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特表2023-523832ヒンジ付きデバイスに対する負荷測定を行う装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-07
(54)【発明の名称】ヒンジ付きデバイスに対する負荷測定を行う装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 3/20 20060101AFI20230531BHJP
   G01M 99/00 20110101ALI20230531BHJP
【FI】
G01N3/20
G01M99/00 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022566427
(86)(22)【出願日】2021-04-16
(85)【翻訳文提出日】2022-12-23
(86)【国際出願番号】 US2021027665
(87)【国際公開番号】W WO2021221926
(87)【国際公開日】2021-11-04
(31)【優先権主張番号】63/018,130
(32)【優先日】2020-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/220,587
(32)【優先日】2021-04-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】591203428
【氏名又は名称】イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【弁理士】
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー ジョイス
(72)【発明者】
【氏名】グリフィン ハワード
【テーマコード(参考)】
2G024
2G061
【Fターム(参考)】
2G024AD28
2G024BA12
2G024CA08
2G024DA04
2G024EA01
2G024EA13
2G024FA17
2G061AA07
2G061AB05
2G061CA20
2G061CB01
2G061CC11
2G061DA16
2G061EA01
2G061EA02
2G061EB05
(57)【要約】
例示的なヒンジ付きデバイス可撓性基板試験システムは、試験対象のヒンジ付きデバイスの第1の側部を静止状態に保持するように構成された第1の表面を備える第1のプレートと、試験対象のヒンジ付きデバイスの第2の側部を保持するように構成された第2の表面を備える第2のプレートと、第2のプレートに結合された第1のカム従動子と、第1のカム従動子を動かして、第2のプレートを、試験対象のヒンジ付きデバイスのヒンジ旋回軸の周りに回転させるように構成された第1の駆動アームと、駆動アームを回転させるように構成されたアクチュエータと、アクチュエータが第2のプレートを動かす間、第1のプレートに対する負荷を測定するように構成されたロードセルとを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
試験対象のヒンジ付きデバイスの第1の側部を静止状態に保持するように構成された第1の表面を備える第1のプレートと、
試験対象の前記ヒンジ付きデバイスの第2の側部を保持するように構成された第2の表面を備える第2のプレートと、
前記第2のプレートに結合された第1のカム従動子と、
前記第1のカム従動子を動かして、前記第2のプレートを、試験対象の前記ヒンジ付きデバイスのヒンジ旋回軸の周りに回転させるように構成された第1の駆動アームと、
前記駆動アームを回転させるように構成されたアクチュエータと、
前記アクチュエータが前記第2のプレートを動かす間、前記第1のプレートに対する負荷を測定するように構成されたロードセルと、
を備える、ヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項2】
前記第1のプレート及び前記第2のプレートは、前記駆動アームの旋回軸に基づいて試験対象の前記ヒンジ付きデバイスの前記ヒンジを位置決めするように構成される、請求項1に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項3】
前記駆動アームは、該駆動アームの旋回軸から径方向に延在するスロットを備え、該スロットは、前記駆動アームが回転する際に前記カム従動子を誘導するように構成される、請求項1に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項4】
前記スロットは、前記駆動アームが回転する際に前記スロットに沿って前記カム従動子が自由に移動することを可能にするように構成される、請求項3に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項5】
前記第2のプレートは、前記カム従動子を前記第2のプレート上の複数の位置に取り付けるように構成される、請求項1に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項6】
