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特表2023-523479タイミングコントローラ、極性グレースケール補償方法及びディスプレイパネル
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-06
(54)【発明の名称】タイミングコントローラ、極性グレースケール補償方法及びディスプレイパネル
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/36 20060101AFI20230530BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20230530BHJP
   G02F 1/133 20060101ALI20230530BHJP
【FI】
G09G3/36
G09G3/20 621F
G09G3/20 612U
G09G3/20 631B
G09G3/20 631V
G09G3/20 642A
G09G3/20 621B
G02F1/133 505
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021521831
(86)(22)【出願日】2021-04-16
(85)【翻訳文提出日】2021-06-29
(86)【国際出願番号】 CN2021087844
(87)【国際公開番号】W WO2022213417
(87)【国際公開日】2022-10-13
(31)【優先権主張番号】202110371259.7
(32)【優先日】2021-04-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515203228
【氏名又は名称】ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】TCL China Star Optoelectronics Technology Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.9-2,Tangming Rd,Guangming New District,Shenzhen,Guangdong,China 518132
(74)【代理人】
【識別番号】100188558
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 永雷
(72)【発明者】
【氏名】何 涛
(72)【発明者】
【氏名】何 振▲偉▼
【テーマコード(参考)】
2H193
5C006
5C080
【Fターム(参考)】
2H193ZC12
2H193ZC15
2H193ZC20
2H193ZD11
2H193ZE01
2H193ZQ11
5C006AA22
5C006AC28
5C006AF13
5C006AF44
5C006AF45
5C006BC11
5C006BC16
5C006BF02
5C006FA12
5C006FA14
5C006FA55
5C080AA10
5C080CC03
5C080DD05
5C080DD07
5C080DD08
5C080EE29
5C080JJ02
5C080JJ07
(57)【要約】
本願はタイミングコントローラ、極性グレースケール補償方法及びディスプレイパネルを開示し、該タイミングコントローラは視野角補償モジュール、オーバードライブモジュール、検索モジュール及び補償モジュールを含み、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果によって対応するグレースケール補償テーブルを検索し、オーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号を生成することで、時間領域視野角補償のフレーム間での切り替え時に明線・暗線が生じる状況を改善できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイミングコントローラであって、視野角補償モジュール、オーバードライブモジュール、検索モジュール、及び補償モジュールを含み、
前記視野角補償モジュールは、アクセスされるデータ信号に基づき対応するフレーム画像データを出力することに用いられ、前記フレーム画像データは前フレーム画像データ及び現フレーム画像データを含み、
前記オーバードライブモジュールは、前記視野角補償モジュールに接続され、前記現フレーム画像データをオーバードライブ処理すること、及び前記前フレーム画像データをキャッシュすることに用いられ、
前記検索モジュールは、前記視野角補償モジュール及び前記オーバードライブモジュールに接続され、前記前フレーム画像データと前記現フレーム画像データの比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索することに用いられ、
前記補償モジュールは、前記オーバードライブモジュール及び前記検索モジュールに接続され、前記グレースケール補償テーブルに基づきオーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号を出力することに用いられる、タイミングコントローラ。
【請求項2】
前記オーバードライブモジュールはオーバードライブユニット、及び記憶ユニットを含み、
前記オーバードライブユニットは、前記視野角補償モジュール及び前記検索モジュールに接続され、前記現フレーム画像データをオーバードライブ処理することに用いられ、
前記記憶ユニットは、前記視野角補償モジュール及び前記検索モジュールに接続され、前記前フレーム画像データをキャッシュすることに用いられる、請求項1に記載のタイミングコントローラ。
