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特表2023-525755UE APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス
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  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図1
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図2
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図3
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図4A
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図4B
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図5
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図6
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図7
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図8
  • 特表-UE  APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス 図9
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-19
(54)【発明の名称】UE APPと状態を用いた動的EASの作成及び削除方法及びデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04L 41/5054 20220101AFI20230612BHJP
【FI】
H04L41/5054
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022567877
(86)(22)【出願日】2021-05-07
(85)【翻訳文提出日】2022-11-08
(86)【国際出願番号】 KR2021005737
(87)【国際公開番号】W WO2021225406
(87)【国際公開日】2021-11-11
(31)【優先権主張番号】10-2020-0055485
(32)【優先日】2020-05-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0054617
(32)【優先日】2021-04-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】ジチョル・イ
(72)【発明者】
【氏名】ヒスン・キム
(57)【要約】
4Gシステムより高いデータ送信レートをサポートするための5G通信システムを、IoT技術と融合させるための通信技術が開示される。本開示は、無線通信システムに関し、より具体的には、セルラ無線通信システムにおいてエッジコンピューティングサービスを提供するアプリケーション層ネットワークアーキテクチャに関する。一実施形態によれば、EESの方法は、EECから、一致するEASを決定するために使用される情報を含む第1のメッセージを受信するステップと、第1のメッセージの受信に応答して、一致するEASをインスタンス化するように、EAS管理システムをトリガするステップとを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エッジイネーブラサーバ(Edge Enabler Server、EES) の方法であって、
エッジイネーブラクライアント(EEC)から、一致するエッジアプリケーションサーバ(EAS)を決定するために使用される情報を含む第1のメッセージを受信するステップ;及び
前記第1のメッセージの受信に応答して、前記一致するEASをインスタンス化するように、EAS管理システムをトリガするステップを含む方法。
【請求項2】
前記第1のメッセージに含まれる情報は、前記EECの識別子(EECID)とアプリケーションクライアント(AC)の識別子(ACID)とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記一致するEASを決定するステップは、前記ACIDと一致するEASを決定することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記EASをインスタンス化するように、前記EAS管理システムをトリガするステップは、
前記EASのライフサイクルを管理するアプリケーションプログラミングインターフェイス (API) を呼び出すステップ;及び
前記第1のメッセージに含まれる情報を、前記EAS管理システムに送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のメッセージは、AC状態報告メッセージ及びACトラフィック状態報告メッセージのうち1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のメッセージに含まれる情報は、前記ACの状態情報、前記少なくとも1つのACが変更された場合、前記ACの事前状態情報、前記ACのトラフィックに関する状態情報、又は、前記ACのトラフィックが変更された場合、前記ACの前記トラフィックに関する事前状態情報のうち少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ACの状態情報の報告を要求する第2のメッセージを、前記EASから受信するステップ;