前記ロードセルが負荷を測定するように構成された方向以外の方向における前記第1のプレートの動きを制限するように構成された並進リンク機構を更に備える、請求項1に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項7】
前記並進リンク機構は、前記第1の表面の平面に対して平行な方向における前記第1のプレートの動きを制限し、負荷が前記第1の表面の前記平面に対して垂直な方向において前記第1のプレートから前記ロードセルに伝達されることを可能にするように構成される、請求項6に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項8】
前記並進リンク機構は、
前記ロードセルに対して固定されるフレームと、
前記フレーム及び前記第1のプレートに結合された第1の4バーリンク機構と、
を備える、請求項6に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項9】
前記並進リンク機構は、前記フレーム及び前記第1のプレートに結合された第2の4バーリンク機構を更に備える、請求項8に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項10】
前記並進リンク機構は、前記第1のプレートを支持し、試験対象の前記ヒンジ付きデバイスから前記ロードセルへの負荷の伝達を可能にするように構成された屈曲部を備える、請求項6に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項11】
前記第2のプレートを第1の方向に動かして試験対象の前記ヒンジ付きデバイスを折り曲げるか、又は第2の方向に動かして試験対象の前記ヒンジ付きデバイスを展開するように前記アクチュエータを制御するように構成された制御回路部を更に備える、請求項1に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項12】
前記ヒンジの第1の側部を前記第1のプレートから分離状態に保持するように構成されたヒンジ支持プレートを更に備える、請求項1に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項13】
前記第2のプレートは、前記アクチュエータが前記第2のプレートを動かす際に、前記ヒンジが試験対象の前記ヒンジ付きデバイスの折り曲げ経路を制御するように、前記ヒンジの前記第2の側部を保持するように構成される、請求項12に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【請求項14】
前記ヒンジ支持プレート、前記第2のプレート、前記第1のプレート、前記駆動アーム、及び前記カム従動子は、折り曲げ及び展開中に前記ヒンジによって力を生じることなく、前記折り曲げ及び展開中に前記ロードセルにかかる力を試験対象の前記ヒンジ付きデバイスの力に制限するように構成される、請求項12に記載のヒンジ付きデバイス試験システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本出願は、「METHODS AND APPARATUS TO PERFORM LOAD MEASUREMENTS ON HINGED DEVICES」と題する2020年4月30日に出願された米国仮特許出願第63/018,130号及び「METHODS AND APPARATUS TO PERFORM LOAD MEASUREMENTS ON HINGED DEVICES」と題する2021年4月1日に出願された米国特許出願第17/220,587号の利益を主張する。米国仮特許出願第63/018,130号及び米国特許出願第17/220,587号の全体は、引用することにより明確に本明細書の一部をなす。
【0002】
本開示は、包括的には、材料試験に関し、より詳細には、可撓性基板に対する負荷測定を行う方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
組立体の信頼性試験、又は組立体の構成要素を動かすことは、構成要素の意図した及び/又は意図していない動きを繰り返し行って、定義された最小数の動きサイクルについて構成要素及び/又は組立体が確実に動作することを検証することを伴う場合がある。例えば、可撓性基板の信頼性試験は、デバイスの連続動作について試験し、及び/又は様々な故障モードをモニタリングしながら、1つ以上の方式で基板を繰り返し屈曲させることを伴う場合がある。
【発明の概要】
【0004】
ヒンジ付きデバイスに対する負荷測定を行う方法及び装置が、特許請求の範囲においてより完全に記載されるように、実質的に、図面のうちの少なくとも1つによって示され、これに関連して説明されるように開示される。
【0005】
