(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-15
(54)【発明の名称】改善されたコンテンツ配信のためにウィンドウを検出してサイズ変更するためのシステムと方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20230608BHJP
G06F 3/14 20060101ALI20230608BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20230608BHJP
G09G 5/14 20060101ALI20230608BHJP
G09G 5/373 20060101ALI20230608BHJP
G09G 5/22 20060101ALI20230608BHJP
G09G 5/36 20060101ALI20230608BHJP
G09G 5/37 20060101ALI20230608BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F3/14 340C
G09G5/00 510H
G09G5/14 A
G09G5/00 550C
G09G5/373
G09G5/00 550H
G09G5/22 680Z
G09G5/00 530M
G09G5/00 550B
G09G5/36 400
G09G5/00 510Q
G09G5/37 310
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022563371
(86)(22)【出願日】2021-05-12
(85)【翻訳文提出日】2022-10-19
(86)【国際出願番号】 US2021032028
(87)【国際公開番号】W WO2021231598
(87)【国際公開日】2021-11-18
(32)【優先日】2020-05-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518362959
【氏名又は名称】ディジッツ フィナンシャル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Digits Financial,Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100087642
【氏名又は名称】古谷 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100082946
【氏名又は名称】大西 昭広
(74)【代理人】
【識別番号】100195693
【氏名又は名称】細井 玲
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ウェイン
(72)【発明者】
【氏名】サイバート,ジュニア,ジェフレイ,ホール
【テーマコード(参考)】
5B069
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5B069CA03
5B069CA06
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(57)【要約】
アプリケーションのコンテンツが適切にサイズ処理されたディスプレイで表示されることを確実にするためのシステム及び方法が、提供される。例示的なウェブベースのアプリケーションは、そのディスプレイ・ウィンドウの表示特性(例えば、サイズ及び/又はアスペクト比)を検出する。表示特性が所定の要件に一致しない場合、アプリケーションはコンテンツの更新を中止し、ウィンドウを調整するようにユーザに警告するためにサイズ変更の通知を表示する。ウィンドウの表示特性が所定の基準に一致するならば、アプリケーションは、ウィンドウ内のコンテンツを更新することを再開する。
【選択図】
図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータで具現化される方法であって、
プロセッサで実行しているアプリケーションにより、前記アプリケーションと関連したグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)のウィンドウと関連する一組の表示特性を検出し、
検出された表示特性を、所定の組の表示特性と比較し、
前記検出された表示特性が前記所定の組の表示特性に一致しないことに応答して、
一組のサイズ変更の通知を表示すること、を含む、コンピュータで具現化される方法。
【請求項2】
前記表示特性は、前記ウィンドウのサイズを含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項3】
前記表示特性は、前記ウィンドウのアスペクト比を含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項4】
前記ウィンドウは、ウェブ・ブラウザのウィンドウである、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項5】
前記表示特性を検出することは、JavaScript(登録商標)を用いて実施される、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項6】
前記サイズ変更の通知は、アニメーション図形を含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項7】
