(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-13
(54)【発明の名称】自動インジェクターアセンブリ
(51)【国際特許分類】
A61M 5/20 20060101AFI20230606BHJP
A61M 5/32 20060101ALI20230606BHJP
A61M 5/315 20060101ALI20230606BHJP
A61M 5/31 20060101ALI20230606BHJP
【FI】
A61M5/20 510
A61M5/32 500
A61M5/315 500
A61M5/32 510K
A61M5/31 520
A61M5/315 550N
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022566351
(86)(22)【出願日】2021-05-14
(85)【翻訳文提出日】2022-12-26
(86)【国際出願番号】 IN2021050464
(87)【国際公開番号】W WO2021229607
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】202041020641
(32)【優先日】2020-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521073752
【氏名又は名称】バイオコン バイオロジクス リミテッド
【氏名又は名称原語表記】BIOCON BIOLOGICS LIMITED
【住所又は居所原語表記】Biocon House,Ground Floor,Tower-3,Semicon Park,Electronic City,Phase-ii Hosur Road,Karnataka,Bengaluru 560100 INDIA
(74)【代理人】
【識別番号】100102842
【氏名又は名称】葛和 清司
(72)【発明者】
【氏名】シャンカルセッティ,ジーヴァン マドゥール
(72)【発明者】
【氏名】ジャンジリ,シャンタン
(72)【発明者】
【氏名】ラオ,アヤヌール ナディグ チェタン
(72)【発明者】
【氏名】タンベ,シュリーハス プラディープ
(72)【発明者】
【氏名】サダシバ,アヌ クマール ハラナハリ
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066BB01
4C066CC01
4C066DD13
4C066EE14
4C066FF05
4C066HH22
4C066NN04
4C066QQ78
(57)【要約】
自動インジェクターアセンブリ (100)で、筐体(102)、投与される薬物の所定の量を保管するシリンジアセンブリ(202)、シリンジアセンブリ(202)を取り囲むニードルガード(212)を包含し、ニードルガード(212)の一部が初期状態で筐体(102)の外に延伸し、その部分が注射部位に押し付けられたときに筐体(102)中へ後退するように適合されている、用量送達スプリング(216)を保持するためのスプリングホルダー(218)と、圧縮状態で、スプリングホルダ(218)をロックされた状態に保つためのロッキングユニット(220)と、スプリングホルダー(218)と係合し、スプリングホルダー(218)がアンロックされたときにシリンジアセンブリ(202)に向かって移動するように適合されたプランジャー(222)とを含む。プランジャー(222)とスプリングホルダー(218)との係合位置は、シリンジアセンブリ(202)内の薬物の所定の量に基づいて、筐体(102)内のプランジャー(222)の移動距離をコントロールするために変化するように適合される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動インジェクターアセンブリ(100)であって:
近位端(104)および遠位端(106)を有する筐体(102);
筐体(102)の近位端(104)へ隣接して配され、およびニードル(406)を通じて投与される薬物の所定の量を保管するように適合された、シリンジアセンブリ(202);
シリンジアセンブリ(202)を取り囲んで配され、初期状態においてニードルガード(212)の一部材が筐体(102)の外へ延伸するように、および一部材が注入部位上へ押し付けられるときには筐体(102)中へ後退するように適合された、ニードルガード(212);
筐体(102)の遠位端(106)へ隣接して配され、および圧縮状態において用量送達スプリング(216)を保持するように適合された、スプリングホルダー(218);
スプリングホルダー(218)内側に配されスプリングホルダー(218)を筐体(102)とロックされた状態に維持するように適合された、ロッキングユニット(220);および
スプリングホルダー(218)に係合し、およびスプリングホルダー(218)がアンロックされたときにシリンジアセンブリ(202)へ向けて動くように適合され、プランジャー(222)のスプリングホルダー(218)への係合の位置は、シリンジアセンブリ(202)中の所定の薬物の量に基づいて、筐体(102)内のプランジャー(222)の移動距離のコントロールのために変化するように適合された、プランジャー(222)、
を含み、
ニードルガード(212)が後退すると、ロッキングユニット(220)をスプリングホルダー(218)中へさらに押し、スプリングホルダー(218)を筐体(102)からアンロックして、プランジャー(222)が薬物の注入部位中への投与のためにシリンジアセンブリ(202)へ向けて動かされるように適合された、
前記自動インジェクターアセンブリ。
【請求項2】
ニードルガード(212)が、注入部位に対し押し付けられて、シリンジアセンブリ(202)のニードル(406)を注入部位中へ挿入させられるように延伸するように、および、薬物が投与されたときは元の位置へと戻るように適合された、請求項1に記載の自動インジェクターアセンブリ(100)。
【請求項3】
筐体(102)内のシリンジアセンブリ(202)を支持するように適合されたシリンジホルダー(210);および
筐体(102)の内部表面とニードルガード(212)の外部表面の間に配されるように適合された、ニードルガードスプリング(214)であって、筐体(102)内の薬物の投与のためのニードルガード(212)の運動を支持するように適合された、前記ニードルガードスプリング(214)、を含む、
請求項1に記載の自動インジェクターアセンブリ(100)。
【請求項4】
内部表面上に形成された一対のストッパー(402)を有する筐体(102);および
スプリングホルダー(218)であって、スプリングホルダー(218)を筐体(102)にロックするために一対のストッパー(402)に係合するように適合され、プランジャー(222)の運動を制限する一対のアーム(404)を含む、前記スプリングホルダー(218)、を含む、
請求項1に記載の自動インジェクター。
【請求項5】
外部表面上に形成された複数のスレッドを有する、プランジャー(222);および
スプリングホルダー(218)であって、プランジャー(222)の複数のスレッドに係合するように適合されたナットを含み、シリンジアセンブリ(202)中の所定の薬物の量に基づいて注入部位中へと薬物を投与するように、プランジャー(222)が、筐体(102)内のプランジャー(222)の移動距離のコントロールのためにナット中へ回転される、前記スプリングホルダー(218)、を含む、
