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特表2023-522805シフトレジスタ、ゲート駆動回路及び駆動方法
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  • 特表-シフトレジスタ、ゲート駆動回路及び駆動方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-01
(54)【発明の名称】シフトレジスタ、ゲート駆動回路及び駆動方法
(51)【国際特許分類】
   G11C 19/28 20060101AFI20230525BHJP
   G09G 3/3208 20160101ALI20230525BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20230525BHJP
【FI】
G11C19/28 230
G09G3/3208
G09G3/20 622E
G09G3/20 611H
G09G3/20 670J
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022542718
(86)(22)【出願日】2020-02-19
(85)【翻訳文提出日】2022-07-12
(86)【国際出願番号】 CN2020075816
(87)【国際公開番号】W WO2021163912
(87)【国際公開日】2021-08-26
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】512282165
【氏名又は名称】合肥▲シン▼晟光▲電▼科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】HEFEI XINSHENG OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Xinzhan Industrial Park,Hefei,Anhui,230012,P.R.CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】マー ルイ
(72)【発明者】
【氏名】マー シャオイエ
(72)【発明者】
【氏名】ドゥー ルイファン
【テーマコード(参考)】
5B074
5C080
5C380
【Fターム(参考)】
5B074AA03
5B074CA01
5B074EA01
5C080AA06
5C080AA10
5C080DD12
5C080DD29
5C080FF12
5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080JJ06
5C080KK02
5C080KK07
5C080KK23
5C080KK43
5C080KK47
5C380AC07
5C380AC11
5C380AC12
5C380BA08
5C380BA39
5C380BD10
5C380CB01
5C380CB22
5C380CF07
5C380CF43
5C380HA11
(57)【要約】
シフトレジスタは、プルアップノード、第1プルダウンノード、入力サブ回路、第1ノイズ低減サブ回路、及び第1プルダウンサブ回路を備える。第1ノイズ低減サブ回路は、プルアップノード、第1プルダウンノード、及び第1電圧信号端子に結合され、当該第1ノイズ低減サブ回路は、第1プルダウンノードの電圧の制御下で、第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号をプルアップノードに伝送するように配置されている。入力サブ回路は、プルアップノード及び信号入力端子に結合され、当該入力サブ回路は、信号入力端子において受信された入力信号に応答し、入力信号をプルアップノードに伝送するように配置されている。第1プルダウンサブ回路は、信号入力端子、第1プルダウンノード及び第1電圧信号端子に結合され、当該第1プルダウンサブ回路は、信号入力端子において受信された入力信号に応答し、第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードに伝送して、第1プルダウンノードの電圧の制御下で第1ノイズ低減サブ回路をオフさせ、第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている。

【選択図】図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プルアップノード、第1プルダウンノード、入力サブ回路、第1ノイズ低減サブ回路、及び第1プルダウンサブ回路を備えるシフトレジスタであって、
前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第1プルダウンノード、及び第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されており、
前記入力サブ回路は、前記プルアップノード及び信号入力端子にそれぞれ結合され、前記入力サブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記入力信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されており、
前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第1プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で前記第1ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている、シフトレジスタ。
【請求項2】
前記第1ノイズ低減サブ回路は、第1トランジスタを含み、前記第1トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第1トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第1トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記入力サブ回路は、第2トランジスタを含み、前記第2トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第1電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第1プルダウンサブ回路は、第3トランジスタを含み、前記第3トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第3トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第3トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される、請求項1に記載のシフトレジスタ。
【請求項3】
第1プルダウン制御サブ回路をさらに備え、
前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、第2電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第1プルダウンノードにそれぞれ結合され、
前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答し、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送し、及び、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送するように配置されている、
請求項1又は請求項2に記載のシフトレジスタ。
【請求項4】
前記第1プルダウン制御サブ回路は、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、及び第1制御ノードを含み、
前記第4トランジスタの制御電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第5トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第5トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第5トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第6トランジスタの制御電極は、前記第1制御ノードに結合され、前記第6トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第6トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第7トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第7トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第7トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される、
請求項3に記載のシフトレジスタ。
【請求項5】
エネルギー貯蔵サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、及びリセットサブ回路をさらに備え、
前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードと前記第1出力サブ回路にそれぞれ結合され、前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードの電圧を貯蔵するように配置されており、
前記第1出力サブ回路は、クロック信号端子、前記プルアップノード、及び第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第1出力サブ回路は、前記プルアップノードの電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第1信号出力端子及び前記エネルギー貯蔵サブ回路に伝送するように配置されており、
前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第3電圧信号端子において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送するように配置されており、
前記リセットサブ回路は、前記プルアップノード、前記第1電圧信号端子及びリセット信号端子にそれぞれ結合され、前記リセットサブ回路は、前記リセット信号端子において受信されたリセット信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている、
請求項1~請求項4のいずれかに記載のシフトレジスタ。
【請求項6】
前記第1出力サブ回路は、第8トランジスタを含み、前記第8トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第8トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第8トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記エネルギー貯蔵サブ回路は、第1キャパシタを含み、前記第1キャパシタの第1端子は、前記プルアップノードに結合され、前記第1キャパシタの第2端子は、前記第8トランジスタの第2電極に結合され、
前記第2ノイズ低減サブ回路は、第9トランジスタを含み、前記第9トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第9トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第9トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記リセットサブ回路は、第10トランジスタを含み、前記第10トランジスタの制御電極は、前記リセット信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される、
請求項5に記載のシフトレジスタ。
【請求項7】
第2プルダウンノード、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、及び第2プルダウンサブ回路をさらに備え、
前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、第4電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第2プルダウンノードにそれぞれ結合され、
前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送し、及び、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送するように配置されており、
前記第3ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第2プルダウンノード、及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記プルアップノード第2ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されており、
前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第2プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送して、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で前記第3ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている、
請求項5又は請求項6に記載のシフトレジスタ。
【請求項8】
前記第2プルダウン制御サブ回路は、第11トランジスタ、第12トランジスタ、第13トランジスタ、第14トランジスタ、及び第2制御ノードを含み、
前記第11トランジスタの制御電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第12トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第12トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第12トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第13トランジスタの制御電極は、前記第2制御ノードに結合され、前記第13トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第13トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第14トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第14トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第14トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第3ノイズ低減サブ回路は、第15トランジスタを含み、前記第15トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第15トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第15トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第2プルダウンサブ回路は、第16トランジスタを含み、前記第16トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第16トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第16トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される、
請求項7に記載のシフトレジスタ。
【請求項9】
第4ノイズ低減サブ回路をさらに備え、
前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第3電圧信号端子において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送するように配置されている、
請求項7又は請求項8に記載のシフトレジスタ。
【請求項10】
前記第4ノイズ低減サブ回路は、第17トランジスタを備え、前記第17トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第17トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第17トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合される、請求項9に記載のシフトレジスタ。
【請求項11】
第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備え、ここで、
前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノード、前記クロック信号端子、及び第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノードの電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されており、
前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されており、
前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている、
請求項9又は請求項10に記載のシフトレジスタ。
【請求項12】
前記第2出力サブ回路は、第18トランジスタを含み、前記第18トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第18トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第18トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第5ノイズ低減サブ回路は、第19トランジスタを含み、前記第19トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第19トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第19トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第6ノイズ低減サブ回路は、第20トランジスタを含み、前記第20トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第20トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第20トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合される、
請求項11に記載のシフトレジスタ。
【請求項13】
初期化サブ回路をさらに備え、
前記初期化サブ回路は、前記プルアップノード、初期化信号端子及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記初期化サブ回路は、前記初期化信号端子において受信された初期化信号に応答して、前記第1電圧信号端子において受信された前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている、
請求項1~請求項12のいずれかに記載のシフトレジスタ。
【請求項14】
前記初期化サブ回路は、第21トランジスタを含み、前記第21トランジスタの制御電極は、前記初期化信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される、請求項13に記載のシフトレジスタ。
【請求項15】
プルアップノード、第1プルダウンノード、第2プルダウンノード、第1ノイズ低減サブ回路、入力サブ回路、第1プルダウンサブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、エネルギー貯蔵サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、リセットサブ回路、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、第2プルダウンサブ回路、第4ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、第6ノイズ低減サブ回路、及び初期化サブ回路を備え、
前記第1ノイズ低減サブ回路は、第1トランジスタを含み、前記入力サブ回路は、第2トランジスタを含み、前記第1プルダウンサブ回路は、第3トランジスタを含み、前記第1プルダウン制御サブ回路は、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、及び第1制御ノードを含み、
前記第1出力サブ回路は、第8トランジスタを含み、前記エネルギー貯蔵サブ回路は、第1キャパシタを含み、前記第2ノイズ低減サブ回路は、第9トランジスタを含み、前記リセットサブ回路は、第10トランジスタを含み、
前記第2プルダウン制御サブ回路は、第11トランジスタ、第12トランジスタ、第13トランジスタ、第14トランジスタ、及び第2制御ノードを含む。前記第3ノイズ低減サブ回路は、第15トランジスタを含み、前記第2プルダウンサブ回路は、第16トランジスタを含み、前記第4ノイズ低減サブ回路は、第17トランジスタを含み、
前記第2出力サブ回路は、第18トランジスタを含み、前記第5ノイズ低減サブ回路は、第19トランジスタを含み、前記第6ノイズ低減サブ回路は、第20トランジスタを含み、前記初期化サブ回路は、第21トランジスタを含み、
前記第1トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第1トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第1トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第2トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第1電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第3トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第3トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第3トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第4トランジスタの制御電極は、第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第5トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第5トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第5トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第6トランジスタの制御電極は、前記第1制御ノードに結合され、前記第6トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第6トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第7トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第7トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第7トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第8トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第8トランジスタの第1電極は、クロック信号端子に結合され、前記第8トランジスタの第3電極は、第1信号出力端子に結合され、
前記第1キャパシタの第1端子は、前記プルアップノードに結合され、前記第1キャパシタの第2端子は、前記第8トランジスタの第2電極に結合され、
前記第9トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第9トランジスタの第1電極は、第3電圧信号端子に結合され、前記第9トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記第10トランジスタの制御電極は、リセット信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第11トランジスタの制御電極は、第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第12トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第12トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第12トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第13トランジスタの制御電極は、前記第2制御ノードに結合され、前記第13トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第13トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第14トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第14トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第14トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第15トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第15トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第15トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第16トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第16トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第16トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第17トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第17トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第17トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記第18トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第18トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第18トランジスタの第2電極は、第2信号出力端子に結合され、
前記第19トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第19トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第19トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第20トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第20トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第20トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第21トランジスタの制御電極は、初期化信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される、
請求項1~請求項14のいずれかに記載のシフトレジスタ。
【請求項16】
カスケード接続された請求項1~請求項15のいずれかに記載のシフトレジスタを少なくとも2つ備えるゲート駆動回路。
【請求項17】
前記シフトレジスタが第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備える場合、
第1段シフトレジスタの信号入力端子は、スタート信号端子に結合され、
前記第1段シフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタの信号入力端子は、当該段のシフトレジスタの前段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
最終段のシフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタのリセット信号端子は、当該段のシフトレジスタの次段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
前記最終段のシフトレジスタのリセット信号端子は、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合され、または、前記スタート信号端子に結合され、
各段のシフトレジスタの第1信号出力端子は、1本のゲート線に結合される、
請求項16に記載のゲート駆動回路。
【請求項18】
請求項16又は請求項17に記載のゲート駆動回路に適用されるゲート駆動回路の駆動方法であって、前記駆動方法は、前記ゲート駆動回路における各々のシフトレジスタに対して、1フレーム期間にノイズ低減段階と充電段階とを有することを含み、
前記ノイズ低減段階は、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを含み、
前記充電段階は、
前記信号入力端子によって伝送された入力信号の制御下で、前記入力サブ回路がオンになり、前記信号入力端子において受信された入力信号を前記プルアップノードに伝送することと、
前記入力信号の制御下で、前記第1プルダウンサブ回路がオンになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送することと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオフになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止することと、を含む、
ゲート駆動回路の駆動方法。
【請求項19】
前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備え、
ここで、前記シフトレジスタが初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備え、且つシフトレジスタ間のカスケード接続方式が請求項17に記載のカスケード接続方式である場合、前記ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
前記第1電圧信号端子によって出力される第1電圧信号及び前記スタート信号端子によって出力されるスタート信号をグランドにプルダウンし、前記初期化信号端子によって出力される初期化信号、前記第2電圧信号端子によって出力される第2電圧信号、前記第3電圧信号端子によって出力される第3電圧信号、及び前記クロック信号端子によって出力されるクロック信号をそれぞれ上げることと、
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、
前記第1プルダウン制御サブ回路が、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を前記接地電圧にすることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第2信号出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む、
請求項18に記載のゲート駆動回路の駆動方法。
【請求項20】
前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備え、
ここで、前記シフトレジスタが初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備え、且つシフトレジスタ間のカスケード接続方式が請求項17に記載のカスケード接続方式である場合、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
前記第1電圧信号端子によって出力される第1電圧信号、前記スタート信号端子によって出力されるスタート信号、及び前記初期化信号端子によって出力される初期化信号をグランドにプルダウンし、前記第2電圧信号端子によって出力される第2電圧信号、前記第3電圧信号端子によって出力される第3電圧信号、及び前記クロック信号端子によって出力されるクロック信号をそれぞれ上げることと、
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオフになることと、
前記第1プルダウン制御サブ回路が、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第2信号出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む、
請求項18に記載のゲート駆動回路の駆動方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示技術の分野に関し、特にシフトレジスタ、ゲート駆動回路及びその駆動方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示装置において、ゲート駆動回路は、シフトレジスタ機能を実現するために用いられる。ゲート駆動回路に含まれる各々のシフトレジスタは、それぞれ1行のゲート線に結合され、1フレーム内において、全てのゲート線に対して1行ずつ1つの出力信号(ゲート走査信号)を提供し、これにより、各ゲート線を駆動し、ひいては表示装置を駆動して表示を行う。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一態様では、プルアップノード、第1プルダウンノード、入力サブ回路、第1ノイズ低減サブ回路、及び第1プルダウンサブ回路を備えるシフトレジスタを提供する。ここで、前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第1プルダウンノード、及び第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。前記入力サブ回路は、前記プルアップノード及び信号入力端子にそれぞれ結合され、前記入力サブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記入力信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第1プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で前記第1ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている。
