(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-29
(54)【発明の名称】タグピックアップ方法及びピックアップ機構
(51)【国際特許分類】
B65C 9/06 20060101AFI20230522BHJP
【FI】
B65C9/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022563969
(86)(22)【出願日】2021-04-16
(85)【翻訳文提出日】2022-12-14
(86)【国際出願番号】 CN2021087821
(87)【国際公開番号】W WO2021213277
(87)【国際公開日】2021-10-28
(31)【優先権主張番号】202010335322.7
(32)【優先日】2020-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520167634
【氏名又は名称】青▲島▼海威物▲聯▼科技有限公司
(71)【出願人】
【識別番号】517095962
【氏名又は名称】▲軟▼控股▲分▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼海▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】董▲蘭▼▲飛▼
(72)【発明者】
【氏名】王禄新
(72)【発明者】
【氏名】姚永
【テーマコード(参考)】
3E095
【Fターム(参考)】
3E095BA04
3E095CA10
3E095DA40
3E095DA82
3E095EA02
3E095EA09
3E095EA13
3E095EA22
3E095EA26
3E095FA01
(57)【要約】
本発明は、タグピックアップ方法及びピックアップ機構である。タグピックアップ方法は、搬送アセンブリ(20)が、複数のタグ(10)を同時に移動するように駆動し、複数の前記タグ(10)をピックアップ位置に移動させるステップS1と、ピックアップアセンブリ(30)が、前記ピックアップ位置における前記タグ(10)の少なくとも2つをピックアップするステップS2と、を含む。本発明のタグピックアップ方法は、先行技術のタグピックアップ方法がピックアップ装置の消耗が大きいという問題を解決するものである。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タグピックアップ方法であって、
前記タグピックアップ方法は、以下のステップを含む、即ち、
搬送アセンブリ(20)は、複数のタグ(10)を同時に移動するように駆動し、複数の前記タグ(10)をピックアップ位置に移動させるステップS1と、
ピックアップアセンブリ(30)は、前記ピックアップ位置における前記タグ(10)の少なくとも2つをピックアップするステップS2と、を含む
ことを特徴とするタグピックアップ方法。
【請求項2】
前記ステップS2は、以下のステップを含む、即ち、
検出アセンブリ(40)は、前記タグ(10)が前記ピックアップ位置にあるか否かを検出するステップS21と、
前記タグ(10)が前記ピックアップ位置にあることを検出した後に、前記ピックアップアセンブリ(30)は、前記ピックアップ位置における前記タグ(10)をピックアップするステップS22と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のタグピックアップ方法。
【請求項3】
前記ステップS2は、前記ステップS21と前記ステップS22との間に、ステップS210をさらに含む、即ち、
前記タグ(10)が前記ピックアップ位置にあることを検出した後に、前記搬送アセンブリ(20)は、前記タグ(10)を前記ピックアップ位置に位置決めするために移動を停止するステップS210を含むことを特徴とする請求項2に記載のタグピックアップ方法。
【請求項4】
前記ステップS22において、前記ピックアップアセンブリ(30)は、前記ピックアップ位置における2つの隣接しない前記タグ(10)をピックアップすることを特徴とする請求項2に記載のタグピックアップ方法。
【請求項5】
タグピックアップ機構であって、
タグ(10)を搬送するために使用される搬送アセンブリ(20)と、
