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<図1>
  • 特表-陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法 図1
  • 特表-陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法 図2
  • 特表-陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法 図3
  • 特表-陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法 図4
  • 特表-陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法 図5
  • 特表-陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法 図6
  • 特表-陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法 図7
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-13
(54)【発明の名称】陰茎引張器及び陰茎鍛錬方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 5/41 20060101AFI20230606BHJP
【FI】
A61F5/41
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022562671
(86)(22)【出願日】2021-06-11
(85)【翻訳文提出日】2022-10-13
(86)【国際出願番号】 CN2021099607
(87)【国際公開番号】W WO2021209076
(87)【国際公開日】2021-10-21
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512326654
【氏名又は名称】李輝
【氏名又は名称原語表記】LI, Hui
【住所又は居所原語表記】Room 1609, Unit 5, Building 4 Chunjiang Garden, Yangtze River Middle Road Yangzhou, Jiangsu 225001(CN)
(74)【代理人】
【識別番号】100167184
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 真一郎
(72)【発明者】
【氏名】李 ▲輝▼
【テーマコード(参考)】
4C098
【Fターム(参考)】
4C098AA02
4C098AA03
4C098BB20
4C098BC08
4C098BC17
4C098BD15
(57)【要約】
男性の陰茎(1、16、28、44、58)を引っ張るための器具及び鍛錬方法であり、該器具は、陰茎端部品(2、17、29、45、59)、弾性部品(3、19、30、46、60)、変化力付与部品(4、14、15、20~27、31~40、42、43、47~52、56、57、61~65)などで構成され、陰茎(1、16、28、44、58)に循環的に変化する張力を付与して陰茎を鍛錬することができる。男性は、本器具を用いて鍛錬することにより、陰茎(1、16、28、44、58)を増大させる目的を達成することができる。男性の生殖器官が短小であるという問題を解決することができる。

1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
陰茎に配置された陰茎端部品を含み、陰茎を引っ張り、鍛錬して、陰茎を増大させるための陰茎引張器であって、一端が陰茎端部品に接続され、他端が力付与部品に接続可能である弾性部品をさらに有する、ことを特徴とする陰茎引張器。
【請求項2】
陰茎に配置された陰茎端部品を含み、陰茎を引っ張り、鍛錬して、陰茎を増大させるための陰茎引張器であって、陰茎端部品に(直接的又は間接的に)接続され、使用時に陰茎に変化張力を付与することができる変化力付与部品をさらに有する、ことを特徴とする陰茎引張器。
【請求項3】
前記変化力付与部品によって付与される力は循環的に変化する、ことを特徴とする請求項2に記載の陰茎引張器。
