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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-19
(54)【発明の名称】ゴルフティーを固定するための装置
(51)【国際特許分類】
   A63B 57/10 20150101AFI20230612BHJP
   A63B 102/32 20150101ALN20230612BHJP
【FI】
A63B57/10
A63B102:32
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022566458
(86)(22)【出願日】2021-05-18
(85)【翻訳文提出日】2022-10-28
(86)【国際出願番号】 DE2021000099
(87)【国際公開番号】W WO2021233492
(87)【国際公開日】2021-11-25
(31)【優先権主張番号】102020003211.7
(32)【優先日】2020-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(31)【優先権主張番号】202020002355.8
(32)【優先日】2020-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522423798
【氏名又は名称】リヒター・ティノ
(71)【出願人】
【識別番号】522423802
【氏名又は名称】ヴェントラント・カイ
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(74)【代理人】
【識別番号】100221981
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 大成
(72)【発明者】
【氏名】リヒター・ティノ
(72)【発明者】
【氏名】ヴェントラント・カイ
(57)【要約】
【解決手段】本発明は、巻き上げおよび繰り出し可能なバンド2を用いて、ゴルフティー6を固定するための装置に関し、このバンドが、巻き上げおよび繰り出し装置と共に、ハウジング1内に配置されており、且つ、このバンドに少なくとも1つのゴルフティー6が固定可能であり、その際、前記ゴルフティー6が、地面内への差し込みのためのティー軸部7と、そのティー軸部に配置された、ゴルフボールのためのプラトー部とを有しており、その際、前記バンド2が、バンド長手方向4において離間されて配置された複数の開口部3を有しており、これら開口部が、バンド2が繰り出された際に目視可能であり且つアクセス可能であり、且つ、前記開口部が、前記バンド2を貫通し、且つ、前記開口部内へと、それぞれ1つの、ゴルフティー6のティー軸部7が、摩擦による係合状態で差し込み可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻き上げおよび繰り出し可能なバンド(2)を用いて、ゴルフティー(6)を固定するための装置であって、
このバンドが、巻き上げおよび繰り出し装置と共に、ハウジング(1)内に配置されており、且つ、このバンドに少なくとも1つのゴルフティー(6)が固定可能であり、前記ゴルフティー(6)が、地面内への差し込みのためのティー軸部(7)と、そのティー軸部に配置された、ゴルフボールのためのプラトー部とを有している上記装置において、
前記バンド(2)が、バンド長手方向(4)において離間されて配置された複数の開口部(3)を有しており、
これら開口部が、バンド(2)が繰り出された際に目視可能であり且つアクセス可能であり、且つ、前記開口部が、前記バンド(2)を貫通し、且つ、前記開口部内へと、それぞれ1つの、ゴルフティー(6)のティー軸部(7)が、摩擦による係合状態で差し込み可能であることを特徴とする装置。
【請求項2】
巻き上げおよび繰り出し可能な前記バンド(2)は、インチ法の目盛り、及び/または、メートル法の目盛り(5)を有する巻尺であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記バンド(2)は、弾性的な材料、及び/または、製織され且つ弾性的に被覆された材料から成っていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
複数の開口部(3)の前記内側縁部は、ぎざぎざに、有利には星形状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の装置。
【請求項5】
複数の開口部(3)は、スリット形状、または、長円形状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の装置。
【請求項6】
複数の開口部(3)の前記内側縁部は、高弾性的な材料でもって取り囲まれており、