【0004】
幾つかの実施例において、前記第1ノイズ低減サブ回路は、第1トランジスタを含み、第1トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第1トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第1トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。前記入力サブ回路は、第2トランジスタを含み、前記第2トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第1電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。前記第1プルダウンサブ回路は、第3トランジスタを含み、前記第3トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第3トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第3トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される。
【0005】
幾つかの実施例において、シフトレジスタは、第1プルダウン制御サブ回路をさらに備える。前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、第2電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第1プルダウンノードにそれぞれ結合される。
【0006】
前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答し、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送し、及び、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送するように配置されている。
【0007】
幾つかの実施例において、前記第1プルダウン制御サブ回路は、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、及び第1制御ノードを含む。
【0008】
前記第4トランジスタの制御電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合される。前記第5トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第5トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第5トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合される。
【0009】
前記第6トランジスタの制御電極は、前記第1制御ノードに結合され、前記第6トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第6トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される。前記第7トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第7トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第7トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される。
【0010】
幾つかの実施例において、シフトレジスタは、エネルギー貯蔵サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、及びリセットサブ回路をさらに備える。前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードと前記第1出力サブ回路にそれぞれ結合され、前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードの電圧を貯蔵するように配置されている。前記第1出力サブ回路は、クロック信号端子、前記プルアップノード、及び第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第1出力サブ回路は、前記プルアップノードの電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第1信号出力端子及び前記エネルギー貯蔵サブ回路に伝送するように配置されている。
【0011】
前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第3電圧信号端子において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送するように配置されている。前記リセットサブ回路は、前記プルアップノード、前記第1電圧信号端子及びリセット信号端子にそれぞれ結合され、前記リセットサブ回路は、前記リセット信号端子において受信されたリセット信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。
【0012】
幾つかの実施例において、前記第1出力サブ回路は、第8トランジスタを含み、第8トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第8トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第8トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合される。前記エネルギー貯蔵サブ回路は、第1キャパシタを含み、前記第1キャパシタの第1端子は、前記プルアップノードに結合され、前記第1キャパシタの第2端子は、前記第8トランジスタの第2電極に結合される。
【0013】
前記第2ノイズ低減サブ回路は、第9トランジスタを含み、第9トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第9トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第9トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合される。前記リセットサブ回路は、第10トランジスタを含み、前記第10トランジスタの制御電極は、前記リセット信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。
【0014】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタは、第2プルダウンノード、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、及び第2プルダウンサブ回路をさらに備える。ここで、前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、第4電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第2プルダウンノードにそれぞれ結合される。前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送し、及び、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送するように配置されている。
【0015】
前記第3ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第2プルダウンノード、及び第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記プルアップノード第2ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第2プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送して、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で前記第3ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている。
【0016】
幾つかの実施例において、前記第2プルダウン制御サブ回路は、第11トランジスタ、第12トランジスタ、第13トランジスタ、第14トランジスタ、及び第2制御ノードを含む。前記第11トランジスタの制御電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードPに結合される。前記第12トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第12トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第12トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合される。前記第13トランジスタの制御電極は、前記第2制御ノードに結合され、前記第13トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第13トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。前記第14トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第14トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第14トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。
【0017】
前記第3ノイズ低減サブ回路は、第15トランジスタを含み、前記第15トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第15トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第15トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。前記第2プルダウンサブ回路は、第16トランジスタを含み、前記第16トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第16トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第16トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。
【0018】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタは、第4ノイズ低減サブ回路をさらに備える。前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第3電圧信号端子において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送するように配置されている。
【0019】
幾つかの実施例において、前記第4ノイズ低減サブ回路は、第17トランジスタを備え、前記第17トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第17トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第17トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合される。
【0020】
幾つかの実施例において、シフトレジスタは、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備える。ここで、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノード、前記クロック信号端子、及び第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノードの電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている。
【0021】
前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている。前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている。
【0022】
幾つかの実施例において、前記第2出力サブ回路は、第18トランジスタを含み、前記第18トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第18トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第18トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合される。前記第5ノイズ低減サブ回路は、第19トランジスタを含み、前記第19トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第19トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第19トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合される。前記第6ノイズ低減サブ回路は、第20トランジスタを含み、第20トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第20トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第20トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合される。
【0023】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタは、初期化サブ回路をさらに備える。ここで、前記初期化サブ回路は、前記プルアップノード、初期化信号端子及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記初期化サブ回路は、前記初期化信号端子において受信された初期化信号に応答して、前記第1電圧信号端子において受信された前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。
【0024】
幾つかの実施例において、前記初期化サブ回路は、第21トランジスタを含み、前記第21トランジスタの制御電極は、前記初期化信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。
【0025】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタは、プルアップノード、第1プルダウンノード、第2プルダウンノード、第1ノイズ低減サブ回路、入力サブ回路、第1プルダウンサブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、エネルギー貯蔵サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、リセットサブ回路、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、第2プルダウンサブ回路、第4ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、第6ノイズ低減サブ回路、及び初期化サブ回路を備える。
【0026】
前記第1ノイズ低減サブ回路は、第1トランジスタを含み、前記入力サブ回路は、第2トランジスタを含み、前記第1プルダウンサブ回路は、第3トランジスタを含み、前記第1プルダウン制御サブ回路は、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、及び第1制御ノードを含む。前記第1出力サブ回路は、第8トランジスタを含み、前記エネルギー貯蔵サブ回路は、第1キャパシタを含み、前記第2ノイズ低減サブ回路は、第9トランジスタを含み、前記リセットサブ回路は、第10トランジスタを含む。
【0027】
前記第2プルダウン制御サブ回路は、第11トランジスタ、第12トランジスタ、第13トランジスタ、第14トランジスタ、及び第2制御ノードを含む。前記第3ノイズ低減サブ回路は、第15トランジスタを含み、前記第2プルダウンサブ回路は、第16トランジスタを含み、前記第4ノイズ低減サブ回路は、第17トランジスタを含む。前記第2出力サブ回路は、第18トランジスタを含み、前記第5ノイズ低減サブ回路は、第19トランジスタを含み、前記第6ノイズ低減サブ回路は、第20トランジスタを含み、前記初期化サブ回路は、第21トランジスタを含む。
【0028】
前記第1トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第1トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第1トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。前記第2トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第1電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。
【0029】
前記第3トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第3トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第3トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される。前記第4トランジスタの制御電極は、第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合される。
【0030】
前記第5トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第5トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第5トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合される。前記第6トランジスタの制御電極は、前記第1制御ノードに結合され、前記第6トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第6トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される。
【0031】
前記第7トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第7トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第7トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される。前記第8トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第8トランジスタの第1電極は、クロック信号端子に結合され、前記第8トランジスタの第3電極は、第1信号出力端子に結合される。
【0032】
前記第1キャパシタの第1端子は、前記プルアップノードに結合され、前記第1キャパシタの第2端子は、前記第8トランジスタの第2電極に結合される。前記第9トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第9トランジスタの第1電極は、第3電圧信号端子に結合され、前記第9トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合される。
【0033】
前記第10トランジスタの制御電極は、リセット信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。前記第11トランジスタの制御電極は、第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合される。
【0034】
前記第12トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第12トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第12トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合される。前記第13トランジスタの制御電極は、前記第2制御ノードに結合され、前記第13トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第13トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。
【0035】
前記第14トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第14トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第14トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。前記第15トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第15トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第15トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。
【0036】
前記第16トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第16トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第16トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。第17トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第17トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第17トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合される。
【0037】
第18トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第18トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第18トランジスタの第2電極は、第2信号出力端子に結合される。第19トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第19トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第19トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合される。
【0038】
第20トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第20トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第20トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合される。前記第21トランジスタの制御電極は、前記初期化信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される。
【0039】
別の態様では、カスケード接続された上記の態様に記載のシフトレジスタを少なくとも2つ備えるゲート駆動回路を提供する。
【0040】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタが第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備える場合、第1段シフトレジスタの信号入力端子は、スタート信号端子に結合される。前記第1段シフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタの信号入力端子は、当該段のシフトレジスタの前段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合される。最終段のシフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタのリセット信号端子は、当該段のシフトレジスタの次段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合される。前記最終段のシフトレジスタのリセット信号端子は、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合され、または、前記スタート信号端子に結合される。各段のシフトレジスタの第1信号出力端子は、1本のゲート線に結合される。
【0041】
さらに別の態様では、上記の態様に記載のゲート駆動回路に適用されるゲート駆動回路の駆動方法を提供し、前記駆動方法は、前記ゲート駆動回路における各々のシフトレジスタに対して、1フレーム期間におけるノイズ低減段階と充電段階とを有することを含む。
【0042】
前記ノイズ低減段階は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを含む。
【0043】
前記充電段階は、前記信号入力端子によって伝送された入力信号の制御下で、前記入力サブ回路がオンになり、前記信号入力端子において受信された入力信号を前記プルアップノードに伝送することと、前記入力信号の制御下で、前記第1プルダウンサブ回路がオンになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送することと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオフになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止することと、を含む。
【0044】
幾つかの実施例において、前記駆動方法は、前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備える。ここで、前記シフトレジスタが初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備え、且つシフトレジスタ間のカスケード接続方式が上記のカスケード接続方式である場合、前記ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
【0045】
前記第1電圧信号端子によって出力される第1電圧信号及び前記スタート信号端子によって出力されるスタート信号をグランドにプルダウンし、前記初期化信号端子によって出力される初期化信号、前記第2電圧信号端子によって出力される第2電圧信号、前記第3電圧信号端子によって出力される第3電圧信号及び前記クロック信号端子によって出力されるクロック信号をそれぞれ上げることと、
【0046】
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、前記第1プルダウン制御サブ回路が、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を前記接地電圧にすることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第2信号出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む。
【0047】
幾つかの実施例において、駆動方法は、前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備える。ここで、前記シフトレジスタが初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備え、且つシフトレジスタ間のカスケード接続方式が上記のカスケード接続方式である場合、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
【0048】
前記第1電圧信号端子によって出力される第1電圧信号、前記スタート信号端子によって出力されるスタート信号及び前記初期化信号端子によって出力される初期化信号をグランドにプルダウンし、前記第2電圧信号端子によって出力される第2電圧信号、前記第3電圧信号端子によって出力される第3電圧信号及び前記クロック信号端子によって出力されるクロック信号をそれぞれ上げることと、
【0049】
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオフになることと、前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第信号2出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0050】
本開示における技術的解決手段をより明確的に説明するため、以下は本開示の幾つかの実施例に用いる必要がある図面について簡単に説明する。以下の説明における図面は、本開示の幾つかの実施例の図面に過ぎないことは明らかである。当業者であれば、これらの図面によって他の図面が取得することができる。さらに、以下の説明における図面は、概略図と見なすことができ、本開示の実施例に係る製品の実際の寸法、方法の実際のプロセス、信号の実際のタイミングなどを限定するものではない。
【0051】
図1】関連技術によるシフトレジスタの構造図である。
【0052】
図2A】本開示の幾つかの実施例によるシフトレジスタの構造図である。
【0053】
図2B】本開示の幾つかの実施例によるシフトレジスタの別の構造図である。
【0054】
図3A】本開示の幾つかの実施例によるシフトレジスタのさらに別の構造図である。
【0055】
図3B】本開示の幾つかの実施例によるシフトレジスタのさらに別の構造図である。
【0056】
図4】本開示の幾つかの実施例によるゲート駆動回路の駆動方法のタイミング図である。
【0057】
図5】本開示の幾つかの実施例によるシフトレジスタの第2電圧信号端子及び第4電圧信号端子によって伝送される信号のタイミング図である。
【0058】
図6A】本開示の幾つかの実施例によるゲート駆動回路の構造図である。
【0059】
図6B】本開示の幾つかの実施例によるゲート駆動回路の別の構造図である。
【0060】
図7】本開示の幾つかの実施例による表示装置の構造図である。
【0061】
図8】関連技術によるゲート駆動回路の駆動方法のタイミング図である。
【0062】
図9A】本開示の幾つかの実施例によるゲート駆動回路の駆動方法の別のタイミング図である。
【0063】
図9B】本開示の幾つかの実施例によるゲート駆動回路の駆動方法のさらに別のタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0064】
以下、図面を参照し、本開示の幾つかの実施例における技術案を明確かつ完全に説明する。無論、ここに記載された実施例はあくまで本開示の実施例の一部のみであり、全ての実施例ではないと理解されるべきである。本開示における実施例に基づき、当業者が取得できる他のすべての実施例は、本開示の請求範囲に含まれるものとする。
【0065】
文脈上別段の解釈を要しない限り、本明細書及び特許請求の範囲全体において、用語「含む(comprise)」及びその他の形式、例えば、第三人称の単数形である「含む(comprises)」及び現在分詞の形式である「含む(comprising)」は、開放、包括的な意味、即ち「含むが、これらに限定されない」と解釈されるべきである。明細書の説明において、用語「1つの実施例(one embodiment)」、「幾つかの実施例(some embodiments)」、「例示的な実施例(exemplary embodiments)」、「例(example)」、「特定の例(specific example)」、又は「幾つかの例(some examples)」などは、この実施例又は例に関連する特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを示すことが意図される。上記の用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すわけではない。さらに、説明された特定の特徴、構造、材料、又は特性は、任意の適切な態様で、任意の1つ又は複数の実施例又は例に含まれ得る。
【0066】
以下、用語「第1」、「第2」は説明の目的だけに用いられ、相対的な重要性を明示又は暗示するもの、又は技術的特徴の数を明示又は暗示するものと理解されるべきではない。従って、「第1」、「第2」で限定される特徴は、1つ又は複数の該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本開示の実施例の説明では、特に説明がない限り、「複数」は2つ又は2つ以上を意味する。
【0067】
幾つかの実施例を説明する時、「結合」と「接続」及びそれらに由来する表現を使用する場合がある。例えば、幾つかの実施例を説明する時、2つ又は2つ以上の構成要素がお互いに直接的な物理的又は電気的接触を有することを示すように、「接続」という用語を使用する場合がある。又は、幾つかの実施例を説明する時、2つ又は2つ以上の構成要素が直接的な物理的又は電気的接触を有することを示すように、「結合」という用語を使用する場合がある。ここに開示された実施例は、必ずしも本明細書の内容に限定されるものではない。
【0068】
表示装置において、ゲート駆動回路は、複数のシフトレジスタを含み、各々のシフトレジスタは、1行のゲート線に電気的に接続され、それに電気的に接続されたゲート線に走査信号を提供することにより、表示パネルにおける複数のゲート線に対する順次走査を実現する。
【0069】
関連技術において、シフトレジスタは、図1に示すように、複数のトランジスタ、少なくとも1つの蓄積容量、プルアップノードPU、及びプルダウンノードPDを含む。ここで、例示的には、第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号vss1のレベルはローレベルを持続し、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号vddoのレベルはハイレベルを持続する。ハイレベルがトランジスタをオンさせることができる動作レベルである例を挙げて、図1に示すシフトレジスタの駆動方法について例示的に説明する。
【0070】
図4に示すように、ノイズ低減段階S1において、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号vddoの制御下で、トランジスタT5及びトランジスタT6はオンになり、第2電圧信号vddoをプルダウンノードPDに伝送し、プルダウンノードPDの電位を上昇させる。プルダウンノードPDの電圧の制御下で、トランジスタT4はオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減を行う。
