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特表2023-525091画像特殊効果の設定方法、画像識別方法、装置および電子機器
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  • 特表-画像特殊効果の設定方法、画像識別方法、装置および電子機器 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-14
(54)【発明の名称】画像特殊効果の設定方法、画像識別方法、装置および電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/60 20230101AFI20230607BHJP
   H04N 5/262 20060101ALI20230607BHJP
【FI】
H04N23/60 500
H04N23/60 300
H04N5/262
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022568495
(86)(22)【出願日】2021-05-07
(85)【翻訳文提出日】2022-11-09
(86)【国際出願番号】 CN2021092171
(87)【国際公開番号】W WO2021227953
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】202010388454.6
(32)【優先日】2020-05-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.SMALLTALK
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ユージャ
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,ルゥー
(72)【発明者】
【氏名】リウ,ガオ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ハオヂェア
【テーマコード(参考)】
5C023
5C122
【Fターム(参考)】
5C023AA01
5C023AA11
5C023AA21
5C023CA01
5C122FH09
5C122FH11
5C122FH18
5C122FK37
5C122FK41
5C122GA01
5C122GA23
5C122HA01
5C122HA13
5C122HA35
5C122HB01
(57)【要約】
本開示は、情報処理技術分野に係る画像特殊効果の設定方法、画像識別方法および装置を提供する。画像特殊効果の設定方法は、画像要素を取得するステップ(S101)と、画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップ(S102)と、画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップ(S103)とを含み、特殊効果設定ファイルが、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、画像要素が原画像に現れたときに、ターゲットマルチメディアリソースを再生する。ユーザーは画像要素をカスタマイズし、対応するターゲットマルチメディアリソースを設定することができ、画像要素が識別された場合、対応するターゲットマルチメディアリソースを再生することにより、画像特殊効果の設定がより柔軟になる。
【図面】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像要素を取得するステップと、
前記画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップと、
前記画像要素を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含み、
前記特殊効果設定ファイルが、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、前記原画像に前記画像要素が現れたときに、前記ターゲットマルチメディアリソースを再生する、画像特殊効果の設定方法。
【請求項2】
前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得する前記ステップは、
マルチメディアリソースのリストに対するトリガー操作に応答して、マルチメディアリソースのリストを示すステップと、
前記マルチメディアリソースのリスト内のマルチメディアリソースに対する選択操作に応答して、選択されたマルチメディアリソースを前記ターゲットマルチメディアリソースとするステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記画像要素の表示領域を取得するステップと、
前記画像要素の表示領域に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を決定するステップと、
前記ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を、前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、前記特殊効果設定ファイルに記憶するステップとをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ターゲットマルチメディアリソースに対する再生設定操作に応答して、前記再生設定操作に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースに対応する再生情報を決定するステップと、
前記再生情報を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、前記特殊効果設定ファイルに記憶するステップとをさらに含み、
前記再生情報は、ループ再生、再生時間、および再生回数の少なくとも1つを含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップは、
前記画像要素に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記画像要素に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成する前記ステップは、
特殊効果要素を取得し、前記特殊効果要素を前記画像要素に追加し、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成するステップを含み、
前記特殊効果要素は、文字、画像、メイク効果、フィルター、オーディオの少なくとも1つを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記画像要素を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶する前記ステップは、
前記画像要素に基づいて、前記原画像に前記画像要素が現れるか否かを識別するための画像識別モデルを生成するステップと、
前記画像識別モデルを前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行するステップと、
前記原画像から画像要素が識別された場合、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生するステップとを含み、
前記ターゲットマルチメディアリソースは、前記請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像特殊効果の設定方法により設定される、画像識別方法。
【請求項9】
画像要素を取得するように構成される第1取得モジュールと、
前記画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するように構成される第1受信モジュールと、
前記画像要素を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第1関連付けモジュールとを含み、
前記特殊効果設定ファイルが、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、前記原画像に前記画像要素が現れたときに、前記ターゲットマルチメディアリソースを再生する、画像特殊効果の設定装置。
【請求項10】