この高弾性的な材料が、前記摩擦による係合の維持のもとで、異なる横断面積を有するティー軸部(7)を収容することができることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の装置。
【請求項7】
複数の前記開口部(3)は、異なる間隔または同じ間隔を有しているか、または、同じ間隔と同じでない間隔との組み合わせを有していることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の装置。
【請求項8】
複数の前記開口部(3)の内側寸法は、同じであるかまたは同じではなく、または、同じである寸法と同じでない寸法との組み合わせとして構成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の装置。
【請求項9】
巻き上げられた状態において、前記バンド(2)の舌状部(10)は、前記ハウジング(1)から突出しており、
この舌状部が、前記ハウジング(1)からの手によっての前記バンド(2)の引き出しのために利用され、且つ、
この舌状部(10)内において、同様に、ゴルフティー(6)の前記ティー軸部(7)の収容のための少なくとも1つの開口部(3)が配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の装置。
【請求項10】
前記ハウジング(1)は、外側で、ゴルフティー(6)の前記ティー軸部(7)のための、少なくとも1つの収容部を備えていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一つに記載の装置。
【請求項11】
前記ハウジング(1)は、前記ハウジング(1)を衣類、キーホルダー、または、他の対象物において解離可能に固定するための、結合要素または側方の開口部を備えていることを特徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の装置。
【請求項12】
前記ハウジング(1)の上に、広告面(9)が配置されていることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載の装置。
【請求項13】
前記ハウジング(1)は、ピッチマークリペアラー、及び/または、ボールマーカー、及び/または、グルーヴクリーナー、及び/または、スイッチオンおよびスイッチオフ可能なLED、及び/または、丸形水準器を有していることを特徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載の装置。
【請求項14】
前記ハウジング(1)内における巻き上げ装置は、電気モーター式に駆動可能であることを特徴とする請求項1から13のいずれか一つに記載の装置。
【請求項15】
前記バンド(2)の巻き上げおよび繰り出しの際に生じる力および運動は、エネルギー変換器を用いて、前記ハウジング(1)のエネルギー貯蔵部の充電のために利用可能であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一つに記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフボールのための載置台、特にゴルフティーの固定装置に関する。従って、本発明は、特にゴルフティーの固定のための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
相応して「ゴルフ用ティー」、または、例えば「ゴルフティー」とも称される、ゴルフスポーツにおける「ティー」は、木材、または、合成物質から成る、もしくは、前記の両方の材料から出来ている結合体から成る、小さな細長い棒状体であり、この「ティー」が、典型的に、ティーショットの際に、地面に差し込まれ、このティーの上に、次いでボールが載置(「ティーアップ」)される。
ボールは、これに伴って、高くされた状態に位置し、且つ、通常、より容易にプレーされ得る。ボールの「ティーアップ」は、それぞれのフェアウェイの最初のショットの際だけに許容されている。
【0003】
完全性と全体的な理解とのために:即ち、ティーショットの場所それ自体は、即ち、それぞれのフェアウェイの初めの、矩形状で且つ大抵の場合に隆起された芝面は、通常、同様に「ティーグラウンド」と称される。このティーグラウンドは、しかしながら直接的に本発明に関連していなく、本発明が、むしろ、前記の細長い棒状体に類似の「ゴルフティー」に関している。
【0004】
例示的(標準的)なティーは、2と1/8インチ(5.4cm)の長さである。最大長さは、4インチ(10.16cm)までに通常は制限されている。特にドライバー(ウッドの1番)によるティーショットのために、好んでかなり長いティーが使用される。
寒い季節において、例えば、平らな冬用ティーが使用される。何故ならば、標準的なティーが、その場合に、もはや硬い地面に差し込まれ得ないからである。
【0005】