【請求項4】
前記力付与部品、変化力付与部品は電磁石を含む、ことを特徴とする請求項1、2に記載の陰茎引張器。
【請求項5】
陰茎に変化作用力を付与することにより陰茎を鍛錬する、ことを特徴とする陰茎鍛錬方法。
【請求項6】
前記作用力は循環的に変化する、ことを特徴とする請求項5に記載の陰茎鍛錬方法。
【請求項7】
一定力付与部品をさらに有する、ことを特徴とする請求項2に記載の陰茎引張器。
【請求項8】
質量が少なくとも500グラムの一定力付与部品を含む、ことを特徴とする請求項7に記載の陰茎引張器。
【請求項9】
前記力付与部品は変化力付与部品を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の陰茎引張器。
【請求項10】
前記力付与部品は、変化力付与部品、一定力付与部品を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の陰茎引張器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、陰茎を鍛錬し、増大させる鍛錬装置及び鍛錬方法に関する。
【背景技術】
【0002】
陰茎は、男性の泌尿・生殖器系の重要な器官であり、健康な陰茎は、正常な生理的機能を果たすだけでなく、男性の自信を高めるために重要な役割を果たす。研究によると、中国の男性の陰茎は、弛緩状態で平均長さ8cm、勃起状態で平均長さ11~16cmであり、弛緩状態で5cm未満かつ勃起時に8cm未満であれば、陰茎短小に属する。陰茎短小は、家庭において夫婦関係の不和を引き起こし、男性に大きな心理的ストレスをもたらす。
【0003】
現在、陰茎短小を解決する方法として、長茎手術、陰茎鍛錬器具などの技術が存在する。長茎手術の効果は理想的ではなく、陰茎の組織構造を傷つけやすく、深刻な場合には性機能の喪失を引き起こすことがある。
【0004】
陰茎引張装置は、陰茎鍛錬器具類の1つであり、その原理は基本的に一定の張力で陰茎を引っ張り、鍛錬し、例えば重力により陰茎を懸垂して引っ張る従来の解決手段である。このような鍛錬方式は理想的ではない。陰茎が引っ張られると、その血液循環が大きな問題となり、時間が長くなると血液循環不良により勃起不全を引き起こしやすく、かつ陰茎増大効果が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、陰茎の鍛錬装置及び鍛錬方法を提供することであって、従来の陰茎の引張鍛錬機器及び方法より優れた機器及び陰茎の鍛錬方法を提供することにより、陰茎増大効果を向上させると共に、陰茎短小患者の陰茎短小の問題を解決することができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的は、以下のように実現される。陰茎に配置された陰茎端部品を含み、陰茎を引っ張り、鍛錬して、陰茎を増大させるための陰茎引張器であって、一端が陰茎端部品に接続され、(使用時に)他端が力付与部品に接続可能である弾性部品をさらに有する、ことを特徴とする陰茎引張器を提供する。本明細書において、「接続」は、直接的接続、間接的接続のいずれの場合も含む。力付与部品は選択可能な項目であり、力付与部品を含んでもよいし、含まなくてもよい。使用時には力付与部品を有する。
【0007】
本明細書に記載の互いに接続、接続は、いずれも直接的又は間接的接続の2つの場合を含む。
【0008】
上記「力付与部品に接続可能である」とは、本発明に基づく製品を製造し、販売するときに、力付与部品を提供してもよく、力付与部品を提供しなくてもよいことを意味している。力付与部品は、使用者自身が家で水を充填した液体容器、金属重量物、他の重量物又は力付与部品に代えることができる。つまり、該製品を製造し、販売するときに、力付与部品を含むか否かにかかわらず、力付与部品に接続可能であれば、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0009】
上記弾性部品は、ばね、輪ゴムなどの弾性に優れた材料で作られた一般的な物品であってもよい。
【0010】
上記陰茎端部品は、陰茎の表面を囲むことができ、その陰茎を囲む接触面は縮小可能である。
【0011】