前記搬送アセンブリ(20)の一側に設けられ、前記搬送アセンブリ(20)における前記タグ(10)の少なくとも2つを同時にピックアップするピックアップアセンブリ(30)と、を備えることを特徴とするタグピックアップ機構。
【請求項6】
前記タグピックアップ機構は、前記搬送アセンブリ(20)の一側に設けられ、前記搬送アセンブリ(20)における前記タグ(10)があるか否かを検出する検出アセンブリ(40)と、をさらに備え、
前記検出アセンブリ(40)が前記搬送アセンブリ(20)における前記タグ(10)を検出した後に、前記ピックアップアセンブリ(30)が前記搬送アセンブリ(20)における対応する各前記タグ(10)をピックアップさせるために、前記検出アセンブリ(40)が前記ピックアップアセンブリ(30)に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のタグピックアップ機構。
【請求項7】
前記タグピックアップ機構は、前記搬送アセンブリ(20)を移動させるよう駆動することによって前記タグ(10)を移動するために前記搬送アセンブリ(20)に接続される駆動アセンブリと、をさらに備え、
前記検出アセンブリ(40)が前記搬送アセンブリ(20)における前記タグ(10)を検出した後に、前記駆動アセンブリが前記搬送アセンブリ(20)を移動する駆動を停止させ、前記ピックアップアセンブリ(30)が前記搬送アセンブリ(20)における前記タグ(10)をピックアップさせるように前記駆動アセンブリが前記検出アセンブリ(40)に接続されていることを特徴とする請求項6に記載のタグピックアップ機構。
【請求項8】
前記検出アセンブリ(40)は、光電センサを備えることを特徴とする請求項6に記載のタグピックアップ機構。
【請求項9】
前記ピックアップアセンブリ(30)は、前記搬送アセンブリ(20)における各前記タグ(10)をそれぞれピックアップするために互いに間隔を置いて配置されている複数のピックアップ部材を備えることを特徴とする請求項5に記載のタグピックアップ機構。
【請求項10】
複数の前記ピックアップ部材は、第1のピックアップ部材(311)と、第2のピックアップ部材(312)と、を備え、前記第1のピックアップ部材(311)と前記第2のピックアップ部材(312)は、前記搬送アセンブリ(20)における隣接しない2つの前記タグ(10)をそれぞれピックアップするために用いられることを特徴とする請求項9に記載のタグピックアップ機構。
【請求項11】
前記タグピックアップ機構は、前記搬送アセンブリ(20)によって移動されるように前記搬送アセンブリ(20)上に配置されているキャリアアセンブリ(50)をさらに備え、前記キャリアアセンブリ(50)に複数の排出シュート(51)が設けられ、前記キャリアアセンブリ(50)により移動されるように各前記タグ(10)は、対応する前記排出シュート(51)内にそれぞれ設置されていることを特徴とする請求項5に記載のタグピックアップ機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム技術分野に関し、具体的には、タグピックアップ方法及びピックアップ機構に関する。
【0002】
本出願は、2020年4月24日に中国国家知識産権局に提出され、出願番号は202010335322.7であり、発明名称は「タグピックアップ方法及びピックアップ機構」である中国特許出願の優先権を主張するものである。
【背景技術】
【0003】
現在、タイヤ用RFID電子タグ(以下、タグと呼ぶ)は、ラミネート(2層のゴムフィルムにプレス)工程前にフィルム層上にピックアップして配置する必要があり、現在のタグピックアップ・配置方法は、タイヤ用RFID電子タグの入荷材料包装によって制限されて一度に一つのタグのみをピックアップすることができる。連続作業の時、一つのタグをピックアップするのは、位置決めとタグピックアップ動作を繰り返す必要がある。機器のハードウェアの消耗が大きく、コストダウンにつながらない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、先行技術におけるタグのピックアップ方法は、ピックアップ装置の消耗が大きいという課題を解決するためのタグピックアップ方法及びピックアップ機構を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、タグピックアップ方法が提供され、タグピックアップ方法は、搬送アセンブリが複数のタグを駆動して同時に移動するように駆動し、複数のタグをピックアップ位置に移動させるステップS1と、ピックアップアセンブリがピックアップ位置における少なくとも2つのタグをピックアップするステップS2と、を含む。