この様式の装置は、ゴルフティーが、故意でない打撃の際に、ゴルフクラブによって長い距離飛び去り、且つ、このゴルフティーが、再び見つけ出すための手間暇がかかる捜索を必要とすることを防止するべきである。
【0006】
典型的に、例えば、ゴルフ初心者によって、ゴルフティーは、直接的にティーショットの際に打撃され、且つ、その場合に、ただ極めて困難に発見可能に、遥か彼方に、または、例えばバンカー内へと及び/または視覚外へと(sehen)打ち出される。
このことは、非能率的であり、且つ、材料の浪費であり;且つ、例えば増大されたプラスチックごみに基づいて周囲環境にとって有害である。
【0007】
従来技術は、この様式の装置のために、一連の解決の可能性を提案する:
【0008】
引用文献1内において、この目的のために、革バンド、織物バンド、合成物質バンド、等が提案され、このバンドが、一方で止め輪固定部を介してゴルフティーと結合されており、且つ、このバンドの他の端部が固定アンカーを備えており、この固定アンカーが地面内へと押し込まれる。
【0009】
このバンドは、安定的な固定部が前提とされるが、しかしながら、同様にこの固定部が地面から外れる可能性があり、しかしながら、より大きなエネルギーの消滅の結果となり、且つ、これに伴って短い飛行道程となることも前提とされる。
【0010】
引用文献2から、複数のゴルフティーを互いに結合し、且つ、地面アンカーと結合することは公知である。この地面アンカーは、同時に、それぞれの短管の収容部であり、即ち、分割されたゴルフティーと関係があり、且つ、1つの部材から成るゴルフティーと何らの関係もない。
【0011】
引用文献3は、複数のゴルフティーの装置を意図しており、この装置が、共通のバンドによって結合されている。
【0012】
バンドの固定は、ゴルフティー内における穿孔を通して行われ得、または、このバンドが、スリーブとティー軸部との間の締付けの達成のためのティー軸部を覆って押し込まれるスリーブによって、このバンドの封入のもとで固定される。
【0013】
最終的に、更に引用文献4が参照されるべきであり、この引用文献4は、巻き戻し可能なゴルフティーを記載している。このゴルフティーは、バンドを介して、巻き上げおよび繰り出しする巻取装置と結合されている。
【0014】
少なくとも巻き戻し工程は、その際、緩衝されて行われる。バンドとゴルフティーとの間の結合は、ゴルフティー内における穿孔または留め環を通して行われる。
【0015】
この巻取装置は、更に、以下の要素:即ち、ピッチマークリペアラー(Pitch Mark Repairer)、ボールマーカー(Ball Marker)、グルーヴクリーナー(Groove Cleaner)、置換用T字形片(Ersatz-T-Stueck)、鉛筆、または、スコアーキーパーを備えていることは可能である。
【0016】
上述されたこれら装置の重要な欠点は、特別のゴルフティー、即ち、穿孔、留め環、または、同様に締付けスリーブを備えるゴルフティーが意図されていることにある。
更に、ゴルフティーの数、および、これらゴルフティーの間隔が、相対して予め与えられており、または、この間隔が、例えば留め環とのバンドの結び目の解きおよび結び合わせだけによって限度内において変化され得る。更に、如何なる異なるティー軸部も取り扱い可能ではない。このことは、あまり利用者にとって便利ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0017】
【特許文献1】独国実用新案第20 2007 005 698 U1号明細書
【特許文献2】独国実用新案第20 2006 013 572 U1号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2018/0 326 269 A1号明細書
【特許文献4】米国特許出願公開第2013/0 005 511 A1号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明の課題は、ここで、以下に記載される:
【0019】
本発明の課題は、適宜な数のゴルフティーを、ほぼ自由に選択可能な異なる間隔と適宜な軸直径とでもって固定することである。
【課題を解決するための手段】
【0020】
この課題は、請求項1の特徴によって解決される。有利な実施形態は、従属請求項の対象である。
【発明の効果】
【0021】
本発明の更に別の課題は、本発明に従うゴルフティー固定のための装置を介して、ティーに対するゴルフショットの衝撃力を、ティー固定部の、およびこれに伴って同様にティーバンドの回転運動に変換することにあり、従って、ティーを正に保持部内において固定し且つ打ち飛ばさないために、ティーに対する力作用が迅速に緩和され、且つ、このティーがティー保持部内においてより良好に停留される。
【0022】
巻き上げおよび繰り出し可能なバンドを用いて、ゴルフティーを固定するための本発明に従う装置であって、
