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特表2023-523510加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置
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  • 特表-加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置 図1
  • 特表-加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-06
(54)【発明の名称】加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置
(51)【国際特許分類】
   H02H 3/08 20060101AFI20230530BHJP
   A61M 16/00 20060101ALI20230530BHJP
【FI】
H02H3/08 P
A61M16/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022549388
(86)(22)【出願日】2021-12-24
(85)【翻訳文提出日】2022-08-16
(86)【国際出願番号】 CN2021141035
(87)【国際公開番号】W WO2022193772
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】202110290020.7
(32)【優先日】2021-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520376373
【氏名又は名称】ヴィンセント メディカル(ドングアン)マニュファクチャリング シーオー.,エルティーディー.
(71)【出願人】
【識別番号】521241111
【氏名又は名称】ヴィンセント メディカル(ドングアン)テクノロジー シーオー.,エルティーディー.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】趙 軍
(72)【発明者】
【氏名】徐 結兵
(72)【発明者】
【氏名】于 海濱
(72)【発明者】
【氏名】王 立▲てぃん▼
【テーマコード(参考)】
5G004
【Fターム(参考)】
5G004AA04
5G004AB02
5G004BA04
5G004DC08
5G004DC12
5G004EA04
(57)【要約】
本発明は、加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置を提供し、その中では、前記加熱ループ保護回路は加熱ループに接続され、収集サブ回路、抑制サブ回路、保護サブ回路および放出サブ回路を含み、前記収集サブ回路は前記保護サブ回路の入力電圧を集めて、抑制サブ回路に伝達し、前記抑制サブ回路は前記入力電圧をクランプして、前記放出サブ回路によって電流を放出し、前記保護サブ回路は過電流時に短絡保護する。本発明は、加熱ループの電圧を監視する同時に、抑制サブ回路によって入力電圧を抑制し、電圧クランプによって過電圧保護を実現し、回路過電流時に保護サブ回路によって過電流保護を実現することで、因瞬間的な高電圧でスパークが発生することによって引き起こされた安全リスクを回避することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱ループに接続され、収集サブ回路、抑制サブ回路、保護サブ回路および放出サブ回路を含み、前記収集サブ回路によって前記保護サブ回路の入力電圧を集めて、抑制サブ回路に伝達し、前記抑制サブ回路は前記入力電圧をクランプし、前記放出サブ回路によって電流を放出し、前記保護サブ回路は過電流時に短絡保護する、ことを特徴とする加熱ループ保護回路。
【請求項2】
前記収集サブ回路は、第1ダイオード、第2ダイオードおよび第3ダイオードを含み、前記第1ダイオードの入力端、第2ダイオードの入力端および第3ダイオードの入力端は、前記保護サブ回路に接続され、第1入力電圧、第2入力電圧および第3入力電圧をそれぞれ集め、前記第1ダイオードの出力端、第2ダイオードの出力端および第3ダイオードの出力端は、それぞれ前記抑制サブ回路に接続される、ことを特徴とする請求項1に記載の加熱ループ保護回路。
【請求項3】
前記保護サブ回路は、
発熱線を短絡保護するための第1保護ユニット、
