(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-12
(54)【発明の名称】微生物プロセスを介したNMNおよびその誘導体の生成
(51)【国際特許分類】
C12N 1/21 20060101AFI20230605BHJP
C12P 19/32 20060101ALI20230605BHJP
C12P 19/30 20060101ALI20230605BHJP
C12N 15/54 20060101ALN20230605BHJP
【FI】
C12N1/21 ZNA
C12P19/32
C12P19/30
C12N15/54
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022561380
(86)(22)【出願日】2021-05-04
(85)【翻訳文提出日】2022-10-06
(86)【国際出願番号】 US2021030601
(87)【国際公開番号】W WO2021226044
(87)【国際公開日】2021-11-11
(32)【優先日】2020-05-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516131979
【氏名又は名称】コナゲン インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ナン,デイビッド
(72)【発明者】
【氏名】ヴィック,ジェイコブ,エドワード
(72)【発明者】
【氏名】サラス-サンチアゴ,ブライアン
【テーマコード(参考)】
4B064
4B065
【Fターム(参考)】
4B064AF23
4B064AF28
4B064CA02
4B064CA19
4B064CC24
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4B065AA01Y
4B065AA24X
4B065AB01
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4B065BA01
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4B065CA14
4B065CA16
4B065CA18
4B065CA19
4B065CA41
4B065CA44
(57)【要約】
本発明は、遺伝子改変細菌を使用した、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)、ニコチンアミドリボシド(NR)、およびニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)の微生物生成に関する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ニコチンアミドからニコチンアミドモノヌクレオチドおよび/またはニコチンアミドアデニンジヌクレオチドを生成することができる遺伝子改変微生物細胞であって、前記細胞はcgl1364、cgl1977、cgl2835、iunH1、iunH2、およびiunH3からなる群より選択される1つ以上の内在性遺伝子において突然変異を含み、前記1つ以上の遺伝子の各々はヌクレオシダーゼ酵素をコードする、遺伝子改変微生物細胞。
【請求項2】
前記突然変異はヌクレオシダーゼ活性を減少させまたは排除する欠失、フレームシフトまたは点変異である、請求項1に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項3】
前記微生物細胞は、コリネバクテリウム・グルタミクムである、請求項1または請求項2に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項4】
前記微生物細胞は、コリネバクテリウム・グルタミクムATCC 13034である、請求項1または請求項2に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項5】
さらに、pncA遺伝子に突然変異を含み、そのような突然変異はニコチンアミドのニコチン酸への脱アミドができる酵素の不活性化または活性の低減につながる、請求項1~4のいずれか一項に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項6】
前記突然変異は、脱アミド活性を減少させまたは排除する前記pncA遺伝子の欠失、フレームシフトまたは点変異である、請求項5に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項7】
さらに、ニコチンアミドのニコチンアミドモノヌクレオチドへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードする外来遺伝子nadVを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項8】
前記外来遺伝子nadVはステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenophomonas maltophilia)由来である、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項9】
ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenophomonas maltophilia)由来の前記遺伝子nadVはコリネバクテリウム・グルタミクムにおける発現のためにコドン最適化される、請求項8に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項10】
前記外来遺伝子nadVはクロモバクテリウム・ビオラセウム由来である、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項11】
クロモバクテリウム・ビオラセウム由来の前記遺伝子nadVはコリネバクテリウム・グルタミクムにおける発現のためにコドン最適化される、請求項10に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項12】
さらに、ホスホリボシルピロリン酸シンテターゼをコードするprsA遺伝子バリアントまたは変異体を含む、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項13】
前記prsA遺伝子バリアントまたは変異体は、コリネバクテリウム・グルタミクムATCC 13032由来の前記prsA遺伝子のコドン最適化バリアントである、請求項12に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項14】
前記prsA遺伝子バリアントまたは変異体は、ホスホリボシルピロリン酸シンテターゼのフィードバック抵抗性変異体をコードする、請求項12に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項15】
前記微生物細胞はさらに内在性pyrE遺伝子の遺伝子改変を含み、ホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素の発現の低減または排除につながる、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項16】
さらに、ニコチンアミドモノヌクレオチドのニコチンアミドリボシドへの変換ができるプリンヌクレオシダーゼ酵素の不活性化または活性の低減を引き起こす、内在性ushA遺伝子における突然変異を含む、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項17】
さらに、不活性化または活性の低減を引き起こす、ニコチンアミドモノヌクレオチドのニコチン酸モノヌクレオチドへの変換ができるニコチンアミドヌクレオチドアミダーゼ酵素をコードする内在性pncC遺伝子における遺伝子改変を含む、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項18】
さらに、ニコチンアミドモノヌクレオチドのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドへの変換ができるニコチン酸-ヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ酵素の上方制御につながる、内在性nadD遺伝子における遺伝子改変を含む、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項19】
さらに、ニコチンアミドモノヌクレオチドのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドへの変換ができる、ニコチン酸-ヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ酵素をコードする異種遺伝子の発現を含む、請求項7に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項20】
さらに、NAD(+)のニコチンアミドモノヌクレオチドへの変換ができるNADHピロホスファターゼの発現の低減または排除につながる、内在性nudC遺伝子における遺伝子改変を含む、請求項19に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項21】
さらに、NrdHIEJオペロンによりコードされる、条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼを含む、請求項9に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項22】
さらに、pgi遺伝子において突然変異を含み、そのような突然変異は、D-グルコース-6-リン酸をD-リブロース-5-リン酸に変換することができる酵素の不活性化または活性の低減につながる、請求項1~4のいずれか一項に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項23】
前記突然変異はD-グルコース-6-リン酸のD-リブロース-5-リン酸への変換を減少させまたは排除するpgi遺伝子の欠失、フレームシフトまたは点変異である、請求項22に記載の遺伝子改変微生物。
【請求項24】
さらに、可溶性トランスヒドロゲナーゼをコードする外来遺伝子を含む、請求項22に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項25】
前記外来遺伝子は大腸菌由来のudhA遺伝子である、請求項24に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項26】
大腸菌由来の前記遺伝子udhAはコリネバクテリウム・グルタミクムにおける発現のためにコドン最適化される、請求項25に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項27】
さらに、膜結合型トランスヒドロゲナーゼをコードする外来遺伝子を含む、請求項22に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項28】
前記外来遺伝子は大腸菌由来のpntAB遺伝子である、請求項27に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項29】
大腸菌由来の前記遺伝子pntABはコリネバクテリウム・グルタミクムにおける発現のためにコドン最適化される、請求項28に記載の遺伝子改変微生物細胞。
【請求項30】
請求項1-29のいずれか一項に記載の遺伝子改変微生物細胞を、ニコチンアミドの存在下、ニコチンアミドのニコチンアミドモノヌクレオチドへの変換を可能にするのに十分な期間の間、培養することを含む、ニコチンアミドモノヌクレオチドを生成するための方法。
【請求項31】
請求項18または請求項20に記載の遺伝子改変微生物細胞を、ニコチンアミドの存在下、ニコチンアミドのニコチンアミドアデニンジヌクレオチドへの変換を可能にするのに十分な期間の間、培養することを含む、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドを生成するための方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、35U.S.C.§119(e)の下、2020年5月5日に出願され、「微生物プロセスを介したNMNおよびその誘導体の生成(“PRODUCTION OF NMN AND ITS DERIVATIVES VIA MICROBIAL PROCESSES”)」と題する米国仮出願第63/020052号の恩典を主張し、その全内容は参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
発明の分野
本発明の分野は、微生物プロセスを介したニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)およびその誘導体、例えば、ニコチンアミドリボシド(NR)およびニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)の生成に関する。
【背景技術】
【0003】
近年、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)は、単純な代謝補助因子から、ヘルスケア用途における治療薬の立場へと発展してきた(Katsyuba et al 2020 - NAD+ homeostasis in health and disease. Nature Metabolism 2: 9-31)。同様に、2つの他の化合物(どちらもNADに密接に関連する)、すなわちニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)およびニコチンアミドリボシド(NR)が、現在のところ、抗老化および長寿用途において可能性を有する栄養補助食品として認識されている。NMNおよびNRは現在のところ化学的方法を使用して商業的に生産され、これらの化合物を商業規模で、コスト効率の良い様式で製造するバイオプロセス技術を開発することが必要である。
【0004】
細菌コリネバクテリウム・スタチオニス(stationis)(ATCC6872およびブレビバクテリウム・アンモニアゲネス、コリネバクテリウム・アンモニアゲネスおよびブレビバクテリウム・スタチオニスとして様々に記載されている)は、制限条件下で増殖させるとNMNおよび関連化合物の多産生体となることが見出されている。典型的な制限条件は、マンガン飢餓、特定の化学阻害剤の添加、および、特定の温度感受性変異体を用いる、高温での培養を含む。NMNのこのストレス誘発性微生物生産には、細胞が制限条件下で、ニコチン酸(NA)またはニコチンアミド(Nam)のいずれかが与えられて増殖された場合、ニコチン酸モノヌクレオチド(NAMN)、NMNに関連する化合物が含まれる。当技術分野では、副産物NAMNの形成を最小に抑え、または排除しながら、生成されるNMNの量を増加させるNMNの生成方法が必要なままである。
【発明の概要】
【0005】
本発明は、コリネバクテリウム・グルタミクムに、ニコチン酸モノヌクレオチド(NAMN)ではなくニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の生成、ならびにNRおよびNADなどのNMN由来分子の生成を可能にする遺伝子改変を提供することにより、上記要求に対処する。
【0006】
本発明は、NMNおよびその誘導体NRおよびNADの生成を可能にする遺伝子改変を有する操作された宿主細胞に関する。この発明においては、NMNまたはNRまたはNADのいずれかを選択的に産生することができる微生物宿主細胞を遺伝子操作する方法もまた、提供される。本発明によるNMN、NRおよびNADの生成に有用な供給原料としては、ニコチンアミド(Nam)およびニコチン酸(NA)が挙げられる。本発明の好ましい実施形態では、NamがNMN、NARまたはNADの生成のための供給原料として使用される。
【0007】
本発明によるNMN、NRおよび/またはNADの生成に有用な微生物宿主細胞としては、遺伝子改変に適している細菌細胞、真菌細胞および酵母細胞などの微生物細胞が挙げられるが、それらに限定されない。本発明の1つの態様では、コリネバクテリウム・グルタミクムが好ましい微生物宿主細胞として使用される。この発明の好ましい態様では、この発明に有用なコリネバクテリウム・グルタミクム細胞は最初に、その制限修飾系を変化させる遺伝子改変に供せられ、NamまたはNAを供給原料として使用してNMN、NRおよびNADを生成するために、この細菌細胞を使用できようにする他の遺伝子改変に好適なものとされる。本操作された宿主細胞、例えばコリネバクテリウム・グルタミクムは、タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするように条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼ、例えば、NrdHIEJオペロンによりコードされるリボヌクレオチドレダクターゼを導入するための遺伝子改変を含むことができる。
【0008】
本発明の1つの態様では、NMN、NRおよび/またはNADの生成に好適な遺伝子改変としては、微生物宿主細胞に元々存在しない酵素タンパク質を発現する、対応する酵素タンパク質の活性の増加に導く酵素タンパク質をコードする内在性遺伝子の相対発現を増加させる、および/または、対応する酵素タンパク質の活性の減少または完全排除を引き起こす酵素タンパク質をコードする内在性遺伝子の発現を減少させる、または完全に排除する外来遺伝子の導入が挙げられるが、それらに限定されない。
【0009】
