1110mg、1111mg、1112mg、1113mg、1114mg、1115mg、1116mg、1117mg、1118mg、1119mg、1120mg、1121mg、1122mg、1123mg、1124mg、1125mg、1126mg、1127mg、1128mg、1129mg、1130mg、1131mg、1132mg、1133mg、1134mg、1135mg、1136mg、1137mg、1138mg、1139mg、1140mg、1141mg、1142mg、1143mg、1144mg、1145mg、1146mg、1147mg、1148mg、1149mg、1150mg、1151mg、1152mg、1153mg、1154mg、1155mg、1156mg、1157mg、1158mg、1159mg、1160mg、1161mg、1162mg、1163mg、1164mg、1165mg、1166mg、1167mg、1168mg、1169mg、1170mg、1171mg、1172mg、1173mg、1174mg、1175mg、1176mg、1177mg、1178mg、1179mg、1180mg、1181mg、1182mg、1183mg、1184mg、1185mg、1186mg、1187mg、1188mg、1189mg、1190mg、1191mg、1192mg、1193mg、1194mg、1195mg、1196mg、1197mg、1198mg、1199mg、1200mg、1201mg、1202mg、1203mg、1204mg、1205mg、1206mg、1207mg、1208mg、1209mg、1210mg、1211mg、1212mg、1213mg、1214mg、1215mg、1216mg、1217mg、1218mg、1219mg、1220mg、1221mg、1222mg、1223mg、1224mg、1225mg、1226mg、1227mg、1228mg、1229mg、1230mg、1231mg、1232mg、1233mg、1234mg、1235mg、1236mg、1237mg、1238mg、239mg、1240mg、1241mg、1242mg、1243mg、1244mg、1245mg、1246mg、1247mg、1248mg、1249mg、1250mg、1251mg、1252mg、1253mg、1254mg、1255mg、1256mg、1257mg、1258mg、1259mg、1260mg、1261mg、1262mg、1263mg、1264mg、1265mg、1266mg、1267mg、1268mg、1269mg、1270mg、1271mg、1272mg、1273mg、1274mg、1275mg、1276mg、1277mg、1278mg、1279mg、1280mg、1281mg、1282mg、1283mg、1284mg、1285mg、1286mg、1287mg、1288mg、1289mg、1290mg、1291mg、1292mg、1293mg、1294mg、1295mg、1296mg、1297mg、1298mg、1299mg、1300mg、1301mg、1302mg、303mg、1304mg、1305mg、1306mg、1307mg、1308mg、1309mg、1310mg、1311mg、1312mg、1313mg、1314mg、1315mg、1316mg、1317mg、1318mg、1319mg、1320mg、1321mg、1322mg、1323mg、1324mg、1325mg、1326mg、1327mg、1328mg、1329mg、1330mg、1331mg、1332mg、1333mg、1334mg、1335mg、1336mg、1337mg、1338mg、1339mg、1340mg、1341mg、1342mg、1343mg、1344mg、1345mg、1346mg、1347mg、1348mg、1349mg、1350mg、1351mg、1352mg、1353mg、1354mg、1355mg、1356mg、1357mg、1358mg、1359mg、1360mg、1361mg、1362mg、1363mg、1364mg、1365mg、1366mg、1367mg、1368mg、1369mg、1370mg、1371mg、1372mg、1373mg、1374mg、1375mg、1376mg、1377mg、1378mg、1379mg、1380mg、1381mg、1382mg、1383mg、1384mg、1385mg、1386mg、1387mg、1388mg、1389mg、1390mg、1391mg、1392mg、1393mg、1394mg、1395mg、1396mg、1397mg、1398mg、1399mg、1400mg、1401mg、1402mg、1403mg、1404mg、1405mg、1406mg、1407mg、1408mg、1409mg、1410mg、1411mg、1412mg、1413mg、1414mg、1415mg、1416mg、1417mg、1418mg、1419mg、1420mg、1421mg、1422mg、1423mg、1424mg、1425mg、1426mg、1427mg、1428mg、1429mg、1430mg、1431mg、1432mg、1433mg、1434mg、1435mg、1436mg、1437mg、1438mg、1439mg、1440mg、1441mg、1442mg、1443mg、1444mg、1445mg、1446mg、1447mg、1448mg、1449mg、1450mg、1451mg、1452mg、1453mg、1454mg、1455mg、1456mg、1457mg、1458mg、1459mg、1460mg、1461mg、1462mg、1463mg、1464mg、1465mg、1466mg、1467mg、1468mg、1469mg、1470mg、1471mg、1472mg、1473mg、1474mg、1475mg、1476mg、1477mg、1478mg、1479mg、1480mg、1481mg、1482mg、1483mg、1484mg、1485mg、1486mg、1487mg、1488mg、1489mg、1490mg、1491mg、1492mg、1493mg、1494mg、1495mg、1496mg、1497mg、1498mg、1499mg、または1500mg)の用量で投与される。
【0067】
[0083]ゆえに、一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約1500mg、好ましくは約1mg、好ましくは約2mg、好ましくは約3mg、好ましくは約4mg、好ましくは約5mg、好ましくは約6mg、好ましくは約7mg、好ましくは約8mg、好ましくは約9mg、好ましくは約10mg、好ましくは約11mg、好ましくは約12mg、好ましくは約13mg、好ましくは約14mg、好ましくは約15mg、好ましくは約16mg、好ましくは約17mg、好ましくは約18mg、好ましくは約19mg、好ましくは約20mg、好ましくは約21mg、好ましくは約22mg、好ましくは約23mg、好ましくは約24mg、好ましくは約25mg、好ましくは約26mg、好ましくは約27mg、好ましくは約28mg、好ましくは約29mg、好ましくは約30mg、好ましくは約31mg、好ましくは約32mg、好ましくは約33mg、好ましくは約34mg、好ましくは約35mg、好ましくは約36mg、好ましくは約37mg、好ましくは約38mg、好ましくは約39mg、好ましくは約40mg、好ましくは約41mg、好ましくは約42mg、好ましくは約43mg、好ましくは約44mg、好ましくは約45mg、好ましくは約46mg、好ましくは約47mg、好ましくは約48mg、好ましくは約49mg、好ましくは約50mg、好ましくは約51mg、好ましくは約52mg、好ましくは約53mg、好ましくは約54mg、好ましくは約55mg、好ましくは約56mg、好ましくは約57mg、好ましくは約58mg、好ましくは約59mg、好ましくは約60mg、好ましくは約61mg、好ましくは約62mg、好ましくは約63mg、好ましくは約64mg、好ましくは約65mg、好ましくは約66mg、好ましくは約67mg、好ましくは約68mg、好ましくは約69mg、好ましくは約70mg、好ましくは約71mg、好ましくは約72mg、好ましくは約73mg、好ましくは約74mg、好ましくは約75mg、好ましくは約76mg、好ましくは約77mg、好ましくは約78mg、好ましくは約79mg、好ましくは約80mg、好ましくは約81mg、好ましくは約82mg、好ましくは約83mg、好ましくは約84mg、好ましくは約85mg、好ましくは約86mg、好ましくは約87mg、好ましくは約88mg、好ましくは約89mg、好ましくは約90mg、好ましくは約91mg、好ましくは約92mg、好ましくは約93mg、好ましくは約94mg、好ましくは約95mg、好ましくは約96mg、好ましくは約97mg、好ましくは約98mg、好ましくは約99mg、好ましくは約100mg、好ましくは約101mg、好ましくは約102mg、好ましくは約103mg、好ましくは約104mg、好ましくは約105mg、好ましくは約106mg、好ましくは約107mg、好ましくは約108mg、好ましくは約109mg、好ましくは約110mg、好ましくは約111mg、好ましくは約112mg、好ましくは約113mg、好ましくは約114mg、好ましくは約115mg、好ましくは約116mg、好ましくは約117mg、好ましくは約118mg、好ましくは約119mg、好ましくは約120mg、好ましくは約121mg、好ましくは約122mg、好ましくは約123mg、好ましくは約124mg、好ましくは約125mg、好ましくは約126mg、好ましくは約127mg、好ましくは約128mg、好ましくは約129mg、好ましくは約130mg、好ましくは約131mg、好ましくは約132mg、好ましくは約131mg、好ましくは約134mg、好ましくは約135mg、好ましくは約136mg、好ましくは約137mg、好ましくは約138mg、好ましくは約139mg、好ましくは約140mg、好ましくは約141mg、好ましくは約142mg、好ましくは約143mg、好ましくは約144mg、好ましくは約145mg、好ましくは約146mg、好ましくは約147mg、好ましくは約148mg、好ましくは約149mg、好ましくは約150mg、好ましくは約151mg、好ましくは約152mg、好ましくは約153mg、好ましくは約154mg、好ましくは約155mg、好ましくは約156mg、好ましくは約157mg、好ましくは約158mg、好ましくは約159mg、好ましくは約160mg、好ましくは約161mg、好ましくは約162mg、好ましくは約