加熱ループの温度検出モジュールを短絡保護するための第2保護ユニット、
放出サブ回路を短絡保護するための第3保護ユニットを含み、
前記第1保護ユニットの一端は前記発熱線の入力端に接続され、前記第1保護ユニットの他端は第1電源に接続され、前記第2保護ユニットの一端は前記収集サブ回路に接続されて入力電圧が印可され、前記第2保護ユニットの他端は前記加熱ループの温度検出モジュールおよび識別モジュールに接続され、前記第3保護ユニットの一端は前記抑制サブ回路に接続され、前記第3保護ユニットの他端は前記放出サブ回路に接続される、ことを特徴とする請求項2に記載の加熱ループ保護回路。
【請求項4】
前記第2保護ユニットは、第1保護管、第2保護管および第3保護管を含み、前記第1保護管の一端は前記第1ダイオードの入力端に接続されて第1入力電圧が印可され、前記第1保護管の他端は前記温度検出モジュールに接続され、前記第2保護管の一端は前記第2ダイオードの入力端に接続され、第2入力電圧が印可され、前記第2保護管の他端は前記温度検出モジュールに接続され、前記第3保護管の一端は前記第3ダイオードの入力端に接続されて第3入力電圧が印可され、前記第3保護管の他端は識別モジュールに接続される、ことを特徴とする請求項3に記載の加熱ループ保護回路。
【請求項5】
前記抑制サブ回路は過渡電圧抑制ダイオードを含み、前記過渡電圧抑制ダイオードの負極端は、前記第1ダイオードの出力端、第2ダイオードの出力端および第3ダイオードの出力端に接続され、前記過渡電圧抑制ダイオードの正極端は前記第3保護ユニットの一端に接続される、ことを特徴とする請求項4に記載の加熱ループ保護回路。
【請求項6】
前記放出サブ回路は第4ダイオード、第1抵抗および第1スイッチングトランジスタを含み、前記第4ダイオードの入力端に制御電圧が印可され、前記第4ダイオードの出力端は前記第1抵抗の一端および第1スイッチングトランジスタの制御端に接続され、前記第1スイッチングトランジスタの入力端は前記第3保護ユニットに接続され、前記第1スイッチングトランジスタの出力端は前記第1抵抗の他端に接続されて接地される、ことを特徴とする請求項3に記載の加熱ループ保護回路。
【請求項7】
温度検出サブ回路をさらに含み、前記温度検出サブ回路は第2電源に接続され、前記温度検出サブ回路の出力端は接地される、ことを特徴とする請求項1に記載の加熱ループ保護回路。
【請求項8】
加熱ループと請求項1~7のいずれか1項に記載の加熱ループ保護回路を含み、加熱保護回路は前記加熱ループに接続され、加熱ループの短絡時、前記加熱ループを短絡保護する、ことを特徴とする呼吸加熱回路。
【請求項9】
前記加熱ループは発熱線、第1温度検出デバイス、第2温度検出デバイス、第3温度検出デバイスおよび認識モジュールを含み、前記発熱線の入力端は前記保護サブ回路に接続され、前記発熱線の出力端は第1電源の負極に接続され、第1加熱デバイスの一端、前記第2温度検出デバイスの一端および前記認識モジュールのIOポートはそれぞれ前記保護サブ回路に接続され、前記第1温度検出デバイスの他端、第2温度検出デバイスの他端および前記認識モジュールの接地端はそれぞれ前記抑制サブ回路の入力端および保護サブ回路に接続される、ことを特徴とする請求項8に記載の呼吸加熱回路。
【請求項10】
装置本体を含み、前記装置本体に回路基板が配置され、前記回路基板に請求項8または9に記載の呼吸加熱回路が設けられている、ことを特徴とする呼吸補助装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、呼吸装置の分野に関し、特に加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の呼吸補助装置(例えば呼吸器)は通常、様々なパイプラインを備え、それぞれのパイプラインに識別素子と温度検出回路が設けられ、呼吸補助装置は識別素子を介してパイプラインの情報を識別し、温度検出回路を介してパイプラインの空気入口と空気出口の温度を検出して、対応の呼吸動作モードを実行する。
【0003】
しかしながら、回路の逆接続や誤接続、電源投入時の高瞬間電圧などにより、既存の呼吸補助装置の加熱ループは使用中に漏電タッチスパークが発生し、大きな安全上のリスクを伴うことになる。
【0004】
したがって、先行技術をさらに改善及び強化する必要がある。
【発明の概要】
【0005】