画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行するように構成される識別モジュールと、
前記原画像から画像要素が識別された場合、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生するように構成される再生モジュールとを含み、
前記ターゲットマルチメディアリソースは、前記請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像特殊効果の設定方法により設定される、画像識別装置。
【請求項11】
1つまたは複数のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成される1つまたは複数のコンピュータプログラムであって、前記請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像特殊効果の設定方法または請求項8に記載の画像識別方法を実行するように構成される、1つまたは複数のコンピュータプログラムとを備える、電子機器。
【請求項12】
コンピュータ命令を記憶するために使用されるコンピュータ読み取り可能な媒体であって、コンピュータ上で実行されると、前記請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像特殊効果の設定方法または請求項8に記載の画像識別方法をコンピュータに実行させることを可能にする、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2020年05月09日に提出された中国特許出願第202010388454.6号の優先権について主張し、当該中国特許出願に開示された全内容を本願の一部として引用する。
【0002】
[技術分野]
本開示は、情報処理の技術分野に関し、具体的には、画像特殊効果の設定方法、画像識別方法、装置、および電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術およびモバイル通信技術の発展に伴い、スマート端末が広く使用されている。ユーザーは、スマート端末を使用して様々な情報を取得したり、写真や動画を撮ってソーシャルプラットフォームで友人と共有したりできる。画像や動画の再生効果を豊かにするために、通常、画像や動画に様々な特殊効果を付与することがある。
【0004】
従来技術では、一部のアプリケーションは、顔の表情やジェスチャーなどの特定の画像要素を識別することによって、対応する特殊効果をトリガーする。
【発明の概要】
【0005】
第1態様において、
画像要素を取得するステップと、
画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップと、
画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて特殊効果設定ファイル記憶するステップとを含み、
特殊効果設定ファイルが、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、画像要素が原画像に現れたときに、ターゲットマルチメディアリソースを再生する、画像特殊効果の設定方法が提供される。
【0006】
第2態様において、
画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行するステップと、
画像要素が原画像で識別されると、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生するステップとを含み、
ターゲットマルチメディアリソースは、本開示の第1態様で示した画像特殊効果の設定方法を使用して設定される、画像識別方法が提供される。
【0007】
第3態様において、
画像要素を取得するように構成される第1取得モジュールと、
画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するように構成される第1受信モジュールと、
画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第1関連付けモジュールとを含み、
特殊効果設定ファイルが、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、画像要素が原画像に現れたときに、ターゲットマルチメディアリソースを再生する、画像特殊効果の設定装置が提供される。
【0008】
第4態様において、
画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行するように構成される識別モジュールと、
原画像から画像要素が識別された場合、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生するように構成される再生モジュールとを含み、
ターゲットマルチメディアリソースは、本開示の第1態様で示した画像特殊効果の設定方法によって設定される、動画レンダリングデバイスが提供される。
【0009】
第5態様において、本開示は、電子機器を提供し、当該電子機器は、
1つまたは複数のプロセッサと、
メモリと、
メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成される1つまたは複数のアプリケーションであって、本開示の第1態様で示した画像特殊効果の設定方法または第2態様で示した画像識別方法に対応する操作を実行するように構成される、1つまたは複数のアプリケーションとを備える。
【0010】
第6態様において、本開示は、コンピュータ命令を記憶するためのコンピュータ読み取り可能な媒体を提供し、コンピュータ上で実行されるとき、本開示の第1態様で示した画像特殊効果の設定方法または第2の態様で示した画像識別方法をコンピュータに実行させるようにする。
【0011】
本開示の実施例における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下では、本開示の実施例の説明に使用される添付の図面を簡単に紹介する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例で提供される画像識別方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定装置の概略構造図である。
図4】本開示の実施例で提供される画像識別装置の概略構造図である。
図5】本開示の実施例で提供される電子機器の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の実施例を、添付の図面を参照しながらより詳細に説明する。本開示の特定の実施例が図面に示されているが、本開示は様々な形態で具現化することができ、本明細書に記載の実施例に限定されると解釈されるべきではなく、むしろこれらの実施例は、本開示のより徹底的かつ完全な理解のために提供されることを理解されたい。本開示の図面および実施例は、例示のみを目的としており、本開示の保護範囲を限定することを意図していないことを理解されたい。
【0014】
本開示の方法の実施形態で説明される様々なステップは、異なる順序で実行されるか、および/または並行して実行されてもよいことが理解されるべきである。さらに、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよいか、および/または図示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲は、この点に関して限定されない。
【0015】
本明細書で使用される「含む」という用語およびその変形は、非限定的な包含であり、即ち「含むが、これに限定されない」である。「基づく」という用語は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。「一実施例」という用語は「少なくとも1つの実施例」を意味し、「別の実施例」という用語は「少なくとも1つの追加の実施例」を意味し、「いくつかの実施例」という用語は「少なくともいくつかの実施例」を意味する。他の用語の関連する定義は、以下の説明で与えられる。
【0016】
なお、本開示で言及される「第1」および「第2」などの概念は、装置、モジュール、またはユニットを区別するためにのみ使用され、これらの装置、モジュール、またはユニットが必ず異なる装置、モジュールまたはユニットであることに限定するものではなく、これらの装置、モジュール、またはユニットによって実行される機能の順序または相互依存性を制限することを意図したものではない。