本発明の1つの態様では、操作された微生物宿主細胞がNamをNMNに変換することができる酵素をコードする内在性遺伝子を欠く場合、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードする外来遺伝子nadVが操作された微生物宿主細胞に導入される。本発明の1つの例示的な実施形態では、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするnadV遺伝子源としては、ステノトロホモナス・マルトフィリア、クロモバクテリウム・ビオラセウム、デイノコッカス・ラジオデュランス、シネコシスティス種PCC6803、シュードノカルディア・ディオキサニボランスCB1190、シュワネラ・オネイデンシスMR-1およびラルストニア・ソラナセアラムGMI1000が挙げられるが、それらに限定されない。本発明の最も好ましい態様では、前記微生物種のいずれか一つ由来のnadV遺伝子が当技術分野でよく知られた1つ以上の遺伝子操作技術を使用して単離され、コリネバクテリウム・グルタミクムの株に導入される。好ましい態様では、外来遺伝子nadVはその操作された微生物宿主細胞への導入前にコドン最適化され、微生物宿主細胞においてニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素の最適発現が確保される。コリネバクテリウム・グルタミクム細胞内の外来遺伝子はlacZプロモーターなどの誘導性プロモーター下にある可能性があり、ラクトースまたはIPTGを使用して誘導することができる。
【0010】
発明の別の態様では、ヘモフィラス・デュクレイー由来のNAMPT遺伝子が操作された微生物宿主細胞にニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素活性源として導入される。この実施形態のさらに別の態様では、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードする内在性遺伝子をすでに有するそれらの微生物宿主細胞では、この酵素の活性は、外因性nadV遺伝子(任意で、コドン-最適化され、全段落で列挙される起源のいずれかから得られる)またはヘモフィラス・デュクレイー由来の任意でコドン最適化されたNAMPT遺伝子を導入することによりさらに増強され得る。
【0011】
本実施形態の別の態様では、Namを供給原料として使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、追加の遺伝子改変を含み、NamのNMNへの変換に導く酵素反応において補助基質として働くホスホリボシルピロリン酸(5-ホスホ-リボース1-二リン酸としても知られているPRPP)の利用可能性が確保される。追加の遺伝子改変は、ホスホリボシルピロリン酸シンテターゼをコードするprsAなどの外来遺伝子の導入、または、内在性prsA遺伝子の性能を、その発現を増加させる、または、prsA遺伝子によりコードされるホスホリボシルピロリン酸シンテターゼ酵素PrsAの性能を改善することにより、改善することを含む。この発明の好ましい態様では、フィードバック抵抗性ホスホリボシルピロリン酸シンテターゼ酵素をコードするprsA遺伝子が使用される。
【0012】
この発明の別の実施形態では、NamからのNMNの生成において補助基質として働くPRPPを保存する1つの方法として、細胞内でPRPPプールを使用する他の経路がブロックされる。本発明の1つの態様では、pyrE遺伝子が変異され、PRPPからオロチン酸へのリボシルリン酸基の転移を触媒する(オロチジンの形成につながる)責任があるオロチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素の不活性化につながる。
【0013】
本発明の別の実施形態では、Namを供給原料として使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、NamのほとんどのNMN生成への変換が確保され、一方、Namのニコチン酸への変換などのNam利用のための他の生化学経路がブロックされる追加の遺伝子改変を含む。この実施形態の1つの態様では、pncA遺伝子は、Namのニコチン酸(NA)への脱アミドに関与するニコチンアミダーゼ酵素機能が欠失するように変異される。
【0014】
本発明の別の実施形態では、Namを供給原料として使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、Namを供給原料として使用して細胞内で生成されたNMNの保存を確保するための追加の遺伝子改変を含み、追加の遺伝子改変はNMNを消費する他の生化学経路をブロックする。この実施形態の1つの態様では、NMNのNRへの変換ができる酵素をコードするushA遺伝子が欠失される。この実施形態の別の態様では、pncC遺伝子が欠失され、NMNのニコチン酸モノヌクレオチド(NAMN)への変換ができるニコチンアミド-ヌクレオチドアミドヒドロラーゼ酵素活性が損失される。この発明のさらに別の態様では、遺伝子cgl1364、cgl1977およびcgl2835が欠失され、NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができる推定ヌクレオシダーゼの排除につながる。この発明の別の態様では、遺伝子nadDは、NMNのNADへの変換ができる酵素の活性がブロックされるように遺伝子改変される。
【0015】
本実施形態の別の態様では、Namを供給原料として使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、追加の遺伝子改変を含み、pgi遺伝子のノックアウトまたは障害が得られ、よってD-グルコース-6-リン酸が解糖からペントースリン酸経路(PPP)に向け直させられ、PRPP利用可能性が増加される。しかしながら、pgiの欠失は、ある一定の培地でいくつかの微生物種の増殖遅延を引き起こすことが見出されている。正常な増殖を少なくとも部分的に回復させるために、微生物宿主細胞はさらに、微生物宿主細胞の天然ZWFに対して、フィードバック抑制を克服するより高い能力を有する異種ZWF酵素を発現するように遺伝子改変され得る。
【0016】
非限定的実施形態例では、トランスジェニックZWF酵素は下記であってもよい:(i)SEQ ID NO:28で設定されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または実に100%同一性を有するアミノ酸配列を含むフィードバック抵抗性変異ポリペプチド;(ii)SEQ ID NO:30で設定されるアミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または実に100%同一性を有するアミノ酸配列を含むロイコノストック・メゼンテロイデス変異ポリペプチド;または(iii)SEQ ID NO:32で設定されるザイモモナス・モビリス(zmZWF)アミノ酸配列に対して少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、または実に100%を有するアミノ酸配列を含むポリペプチド。
【0017】
天然ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼを欠く微生物種では、増殖はまた、NADPH蓄積を克服することにより救うことができることもまた見出されている。これはさらに、宿主細胞を、1つ以上の可溶性または膜結合型トランスヒドロゲナーゼを含むように遺伝子改変することにより達成され得る。非限定的な例では、大腸菌由来のUdhAはNADPHによるNAD+の還元に有利に働くことが報告されている可溶性トランスヒドロゲナーゼであり、大腸菌由来のPntABはNADHによるNADP+の還元に有利に働くことが報告されている膜結合型トランスヒドロゲナーゼである。
【0018】
1つの代表的な実施形態では、組換えZWFおよびトランスヒドロゲナーゼはcgDVS発現ベクターにおいて対にされる。
【0019】
本発明の様々な実施形態では、Namを供給原料として使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞は、前段落で記載される様々な遺伝子改変の任意の組み合わせを含み得る。したがって、本発明による微生物宿主細胞は、例えば、前段落で記載される少なくとも1つ、少なくとも2つ、少なくとも3つ、少なくとも4つ、または少なくとも5つの遺伝子改変を含み得る。
【0020】
さらなる実施形態では、本発明は、Namを供給原料として使用してNADを生成するための方法を提供する。この実施形態の1つの態様では、Namを使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、nadD遺伝子において追加の遺伝子改変を含み、NMNのNADへの変換に関与する上方制御されたNAD(+)シンテターゼ酵素が得られる。この実施形態のさらに別の態様では、遺伝子nudCがNADをNMNに戻す変換に関与する酵素がブロックされるように変異される。
【0021】
さらに別の実施形態では、本発明は、Namを供給原料として使用してNRを生成するための方法を提供する。この実施形態の1つの態様では、Namを使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、ushA遺伝子によりコードされる機能的に活性な脱リン酸化酵素を含む。この発明の別の態様では、ushA遺伝子は遺伝子改変され、NMNのNRへの変換について増強された活性を有する脱リン酸化酵素が得られる。この発明のさらに別の態様では、遺伝子cgl1364、cgl1977およびcgl2835が欠失され、NRのNAおよびリボースへの変換に関与するプリンヌクレオシダーゼの排除につながる。
【0022】
したがって、1つの態様では、本発明は、NMNを生成する方法を提供し、そのような方法は下記を含む:Namを遺伝子改変コリネバクテリウム・グルタミクム株の培養物に供給することであって、前記株は下記からなる群より選択される少なくとも1つの遺伝子改変を含む、こと:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードするnadV遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(d)PRPPを生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換ができる遺伝子の欠失または改変;(h)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができるNMNヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(i)タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするための条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの組み込み;ならびに(j)任意のそれらの組み合わせ。様々な実施形態では、前記少なくとも1つの改変を有する本遺伝子改変株は、前記改変のいずれも有さない株と比べて、増加した量のNMNを生成する。
【0023】
よって、別の態様では、本発明はNRを生成する方法を提供し、そのような方法は下記を含む:Namを遺伝子改変コリネバクテリウム・グルタミクム株の培養物に供給することであって、前記株は下記からなる群より選択される少なくとも1つの遺伝子改変を含む、こと:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードするnadV遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる、ushA遺伝子を含む1つ以上の遺伝子の改変;(d)ホスホリボシルピロリン酸(PRPP)を生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換ができる遺伝子の欠失または改変;(h)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができるNMNヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(i)NRのNamおよびリボース-糖への変換ができるヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(j)タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするための条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの組み込み;ならびに(k)任意のそれらの組み合わせ。様々な実施形態では、前記少なくとも1つの改変を有する本遺伝子改変株は、前記改変のいずれも有さない株と比べて増加した量のNRを生成する。いくつかの実施形態では、NMNをNamおよびリボース-5リン酸に変換することができるNMNヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の少なくとも1つは、NRをNamおよびリボース-糖に変換することができるヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の少なくとも1つと同じ遺伝子(複数可)とすることができる。
【0024】
したがって、さらに別の態様では、本発明は、NADを生成する方法を提供し、そのような方法は下記を含む:ニコチンアミドを遺伝子改変コリネバクテリウム・グルタミクム株の培養物に供給することであって、前記株は下記からなる群より選択される少なくとも1つの遺伝子改変を含むこと:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードするnadV遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(d)PRPPを生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換ができる遺伝子の改変;(h)NADをNMNに戻す変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(i)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができるNMNヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(j)タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするための条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの組み込み;ならびに(k)任意のそれらの組み合わせ。様々な実施形態では、前記少なくとも1つの改変を有する本遺伝子改変株は前記改変のいずれも有さない株と比べて増加した量のNADを生成する。いくつかの実施形態では、NMNをNamおよびリボース-5-リン酸に変換することができるNMNヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の少なくとも1つは、NRをNamおよびリボース-糖に変換することができるヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の少なくとも1つと同じ遺伝子(複数可)とすることができる。
【0025】
本開示は様々な改変および代替形態を受けやすく、その特定の実施形態が例として図面に示され、本明細書で以下詳細に記載される。しかしながら、本明細書で提示される図面および詳細な記載は本開示を、開示される特定の実施形態に制限することを意図せず、それどころか、本発明は、添付の特許請求の範囲により規定される本開示の精神および範囲内にある全ての改変、等価物および代替物を包含するものであることが理解されるべきである。
【0026】
この発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照して理解されるこの発明の好ましい実施形態の下記詳細な説明において明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】所望の生成物ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)、ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)、およびニコチンアミドリボシド(NR)の化学構造を示す。この図では、副産物、すなわちニコチン酸アデニンジヌクレオチド(NAAD)、ニコチン酸モノヌクレオチド(NAMN)、ニコチン酸リボシド(NAR)、ならびに基質ニコチンアミド(Nam)およびニコチン酸(NA)の化学構造も示される。副産物は本発明による遺伝子改変により排除される。NA、NAR、NAMNおよびNAADの構造は、それぞれ、Nam、NR、NMN、およびNADとは、末端基C(O)OH対C(O)NH
2により異なる。
【
図2】本教示によるNR、NADおよびNMNの生成の増加のためのある一定の遺伝子改変を示す。そのような遺伝子改変は下記の1つ以上を含み得る:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードするnadV遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(d)PRPPを生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換に関与する遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換に関与する遺伝子の欠失または改変;ならびに(h)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができる乱雑NMNヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変。
【
図3】本発明による遺伝子改変微生物宿主細胞例における供給原料としてのNamからのNMN生成のための経路を示す。
【
図4】当技術分野で知られているプリンヌクレオシダーゼの作用機序、および、ニコチンアミドモノヌクレオチドヌクレオシダーゼとして機能する同じ酵素の予想外の観察を示す。
【
図5】自殺プラスミドpDELを使用して標的遺伝子を欠失させるために使用される方法を示す。この図に示されるように、欠失される標的遺伝子の上流および下流隣接領域がPCRを使用して得られ、pDELプラスミドにクローニングされた。C.グルタミクム細胞を、欠失の標的とされる遺伝子の上流および下流隣接領域を有するpDELプラスミドで形質転換させた。形質転換後、細胞をカナマイシンプレートに蒔き、形質転換体を選択した。スクリーニングの第2ラウンドで、形質転換体をスクロース含有プレートに蒔き、標的遺伝子の欠失を有する二重組換え体を選択した。