【0071】
充電段階S2において、信号入力端子INPUTによって伝送された入力信号inputのレベルはハイレベルであり、トランジスタT1はオンになり、入力信号inputをプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUの電圧を上昇させる。プルアップノードPUの電圧の制御下で、トランジスタT7及びトランジスタT8はオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号vss1をプルダウンノードPDに伝送し、プルダウンノードPDの電位を下げる。これにより、トランジスタT4をオフさせ、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送することを停止し、プルアップノードPUを十分に充電させることができる。これにより、プルアップノードPUの制御下でトランジスタT9はオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号clkを信号出力端子OUTPUTに伝送する。
【0072】
上記シフトレジスタにおいて、プルアップノードPUを充電する時、まず、プルアップノードPUの電位を上げ、トランジスタT7及びトランジスタT8を、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンさせることにより、プルダウンノードPDの電位を下げ、トランジスタT4をオフにし、第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送することを停止する。これは、間接的にプルダウンノードPDの電位を下げることに相当する。実際の製品において、信号遅延現象の存在により、プルダウンノードPDの電位は直ちに下げられないため、トランジスタT4がオンのままで、第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送する。これにより、プルアップノードPUを十分に充電できず、プルアップノードPUの充電不足、又はプルアップノードPUの電圧が理想的な電位に速やかに上がることができないことを引き起こし、ひいてはシフトレジスタの正常動作に影響を与える。
【0073】
また、トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7及びトランジスタT8からなるプルダウン制御モジュールにおいて、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号vddoのレベルがハイレベルを持続するため、第2電圧信号の制御下で、トランジスタT5及びトランジスタT6は、オンを持続する。プルアップノードPUの電位がハイレベルの時、トランジスタT7及びトランジスタT8はオンになる。トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7、トランジスタT8が全てオンになる場合、プルダウンノードPDの電位を低電位に下げるために、トランジスタのサイズ(ここで言うトランジスタのサイズとは、トランジスタのチャネルのアスペクト比を指す)を適切に設置する必要がある。例えば、この4つのトランジスタが全てオンになる場合に、プルダウンノードPDの電位を低電位に下げることができるように、トランジスタT5よりもトランジスタT7のサイズを大きく設置し、トランジスタT6よりもトランジスタT8のサイズを大きく設置する必要があり、これにより、表示基板の製造工程において製造難易度が高くなる。
【0074】
また、製品の使用時間が長くなるにつれて、各トランジスタの閾値電圧Vthがドリフトし、且つドリフト量が異なることにより、プルダウンノードPDの電位変化に影響を与え、プルダウンノードPDの電位を効果的にローレベルに下げることができないおそれがある。これにより、充電段階S2において、トランジスタT4がオンのままであり、第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送するため、プルアップノードPUを十分に充電できず、プルアップノードPUの充電不足、又はプルアップノードPUの電圧が理想的な電位に速やかに上がることができないことを引き起こし、ひいてはシフトレジスタの正常動作に影響を与える。
【0075】
これに基づいて、図2A図3Bに示すように、本開示の幾つかの実施例は、プルアップノードPU、第1プルダウンノードPDo、第1ノイズ低減サブ回路101、入力サブ回路102、及び第1プルダウンサブ回路103を含むシフトレジスタRSを提供する。
【0076】
第1ノイズ低減サブ回路101は、プルアップノードPU、第1プルダウンノードPDo、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合される。第1ノイズ低減サブ回路101は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0077】
入力サブ回路102は、プルアップノードPUと信号入力端子INPUTとにそれぞれ結合される。入力サブ回路102は、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号inputに応答して入力信号inputをプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0078】
第1プルダウンサブ回路103は、信号入力端子INPUT、第1プルダウンノードPDo、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合される。第1プルダウンサブ回路103は、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号inputに応答し、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号vss1を第1プルダウンノードPDoに伝送して、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で第1ノイズ低減サブ回路101をオフさせ、第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送することを停止するように配置されている。
【0079】
なお、プルアップノードPUは、ある固定的な物理的構造を表すものではなく、特定の電位(ここではプルアップノードPUの電位)を有する1つのノードを表し、この特定の電位を有する任意の点がプルアップノードPUであってもよい。図2A図3Bにおいて、プルアップノードPUは、図示の位置に限定されず、例示的には、導線の抵抗を考慮しない場合、図示のプルアップノードPUに結合される導線上の任意の点は、いずれもこのプルアップノードであってもよく、これらの任意の点の電位はいずれもプルアップノードPUの電位と等しい。
【0080】
本発明の幾つかの実施例によるシフトレジスタRSにおいて、入力サブ回路102及び第1プルダウンサブ回路103は、いずれも信号入力端子INPUTに結合され、いずれも信号入力端子INPUTによって伝送された入力信号inputの制御下でオンになり、これにより、信号の伝送を実現する。こうして、充電段階において、入力サブ回路102が入力信号inputの制御下でオンになると同時に、第1プルダウンサブ回路103も入力信号inputの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号vss1を第1プルダウンノードPDoに伝送し、これにより、第1プルダウンノードPDoの電圧を変える。例えば、第1電圧信号vss1のレベルがローレベルの場合、第1プルダウンサブ回路103により第1プルダウンノードPDoの電位を直接に下げることで、第1ノイズ低減サブ回路101を第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオフさせ、第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送することを停止し、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証する。
【0081】
こうして、従来技術のシフトレジスタにおいて、充電段階で、トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7、及びトランジスタT8からなるプルダウン制御モジュール(本開示のシフトレジスタRSにおける第1プルダウン制御サブ回路104に相当する)によってプルダウンノードPDの電位を下げることと比較して、本開示の幾つかの実施例に係るシフトレジスタRSには、第1プルダウンサブ回路103が追加されているため、第1プルダウンサブ回路103により第1プルダウンノードPDoの電位を速やかに下げることができる。このような形態はより直接的で効果的であり、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証し、信号遅延及びトランジスタの閾値電圧のドリフトによる第1プルダウンノードPDoの電位が速やかに下げられず、プルアップノードPUの充電に影響を与えることを回避し、ひいては製品の信頼性を向上させる。
【0082】
幾つかの例において、図3A及び図3Bに示すように、第1ノイズ低減サブ回路101は、第1トランジスタM1を含み、第1トランジスタM1の制御電極は、第1プルダウンノードPDoに結合され、第1トランジスタM1の第1電極は第1電圧信号端子VSS1に結合され、第1トランジスタM1の第2電極はプルアップノードPUに結合される。第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0083】
入力サブ回路102は、第2トランジスタM2を含み、第2トランジスタM2の制御電極は信号入力端子INPUTに結合され、第2トランジスタM2の第1電極は信号入力端子INPUTに結合され、第2トランジスタM2の第2電極はプルアップノードPUに結合される。第2トランジスタM2は、入力信号の制御下でオンになり、入力信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUを充電するように配置されている。
【0084】
第1プルダウンサブ回路103は、第3トランジスタM3を含み、第3トランジスタM3の制御電極は、信号入力端子INPUTに結合され、第3トランジスタM3の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第3トランジスタM3の第2電極は、第1プルダウンノードPDoに結合される。第3トランジスタM3は、入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【0085】
シフトレジスタにおいて、上記の第1ノイズ低減サブ回路101、入力サブ回路102及び第1プルダウンサブ回路103に加えて、通常、例えば、出力サブ回路、リセットサブ回路、プルダウンノード制御サブ回路等の他のサブ回路をさらに含むことは、当業者が理解され得る。本開示は、シフトレジスタの動作を保証することができる限り、他のサブ回路の具体的な配置方式は限定されない。以下に述べるシフトレジスタRSにさらに含まれる他のサブ回路は、本開示に係る幾つかの設置方法にすぎない。
【0086】
幾つかの実施例において、シフトレジスタRSは、第1プルダウン制御サブ回路104をさらに含む。
【0087】
第1プルダウン制御サブ回路104は、第1電圧信号端子VSS1、第2電圧信号端子VDDo、プルアップノードPU、及び第1プルダウンノードPDoにそれぞれ結合される。
【0088】
第1プルダウン制御サブ回路104は、第2電圧信号端子VDDoにおいて受信された第2電圧信号とプルアップノードPUの電圧に応答し、第2電圧信号端子VDDoにおいて受信された第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、及び、第2電圧信号端子VDDoにおいて受信された第2電圧信号とプルアップノードPUの電圧に応答し、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【0089】
なお、第1プルダウンノードPDoは、ある固定的な物理的構造を表すものではなく、特定の電位(ここでは第1プルダウンノードPDoの電位)を有する1つのノードを表し、この特定の電位を有する任意の点が第1プルダウンノードPDoであってもよい。図2A図3Bにおいて、第1プルダウンノードPDoは、図示の位置に限定されず、例示的には、導線の抵抗を考慮しない場合、図示の第1プルダウンノードPDoに結合される導線上の任意の点は、いずれもこのノードであってもよく、これらの任意の点の電位はいずれも第1プルダウンノードPDoの電位と等しい。
【0090】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1プルダウン制御サブ回路104は、第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7、及び第1制御ノードP1を含む。
【0091】
第4トランジスタM4の制御電極は、第2電圧信号端子VDDoに結合され、第4トランジスタM4の第1電極は、第2電圧信号端子VDDoに結合され、第4トランジスタM4の第2電極は、第1制御ノードP1に結合される。第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1制御ノードP1に伝送するように配置されている。
【0092】
第5トランジスタM5の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第5トランジスタM5の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第5トランジスタM5の第2電極は、第1制御ノードP1に結合される。第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第1制御ノードP1に伝送するように配置されている。
【0093】
第6トランジスタM6の制御電極は、第1制御ノードP1に結合され、第6トランジスタM6の第1電極は、第2電圧信号端子VDDoに結合され、第6トランジスタM6の第2電極は、第1プルダウンノードPDoに結合される。第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【0094】
第7トランジスタM7の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第7トランジスタM7の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第7トランジスタM7の第2電極は、第1プルダウンノードPDoに結合される。第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【0095】
なお、第1制御ノードP1は、ある固定的な物理的構造を表すものではなく、特定の電位(ここでは第1制御ノードP1の電位)を有する1つのノードを表し、この特定の電位を有する任意の点が第1制御ノードP1であってもよい。図2A図3Bにおいて、第1制御ノードP1は、図示の位置に限定されず、例示的には、導線の抵抗を考慮しない場合、図示の第1制御ノードP1に結合される導線上の任意の点は、いずれもこのノードであってもよく、これらの任意の点の電位はいずれも第1制御ノードP1の電位と等しい。
【0096】
上記第1プルダウン制御サブ回路104において、第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号のレベルがローレベルを持続し、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号のレベルがハイレベルを持続し、ハイレベルがトランジスタをオンさせることができる動作レベルである例を挙げると、プルアップノードPUの電圧がローレベルの場合、第4トランジスタM4は第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5はプルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、この時、第1制御ノードP1のレベルは第2電圧信号のレベル、即ちハイレベルである。これにより、第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第6トランジスタM6は、第2電圧信号端子VDDoにおいて受信された第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送して、これにより、第1プルダウンノードPDoの電位を上げる。
【0097】
プルアップノードPUの電圧がハイレベルの場合、第4トランジスタM4は第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、この時、第1制御ノードP1のレベルは第1電圧信号のレベル、即ちローレベルである。これにより、第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオフになり、第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第7トランジスタM7は、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送して、これにより、第1プルダウンノードPDoの電位を下げる。
【0098】
幾つかの実施例において、図2A図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、エネルギー貯蔵サブ回路201、第1出力サブ回路105、第2ノイズ低減サブ回路106、及びリセットサブ回路107をさらに含む。
【0099】
エネルギー貯蔵サブ回路201は、プルアップノードPUと第1出力サブ回路105にそれぞれ結合され、エネルギー貯蔵サブ回路201は、プルアップノードPUの電圧を貯蔵するように配置されている。
【0100】
第1出力サブ回路105は、クロック信号端子CLK、プルアップノードPU、第1信号出力端子OUTPUTにそれぞれ結合される。第1出力サブ回路105は、プルアップノードPUの電圧の制御下で、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第1信号出力端子OUTPUT及びエネルギー貯蔵サブ回路201に伝送するように配置されている。
【0101】
第2ノイズ低減サブ回路106は、第1プルダウンノードPDo、第3電圧信号端子VSS2、及び第1信号出力端子OUTPUTにそれぞれ結合される。第2ノイズ低減サブ回路106は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送し、これにより第1信号出力端子OUTPUTに対するノイズ低減処理を行う。
【0102】
リセットサブ回路107は、前記プルアップノードPU、第1電圧信号端子VSS1、及びリセット信号端子RESETにそれぞれ結合される。リセットサブ回路107は、リセット信号端子RESETにおいて受信されたリセット信号に応答して、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0103】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1出力サブ回路105は、第8トランジスタM8を備え、第8トランジスタM8の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第8トランジスタM8の第1電極は、クロック信号端子CLKに結合され、前記第8トランジスタM8の第2電極は、第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下で、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【0104】
エネルギー貯蔵サブ回路201は、第1キャパシタを含み、第1キャパシタの第1端子は、プルアップノードPUに結合され、第1キャパシタの第2端子は、第8トランジスタM8の第2電極に結合される。
【0105】
第2ノイズ低減サブ回路106は、第9トランジスタM9を備え、第9トランジスタM9の制御電極は、第1プルダウンノードPDoに結合され、第9トランジスタM9の第1電極は、第3電圧信号端子VSS2に結合され、第9トランジスタM9の第2電極は、第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第9トランジスタM9は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【0106】
リセットサブ回路107は、第10トランジスタM10を含み、第10トランジスタM10の制御電極は、リセット信号端子RESETに結合され、第10トランジスタM10の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第10トランジスタM10の第2電極は、プルアップノードPUに結合される。第10トランジスタM10は、リセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0107】
幾つかの実施例において、図2A図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、第2プルダウンノードPDe、第2プルダウン制御サブ回路108、第3ノイズ低減サブ回路109、及び第2プルダウンサブ回路110をさらに備える。
【0108】
第2プルダウン制御サブ回路108は、第1電圧信号端子VSS1、第4電圧信号端子VDDe、前記プルアップノードPU、及び前記第2プルダウンノードPDeにそれぞれ結合される。
【0109】
第2プルダウン制御サブ回路108は、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号及び前記プルアップノードPUの電圧に応答して第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送し、及び、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号及びプルアップノードPUの電圧に応答して第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送するように配置されている。
【0110】
なお、第2プルダウンノードPDeは、ある固定的な物理的構造を表すものではなく、特定の電位(ここでは第2プルダウンノードPDeの電位)を有する1つのノードを表し、この特定の電位を有する任意の点が第2プルダウンノードPDeであってもよい。図2A図3Bにおいて、第2プルダウンノードPDeは、図示の位置に限定されず、例示的には、導線の抵抗を考慮しない場合、図示の第2プルダウンノードPDeに結合される導線上の任意の点は、いずれもこのノードであってもよく、これらの任意の点の電位はいずれも第2プルダウンノードPDeの電位と等しい。
【0111】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、前記第2プルダウン制御サブ回路108は、第11トランジスタM11、第12トランジスタM12、第13トランジスタM13、第14トランジスタM14、及び第2制御ノードP2を含む。
【0112】
第11トランジスタM11の制御電極は、第4電圧信号端子VDDeに結合され、第11トランジスタM11の第1電極は、第4電圧信号端子VDDeに結合され、第11トランジスタM11の第2電極は、第2制御ノードP2に結合される。第11トランジスタM11は、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号の制御下でオンになり、第4電圧信号を第2制御ノードP2に伝送するように配置されている。
【0113】
第12トランジスタM12の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第12トランジスタM12の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第12トランジスタM12の第2電極は、第2制御ノードP2に結合される。第12トランジスタM12は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2制御ノードP2に伝送する。
【0114】
第13トランジスタM13の制御電極は、第2制御ノードP2に結合され、第13トランジスタM13の第1電極は、第4電圧信号端子VDDeに結合され、第13トランジスタM13の第2電極は、第2プルダウンノードPDeに結合される。第13トランジスタM13は、第2制御ノードP2の電圧の制御下でオンになり、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送する。
【0115】
第14トランジスタM14の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第14トランジスタM14の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第14トランジスタM14の第2電極は、第2プルダウンノードPDeに結合される。第14トランジスタM14は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送する。
【0116】
なお、第2制御ノードP2は、ある固定的な物理的構造を表すものではなく、特定の電位(ここでは第2制御ノードP2の電位)を有する1つのノードを表し、この特定の電位を有する任意の点が第2制御ノードP2であってもよい。図2A図3Bにおいて、第2制御ノードP2は、図示の位置に限定されず、例示的には、導線の抵抗を考慮しない場合、図示の第2制御ノードP2に結合される導線上の任意の点は、いずれもこの第2制御ノードであってもよく、これらの任意の点の電位はいずれも第2制御ノードP2の電位と等しい。
【0117】
上記第2プルダウン制御サブ回路108において、第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号のレベルがローレベルを持続し、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号のレベルがハイレベルを持続し、ハイレベルがトランジスタをオンさせることができる動作レベルである例を挙げると、プルアップノードPUの電圧がローレベルの場合、第11トランジスタM11は第4電圧信号の制御下でオンになり、第12トランジスタM12はプルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、この時、第2制御ノードP2のレベルは第2電圧信号のレベルであり、例えば、ハイレベルである。これにより、第13トランジスタM13は、第2制御ノードP2の電圧の制御下でオンになり、第14トランジスタM14は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第13トランジスタM13は、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送して、第2プルダウンノードPDeの電位を上げる。
【0118】
プルアップノードPUの電圧がハイレベルの場合、第11トランジスタM11は第4電圧信号の制御下でオンになり、第12トランジスタM12はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、この時、第2制御ノードP2のレベルは第1電圧信号のレベルであり、例えば、ローレベルである。これにより、第13トランジスタM13は、第2制御ノードP2の電圧の制御下でオフになり、第14トランジスタM14は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第14トランジスタM14は、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送して、第2プルダウンノードPDeの電位を下げる。
【0119】
第3ノイズ低減サブ回路109は、前記プルアップノードPU、第2プルダウンノードPDe、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合され、プルアップノードPU第2ノイズ低減サブ回路106は、第2プルダウンノードPDeの電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0120】
第2プルダウンサブ回路110は、前記信号入力端子INPUT、第2プルダウンノードPDe、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合される。第2プルダウンサブ回路110は、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号に応答し、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送して、第2プルダウンノードPDeの電圧の制御下で第3ノイズ低減サブ回路109をオフさせ、第1電圧信号を前記プルアップノードPUに伝送することを停止するように配置されている。
【0121】
上記シフトレジスタRSにおいて、第1プルダウンノードPDoに関するサブ回路は、第1プルダウン制御サブ回路104、第1プルダウンサブ回路103、第1ノイズ低減サブ回路101、第2ノイズ低減サブ回路106であり(後で第5ノイズ低減サブ回路113を説明する)、第2プルダウンノードPDeに関するサブ回路は、第2プルダウン制御サブ回路108、第2プルダウンサブ回路110、第3ノイズ低減サブ回路109であり(後で第4ノイズ低減サブ回路111及び第6ノイズ低減サブ回路114を説明する)、第1プルダウン制御サブ回路104は、第1プルダウンノードPDoの電圧変化を制御するように用いられ、第2プルダウン制御サブ回路108は、第2プルダウンノードPDeの電圧変化を制御するように用いられ、第1プルダウンサブ回路103と第2プルダウンサブ回路110は、それぞれ第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoと第2プルダウンノードPDeに伝送するように用いられ、第1ノイズ低減サブ回路101と第3ノイズ低減サブ回路109は、いずれもプルアップノードPUに対するノイズ低減を行うように用いられ、第2ノイズ低減サブ回路106と第4ノイズ低減サブ回路111は、いずれも第1信号出力端子OUTPUTに対するノイズ低減を行うように用いられ、第5ノイズ低減サブ回路113と第6ノイズ低減サブ回路114は、いずれも第2信号出力端子OCに対するノイズ低減を行うように用いられる(後で説明する)。
【0122】
即ち、第1プルダウンノードPDoに関するサブ回路と第2プルダウンノードPDeに関するサブ回路は、2セットの対応するサブ回路と見なすことができ、こうして第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号と第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号は、ハイレベルとローレベルとに交互に変換するように設けられ、例えば、図5に示すように、第2電圧信号と第4電圧信号がハイレベルとローレベルとに交互に変換する間隔時間は2sであり、第1プルダウンノードPDoに関連サブ回路と第2プルダウンノードPDeに関連サブ回路に、動作と休止とを交互に行わせることができ、これにより、サブ回路が動作状態を持続することによる寿命低下の問題を回避し、サブ回路の使用寿命を延長することができる。なお、第2電圧信号と第4電圧信号がハイレベルとローレベルとに交互に変換する間隔時間は、必要に応じて自ら設定すればよく、例えば、1s、1.5sなどとしてもよい。
【0123】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第3ノイズ低減サブ回路109は、第15トランジスタM15を含み、第15トランジスタM15の制御電極は、第2プルダウンノードPDeに結合され、第15トランジスタM15の第1電極は第1電圧信号端子VSS1に結合され、第15トランジスタM15の第2電極はプルアップノードPUに結合される。第15トランジスタM15は、第2プルダウンノードPDeの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減処理を行うように配置されている。
【0124】
第2プルダウンサブ回路110は、第16トランジスタM16を含み、第16トランジスタM16の制御電極は、信号入力端子INPUTに結合され、第16トランジスタM16の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第16トランジスタM16の第2電極は、第2プルダウンノードPDeに結合される。第16トランジスタM16は、信号入力端子INPUTによって伝送された入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送するように配置されている。
【0125】
幾つかの実施例において、図2B及び図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、第4ノイズ低減サブ回路111をさらに備える。
【0126】
第4ノイズ低減サブ回路111は、第2プルダウンノードPDe、第3電圧信号端子VSS2、及び第1信号出力端子OUTPUTにそれぞれ結合される。第4ノイズ低減サブ回路111は、第2プルダウンノードPDeの電圧の制御下で、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【0127】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第4ノイズ低減サブ回路111は、第17トランジスタM17を含み、第17トランジスタM17の制御電極は、第2プルダウンノードPDeに結合され、第17トランジスタM17の第1電極は第3電圧信号端子VSS2に結合され、第17トランジスタM17の第2電極は第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第17トランジスタM17は、第2プルダウンノードPDeの制御下でオンになり、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【0128】
幾つかの実施例において、図2A図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、第2出力サブ回路112、第5ノイズ低減サブ回路113、及び第6ノイズ低減サブ回路114をさらに備える。
【0129】
第2出力サブ回路112は、プルアップノードPU、クロック信号端子CLK、及び第2信号出力端子OCにそれぞれ結合される。第2出力サブ回路112は、プルアップノードPUの電圧の制御下で、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0130】
第5ノイズ低減サブ回路113は、第1プルダウンノードPDo、第1電圧信号端子VSS1、及び第2信号出力端子OCにそれぞれ結合される。第5ノイズ低減サブ回路113は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0131】
第6ノイズ低減サブ回路114は、第2プルダウンノードPDe、第1電圧信号端子VSS1、及び第2信号出力端子OCにそれぞれ結合される。第6ノイズ低減サブ回路114は、第2プルダウンノードPDeの電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0132】
