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特表2023-525366倉庫保管データの処理方法、装置、電子機器、プログラム、及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-15
(54)【発明の名称】倉庫保管データの処理方法、装置、電子機器、プログラム、及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20230101AFI20230608BHJP
【FI】
G06Q10/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022569256
(86)(22)【出願日】2021-04-30
(85)【翻訳文提出日】2022-11-11
(86)【国際出願番号】 CN2021091640
(87)【国際公開番号】W WO2022062412
(87)【国際公開日】2022-03-31
(31)【優先権主張番号】202011032679.4
(32)【優先日】2020-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522442928
【氏名又は名称】北京沃東天駿信息技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING WODONG TIANJUN INFORMATION TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】ROOM A402, 4/F, NO. 2 BUILDING, NO.18 KECHUANG 11TH STREET, ECONOMIC AND TECHNOLOGICAL DEVELOPMENT ZONE, BEIJING 100176, PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】517241916
【氏名又は名称】北京京東世紀貿易有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING JINGDONG CENTURY TRADING CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 201, 2/F, Block C, No.18, Kechuang 11th Street, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】解 高 純
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
5L049CC51
(57)【要約】
本発明は、倉庫保管データの処理方法、装置、媒体及び電子機器を提供し、前記倉庫保管データの処理方法は、サーバー(105)が倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の属性データを取得するステップ(S120)と、サーバー(105)が予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の安全在庫データを確定するステップ(S220)と、サーバー(105)が予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップ(S230)と、サーバー(105)が倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の現在在庫データを取得するステップ(S240)と、予め設定された対象の現在在庫データが予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、サーバー(105)が予め設定された対象の目標在庫データ及び予め設定された対象の現在在庫データに基づいて予め設定された対象の補充数量を確定するステップ(S250)と、倉庫管理システムが予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信するステップと、を含み、これにより、ある程度で倉庫管理システムの補充適時性を向上させ、補充タイミング及び補充数量を確定する準備度を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバーが倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の属性データを取得するステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップと、
前記サーバーが前記倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の現在在庫データを取得するステップと、
前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、前記サーバーが前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定するステップと、
倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するステップと、を含む
ことを特徴とする倉庫保管データの処理方法。
【請求項2】
前記予め設定された対象の属性データは、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の準備日数、前記予め設定された対象の棚における陳列量、前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データのうちのいずれか1つ又は複数を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記サーバーが前記倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを取得するステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを基づいて前記予め設定された対象の日平均売上データを確定するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項2に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項4】
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するステップは、
前記サーバーが前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の日平均売上データに基づいて前記予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定し、前記第1期間が前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長と前記予め設定された対象の補充サイクルとの和であるステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の第1期間内の売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の棚における陳列量及び前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定し、前記予め設定された対象の安全在庫データが前記予め設定された対象の最大安全在庫データであるステップと、を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項5】
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップは、
前記サーバーが前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の準備日数に基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記サーバーが前記予め設定された対象の最小発注数に基づいて前記予め設定された対象の補充数量を調整し、前記予め設定された対象の調整後の補充数量を取得するステップをさらに含み、
前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するステップは、前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の調整後の補充数量を送信するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記サーバーが前記予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて前記店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定するステップと、
前記店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信することを終了するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項8】
予め設定された対象の属性データを取得するための第1取得モジュールと、
前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するための第1確定モジュールと、
前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するための第2確定モジュールと、
前記予め設定された対象の現在在庫データを取得するための第2取得モジュールと、
前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定するための第3確定モジュールと、
倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するための送信モジュールと、を含む
