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特表2023-523731飲料容器注入口結合型浄水フィルター
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-07
(54)【発明の名称】飲料容器注入口結合型浄水フィルター
(51)【国際特許分類】
   B01D 35/30 20060101AFI20230531BHJP
   B65D 51/28 20060101ALI20230531BHJP
   C02F 1/28 20230101ALI20230531BHJP
【FI】
B01D35/30
B65D51/28
C02F1/28 D
C02F1/28 G
C02F1/28 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022564285
(86)(22)【出願日】2020-07-24
(85)【翻訳文提出日】2022-10-20
(86)【国際出願番号】 KR2020009755
(87)【国際公開番号】W WO2021221231
(87)【国際公開日】2021-11-04
(31)【優先権主張番号】10-2020-0051189
(32)【優先日】2020-04-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522411728
【氏名又は名称】リアルウォータ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クォン,ヒョク ゼ
【テーマコード(参考)】
3E084
4D116
4D624
【Fターム(参考)】
3E084AA04
3E084AA12
3E084AA24
3E084AB01
3E084BA02
3E084CA01
3E084CB02
3E084CC03
3E084DA01
3E084DB12
3E084DC03
3E084FA09
3E084FB02
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3E084GB01
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3E084HD04
3E084JA20
3E084KB01
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4D116BA02
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4D116QA41D
4D116QA41E
4D116QA41F
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4D116QA42D
4D116QA42E
4D116QA42F
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4D116QB25
4D116QB36
4D116QB40
4D624AA02
4D624AB00
4D624AB04
4D624AB07
4D624BA02
4D624BA05
4D624BA07
4D624BB01
4D624CA12
4D624CB05
4D624CB34
4D624CC32
4D624CC48
4D624CC50
4D624DB03
4D624DB19
(57)【要約】
【課題】飲料容器の飲用水がフィルターを通じて飲用可能で、使用後に飲料容器の栓を再装着できる飲料容器注入口結合型浄水フィルターを提供する。
【解決手段】下段部内側には飲料容器の注入口に設けられたスクリュー部に結合されるための第1スクリューが備えられ、上段部外側には飲料容器の栓が結合されるための第2スクリューが備えられる管体形状のハウジング(100)と、ハウジングに内側に配置されて飲料容器から排出される飲用水を1次浄化するための管体形状の第1フィルター(200)、第1フィルターの上段部に配置されて第1フィルターを通じて1次浄化された飲用水を2次浄化させる第2フィルター(300)と、ハウジングの下段部に引き込まれて第1フィルターが内蔵されるように形成されて、下部面に飲料容器から排出される飲用水が通過するための筒孔が備えられるカバー部(400)と、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に水または飲用水が貯蔵された飲料容器(10)の注入口(20)に結合されて使用される浄水フィルターにおいて、
下段部内側には前記飲料容器の注入口に設けられたスクリュー部(21)に結合されるための第1スクリュー(110)が備えられ、上段部外側には飲料容器の栓(30)が結合されるための第2スクリュー(120)が備えられる管体形状のハウジング(100)、
前記ハウジングに内側に配置されて飲料容器から排出される飲用水を1次浄化するための管体形状の第1フィルター(200)、
前記第1フィルターの上段部に配置されて第1フィルターを通じて1次浄化された飲用水を2次浄化させる第2フィルター(300)、及び
前記ハウジングの下段部に引き込まれて前記第1フィルターが内蔵されるように形成されて、下部面に前記飲料容器から排出される飲用水が通過するための筒孔(410)が備えられるカバー部(400)、を含むことを特徴とする飲料容器注入口結合型浄水フィルター。