前記サイズ変更の通知は、テキスト警告を含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項8】
前記サイズ変更の通知は、増大される必要がある前記ウィンドウの少なくとも1つの寸法に関する標識を含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項9】
前記ウィンドウで表示されているコンテンツの更新を中止することを更に含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項10】
所定の待ち時間が経過したことに応答して、前記ウィンドウで表示されているコンテンツの更新を再開することを更に含む、請求項9に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項11】
前記一組のサイズ変更の通知は、矢印の図形を含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項12】
前記矢印の図形は、拡大される必要がある前記ウィンドウの寸法を特定する、請求項11に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項13】
前記一組のサイズ変更の通知は、テキスト表示を含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項14】
前記一組のサイズ変更の通知は、アニメーションを含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項15】
前記一組のサイズ変更の通知は、音声警告を含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項16】
前記表示特性は、前記ウィンドウを表示する機器の向きを含む、請求項1に記載のコンピュータで具現化される方法。
【請求項17】
前記サイズ変更の通知は、第1の向きから第2の向きへ前記機器を回転させるための警告を含む、請求項16に記載のコンピュータで具現化される方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
技術分野
本発明は、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)を対象とし、より具体的には、改善されたコンテンツ配信のためにGUIウィンドウを適切にサイズ処理することを対象とする。
【0002】
背景情報
ウェブベースのアプリケーションは、サービス型ソフトウェア(SaaS)を具現化するために利用されることが多い。アプリケーション・ソフトウェアは、サーバで実行し、クライアント・コンピュータ、モバイル機器などで実行しているウェブ・ブラウザでコンテンツを表示することができる。例示的なコンテンツは、アプリケーションにより特定の方法で構成される、例えばビデオ、アニメーション、テキスト、絵図表などを含むことができる。アプリケーションは、所望のユーザ体験を実現するために特定のウィンドウ・サイズ及び/又はアスペクト比を必要とする形で様々なコンテンツ特徴要素を構成することができる。しかしながら、ユーザは、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)内でウィンドウをサイズ変更することが多い。係るウィンドウのサイズ変更は、例えば、複数のウィンドウを同時に開く必要性、ディスプレイ・サイズの制限、ウィンドウ間でのスワッピングなどに起因して生じる場合がある。特定のウェブ・アプリケーションがコンテンツを表示しているブラウザ・ウィンドウが、所望の表示特性と異なる一組の表示特性(例えば、サイズ及び/又はアスペクト比)を有するように、ユーザが当該ウィンドウをサイズ変更する場合、ユーザのユーザ体験が低下する場合がある。ユーザ体験のこの低下は、アプリケーションが特定の表示特性を有するウィンドウでコンテンツを表示するように最適化されている際に生じる場合がある。
【0003】
アプリケーションに関して、コンテンツを表示しているウィンドウのサイズを識別するための方法が存在する。特定のアプリケーションは、表示特性が所望されているものと一致しないウィンドウで、コンテンツが表示されている状態を変更することができる。代案として、コンテンツの一部はユーザに見ることができない場合があり、それによって、アプリケーションを利用することによるユーザ体験を劣化させる。これらの状況のどちらでも、ユーザは、アプリケーション開発者が本来望んだようにコンテンツを体験していない。
【0004】
概要