ことを特徴とする倉庫保管データの処理装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサにより実行される場合、前記1つ又は複数のプロセッサは、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の倉庫保管データの処理方法を実現する
ことを特徴とする電子機器。
【請求項10】
コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の倉庫保管データの処理方法を実現することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、倉庫保管データ処理の技術分野に関し、特に、倉庫保管データの処理方法、装置、媒体及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、倉庫管理システムは、人手の経験によって予め設定された対象の補充タイミング及び補充量を確定する。例えば、店舗の予め設定された対象については、補充時に人手の経験によって予め設定された対象の売上、予め設定された対象の在庫データなどのパラメータを予測し、発注者が人手で予め設定されたパラメータに基づいて決定を行うことができるように補助する。しかしながら、予め設定された対象の補充タイミング及び補充量を確定する場合に関連するパラメータが複雑なものであるので、倉庫管理システムは、人手の経験によって確定されたパラメータのみに基づいて予め設定された対象の補充タイミング及び補充量を確定する正確度が低く、また時間もかかる。
【0003】
なお、上記の背景技術の部分に開示されている情報は、本発明の背景に対する理解を深めるためのものに過ぎないため、当業者に知られている従来技術を構成しない情報を含むことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、少なくともある程度で倉庫管理システムの補充適時性向上させると共に、補充タイミング及び補充量を確定する準備度を向上させることができる倉庫保管データの処理方法、装置、媒体及び電子機器を提供することを目的とする。
【0005】
本発明の他の特性及びメリットが以下の詳細な記述によって明瞭となり、または、一部が本発明の実践によって得られる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例の第1態様によれば、倉庫保管データの処理方法を提供し、前記倉庫保管データの処理方法は、サーバーが倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の属性データを取得するステップと、前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するステップと、前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップと、前記サーバーが前記倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の現在在庫データを取得するステップと、前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、前記サーバーが前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定するステップと、倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するステップと、を含む。
【0007】
本発明のいくつかの実施例において、前記予め設定された対象の属性データは、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の準備日数、前記予め設定された対象の棚における陳列量、前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データのうちのいずれか1つ又は複数を含む。
【0008】
本発明のいくつかの実施例において、前記方法は、サーバーが前記倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを取得するステップと、サーバーが前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを基づいて前記予め設定された対象の日平均売上データを確定するステップと、をさらに含む。
【0009】
本発明のいくつかの実施例において、サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するステップは、サーバーが前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の日平均売上データに基づいて前記予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定し、前記第1期間が前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長と前記予め設定された対象の補充サイクルとの和であるステップと、サーバーが前記予め設定された対象の第1期間内の売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の棚における陳列量及び前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定し、前記予め設定された対象の安全在庫データが前記予め設定された対象の最大安全在庫データであるステップと、を含む。
【0010】
本発明のいくつかの実施例において、サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップは、サーバーが前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の準備日数に基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップを含む。
【0011】
本発明のいくつかの実施例において、前記方法は、サーバーが前記予め設定された対象の最小発注数に基づいて前記予め設定された対象の補充数量を調整し、前記予め設定された対象の調整後の補充数量を取得するステップをさらに含み、サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するステップは、サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の調整後の補充数量を送信するステップを含む。
【0012】
本発明のいくつかの実施例において、前記方法は、サーバーが前記予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて前記店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定するステップと、前記店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信することを終了するステップと、をさらに含む。
【0013】
本発明の実施例の第2態様によれば、倉庫保管データの処理装置を提供し、前記倉庫保管データの処理装置は、予め設定された対象の属性データを取得するための第1取得モジュールと、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するための第1確定モジュールと、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するための第2確定モジュールと、前記予め設定された対象の現在在庫データを取得するための第2取得モジュールと、前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定するための第3確定モジュールと、倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するための送信モジュールと、を含む。
【0014】
本発明のいくつかの実施例において、前記予め設定された対象の属性データは、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の準備日数、前記予め設定された対象の棚における陳列量及び前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データのうちのいずれか1つ又は複数を含む。
【0015】
本発明のいくつかの実施例において、前記装置は、前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを取得するための第3取得モジュールと、前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データに基づいて前記予め設定された対象の日平均売上データを確定するための第4確定モジュールと、をさらに含む。
【0016】
本発明のいくつかの実施例において、上記の第1確定モジュールは、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の日平均売上データに基づいて前記予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定し、前記第1期間が前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長と前記予め設定された対象の補充サイクルとの和であるための売上データ確定モジュールと、前記予め設定された対象の第1期間内の売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の棚における陳列量及び前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定し、前記予め設定された対象の安全在庫データが前記予め設定された対象の最大安全在庫データであるための安全在庫データ確定モジュールと、を含む。
【0017】
本発明のいくつかの実施例において、上記の第2確定モジュールは、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の準備日数に基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するように構成される。