163mg、好ましくは約164mg、好ましくは約165mg、好ましくは約166mg、好ましくは約167mg、好ましくは約168mg、好ましくは約169mg、好ましくは約170mg、好ましくは約171mg、好ましくは約172mg、好ましくは約173mg、好ましくは約174mg、好ましくは約175mg、好ましくは約176mg、好ましくは約177mg、好ましくは約178mg、好ましくは約179mg、好ましくは約180mg、好ましくは約181mg、好ましくは約182mg、好ましくは約183mg、好ましくは約184mg、好ましくは約185mg、好ましくは約186mg、好ましくは約187mg、好ましくは約188mg、好ましくは約189mg、好ましくは約190mg、好ましくは約191mg、好ましくは約192mg、好ましくは約193mg、好ましくは約194mg、好ましくは約195mg、好ましくは約196mg、好ましくは約197mg、好ましくは約198mg、好ましくは約199mg、好ましくは約200mg、好ましくは約201mg、好ましくは約202mg、好ましくは約203mg、好ましくは約204mg、好ましくは約205mg、好ましくは約206mg、好ましくは約207mg、好ましくは約208mg、好ましくは約209mg、好ましくは約210mg、好ましくは約211mg、好ましくは約212mg、好ましくは約213mg、好ましくは約214mg、好ましくは約215mg、好ましくは約216mg、好ましくは約217mg、好ましくは約218mg、好ましくは約219mg、好ましくは約220mg、好ましくは約221mg、好ましくは約222mg、好ましくは約223mg、好ましくは約224mg、好ましくは約225mg、好ましくは約226mg、好ましくは約227mg、好ましくは約228mg、好ましくは約229mg、好ましくは約230mg、好ましくは約231mg、好ましくは約232mg、好ましくは約233mg、好ましくは約234mg、好ましくは約235mg、好ましくは約236mg、好ましくは約237mg、好ましくは約238mg、好ましくは約239mg、好ましくは約240mg、好ましくは約241mg、好ましくは約242mg、好ましくは約243mg、好ましくは約244mg、好ましくは約245mg、好ましくは約246mg、好ましくは約247mg、好ましくは約248mg、好ましくは約249mg、好ましくは約250mg、好ましくは約251mg、好ましくは約252mg、好ましくは約253mg、好ましくは約254mg、好ましくは約255mg、好ましくは約256mg、好ましくは約257mg、好ましくは約258mg、好ましくは約259mg、好ましくは約260mg、好ましくは約261mg、好ましくは約262mg、好ましくは約263mg、好ましくは約264mg、好ましくは約265mg、好ましくは約266mg、好ましくは約267mg、好ましくは約268mg、好ましくは約269mg、好ましくは約270mg、好ましくは約271mg、好ましくは約272mg、好ましくは約273mg、好ましくは約274mg、好ましくは約275mg、好ましくは約276mg、好ましくは約277mg、好ましくは約278mg、好ましくは約279mg、好ましくは約280mg、好ましくは約281mg、好ましくは約282mg、好ましくは約283mg、好ましくは約284mg、好ましくは約285mg、好ましくは約286mg、好ましくは約287mg、好ましくは約288mg、好ましくは約289mg、好ましくは約290mg、好ましくは約291mg、好ましくは約292mg、好ましくは約293mg、好ましくは約294mg、好ましくは約295mg、好ましくは約296mg、好ましくは約297mg、好ましくは約298mg、好ましくは約299mg、好ましくは約300mg、好ましくは約301mg、好ましくは約302mg、好ましくは約303mg、好ましくは約304mg、好ましくは約305mg、好ましくは約306mg、好ましくは約307mg、好ましくは約308mg、好ましくは約309mg、好ましくは約310mg、好ましくは約311mg、好ましくは約312mg、好ましくは約313mg、好ましくは約314mg、好ましくは約315mg、好ましくは約316mg、好ましくは約317mg、好ましくは約318mg、好ましくは約319mg、好ましくは約320mg、好ましくは約321mg、好ましくは約322mg、好ましくは約323mg、好ましくは約324mg、好ましくは約325mg、好ましくは約326mg、好ましくは約327mg、好ましくは約328mg、好ましくは約329mg、好ましくは約330mg、好ましくは約331mg、好ましくは約332mg、好ましくは約333mg、好ましくは約334mg、好ましくは約335mg、好ましくは約336mg、好ましくは約337mg、好ましくは約338mg、好ましくは約339mg、好ましくは約340mg、好ましくは約341mg、好ましくは約342mg、好ましくは約343mg、好ましくは約344mg、好ましくは約345mg、好ましくは約346mg、好ましくは約347mg、好ましくは約348mg、好ましくは約349mg、好ましくは約350mg、好ましくは約351mg、好ましくは約352mg、好ましくは約353mg、好ましくは約354mg、好ましくは約355mg、好ましくは約356mg、好ましくは約357mg、好ましくは約358mg、好ましくは約359mg、好ましくは約360mg、好ましくは約361mg、好ましくは約362mg、好ましくは約363mg、好ましくは約364mg、好ましくは約365mg、好ましくは約366mg、好ましくは約367mg、好ましくは約368mg、好ましくは約369mg、好ましくは約370mg、好ましくは約371mg、好ましくは約372mg、好ましくは約373mg、好ましくは約374mg、好ましくは約375mg、好ましくは約376mg、好ましくは約377mg、好ましくは約378mg、好ましくは約379mg、好ましくは約380mg、好ましくは約381mg、好ましくは約382mg、好ましくは約383mg、好ましくは約384mg、好ましくは約385mg、好ましくは約386mg、好ましくは約387mg、好ましくは約388mg、好ましくは約389mg、好ましくは約390mg、好ましくは約391mg、好ましくは約392mg、好ましくは約393mg、好ましくは約394mg、好ましくは約395mg、好ましくは約396mg、好ましくは約397mg、好ましくは約398mg、好ましくは約399mg、好ましくは約400mg、好ましくは約401mg、好ましくは約402mg、好ましくは約403mg、好ましくは約404mg、好ましくは約405mg、好ましくは約406mg、好ましくは約407mg、好ましくは約408mg、好ましくは約409mg、好ましくは約410mg、好ましくは約411mg、好ましくは約412mg、好ましくは約413mg、好ましくは約414mg、好ましくは約415mg、好ましくは約416mg、好ましくは約417mg、好ましくは約418mg、好ましくは約419mg、好ましくは約420mg、好ましくは約421mg、好ましくは約422mg、好ましくは約423mg、好ましくは約424mg、好ましくは約425mg、好ましくは約426mg、好ましくは約427mg、好ましくは約428mg、好ましくは約429mg、好ましくは約430mg、好ましくは約431mg、好ましくは約
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しくは約1363mg、好ましくは約1364mg、好ましくは約1365mg、好ましくは約1366mg、好ましくは約1367mg、好ましくは約1368mg、好ましくは約1369mg、好ましくは約1370mg、好ましくは約1371mg、好ましくは約1372mg、好ましくは約1373mg、好ましくは約1374mg、好ましくは約1375mg、好ましくは約1376mg、好ましくは約1377mg、好ましくは約1378mg、好ましくは約1379mg、好ましくは約1380mg、好ましくは約1381mg、好ましくは約1382mg、好ましくは約1383mg、好ましくは約1384mg、好ましくは約1385mg、好ましくは約1386mg、好ましくは約1387mg、好ましくは約1388mg、好ましくは約1389mg、好ましくは約1390mg、好ましくは約1391mg、好ましくは約1392mg、好ましくは約1393mg、好ましくは約1394mg、好ましくは約1395mg、好ましくは約1396mg、好ましくは約1397mg、好ましくは約1398mg、好ましくは約1399mg、好ましくは約1400mg、好ましくは約1401mg、好ましくは約1402mg、好ましくは約1403mg、好ましくは約1404mg、好ましくは約1405mg、好ましくは約1406mg、好ましくは約1407mg、好ましくは約1408mg、好ましくは約1409mg、好ましくは約1410mg、好ましくは約1411mg、好ましくは約1412mg、好ましくは約1413mg、好ましくは約1414mg、好ましくは約1415mg、好ましくは約1416mg、好ましくは約1417mg、好ましくは約1418mg、好ましくは約1419mg、好ましくは約1420mg、好ましくは約1421mg、好ましくは約1422mg、好ましくは約1423mg、好ましくは約1424mg、好ましくは約1425mg、好ましくは約1426mg、好ましくは約1427mg、好ましくは約1428mg、好ましくは約1429mg、好ましくは約1430mg、好ましくは約1431mg、好ましくは約1432mg、好ましくは約1433mg、好ましくは約1434mg、好ましくは約1435mg、好ましくは約1436mg、好ましくは約1437mg、好ましくは約1438mg、好ましくは約1439mg、好ましくは約1440mg、好ましくは約1441mg、好ましくは約1442mg、好ましくは約1443mg、好ましくは約1444mg、好ましくは約1445mg、好ましくは約1446mg、好ましくは約1447mg、好ましくは約1448mg、好ましくは約1449mg、好ましくは約1450mg、好ましくは約1451mg、好ましくは約1452mg、好ましくは約1453mg、好ましくは約1454mg、好ましくは約1455mg、好ましくは約1456mg、好ましくは約1457mg、好ましくは約1458mg、好ましくは約1459mg、好ましくは約1460mg、好ましくは約1461mg、好ましくは約1462mg、好ましくは約1463mg、好ましくは約1464mg、好ましくは約1465mg、好ましくは約1466mg、好ましくは約1467mg、好ましくは約1468mg、好ましくは約1469mg、好ましくは約1470mg、好ましくは約1471mg、好ましくは約1472mg、好ましくは約1473mg、好ましくは約1474mg、好ましくは約1475mg、好ましくは約1476mg、好ましくは約1477mg、好ましくは約1478mg、好ましくは約1479mg、好ましくは約1480mg、好ましくは約1481mg、好ましくは約1482mg、好ましくは約1483mg、好ましくは約1484mg、好ましくは約1485mg、好ましくは約1486mg、好ましくは約1487mg、好ましくは約1488mg、好ましくは約1489mg、好ましくは約1490mg、好ましくは約1491mg、好ましくは約1492mg、好ましくは約1493mg、好ましくは約1494mg、好ましくは約1495mg、好ましくは約1496mg、好ましくは約1497mg、好ましくは約1498mg、好ましくは約1499mg、またはより好ましくは約1500mgの用量で投与される。