前記第2のメッセージに含まれる前記ACに関する状態情報を報告するための前記報告条件を格納するステップ;及び
前記第2のメッセージに対する応答メッセージを前記EASに送信するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記応答メッセージを送信するステップは、
前記AC及び前記ASに関する状態情報が、前記ACの現在の状態情報と一致するかどうかを判断するステップ;及び
前記AC及び前記ASに関する状態情報が、前記ACの現在の状態情報と一致するという決定の結果に基づいて、前記第2のメッセージに対する応答メッセージを、前記EASに送信するステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のメッセージを受信するステップは、
前記ACに関する状態情報を報告するための前記報告条件を含む、前記ACに関する状態情報の報告サブスクリプション要求メッセージを、前記EECに送信するステップ;及び
前記報告条件に基づいて、前記EECから前記第1のメッセージを受信するステップを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記報告サブスクリプション要求メッセージは、AC状態報告タイプ、AC状態報告インジケータ、又はAC状態報告サブスクリプションのうち少なくとも1つをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
エッジイネーブラサーバ(Edge Enabler Server、EES)であって、
トランシーバー;及び
プロセッサを含み、前記プロセッサは:
一致するエッジアプリケーションサーバ(EAS)を決定するために使用される情報を含む第1のメッセージを、エッジイネーブラクライアント(EEC)から受信するように、
トランシーバーを制御し、
前記第1のメッセージの受信に応答して、前記一致するEASをインスタンス化するように、EAS管理システムをトリガするEES。
【請求項12】
前記第1のメッセージに含まれる情報は、前記EECの識別子(EECID)及びアプリケーションクライアント(AC)の識別子(ACID)を含み、
前記プロセッサは、前記ACIDと一致するEASを決定する、請求項11に記載のEES。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記EASのライフサイクルを管理するアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を呼び出し、
前記第1のメッセージに含まれる情報を、前記EAS管理システムに送信するように、前記トランシーバーを制御する、請求項11に記載のEES。
【請求項14】
前記第1のメッセージは、AC状態報告メッセージ及びACトラフィック状態報告メッセージのうち1つを含む、請求項11に記載のEES。
【請求項15】
前記第1のメッセージに含まれる情報は、前記ACの状態情報、前記少なくとも1つのACが変更された場合、前記ACの事前状態情報、前記ACのトラフィックに関する状態情報、又は、前記ACのトラフィックが変更された場合、前記ACの前記トラフィックに関する事前状態情報のうち少なくとも1つをさらに含む、請求項11に記載のEES。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、エッジコンピューティングサービスを提供するためのデバイス及び方法に関し、より詳細には、無線通信システムでエッジコンピューティングサービスを提供するためのデバイス及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
4G通信システムの商用化の以降、無線データトラフィックの増大する需要を満たすために、改良された5G通信システム又はpre-5G通信システムを開発するための努力がなされてきた。このような理由から、5G通信システム又はpre-5G通信システムは、4Gを超えたネットワーク(Beyond 4G Network)通信システム、又は、ポストLTEシステム(Post LTE System)と呼ばれている。
【0003】
より高いデータ伝送レートのために、5G通信システムは、超高周波(mmWave)帯域(例えば、60GHz帯域など)で具現されると考えられている。超高周波帯域での伝搬損失を軽減し、電波の伝送距離を増加するために、5G通信システムでは、ビームフォーミング(beamforming)、大規模多入力多出力(massive MIMO)、全次元MIMO(Full Dimensional MIMO:FD-MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビームフォーミング(analog beam forming)、大規模アンテナ(large scale antenna)技術が論議されている。
【0004】
また、5G通信システムのネットワークを強化するために、進化又は高度化されたスモールセル、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud Radio Access Network:cloud RAN)、超高密度ネットワーク(ultra-dense network)、デバイス間(device to device:D2D)通信、無線バックホール(wireless backhaul)、移動ネットワーク(moving network)、協調通信(cooperative communication)、CoMP(Coordinated Multi-Points)、受信側干渉キャンセル(interference cancellation)などの様々な技術も開発されている。5Gシステムでは、高度なコーディング変調(Advanced Coding Mmodulation:ACM)技術としてのFQAM(Hybrid FSK and QAM Modulation)及びSWSC(Sliding Window Superposition Coding)と、高度なアクセス技術としてのFBMC(Filter Bank Multi Carrier)、NOMA(non-orthogonal multiple access)及び SCMA(sparse code multiple access)などが開発されている。