【0017】
本開示で言及される「1つの」および「複数の」の修飾は、限定的ではなく例示的であり、当業者は、文脈が明確に他を示さない限り、それらを「1つまたは複数」として理解すべきである。
【0018】
本開示の実施形態における複数のデバイス間で交換されるメッセージまたは情報の名称は、例示のみを目的としており、これらのメッセージまたは情報の範囲を限定することを意図していない。
【0019】
通常、特殊効果の設定方法では、開発者は特定の画像要素に対して特定の画像認識アルゴリズムを開発する必要があるが、特殊効果デザイナーにとって、使用上不便である。
【0020】
したがって、本開示は、従来技術に存在する問題を解決するための、画像特殊効果の設定方法、画像識別方法、装置、および電子機器を提供する。
【0021】
本開示に提供される技術的解決手段によってもたらされる有益な効果は、次のとおりである。
本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法、画像識別方法および装置において、画像要素を取得し、画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得し、画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶し、特殊効果設定ファイルが、原画像に対して特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、画像要素が原画像で現れたときに、ターゲットマルチメディアリソースを再生する。本開示において、ユーザーは画像要素をカスタマイズし、対応するターゲットマルチメディアリソースを設定することができ、画像要素が識別された場合、対応するターゲットマルチメディアリソースを再生し、これにより、画像特殊効果の設定がより柔軟になる。
【0022】
以下、本開示の技術的解決手段、および本開示の技術的解決手段が上述の技術的問題をどのように解決するかについて、具体的な実施例を挙げて詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は、互いに組み合わせることができ、いくつかの実施例において、同じまたは類似の概念またはプロセスを繰り返さない場合がある。以下、添付図面を参照して、本開示の実施例について説明する。
【0023】
本開示の画像特殊効果の設定方法は、具体的には、可視化された画像特殊効果の設定ツールであってもよく、当該方法に基づいて、画像特殊効果の設定ファイルのデザイナーは、画像特殊効果の設定ツールを介して画像特殊効果の設定ファイルを生成することができ、画像特殊効果設定ファイルは、原画像における画像要素に、対応するターゲットマルチメディアリソースを設定することができ、ユーザーが端末装置を介して画像要素を識別した後、事前に設定されたターゲットマルチメディアリソースを再生する。
【0024】
図1は、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法のフローチャートであり、図1に示すように、当該方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップS101において、画像要素を取得する。
【0025】
本開示の実行主体は、コンピュータ、携帯電話などの端末装置であってもよい。画像要素は、ユーザー(画像特殊効果の設定ファイルのデザイナー)によって選択された原画像の任意の画像内の要素であってもよく、具体的には、原画像の一部または全部領域の画像を含んでもよい。例えば、原画像が人物を含む画像であれば、その人物が画像要素になる場合がある。
【0026】
画像要素を取得する具体的な方法は、ユーザーが導入した画像要素を直接に受信すること、またはユーザーが導入した原画像を受信し、当該原画像に対してユーザーが選択した領域に従って画像要素を決定することを含む。画像要素を取得した後、画像要素をユーザーに示すことができ、ユーザーが、示された画像要素に基づいて、対応するターゲットマルチメディアリソースを設定することができる。
【0027】
ステップS102において、画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得する。
【0028】
例えば、いくつかの例において、画像要素に対する特殊効果の設定操作がユーザーによって実行される。画像要素を取得した後、特殊効果の設定操作を介して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを設定する。ターゲットマルチメディアリソースは、画像要素が識別された後にトリガーされて再生されるファイルである。
【0029】
ターゲットマルチメディアリソースのコンテンツは、画像要素のコンテンツに関連する場合も関連しない場合もあり、ターゲットマルチメディアリソースのフォーマットは、複数のフォーマットを含むことができ、本開示では限定されない。
【0030】
さらに、ターゲットマルチメディアリソースは、1つまたは少なくとも2つのファイルであってもよい。ターゲットマルチメディアリソースが少なくとも2つのファイルである場合、ユーザーの再生順序の設定操作に従って、画像要素に対応する少なくとも2つのターゲットマルチメディアリソースの再生順序を決定することができ、画像要素が識別された後、再生順序に従って各ターゲットマルチメディアリソースを順番に再生することができる。
【0031】
ステップS103において、画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶する。
【0032】
特殊効果設定ファイルは、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、画像要素が原画像に現れたときに、ターゲットマルチメディアリソースを再生する。
【0033】
原画像の画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを設定した後、画像要素と対応するターゲットマルチメディアリソースとの関連付け関係を確立し、画像特殊効果の設定ファイルに関連付けて記憶する。ユーザーは、端末装置を介して原画像の画像要素を識別した後、画像要素に関連付けて記憶されているターゲットマルチメディアリソースを再生する。
【0034】
本開示におけるターゲットマルチメディアリソースの具体的な取得方法については、以下の実施例を参照する。
【0035】
本開示の技術的解決手段におけるターゲットマルチメディアリソースは、データベースから直接呼び出すことができる。
【0036】
一つの可能な実装方法において、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップは、
マルチメディアリソースのリストに対するトリガー操作に応答して、マルチメディアリソースのリストを示すステップと、
マルチメディアリソースのリスト内のマルチメディアリソースに対する選択操作に応答して、選択されたマルチメディアリソースをターゲットマルチメディアリソースとするステップとを含む。
【0037】
実際の使用中に、ユーザーの選択操作に応じて、データベース内のマルチメディアリソースのリストから、画像、動画、およびオーディオの少なくとも1種をターゲットマルチメディアリソースとして直接に選択し、ターゲットマルチメディアリソースを直接に呼び出すことができ、使用上より便利になる。
【0038】
例えば、いくつかの例において、マルチメディアリソースのリストに対するトリガー操作と、マルチメディアリソースのリスト内のマルチメディアリソースに対する選択操作とは、ユーザーによって実行される。
【0039】
可能な実装方法において、当該方法は、
画像要素の表示領域を取得するステップと、
画像要素の表示領域に基づいて、ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を決定するステップと、
ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を、ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含む。
【0040】