【0068】
[0084]一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩は、前述の用量で1日2回投与される。
[0085]一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩は、少なくとも約1mgの用量で1日2回投与される。
【0069】
[0086]一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩は、約1mg~約500mgの用量で1日2回投与される。
[0087]一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩は、約500mg~約1000mgの用量で1日2回投与される。
【0070】
[0088]CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、経口的、局所的、非経口的、経皮的、吸入により、鼻腔内的、灌注により、インプラントにより、通気により、眼に局所的、または耳に投与され得る。CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、剤形、ならびに従来の非毒性で薬学的に許容される担体、補助剤、およびビヒクルを含有する製剤で投与され得る。製剤は、リポソーム、ナノ粒子、微粒子、ポリマー系、分散体、懸濁液、デバイスにコーティング、粉末、微小球、担体媒介、インプラント、および封止体を含む。一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、経口投与される。別の実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、非経口投与される。
【0071】
[0089]用語「非経口」は、本明細書で使用した場合、皮下注射、肺または鼻腔への投与用のエアゾール、静脈内、筋肉内、鞘内、頭蓋内の注射または注入技術を含む。本開示はまた、本明細書に記載される処置の新規の方法における使用に好適な局所、経口、および非経口の医薬製剤を提供する。
【0072】
[0090]好ましい実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、腹腔内投与される。
【0073】
[0091]好ましい実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、経口投与用に製剤化される。
【0074】
[0092]経口投与に好適な剤形は、当業者に知られており、その実例は、錠剤、水性もしくは油性懸濁剤、ロゼンジ剤、トローチ剤、散剤、顆粒剤、乳剤、カプセル剤、液剤、シロップ剤、またはエリキシル剤を含む。
【0075】
[0093]一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、液剤、油剤、錠剤、またはカプセル剤の形態である。
【0076】
[0094]CBDまたは薬学的に許容されるその塩、ヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩、ならびにCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物が、敗血症関連ARDSのような炎症状態に関連する症状の改善に好適な1つ以上の他の薬剤と共投与され得ることは、本明細書でさらに企図され、その実例は、抗生物質、抗ウイルス剤、および抗真菌剤を含む。
【0077】
[0095]本明細書に開示される一態様において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含む組成物が提供される。
【0078】
[0096]一実施形態において、組成物は、1用量当たり約1mg~約1000mgのヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態において、組成物は、1用量当たり約200mg~約400mgのヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含む。
【0079】
[0097]一実施形態において、組成物は、1用量当たり約1mg~約1500mgのCBDまたは薬学的に許容されるその塩を含む。別の実施形態において、組成物は、1用量当たり約500mg~約1000mgのCBDまたは薬学的に許容されるその塩を含む。
【0080】
[0098]別の実施形態において、組成物は、経口投与用に製剤化される。
[0099]別の実施形態において、組成物は、腹腔内投与用に製剤化される。
[0100]経口投与用のCBDおよびヒドロキシクロロキンを含む組成物は、薬学的に洗練され、風味の良い調製物を生成するために、甘味剤、着香剤、着色化剤、および保存剤の群から選択される1つ以上の薬剤を含有し得る。好適な甘味料は、スクロース、ラクトース、グルコース、アスパルテーム、またはサッカリンを含む。好適な崩壊化剤は、トウモロコシデンプン、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、キサンタンガム、ベントナイト、アルギン酸、または寒天を含む。好適な着香剤は、ハッカ油、ウインターグリーン油、サクラ、オレンジ、またはラズベリーの香料を含む。好適な保存料は、安息香酸ナトリウム、ビタミンE、アルファトコフェロール、アスコルビン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、または重亜硫酸ナトリウムを含む。好適な滑沢剤は、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、オレイン酸ナトリウム、塩化ナトリウム、またはタルクを含む。好適な時間遅延剤は、モノステアリン酸グリセリンまたはジステアリン酸グリセリンを含む。
【0081】
[0101]一実施形態において、組成物は、1つ以上の薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤をさらに含む。
[0102]好適な薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤は、当業者に知られており、その実例は、不活性希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、ラクトース、リン酸カルシウム、またはリン酸ナトリウム)、造粒剤および崩壊化剤(例えば、トウモロコシデンプンまたはアルギン酸)、結合化剤(例えば、デンプン、ゼラチン、またはアカシア)、潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、またはタルク)、ならびに消化管で崩壊および吸収を遅延させ、それにより長期間にわたって持続的に作用する材料(例えば、モノステアリン酸グリセリンまたはジステアリン酸グリセリン)を含む。コーティングもまた、米国特許第4,256,108号、米国特許第4,160,452号、および米国特許第4,265,874号に記載される技術を使用して実施して、制御放出用の浸透性治療錠剤を形成することができる。
【0082】
[0103]本明細書に開示される組成物は、好適な賦形剤、希釈剤、および充填剤を使用するRemington’s Pharmaceutical Handbook(Mack Publishing Co.、NY、USA)に記載されるもののような、薬学産業および栄養補強食品産業で周知されている従来の方法にしたがって調製することができる。
【0083】
[0104]経口投与に好適な組成物は、別個の単位(すなわち、剤形)として提供され得、各々は、散剤、錠剤、カプセル剤、顆粒剤として、水性液体もしくは非水性液体中の液剤もしくは懸濁剤、または乳剤として所定量の組成物の各成分を含有する。
【0084】
[0105]本明細書の他所に記載される通り、組成物は、投与のための別個の単位剤形として投与用に製剤化され得る。単位剤形は、カプセル剤、錠剤、油液剤または液状液剤に好適であり得る。
【0085】
[0106]CBDの経口投与は、効果的な投与経路であることが示されている(Millarら、2018年、Frontiers in Pharmacology、9:1365頁により総説)。同様に、ヒドロキシクロロキンの経口投与もまた、生物学的利用能が高い吸収に効果的であることが示されている(Tettら、1989年、British Journal of Clinical Pharmacology、27:771~779頁)。
【0086】
[0107]一実施形態において、組成物は、炎症状態の処置または予防における使用のためである。
[0108]一実施形態において、組成物は、炎症性呼吸器状態の処置または予防における使用のためである。
【0087】
[0109]一実施形態において、組成物は、ARDS、COPD、喘息、気管支炎、およびCFからなる群から選択される、炎症性呼吸器状態の処置または予防における使用のためである。
【0088】
[0110]一実施形態において、組成物は、ARDSの処置または予防における使用のためである。
[0111]一実施形態において、組成物は、敗血症関連ARDSの処置または予防における使用のためである。
【0089】
[0112]一実施形態において、組成物は、本明細書の他所に記載される通り、細菌感染、真菌感染、またはウイルス感染により引き起こされる敗血症関連ARDSの処置または予防における使用のためである。
【0090】
[0113]一実施形態において、組成物は、炎症性腸疾患の処置または予防における使用のためである。