本発明の幾つかの実施形態によるシフトレジスタRSにおいて、クロック信号を第1信号出力端子OUTPUTと第2信号出力端子OCにそれぞれ出力する第1出力サブ回路105及び第2出力サブ回路112を含む。こうして、ゲート駆動回路において、ゲート駆動回路は複数のシフトレジスタRSを含み、隣接するシフトレジスタRS間はカスケード接続される必要があるため、第1信号出力端子OUTPUTと第2信号出力端子OCとのうちの一方は、表示パネルの表示領域にゲート走査信号を出力するポートとしてゲート線に結合され、例えば第1信号出力端子OUTPUTは、ゲート線に結合される。第1信号出力端子OUTPUTと第2信号出力端子OCのうちの他方は、隣接するシフトレジスタRSをカスケード接続する時に結合する必要のあるポートとされ、例えば、第1段シフトレジスタRS以外の任意段のシフトレジスタRSの信号入力端子INPUTは、当該段のシフトレジスタRSの前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCに結合される。
【0133】
こうして、1つの信号出力端子のみを設け、且つその信号出力端子は、ゲート線に結合する必要もあるし、隣接するシフトレジスタRSとカスケード接続する必要もあることと比べて、2つの信号出力端子を設け、且つ2つの信号出力端子の機能を異ならせることは、ゲート線に存在する負荷による信号への影響(例えば信号の遅延又は損失)が、カスケード接続されたシフトレジスタRSの入力信号又はリセット信号の精度に影響を与えることを回避し、シフトレジスタRSの正常動作を保証することができる。
【0134】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第2出力サブ回路112は、第18トランジスタM18を備え、第18トランジスタM18の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第18トランジスタM18の第1電極は、クロック信号端子CLKに結合され、第18トランジスタM18の第2電極は、第2信号出力端子OCに結合される。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0135】
第5ノイズ低減サブ回路113は、第19トランジスタM19を備え、第19トランジスタM19の制御電極は、第1プルダウンノードPDoに結合され、第19トランジスタM19の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第19トランジスタM19の第2電極は、第2信号出力端子OCに結合される。第19トランジスタM19は、第1プルダウンノードPDoの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0136】
第6ノイズ低減サブ回路114は、第20トランジスタM20を備え、第20トランジスタM20の制御電極は、第2プルダウンノードPDeに結合され、第20トランジスタM20の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第20トランジスタM20の第2電極は、第2信号出力端子OCに結合される。第20トランジスタM20は、第2プルダウンノードPDeの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0137】
幾つかの実施例において、図2A図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、初期化サブ回路115をさらに備える。初期化サブ回路115は、プルアップノードPU、初期化信号端子STV0、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合される。初期化サブ回路115は、初期化信号端子STV0において受信された初期化信号に応答して、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0138】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、初期化サブ回路115は、第21トランジスタM21を含み、第21トランジスタM21の制御電極は、初期化信号端子STV0に結合され、第21トランジスタM21の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第21トランジスタM21の第2電極は、プルアップノードPUに結合される。第21トランジスタM21は、初期化信号端子STV0によって伝送された初期化信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0139】
これに基づいて、以下は本開示の実施例に係るシフトレジスタRSの具体的な回路構成について全体的に例示的に説明する。
【0140】
図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、プルアップノードPU、第1プルダウンノードPDo、第2プルダウンノードPDe、第1ノイズ低減サブ回路、入力サブ回路102、第1プルダウンサブ回路103、第1プルダウン制御サブ回路104、第1出力サブ回路105、エネルギー貯蔵サブ回路201、第2ノイズ低減サブ回路106、リセットサブ回路107、第2プルダウン制御サブ回路108、第3ノイズ低減サブ回路109、第2プルダウンサブ回路110、第4ノイズ低減サブ回路111、第2出力サブ回路112、第5ノイズ低減サブ回路113、第6ノイズ低減サブ回路114、及び初期化サブ回路115を備える。
【0141】
第1ノイズ低減サブ回路101は、第1トランジスタM1を含み、入力サブ回路102は、第2トランジスタM2を含み、第1プルダウンサブ回路103は、第3トランジスタM3を含み、第1プルダウン制御サブ回路104は、第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7、及び第1制御ノードP1を含む。
【0142】
第1出力サブ回路105は、第8トランジスタM8を含み、エネルギー貯蔵サブ回路201は、第1キャパシタを含み、第2ノイズ低減サブ回路106は、第9トランジスタM9を含み、リセットサブ回路107は、第10トランジスタM10を含む。
【0143】
第2プルダウン制御サブ回路108は、第11トランジスタM11、第12トランジスタM12、第13トランジスタM13、第14トランジスタM14、及び第2制御ノードP2を含む。第3ノイズ低減サブ回路109は、第15トランジスタM15を含み、第2プルダウンサブ回路110は、第16トランジスタM16を含み、前記第4ノイズ低減サブ回路111は、第17トランジスタM17を含む。
【0144】
第2出力サブ回路112は、第18トランジスタM18を含み、第5ノイズ低減サブ回路113は、第19トランジスタM19を含み、第6ノイズ低減サブ回路114は、第20トランジスタM20を含み、初期化サブ回路115は、第21トランジスタM21を含む。
【0145】
第1トランジスタM1の制御電極は、第1プルダウンノードPDoに結合され、第1トランジスタM1の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第1トランジスタM1の第2電極は、前記プルアップノードPUに結合される。第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0146】
第2トランジスタM2の制御電極は信号入力端子INPUTに結合され、第2トランジスタM2の第1電極は信号入力端子INPUTに結合され、第2トランジスタM2の第2電極はプルアップノードPUに結合される。第2トランジスタM2は、入力信号の制御下でオンになり、入力信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUを充電するように配置されている。
【0147】
第3トランジスタM3の制御電極は、信号入力端子INPUTに結合され、第3トランジスタM3の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第3トランジスタM3の第2電極は、第1プルダウンノードPDoに結合される。第3トランジスタM3は、入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【0148】
第4トランジスタM4の制御電極は、第2電圧信号端子VDDoに結合され、第4トランジスタM4の第1電極は、第2電圧信号端子VDDoに結合され、第4トランジスタM4の第2電極は、第1制御ノードP1に結合される。第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1制御ノードP1に伝送するように配置されている。
【0149】
第5トランジスタM5の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第5トランジスタM5の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第5トランジスタM5の第2電極は、第1制御ノードP1に結合される。第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第1制御ノードP1に伝送するように配置されている。
【0150】
第6トランジスタM6の制御電極は、第1制御ノードP1に結合され、第6トランジスタM6の第1電極は、第2電圧信号端子VDDoに結合され、第6トランジスタM6の第2電極は、第1プルダウンノードPDoに結合される。第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【0151】
第7トランジスタM7の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第7トランジスタM7の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第7トランジスタM7の第2電極は、第1プルダウンノードPDoに結合される。第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【0152】
第8トランジスタM8の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第8トランジスタM8の第1電極は、クロック信号端子CLKに結合され、第8トランジスタM8の第3電極は、第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下で、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【0153】
第1キャパシタの第1端子は、プルアップノードPUに結合され、第1キャパシタの第2端子は、第8トランジスタM8の第2電極に結合される。
【0154】
第9トランジスタM9の制御電極は、第1プルダウンノードPDoに結合され、第9トランジスタM9の第1電極は、第3電圧信号端子VSS2に結合され、第9トランジスタM9の第2電極は、第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第9トランジスタM9は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【0155】
第10トランジスタM10の制御電極は、リセット信号端子RESETに結合され、第10トランジスタM10の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第10トランジスタM10の第2電極は、プルアップノードPUに結合される。第10トランジスタM10は、リセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0156】
第11トランジスタM11の制御電極は、第4電圧信号端子VDDeに結合され、第11トランジスタM11の第1電極は、第4電圧信号端子VDDeに結合され、第11トランジスタM11の第2電極は、第2制御ノードに結合される。第11トランジスタM11は、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号の制御下でオンになり、第4電圧信号を第2制御ノードP2に伝送するように配置されている。
【0157】
第12トランジスタM12の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第12トランジスタM12の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第12トランジスタM12の第2電極は、第2制御ノードに結合される。第12トランジスタM12は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送する。
【0158】
第13トランジスタM13の制御電極は、第2制御ノードP2に結合され、第13トランジスタM13の第1電極は、第4電圧信号端子VDDeに結合され、第13トランジスタM13の第2電極は、第2プルダウンノードに結合される。第13トランジスタM13は、第2制御ノードP2の電圧の制御下でオンになり、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送する。
【0159】
第14トランジスタM14の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第14トランジスタM14の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第14トランジスタM14の第2電極は、第2プルダウンノードに結合される。第14トランジスタM14は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送する。
【0160】
第15トランジスタM15の制御電極は、第2プルダウンノードPDeに結合され、第15トランジスタM15の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第15トランジスタM15の第2電極は、プルアップノードPUに結合される。第15トランジスタM15は、第2プルダウンノードPDeの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減処理を行うように配置されている。
【0161】
第16トランジスタM16の制御電極は、信号入力端子INPUTに結合され、第16トランジスタM16の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第16トランジスタM16の第2電極は、第2プルダウンノードPDeに結合される。第16トランジスタM16は、信号入力端子INPUTによって伝送された入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送するように配置されている。
【0162】
第17トランジスタM17の制御電極は、第2プルダウンノードに結合され、第17トランジスタM17の第1電極は、第3電圧信号端子VSS2に結合され、第17トランジスタM17の第2電極は、第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第17トランジスタM17は、第2プルダウンノードPDeの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【0163】
第18トランジスタM18の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第18トランジスタM18の第1電極は、クロック信号端子CLKに結合され、第18トランジスタM18の第2電極は、第2信号出力端子OCに結合される。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0164】
第19トランジスタM19の制御電極は、第1プルダウンノードPDoに結合され、第19トランジスタM19の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第19トランジスタM19の第2電極は、第2信号出力端子OCに結合される。第19トランジスタM19は、第1プルダウンノードPDoの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0165】
第20トランジスタM20の制御電極は、第2プルダウンノードPDeに結合され、第20トランジスタM20の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第20トランジスタM20の第2電極は、第2信号出力端子OCに結合される。第20トランジスタM20は、第2プルダウンノードPDeの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【0166】
第21トランジスタM21の制御電極は、初期化信号端子STV0に結合され、第21トランジスタM21の第1電極は、第1電圧信号端子VSS1に結合され、第21トランジスタM21の第2電極は、プルアップノードPUに結合される。第21トランジスタM21は、初期化信号端子STV0によって伝送された初期化信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【0167】
なお、本開示の実施例に係るシフトレジスタRSに用いられるトランジスタは、N型トランジスタであってもよく、P型トランジスタであってもよい。例えば、本開示の実施例に係るシフトレジスタRSに用いられるトランジスタは、全てN型トランジスタである。本開示の実施例によるシフトレジスタRSに用いられるトランジスタは、エンハンスメント型トランジスタであってもよいし、デプレッション型トランジスタ又は同じ特性を有する他のスイッチング素子であってもよい。上記トランジスタは、アモルファスシリコン薄膜トランジスタ、多結晶シリコン薄膜トランジスタ、又はアモルファス酸化インジウムガリウム亜鉛薄膜トランジスタを用いてもよく、本開示はこれに限定されない。
【0168】
上記シフトレジスタRSに用いられるトランジスタの制御電極はトランジスタのゲートであり、第1電極はソース電極であり得、第2電極はドレイン電極であり得、又は、上記トランジスタの第1電極は、ドレイン電極であり得、第2電極はソース電極であり得、本開示は、これらに限定されない。トランジスタのソース電極、ドレイン電極は構造的に対称であり得るので、ソース電極、ドレイン電極は構造的に区別がないことが可能であり、即ち、本開示の実施例におけるトランジスタの第1電極と第2電極とは構造的に区別がないことが可能である。例示的には、トランジスタがP型トランジスタである場合、トランジスタの第1電極はソース電極であり、第2電極はドレイン電極である。例示的には、トランジスタがN型トランジスタである場合、トランジスタの第1電極はドレイン電極であり、第2電極はソース電極である。
【0169】
本開示において、記載された「高電圧」と「低電圧」、「高電位」と「低電位」、「ハイレベル」と「ローレベル」のうちの「高」と「低」は、相対的なものであり、例示的には、シフトレジスタに含まれるトランジスタがN型トランジスタである場合、トランジスタをオンさせることができる電圧を高電圧(高電位、ハイレベル)と呼び、トランジスタをオンさせることができない電圧を、低電圧(低電位、ローレベル)と呼ぶ。又は、シフトレジスタに含まれるトランジスタがP型トランジスタである場合、トランジスタをオンさせることができない電圧を、高電圧(高電位、ハイレベル)と呼び、トランジスタをオンさせることができる電圧を、低電圧(低電位、ローレベル)と呼ぶ。
【0170】
本開示の幾つかの実施例は、ゲート駆動回路01をさらに提供し、図6Aおよび図6Bに示すように、このゲート駆動回路01は、カスケード接続された本開示の実施例に係るシフトレジスタRSを少なくとも2つ備え、例示的には、ゲート駆動回路01は、それぞれRS1~RSnであるn個のカスケード接続された前述したようなシフトレジスタRSを備える。
【0171】
図2A及び図3Aに示すシフトレジスタRS(即ち1つの出力サブ回路のみを含むシフトレジスタRS)について、幾つかの実施例において、図6Aに示すように、このゲート駆動回路01において、第1段シフトレジスタRSの信号入力端子INPUTは、スタート信号端子STVに結合される。
【0172】
第1段シフトレジスタRS1以外の任意段のシフトレジスタRSの信号入力端子INPUTは、当該段のシフトレジスタRSの前段のシフトレジスタRSの第1信号出力端子OUTPUTに結合される。例えば、第2段シフトレジスタRS2の信号入力端子INPUTは、第1段シフトレジスタRS1の第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第3段シフトレジスタRS3の信号入力端子INPUTは、第2段シフトレジスタRS2の第1信号出力端子OUTPUTに結合される。
【0173】
最終段のシフトレジスタRSn以外の任意段のシフトレジスタRSのリセット信号端子RESETは、当該段のシフトレジスタRSの次段のシフトレジスタRSの第1信号出力端子OUTPUTに結合される。例えば、第2段シフトレジスタRS2は、第3段シフトレジスタRS3の第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第3段シフトレジスタRS3のリセット信号端子RESETは、第4段シフトレジスタRS4の第1信号出力端子OUTPUTに結合される。
【0174】
最終段のシフトレジスタRSnのリセット信号端子RESETは、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子、または、スタート信号端子STVに結合される。(図6Aは、最終段のシフトレジスタRSnのリセット信号端子RESETが別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合されることのみを例として概略的に説明する)。
【0175】
幾つかの実施例において、図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRSについて、即ちシフトレジスタRSが第2出力サブ回路112、第5ノイズ低減サブ回路113、及び第6ノイズ低減サブ回路114をさらに備える場合、ゲート駆動回路01において、第1段シフトレジスタRS1の信号入力端子INPUTは、スタート信号端子STVに結合される。
【0176】
第1段シフトレジスタRS1以外の任意段のシフトレジスタRSの信号入力端子INPUTは、当該段のシフトレジスタRSの前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCに結合される。例えば、第2段シフトレジスタRS2の信号入力端子INPUTは、第1段シフトレジスタRS1の第2信号出力端子OCに結合される。第3段シフトレジスタRS3の信号入力端子INPUTは、第2段シフトレジスタRS2の第2信号出力端子OCに結合される。
【0177】
最終段のシフトレジスタRSn以外の任意段のシフトレジスタRSのリセット信号端子RESETは、当該段のシフトレジスタRSの次段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCに結合される。例えば、第2段シフトレジスタRS2は、第3段シフトレジスタRS3の第2信号出力端子OCに結合される。第3段シフトレジスタRS3のリセット信号端子RESETは、第4段シフトレジスタRS4の第2信号出力端子OCに結合される。
【0178】
前記最終段のシフトレジスタRSnのリセット信号端子RESETは、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子、または、前記スタート信号端子STVに結合される。(図7は、最終段のシフトレジスタRSnのリセット信号端子RESETが別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合されることのみを例として概略的に説明する)。
【0179】
各段のシフトレジスタRSの第1信号出力端子OUTPUTは、1本のゲート線に結合される。第1信号出力端子OUTPUTは、ゲート線を駆動するように、ゲート走査信号をゲート線に出力するように配置されている。
【0180】
なお、上記の実施例において、図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRSについて、各段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCを1本のゲート線に結合し、第1信号出力端子OUTPUTを、隣接するシフトレジスタRSのカスケード接続用のポートとしてもよく、本開示は、これに限定されない。
【0181】
本開示の幾つかの実施例に係るゲート駆動回路01は、上述したようなシフトレジスタRSを含み、上記実施例に係るシフトレジスタRSと同じ構成及び有益な効果を有する。シフトレジスタRSの構成及び有益な効果については、上記実施例で詳細に説明したので、ここでは説明を省略する。
【0182】
また、図6Bに示すゲート駆動回路01は、シフトレジスタRSの第1信号出力端子OUTPUTと第2信号出力端子OCのうちの一方をゲート線に結合して、表示パネルの表示領域にゲート走査信号を出力するポートとし、第1信号出力端子OUTPUTと第2信号出力端子OCのうちの他方を隣接するシフトレジスタRSがカスケード接続する時に結合する必要のあるポートとし、こうして、2つの信号出力端子を設け、且つ2つの信号出力端子の機能を異ならせることにより、ゲート線に存在する負荷による信号への影響(例えば信号の遅延又は損失)が、カスケード接続されたシフトレジスタRSの入力信号又はリセット信号の精度に影響を与え、シフトレジスタRSの正常動作に影響を与えることを回避できる。
【0183】
図7に示すように、本開示の幾つかの実施例は、表示装置100をさらに提供する。表示装置100は本開示に係る上記ゲート駆動回路01を備えるとともに、上記シフトレジスタRSも備え、上記実施例に係るシフトレジスタRSと同じ構成及び有益な効果を有する。シフトレジスタRSの構成及び有益な効果については、上記実施例で詳細に説明したので、ここでは説明を省略する。
【0184】
幾つかの例示において、本開示の実施例に係る表示装置100は、液晶表示装置であり、又は、本開示の実施例に係る表示装置100は、有機発光ダイオード表示パネルを含む有機発光ダイオード表示装置である。本開示の実施例に係る表示装置は、液晶パネル、電子ペーパー、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)パネル、スマートフォン、タブレットコンピューター、テレビ、ディスプレイ、ノートブックコンピューター、デジタルフォトフレーム、ナビゲーター等のいかなる表示機能を有する製品又は部品であってもよく、本開示はこれらに限定されない。
【0185】
本開示の幾つかの実施例は、上述したようなゲート駆動回路に適用されるゲート駆動回路の駆動方法をさらに提供する。図2A図3B及び図4に示すように、前記駆動方法は、ゲート駆動回路01における各々のシフトレジスタRSに対して、1フレーム期間にノイズ低減段階S1と充電段階S2とを有することを含む。
【0186】
ノイズ低減段階S1は、
【0187】
第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第1ノイズ低減サブ回路101がオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを含む。
【0188】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1ノイズ低減サブ回路101が第1トランジスタM1を含む場合、ノイズ低減段階S1は、第1トランジスタM1が第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減処理を行うことを含む。
【0189】
充電段階S2は、
【0190】
信号入力端子INPUTによって伝送された入力信号の制御下で、入力サブ回路102がオンになり、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号をプルアップノードPUに伝送することと、
【0191】
入力信号の制御下で、第1プルダウンサブ回路103がオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送することと、
【0192】
第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第1ノイズ低減サブ回路101がオフになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止することと、を含む。
【0193】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1ノイズ低減サブ回路101が第1トランジスタM1を含み、入力サブ回路102が第2トランジスタM2を含み、第1プルダウンサブ回路103が第3トランジスタM3を含む場合、充電段階S2は、以下のことを含む。
【0194】
第2トランジスタM2は、入力信号の制御下でオンになり、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号をプルアップノードPUに伝送すると同時に、第3トランジスタM3は、入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送する。第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオフになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止する。
【0195】
上記の駆動方法では、充電段階S1において、入力サブ回路102が入力信号の制御下でオンになり、プルアップノードPUを充電すると同時に、第1プルダウンサブ回路103も入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送して第1プルダウンノードPDoの電圧を変え、これにより、第1ノイズ低減サブ回路101を第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオフさせ、第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送することを停止し、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証する。
【0196】
こうして、従来技術のシフトレジスタ(図1)において、充電段階S1で、トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7、及びトランジスタT8からなるプルダウン制御モジュール(本開示のシフトレジスタRSにおける第1プルダウン制御サブ回路104に相当する)によってプルダウンノードPDの電位を下げることと比べて、本開示の幾つかの実施例に係る駆動方法において、第1プルダウンサブ回路103により第1プルダウンノードPDoの電位を速やかに下げることができ、このような形態はより直接的で効果的であり、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証し、信号遅延及びトランジスタの閾値電圧のドリフトによりプルダウンノードPDの電位が速やかに下げられず、プルアップノードPUの充電に影響を与えることを回避し、製品の信頼性を向上させる。
【0197】
幾つかの実施例において、図2A図3B及び図4に示すように、シフトレジスタRSが第1出力サブ回路105、エネルギー貯蔵サブ回路201、第2ノイズ低減サブ回路106及びリセットサブ回路107をさらに含む場合、ゲート駆動回路の駆動方法は、ノイズ低減段階S1、充電段階S2、出力段階S3及びリセット段階S4を含む。
【0198】
ノイズ低減段階S1は、以下のことを含む。
【0199】
第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第2ノイズ低減サブ回路106は、オンになり、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送する。
【0200】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第2ノイズ低減サブ回路106が第9トランジスタM9を含む場合、ノイズ低減段階は、第9トランジスタM9が第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送し、第1信号出力端子OUTPUTに対するノイズ低減処理を行うことをさらに含む。
【0201】
充電段階S2は、以下のことをさらに含む。
【0202】
プルアップノードPUの電圧の制御下で、第1出力サブ回路105は、オンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたローレベル信号を前記第1信号出力端子OUTPUT及び前記エネルギー貯蔵サブ回路201に伝送する。
【0203】
エネルギー貯蔵サブ回路201は、プルアップノードPUの電圧を貯蔵する。
【0204】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、エネルギー貯蔵サブ回路201が第1キャパシタを含む場合、充電段階は、第8トランジスタM8がプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたローレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送することをさらに含む。第1キャパシタの第1端子の電圧は、プルアップノードPUの電圧になり、第1キャパシタの第1端子の電圧は、クロック信号のローレベル信号の電圧になる。
【0205】
出力段階S3は、以下のことを含む。
【0206】
エネルギー貯蔵サブ回路201は、プルアップノードPUに対して放電し、プルアップノードPUの電圧の制御下で、第1出力サブ回路105はオン状態を維持し、クロック信号端子CLKにおいて受信されたハイレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及びエネルギー貯蔵サブ回路201に伝送する。エネルギー貯蔵サブ回路201の作用下で、プルアップノードPUの電圧が上昇する。
【0207】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、エネルギー貯蔵サブ回路201が第1キャパシタを含む場合、出力段階は、第8トランジスタM8がプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたハイレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送することを含む。第1キャパシタの第2端子の電圧は、ローレベル信号の電圧からハイレベル信号の電圧に変化し、キャパシタのブートストラップ作用により、第1キャパシタの第1端子の電圧も対応して上昇する。
【0208】
リセット段階S4は、以下のことを含む。
【0209】
第1出力サブ回路105は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を維持し、クロック信号端子CLKにおいて受信されたローレベル信号を前記第1信号出力端子OUTPUT及び前記エネルギー貯蔵サブ回路201に伝送する。エネルギー貯蔵サブ回路201の作用下で、プルアップノードPUの電圧が下降する。
【0210】
リセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号の制御下で、リセットサブ回路107がオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードPUに伝送する。