【請求項2】
前記ハウジングは、
前記第1スクリューの上段部に前記飲料容器の注入口の上段部が挿入されて飲用水が外部に漏水することを防止するための漏水防止顎(130)を含み、
前記漏水防止顎は、
前記第1スクリューの上段部に延びて上部方向に形成される外側フレーム(131)、
前記外側フレームの上段部から内側方向に折り曲がって前記注入口の上部面と密着される密閉フレーム(132)、及び
前記密閉フレームの一側端部から下部方向に折り曲がって前記注入口の内周面に接触される内側フレーム(133)、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の飲料容器注入口結合型浄水フィルター。
【請求項3】
前記漏水防止顎は、
前記内側フレームが前記密閉フレーム方向に行くほど外側方向に傾く傾斜面(134)を有するように形成されることを特徴とする請求項2に記載の飲料容器注入口結合型浄水フィルター。
【請求項4】
前記第2フィルターは、
前記ハウジングの内側壁に配置される上部嵌め込み溝(140)に結合されて、下段部に上部フィルター部材(311)が備えられる上部固定板(310)、
前記上部嵌め込み溝の下部に離隔されて配置される下部嵌め込み溝(150)に結合されて、上段部に下部フィルター部材(321)が備えられる下部固定板(320)、及び
前記上部固定板及び下部固定板の間に充填されるろ過部(330)、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の飲料容器注入口結合型浄水フィルター。
【請求項5】
前記上部固定板及び下部固定板は格子型の貫通溝(312、322)を含むが、
前記ろ過部は前記貫通溝より直径が大きく形成された活性炭、ゼオライト、イオン交換樹脂、セラミックボールの中から選択された何れか1つのろ過部材が充填されることを特徴とする請求項4に記載の飲料容器注入口結合型浄水フィルター。
【請求項6】
前記カバー部は、
飲料容器から排出される飲用水が前記第1フィルターの外側方向から流入するように前記筒孔がカバー部の下部面中央部に備えられる遮断板(420)の外側周りに沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の飲料容器注入口結合型浄水フィルター。
【請求項7】
前記遮断板は、
上部面に前記第1フィルターの下段部に挿入されるための突出部材(421)をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の飲料容器注入口結合型浄水フィルター。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は飲料容器注入口結合型浄水フィルターに関し、より詳細には、飲料容器の注入口に結合されて内部に収容された飲用水をフィルターを通じてろ過させて飲用できるようにすることはもちろん、使用後に飲料容器の栓を再装着できる飲料容器注入口結合型浄水フィルターに関する。
【背景技術】
【0002】
水やコーヒー、炭酸飲料のような飲料を携帯しやすく保管し、使用中に内部に貯蔵された飲料がこぼれないように栓を設置した製品が多く使われているが、主に蓋を開けて飲料容器を傾けて飲料を飲むか、ストローをさして便利に利用する構造を有している。
【0003】
このような従来の飲料容器は基本的に外部からのホコリや異物などによる汚染を遮断するようになっているが、合成樹脂(PET)で製作された飲料容器自体で発生するマイクロプラスチックに対する濾過機能がないという問題点がある。また、最近では、ウェルビーイングやヒーリングなどが社会的に取り上げられ、水道水よりは浄水されたミネラルウォーターの飲用が増えている。このようなミネラルウォーターは賞味期限を増やすために腐敗防止のための添加剤を含有する場合があり、また、一部だけ飲用した後、再飲用する過程で単純に栓により保存されるので、汚染を避けられないという問題点がある。
【0004】
大韓民国登録実用新案第20-0481586号には「フィルター交換が容易である携帯用容器」が開示されているが、この技術はフィルターに合う専用飲料容器が必要なので、既存の飲料容器に適用できないという問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は前述した問題点を解決するためのものであり、本発明の目的は、飲料容器の注入口に結合されて内部に収容された飲用水をフィルターを通じて、ろ過させて飲用できるようにすることはもちろん、使用後に飲料容器の栓を再装着できる飲料容器注入口結合型浄水フィルターを提供することにある。また、本発明の他の目的は、ハウジングに設けられた漏水防止顎により飲料容器内部の飲用水が外部に漏水することを防止できることはもちろん、漏水防止顎に傾斜面を形成して既存飲料容器の多様な注入口の大きさに対応できる飲料容器注入口結合型浄水フィルターを提供することにある。また、本発明のさらに他の目的は、第2フィルター部にろ過部を形成して飲用水内部に含まれた異物を濾過すると同時に、浄水効果を具現することによって、水処理機能を遂行できるようにする飲料容器注入口結合型浄水フィルターを提供することにある。