このバンドが、巻き上げおよび繰り出し装置と共に、ハウジング内に配置されており、且つ、このバンドに少なくとも1つのゴルフティーが固定可能であり、その際、前記ゴルフティーが、地面内への差し込みのためのティー軸部と、そのティー軸部に配置された、ゴルフボールのためのプラトー部とを有している、本発明に従う前記装置は、
前記バンドが、バンド長手方向において離間されて配置された複数の開口部を有しており、
これら開口部が、バンドが繰り出された際に目視可能であり且つアクセス可能であり、且つ、前記開口部が、前記バンドを貫通し、且つ、前記開口部内へと、それぞれ1つの、ゴルフティーのティー軸部が、摩擦による係合状態で差し込み可能であることを意図している。
【0023】
1つの実施形態内において、バンドは、バンド長手方向において、1つまたは複数の開口部、有利には2つ、更にそれ以上の有利には少なくとも3つの開口部を備えている。
複数の開口部の場合において、これら開口部が、直径において、同じサイズを有することは、または、開口部毎に、異なる直径を有することは可能である。複数の開口部の場合において、これら開口部が、総じて、同じに離間されていること、または、異なって離間されていることは可能である。
【0024】
複数の前記開口部は、従って、異なる間隔または同じ間隔を有しているか、または、同じ間隔と同じでない間隔との組み合わせを有しており、且つ、バンドを、有利には幅広のバンド面の上で、貫通している。
【0025】
更に、複数の前記開口部の内側寸法が、同じであるかまたは同じではなく、または、同じである寸法と同じでない寸法との組み合わせとして構成されていることは可能である。
【0026】
装置のこの実施態様によって、適宜な数のゴルフティーが、互いに固定可能である。
利用者は、この利用者のためにゴルフティーの間の最適な間隔(Anstand)を選択可能であり、且つ、開口部の縁部とティー軸部との間の請求された摩擦による係合によって、これらゴルフティーは、これらゴルフティーがゴルフクラブによるゴルフティーの誤っての打撃(Treffer)の際にバンドから外れないように、固定されている。
【0027】
ティー軸部とそれぞれの開口部の内側縁部との間の摩擦による係合の達成のために、以下の解決策が有利に扱われる:
【0028】
- 開口部の前記内側縁部は、ぎざぎざに、有利には星形状に形成されている。開口部の貫通の際に、ぎざぎざ部は、差込み方向に外方へと湾曲し、ティー軸部を挟み込み、且つ、引き抜きを所定の力に至るまで防止する。何故ならば、この引き抜き運動が、ぎざぎざ部の湾曲の方向変化を意味するからである。
この実施態様の更に別の利点は、同じ開口部サイズの際に、異なる直径を有するティー軸部が利用され得ることにある。直径の相違は、ぎざぎざ部の湾曲の程度によって補償される。この製造は容易である。ぎざぎざ部を有する開口部は、打抜き加工によって導入され得る。
【0029】
- 他の解決策において、開口部は、スリット形状、または、長円形状に形成されている。このことは、ティー軸部の差し込みの際に、開口部の縁部の変形を誘起し、且つ、これに伴って、開口部の縁部の変形と、それぞれのティー軸部との間の締付け力を誘起する。
同様にここでも、異なる直径を有するティー軸部が使用され得る。工業技術的な製造可能性は、同様に簡単である。
【0030】
- 第3の解決の実施態様において、開口部の前記内側縁部は、高弾性的な材料でもって取り囲まれており、この高弾性的な材料が、ティー軸部の差し込みの際に、優先的に、バンド平面内において拡張し、且つ、従って、それぞれのティー軸部を挟み込む。
その場合に、異なる直径を有するティー軸部が使用され得る。
【0031】
この変形例は、同様に小さな円形状の断面を有するティー軸部の際にも機能する。
【0032】
全ての場合において、開口部の自由な横断面積の残留するサイズは、差し込まれるべきティー軸部の横断面積よりも小さく選択されるべきである。
【0033】
この装置の更に別の実施形態は、バンドがこのバンドの端部において、舌状部を有しており、この舌状部が、このバンドの巻き上げられた状態において、前記ハウジングから突出している。この舌状部は、手によっての前記バンドの引き出し(繰り出し)のために利用される。
【0034】
この舌状部内において、有利には、同様に少なくとも1つの開口部も配置されており、この開口部内へと、ゴルフティーのティー軸部が差し込み可能である。開口部は、有利にはバンド長手方向に対して横向きまたは垂直に指向する。
このことは、複数の利点を有する。一方では、1つのゴルフティーが、使用することができ、このゴルフティーでもって、バンドの端部が地面の上に固定可能である。他方では、1つのゴルフティーが、バンドの繰り出しの際に、舌状部よりも容易に手によって把持され得る。
【0035】
装置の更に別の実施形態は、バンドが、このバンドの端部において、1つの舌状部に対して付加的に/または選択的に端部片を有しており、この端部片が、同様に、バンドの巻き上げられた状態において、ハウジングから突出することを意図している。