【0005】
インターネットは、人間が情報を作成及び消費する人間中心の接続ネットワークから、モノ又はその他の分散されたコンポーネント間で情報が通信及び処理されるモノのインターネット (Internet of Things:IoT) に進化している。また、ビッグデータ(Big data)処理技術とIoT技術を、クラウドサーバとの接続などで組み合わせたIoE(Internet of Everything)技術も台頭しつつある。IoTの実現には、「センシング技術」、「有線・無線通信やネットワークインフラ」、「サービスインターフェース技術」、「セキュリティ技術」などの技術要素が必要である。最近、センサーネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)通信、MTC(Machine Type Communication)などのオブジェクト間の接続技術に関する研究が進行中である。
【0006】
IoT環境では、モノが接続されることで生成されたデータを収集及び分析し、人間の生活に新たな価値を生み出すインテリジェントなIT(Internet technology)サービスが提供される可能性がある。IoTは、既存のIT(information technology) 技術と、様々な業界との変換又は統合を通じて、スマートホーム、スマートビル、スマートシティ、スマトカー又はコネクテッドカー、スマートグリッド、ヘルスケア、スマートアプライアンス、高度な医療サービスなど、様々な分野に適用される可能性がある。
【0007】
これに伴い、5G通信システムをIoTネットワークに適用するための様々な試みが行われている。例えば、センサネットワーク(sensor network)、M2M(Machine to Machine)通信、MTC(Machine Type Communication)又はその他の5G技術は、ビームフォーミング、MIMO、及びアレイアンテナ方式などの方式によって実装され得る。前述のビッグデータ処理技術としてのクラウド無線アクセスネットワーク(cloud RAN)の適用は、5G技術とIoT技術との融合の一例と言える。
【0008】
一方、セルラ移動通信の標準化を担当する3GPPは、従来の第4世代ロングタームエボリューション(4G LTE)システムから5Gシステムへの進化を促進するために、新しいコアネットワーク構造(Core Network)を5Gコア(5GC)と命名して標準化を進めている。
【0009】
5GCは、4Gのレガシーネットワークコアである進化型パケットコア(Evolved Packet Core:EPC) と比較して、次のような差別化された機能をサポートすることができる。
【0010】
まず、5GCは、ネットワークスライシング(network slicing)機能を採用している。5GCは、様々なタイプのUEとサービスをサポートするために必要である。例えば、このようなサービスには、強化されたモバイルブロードバンド(enhanced Mobile Broadband、 eMBB)、超高信頼性低遅延通信 (Ultra Reliable Low Latency Communications、URLLC)、大規模マシンタイプ通信 (mMTC) が含まれる場合がある。
【0011】
これらのUE/サービスには、コアネットワークに対する様々な要件がある。例えば、eMBBサービスは、高いデータレート(data rate)を必要とする場合があるが、URLLCサービスは、高い安定性と低い遅延を要求する場合がある。ネットワークスライシングは、このような様々な要件を満たすために提供される技術である。
【0012】
ネットワークスライスは、1 つの物理ネットワークを仮想化して複数の論理ネットワークを作成する方法であり、各ネットワークスライスインスタンス (NSI) は、異なる特性を持つ場合がある。したがって、各NSIが、各NSIの特性に適したネットワーク機能(Network Function、NF)を有することにより、様々なサービス要件を満たすことができる。したがって、UEごとに要求されるサービス特性を満たすNSIを割り当てることにより、多様な5Gサービスを効率的にサポートすることができる。
【0013】
第2に、5GCは、モビリティ管理機能とセッション管理機能を分離することにより、ネットワーク仮想化パラダイムを簡単にサポートできる。従来の4G LTEでは、すべてのUEが、登録、認証、モビリティ管理、及びセッション管理機能を担当するモビリティ管理エンティティ (Mobility Management Entity、MME) という単一のコアデバイスとのシグナリング交換を通じて、ネットワーク経由でサービスを受信することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
しかし、5Gでは、UEの数が爆発的に増加し、UEのタイプに応じてサポートする必要のあるモビリティとトラフィック/セッションの特性が細分化される。その結果、すべての機能が、MMEなどの単一のデバイスでサポートされている場合、必要な機能ごとにエンティティを追加する拡張性(Scalability)が低下する可能性がある。そのため、コントロールプレーンを担当するコア機器の機能/実装複雑性やシグナリング負荷の面で拡張性の向上のために、モビリティ管理機能とセッション管理機能を分離する構造に基づいて、各種機能の開発が進められている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
一実施形態によれば、無線通信システムにおけるエッジコンピューティングサービスを提供するためのデバイス及び方法が提供される。