【0211】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、エネルギー貯蔵サブ回路201が第1キャパシタを含み、リセットサブ回路107が第10トランジスタM10を含む場合、第8トランジスタM8はプルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を維持し、クロック信号端子CLKにおいて受信されたローレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送する。第1キャパシタの第2端子の電圧は、ハイレベル信号の電圧からローレベル信号の電圧に変化し、キャパシタのブートストラップ作用により、第1キャパシタの第1端子の電圧も対応して下降する。第10トランジスタM10は、リセット信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUの電圧をリセットする。
【0212】
これに基づいて、以下は本開示の実施例に係るゲート駆動回路の駆動方法について全体的に例示的に説明する。以下の記載は、図3Bに示すシフトレジスタRSを例にとり、図4に示すタイミング信号図に合わせて説明する。ゲート駆動回路における各々のシフトレジスタRSは、第1トランジスタM1、第2トランジスタM2、第3トランジスタM3、第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7、第8トランジスタM8、第9トランジスタM9、第10トランジスタM10、第11トランジスタM11、第12トランジスタM12、第13トランジスタM13、第14トランジスタM11、第15トランジスタM15、第16トランジスタM16、第17トランジスタM17、第18トランジスタM18、第19トランジスタM19、第20トランジスタM20、第21トランジスタM21及び第1キャパシタC1を含み、且つ上記のトランジスタが全てN型トランジスタである。第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号及び第3電圧信号端子VSS2によって伝送された第3電圧信号は、ローレベル信号である。ある期間において、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号がハイレベル信号であり、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号がローレベル信号である場合、ゲート駆動回路の駆動方法は、前記ゲート駆動回路における各々のシフトレジスタRSに対して、1フレーム期間にノイズ低減段階S1、充電段階S2、出力段階S3及びリセット段階S4を有することを含む。
【0213】
なお、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号がローレベル信号であるため、第4電圧信号端子VDDe及び第2プルダウンノードPDeに関連するトランジスタは動作しなく、例えば第11トランジスタM11、第12トランジスタM12、第13トランジスタM13、第14トランジスタM11、第15トランジスタM15、第16トランジスタM16、第17トランジスタM17及び第20トランジスタM20はオフになり、休止状態に相当するので、以下の駆動方法の説明において、これらのトランジスタについての説明は省略する。
【0214】
ノイズ低減段階S1は、以下のことを含む。
【0215】
ノイズ低減段階S1において、第2電圧信号のレベルはハイレベルであり、入力信号端子によって伝送された入力信号、リセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号のレベルはローレベルであり、クロック信号端子CLKによって伝送されたクロック信号のレベルはハイレベルであり、プルアップノードPUの電位はローレベルである。
【0216】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1制御ノードP1に伝送し、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになるため、第1制御ノードP1の電圧は高電圧である。第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになるため、第1プルダウンノードPDoの電圧は高電圧である。
【0217】
第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減処理を行う。第9トランジスタM9は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送し、第1信号出力端子OUTPUTに対するノイズ低減処理を行う。第19トランジスタM19は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送し、第2信号出力端子OCに対するノイズ低減処理を行う。
【0218】
第2トランジスタM2、第3トランジスタM3、第8トランジスタM8、第10トランジスタM10、第18トランジスタM18、及び第20トランジスタM20は全てオフ状態にある。
【0219】
充電段階S2は、以下のことを含む。
【0220】
充電段階において、第2電圧信号のレベルはハイレベルであり、入力信号端子によって伝送された入力信号のレベルはハイレベルであり、リセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号のレベルはローレベルであり、クロック信号端子CLKによって伝送されたクロック信号のレベルはローレベルである。
【0221】
第2トランジスタM2は、入力信号の制御下でオンになり、入力信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUを充電し、プルアップノードPUの電位を上昇させる。
【0222】
第3トランジスタM3は、入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、第1プルダウンノードPDoの電位を下降させる。
【0223】
第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオフになり、プルアップノードPUを十分に充電させることができるように、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止する。
【0224】
第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号のローレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送する。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号のローレベル信号を第2信号出力端子OCに伝送する。
【0225】
第1キャパシタは、プルアップノードPUの電圧を貯蔵し、第1キャパシタの第1端子の電圧は、プルアップノードPUの電圧であり、第2端子の電圧は、クロック信号のローレベル信号の電圧である。
【0226】
また、第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1制御ノードP1の電位はローレベルに下降し、第6トランジスタM6は第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第7トランジスタM7はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1プルダウンノードPDoの電位はローレベルに下降される。第9トランジスタM9及び第19トランジスタM19は、いずれも第1プルダウンノードPDoの制御下でオフになり、第1信号出力端子OUTPUT及び第2号出力端子OCに対するノイズ低減を停止する。
【0227】
出力段階S3は、以下のことを含む、
【0228】
出力段階で、第2電圧信号のレベルはハイレベルであり、入力信号端子によって伝送された入力信号のレベル及びリセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号のレベルはローレベルであり、クロック信号端子CLKによって伝送されたクロック信号のレベルはハイレベルである。
【0229】
第1キャパシタはプルアップノードPUを放電し、第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を持続し、クロック信号のハイレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送する。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を持続し、クロック信号のハイレベル信号を第2信号出力端子OCに伝送する。
【0230】
第1キャパシタの第2端子の電圧は、クロック信号のローレベル信号の電圧からハイレベル信号の電圧に上昇し、キャパシタのブートストラップ作用下で、第1キャパシタの第1端子の電圧電圧が上昇し、これにより、プルアップノードPUの電圧がさらに上昇する。
【0231】
また、第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1制御ノードP1の電位はローレベルのままであり、第6トランジスタM6は第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第7トランジスタM7はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1プルダウンノードPDoの電位はローレベルのままである。第9トランジスタM9及び第19トランジスタM19は、いずれも第1プルダウンノードPDoの制御下でオフ状態を維持し、第1信号出力端子OUTPUT及び第2号出力端子OCに対するノイズ低減を停止する。
【0232】
リセット段階S4は、以下のことを含む。
【0233】
本開示では、図4に示すように、リセット段階S4において、第2電圧信号のレベルはハイレベルであり、入力信号端子によって伝送された入力信号のレベルはローレベルであり、クロック信号端子CLKによって伝送されたクロック信号のレベルはハイレベルとローレベルとの間で変化する。リセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号のレベルは、期間S42ではハイレベルであり、それ以外の期間ではローレベルである。
【0234】
リセット段階S4の初期期間S41において、クロック信号のレベルはローレベルにプルダウンされ、第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を持続し、クロック信号のローレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送する。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を持続し、クロック信号のハイレベル信号を第2信号出力端子OCに伝送する。
【0235】
第1キャパシタの第2端子の電圧は、クロック信号のハイレベル信号の電圧からローレベル信号の電圧に下降し、キャパシタのブートストラップ作用下で、第1キャパシタの第1端子の電圧が下降し、これにより、プルアップノードPUの電圧が充電段階の電位に下降する。
【0236】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1制御ノードP1の電位はローレベルのままであり、第6トランジスタM6は第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第7トランジスタM7はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1プルダウンノードPDoの電位はローレベルのままである。第9トランジスタM9及び第19トランジスタM19は、いずれも第1プルダウンノードPDoの制御下でオフ状態を維持し、第1信号出力端子OUTPUT及び第2信号出力端子OCに対するノイズ低減を停止する。
【0237】
リセット段階S4の初期期間S41の後、期間S42において、リセット信号がハイレベルに上昇し、第10トランジスタM10は、リセット信号の制御下でオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUの電位を下降させる。
【0238】
第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、クロック信号のハイレベル信号を、第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送することを停止する。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、クロック信号のハイレベル信号を第2信号出力端子OCに伝送することを停止する。
【0239】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1制御ノードP1に伝送し、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになるため、第1制御ノードP1の電圧は高電圧である。第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになるため、第1プルダウンノードPDoの電圧は高電圧である。
【0240】
第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減処理を行う。第9トランジスタM9は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送し、第1信号出力端子OUTPUTに対するノイズ低減処理を行う。第19トランジスタM19は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送し、第2信号出力端子OCに対するノイズ低減処理を行う。
【0241】
なお、上記の実施例におけるトランジスタのオンとオフの過程は、何れも全てのトランジスタがN型トランジスタであり、第1電圧信号端子VSS1と第3電圧信号端子VSS2がローレベル電圧端子であり、第2電圧信号端子VDDoがハイレベル電圧端子である例を挙げて説明している。全てのトランジスタがP型である場合、図5における各制御信号、第1電圧端子、第2電圧端子を反転する必要がある。
【0242】
ゲート駆動回路が適用される表示装置は、例えば液晶表示装置である。液晶表示装置は、液晶表示パネルとプリント回路板(Printed Circuit Board、PCB)を含み、液晶表示パネルは、ゲート駆動回路、ソース電極駆動回路及び複数の画素ユニットを含む。画像を表示する時、画素ユニットにおいて、画素電極と共通電極に電荷が蓄積され、画素電極と共通電極との間に電界を形成させ、液晶を偏向駆動する。表示装置がシャットダウンされるとき、これらの蓄積された電荷は、対応する画素を異なる階調にすることにより、表示装置の表示画面に残像現象を発生させる。
【0243】
シャットダウン時の残像の問題を解決するために、通常、表示装置のシャットダウン前にXon機能をオンにし、即ち、プリント回路基板のVGL電圧端子とVGH電圧端子を短絡させ、ゲート駆動回路によって出力されるゲート走査信号をすべてハイレベルにすることで、ハイレベルのゲート走査信号を複数のゲート線に伝送し、これにより、画素ユニット内の薄膜トランジスタをオンさせ、画素ユニットを高速に放電させて残像を除去する。
【0244】
即ち、ゲート駆動回路について、その駆動方法は、前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路01に含まれる全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備える。
【0245】
関連技術において、ゲート駆動回路は、図1に示すような複数のシフトレジスタを含み、このゲート駆動回路のカスケード接続方式は下記の通りである:第1段シフトレジスタの信号入力端子INPUTはスタート信号端子STVに結合され、第1段シフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタの信号入力端子INPUTは、当該段のシフトレジスタの前段のシフトレジスタの信号出力端子に結合され、最終段のシフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタのリセット信号端子RESETは、当該段のシフトレジスタの次段のシフトレジスタの信号出力端子に結合され、最終段のシフトレジスタのリセット信号端子RESETは、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子、または、スタート信号端子STVに結合される。シャットダウンの前に、このゲート駆動回路が備える全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げて、全てハイレベルのゲート走査信号を出力させるためには、図8に示すように、全てのアレイ基板行駆動(Gate Driver on Array、GOA)信号をすべて上げる必要があり、これにより、各々のシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号の電圧はいずれもハイレベルになる。シャットダウンの時に、すべてのGOA信号もグランドに下げる。
【0246】
ここで、GOA信号は、スタート信号端子STVによって伝送されたスタート信号、第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号、クロック信号端子CLKによって伝送されたクロック信号、及び初期化信号端子STV0によって伝送された初期化信号を含み、入力信号端子によって伝送された入力信号及びリセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号を含まない(シフトレジスタRSの入力信号端子及びリセット信号端子RESETは、隣接するシフトレジスタRSとカスケード接続の関係があるため、入力信号及びリセット信号は内部信号に属し、GOA信号には含まない)。
【0247】
GOA信号が全て上げられた場合、シフトレジスタにおいて、プルアップノードPUの電圧とプルダウンノードPDの電圧は全て上げられ、これにより、トランジスタT9はプルダウンノードPDの制御下でオンになり、ハイレベルのクロック信号を信号出力端子に伝送し、トランジスタT10はプルダウンノードPDの制御下でオンになり、ハイレベルの第1電圧信号を信号出力端子に伝送し、各々のシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号の電圧を全てハイレベルにすることを実現する。
【0248】
しかしながら、GOA信号が全て上げられた場合、シフトレジスタにおいて、プルアップノードPUの電圧が上げられた後、プルアップノードPUの電荷を放電できず、即ち、プルアップノードPUPUに電荷が残留することになる。これにより、プルアップノードPUに結合されたトランジスタ、例えばトランジスタT2、トランジスタT3等がストレス(Stress)状態になり、その電気的特性に影響を与え、トランジスタの寿命が低下する。
【0249】
これに基づいて、幾つかの実施例において、本開示の実施例に係る図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRS及び図6Bに示すようなゲート駆動回路01に基づいて、即ち、シフトレジスタRSが初期化サブ回路115、第1プルダウン制御サブ回路104、第1出力サブ回路105、第2ノイズ低減サブ回路106、第2出力サブ回路112、第5ノイズ低減サブ回路113をさらに備え、且つシフトレジスタRS間のカスケード接続方式が図6Bに示すようなカスケード接続方式である場合、当該ゲート駆動回路01に含まれる全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、以下のことを含む。
【0250】
図9Aに示すように、第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号及びスタート信号端子STVによって出力されるスタート信号をグランドにプルダウンし、初期化信号端子STV0によって出力される初期化信号、第2電圧信号端子VDDoによって出力される第2電圧信号、第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号及びクロック信号端子CLKによって出力されるクロック信号をそれぞれ上げること。上記の信号に対して上記のように動作した後、ゲート駆動回路01内の各々のシフトレジスタの具体的な動作は以下の通りである。
【0251】
図2A図3Bに示すように、初期化信号の制御下で、初期化サブ回路115がオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送して、プルアップノードPUの電圧を接地電圧にすること。
【0252】
第1プルダウン制御サブ回路104が、第2電圧信号とプルアップノードPUの電圧に応答して、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送して、第1プルダウンノードPDoの電圧を上昇させること。
【0253】
第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第2ノイズ低減サブ回路106がオンになり、第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送して、前記第1信号出力端子OUTPUTによって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させること。
【0254】
第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第1ノイズ低減サブ回路101がオンになり、第1電圧信号を前記プルアップノードPUに伝送して、プルアップノードPUの電圧を接地電圧にすること。第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路113がオンになり、前記第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送し、前記第2信号出力端子OCによって出力される信号の電圧を接地電圧にすること。
【0255】
こうして、第1段シフトレジスタRSは、信号入力端子INPUTがスタート信号端子STVに結合され、スタート信号端子STVによって出力されるスタート信号がグランドにプルダウンされるため、入力サブ回路102は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第1段シフトレジスタRS以外の他のシフトレジスタRSについては、信号入力端子INPUTが前段のシフトレジスタRSの第2信号出力信号端子に結合され、前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCによって出力される信号(以下、第2出力信号と略称する)の電圧が接地電圧であるため、入力サブ回路102は第2出力信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。こうして、プルアップノードPUの電位は上げられず、かつ、第1ノイズ低減サブ回路101及び初期化サブ回路115はいずれもプルアップノードPUの電圧を接地電圧にすることができ、これにより、プルアップノードPUに電荷が残留することがない。
【0256】
上記駆動方法において、図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRSと図6Bに示すようなゲート駆動回路を基づいて、各々のシフトレジスタRSにおいて、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のあるサブ回路とプルアップノードPUと接続関係のあるサブ回路とを、それぞれ異なる電圧信号端子に結合し、即ち、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のある第2ノイズ低減サブ回路106を第3電圧信号端子VSS2に結合し、プルアップノードPUと接続関係のある第2ノイズ低減サブ回路106を第1電圧信号端子VSS1に結合する。こうして、第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号と第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号とについて異なる電圧変化に設定することができる。
【0257】
また、2つの信号出力端子を設け、第1信号出力端子OUTPUTをゲート走査信号の出力に用い、第2信号出力端子OCを、カスケード接続されたシフトレジスタRSに第2出力信号を出力すること用いることにより、第1信号出力端子OUTPUTと第2信号出力端子OCによって出力される信号は互いに影響を与えないようになる。こうして、表示装置がシャットダウンされる前にXon機能をオンにする場合、全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号も上げられ、シャットダウン時の残像現象を解決するとともに、Xon機能をオンにした時にシフトレジスタRSのプルアップノードPUに電荷残留の現象が現れることを回避することもでき、シフトレジスタRSの各薄膜トランジスタの電気的特性が影響されないことを保証し、ゲート駆動回路の信頼性を向上させる。
【0258】
幾つかの例において、図3Bに示すように、第1ノイズ低減サブ回路101が第1トランジスタM1を含み、入力サブ回路102が第2トランジスタM2を含み、第1プルダウンサブ回路103が第3トランジスタM3を含み、第1プルダウン制御サブ回路104が第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7及び第1制御ノードP1を含み、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、第2出力サブ回路112が第18トランジスタを含み、第2ノイズ低減サブ回路106が第9トランジスタM9を含み、第5ノイズ低減サブ回路113が第19のトランジスタM19を含み、初期化サブ回路115が第21トランジスタM21を含み、且つ各トランジスタがN型トランジスタである場合、上記駆動方法において、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、以下のことを含む。
【0259】
第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号及びスタート信号端子STVによって出力されるスタート信号をグランドにプルダウンし、初期化信号端子STV0によって出力される初期化信号、第2電圧信号端子VDDoによって出力される第2電圧信号、第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号及びクロック信号端子CLKによって出力されるクロック信号をそれぞれ上げる。
【0260】
第21トランジスタM21は、初期化信号の制御下でオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUの電位を下げる。
【0261】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第2制御電位に伝送し、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第1制御ノードP1の電位は高電位になる。第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第1プルダウンノードPDoの電位を高電位に上げる。
【0262】
第9トランジスタM9は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送し、これにより前記第1信号出力端子OUTPUTによって出力されるゲート走査信号の電圧を上げる。
【0263】
第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、これにより、プルアップノードPUの電圧を接地電圧にする。
【0264】
第19トランジスタM19は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送し、これにより第2信号出力端子OCによって出力される第2出力信号の電圧を接地電圧にする。
【0265】
第1段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第2段シフトレジスタRS2~第n段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、入力信号(この入力信号は、前段のシフトレジスタRSの第2出力信号である)の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。
【0266】
他の幾つかの実施例において、本開示の実施例に係る図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRS及び図6Bに示すようなゲート駆動回路01に基づいて、即ち、シフトレジスタRSが初期化サブ回路115、第1プルダウン制御サブ回路104、第1出力サブ回路105、第2ノイズ低減サブ回路106、第2出力サブ回路112、第5ノイズ低減サブ回路113をさらに備え、且つシフトレジスタRS間のカスケード接続方式が図6Bに示すようなカスケード接続方式である場合、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、以下のことを含む。
【0267】
図9Bに示すように、第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号、スタート信号端子STVによって出力されるスタート信号及び初期化信号端子STV0によって出力される初期化信号をグランドにプルダウンし、第2電圧信号端子VDDoによって出力される第2電圧信号、第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号及びクロック信号端子CLKによって出力されるクロック信号をそれぞれ上げること。上記の信号に対して上記のように動作した後、ゲート駆動回路01内の各々のシフトレジスタの具体的な動作は以下の通りである。
【0268】
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路115がオフになること。
【0269】
なお、この時に初期化サブ回路115がオフになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送できなくても、その過程において如何なるサブ回路もプルアップノードPUを充電する動作がないため、プルアップノードPUの電位はローレベルのままである。
【0270】
第1プルダウン制御サブ回路104が、第2電圧信号とプルアップノードPUの電圧に応答して、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送して、第1プルダウンノードPDoの電圧を上昇させること。
【0271】
第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第2ノイズ低減サブ回路106がオンになり、第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送して、第1信号出力端子OUTPUTによって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させること。
【0272】
第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第1ノイズ低減サブ回路101がオンになり、第1電圧信号を前記プルアップノードPUに伝送して、プルアップノードPUの電圧を接地電圧にすること。第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第5ノイズ低減サブ回路113がオンになり、第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送し、第2信号出力端子OCによって出力される信号の電圧を接地電圧にすること。
【0273】
こうして、第1段シフトレジスタRS1は、信号入力端子INPUTがスタート信号端子STVに結合され、スタート信号端子STVによって出力されるスタート信号がグランドにプルダウンされるため、入力サブ回路102は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第1段シフトレジスタRS1以外の他のシフトレジスタRSについては、信号入力端子INPUTが前段のシフトレジスタRSの第2信号出力信号端子に結合され、前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCによって出力される信号(以下、第2出力信号と略称する)の電圧が接地電圧であるため、入力サブ回路102は第2出力信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。こうして、プルアップノードPUの電位は上げられることがなく、かつ、第1ノイズ低減サブ回路101及び初期化サブ回路115はいずれもプルアップノードPUの電圧を接地電圧にすることができ、これにより、プルアップノードPUには電荷残留の現象が生じない。
【0274】
上記駆動方法において、図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRSと図6Bに示すようなゲート駆動回路を基づいて、各々のシフトレジスタRSにおいて、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のあるサブ回路と、プルアップノードPUと接続関係のあるサブ回路とを、異なる電圧信号端子にそれぞれ結合し、即ち、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のある第2ノイズ低減サブ回路106を第3電圧信号端子VSS2に結合し、プルアップノードPUと接続関係のある第2ノイズ低減サブ回路106を第1電圧信号端子VSS1に結合することにより、第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号と第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号とについて異なる電圧変化に設定することができる。
【0275】
また、2つの信号出力端子を設け、第1信号出力端子OUTPUTをゲート走査信号の出力に用い、第2信号出力端子OCを、カスケード接続されたシフトレジスタRSに第2出力信号を出力するように用いることにより、第1信号出力端子OUTPUTと第2信号出力端子OCによって出力される信号は互いに影響を与えないようになる。こうして、表示装置がシャットダウンされる前にXon機能をオンにする時、全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号も上げられ、シャットダウン時の残像現象を解決するとともに、Xon機能をオンにした時にシフトレジスタRSのプルアップノードPUに電荷残留の現象が現れることを回避することもでき、これにより、シフトレジスタRSの各薄膜トランジスタの電気的特性が影響されないことを保証し、ゲート駆動回路の信頼性を向上させる。
【0276】
幾つかの例示において、図3Bに示すように、第1ノイズ低減サブ回路101が第1トランジスタM1を含み、入力サブ回路102が第2トランジスタM2を含み、第1プルダウンサブ回路103が第3トランジスタM3を含み、第1プルダウン制御サブ回路104が第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7及び第1制御ノードP1を含み、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、第2出力サブ回路112が第18トランジスタを含み、第2ノイズ低減サブ回路106が第9トランジスタM9を含み、第5ノイズ低減サブ回路113が第19のトランジスタM19を含み、初期化サブ回路115が第21トランジスタM21を含み、且つ各トランジスタがN型トランジスタである場合、上記駆動方法において、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、以下のことを含む。