【0018】
本発明のいくつかの実施例において、前記装置は、前記予め設定された対象の最小発注数に基づいて前記予め設定された対象の補充数量を調整し、前記予め設定された対象の調整後の補充数量を取得するための調整モジュールをさらに含む。上記の送信モジュールは、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の調整後の補充数量を送信するように構成される。
【0019】
本発明のいくつかの実施例において、前記装置は、前記予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて前記店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定するための第5確定モジュールと、前記店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信することを終了するための終了モジュールと、をさらに含む。
【0020】
本発明の実施例の第3態様によれば、電子機器を提供し、前記電子機器は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行される場合、前記1つ又は複数のプロセッサは、上記の実施例の第1態様に記載の倉庫保管データの処理方法を実現する。
【0021】
本発明の実施例の第4態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な媒体を提供し、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行される場合、上記の実施例の第1態様に記載の倉庫保管データの処理方法を実現する。
【0022】
本発明の実施例で提供される技術案は、以下のような有益な効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施例で提供される技術案において、予め設定された対象の属性データを取得し、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の安全在庫データを確定し、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の目標在庫データを確定し、その後、さらに予め設定された対象の現在在庫データを取得し、予め設定された対象の現在在庫データが予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、予め設定された対象の目標在庫データ及び予め設定された対象の現在在庫データに基づいて予め設定された対象の補充数量を確定するとともに、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信することにより、倉庫管理システムは、予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うことができ、このようにして、ある程度で倉庫管理システムの補充適時性を向上させるとともに、補充タイミング及び補充数量を確定する準備度を向上させることができる。
【0023】
なお、前記一般的な記載及び後述の詳細な記載は、単なる例示的で解釈的な記載であり、本発明を限定するものではない。
【0024】
以下の図面は、明細書に組み入れて本明細書の一部分を構成し、本発明に該当する実施例を例示するとともに、明細書とともに本発明の原理を解釈するように構成される。なお、以下の記載における図面はただ本発明の一部の実施例に過ぎず、当業者の場合、創造的な労働を付与しない前提で、これらの図面によって他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1図1は、本発明の実施例に係る倉庫保管データの処理方法又は倉庫保管データの処理装置を適用可能な例示的なシステムアーキテクチャの模式図を示す。
図2図2は、本発明の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
図3図3は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
図4図4は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
図5図5は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
図6図6は、本発明による目標在庫及び補充点の計算の模式図を模式的に示す。
図7図7は、本発明による倉庫保管データの処理方法の模式図を模式的に示す。
図8図8は、本発明の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
図9図9は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
図10図10は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
図11図11は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
図12図12は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
図13図13は、本発明の実施例に係る電子機器を実現するのに適したコンピュータシステムの構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
次に、図面を参照しながら、例示的な実施形態をより全面的に説明する。ただし、例示的な実施形態は、複数種類の形態で実施することができ、ここに記述する実施例に限定されない。逆に、これらの実施形態を提供して、本発明をより全面で完全になり、かつ、例示的な実施形態の思想を全面で当業者に伝達する。
【0027】
なお、説明される特徴、構成又は特性が、任意の適切なやり方で1つ又は複数の実施例に組み合わせされることが可能である。また、以下の説明では、本発明に係る実施例が完全に理解されるように、多くの具体的な細部のものが提供される。ただし、当業者であれば、特定の詳細の1つまたは複数を省略してもよく、または他の方法、部材、装置、ステップなどを本発明の技術案を実施する際に使用してもよいことは理解されるべきである。他の場合において、本発明の各態様を不明瞭にすることを避けるために、公知の方法、装置、実現又は操作を詳しく示し又は説明しない。
【0028】
図面に示すいくつかのブロック図は機能的実体であり、必ずしも物理的又は論理的に独立にする実体に対応する必要はない。即ち、これらの機能的実体は、ソフトウェア形式で実現され、又は、1つ又は複数のハードウェアモジュール或いは集積回路で実現され、又は、異なるネットワーク及び/又はプロセッサ装置及び/又はマイクロコントローラ装置で実現される。
【0029】
図面に示されるフローチャートは、例示的な説明に過ぎず、必ずしもすべての内容及び操作/ステップを含む必要はなく、また、必ずしも記載された順序で実行される必要もない。例えば、ある操作/ステップは、分解されてもよいが、ある操作/ステップは、合併され又は部分的に合併されてもよいので、実際に実行される順序は、実際の状況に応じて変更される可能性がある。
【0030】
図1は、本発明の実施例に係る倉庫保管データの処理方法又は倉庫保管データの処理装置を適用可能な例示的なシステムアーキテクチャの模式図を示す。
【0031】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、端末機器101、102、103の1つ又は複数、ネットワーク104及びサーバー105を含むことができる。ネットワーク104は、端末機器101、102、103とサーバー105との間の通信リンクを提供するための媒体である。ネットワーク104は、例えば有線、無線通信リンク又は光ファイバーケーブルなどの接続タイプを含むことができる。
【0032】
図1における端末機器、ネットワーク及びサーバーの数は例示的なものに過ぎないことを理解すべきである。実現の需要に応じて、任意の数の端末機器、ネットワーク及びサーバーを有してもよい。例えば、サーバー105は、複数のサーバーからなるサーバークラスタなどであってもよい。
【0033】
ユーザーは、端末機器101、102、103によりネットワーク104を介してサーバー105とのインタラクションを行うことにより、メッセージなどを受信又は送信することができる。端末機器101、102、103は、表示スクリーンを有する様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレットPC、携帯型コンピュータ及びデスクトップコンピュータなどを含むが、これらに限定されない。
【0034】
サーバー105は、様々なサービスを提供するサーバーであってもよい。例えば、サーバー105は、端末機器103(端末機器101又は102であってもよい)の倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の属性データを取得し、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の安全在庫データを確定し、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の目標在庫データを確定し、その後、さらに予め設定された対象の現在在庫データを取得し、予め設定された対象の現在在庫データが予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、予め設定された対象の目標在庫データ及び予め設定された対象の現在在庫データに基づいて予め設定された対象の補充数量を確定するとともに、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信することにより、倉庫管理システムは、予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うことができ、このようにして、ある程度で倉庫管理システムの補充適時性を向上させるとともに、補充タイミング及び補充数量を確定する準備度を向上させることができる。
【0035】