本開示のこれらの特徴、態様、及び利点並びに他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明が添付図面を参照して読まれるとより良好に理解され、図面を通して同様の参照符号は同様の部分を表す。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本開示の態様による、ヒンジ付きデバイスに対して機械的特性試験を行う例示的なヒンジ付きデバイス試験システムのブロック図である。
【0007】
図2図1のヒンジ付きデバイス試験システムの例示的な実施態様のブロック図である。
【0008】
図3図1のヒンジ付きデバイス試験システムの例示的な実施態様の斜視図である。
【0009】
図4A】ヒンジ付きデバイスが開位置又は展開位置にある、図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システムの正面図である。
【0010】
図4B】ヒンジ付きデバイスが閉位置又は折り曲げ位置にある、図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システムの正面図である。
【0011】
図5】例示的な第1のプレート、屈曲部、及びロードセルのより詳細な図である。
【0012】
図6図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システムの側面図である。
【0013】
図7図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システムの平面図である。
【0014】
図8図1の並進リンク機構の別の例示的な実施態様の部分分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
図面は、必ずしも正確な縮尺ではない。
【0016】
適切な場合は、同様の又は同一の参照番号を使用して、同様の又は同一の構成要素を指す。
【0017】
可撓性標本は、しばしば、制約機構、例えば単純なヒンジ、二重ヒンジ、楕円機構、及び/又は他の形態の制約を有する組立体及び/又はデバイスを含む。従来の測定システムは、そのような制約機構を伴う可撓性標本と関連する力を特徴付けることが可能ではない。なぜなら、従来の測定システムは、標本に過剰な制約を付けることなくそのような標本を折り曲げることができない(結果として損傷する)、及び/又は、制約機構が生む反応力は、典型的には、可撓性材料標本が生む反応力よりも何桁も大きいからである。
【0018】
開示される例示的なヒンジ付きデバイス試験システムは、ヒンジ付きデバイス試験システム自体によってヒンジ付きデバイスに発生する追加の応力を低減又は最小化しながら、ヒンジ付きデバイスの反復的な応力試験及び/又は負荷測定を行う。例えば、いくつかの開示されるヒンジ付きデバイス試験システムにより、標本の制約デバイス(複数の場合もある)(例えば、ヒンジ(複数の場合もある))が標本の厳密な折り曲げ経路を決定することを可能にしながら、システムによって標本を折り曲げることが可能になり、それにより、最終的に意図する標本の使用時と同じ様式で標本を試験する。
【0019】
いくつかの開示されるヒンジ付きデバイス試験システムは、ヒンジ付きモバイル電子デバイス(例えば、スマートフォン)等のヒンジ付きデバイスの反復的折り曲げ及び展開を提供する固定具を備える。いくつかの例において、試験システムは、折り曲げ可能な基板にかかる力を測定する間、ヒンジ付きデバイスのヒンジが折り曲げ可能な基板の折り曲げ及び展開経路を制御するように構成される。開示される例は、ヒンジ付きデバイスの側部が共に折り曲げられる又は展開される際に、固定具がヒンジ付きデバイスのヒンジ(複数の場合もある)にかかる追加の力を生じないように、可動部品のガイド等の固定具を構成する。
【0020】
いくつかの例において、ヒンジ付きデバイス試験システムは、デバイスにかかる、ヒンジ付きデバイス試験システムを用いて測定される方向ではない力を制限する並進リンク機構を備える。一例として、並進リンク機構は、ヒンジ付きデバイスの測定される側部(複数の場合もある)にかかる横方向の力を、測定方向の力(例えば、ヒンジ付きデバイスの面に対し垂直な力、折り曲げに対するヒンジの抵抗と関連する力等)に変換することができる。
【0021】
ヒンジ付きデバイス試験システムの開示される例は、動的な部分、すなわち可動部分と、静止した負荷測定部分とを備える。動的な部分の例としては、複数の駆動アームを関節運動させる回転シャフトが挙げられる。駆動アームはそれぞれ、カム従動子(例えば、軸受)が駆動アームに沿って径方向に自由に移動するスロットを特徴とする。軸受はそれぞれ、共有取り付けプレートに固定され、共有取り付けプレートは、取り付けプレートに取り付けられるヒンジ付きデバイスの部分を動かす。静止した負荷測定部分は、動的側と同じベースプレートに固定される。静止側は、ヒンジ付きデバイスの別の部分が取り付けられる静的な静止取り付けプレートを特徴とする。いくつかの例において、静止取り付けプレートは、並列固定具を用いてベースプレートの上方に懸架される。並列固定具に加えて、ロードセル(例えば、対応するアダプター構成要素を含む)が静止取り付けプレートをベースプレートに接続する。