上記従来技術の欠点を克服するために、本発明の目的は、加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置を提供することであり、加熱ループの電圧を監視する同時に、抑制サブ回路によって入力電圧を抑制し、電圧クランプによって過電圧保護を実現し、回路過電流時に保護サブ回路によって過電流保護を実現することで、瞬間的な高電圧によって引き起こされたスパークによる安全リスクを回避することができる。
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明は、以下の技術的解決策を採用している。
【0007】
本発明は、加熱ループに接続されるための加熱ループ保護回路を提供し、前記加熱ループ保護回路は、収集サブ回路、抑制サブ回路、保護サブ回路および放出サブ回路を含み、前記収集サブ回路は前記保護サブ回路の入力電圧を集めて抑制サブ回路に伝達し、前記抑制サブ回路は前記入力電圧をクランプし、前記放出サブ回路によって電流を放出し、前記保護サブ回路は過電流時に短絡保護する。
【0008】
前記収集サブ回路は、第1ダイオード、第2ダイオードおよび第3ダイオードを含み、前記第1ダイオードの入力端、第2ダイオードの入力端および第3ダイオードの入力端は前記保護サブ回路に接続され、それぞれ第1入力電圧、第2入力電圧および第3入力電圧を集め、前記第1ダイオードの出力端、第2ダイオードの出力端および第3ダイオードの出力端はそれぞれ前記抑制サブ回路に接続される。
【0009】
前記保護サブ回路は、
発熱線を短絡保護するための第1保護ユニット、
加熱ループの温度検出モジュールを短絡保護するための第2保護ユニット、
放出サブ回路を短絡保護するための第3保護ユニットを含み、
前記第1保護ユニットの一端は前記発熱線の入力端に接続され、前記第1保護ユニットの他端は第1電源に接続され、前記第2保護ユニットの一端は前記収集サブ回路に接続されて入力電圧が印可され、前記第2保護ユニットの他端は前記加熱ループの温度検出モジュールおよび認識モジュールに接続され、前記第3保護ユニットの一端は前記抑制サブ回路に接続され、前記第3保護ユニットの他端は前記放出サブ回路に接続される。
【0010】
前記第2保護ユニットは、第1保護管、第2保護管および第3保護管を含み、前記第1保護管の一端は前記第1ダイオードの入力端に接続されて第1入力電圧が印可され、前記第1保護管の他端は前記温度検出モジュールに接続され、前記第2保護管の一端は前記第2ダイオードの入力端に接続され、第2入力電圧が印可され、前記第2保護管の他端は前記温度検出モジュールに接続され、前記第3保護管の一端は前記第3ダイオードの入力端に接続されて第3入力電圧が印可され、前記第3保護管の他端は認識モジュールに接続される。
【0011】
前記抑制サブ回路は、過渡電圧抑制ダイオードを含み、前記過渡電圧抑制ダイオードの負極端は、前記第1ダイオードの出力端、第2ダイオードの出力端および第3ダイオードの出力端に接続され、前記過渡電圧抑制ダイオードの正極端は前記第3保護ユニットの一端に接続される。
【0012】
前記放出サブ回路は第4ダイオード、第1抵抗および第1スイッチングトランジスタを含み、前記第4ダイオードの入力端に制御電圧が印可され、前記第4ダイオードの出力端は前記第1抵抗の一端および第1スイッチングトランジスタの制御端に接続され、前記第1スイッチングトランジスタの入力端は前記第3保護ユニットに接続され、前記第1スイッチングトランジスタの出力端は前記第1抵抗の他端に接続されて接地される。
【0013】
前記加熱ループ保護回路は温度検出サブ回路をさらに含み、前記温度検出サブ回路は第2電源に接続され、前記温度検出サブ回路の出力端は接地される。
【0014】
上記の加熱ループ保護回路に基づいて、本発明は呼吸加熱回路をさらに提供し、加熱ループと前記の加熱ループ保護回路を含み、前記加熱保護回路は前記加熱ループに接続され、加熱ループの短絡時、前記加熱ループを短絡保護する。
【0015】
前記加熱ループは、発熱線、第1温度検出デバイス、第2温度検出デバイス、第3温度検出デバイスおよび認識モジュールを含み、前記発熱線の入力端は前記保護サブ回路に接続され、前記発熱線の出力端は第1電源の負極に接続され、前記第1加熱デバイスの一端、前記第2温度検出デバイスの一端および前記認識モジュールのIOポートはそれぞれ前記保護サブ回路に接続され、前記第1温度検出デバイスの他端、第2温度検出デバイスの他端および前記認識モジュールの接地端はそれぞれ前記抑制サブ回路の入力端および保護サブ回路に接続される。
【0016】
上記の呼吸加熱回路に基づいて、本発明は呼吸補助装置をさらに提供し、装置本体を含み、前記装置本体に回路基板が配置され、前記回路基板に前記の呼吸加熱回路が設けられている。