【0016】
一実施形態によれば、UEアプリ状態を利用した動的EASインスタンス化方法及びデバイスが提供される。
【0017】
一実施形態によれば、UEがアプリを使用するときに、UEのアプリに関連付けられたEASをインスタンス化することができる方法及びデバイスが提供される。
【0018】
一実施形態によれば、UEのACに関連付けられたEASをインスタンス化するために使用されるAC状態を報告するための方法及びデバイスが提供される。
【0019】
一実施形態によれば、EESの方法は、EECから、一致するEASを決定するために使用される情報を含む第1のメッセージを受信するステップ;及び前記第1のメッセージの受信に応答して、前記一致するEASをインスタンス化するように、EAS管理システムをトリガするステップを含む。
【0020】
一実施形態によれば、EESは、トランシーバ;及びエッジイネーブラクライアント(EEC)から、一致するエッジアプリケーションサーバ(EAS)を決定するために使用される情報を含む第1のメッセージを受信するように、前記トランシーバを制御し、前記第1のメッセージの受信に応答して、前記一致するEASをインスタンス化するように、EAS管理システムをトリガするプロセッサを含む。
【0021】
以下の発明のモードを実施する前に、この特許文書全体で使用される特定の語句の定義を示すことが有利な場合がある。「含む(include)」及び「含む(comprise)」という用語、及びそれらの派生語は、限定されない包含を意味し;「又は(or)」という用語は、包括的であり、及び/又は(and / or)を意味し;「~に関連付けられる(associated with) 」及び「それに関連付けられる(associated therewith)」という語句、及びその派生語は、含む、~に含まれる(be included within)、~と相互接続する(interconnect with)、含む(contain)、~に含まれる(be contained within)、 ~に/と接続する(connect to or with)、~に/と結合する(couple to or with)、~と通信できる(be communicable with)、~と協力する(cooperate with)、インターリーブする(interleave)、並置する(juxtapose)、~に近似する(be proximate to)、~に/と束縛される(be bound to or with)、 有する(have)、~の特性を有する(have a property of) 等の意味であり;「コントローラ(controller)」という用語は、少なくとも1つの操作を制御する任意のデバイス、システム、又はその一部を意味し、このようなデバイスは、ハードウェア、ファームウェア、又はソフトウェア、或いはそれらのうち少なくとも2つの組み合わせで実装できる。特定のコントローラに関連付けられている機能は、ローカル又はリモートに関わらず、集中化又は分散化できることに留意すべきである。
【0022】
さらに、以下に説明する様々な機能は、それぞれがコンピュータ読み取り可能なプログラムコードから形成され、コンピュータ読み取り可能な媒体に具現化される、1つ又はそれ以上のコンピュータプログラムによって実装又はサポートすることができる。「アプリケーション」及び「プログラム」という用語は、1つ又はそれ以上のコンピュータプログラム、ソフトウェアコンポーネント、一連の命令、手順、関数、オブジェクト、クラス、インスタンス、関連データ、又は適切なコンピュータ読み取り可能なプログラムコードでの実装に適合なそれらの一部を指す。「コンピュータ読み取り可能なプログラムコード」という語句には、ソースコード、オブジェクトコード、及び実行可能コードなど、あらゆるタイプのコンピュータコードが含まれる。「コンピュータ読み取り可能な媒体」という語句には、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、又はその他のタイプのメモリなど、コンピュータによってアクセス可能なすべての種類の媒体が含まれる。「非一時的な(non-transitory)」コンピュータ読み取り可能な媒体は、有線、無線、光、又は一時的な電気信号又は他の信号を伝送する他の通信リンクを排除する。非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体には、データを永続的に格納できる媒体、及びデータを格納して、後で上書きできる、書き換え可能な光ディスクや消去可能なメモリデバイスなどの媒体が含まれる。
【0023】
特定の単語や語句の定義は、この特許文書全体にわたって提供される。当業者は、ほとんどの場合ではなく、多くの場合、そのような定義が、そのように定義された単語及び語句の以前及び将来の使用に適用されることを理解する必要がある。
【0024】
以下の詳細な説明を添付の図面と関連させて考察することにより、開示がよりよく理解されるにつれて、本開示及びそれに付随する多くの態様のより完全な理解が容易に得られるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本開示の一実施形態によるエッジコンピューティングをサポートするアプリケーションネットワークアーキテクチャ及びインターフェースを示す。
図2】本開示の実施形態1によるAC状態及びACトラフィック状態報告のためのサブスクリプション要求手順を示すフローチャートである。
図3】本開示の実施形態2によるAC状態及びACトラフィック状態の検出及び報告のための手順を示すフローチャートである。
図4図4A及び図4Bは、本開示の実施形態3-1によるEEC登録過程におけるAC状態及びACトラフィック状態報告のための手順を示すフローチャートである。
図5】本開示の実施形態3―2によるEESによってEASを動的にインスタンス化する手順を示すフローチャートである。
図6】本開示の実施形態4によるユーザの作業によるUEアプリ状態の状態遷移を示すフローチャートである。