いくつかの実施例において、本発明の実施例で提供される倉庫保管データの処理方法は、通常、サーバー105により実行され、それに対応じて、倉庫保管データの処理装置は、通常、サーバー105に設けられる。他のいくつかの実施例において、いくつかの端末は、サーバーと類似した機能を有してこの方法を実行することができる。このため、本発明の実施例で提供される倉庫保管データの処理方法は、サーバー端で実行することに限定されない。
【0036】
図2は、本発明の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
【0037】
図2に示すように、倉庫保管データの処理方法は、ステップS210~ステップS260を含むことができる。
【0038】
ステップS210において、サーバーは、倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の属性データを取得する。
【0039】
ステップS220において、サーバーは、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定する。
【0040】
ステップS230において、サーバーは、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定する。
【0041】
ステップS240において、サーバーは、倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の現在在庫データを取得する。
【0042】
ステップS250において、前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、サーバーは、前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて、前記予め設定された対象の補充数量を確定する。
【0043】
ステップS260において、倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、サーバーは、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信する。
【0044】
前記方法は、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の安全在庫データを確定し、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の目標在庫データを確定し、その後、さらに予め設定された対象の現在在庫データを取得し、予め設定された対象の現在在庫データが予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、予め設定された対象の目標在庫データ及び予め設定された対象の現在在庫データに基づいて予め設定された対象の補充数量を確定するとともに、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信することにより、倉庫管理システムは、予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うことができ、このようにして、ある程度で倉庫管理システムの補充適時性を向上させるとともに、補充タイミング及び補充数量を確定する準備度を向上させることができる。
【0045】
本発明の一実施例において、上記の予め設定された対象は、オフライン店舗内の商品であってもよい。例えば、この予め設定された対象は、生鮮商品(例えば、生きた魚、生きたエビ、野菜、果物、パン)であってもよい。
【0046】
本発明の一実施例において、上記の倉庫保管データテーブルは、端末に記憶されるデータテーブルであってもよく、上記のサーバーに記憶されるデータテーブルであってもよい。上記の予め設定された対象の属性データは、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の補充サイクル、予め設定された対象の日平均売上データ、予め設定された対象の準備日数、予め設定された対象の棚における陳列量、及び予め設定された対象の買い物かご残り在庫データのうちのいずれか1つ又は複数を含む。例えば、予め設定された対象の補充時の着荷時間長は、発注者が発注する時刻から発注者が荷物を受け取るまでの時間長を指すことができる。予め設定された対象の補充サイクルは、この予め設定された対象に対してどのくらいの間隔で荷物を補充するかということを指すことができる。予め設定された対象の日平均売上データは、この予め設定された対象の過去の一定期間内の1日あたりの平均売上を指すことができる。予め設定された対象の準備日数は、サプライヤが荷物を準備するのに必要な時間長を指すことができる。予め設定された対象の棚における陳列量は、店舗の棚に陳列されるこの予め設定された対象の数を指すことができる。予め設定された対象の買い物かご残り在庫データは、ユーザーがこの予め設定された対象を購入する場合にそれを籠に入れるが、最後に会計しない数を指すことができる。
【0047】
本発明の一実施例において、予め設定された対象の属性データに基づいてこの予め設定された対象の安全在庫データを確定する。例えば、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の補充サイクル及び予め設定された対象の日平均売上データに基づいて、予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定し、ここで、第1期間は、予め設定された対象の補充時の着荷時間長と予め設定された対象の補充サイクルとの和であり、予め設定された対象の第1期間内の売上データ、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の日平均売上データ、予め設定された対象の棚における陳列量及び予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて、予め設定された対象の安全在庫データを確定し、前記予め設定された対象の安全在庫データは、予め設定された対象の最大安全在庫データである。具体的に、以下の式により予め設定された対象の最大安全在庫データを計算することができる。
【0048】
【数1】
【0049】
【数2】
【0050】
上記の式により予め設定された対象の安全在庫データを迅速に準備して算出することができ、この予め設定された対象の安全在庫データに基づいて予め設定された対象の補充タイミングを正確に確定することができる。例えば、予め設定された対象の現在在庫データが予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、予め設定された対象の補充タイミングとすることができる。
【0051】
本発明の一実施例において、サーバーが予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップは、サーバーが予め設定された対象の日平均売上データ、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の補充サイクル及び予め設定された対象の準備日数に基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップを含む。例えば、予め設定された対象の日平均売上データは、10件であり、予め設定された対象の補充時の着荷時間長は、7日であり、予め設定された対象の補充サイクルは、5日であり、予め設定された対象の準備日数は、20日であり、予め設定された対象の目標在庫データ=10*(7+5+20)=320件である。本実施例において、補充タイミングに達する場合、即ち、予め設定された対象の現在在庫データが上記の予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、予め設定された対象の目標在庫データ及び予め設定された対象の現在在庫データに基づいてこの予め設定された対象の補充数量を確定することができ、このようにして算出される補充数量がより正確になる。
【0052】
図3は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
【0053】
図3に示すように、上記の方法は、ステップS207及びS208をさらに含むことができる。
【0054】
ステップS207において、サーバーは、上記の倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを取得する。
【0055】
ステップS208において、サーバーは、前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを基づいて前記予め設定された対象の日平均売上データを確定する。
【0056】
前記方法は、予め設定された対象の履歴期間内の売上データに基づいてこの予め設定された対象の日平均売上データを確定することにより、この日平均売上データに基づいてこの予め設定された対象の将来の一定の期間内の売上データを計算することができる。
【0057】
本発明の一実施例において、上記の予め設定された対象の履歴期間内の売上データは、この予め設定された対象の過去7日間、1ヶ月、3ヶ月などの期間内の売上を指すことができる。
【0058】
本実施例において、この予め設定された対象の履歴期間内の売上データに基づいてこの予め設定された対象の日平均売上データを計算することができる。例えば、履歴期間は、7日間であり、7日間の売上データは、それぞれ100件、90件、110件、80件、120件、95件、85件である。この7日間の売上データに基づいて予め設定された対象の日平均売上データを計算することができ、例えば、予め設定された対象の日平均売上データ=(100+90+110+80+120+95+85)/7=97である。
【0059】
図4は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
【0060】
図4に示すように、上記のステップS220は、具体的に、ステップS410~ステップS420を含むことができる。
【0061】
ステップS410において、サーバーは、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の日平均売上データに基づいて前記予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定し、前記第1期間は、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長と前記予め設定された対象の補充サイクルとの和である。