[0114]一実施形態において、組成物は、関節炎の処置または予防における使用のためである。別の実施形態において、組成物は、関節リウマチの処置または予防における使用のためである。
【0091】
[0115]本明細書に開示される一態様において、炎症状態の処置または予防のための医薬の製造における、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩の使用が提供される。
【0092】
[0116]一実施形態において、炎症状態は、炎症性呼吸器状態である。
[0117]一実施形態において、炎症性呼吸器状態は、ARDS、COPD、喘息、気管支炎、およびCFからなる群から選択される。
【0093】
[0118]一実施形態において、炎症状態は、ARDSである。別の実施形態において、ARDSは、敗血症関連ARDSである。
[0119]別の実施形態において、炎症状態は、炎症性腸疾患である。
【0094】
[0120]別の実施形態において、炎症状態は、関節炎である。別の実施形態において、関節炎は、関節リウマチである。
[0121]本明細書に開示される方法にしたがって、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、単一の組成物として投与され得る、または別個の組成物として共投与され得る。
【0095】
[0122]一実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、逐次的に投与される。
[0123]「逐次」投与とは、CBDとヒドロキシクロロキンの投与との間に間隔があることが意味される。逐次投与の間隔は、数秒、数分、数時間、または数日であり得る。好ましい実施形態において、CBDおよびヒドロキシクロロキンの逐次投与の間隔は、1時間未満、好ましくは30分未満、最も好ましくは1分未満である。逐次投与は任意の順序であり得る(すなわち、ヒドロキシクロロキンの投与の前のCBDの投与、またはCBDの投与の前のヒドロキシクロロキンの投与)。
【0096】
[0124]別の実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、同時に投与される。
[0125]「同時」投与とは、CBDおよびヒドロキシクロロキンが同時に投与されることが意味される。本明細書に開示される方法にしたがって、CBDおよびヒドロキシクロロキンは、単一の組成物または剤形で同時に投与され得る。あるいは、CBDおよびヒドロキシクロロキンは、2つの別個の組成物または剤形として同時に投与され得る。
【0097】
[0126]いくつかの実施形態において、活性剤の周期的な再投与(逐次的にまたは共投与)は、所望の治療効果を達成するために必要であり得る。CBDおよびヒドロキシクロロキンの投与の正確な量および速度は、対象の年齢、体重、全身健康、性別、および食事要件のような、いくつかの因子(その例は、本明細書の他所に記載される)、ならびに組成物の投与と組み合わせて使用されるまたは投与と一致して使用される任意の薬物または薬剤に依存する。多分割用量が必要とされる場合、これらは、1時間毎、毎日、毎週、毎月、もしくは他の好適な時間間隔で投与され得る、または用量は、状況の緊急性にしたがって比例的に減少させることができる。
【0098】
[0127]一実施形態において、CBDもしくは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩、またはCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/もしくはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、1日2回投与される。
【0099】
[0128]一実施形態において、CBDもしくは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩、またはCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/もしくはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、少なくとも1週間投与される。
【0100】
[0129]一実施形態において、CBDもしくは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩、またはCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/もしくはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、1~10週間(例えば、1週間、2週間、3週間、4週間、5週間、6週間、7週間、8週間、9週間、または10週間)対象に投与される。
【0101】
[0130]ゆえに、一実施形態において、CBDもしくは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩、またはCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/もしくはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、1~10週間、好ましくは約1週間、好ましくは約2週間、好ましくは約3週間、好ましくは約4週間、好ましくは約5週間、好ましくは約6週間、好ましくは約7週間、好ましくは約8週間、好ましくは約9週間、またはより好ましくは約10週間、対象に投与される。
【0102】
[0131]一実施形態において、CBDもしくは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩、またはCBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/もしくはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む組成物は、3~4週間対象に投与される。
【0103】
[0132]一実施形態において、対象は、負荷用量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を処置の第1日に、続いてその後の毎日、維持用量を投与されるが、負荷用量は、約1mg~約1000mg、1日2回であり、維持用量は、約1mg~約1000mg、1日2回である。一実施形態において、対象は、負荷用量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を処置の第1日に、続いてその後の毎日、維持用量を投与されるが、負荷用量は、約1mg~約500mg、1日2回であり、維持用量は、約1mg~約500mg、1日2回である。一実施形態において、対象は、負荷用量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を処置の第1日に、続いてその後の毎日、維持用量を投与されるが、負荷用量は、約1mg、1日2回であり、維持用量は、約1mg、1日2回である。
【0104】
[0133]一実施形態において、対象は、約1mg~約1500mgのCBDまたは薬学的に許容されるその塩を、負荷用量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩と共に1日2回投与される。別の実施形態において、対象は、約1mg~約1000mgのCBDまたは薬学的に許容されるその塩を、負荷用量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩と共に1日2回投与される。一実施形態において、対象は、約1mg~約1500mgのCBDまたは薬学的に許容されるその塩を、維持用量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩と共に1日2回投与される。別の実施形態において、対象は、約500mg~約1000mgのCBDまたは薬学的に許容されるその塩を、維持用量のヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩と共に1日2回投与される。
【0105】
[0134]用語「負荷用量」とは、本明細書で使用した場合、より低い維持用量に低下させる前に、処置の開始時に与えられる薬物の最初のより高い用量を指す。
[0135]用語「維持用量」とは、本明細書で使用した場合、投与に続く薬物の維持速度(mg/h)を指し、これは、定常状態で消失速度と等しい。
【0106】
[0136]本明細書に開示される他の実施形態において、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩は、投与のための別個の単位剤形として製剤化される。単位剤形は、経口液剤、カプセル剤、または錠剤の形態に好適であり得る。当業者は、CBDもしくは薬学的に許容されるその塩および/またはヒドロキシクロロキンもしくは薬学的に許容されるその塩を含む単位剤形が、同じ種類である必要がないことを理解する。ゆえに、本開示の方法は、例えば、液状形態でのCBDおよびカプセル剤または錠剤としてのヒドロキシクロロキンの投与を企図する。
【0107】
キット
[0137]本明細書に開示される一態様において、炎症状態の処置または予防における使用のための、CBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含むキットが提供される。
【0108】
[0138]一実施形態において、キットは、本明細書の他所に記載される通り、負荷用量および維持用量のための別個の単位剤形でCBDまたは薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を含む。
【0109】
免疫応答を調節するための方法
[0139]本明細書に開示される別の態様において、免疫応答を調節するための方法であって、それを必要とする対象に、カンナビジオール(CBD)または薬学的に許容されるその塩およびヒドロキシクロロキンまたは薬学的に許容されるその塩を投与する工程を含む、方法が提供される。
【0110】
[0140]当業者は、本明細書に開示される方法による免疫応答の変調が、当該技術分野で知られている様々な方法により決定することができることを理解しており、その実例は、例えば処置の前後または処置の間に、対象におけるサイトカイン生成(例えば、レベル、濃度、比)の変化を測定することを含む。用語「変調」は、本明細書で使用した場合、例えば、サイトカインのような炎症性メディエーターのレベル、濃度、および/または比の増減により決定される免疫応答の増減を意味することは理解すべきである。