【0017】
従来技術と比較すると、本発明によって提供される加熱ループ保護回路は加熱ループに接続され、前記加熱ループ保護回路は収集サブ回路、抑制サブ回路、保護サブ回路および放出サブ回路を含み、前記収集サブ回路は前記保護サブ回路の入力電圧を集めて抑制サブ回路に伝達し、前記抑制サブ回路は前記入力電圧をクランプし、前記放出サブ回路によって電流を放出し、前記保護サブ回路は過電流時に短絡保護する。本発明は、加熱ループの電圧を監視する同時に抑制サブ回路によって入力電圧を抑制し、電圧クランプによって過電圧保護を実現し、回路過電流時に保護サブ回路によって過電流保護を実現することで、瞬間的な高電圧によって引き起こされたスパークによる安全リスクを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明によって提供される加熱ループ保護回路の構造ブロック図である。
図2】本発明によって提供される呼吸加熱回路の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本発明は、加熱ループ保護回路、呼吸加熱回路および呼吸補助装置を提供し、加熱ループの電圧を監視する同時に抑制サブ回路によって入力電圧を抑制し、電圧クランプによって過電圧保護を実現し、回路過電流時に保護サブ回路によって過電流保護を実現することで、瞬間的な高電圧によって引き起こされたスパークによる安全リスクを回避することができる。
【0020】
本発明の具体的な実施形態は、本発明の技術概念、解決した技術課題、技術的解決策を構成する技術特性及びもたらされた技術効果に対してなされるより詳細な説明にとって好都合である。これらの実施態様の説明は、本発明の保護範囲を限定するものではないことに留意されたい。また、以下の実施態様に関わる技術特性は、矛盾を構成しない限り、相互に組み合わせてもよい。
【0021】
従来技術の問題を鑑み、図1を参照すると、本発明は、加熱ループ10に接続されるための加熱ループ保護回路20を提供し、前記加熱ループ保護回路20は収集サブ回路210、抑制サブ回路220、保護サブ回路230および放出サブ回路240を含む。前記加熱ループ10は一般に、主制御モジュール30によって給電および制御され、前記主制御モジュール30は、呼吸補助装置の主制御チップであってもよく、外部主制御回路などであってもよく、ここで特に限定されない。前記主制御モジュール30と加熱ループ10間に加熱ループ保護回路20が設けられて、加熱ループ10の瞬間的な高電圧によって引き起こされたスパークによる安全リスクを回避する。
【0022】
具体的に、図2をも参照すると、前記収集サブ回路210は前記保護サブ回路230の入力電圧を集めて抑制サブ回路220に伝達し、前記抑制サブ回路220は前記入力電圧をクランプし、前記放出サブ回路240によって電流を放出し、前記保護サブ回路230は過電流時に短絡保護する。本実施例は、電圧クランプ保護と過電流保護を同時実現することで、加熱ループ10の過圧を回避すると同時に、過電流保護の機能を実現する。
【0023】
具体的に、図2を継続的に参照すると、前記収集サブ回路210は、第1ダイオードD1、第2ダイオードD2および第3ダイオードD3を含み、前記第1ダイオードD1の入力端、第2ダイオードD2の入力端および第3ダイオードD3の入力端は前記保護サブ回路230に接続され、それぞれ第1入力電圧、第2入力電圧および第3入力電圧を集め、前記第1ダイオードD1の出力端、第2ダイオードD2の出力端および第3ダイオードD3の出力端はそれぞれ前記抑制サブ回路220に接続される。
【0024】
具体的に実施するとき、本実施例では、現在の加熱ループ10は一般に、発熱線H1、温度検出デバイスなどに給電し、または識別モジュールIC1と通信するための複数のIOポートを有し、本実施例では6つのIOポートを例にして説明する。具体的に、第1IOポートは第1電源正極に接続されて発熱線H1に給電し、前記第2IOポートは第1電源負極に接続され、発熱線H1にループを発生させ、前記第1入力電圧は第3IOポートを介して第1温度検出デバイスRV1に給電し、前記第2入力電圧は第4IOポートを介して第2温度検出デバイスRV2に給電し、前記第3入力電圧は第5IOポートを介して前記識別モジュールIC1と通信し、前記第6IOポートは温度検出デバイスと識別モジュールIC1を接地させる。加熱ループ10に通電すると、前記第1ダイオードD1、第2ダイオードD2および第3ダイオードD3によって第3IOポート、第4IOポートおよび第5IOポートの電圧値をそれぞれ集めて抑制サブ回路220に出力し、抑制サブ回路220によって電圧をクランプし、通電瞬間電圧が高すぎても後段の加熱ループ10が焼損することなく、電気スパークもない。