【0006】
本発明の一つの実施形態では、前記ステップS2は、検出アセンブリは、タグが前記ピックアップ位置にあるか否かを検出するステップS21と、タグがピックアップ位置にあることを検出した後に、ピックアップアセンブリは、ピックアップ位置におけるタグをピックアップするステップS22と、を含む。
【0007】
本発明の一つの実施形態では、ステップS2は、ステップS21と前記ステップS22との間に、タグがピックアップ位置にあることを検出した後に、搬送アセンブリは、タグをピックアップ位置に位置決めするために移動を停止するステップS210を含む。
【0008】
本発明の一つの実施形態では、ステップS22において、ピックアップアセンブリは、ピックアップ位置における2つの隣接しないタグをピックアップする。
【0009】
本発明の他方面の発明は、タグピックアップ機構が提供され、タグを搬送するために使用される搬送アセンブリと、搬送アセンブリの一側に設けられ、搬送アセンブリにおける前記タグの少なくとも2つを同時にピックアップするピックアップアセンブリと、を備える。
【0010】
本発明の一つの実施形態では、タグピックアップ機構は、搬送アセンブリの一側に設けられ、搬送アセンブリにおけるタグがあるか否かを検出する検出アセンブリと、をさらに備え、検出アセンブリが搬送アセンブリにおけるタグを検出した後に、ピックアップアセンブリが搬送アセンブリにおける対応する各タグをピックアップさせるために、検出アセンブリがピックアップアセンブリに接続されている。
【0011】
本発明の一つの実施形態では、タグピックアップ機構は、搬送アセンブリを移動させるよう駆動することによってタグを移動するために搬送アセンブリに接続される駆動アセンブリと、をさらに備え、検出アセンブリが搬送アセンブリにおけるタグを検出した後に、駆動アセンブリが搬送アセンブリを移動する駆動を停止させ、ピックアップアセンブリが搬送アセンブリにおけるタグをピックアップするように駆動アセンブリが検出アセンブリに接続されている。
【0012】
本発明の一つの実施形態では、検出アセンブリは、光電センサを備える。
【0013】
本発明の一つの実施形態では、ピックアップアセンブリは、搬送アセンブリにおける各タグをそれぞれピックアップするために互いに間隔を置いて配置されている複数のピックアップ部材と、を備える。
【0014】
本発明の一つの実施形態では、複数のピックアップ部材は、第1のピックアップ部材と、第2のピックアップ部材と、を備え、第1のピックアップ部材と第2のピックアップ部材は、搬送アセンブリにおける隣接しない2つのタグをそれぞれピックアップするために用いられる。
【0015】
本発明の一つの実施形態では、タグピックアップ機構は、搬送アセンブリによって移動されるように搬送アセンブリ上に配置されているキャリアアセンブリをさらに備え、キャリアアセンブリに複数の排出シュートが設けられ、キャリアアセンブリにより移動されるように各タグは、対応する排出シュート内にそれぞれ設置されている。
【発明の効果】
【0016】
本発明の技術的解決手段のタグピックアップ方法は、主にタイヤ用RFID電子タグのピックアップに用いられる。タグピックアップ方法において、まず複数のタグを搬送アセンブリに間隔を置いて配置し、次に搬送アセンブリが複数のタグを均一速度でピックアップする位置に移動し、次にピックアップアセンブリが複数のピックアップ部を含み、複数のピックアップ部が同時に動作して複数のタグをピックアップし、ピックアップアセンブリの一動作において複数のタグをピックアップする目的が実現されることによって、ピックアップアセンブリのピックアップ回数を減らし、先行技術におけるタグピックアップ方法のピックアップ装置の消耗が大きいという問題を解決することができる。
【0017】
本発明の一部を構成する明細書の添付図面は、本発明のさらなる理解のために使用され、本発明の概略実施形態およびその説明は、本願を説明するために使用され、本発明を制限するものであってはならない。添付図面では、