この端部片は、選択的に付加的な舌状部を有してまたは無しで、一方では、手によってのバンドの引き出し(繰り出し)のために利用され、しかしながら、付加的に、自体、少なくとも1つのティー開口部、有利には2つ、更にいっそう有利には3つのティー開口部を備えている。即ち、本発明の文脈でもって、前記端部片は、1つまたは複数の、有利には2つの、更に有利には3つの開口部/穿孔を、ティー保持部として有している。
その際、前記開口部が、自体、全てが、同じにまたは異なって構成されていることは可能である。例えば、2つの開口部/穿孔が、直径において、第3の開口部よりも小さく、且つ、付加的に、上方及び/または下方へと、外側折り返し部を備えていることは可能であり、且つ、これに伴って、第3の開口部とは異なるティーが収容可能である。
従って、上方及び/または下方へのより小さな直径および外側折り返し部を有する前記開口部/穿孔が、旧来のほっそりしたゴルフティーを、摩擦による係合状態及び/または形状による係合状態で収容可能であり、他方、例えば円錐形のゴルフティーを、適当に収容且つ固定するために、第3の、単純な開口部/穿孔が、外側折り返し部無しに、しかしながら、より大きな直径を有して構成されていることは考慮可能である。
これら開口部/穿孔を、それぞれに、有利に使用されるべきゴルフティーに相応して適合させるため、および、そのように適合されて、摩擦による係合及び/または形状による係合と、これに伴って本発明に従うティー保持部内におけるゴルフティーの適当な固定とを引き起こすために、当業者にとって、その際、前記開口部/穿孔の、最も異なる技術的な実施の形態を、同様に端部片においても与えられ得ることは理解できる。
従って、ティー固定のための前記開口部/穿孔は、同様に異なる、適当な壁厚及び/または立上がり部及び/または材料を有することも可能である。
【0036】
前記端部片が、合目的に、適当な材料から製造されることは可能である。例えば、ゴルフティーの挿入および固定が、摩擦による係合及び/または形状による係合を用いて可能である限り、フレキシブルもしくはセミフレキシブルな材料は適している。端部片のための適当な材料は、シリコン及び/またはゴム材料である。
【0037】
1つの実施形態において、ティーバンドは、自体、フレキシブルもしくはセミフレキシブルなバンドである。
【0038】
本発明の範囲内において、ゴルフティーに対する力作用を、誤っての打撃それ自体の際に、端部片およびフレキシブルなバンドの回転運動に変換するために、例えば、フレキシブルなバンドとフレキシブルな端部片とを備える実施形態は、特に良好に適合されており、このことによって、力作用のエネルギーが使い果たされ、且つ、ゴルフティーが、改善されて、このゴルフティーの開口部内/このゴルフティーの穿孔内において固定して保持される。
【0039】
即ち、バンドおよび端部片から成る配置、並びに、そのための、例えばシリコン及び/またはゴムのような、フレキシブルもしくはセミフレキシブルな材料の使用は、ティーバンドの本発明に従う装置内における、ゴルフティーの特に有利な固定を可能にする。
【0040】
更に別の実施形態において、本発明に従うティーバンドは、保持部を備えており、この保持部が、ティーバンドを、例えば利用者の衣服において、適当な紐、適当なバンド、例えばゴムバンド、または、他の方法で適合された結合手段を介して固定することを許容する。
例えば、ティーバンドは、前記保持部を介して、同様にクリップを用いて強固にクリップ留めされ得る。
【0041】
更に別の実施形態において、ティーバンドは、1つの装置、例えばノブを備えており、この装置/ノブが、フレキシブルなティーバンドを再び手繰ることを許容する。
【0042】
バンドの開口部内への差し込みのためのある程度の数のゴルフティーを貯蔵して有するために、更に別の実施形態は、前記ハウジングが、外側で、ゴルフティーのティー軸部のための、少なくとも1つの、有利には複数の収容部を備えていることを意図している。
【0043】
前記バンドは、有利には、自体、弾性的な材料、及び/または、製織され且つ弾性的に被覆された材料から成っている。
【0044】
更に別の実施形態は、装置が、ゴルフ競技のための合目的な補足部を備えることに関する。
【0045】
従って巻き上げおよび繰り出し可能な前記バンドが、インチ法の目盛り、及び/または、メートル法の目盛りを有する巻尺であることは意図されている。このバンドは、同様にゴルフティーの間の間隔の個々の確定をも容易化する。
【0046】
更に、
前記ハウジングは、前記ハウジングを衣類、キーホルダー、または、他の対象物において解離可能に固定するための、結合要素または側方の開口部を備えている。
【0047】
前記ハウジングは、同様に、広告面配置の可能性も提供する。ティーを2次元内において整向させるために、同様に、ハウジングが、丸形水準器を備えることは可能である。
【0048】