【
図6】本発明により構築された2つの異なるコリネバクテリウム・グルタミクム株におけるNMNの生成を示す。株NMN4はΔcgl1777-8ΔpncAΔpncCΔushAΔpyrEの遺伝子型を有し、株NR5はΔcgl1777-8ΔpncAΔpncCΔpnuCΔcgl1364Δcgl1977Δcgl2835の遺伝子型を有する。
【
図7】本発明により構築された4つの異なるコリネバクテリウム・グルタミクム株におけるNMNの生成を示す。
【
図8】本発明による遺伝子改変微生物宿主細胞例における、D-グルコース-6-リン酸からのPRPP生成を増強させるための経路を示す。
【
図9】CGXII培地における、ZWFおよびトランスヒドロゲナーゼ遺伝子で形質転換された多くのコリネバクテリウム・グルタミクム(Corynabacterium glutamicum)株の増殖を示す。
【
図10】指示プラスミドを含む多くのΔPGIコリネバクテリウム・グルタミクム(Corynabacterium glutamicum)株におけるNMN生成を示す。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明は、NamまたはNAを供給原料として使用するNMN、NRおよびNADの生物学的生産において有用な遺伝子改変宿主細胞の構築、ならびに、それらの遺伝子改変宿主細胞を使用してNMN、NRおよびNADを生成する方法に関する。好ましい実施形態では、NamがNMN、NRおよびNADの生成のための供給原料として使用される。
【0029】
本発明において有用な遺伝子改変宿主細胞は細菌細胞、真菌細胞および酵母細胞などの微生物細胞とすることができる。本発明において有用な細菌細胞としては下記が挙げられるが、それらに限定されない:エシェリキアspp.、ストレプトマイセスspp.、ザイモモナスspp.、アセトバクターspp.、シトロバクターspp.、シネコシスティスspp.、リゾビウムspp.、クロストリジウムspp.、コリネバクテリウムspp.、ストレプトコッカスspp.、キサントモナスspp.、ラクトバチルスspp.、ラクトコッカスspp.、バチルスspp.、アルカリゲネスspp.、シュードモナスspp.、エロモナスspp.、アゾトバクターspp.、コマモナスspp.、マイコバクテリウムspp.、ロドコッカスspp.、グルコノバクターspp.、ラルストニアspp.、アシドチオバシラスspp.、ミクロルナタスspp.、ゲオバクターspp.、ゲオバチルスspp.、アルスロバクターspp.、フラボバクテリウムspp.、セラチアspp.、サッカロポリスポラspp.、サーマスspp.、ステノトロホモナスspp.、クロモバクテリウムspp.、シノリゾビウムspp.、サッカロポリスポラspp.、アグロバクテリウムspp.、パンテアspp.、およびビブリオ・ナトリエゲンス。好ましい実施形態では、コリネバクテリウム・グルタミクムが使用される。
【0030】
本開示の酵母細胞としては下記が挙げられるが、それらに限定されない:操作されたサッカロマイセスspp.、シゾサッカロミセス、ハンゼヌラ(Hansenula)、カンジダ、クリベロミセス、ヤロウイア、カンジダ・ボイジニ、およびピキア(Pichia)。現開示によれば、本明細書で特許請求される酵母は真核生物、真菌界のメンバーと分類される単細胞微生物である。酵母は多細胞祖先から進化した単細胞生物であるが、現開示に有用ないくつかの種は、仮性菌糸または偽菌糸として知られている連結出芽細胞のストリングを形成することにより、多細胞特性を発現することができるものである。
【0031】
図1は所望の生成物NAD、NMNおよびNRの化学構造を示す。この図では、副産物、すなわちNAAD、NAMN、NAR、ならびに基質NamおよびNAの化学構造も示される。副産物は本発明による遺伝子改変により排除される。NA、NAR、NAMNおよびNAADの構造はそれぞれNam、NR、NMN、およびNADとは末端基C(O)OH対C(O)NH
2により異なる。
【0032】
図2は本発明に関連するC.グルタミクム細胞内での代謝経路の一部を示す。本発明の目的はNMN、NRおよびNADをNamまたはNAを供給原料として使用して生成し、一方、NAR、NAMNおよびNAADなどの関連副産物を排除することである。
【0033】
好ましい実施形態では、Namが供給原料として使用される。
図2に示されるように、NamからNMN、NRおよびNADへの代謝経路は、NAからNAD、NMNおよびNRへの代謝経路とは異なる。NAからNAD(NAMNおよびNAADを介する)、NMN(NAMNを介する)、およびNR(NAMNおよびNMNを介する)への経路はNamからNMN、およびNRおよびNAD(NMNを介する)への経路よりも著しく多くの酵素ステップを含む。よって、NamはNMN、NR、およびNADを生成するのに好ましい供給原料と考えられる。
【0034】
Namが好ましい供給原料として使用される場合、pncA遺伝子によりコードされるデアミダーゼ酵素によるNamのNAへの変換に対処することが有利である。NamのNAへの変換を排除する1つの方法はpncA遺伝子を不活性化するものである。pncA遺伝子の不活性化は多くの遺伝子操作技術を用いて達成することができる。pncA遺伝子の好ましい遺伝子操作は、微生物宿主細胞の染色体DNAからそのヌクレオチド配列を欠失させるものである。
【0035】
遺伝子操作に利用可能な様々なツールを使用して、微生物菌株構築の分野の当業者であれば、所望の化合物、すなわちNMN、NRおよびNDAの各々を生成するための代謝経路を設計することができるであろう。
図2に示されるように、NamからのNMNの生成は微生物宿主細胞内で単一酵素ステップにて達成される。NMNが微生物宿主細胞内で蓄積されるとすぐに、対象となる他の2つの化合物、すなわち、NDAおよびNRが、その後の酵素反応を通して、NMNから誘導生成物として得られ得る。
【0036】
表1-3は
図2に示される生化学経路に関与する様々な遺伝子および酵素を列挙する。表4は
図2に示される生化学経路の動作に関与する遺伝子および酵素についての配列情報を提供する。
【0037】
ニコチンアミドNMN、NR、およびNADの生成のためのより直接的な経路を提供するために、多くの遺伝子改変がコリネバクテリウム・グルタミクムまたは関連生物に対してなされ得る。いくつかの実施形態では、そのような遺伝子改変としては、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子(nadV)の異種発現が挙げられる。ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼはコリネバクテリウムにおいて天然には見出されない活性である。しかしながら、それは多くの他の細菌および真核微生物において見出される。表2はそのような遺伝子のある一定の好ましい起源を列挙する。いくつかの実施形態では、遺伝子改変はニコチンアミドのニコチン酸への変換ができる遺伝子(pncA)の欠失または改変を含むことができ、酵素活性の損失または減少が得られる。いくつかの実施形態では、遺伝子改変は、ホスホリボシルピロリン酸(PRPP)、NMN、NR、およびNADへの重要な前駆体の生成ができるprsA遺伝子の改変を含むことができ、そのため、より高いレベルのPRPPが入手できる。そのような改変は、生成条件下で酵素活性のレベルの増加に導くタンパク質バリアントの遺伝子発現および/または導入の上方制御を含むことができる。Marinescu et al., “Beta-nicotinamide mononucleotide (NMN) production in Escherichia coli,” Sci. Rep., 8: 12278 (2018)、およびZakataeva et al., “Wild-type and feedback-resistant phosphoribosyl pyrophosphate synthetases from Bacillus amyloliquefaciens: purification, characterization, and application to increase purine nucleoside production,” Appl. Microbiol. Biotechnol., 93: 2023-33 (2012)で記載されるものなどのprs遺伝子に対する改変が本発明により使用され得る。いくつかの実施形態では、改変はNMNのNaMNへの変換に関与する遺伝子(pncC)の欠失または改変を含むことができ、酵素活性の損失または減少が得られる。いくつかの実施形態では、改変は、a)タンパク質コード配列における温度感受性(ts)突然変異(複数可)、b)ts自己スプライシングインテイン、c)リガンド依存性遺伝子発現、および/またはd)リガンド依存性酵素不活性化を用いた、条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの生成および組み込みを含むことができる。改変の目的は、DNA生成および複製に必要とされるデオキシリボヌクレオチド合成を阻害することにより、タンパク質合成および代謝活性を維持しながら、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックすることである。
【0038】
NMN生成のための改変経路
図2および3に示されるように、NamからのNMN生成は操作された宿主細胞内で、nadV遺伝子によりコードされるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素が関与する単一酵素ステップを通して達成することができる。ホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードする内在性遺伝子を欠く微生物、例えばC.グルタミクムでは、遺伝子操作の分野においてよく知られた技術を使用してホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードする外来遺伝子を導入する必要がある。本発明の好ましい態様では、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするnadV遺伝子源は、下記からなる群より選択することができる:ステノトロホモナス・マルトフィリア、クロモバクテリウム・ビオラセウム、デイノコッカス・ラジオデュランス、シネコシスティス種PCC6803、シュードノカルディア・ディオキサニボランスCB1190、シュワネラ・オネイデンシスMR-1、およびラルストニア・ソラナセアラムGMI1000。本発明の例示的な実施形態では、前記微生物種のいずれか一つ由来のnadV遺伝子が、当技術分野でよく知られている遺伝子操作技術を使用して、単離され、コリネバクテリウム・グルタミクムの株に導入される。好ましい態様では、外来遺伝子nadVは、その選択された微生物宿主細胞への転移前にコドン最適化され、微生物宿主細胞におけるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素の最適発現が確保される。
【0039】
ホスホリボシルトランスフェラーゼ媒介酵素反応では、ホスホリボシルピロリン酸(PRPP)は補助基質として作用し、ホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素媒介反応を促進するには、細胞内に利用可能な十分な量のPRPPが存在することを確保する必要がある。微生物内のPRPPのプールサイズはPRPPシンテターゼの活性の発現を増強することにより増加させることができる。PRPPシンテターゼ活性の増強された発現は外来遺伝子prsAを発現させることにより達成することができる。加えて、PrsA酵素活性に対してフィードバック抑制が存在する場合、PrsA酵素のフィードバック抵抗性バリアントをコードするprsA遺伝子を使用することが好ましい。
【0040】
この発明の別の実施形態では、NamからのNMNの生成において補助基質として働くPRPPプールを保存する1つの方法として、追加の遺伝子改変を導入して、細胞内でPRPPプールを使用する他の経路をブロックすることができる。本発明の1つの態様では、pyrE遺伝子が変異され、PRPPからオロチン酸へのリボシルリン酸基の転移(今度は、オロチジンの形成につながる)を触媒することができるオロチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素の不活性化につながる。
【0041】
NMN生成のための生成標的を達成するために、NamからNMNの生成のために、微生物細胞内に、適切なホスホリボシルトランスフェラーゼおよびホスホリボシルピロリン酸(PRPP)シンテターゼ酵素が存在し、十分な量のPRPPが存在することを確保することは別として、微生物細胞内の可能なNMN利用/分解経路をブロックまたは不活性化することが有利である。
【0042】
例えば、Namを供給原料として使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、細胞内で生成されたNMNの保存を確実にする追加の遺伝子改変を含むことができ、追加の遺伝子改変はNMNを消費する他の生化学経路をブロックする。この実施形態の1つの態様では、NMNのNRへの変換ができる酵素をコードするushA遺伝子が欠失される。この実施形態の別の態様では、遺伝子pncCが欠失され、NMNのニコチン酸モノヌクレオチド(NAMN)への変換ができるニコチンアミド-ヌクレオチドアミドヒドロラーゼ酵素活性が損失される。この発明のさらに別の態様では、遺伝子cgl1364、cgl1977およびcgl2835が欠失され、NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができる推定ヌクレオシダーゼの排除につながる。この発明の別の態様では、遺伝子nadDは、NMNのNADへの変換ができる酵素の活性がブロックされるように遺伝子改変される。
【0043】
したがって、1つの態様では、本発明は、NMNを生成する方法を提供し、そのような方法は下記を含む:ニコチンアミドを遺伝子改変コリネバクテリウム・グルタミクム株の培養物に供給することであって、前記株は下記からなる群より選択される少なくとも1つの遺伝子改変を含むこと:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(d)PRPPを生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換ができる遺伝子の欠失または改変;(h)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができる乱雑ヌクレオシダーゼ反応をコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(i)タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするための条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの組み込み;ならびに(j)任意のそれらの組み合わせ。様々な実施形態では、前記少なくとも1つの改変を有する本遺伝子改変株は、前記改変のいずれも有さない株と比べて、増加した量のNMNを生成する。
【0044】
NAD生成のための改変経路
さらに別の実施形態では、本発明は、Namを供給原料として使用してNADを生成するための方法を提供する。この実施形態の1つの態様では、Namを使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、nadD遺伝子において追加の遺伝子改変を含むことができ、NMNのNADへの変換ができる上方制御されたNAD(+)シンテターゼ酵素が得られる。この実施形態のさらに別の態様では、遺伝子nudCは、NADをNMNに戻す変換ができる酵素がブロックされるように変異される。
【0045】
したがって、さらに別の態様では、本発明は、NADを生成する方法を提供し、そのような方法は下記を含む:ニコチンアミドを遺伝子改変コリネバクテリウム・グルタミクム株の培養物に供給することであって、前記株は下記からなる群より選択される少なくとも1つの遺伝子改変を含むこと:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(d)PRPPを生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換ができる遺伝子の改変;(h)NADをNMNに戻す変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(i)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができるヌクレオシダーゼをコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(j)タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするための条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの組み込み;ならびに(k)任意のそれらの組み合わせ。様々な実施形態では、前記少なくとも1つの改変を有する本遺伝子改変株は、前記改変のいずれも有さない株と比べて、増加した量のNMNを生成する。
【0046】
NR生成のための改変経路
さらに別の実施形態では、本発明は、Namを供給原料として使用してNRを生成するための方法を提供する。この実施形態の1つの態様では、Namを使用してNMNを生成するために選択され、かつ、ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ酵素をコードするコドン最適化外来遺伝子を有する微生物宿主細胞はさらに、ushA遺伝子によりコードされる機能的に活性な脱リン酸化酵素を含むことができる。この発明の別の態様では、ushA遺伝子は遺伝子改変され、NMNのNRへの変換について増強された活性を有するデホスホリラーゼ酵素が得られる。
【0047】