【請求項3】
前記検索モジュールは比較ユニット、及び検索ユニットを含み、
前記比較ユニットは、前記視野角補償モジュール及び前記記憶ユニットに接続され、前記現フレーム画像データと前記前フレーム画像データの差分に基づき前記比較結果を決定することに用いられ、
前記検索ユニットは、前記比較ユニット及び前記補償モジュールに接続され、前記比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索して前記補償モジュールに出力することに用いられる、請求項2に記載のタイミングコントローラ。
【請求項4】
前記フレーム画像データは少なくとも1つのサブ画素の極性データ及びグレースケールデータを含み、前記サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第1グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値である、請求項1に記載のタイミングコントローラ。
【請求項5】
前記サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第2グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、
前記第1グレースケール補償曲線は前記第2グレースケール補償曲線と異なる、請求項4に記載のタイミングコントローラ。
【請求項6】
前記サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第3グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、
前記第2グレースケール補償曲線は前記第3グレースケール補償曲線と異なる、請求項5に記載のタイミングコントローラ。
【請求項7】
前記サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第4グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、
前記第3グレースケール補償曲線は前記第4グレースケール補償曲線と異なる、請求項6に記載のタイミングコントローラ。
【請求項8】
前記第1グレースケール補償曲線、前記第2グレースケール補償曲線、前記第3グレースケール補償曲線及び前記第4グレースケール補償曲線のうちの少なくとも1つは異なる曲率の二次関数であり、
前記第1グレースケール補償曲線の湾曲方向は前記第2グレースケール補償曲線、前記第3グレースケール補償曲線及び前記第4グレースケール補償曲線のうちの少なくとも1つの湾曲方向と異なる、請求項7に記載のタイミングコントローラ。
【請求項9】
前記第4グレースケール補償曲線の曲率は前記第2グレースケール補償曲線の曲率よりも大きく、前記第2グレースケール補償曲線の曲率は前記第1グレースケール補償曲線の曲率よりも大きく、前記第1グレースケール補償曲線の曲率は前記第3グレースケール補償曲線の曲率よりも大きい、請求項8に記載のタイミングコントローラ。
【請求項10】
極性グレースケール補償方法であって、
視野角補償アルゴリズムに基づいて、アクセスされるデータ信号に応答して、対応するフレーム画像データを出力するステップであって、前記フレーム画像データは前フレーム画像データ及び現フレーム画像データを含む、ステップ、
オーバードライブアルゴリズムに基づいて、前記現フレーム画像データをオーバードライブ処理して前記前フレーム画像データをキャッシュするステップ、
前記前フレーム画像データと前記現フレーム画像データの比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索するステップ、及び
前記グレースケール補償テーブルに基づきオーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号を出力するステップを含む、極性グレースケール補償方法。
【請求項11】
ディスプレイパネルであって、請求項1に記載のタイミングコントローラを含むディスプレイパネル。
【請求項12】
前記ディスプレイパネルはさらにソースドライバを含み、前記ソースドライバは前記タイミングコントローラに接続される、請求項11に記載のディスプレイパネル。
【請求項13】
前記オーバードライブモジュールはオーバードライブユニット、及び記憶ユニットを含み、
前記オーバードライブユニットは、前記視野角補償モジュール及び前記検索モジュールに接続され、前記現フレーム画像データをオーバードライブ処理することに用いられ、
前記記憶ユニットは、前記視野角補償モジュール及び前記検索モジュールに接続され、前記前フレーム画像データをキャッシュすることに用いられる、請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項14】
前記検索モジュールは比較ユニット、及び検索ユニットを含み、
前記比較ユニットは、前記視野角補償モジュール及び前記記憶ユニットに接続され、前記現フレーム画像データと前記前フレーム画像データの差分に基づき前記比較結果を決定することに用いられ、
前記検索ユニットは、前記比較ユニット及び前記補償モジュールに接続され、前記比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索して前記補償モジュールに出力することに用いられる、請求項13に記載のディスプレイパネル。
【請求項15】