従来技術の欠点は、アプリケーションのコンテンツの配信を改善するためにグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)のウィンドウを検出してサイズ変更するためのシステムと方法を提供することにより、克服される。例示的な実施形態において、ウェブベースのアプリケーション(その一部は、クライアントのプロセッサにより実行されている場合がある)は、ブラウザ・ウィンドウと関連した、サイズ及び/又はアスペクト比のような表示特性を検出する。この検出は、従来のシステム・コールを用いて実行され得る。ブラウザ・ウィンドウの表示特性がアプリケーションに対する表示特性基準の所定の組(セット)に一致しない場合、アプリケーションは、ウィンドウ内のコンテンツの更新を例示的に中止(停止)する。例示的に、現在ウィンドウに表示されているコンテンツは、薄暗くされ得る、又は別な方法で目立たなくされ得る。アプリケーションは、様々な機能を実行および実施することを続けることができるが、コンテンツは例示的に、ユーザに表示するために更新されない。更新におけるこの一時的な中止は、アプリケーションがそれを表示するようにプログラミングされているように表示されているコンテンツを、ユーザが見逃すことを防止する。代替の実施形態において、更新は継続し、中止されない場合がある。係る代替の実施形態において、サイズ変更の通知が、更新しているコンテンツを覆わないようにスケーリングされ得る又は配置され得る。
【0005】
サイズ変更の通知は、ウィンドウをサイズ変更する必要性をユーザに警告するためにウィンドウに表示される。サイズ変更の通知は、1つ又は複数の特徴要素を含むことができる。1つの例示的な特徴要素は、ウィンドウがサイズ変更される必要があることをユーザに通知するテキスト及び/又は図式的通知である。これら通知は、例えば、ウィンドウのサイズ及び/又は所望のアスペクト比を指定することができる。別の例示的な特徴要素は、ウィンドウのどの寸法(単数または複数)が増加される必要があるかをユーザに警告するために、ウィンドウの角(かど)に、又は1つ又は複数の境界の横に、矢印の図形または他の図式的標識を表示する。
【0006】
例示的な実施形態において、サイズ変更の通知は、アニメーション、ビデオの再生、音声警告などを更に含むことができる。サイズ変更の通知は、ウィンドウが所望の表示特性を満たすようにサイズ変更されるまで、表示される。代替の実施形態において、サイズ変更の通知は、所定の時間の長さにわたって表示される。所定の時間の長さが経過する前にウィンドウがサイズ変更されない場合、サイズ変更の通知は中止され、コンテンツの更新が再開される。
【0007】
更なる例示的な実施形態において、携帯機器のウェブ・ブラウザで実行しているアプリケーション又はソフトウェアは、当該機器が現在向けられている向き(例えば、横長または縦長)を検出する。現在の向きが好ましい向きに一致しない場合、アプリケーションは、コンテンツの表示のその更新を中止し、一組の向きに関する通知を表示する。同様に、ウェブ・ブラウザでコンテンツを表示するアプリケーションの例示的な実施形態において、現在のコンテンツは、薄暗くされ得る、又は別な方法で目立たなくされ得る。向きに関する通知は例示的に、携帯機器を所望の向きへ回転させるようにユーザに警告するための可視的標識を提供するために、ウィンドウの角に位置する一組の回転矢印図形を含む。
【0008】
有利な点は、本明細書で説明される1つ又は複数の実施形態は、改善されたコンテンツ配信のために、GUIウィンドウを検出してサイズ処理することにより、GUIの動作において改善をもたらす。GUIウィンドウのサイズ変更を決定するために、アプリケーションの表示特性基準の所定の組と共に、ブラウザ・ウィンドウの1つの特性を用いて、本明細書で説明される1つ又は複数の実施形態は、例えば、関心のあるコンテンツが見逃されないように、アプリケーションがコンテンツを表示するようにプログラミングされている/されたように、コンテンツがユーザに表示されることを確実にすることができる。
【0009】
本発明の上記の及び更なる利点は、添付図面に関連してより良く理解されることができ、図面において同様の参照符号は、同一の又は実質的に同一の要素を示す。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の例示的な実施形態による、例示的なネットワーク環境の略ブロック図である。
【
図2】本発明の例示的な実施形態による、例示的なサーバ・システムの略ブロック図である。
【
図3】本発明の例示的な実施形態による、例示的なクライアント・コンピュータ・システムの略ブロック図である。
【
図4】本発明の例示的な実施形態による、例示的なモバイル機器の略ブロック図である。
【
図5】本発明の例示的な実施形態による、ウィンドウを検出してサイズ変更するための手順のステップを列挙する流れ図である。
【
図6】本発明の例示的な実施形態による、アプリケーションの好ましいコンテンツ表示を示す例示的なGUIウィンドウの図である。
【
図7】本発明の例示的な実施形態による、例示的なサイズ変更の通知を示す例示的なGUIウィンドウの図である。
【
図8】本発明の例示的な実施形態による、モバイル機器の向きを検出して修正するための手順のステップを列挙する流れ図である。
【
図9】本発明の例示的な実施形態による、向きに関する通知を示す例示的なGUIウィンドウの図である。
【
図10】本発明の例示的な実施形態による、モバイル機器でのアプリケーションの好ましいコンテンツ表示(ビュー)を示す例示的なGUIウィンドウの図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
例示的な実施形態の詳細な説明