実際の使用中に、画像要素の表示領域に基づいて、ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を決定することができる。例えば、ターゲットマルチメディアリソースは、複数フレームの画像を含む動画を含んでもよい。ユーザーが導入した画像要素を受信したとき、現在のインターフェースでの画像要素の表示位置およびサイズを含む、画像要素の表示領域情報を取得し、ユーザーが動画の各フレームの画像を導入した後、画像要素の表示位置、および画像要素と各フレームの画像との間の位置変化量に基づいて、各フレームの画像の表示位置を決定することができる。画像要素と各フレームの画像との間の位置変化量は、受けたユーザーの操作に基づいて決定される。画像要素のサイズに基づいて各フレーム画像のサイズを決定し、各フレーム画像の表示位置およびサイズに基づいて各フレーム画像の表示領域を決定し、各フレーム画像の表示領域を動画と関連付けて特殊効果設定ファイルに記憶する。
【0041】
本開示において、ターゲットマルチメディアリソースの表示領域が、画像要素の表示領域に基づいて決定されるため、画像要素とマルチメディアリソースとは、位置およびサイズの関連関係を有する。画像要素が識別された場合、特殊効果設定ファイルに記憶されている表示領域で動画を再生し、静止画像から動的動画に変化する効果を示す。
【0042】
一例において、画像要素は人物画像であり、ターゲットマルチメディアリソースは動画(映像)であり、動画は動的な人物画像を示す。人物画像の表示位置に応じて各フレームの画像の表示位置を決定し、人物画像のサイズに応じて各フレームの画像のサイズを決定し、各フレームの画像の表示位置およびサイズを動画に関連付けて表示効果設定ファイルに記憶する。動画を再生するとき、静的な人物を元の表示位置に表示し、動的に変化する効果を同じサイズで表示できる。
【0043】
本開示におけるターゲットマルチメディアリソースをどのように再生するかは、以下の実施例で詳述するように、ユーザーカスタマイズの方法に従って設定することもできる。
【0044】
可能な実装方法において、当該方法は、
マルチメディアリソースの再生設定操作に応答して、再生設定操作に基づいて、ターゲットマルチメディアリソースに対応する再生情報を決定するステップと、
再生情報をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含み、
再生情報は、ループ再生、再生時間、および再生回数の少なくとも1つを含む。
【0045】
例えば、いくつかの例において、マルチメディアリソースに対する再生設定操作は、ユーザーによって実行される。
【0046】
実際の使用中に、ユーザーの再生設定操作に従ってマルチメディアリソースの再生情報を決定でき、マルチメディアリソースを、複数回循環して再生でき、ユーザーが設定した再生時間に従ってマルチメディアリソースを再生でき、ユーザーが設定した再生回数に従ってマルチメディアリソースを対応する回数で再生でき、再生情報をマルチメディアリソースと関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶する。本開示の画像特殊効果の設定ファイルを使用して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを設定し、画像要素が識別されて動画の再生をトリガーする場合、ユーザーの再生設定操作に従って、マルチメディアリソースを再生することができることにより、マルチメディアリソースの再生がより柔軟になり、ユーザーの様々なニーズを満たすことができる。
【0047】
本開示において、ユーザーによって選択されたターゲットマルチメディアリソースを直接に受信することに加えて、以下の実施例で詳述するように、ターゲットマルチメディアリソースを生成することもできる。
【0048】
可能な実装方法において、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップは、
画像要素に基づいて、対応するターゲットマルチメディアリソースを生成するステップを含む。
【0049】
実際の使用中に、画像要素のコンテンツに基づいて、対応するターゲットマルチメディアリソースを生成できる。ターゲットマルチメディアリソースのコンテンツは画像要素のコンテンツを含み、画像要素に基づいてコンテンツを追加、削除、修正して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを得ることができる。本開示において、ターゲットマルチメディアリソースは、画像要素に基づいて生成されてもよく、ターゲットマルチメディアリソースのコンテンツと、画像要素のコンテンツとが相関性を有し、本開示における画像特殊効果の設定ファイルを使用してターゲットマルチメディアリソースを設定し、画像要素が識別された後、コンテンツに関連するターゲットマルチメディアリソースを再生するようにトリガーするというユーザーからのニーズを満たすことができる。
【0050】
画像要素に基づいて生成されたターゲットマルチメディアリソースは、以下の実施例で詳述するように、様々な形式を含むことができる。
【0051】
可能な実装方法において、画像要素に基づいて、ターゲットマルチメディアリソースを生成するステップは、
特殊効果要素を取得し、特殊効果要素を画像要素に付加し、ターゲットマルチメディアリソースを生成するステップを含み、
特殊効果要素が、文字、画像、メイク効果、フィルター、オーディオの少なくとも1つを含む。
【0052】
実際の使用中に、特殊効果要素を取得して画像要素に付加し、ターゲットマルチメディアリソースを生成することができる。選択として、ユーザーによる特殊効果要素リストの選択操作を受けて特殊効果要素リストを表示し、ユーザーによる特殊効果要素リスト内の特殊効果要素の選択操作を受けた場合、選択された特殊効果要素を画像要素に付与し、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを生成する。本開示の画像特殊効果の設定ファイルを使用してターゲットマルチメディアリソースを設定し、画像要素が識別された場合、特殊効果要素を含むターゲットマルチメディアリソースをトリガーすることができる。
【0053】
特殊効果要素は、文字、動画または静止画像、メイク効果、フィルター、オーディオなどの少なくとも1つを含むことができる。特殊効果要素は、ローカル特殊効果要素ライブラリまたはクラウド特殊効果要素ライブラリから取得できる。画像要素に文字や画像などを付加したり、画像内の人物に様々なスタイルのメイク効果(例えば、薄化粧、厚化粧など)を付加したり、ナチュラル、美白、ノスタルジック、白黒、レトロなどの様々なスタイルのフィルターを設定したりすることができる。画像要素に特殊効果要素を付加して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを生成する。本開示における画像特殊効果の設定ファイルを使用して、ターゲットマルチメディアリソースを設定し、画像要素を識別し、特殊効果要素を含むターゲットマルチメディアリソースをトリガーすることができる。
【0054】
可能な実装方法において、画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップは、
画像要素に基づいて、原画像に画像要素が現れるか否かを識別するための画像識別モデルを生成するステップと、
画像識別モデルをターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含む。
【0055】
実際の使用中に、画像要素の特徴を抽出し、画像要素の特徴に基づいて、画像要素に対応する画像識別モデルを生成し、識別された画像要素が原画像に現れるか否かを識別するために、画像識別モデルをターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、画像特殊効果の設定ファイルに記憶する。本開示における画像識別モデルは、画像要素の特徴に関連する少数の画像に対して決定された識別モデルであり、特定の画像要素に対して特定の画像識別アルゴリズムを開発するために多数のトレーニングサンプルを必要とする従来技術とは異なり、本開示は、ユーザーカスタマイズの画像要素に基づいて画像識別モデルを決定し、原画像の画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを設定し、より柔軟に使用できる。
【0056】
本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法において、画像要素を取得し、画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得し、画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて特殊効果設定ファイルに記憶し、特殊効果設定ファイルが原画像に対して特殊効果の設定を実行し、原画像に画像要素が現れた場合、ターゲットマルチメディアリソースを再生する。本開示において、ユーザーは画像要素をカスタマイズし、対応するターゲットマルチメディアリソースを設定することができ、画像要素が識別された場合、対応するターゲットマルチメディアリソースを再生することにより、画像特殊効果の設定がより柔軟になる。