請求項1に記載の自動インジェクター。
【請求項6】
内部表面上に形成された複数のスレッドを有するプランジャー(222);および
スプリングホルダー(218)であって、プランジャー(222)の複数のスレッドに係合するように適合されたシャフト(224)を含み、シリンジアセンブリ(202)中の所定の薬物の量に基づいて注入部位中へと薬物を投与するように、プランジャー(222)が筐体(102)内のプランジャー(222)の移動距離のコントロールのためにシャフト(224)中へ回転させられる、前記スプリングホルダー(218)、を含む、
請求項1に記載の自動インジェクター。
【請求項7】
スプリングホルダー(218)が用量送達スプリング(216)をアンロックして、用量送達スプリング(216)を圧縮状態からリリースし、プランジャー(222)をシリンジアセンブリ(202)に向けて、用量送達スプリング(216)の圧縮力に基づいて押すように適合された、請求項1に記載の自動インジェクターアセンブリ(100)。
【請求項8】
ニードル(406)を封入するするように適合された、ニードルシールド(408);および
ニードルシールド(408)に固定されて、筐体(102)の近位端(104)が使用されていないときには閉じるように適合されたキャップ(208)、を含み、
キャップ(208)およびニードルシールド(408)は、薬物を投与するための注入部位にニードルガード(212)を押し付ける前に取り外されるように適合されている、
請求項1に記載の自動インジェクターアセンブリ(100)。
【請求項9】
外部表面上に形成されたロック部(802)を有するシリンジホルダー(210);および、
ニードルガード(212)であって:
縦走溝(804)であって、ニードルガード(212)が筐体(102)中へ後退するときに、シリンジホルダー(210)のロック部(802)を受け入れるように適合され、ロック部(802)は、シリンジホルダー(210)に対するニードルガード(212)の相対運動を収容するために縦走溝(804)に沿って移動するように適合されている、前記縦走溝(804);および、
縦走スロット(806)であって、縦走溝(804)に隣接して形成され、ニードルガード(212)が薬物の投与後に元の位置へと後戻りするときに、ロック部(802)の戻り移動を収容するように適合され、縦走スロット(806)は、一度薬物が投与されたら戻り移動の終わりにロック部(802)を保持してニードルガード(212)のさらなる運動を制限するよう適合された、ストッパースロット(808)を含む、前記縦走スロット(806)、を含む、
前記ニードルガード(212)、を含む、
請求項3に記載の自動インジェクターアセンブリ(100)。
【請求項10】
プランジャー(222)の運動を外部から見られるように筐体(102)上に形成された、ビューイングスロット(112)を含む、請求項1に記載の自動インジェクターアセンブリ(100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、自動インジェクターに関し、より具体的には、プランジャーを有し、異なる量の薬物を注射部位中へ送達するように動作するように適合された自動インジェクターアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
自動インジェクターは、患者の体内への薬物の直接送達に広く使用されている。現在、市場には数多くの自動インジェクターが販売されている。既存の自動インジェクターは主に、患者に所定の用量の薬剤を送達することができる。典型的には、従来の自動インジェクターは、所定の投与量の薬物を患者に送達するように適合されている。
一般に知られているように、各薬物は異なる量で患者に送達される必要がある。また、患者の状態や年齢などにより、患者によっても変化する場合がある。同様に、患者の体内に注入される薬物の投与量を決定する際に寄与する要因は他にも複数ある。したがって、効果的な治療のためには、同じ薬物を異なる患者に異なる量で送達する必要がある場合がある。ただし、製造業者は、投与される薬物の事前定義された量用の特定の自動インジェクターを製造する必要がある。
【0003】
したがって、特定の量の薬物を送達するには、患者に所定の投与量を送達できる特定の自動インジェクターを構築する必要がある。このような構造上の限定により、異なる容量の投与量には、複数の自動インジェクターが必要である。したがって、消費者にとって、複数の自動インジェクターを購入、操作、および維持することは不便である。一方、製薬製造業者は、異なる投与量設定を必要とするさまざまな薬物用に複数の自動インジェクターを製造する必要もある。例えば、製造工場のインフラに関しては、製造業者は多大な努力と投資をしなければならないかもしれない。
いくつかのデバイス製造業者は、自動インジェクターの構成コンポーネントを変更して、送達する薬物の可変用量を設定できるようにしている。ただし、このような自動インジェクターの製造には、製造工場の組立ラインに大幅な変更が必要である。その結果、自動インジェクターの全体的な運用コストもまた高くなる。
【発明の概要】
【0004】
この概要は、発明の詳細な説明でさらに説明される概念の選択を簡略化された形式で紹介するために提供される。この概要は、本発明の重要なまたは本質的な発明概念を特定することを意図したものではなく、本発明の範囲を決定することも意図したものではない。
本開示の一実施形態では、自動インジェクターアセンブリが開示される。自動インジェクターアセンブリは、近位端および遠位端を有する筐体と、筐体の近位端へ隣接して配され、ニードルを通じて投与されるための薬物の所定の量を保管するように適合されたシリンジアセンブリと、シリンジアセンブリを取り囲むよう配され、ニードルガードの一部が初期状態で筐体の外へ延伸し、その部分が注射部位に押し付けられたときに筐体中に後退するように適合されたニードルガードと、筐体の遠位端に隣接して配され、用量送達スプリングを圧縮状態に保持するように適合されたスプリングホルダーと、スプリングホルダーの内側に配され、スプリングホルダーを筐体とロックされた状態に維持するように適合されたロッキングユニットと、スプリングホルダーと係合し、スプリングホルダーがアンロックされたときにシリンジアセンブリに向かって動くように適合されているプランジャーとを包含する。プランジャーのスプリングホルダーへの係合位置は、シリンジアセンブリ中の薬物の所定の量に基づいて、筐体内のプランジャーの移動距離のコントロールのために変化するように適合されている。ニードルガードは、後退すると、ロッキングユニットをスプリングホルダー中へさらに押し、スプリングホルダーを筐体(102)からアンロックして、プランジャーが薬物の注入部位中への投与のためにシリンジアセンブリへ向けて動かされるように適合されている。
【0005】
本発明の利点および特徴をさらに明確にするために、添付の図面に示されている特定の実施形態を参照して、本発明のより具体的な説明を行う。これらの図面は、本発明の典型的な実施形態のみを示しており、したがって、その範囲を限定するものと見なされるべきではないことを理解されたい。本発明は、添付の図面を用いてさらに具体的かつ詳細に記載および説明されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、同様の文字が、図面全体で同様の部分を表している、添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むと、よりよく理解されるであろう:
【
図1】
図1は、本開示の一実施形態による、自動インジェクターアセンブリの斜視図を示す;
【
図2】
図2は、本開示の一実施形態による、様々な構成要素を示す自動インジェクターアセンブリの分解図を示す;
【
図3】
図3は、本開示の一実施形態による、自動インジェクターアセンブリの別の分解図を示す;
【
図4】
図4は、本開示の一実施形態による、様々な構成要素を示す自動インジェクターアセンブリの断面図を示す;
【
図5】
図5は、本開示の一実施形態による、筐体とのスプリングホルダーのロックを示す、自動インジェクターアセンブリの一部の断面図を示す;
【
図6】
図6は、本開示の一実施形態による、ニードルガードの運動によるスプリングホルダーのアンロックを示す自動インジェクターアセンブリの断面図を示す。
【
図7A】
図7Aは、本開示の一実施形態による、初期状態における構成要素の位置を示す自動インジェクターアセンブリの断面図を示す;
【
図7B】
図7Bは、本開示の一実施形態による、薬物が投与された後の構成要素の位置を示す自動インジェクターアセンブリの断面図を示す;
【
図8A】
図8Aは、本開示の一実施形態による、初期状態におけるシリンジホルダーに対するニードルガードの位置決めを示す:
【
図8B】
図8Bは、本開示の一実施形態による、薬物が投与された後のシリンジホルダーに対するニードルガードの位置決めを示す;そして、
【
図9】
図9は、本開示の一実施形態による、ユーザーによる自動インジェクターアセンブリの使用法を示す例を示す。
【0007】
さらに、当業者は、図面中の要素が単純化のために図示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれていない可能性があることを理解するであろう。例えば、フローチャートは、本発明の態様の理解を深めるのを助けるために関与する最も顕著なステップに関して方法を示している。さらに、デバイスの構造に関して、デバイスの1以上の構成要素が従来の記号によって図面に表されている場合があり、図面は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者には容易に明らかとなる詳細で図面を不明瞭にしないように、本発明の実施形態を理解するのに関連する特定の詳細のみを示している場合がある。
【0008】
図面の詳細な説明
本発明の原理の理解を促進する目的で、図面に示された実施形態を参照し、同じものを説明するために特定の言語が使用されるであろう。
それにもかかわらず、それによって本発明の範囲を限定する意図はないことが理解されるであろう。例示されたシステムにおけるそのような変更およびさらなる修正、ならびに本発明が関連する当業者に通常想起されるように、そこに例示された本発明の原理のそのようなさらなる適用が企図される。別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で提供されるシステム、方法、および例は、例示のみを目的としており、限定を意図するものではない。
【0009】
例えば、本明細書で使用される「一部」という用語は、「なし」または「1つ」または「2つ以上」または「すべて」として理解されてもよい。したがって、「なし」、「1つ」、「複数」、「複数であるがすべてではない」、または「すべて」という用語は、「一部」の定義に該当する。本明細書で使用される用語および構造は、いくつかの実施形態およびそれらの特定の特徴および要素を説明し、教示し、明らかにするためのものであり、したがって、本開示の精神および範囲を限定、制限、または縮小すると解釈されるべきではない。ことが、当業者には理解されるはずである。
【0010】
例えば、「包含する」、「含む」、「有する」、「構成する」、および類似の文法上の変形など、本明細書で使用される任意の用語は、特に明記しない限り、正確な限定または制限を指定するものではなく、および、言うまでもなく1以上の特徴または要素の追加の可能性を除外するものではない。さらに、これらの用語は例えば「含まなければならない」または「包含する必要がある」などを包含するがこれらに限定されない、限定の文言を使用することで別段記載されない限り、挙げられた特徴および要素の1以上の削除の可能性を排除するものと見なされてはならない。
特定の特徴または要素が一度だけ使用されるように限定されていたかどうかにかかわらず、それはなお、「1以上の特徴」または「1以上の要素」または「少なくとも1つの特徴」または「少なくとも1つの要素」と言及されることがあってよい。さらに、「1以上の」または「少なくとも1つの」特徴または要素という用語の使用は、「1以上ある必要がある…。」または「1以上の要素が必要である。」などを包含するがこれらに限定されない、限定的な言葉によって別段の指定がない限り、その特徴または要素のいずれも存在しないことを排除するものではない。
別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての用語、特に技術的および/または科学的用語は、当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有すると解釈されてよい。
【0011】
本明細書では、いくつかの「実施形態」を参照する。実施形態は、本開示中の任意の特徴および/または要素の可能な実装の例であることが理解されるべきである。いくつかの実施形態は、本開示中の特定の特徴および/または要素が一意性、有用性、および非自明性の要件を満たす潜在的な方法の1以上を説明する目的で説明されてきた。
【0012】
「第1の実施形態」、「さらなる実施形態」、「代替の実施形態」、「一実施形態」、「実施形態」、「複数の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「他の実施形態」、「さらなる実施形態」、「なおさらなる実施形態」、「追加の実施形態」またはそれらの他の変形などを包含するがこれらに限定されない語句および/または用語の使用は、必ずしも同じ実施形態を指すわけではない。別段の指定がない限り、1以上の実施形態に関連して記述される1以上の特定の特徴および/または要素は、1つの実施形態で見出されてもよいし、2つ以上の実施形態で見出だされてもよいし、すべての実施形態で見出だされてもよいし、または、どの実施形態でも見出されなくともよい。
1以上の特徴および/または要素が、単一の実施形態のみの文脈で、または複数の実施形態の文脈で、またはすべての実施形態の文脈で本明細書に記載されてもよいが、特徴および/または要素は、その代わりに、個別でまたは適切な組み合わせで提供されるか、または全く提供されなくともよい。逆に、別個の実施形態の文脈で記述される任意の特徴および/または要素は、代替的に、単一の実施形態の文脈で共存するものとして実現されてもよい。
【0013】
本明細書に記載された特定のすべての詳細は、いくつかの実施形態の文脈で使用され、したがって、提案された開示に対する限定要因として必ずしも解釈されるべきではない。
【0014】