【0111】
[0141]用語「レベル」および「量」は、本明細書で互換的に使用して、定量的量(例えば、モル数または個数)、半定量的量、相対量(例えば、重量%、またはクラス内のモル%、または比)、濃度などを指す。ゆえに、これらの用語は、サンプルにおける炎症性メディエーターを含む絶対的または相対的な量または濃度を包含する。
【0112】
[0142]サイトカインのような炎症性メディエーターは、限定されないが、核酸およびタンパク質に基づくアッセイを含む任意の好適な技術を使用して定量化または検出することができる。実例的な核酸に基づくアッセイにおいて、核酸は、標準的方法にしたがって生体サンプルに含有される細胞から単離される(Sambrookら、1989年、Molecular Cloning:A Laboratory Manual;および、Ausubelら、1994年、Current Protocols in Molecular Biology)。
【0113】
[0143]他の実例的な実施形態において、炎症性メディエーターのタンパク質レベルは、当該技術分野で知られているタンパク質に基づくアッセイを使用して測定することができる。例えば、抗体に基づく技術は、サンプル中の自己抗体のレベルを決定するのに利用することができ、その実例は、イムノアッセイ、例えば酵素結合性免疫吸着アッセイ(ELISA)、免疫組織化学的検査(IHC)、およびラジオイムノアッセイ(RIA)を含む。
【0114】
[0144]一実施形態において、タンパク質発現は、多重化タンパク質発現解析法を使用して測定される。別の実施形態において、多重化タンパク質発現解析法は、タンパク質マイクロアレイまたはLuminexビーズアレイである。
【0115】
[0145]多数のタンパク質の同時検出および/または定量化を可能にするタンパク質捕捉アレイもまた利用することができる。例えば、フィルター膜上の低密度タンパク質アレイ、例えば、汎用タンパク質アレイシステムは、標準的なELISA技術およびスキャニング電荷結合素子(CCD)検出器を使用する、配列した抗原の画像形成を可能にする。例示的なタンパク質捕捉アレイは、空間的に配置されたタンパク質結合分子(すなわち抗原)を含むタンパク質機能アレイを含み、これは、タンパク質機能アレイを含む抗原に対して特異性を有する自己抗体の広範な並行分析を容易にすることができる。この種の分析の中心は、配列した抗原の正確にフォールディングしたタンパク質の確認の保持である。タンパク質機能アレイは、特異性および許容されるバックグラウンドの必要な特性を有することを示しており、市販されている(例えば、Sengenics)。タンパク質機能アレイの作製のための様々な方法は報告されている(例えば、Gnjaticら、2009年、Journal of Immunological Methods、341(50):1~2頁;PCT/GB01/00395、PCT/GB02/05499、PCT/GB03/00362を参照のこと)。個別に空間的に異なった機能性タンパク質は、典型的には、支持体表面に結合されるが、これは一般に平面である、または輪郭を有する。通常の物理的支持体は、スライドガラス、シリコン、マイクロウェル、ニトロセルロースまたはPVDF膜、ならびに磁気および他のマクロビーズを含む。
【0116】
[0146]懸濁液中の粒子はまた、これらが同定のためにコード化され;システムがミクロビーズ(例えば、Luminex、Bio-Rad、およびNanomics Biosystemsから入手可能)ならびに半導体ナノクリスタル(例えば、QDots(商標)、Quantum Dotsから入手可能)のためのカラーコーディング、ならびにビーズ(UltraPlex(商標)、Smartbeadsから入手可能)およびマルチメタルミクロロッド(Nanobarcodes(商標)粒子、Surromedから入手可能)のためのバーコーディングを含む場合には、アレイの基礎として使用することができる。ビーズはまた、半導体チップ上の平面アレイにアセンブルすることもできる(例えば、LEAPS technologyおよびBioArray Solutionsから入手可能)。粒子が使用される場合、個々のタンパク質捕捉剤(例えば、炎症性メディエーターに対する抗体または炎症性メディエーターに結合するその断片)は、典型的には、個々の粒子に結合して、アレイの空間定義または分離をもたらす。次いで、粒子は、別々だが、並行して、区分けした方法において、例えばマイクロタイタープレートのウェルまたは別個の試験管において、アッセイすることができる。
【0117】
[0147]一実例において、患者または対照サンプルは、タンパク質またはペプチド結合に好適な条件下でタンパク質機能アレイに送達され、アレイを洗浄して、アレイからサンプルの未結合の成分または非特異的結合の成分を除去する。次に、アレイは、蛍光標識された抗体でインキュベートされ、サンプル中に存在するアレイ抗原と炎症性メディエーターとの相互作用を検出する。アレイの各特徴部に結合したタンパク質またはペプチドの存在または量は、好適な蛍光検出システムを使用して検出された。アレイの特徴部に結合したタンパク質の量は、蛍光の強度に比例する。ある特定の実施形態において、アレイの対照特徴部から得られた局所的なバックグラウンド蛍光は、自動的に差し引かれ、アレイの各特徴部に対する相対蛍光ユニット(rfu)は記録された。
【0118】
[0148]いくつかの実施形態において、タンパク質機能アレイは、Luminexに基づく多重化アッセイで、ビーズに基づく多重化アッセイであり、ビーズは、最初に蛍光色素で染色され、特異的なスペクトルアドレスを生成する。生体分子(例えばオリゴまたは抗体)は、ビーズの表面に接合させて、目的の分析物、すなわち、炎症マーカー、例えばサイトカインを捕捉することができる。次いで、当業者に知られているフローサイトメトリーまたは他の好適な画像化技術は、ビーズの特徴付けならびに分析物の存在の検出に使用することができる。Luminex技術は、多数のタンパク質、遺伝子、または他の遺伝子発現生成物(例えば、100以上、200以上、300以上、400以上)が非常に小さいサンプル体積(例えば、96または384ウェルプレートにおいて)を使用して検出することを可能にする。
【0119】
[0149]いくつかの実施形態において、炎症性メディエーターのレベルは、ハウスキーピングバイオマーカーに対して正規化することができる。用語「ハウスキーピングバイオマーカー」とは、バイオマーカーまたはバイオマーカーの群(例えば、ポリヌクレオチドおよび/またはポリペプチド)を指し、典型的には、分析されている細胞種または組織での一定のレベルで、評価されている条件にわたって見出される。
【0120】
[0150]他の実施形態において、タンパク質アレイを使用して測定される炎症性メディエーターのレベルは、アレイ内およびアレイ間のデータ正規化の両方により正規化することができる。例えば、タンパク質機能アレイ(対照タンパク質由来のデータを除く)における各タンパク質の全てのメジアン相対蛍光ユニット(rfu)の中央値全体は計算され、アレイ内正規化は、アレイ上の各タンパク質の四重のスポットのメジアンを、各サンプルにおけるアレイ上の全てのタンパク質の中央値全体で除算することにより達成される。アレイ間正規化は、当該技術分野で知られているバイオインフォマティクス用ソフトウエアのパッケージを使用して達成することができる。例えば、アレイ間正規化は、Rのクオンタイル正規化パッケージを使用して達成することができる(Bolstadら、2003年、Bioinformatics、19(2):185~193頁)。
【0121】
[0151]本明細書の他所で記載される通り、サンプル中の炎症性メディエーターのレベルを分析する方法が性質上、定量的、半定量的、または定性的であり得ることは、当業者に理解される。例えば、定量分析は、典型的には、適切な誤差マージ(例えば、平均±標準偏差)以内のサンプルの炎症性メディエーター核酸分子またはタンパク質の濃度または数を提供する。対照的に、半定量分析または定性分析は、典型的には、サンプル中の炎症性メディエーターの相対量の指標を提供する。これは、第1のサンプルの炎症性メディエーターの量と第2のサンプルの炎症性メディエーターの量との比較を含み得、第1と第2のサンプル間の炎症性メディエーターの相対量に関する判断が行われる。
【0122】
[0152]比較が参照値に対して行われる場合、サンプルが1つ以上の炎症性メディエーターのレベルに対して評価される様式が、免疫応答がCBDおよびヒドロキシクロロキンの投与に続いて対象で調節されているか否かを決定する目的で適切な比較が行われることができることを確実にするために参照値が導出される様式と実質的に同一であるべきであることは、当業者に理解される。
【0123】
[0153]一実施形態において、免疫応答を調節する方法は、参照レベルに対して、炎症性メディエーターのレベルを低下させる工程を含む。
[0154]一実施形態において、炎症性メディエーターは、サイトカインである。
【0124】
[0155]用語「サイトカイン」とは、本明細書で使用した場合、例えば、成長または増殖を含む、細胞の様々な効果を発揮する因子を指し、その実例は、IL-1β、IL-2、IL-10、IL-12(p70)、IFN-γ、TNF-α、IL-1α、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-9、IL-12(p40)、IL-13、IL-17A、エオタキシン、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、KC、MCP-1(MCAF)、MIP-1α、MIP-1β、RANTES、およびCXCL-1を含む。
【0125】
[0156]一実施形態において、免疫応答を調節する方法は、参照レベルに対して、IL-1β、IL-6、TNF-α、IL-1α、IL-12(p70)、IFN-γ、CXCL-1、MCP-1、およびMIP-1αからなる群から選択される炎症性サイトカインのレベルを低下させる工程を含む。
【0126】
[0157]一実施形態において、免疫応答を調節する方法は、参照レベルに対して、IL-1β、IL-6、およびTNF-αからなる群から選択される炎症性サイトカインのレベルを低下させる工程を含む。
【0127】