本発明が解決しようとする課題は以上で言及された課題に制限されず、言及されない他の課題は下記から通常の技術者にとって明確に分かるだろう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した問題点を解決するために本発明による飲料容器注入口結合型浄水フィルターは、内部に水または飲用水が貯蔵された飲料容器(10)の注入口(20)に結合されて使われる浄水フィルターにおいて、下段部内側には前記飲料容器の注入口に設けられたスクリュー部(21)に結合されるための第1スクリュー(110)が備えられ、上段部外側には飲料容器の栓(30)が結合されるための第2スクリュー(120)が備えられる管体形状のハウジング(100)、前記ハウジングに内側に配置されて飲料容器から排出される飲用水を1次浄化するための管体形状の第1フィルター(200)、前記第1フィルターの上段部に配置されて第1フィルターを通じて1次浄化された飲用水を2次浄化させる第2フィルター(300)、及び前記ハウジングの下段部に引き込まれて前記第1フィルターが内蔵されるように形成されて、下部面に前記飲料容器から排出される飲用水が通過するための筒孔(410)が備えられるカバー部(400)、を含むことを特徴とする。
【0007】
この時、前記ハウジングは、前記第1スクリューの上段部に前記飲料容器の注入口の上段部が挿入されて飲用水が外部に漏水するのを防止するための漏水防止顎(130)を含み、前記漏水防止顎は、前記第1スクリューの上段部に延びて上部方向に形成される外側フレーム(131)、前記外側フレームの上段部から内側方向に折り曲がって前記注入口の上部面と密着される密閉フレーム(132)、及び前記密閉フレームの一側端部から下部方向に折り曲がって前記注入口の内周面に接触される内側フレーム(133)、をさらに含むことを特徴とする。
【0008】
前記漏水防止顎は、前記内側フレームが前記密閉フレーム方向に行くほど外側方向に傾く傾斜面(134)を有するように形成されることを特徴とする。
【0009】
一方、前記第2フィルターは、前記ハウジングの内側壁に配置される上部嵌め込み溝(140)に結合されて、下段部に上部フィルター部材(311)が備えられる上部固定板(310)、前記上部嵌め込み溝の下部に離隔されて配置される下部嵌め込み溝(150)に結合されて、上段部に下部フィルター部材(321)が備えられる下部固定板(320)、及び前記上部固定板及び下部固定板の間に充填されるろ過部(330)、をさらに含むことを特徴とする。
【0010】
この時、前記上部固定板及び下部固定板は、格子型の貫通溝(312、322)を含むが、前記ろ過部は前記貫通溝より直径が大きく形成された活性炭、ゼオライト、イオン交換樹脂、セラミックボールの中の選択された何れか1つのろ過部材が充填されることを特徴とする。
【0011】
一方、前記カバー部は、飲料容器から排出される飲用水が前記第1フィルターの外側方向から流入するように前記筒孔がカバー部の下部面中央部に備えられる遮断板(420)の外側周りに沿って配置されることを特徴とする。
【0012】
この時、前記遮断板は上部面に前記第1フィルターの下段部に挿入されるための突出部材(421)をさらに含むことを特徴とする。一方、前記カバー部は上段部の内周面一側に回収孔(160)が形成されて、前記回収孔から連結されて残留飲用水を前記第1フィルターの外側方向に排出するための回収管(170)をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
このように本発明は飲料容器の注入口に結合されて内部に収容された飲用水を、フィルターを通じて、ろ過させて飲用できるようにすることはもちろん、使用後に飲料容器の栓を再装着できる効果がある。また、本発明はハウジングに設けられた漏水防止顎により飲料容器内部の飲用水が外部に漏水することを防止できることはもちろん、漏水防止顎に傾斜面を形成して既存飲料容器の多様な注入口の大きさに対応できるという長所がある。また、本発明は第2フィルター部にろ過部を形成して飲用水内部に含まれた異物を濾過すると同時に浄水効果を具現することによって、水処理機能を遂行できる効果がある。
本発明の効果は以上で言及された効果に制限されず、言及されない他の効果は下記から通常の技術者にとって明確に分かるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の好ましい実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの例示図である。
図2】本発明の好ましい実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの分解状態を示す例示図である。
図3】本発明の好ましい実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの概略的な断面を示す例示図である。
図4】本発明の一実施例による漏水防止顎の概略的な断面を示す例示図である。
図5】本発明の他の実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの分解状態を示す例示図である。
図6】本発明の他の実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの概略的な断面を示す例示図である。
図7】本発明のもう一つの実施例によるカバー部の概略的な断面を示す例示図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は多様な変更を加えることができ、多様な実施例を有することができるところ、特定実施例を図面に例示して詳細に説明する。