したがって、別の態様では、本発明はNRを生成する方法を提供し、そのような方法は下記を含む:ニコチンアミドを遺伝子改変コリネバクテリウム・グルタミクム株の培養物に供給することであって、前記株は下記からなる群より選択される少なくとも1つの遺伝子改変を含むこと:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の改変;(d)PRPPを生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換ができる遺伝子の欠失または改変;(h)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができるヌクレオシダーゼ酵素をコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(i)NRのNamおよびリボース-糖へ変換ができるヌクレオシダーゼ酵素をコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(j)タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするための条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの組み込み;ならびに(k)任意のそれらの組み合わせ。様々な実施形態では、前記少なくとも1つの改変を有する本遺伝子改変株は、前記改変のいずれも有さない株と比べて増加した量のNRを生成する。
【0048】
NMN力価を増加させるための改変経路
NadV酵素により触媒されるNAMからNMNの生成は、少なくとも一部は微生物宿主細胞がPRPP補助基質を生成する速度に依存する。ペントースリン酸経路(「PPP」)の酸化分岐が
図8に示され、D-グルコース-6-リン酸がD-リブロース-5-リン酸に、次いでPRPPに変換される。PPPを通る流れを増加させる戦略は、pgi遺伝子をノックアウトすることを伴い、よって、D-グルコース-6-リン酸が解糖からPPPに向け直され、PRPP利用可能性が増加する。しかしながら、コリネバクテリウム・グルタミクム(Corynabacterium glutamicum)におけるこのアプローチに関連する問題は、CGXIIなどの最少培地で増殖が著しく減速されることである。いずれの特別な理論にも縛られることは望まないが、天然ZWFタンパク質、すなわち、PPP経路の第1のステップを触媒するグルコース6-リン酸デヒドロゲナーゼ酵素は、グルコース上での増殖中ATPおよびPEP(ホスホエノールピルビン酸)蓄積により阻害され、よって、PPPを通る炭素流が著しく低減されると考えられる。その上、炭素流を増加させる別のZWFが同定できると仮定すると、おそらく、NADHの代わりにNADPHの形態の酸化還元等価物の蓄積のためにさらなる問題が現れ、野生型コリネバクテリウムは、この欠点に対処するために、ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼ、例えば可溶性UdhAまたは膜貫通PntABを欠く。
【0049】
したがって、1つの態様では、本発明はコリネバクテリウム・グルタミクムの組換えΔpgi変異体を提供し、この場合、ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼと組み合わせたトランスジェニックZWF酵素の発現が増殖を救出し、一方、NMNのより高い力価において反映されるようにPRPPの生成が改善される。よって、関連する態様では、本発明は、NMNを生成する方法を提供し、方法は、ニコチンアミドを遺伝子改変コリネバクテリウム・グルタミクム株の培養物に供給することであって、前記株は下記を含む遺伝子改変を含むことを含む:(a)NamのNMNへの変換ができるニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼをコードする遺伝子の異種発現;(b)NamのNAへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(c)NMNのNRへの酵素変換ができる1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(d)PRPPを生成することができる1つ以上の遺伝子の改変;(e)NamのNMNへの変換のための生化学経路以外のPRPPを必要とする生化学経路の改変または欠失;(f)NMNのNAMNへの酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(g)NMNのNADへの変換ができる遺伝子の欠失または改変;(h)NMNのNamおよびリボース-5-リン酸への変換ができる乱雑ヌクレオシダーゼ反応をコードする1つ以上の遺伝子の欠失または改変;(i)D-グルコース-6-リン酸のD-フルクトース-6-リン酸への酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変;(j)組換えZWFの組み込み;(k)組換えピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼの組み込みであって、組換えZWFおよび組換えピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼの組み合わせは、D-グルコース-6-リン酸のD-フルクトース-6-リン酸への酵素変換ができる遺伝子の欠失または改変と関連する増殖障害を補償することができる、組み込み;(l)タンパク質合成および正常な代謝活性に影響を与えずに、細胞分裂およびバイオマス蓄積をブロックするための条件的に活性となるリボヌクレオチドレダクターゼの組み込み;ならびに(m)任意のそれらの組み合わせ。
【0050】
よって、PRPPの生成はそのような改変を有さない株に対して、NMNのより高い力価において反映されるように改善される。
【0051】
本開示により生成されるニコチンアミド化合物(NMN、NR、NAD)は様々な用途のいずれかにおいて、例えば、それらの生物学的または治療的特性を開発する(例えば、低密度リポタンパク質コレステロールを制御する、高密度リポタンパク質コレステロールを増加させる、など)のに使用することができる。例えば、本開示によれば、ニコチンアミドリボースは、医薬品、食料品、および健康補助食品、などにおいて使用され得る。
【0052】
この発明において開示される方法により生成されるニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)は、血漿脂質プロファイルを改善する、脳卒中を防止する、化学療法治療を用いて神経保護を提供する、真菌感染を治療する、神経変性を防止または低減させるのに、または、健康および幸福を延ばすことにおいて治療的価値を有することができる。よって、本発明はさらに、有効量のニコチンアミドリボシド組成物を投与することにより、NAD+生合成のニコチンアミドリボシドキナーゼ経路と関連する疾患または病状を治療するための、上記遺伝子改変細菌細胞から得られたニコチンアミドリボシド化合物に向けられる。
【0053】
典型的には、NAD+またはNAD+前駆体のレベルの変化を有し、または、ニコチンアミドリボシドを用いた治療によるNAD+生合成の増加から恩恵を受けることができる疾患または病状としては、脂質障害(例えば、脂質異常症、高コレステロール血症または高脂血症)、脳卒中、神経変性疾患(例えば、アルツハイマー病、パーキンソン病および多発性硬化症)、化学療法を用いて観察される神経毒性、カンジダグラブラタ感染、および加齢と関連する全体的な健康の低下が挙げられるが、それらに限定されない。そのような疾患および病状は、食事による補給、または、ニコチンアミドリボシド組成物を用いた治療的処置レジームを提供することにより防止または治療することができる。
【0054】
この発明の遺伝子改変細菌から単離されたニコチンアミド化合物は再処方して最終製品にすることができることが認識されるであろう。本開示の他のいくつかの実施形態では、本明細書で記載される遺伝子改変宿主細胞により生成されたニコチンアミドリボシド化合物は宿主細胞との関連で最終製品(例えば、栄養補助食品もしくは飼料、医薬品、など)に組み込まれる。例えば、宿主細胞は凍結乾燥、フリーズドライ、凍結または別様に不活化することができ、次いで、全細胞は最終製品に組み込まれ、または最終製品として使用され得る。宿主細胞はまた、製品への組み込み前に処理することができ、バイオアベイラビリティが増加される(例えば、溶解により)。
【0055】
本開示のいくつかの実施形態では、生成されたニコチンアミドリボシド化合物は食品もしくは飼料の成分(例えば、栄養補助食品)に組み込まれる。本開示によりニコチンアミドリボシド化合物を組み込むことができる食品の型は特に制限されず、乳、水、ソフトドリンク、エナジードリンク、茶、およびジュースなどの飲料;ゼリーおよびビスケットなどの菓子;乳製品などの脂肪含有食品および飲料;コメ、パン、朝食用シリアルなどの加工食品、などが挙げられる。いくつかの実施形態では、生成されたニコチンアミドリボシド化合物は、例えば、マルチビタミン剤などの健康補助食品に組み込まれる。
【0056】
別に規定されない限り、本明細書で使用される全ての技術および科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者により普通に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で記載されるものと同様の、または同等のいずれの方法および材料も本開示の実施または試験において使用することができるが、好ましい材料および方法が以下で記載される。
【0057】
本開示は下記非限定的な例を考慮するとより完全に理解されるであろう。これらの実施例は、主題技術の好ましい実施形態を示しているが、例としてのみ提供されることが理解されるべきである。上記議論およびこれらの実施例から、当業者は主題技術の必須特性を確認することができ、その精神および範囲から逸脱せずに、主題技術の様々な変更および改変をし、様々な用途および条件に適合させることができる。
【0058】
実施例
実施例1
株構築
様々な操作されたC.グルタミクム株を、表5で記載される1つ以上の遺伝子改変を用いて構築した。表5で要約されたC.グルタミクムにおける遺伝子欠失の実施では、pDELプラスミド(C.グルタミクムに対し複製開始点を欠く自殺プラスミド)を使用した。pDELプラスミドは欠失の標的とされる遺伝子の上流および下流に相同領域(各々、およそ500-800bp)を含んだ。
図5に示されるように、欠失の標的とされる遺伝子に隣接している上流および下流領域がPCRを使用して得られ、SacB遺伝子および抗生物質マーカーを含むpDELプラスミドにクローニングされた。
【0059】
C.グルタミクム細胞をそのようなプラスミドで形質転換し、カナマイシン(25μg/mL)を含むCASO培地に蒔き、一晩放置した。得られたコロニーを、6%スクロースを含む培地に蒔き、標的遺伝子欠失を有し、その染色体DNAに組み込まれたpDELプラスミドの部分を有さない二重組換え体を選択した。
【0060】
上記操作された株を、表6で記載されるプラスミドを使用して、さらなる遺伝子改変に供し、外因性NadV遺伝子およびprsA遺伝子バリアント/変異体を導入した。
【0061】
実施例2
NamからのNMN生成
実施例1に従い構築した株を一晩、カナマイシンを含むBHI培地中で増殖させた。細胞をペレット化し、洗浄し、CGXII培地に2-3時間回復のために再懸濁させた。というのも、C.グルタミクム細胞は1つの培地から別の培地に移動させると長い誘導期を有するからである。発酵アッセイを開始するために、細胞をCGXII培地(表7)に0.2OD600、30℃で播種し、回転式振盪機(250rpm)上で維持した。細胞密度が0.6-0.8OD600に到達すると、細胞を0.4mM IPTGで誘導した。Namを細胞培養物に供給し、試料を24時間毎に72時間まで収集し、NMN生成を確認した。
【0062】
具体的には、試料を培養上清から得、4000×Gで5分間遠心分離した。透明上清を等体積のメタノールと混合し、30秒間ボルテックスし、または、600rpmにてプレートシェーカー上で10分間振盪させ、>4000×Gで5分間遠心分離し、全ての追加のデブリを除去し、得られた上清をHPLC方法により、HILACモードで動作するPhenomenex Luna 3μm NH2 100オングストロームを使用して、400バールの最大圧力を用いて分析した。2μL注入物を261nmでモニタし、検量線をNAM、NR、NMN、およびNAD+の標準を使用して作成した。水性緩衝液は5mM酢酸アンモニウムpH9.9(A)とし、一方、有機緩衝液はアセトニトリル(B)とした。HPLCカラムを0.1mL/分で、下記勾配を用いて実行させた:0分-95%B、1分-95%B、15分-0%B、20分-0%B、20.01分-95%B、30分-95%B。
【0063】
それぞれ、NMN4およびNR5株(どちらも外来遺伝子smaOPおよびprsAL136Iを含む)によるNMNの生成力価を
図6に示す。
【0064】
それぞれ、外来遺伝子cviHAおよびprsA L136Iを含むNMN3株、外来遺伝子cviHAおよびprsAL136Iを含むNMN4株、外来遺伝子smaOPおよびprsA L136Iを含むNMN4株、ならびに外来遺伝子smaOPおよびprsA L136Iを含むNR5株によるNMNの生成力価を
図7に示す。
【0065】
図6および
図7に示されるように、プリンヌクレオシダーゼiunH3をコードする内在性遺伝子cgl1364、プリンヌクレオシダーゼiunH2をコードするcgl1977、およびプリンヌクレオシダーゼiunH1に対するcgl2835の欠失により特徴付けられるNR5株は、最高NMN生成力価を有すると考えられる。いずれの特定の理論にも縛られることは望まないが、前記遺伝子の1つ以上の欠失は、ニコチンアミド(Nam)およびリボース-5Pに戻るNMNの分解の著しい減少につながる可能性があると考えられる。この観察は、cgl1364、cgl1977、およびcgl2835の1つ以上の欠失は、NRのNAおよびリボースへの分解を低減させる効果を有するにすぎないと以前知られていたという事実を考慮すると、非常に驚くべきことであった。
【0066】
実施例3
PPP経路における増殖救出および増加
以上で予想されるように、pgi遺伝子をノックアウトさせると、D-グルコース-6-リン酸を解糖からPPPに向け直すことができ、よって、PRPP利用可能性が増加される。しかしながら、C.グルタミクムのΔpgi変異体は大きく障害された増殖により悪影響を受ける。いずれの特定の理論にも縛られないが、天然ZWFタンパク質、すなわち、PPP経路の第1のステップを触媒するグルコース6-リン酸デヒドロゲナーゼ酵素は、グルコース上での増殖中、ATPおよびPEP(ホスホエノールピルビン酸)蓄積により阻害され、よって、PPPを通る炭素流が著しく低減されると考えられる。
【0067】
3つの組換えZWFを、天然C.グルタミクムZWFにより示される阻害を克服するそれらの能力についてスクリーニングした:(i)C.グルタミクムZWF(SEQ ID NO:28)のフィードバック抵抗性変異体(A243T);(ii)NADHおよびNADPHの混合使用を有する、ロイコノストック・メゼンテロイデス由来のZWF(lmZWF、SEQ ID NO:32)の操作された変異体(R46E/Q47E);ならびに(iii)NADH使用を好むザイモモナス・モビリス由来のZWF(zmZWF)。
【0068】
2つのトランスヒドロゲナーゼを、NADPH蓄積を克服するそれらの能力についてスクリーニングした:(i)大腸菌由来のUdhAはNADPHによるNAD+の還元に有利に働くことが報告されている可溶性トランスヒドロゲナーゼであり;ならびに(ii)大腸菌由来のPntABはNADHによるNADP+の還元に有利に働くことが報告されている膜結合型トランスヒドロゲナーゼである。
【0069】
組換えZWFおよびトランスヒドロゲナーゼは、下記の通り、cgDVS発現ベクター中、構成的発現、または、クミン酸誘導配置で、対にした:
構成的発現:
(i)cgDVS.pSOD.lmZWF.pntAB(S.lmZWF.pntAB)
(ii)cgDVS.pSOD.lmZWF.udhA(S.lmZWF.udhA)
(iii)cgDVS.pSOD.zmZWF.pntAB(S.zmZWF.pntAB)
(iv)cgDVS.pSOD.zmZWF.udhA(S.zmZWF.udhA)
クミン酸誘導発現:
(v)cgDVS.pCT5.cgZWF*.udhA(S.pCT5.cg.udhA)
【0070】
上記ベクター(i)-(v)を各々独立して、「BASE」株、すなわち、前にcgDVK.ptac.smaOP.prsAベクターで形質転換させたNMN11株に形質転換させた。BASE株はまた、min3構成的プロモーター(S.min3.mCH)またはpCT5誘導プロモーター(S.pCT5.mCH)のいずれか由来の赤色蛍光タンパク質mCherryを発現する2つのコントロールベクターcgDVSのいずれかで形質転換させた。形質転換株を次いで、CGXII培地上で増殖させ、NMN11における成長不足からの救出成功例を同定した。
【0071】
図9に示されるように、時間を時間数で、x軸上で測定し、OD
600をy軸上で示す場合、BASE株、min3.mCherryおよびpCT5.mCherryは、予想通り、ほとんどゼロ増殖を示した。pCT5.mCherry株は最終的には630nmの波長でシグナルを発したが、依然として、目視検査による大きな視認可能な増殖またはmCherry濃度を示さず、これは、630nmでの発光のその後の上昇を説明するであろう。というのも、mCherryが依然としてそのような波長の近くで吸収しているからである。zmZWF.udhA(濃青色)およびlmZWF.PntAB(黄色)株は増殖障害の最良救出を示した。2番目によい結果はlmZWF.udhAから得、一方、zmZWF.pntABはささやかな初期増殖を示したが、これは、次第に小さくなった。フラスコ内で実施した初期生成試験により、株zmZWF.udhAは最も多くのNMNを生成したことが明らかになった。
【0072】
下記株を、示されるベクターを用いて形質転換した:
NMN4:Δcgl1777-8Δcgl2487Δcgl1963Δcgl0328Δcgl2773
(1)コントロールなし:cgDVK.ptac.mcherry(mCherry)
(2)生成コントロール:cgDVK.ptac.smaOP.prsA(K.smaOP.PRS)