公知の方法において、前記ハウジングは、ピッチマークリペアラー、及び/または、ボールマーカー、及び/または、グルーヴクリーナーを有している。
【0049】
更に、前記ハウジングは、スイッチオンおよびスイッチオフ可能なLEDを有している。
【0050】
ピッチマークリペアラーは、付加的に、ハウジングを地面内において固定するために利用され得る。
【0051】
更に別の有利な実施形態は、前記ハウジング内における巻き上げ装置が、電気モーター式に駆動可能であることを意図している。
このことは、バンドが巻き上げの際に増大して加速されないことの利点を有しており、そのことが例えばばね駆動された巻き上げ装置においてそのような状況にあるように、その理由で、これらばね駆動された巻き上げ装置が同様に緩衝器も備えている。
【0052】
電気的に作動される構成要素のための必要なエネルギーを備えるために、更に別の実施形態は、前記バンドの巻き上げおよび繰り出しの際に生じる力および運動が、エネルギー変換器を用いて、前記ハウジングのエネルギー貯蔵部の充電のために利用可能であることを意図している。
【0053】
本発明を、図に基づいて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0054】
図1】ハウジングと共にバンドを示した図である。
図2】ぎざぎざにされた縁部を有するバンドの開口部内における、ティー軸部の固定を示した図である。
図3】軽度に引き出されたティーバンドと、例えば3つのティーのための端部片とを有する、下側から軽度に側方に傾斜された眺望における本発明に従うティーバンド実施形態の図であり、その際、第1の両方のティー保持部が、外側折り返し部と、最後の第3のティー保持部より小さな直径とを有して構成されており、この最後の第3のティー保持部が、より大きな直径を有する単なる穿孔/開口部として構成されている。更に、この図3は、例えば、利用者の衣類におけるティーバンドの固定のための保持装置を示している。
図4】上側の図示A内において、図3に従うティーバンドが、しかしながら側面眺望において、軽度に聞き出されたティーバンドと図3に従う端部片と共に示されており;且つ、下側の図示Bにおいて、図3および図4aに従うティーバンドが、しかしながら下方からの平面眺望において示されている。
【発明を実施するための形態】
【0055】
図1は、巻き上げおよび繰り出し可能なバンド2を用いて、ゴルフティー6を固定するための装置を示しており、このバンドが、巻き上げおよび繰り出し装置と共に、ハウジング1内において配置されている。
バンド2は、ここで、繰り出されており、従って、複数の開口部3が目視可能であり、且つ、ゴルフティー6を固定するために利用可能である。ハウジング1が、このハウジング1に配置されたピッチマークリペアラー(Pitch Mark Repairer)によって付加的に地面内において固定されていることは可能である。
【0056】
ゴルフティー6は、地面内への差し込みのためのティー軸部7と、そのティー軸部に配置された、ゴルフボールのためのプラトー部とを有している。
【0057】
地面内へのゴルフティー6の差し込みの以前に、ティー軸部は、それぞれに、バンド2の開口部3を通って、摩擦による係合の形成のもとで差し込まれる。
【0058】
複数の開口部3は、バンド長手方向4において離間されて配置されている。その際、これら開口部3は、異なる間隔、または、同じ間隔を有しているか、または、同じ間隔と同じでない間隔との組み合わせを有している。
【0059】
複数の開口部3のそれぞれのこれら配置において、利用者が、間隔とゴルフティー6の数とを、この利用者の競技のやり方のために、極めて最適である程に定めることは可能である。
【0060】
異なる横断面積と横断面サイズを有するゴルフティー6を、バンド2とゴルフティー6との間の摩擦による係合の維持のもとで使用可能とするために、複数の開口部3の内側縁部は、ぎざぎざに、有利には星形状に形成されているか、または、これら開口部3が、スリット形状または長円形状に形成されているか、または、これら開口部3の内側縁部が高弾性的な材料を備えている。
全ての場合において、これら開口部3の自由な横断面積の残留するサイズは、差し込まれるべきゴルフティー6の横断面積よりも小さい。
【0061】
バンド2は、自体、弾性的な材料、及び/または、製織され且つ弾性的に被覆された材料から成っており、この材料が、良好に巻き上げられ得る。その際、均等な巻き上げを保証するために、ハウジング1内における巻き上げ装置は、電気モーター式に駆動される。
言うまでも無く、同様にばね負荷された巻き上げ装置も可能である。
【0062】
バンド2が、繰り出しのために手によってグリップ可能であるために、このバンドは、このバンドの端部において、舌状部10を有しており、この舌状部が、巻き上げられた状態において、ハウジング1から突出している。この舌状部10が、同様に、ティー軸部7の収容のための、1つまたは複数の開口部3を備えることは可能である。
【0063】