【0022】
いくつかの例において、静止側は、負荷測定経路から結合解除される剛体の取り付け点も備え、ヒンジの力を低減又は抹消するようにヒンジの部分を取り付け点に取り付けることができる。標本の制約機構に剛体の取り付け点を設けることによって、開示される例は、制約機構と関連する反応力が負荷測定から隔離されることから、標本の折り曲げ力の高感度測定が可能である。
【0023】
開示される例示的なヒンジ付きデバイス試験システムは、ヒンジ、二重ヒンジ、及び未考案の機構を含む様々な制約機構に対応するのに十分な多用途性がある。開示される例は、調整をほとんど(例えば、2mmの曲げ、3mmの曲げ等)又は全くしなくても異なる標本サイズに対応することができる。開示される例は、標本を同じ駆動シャフトに接続することによって、複数の標本を一度に試験するように拡張することが可能である。さらに、開示される例示的な試験システムは安価である。
【0024】
図1は、ヒンジ付きデバイス102に対して機械的特性試験を行う例示的なヒンジ付きデバイス試験システム100のブロック図である。例示的なヒンジ付きデバイス102は、ヒンジ付きデバイス102の少なくとも第1の部分106及び第2の部分108を少なくとも部分的に折り曲げることを可能にする1つ以上のヒンジ104を有する電子デバイス又は他のデバイスとすることができる。図1のシステム100は、ヒンジ付きデバイス102を反復的に折り曲げ及び展開して、折り曲げ及び展開と関連する力(例えば、抵抗力、スプリング力等)を測定するように構成される。図1は、展開位置又は平坦位置(実線)及び折り曲げ位置(点線)にあるヒンジ付きデバイス102を示す。
【0025】
例示的なシステム100は、第1のプレート110と、第2のプレート112と、第2のプレート112に結合された1つ以上のカム従動子114と、1つ以上の駆動アーム116と、アクチュエータ118と、1つ以上のロードセル120と、並進リンク機構122とを備える。システム100は、追加の特徴部、例えば、構造支持体又はフレーム、処理回路部、通信及び/又は入力/出力(I/O)回路部、及び/又は他の任意の構成要素を備えることができる。
【0026】
第1のプレート110は、ヒンジ付きデバイス102の第1の側部106が取り付けられる又は固定される第1の表面124を有し、第1の表面124に対して静止状態に保持される。第2のプレート112は、ヒンジ付きデバイス102の第2の側部108が取り付けられる又は固定される第2の表面126を有し、第2の表面126に対して静止状態に保持される。プレート110、112は、ヒンジ104によって橋架される間隙によって分離される。
【0027】
駆動アーム(複数の場合もある)116は、対応するカム従動子(複数の場合もある)114を動かして、第2のプレート112を、ヒンジ付きデバイス102のヒンジ104の旋回軸の周りに回転させる。アクチュエータ118は、駆動アーム(複数の場合もある)116を回転させて、第2のプレート112が、ヒンジ付きデバイス102の第2の部分108を第1の位置(実線で示す)から、折り曲げ位置(破線で示す)における第1の部分106に向かって動かすようにする。駆動アーム(複数の場合もある)116は、システム100が、第2のプレート112又は駆動アーム(複数の場合もある)116の重量によってヒンジ付きデバイス102の第1の部分106にかかる力を制限又は抹消するように、駆動アーム(複数の場合もある)116の長さに沿ったカム従動子(複数の場合もある)114の運動を可能にし、これにより、ヒンジ付きデバイス102の第1の部分106にかかる測定される力は、ヒンジ104の作動によって完全に決定されるようになっている。
【0028】
いくつかの例において、アクチュエータ118は、駆動アーム(複数の場合もある)116を駆動アーム(複数の場合もある)116の旋回軸(pivot)の周りに回転させるように駆動アーム(複数の場合もある)116に取り付けられるモーターとすることができる。
【0029】
ロードセル120は、アクチュエータ118が第2のプレート112を動かしている間、第1のプレート110に対する負荷を測定する。特に、ロードセル120は、ヒンジ付きデバイス102が第1のプレート110に対しヒンジ付きデバイス102の第1の側部106によって加えられる負荷を測定することによって、ヒンジ付きデバイス102が折り曲げられる際のヒンジ付きデバイス102に対する応力(例えば、折り曲げ力)を測定する。
【0030】
並進リンク機構122は、ロードセル120が第1のプレート110によって負荷をかけられる方向以外の方向における第1のプレート110の動きを制限する。例えば、ロードセル120が、第1の表面124の平面に対し垂直な方向における負荷を測定するように構成される場合、並進リンク機構122は、負荷が第1のプレート110からロードセル120に伝達されることを可能にしながら、第1の表面124の平面に対し平行な方向における第1のプレート110の動きを制限する。例示的な並進リンク機構122は、ロードセル120に対し固定されたフレームに結合された1つ以上の4バーリンク機構を含むことができる。いくつかの例において、並進リンク機構122は、ロードセル120の過負荷を阻止するように、ロードセル120に向かう方向において更に制限される。例えば、停止点は、この停止点を越えてロードセル120に向かう4バーリンク機構(複数の場合もある)及び第1のプレート110の動きを阻止するように、フレームに取り付けることができる。