NMN13:Δcgl1777-8Δcgl2487Δcgl1963Δcgl0328Δcgl0851
(3)cgDVK.ptac.smaOP.prsA
(4)cgDVK.ptac.smaOP.prsA+cgDVS.pSOD.zmZWF.udhA(S.ZWF.udhA)
NMN11:Δcgl1777-8Δcgl2487Δcgl1963Δcgl0328Δcgl0851Δcgl2773
(5)cgDVK.ptac.smaOP.prsA
(6)cgDVK.ptac.smaOP.prsA+cgDVS.pSOD.zmZWF.udhA
【0073】
2つの株もまた、cgDVSおよびスペクチノマイシン抗生物質の必要性を排除するために、pSOD.zmZWF.udhAコンストラクトをpgi位置に挿入して作製した:
NMN29:Δcgl1777-8Δcgl2487Δcgl1963Δcgl0328Δcgl0851:pSODzmZWF.udhA
(7)cgDVK.ptac.smaOP.prsA
NMN30:Δcgl1777-8Δcgl2487Δcgl1963Δcgl0328Δcgl0851:pSODzmZWF.udhAΔcgl2773
(8)cgDVK.ptac.smaOP.prsA
【0074】
各株により生成されたNMNの量を、それぞれ、48時間および72時間細胞培養増殖後に評価した。結果は
図10に示される。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
対象となる配列
SEQ ID NO:1;PRT;クロモバクテリウム・ビオラセウム;ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ-cviNadVha(cviHA)
MTAPKAAQDKNQLVPFNLADFYKTGHPAMYPRETTRLVANFTPRSAKYAQVLPQLFDDKVVWFGLQGFIQEYLIDLFNREFFQRPKADAVRRYQRRMDTALGAGAVDGGRLEALHDLGHLPLEIRSLPEGARVDIKVPPVTFSNTHPDFPWVATYFETLFSCESWKPSTVATIAFEFRKLLSYFAALTGAPQDFVAWQGHDFSMRGMSGVHDAMRCGAGHLLSFTGTDTIPALDYLEDHYGADAERELVGGSIPASEHSVMALRILLTQQRLARMPAHQGLDDKALRRLAEREVVREFVTRDYPAGMVSIVSDTFDFWNVLTVIARELKDDIQARRPDALGNAKVVFRPDSGDPVRILAGYRDDELQFDDAGNCTARDDGRPVSAAERKGAVECLWDIFGGTVTERGYRVLDSHVGLIYGDSITLPRARDILLRLAEKGYASCNVVFGIGSFVYGMNSRDTFGYALKAVYAEVAGEAVDIYKDPATDDGTKKSARGLLRVEEENGRYALYQQQTPAEAEGGALRPVFRDGELLVKQTLAEIRQRLQASWTCPEAGSIVWNA
SEQ ID NO:2;PRT;ステノトロホモナス・マルトフィリア;ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ-smaNadVop(smaOP)
MHYLDNLLLNTDSYKASHWLQYPPGTDATFFYVESRGGLHDRTVFFGLQAILKDALARPVTHADIDDAAAVFAAHGEPFNEAGWRDIVDRLGGHLPVRIRAVPEGSVVPTHQALMTIESTDPAAFWVPSYLETLLLRVWYPVTVATISWHARQTIAAFLQQTSDDPQGQLPFKLHDFGARGVSSLESAALGGAAHLVNFLGTDTVSALCLARAHYHAPMAGYSIPAAEHSTITSWGREREVDAYRNMLRQFGKPGSIVAVVSDSYDIYRAISEHWGTTLRDDVIASGATLVIRPDSGDPVEVVAESLRRLDEAFGHAINGKGYRVLNHVRVIQGDGINPDTIRAILQRITDDGYAADNVAFGMGGALLQRLDRDTQKFALKCSAARVEGEWIDVYKDPVTDAGKASKRGRMRLLRRLDDGSLHTVPLPANGDDTLPDGFEDAMVTVWENGHLLYDQRLDDIRTRAAVGH
SEQ ID NO:3;PRT;コドン-最適化PRPPシンターゼバリアント、CYL77_RS04805-prsA(PRS)
MTAHWKQNQKNLMLFSGRAHPELAEAVAKELDVNVTPMTARDFANGEIYVRFEESVRGSDCFVLQSHTQPLNKWLMEQLLMIDALKRGSAKRITAILPFYPYARQDKKHRGREPISARLIADLMLTAGADRIVSVDLHTDQIQGFFDGPVDHMHAMPILTDHIKENYNLDNICVVSPDAGRVKVAEKWANTLGDAPMAFVHKTRSTEVANQVVANRVVGDVDGKDCVLLDDMIDTGGTIAGAVGVLKKAGAKSVVIACTHGVFSDPARERLSACGAEEVITTDTLPQSTEGWSNLTVLSIAPLLARTINEIFENGSVTTLFEGEA
SEQ ID NO:4;PRT;フィードバック抵抗性PRPPシンターゼ変異体、prsAL136I(PRSL136I)
MTAHWKQNQKNLMLFSGRAHPELAEAVAKELDVNVTPMTARDFANGEIYVRFEESVRGSDCFVLQSHTQPLNKWLMEQLLMIDALKRGSAKRITAILPFYPYARQDKKHRGREPISARLIADLMLTAGADRIVSVDIHTDQIQGFFDGPVDHMHAMPILTDHIKENYNLDNICVVSPDAGRVKVAEKWANTLGDAPMAFVHKTRSTEVANQVVANRVVGDVDGKDCVLLDDMIDTGGTIAGAVGVLKKAGAKSVVIACTHGVFSDPARERLSACGAEEVITTDTLPQSTEGWSNLTVLSIAPLLARTINEIFENGSVTTLFEGEA
SEQ ID NO.:5;DNA;ニコチンアミダーゼpncA(CGL_RS12350、ncgl2401、cgl2487)
ATGGCACGCGCACTCATTCTGGTTGATGTTCAAAAAGACTTCTGCCCCGGTGGCAGCCTAGCCACCGAACGAGGCGATGAAGTGGCGGGAAAAATCGGTGCCTATCAGCTGTCCCACGGCTCAGAGTACGACGTCGTTGTGGCGACCCAAGATTGGCACATCGATCCAGGCGAGCACTTTTCAGAAACCCCAGACTTTAAAAACTCCTGGCCAATCCACTGCGTCGCGGATTCCGATGGTGCCGCCATGCATGACCGCATCAACACCGATTCAATCGATGAGTTCTTCCGCAAAGGCCATTACACCGCGGCGTATTCCGGGTTCGAGGGAACTGCAGTCAGTGAAGAACTCCTCATGTCTCCATGGCTGAAGAACAAGGGAGTCACTGATGTAGACATCGTAGGGATCGCTACGGATCACTGCGTTCGAGCCACAGCACTTGATGCTCTCAAGGAGGGCTTCAACGTCTCCATTTTGACGTCGATGTGTTCTGCGGTGGATTTCCATGCGGGAGACCACGCTTTGGAGGAACTACATGAAGCCGGGGCGATTCTGATTTAA
SEQ ID No.:6;PRT;ニコチンアミダーゼpncA(CGL_RS12350、ncgl2401、cgl2487)
MARALILVDVQKDFCPGGSLATERGDEVAGKIGAYQLSHGSEYDVVVATQDWHIDPGEHFSETPDFKNSWPIHCVADSDGAAMHDRINTDSIDEFFRKGHYTAAYSGFEGTAVSEELLMSPWLKNKGVTDVDIVGIATDHCVRATALDALKEGFNVSILTSMCSAVDFHAGDHALEELHEAGAILI
SEQ ID NO:7;DNA;ニコチンアミド-ヌクレオチドアミドヒドロラーゼpncC(CGL_RS09770、ncgl1888、cgl1963)
ATGTCGGAGAATCTGGCGGGGCGAGTGGTGGAGCTGTTGAAATCGCGCGGTGAAACGCTGGCGTTTTGTGAATCCCTCACCGCCGGCCTTGCCAGTGCGACGATCGCAGAGATCCCCGGCGCCTCAGTGGTACTTAAAGGCGGGCTGGTCACCTATGCCACCGAGCTTAAGGTTGCGCTTGCCGGTGTGCCGCAGGAGCTTATCGACGCGCACGGCGTTGTTTCCCCGCAGTGCGCCCGTGCGATGGCAACGGGGGCCGCACACAGATGCCAGGCAGATTGGGCGGTTTCGCTCACGGGCGTTGCTGGCCCCAGCAAACAAGATGGTCATCCGGTGGGGGAAGTGTGGATCGGAGTGGCTGGTCCTGCGCATTTTGGGGCGTCGGGAACAATTGACGCGTATCGTGCGTTTGAAAGTGAACAACAGGTAATATTGGCTGAATTGGGACGGCATCATATTAGAGAGTCTGCTGTGCAGCAAAGCTTTCGCCTGCTGATTGACCATATTGAGTCGCAGTGA
SEQ ID NO:8;PRT;ニコチンアミド-ヌクレオチドアミドヒドロラーゼpncC(CGL_RS09770、ncgl1888、cgl1963)
MSENLAGRVVELLKSRGETLAFCESLTAGLASATIAEIPGASVVLKGGLVTYATELKVALAGVPQELIDAHGVVSPQCARAMATGAAHRCQADWAVSLTGVAGPSKQDGHPVGEVWIGVAGPAHFGASGTIDAYRAFESEQQVILAELGRHHIRESAVQQSFRLLIDHIESQ
SEQ ID No.:9;DNA;制限修飾系;RM=cgl1777(CYL77_RS08985)
ATGAAGCCCACCGTTAATGTTGTGTTCAATGCGCATCACCCCAAAGATACGCAGCCGTTGGATAAGTTCTTCGATAAAGAACTTAAAGACACACATCATCTCGATATAACGGTGGGTTATATCAGTGAGAAATCACTACAATATTTGCTTCTTATTGCAGGCACTCACCCCGACCTCACCATCACACTCACCTGTGGAATGCACGCTCGTGAAGGCATGACTGCTGCCCAACTGCATCATGCGCGAGTGCTCCATGACTACTTAAGCGACCATGATCGAGGCGGGGTGTTCGTTATTCCCCGATTGCGTTATCACGGCAAAATCTATCTTTTCCACAAGAACCAGCACACAGATCCTATTGCTTATATCGGTAGCGCTAACCTCTCAGCCATCGTTCCTGGGTACACCTCTACATTCGAGACCGGCGTCATCTTAGACCCCGCACCTGAAGATCTCGTGCTTCATCTCAACCGTGATGTCGTACCCCTATGTGTCCCCATTGACACCGCGCATGTCCCCATCATTAAAGATCAAGAATCCCCGATGAAGCACGTCGCTGAAGCAACAGCTGTGTCCACCTCTGATGTTGTTGCCATCATGTCCAGCCCATTTACTTATAGTTTTGACCTTAAACTCAAAGCCACTGCCAGCAGCAACCTCAATGCTCATAACTCAGGCGGTGGCGCGCGCAAACAGAAAAACGGTAGCTTCCTTGCACGCAATTGGTATGAGGGCGAAATCATTGTCGGTGTCGAGACAACAAGACTCCCAGGTTACCCACAAAACAAATCCGAATTCACTGCGGTCACTGATGACGGCTGGTCATTTGTTTGCAAAATCAGCGGAGGAAACGGAAAGAACCTACGCAGCAAAGGTGACCTGTCCATCCTCGGTACGTGGTTAAAGTCTCGATTCATTGAACAAGGTGCCCTGGAATACGGCGAGGATGCCACCCAAGAAAACATCGACCGTTTTGGGAGAACACATATGACCATGCGCTATCACCCAGATTTCGATGTGTGGTCATTCGATCTCAGCCAAACCCCGAAGCCTTCGACACAGATTGGGCAGGATTAA
SEQ ID NO:10;PRT;制限修飾系;RM=cgl1777(CYL77_RS08985)
MKPTVNVVFNAHHPKDTQPLDKFFDKELKDTHHLDITVGYISEKSLQYLLLIAGTHPDLTITLTCGMHAREGMTAAQLHHARVLHDYLSDHDRGGVFVIPRLRYHGKIYLFHKNQHTDPIAYIGSANLSAIVPGYTSTFETGVILDPAPEDLVLHLNRDVVPLCVPIDTAHVPIIKDQESPMKHVAEATAVSTSDVVAIMSSPFTYSFDLKLKATASSNLNAHNSGGGARKQKNGSFLARNWYEGEIIVGVETTRLPGYPQNKSEFTAVTDDGWSFVCKISGGNGKNLRSKGDLSILGTWLKSRFIEQGALEYGEDATQENIDRFGRTHMTMRYHPDFDVWSFDLSQTPKPSTQIGQD
SEQ ID NO:11;DNA;制限修飾系;RM=cgl1778(CYL77_RS08990)
RTCACCTCAATAACTACATCACGAGCTTGAGTGATAACGCTGATCTCCGTGAAAAAGTCACCGCAACCGTAGACGCTTTCCGCCATACCGTCATGGATGACTTCGACTACATCAGTGATCAACAAGTCCTGCTTTATGGCGATGTCCAAAGCGGTAAAACCTCACACATGCTGGGAATTATCGCAGATTGCCTCGACAGTACGTTTCACACCATTGTTATTCTGACCTCGCCTAACACACGGCTCGTGCAACAAACATACGACCGTGTTGCCCAAGCATTTCCAGATACTTTGGTGTGCGACCGTGACGGATACAATGATTTCCGTGCGAATCAAAAGAGCCTCACCCCGCGAAAATCTATCGTAGTCGTCGGAAAAATACCTGCAGTTCTTGGTAATTGGTTACGCGTCTTTAACGACAGTGGCGCACTTTCTGGACACCCTGTACTCATTATTGATGACGAAGCAGATGCGACAAGTCTCAACACCAAAGTAAATCAGTCTGATGTTTCGACCATTAACCACCAGCTCACTAGCATAAGAGACCTTGCCACAGGATGCATCTACCTTCAGGTCACAGGTACACCTCAAGCGGTGCTTCTTCAAAGCGACGATAGCAACTGGGCAGCGGAACATGTGCTTCACTTCGCACCTGGTGAGAGCTACATCGGTGGTCAACTTTTCTTTTCTGAGCTCAACAACCCTTATCTACGACTTTTCGCTAATACCCAATTTGACGAGGATTCTCGCTTCAGCGACGCCATTTACACCTATCTCTTAACCGCAGCACTGTTCAAACTTCGCGGTGAAAGCTTGTGTACCATGCTCATTCACCCCAGCCACACTGCATCCAGTCATAGAGACTTCGCGCAAGAAGCCCGCCTCCAACTCACTTTCGCCTTCGAGCGATTCTATGAACCAATGATTCAGCACAATTTCCAACGTGCTTATGAACAGCTCGCACAAACTGACAGCAACCTGCCACCCTTGAGAAAAATTCTTAACATTCTTGGTGGCATGGAAGATGACTTCTCCATCCACATCGTCAATAGCGACAACCCGACTGTTGAGGAAGATTGGGCTGATGGTTATAACATTATTGTCGGTGGCAACTCGCTTGGGCGCGGTTTAACATTCAACAACTTGCAAACCGTTTTCTACGTGCGCGAATCCAAGCGACCACAAGCAGACACCCTGTGGCAGCACGCCCGCATGTTTGGCTACAAACGCCACAAAGACACCATGCGTGTGTTCATGCCGGCCACTATTGCTCAAACCTTCCAAGAGGTCTATCTCGGCAACGAAGCTATTAAAAATCAGCTCGATCATGGCACGCATATCAACGACATTCGGGTCATTTTAGGTGATGGCGTCGCACCTACTCGTGCCAATGTTCTCGACAAACGCAAAGTTGGAAACCTCAGCGGTGGCGTCAACTACTTTGCCGCTGATCCTAGAATCAAGAATGTCGAAGCACTCGACAAAAAACTCTTGGCCTACTTAGACAAGCACGGTGAGGACTCCACCATCGGTATGCGCGCGATAATCACCATTCTCAACGCCTTTACTGTAGACCCCAACGATCTCGACCTCGCGACCTTCAAGGCTGCGCTCCTTGACTTTGAACGCAACCAACCTCATCTCACAGCACGTATGGTGCTGCGAACAAACCGCAAAGTCAATCAGGGTACAGGCGCCCTGCTCTCCCCTACTGATCAAGCTCTCAGCCGTGCAGAAGTCGCACACCCATTATTGATCCTATACCGCATTGAAGGTGTTAACGATGCTGCTGCGCAACGAGGTGAACCTACGTGGTCAAGCGACCCTATCTGGGTGCCTAATATTAAACTCCCTGGTCAACGTCAATTCTGGTGCGTAGACGGCTAA
SEQ ID NO:12;PRT;制限修飾系;RM=cgl1778(CYL77_RS08990)