前記フレーム画像データは少なくとも1つのサブ画素の極性データ及びグレースケールデータを含み、前記サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第1グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値である、請求項12に記載のディスプレイパネル。
【請求項16】
前記サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第2グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、
前記第1グレースケール補償曲線は前記第2グレースケール補償曲線と異なる、請求項15に記載のディスプレイパネル。
【請求項17】
前記サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第3グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、
前記第2グレースケール補償曲線は前記第3グレースケール補償曲線と異なる、請求項16に記載のディスプレイパネル。
【請求項18】
前記サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つ前記サブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、前記サブ画素の前記グレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第4グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、
前記第3グレースケール補償曲線は前記第4グレースケール補償曲線と異なる請求項17に記載のディスプレイパネル。
【請求項19】
前記第1グレースケール補償曲線、前記第2グレースケール補償曲線、前記第3グレースケール補償曲線及び前記第4グレースケール補償曲線のうちの少なくとも1つは異なる曲率の二次関数であり、
前記第1グレースケール補償曲線の湾曲方向は前記第2グレースケール補償曲線、前記第3グレースケール補償曲線及び前記第4グレースケール補償曲線のうちの少なくとも1つの湾曲方向と異なる、請求項18に記載のディスプレイパネル。
【請求項20】
前記第4グレースケール補償曲線の曲率は前記第2グレースケール補償曲線の曲率よりも大きく、前記第2グレースケール補償曲線の曲率は前記第1グレースケール補償曲線の曲率よりも大きく、前記第1グレースケール補償曲線の曲率は前記第3グレースケール補償曲線の曲率よりも大きい、請求項19に記載のディスプレイパネル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は表示技術分野に関し、具体的にはタイミングコントローラ、極性グレースケール補償方法及びディスプレイパネルに関する。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイパネルが純空間的な視野角補償を採用する場合、同一サブ画素のフレーム間でのグレースケールは変化することがなく、たとえば、図1に示すように、同一サブ画素が第1フレームF1で高グレースケールHである場合、それは第2フレームF2でも高グレースケールHであり、同一サブ画素が第1フレームF1で低グレースケールLである場合、それは第2フレームF2でも低グレースケールLである。このように、所定の粒子感をもたらし、画面の解像度を低減させる。
【0003】
上記の純空間的な視野角補償を採用するうえに、時間的に高低グレースケール切り替え、すなわち、時間領域VAC(View Angle Compensation、視野角補償)を行ってもよい。たとえば、図2に示すように、同一サブ画素が第1フレームF1で高グレースケールHである場合、それは第2フレームF2で低グレースケールLに切り替えられ、同一サブ画素が第1フレームF1で低グレースケールLである場合、それは第2フレームF2で高グレースケールHに切り替えられる。このように、粒子感を最適化させるとともに、所定の視野角レベルを確保することができる。
【0004】
しかしながら、時間領域VACを採用したディスプレイパネルでは、図3に示すように、初期データ信号dataは一般に、順に時間領域補償アルゴリズム及びオーバードライブアルゴリズムによって処理された後、ターゲットデータ信号out-dataを直接出力し、何のグレースケール補償もせず、フレーム間で切り替える時、明線・暗線又はVラインが生じやすい。
【0005】
なお、上記の背景技術についての説明は単に本願の技術的解決手段を明確且つ完全に理解するためのものである。従って、それが本願の背景技術に出現することのみによって、上記言及された技術的解決手段は当業者に周知のものであると判断することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願はタイミングコントローラ、極性グレースケール補償方法及びディスプレイパネルを提供し、時間領域視野角補償のフレーム間での切り替え時に明線・暗線又はVラインが生じやすいという技術的問題を軽減する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様によれば、本願はタイミングコントローラを提供し、それは視野角補償モジュール、オーバードライブモジュール、検索モジュール及び補償モジュールを含み、前記視野角補償モジュールは、アクセスされるデータ信号に基づき対応するフレーム画像データを出力することに用いられ、フレーム画像データは前フレーム画像データ及び現フレーム画像データを含み、前記オーバードライブモジュールは視野角補償モジュールに接続され、現フレーム画像データをオーバードライブ処理すること、及び前フレーム画像データをキャッシュすることに用いられ、前記検索モジュールは視野角補償モジュール及びオーバードライブモジュールに接続され、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索することに用いられ、前記補償モジュールはオーバードライブモジュール及び検索モジュールに接続され、グレースケール補償テーブルに基づきオーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号を出力することに用いられる。