図1は、本発明の例示的な実施形態による、例示的なコンピュータ・ネットワーク環境100の略ブロック図である。特に、ネットワーク環境100は、1つ又は複数のサーバ200、クライアント300及び/又はモバイル機器400と関連して動作するように相互接続されるネットワーク105からなる。留意されるべきは、ネットワーク105は、単一のネットワーク・エンティティとして例示的に示される。しかしながら、ネットワーク105は、例えばWi-Fiネットワーク、携帯電話ネットワーク、ローカルエリア・ネットワーク(LAN)、及び/又は例えば、既知のインターネットを含む広域ネットワーク(WAN)を含む、同じタイプ及び/又は異なるタイプの複数の相互接続ネットワークからなることができる。様々なネットワーク接続されたエンティティは一般に、通信制御プロトコル/インターネット・プロトコル(TCP/IP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)などのような、所定のプロトコルに従って、データの別個のフレーム又はパケットを交換することにより、ネットワーク105を介して通信する。かくして、例えば、例示的な実施形態において、モバイル機器400は、データを伝送するために携帯電話ネットワークを用いて通信することができる。次いで、例示的な携帯電話ネットワークは、最終的にサーバ200に関連して動作するように接続されるLANに更に接続されるインターネットと相互接続され得る。
【0012】
図2に関連して後述される例示的なサーバ200は、クライアント300又はモバイル機器400でコンテンツを表示するアプリケーションを実行することができる。例示的に、コンテンツは、クライアント300又はモバイル機器400で実行しているウェブ・ブラウザで表示され得る。
図3に関連して更に後述されるクライアント・コンピュータ300は、本発明の例示的な実施形態に従って、アプリケーションを実行するユーザのコンピュータを含むことができる。本発明の代替の実施形態において、クライアント・コンピュータ300は、サーバで実行しているアプリケーションにアクセスするために、サーバ200とクライアント/サーバ関係で通信することができる。本発明の他の代替の実施形態において、クライアント・コンピュータ300は、アプリケーションに関連した情報を表示するためにサーバ200にアクセスするウェブ・ブラウザを実行することができる。
【0013】
また、
図4に関連して更に後述されるモバイル機器400は例示的に、ネットワーク105に関連して動作するように接続される。例示的に、モバイル機器400は、スマートフォン、携帯情報端末および/またはタブレット型コンピュータを含むことができる。より具体的には、モバイル機器400は、アプリケーションを実行する及び/又は例えば、ウェブ・ブラウザを介してワールド・ワイド・ウェブ(WWW)にアクセスすることができる任意の移動可能なデバイス(機器)を含むことができる。
【0014】
更に、留意されるべきは、単一のサーバ200、クライアント300、及びモバイル機器400が説明および図示されているが、本発明の代替の実施形態において、複数の係るネットワーク・エンティティが利用され得る。従って、単一のサーバ200、クライアント300、及び/又はモバイル機器400の説明および図示は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0015】
図2は、本発明の例示的な実施形態による、例示的なサーバ200の略ブロック図である。サーバ200は例示的に、システム・バス235により関連して動作するように相互接続された、1つ又は複数のネットワーク・インターフェース240、1つ又は複数のプロセッサ220、1つ又は複数の記憶装置225、及びメモリ205からなることができる。
【0016】
ネットワーク・インターフェース240は例示的に、ネットワークに結合された物理的なリンクを介してデータを伝えるための機械的回路、電気的回路および信号伝送回路を含む。ネットワーク・インターフェースは、とりわけTCP/IP、UDP、ATM、SONET、HTTP、無線プロトコル、フレームリレー、イーサネット、光ファイバー分散データインターフェース(FDDI)などを含む、様々な異なる通信プロトコルを用いて、データを送信および/または受信するように構成され得る。特に、物理的なネットワーク・インターフェース240は、当業者に知られているように、仮想プライベートネットワーク(VPN)アクセス用のような、1つ又は複数の仮想ネットワーク・インターフェースも実現するために使用され得る。
【0017】
メモリ205は、本明細書で説明される様々な実施形態に関連したソフトウェア・プログラム及びデータ構造を格納するために、プロセッサ(単数または複数)220及びネットワーク・インターフェース240によりアドレス指定可能である複数の場所を含む。プロセッサ220は、ソフトウェア・プログラムを実行してデータ構造を処理(操作)するように適合された必要な要素またはロジックを含むことができる。オペレーティング・システム210(その一部は、メモリ205に一般に常駐し、プロセッサ(単数または複数)により実行される)は、とりわけサーバで実行しているソフトウェア・プロセス及び/又はサービスを支持して、ネットワーク動作を呼び出すことにより、サーバ200を機能的に構成する。アプリケーション215(その一部は、メモリ205に常駐することができる)は、財務会計システムなどのような、様々な機能を実現するようにプロセッサにより実行される。本明細書に含まれる説明と図は、財務会計システムを実現する例示的なアプリケーション215に向けられる。しかしながら、留意されるべきは、アプリケーション215は他のタイプのシステムを実現することができることが明確に意図されている。従って、財務会計システムのアプリケーション215の説明は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0018】