[0158]当業者は、本明細書に記載される発明が、具体的に記載されるもの以外の変形および改変が可能であることを理解するであろう。本発明が精神および範囲内に含まれるこのような変形および改変全てを含むことが理解される。本発明はまた、個別でまたは集合的に本明細書に言及または示される工程、特徴、組成物、および化合物の全て、ならびに前記工程または特徴の任意の2つ以上のあらゆる組合せを含む。
【0128】
[0159]他に定義されない限り、本明細書で使用した全ての技術用語および科学用語は、本発明が属する当業者により通常理解されるものと同じ意味を有する。
[0160]本明細書に述べた全ての特許、特許出願、および出版物は、その全体を参照により本明細書に組み込まれる。
【0129】
[0161]本明細書で可能にされる様々な実施形態は、以下の非限定例によりさらに説明される。
【実施例】
【0130】
材料
活性剤
[0162]カンナビジオール(CBD)およびヒドロキシクロロキン(HCQ)は、Pharmacology Discovery Services Taiwan,Ltdにより購入された。製剤は、表3にまとめられる。
【0131】
【0132】
動物
[0163]19±1gの体重の雄のC57BL/6またはBALB/cマウス、および雌のLewisラットは、BioLasco Taiwanにより提供された。動物は、使用する前の3日間順応させ、良好な健康であることを確認した。全ての動物は、制御した温度(20~24℃)、湿度(30%~70%)の衛生的な環境に、12時間の明/暗サイクルで維持した。滅菌した標準的な実験食餌(MFG、Oriental Yeast Co.,Ltd.、Japan)およびオートクレーブ処理した水道水への自由なアクセスを提供した。動物の収容、実験、および廃棄を含む本作業の全ての側面は、本発明者らのAAALAC公認の実験動物施設において、全体的にGuide for the Care and Use of Laboratory Animals:第8版(National Academy Press、Washington,D.C.,2011年)にしたがって実行した。動物のケアおよび使用プロトコルは、Pharmacology Discovery Services Taiwan,LtdでIACUCにより検討承認された。
【0133】
化学物質
[0164]0.9%NaCl(Sintong Chemical Industry Co.,Ltd.、Taiwan)、Bio-PlexマウスサイトカインTh1-7plexパネル(Bio-Rad、USA)、Bio-Plexマウスサイトカイン 群I 23-plexパネル(Bio-Rad、USA)、リポ多糖(大腸菌(Escherichia coli)O55:B5、Sigma L-2880、USA)、マウスD-ダイマー(D2D)ELISAキット(MyBioSource、USA)、リン酸緩衝生理食塩水(Sigma、USA)、および注射用水(WFI)(Tai-Yu、Taiwan)。
【0134】
方法
リポ多糖(LPS)誘発性敗血症
[0165]10~20gの体重の雄のC57BL/6マウスを使用した。ビヒクルおよび活性剤(すなわち、CBDおよびヒドロキシクロロキン)は、単独でまたは組み合わせて、静脈内(IV)注射したLPS(100μg/100μL/マウス)の1時間前に、腹腔内(IP)投与(表4)または経口投与(表5)した。LPS注射の2時間後、血液を心臓穿刺により全てのマウスから採集し、血清を処理し、LuminexによるIL-1β、IL-2、IL-10、IL-12(p70)、IFN-γ、およびTNF-αに対するTh17-plexならびにELISAによるIL-6およびD-ダイマー、またはLuminexによるIL-1α、IL-1β、IL-2、IL-3、IL-4、IL-5、IL-6、IL-9、IL-10、IL-12(p40)、IL-12(p70)、IL-13、IL-17A、エオタキシン、G-CSF、GM-CSF、IFN-γ、KC、MCP-1(MCAF)、MIP-1α、MIP-1β、RANTES、およびTNF-αに対する23-plexならびにELISAによるIL-6のいずれかを使用してバイオマーカーに対してアッセイした。1元配置分散分析と続くダネット検定は、ビヒクルと処置群との間の比較に適用された。p<0.05は、有意とみなされる。
【0135】
[0166]相乗的な分析に対して、データは、群にわたって最大値に対して各サイトカインに対する値を正規化する前に、疑似処置マウス(すなわちLPS注射していない)のサイトカインレベルを使用して差し引いたベースラインであった。正規化した値は、相対的阻害を計算するのに使用されたが、1の値は完全な阻害を表し、0の値は阻害なしを表す。相乗効果は、本明細書の他所に記載される統計法を使用して計算された。
【0136】
LPS誘発性肺炎症
[0167]10~20gの体重の雄のC57BL/B6マウスを使用した。ビヒクルおよび活性剤(すなわち、CBDおよびヒドロキシクロロキン)は、単独でまたは組み合わせて、LPS(約80mg/kg)を気管内投与する1時間前に、腹腔内(IP)投与した。LPS注射の24時間後、マウスをペントパルビタールで麻酔し、0.5mLのPBSを、気管カニューレを通して2回投与し、その後、およそ0.6mLの気管支肺胞洗浄液(BALF)を得た。BALFを、LuminexによりIL-1β、TNF-α、MCP-1(MCAF)およびCXCL-1に対してアッセイした。1元配置分散分析と続くダネット検定は、ビヒクルと処置群との間の比較に適用された。p<0.05は、有意とみなされた。
【0137】
[0168]上記に詳述するように誘発された肺炎症を有する動物の別個の試験群において、肺を終了時点で採取し(1つの肺当たり5つの葉)、病理組織学用に10%中性緩衝ホルマリンで固定した。サンプルを4~6μmに分割し、ヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色して、Shacklefordら(2002年、Toxicologic Pathology、30(1):93~96頁)に記載されるように炎症性病変を検査した。簡潔には、スコア0が存在しないことに相当し、スコア5が重度/多数の病変を示す。スコアを、各動物に対して葉について平均し、次いで、各処置群に対して動物について平均した。
【0138】
[0169]相乗的な分析に対して、データは、群にわたって最大値に対して各サイトカインに対する値を正規化する前に、疑似処置マウス(すなわちLPS注射していない)のサイトカインレベルを使用して差し引いたベースラインであった。正規化した値は、相対的阻害を計算するのに使用されたが、1の値は完全な阻害を表し、0の値は阻害なしを表す。相乗効果は、本明細書の他所に記載される統計法を使用して計算された。
【0139】
2,4,6-トリニトロベンゼンスルホン酸(TNBS)誘発性大腸炎
[0170]雄のBALB/cを、Antoniouら(2016年、Annals of Medicine and Surgery、11:9~15頁)に先に記載されるように、50%エタノール中の2,4,6-トリニトロベンゼンスルホン酸(TNBS)の結腸内投与により誘発される、大腸炎のin vivoモデルとして使用した。簡潔には、エタノールは、腸関門を破壊し、TNBSを結腸タンパク質と相互作用させる。TNBSと高分子量タンパク質との相互作用は、これらを免疫原性にし、Th1媒介性炎症をもたらすが、これは、一致しない便形成および糞便中の血液を含む症状の原因となる。
【0140】
[0171]ビヒクルおよび活性剤(すなわち、CBDおよびヒドロキシクロロキン)は、単独でまたは組み合わせて、第1日(すなわち、TNBSの24時間前)から開始し、第4日までの4日連続して(第1日~第4日)、1日1回腹腔内(IP)投与した。TNBS攻撃の日(すなわち、第2日)に、試験物品およびビヒクルをTNBSの2時間前に与えた。
【0141】
[0172]結腸組織は、終了時点で全ての動物で採取した。結腸サンプルは、肛門から0.5、2、および3.5cmで採取し、ホルマリンで固定し、次いでパラフィンブロックに包理した。4マイクロメーターの組織断片を切り出し、Dielemanら(1998年、Clinical Experimental Immunology、114:385~391頁)の方法にしたがって組織学的分析のためにH&Eで染色した。組織学的基準は、粘膜構造の異常、炎症の程度、びらんまたは潰瘍、上皮再生、および疾患プロセスによる関与の百分率を含んだ。スコアリングは、1動物当たり各結腸からの3つの切片を検査することによる観察者の所見に基づいた。大腸炎に対する総スコア(全大腸炎指数)を追加し、0~60の範囲の組み合わせた組織学的スコアをもたらした。
【0142】
[0173]便粘稠度スコア(すなわち、0-正常便、1-軟便だが依然として形成されている便、2-非常に軟便、3-下痢)、便潜血スコア(すなわち、0-ヘモカルト陰性、1-ヘモカルト陽性、2-目に見える便中の血痕、3-直腸出血)、結腸重量、結腸肉眼的損傷スコア(癒着、狭窄、潰瘍/炎症、および壁肥厚の複合体)、ならびに結腸組織のミエロペルオキシダーゼレベルの他のエンドポイント測定もまた評価した。これらのエンドポイントの各々由来のデータは、疑似処置マウス(すなわち、TNBSなし)由来の同等の測定および相対減少量として計算された任意の測定での減少量を使用して差し引いたベースラインであった。相乗効果は、本明細書の他所に記載される統計法を使用して計算された。
【0143】
コラーゲン誘発性関節炎
[0174]雌のLewisラットは、尾の基部での皮下注射により第1日にフロインドアジュバントを含むブタのII型コラーゲン(0.2mg/0.2mL/ラット)で攻撃して、関節炎を誘発した。0.1mg/0.1mL/ラットでのブースター注射を第7日に投与した。第16日に、ラットを後足容積に基づいて6つの群に割り当てたが、動物は後足容積の類似の分布をもたらすように群に割り当てた。
【0144】
[0175]ビヒクルおよび活性剤(すなわち、CBDおよびヒドロキシクロロキン)は、単独でまたは組み合わせて、第17日から開始し、第30日まで、すなわちトータルで14日連続して、1日1回腹腔内(IP)投与した。
【0145】
[0176]疾患は、後足容積を、足容積測定試験装置を用いて、第1日、第7日、第10日、第14日、第16日、第18日、第20日、第22日、第24日、第26日、第28日、および第30日に表32に概説されるような定性的重症度スコアシステムを使用して測定することにより評価された。
【0146】