【0008】
そのうちのいくつかの実施形態では、オーバードライブモジュールはオーバードライブユニット及び記憶ユニットを含み、前記オーバードライブユニットは視野角補償モジュール及び検索モジュールに接続され、現フレーム画像データをオーバードライブ処理することに用いられ、前記記憶ユニットは視野角補償モジュール及び検索モジュールに接続され、前フレーム画像データをキャッシュすることに用いられる。
【0009】
そのうちのいくつかの実施形態では、検索モジュールは比較ユニット及び検索ユニットを含み、前記比較ユニットは視野角補償モジュール及び記憶ユニットに接続され、現フレーム画像データと前フレーム画像データの差分に基づき比較結果を決定することに用いられ、前記検索ユニットは比較ユニット及び補償モジュールに接続され、比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索して補償モジュールに出力することに用いられる。
【0010】
そのうちのいくつかの実施形態では、フレーム画像データは少なくとも1つのサブ画素の極性データ及びグレースケールデータを含み、サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第1グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値である。
【0011】
そのうちのいくつかの実施形態では、サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第2グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、第1グレースケール補償曲線は第2グレースケール補償曲線と異なる。
【0012】
そのうちのいくつかの実施形態では、サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第3グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、第2グレースケール補償曲線は第3グレースケール補償曲線と異なる。
【0013】
そのうちのいくつかの実施形態では、サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第4グレースケール補償曲線上の対応する1つのドット値であり、第3グレースケール補償曲線は第4グレースケール補償曲線と異なる。
【0014】
そのうちのいくつかの実施形態では、第1グレースケール補償曲線、第2グレースケール補償曲線、第3グレースケール補償曲線及び第4グレースケール補償曲線のうちの少なくとも1つは異なる曲率の二次関数であり、第1グレースケール補償曲線の湾曲方向は第2グレースケール補償曲線、第3グレースケール補償曲線及び第4グレースケール補償曲線のうちの少なくとも1つの湾曲方向と異なる。
【0015】
そのうちのいくつかの実施形態では、第4グレースケール補償曲線の曲率は第2グレースケール補償曲線の曲率よりも大きく、第2グレースケール補償曲線の曲率は第1グレースケール補償曲線の曲率よりも大きく、第1グレースケール補償曲線の曲率は第3グレースケール補償曲線の曲率よりも大きい。
【0016】
第2態様によれば、本願は極性グレースケール補償方法を提供し、それは、視野角補償アルゴリズムに基づいて、アクセスされるデータ信号に応答して、対応するフレーム画像データを出力するステップであって、フレーム画像データは前フレーム画像データ及び現フレーム画像データを含む、ステップ、オーバードライブアルゴリズムに基づいて、現フレーム画像データをオーバードライブ処理して前フレーム画像データをキャッシュするステップ、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索するステップ、及びグレースケール補償テーブルに基づきオーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号を出力するステップを含む。
【0017】
第3態様によれば、本願はディスプレイパネルを提供し、それはいずれかの実施形態におけるタイミングコントローラを含む。
【発明の効果】
【0018】
本願が提供するタイミングコントローラ、極性グレースケール補償方法及びディスプレイパネルは、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果によって対応するグレースケール補償テーブルを検索して、オーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号を生成でき、時間領域視野角補償のフレーム間での切り替え時に明線・暗線又はVラインが生じる状況を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】純空間的な視野角補償時におけるサブ画素グレースケールの構造模式図である。