【0057】
本開示の画像特殊効果の設定ファイルは、原画像の画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを設定することができ、ユーザーが端末装置を介して原画像内の画像要素を識別した後、事前に設定されたターゲットマルチメディアリソースを再生し、画像の識別からマルチメディアリソースの再生トリガープロセスまで、以下の実施例で具体的に示される。
【0058】
図2は、本開示の実施例で提供される画像識別方法のフローチャートであり、図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
ステップS201において、画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を行う。
【0059】
画像識別トリガー操作は、ユーザーが端末装置のカメラをオンにする操作であってもよく、カメラがオンになった後、画像識別モデルを使用して、カメラの撮影範囲内の原画像を識別する。
【0060】
ステップS202において、画像要素が原画像で識別されると、その画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生する。
【0061】
ターゲットマルチメディアリソースは、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法によって設定される。
【0062】
画像識別モデルによって、原画像に画像要素が含まれていることを識別した場合、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを特殊効果設定ファイルから取得し、ターゲットマルチメディアリソースに対応する再生情報に基づいて、ターゲットマルチメディアリソースを再生する。
【0063】
画像要素の識別からターゲットマルチメディアリソースの再生トリガーまで、レンダリングリンクリストで実行できる。画像要素と、関連するターゲットマルチメディアリソースとを、レンダリングリンクリストの各ノードとして、順番にレンダリングして表示する。
【0064】
本開示の実施例で提供される画像識別方法は、画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行し、原画像から画像要素が識別された場合、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生する。ターゲットマルチメディアリソースは、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法によって設定される。本開示の実施例において、原画像の画像要素に対して識別処理を実行して、対応するターゲットマルチメディアリソースの再生をトリガーすることができ、操作が簡単で使いやすい。
【0065】
例えば、いくつかの例において、上述の画像識別トリガ動作は、ユーザーによって実行される。
【0066】
図1に示される方法と同じ原理に基づいて、本開示の実施例は、図3に示すように、画像特殊効果の設定装置30をさらに提供し、当該画像特殊効果の設定装置30は、
画像要素を取得するように構成される第1取得モジュール31と、
画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するように構成される第1受信モジュール32と、
画像要素をターゲットマルチメディアリソースと関連付けて特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第1関連付けモジュール33とを含み、
特殊効果設定ファイルは、原画像に対して特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、画像要素が原画像に現れたときに、ターゲットマルチメディアリソースを再生する。
【0067】
可能な実装方法において、第1受信モジュール32は、
マルチメディアリソースのリストに対するトリガー操作に応答して、マルチメディアリソースのリストを示し、
マルチメディアリソースリスト内のマルチメディアリソースに対する選択操作に応答して、選択されたマルチメディアリソースを、ターゲットマルチメディアリソースとするように構成される。
【0068】
可能な実装方法において、画像特殊効果の設定装置30は、
画像要素の表示領域を取得するように構成される第2取得モジュールと、
画像要素の表示領域に基づいて、ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を決定するように構成される第1決定モジュールと、
ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を、ターゲットマルチメディアリソースと関連付けて特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第2関連付けモジュールとを、さらに含む。
【0069】
可能な実装方法において、画像特殊効果の設定装置30は、
マルチメディアリソースの再生設定操作に応答して、再生設定操作に基づいて、ターゲットマルチメディアリソースに対応する再生情報を決定するように構成される第2決定モジュールと、
再生情報をターゲットマルチメディアリソースと関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第3関連付けモジュールとを含み、
再生情報は、ループ再生、再生時間、および再生回数の少なくとも1つを含む。
【0070】
可能な実装方法において、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するとき、第1受信モジュール32は、
画像要素に基づいて、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを生成するように構成される。
【0071】
可能な実装方法において、画像要素に基づいて、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを生成するとき、第1受信モジュール32は、
特殊効果要素を取得して画像要素に付加し、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを生成するように構成される。
特殊効果要素は、文字、画像、メイク効果、フィルター、オーディオの少なくとも1つを含む。
【0072】
可能な実装方法において、第1関連付けモジュール33は、
画像要素に基づいて、原画像に画像要素が現れるか否かを識別するための画像識別モデルを生成し、
画像識別モデルをターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される。
【0073】
本開示の実施例における画像特殊効果の設定装置は、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法を実行することができ、その実施原理は類似しており、本開示の各実施例による画像特殊効果の設定装置内の各モジュールによって実行される動作は、本開示の各実施例における画像特殊効果の設定方法のステップに対応する。画像特殊効果の設定装置の各モジュールの詳細な機能の説明については、上記の対応する画像特殊効果の設定方法の説明を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0074】
本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定装置において、画像要素を取得し、画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得し、画像要素をターゲットマルチメディアリソースと関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶し、特殊効果設定ファイルを使用して原画像に対して特殊効果の設定を実行し、これにより、画像要素が原画像に現れたときにターゲットマルチメディアリソースを再生する。本開示において、ユーザーは画像要素をカスタマイズし、対応するターゲットマルチメディアリソースを設定することができ、画像要素が識別された場合、対応するターゲットマルチメディアリソースを再生し、これにより、画像特殊効果の設定がより柔軟になる。