[0177]第30日の終了後、血液を全てのラットから採集し、炎症性サイトカインIL-1β、IL-6、およびTNF-αのレベルに対してELISAにより分析した。両側の後足を採取し、秤量し、病理組織学用にホルマリン固定した。組織を評価して、表33および34に記載されるスコアリングマトリクスにしたがって滑膜組織におけるパンヌス形成および単核細胞浸潤により軟骨および骨の破壊を評価した。全組織学スコアは、パンヌス形成および単核細胞浸潤のスコアの合計であり、これらも計算した。
【0147】
[0178]相乗的な分析に対して、データは、ビヒクル対照に対して値を正規化する前に、疑似処置マウス(すなわちコラーゲン注射していない)を使用して差し引いたベースラインであった。相乗効果は、本明細書の他所に記載される統計法を使用して計算された。
【0148】
CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せの抗炎症活性のin vitro分析
[0179]CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せの抗炎症活性を、Luminexに基づくアッセイを使用して細菌のリポ多糖(LPS)で刺激されるヒト末梢血単核細胞(PBMC)からのサイトカイン放出を決定することにより評価した。CBDおよびヒドロキシクロロキンの7つの濃度(薬物対照を含まないものも含む)での96ウェルマイクロタイタープレートに基づくチェッカーボードアッセイを組み合わせて評価し、薬物-薬物相互作用を決定するのに使用した。簡潔には、2つの独立したドナー由来の凍結PMBCを、解凍し、培養培地に希釈し、96ウェルマイクロタイタープレートに播種し、試験化合物を添加する1時間前に37℃、5%CO2でインキュベートした。試験化合物の添加後、細胞を1時間インキュベーターに戻し、その後LPSをウェルに添加した。プレートを37℃、5%CO2で24時間インキュベートした。24時間後、細胞培養の上清を除去し、製造者の取扱説明書にしたがってLuminex法を使用してサイトカインレベルについて分析した。全ての値は、さらなる分析の前に差し引いたビヒクルバックグラウンドを有する。3個のプレートを、同じドナーからPBMCを使用して並行して設定した。サイトカイン放出の阻害を、処置なしの対照(すなわち、LPSで刺激されたもの)に対して決定し、3個の複製について平均した。同一のプレート設定を伴うAlmarBlueを使用する細胞毒性アッセイを、並行して実行した。
【0149】
統計解析
[0180]薬物の相乗効果を、Bliss独立法を使用して決定したが、薬物の組合せの予測効果は、式:
Epred A+B=(EA+EB)-(EAEB)
を使用して計算する。
【0150】
[0181]薬物濃度の各組合せに対する相乗効果の値を、例えば、Liuら(2018年、Statistics in Biopharmaceutical Research、10:112~122頁)に記載されるBliss超過法(観察された阻害と予測した阻害との差)を使用して計算したが、0より大きい値は、相乗効果を示し、値が高いほど、相乗効果が強い。
【0151】
用量換算
[0182]本明細書に例示される炎症状態のin vivoモデルで使用されるCBDおよびヒドロキシクロロキンの用量は、当該技術分野で知られている方法を使用して適切なヒトの開始用量に変更する(すなわち、理論的に外挿する)ことができ、その実例は、産業界に対する米国保健福祉省、食品医薬品局(FDA)指針、Estimating the Maximum Safe Starting Dose in Initial Clinical Trials for Therapeutics in Adult Healthy Volunteers(2005年、http://www.fda.gov/72309/downloadで入手可能)を含む。導出された出発用量は、成人の健康なボランティアにおける新規の治療法に対するファーストインヒューマン臨床試験のような常法を使用して安全性および効能に対して試験することができる。
【0152】
実施例1
敗血症関連ARDSの処置用の例示的な組成物
[0183]本開示による例示的な負荷用量の組成物は、以下の成分を含む:
【0153】
【0154】
[0184]本開示による例示的な維持用量の組成物は、以下の成分を含む:
【0155】
【0156】
[0185]本開示による負荷用量および維持用量の両方の組成物は、1日2回の投与量レジメンにしたがって経口投与用に製剤化される。
実施例2
敗血症関連ARDSのin vitro処置のための例示的な方法
[0186]本開示によるARDSのin vitro処置は、敗血症関連ARDSの古典的な齧歯類モデルシステムを使用して評価され(例えば、Matute-Belloら、2008年、American Journal of Physiology-Lung Cellular and Molecular Physiology、295:L379~L399により総説)、CBDおよびヒドロキシクロロキン、またはCBDおよび/もしくはヒドロキシクロロキンを含む組成物の薬力学を評価する。活性剤の血漿濃度、急性炎症のマーカーの低下、および肺機能の上昇は、これらの方法に対する重要な実験のエンドポイントである。
【0157】
実施例3
敗血症関連ARDSの処置のための例示的な方法
[0187]本開示による敗血症関連ARDSの処置のための例示的な方法は、以下の通りである:
実施例1の組成:負荷用量-処置の1日目の、1日2回の対象への活性剤の経口投与または共投与。
【0158】
維持用量-処置の2日目からの、1日2回の対象への活性剤の経口投与または共投与。
[0188]治療の期間は緊急であり、3~4週間を予期している。
【0159】
[0189]対象は4つの群に無作為に分けて、以下の通り、敗血症関連ARDSの処置に対してCBDおよびヒドロキシクロロキン、またはCBDおよび/もしくはヒドロキシクロロキンを含む組成物の効能および安全性を評価する:
群1:負荷用量:500mg~1000mgのCBD+400mgのヒドロキシクロロキン、1日2回。
【0160】
維持用量:500mg~1000mgのCBD+200mgのヒドロキシクロロキン、1日2回。
群2:負荷用量:500mg~1000mgのCBD+プラセボ、1日2回。
【0161】
維持用量:500mg~1000mgのCBD+プラセボ、1日2回。
群3:負荷用量:プラセボ+400mgのヒドロキシクロロキン、1日2回。
維持用量:プラセボ+200mgのヒドロキシクロロキン、1日2回。
【0162】
群4:プラセボ+プラセボ。
[0190]各試験群の効能は、臨床的な有意性に対する標的の効能(すなわち、急性炎症のマーカーの低下/LISの低下>20%)に基づいて評価される。
【0163】
[0191]ARDSは、肺組織内の免疫細胞の蓄積と共に、前炎症性サイトカインの放出に関連する炎症性障害である。このような免疫細胞による前炎症性転写因子(例えばNF-κβ)の生成は、病気の発生の重要な要因である。CBDおよびヒドロキシクロロキンの投与が、同時に炎症を軽減し、ARDS患者の肺組織の損傷を逆転して効果的にARDSを処置し、関連する症状を改善することができる免疫系の調節経路を促進することが予期される。理論または適用の特定の様式に拘束されることなく、CBDの抗炎症活性は、ARDSを処置するために急性肺炎症の応答を低下させる、ヒドロキシクロロキンにより媒介される抗炎症活性および炎症の解消の促進に相乗効果を示す可能性がある。
【0164】
実施例4
CBDまたはヒドロキシクロロキンの腹腔内投与は、in vivoでのLPS誘発性敗血症への免疫応答を調節する
[0192]CBDおよびヒドロキシクロロキンは、腹腔内投与に続く5つの異なる投与レベルでマウスにおいてLPS誘発性敗血症への免疫応答を調節するその能力について評価された。
【0165】
[0193]1、5、10、25、50、および100mg/kgのCBDの投与は、ビヒクル対照と比較して、LPS誘発性D-ダイマー、IL-1β、およびIL-10のレベルで用量依存的増加を示した。さらに、ビヒクル群と比較した場合、100mg/kgのIPでのCBDは、研究においてIL-1βおよびIL-10のレベルで有意な(p<0.05)増加を示した(表8)。
【0166】
[0194]IL-1β、IL-2、IL-12(p70)、IFN-γ、およびTNF-αのレベルにおける中程度の減少は、ビヒクル群と比較して、10mg/kg用量のCBDで観察された(表7)。IFN-γおよびTNF-α、またはIFN-γ単独での中程度の低下はまた、それぞれ25および5mg/kgのCBD用量で観察された(
図1、表7)。中間用量だが、低用量でも高用量ではない用量でのサイトカインレベルでの低下は、LPS誘発性サイトカインレベルの低下において、CBDに対するベル型の用量応答曲線を示す。
【0167】
[0195]1、5、10、25、50、および100mg/kgのヒドロキシクロロキンの投与はまた、ビヒクル対照と比較して、D-ダイマーレベルでの用量依存的増加およびIL-10レベルで有意な(p<0.05)増加を示した。さらに、ビヒクル群と比較した場合、50および100mg/kgで与えられたヒドロキシクロロキンは、LPS誘発性敗血症のin vivoモデルにおいて、IL-1βおよびIL-2レベルでの有意な(p<0.05)低下、ならびにIL-12(p70)、TNF-α、およびIFN-γのレベルでの中程度の低下をもたらした(
図1、表9)。
【0168】
[0196]予期通り、10mg/kg、POでの陽性対照、デキサメタゾンは、研究でのビヒクル群と比較して、IL-1β、IL-2、IL-12(p70)、およびTNF-αのレベルを有意に(p<0.05)低下させた(
図1、表10)。
【0169】
[0197]まとめると、これらのデータは、CBDおよびヒドロキシクロロキンに対する抗炎症用量応答曲線が異なる機構を介して作用する可能性があることを示す。異なる作用方法を伴う薬物は、全体としてこれらの構成部分をより良好に実行する相乗作用的な併用薬物の設計に対する最適な候補である。
【0170】
実施例5
CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せの経口投与は、in vivoでのLPS誘発性敗血症への免疫応答を調節する
[0198]CBDおよびヒドロキシクロロキンは、単独でおよび組み合わせて、経口投与に続く2つの異なる投与レベルでマウスにおいてLPS誘発性敗血症への免疫応答を調節するその能力について評価された。
【0171】
[0199]経口胃管栄養法(PO)単独により10mg/kgで与えられたCBDまたは20mg/kgで与えられたヒドロキシクロロキンは、ビヒクル群と比較して、LPS誘発性IL-1α、IL-1β、IL-2、IL-4、IL-5、およびIL-9放出で中程度の抑制を示した。PO単独での、1mg/kgでのCBDまたは2mg/kgでのヒドロキシクロロキンは、バイオマーカーレベルにほとんど影響していない、または全く影響していない(