本発明の例示的な実施形態に従って、アプリケーションは、ユーザのコマンドに従って様々なデータを処理し、部分的に画像を表示する。表示されるコンテンツの例は、更に後述されるが、一般にコンテンツは、アプリケーションにより特に定義された方法で構成されたテキスト、ビデオ、チャート、アニメーション、グラフなどを含むことができる。例示的な実施形態において、係るコンテンツは、ユーザのコンピュータ300及び/又はモバイル機器400でのウェブ・ブラウザのウィンドウのような、グラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)ウィンドウに表示される。代替の実施形態において、コンテンツは、コンピュータ300及び/又はモバイル機器400で実行しているアプリケーションのウィンドウに表示され得る。
【0019】
留意されるべきは、本発明の例示的な実施形態において、アプリケーション215は、アプリケーション215がサーバで実行するクライアント/サーバの態様で動作するように構成され得るが、クライアント300及び/又はモバイル機器400でコンテンツを表示する。本発明の代替の実施形態において、アプリケーション215は、例えばクライアント300又はモバイル機器400で実行され得るウェブ・ブラウザを介してコンテンツを提供するために、サーバ200で実行しているウェブ・サーバ(図示せず)と相互作用することができる。例示的に、アプリケーション215の一部は、ウェブ・ブラウザへロードされ、クライアント/モバイル機器のプロセッサにより実行され得る。これは、例えば、JavaScript(登録商標)コードをブラウザへロードすることにより達成され得る。
【0020】
本明細書においてJavaScript(登録商標)の使用が説明されるが、クライアント300及び/又はモバイル機器400でアプリケーション215の一部を実行するために他の技術が利用され得ることが明確に意図されている。例は、例えばCSSメディアクエリーの使用を含む。更に、モバイル・アプリケーションの実施形態において、Swift(登録商標)、Java(登録商標)及び/又はKotlin(登録商標)のような例示的な言語の使用が利用され得る。しかしながら、当業者により理解されるように、本発明の原理は、任意のプログラミング言語を用いて具現化され得る。従って、JavaScript(登録商標)の使用に関する説明は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0021】
サーバ200の内部および/または外部にあることができる記憶装置225は、オペレーティング・システム210及びアプリケーション215と関連したデータを格納する。代替の実施形態において、記憶装置225は、サーバ200の内部および/または外部にあることができる複数のデバイスを含むことができる。本発明の代替の実施形態に従って、記憶装置225は、クラウドベースの記憶装置、RAIDアレイなどを含むことができる。
【0022】
本発明の代替の実施形態において、様々な機能が複数のサーバ間に分散され得る。そのため、単一のサーバ200の説明は、単なる例示として解釈されるべきである。また、本明細書の実施形態はプロセッサで実行しているソフトウェアとして具現化されるプロセス又はサービスの観点から説明されるが、代替の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア及び/又はそれらの組合わせからなるモジュールとして具現化されている、本明細書で説明されるプロセスを含むことができる。従って、ソフトウェア・アプリケーションの説明は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0023】
図3は、本発明の例示的な実施形態による、例示的なクライアント・コンピュータ・システム300の略ブロック図である。クライアント・コンピュータ・システム300は例示的に、システム・バス335により全て関連して動作するように相互接続された、メモリ305、1つ又は複数のプロセッサ320、1つ又は複数の記憶装置325、ネットワーク・インターフェース340、ディスプレイ350、及び1つ又は複数の入力/出力(I/O)の形態360を含む。メモリ305、プロセッサ320、記憶装置325及びネットワーク・インターフェース340は例示的に、サーバ200に関連して上述されたものと同様の機能を実行する。
【0024】
ディスプレイ350は例示的に、当業者に知られているような、従来のコンピュータ・モニタ又は他の視覚的ディスプレイを含むことができる。本発明の様々な実施形態に従って、I/Oシステム360は例えば、キーボード、マウス、ライトペン、タッチスクリーン、及び/又はデータを入力する及びGUI要素を操作する他の形態を含むことができる。1つの例示的な実施形態において、I/Oは、データを入力するために及びGUIウィンドウを再構成および/またはサイズ変更するために利用され得るキーボード及びマウスを含むことができる。
【0025】