図7】本開示の実施形態5によるUEアプリトラフィック状態の状態遷移を示すフローチャートである。
図8】本開示の様々な実施形態によるUEの構成を示すブロック図である。
図9】本開示の様々な実施形態によるサーバの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下で論じる図1から図9、及びこの特許文書における本開示の原理を説明するために使用される様々な実施形態は、例示のみを目的としており、決して本開示の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。当業者は、本開示の原理が任意の適切に構成されたシステム又はデバイスで実装され得ることを理解するであろう。
【0027】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本開示の要旨が不明であると判断される場合には、公知技術や機能についての詳細な説明は、省略される場合がある。本明細書で使用される用語は、本開示における機能を考慮して定義されたものであり、ユーザ又はオペレータの意図又は慣行に従って、他の用語に置き換えることができる。したがって、用語は、本開示全体に基づいて定義されるべきである。
【0028】
以下、基地局は、端末にリソースを割り当てるエンティティであり、eNodeB、Node B、基地局(BS)、無線アクセスネットワーク(RAN)、アクセスネットワーク(AN)、RANノード、無線アクセスユニット、基地局コントローラ、又はネットワーク上のノードのうち少なくとも1つである。端末は、UE(user equipment)、MS(mobile station)、携帯電話、スマートフォン、コンピュータ、又は通信機能を実行できるマルチメディアシステムを含むことができる。本開示において、ダウンリンク(Downlink;DL)は、基地局から端末に送信される信号の無線伝送経路を意味し、アップリンク(Uplink;UL)は、端末から基地局に送信される信号の無線伝送経路を意味する。
【0029】
ポストLTEシステムは、本開示の実施形態に関連して以下に説明されるが、一例として、本開示の実施形態は、同様の技術的背景又はチャネル形式を有する他の通信システムにも適用され得る。さらに、本開示の実施形態は、当業者による判断の下で、本開示の範囲から著しく逸脱しない範囲で変更されてもよく、そのような変更は、他の通信システム(例えば、LTE又はLTE-Aシステム)に適用できる場合がある。
【0030】
図1は、本開示の一実施形態によるエッジコンピューティングをサポートするアプリケーションネットワークアーキテクチャ100を示す。
【0031】
図1を参照すると、UE101は、少なくとも1つのアプリケーションクライアント(AC)102及びエッジイネーブラクライアント(edge enabler client、EEC)103を含み得る。アプリケーションクライアント102は、エッジコンピューティングサービスが提供されるときに、ユーザに提供するためのアプリケーションレベルのクライアントであり得る。
【0032】
さらに、UE101は、別の無線通信ネットワーク、例えば、少なくとも1つ又はそれ以上の移動通信ネットワークと通信するための通信プロセッサ(Communication Processor、CP)(図示せず)を含むことができる。
【0033】
3GPPネットワーク104は、移動通信ネットワークの代表として示され、例えば、EPC及び/又は5GCを含み得る。3GPPネットワーク104は、無線(over-the-air:OTA)でUE101と直接通信する基地局を含むことができ、より高いレベルのコアネットワーク構成を含むことができる。3GPPネットワークが5GCを含むとき、それは、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility management Function、AMF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)などを含むことができる。
【0034】
また、コアネットワーク(Core Network:CN)としてEPCを有する場合、5GCに対応するネットワークノードを含んでいてもよい。
【0035】
エッジデータネットワーク(Edge Data Network)は、ネットワークスライシング技術によって実装することができ、すべてのエッジデータネットワークを、同じ形式で構成することができる。1つのエッジデータネットワーク105の構成を一例として説明すると、これは、エッジホスティングプラットフォームを含み、エッジイネーブラサーバ(Edge Enabler Server:EES)107、1つ又はそれ以上のエッジアプリケーションサーバ(Edge Application Server:EAS)106、及びエッジホスティングプラットフォームのためのオーケストレータ(Orchestrator for Edge Hosting Platform)を含み得る。エッジイネーブラサーバ106は、エッジイネーブラクライアントマネージャ、エッジイネーブラプラットフォーム、及びエッジイネーブラAPI(application programming interface)サーバを含むことができる。
【0036】
ネットワーク機能は、以下のように定義することができ、その一部が図1に示されている。
【0037】
3GPPネットワーク104は、3GPP無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)及びコアネットワークを含み得る。
【0038】
1つ又はそれ以上のエッジデータネットワーク(Edge Data Network)105は、5Gコアネットワークのデータネットワーク又はEPCネットワークのパケットデータネットワークであり、エッジホスティングプラットフォームエッジイネーブラサーバ(Edge Hosting Platform Edge Enabler Server)などのエッジコンピューティングサービスを提供するための機能を含むデータネットワークであり得る。