陰茎端部品は、吸瓢に類似する真空吸着装置であってもよく、ズボンのベルトのように輪を作ってから引き動かして縮小させる装置であってもよく、複数の可動ブロックが嵌合して陰茎の周りを囲んで形成され、陰茎の中心軸に向かって収縮可能な装置であってもよく、中空の環状容器内にガスを充填してそれを内部に向かって膨張させることにより陰茎を締め付けることができる装置、又は中心に向かって縮小可能な他の装置であってもよい。
【0012】
上記陰茎端部品は、囲んで孔を形成できる任意の部品又は装置であり、陰茎がこの孔を貫通でき、孔の断面積が縮小できることを特徴とする。
【0013】
上記陰茎端部品は、陰茎に固定可能である。
【0014】
使用時に、上記陰茎端部品は、陰茎の冠状溝の近くに固定される。
【0015】
使用時に、上記弾性部品の他端は、力付与部品に接続される。
【0016】
上記力付与部品は、重力により力を付与する重量物であってもよく、人体に対して移動して陰茎に力を付与することができる部品、装置であってもよい。
【0017】
陰茎に配置された陰茎端部品を含み、陰茎を引っ張り、鍛錬して、陰茎を増大させるための陰茎引張器であって、陰茎端部品に(直接的又は間接的に)接続され、使用時に陰茎に変化張力を付与することにより、陰茎の内部が繰り返し引張応力を受けるようにする力付与部品(変化力付与部品)をさらに有することを特徴とする陰茎引張器を提供する。上記「変化力付与部品」とは、他の物体に変化作用力を付与できる部品を指す。
【0018】
好ましくは、上記変化張力は、循環的に変化する。
【0019】
好ましくは、上記力付与部品は、質量が少なくとも200グラムである。
【0020】
好ましくは、上記力付与部品は、質量が少なくとも500グラムである。
【0021】
好ましくは、上記力付与部品は、質量が少なくとも1000グラムである。
【0022】
改善として、弾性部品の他端に接続される力付与部品をさらに含む。
【0023】
上記力付与部品は、弾性部品を介して陰茎に変化張力を付与することにより、陰茎の内部が繰り返し引張応力を受けるようにすることができる。
【0024】
好ましくは、上記力付与部品は、偏心モータを含む。
【0025】
好ましくは、上記力付与部品は、電磁石を含む。
【0026】
好ましくは、上記力付与部品は、直線運動を実現できる電磁モータを含む。
【0027】
好ましくは、上記力付与部品は、モータにより駆動可能な任意の機械運動機構、例えば、4リンク機構、クランクリンク機構、クランクスライダ機構などを含み、具体的には、機械原理の教科書又は既存の技術資料を参照することができる。
【0028】
好ましくは、上記力付与部品は、真空排気機構を含む。
【0029】
好ましくは、上記力付与部品は、空気圧又は油圧機構を含む。
【0030】
改善として、陰茎引張器は、力付与部品によって出力される力の変化振幅、頻度、オンオフなどを制御する制御部品をさらに有する。
【0031】
上記いずれかの陰茎引張器は、一定力付与部品を含む。
【0032】
上記いずれかの陰茎引張器において、力付与部品は、一定力付与部品と変化力付与部品で構成される。上記一定力付与とは、1回の使用中に、付与される力が一定であることを指す。鍛錬の強化に伴い、力のより大きい一定力を用いてもよい。上記変化力付与部品とは、1回の使用中に、該付与部品によって陰茎に付与される力が変化することを指す。
【0033】
好ましくは、上記力付与部品、変化力付与部品によって付与される力は、循環的に変化する。
【0034】
上記固定される部位は、根部、中間部又は亀頭の冠状溝など陰茎の任意の位置であってよい。
【0035】
上記陰茎端部品と弾性部品は、同一の部品(による兼用)であってよい。
【0036】
上記いずれかの陰茎鍛錬器により、陰茎の内部が繰り返し引張応力を受けるようにする。
【0037】
陰茎に変化作用力を付与することにより陰茎を鍛錬することを特徴とする陰茎鍛錬方法を提供する。
【0038】
好ましくは、上記作用力は、循環的に変化する。
【0039】
好ましくは、上記作用力は、張力である。該張力により、陰茎の内部が変化する引張応力を受けることができる。
【0040】
好ましくは、上記作用力は、圧力、曲げ力又はねじり力である。
【0041】
好ましくは、上記張力、圧力、曲げ力、ねじり力は、いずれも循環的に変化することができる。陰茎の内部は、繰り返し応力の作用を受ける。
【0042】
陰茎を増大させるための陰茎鍛錬装置であって、陰茎に変化する(特に連続的に変化する)作用力を付与できる変化力付与部品を有する、ことを特徴とする陰茎鍛錬装置を提供する。