【0031】
動作時に、例示的なロードセル120は、試験測定値から予荷重を減算するために、ヒンジ付きデバイス102を第1のプレート110及び第2のプレート112に固定した後にバイアス又はオフセットすることができる。例えば、ロードセル120における予荷重は、第1のプレート110の重量、並進リンク機構122の重量、及び/又は第1のプレート110におけるヒンジ付きデバイス102の第1の側部106及び/又はヒンジ104の重量に起因して生じる場合がある。ロードセル120における予荷重を求めることによって、ロードセル120は、折り曲げ及び展開中にヒンジ付きデバイス102にかかる応力を測定するように較正又はオフセットすることができる。
【0032】
図2は、図1のヒンジ付きデバイス試験システム100の例示的な実施態様のブロック図である。図2に示すように、可撓ヒンジ付きデバイス試験システム100は、試験用取り付け具201及びコンピューティングデバイス202を備える。
【0033】
例示的なコンピューティングデバイス202は、汎用コンピューター、ラップトップコンピューター、タブレットコンピューター、モバイルデバイス、サーバー、オールインワンコンピューター、及び/又は他の任意のタイプのコンピューティングデバイスとしてもよい。図2のコンピューティングデバイス202は、プロセッサ203を備え、プロセッサ203は、汎用中央処理装置(CPU:central processing unit)とすることができる。いくつかの例において、プロセッサ203は、FPGA、ARMコアを有するRISCプロセッサ、画像処理装置、デジタル信号プロセッサ、及び/又はシステムオンチップ(SoC)等の1つ以上の専用処理装置を含むことができる。プロセッサ203は、プロセッサにおいて(例えば、内蔵キャッシュ又はSoCに)、ランダムアクセスメモリ206(又は他の揮発性メモリ)に、リードオンリーメモリ208(又はフラッシュメモリ等の他の不揮発性メモリ)に、及び/又はマスストレージデバイス210にローカルに記憶することができる機械可読命令204を実行する。例示的なマスストレージデバイス210は、ハードドライブ、ソリッドステートストレージドライブ、ハイブリッドドライブ、RAIDアレイ、及び/又は他の任意のマスデータストレージデバイスとしてもよい。バス212は、プロセッサ203、RAM206、ROM208、マスストレージデバイス210、ネットワークインターフェース214、及び/又は入力/出力インターフェース216間の通信を可能にする。
【0034】
例示的なネットワークインターフェース214は、コンピューティングデバイス202を、インターネット等の通信ネットワーク218に接続するハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを含む。例えば、ネットワークインターフェース214は、通信を送信及び/又は受信するために、IEEE 202.X準拠無線及び/又は有線通信ハードウェアを含むことができる。
【0035】
図2の例示的なI/Oインターフェース216は、プロセッサ203に入力を提供する及び/又はプロセッサ203から出力を提供するために、1つ以上の入力/出力デバイス220をプロセッサ203に接続するハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを含む。例えば、I/Oインターフェース216は、ディスプレイデバイスとインターフェース接続する画像処理装置、1つ以上のUSB準拠デバイスとインターフェース接続するユニバーサルシリアルバスポート、FireWire(登録商標)、フィールドバス、及び/又は他の任意のタイプのインターフェースを含んでもよい。例示的な伸び計システム100は、I/Oインターフェース216に結合されたディスプレイデバイス224(例えば、LCDスクリーン)を備える。他の例示的なI/Oデバイス(複数の場合もある)220は、キーボード、キーパッド、マウス、トラックボール、ポインティングデバイス、マイクロフォン、オーディオスピーカー、ディスプレイデバイス、光メディアドライブ、マルチタッチタッチスクリーン、ジェスチャー認識インターフェース、磁気メディアドライブ、及び/又は他の任意のタイプの入力及び/又は出力デバイスを含んでもよい。
【0036】
コンピューティングデバイス202は、I/Oインターフェース216及び/又はI/Oデバイス(複数の場合もある)220を介して非一時的機械可読媒体222にアクセスすることができる。図2の機械可読媒体222の例は、光ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイル/ビデオディスク(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク等)、磁気メディア(例えば、フロッピーディスク)、ポータブル記憶媒体(例えば、ポータブルフラッシュドライブ、セキュアデジタル(SD)カード等)、及び/又は他の任意のタイプの取り外し可能及び/又はインストール済み機械可読媒体を含む。