本開示は、プランジャーを有し、異なる量の薬物を投与することができる自動インジェクターアセンブリに関する。プランジャーの位置は、患者に送達される薬物の異なる量に基づいて、筐体内の移動距離を変更するように調節されることができる。位置は、プランジャーがシリンジアセンブリから薬物を押し出すために必要な距離を移動できるように調節される必要がある。プランジャーは、筐体内のプランジャーの移動距離を変化させるための投与量要件に基づいて、異なる位置でスプリングホルダーと係合するように適合されている。プランジャーの位置のこの調節は、特定のデバイスによって投与される薬物の事前定義された量に応じて、例えば製造業者によって製造段階の間のみ生じる。したがって、ユーザーはデバイスを調節する必要がなく、デバイスを直接使用できる。
【0015】
自動インジェクターアセンブリはまた、スプリングホルダーと係合するための筐体の内部表面上に1以上のストッパーを包含してもよく、ユーザーがデバイスを手動で作動させない限り、薬物を投与するためのプランジャーの運動を制限する。ユーザーによる手動での作動でスプリングホルダーがストッパーから解放されるときのみ、プランジャーは動いて薬物を注射部位中へ押し込むように適合される。
【0016】
明確化のために、本開示の各構成要素の参照番号の最初の数字は、対応する構成要素が示されている図の番号を示している。例えば、数字「1」で始まる参照番号は、少なくとも
図1に示されている。同様に、数字「2」で始まる参照番号は、少なくとも
図2に示されている。
【0017】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本開示の一実施形態による、自動インジェクターアセンブリ100の斜視図を示す。
図2は、本開示の一実施形態による、様々な構成要素を示す自動インジェクターアセンブリ100の分解図を示す。
図3は、本開示の一実施形態による、自動インジェクターアセンブリ100の別の分解図を示す。
図4は、本開示の一実施形態による、様々な構成要素を示す自動インジェクターアセンブリ100の断面図を示す。
図1、
図2、
図3、および
図4を参照すると、自動インジェクターアセンブリ100は、筐体102、ニードル406を有するシリンジアセンブリ202、ニードルシールド408、キャップ208、シリンジホルダー210、ニードルガード212、ニードルガードスプリング214、用量送達スプリング216、スプリングホルダー218、ロッキングユニット220、プランジャー222を包含してもよいが、これらに限定されない。
【0018】
一実施形態では、筐体102は、近位部分108および遠位部分110を包含することができる。近位部分108はシリンジアセンブリ202と、ニードルシールド408と、キャップ208と、シリンジホルダー210と、ニードルガード212と、ニードルガードスプリング214との位置決めを収容してよい。さらに、遠位部分110は、用量送達スプリング216と、スプリングホルダー218と、ロッキングユニット220と、プランジャー222とを収容してよい。
筐体102は、近位端104および遠位端106を包含してもよい。シリンジアセンブリ202は、近位端104へ隣接して配され得る。シリンジアセンブリ202は、シリンジホルダー210を通して筐体102内で支持され得る。シリンジアセンブリ202は投与される薬物の所定の量を保管するように適合されてよい。シリンジアセンブリ202は、薬物が注射部位中へ投与されるニードル406を包含することができる。
【0019】
一実施形態では、ニードルシールド408は、ニードル406を封入する(encapsulate)ように適合されてよい。さらに、ニードルシールド408は、使用されていないときに筐体102の近位端104を閉じるように適合され得るキャップ208で固定され得る。キャップ208とニードルシールド408とは、薬物の投与プロセスを開始する前に取り外されるように適合されてよい。
【0020】
さらに、ニードルガード212は、シリンジアセンブリ202を取り囲むように配されてよい。ニードルガード212は、初期状態においてニードルガード212の一部が筐体102の外へ延伸するように適合されるように位置されてよい。自動インジェクターアセンブリ100は、例えば近位端104を注射部位に押し付けることによって、ユーザーによって作動される。延伸部分が注射部位に押し付けられるとき、ニードルガード212は、筐体102中へ後退するように適合されてよい。このプロセスにおいて、シリンジアセンブリ202のニードル406は、注射部位中へと挿入されるように延伸され、薬物が投与されると、元の位置へと戻る。
【0021】
一実施形態では、ニードルガードスプリング214は、薬物を投与するために筐体102内でのニードルガード212の運動を支持するように適合されてよい。ニードルガードスプリング214は、筐体102の内部表面とニードルガード212の外部表面との間に配されるように適合されてよい。したがって、筐体102とニードルガード212との間の空間は、ニードルガードスプリング214の運動、すなわち圧縮および膨張を収容する。ニードルガードスプリング214は、薬物の投与の間の、筐体102内でのニードルガード212の伸長および後退を収容しうる。
【0022】
自動インジェクターアセンブリ100は、筐体102の遠位端106へ隣接して配されたスプリングホルダー218をさらに包含してよい。スプリングホルダー218は、用量送達スプリング216を圧縮状態に保持するように適合されてよい。用量送達スプリング216は、筐体102の内部表面とスプリングホルダー218の外部表面との間に配されてよい。用量送達スプリング216のそのようなプランジャー222の外側の位置決めにより、たとえば、ワイヤの直径またはスプリング全体の直径を大きくすることで、スプリングの剛性を変更することによって、より高い粘度を有する薬物を収容することが可能になる。別の実施形態では、用量送達スプリング216は、スプリングホルダー218の内側に配され得る。
スプリングホルダー218は、筐体102とロックされた状態になるように適合されてもよい。一実施形態では、ロッキングユニット220は、スプリングホルダー218の内側に配され、スプリングホルダー218を筐体102とロックされた状態に維持するように適合されてもよい。
【0023】
図5は、本開示の一実施形態による、スプリングホルダー218の筐体102とのロックを示す自動インジェクターアセンブリ100の一部の断面図を示す。
図4および
図5を参照すると、スプリングホルダー218をロックするために、筐体102は、内部表面に形成された一対のストッパー402を包含してもよい。さらに、スプリングホルダー218は、スプリングホルダー218を筐体102にロックするために一対のストッパー402と係合するように適合された一対のアーム404を包含してもよい。
【0024】
さらに、スプリングホルダー218は、同様にロッキングユニット220と係合してもよい。例えば、スプリングホルダー218は、ロッキングユニット220とスナップロックすることができる。一実施形態では、ニードルガード212は、後退すると、ロッキングユニット220をスプリングホルダー218中にさらに押し込むように適合され、それによってスプリングホルダー218を筐体102からアンロックすることができる。
図6は、本開示の一実施形態による、ニードルガード212の運動によるスプリングホルダー218のアンロックを示す自動インジェクターアセンブリ100の断面図を示す。
【0025】
スプリングホルダー218は、薬物を注射部位中へと投与するためにプランジャー222がシリンジアセンブリ202に向かって動くようにアンロックされる。一実施形態では、スプリングホルダー218は、アンロックして、用量送達スプリング216を圧縮状態からリリースし、用量送達スプリング216の圧縮力に基づいてプランジャー222をシリンジアセンブリ202に向かって押すように適合されてよい。したがって、プランジャー222は、スプリングホルダー218がアンロックされると、シリンジアセンブリ202に向かって動くように適合されてよい。スプリングホルダー218のロック状態では、プランジャー222の運動が制限される。