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】タグが1回目に検出された時の本発明に係るタグピックアップ方法の一実施形態の検出アセンブリを示す概略図である。
【
図2】タグを1回目にピックアップ時の本発明に係るタグピックアップ方法の一実施形態のピックアップアセンブリを示す概略図である。
【
図3】タグが2回目に検出された時本発明に係るタグピックアップ方法の一実施形態の検出アセンブリを示す簡略図である。
【
図4】タグを2回目にピックアップ時の本発明に係るタグピックアップ方法の一実施形態のピックアップアセンブリを示す概略図である。
【
図5】本発明に係るピックアップ機構の一実施形態のキャリアアセンブリを示す正面図である。
【
図6】本発明に係るピックアップ機構の一実施形態のキャリアアセンブリを示す側面図である。
【
図7】タグ移動時の本発明に係るピックアップ機構の一実施形態の搬送アセンブリを示す簡略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
説明すべきは、本発明の実施形態と実施形態における特徴は、互いに矛盾なく組み合わせることが可能である。以下、添付図面を参照しながら、実施形態を併せて本発明を詳細に説明する。
【0020】
本発明はタグピックアップ方法を提供し、
図1~
図7に示すように、タグピックアップ方法は、搬送アセンブリ20が複数のタグ10を同時に移動するように駆動し、複数のタグ10をピックアップ位置に移動させるステップS1、ピックアップアセンブリ30がピックアップ位置におけるタグ10の少なくとも2つをピックアップするステップS2と、含む。
【0021】
本発明に係るタグピックアップ方法は、主にタイヤ用RFID電子タグのピックアップに使用され、このタグピックアップ方法では、まず複数のタグを搬送アセンブリ上に間隔を置いて配置し、次に搬送アセンブリが複数のタグをピックアップ位置に等速で移動し、次にピックアップアセンブリが複数のピックアップ部を含み、複数のピックアップ部が同時に移動するように駆動し複数のタグをピックアップし、ピックアップアセンブリの一回の動作で複数のタグをピックアップする目的が達成される。これにより、ピックアップアセンブリのピックアップ回数を減らし、先行技術におけるタグピックアップ方式がピックアップ装置の消耗が大きいという問題を解決することができる。
【0022】
ステップS2は、検出アセンブリ40は、タグ10が前記ピックアップ位置にあるか否かを検出するステップS21と、タグ10がピックアップ位置にあることを検出した後に、ピックアップアセンブリ30は、ピックアップ位置におけるタグ10をピックアップするステップS22と、を含む。
【0023】
本実施形態では、ピックアップアセンブリが搬送アセンブリにおけるタグを正確にピックアップできるようにするために、搬送アセンブリの底部に検出アセンブリを設け、検出アセンブリがピックアップ位置におけるタグを検出すると、ピックアップアセンブリがピックアップ位置におけるタグをピックアップするように信号を送信し、検出アセンブリがタグを検出しない場合、ピックアップアセンブリは動作しないようにしている。
【0024】
ステップS2は、ステップS21とステップS22との間に、ステップS210をさらに含む、即ち、
タグ10がピックアップ位置にあることを検出した後に、搬送アセンブリ20は、タグ10をピックアップ位置に位置決めするために移動を停止するステップS210を含む。
【0025】
本実施形態では、ピックアップアセンブリがタグをピックアップしやすくするために、検出アセンブリがタグ番号を検出した後、まず制御アセンブリに信号を送信し、制御アセンブリは、タグがピックアップ位置に位置決めするように搬送アセンブリの移動を停止させ、次にピックアップアセンブリはピックアップ位置にタグをピックアップするように制御する。
【0026】
ステップS22において、ピックアップアセンブリ30は、ピックアップ位置における、隣接しない2つのタグ10をピックアップする。
【0027】
好ましくは、ピックアップアセンブリはタグをピックアップする時に1つ間隔を置いて1つをピックアップする、即ち、ピックアップする時、ピックアップアセンブリは、第1の動作で第1のタグと第3のタグを、第2の動作で第2のタグと第4のタグを、第3の動作で第5タグと第7タグを、といったように、間隔を置いてピックアップする。