【0075】
図2に示した方法と同じ原理に基づいて、本開示の実施例は、画像識別装置40をさらに提供し、図4に示すように、当該画像識別装置40は、
画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行するように構成される識別モジュール41と、
原画像から画像要素が識別されると、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生するように構成される再生モジュール42とを含む。
【0076】
ターゲットマルチメディアリソースは、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法によって設定される。
【0077】
本開示の実施例における画像識別装置は、本開示の実施例で提供される画像識別方法を実行することができ、その実施原理は類似している。本開示の各実施例における画像識別装置の各モジュールによって実行される動作は、本開示の各実施例の画像識別方法のステップに対応する。画像識別装置の各モジュールの詳細な機能説明については、上記の対応する画像識別方法の説明を参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0078】
本開示の実施例で提供される画像識別装置は、原画像の画像要素に対して識別処理を実行することにより、対応するターゲットマルチメディアリソースの再生をトリガーすることができ、操作が簡単で使いやすい。
【0079】
次に図5を参照すると、本開示の実施例を実装するのに適した電子機器600の概略構造図が示されている。本開示の実施例の技術的解決手段の実行主体は、携帯電話、ノートブックコンピュータ、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、デジタルテレビやデスクトップパソコンなどの据置型端末を含むことができるが、これらに限定されない。図5に示される電子機器は一例にすぎず、本開示の実施例の機能および使用範囲にいかなる制限も課すべきではない。
【0080】
電子機器は、メモリおよびプロセッサを含み、ここでのプロセッサは、以下で処理装置601と呼ばれ、メモリは、読み取り専用メモリ(ROM)602、ランダムアクセスメモリ(RAM)603および記憶装置608の少なくとも1つを含むことができ、具体的には、以下のとおりであり、
図5に示すように、電子機器600は、ROM(読み出し専用メモリ)602に記憶されているプログラム、または記憶装置608からRAM(ランダムアクセスメモリ)603にロードされたプログラムによって、適切な様々な動作およびプロセスを実行できる処理装置(例えば、中央処理装置、グラフィックプロセッサなど)601を含むことができる。RAM603には、電子機器600の動作に必要な各種プログラムおよびデータも記憶される。処理装置601、ROM602およびRAM603は、バス604で互いに接続されている。I/O(入力/出力)インターフェース605もバス604に接続される。
【0081】
一般的に、タッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロスコープなどを含む入力装置606と、液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、バイブレーターなどを含む出力装置607と、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置608と、通信装置609とを、I/Oインターフェース605に接続することができる。通信装置609は、電子機器600が他のデバイスと無線または有線で通信してデータを交換できるようにすることができる。図5は、様々な装置を有する電子機器600を示しているが、図示された装置のすべてが実装または提供される必要はないことを理解されたい。代わりに、より多くのまたはより少ない装置を実装または提供することができる。
【0082】
特に、本開示の実施例によれば、上記フローチャートを参照して説明したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実装されてもよい。例えば、本開示の実施例は、非一時的なコンピュータ読み取り可能媒体に具現化されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムが、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。そのような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信装置609を介してネットワークからダウンロードしてインストールすることができるか、または記憶装置608もしくはROM602からインストールすることができる。当該コンピュータプログラムが処理装置601によって実行されると、本開示の実施例の方法において定義された上述の機能が実行される。
【0083】
なお、本開示において上述したコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体もしくはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、またはこれら2つの任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置またはデバイス、あるいは上記のいずれかの組み合わせであってもよく、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例には、1つまたは複数のワイヤとの電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。本開示において、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、プログラムを含むかまたは記憶する任意の有形の媒体であってもよく、当該プログラムが命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用できるか、あるいはそれらと共に使用できる。しかし、本開示では、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドに含まれるか、またはコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが具現化された、搬送波の一部として伝搬されるデータ信号を含むことができる。そのように伝搬されるデータ信号は、電磁信号、光信号、または前述の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない、様々な形態をとることができる。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるか、あるいはそれらと組み合わせて使用するためのプログラムを送信、伝搬、または移送できる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体に具現化されたプログラムコードは、電線、光ファイバーケーブル、RF(無線周波数)など、または前述の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない任意の適切な媒体を、使用して送信されてもよい。
【0084】
いくつかの実施形態において、クライアントおよびサーバーは、HTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト転送プロトコル)などの現在知られているまたは将来開発される任意のネットワークプロトコルを使用して通信することができ、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、Internet(例えば、インターネット)、およびピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)および現在知られているかまたは将来開発されるネットワークが含まれる。
【0085】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記電子機器に内蔵されていてもよいし、電子機器に組み込まれずに単独で存在していてもよい。
【0086】