【0062】
ステップS420において、サーバーは、前記予め設定された対象の第1期間内の売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の棚における陳列量及び前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定し、前記予め設定された対象の安全在庫データは、前記予め設定された対象の最大安全在庫データである。
【0063】
前記方法は、予め設定された対象の安全在庫データを多次元で計算することができ、このような計算方法は、このようにして計算された安全在庫データがより正確になるように、より全面的なものを考慮する。例えば、多次元は、予め設定された対象の第1期間内の売上データ、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の日平均売上データ、予め設定された対象の棚における陳列量及び予め設定された対象の買い物かご残り在庫データであってもよい。
【0064】
本発明の一実施例において、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の補充サイクル及び予め設定された対象の日平均売上データに基づいて予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定し、ここで、第1期間は、予め設定された対象の補充時の着荷時間長と予め設定された対象の補充サイクルとの和であり、その後、予め設定された対象の第1期間内の売上データ、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の日平均売上データ、予め設定された対象の棚における陳列量及び予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて、予め設定された対象の安全在庫データを確定し、前記予め設定された対象の安全在庫データは、予め設定された対象の最大安全在庫データである。具体的には、以下の式により予め設定された対象の最大安全在庫データを計算することができる。
【0065】
【数3】
【0066】
【数4】
【0067】
上記の式により、予め設定された対象の安全在庫データを迅速に準備して算出することができ、この予め設定された対象の安全在庫データに基づいて予め設定された対象の補充タイミングを正確に確定することができる。
【0068】
本発明の一実施例において、上記の方法は、サーバーが予め設定された対象の最小発注数に基づいて予め設定された対象の補充数量を調整し、予め設定された対象の調整後の補充数量を取得するステップをさらに含むことにより、予め設定された対象の補充数量をリアルタイムに最適化し、この一回の注文が遅延されることを回避することができる。
【0069】
本発明の一実施例において、サーバーが倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信するステップは、サーバーが倉庫管理システムに前記予め設定された対象の調整後の補充数量を送信するステップを含むことにより、倉庫管理システムは、調整後の補充数量に基づいて出荷を行うことができ、このようにして補充時の準備度をさらに向上させることができる。
【0070】
図5は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理方法のフローチャートを模式的に示す。
【0071】
図5に示すように、上記の方法は、ステップS510及びステップS520をさらに含むことができる。
【0072】
ステップS510において、サーバーは、前記予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて前記店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定する。
【0073】
ステップS520において、前記店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、サーバーは、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信することを終了する。
【0074】
前記方法は、予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定することができ、店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信することを終了することができ、これにより、倉庫管理システムへの予め設定された対象の補充数量の誤発送を効果的に回避し、補充効率をさらに向上させることができる。
【0075】
本発明の一実施例において、上記の店舗情報は、店舗名、店舗住所、店舗コード、店主名、店主の身分証明書番号などを含むことができるが、これらに限定されない。
【0076】
本発明の一実施例において、上記の予め設定されたリストは、ブラックリストであってもよく、補充条件に適合しない店舗情報を保存するために使用される。例えば、ある店舗は、信用問題によってブラックリストに登録される。
【0077】
本発明の一実施例において、予め設定された対象が属する店舗情報に基づいてこの店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定する。例えば、この予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて予め設定されたリストからそれと同じ情報が存在するか否かを検索し、存在する場合、予め設定された対象が属する店舗情報がこの予め設定されたリストに存在することが示される。
【0078】
本発明の一実施例において、予め設定されたリストからこの予め設定された対象が属する店舗情報を検索した場合、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信することを終了し、これにより、倉庫管理システムへの予め設定された対象の補充数量の誤発送を効果的に回避し、補充効率をさらに向上させることができる。
【0079】
図6は、本発明による目標在庫及び補充点の計算の模式図を模式的に示す。
図6に示すように、BPは、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の補充サイクル及び予め設定された対象の準備日数の3つの和を表すことができ、日平均売上は、予め設定された対象の日平均売上データを表すことができる。目標在庫は、予め設定された対象の目標在庫データを表すことができる。例えば、予め設定された対象の日平均売上データは、10件であり、予め設定された対象の補充時の着荷時間長は、7日であり、予め設定された対象の補充サイクルは、5日であり、予め設定された対象の準備日数は、20日であり、予め設定された対象の目標在庫データ=10*(7+5+20)=320件である。
【0080】
【数5】
【0081】
推奨補充量は、上記の予め設定された対象の補充数量であってもよく、利用可能在庫+輸送中在庫=上記の現在在庫データであり、ここで、利用可能在庫は、店舗内のこの予め設定された対象の数量を指すことができ、輸送中在庫は、この予め設定された対象の輸送中の数量を指すことができる。
【0082】
上記の予め設定された対象の目標在庫データ=10*(7+5+20)=320件である場合、予め設定された対象の補充数量=320-(利用可能在庫+輸送中在庫)である。
【0083】
図7は、本発明による倉庫保管データの処理方法の模式図を模式的に示す。
図7に示すように、A1は、輸送中在庫、即ち上記の予め設定された対象の輸送中の数量である。A2は、利用可能在庫、即ち上記の予め設定された対象の店舗内の数量である。A3は、総供給可能在庫、即ち上記の現在在庫データである。A4は、安全在庫、即ち上記の最大安全在庫データである。A5は、目標在庫、即ち上記の目標在庫データである。
【0084】
S1:総供給可能在庫が安全在庫以下であるか否かを判断する。
S2:そうでない場合、推奨補充量がゼロであり、即ち、上記の予め設定された対象の補充数量がゼロである。
【0085】
S3:そうである場合、目標在庫及び総供給可能在庫に基づいて補充需要、即ち予め設定された対象の補充数量を計算する。例えば、補充需要=目標在庫-総供給可能在庫である。
【0086】
上記の方式によって倉庫管理システムに補充需要を送信することにより、予め設定された対象の補充正確度を向上させ、最適な補充数量を向上させ、在庫ロスを低減し、運営の作業量を減らし、予め設定された対象の補充効率を高めることができる。また、将来の売上予測データ及び既存の在庫情報により補充配置を総合的に考慮して推奨発注量を提供するとともに、自動的な補充配置により自動的に発注し、将来の売上の推移と予測される売上データとが一致すると仮定し、式により合理的な推奨発注量を計算することにより、補充に関連するほとんどの業務シーンに適合し、補充適時性を向上させ、サプライチェーンの主要な問題を解決することができる。
【0087】
図8は、本発明の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
【0088】
図8に示すように、倉庫保管データの処理装置200は、第1取得モジュール201、第1確定モジュール202、第2確定モジュール203、第2取得モジュール204、第3確定モジュール205及び送信モジュール206を含む。
【0089】
具体的に、第1取得モジュール201は、予め設定された対象の属性データを取得するためのものである。
【0090】
第1確定モジュール202は、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するためのものである。
【0091】
第2確定モジュール203は、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するためのものである。
【0092】
第2取得モジュール204は、前記予め設定された対象の現在在庫データを取得するためのものである。
【0093】