【0026】
プランジャー222は、スプリングホルダー218と係合してよい。一実施形態では、プランジャー222は、外部表面に形成された複数のスレッドを包含することができる。さらに、スプリングホルダー218は、プランジャー222の複数のスレッドと係合するように適合されたナット(図示せず)を包含してよい。プランジャー222は、シリンジアセンブリ202内の所定の薬物の量に基づいて注入部位中へ薬物を投与するように、筐体102内のプランジャー222の移動距離をコントロールするために、ナット内へと回転してよい。
【0027】
別の実施形態では、プランジャー222は、内部表面上に形成された複数のスレッドを包含してよい。さらに、スプリングホルダー218は、プランジャー222の複数のスレッドと係合するように適合されたシャフト224を包含してよい。プランジャー222は、薬物を投与するための筐体102内のプランジャー222の移動距離をコントロールするためにシャフト224内へと回転するように適合されてよい。
したがって、プランジャー222のスプリングホルダー218との係合の位置は、シリンジアセンブリ202内の所定の薬物の量に基づいて、筐体102内のプランジャー222の移動距離をコントロールするために変化するように適合されてよい。
【0028】
図7Aは、本開示の一実施形態による、初期状態、すなわちニードルガード212が注射部位に押し付けられる前の構成要素の位置を示す自動インジェクターアセンブリ100の断面図を示す。さらに、
図7Bは、本開示の一実施形態による、薬物が投与された後の構成要素の位置を示す自動インジェクターアセンブリ100の断面図を示す。図示のように、プランジャー222はスプリングホルダー218と共にシリンジアセンブリ202に向かって動き、ニードル406を通して薬物を注射部位中へと押し込む。
【0029】
一実施形態では、自動インジェクターアセンブリ100は、デバイスが再使用されないことを確実にする手段を包含してよい。とりわけ、後退中および延伸中のニードルガード212とシリンジホルダー210との係合は、ニードルガード212がシリンジホルダー210とロックされ、ニードルガード212のさらなる運動を確実に制限するようなものである。
図8Aは、本開示の一実施形態による、初期状態におけるシリンジホルダー210に対するニードルガード212の位置決めを示す。シリンジホルダー210は、外部表面に形成されたロック部802を包含してよい。さらに、ニードルガード212は、シリンジホルダー210のロック部802を受け入れるように適合された縦走溝804を包含してよいが、これに限定されない。
【0030】
ロック部802は、ニードルガード212が筐体102内へ後退するとき、シリンジホルダー210に対するニードルガード212の相対的な運動を収容するために、縦走溝804に沿って移動するように適合されてよい。さらに、ニードルガード212は、縦走溝804に隣接して形成された縦走スロット806を包含してよい。縦走スロット806は、薬物の投与後にニードルガード212が元の位置に戻るときに、ロック部802の戻り移動を収容するように適合されてよい。
【0031】
図8Bは、本開示の一実施形態による、薬物が投与された後のシリンジホルダー210に対するニードルガード212の位置決めを示す。図示のように、縦走スロット806は、戻り移動の終わりにロック部802を保持するように適合されたストッパースロット808を包含し、一度薬物が投与されるとニードルガード212のさらなる運動を制限してよい。自動インジェクターアセンブリ100のこの提供は、例えば、自動インジェクターアセンブリ100の廃棄後の針刺し傷害を回避するための安全機能として機能する。
【0032】
一実施形態では、自動インジェクターアセンブリ100は、プランジャー222の運動を外部から見るために筐体102上に形成されたビューイングスロット112を包含してもよい。したがって、ユーザーは、自動インジェクターアセンブリ100の正しい使用法を外部から検査し得る。
【0033】
図9は、本開示の一実施形態による、ユーザーによる自動インジェクターアセンブリ100の使用法を示す例を示している。図示のように、キャップ208が取り外される。次に、自動インジェクターアセンブリ100は、患者の注射部位に位置され、事前定義された持続時間、そこに保持される。自動インジェクターアセンブリ100は、ニードルガード212を注射部位に押し付けることによって作動される。ニードルガード212を押すことにより、患者による1回の動作でニードルの挿入および用量の投薬を作動させることができる。とりわけ、キャップ208を取り外した後、ユーザーは、自動インジェクターアセンブリ100の近位端104、すなわちニードルガード212の延伸部分を注射部位に押し付ける。一度薬物が送達されると、使用済みのペンはシャープスコレクター(sharps collector)に廃棄されてよい。
【0034】
分かるように、本開示の自動インジェクターアセンブリ100は、薬物を様々な量で患者の体内に送達するための包括的かつ効果的なアプローチを提供する。動作では、ユーザーは、自動インジェクターアセンブリ100を注射部位に位置する前に、ニードルシールド408と共にキャップ208を取り外す。次いで、ニードルガード212が注射部位に押し付けられる。その結果、ニードルガード212は、筐体102内に後退し、ロッキングユニット220を押し、スプリングホルダー218をアンロックする。その結果、用量送達スプリング216の膨張により、スプリングホルダー218は、プランジャー222と共に、シリンジアセンブリ202に向かって動き、針406を通して注射部位中へ薬物を押し込む。さらに、ニードルガードスプリング214の膨張により、ニードルガード212が元の位置に到達する間、シリンジホルダー210とロックし、それ以上の運動を制限する。
一度薬物の送達が完了し、自動インジェクターアセンブリ100が取り外されると、ニードルガード212は跳ね返ってニードル406を覆う初期位置に戻る。これにより、ユーザーが針刺し傷害から保護される。
【0035】
したがって、自動インジェクターアセンブリ100は、事前に充填された注射器またはカートリッジを通して患者に送達される必要があるさまざまな種類の薬物とともに使用できる薬物送達機構である。自動インジェクターアセンブリ100の構造は、動作設定を変更することにより、1つのそのような自動インジェクターアセンブリ100のみを異なる注射要件のために使用できるようになっている。
【0036】
プランジャー222は、自動インジェクターアセンブリ100によって投与される薬物の異なる量に基づいて、例えばナットまたはシャフト224を介して、スプリングホルダー218と異なる位置で係合することができる。さらに、アーム404とストッパー402との係合を通じて、スプリングホルダー218は筐体102にロックされる。したがって、スプリングホルダー218およびプランジャー222は、ニードルガード212によってアンロックされない限り、動くことができない。さらに加えて、一度薬物が投与されたら、ニードルガード212はシリンジホルダー210とロックして、自動インジェクターアセンブリ100が再使用されないことを確実にする。