上記のコンピュータ読み取り可能な媒体には1つまたは複数のプログラムが具現化されており、上記1つまたは複数のプログラムが当該電子機器によって実行されると、当該電子機器は、画像要素を取得し、画像要素の特殊効果の設定操作に応答して、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得し、画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶し、特殊効果設定ファイルが、原画像に対して特殊効果設定を実行するために使用されることにより、画像要素が原画像で現れたときに、ターゲットマルチメディアリソースを再生する。または、画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を行い、原画像から画像要素が識別された場合、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生し、ターゲットマルチメディアリソースが、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法によって設定される。
【0087】
本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードを、Java、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含むがこれらに限定されない1つまたは複数のプログラミング言語で書くことができ、これには、「C」言語または同様のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語が含まれる。プログラムコードは、完全にユーザーのコンピュータ上で、部分的にユーザーのコンピュータ上で、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザーのコンピュータでかつ部分的にリモートコンピュータ上で、あるいは完全にリモートコンピュータまたはサーバー上で実行することができる。リモートコンピュータに係る場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む任意の種類のネットワークを介して、ユーザーのコンピュータに接続されるか、(例えば、インターネットサービスプロバイダーによるインターネットを介して)外部コンピュータに接続される。
【0088】
図面におけるフローチャートおよびブロック図は、本開示の様々な実施例によるシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装アーキテクチャ、機能、および動作を示している。この点に関して、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、指定された論理機能を実装するための1つまたは複数の実行可能な命令を含むモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を表すことができる。また、いくつかの代替実装では、ブロックに記載されている機能が、図面に記載されている順序とは異なる場合があることにも留意されたい。例えば、関連する機能に応じて、連続して示される2つのブロックが実際には実質的に同時に実行されるか、逆の順序で実行される場合がある。なお、ブロック図および/またはフローチャートの各ブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャートのブロックの組み合わせは、指定された機能または動作を実行する専用のハードウェアベースのシステムで実装でき、あるいは専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実装される。
【0089】
本開示の実施例に関わるモジュールまたはユニットは、ソフトウェアまたはハードウェアで実装されてもよい。モジュールまたはユニットの名称は、特定の状況下で、そのユニット自体の制限を設定するものではない。
【0090】
本明細書で上述した機能は、少なくとも部分的に、1つまたは複数のハードウェア論理コンポーネントによって実行することができる。例えば、使用可能なハードウェア論理コンポーネントの典型的なタイプは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラムマブルロジックデバイス(CPLD)などを含むが、これらに限定されない。
【0091】
本開示の文脈において、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるか、またはこれらに関連して使用するためのプログラムを含むか、または記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、または前述の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例には、1つまたは複数のワイヤベースの電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、または前述の任意の適切な組み合わせが含まれる。
【0092】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
画像要素を取得するステップと、
前記画像要素に対する特殊効果の設定操作に応答して、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップと、
前記画像要素を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含む画像特殊効果の設定方法が提供される。
【0093】
特殊効果設定ファイルは、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、前記画像要素が前記原画像に現れたときに、前記ターゲットマルチメディアリソースを再生する。
【0094】
可能な実装形態において、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップは、
マルチメディアリソースのリストに対するトリガー操作に応答して、マルチメディアリソースのリストを示すステップと、
前記マルチメディアリソースのリスト内のマルチメディアリソースに対する選択操作に応答して、選択されたマルチメディアリソースを前記ターゲットマルチメディアリソースとするステップとを含む。
【0095】
可能な実装形態において、前記方法は、
前記画像要素の表示領域を取得するステップと、
前記画像要素の表示領域に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を決定するステップと、
前記ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を、前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含む。
【0096】
可能な実装方法において、前記方法は、
前記マルチメディアリソースの再生設定操作に応答して、前記再生設定操作に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースに対応する再生情報を決定するステップと、
前記再生情報を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、前記特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含む。
【0097】
再生情報は、ループ再生、再生時間、および再生回数の少なくとも1つを含む。
【0098】
可能な実装方法において、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するステップは、
前記画像要素に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成するステップを含む。
【0099】
可能な実装方法において、前記画像要素に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成するステップは、
特殊効果要素を取得し、前記特殊効果要素を前記画像要素に追加し、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成するステップを含む。
【0100】
特殊効果要素は、文字、画像、メイク効果、フィルター、オーディオの少なくとも1つを含む。