第3確定モジュール205は、前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定するためのものである。
【0094】
送信モジュール206は、倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するためのものである。
【0095】
この倉庫保管データの処理装置200は、予め設定された対象の属性データを取得し、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の安全在庫データを確定し、予め設定された対象の属性データに基づいて予め設定された対象の目標在庫データを確定し、その後、さらに予め設定された対象の現在在庫データを取得し、予め設定された対象の現在在庫データが予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、予め設定された対象の目標在庫データ及び予め設定された対象の現在在庫データに基づいて予め設定された対象の補充数量を確定するとともに、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信することにより、倉庫管理システムは、予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うことができ、このようにして、ある程度で倉庫管理システムの補充適時性を向上させるとともに、補充タイミング及び補充数量を確定する準備度を向上させることができる。
【0096】
本発明の実施例によれば、この倉庫保管データの処理装置200は、図2の実施例に記載の倉庫保管データの処理方法を実現するために使用されてもよい。
【0097】
図9は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
【0098】
図9に示すように、上記の倉庫保管データの処理装置200は、第3取得モジュール207及び第4確定モジュール208をさらに含むことができる。
【0099】
具体的に、第3取得モジュール207は、前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを取得するためのものである。
【0100】
第4確定モジュール208は、前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データに基づいて前記予め設定された対象の日平均売上データを確定するためのものである。
【0101】
この倉庫保管データの処理装置200は、予め設定された対象の履歴期間内の売上データに基づいてこの予め設定された対象の日平均売上データを確定することにより、この日平均売上データに基づいて将来の一定の期間内のこの予め設定された対象の売上データを計算することができる。
【0102】
本発明の実施例によれば、この倉庫保管データの処理装置200は、図3の実施例に記載の倉庫保管データの処理方法を実現するために使用されてもよい。
【0103】
図10は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
【0104】
図10に示すように、上記の第1確定モジュール202は、具体的に、売上データ確定モジュール202-1及び安全在庫データ確定モジュール202-2を含むことができる。
【0105】
具体的に、売上データ確定モジュール202-1は、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の日平均売上データに基づいて前記予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定するためのものであり、前記第1期間が前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長と前記予め設定された対象の補充サイクルとの和である。
【0106】
安全在庫データ確定モジュール202-2は、前記予め設定された対象の第1期間内の売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の棚における陳列量及び前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するためのものであり、前記予め設定された対象の安全在庫データが前記予め設定された対象の最大安全在庫データである。
【0107】
この第1確定モジュール202は、予め設定された対象の安全在庫データを多次元で計算することができ、このような計算方法は、このようにして計算された安全在庫データがより正確になるように、より全面的なものを考慮する。例えば、多次元は、予め設定された対象の第1期間内の売上データ、予め設定された対象の補充時の着荷時間長、予め設定された対象の日平均売上データ、予め設定された対象の棚における陳列量及び予め設定された対象の買い物かご残り在庫データであってもよい。
【0108】
本発明の実施例によれば、この第1確定モジュール202は、図4の実施例に記載の倉庫保管データの処理方法を実現するために使用されてもよい。
【0109】
本発明のいくつかの実施例において、上記の第2確定モジュール203は、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の準備日数に基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するように構成される。
【0110】
図11は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
【0111】
図11に示すように、上記の倉庫保管データの処理装置200は、調整モジュール209をさらに含むことができる。
【0112】
具体的に、調整モジュール209は、前記予め設定された対象の最小発注数に基づいて前記予め設定された対象の補充数量を調整し、前記予め設定された対象の調整後の補充数量を取得するためのものである。
【0113】
この倉庫保管データの処理装置200は、予め設定された対象の最小発注数に基づいて予め設定された対象の補充数量を調整し、予め設定された対象の調整後の補充数量を取得することにより、予め設定された対象の補充数量をリアルタイムに最適化し、この一回の注文が遅延されることを回避することができる。
【0114】
本発明のいくつかの実施例において、上記の送信モジュール206は、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の調整後の補充数量を送信するように構成される。
【0115】
図12は、本発明の他の実施例に係る倉庫保管データの処理装置のブロック図を模式的に示す。
【0116】
図12に示すように、上記の倉庫保管データの処理装置200は、第5確定モジュール210及び終了モジュール211をさらに含むことができる。
【0117】
具体的に、第5確定モジュール210は、前記予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて前記店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定するためのものである。
【0118】
終了モジュール211は、前記店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信することを終了するためのものである。
【0119】
この倉庫保管データの処理装置200は、予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定することができ、店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、倉庫管理システムに予め設定された対象の補充数量を送信することを終了することができ、これにより、倉庫管理システムへの予め設定された対象の補充数量の誤発送を効果的に回避し、補充効率をさらに向上させることができる。
【0120】
本発明の実施例によれば、この倉庫保管データの処理装置200は、図5の実施例に記載の倉庫保管データの処理方法を実現するために使用されてもよい。
【0121】
本発明の例示的な実施例に係る倉庫保管データの処理装置200の各モジュールは、上記の図2図5に記載の倉庫保管データの処理方法の例示的な実施例のステップを実現するために使用されてもよいので、本発明の装置の実施例において提示されていない詳細は、本発明に記載の倉庫保管データの処理方法の実施例を参照する。
【0122】
第1取得モジュール201、第1確定モジュール202、売上データ確定モジュール202-1、安全在庫データ確定モジュール202-2、第2確定モジュール203、第2取得モジュール204、第3確定モジュール205、送信モジュール206、第3取得モジュール207、第4確定モジュール208、調整モジュール209、第5確定モジュール210及び終了モジュール211は、1つのモジュールに合併して実現し、又はその中の1つのモジュールは、複数のモジュールに分割してもよいことを理解できる。又は、これらのモジュールのうちの1つ又は複数のモジュールの少なくとも一部の機能は、他のモジュールの少なくとも一部の機能と組み合わせて、1つのモジュールで実現することができる。本発明の実施例によれば、第1取得モジュール201、第1確定モジュール202、売上データ確定モジュール202-1、安全在庫データ確定モジュール202-2、第2確定モジュール203、第2取得モジュール204、第3確定モジュール205、送信モジュール206、第3取得モジュール207、第4確定モジュール208、調整モジュール209、第5確定モジュール210及び終了モジュール211のうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に、例えば書替え可能ゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)、システムオンチップ、基板上のシステム、システムインパッケージ、特定用途向け集積回路(ASIC)などのハードウェア回路として実現され、回路を集積又はパッケージ化する任意の他の合理的な方式などのハードウェア若しくはファームウェアで実現され、又は、ソフトウェア、ハードウェア及びファームウェアの3つの実現方式の適切な組み合わせで実現されてもよい。又は、第1取得モジュール201、第1確定モジュール202、売上データ確定モジュール202-1、安全在庫データ確定モジュール202-2、第2確定モジュール203、第2取得モジュール204、第3確定モジュール205、送信モジュール206、第3取得モジュール207、第4確定モジュール208、調整モジュール209、第5確定モジュール210及び終了モジュール211のうちの少なくとも1つは、少なくとも部分的に、コンピュータプログラムモジュールとして実現されてもよく、当該プログラムがコンピュータにより実行される場合、対応するモジュールの機能を実行することができる。