ハウジング1は、このハウジング1を衣類、キーホルダー、または、他の対象物において解離可能に固定するための、1つの結合要素、例えば1つのスナップフック、または、同様にただ1つの側方の開口部だけを備えている。
【0064】
ハウジング1の上に配置された広告面9は、例えば、製造業者、または、特別のトーナメントを示唆するために使用され得る。
【0065】
ボールマーカー(Ball Marker)、及び/または、グルーヴクリーナー(Groove Cleaner)、及び/または、スイッチオンおよびスイッチオフ可能なLED、及び/または、丸形水準器を有する、ハウジング1の更に別の可能な装備は図示されていない。
【0066】
図2は、バンド2の開口部3内における、ティー軸部7の固定を、平面眺望において、および、装入されたティー軸部7を2つの側面眺望において示しており、その際、開口部3は、有利には星形状に配置されているぎざぎざ部8を備える、内側縁部を有している。
【0067】
開口部3の貫通の際に、ぎざぎざ部8は、差込み方向に外方へと湾曲し、ティー軸部7を挟み込み、且つ、引き抜きを所定の力に至るまで防止する。引き抜き運動が、ぎざぎざ部8の湾曲の方向変化を意味するので、開口部3からのティー軸部7の引き抜きの際の締付け力は増強される。
【0068】
更に、巻き上げおよび繰り出し可能なバンド2が、インチ法の目盛り、及び/または、メートル法の目盛り5を有する巻尺であることが示されている。この巻尺は、利用者によって、補助的に、利用される複数の開口部3の間隔の選択のために利用され得る。
【0069】
この実施態様の更に別の利点は、同じ開口部サイズの際に、異なる横断面積を有するティー軸部7が利用され得ることにある。寸法もしくは形状における相違は、ぎざぎざ部8の湾曲の程度によって補償される。
【0070】
図3は、図1および2の趣旨におけるティーバンドの特別の実施形態を示している。ここで別の何物も規定しない限り、同じ参照符号は、前記、図1および2のために指定されていると同様に同じ意味を有している。
以下で、従って、ただ特徴についてだけが説明されるべきである:即ち、軽度に巻き出されたバンド2における端部片10aは、図3内において、自身で、例示的に3つのティー保持部3aおよび3bを備えている。その際、第1の両方のティー保持部3aは、上方および下方に向かって外側折り返し部(ここでただ下側だけが示されている)を備えており、これらティー保持部内へと、ティーが、摩擦による係合でもって固定され得る。
両方のティー保持部3aは、同じ様式で、外側折り返し部を有して構成されているか、または、異なって、例えば異なる直径、または、外側折り返し部の異なる採寸状態を有して構成されていることは可能である。
図3は、更に、特別の保持装置11を示しており、この特別の保持装置を用いて、ティーバンドが、例えば利用者の衣類において、一種のバンド、紐、ゴムバンド、及び/または、引き込みおよび引き出し可能な装置を介して結合され得る。
【0071】
図4は、図1、2および3の趣旨におけるティーバンドの特別の実施形態を示しており;および、このことを、側面眺望(A)と同様に下面眺望(B)において示している。
ここで別の何物も規定しない限り、同じ参照符号は、前記、図1、2および3のために指定されていると同様に同じ意味を有している。
以下で、従って、ただ特徴についてだけが説明されるべきである:即ち、軽度に巻き出されたバンド2における端部片10aは、図4aおよび4b内において、自身で、例示的に3つのティー保持部3aおよび3bを備えている。その際、第1の両方のティー保持部3aは、上方および下方に向かって外側折り返し部を備えており、これらティー保持部内へと、ティーが、摩擦による係合でもって固定され得る。
図4は、更に、特別の保持装置11を示しており、この特別の保持装置を用いて、ティーバンドが、例えば利用者の衣類において、一種のバンド、紐、ゴムバンド、及び/または、引き込みおよび引き出し可能な装置を介して結合され得る。
【0072】
前記の開示内容の文脈でもって、本発明は、更に、以下で番号を付けられた実施形態を備えている:即ち、
【0073】
1. 巻き上げおよび繰り出し可能なバンド(2)、有利にはフレキシブルなバンドを用いて、ゴルフティー(6)を固定するための装置であって、
このバンドが、巻き上げおよび繰り出し装置と共に、ハウジング(1)内に配置されており、且つ、このバンドに少なくとも1つのゴルフティー(6)が固定可能であり、前記ゴルフティー(6)が、地面内への差し込みのためのティー軸部(7)と、そのティー軸部に配置された、ゴルフボールのためのプラトー部とを有している上記装置において、
前記バンド(2)が、バンド長手方向(4)において離間されて配置された複数の開口部(3)を有しており、
これら開口部が、バンド(2)が繰り出された際に目視可能であり且つアクセス可能であり、且つ、前記開口部が、前記バンド(2)を貫通し、且つ、前記開口部内へと、それぞれ1つの、ゴルフティー(6)のティー軸部(7)が、摩擦による係合状態及び/または形状による係合状態で差し込み可能であることを特徴とする装置。