図2;表13および14)。
【0172】
[0200]POにより2mg/kgで与えられたヒドロキシクロロキンと組み合わせて1mg/kgで与えられたCBDは、ビヒクル群と比較して、IL-1α、IL-2、IL-4、およびGM-CSFのレベルでの有意な(p<0.05)低下、ならびにIL-1β、IL-5、IL-9、IL-13、およびIFN-γでの中程度の効果を示した(
図2;表15および17)。
【0173】
[0201]POにより2mg/kgで与えられたヒドロキシクロロキンと組み合わせて10mg/kgで与えられたCBDは、ビヒクル群と比較して、IL-1αレベルでの有意な(p<0.05)効果、ならびにIL-4、IL-5、IL-9、およびIL-13のレベルでの中程度の効果を示した(表16および18)。さらに、ビヒクル群と比較した場合、POでの、20mg/kgでのヒドロキシクロロキンと組み合わせて10mg/kgでのCBDは、LPS誘発性敗血症モデルにおいて、IL-4レベルでの有意な(p<0.05)効果、ならびにIL-1α、IL-1β、IL-5、IL-9、IL-13およびIFN-γでの中程度の効果をもたらした(
図2;表16および18)。
【0174】
[0202]予期通り、10mg/kg、POでの陽性対照、デキサメタゾンは、研究でのビヒクル群と比較して、IL-1β、IL-2、IL-4、IL-5、IL-6、IL-10、IL-12(p40)、IL-12(p70)、IL-17A、エオタキシン、GM-CSF、MCP-1、MIP-1α、MIP-1β、RANTES、およびTNF-αのレベルを有意に(p<0.05)低下させた(
図2、表11および12)。
【0175】
実施例6
CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、相乗効果を示して、in vitroでの炎症応答を調節する
[0203]CBDおよびヒドロキシクロロキンは、相乗的に作用して、多数の薬物濃度で炎症性サイトカイン、IL-1β、IL-6、TNF-α、IL-1α、およびMIP-1αのLPSに誘発された生成を阻害する。ドナー1由来のPBMCを、0.63、1.25、2.5、5、および10μg/mLのヒドロキシクロロキンと組み合わせて5μg/mLのCBDで処置し、その結果は表19に示す。ドナー2由来のPBMCを、0.63、1.25、2.5、5、10、および20μg/mLのヒドロキシクロロキンと組み合わせて5μg/mLのCBDで処置し、その結果は表20に示す。
【0176】
[0204]本明細書に表す値は、未処置対照に対して阻害として表現される、すなわち、0の値は、阻害なしであり、1の値は、関連したサイトカインの放出の完全な阻害である。細胞生存率は、表19および20に列挙した処置の全てにおいて84%を超えた。
【0177】
実施例7
CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、相乗効果を示して、in vivoでの炎症応答を調節する
[0205]CBDおよびヒドロキシクロロキンは、相乗的に作用して、多数の薬物濃度で炎症性サイトカイン、IL-1β、IL-6、IL-12(p70)、IFN-γ、および/またはTNF-αのLPSに誘発された生成を阻害する(表21~24)。
【0178】
実施例8
CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、相乗効果を示して、肺炎症のin vivoモデルでの炎症応答を調節する
[0206]マウスは、LPSで気管内攻撃されて、COPDのような炎症性呼吸器状態で観察された肺炎症の臨床的側面を反復する様式において、肺炎症を誘発した(例えば、Hakannssonら、2012年、Pulmonary Pharmacology&Therapeutics、25:399~406頁を参照のこと)。
【0179】
[0207]CBDおよびヒドロキシクロロキンは、相乗的に作用して、LPS誘発性肺炎症を有するマウスのBALFから測定されたように、多数の薬物濃度で炎症性サイトカイン、IL-1β、IL-6、TNF-α、CXCL-1、およびMCP-1の生成を阻害する(表25~26)。
【0180】
[0208]マウスから採集したBALFはまた、自動血液分析器を使用して白血球(WBC)数に対しても分析された。細胞数は、疑似処置マウスを使用して正規化し、群にわたって最高値に対して分析された(表27)。これらのデータは、CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せが、CBDまたはヒドロキシクロロキンのいずれか単独より高い程度で全WBC数および好中球レベルを低減したことを示す。
【0181】
[0209]CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せはまた、LPS誘発性肺炎症を有するマウスの肺における炎症性病変を低減するのと同等の用量で、CBDまたはヒドロキシクロロキンのいずれか単独より優れていた(表30および31;
図4)。
【0182】
実施例9
CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、相乗効果を示して、in vivoで炎症性腸疾患を処置する。
【0183】
[0210]CBDおよびヒドロキシクロロキンは、相乗的に作用して、結腸組織におけるミエロペルオキシダーゼ(MPO)レベル、便粘稠度スコア、および肉眼的損傷スコアを低減する(表27)。
【0184】
[0211]CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、TNBS誘発性大腸炎を有するマウスの遠位の結腸の大腸炎への変化の組織学的分析により評価すると、全大腸炎指数の低下に関して各薬剤単独より優れていたことを示した(表28)。代表的な染色した切片は、
図3に提示される。CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せはまた、単一薬剤としていずれかの薬剤の投与と比較して、結腸重量の体重に対する比を改善した(表28)。
【0185】
実施例10
CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、相乗効果を示して、in vivoで関節炎を処置する
[0212]それぞれ1mg/kgおよび2.5mg/kgの用量でのCBDおよびヒドロキシクロロキンは、相乗的に作用して、エンドポイント(すなわち第30日)でのパンヌス形成および全組織学的スコアと共に、第24日での臨床スコアおよび足容積を低下させる。臨床スコア、足容積、パンヌス形成、および全組織学的スコアに対するBliss超過スコアは、それぞれ0.05、0.26、0.30、および0.03であった(表35)。
【0186】
[0213]1mg/kgのCBDと2.5mg/kgのヒドロキシクロロキンとの組合せは、血清における炎症性サイトカイン、IL-1βおよびIL-6のレベルの低下において各薬剤単独より優れていたことを示した(表36;
図5)。
【0187】
[0214]ヒドロキシクロロキンは、硫酸ヒドロキシクロロキンの形態において関節リウマチの処置に使用されている。しかし、ヒドロキシクロロキンの長期的な使用は、眼毒性および心臓効果(例えば、心筋症およびQT延長(prolongnation))に関連している。臨床的に、関節リウマチ患者における眼毒性および心臓効果の最も重要な予測因子は、ヒドロキシクロロキンの累積用量である。CBDのヒドロキシクロロキンの低減を可能にする能力を理解するために、治療効果を保持しながら、2.5mg/kgのヒドロキシクロロキン(すなわち、低用量HCQ)と組み合わせて1mg/kgのCBDを使用して得られた結果を、25mg/kgのヒドロキシクロロキン単独(すなわち、高用量HCQ)と比較した。1mg/kgのCBDと低用量HCQとの組合せは、単核細胞浸潤を除いて、全ての評価にわたって関節炎を軽減するのにより効果的または同様に効果的であった(表37)。これらのデータは、CBDのヒドロキシクロロキンとの組合せが、治療効能を犠牲にすることなくヒドロキシクロロキンの用量を10倍低減することが可能になることを示す。
【0188】
概要
[0215]集合的に、これらのデータは、CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せが、相乗効果を示して、in vitroおよびin vivoでの炎症応答を有意に調節することを示す。本明細書に記載される方法は、炎症応答を調節するための方法、敗血症誘発性ARDS、COPD、喘息およびCFのような炎症性呼吸器状態を特徴とする肺炎症、炎症性腸疾患、ならびに関節炎のような炎症状態を処置するための方法で実施されている。これに関して、CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、IL-1βの低減を含む、敗血症誘発性ARDSおよび肺炎症の炎症性メディエーターを調節するのに使用することができ、IL-1βは、ARDS患者の気管支肺胞洗浄液および循環血漿の両方で上昇することが知られている(例えば、Meduriら、2009年、Chest、136:1631~1643頁を参照のこと)。さらに、CBDとヒドロキシクロロキンとの組合せは、治療効果を惹起しながら、ヒドロキシクロロキンの用量を長期使用に関連する有害作用を最小限にすることができるレベルまで低減することが可能である程度に相乗作用を示すことを示している。
【0189】
【0190】
【0191】
【0192】
【0193】
【0194】
【0195】
【0196】
【0197】
【0198】
【0199】
【0200】
【0201】
【0202】
【0203】
【0204】
【0205】
【0206】
【0207】
【0208】
【0209】
【0210】
【0211】
【0212】
【0213】
【0214】
【0215】
【0216】
【0217】
【0218】
【0219】
【0220】
【0221】
【0222】
【0223】
【0224】
【0225】
【0226】
【0227】
【0228】
【0229】
【0230】
【0231】
【0232】
【0233】
【0234】
【0235】
【0236】
【0237】
【0238】
【0239】
【0240】
【0241】
【0242】
【国際調査報告】