図2】時間領域類視野角補償時におけるサブ画素グレースケールの構造模式図である。
図3】従来技術の解決手段における時間領域類視野角補償の構造模式図である。
図4】サブ画素のグレースケール及び極性分布の構造模式図である。
図5】サブ画素のグレースケール及び極性分布の別の構造模式図である。
図6】時間領域類視野角補償時における輝度分析の模式図である。
図7】本願の実施例が提供するタイミングコントローラの構造模式図である。
図8】本願の実施例が提供するタイミングコントローラの別の構造模式図である。
図9】本願の実施例が提供するグレースケール補償曲線の模式図である。
図10】本願の実施例が提供する極性グレースケール補償方法のプロセス模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本願の目的、技術的解決手段及び効果をさらに明瞭かつ明確にするために、以下、図面を参照し且つ実施例を挙げて本願を更に詳細に説明する。ここで説明される具体的な実施例は単に本願を解釈することに用いられ、本願を限定するためのものではないと理解すべきである。
【0021】
図1図10に参照されるように、前述した明線・暗線又はVラインに基づいて、長期間の研究を通じ、時間領域類視野角補償の過程では、図4に示すように、各サブ画素列の極性が順に交互に並ぶことが見出された。たとえば、青色サブ画素列に第1方向に沿って並ぶ複数の青色サブ画素Bが含まれてもよく、前フレームにおける極性が正極性+であり、且つ前フレームにおけるグレースケールとして高グレースケールHと低グレースケールLが該青色サブ画素列の方向に沿って順に交互に出現する。緑色サブ画素列に第1方向に沿って並ぶ複数の緑色サブ画素Gが含まれてもよく、前フレームにおける極性が負極性-であり、且つ前フレームにおけるグレースケールとして高グレースケールHと低グレースケールLが該青色サブ画素列の方向に沿って順に交互に出現する。赤色サブ画素列に第1方向に沿って並ぶ複数の赤色サブ画素Rが含まれてもよく、前フレームにおける極性が正極性+であり、且つ前フレームにおけるグレースケールとして高グレースケールHと低グレースケールLが該青色サブ画素列の方向に沿って順に交互に出現する。
【0022】
図4及び図5に示すように、フレーム間の極性切り替えを行う時、対応するサブ画素列の極性及びグレースケールが反転し、たとえば、同一サブ画素の前フレームにおける極性が正極性+である場合、現フレームにおける該サブ画素の極性が負極性-に反転し、又は、同一サブ画素の前フレームにおける極性が負極性-である場合、現フレームにおける該サブ画素の極性が正極性+に反転する。同一サブ画素の前フレームにおけるグレースケールが高グレースケールHである場合、現フレームにおける該サブ画素のグレースケールが低グレースケールLに反転し、又は、同一サブ画素の前フレームにおけるグレースケールが低グレースケールLである場合、現フレームにおける該サブ画素のグレースケールが高グレースケールHに反転する。該サブ画素は青色サブ画素B、緑色サブ画素G及び赤色サブ画素Rのうちのいずれか1種であってもよい。
【0023】
図4図6に示すように、第1フレームF1から第2フレームF2まで高グレースケールHと低グレースケールLの間の切り替えが行われる。図6中の破線ボックスに示すように、第1フレームF1から第2フレームF2までの過程では、そのうちの1つの赤色サブ画素Rは正極性+、高グレースケールHから負極性-、低グレースケールLに切り替えられ、そのうちのもう1つの赤色サブ画素Rは正極性+、低グレースケールLから負極性-、高グレースケールHに切り替えられる。そのうちの1つの緑色サブ画素Gは負極性-、高グレースケールHから正極性+、低グレースケールLに切り替えられ、そのうちのもう1つの緑色サブ画素Gは負極性-、低グレースケールLから正極性+、高グレースケールHに切り替えられる。図6中の実線ボックスに示すように、そのうちの1つの赤色サブ画素Rは負極性-、高グレースケールHから正極性+、低グレースケールLに切り替えられ、そのうちのもう1つの赤色サブ画素Rは負極性-、低グレースケールLから正極性+、高グレースケールHに切り替えられる。そのうちの1つの緑色サブ画素Gは正極性+、高グレースケールHから負極性-、低グレースケールLに切り替えられ、そのうちのもう1つの緑色サブ画素Gは正極性+、低グレースケールLから負極性-、高グレースケールHに切り替えられる。図6に示すバツ印Xは高グレースケールHと低グレースケールLの切り替え時、液晶応答時間が非対称であるため、極性が異なり且つグレースケールが同じサブ画素の輝度が異なることを引き起こし、たとえば、正極性+及び高グレースケールHのサブ画素と負極性-及び高グレースケールHのサブ画素はそれぞれ異なる輝度を有し、最終的に前述した明線・暗線又はVラインを形成する。
【0024】
図7に示すように、上記分析に基づいて、本実施例はタイミングコントローラを提供し、それは視野角補償モジュール10、オーバードライブモジュール20、検索モジュール40及び補償モジュール30を含み、視野角補償モジュール10は、アクセスされるデータ信号DATAに基づき対応するフレーム画像データを出力することに用いられ、フレーム画像データは前フレーム画像データ及び現フレーム画像データを含み、オーバードライブモジュール20は視野角補償モジュール10に接続され、現フレーム画像データをオーバードライブ処理すること、及び前フレーム画像データをキャッシュすることに用いられ、検索モジュール40は視野角補償モジュール10及びオーバードライブモジュール20に接続され、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索することに用いられ、補償モジュール30はオーバードライブモジュール20及び検索モジュール40に接続され、グレースケール補償テーブルに基づきオーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号OUT-DATAを出力することに用いられる。