【0028】
また、本発明は搬送アセンブリ20とピックアップアセンブリ30とを備えるタグピックアップ機構を提供し、搬送アセンブリ20はタグ10を搬送するために用いられ、ピックアップアセンブリ30は搬送アセンブリ20の一側に設けられて、搬送アセンブリ20における少なくとも2つのタグ10を同時にピックアップする。
【0029】
本発明に係るタグピックアップ機構は、上記タグピックアップ方法に適しており、複数のタグを同時にピックアップするために使用され、ピックアップ機構は、搬送アセンブリと、ピックアップアセンブリと、を備え、搬送アセンブリは複数のタグを同時に移動するように駆動し、ピックアップアセンブリは順次に搬送アセンブリにおける少なくとも2つのタグを同時にピックアップすることができ、先行技術におけるピックアップアセンブリと比べて、本実施形態のピックアップアセンブリは一回の動作によって複数のタグをピックアップすることができ、より効率が良く、ピックアップアセンブリの動作回数を減らし、ピックアップ機構の寿命を延ばすことができる。
【0030】
タグピックアップ機構は、搬送アセンブリ20におけるタグ10があるか否かを検出するために搬送アセンブリ20の一側に設けられた検出アセンブリ40をさらに備え、検出アセンブリ40は、検出アセンブリ40が搬送アセンブリ20におけるタグ10を検出した後にピックアップアセンブリ30が搬送アセンブリ20における対応する各タグ10をピックアップするようにピックアップアセンブリ30に接続されている。タグピックアップ機構は、搬送アセンブリ20に接続され、搬送アセンブリ20が移動するように駆動することによってタグ10を移動させる駆動アセンブリをさらに備え、駆動アセンブリは、検出アセンブリ40に接続されて、検出アセンブリ40が搬送アセンブリ20におけるタグ10を検出した後に駆動アセンブリが搬送アセンブリ20を移動する駆動を停止させて、ピックアップアセンブリ30が搬送アセンブリ20におけるタグ10をピックアップさせる。検出アセンブリ40は、光電センサを備える。
【0031】
本実施形態におけるタグピックアップ機構は、信号送信部と信号受信部とが設けられた検出アセンブリを備え、信号送信部はピックアップ位置の底部に設置され、信号受信部はピックアップ位置の上部に位置し、タグがピックアップ位置を通過すると、信号受信部は信号を受信できないため、ピックアップ位置にタグがあるという指示を与え、次に駆動アセンブリがピックアップ位置にタグがあるという指示を受信した後に駆動アセンブリは搬送アセンブリを移動する駆動を停止させることによって、ピックアップ位置にタグを停止させ、その時点でピックアップアセンブリはピックアップ位置におけるタグをピックアップする。
【0032】
ピックアップアセンブリ30は、複数のピックアップ部材を備え、複数のピックアップ部材は、搬送アセンブリ20における各タグ10をそれぞれピックアップするために、互いに間隔を置いて配置されている。
【0033】
複数のピックアップ部材は、第1のピックアップ部材311と、第2のピックアップ部材312と、を備え、第1のピックアップ部材311と第2のピックアップ部材312とは、搬送アセンブリ20における隣接しない2つのタグ10をそれぞれピックアップするために使用される。
【0034】
タグピックアップ機構は、搬送アセンブリ20に載置されて搬送アセンブリ20の駆動によって移動されるキャリアアセンブリ50をさらに備え、キャリアアセンブリ50に複数の排出シュート51が設けられ、各タグ10は対応する排出シュート51にそれぞれ設置されえキャリアアセンブリ50の駆動によって移動される。
【0035】
本実施形態におけるキャリアアセンブリ50は、タグの入荷パッケージであり、入荷パッケージにはタグ実装のための複数の等間隔の排出シュートが設けられ、検出アセンブリが最初のタグを検出した後に、その後のタグの位置は所定であり、次にピックアップ部材の位置はタグに応じて設定されるため、検出アセンブリが最初のタグを検出するだけで、ピックアップアセンブリは、対応する複数のタグをピックアップすることができる。
【0036】
好ましくは、搬送アセンブリはコンベアベルトであり、駆動アセンブリは電気モーターであり、ピックアップアセンブリは磁気によりタグをピックアップし、またはグリッパーによりタグをピックアップする。