【0043】
好ましくは、上記変化力付与部品は、陰茎に循環的に変化する作用力を付与できる。
【0044】
好ましくは、上記作用力は、連続的に変化する。
【0045】
好ましくは、上記作用力は、張力、圧力、曲げ力又はねじり力であってよい。
【0046】
好ましくは、一定力付与部品をさらに有する。
【0047】
好ましくは、上記一定力付与部品は、質量が少なくとも200グラムである。
【0048】
好ましくは、上記一定力付与部品は、質量が少なくとも500グラムである。
【0049】
好ましくは、上記一定力付与部品は、質量が少なくとも1000グラムである。
【0050】
陰茎端部品、弾性部品及び重力懸垂部品で構成された装置の場合、使用者は、自身の上下動か、又は手動で重力部品を移動させて、重力部品の往復運動(振動)を引き起こすことにより、陰茎の内部が繰り返し引張応力を受けるようにすることができる。
【0051】
鍛錬状況をよりよく統計し把握するために、上記陰茎引張器には、鍛錬中に陰茎が受ける力、圧力度の大きさを測定する張力センサ又は圧力センサが配置されてもよい。これらの数値は、制御部品により計算されてから液晶表示画面に表示されてもよい。
【0052】
好ましくは、携帯電話と無線接続され、通信し、かつ携帯電話に関連データを表示することができる無線通信モジュールを有する。
【0053】
上記無線通信モジュールは、赤外線モジュール、ブルートゥース(登録商標)モジュール、WIFI又は他の無線送受信モジュールであってもよく、鍛錬中のデータを使用者のスマートフォンに送信し、関連データ(例えば、張力、圧力、圧力度、張力変化量、鍛錬時間、力変化振幅、力変化頻度などのデータ)をスマートフォンの付属アプリに表示することができる。
【0054】
力付与部品は、リチウム電池のような蓄電池によって駆動されてもよく、電源に直接プラグを挿して使用されてもよい。
【0055】
偏心モータの回転により必要な繰り返し張力を生成する場合、モータの回転速度を調整することにより張力の変化振幅及び頻度を調節することができる。偏心モータの偏心ブロックと回転軸との距離を調整することにより張力の変化振幅を調整することもできる。
【0056】
リニア電磁石を用いる場合、電圧を調整することにより張力振幅及び張力の変化頻度を変化させることができる。電磁石はカウンタウェイトを駆動し、往復運動により繰り返し引張応力を生成する。
【0057】
力付与装置では、真空牽引により張力を提供することができ、真空度を変化させて繰り返し応力の循環を実現することができる。
【0058】
力付与部品は、一般的な振動機構であってもよい。
【発明の効果】
【0059】
利点は、以下のとおりである。本発明の鍛錬装置及び方法は、変化する力を用いて陰茎を鍛錬することにより、陰茎の内部が繰り返し張力を受けるようにし、陰茎の引張鍛錬中に、陰茎の血液循環を促進でき、陰茎により多くの栄養を与え、陰茎増大効果がより高いだけでなく、重力懸垂鍛錬による勃起不全を回避できるとともに、陰茎増大手術に比べてより安全で信頼できる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
以下、図面及び実施例を参照しながら本発明をさらに説明する。
【0061】
図1】本発明の実施例1の三次元立体図である。
図2図1における繰り返し動力発生器4の三次元立体透視図である。
図3】本発明の実施例2の三次元立体図である。
図4】本発明の実施例3の三次元立体図である。
図5】本発明の実施例4の三次元立体図である。
図6】本発明の実施例1、2、3、4における陰茎端部品の三次元透視図である。
図7】本発明の実施例5の三次元立体図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0062】
図1に示す実施例1は、本発明の一実施形態である。
【0063】
図1において、陰茎端部品2は、陰茎幹の亀頭の冠状溝の近くに近接する位置に係止固定され、ばね3は、上端が陰茎端部品2の吊りリング(図6における吊りリング54)に接続され、下端が繰り返し動力発生器4の接続板(図2における部品6)の孔に接続され、繰り返し動力発生器4の接続板6の下端は、カウンタウェイト5に接続される。
【0064】