【0123】
以下、図13を参照すると、本発明の実施例に係る電子機器(例えば、この電子機器が上記のサーバーであってもよい)を実現するのに適したコンピュータシステム400の構造を示す模式図である。図13に示される電子機器のコンピュータシステム400は、単なる一例であり、本発明の実施例の機能及び使用範囲に何ら制限を課すものではない。
【0124】
図13に示すように、コンピュータシステム400は、中央処理装置(CPU)401を含み、読み取り専用メモリ(ROM)402に記憶されているプログラム又は記憶部408からランダムアクセスメモリ(RAM)403にロードされたプログラムに基づいて、適切な各種動作と処理を実行することができる。RAM 403には、システムの操作に必要な各種プログラム及びデータがさらに記憶される。CPU401、ROM 402及びRAM 403は、バス404を介して相互に接続されている。入力/出力(I/O)インタフェース405もバス404に接続される。
【0125】
I/Oインタフェース405には、キーボード、マウスなどを含む入力部406、例えば陰極線管(CRT、Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)など及びスピーカなどを含む出力部407、ハードディスクなどを含む記憶部408及び例えばLANカード、モデムなどのネットワークインタフェースカードを含む通信部409が接続される。通信部409は、例えばインターネットのようなネットワークを介して通信処理を実行する。ドライバ410も必要に応じてI/Oインタフェース405に接続される。例えば磁気ディスク、光ディスク、磁光ディスク、半導体メモリなどのような取り外し可能な媒体411は、必要に応じてドライバ410にインストールされることにより、それから読み出されたコンピュータプログラムは、必要に応じて記憶部408にインストールされる。
【0126】
特に、本発明の実施例によれば、以上、フローチャートを参照して説明する過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されてもよい。例えば、本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能な媒体に担持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、前記コンピュータプログラムは、フローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは、通信部409を介してネットワークからダウンロードされてインストールされ、及び/又は取り外し可能な媒体411からインストールされることができる。前記コンピュータプログラムが中央処理装置(CPU)401により実行される場合、本願のシステムに限定される各種機能を実行する。
【0127】
なお、本発明に係るコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体又はコンピュータ読み取り可能な記録媒体又はそれらの任意の組み合せであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば電気、磁気、光、電磁、赤外線、もしくは半導体のシステム、装置、もしくはデバイス、またはそれらの任意の組合せであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記録媒体のより具体的な例は、1つ以上のワイヤを有する電気接続、携帯型コンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)またはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本発明において、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって、又はそれらと共に使用され得るプログラムを包含又は記憶する任意の有形媒体であってもよい。本発明において、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで、または搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含むことができ、その中にコンピュータ読み取り可能なプログラムコードが担持される。そのような伝播されるデータ信号は、電磁信号、光信号、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない、様々な形態をとり得る。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、また、命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらと関連して使用するためのプログラムを送信、伝播、または伝送し得る、コンピュータ読み取り可能な記録媒体以外の任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよい。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、無線、電線、光ケーブル、RF等、またはこれらの任意の適切な組み合わせを含むがこれらに限定されない、任意の適切な媒体で伝送され得る。
【0128】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本発明の様々な実施例によるシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。この点で、フローチャート又はブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部を代表することができ、上記のモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部は、1つ又は複数の所定の論理機能を実現するための実行可能な命令を含む。また、いくつかの代替的な実施形態において、ブロックに記載された機能は、図面に記載された順序と異なる順序で実行されてもよいことに留意されたい。例えば、連続して示されるブロックは、実際に略並列に実行されてもよく、関連する機能によっては逆の順序で実行されることもある。なお、ブロック図又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための専用のハードウェアベースのシステムで実現され、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実現されてもよいことに留意されたい。
【0129】
本発明の実施例に係るユニットは、ソフトウェアで実現されてもよく、ハードウェアで実現されてもよく、記載されたユニットは、プロセッサに設けられてもよい。ここで、これらのユニットの名称は、ある場合、このユニット自体を限定するものではない。
【0130】
他の態様によれば、本発明は、コンピュータ読み取り可能な媒体をさらに提供する。前記コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記の実施例に係る電子機器に含まれるものであってもよく、単独で存在するが前記電子機器に組み込まれていないものであってもよい。上記のコンピュータ読み取り可能な媒体には、1つ又は複数のプログラムが配置され、上記の1つ又は複数のプログラムが前記電子機器により実行される場合、前記電子機器は、上記の実施例に記載の倉庫保管データの処理方法を実現する。
【0131】
例えば、前記電子機器は、図2に示すように実現されてもよく、ステップS210において、サーバーは、倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の属性データを取得する。ステップS220において、サーバーは、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定する。ステップS230において、サーバーは、前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定する。ステップS240において、サーバーは、倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の現在在庫データを取得する。ステップS250において、前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、サーバーは、前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定する。ステップS260において、サーバーは、倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信する。
【0132】
上記の詳細な説明では、動作を実行するための機器のいくつかのモジュール又はユニットが言及されているが、このような分割は強制的ではないことに留意されたい。実際には、本発明の実施形態によれば、上記に説明した二つ以上のモジュール又はユニットの特徴と機能について、一つのモジュール又はユニットに具体化されてもよい。これに対して、上記に説明した一つのモジュール又はユニットの特徴と機能について、複数のモジュール又はユニットにさらに分割され、具体化されてもよい。
【0133】
以上の実施形態の説明によって、当業者は、本明細書に記載される例示的な実施形態がソフトウエアにより実現してもよい、ソフトウエアと必要なハードウエアとを結合して実現してもよいことを容易に理解するべきである。このため、本発明の実施例に係る技術方案がソフトウェア製品の形式で表されるが、該ソフトウェア製品が不揮発性記憶媒体(CD-ROM、USBフラッシュメモリ、モバイルハードディスクなどであってもよい)又はネットワークに記憶されることが可能であり、コンピュータ設備(パーソナルコンピュータ、サーバー、タッチ端末或いはネットワーク機器などであってもよい)が本発明の実施形態に記載の方法を実行するようにさせるためのいくつのコマンドを含む。