ウェブ・ブラウザ315により、クライアント・コンピュータ・システム300のユーザが、アプリケーション215により提供されるウェブページにアクセスすることが可能になる。例示的に、ウェブ・ブラウザ315は、サーバ200で実行しているウェブ・サーバ(図示せず)を介して、アプリケーション215により提供されるウェブページにアクセスする。本発明の例示的な実施形態に従って、ウェブ・ブラウザ315は、よく知られたJavaScript(登録商標)を実施する。例示的に、アプリケーション215は、クライアントのJavaScript(登録商標)環境で実行されるようにJavaScript(登録商標)コードをウェブ・ブラウザ315へロードするように構成され得る。留意されるべきは、上述されたように、JavaScript(登録商標)が本明細書で説明されるが、代替の実施形態において、本発明の一部を具現化するために、他のソフトウェア環境が利用され得る。
【0026】
代替の実施形態において、アプリケーションの局所的バージョン370がメモリ305に格納され、プロセッサ320により実行され得る。アプリケーション370は、クライアント-サーバ関係において、アプリケーション215と通信することができる。係る実施形態において、アプリケーションは、アプリケーション・ウィンドウでコンテンツを表示することができ、ブラウザのウィンドウで表示しない。次いで、特定の動作(例えば、ウィンドウのサイズの検出など)が、ブラウザ315及び/又はJavaScript(又は他のウェブベースの環境)関数呼び出しの代わりに、オペレーティング・システム310の関数呼び出しを用いて実行され得る。
【0027】
図4は、本発明の例示的な実施形態による、例示的なモバイル機器400の略ブロック図である。上述されたように、モバイル機器400は、アプリケーションを実行する及び/又はワールド・ワイド・ウェブにアクセスすることができる任意のデバイスを含むことができる。例示的に、モバイル機器400は、スマートフォン、携帯情報端末および/またはタブレット型コンピュータを含むことができる。モバイル機器400は例示的に、システム・バス435により相互接続された、ネットワーク・インターフェース440、1つ又は複数のプロセッサ420、メモリ405、記憶装置425、及びセルラー・ネットワーク・カード445を含む。
【0028】
メモリ405、プロセッサ420、記憶装置、I/O460、及びネットワーク・インターフェース440は、上述されたこれら構成要素と類似して機能する。ディスプレイ450は、表示の目的と入力の目的に使用される例示的なタッチスクリーンを含むことができる。セルラー・ネットワーク・カード445は、例えば、データ送信および受信を可能にするために、モバイル機器が1つ又は複数のセルラー・ネットワークにアクセスすることを可能にするための回路を具現化することができる。
【0029】
モバイル機器400において、メモリ405は、プロセッサ420により実行されるオペレーティング・システム410を格納することができる。また、アプリケーション370及び/又はウェブ・ブラウザ460は、本発明の例示的な実施形態において、メモリに格納され得る。例示的に、アプリケーション370は、本発明の例示的な実施形態に従って、サーバ200で実行しているアプリケーション215と相互作用することができる。ウェブ・ブラウザ460は、ワールド・ワイド・ウェブを介してアプリケーション215にアクセスするために、モバイル機器400のユーザにより利用され得る。本発明の例示的な実施形態に従って、アプリケーション215の一部は、メモリ405へロードされ、例えば、JavaScript(登録商標)を用いて、ウェブ・ブラウザ460の一部として実行され得る。
【0030】
図5は、本発明の例示的な実施形態に従って、コンテンツ配信を改善するために、ウィンドウのサイズを検出してウィンドウをサイズ変更するための手順500のステップを列挙する流れ図である。手順500は、ステップ505で開始し、ウェブ・ブラウザのウィンドウが最初に開かれる及び/又はサイズ変更されるステップ515に進む。例示的に、ユーザは、一般にウィンドウの境界(エッジ)の1つを選択する及び境界をドラッグすることにより、ウィンドウをサイズ変更することができる。代替の実施形態において、ウィンドウは、ウィンドウのヘッダー・バー内に含まれるアイコンをクリックすることにより、多数の所定サイズの1つに拡大され得る。例えば、第1の所定サイズは、全画面(フルスクリーン)サイズであることができるが、第2の所定サイズは、システムのデフォルト・サイズであることができる。
【0031】
図6は、本発明の例示的な実施形態による、例示的なウィンドウ610を示す例示的なコンピュータ画面605の表示600である。例示的な表示600は、内部に含まれる少なくとも1つの例示的なウェブ・ブラウザのウィンドウ610を有するディスプレイ画面605を含む。例示的に、ブラウザ・ウィンドウ610は、例えばビデオ・コンテンツ615、及びグラフ・コンテンツ620を含む様々なコンテンツを含む。留意されるべきは、本発明の代替の実施形態に従って、様々なタイプのコンテンツは、異なることができ、テキスト、グラフィックス(図形)、可動グラフィックス、アニメーションなどとしてのことを含むことができる。従って、例示的なビデオ615及びグラフ620の説明は、単なる例示として解釈されるべきである。オペレーティング・システムは例示的に、ウィンドウ610をサイズ変更するためにユーザにより利用され得るカーソル625を提供する。本発明の例示的な実施形態に従って、アプリケーションは、特定の方法で、より具体的には、表示特性の所定の組(セット)を有するウィンドウ610に、様々なコンテンツ615、620を表示するように構成される。
【0032】