【0016】
実施例は、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むと理解されるべきである。各図面を説明しながら類似する参照符号は、類似する構成要素に対して使用した。ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるか、「接続されて」いると言及される時は、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできる。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるか、「直接接続されて」いると言及される時は、中間に他の構成要素が存在しない。
【0017】
本出願で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使われたもので、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異に定義しない限り、複数の表現を含む。本出願で、「含む」または「有する」などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するためであって、1つまたはそれ以上の他の特徴がや数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しない。
【0018】
以下、添付した図面を参照して、本発明の好ましい実施例をさらに詳細に説明する。以下、図面上の同じ構成要素に対しては同じ参照符号を使用し、同じ構成要素について重複した説明は省略する。各図面に提示された同じ符号は同じ部材を示す。本発明では、関連する公知機能に関する具体的な説明は、本発明の要旨を曖昧にしないために省略する。
【0019】
図1は、本発明の好ましい実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの例示図、図2は本発明の好ましい実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの分解状態を示す例示図、図3は本発明の好ましい実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの概略的な断面を示す例示図、図4は本発明の一実施例による漏水防止顎の概略的な断面を示す例示図、図5は本発明の他の実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの分解状態を示す例示図、図6は本発明の他の実施例による飲料容器注入口結合型浄水フィルターの概略的な断面を示す例示図、図7は本発明のもう1つの実施例によるカバー部の概略的な断面を示す例示図である。
【0020】
図1乃至図7に示すように、本発明の好ましい実施例によって内部に水または飲用水が貯蔵された飲料容器(10)の注入口(20)に結合されて使われる飲料容器注入口結合型浄水フィルターは、大きく、ハウジング(100)、第1フィルター(200)、第2フィルター(300)及びカバー部(400)で構成される。前記ハウジングは図1乃至図3に示すように、下段部内側には前記飲料容器の注入口に設けられたスクリュー部(21)に結合されるための第1スクリュー(110)が備えられ、上段部外側には飲料容器の栓(30)が結合されるための第2スクリュー(120)が備えられる管体形状になっている。
【0021】
この時、前記ハウジングは人体に無害な合成樹脂材で形成されることができ、好ましくは中央部に形成されたフランジ(符号なし)により上部と下部に区分されるようにするが、下部に比べて上部が狭い形態に形成されることができる。また、前記ハウジングは好ましくは上段部に後述される第1フィルターの内径と同一であるか、小さな直径に形成された取水口(符号なし)が形成されることができ、このような取水口は筒孔型または格子型に形成されることができる。
【0022】
一方、前記第1フィルター(200)は、前記ハウジングに内側に配置されて飲料容器から排されする飲用水を1次浄化するための管体形状になっている。
この時、前記第1フィルターは、繊維型、気泡型またはフィルム型の中から選択される何れか1つの沈殿フィルターが使われることができ、飲用水が外側方向から内側方向に通過されるが、ろ過されるように形成される。このような第1フィルターは、飲料容器から排出されたマイクロプラスチックのような人体に有害な成分をろ過させる役割を果たす。
【0023】
一方、前記第2フィルター(300)は、前記第1フィルターの上段部に配置されて第1フィルターを通じて1次浄化された飲用水を2次浄化させるようになっている。この時、前記第2フィルターは不織布材質のフィルターが重畳されて形成されることができ、好ましくは直径が前記第1フィルターの内径より大きく形成されることができる。
【0024】
一方、前記カバー部(400)は、前記ハウジングの下段部に引き込まれて前記第1フィルターが内蔵されるように形成されて、下部面に前記飲料容器から排出される飲用水が通過するための筒孔(410)が備えられることを特徴とする。この時、前記カバー部は、図3に示すように、飲料容器から排出される飲用水が前記第1フィルターの外側方向から流入するように前記筒孔がカバー部の下部面中央部に備えられる遮断板(420)の外側周りに沿って配置されることを特徴とする。また、前記遮断板は、上部面に前記第1フィルターの下段部に挿入されるための突出部材(421)をさらに含むことを特徴とする。