【0074】
有利な1つの実施形態において、この中に記載されたバンドは、フレキシブルもしくはセミフレキシブルなバンドである。
【0075】
2. 巻き上げおよび繰り出し可能な前記バンド(2)は、インチ法の目盛り、及び/または、メートル法の目盛り(5)を有する巻尺であることを特徴とする実施形態1に記載の装置。
【0076】
3. 前記バンド(2)は、弾性的な材料、及び/または、製織され且つ弾性的に被覆された材料から成っていることを特徴とする実施形態1または2に記載の装置。
【0077】
4. 複数の開口部(3)の前記内側縁部は、ぎざぎざに、有利には星形状に形成されていることを特徴とする実施形態1から3のいずれか一つに記載の装置。
【0078】
本発明の趣旨において、複数の開口部もしくは複数の穿孔は、異なる直径、壁厚、および、例えば外側折り返し部を備えているような形状を有していることは可能である。
【0079】
5. 複数の開口部(3)は、スリット形状、または、長円形状に形成されていることを特徴とする実施形態1から4のいずれか一つに記載の装置。
【0080】
6. 複数の開口部(3)の前記内側縁部は、高弾性的な材料でもって取り囲まれており、
この高弾性的な材料が、前記摩擦による係合の維持のもとで、異なる横断面積を有するティー軸部(7)を収容することができることを特徴とする実施形態1から5のいずれか一つに記載の装置。
【0081】
7. 複数の前記開口部(3)は、異なる間隔または同じ間隔を有しているか、または、同じ間隔と同じでない間隔との組み合わせを有していることを特徴とする実施形態1から6のいずれか一つに記載の装置。
【0082】
8. 複数の前記開口部(3)の内側寸法は、同じであるかまたは同じではなく、または、
同じである寸法と同じでない寸法との組み合わせとして構成されていることを特徴とする実施形態1から7のいずれか一つに記載の装置。
【0083】
9. 巻き上げられた状態において、前記バンド(2)の舌状部(10)は、前記ハウジング(1)から突出しており、
この舌状部が、前記ハウジング(1)からの手によっての前記バンド(2)の引き出しのために利用され、且つ、
この舌状部(10)内において、同様に、ゴルフティー(6)の前記ティー軸部(7)の収容のための少なくとも1つの開口部(3)が配置されていることを特徴とする実施形態1から8のいずれか一つに記載の装置。
【0084】
1つの実施形態において、本発明に従う装置が、上述の舌状部の代わりに、前記された端部片を有していることは可能である。
【0085】
10. 前記ハウジング(1)は、外側で、ゴルフティー(6)の前記ティー軸部(7)のための、少なくとも1つの収容部を備えていることを特徴とする実施形態1から9のいずれか一つに記載の装置。
【0086】
11. 前記ハウジング(1)は、前記ハウジング(1)を衣類、キーホルダー、または、他の対象物において解離可能に固定するための、結合要素または側方の開口部を備えていることを特徴とする実施形態1から10のいずれか一つに記載の装置。
【0087】
12. 前記ハウジング(1)の上に、広告面(9)が配置されていることを特徴とする実施形態1から11のいずれか一つに記載の装置。
【0088】
13. 前記ハウジング(1)は、ピッチマークリペアラー、及び/または、ボールマーカー、及び/または、グルーヴクリーナー、及び/または、スイッチオンおよびスイッチオフ可能なLED、及び/または、丸形水準器を有していることを特徴とする実施形態1から12のいずれか一つに記載の装置。
【0089】
14. 前記ハウジング(1)内における巻き上げ装置は、電気モーター式に駆動可能であることを特徴とする実施形態1から13のいずれか一つに記載の装置。
【0090】
15. 前記バンド(2)の巻き上げおよび繰り出しの際に生じる力および運動は、エネルギー変換器を用いて、前記ハウジング(1)のエネルギー貯蔵部の充電のために利用可能であることを特徴とする実施形態1から14のいずれか一つに記載の装置。
【0091】
前記バンド(2)が、フレキシブルもしくはセミフレキシブルなバンドであること、
端末で、フレキシブルもしくはセミフレキシブルな端部片を備えた状態で、
前記ゴルフティーに対するゴルフショットの際に、固定された前記ゴルフティーに対する相応する力作用が、前記端部片と、これに伴って同様にフレキシブルもしくはセミフレキシブルなバンドとの回転運動に変換されるように、少なくとも1つの開口/穿孔を1つのゴルフティーのために備えていることを特徴とする実施形態1から15のいずれか一つに記載の装置。
【符号の説明】
【0092】
1 ハウジング
2 バンド
3 開口部
4 バンド長手方向
5 目盛り
6 ゴルフティー
7 ティー軸部
8 ぎざぎざ部
9 広告面
10 舌状部
10a 端部片
図1
図2
図3
図4A
図4B
【国際調査報告】