MSHHTHLNNYITSLSDNADLREKVTATVDAFRHTVMDDFDYISDQQVLLYGDVQSGKTSHMLGIIADCLDSTFHTIVILTSPNTRLVQQTYDRVAQAFPDTLVCDRDGYNDFRANQKSLTPRKSIVVVGKIPAVLGNWLRVFNDSGALSGHPVLIIDDEADATSLNTKVNQSDVSTINHQLTSIRDLATGCIYLQVTGTPQAVLLQSDDSNWAAEHVLHFAPGESYIGGQLFFSELNNPYLRLFANTQFDEDSRFSDAIYTYLLTAALFKLRGESLCTMLIHPSHTASSHRDFAQEARLQLTFAFERFYEPMIQHNFQRAYEQLAQTDSNLPPLRKILNILGGMEDDFSIHIVNSDNPTVEEDWADGYNIIVGGNSLGRGLTFNNLQTVFYVRESKRPQADTLWQHARMFGYKRHKDTMRVFMPATIAQTFQEVYLGNEAIKNQLDHGTHINDIRVILGDGVAPTRANVLDKRKVGNLSGGVNYFAADPRIKNVEALDKKLLAYLDKHGEDSTIGMRAIITILNAFTVDPNDLDLATFKAALLDFERNQPHLTARMVLRTNRKVNQGTGALLSPTDQALSRAEVAHPLLILYRIEGVNDAAAQRGEPTWSSDPIWVPNIKLPGQRQFWCVDG
SEQ ID NO:13;DNA;オロチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼpyrE;CGL_RS13820、ncgl2676、cgl2773
ATGTCATCTAATTCCATTAACGCAGAAGCGCGCGCTGAGCTTGCTGAACTGATCAAAGAGCTAGCTGTCGTCCACGGTGAAGTCACCTTGTCTTCGGGCAAGAAGGCTGATTACTACATCGATGTCCGTCGTGCCACCTTGCACGCGCGCGCATCTCGCCTGATCGGTCAGCTGCTGCGCGAAGCCACCGCTGACTGGGACTATGACGCAGTTGGCGGCCTGACCTTGGGCGCTGACCCGGTTGCCACCGCCATCATGCACGCCGACGGCCGCGATATCAACGCGTTTGTGGTGCGCAAGGAGGCCAAGAAGCACGGCATGCAGCGTCGCATTGAGGGCCCTGACCTGACGGGCAAGAAGGTGCTCGTGGTGGAAGATACCACCACCACCGGAAATTCCCCTCTGACAGCTGTTGCCGCGTTGCGTGAAGCTGGCATTGAGGTTGTGGGCGTTGCCACCGTGGTCGATCGCGCAACCGGTGCAGATGAGGTTATCGCAGCGGAAGGCCTTCCTTACCGCAGCTTGCTGGGACTTTCTGATCTTGGACTCAACTAA
SEQ ID NO:14;PRT;オロチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼpyrE;CGL_RS13820、ncgl2676、cgl2773
MSSNSINAEARAELAELIKELAVVHGEVTLSSGKKADYYIDVRRATLHARASRLIGQLLREATADWDYDAVGGLTLGADPVATAIMHADGRDINAFVVRKEAKKHGMQRRIEGPDLTGKKVLVVEDTTTTGNSPLTAVAALREAGIEVVGVATVVDRATGADEVIAAEGLPYRSLLGLSDLGLN
SEQ ID NO:15;DNA;5’-ヌクレオチダーゼushA;cgl0328-CGL_RS01710、ncgl0322、cg0397
ATGAAGAGGCTTTCCCGTGCAGCCCTCGCAGTGGTCGCCACCACCGCAGTTAGCTTCAGCGCACTCGCAGTTCCAGCTTTCGCAGACGAAGCAAGCAATGTTGAGCTCAACATCCTCGGTGTCACCGACTTCCACGGACACATCGAGCAGAAGGCTGTTAAAGATGATAAGGGAGTAATCACCGGTTACTCAGAAATGGGTGCCAGTGGCGTTGCCTGCTACGTCGACGCTGAACGCGCGGACAACCCAAACACCCGCTTCATCACCGTTGGTGACAACATTGGTGGATCCCCATTCGTGTCCTCCATCCTGAAGGATGAGCCAACCTTGCAAGCCCTCAGCGCCATCGGTGTTGACGCATCCGCACTGGGCAATCACGAATTCGACCAGGGCTACTCAGACCTGGTGAACCGCGTTTCCCTCGACGGCTCCGGCAGCGCAAAGTTCCCATACCTCGGCGCAAACGTTGAAGGTGGCACCCCAGCACCTGCAAAGTCTGAAATCATCGAGATGGACGGCGTCAAGATCGCTTACGTCGGCGCAGTAACCGAGGAGACCGCAACCTTGGTCTCCCCAGCAGGCATCGAAGGCATCACCTTCACCGGCGACATCGACGCTATCAACGCAGAAGCAGATCGCGTCATTGAGGCAGGCGAAGCAGACGTAGTCATCGCATTGATCCACGCTGAAGCCGCTCCAACCGATCTATTCTCCAACAACGTTGACGTTGTATTCTCCGGACACACCCACTTCGACTACGTTGCTGAAGGCGAAGCACGTGGCGACAAGCAGCCACTCGTTGTCATCCAGGGCCACGAATACGGCAAGGTCATCTCCGACGTGGAGATCTCCTACGACCGCGAAGCAGGCAAGATCACCAACATTGAGGCGAAGAATGTCTCTGCTACTGACGTTGTGGAAAACTGTGAGACTCCAAACACAGCAGTCGACGCAATCGTTGCAGCTGCTGTTGAGGCCGCTGAAGAAGCAGGTAATGAAGTTGTTGCAACCATTGACAACGGCTTCTACCGTGGGGCGGATGAAGAGGGTACGACCGGCTCCAACCGTGGTGTTGAGTCTTCCCTGAGCAACCTCATCGCAGAAGCTGGACTGTGGGCAGTCAACGACGCGACCATCCTGAACGCTGACATCGGCATCATGAACGCAGGCGGCGTGCGTGCGGACCTCGAAGCAGGCGAAGTTACCTTCGCAGATGCATACGCAACCCAGAACTTCTCCAACACCTACGGCGTACGTGAAGTGTCTGGTGCGCAGTTCAAAGAAGCACTGGAACAGCAGTGGAAGGAAACCGGCGACCGCCCACGTCTGGCATTGGGACTGTCCAGCAACGTCCAGTACTCCTACGACGAGACCCGCGAATACGGCGACCGCATCACCCACATCACCTTCAACGGTGAGCCAATGGATATGAAGGAGACCTACCGCGTCACAGGATCATCCTTCCTGCTCGCAGGTGGCGACTCCTTCACTGCATTCGCTGAAGGCGGCCCAATCGCTGAAACCGGCATGGTTGACATTGACCTGTTCAACAACTACATCGCAGCTCACCCAGATGCACCAATTCGTGCAAATCAGAGCTCAGTAGGCATCGCCCTTTCCGGCCCGGCAGTTGCAGAAGACGGAACTTTGGTCCCTGGTGAAGAGCTGACCGTCGATCTTTCTTCCCTCTCCTACACCGGACCTGAAGCTAAGCCAACCACCGTTGAGGTGACCGTTGGTACTGAGAAGAAGACTGCGGACGTCGATAACACCATCGTTCCTCAGTTTGACAGCACCGGCAAGGCAACTGTCACCCTGACTGTTCCTGAGGGAGCTACCTCTGTCAAGATCGCAACTGACAATGGCACTACCTTTGAACTGCCAGTAACCGTAAACGGTGAAGGCAACAATGATGACGATGATGATAAGGAGCAGCAGTCCTCCGGATCCTCCGACGCCGGTTCCCTTGTAGCAGTTCTCGGTGTTCTTGGAGCACTCGGTGGCCTGGTGGCGTTCTTCCTGAACTCTGCGCAGGGCGCACCATTCTTGGCTCAGCTTCAGGCTATGTTTGCGCAGTTCATGTAA
SEQ ID NO:16;PRT;5’-ヌクレオチダーゼushA;cgl0328-CGL_RS01710、ncgl0322、cg0397
MKRLSRAALAVVATTAVSFSALAVPAFADEASNVELNILGVTDFHGHIEQKAVKDDKGVITGYSEMGASGVACYVDAERADNPNTRFITVGDNIGGSPFVSSILKDEPTLQALSAIGVDASALGNHEFDQGYSDLVNRVSLDGSGSAKFPYLGANVEGGTPAPAKSEIIEMDGVKIAYVGAVTEETATLVSPAGIEGITFTGDIDAINAEADRVIEAGEADVVIALIHAEAAPTDLFSNNVDVVFSGHTHFDYVAEGEARGDKQPLVVIQGHEYGKVISDVEISYDREAGKITNIEAKNVSATDVVENCETPNTAVDAIVAAAVEAAEEAGNEVVATIDNGFYRGADEEGTTGSNRGVESSLSNLIAEAGLWAVNDATILNADIGIMNAGGVRADLEAGEVTFADAYATQNFSNTYGVREVSGAQFKEALEQQWKETGDRPRLALGLSSNVQYSYDETREYGDRITHITFNGEPMDMKETYRVTGSSFLLAGGDSFTAFAEGGPIAETGMVDIDLFNNYIAAHPDAPIRANQSSVGIALSGPAVAEDGTLVPGEELTVDLSSLSYTGPEAKPTTVEVTVGTEKKTADVDNTIVPQFDSTGKATVTLTVPEGATSVKIATDNGTTFELPVTVNGEGNNDDDDDKEQQSSGSSDAGSLVAVLGVLGALGGLVAFFLNSAQGAPFLAQLQAMFAQFM
SEQ ID NO:17;DNA;ニコチンアミドリボーストランスポーターpnuC;ncgl0063、CGL_RS00355、cgl0064
ATGAATCCTATAACCGAATTATTAGACGCAACACTATGGATCGGCGGAGTTCCGATTCTGTGGCGCGAAATCATCGGCAACGTTTTCGGATTATTTAGCGCGTGGGCAGGAATGCGACGCATCGTGTGGGCATGGCCCATCGGCATCATAGGCAACGCGCTGCTGTTCACAGTATTTATGGGCGGCCTTTTCCACACTCCACAAAACCTCGATCTCTACGGCCAAGCGGGTCGCCAGATCATGTTCATCATCGTCAGTGGTTATGGCTGGTACCAATGGTCGGCCGCAAAACGTCGCGCACTCACCCCAGAAAATGCAGTAGCAGTGGTTCCTCGCTGGGCAAGCACCAAAGAACGCGCCGGCATTGTGATTGCGGCGGTTGTGGGAACACTCAGCTTTGCCTGGATTTTCCAAGCACTCGGCTCCTGGGGGCCATGGGCCGACGCGTGGATTTTCGTCGGCTCAATCCTGGCTACCTACGGAATGGCTCGCGGATGGACAGAGTTCTGGCTGATCTGGATCGCCGTCGACATAGTTGGCGTTCCTCTACTTTTGACTGCTGGCTACTACCCATCCGCGGTGCTTTACCTGGTGTACGGTGCGTTTGTCAGCTGGGGATTTGTCGTGTGGCTGCGGGTGCAAAAAGCAGACAAGGCTCGTGCGCTGGAAGCTCAGGAGTCTGTGACAGTCTGA
SEQ ID NO:18;PRT;ニコチンアミドリボーストランスポーターpnuC;ncgl0063、CGL_RS00355、cgl0064
MNPITELLDATLWIGGVPILWREIIGNVFGLFSAWAGMRRIVWAWPIGIIGNALLFTVFMGGLFHTPQNLDLYGQAGRQIMFIIVSGYGWYQWSAAKRRALTPENAVAVVPRWASTKERAGIVIAAVVGTLSFAWIFQALGSWGPWADAWIFVGSILATYGMARGWTEFWLIWIAVDIVGVPLLLTAGYYPSAVLYLVYGAFVSWGFVVWLRVQKADKARALEAQESVTV
SEQ ID NO:19;DNA;プリンヌクレオシダーゼiunH3;cgl1364(CGL_RS06810、ncgl1309、cg1543、iunH3)
ATGACCACCAAGATCATCCTCGACTGCGATCCAGGACACGACGACGCTGTAGCCATGCTGCTCGCAGCCGGCAGCCCAGAAATTGAACTGCTTGGAATCACCACGGTCGGCGGCAACCAGACCTTGGACAAGGTCACCCACAATACGCAGGTCGTAGCCACCATCGCTGATATCAATGCGCCCATCTACCGCGGTGTCACCCGACCATTGGTGCGCCCCGTTGAGGTAGCCGAAGATATCCACGGCGATACCGGCATGGAAATCCACAAGTACGAACTGCCTGAACCAACCAAGCAGGTAGAAGACACCCACGCGGTGGATTTCATCATCGATACCATCATGAATAACGAGCCCGGCAGCGTAGCGCTGGTTCCCACCGGACCACTGACCAACATCGCGCTGGCAGTCCGGAAAGAACCACGCATCGCCGAGCGAGTCAAGGAAGTTGTCCTCATGGGCGGGGGCTACCACGTAGGAAACTGGACCGCCGTAGCTGAATTCAACATCAAGATCGACCCCGAAGCAGCCCACATCGTATTCAACGAAAAGTGGCCACTGACTATGGTCGGCCTCGACCTTACCCACCAGGCGCTCGCAACACCTGAGATCGAAGCCAAGTTCAACGAGCTGGGCACCGACGTCGCCGACTTCGTCGTCGCGCTTTTCGACGCTTTCCGCAAGAATTACCAGGACGCACAGGGTTTTGATAACCCACCAGTACACGACCCTTGTGCTGTTGCATACCTTGTTGACCCAACCGTATTCACCACCCGCAAAGCACCACTCGATGTGGAGCTGTACGGCGCACTCACCACAGGCATGACCGTTGCTGATTTCCGCGCACCGGCTCCAGCAGATTGCACCACCCAAGTAGCTGTTGACCTGGACTTTGATAAATTCTGGAACATGGTGATCGATGCAGTAAAGCGCATCGGATAG
SEQ ID NO:20;PRT;プリンヌクレオシダーゼiunH3;cgl1364(CGL_RS06810、ncgl1309、cg1543、iunH3)
MTTKIILDCDPGHDDAVAMLLAAGSPEIELLGITTVGGNQTLDKVTHNTQVVATIADINAPIYRGVTRPLVRPVEVAEDIHGDTGMEIHKYELPEPTKQVEDTHAVDFIIDTIMNNEPGSVALVPTGPLTNIALAVRKEPRIAERVKEVVLMGGGYHVGNWTAVAEFNIKIDPEAAHIVFNEKWPLTMVGLDLTHQALATPEIEAKFNELGTDVADFVVALFDAFRKNYQDAQGFDNPPVHDPCAVAYLVDPTVFTTRKAPLDVELYGALTTGMTVADFRAPAPADCTTQVAVDLDFDKFWNMVIDAVKRIG
SEQ ID NO:21;DNA;プリンヌクレオシダーゼiunH2;cgl1977(cg2168、iunH2、CYL77_RS09970)
ATGAGCAAAAAAGCCATCCTTGATATCGACACCGGCATCGATGATGCCCTCGCACTTGCCTACGCACTGGGCTCACCTGAACTAGAGCTCATTGGTGTCACCACCACCTACGGTAACGTGCTACTCGAAACCGGTGCAGTCAATGACCTGGCACTGCTTGATCTGTTCGGTGCACCAGAAGTACCTGTGTACTTGGGTGAGCCACACGCACAGACCAAGGATGGCTTTGAAGTTCTTGAGATCTCCGCGTTCATTCACGGACAAAACGGCATCGGCGAAGTCGAGCTGCCAGCAAGCGAGTCAAAGGCACTCCCCGGCGCAGTGGATTTCCTCATTGATTCCGTCAACACCCACGGCGATGACCTGGTGATCATCGCAACTGGTCCCATGACCAACCTGTCTGCGGCAATCGCAAAGGATCCAAGCTTTGCTTCCAAGGCTCACGTGGTCATCATGGGTGGCGCCTTGACTGTCCCAGGCAACGTCAGCACATGGGCAGAAGCAAACATCAACCAGGACCCAGATGCAGCAAACGATCTGTTCCGTTCCGGTGCAGATGTCACCATGATCGGTCTTGATGTCACCCTGCAGACCCTTCTTACCAAGAAGCACACTGCGCAGTGGCGCGAACTGGGCACTCCAGCTGCTATCGCACTGGCCGACATGACTGATTACTACATCAAGGCATATGAGACCACCGCACCACACCTGGGCGGTTGCGGCCTGCACGACCCACTGGCAGTAGGCGTTGCAGTGGACCCAAGCCTGGTCACTTTGCTCCCCATCAACCTCAAGGTAGACATTGAGGGCGAGACCCGTGGACGCACCATTGGCGATGAAGTCCGCCTCAACGATCCAGTGCGCACCTCCCGCGCAGCTGTCGCCGTAGACGTGGATCGTTTCCTTTCTGAATTCATGACCCGCATCGGCCGAGTCGCAGCACAGCAGTAA
SEQ ID NO:22;PRT;プリンヌクレオシダーゼiunH2;cgl1977(cg2168、iunH2、CYL77_RS09970)
MSKKAILDIDTGIDDALALAYALGSPELELIGVTTTYGNVLLETGAVNDLALLDLFGAPEVPVYLGEPHAQTKDGFEVLEISAFIHGQNGIGEVELPASESKALPGAVDFLIDSVNTHGDDLVIIATGPMTNLSAAIAKDPSFASKAHVVIMGGALTVPGNVSTWAEANINQDPDAANDLFRSGADVTMIGLDVTLQTLLTKKHTAQWRELGTPAAIALADMTDYYIKAYETTAPHLGGCGLHDPLAVGVAVDPSLVTLLPINLKVDIEGETRGRTIGDEVRLNDPVRTSRAAVAVDVDRFLSEFMTRIGRVAAQQ