【0025】
一方、図4に示すように、本発明の他の実施例によるハウジングは前記第1スクリューの上段部に前記飲料容器の注入口の上段部が挿入されて飲用水が外部に漏水することを防止するための漏水防止顎(130)(図3参照)を含む。前記漏水防止顎は、前記第1スクリューの上段部に延びて上部方向に形成される外側フレーム(131)、前記外側フレームの上段部から内側方向に折り曲がって前記注入口の上部面と密着される密閉フレーム(132)、及び前記密閉フレームの一側端部から下部方向に折り曲がって前記注入口の内周面に接触される内側フレーム(133)、をさらに含むことを特徴とする。
【0026】
すなわち、前記外側フレーム、密閉フレーム及び内側フレームは下部が開放された函体形状に形成されて飲料容器の注入口上段部が挟まれるように形成される。この時、前記漏水防止顎は、前記内側フレームが前記密閉フレーム方向に行くほど外側方向に傾く傾斜面(134)を有するように形成されることを特徴とする。
【0027】
このような漏水防止顎の傾斜面は多様な大きさに構成された飲料容器の注入口に対応できるようにするためのもので、好ましくは前記傾斜面の外側に密閉部材(135)をさらに含むことができる。この時、前記密閉部材は、人体に無害な軟性のゴムまたはシリコン材質で形成されることができ、注入口と接触される部分をさらに堅固に密着可能にして漏水を防止することができる。
【0028】
一方、図5乃至図6に示すように、本発明の他の実施例による第2フィルターは前記ハウジングの内側壁に配置される上部嵌め込み溝(140)に結合されて、下段部に上部フィルター部材(311)が備えられる上部固定板(310)、前記上部嵌め込み溝の下部に離隔されて配置される下部嵌め込み溝(150)に結合されて、上段部に下部フィルター部材(321)が備えられる下部固定板(320)、及び前記上部固定板及び下部固定板の間に充填されるろ過部(330)、をさらに含むことを特徴とする。
【0029】
この時、前記上部固定板及び下部固定板は格子型の貫通溝(312、322)を含むが、前記ろ過部は前記貫通溝より直径が大きく形成された活性炭、ゼオライト、イオン交換樹脂、セラミックボールの中から選択された何れか1つのろ過部材が充填されることを特徴とする。
【0030】
このようなろ過部は、飲用水に含まれた防腐剤成分や微生物またはウイルスなどをろ過するためのもので、第1フィルターによりろ過された飲用水を2次にろ過する役割を果たす。
【0031】
一方、図7から分かるように、本発明の他の実施例によるカバー部は上段部の内周面一側に回収孔(160)が形成されて、前記回収孔から連結されて残留飲用水を前記第1フィルターの外側方向に排出するための回収管(170)をさらに含むことを特徴とする。すなわち、前記回収孔及び回収管は使用者が取水する過程で残した残留飲用水がまた飲料容器内部に還元されるようにする役割を果たす。言い換えれば、前記第1フィルター及び第2フィルターによりろ過された飲用水がハウジングの上段部に残留しながら発生する外部からの汚染を防止してまた飲料容器内部に回収されてろ過できるようにする。このように、本発明は飲料容器の注入口に結合されて内部に収容された飲用水をフィルターを通じてろ過させて飲用できるようにすることはもちろん、使用後に飲料容器の栓を再装着できる効果がある。
【0032】
また、本発明はハウジングに設けられた漏水防止顎により飲料容器内部の飲用水が外部に漏水することを防止できることはもちろん、漏水防止顎に傾斜面を形成して既存飲料容器の多様な注入口の大きさに対応できるという長所がある。また、本発明は第2フィルター部にろ過部を形成して飲用水内部に含まれた異物を濾過すると同時に浄水効果を具現することによって、水処理機能を遂行できるようにする効果がある。
【0033】
本発明の実施例では、特定の用語を使用したが、これは単に本発明を説明するための目的で使われたものであって、意味限定や特許請求範囲に記載された本発明の範囲を制限するためのものではない。したがって、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形及び均等な他実施例が可能であることが理解できるだろう。したがって、本発明の技術的保護範囲は添付の特許請求範囲により決定される。
【符号の説明】
【0034】
10 飲料容器
20 注入口
21 スクリュー部
30 栓
100 ハウジング
110 第1スクリュー
120 第2スクリュー
130 漏水防止顎
131 外側フレーム
132 密閉フレーム
133 内側フレーム
134 傾斜面
135 密閉部材
140 上部嵌め込み溝
150 下部嵌め込み溝
160 回収孔
170 回収管
200 第1フィルター
300 第2フィルター
310 上部固定板
311 上部フィルター部材
312 貫通溝
320 下部固定板
321 下部フィルター部材
322 貫通溝
330 ろ過部
400 カバー部
410 筒孔
420 遮断板
421 突出部材
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】