【0037】
異なる薬物量の要件に同じデバイスが使用されるため、製造コストと製造業者にとっての不便さが大幅に削減されるであろう。さらに、自動インジェクターアセンブリ100の全体的な運用コストもまた削減される。さらに、既存の技術の場合のように、複数の自動インジェクターの取り扱いとメンテナンスが大幅に削減される。したがって、本開示の自動インジェクターアセンブリ100は、使いやすく、費用対効果が高く、コンパクトで、操作効率がよく、そして製造の容易さと、メンテナンスの容易さと、操作の容易さとを提供する。
【0038】
本開示の自動インジェクターアセンブリ100は、抗体、アンチセンス、RNA干渉、遺伝子治療、初代および胚性幹細胞、ワクチン、およびそれらの組み合わせを包含するがこれらに限定されない、薬物および生物学的製剤などのさまざまな治療化合物を送達するために使用されてもよい。例えば、本明細書に記載の実施形態は、以下を包含しうるがこれらに限定されない、既知のモノクローナル抗体と組み合わせて利用することができる:
【0039】
アブシキシマブ(Abciximab)、アビツズマブ(Abituzumab)、アブリルマブ(Abrilumab)、アクトクスマブ(Actoxumab)、アダリムマブ(Adalimumab)、アデカツムマブ(Adecatumumab)、アデュカヌマブ(Aducanumab)、アファセビクマブ(Afasevikumab)、アフェリモマブ(Afelimomab)、アフツズマブ(Afutuzumab)、アラシズマブ・ペゴル(Alacizumab pegol)、ALD518、ALD403、アレムツズマブ(Alemtuzumab)、アリロクマブ(Alirocumab)、アルツモマブ・ペンテテート(Altumomab pentetate)、アマツキシマブ(Amatuximab)、AMG334、アナツモマブ・マフェナトックス(Anatumomab mafenatox)、アネツマブ・ラブタンシン(Anetumab ravtansine)、アニフロルマブ(Anifrolumab)、アンルキンズマブ(Anrukinzumab)、アポリズマブ(Apolizumab)、アルシツモマブ(Arcitumomab)、アスクリンバキュマブ(Ascrinvacumab)、アセリズマブ(Aselizumab)、アテゾリズマブ(Atezolizumab)、アチヌマブ(Atinumab)、アトリズマブ(Atlizumab)、アトロリムマブ(Atorolimumab)、アベルマブ(Avelumab)、バピヌズマブ(Bapineuzumab)、バシリキシマブ(Basiliximab)、バビツキシマブ(Bavituximab)、ベクツモマブ(Bectumomab)、ベゲロマブ(Begelomab)、ベリムマブ(Belimumab)、ベンラリズマブ(Benralizumab)、ベルチリムマブ(Bertilimumab)、ベシレソマブ(Besilesomab)、ベバシズマブ(Bevacizumab)、ベズロトクスマブ(Bezlotoxumab)、ビシロマブ(Biciromab)、ビマグルマブ(Bimagrumab)、ビメキズマブ(Bimekizumab)、ビバツズマブ・メルタンシン(Bivatuzumab mertansine)、ブレセルマブ(Bleselumab)、ブリナツモマブ(Blinatumomab)、ブロンツベットマブ(Blontuvetmab)、ブロソズマブ(Blosozumab)、ボコシズマブ(Bococizumab)、ブラジクマブ(Brazikumab)、ブレンツキシマブ・ベドチン(Brentuximab vedotin)、ブリアキヌマブ(Briakinumab)、ブロダルマブ(Brodalumab)、ブロルシズマブ(Brolucizumab)、ブロンチツズマブ(Brontictuzumab)、ブロスマブ(Burosumab)、カビラリズマブ(Cabiralizumab)、カナキヌマブ(Canakinumab)、カンツズマブメルタンシン(Cantuzumab mertansine)、カンツズマブ・ラブタンシン(Cantuzumab ravtansine)、カプラシズマブ(Caplacizumab)、カプロマブ・ペンデチド(Capromab pendetide)、カシリビマブ(Casirivimab)、カルマブ(Carlumab)、カロツキシマブ(Carotuximab)、カツマキソマブ(Catumaxomab)、cBR96-ドキソルビシン免疫複合体(cBR96-doxorubicin immunoconjugate)、セデリズマブ(Cedelizumab)、セルグツズマブ・アムナロイキン(Cergutuzumab amunaleukin)、セルトリズマブペゴル(Certolizumab pegol)、セツキシマブ(Cetuximab)、シタツズマブボガトックス(Citatuzumab bogatox)、シクツムマブ(Cixutumumab)、クラザキズマブ(Clazakizumab)、クレノリキシマブ(Clenoliximab)、クリバツズマブテトラキセタン(Clivatuzumab tetraxetan)、コドリツズマブ(Codrituzumab)、コルツキシマブ・ラブタンシン(Coltuximab ravtansine)、コナツムマブ(Conatumumab)、コンシズマブ(Concizumab)、CR6261、クレネズマブ(Crenezumab)、クロテドゥマブ(Crotedumab)、
【0040】
ダセツズマブ、(Dacetuzumab)、ダクリズマブ(Daclizumab)、ダロツズマブ(Dalotuzumab)、ダピロリズマブペゴル(Dapirolizumab pegol)、ダラツムマブ(Daratumumab)、デトレクマブ(Dectrekumab)、デミシズマブ(Demcizumab)、デニンツズマブ・マフォドチン(Denintuzumab mafodotin)、デノスマブ(Denosumab)、デパツキシズマブ・マフォドチン(Depatuxizumab mafodotin)、デルロツキシマブ・ビオチン(Derlotuximab biotin)、デツモマブ(Detumomab)、ジヌツキシマブ(Dinutuximab)、ディリダブマブ(Diridavumab)、ドマグロズマブ(Domagrozumab)、ドルリモマブアリトックス(Dorlimomab aritox)、ドロジツマブ(Drozitumab)、デュリゴツマブ(Duligotumab)、デュピルマブ(Dupilumab)、デュルバルマブ(Durvalumab)、デュシギツマブ(Dusigitumab)、エクロメキシマブ(Ecromeximab)、エクリズマブ(Eculizumab)、エドバコマブ(Edobacomab)、エドレコロマブ(Edrecolomab)、エファリズマブ(Efalizumab)、エファングマブ(Efungumab)、エルデルマブ(Eldelumab)、エルゲムツマブ(Elgemtumab)、エロツズマブ(Elotuzumab)、エルシリモマブ(Elsilimomab)、エマツズマブ(Emactuzumab)、エミベツズマブ(Emibetuzumab)、エミシズマブ(Emicizumab)、エナバツズマブ(Enavatuzumab)、エンフォルツマブ・ベドチン(Enfortumab vedotin)、エンリモマブペゴル(Enlimomab pegol)、エノブリツズマブ(Enoblituzumab)、エノキズマブ(Enokizumab)、エノチキュマブ(Enoticumab)、エンシツキシマブ(Ensituximab)、エピツモマブ・シツキセタン(Epitumomab