【0037】
試験用取り付け具201は、コンピューティングデバイス202に結合される。図2の例において、試験用取り付け具201は、USBポート、Thunderboltポート、FireWire(登録商標)(IEEE 1394)ポート、及び/又は他の任意のタイプのシリアル又はパラレルデータポート等のI/Oインターフェース216を介して、コンピューティングデバイスに結合される。いくつかの例において、試験用取り付け具201は、直接又はネットワーク218を介して、有線又は無線接続(例えば、Ethernet、Wi-Fi等)を介してネットワークインターフェース214及び/又はI/Oインターフェース216に結合される。
【0038】
試験用取り付け具201は、フレーム228と、ロードセル230と、材料固定具236と、制御プロセッサ238とを備える。フレーム228は、試験を行う試験用取り付け具201の他の構成要素に剛体の構造支持体を提供する。ロードセル230は、図1のロードセル120を実装することができ、把持部248(例えば、プレート110、112)を介してアクチュエータ246によって試験対象の材料(例えば、ヒンジ付きデバイス102)に加えられた力を測定する。
【0039】
アクチュエータ246は、把持部248が試験対象の材料を把持するか又は他の形でアクチュエータ246に結合している間、試験対象の材料に力を加え、及び/又は試験対象の材料の変位を強制する。
【0040】
試験用取り付け具201の構成要素に力及び/又は運動を与えるのに用いることができる例示的なアクチュエータは、電気モーター、空気圧アクチュエータ、油圧アクチュエータ、圧電アクチュエータ、中継器及び/又はスイッチを含む。例示的な試験用取り付け具201は、サーボモーター又は直接駆動リニアモーター等のモーターを用いるが、他のシステムは、異なるタイプのアクチュエータを用いてもよい。例えば、システムの要件に基づいて、油圧アクチュエータ、空気圧アクチュエータ、及び/又は任意の他のタイプのアクチュエータを用いてもよい。
【0041】
例示的な把持部248は、試験されている機械的特性及び/又は試験対象の材料に依拠して、プラテン、クランプ及び/又は他のタイプの固定具を含む。把持部248は、手動入力により手動で構成、制御し、及び/又は制御プロセッサ238によって自動的に制御することができる。
【0042】
試験システム100は、1つ以上の入力デバイス252を含む1つ以上の制御パネル250を更に備えることができる。入力デバイス252は、オペレーター制御パネル上に位置するボタン、スイッチ及び/又は他の入力デバイスを含むことができる。例えば、入力デバイス252は、把持部248を所望の位置まで押す(jog)(例えば、位置決めする)ようにアクチュエータ246を制御するボタン、把持部248を(例えば、別のアクチュエータを介して)開閉するように制御するスイッチ(例えば、フットスイッチ)、及び/又は、試験用取り付け具201の動作を制御する任意の他の入力デバイスを備えてもよい。
【0043】
例示的な制御プロセッサ238は、コンピューティングデバイス202と通信して、例えばコンピューティングデバイス202から試験パラメータを受信し、及び/又は、測定値及び/又は他の結果をコンピューティングデバイス202に報告する。例えば、制御プロセッサ238は、コンピューティングデバイス202との通信を可能にする1つ以上の通信及び/又はI/Oインターフェースを備えることができる。制御プロセッサ238は、所与の方向に動き、及び/又はアクチュエータ246の速度を制御するようにアクチュエータ246を制御し、試験対象の材料を把持又は解放するように固定具(複数の場合もある)236を制御し、及び/又は、変位トランスデューサー232、ロードセル230及び/又は他のトランスデューサーから測定値を受信することができる。
【0044】
例示的な制御プロセッサ238は、試験標本(例えば、ヒンジ付きデバイス102)が試験用取り付け具201における試験を受ける反復運動試験プロセスを実施するように構成される。例えば、一連の折り曲げ及び展開運動中又はその後のヒンジ付きデバイス102に対する応力を測定するために、制御プロセッサ238は、ロードセル230をモニタリングしてヒンジ付きデバイス102に対する応力を測定しながら、アクチュエータ246を、把持部248(例えば、第1のプレート110及び第2のプレート112)を動かすように制御する。いくつかの例において、制御プロセッサ238は、アクチュエータ246のモーターエンコーダーをモニタリングして、折り曲げ角を求め、及び/又はパルスあたりの折り曲げの度合いの比を確立する。
【0045】