【0277】
第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号及びスタート信号端子STVによって出力されるスタート信号をグランドにプルダウンし、初期化信号端子STV0によって出力される初期化信号、第2電圧信号端子VDDoによって出力される第2電圧信号、第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号及びクロック信号端子CLKによって出力されるクロック信号をそれぞれ上げる。
【0278】
前記初期化信号の制御下で、第21トランジスタM21はオフになる。
【0279】
如何なるトランジスタもプルアップノードPUを充電していないため、この時にプルアップノードPUの電位はローレベルである。
【0280】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第2制御電位に伝送し、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第1制御ノードP1の電位を高電位にする。
【0281】
第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第1プルダウンノードPDoの電位を高電位に上げる。
【0282】
第9トランジスタM9は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送し、これにより前記第1信号出力端子OUTPUTによって出力されるゲート走査信号の電圧を上げる。
【0283】
第1トランジスタM1は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、これにより、プルアップノードPUの電圧を接地電圧にする。
【0284】
第19トランジスタM19は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオンになり、第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送し、これにより第2信号出力端子OCによって出力される第2出力信号の電圧を接地電圧にする。
【0285】
第1段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第2段~第n段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、入力信号(この入力信号は、前段のシフトレジスタRSの第2出力信号である)の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。
【0286】
上記は本開示の具体的な実施形態に過ぎないが、本開示の保護範囲はこれに限定されず、いかなる当業者が本開示の技術的範囲内に想到できる変更又は置換は、すべて本開示の技術的範囲内に包含するものである。従って、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲に記載された保護範囲を準拠するものとする。
図1
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9A
図9B
【手続補正書】
【提出日】2023-02-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プルアップノード、第1プルダウンノード、入力サブ回路、第1ノイズ低減サブ回路、及び第1プルダウンサブ回路を備えるシフトレジスタであって、
前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第1プルダウンノード、及び第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されており、
前記入力サブ回路は、前記プルアップノード及び信号入力端子にそれぞれ結合され、前記入力サブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記入力信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されており、
前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第1プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で前記第1ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている、シフトレジスタ。
【請求項2】
前記第1ノイズ低減サブ回路は、第1トランジスタを含み、前記第1トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第1トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第1トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記入力サブ回路は、第2トランジスタを含み、前記第2トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第1電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第1プルダウンサブ回路は、第3トランジスタを含み、前記第3トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第3トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第3トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される、請求項1に記載のシフトレジスタ。
【請求項3】
第1プルダウン制御サブ回路をさらに備え、
前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、第2電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第1プルダウンノードにそれぞれ結合され、
前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードに伝送された第1電圧信号の電圧に応答し、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送し、及び、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送するように配置されている、
請求項1又は請求項2に記載のシフトレジスタ。
【請求項4】
前記第1プルダウン制御サブ回路は、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、及び第1制御ノードを含み、
前記第4トランジスタの制御電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第5トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第5トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第5トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第6トランジスタの制御電極は、前記第1制御ノードに結合され、前記第6トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第6トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第7トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第7トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第7トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される、
請求項3に記載のシフトレジスタ。
【請求項5】
エネルギー貯蔵サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、及びリセットサブ回路をさらに備え、
前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードと前記第1出力サブ回路にそれぞれ結合され、前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧を貯蔵するように配置されており、
前記第1出力サブ回路は、クロック信号端子、前記プルアップノード、及び第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第1出力サブ回路は、前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第1信号出力端子及び前記エネルギー貯蔵サブ回路に伝送するように配置されており、
前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第3電圧信号端子において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送するように配置されており、
前記リセットサブ回路は、前記プルアップノード、前記第1電圧信号端子及びリセット信号端子にそれぞれ結合され、前記リセットサブ回路は、前記リセット信号端子において受信されたリセット信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている、
請求項1~請求項4のいずれかに記載のシフトレジスタ。
【請求項6】
前記第1出力サブ回路は、第8トランジスタを含み、前記第8トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第8トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第8トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記エネルギー貯蔵サブ回路は、第1キャパシタを含み、前記第1キャパシタの第1端子は、前記プルアップノードに結合され、前記第1キャパシタの第2端子は、前記第8トランジスタの第2電極に結合され、
前記第2ノイズ低減サブ回路は、第9トランジスタを含み、前記第9トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第9トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第9トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記リセットサブ回路は、第10トランジスタを含み、前記第10トランジスタの制御電極は、前記リセット信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される、
請求項5に記載のシフトレジスタ。
【請求項7】
第2プルダウンノード、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、及び第2プルダウンサブ回路をさらに備え、
前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、第4電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第2プルダウンノードにそれぞれ結合され、
前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードに伝送された第1電圧信号の電圧に応答して、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送し、及び、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送するように配置されており、
前記第3ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第2プルダウンノード、及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第3ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されており、
前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第2プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送して、前記第2プルダウンノードに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で前記第3ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている、
請求項5又は請求項6に記載のシフトレジスタ。
【請求項8】
前記第2プルダウン制御サブ回路は、第11トランジスタ、第12トランジスタ、第13トランジスタ、第14トランジスタ、及び第2制御ノードを含み、
前記第11トランジスタの制御電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第12トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第12トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第12トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第13トランジスタの制御電極は、前記第2制御ノードに結合され、前記第13トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第13トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第14トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第14トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第14トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第3ノイズ低減サブ回路は、第15トランジスタを含み、前記第15トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第15トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第15トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第2プルダウンサブ回路は、第16トランジスタを含み、前記第16トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第16トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第16トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される、
請求項7に記載のシフトレジスタ。
【請求項9】
第4ノイズ低減サブ回路をさらに備え、
前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、前記第3電圧信号端子において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送するように配置されている、
請求項7又は請求項8に記載のシフトレジスタ。
【請求項10】
前記第4ノイズ低減サブ回路は、第17トランジスタを備え、前記第17トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第17トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第17トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合される、請求項9に記載のシフトレジスタ。
【請求項11】
第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備え、ここで、
前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノード、前記クロック信号端子、及び第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されており、
前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されており、
前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている、
請求項9又は請求項10に記載のシフトレジスタ。
【請求項12】
前記第2出力サブ回路は、第18トランジスタを含み、前記第18トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第18トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第18トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第5ノイズ低減サブ回路は、第19トランジスタを含み、前記第19トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第19トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第19トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第6ノイズ低減サブ回路は、第20トランジスタを含み、前記第20トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第20トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第20トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合される、
請求項11に記載のシフトレジスタ。
【請求項13】
初期化サブ回路をさらに備え、
前記初期化サブ回路は、前記プルアップノード、初期化信号端子及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記初期化サブ回路は、前記初期化信号端子において受信された初期化信号に応答して、前記第1電圧信号端子において受信された前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている、
請求項1~請求項12のいずれかに記載のシフトレジスタ。
【請求項14】
前記初期化サブ回路は、第21トランジスタを含み、前記第21トランジスタの制御電極は、前記初期化信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される、請求項13に記載のシフトレジスタ。
【請求項15】
2プルダウンノード、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、エネルギー貯蔵サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、リセットサブ回路、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、第2プルダウンサブ回路、第4ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、第6ノイズ低減サブ回路、及び初期化サブ回路をさらに備え、
前記第1ノイズ低減サブ回路は、第1トランジスタを含み、前記入力サブ回路は、第2トランジスタを含み、前記第1プルダウンサブ回路は、第3トランジスタを含み、前記第1プルダウン制御サブ回路は、第4トランジスタ、第5トランジスタ、第6トランジスタ、第7トランジスタ、及び第1制御ノードを含み、
前記第1出力サブ回路は、第8トランジスタを含み、前記エネルギー貯蔵サブ回路は、第1キャパシタを含み、前記第2ノイズ低減サブ回路は、第9トランジスタを含み、前記リセットサブ回路は、第10トランジスタを含み、
前記第2プルダウン制御サブ回路は、第11トランジスタ、第12トランジスタ、第13トランジスタ、第14トランジスタ、及び第2制御ノードを含む。前記第3ノイズ低減サブ回路は、第15トランジスタを含み、前記第2プルダウンサブ回路は、第16トランジスタを含み、前記第4ノイズ低減サブ回路は、第17トランジスタを含み、
前記第2出力サブ回路は、第18トランジスタを含み、前記第5ノイズ低減サブ回路は、第19トランジスタを含み、前記第6ノイズ低減サブ回路は、第20トランジスタを含み、前記初期化サブ回路は、第21トランジスタを含み、
前記第1トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第1トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第1トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第2トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第1電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第2トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第3トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第3トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第3トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第4トランジスタの制御電極は、第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第4トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第5トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第5トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第5トランジスタの第2電極は、前記第1制御ノードに結合され、
前記第6トランジスタの制御電極は、前記第1制御ノードに結合され、前記第6トランジスタの第1電極は、前記第2電圧信号端子に結合され、前記第6トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第7トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第7トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第7トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、
前記第8トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第8トランジスタの第1電極は、クロック信号端子に結合され、前記第8トランジスタの第電極は、第1信号出力端子に結合され、
前記第1キャパシタの第1端子は、前記プルアップノードに結合され、前記第1キャパシタの第2端子は、前記第8トランジスタの第2電極に結合され、
前記第9トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第9トランジスタの第1電極は、第3電圧信号端子に結合され、前記第9トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記第10トランジスタの制御電極は、リセット信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第10トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第11トランジスタの制御電極は、第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第12トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第12トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第12トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合され、
前記第13トランジスタの制御電極は、前記第2制御ノードに結合され、前記第13トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第13トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第14トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第14トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第14トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第15トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第15トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第15トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合され、
前記第16トランジスタの制御電極は、前記信号入力端子に結合され、前記第16トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第16トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、
前記第17トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第17トランジスタの第1電極は、前記第3電圧信号端子に結合され、前記第17トランジスタの第2電極は、前記第1信号出力端子に結合され、
前記第18トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第18トランジスタの第1電極は、前記クロック信号端子に結合され、前記第18トランジスタの第2電極は、第2信号出力端子に結合され、
前記第19トランジスタの制御電極は、前記第1プルダウンノードに結合され、前記第19トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第19トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第20トランジスタの制御電極は、前記第2プルダウンノードに結合され、前記第20トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第20トランジスタの第2電極は、前記第2信号出力端子に結合され、
前記第21トランジスタの制御電極は、初期化信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第21トランジスタの第2電極は、前記プルアップノードに結合される、
請求項に記載のシフトレジスタ。
【請求項16】
カスケード接続された請求項1~請求項15のいずれかに記載のシフトレジスタを少なくとも2つ備えるゲート駆動回路。
【請求項17】
前記シフトレジスタが第1出力サブ回路、リセットサブ回路、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備える場合、前記第1出力サブ回路は、クロック信号端子、前記プルアップノード、及び第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記リセットサブ回路は、前記プルアップノード、前記第1電圧信号端子、及びリセット信号端子にそれぞれ結合され、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノード、前記クロック信号端子、及び第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第6ノイズ低減サブ回路は、第2プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、
第1段シフトレジスタの信号入力端子は、スタート信号端子に結合され、
前記第1段シフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタの信号入力端子は、当該段のシフトレジスタの前段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
最終段のシフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタのリセット信号端子は、当該段のシフトレジスタの次段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
前記最終段のシフトレジスタのリセット信号端子は、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合され、または、前記スタート信号端子に結合され、
各段のシフトレジスタの第1信号出力端子は、1本のゲート線に結合される、
請求項16に記載のゲート駆動回路。
【請求項18】
請求項16又は請求項17に記載のゲート駆動回路に適用されるゲート駆動回路の駆動方法であって、前記駆動方法は、前記ゲート駆動回路における各々のシフトレジスタに対して、1フレーム期間にノイズ低減段階と充電段階とを有することを含み、
前記ノイズ低減段階は、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを含み、
前記充電段階は、
前記信号入力端子によって伝送された入力信号の制御下で、前記入力サブ回路がオンになり、前記信号入力端子において受信された入力信号を前記プルアップノードに伝送することと、
前記入力信号の制御下で、前記第1プルダウンサブ回路がオンになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送することと、
前記第1プルダウンノードに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオフになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止することと、を含む、
ゲート駆動回路の駆動方法。
【請求項19】
前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備え、
ここで、前記シフトレジスタがリセットサブ回路、初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備える場合、前記リセットサブ回路は、前記プルアップノード、前記第1電圧信号端子、及びリセット信号端子にそれぞれ結合され、前記初期化サブ回路は、前記プルアップノード、初期化信号端子、及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、前記第2電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第1プルダウンノードにそれぞれ結合され、前記第1出力サブ回路は、クロック信号端子、前記プルアップノード、及び第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノード、前記クロック信号端子、及び第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、
第1段シフトレジスタの信号入力端子は、スタート信号端子に結合され、
前記第1段シフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタの信号入力端子は、当該段のシフトレジスタの前段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
最終段のシフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタのリセット信号端子は、当該段のシフトレジスタの次段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
前記最終段のシフトレジスタのリセット信号端子は、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合され、または、前記スタート信号端子に結合され、
各段のシフトレジスタの第1信号出力端子は、1本のゲート線に結合され、
前記ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
前記第1電圧信号端子によって出力される第1電圧信号及び前記スタート信号端子によって出力されるスタート信号をグランドにプルダウンし、前記初期化信号端子によって出力される初期化信号、前記第2電圧信号端子によって出力される第2電圧信号、前記第3電圧信号端子によって出力される第3電圧信号、及び前記クロック信号端子によって出力されるクロック信号をそれぞれ上げることと、
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、
前記第1プルダウン制御サブ回路が、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの接地電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を前記接地電圧にすることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第2信号出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む、
請求項18に記載のゲート駆動回路の駆動方法。
【請求項20】
前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備え、
ここで、前記シフトレジスタがリセットサブ回路、初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備える場合、前記リセットサブ回路は、前記プルアップノード、前記第1電圧信号端子、及びリセット信号端子にそれぞれ結合され、前記初期化サブ回路は、前記プルアップノード、初期化信号端子、及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、前記第2電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第1プルダウンノードにそれぞれ結合され、前記第1出力サブ回路は、クロック信号端子、前記プルアップノード、及び第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノード、前記クロック信号端子、及び第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、