cituxetan)、エプラツズマブ(Epratuzumab)、エレヌマブ(Erenumab)、エルリズマブ(Erlizumab)、エルツマキソマブ(Ertumaxomab)、エタラシズマブ(Etaracizumab)、エトロリズマブ(Etrolizumab)、エビナクマブ(Evinacumab)、エボロクマブ(Evolocumab)、エクスビビルマブ(Exbivirumab)、ファノレソマブ(Fanolesomab)、ファラリモマブ(Faralimomab)、ファルレツズマブ(Farletuzumab)、ファシヌマブ(Fasinumab)、FBTA05、フェルビズマブ(Felvizumab)、フェザキヌマブ(Fezakinumab)、フィバツズマブ(Fibatuzumab)、フィクラツズマブ(Ficlatuzumab)、フィギツムマブ(Figitumumab)、フィリブマブ(Firivumab)、フランボツマブ(Flanvotumab)、フレチクマブ(Fletikumab)、フォントリズマブ(Fontolizumab)、フォラルマブ(Foralumab)、フォラビルマブ(Foravirumab)、フレソリムマブ(Fresolimumab)、フルラヌマブ(Fulranumab)、フツキシマブ(Futuximab)、ガルカネズマブ(Galcanezumab)、ガリキシマブ(Galiximab)、ガニツマブ(Ganitumab)、ガンテネルマブ(Gantenerumab)、ガビリモマブ(Gavilimomab)、ゲムツズマブオゾガマイシン(Gemtuzumab ozogamicin)、ゲボキズマブ(Gevokizumab)、ギレンツキシマブ(Girentuximab)、グレンバツムマブ・ベドチン(Glembatumumab vedotin)、ゴリムマブ(Golimumab)、ゴミリキシマブ(Gomiliximab)、グセルクマブ(Guselkumab)、
【0041】
イバリズマブ、イブリツモマブ・チウキセタン(Ibritumomab tiuxetan)、イクルクマブ(Icrucumab)、イダルシズマブ(Idarucizumab)、イゴボマブ(Igovomab)、IMA-638、IMAB362、イマルマブ(Imalumab)、イムシロマブ(Imciromab)、イムデビマブ(Imdevimab)、イムガツズマブ(Imgatuzumab)、インクラクマブ(Inclacumab)、インダツキシマブ・ラブタンシン(Indatuximab ravtansine)、インダサツマブ・ベドチン(Indusatumab vedotin)、イネビリズマブ(Inebilizumab)、インフリキシマブ(Infliximab)、イノリモマブ(Inolimomab)、イノツズマブオゾガマイシン(Inotuzumab ozogamicin)、インテツムマブ(Intetumumab)、イピリムマブ(Ipilimumab)、イラツムマブ(Iratumumab)、イサツキシマブ(Isatuximab)、イトリズマブ(Itolizumab)、イセキズマブ(Ixekizumab)、ケリキシマブ(Keliximab)、ラベツズマブ(Labetuzumab)、ランブロリズマブ(Lambrolizumab)、ランパリズマブ(Lampalizumab)、ラナデルマブ(Lanadelumab)、ランドグロズマブ(Landogrozumab)、ラプリツキシマブ・エムタンシン(Laprituximab emtansine)、LBR-101/PF0442g7429、レブリキズマブ(Lebrikizumab)、レマレソマブ(Lemalesomab)、レンダリズマブ(Lendalizumab)、レンジルマブ(Lenzilumab)、レルデリムマブ(Lerdelimumab)、レクサツムマブ(Lexatumumab)、リビビルマブ(Libivirumab)、リファスツズマブ・ベドチン(Lifastuzumab vedotin)、リゲリズマブ(Ligelizumab)、リロトマブ・サテトラキセタン(Lilotomab satetraxetan)、リンツズマブ(Lintuzumab)、リリルマブ(Lirilumab)、ロデルシズマブ(Lodelcizumab)、ロキベトマブ(Lokivetmab)、ロルボツズマブメルタンシン(Lorvotuzumab mertansine)、ルカツムマブ(Lucatumumab)、ルリズマブペゴル(Lulizumab pegol)、ルミリキシマブ(Lumiliximab)、ラムレツズマブ(Lumretuzumab)、LY2951742、マパツムマブ(Mapatumumab)、マゲツキシマブ(Margetuximab)、マスリモマブ(Maslimomab)、マツズマブ(Matuzumab)、マブリリムマブ(Mavrilimumab)、メポリズマブ(Mepolizumab)、メテリムマブ(Metelimumab)、ミラツズマブ(Milatuzumab)、ミンレツモマブ(Minretumomab)、ミルベツキシマブ・ソラブタンシン(Mirvetuximab soravtansine)、ミツモマブ(Mitumomab)、モガムリズマブ(Mogamulizumab)、モナリズマブ(Monalizumab)、モロリムマブ(Morolimumab)、モタビズマブ(Motavizumab)、モキセツモマブ・パスドトックス(Moxetumomab pasudotox)、ムロモナブ-CD3(Muromonab-CD3)、ナコロマブ・タフェナトクス(Nacolomab tafenatox)、ナムイルマブ(Namilumab)、ナプツモマブ・エスタフェナトクス(Naptumomab estafenatox)、ナラツキシマブ・エムタンシン(Naratuximab emtansine)、ナルナツマブ(Narnatumab)、ナタリズマブ(Natalizumab)、ナビシキシズマブ(Navicixizumab)、ナビブマブ(Navivumab)、ネバクマブ(Nebacumab)、ネシツムマブ(Necitumumab)、ネモリズマブ(Nemolizumab)、ネレリモマブ(Nerelimomab)、ネスバキュマブ(Nesvacumab)、ニモツズマブ(Nimotuzumab)、ニボルマブ(Nivolumab)、ノフェツモマブ・メルペンタン(Nofetumomab merpentan)、
【0042】