サイズ変更のイベントに応答して、ウィンドウの表示特性が、ステップ515で検出される。例示的に、ウィンドウの表示特性の検出は、従来のソフトウェア技術を用いて実行され得る。例示的な実施形態において、クライアント・コンピュータのブラウザを実行しているJavaScript(登録商標)コードが、ウィンドウのサイズ変更を検出する。これの一例が以下のように実現することができる。即ち、
window.addEventListener(‘resize’,function(event) {
if(window.innerHeight< MIN_DESIRED_HEIGHT ||
window.innerWidth< MIN_DESIRED_WIDTH) {
//DisplayResizing Notifications
}else{
//ContinueNormal Operation
}
}}
当業者により理解されるように、本発明の原理を具現化するために、他のコーディング技術が利用され得る。従って、JavaScript(登録商標)又は任意の特定のコードの説明は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0033】
ステップ520において、ウィンドウの検出された表示特性が所定の組の要件を満たしているか否かの判定が行われる。例示的に、所定の組の要件は、アプリケーションにより割り当てられることができ、例えば、最小幅、最小高さ及び/又は特定のアスペクト比を含むことができる。上述されたように、所定の要件は、ユーザの体験がアプリケーション開発者により望まれているものと同じであるということを確実にするために、アプリケーションにより設定され得る。一般に、所定の表示要件は、コンテンツがユーザの体験を改善するように表示されるように設定される。全体的なウィンドウのサイズに基づいて、表示要素のサイズを縮小することができるが、コンテンツの豊かさは、表示された際に失われる場合がある。アプリケーションは、コンテンツが所定の基準をもたらすことを確実にするために、特定の表示要件を要求することができる。
【0034】
ウィンドウの検出された表示特性が所定の要件を満たす場合、手順は、ステップ525に分岐して、完了する。
【0035】
しかしながら、ステップ520において、検出された表示特性が所定の要件を満たさないと判断された場合、手順は、アプリケーションがウィンドウの更新を中止するステップ530に分岐する。例示的に、表示ウィンドウの更新を止めることは、様々な形態をとることができる。一実施形態において、表示されている現在のコンテンツは、薄暗くされ又は別な方法で目立たなくされる。再生されているアニメーション又はビデオは、例示的に中止される。同様に、アプリケーションからの何らかの音声は停止される。留意されるべきは、本発明の例示的な実施形態に従って、ステップ530はオプションであり、更新は、サイズ変更の通知を表示しながら、継続することができる。
【0036】
次いで、ステップ535において、アプリケーションは、サイズ変更の通知を表示する。例示的に、サイズ変更の通知は、様々な警告からなることができる。
図7は、本発明の例示的な実施形態による、例示的なサイズ変更の通知を示す例示的なコンピュータ画面600の図である。例示的なサイズ変更の通知は、例えば、中央の通知705、テキスト通知715、720、725及び/又は角の矢印730A~730Dを含むことができる。
【0037】
中央の通知は、適切な行動をとるようにユーザに警告するためにウィンドウのほぼ中心に置かれる図形および/またはテキストからなることができる。
図7に示された例において、中央の通知は、テキストの警告と同様にウィンドウを拡大するようにユーザに警告するための図形からなる。図示された例は、現在のウィンドウ・サイズが所望のウィンドウ・サイズより小さい場合に表示される、「ウィンドウを拡大してください」である。例示的な代替のテキスト警告は、「ウィンドウのアスペクト比を変更してください」などを含むことができる。当業者には理解されるように、テキスト警告は、ウィンドウの所望のサイズ変更を行うようにユーザに警告する任意の適切なテキスト(任意の言語で)を含むことができる。例示的な図形705は、ウィンドウがX座標およびY座標において拡大されるべきであることを示している。代替の実施形態において、図形705は、ウィンドウが一方向のみにおいてサイズ変更されるべき、例えば幅を広げるべきであることを示すことができる。従って、ウィンドウが拡大されるべきであることを示す中央の通知705の描写は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0038】
例示的なテキスト通知715、720及び725は、ユーザに所望の表示特性を示すために使用され得る。例えば、「推奨比率」715の標識は、例示的に「横長書式16:9の比率」720のような、所望のウィンドウ比率を特定することができる。同様に、「最小高さ」標識725は、ウィンドウの最小高さをユーザに知らせることができる。当業者により理解されるように、本明細書で図示および説明された例示的な標識715、720、725は、単なる例示である。所望の表示特性に依存して、テキスト標識は、設計選択に基づいて変更され得る。
【0039】
角(かど)の矢印730A~730Dは、どの方向においてウィンドウが拡大されるべきであるかを示すために利用され得る。代替の実施形態において、角の矢印730は、例えば、ウィンドウがその幅を調整する必要があるが、その高さは許容できる場合に、境界に沿って位置することができる(図示せず)。矢印730は、ウィンドウをサイズ変更するために取られるべき所望の行動に関してユーザの注目を集めるように、アニメ化され得る、又は別な方法でデザインされ得る。