【0101】
可能な実装方法において、前記画像要素をターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップは、
画像要素に基づいて、原画像に画像要素が現れるか否かを識別するための画像識別モデルを生成するステップと、
画像識別モデルをターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するステップとを含む。
【0102】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行するステップと、
画像要素が前記原画像で識別されると、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生するステップとを含む画像識別方法が提供され、
ターゲットマルチメディアリソースは、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法を使用して設定される。
【0103】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
画像要素を取得するように構成される第1取得モジュールと、
前記画像要素の特殊効果の設定操作に応答して、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得するように構成される第1受信モジュールと、
前記画像要素を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第1関連付けモジュールとを含む画像特殊効果の設定装置が提供される。
【0104】
特殊効果設定ファイルは、原画像に特殊効果の設定を実行するために使用されることにより、前記画像要素が前記原画像に現れたときに、前記ターゲットマルチメディアリソースを再生する。
【0105】
可能な実装形態において、第1受信モジュールは、
マルチメディアリソースのリストに対するトリガー操作に応答して、マルチメディアリソースのリストを示し、
前記マルチメディアリソースのリスト内のマルチメディアリソースに対する選択操作に応答して、選択されたマルチメディアリソースを、前記ターゲットマルチメディアリソースとするように構成される。
【0106】
可能な実装形態において、前記画像特殊効果の設定装置は、
前記画像要素の表示領域を取得するように構成される第2取得モジュールと、
前記画像要素の表示領域に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を決定するように構成される第1決定モジュールと、
前記ターゲットマルチメディアリソースの表示領域を、前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、前記特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第2関連付けモジュールとを、さらに含む。
【0107】
可能な実装形態において、前記画像特殊効果の設定装置は、
前記マルチメディアリソースの再生設定操作に応答して、前記再生設定操作に基づいて前記ターゲットマルチメディアリソースに対応する再生情報を決定するように構成される第2決定モジュールと、
前記再生情報を前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、前記特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される第3関連付けモジュールとを含む。
【0108】
再生情報は、ループ再生、再生時間、および再生回数の少なくとも1つを含む。
【0109】
可能な実装形態において、第1受信モジュールは、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを受けるとき、前記画像要素に基づいて、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成するように構成される。
【0110】
可能な実装形態において、前記第1受信モジュールは、画像要素に基づいて、画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを生成するとき、特殊効果要素を取得して、前記特殊効果要素を前記画像要素に付加し、前記ターゲットマルチメディアリソースを生成するように構成される。
【0111】
特殊効果要素には、文字、画像、メイク効果、フィルター、オーディオの少なくとも1つが含まれる。
【0112】
可能な実装形態において、第1関連付けモジュールは、
前記画像要素に基づいて、前記原画像に前記画像要素が現れるか否かを識別するための画像識別モデルを生成し、
前記画像識別モデルを前記ターゲットマルチメディアリソースに関連付けて、特殊効果設定ファイルに記憶するように構成される。
【0113】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、
画像識別トリガー操作に応答して、原画像に対して識別処理を実行するように構成される識別モジュールと、
前記原画像から画像要素が識別された場合、前記画像要素に対応するターゲットマルチメディアリソースを取得して再生するように構成される再生モジュールとを含む画像識別装置が提供される。
【0114】
ターゲットマルチメディアリソースは、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法によって設定される。
【0115】
本開示のいくつかの例において、前記画像要素の特殊効果の設定操作、マルチメディアリソースリストのトリガー操作、前記マルチメディアリソースリスト内のマルチメディアリソースの選択操作、前記マルチメディアリソースの再生設定操作などは、ユーザーによって実行できる。
【0116】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、電子機器が提供され、当該電子機器は、
1つまたは複数のプロセッサと、
メモリと、
前記メモリに記憶され、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成される1つまたは複数のコンピュータプログラムであって、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法または画像識別方法に対応する操作を実行するように構成される、1つまたは複数のコンピュータプログラムとを備える。
【0117】
本開示の1つまたは複数の実施例によれば、本開示は、コンピュータ上で実行されると、本開示の実施例で提供される画像特殊効果の設定方法または画像識別方法をコンピュータが実行できるようにするコンピュータ命令を記憶するためのコンピュータ読み取り可能な媒体を提供する。
【0118】
上記の説明は、単に本開示の好ましい実施例、および採用された技術原理の説明である。当業者は、本開示に含まれる開示の範囲が、上記の技術的特徴の特定の組み合わせによって形成される技術的解決手段に限定されず、同時に、上記の開示された概念から逸脱することなく、上記の技術的特徴またはそれらの均等物の任意の組み合わせによって形成される他の技術的解決手段もカバーすべきである。例えば、上記の特徴を、同様の機能を備える、本開示に開示された技術的特徴(ただし、これに限定されない)に置き換えることによって形成される技術的解決手段をカバーすべきである。
【0119】
さらに、各操作を特定の順序で示しているが、これは、示されている特定の順序または連続した順序でこららの操作を実行する必要があると解釈されるべきではない。特定の状況下で、マルチタスクと並列処理が有利な場合がある。同様に、上記の説明はいくつかの実装固有の詳細を含んでいるが、これらは本開示の範囲に対する制限として解釈されるべきではない。別個の実施例の文脈で説明される特定の特徴は、単一の実施例で組み合わせて実装することもできる。逆に、単一の実施例の文脈で説明されている様々な特徴は、複数の実施例で個別に、または任意の適切な組み合わせで実装することもできる。
【0120】
構造的特徴および/または方法の論理的行為に特有の言葉で主題を説明しているが、添付の特許請求の範囲で定義される主題は、上記の特定の特徴または動作に必ずしも限定されないことが理解されるべきである。むしろ、上記の特定の特徴および動作は、請求項を実施する単なる例示的な形態である。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】