図3は、図1のヒンジ付きデバイス試験システム100の例示的な実施態様の斜視図である。図3の例示的な図は、ヒンジ付きデバイス試験システム100に取り付けられる例示的なヒンジ付きデバイス102のヒンジ104並びに第1の部分106及び第2の部分108を示す。図3は、対応するカム従動子114a、114bを介して第2のプレート112を動かすように構成された2つの例示的な駆動アーム116a、116bを更に示す。図4Aは、ヒンジ付きデバイス102が開位置又は展開位置にある、図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システム100の立面図である。図4Bは、ヒンジ付きデバイス102が閉位置又は折り曲げ位置にある、図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システム100の立面図である。
【0046】
図3図4A、及び図4Bに示すように、駆動アーム116a、116bは、駆動アーム116a、116bの旋回軸304から径方向に延在するそれぞれのスロット302a、302bを備える。図3の例において、アクチュエータ118は、旋回軸304を規定する軸棒306を介して駆動アーム116a、116bを作動(例えば、回転)させる。スロット302a、302bは、駆動アーム116a、116bが回転する際に、カム従動子114a、114bがスロット302a、302bの長さに沿って自由に移動することを可能にしながら、駆動アーム116a、116bが回転する際にそれぞれのカム従動子114a、114bを誘導する。カム従動子114a、114bは、カム従動子114a、114bを結合する支持軸棒314を介して第2のプレート112に結合される。
【0047】
図3図4A、及び図4Bの例示的なヒンジ付きデバイス試験システム100は、ベースプレート310に結合されたヒンジ支持プレート308a、308bを介してロードセル120に対するヒンジ104a、104bからの負荷を制限する。ヒンジ支持プレート308a、308bは、試験中、ヒンジ104a、104bのそれぞれの第1の側部を第1のプレート110から分離状態に保持する。結果として、ヒンジ付きデバイス102の折り曲げ及び展開中に生じるヒンジ104a、104bによる抵抗力は、第1のプレート110及びロードセル120に伝達される代わりに、ヒンジ支持プレート308a、308bに伝達される。
【0048】
例示的な並進リンク機構122は、ベースプレート310に結合された屈曲部312a、312bを備える。屈曲部312a、312bは、第1のプレート110を支持し、ヒンジ付きデバイス102からロードセル120への負荷の伝達を可能にする。屈曲部312a、312bは、ロードセル120が力を測定する方向以外の方向における第1のプレート110の動きを制限する。
【0049】
上記で開示される例はヒンジ付きデバイス102全体を含むが、他の例において、ヒンジ104a、104bは、ヒンジ付きデバイス102の第1の部分106及び第2の部分108を伴わずに、第1のプレート110及び第2のプレート112に直接結合することができる。加えて又は代替的に、図3には2つの駆動アーム116a、116bが示されているが、他の例は1つの駆動アーム又は3つ以上の駆動アームを含むことができる。
【0050】
図5は、例示的な第1のプレート110、屈曲部312a、312b、及びロードセル120のより詳細な図である。例示的な屈曲部312a、312bは、ベースプレート310に結合されたブラケット502a、502bによって支持される。
【0051】
屈曲部312a、312bは、第1のプレート110の重量を支持するようにブラケット502a、502b及び第1のプレート110に取り付けられた金属ストリップを備える。第1のプレート110はまた、測定のためにロードセル120に負荷を伝達するようにロードセル120に結合される。
【0052】
ロードセル120の過負荷を回避するために、第1のプレート110は、第1のプレート110が停止点を越えてロードセル120に向かって進むことを阻止するように構成された停止点を備える。示される例において、停止点は、停止ブロック504a、504bを用いて実施される。支持ブラケット506a、506bは、屈曲部312a、312bを第1のプレート110に結合する。ブロック504a、504bは、支持ブラケット506a、506bの所定の量の進行後(例えば、第1のプレート110に所定の量の負荷がかかった後)、屈曲部312a、312bを第1のプレート110に結合する支持ブラケット506a、506bを停止するように構成される。
【0053】
図6は、図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システム100の側面図である。図7は、図3の例示的なヒンジ付きデバイス試験システム100の平面図である。
【0054】
図8は、図1の並進リンク機構122の別の例示的な実施態様の部分分解図を示す。図8の例示的な並進リンク機構122は、第1の4バーリンク機構802と、第2の4バーリンク機構804と、フレーム806とを備える。フレーム806は、(例えば、ヒンジ支持プレート308a、308b、又は別の構造体を介して)ベースプレート310に対して静止するように結合される。フレーム806及びロードセル120は、互いに対して静止している。