【0025】
理解され得るように、本実施例が提供するタイミングコントローラは、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果によって対応するグレースケール補償テーブルを検索して、オーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号OUT-DATAを生成でき、このように、時間領域視野角補償のフレーム間での切り替え時に明線・暗線又はVラインが生じる状況を改善できる。
【0026】
なお、本実施例における視野角補償モジュール10は時間領域類視野角補償アルゴリズムに基づいて構成して形成されるものであってもよいが、これに限定されない。オーバードライブモジュール20はオーバードライブアルゴリズムに基づいて構成して形成されるものであってもよいが、これに限定されない。
【0027】
そのうち、オーバードライブモジュール20には、常に前フレーム画像データがキャッシュされており、該前フレーム画像データはオーバードライブアルゴリズムによって処理されていない前フレーム画像データであってもよいが、これに限定されず、オーバードライブアルゴリズムによって処理された前フレーム画像データであってもよい。
【0028】
図8に示すように、そのうちの1つの実施例では、オーバードライブモジュール20はオーバードライブユニット21及び記憶ユニット22を含み、オーバードライブユニット21は視野角補償モジュール10及び検索モジュール40に接続され、現フレーム画像データをオーバードライブ処理することに用いられ、記憶ユニット22は視野角補償モジュール10及び検索モジュール40に接続され、前フレーム画像データをキャッシュすることに用いられる。
【0029】
図8に示すように、そのうちの1つの実施例では、検索モジュール40は比較ユニット41及び検索ユニット42を含み、比較ユニット41は視野角補償モジュール10及び記憶ユニット22に接続され、現フレーム画像データと前フレーム画像データの差分に基づき比較結果を決定することに用いられ、検索ユニット42は比較ユニット41及び補償モジュール30に接続され、比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索して補償モジュール30に出力することに用いられる。
【0030】
図9に示すように、そのうちの1つの実施例では、フレーム画像データは少なくとも1つのサブ画素の極性データ及びグレースケールデータを含み、サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第1グレースケール補償曲線S1上の対応する1つのドット値である。
【0031】
そのうちの1つの実施例では、サブ画素の極性データが負極性から正極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第2グレースケール補償曲線S2上の対応する1つのドット値であり、そのうち、第1グレースケール補償曲線S1は第2グレースケール補償曲線S2と異なる。
【0032】
そのうちの1つの実施例では、サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが低グレースケールから高グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第3グレースケール補償曲線S3上の対応する1つのドット値であり、そのうち、第2グレースケール補償曲線S2は第3グレースケール補償曲線S3と異なる。
【0033】
そのうちの1つの実施例では、サブ画素の極性データが正極性から負極性にジャンプし、且つサブ画素のグレースケールデータが高グレースケールから低グレースケールにジャンプする場合、サブ画素のグレースケール補償テーブルにおけるグレースケール補償値は第4グレースケール補償曲線S4上の対応する1つのドット値であり、そのうち、第3グレースケール補償曲線S3は第4グレースケール補償曲線S4と異なる。
【0034】
そのうちの1つの実施例では、第1グレースケール補償曲線S1、第2グレースケール補償曲線S2、第3グレースケール補償曲線S3及び第4グレースケール補償曲線S4のうちの少なくとも1つは異なる曲率の二次関数であり、そのうち、第1グレースケール補償曲線S1の湾曲方向は第2グレースケール補償曲線S2、第3グレースケール補償曲線S3及び第4グレースケール補償曲線S4のうちの少なくとも1つの湾曲方向と異なる。
【0035】
そのうちの1つの実施例では、第4グレースケール補償曲線S4の曲率は第2グレースケール補償曲線S2の曲率よりも大きく、第2グレースケール補償曲線S2の曲率は第1グレースケール補償曲線S1の曲率よりも大きく、第1グレースケール補償曲線S1の曲率は第3グレースケール補償曲線S3の曲率よりも大きい。
【0036】
理解され得るように、異なるグレースケール補償曲線は異なる組み合わせタイプの極性及びグレースケールジャンプを補償できる。そのうち、第1グレースケール補償曲線S1、第2グレースケール補償曲線S2、第3グレースケール補償曲線S3及び第4グレースケール補償曲線S4のうちのいずれかのグレースケール補償曲線はいくつかのドット値に基づき決定でき、次にこれらのドット値に基づき補間計算して同一グレースケール補償曲線上の他のドット値を得る。