【0040】
様々なサイズ変更の通知が本明細書で説明された。留意されるべきは、本発明の様々な実施形態において、利用され得るサイズ変更の通知(単数または複数)は変わることができ、代替の実施形態において、ウィンドウをサイズ変更するためにユーザに警告する他の通知(視覚的または音声)を含むことができる。従って、様々なサイズ変更の通知に関する説明は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0041】
サイズ変更の通知の表示に応答して、ユーザは、ステップ540においてウィンドウをサイズ変更する。例示的に、サイズ変更は、例えば、ユーザがウィンドウ610の境界または角にカーソルを提供して、ウィンドウを新たなサイズへドラグすることにより、生じることができる。代替の実施形態において、ユーザは、ウィンドウが自動的に所定のサイズへサイズ変更するように例示的なアイコン630、635をクリックすることができる。ひとたびユーザがサイズ変更の動作を完了したならば、手順は、ステップ515に戻るように分岐し、ステップ515において、アプリケーションは、ウィンドウの新たな表示特性を検出することによって継続する。
【0042】
図8は、本発明の例示的な実施形態による、モバイル機器の好ましい向きに変更する又はユーザに警告するための手順800のステップを列挙する流れ図である。手順800は、ステップ805で開始し、アプリケーションが開かれるステップ810に進む。例示的に、アプリケーションを開くことは、ウェブ・ブラウザを用いて、特定のウェブサイトへログインすることにより、実行され得る。代替の実施形態において、アプリケーションは、例えば、モバイル機器のディスプレイ上でアプリケーションのアイコン表示を選択することによって、アプリケーションのソフトウェアを実行することにより、開かれ得る。アプリケーションを開くと、アプリケーションは、ステップ815において、画面の向きを検出する。上述されたように、ウェブ・ブラウザ内で実行しているソフトウェア・コードは、モバイル機器の現在の向きを取得するために関数呼び出しを利用することができる。アプリケーションがモバイル機器で直接的に実行されている一実施形態において、係る機能は、モバイル機器のオペレーティング・システムと相互作用することにより、具現化され得る。次いで、ステップ820において、アプリケーションは、検出された向きが所望の向きであるか否かを判断する。例示的に、アプリケーションは、コンテンツを表示するための所望の方法に基づいた好ましい向きを有する。ステップ820において、ステップ815で検出されている向きが所望の向きに一致するか否かの判定が行われる。そうであるならば、手順800は、折り返してステップ815に戻る。
【0043】
しかしながら、ステップ820において、向きが所望の向きでないと判断される場合、手順800は、アプリケーションが通常の動作を中止するステップ825に分岐する。上述されたものと同様に、通常動作の中止は、様々な要因または行動を含むことができる。留意されるべきは、代替の実施形態において、通常動作は中止されない場合がある。係る実施形態において、回転の通知(ステップ830に関連して後述される)が、ウィンドウを完全に覆い隠さないように表示され得る。これは、たとえ最適な向きでなくても、動作を継続することを可能にする。従って、留意されるべきは、動作の中止に関する説明は、単なる例示として解釈されるべきである。次いで、ステップ830において、回転の通知が表示される。
図9は、本発明の例示的な実施形態による、例示的な回転の通知を表示するモバイル機器を示す図である。上述されたサイズ変更の通知と同様に、例えば、中央の通知915、テキスト通知920及び/又は角(かど)の通知925A~925Dを含む、利用され得る複数の様々な回転の通知が存在する。中央の通知915は、当該機器が回転されるべきであることを示す図形からなることができる。テキスト通知920は、当該機器が回転されるべきであることをユーザに警告する例示的なテキストを含むことができる。角の通知925A~925Dは同様に、当該機器が回転されるべきであることをユーザに警告する。
【0044】
サイズ変更の通知に関連して上述されたように、回転の通知の数、タイプ、及び書式は、設計選択に基づいて変化することができる。そのため、本明細書に含まれる回転の通知に関する説明と描写は、単なる例示として解釈されるべきである。
【0045】
ステップ835において、ユーザは機器を所望の向きに回転させる。
図10は、本発明の例示的な実施形態に従って、要求された際に回転した後の例示的なモバイル機器を示す図である。例示的な
図10において、当該機器は、横長の向きに回転し、ビデオ・コンテンツ615及びグラフ620が今や、アプリケーションの設計者により要求される構成で表示されている。
【0046】
留意されるべきは、本発明は、様々な例示的な実施形態の観点から書かれているが、本発明の原理は他の態様で利用され得る。更に、様々な機能がソフトウェアで具現化されるように説明されているが、機能が、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組合わせで具現化され得ることが明確に意図されている。従って、ソフトウェアの説明は、単なる例示として解釈されるべきである。
【国際調査報告】