【0055】
4バーリンク機構802、804の内側リンク機構808、810は、第1のプレート110に結合される。中間リンク機構812、814、816、818は、内側リンク機構808、810をフレーム806に結合する。図3の屈曲部312a、312bと同様、第1の4バーリンク機構802及び第2の4バーリンク機構804は、第1のプレート110からの負荷が、第1のプレート110の表面に対し垂直な方向において(例えば、ロードセル120に結合された拡張ポスト308により)ロードセル120に伝達されることを可能にしながら、ヒンジ付きデバイス102の第1の部分106が取り付けられる第1のプレート110の表面に対し平行な方向における第1のプレート110の動きを制限する。
【0056】
本方法及びシステムは、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせで実現することができる。本方法及び/又はシステムは、少なくとも1つのコンピューティングシステムにおいて集中的に、又はいくつかの相互接続されたコンピューティングシステムにわたって異なる要素が分散される分散的に、実現することができる。本明細書に記載した方法を実行するように適合された任意の種類のコンピューティングシステム又は他の装置が適している。ハードウェア及びソフトウェアの典型的な組み合わせは、汎用コンピューティングシステムを、ロードされ実行されるとコンピューティングシステムを本明細書に記載した方法を実行するように制御するプログラム又は他のコードとともに、含むことができる。別の典型的な実施態様は、特定用途向け集積回路又はチップを含むことができる。いくつかの実施態様は、非一時的機械可読(例えば、コンピューター可読)媒体(例えば、フラッシュドライブ、光ディスク、磁気記憶ディスク等)を含むことができ、そうした非一時的機械可読媒体は、機械によって実行可能なコードの1つ以上のラインを記憶し、それにより、機械に、本明細書に記載したようなプロセスを実施させる。本明細書において使用される場合、「非一時的機械可読媒体」という用語は、全てのタイプの機械可読記憶媒体を含み、伝播信号を排除するように定義される。
【0057】
本明細書において使用される場合、「回路」及び「回路部」という用語は、物理的な電子構成要素(すなわち、ハードウェア)と、ハードウェアを構成することができ、ハードウェアが実行することができ、及び/又は他の方法でハードウェアに関連付けることができる、任意のソフトウェア及び/又はファームウェア(「コード」)とを指す。本明細書において使用される場合、例えば特定のプロセッサ及びメモリは、コードの第1の1つ以上のラインを実行しているとき、第1の「回路」を含むことができ、コードの第2の1つ以上のラインを実行しているとき、第2の「回路」を含むことができる。本明細書において使用される場合、「及び/又は」は、「及び/又は」によって連結されるリストにおける項目のうちの任意の1つ以上の項目を意味する。一例として、「x及び/又はy」は、3つの要素の組{(x),(y),(x,y)}のうちの任意の要素を意味する。言い換えれば、「x及び/又はy」は、「x及びyのうちの一方又は両方」を意味する。別の例として、「x、y及び/又はz」は、7つの要素の組{(x),(y),(z),(x,y),(x,z),(y,z),(x,y,z)}のうちの任意の要素を意味する。言い換えれば、「x、y及び/又はz」は、「x、y及びzのうちの1つ以上」を意味する。本明細書において使用される場合、「例示的な」という用語は、非限定的な例、事例又は例証としての役割を果たすことを意味する。本明細書において使用される場合、「例えば」という用語は、1つ以上の非限定的な例、事例又は例証のリストを開始する。本明細書において使用される場合、回路部は、或る機能を実施するために必要なハードウェア及びコード(いずれかが必要である場合)を含む場合はいつでも、その機能の実施が(例えば、ユーザーが構成可能な設定、工場トリム等により)無効にされる又は有効にされていないか否かにかかわらず、回路部はその機能を実行するように「動作可能」である。
【0058】
本方法及び/又はシステムを、或る特定の実施態様を参照して記載してきたが、当業者であれば、本方法及び/又はシステムの範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができること及び均等物に置き換えることができることを理解するであろう。例えば、開示した例のブロック及び/又は構成要素を、組み合わせ、分割し、再配置し、及び/又は他の方法で変更することができる。加えて、本開示の範囲から逸脱することなく、本開示の教示に対して特定の状況又は材料を適合させるように多くの改変を行うことができる。したがって、本方法及び/又はシステムは、開示されている特定の実施態様に限定されない。代わりに、本方法及び/又はシステムは、字義どおりにでも均等論のもとにおいても、添付の特許請求の範囲内に入る全ての実施態様を含む。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】