SEQ ID No.:23;DNA;プリンヌクレオシダーゼiunH1;cgl2835(cg3137、iunH1、CYL77_RS14340)ATGATTCCTGTTCTCATCGACTGCGACACCGGCATCGACGACGCCCTCGCCCTGATCTACCTGGTTGCTTTGCATAAACGTGGTGAAATCCAACTTTTTGGAGCAACGACCACCGCAGGAAATGTTGATGTGAAACAAACCGCCTCAATACCAGGTGGGTGTTGGATCAGTGTGGATTAGCGGACATCCCGGTCCTCGCAGGACAACCTGAACCAAAGCACGTGCCGCTAGTGACTACTCCAGAAACACACGGCGACCATGGCCTTGGTTATATAAACCCAGGTCACGTCGAAATTCCAGAAGGTGACTGGAAGCAGCTGTGGAAAGAACACCTCAGTAACCCAGAAACTAAGCTGATTGTCACCGGGCCCGCCACCAACCTTGCGGAATTCGGGCCAGTGGAAAACGTCACGCTGATGGGTGGCACCTACCTTTATCCAGGCAACACCACTCCAACGGCAGAATGGAATACCTGGGTTGATCCACACGGAGCTAAAGAAGCATTCGCGGCAGCCCAAAAGCCCATTACGGTGTGTTCCTTGGGCGTGACCGAGCAGTTTACGCTGAACCCGGACATCCTTTCTACACTTATCAACACGCTTGGCAGCCAACCCATCGCAGAGCATTTACCTGAGATGCTGCGCTTTTACTTTGAATTTCACGAAGTGCAGGGCGAAGGTTACCTTGCTCAAATTCATGACCTGCTGACCTGCATGATTGCCTTGGATAAAATCCCATTTTCAGGCCGTGAAGTAACCGTGGACGTGGAGGCTGATTCGCCCTTGATGCGTGGCACCACTGTTGCAGATATTCGCGGACATTGGGGCAAGCCAGCTAACGCATTTCTTGTGGAAACCGCAGACATTGAGGCCGCCCACGCGGAACTTCTAAGAGCAGTGGAATGA
SEQ ID No.:24;PRT;プリンヌクレオシダーゼiunH1;cgl2835(cg3137、iunH1、CYL77_RS14340)
MIPVLIDCDTGIDDALALIYLVALHKRGEIQLFGATTTAGNVDVKQTAINTRWVLDQCGLADIPVLAGQPEPKHVPLVTTPETHGDHGLGYINPGHVEIPEGDWKQLWKEHLSNPETKLIVTGPATNLAEFGPVENVTLMGGTYLYPGNTTPTAEWNTWVDPHGAKEAFAAAQKPITVCSLGVTEQFTLNPDILSTLINTLGSQPIAEHLPEMLRFYFEFHEVQGEGYLAQIHDLLTCMIALDKIPFSGREVTVDVEADSPLMRGTTVADIRGHWGKPANAFLVETADIEAAHAELLRAVE
SEQ ID No.25;DNA;グルコース-6Pイソメラーゼpgi;cgl0851(ncgl0817)
ATGGCGGACATTTCGACCACCCAGGTTTGGCAAGACCTGACCGATCATTACTCAAACTTCCAGGCAACCACTCTGCGTGAACTTTTCAAGGAAGAAAACCGCGCCGAGAAGTACACCTTCTCCGCGGCTGGCCTCCACGTCGACCTGTCGAAGAATCTGCTTGACGACGCCACCCTCACCAAGCTCCTTGCACTGACCGAAGAATCTGGCCTTCGCGAACGCATTGACGCGATGTTTGCCGGTGAACACCTCAACAACACCGAAGACCGCGCTGTCCTCCACACCGCGCTGCGCCTTCCTGCCGAAGCTGATCTGTCAGTAGATGGCCAAGATGTTGCTGCTGATGTCCACGAAGTTTTGGGACGCATGCGTGACTTCGCTACTGCGCTGCGCTCAGGCAACTGGTTGGGACACACCGGCCACACGATCAAGAAGATCGTCAACATTGGTATCGGTGGCTCTGACCTCGGACCAGCCATGGCTACGAAGGCTCTGCGTGCATACGCGACCGCTGGTATCTCAGCAGAATTCGTCTCCAACGTCGACCCAGCAGACCTCGTTTCTGTGTTGGAAGACCTCGATGCAGAATCCACATTGTTCGTGATCGCTTCGAAAACTTTCACCACCCAGGAGACGCTGTCCAACGCTCGTGCAGCTCGTGCTTGGCTGGTAGAGAAGCTCGGTGAAGAGGCTGTCGCGAAGCACTTCGTCGCAGTGTCCACCAATGCTGAAAAGGTCGCAGAGTTCGGTATCGACACGGACAACATGTTCGGCTTCTGGGACTGGGTCGGAGGTCGTTACTCCGTGGACTCCGCAGTTGGTCTTTCCCTCATGGCAGTGATCGGCCCTCGCGACTTCATGCGTTTCCTCGGTGGATTCCACGCGATGGATGAACACTTCCGCACCACCAAGTTCGAAGAGAACGTTCCAATCTTGATGGCTCTGCTCGGTGTCTGGTACTCCGATTTCTATGGTGCAGAAACCCACGCTGTCCTACCTTATTCCGAGGATCTCAGCCGTTTTGCTGCTTACCTCCAGCAGCTGACCATGGAATCAAATGGCAAGTCAGTCCACCGCGACGGCTCCCCTGTTTCCACTGGCACTGGCGAAATTTACTGGGGTGAGCCTGGCACAAATGGCCAGCACGCTTTCTTCCAGCTGATCCACCAGGGCACTCGCCTTGTTCCAGCTGATTTCATTGGTTTCGCTCGTCCAAAGCAGGATCTTCCTGCCGGTGAGCGCACCATGCATGACCTTTTGATGAGCAACTTCTTCGCACAGACCAAGGTTTTGGCTTTCGGTAAGAACGCTGAAGAGATCGCTGCGGAAGGTGTCGCACCTGAGCTGGTCAACCACAAGGTCATGCCAGGTAATCGCCCAACCACCACCATTTTGGCGGAGGAACTTACCCCTTCTATTCTCGGTGCGTTGATCGCTTTGTACGAACACATCGTGATGGTTCAGGGCGTGATTTGGGACATCAACTCCTTCGACCAATGGGGTGTTGAACTGGGCAAACAGCAGGCAAATGACCTCGCTCCGGCTGTCTCTGGTGAAGAGGATGTTGACTCGGGAGATTCTTCCACTGATTCACTGATTAAGTGGTACCGCGCAAATAGGTAG
SEQ ID No.26;PRT;グルコース-6PイソメラーゼPGI;cgl0851(ncgl0817)
MADISTTQVWQDLTDHYSNFQATTLRELFKEENRAEKYTFSAAGLHVDLSKNLLDDATLTKLLALTEESGLRERIDAMFAGEHLNNTEDRAVLHTALRLPAEADLSVDGQDVAADVHEVLGRMRDFATALRSGNWLGHTGHTIKKIVNIGIGGSDLGPAMATKALRAYATAGISAEFVSNVDPADLVSVLEDLDAESTLFVIASKTFTTQETLSNARAARAWLVEKLGEEAVAKHFVAVSTNAEKVAEFGIDTDNMFGFWDWVGGRYSVDSAVGLSLMAVIGPRDFMRFLGGFHAMDEHFRTTKFEENVPILMALLGVWYSDFYGAETHAVLPYSEDLSRFAAYLQQLTMESNGKSVHRDGSPVSTGTGEIYWGEPGTNGQHAFFQLIHQGTRLVPADFIGFARPKQDLPAGERTMHDLLMSNFFAQTKVLAFGKNAEEIAAEGVAPELVNHKVMPGNRPTTTILAEELTPSILGALIALYEHIVMVQGVIWDINSFDQWGVELGKQQANDLAPAVSGEEDVDSGDSSTDSLIKWYRANR
SEQ ID No.27;DNA;コリネバクテリウム・グルタミクム由来のグルコース-6-リン酸脱水素酵素のcgZWFコドン-最適化変異体(A243T)(cg1778、Cgl1576、NCgl1514)
ATGAGTACCAACACCACCCCGTCAAGCTGGACAAATCCATTGCGCGACCCCCAGGATAAGCGCTTGCCCCGCATCGCAGGACCCTCCGGCATGGTCATTTTTGGGGTGACCGGCGATCTGGCACGCAAGAAACTGCTACCAGCCATCTATGACTTGGCAAATCGCGGCTTACTGCCACCTGGCTTCTCTCTCGTGGGCTATGGTCGCCGTGAATGGTCTAAGGAGGACTTCGAAAAGTACGTTCGTGATGCAGCGTCCGCGGGAGCCCGAACGGAATTTCGTGAAAACGTCTGGGAACGCCTTGCAGAAGGCATGGAATTTGTCCGCGGAAATTTTGATGATGACGCCGCATTCGACAACTTGGCGGCGACGCTGAAGCGCATCGATAAGACGAGAGGCACTGCTGGTAACTGGGCGTACTATCTGTCCATCCCACCGGACTCCTTTACGGCGGTGTGCCACCAGCTAGAGCGTTCCGGCATGGCTGAGTCCACCGAAGAGGCATGGCGCCGAGTGATCATTGAAAAGCCATTCGGGCACAACCTGGAATCGGCACACGAGCTCAACCAACTGGTCAACGCCGTTTTCCCGGAGTCATCAGTGTTTAGAATCGATCACTACCTGGGTAAAGAAACCGTGCAGAATATCCTCGCGCTGCGATTCGCAAATCAACTTTTTGAACCCCTTTGGAACAGCAACTATGTCGATCACGTCCAAATTACCATGACTGAAGATATTGGCTTGGGAGGACGCGCGGGTTATTATGATGGAATCGGAGCAGCGCGCGACGTCATCCAGAATCACCTCATTCAGCTGTTGGCGCTGGTAGCGATGGAGGAACCCATTAGCTTTGTGCCTGCTCAGCTGCAAGCAGAAAAGATCAAAGTTCTGAGCGCTACCAAACCTTGTTACCCTCTGGATAAGACCTCAGCTCGCGGTCAATATGCTGCTGGCTGGCAAGGATCTGAGCTGGTCAAGGGCCTTCGTGAAGAGGACGGTTTCAACCCCGAGAGCACCACGGAAACCTTCGCCGCATGTACCCTTGAAATCACAAGTCGCCGCTGGGCCGGCGTCCCATTCTACCTGCGTACTGGCAAGAGACTCGGCCGACGAGTTACAGAGATCGCTGTTGTGTTTAAAGATGCTCCCCACCAGCCGTTTGATGGAGACATGACCGTTTCCCTTGGCCAAAATGCGATCGTAATTCGCGTACAACCAGACGAGGGTGTTCTTATCCGCTTTGGTTCCAAGGTGCCCGGTTCCGCTATGGAGGTTCGTGACGTTAATATGGACTTCAGCTATAGCGAATCCTTCACCGAAGAGTCACCTGAAGCATACGAACGCCTGATCCTGGATGCCCTCCTGGACGAGTCCAGCTTGTTTCCAACCAACGAGGAAGTGGAACTGTCTTGGAAAATCCTGGACCCAATTCTGGAAGCTTGGGATGCCGATGGCGAACCGGAGGACTACCCAGCTGGGACCTGGGGGCCAAAATCGGCGGATGAGATGTTATCCCGTAACGGCCACACATGGCGCCGACCTTGA
SEQ ID No.28;DNA;コリネバクテリウム・グルタミクム由来のグルコース-6-リン酸脱水素酵素のcgZWF変異体(A243T)(cg1778、Cgl1576、NCgl1514)
MSTNTTPSSWTNPLRDPQDKRLPRIAGPSGMVIFGVTGDLARKKLLPAIYDLANRGLLPPGFSLVGYGRREWSKEDFEKYVRDAASAGARTEFRENVWERLAEGMEFVRGNFDDDAAFDNLAATLKRIDKTRGTAGNWAYYLSIPPDSFTAVCHQLERSGMAESTEEAWRRVIIEKPFGHNLESAHELNQLVNAVFPESSVFRIDHYLGKETVQNILALRFANQLFEPLWNSNYVDHVQITMAEDIGLGGRAGYYDGIGAARDVIQNHLIQLLALVAMEEPISFVPAQLQAEKIKVLSATKPCYPLDKTSARGQYAAGWQGSELVKGLREEDGFNPESTTETFAACTLEITSRRWAGVPFYLRTGKRLGRRVTEIAVVFKDAPHQPFDGDMTVSLGQNAIVIRVQPDEGVLIRF
GSKVPGSAMEVRDVNMDFSYSESFTEESPEAYERLILDALLDESSLFPTNEEVELSWKILDPILEAWDADGEPEDYPAGTWGPKSADEMLSRNGHTWRRP
*
SEQ ID No.29;DNA;ロイコノストック・メセンテロイデスのグルコース-6-リン酸脱水素酵素、受入番号M64446.1を有する遺伝子のコドン最適化変異体(R46E/Q47E);lmZWF
ATGGTTTCCGAAATAAAGACCCTCGTTACTTTCTTTGGCGGCACCGGTGACCTTGCAAAACGCAAGCTCTACCCCTCTGTATTCAACCTGTACAAAAAAGGGTATCTGCAAAAACACTTCGCCATTGTTGGTACCGCTGAAGAGGCGCTAAACGACGACGAGTTCAAACAGCTTGTCCGTGATTCCATTAAAGACTTCACCGATGACCAAGCCCAGGCAGAGGCCTTCATCGAACATTTTTCTTATCGAGCACACGATGTGACCGATGCCGCATCGTATGCAGTCCTGAAGGAAGCGATCGAGGAGGCGGCCGATAAGTTCGATATTGACGGTAACCGCATATTTTACATGTCGGTGGCACCACGCTTCTTCGGTACCATCGCTAAATATCTGAAGTCCGAGGGTCTGCTTGCTGATACTGGCTACAATCGGCTGATGATTGAAAAGCCTTTTGGAACCTCTTATGACACAGCCGCAGAACTACAGAATGACTTGGAGAACGCTTTCGATGATAATCAGCTTTTCCGTATCGATCATTATCTGGGTAAAGAAATGGTCCAGAATATCGCAGCTCTGCGCTTCGGAAACCCTATATTCGACGCTGCGTGGAACAAGGATTACATCAAGAACGTTCAAGTTACACTCTCCGAAGTGTTGGGGGTTGAAGAGCGAGCCGGCTACTATGACACCGCCGGAGCTCTACTTGATATGATCCAGAACCACACGATGCAGATCGTTGGCTGGCTCGCCATGGAAAAACCAGAGTCCTTCACCGATAAAGACATCCGCGCGGCTAAGAACGCCGCTTTTAATGCCCTGAAAATCTACGACGAGGCTGAAGTGAACAAATATTTTGTGCGTGCCCAATATGGTGCTGGAGATTCTGCCGATTTCAAACCTTACTTAGAGGAACTCGATGTCCCAGCAGATTCCAAAAACAACACCTTCATTGCAGGCGAATTACAGTTTGATCTTCCACGTTGGGAAGGTGTGCCTTTTTACGTGCGCAGCGGTAAACGACTCGCAGCCAAACAGACTCGCGTCGATATTGTTTTCAAGGCTGGCACCTTTAATTTCGGGTCTGAACAGGAAGCTCAAGAGGCCGTTCTGTCCATCATCATTGATCCGAAGGGAGCAATCGAACTGAAGCTCAATGCAAAATCTGTGGAAGATGCTTTCAACACCCGCACTATCGACTTGGGCTGGACCGTGAGCGATGAGGACAAGAAAAATACGCCAGAACCTTATGAAAGGATGATCCACGATACGATGAACGGTGACGGCAGCAACTTCGCAGATTGGAATGGCGTGAGCATTGCGTGGAAGTTCGTAGATGCTATTTCTGCGGTATATACGGCCGATAAGGCCCCGCTTGAAACCTACAAGTCGGGCTCCATGGGACCCGAAGCCAGCGACAAATTGCTCGCCGCAAACGGAGATGCATGGGTATTCAAGGGGTAG
SEQ ID No.30;PRT;ロイコノストック・メセンテロイデスのグルコース-6-リン酸脱水素酵素の変異体(R46E/Q47E);lmZWF
MVSEIKTLVTFFGGTGDLAKRKLYPSVFNLYKKGYLQKHFAIVGTAEEALNDDEFKQLVRDSIKDFTDDQAQAEAFIEHFSYRAHDVTDAASYAVLKEAIEEAADKFDIDGNRIFYMSVAPRFFGTIAKYLKSEGLLADTGYNRLMIEKPFGTSYDTAAELQNDLENAFDDNQLFRIDHYLGKEMVQNIAALRFGNPIFDAAWNKDYIKNVQVTLSEVLGVEERAGYYDTAGALLDMIQNHTMQIVGWLAMEKPESFTDKDIRAAKNAAFNALKIYDEAEVNKYFVRAQYGAGDSADFKPYLEELDVPADSKNNTFIAGELQFDLPRWEGVPFYVRSGKRLAAKQTRVDIVFKAGTFNFGSEQEAQEAVLSIIIDPKGAIELKLNAKSVEDAFNTRTIDLGWTVSDEDKKNTPEPYERMIHDTMNGDGSNFADWNGVSIAWKFVDAISAVYTADKAPLETYKSGSMGPEASDKLLAANGDAWVFKG
SEQ ID No.31;DNA;ザイモモナス・モビリス株ATCC 10988(Zmob_0908)由来のグルコース-6-リン酸脱水素酵素のコドン最適化バリアント