第1段シフトレジスタの信号入力端子は、スタート信号端子に結合され、
前記第1段シフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタの信号入力端子は、当該段のシフトレジスタの前段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
最終段のシフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタのリセット信号端子は、当該段のシフトレジスタの次段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合され、
前記最終段のシフトレジスタのリセット信号端子は、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合され、または、前記スタート信号端子に結合され、
各段のシフトレジスタの第1信号出力端子は、1本のゲート線に結合され、
当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
前記第1電圧信号端子によって出力される第1電圧信号、前記スタート信号端子によって出力されるスタート信号、及び前記初期化信号端子によって出力される初期化信号をグランドにプルダウンし、前記第2電圧信号端子によって出力される第2電圧信号、前記第3電圧信号端子によって出力される第3電圧信号、及び前記クロック信号端子によって出力されるクロック信号をそれぞれ上げることと、
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオフになることと、
前記第1プルダウン制御サブ回路が、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、
前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第2信号出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む、
請求項18に記載のゲート駆動回路の駆動方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
一態様では、プルアップノード、第1プルダウンノード、入力サブ回路、第1ノイズ低減サブ回路、及び第1プルダウンサブ回路を備えるシフトレジスタを提供する。ここで、前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第1プルダウンノード、及び第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。前記入力サブ回路は、前記プルアップノード及び信号入力端子にそれぞれ結合され、前記入力サブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記入力信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第1プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第1プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で前記第1ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードに伝送された第1電圧信号の電圧に応答し、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送し、及び、前記第2電圧信号端子において受信された第2電圧信号と前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送するように配置されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
幾つかの実施例において、シフトレジスタは、エネルギー貯蔵サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、及びリセットサブ回路をさらに備える。前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードと前記第1出力サブ回路にそれぞれ結合され、前記エネルギー貯蔵サブ回路は、前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧を貯蔵するように配置されている。前記第1出力サブ回路は、クロック信号端子、前記プルアップノード、及び第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第1出力サブ回路は、前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第1信号出力端子及び前記エネルギー貯蔵サブ回路に伝送するように配置されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタは、第2プルダウンノード、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、及び第2プルダウンサブ回路をさらに備える。ここで、前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第1電圧信号端子、第4電圧信号端子、前記プルアップノード、及び前記第2プルダウンノードにそれぞれ結合される。前記第2プルダウン制御サブ回路は、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードに伝送された第1電圧信号の電圧に応答して、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送し、及び、前記第4電圧信号端子において受信された第4電圧信号と前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送するように配置されている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
前記第3ノイズ低減サブ回路は、前記プルアップノード、前記第2プルダウンノード、及び第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第3ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送するように配置されている。前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子、前記第2プルダウンノード及び前記第1電圧信号端子にそれぞれ結合され、前記第2プルダウンサブ回路は、前記信号入力端子において受信された入力信号に応答し、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2プルダウンノードに伝送して、前記第2プルダウンノードに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で前記第3ノイズ低減サブ回路をオフさせ、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止するように配置されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】
幾つかの実施例において、前記第2プルダウン制御サブ回路は、第11トランジスタ、第12トランジスタ、第13トランジスタ、第14トランジスタ、及び第2制御ノードを含む。前記第11トランジスタの制御電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第11トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合される。前記第12トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第12トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第12トランジスタの第2電極は、前記第2制御ノードに結合される。前記第13トランジスタの制御電極は、前記第2制御ノードに結合され、前記第13トランジスタの第1電極は、前記第4電圧信号端子に結合され、前記第13トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。前記第14トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第14トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第14トランジスタの第2電極は、前記第2プルダウンノードに結合される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタは、第4ノイズ低減サブ回路をさらに備える。前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第3電圧信号端子、及び前記第1信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第4ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、前記第3電圧信号端子において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送するように配置されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
幾つかの実施例において、シフトレジスタは、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備える。ここで、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノード、前記クロック信号端子、及び第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第2出力サブ回路は、前記プルアップノードに伝送された入力信号の電圧の制御下で、前記クロック信号端子において受信されたクロック信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第5ノイズ低減サブ回路は、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている。前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノード、前記第1電圧信号端子、及び前記第2信号出力端子にそれぞれ結合され、前記第6ノイズ低減サブ回路は、前記第2プルダウンノードに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送するように配置されている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0025】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタは、第2プルダウンノード、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、エネルギー貯蔵サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、リセットサブ回路、第2プルダウン制御サブ回路、第3ノイズ低減サブ回路、第2プルダウンサブ回路、第4ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、第6ノイズ低減サブ回路、及び初期化サブ回路をさらに備える。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
前記第7トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第7トランジスタの第1電極は、前記第1電圧信号端子に結合され、前記第7トランジスタの第2電極は、前記第1プルダウンノードに結合される。前記第8トランジスタの制御電極は、前記プルアップノードに結合され、前記第8トランジスタの第1電極は、クロック信号端子に結合され、前記第8トランジスタの第電極は、第1信号出力端子に結合される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
幾つかの実施例において、前記シフトレジスタが第1出力サブ回路、リセットサブ回路、第2出力サブ回路、第5ノイズ低減サブ回路、及び第6ノイズ低減サブ回路をさらに備える場合、第1段シフトレジスタの信号入力端子は、スタート信号端子に結合され前記第1段シフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタの信号入力端子は、当該段のシフトレジスタの前段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合される。最終段のシフトレジスタ以外の任意段のシフトレジスタのリセット信号端子は、当該段のシフトレジスタの次段のシフトレジスタの第2信号出力端子に結合される。前記最終段のシフトレジスタのリセット信号端子は、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合され、または、前記スタート信号端子に結合される。各段のシフトレジスタの第1信号出力端子は、1本のゲート線に結合される。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
前記充電段階は、前記信号入力端子によって伝送された入力信号の制御下で、前記入力サブ回路がオンになり、前記信号入力端子において受信された入力信号を前記プルアップノードに伝送することと、前記入力信号の制御下で、前記第1プルダウンサブ回路がオンになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送することと、前記第1プルダウンノードに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオフになり、前記第1電圧信号端子において受信された第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送することを停止することと、を含む。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
幾つかの実施例において、前記駆動方法は、前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備える。ここで、前記シフトレジスタがリセットサブ回路、初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備え、且つシフトレジスタ間のカスケード接続方式が上記のカスケード接続方式である場合、前記ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、前記第1プルダウン制御サブ回路が、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの接地電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を前記第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を前記接地電圧にすることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第2信号出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0047】
幾つかの実施例において、駆動方法は、前記ゲート駆動回路が適用される表示装置がシャットダウンされる前に、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作をさらに備える。ここで、前記シフトレジスタがリセットサブ回路、初期化サブ回路、第1プルダウン制御サブ回路、第1出力サブ回路、第2ノイズ低減サブ回路、第2出力サブ回路、及び第5ノイズ低減サブ回路をさらに備え、且つシフトレジスタ間のカスケード接続方式が上記のカスケード接続方式である場合、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
前記初期化信号の制御下で、前記初期化サブ回路がオフになることと、前記第1プルダウン制御サブ回路は、前記第2電圧信号と前記プルアップノードの電圧に応答して、前記第2電圧信号を前記第1プルダウンノードに伝送して、前記第1プルダウンノードの電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第2ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第3電圧信号を第1信号出力端子に伝送し、前記第1信号出力端子によって出力されるゲート走査信号の電圧を上昇させることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第1ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記プルアップノードに伝送して、前記プルアップノードの電圧を接地電圧にすることと、前記第1プルダウンノードの電圧の制御下で、前記第5ノイズ低減サブ回路がオンになり、前記第1電圧信号を前記第2信号出力端子に伝送し、前記第2信号出力端子によって出力される信号の電圧を前記接地電圧にすることと、を含む。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0069】
関連技術において、シフトレジスタは、図1に示すように、複数のトランジスタ、少なくとも1つの蓄積容量、プルアップノードPU、及びプルダウンノードPDを含む。ここで、例示的には、第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号のレベルはローレベルを持続し、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号のレベルはハイレベルを持続する。ハイレベルがトランジスタをオンさせることができる動作レベルである例を挙げて、図1に示すシフトレジスタの駆動方法について例示的に説明する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0070】
に示すように、ノイズ低減段階において、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号の制御下で、トランジスタT5及びトランジスタT6はオンになり、第2電圧信号をプルダウンノードPDに伝送し、プルダウンノードPDの電位を上昇させる。プルダウンノードPDの電圧の制御下で、トランジスタT4はオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減を行う。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0071】
充電段階において、信号入力端子INPUTによって伝送された入力信号のレベルはハイレベルであり、トランジスタT1はオンになり、入力信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUの電圧を上昇させる。プルアップノードPUの電圧の制御下で、トランジスタT7及びトランジスタT8はオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルダウンノードPDに伝送し、プルダウンノードPDの電位を下げる。これにより、トランジスタT4をオフさせ、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止し、プルアップノードPUを十分に充電させることができる。これにより、プルアップノードPUの制御下でトランジスタT9はオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を信号出力端子OUTPUTに伝送する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
上記シフトレジスタにおいて、プルアップノードPUを充電する時、まず、プルアップノードPUの電位を上げ、トランジスタT7及びトランジスタT8を、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンさせることにより、プルダウンノードPDの電位を下げ、トランジスタT4をオフにし、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止する。これは、間接的にプルダウンノードPDの電位を下げることに相当する。実際の製品において、信号遅延現象の存在により、プルダウンノードPDの電位は直ちに下げられないため、トランジスタT4がオンのままで、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送する。これにより、プルアップノードPUを十分に充電できず、プルアップノードPUの充電不足、又はプルアップノードPUの電圧が理想的な電位に速やかに上がることができないことを引き起こし、ひいてはシフトレジスタの正常動作に影響を与える。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0073】
また、トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7及びトランジスタT8からなるプルダウン制御モジュールにおいて、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号のレベルがハイレベルを持続するため、第2電圧信号の制御下で、トランジスタT5及びトランジスタT6は、オンを持続する。プルアップノードPUの電位がハイレベルの時、トランジスタT7及びトランジスタT8はオンになる。トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7、トランジスタT8が全てオンになる場合、プルダウンノードPDの電位を低電位に下げるために、トランジスタのサイズ(ここで言うトランジスタのサイズとは、トランジスタのチャネルのアスペクト比を指す)を適切に設置する必要がある。例えば、この4つのトランジスタが全てオンになる場合に、プルダウンノードPDの電位を低電位に下げることができるように、トランジスタT5よりもトランジスタT7のサイズを大きく設置し、トランジスタT6よりもトランジスタT8のサイズを大きく設置する必要があり、これにより、表示基板の製造工程において製造難易度が高くなる。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0074】
また、製品の使用時間が長くなるにつれて、各トランジスタの閾値電圧がドリフトし、且つドリフト量が異なることにより、プルダウンノードPDの電位変化に影響を与え、プルダウンノードPDの電位を効果的にローレベルに下げることができないおそれがある。これにより、充電段階S2において、トランジスタT4がオンのままであり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するため、プルアップノードPUを十分に充電できず、プルアップノードPUの充電不足、又はプルアップノードPUの電圧が理想的な電位に速やかに上がることができないことを引き起こし、ひいてはシフトレジスタの正常動作に影響を与える。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】
第1ノイズ低減サブ回路101は、プルアップノードPU、第1プルダウンノードPDo、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合される。第1ノイズ低減サブ回路101は、第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
入力サブ回路102は、プルアップノードPUと信号入力端子INPUTとにそれぞれ結合される。入力サブ回路102は、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号に応答して入力信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0078】
第1プルダウンサブ回路103は、信号入力端子INPUT、第1プルダウンノードPDo、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合される。第1プルダウンサブ回路103は、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号に応答し、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送して、第1プルダウンノードPDoに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で第1ノイズ低減サブ回路101をオフさせ、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止するように配置されている。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
本発明の幾つかの実施例によるシフトレジスタRSにおいて、入力サブ回路102及び第1プルダウンサブ回路103は、いずれも信号入力端子INPUTに結合され、いずれも信号入力端子INPUTによって伝送された入力信号の制御下でオンになり、これにより、信号の伝送を実現する。こうして、充電段階において、入力サブ回路102が入力信号の制御下でオンになると同時に、第1プルダウンサブ回路103も入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、これにより、第1プルダウンノードPDoの電圧を変える。例えば、第1電圧信号のレベルがローレベルの場合、第1プルダウンサブ回路103により第1プルダウンノードPDoの電位を直接に下げることで、第1ノイズ低減サブ回路101を第1プルダウンノードPDoに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下でオフさせ、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止し、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証する。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
こうして、従来技術のシフトレジスタにおいて、充電段階で、トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7、及びトランジスタT8からなるプルダウン制御モジュールによってプルダウンノードPDの電位を下げることと比較して、本開示の幾つかの実施例に係るシフトレジスタRSには、第1プルダウンサブ回路103が追加されているため、第1プルダウンサブ回路103により第1プルダウンノードPDoの電位を速やかに下げることができる。このような形態はより直接的で効果的であり、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証し、信号遅延及びトランジスタの閾値電圧のドリフトによる第1プルダウンノードPDoの電位が速やかに下げられず、プルアップノードPUの充電に影響を与えることを回避し、ひいては製品の信頼性を向上させる。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0088
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0088】
第1プルダウン制御サブ回路104は、第2電圧信号端子VDDoにおいて受信された第2電圧信号とプルアップノードPUに伝送された第1電圧信号の電圧に応答し、第2電圧信号端子VDDoにおいて受信された第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、及び、第2電圧信号端子VDDoにおいて受信された第2電圧信号とプルアップノードPUに伝送された入力信号の電圧に応答し、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送するように配置されている。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0099】
エネルギー貯蔵サブ回路201は、プルアップノードPUと第1出力サブ回路105にそれぞれ結合され、エネルギー貯蔵サブ回路201は、プルアップノードPUに伝送された入力信号の電圧を貯蔵するように配置されている。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0100】
第1出力サブ回路105は、クロック信号端子CLK、プルアップノードPU、第1信号出力端子OUTPUTにそれぞれ結合される。第1出力サブ回路105は、プルアップノードPUに伝送された入力信号の電圧の制御下で、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第1信号出力端子OUTPUT及びエネルギー貯蔵サブ回路201に伝送するように配置されている。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0107】
幾つかの実施例において、図2B及び図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、第2プルダウンノードPDe、第2プルダウン制御サブ回路108、第3ノイズ低減サブ回路109、及び第2プルダウンサブ回路110をさらに備える。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0109】
第2プルダウン制御サブ回路108は、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号及び前記プルアップノードPUに伝送された第1電圧信号の電圧に応答して第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送し、及び、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号及びプルアップノードPUに伝送された入力信号の電圧に応答して第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送するように配置されている。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0110】
なお、第2プルダウンノードPDeは、ある固定的な物理的構造を表すものではなく、特定の電位(ここでは第2プルダウンノードPDeの電位)を有する1つのノードを表し、この特定の電位を有する任意の点が第2プルダウンノードPDeであってもよい。図2B及び図3Bにおいて、第2プルダウンノードPDeは、図示の位置に限定されず、例示的には、導線の抵抗を考慮しない場合、図示の第2プルダウンノードPDeに結合される導線上の任意の点は、いずれもこのノードであってもよく、これらの任意の点の電位はいずれも第2プルダウンノードPDeの電位と等しい。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0111】
例示的には、図3Bに示すように、前記第2プルダウン制御サブ回路108は、第11トランジスタM11、第12トランジスタM12、第13トランジスタM13、第14トランジスタM14、及び第2制御ノードP2を含む。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0116】
なお、第2制御ノードP2は、ある固定的な物理的構造を表すものではなく、特定の電位(ここでは第2制御ノードP2の電位)を有する1つのノードを表し、この特定の電位を有する任意の点が第2制御ノードP2であってもよい。図3Bにおいて、第2制御ノードP2は、図示の位置に限定されず、例示的には、導線の抵抗を考慮しない場合、図示の第2制御ノードP2に結合される導線上の任意の点は、いずれもこの第2制御ノードであってもよく、これらの任意の点の電位はいずれも第2制御ノードP2の電位と等しい。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0117】
上記第2プルダウン制御サブ回路108において、第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号のレベルがローレベルを持続し、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号のレベルがハイレベルを持続し、ハイレベルがトランジスタをオンさせることができる動作レベルである例を挙げると、プルアップノードPUの電圧がローレベルの場合、第11トランジスタM11は第4電圧信号の制御下でオンになり、第12トランジスタM12はプルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、この時、第2制御ノードP2のレベルは第電圧信号のレベルであり、例えば、ハイレベルである。これにより、第13トランジスタM13は、第2制御ノードP2の電圧の制御下でオンになり、第14トランジスタM14は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第13トランジスタM13は、第4電圧信号端子VDDeにおいて受信された第4電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送して、第2プルダウンノードPDeの電位を上げる。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0119】
第3ノイズ低減サブ回路109は、前記プルアップノードPU、第2プルダウンノードPDe、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合され、第3ノイズ低減サブ回路109は、第2プルダウンノードPDeに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送するように配置されている。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0120
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0120】
第2プルダウンサブ回路110は、前記信号入力端子INPUT、第2プルダウンノードPDe、及び第1電圧信号端子VSS1にそれぞれ結合される。第2プルダウンサブ回路110は、信号入力端子INPUTにおいて受信された入力信号に応答し、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2プルダウンノードPDeに伝送して、第2プルダウンノードPDeに伝送された第1電圧信号の電圧の制御下で第3ノイズ低減サブ回路109をオフさせ、第1電圧信号を前記プルアップノードPUに伝送することを停止するように配置されている。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0123】