【0037】
以上の説明から分かるように、本発明の上記実施形態は、以下の技術的効果を奏する。
【0038】
図1に示すように、本発明のタグピックアップ方法は、キャリアアセンブリが搬送アセンブリの駆動下で前方へ移動し、タグがキャリアアセンブリの排出シュート内でキャリアアセンブリと共に前方へ移動し、キャリアアセンブリの下方にセンサが配置され、センサがタグ通過を感知すると、キャリアアセンブリが搬送を停止し、キャリアアセンブリの排出シュートが等距離であるので、この位置決めは、現在の位置1でのタグの位置決めを完了すると同時に、その位置1と間隔する位置3でのタグの位置決めを完了する。
【0039】
図2に示すように、この時点で、位置1と位置3との間隔幅は、2組のピックアップ部材を配置することができるため、位置1と位置3のタグを同時にピックアップする。
【0040】
図3に示すように、2組のピックアップ部材が位置1と位置3のピックアップを完了した後、キャリアアセンブリは前方に搬送を続け、同一のセンサがタグを感知すると、キャリアアセンブリにおける排出シュートが均等に配置されるため、第2回の位置決めを完了して、キャリアアセンブリが前方に搬送を停止し、位置2と、位置2と間隔する位置4との2つのタグの位置決めを完了する。
【0041】
図4に示すように、この時点で、位置2と位置4でタグをピックアップし、2組のピックアップ部材が位置2と位置4のピックアップを完了した後に、キャリアアセンブリが位置1と、位置2と、位置3と、位置4との排出シュート内のタグはすべてピックアップされ、キャリアアセンブリは前方に搬送を続け、センサが再びタグを感知した時に、キャリアアセンブリが前方に輸送を停止し、前回の位置決めを完了し、新しい位置決めのピックアップのサイクルが開始される。
【0042】
材料コンベアの溝の位置が均等に配置されているので、タグの単一の位置を位置決めすることによって、タグの他の位置を同時に位置決めすることを達成することができる。最初の位置決めの後、2つの別々のピックアップ機構によって、位置1のタグと間隔する位置3でのタグをピックアップして位置決めして、2つのタグを一回でピックアップすることを達成する。二回目の位置決めの後、再び位置2のタグと間隔する位置4でのタグとの2つのタグをピックアップして位置決めし、1回目のピックアップし逃がした間隔する位置のタグをすべてピックアップすることができ、1回の位置決めで平均2つのタグをピックアップする機能を実現する。
【0043】
同様に、3つ以上のタグのピックアップ機構によって位置決めされた後に、その位置とその位置と間隔する位置での3つ以上のタグをピックアップして位置決めし、平均3つ以上のタグをピックアップする機能を実現できる。
【0044】
本発明では、一度に複数のタグを位置決めすることを実現できる。
【0045】
本発明では、一度に複数のタグをピックアップすることを実現できる。
【0046】
本発明は、複数のタグを一度に位置決め・ピックアップする機能を実現することで、単一の位置決め・ピックアップ装置のハードウェア損失が大きく、繰り返し位置決めに高い精度が要求されるという問題を解決し、プロセス全体の生産性を向上させる。
【0047】
本発明におけるセンサの位置決めは、以下を備えるが、これらの使用が限定されない。自己反射型光電スイッチ、対向型光電スイッチ、対向型光ファイバースイッチ、または近接型スイッチなどの使用が含まれる。
【0048】
本発明におけるセンサが実現されたタグの位置決めの機能は、エンコーダーやカウンターを使用して材料コンベアの搬送距離を検出することによって実現できる。
【0049】
本発明のセンサは、目視検出や色検出を利用してタグの位置を位置決めすることを実現できる。
【0050】
上記の説明は本発明の限定するものではなく、本発明は上記の実施例に限定されるものではない。本発明の本質的な範囲内で当業者によって行われた修正、等価置換、改善なども本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0051】
10 タグ
20 搬送アセンブリ
30 ピックアップアセンブリ
311 第1のピックアップ部材
312 第2のピックアップ部材
40 検出アセンブリ
50 キャリアアセンブリ
51 排出シュート
【国際調査報告】