図2において、接続板6は、ケース12の背面に取り付けられ固定され、ケース11とケース12は一体に固定的に取り付けられる。液晶ディスプレイ7は、ケース11に取り付けられ、下部に制御回路基板が取り付けられる。電動機8は、ケース12内に取り付けられ、偏心ブロック9は、接続ロッド10により電動機8の回転軸に固定接続される。電動機8が回転すると、偏心ブロック9を駆動して回転させることができるため、変化する作用力を垂直方向に生成することができる。
【0065】
図6において、軟質ゴムバンド55は陰茎の周りに嵌められ、ストラップ53は、外周から軟質ゴムバンド55の溝内に巻き付けられ、吊りリング54の中心を貫通し、吊りリング54の上部の一部は、ストラップ53と軟質ゴムバンド55の間に挟まれ、ストラップ53は、引き締めにより陰茎に係止固定可能である。軟質ゴムバンド55の役割は、陰茎の係止される部位をより快適にすることである。
【0066】
カウンタウェイト5の重力は一定であり、繰り返し動力発生器4は、循環的に変化する張力を垂直方向に生成する。この2つの力が合わせて陰茎に作用することにより、陰茎の内部は繰り返し引張応力の作用を受ける。
【0067】
電動機8の回転速度を調整することにより、陰茎が受ける張力の振幅及び張力変化の頻度を調整することができる。偏心ブロック9の重量又はその電動機8の回転軸との距離を調整することにより、張力を調整することもできる。
【0068】
繰り返し動力発生器4とカウンタウェイト5は、上下位置を交換してもよく、一体に固定してもよい。
【0069】
本実施例では、ばね3は弾性部品であり、繰り返し動力発生器4とカウンタウェイト5は力付与部品を構成し、繰り返し動力発生器4は変化力付与部品である。
【実施例2】
【0070】
図3に示す実施例2は、本発明の別の実施形態である。
【0071】
バッフル14は人体腹部に押し当て、陰茎16は、バッフル14の中心孔を貫通する。スライドレールフレーム15とバッフル14は、一体に固定される。スライドレールフレーム15は、キャリッジ22の孔を貫通し、キャリッジ22はスライドレールフレーム15において移動することができる。位置決めボルト23、27は、異なる長さの陰茎に適応するように、スライドレールフレーム15におけるキャリッジ22の位置を固定することができる。陰茎端部品17は、陰茎幹の亀頭の冠状溝に近接する位置に固定され、その下端がばね19に接続され、ばねの他端は、ガイドロッド20の孔に接続される。ガイドロッドは、ガイドロッドブラケット21の孔内を往復移動することができる。ガイドロッドブラケット21は、キャリッジ22に取り付けられる。リンク24の上端は、ガイドロッド20の下端にヒンジ接続される。クランク25の一端は、リンク24の下端にヒンジ接続され、クランク25の他端は、モータ26の回転軸に固定接続される。
【0072】
モータ26の回転軸が回転すれば、クランク25を駆動して回転させ、リンク24、ガイドロッド20を駆動して運動させることができる。ガイドロッド20の上下運動がばね19を引っ張り、それにより陰茎16が循環的に変化する下向きの張力を受けるようにする。
【0073】
キャリッジ22の位置を調整すれば、陰茎が受ける張力振幅を調整することができる。モータの回転速度を調整すれば、陰茎が受ける張力の変化頻度を調整することができる。
【0074】
本実施例では、ばね19は弾性部品であり、部品14、15、20~27は共に変化力付与部品を構成する。
【実施例3】
【0075】
図4に示す実施例3は、本発明の別の実施形態である。
【0076】
陰茎端部品29は、陰茎幹の亀頭の冠状溝に近接する位置に固定され、その下端がばね30に接続され、ばね30の他端は、接続板31の孔に接続される。電磁石32、37は、接続板31に固定される。カウンタウェイト35はガイドロッド33に固定され、ガイドロッド33は、電磁石32、37内で電磁力によって吸引されて上下に移動することができる。カウンタウェイト35と電磁石32との間、及びカウンタウェイト35と電磁石37との間には、それぞればね34、36が直接取り付けられ、ばねはそれらの間の衝突を緩衝し、作用力を伝達し、騒音を回避することができる。接続板31の下端は、カウンタウェイト38に接続される。リチウム電池39と制御モジュール40は、電線により互いに接続され、いずれも接続板31に固定的に取り付けられており、制御モジュール40は、電磁石32、37と電線で接続され、電磁石の通電、電源の遮断を制御することができる。電磁石32、37を順番に通電し、電源を遮断すれば、カウンタウェイト35を上下に往復運動させ、それにより陰茎が受ける張力を変化させることができる。