【0025】
さらに、図2を継続的に参照すると、前記保護サブ回路230は、発熱線H1を短絡保護するための第1保護ユニット、加熱ループ10の温度検出モジュール100を短絡保護するための第2保護ユニット、放出サブ回路240を短絡保護するための第3保護ユニットを含み、前記第1保護ユニットの一端は前記発熱線H1の入力端に接続され、前記第1保護ユニットの他端は第1電源に接続され、前記第2保護ユニットの一端は前記収集サブ回路210に接続されて入力電圧が印可され、前記第2保護ユニットの他端は前記加熱ループ10の温度検出モジュール100と識別モジュールIC1に接続され、前記第3保護ユニットの一端は前記抑制サブ回路220に接続され、前記第3保護ユニットの他端は前記放出サブ回路240に接続される。
【0026】
具体的に実施するとき、本実施例では、第1保護ユニットによって前記発熱線H1を過電流保護し、過電流時に前記第1保護ユニットによって前記発熱線H1のループを切断し、前記発熱線H1が切断されて過電流保護の効果を達成する。
【0027】
具体的に、図2を継続的に参照すると、前記第1保護ユニット232は第4保護管F4を含み、前記第4保護管F4の一端は前記発熱線H1の入力端に接続され、前記第4保護管F4の他端は前記第1電源の正極に接続される。
【0028】
さらに、図2を継続的に参照すると、前記第2保護ユニット231は第1保護管F1、第2保護管F2および第3保護管F3を含み、前記第1保護管F1の一端は前記第1ダイオードD1の入力端に接続され、第1入力電圧が印可され、前記第1保護管F1の他端は前記温度検出モジュール100に接続され、前記第2保護管F2の一端は前記第2ダイオードD2の入力端に接続され、第2入力電圧が印可され、前記第2保護管F2の他端は前記温度検出モジュール100に接続され、前記第3保護管F3の一端は前記第3ダイオードD3の入力端に接続され、第3入力電圧が印可され、前記第3保護管F3の他端は認識モジュールIC1に接続される。
【0029】
さらに、図2を継続的に参照すると、前記第3保護ユニット233は第5保護管F5を含み、前記第5保護管F5の一端は前記抑制サブ回路220の正極端、温度検出モジュール100および認識モジュールIC1に接続され、前記第5保護管F5の他端は前記放出サブ回路240に接続される。
【0030】
前記第1保護管F1、第2保護管F2、第3保護管F3、第4保護管F4および第5保護管F5はそれぞれ過電流時に切れ、ループを切断して、過電流保護の目的を実現する。
【0031】
具体的に、図2を継続的に参照すると、前記抑制サブ回路220は過渡電圧抑制ダイオードTVS1を含み、前記過渡電圧抑制ダイオードTVS1の負極端は前記第1ダイオードD1の出力端、第2ダイオードD2の出力端および第3ダイオードD3の出力端に接続され、前記過渡電圧抑制ダイオードTVS1の正極端は前記第3保護ユニットの一端に接続される。
【0032】
具体的に述べると、本実施例では、前記過渡電圧抑制ダイオードTVS1はそれぞれ第1ダイオードD1、第2ダイオードD2および第3ダイオードD3によって集められた電圧を受信し、電圧を予設値に維持し、3通りの電流を前記第5保護管F5に出力し、前記第5保護管F5から放出サブ回路240に出力し、前記放出サブ回路240は電流をグランドに放出する。なお、前記過渡電圧抑制ダイオードTVS1のクランプ電圧の予設値は必要に応じて設定され得、ここで特に限定されない。
【0033】
さらに、図2を継続的に参照すると、前記放出サブ回路240は第4ダイオードD4、第1抵抗R1および第1スイッチングトランジスタQ1を含み、前記第4ダイオードD4の入力端に制御電圧が印可され、前記第4ダイオードD4の出力端は前記第1抵抗R1の一端および第1スイッチングトランジスタQ1の制御端に接続され、前記第1スイッチングトランジスタQ1の入力端は前記第3保護ユニットに接続され、前記第1スイッチングトランジスタQ1の出力端は前記第1抵抗R1の他端に接続されて接地される。
【0034】