オビルトキサキシマブ、オビヌツズマブ(Obinutuzumab)、オカラツズマブ(Ocaratuzumab)、オクレリズマブ(Ocrelizumab)、オデュリモマブ(Odulimomab)、オファツムマブ(Ofatumumab)、オララツマブ(Olaratumab)、オロキズマブ(Olokizumab)、オマリズマブ(Omalizumab)、オナルツズマブ(Onartuzumab)、オンツキシズマブ(Ontuxizumab)、オピシヌマブ(Opicinumab)、オポルツズマブモナトックス(Oportuzumab monatox)、オレゴボマブ(Oregovomab)、オルチクマブ(Orticumab)、オテリキシズマブ(Otelixizumab)、オトレツズマブ(Otlertuzumab)、オキセルマブ(Oxelumab)、オザネズマブ(Ozanezumab)、オゾラリズマブ(Ozoralizumab)、パギバキシマブ(Pagibaximab)、パリビズマブ(Palivizumab)、パムレブルマブ(Pamrevlumab)、パニツムマブ(Panitumumab)、パンコマブ(Pankomab)、パノバクマブ(Panobacumab)、パルサツズマブ(Parsatuzumab)、パスコリズマブ(Pascolizumab)、パソツキシズマブ(Pasotuxizumab)、パテクリズマブ(Pateclizumab)、パトリツマブ(Patritumab)、ペンブロリズマブ(Pembrolizumab)、ペムツモマブ(Pemtumomab)、ペラキズマブ(Perakizumab)、ペルツズマブ(Pertuzumab)、ペキセリズマブ(Pexelizumab)、ピディリズマブ(Pidilizumab)、ピナツズマブ・ベドチン(Pinatuzumab vedotin)、ピンツモマブ(Pintumomab)、プラクルマブ(Placulumab)、プロザリズマブ(Plozalizumab)、ポガリズマブ(Pogalizumab)、ポラツズマブ・ベドチン(Polatuzumab vedotin)、ポネズマブ(Ponezumab)、プレザリズマブ(Prezalizumab)、プリリキシマブ(Priliximab)、プリトキサキシマブ(Pritoxaximab)、プリツムマブ(Pritumumab)、プロ140(PRO140)、キリズマブ(Quilizumab)、ラコツモマブ(Racotumomab)、ラドレツマブ(Radretumab)、ラフィビルマブ(Rafivirumab)、ラルパンチズマブ(Ralpancizumab)、ラムシルマブ(Ramucirumab)、ラニビズマブ(Ranibizumab)、ラキシバクマブ(Raxibacumab)、リファネズマブ(Refanezumab)、レガビルマブ(Regavirumab)、レリズマブ(Reslizumab)、リロツムマブ(Rilotumumab)、リヌクマブ(Rinucumab)、リサンキズマブ(Risankizumab)、リツキシマブ(Rituximab)、リババズマブペゴル(Rivabazumab pegol)、ロバツムマブ(Robatumumab)、ロルドゥマブ(Roledumab)、ロモソズマブ(Romosozumab)、ロンタリズマブ(Rontalizumab)、ロバルピツズマブテシリン(Rovalpituzumab tesirine)、ロベリズマブ(Rovelizumab)、ルプリズマブ(Ruplizumab)、サシツズマブ・ゴビテカン(Sacituzumab govitecan)、サマリズマブ(Samalizumab)、サペリズマブ(Sapelizumab)、サリルマブ(Sarilumab)、サツモマブ・ペンデチド( Satumomab pendetide)、セクキヌマブ(Secukinumab)、セリバンツマブ(Seribantumab)、セトキサキシマブ(Setoxaximab)、セビルマブ(Sevirumab)、SGN-CD19A(SGN-CD19A)、SGN-CD33A(SGN-CD33A)、シブロツズマブ(Sibrotuzumab)、シファリムマブ(Sifalimumab)、シルツキシマブ(Siltuximab)、シムツズマブ(Simtuzumab)、シプリズマブ(Siplizumab)、シルクマブ(Sirukumab)、ソフィツズマブ・ベドチン(Sofituzumab vedotin)、ソラネズマブ(Solanezumab)、ソリトマブ(Solitomab)、ソネプシズマブ(Sonepcizumab)、ソンツズマブ(Sontuzumab)、スタムルマブ(Stamulumab)、スレソマブ(Sulesomab)、スビズマブ(Suvizumab)、
【0043】
タバルマブ、タカツズマブテトラキセタン(Tacatuzumab tetraxetan)、タドシズマブ(Tadocizumab)、タリズマブ(Talizumab)、タムツベットマブ(Tamtuvetmab)、タネズマブ(Tanezumab)、タプリツモマブ・パプトックス(Taplitumomab paptox)、タレクツマブ(Tarextumab)、テフィバズマブ(Tefibazumab)、テリモマブアリトックス(Telimomab aritox)、テナツモマブ(Tenatumomab)、テネリキシマブ(Teneliximab)、テプリズマブ(Teplizumab)、テプロツムマブ(Teprotumumab)、テシドルマブ(Tesidolumab)、テツロマブ(Tetulomab)、テゼペルマブ(Tezepelumab)、TGN1412(TGN1412)、チシリムマブ(Ticilimumab)、チガツズマブ(Tigatuzumab)、チルドラキズマブ(Tildrakizumab)、チモルマブ(Timolumab)、チソツマブ・ベドチン(Tisotumab vedotin)、TNX-650(TNX-650)、トシリズマブ(Tocilizumab)、トラリズマブ(Toralizumab)、トサトクスマブ(Tosatoxumab)、トシツモマブ(Tositumomab)、トベツマブ(Tovetumab)、トラロキヌマブ(Tralokinumab)、トラスツズマブ(Trastuzumab)、トラスツズマブ・エムタンシン(Trastuzumab emtansine)、TRBS07(TRBS07)、トレガリズマブ(Tregalizumab)、トレメリムマブ(Tremelimumab)、トレボグルマブ(Trevogrumab)、ツコツズマブセルモロイキン(Tucotuzumab celmoleukin)、ツビルマブ(Tuvirumab)、ウブリツキシマブ(Ublituximab)、ウロクプルマブ(Ulocuplumab)、ウレルマブ(Urelumab)、ウルトキサズマブ(Urtoxazumab)、ウステキヌマブ(Ustekinumab)、ウトミルマブ(Utomilumab)、バダスツキシマブ・タリリン(Vadastuximab talirine)、バンドルツズマブ・ベドチン(Vandortuzumab vedotin)、バンティクツマブ(Vantictumab)、バヌシズマブ(Vanucizumab)、バパリキシマブ(Vapaliximab)、バリルマブ(Varlilumab)、バテリズマブ(Vatelizumab)、ベドリズマブ(Vedolizumab)、ベルツズマブ(Veltuzumab)、ベパリモマブ(Vepalimomab)、ベセンクマブ(Vesencumab)、ビシリズマブ(Visilizumab)、ボバリリズマブ(Vobarilizumab)、ボロシキシマブ(Volociximab)、ボルセツズマブ・マフォドチン(Vorsetuzumab mafodotin)、ボツムマブ(Votumumab)、ゼンツズマブ(Xentuzumab)、ザルツムマブ(Zalutumumab)、ザノリムマブ(Zanolimumab)、ザツキシマブ(Zatuximab)、ジラリムマブ(Ziralimumab)、およびゾリモマブ・アリトックス(Zolimomab aritox)、またはその組み合わせ。
【0044】
本主題を説明するために特定の言葉が使用されているが、それによって生じる限定はいずれも意図されるものではない。当業者には明らかなように、本明細書で教示する発明概念を実施するために、方法に対して様々な作業上の変更がなされてもよい。図面および前述の説明は、実施形態の例をもたらす。当業者は、記載された要素のうちの1以上が単一の機能要素へと組み合わせられてもよいことを理解するであろう。代替的に、特定の要素が複数の機能要素へと分割されてもよい。ある実施形態の要素が別の実施形態に追加されてもよい。
【国際調査報告】