【0077】
本実施例では、ばね30は弾性部品であり、部品31~40は共に力付与部品(変化力付与部品)を構成する。
【実施例4】
【0078】
図5に示す実施例4は、本発明の別の実施形態である。
【0079】
図3に示す実施例2との相違点は、異なる力付与装置を使用しているという点である。ばね46の下端は、ピストンロッド47に接続され、ピストンロッド47は、ピストン組立体49の内部のピストンカラムに接続される。そのため、ピストンカラムの運動がピストンロッド47を上下運動させ、それにより陰茎が変化する張力作用を受けるようにすることができる。ピストン組立体49のガイドチューブ51は、一端がピストン室に接続され、他端が真空吸引装置(作図の便宜上、ここでは省略して図示しない)に接続される。真空吸引装置の真空度を変化させると、ピストンロッド47の往復運動を引き起こすことができる。
【0080】
本実施例では、ばね46は弾性部品であり、部品42、43、47~52、真空吸引装置は共に(変化)力付与部品を構成する。ここでは、カウンタウェイトのような一定張力を追加して上記力付与部品と組み合わせて使用してもよく、カウンタウェイトは陰茎端部品に直接接続される。このようにすれば真空吸引装置の消費電力を低減することができる。
【0081】
本実施例では、ピストンロッドは、陰茎端部品に直接接続されてもよい(ばねを省略する)。
【実施例5】
【0082】
図7に示す実施例5は、本発明の別の実施形態である。
【0083】
実施例4との相違点は、実施例4のピストン組立体49を電磁石組立体62に代えている点である。電磁石によりプルロッド61の張力を直接制御し、張力の大きさは電磁石の電流及び電圧によって制御され、制御部品は、電磁石に印加される電圧、電流及びそれらの変化を制御することができる。これらの変化により最終的に、陰茎が受ける張力が変化する。カウンタウェイト65は、電磁張力と組み合わせられる一定張力を提供し、カウンタウェイト65は、ロープ64を介して陰茎端部品59に接続される。このようにすれば、電磁力付与装置の消費電力を低減することができる。
【0084】
本実施例では、プルロッド61は陰茎端部品59に直接接続されてもよい(ばねを省略する)。
【0085】
本実施例では、ばね60は弾性部品であり、部品56、57、61~65は共に(変化)力付与部品を構成する。
【0086】
電磁石による人体への影響を防止するために、電磁石と人体に電磁シールド装置を直接取り付けてもよい。
【0087】
作図の便宜上、ここではエアバルブ、真空排気装置、制御部品、制御回路、電線、電源(蓄電池、乾電池、インライン電源などの常用電源)、制御装置などの当業者が完了できる一般的なセット部品を省略しているが、これらの装置がないことを表すものではない。
【0088】
本明細書に記載の部材、要素、部品、コンポーネントなどの用語は、それらに含まれる部品の数量、関係について特別な限定又は特別な定義、意味がなく、機械の教科書の概念に限定されない。本明細書に記載の機器、器具、装置などの概念は、それらに含まれる部品の数量、複雑度に対して特別な要求はなく、機械の教科書の概念に限定されない。
【符号の説明】
【0089】
1、16、28、44、58 陰茎
2、17、29、45、59 陰茎端部品
3、19、30、34、36、46、60 ばね
4 繰り返し動力発生器
5、35、38、65 カウンタウェイト
6、31 接続板
7 液晶ディスプレイ
8 電動機
9 偏心ブロック
10 接続ロッド
11、12 ケース
13、41 人体腹部
14、42、56 バッフル
15、43、57 スライドレールフレーム
18、54 吊りリング
20、33 ガイドロッド
21 ガイドロッドブラケット
22、48、63 キャリッジ
23、27、50、52 位置決めボルト
24 リンク
25 クランク
26 モータ
32、37 電磁石
39 リチウム電池
40 制御モジュール
47 ピストンロッド
49 ピストン組立体
51 ガイドチューブ
53 ストラップ
55 軟質ゴムバンド
61 プルロッド
62 電磁石組立体
64 ロープ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】