ATGACTAATACTGTTTCTACCATGATCCTTTTCGGCAGCACCGGAGATCTCTCGCAGCGCATGCTTCTTCCCTCGCTGTACGGGCTGGATGCAGACGGTCTACTCGCCGACGACCTCCGCATTGTGTGTACCTCTCGTTCCGAGTACGATACCGACGGATTTCGTGATTTTGCTGAGAAGGCACTGGACCGTTTCGTTGCCTCCGACAGACTTAATGATGATGCAAAAGCGAAGTTCCTCAACAAGCTTTTCTACGCAACGGTTGACATCACCGATCCAACCCAATTTGGAAAGCTCGCAGACCTCTGCGGTCCAGTCGAAAAGGGCATTGCAATCTACCTTTCCACAGCACCATCCTTGTTCGAAGGCGCAATTGCTGGCTTGAAACAGGCGGGCCTGGCCGGCCCGACCTCCCGCCTTGCATTGGAAAAGCCCTTGGGTCAAGATCTTGCTTCCTCTGATCACATCAACGACGCAGTGCTGAAGGTTTTTTCCGAAAAACAAGTATACCGTATCGACCACTATCTTGGGAAAGAAACCGTCCAGAATCTCCTAACACTCCGCTTTGGAAATGCATTGTTCGAGCCGTTGTGGAACTCAAAGGGGATTGACCACGTGCAGATCTCCGTCGCTGAGACAGTGGGACTCGAAGGACGCATCGGCTACTTTGACGGCTCCGGCTCCCTGCGAGACATGGTGCAGTCTCACATCCTGCAATTGGTTGCCCTTGTAGCTATGGAGCCCCCGGCTCACATGGAAGCAAACGCGGTCCGCGACGAAAAGGTTAAGGTGTTCCGTGCACTTCGTCCCATTAACAACGACACTGTTTTCACACACACCGTGACTGGCCAATACGGCGCCGGCGTGTCGGGGGGAAAGGAAGTTGCAGGCTACATCGATGAGCTTGGACAACCGAGTGATACTGAAACCTTTGTTGCAATTAAAGCACACGTGGATAACTGGCGCTGGCAGGGAGTTCCCTTCTACATCCGCACTGGTAAACGGCTCCCTGCCCGCCGTTCAGAGATCGTCGTTCAGTTCAAACCAGTTCCCCACTCCATTTTTTCAAGCTCAGGAGGAATCCTTCAGCCTAATAAATTGCGCATTGTCCTGCAACCAGACGAAACCATCCAAATCTCAATGATGGTCAAGGAACCAGGTCTTGACAGAAATGGTGCACACATGCGTGAGGTCTGGCTGGATCTCTCTTTGACCGACGTGTTCAAAGATCGAAAGCGCCGGATTGCTTACGAGCGCCTTATGCTCGATCTGATTGAGGGTGACGCAACCCTCTTCGTGCGCCGCGACGAGGTCGAGGCACAGTGGGTTTGGATCGACGGTATCCGGGAAGGCTGGAAGGCTAATAGCATGAAGCCTAAAACCTATGTCTCCGGCACCTGGGGACCCTCCACCGCTATTGCATTGGCAGAGCGCGATGGCGTCACCTGGTACGACTAA
SEQ ID No.32;PRT;ザイモモナス・モビリス株ATCC 10988由来のglu6-リン酸脱水素酵素のコドン-最適化バリアント(NCBI-タンパク質ID:AEH62743.1)
MTNTVSTMILFGSTGDLSQRMLLPSLYGLDADGLLADDLRIVCTSRSEYDTDGFRDFAEKALDRFVASDRLNDDAKAKFLNKLFYATVDITDPTQFGKLADLCGPVEKGIAIYLSTAPSLFEGAIAGLKQAGLAGPTSRLALEKPLGQDLASSDHINDAVLKVFSEKQVYRIDHYLGKETVQNLLTLRFGNALFEPLWNSKGIDHVQISVAETVGLEGRIGYFDGSGSLRDMVQSHILQLVALVAMEPPAHMEANAVRDEKVKVFRALRPINNDTVFTHTVTGQYGAGVSGGKEVAGYIDELGQPSDTETFVAIKAHVDNWRWQGVPFYIRTGKRLPARRSEIVVQFKPVPHSIFSSSGGILQPNKLRIVLQPDETIQISMMVKEPGLDRNGAHMREVWLDLSLTDVFKDRKRRIAYERLMLDLIEGDATLFVRRDEVEAQWVWIDGIREGWKANSMKPKTYVSGTWGPSTAIALAERDGVTWYD
*
SEQ ID No.33;DNA;大腸菌由来の可溶性ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼ;udhA(NP_418397.2、EG11428)
ATGCCACATTCCTACGATTACGATGCCATAGTAATAGGTTCCGGCCCCGGCGGCGAAGGCGCTGCAATGGGCCTGGTTAAGCAAGGTGCGCGCGTCGCAGTTATCGAGCGTTATCAAAATGTTGGCGGCGGTTGCACCCACTGGGGCACCATCCCGTCGAAAGCTCTCCGTCACGCCGTCAGCCGCATTATAGAATTCAATCAAAACCCACTTTACAGCGACCATTCCCGACTGCTCCGCTCTTCTTTTGCCGATATCCTTAACCATGCCGATAACGTGATTAATCAACAAACGCGCATGCGTCAGGGATTTTACGAACGTAATCACTGTGAAATATTGCAGGGAAACGCTCGCTTTGTTGACGAGCATACGTTGGCGCTGGATTGCCTGGACGGCAGCGTTGAAACACTAACCGCTGAAAAATTTGTTATTGCCTGCGGCTCTCGTCCATATCATCCAACAGATGTTGATTTCACCCATCCACGCATTTACGACAGCGACTCAATTCTCAGCATGCACCACGAACCGCGCCATGTACTTATCTATGGTGCTGGAGTGATCGGCTGTGAATATGCGTCGATCTTCCGCGGTATGGATGTAAAAGTGGATCTGATCAACACCCGCGATCGCCTGCTGGCATTTCTCGATCAAGAGATGTCAGATTCTCTCTCCTATCACTTCTGGAACAGTGGCGTAGTGATTCGTCACAACGAAGAGTACGAGAAGATCGAAGGCTGTGACGATGGTGTGATCATGCATCTGAAGTCGGGTAAAAAACTGAAAGCTGACTGCCTGCTCTATGCCAACGGTCGCACCGGTAATACCGATTCGCTGGCGTTACAGAACATTGGGCTAGAAACTGACAGCCGCGGACAGCTGAAGGTCAACAGCATGTATCAGACCGCACAGCCACACGTTTACGCGGTGGGCGACGTGATTGGTTATCCGAGCCTGGCGTCGGCGGCCTATGACCAGGGGCGCATTGCCGCGCAGGCGCTGGTAAAAGGCGAAGCCACCGCACATCTGATTGAAGATATCCCTACCGGTATTTACACCATCCCGGAAATCAGCTCTGTGGGCAAAACCGAACAGCAGCTGACCGCAATGAAAGTGCCATATGAAGTGGGCCGCGCCCAGTTTAAACATCTGGCACGCGCACAAATCGTCGGCATGAACGTGGGCACGCTGAAAATTTTGTTCCATCGGGAAACAAAAGAGATTCTGGGTATTCACTGCTTTGGCGAGCGCGCTGCCGAAATTATTCATATCGGTCAGGCGATTATGGAACAGAAAGGTGGCGGCAACACTATTGAGTACTTCGTCAACACCACCTTTAACTACCCGACGATGGCGGAAGCCTATCGGGTAGCTGCGTTAAACGGTTTAAACCGCCTGTTTTAA
SEQ ID No.34;PRT;大腸菌由来の可溶性ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼ;udhA(AAC76944)
MPHSYDYDAIVIGSGPGGEGAAMGLVKQGARVAVIERYQNVGGGCTHWGTIPSKALRHAVSRIIEFNQNPLYSDHSRLLRSSFADILNHADNVINQQTRMRQGFYERNHCEILQGNARFVDEHTLALDCLDGSVETLTAEKFVIACGSRPYHPTDVDFTHPRIYDSDSILSMHHEPRHVLIYGAGVIGCEYASIFRGMDVKVDLINTRDRLLAFLDQEMSDSLSYHFWNSGVVIRHNEEYEKIEGCDDGVIMHLKSGKKLKADCLLYANGRTGNTDSLALQNIGLETDSRGQLKVNSMYQTAQPHVYAVGDVIGYPSLASAAYDQGRIAAQALVKGEATAHLIEDIPTGIYTIPEISSVGKTEQQLTAMKVPYEVGRAQFKHLARAQIVGMNVGTLKILFHRETKEILGIHCFGERAAEIIHIGQAIMEQKGGGNTIEYFVNTTFNYPTMAEAYRVAALNGLNRLF
SEQ ID No.35;DNA;大腸菌MG1655由来の膜結合型ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼ(pnt)の「A」サブユニット;ECK1598(バリアントg1342a、NP_416120.1)
ATGCCACATTCCTACGATTACGATGCCATAGTAATAGGTTCCGGCCCCGGCGGCGAAGGCGCTGCAATGGGCCTGGTTAAGCAAGGTGCGCGCGTCGCAGTTATCGAGCGTTATCAAAATGTTGGCGGCGGTTGCACCCACTGGGGCACCATCCCGTCGAAAGCTCTCCGTCACGCCGTCAGCCGCATTATAGAATTCAATCAAAACCCACTTTACAGCGACCATTCCCGACTGCTCCGCTCTTCTTTTGCCGATATCCTTAACCATGCCGATAACGTGATTAATCAACAAACGCGCATGCGTCAGGGATTTTACGAACGTAATCACTGTGAAATATTGCAGGGAAACGCTCGCTTTGTTGACGAGCATACGTTGGCGCTGGATTGCCTGGACGGCAGCGTTGAAACACTAACCGCTGAAAAATTTGTTATTGCCTGCGGCTCTCGTCCATATCATCCAACAGATGTTGATTTCACCCATCCACGCATTTACGACAGCGACTCAATTCTCAGCATGCACCACGAACCGCGCCATGTACTTATCTATGGTGCTGGAGTGATCGGCTGTGAATATGCGTCGATCTTCCGCGGTATGGATGTAAAAGTGGATCTGATCAACACCCGCGATCGCCTGCTGGCATTTCTCGATCAAGAGATGTCAGATTCTCTCTCCTATCACTTCTGGAACAGTGGCGTAGTGATTCGTCACAACGAAGAGTACGAGAAGATCGAAGGCTGTGACGATGGTGTGATCATGCATCTGAAGTCGGGTAAAAAACTGAAAGCTGACTGCCTGCTCTATGCCAACGGTCGCACCGGTAATACCGATTCGCTGGCGTTACAGAACATTGGGCTAGAAACTGACAGCCGCGGACAGCTGAAGGTCAACAGCATGTATCAGACCGCACAGCCACACGTTTACGCGGTGGGCGACGTGATTGGTTATCCGAGCCTGGCGTCGGCGGCCTATGACCAGGGGCGCATTGCCGCGCAGGCGCTGGTAAAAGGCGAAGCCACCGCACATCTGATTGAAGATATCCCTACCGGTATTTACACCATCCCGGAAATCAGCTCTGTGGGCAAAACCGAACAGCAGCTGACCGCAATGAAAGTGCCATATGAAGTGGGCCGCGCCCAGTTTAAACATCTGGCACGCGCACAAATCGTCGGCATGAACGTGGGCACGCTGAAAATTTTGTTCCATCGGGAAACAAAAGAGATTCTGGGTATTCACTGCTTTGGCGAGCGCGCTGCCGAAATTATTCATATCGGTCAGGCGATTATGGAACAGAAAGGTGGCGGCAACACTATTGAGTACTTCGTCAACACCACCTTTAACTACCCGACGATGGCGGAAGCCTATCGGGTAGCTGCGTTAAACGGTTTAAACCGCCTGTTTTAA
SEQ ID No.36;PRT;大腸菌由来の膜結合型ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼ(pnt)の「A」サブユニット;P07001.2(A434Tバリアント)
MRIGIPRERLTNETRVAATPKTVEQLLKLGFTVAVESGAGQLASFDDKAFVQAGAEIVEGNSVWQSEIILKVNAPLDDEIALLNPGTTLVSFIWPAQNPELMQKLAERNVTVMAMDSVPRISRAQSLDALSSMANIAGYRAIVEAAHEFGRFFTGQITAAGKVPPAKVMVIGAGVAGLAAIGAANSLGAIVRAFDTRPEVKEQVQSMGAEFLELDFKEEAGSGDGYAKVMSDAFIKAEMELFAAQAKEVDIIVTTALIPGKPAPKLITREMVDSMKAGSVIVDLAAQNGGNCEYTVPGEIFTTENGVKVIGYTDLPGRLPTQSSQLYGTNLVNLLKLLCKEKDGNITVDFDDVVIRGVTVIRAGEITWPAPPIQVSAQPQAAQKAAPEVKTEEKCTCSPWRKYALMALAIILFGWMASVAPKEFLGHFTVFALTCVVGYYVVWNVSHALHTPLMSVTNAISGIIVVGALLQIGQGGWVSFLSFIAVLIASINIFGGFTVTQRMLKMFRKN
SEQ ID No.37;DNA;大腸菌(MG1655;ECK1597;NP_416119.1)由来の膜結合型ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼ(pntB)の「B」サブユニット
ATGTCTGGAGGATTAGTTACAGCTGCATACATTGTTGCCGCGATCCTGTTTATCTTCAGTCTGGCCGGTCTTTCGAAACATGAAACGTCTCGCCAGGGTAACAACTTCGGTATCGCCGGGATGGCGATTGCGTTAATCGCAACCATTTTTGGACCGGATACGGGTAATGTTGGCTGGATCTTGCTGGCGATGGTCATTGGTGGGGCAATTGGTATCCGTCTGGCGAAGAAAGTTGAAATGACCGAAATGCCAGAACTGGTGGCGATCCTGCATAGCTTCGTGGGTCTGGCGGCAGTGCTGGTTGGCTTTAACAGCTATCTGCATCATGACGCGGGAATGGCACCGATTCTGGTCAATATTCACCTGACGGAAGTGTTCCTCGGTATCTTCATCGGGGCGGTAACGTTCACGGGTTCGGTGGTGGCGTTCGGCAAACTGTGTGGCAAGATTTCGTCTAAACCATTGATGCTGCCAAACCGTCACAAAATGAACCTGGCGGCTCTGGTCGTTTCCTTCCTGCTGCTGATTGTATTTGTTCGCACGGACAGCGTCGGCCTGCAAGTGCTGGCATTGCTGATAATGACCGCAATTGCGCTGGTATTCGGCTGGCATTTAGTCGCCTCCATCGGTGGTGCAGATATGCCAGTGGTGGTGTCGATGCTGAACTCGTACTCCGGCTGGGCGGCTGCGGCTGCGGGCTTTATGCTCAGCAACGACCTGCTGATTGTGACCGGTGCGCTGGTCGGTTCTTCGGGGGCTATCCTTTCTTACATTATGTGTAAGGCGATGAACCGTTCCTTTATCAGCGTTATTGCGGGTGGTTTCGGCACCGACGGCTCTTCTACTGGCGATGATCAGGAAGTGGGTGAGCACCGCGAAATCACCGCAGAAGAGACAGCGGAACTGCTGAAAAACTCCCATTCAGTGATCATTACTCCGGGGTACGGCATGGCAGTCGCGCAGGCGCAATATCCTGTCGCTGAAATTACTGAGAAATTGCGCGCTCGTGGTATTAATGTGCGTTTCGGTATCCACCCGGTCGCGGGGCGTTTGCCTGGACATATGAACGTATTGCTGGCTGAAGCAAAAGTACCGTATGACATCGTGCTGGAAATGGACGAGATCAATGATGACTTTGCTGATACCGATACCGTACTGGTGATTGGTGCTAACGATACGGTTAACCCGGCGGCGCAGGATGATCCGAAGAGTCCGATTGCTGGTATGCCTGTGCTGGAAGTGTGGAAAGCGCAGAACGTGATTGTCTTTAAACGTTCGATGAACACTGGCTATGCTGGTGTGCAAAACCCGCTGTTCTTCAAGGAAAACACCCACATGCTGTTTGGTGACGCCAAAGCCAGCGTGGATGCAATCCTGAAAGCTCTGTAA
SEQ ID No.38;大腸菌由来の膜結合型ピリジンヌクレオチドトランスヒドロゲナーゼ(pntB)の「B」サブユニット;P0AB69.1
MSGGLVTAAYIVAAILFIFSLAGLSKHETSRQGNNFGIAGMAIALIATIFGPDTGNVGWILLAMVIGGAIGIRLAKKVEMTEMPELVAILHSFVGLAAVLVGFNSYLHHDAGMAPILVNIHLTEVFLGIFIGAVTFTGSVVAFGKLCGKISSKPLMLPNRHKMNLAALVVSFLLLIVFVRTDSVGLQVLALLIMTAIALVFGWHLVASIGGADMPVVVSMLNSYSGWAAAAAGFMLSNDLLIVTGALVGSSGAILSYIMCKAMNRSFISVIAGGFGTDGSSTGDDQEVGEHREITAEETAELLKNSHSVIITPGYGMAVAQAQYPVAEITEKLRARGINVRFGIHPVAGRLPGHMNVLLAEAKVPYDIVLEMDEINDDFADTDTVLVIGANDTVNPAAQDDPKSPIAGMPVLEVWKAQNVIVFKRSMNTGYAGVQNPLFFKENTHMLFGDAKASVDAILKAL
【手続補正書】
【提出日】2022-11-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】配列表
【補正方法】追加
【補正の内容】
【配列表】
【国際調査報告】