【0037】
そのうち、図9に示すように、X軸上のドット値は1つのサブ画素の現フレーム画像データにおけるグレースケール値から該サブ画素の前フレーム画像データにおけるグレースケール値を引いたものを表してもよく、Y軸上のドット値はグレースケール補償値を表してもよい。対応するグレースケール補償曲線に基づきX軸上のドット値に対応するY軸方向のグレースケール補償値を決定してもよい。
【0038】
X軸上のドット値は0、1、8、16、48、96、128、164、192、224、255及び256のうちの少なくとも1つであってもよく、対応するグレースケール補償値であるY軸上のドット値は対応して0、0、2、5、5、6、7、4、3、2、1及び0のうちのいずれかであってもよい。そのうち、Y軸上のグレースケール補償値はディスプレイパネルの明線・暗線又はVラインの状況に基づき柔軟に設定でき、次に線形補間によって対応する完全なグレースケール補償曲線を得ることができる。
【0039】
各サブ画素の異なるグレースケール補償値に基づいて、対応するグレースケール補償テーブルを作成でき、次に対応するグレースケール補償テーブルを採用して同一フレーム中の対応するサブ画素のグレースケールを統一的に補償でき、対応するグレースケール補償テーブルによって補償された現フレーム画像データはフレーム切り替え時、極性が異なり且つグレースケールが同じ同一サブ画素に発生する輝度差を克服でき、さらに明線・暗線又はVラインのような状況を軽減できる。
【0040】
図10に示すように、そのうちの1つの実施例では、本実施例は極性グレースケール補償方法を提供し、それは以下のステップS10~S40を含む。
【0041】
ステップS10:視野角補償アルゴリズムに基づいて、アクセスされるデータ信号に応答して、対応するフレーム画像データを出力し、フレーム画像データは前フレーム画像データ及び現フレーム画像データを含む。
【0042】
ステップS20:オーバードライブアルゴリズムに基づいて、現フレーム画像データをオーバードライブ処理して前フレーム画像データをキャッシュする。
【0043】
ステップS30:前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果に基づき対応するグレースケール補償テーブルを検索する。
【0044】
ステップS40:グレースケール補償テーブルに基づきオーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号を出力する。
【0045】
理解され得るように、本実施例が提供する極性グレースケール補償方法は、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果によって対応するグレースケール補償テーブルを検索して、オーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号OUT-DATAを生成でき、このように、時間領域視野角補償のフレーム間での切り替え時に明線・暗線又はVラインが生じる状況を改善できる。
【0046】
そのうちの1つの実施例では、本実施例はディスプレイパネルを提供し、それは上記いずれかの実施例におけるタイミングコントローラを含んでもよい。
【0047】
理解され得るように、本実施例が提供するディスプレイパネルは、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果によって対応するグレースケール補償テーブルを検索して、オーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号OUT-DATAを生成でき、このように、時間領域視野角補償のフレーム間での切り替え時に明線・暗線又はVラインが生じる状況を改善できる。
【0048】
該ディスプレイパネルはさらにソースドライバを含んでもよく、タイミングコントローラはソースドライバに接続され、タイミングコントローラが出力するデータ信号を受信する。
【0049】
そのうちの1つの実施例では、該ディスプレイパネルは液晶ディスプレイパネルであってもよく、具体的には、垂直配向(VA、Vertical Alignment)型ディスプレイパネルであってもよく、該VAディスプレイパネルは広視野角ディスプレイパネルであってもよく、複数の人が同時に視聴することを容易にする。
【0050】
そのうちの1つの実施例では、本実施例は表示装置を提供し、それは上記いずれかの実施例におけるディスプレイパネルを含んでもよい。
【0051】
理解され得るように、本実施例が提供する表示装置は、前フレーム画像データと現フレーム画像データの比較結果によって対応するグレースケール補償テーブルを検索して、オーバードライブ処理後の現フレーム画像データに対してグレースケール補償を行うことで、グレースケール補償後のデータ信号OUT-DATAを生成でき、時間領域視野角補償のフレーム間での切り替え時に明線・暗線又はVラインが生じる状況を改善できる。
【0052】
理解され得るように、当業者にとっては、本願の技術的解決手段及びその発明の思想に基づいて均等物への置換又は変更を行うことができ、すべてのこれらの変更又は置換は本願の添付の特許請求の範囲の保護範囲に属すべきである。
【符号の説明】
【0053】
10 視野角補償モジュール
20 オーバードライブモジュール
21 オーバードライブユニット
22 記憶ユニット
30 補償モジュール
40 検索モジュール
41 比較ユニット
42 検索ユニット
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】