【0134】
当業者は明細書を考慮し、ここに開示された発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に想到する。本願は、本発明に対する任意の変形、用途、又は適応的な変化を含み、このような変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般的な原理に従い、本発明では開表していない本技術分野の公知知識、又は通常の技術手段を含む。明細書及び実施例は、単に例示的なものであって、本発明の本当の範囲と主旨は、以下の特許請求の範囲により示される。
【0135】
本発明は、上記で記述され、図面で図示した特定の構成に限定するものではなく、その範囲を逸脱しない範囲で、様々な修正や変更を実施してもよい。本発明の範囲は、添付する特許請求の範囲のみによって限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2022-11-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバーが倉庫保管データテーブルから予め設定された対象の属性データを取得するステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップと、
前記サーバーが前記倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の現在在庫データを取得するステップと、
前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、前記サーバーが前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定するステップと、
倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するステップと、を含む
ことを特徴とする倉庫保管データの処理方法。
【請求項2】
前記予め設定された対象の属性データは、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の準備日数、前記予め設定された対象の棚における陳列量、前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データのうちのいずれか1つ又は複数を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記サーバーが前記倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを取得するステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを基づいて前記予め設定された対象の日平均売上データを確定するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項2に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項4】
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するステップは、
前記サーバーが前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の日平均売上データに基づいて前記予め設定された対象の第1期間内の売上データを確定し、前記第1期間が前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長と前記予め設定された対象の補充サイクルとの和であるステップと、
前記サーバーが前記予め設定された対象の第1期間内の売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の棚における陳列量及び前記予め設定された対象の買い物かご残り在庫データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定し、前記予め設定された対象の安全在庫データが前記予め設定された対象の最大安全在庫データであるステップと、を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項5】
前記サーバーが前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップは、
前記サーバーが前記予め設定された対象の日平均売上データ、前記予め設定された対象の補充時の着荷時間長、前記予め設定された対象の補充サイクル及び前記予め設定された対象の準備日数に基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するステップを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記サーバーが前記予め設定された対象の最小発注数に基づいて前記予め設定された対象の補充数量を調整し、前記予め設定された対象の調整後の補充数量を取得するステップをさらに含み、
前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するステップは、前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の調整後の補充数量を送信するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記サーバーが前記予め設定された対象が属する店舗情報に基づいて前記店舗情報が予め設定されたリストに存在するか否かを確定するステップと、
前記店舗情報が前記予め設定されたリストに存在する場合、前記サーバーが前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信することを終了するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の倉庫保管データの処理方法。
【請求項8】
予め設定された対象の属性データを取得するための第1取得モジュールと、
前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の安全在庫データを確定するための第1確定モジュールと、
前記予め設定された対象の属性データに基づいて前記予め設定された対象の目標在庫データを確定するための第2確定モジュールと、
前記予め設定された対象の現在在庫データを取得するための第2取得モジュールと、
前記予め設定された対象の現在在庫データが前記予め設定された対象の安全在庫データ以下である場合、前記予め設定された対象の目標在庫データ及び前記予め設定された対象の現在在庫データに基づいて前記予め設定された対象の補充数量を確定するための第3確定モジュールと、
倉庫管理システムが前記予め設定された対象の補充数量に基づいて補充を行うように、前記倉庫管理システムに前記予め設定された対象の補充数量を送信するための送信モジュールと、を含む
ことを特徴とする倉庫保管データの処理装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサにより実行される場合、前記1つ又は複数のプロセッサは、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の倉庫保管データの処理方法を実現する
ことを特徴とする電子機器。
【請求項10】
プロセッサにより実行される場合、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の倉庫保管データの処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶体。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、倉庫保管データ処理の技術分野に関し、特に、倉庫保管データの処理方法、装置、電子機器、プログラム、及び記憶媒体に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
本発明の実施例は、少なくともある程度で倉庫管理システムの補充適時性向上させると共に、補充タイミング及び補充量を確定する準備度を向上させることができる倉庫保管データの処理方法、装置、電子機器、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
本発明の実施例の第3態様によれば、電子機器を提供し、前記電子機器は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行される場合、前記1つ又は複数のプロセッサは、上記の実施例の第1態様に記載の倉庫保管データの処理方法を実現する。本発明の実施例の第4態様によれば、プロセッサにより実行される場合、上記の実施例の第1態様に記載の倉庫保管データの処理方法を実現するプログラムを提供する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0021】
本発明の実施例の第5態様によれば、上記のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0053】
図3に示すように、上記の方法は、ステップS310及びS320をさらに含むことができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0054】
ステップS310において、サーバーは、上記の倉庫保管データテーブルから前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを取得する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0055】
ステップS320において、サーバーは、前記予め設定された対象の履歴期間内の売上データを基づいて前記予め設定された対象の日平均売上データを確定する。
【国際調査報告】