具体的に実施するとき、本実施例では、前記第4ダイオードD4は第2電源に接続され電力を前記第1スイッチングトランジスタQ1の制御端に出力し、前記第1スイッチングトランジスタQ1はNMOSトランジスタであるため、前記第1スイッチングトランジスタQ1の制御端はゲートであり、前記第1スイッチングトランジスタQ1の入力端はNMOSトランジスタのドレイン/ソースであり、前記第1スイッチングトランジスタQ1の出力端はNMOSトランジスタのソース/ドレインである。本実施例では、前記第1スイッチングトランジスタQ1の入力端に流れた電流が第1スイッチングトランジスタQ1の出力端からグランドに放出され、電流の正常放出を実現する。選択可能に、前記第1スイッチングトランジスタは、PMOSトランジスタまたは三極管などであり得、電流放出機能を実現すればよく、ここで特に限定されない。
【0035】
さらに、図2を継続的に参照すると、前記加熱ループ保護回路20は、温度検出サブ回路250をさらに含み、前記温度検出サブ回路250に第2電源が接続され、前記温度検出サブ回路250の出力端は接地される。具体的に、前記温度検出サブ回路250は第3温度検出デバイスRV3を含み、前記第3温度検出デバイスRV3によって前記加熱ループ保護回路20の温度を検出し、その温度が高すぎると、主制御モジュール30によって切断され、前記加熱ループ保護回路20の温度が高すぎて保護効果を失うことを防止することができる。
【0036】
なお、前記第1温度検出デバイスRV1、第2温度検出デバイスRV2および第3温度検出デバイスRV3はそれぞれ温度センサー、サーミスタなどであり得、ここで特に限定されない。
【0037】
上記の加熱ループ保護回路20に基づいて、図2を継続的に参照すると、本発明は呼吸加熱回路をさらに提供し、加熱ループ10および前記の加熱ループ保護回路20を含み、前記加熱保護回路は前記加熱ループ10に接続され、加熱ループ10の短絡時、前記加熱ループ10を短絡保護する。
【0038】
具体的に、図2を継続的に参照すると、前記加熱ループ10は、発熱線H1、第1温度検出デバイスRV1、第2温度検出デバイスRV2、第3温度検出デバイスRV3および認識モジュールIC1を含み、前記発熱線H1の入力端は前記保護サブ回路230に接続され、前記発熱線H1の出力端は第1電源の負極に接続され、前記第1加熱デバイスの一端、前記第2温度検出デバイスRV2の一端および前記認識モジュールIC1のIOポートは、それぞれ前記保護サブ回路230に接続され、前記第1温度検出デバイスRV1の他端、第2温度検出デバイスRV2の他端および前記認識モジュールIC1の接地端は、それぞれ前記抑制サブ回路220の入力端および保護サブ回路230に接続される。前記認識モジュールは具体的に認識チップであり、温度検出モジュールによって検出された温度データを記憶し、主制御モジュールの要求に応じて前記温度データをアップロードする。
【0039】
具体的に実施するとき、本実施例では、前記収集サブ回路210は前記保護サブ回路230の入力電圧を集めて抑制サブ回路220に伝達し、前記抑制サブ回路220は前記入力電圧をクランプし、前記放出サブ回路240によって電流を放出し、前記保護サブ回路230は過電流時に短絡保護する。本実施例は電圧クランプ保護と過電流保護を同時に実現することで、加熱ループ10の過圧を回避する同時に、過電流保護の機能を実現し、瞬間的な高電圧によって引き起こされたスパークによる安全リスクを回避する。前記加熱ループ保護回路20は上記のように詳細に説明されるため、ここで説明は繰り返さない。
【0040】
上記の呼吸加熱回路に基づいて、本発明は呼吸補助装置をさらに提供し、装置本体を含み、前記装置本体に回路基板が配置され、前記回路基板に前記の呼吸加熱回路が設けられている。前記呼吸加熱回路は上記のように詳細に説明されるため、ここで説明は繰り返さない。
【0041】
以上のように、本発明によって提供される加熱ループ保護回路は、加熱ループに接続され、前記加熱ループ保護回路は収集サブ回路、抑制サブ回路、保護サブ回路および放出サブ回路を含み、前記収集サブ回路は前記保護サブ回路の入力電圧を集めて抑制サブ回路に伝達し、前記抑制サブ回路は前記入力電圧をクランプし、前記放出サブ回路によって電流を放出し、前記保護サブ回路は過電流時に短絡保護する。本発明は加熱ループの電圧を監視する同時に、抑制サブ回路によって入力電圧を抑制し、電圧クランプによって過電圧保護を実現し、回路過電流時に保護サブ回路によって過電流保護を実現することで、瞬間的な高電圧によって引き起こされたスパークによる安全リスクを効果的に回避することができる。
【0042】
当業者であれば、本発明の技術的解決策およびその発明概念に対して同等置換や変更を加えることができ、それらの変更や置換はすべて本発明の特許請求の範囲に含まれることを理解されたい。
図1
図2
【国際調査報告】