例示的には、図3Bに示すように、第3ノイズ低減サブ回路109は、第15トランジスタM15を含み、第15トランジスタM15の制御電極は、第2プルダウンノードPDeに結合され、第15トランジスタM15の第1電極は第1電圧信号端子VSS1に結合され、第15トランジスタM15の第2電極はプルアップノードPUに結合される。第15トランジスタM15は、第2プルダウンノードPDeの制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送し、プルアップノードPUに対するノイズ低減処理を行うように配置されている。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0126
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0126】
第4ノイズ低減サブ回路111は、第2プルダウンノードPDe、第3電圧信号端子VSS2、及び第1信号出力端子OUTPUTにそれぞれ結合される。第4ノイズ低減サブ回路111は、第2プルダウンノードPDeに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を前記第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0127】
例示的には、図3Bに示すように、第4ノイズ低減サブ回路111は、第17トランジスタM17を含み、第17トランジスタM17の制御電極は、第2プルダウンノードPDeに結合され、第17トランジスタM17の第1電極は第3電圧信号端子VSS2に結合され、第17トランジスタM17の第2電極は第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第17トランジスタM17は、第2プルダウンノードPDeの制御下でオンになり、第3電圧信号端子VSS2において受信された第3電圧信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0128
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0128】
幾つかの実施例において、図2B及び図3Bに示すように、シフトレジスタRSは、第2出力サブ回路112、第5ノイズ低減サブ回路113、及び第6ノイズ低減サブ回路114をさらに備える。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0129
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0129】
第2出力サブ回路112は、プルアップノードPU、クロック信号端子CLK、及び第2信号出力端子OCにそれぞれ結合される。第2出力サブ回路112は、プルアップノードPUに伝送された入力信号の電圧の制御下で、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0130】
第5ノイズ低減サブ回路113は、第1プルダウンノードPDo、第1電圧信号端子VSS1、及び第2信号出力端子OCにそれぞれ結合される。第5ノイズ低減サブ回路113は、第1プルダウンノードPDoに伝送された第2電圧信号の電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0131】
第6ノイズ低減サブ回路114は、第2プルダウンノードPDe、第1電圧信号端子VSS1、及び第2信号出力端子OCにそれぞれ結合される。第6ノイズ低減サブ回路114は、第2プルダウンノードPDeに伝送された第4電圧信号の電圧の制御下で、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0133】
こうして2つの信号出力端子を設け、且つ2つの信号出力端子の機能を異ならせることは、ゲート線に存在する負荷による信号への影響(例えば信号の遅延又は損失)が、カスケード接続されたシフトレジスタRSの入力信号又はリセット信号の精度に影響を与えることを回避し、シフトレジスタRSの正常動作を保証することができる。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0134】
例示的には、図3Bに示すように、第2出力サブ回路112は、第18トランジスタM18を備え、第18トランジスタM18の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第18トランジスタM18の第1電極は、クロック信号端子CLKに結合され、第18トランジスタM18の第2電極は、第2信号出力端子OCに結合される。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第2信号出力端子OCに伝送するように配置されている。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0152
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0152】
第8トランジスタM8の制御電極は、プルアップノードPUに結合され、第8トランジスタM8の第1電極は、クロック信号端子CLKに結合され、第8トランジスタM8の第電極は、第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下で、クロック信号端子CLKにおいて受信されたクロック信号を第1信号出力端子OUTPUTに伝送するように配置されている。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0171
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0171】
図2A及び図3Aに示すシフトレジスタRS(即ち1つの出力サブ回路のみを含むシフトレジスタRS)について、幾つかの実施例において、図6Aに示すように、このゲート駆動回路01において、第1段シフトレジスタRSの信号入力端子INPUTは、スタート信号端子STVに結合される。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0173
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0173】
最終段のシフトレジスタRSn以外の任意段のシフトレジスタRSのリセット信号端子RESETは、当該段のシフトレジスタRSの次段のシフトレジスタRSの第1信号出力端子OUTPUTに結合される。例えば、第2段シフトレジスタRS2のリセット信号端子RESETは、第3段シフトレジスタRS3の第1信号出力端子OUTPUTに結合される。第3段シフトレジスタRS3のリセット信号端子RESETは、第4段シフトレジスタRS4の第1信号出力端子OUTPUTに結合される。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0177
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0177】
最終段のシフトレジスタRSn以外の任意段のシフトレジスタRSのリセット信号端子RESETは、当該段のシフトレジスタRSの次段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCに結合される。例えば、第2段シフトレジスタRS2のリセット信号端子RESETは、第3段シフトレジスタRS3の第2信号出力端子OCに結合される。第3段シフトレジスタRS3のリセット信号端子RESETは、第4段シフトレジスタRS4の第2信号出力端子OCに結合される。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
前記最終段のシフトレジスタRSnのリセット信号端子RESETは、別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子、または、前記スタート信号端子STVに結合される。(図6Bは、最終段のシフトレジスタRSnのリセット信号端子RESETが別途設けられたリセット信号を出力するための信号端子に結合されることのみを例として概略的に説明する)。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0181
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0181】
本開示の幾つかの実施例に係るゲート駆動回路01は、上述したようなシフトレジスタRSを含み、上記実施例に係るシフトレジスタRSと同じ有益な効果を有する。シフトレジスタRSの構成及び有益な効果については、上記実施例で詳細に説明したので、ここでは説明を省略する。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0183
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0183】
図7に示すように、本開示の幾つかの実施例は、表示装置100をさらに提供する。表示装置100は本開示に係る上記ゲート駆動回路01を備えるとともに、上記シフトレジスタRSも備え、上記実施例に係るシフトレジスタRSと同じ有益な効果を有する。シフトレジスタRSの構成及び有益な効果については、上記実施例で詳細に説明したので、ここでは説明を省略する。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0192
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0192】
第1プルダウンノードPDoの電圧に伝送された第1電圧信号の制御下で、第1ノイズ低減サブ回路101がオフになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送することを停止することと、を含む。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0195
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0195】
上記の駆動方法では、充電段階Sにおいて、入力サブ回路102が入力信号の制御下でオンになり、プルアップノードPUを充電すると同時に、第1プルダウンサブ回路103も入力信号の制御下でオンになり、第1電圧信号端子VSS1において受信された第1電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送して第1プルダウンノードPDoの電圧を変え、これにより、第1ノイズ低減サブ回路101を第1プルダウンノードPDoの電圧の制御下でオフさせ、第1電圧信号vss1をプルアップノードPUに伝送することを停止し、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証する。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0196】
こうして、従来技術のシフトレジスタ(図1)において、充電段階で、トランジスタT5、トランジスタT6、トランジスタT7、及びトランジスタT8からなるプルダウン制御モジュールによってプルダウンノードPDの電位を下げることと比べて、本開示の幾つかの実施例に係る駆動方法において、第1プルダウンサブ回路103により第1プルダウンノードPDoの電位を速やかに下げることができ、このような形態はより直接的で効果的であり、プルアップノードPUが十分に充電されることを保証し、信号遅延及びトランジスタの閾値電圧のドリフトにより第1プルダウンノードPDoの電位が速やかに下げられず、プルアップノードPUの充電に影響を与えることを回避し、製品の信頼性を向上させる。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0202
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0202】
プルアップノードPUに伝送された入力信号の電圧の制御下で、第1出力サブ回路105は、オンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたローレベル信号を前記第1信号出力端子OUTPUT及び前記エネルギー貯蔵サブ回路201に伝送する。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0204
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0204】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、エネルギー貯蔵サブ回路201が第1キャパシタを含む場合、充電段階は、第8トランジスタM8がプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、クロック信号端子CLKにおいて受信されたローレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送することをさらに含む。第1キャパシタの第1端子の電圧は、プルアップノードPUの電圧になり、第1キャパシタの第端子の電圧は、クロック信号のローレベル信号の電圧になる。
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0207
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0207】
例示的には、図3A及び図3Bに示すように、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、エネルギー貯蔵サブ回路201が第1キャパシタを含む場合、出力段階は、第8トランジスタM8がクロック信号端子CLKにおいて受信されたハイレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送することを含む。第1キャパシタの第2端子の電圧は、ローレベル信号の電圧からハイレベル信号の電圧に変化し、キャパシタのブートストラップ作用により、第1キャパシタの第1端子の電圧も対応して上昇する。
【手続補正63】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0212
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0212】
これに基づいて、以下は本開示の実施例に係るゲート駆動回路の駆動方法について全体的に例示的に説明する。以下の記載は、図3Bに示すシフトレジスタRSを例にとり、図4に示す信号タイミング図に合わせて説明する。ゲート駆動回路における各々のシフトレジスタRSは、第1トランジスタM1、第2トランジスタM2、第3トランジスタM3、第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7、第8トランジスタM8、第9トランジスタM9、第10トランジスタM10、第11トランジスタM11、第12トランジスタM12、第13トランジスタM13、第14トランジスタM14、第15トランジスタM15、第16トランジスタM16、第17トランジスタM17、第18トランジスタM18、第19トランジスタM19、第20トランジスタM20、第21トランジスタM21及び第1キャパシタC1を含み、且つ上記のトランジスタが全てN型トランジスタである。第1電圧信号端子VSS1によって伝送された第1電圧信号及び第3電圧信号端子VSS2によって伝送された第3電圧信号は、ローレベル信号である。ある期間において、第2電圧信号端子VDDoによって伝送された第2電圧信号がハイレベル信号であり、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号がローレベル信号である場合、ゲート駆動回路の駆動方法は、前記ゲート駆動回路における各々のシフトレジスタRSに対して、1フレーム期間にノイズ低減段階S1、充電段階S2、出力段階S3及びリセット段階S4を有することを含む。
【手続補正64】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0213
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0213】
なお、第4電圧信号端子VDDeによって伝送された第4電圧信号がローレベル信号であるため、第4電圧信号端子VDDe及び第2プルダウンノードPDeに関連するトランジスタは動作せず、例えば第11トランジスタM11、第13トランジスタM13、第15トランジスタM15、第17トランジスタM17及び第20トランジスタM20はオフになり、休止状態に相当するので、以下の駆動方法の説明において、これらのトランジスタについての説明は省略する。
【手続補正65】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0226
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0226】
また、第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1制御ノードP1の電位はローレベルに下降し、第6トランジスタM6は第1制御ノードP1の電圧の制御下でオフになり、第7トランジスタM7はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1プルダウンノードPDoの電位はローレベルに下降される。第9トランジスタM9及び第19トランジスタM19は、いずれも第1プルダウンノードPDoの制御下でオフになり、第1信号出力端子OUTPUT及び第2号出力端子OCに対するノイズ低減を停止する。
【手続補正66】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0231
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0231】
また、第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1制御ノードP1の電位はローレベルのままであり、第6トランジスタM6は第1制御ノードP1の電圧の制御下でオフになり、第7トランジスタM7はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1プルダウンノードPDoの電位はローレベルのままである。第9トランジスタM9及び第19トランジスタM19は、いずれも第1プルダウンノードPDoの制御下でオフ状態を維持し、第1信号出力端子OUTPUT及び第2号出力端子OCに対するノイズ低減を停止する。
【手続補正67】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0233
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0233】
本開示では、図4に示すように、リセット段階S4において、第2電圧信号のレベルはハイレベルであり、入力信号端子によって伝送された入力信号のレベルはローレベルであり、クロック信号端子CLKによって伝送されたクロック信号のレベルはハイレベルとローレベルとの間で変化する。リセット信号端子RESETによって伝送されたリセット信号のレベルは、期間S42ではハイレベルである
【手続補正68】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0234
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0234】
リセット段階S4の初期期間S41において、クロック信号のレベルはローレベルにプルダウンされ、第8トランジスタM8は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を持続し、クロック信号のローレベル信号を第1信号出力端子OUTPUT及び第1キャパシタの第2端子に伝送する。第18トランジスタM18は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオン状態を持続し、クロック信号のローレベル信号を第2信号出力端子OCに伝送する。
【手続補正69】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0236
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0236】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1制御ノードP1の電位はローレベルのままであり、第6トランジスタM6は第1制御ノードP1の電圧の制御下でオフになり、第7トランジスタM7はプルアップノードPUの電圧の制御下でオンになり、第1プルダウンノードPDoの電位はローレベルのままである。第9トランジスタM9及び第19トランジスタM19は、いずれも第1プルダウンノードPDoの制御下でオフ状態を維持し、第1信号出力端子OUTPUT及び第2信号出力端子OCに対するノイズ低減を停止する。
【手続補正70】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0241
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0241】
なお、上記の実施例におけるトランジスタのオンとオフの過程は、何れも全てのトランジスタがN型トランジスタであり、第1電圧信号端子VSS1と第3電圧信号端子VSS2がローレベル電圧端子であり、第2電圧信号端子VDDoがハイレベル電圧端子である例を挙げて説明している。全てのトランジスタがP型である場合、図における各制御信号、第1電圧信号、第2電圧信号を反転する必要がある。
【手続補正71】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0248
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0248】
しかしながら、GOA信号が全て上げられた場合、シフトレジスタにおいて、プルアップノードPUの電圧が上げられた後、プルアップノードPUの電荷を放電できず、即ち、プルアップノードPUに電荷が残留することになる。これにより、プルアップノードPUに結合されたトランジスタ、例えばトランジスタT2、トランジスタT3等がストレス(Stress)状態になり、その電気的特性に影響を与え、トランジスタの寿命が低下する。
【手続補正72】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0251
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0251】
図2B及び図3Bに示すように、初期化信号の制御下で、初期化サブ回路115がオンになり、第1電圧信号をプルアップノードPUに伝送して、プルアップノードPUの電圧を接地電圧にすること。
【手続補正73】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0255
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0255】
こうして、第1段シフトレジスタRSは、信号入力端子INPUTがスタート信号端子STVに結合され、スタート信号端子STVによって出力されるスタート信号がグランドにプルダウンされるため、入力サブ回路102は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第1段シフトレジスタRS以外の他のシフトレジスタRSについては、信号入力端子INPUTが前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子に結合され、前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCによって出力される信号(以下、第2出力信号と略称する)の電圧が接地電圧であるため、入力サブ回路102は第2出力信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。こうして、プルアップノードPUの電位は上げられず、かつ、第1ノイズ低減サブ回路101及び初期化サブ回路115はいずれもプルアップノードPUの電圧を接地電圧にすることができ、これにより、プルアップノードPUに電荷が残留することがない。
【手続補正74】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0256
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0256】
上記駆動方法において、図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRSと図6Bに示すようなゲート駆動回路を基づいて、各々のシフトレジスタRSにおいて、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のあるサブ回路とプルアップノードPUと接続関係のあるサブ回路とを、それぞれ異なる電圧信号端子に結合し、即ち、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のある第2ノイズ低減サブ回路106を第3電圧信号端子VSS2に結合し、プルアップノードPUと接続関係のある第1ノイズ低減サブ回路101を第1電圧信号端子VSS1に結合する。こうして、第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号と第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号とについて異なる電圧変化に設定することができる。
【手続補正75】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0258
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0258】
幾つかの例において、図3Bに示すように、第1ノイズ低減サブ回路101が第1トランジスタM1を含み、入力サブ回路102が第2トランジスタM2を含み、第1プルダウンサブ回路103が第3トランジスタM3を含み、第1プルダウン制御サブ回路104が第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7及び第1制御ノードP1を含み、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、第2出力サブ回路112が第18トランジスタM18を含み、第2ノイズ低減サブ回路106が第9トランジスタM9を含み、第5ノイズ低減サブ回路113が第19のトランジスタM19を含み、初期化サブ回路115が第21トランジスタM21を含み、且つ各トランジスタがN型トランジスタである場合、上記駆動方法において、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、以下のことを含む。
【手続補正76】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0261
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0261】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1制御ノードP1に伝送し、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第1制御ノードP1の電位は高電位になる。第6トランジスタM6は、第1制御ノードP1の電圧の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1プルダウンノードPDoに伝送し、第7トランジスタM7は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第1プルダウンノードPDoの電位を高電位に上げる。
【手続補正77】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0265
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0265】
第1段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第2段シフトレジスタRS2~第n段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、入力信号(この入力信号は、前段のシフトレジスタRSの第2出力信号である)の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。
【手続補正78】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0273
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0273】
こうして、第1段シフトレジスタRS1は、信号入力端子INPUTがスタート信号端子STVに結合され、スタート信号端子STVによって出力されるスタート信号がグランドにプルダウンされるため、入力サブ回路102は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第1段シフトレジスタRS1以外の他のシフトレジスタRSについては、信号入力端子INPUTが前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子に結合され、前段のシフトレジスタRSの第2信号出力端子OCによって出力される信号(以下、第2出力信号と略称する)の電圧が接地電圧であるため、入力サブ回路102は第2出力信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。こうして、プルアップノードPUの電位は上げられることがなく、かつ、第1ノイズ低減サブ回路101はプルアップノードPUの電圧を接地電圧にすることができ、これにより、プルアップノードPUには電荷残留の現象が生じない。
【手続補正79】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0274
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0274】
上記駆動方法において、図2B及び図3Bに示すようなシフトレジスタRSと図6Bに示すようなゲート駆動回路を基づいて、各々のシフトレジスタRSにおいて、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のあるサブ回路と、プルアップノードPUと接続関係のあるサブ回路とを、異なる電圧信号端子にそれぞれ結合し、即ち、第1信号出力端子OUTPUTと接続関係のある第2ノイズ低減サブ回路106を第3電圧信号端子VSS2に結合し、プルアップノードPUと接続関係のある第1ノイズ低減サブ回路101を第1電圧信号端子VSS1に結合することにより、第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号と第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号とについて異なる電圧変化に設定することができる。
【手続補正80】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0276
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0276】
幾つかの例示において、図3Bに示すように、第1ノイズ低減サブ回路101が第1トランジスタM1を含み、入力サブ回路102が第2トランジスタM2を含み、第1プルダウンサブ回路103が第3トランジスタM3を含み、第1プルダウン制御サブ回路104が第4トランジスタM4、第5トランジスタM5、第6トランジスタM6、第7トランジスタM7及び第1制御ノードP1を含み、第1出力サブ回路105が第8トランジスタM8を含み、第2出力サブ回路112が第18トランジスタM18を含み、第2ノイズ低減サブ回路106が第9トランジスタM9を含み、第5ノイズ低減サブ回路113が第19のトランジスタM19を含み、初期化サブ回路115が第21トランジスタM21を含み、且つ各トランジスタがN型トランジスタである場合、上記駆動方法において、当該ゲート駆動回路に含まれる全てのシフトレジスタRSによって出力されるゲート走査信号を上げる動作は、以下のことを含む。
【手続補正81】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0277
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0277】
第1電圧信号端子VSS1によって出力される第1電圧信号スタート信号端子STVによって出力されるスタート信号及び初期化信号端子STV0によって出力される初期化信号をグランドにプルダウンし、第2電圧信号端子VDDoによって出力される第2電圧信号、第3電圧信号端子VSS2によって出力される第3電圧信号及びクロック信号端子CLKによって出力されるクロック信号をそれぞれ上げる。
【手続補正82】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0280
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0280】
第4トランジスタM4は、第2電圧信号の制御下でオンになり、第2電圧信号を第1制御ノードP1に伝送し、第5トランジスタM5は、プルアップノードPUの電圧の制御下でオフになり、第1制御ノードP1の電位を高電位にする。
【手続補正83】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0285
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0285】
第1段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、スタート信号の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。第2段シフトレジスタRS2~第n段シフトレジスタRSについて、第2トランジスタM2は、入力信号(この入力信号は、前段のシフトレジスタRSの第2出力信号である)の制御下でオフになり、プルアップノードPUを充電しない。
【手続補正84】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2A
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2A
【手続補正85】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2B
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2B
【手続補正86】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3B
【補正方法】変更
【補正の内容】
図3B
【手続補正87】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正の内容】
図8
【手続補正88】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9A
【補正方法】変更
【補正の内容】
図9A
【手続補正89】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9B
【補正方法】変更
【補正の内容】
図9B
【国際調査報告】