【0039】
アプリケーションクライアント(Application Client:AC)102は、UE101のモバイルオペレーティングシステム上で実行されるアプリケーションプログラムであり得、5Gコアネットワーク上のアプリケーション識別子(Application Identifier)によって識別され得る。モバイルオペレーティングシステムを提供する環境では、ACは、オペレーティングシステム(OS)識別子(OS Identifier)及び各OSの一意のアプリケーション識別子(OSAppID)によって識別され得る。
【0040】
1つ又はそれ以上のエッジアプリケーションサーバ(Edge Application Server)106は、仮想化コンテナ上で動作するアプリケーションサーバプログラム、又はエッジホスティング環境(Edge Hosting Environment)上で動作する仮想マシン(virtual machine、VM)イメージであり得、VMイメージがインスタンス化されるときに実行されるサーバプログラムであり得、エッジアプリケーション(Edge Application)と呼ばれることがある。
【0041】
エッジ構成サーバ(Edge Configuration Server)108は、エッジデータネットワーク105に関する構成情報を、UE101に提供するサーバであり得、UE101がモバイルエッジコンピューティング(mobile edge computing、MEC)サービスを利用するための構成情報を受信し得る初期アクセスサーバであり得る。
【0042】
エッジホスティングプラットフォーム(Edge Hosting Platform)は、複数のエッジアプリケーションプログラムを実行できる仮想化層を含むプラットフォームソフトウェアであり得る。本開示において、「エッジホスティングプラットフォーム(Edge Hosting Platform)」及び「エッジホスティング環境(Edge Hosting Environment)」という用語は、同じ概念を有し、交換可能に使用され得る。
【0043】
エッジホスティングプラットフォームのためのオーケストレータ(Orchestrator for Edge Hosting Platform)は、エッジホスティングプラットフォーム上で実行されるエッジアプリケーションプログラムのライフサイクルを管理し、エッジホスティングプラットフォームを管理する管理システムであり得る。これは、ETSIMANO(European Telecommunication Standards Institute Management and Network Operation)で定義されたオーケストレータの機能を実行することができる。
【0044】
エッジイネーブラサーバ(Edge Enabler Server、EES)107は、エッジコンピューティングサービスを提供するためのサーバであり、 エッジホスティングプラットフォームで利用可能なアプリケーションプログラムのリストを、UE101に提供し(Edge Enabler Client Manager)、エッジコンピューティングホスティングプラットフォーム上で動作するエッジアプリケーションプログラムに関する構成情報を管理し、3GPPネットワークからエッジアプリケーションプログラムに提供される機能のAPI(Application Programming Interface)を提供する。
【0045】
エッジイネーブラクライアント(Edge Enabler Client、EEC)103は、UE101のソフトウェアモジュールであってもよく、エッジコンピューティングサービスを提供する機能を有するソフトウェアエージェントであってもよい。これは、UEがエッジコンピューティングサーバにアクセスするための認証機能を実行することができ、UE101が、エッジイネーブルサーバ107と相互作用しながら、エッジホスティングプラットフォームから提供される情報を受信し、UEアプリケーションプログラムに必要なルーティングを実行し、そして、UEアプリケーションプログラムに情報を提供するソフトウェアエージェントであり得る。
【0046】
図1に示すようなエッジコンピューティングをサポートするためのアプリケーションネットワークアーキテクチャは、移動通信サービスプロバイダとは別のエッジコンピューティングサービスプロバイダによって管理される場合があり、1つの移動通信サービスプロバイダネットワーク内に複数の別個のエッジコンピューティングサービスプロバイダが存在する場合がある。図1に示すようなエッジコンピューティングをサポートするためのアプリケーションネットワークアーキテクチャは、サービスプロバイダの構成をサポートする場合がある。
【0047】
図1に示されるアプリケーションネットワークアーキテクチャは、1つの移動通信ネットワークで複数のエッジコンピューティングサービスプロバイダをサポートすることができる。アプリケーションネットワークアーキテクチャは、1つの移動通信ネットワークで利用可能な複数のエッジコンピューティングサービスプロバイダと、サービスプロバイダによってインストールされたエッジコンピューティングネットワークにアクセスするための構成情報を、UEに転送することができる。
【0048】
図1に示されるアプリケーションネットワークアーキテクチャは、1つの移動通信ネットワークに存在する複数のエッジコンピューティングサービスプロバイダの中から、移動通信サービスプロバイダによって選択されたエッジネットワークサービスプロバイダと、選択されたエッジネットワークサービスプロバイダによってインストールされたエッジコンピューティングネットワークにアクセスするための構成情報とを、UEに転送することができる。
【0049】
以下、本開示の様々な実施形態を説明する。本開示は、サービスプロバイダがフレキシブルエッジネットワークをインストールするために、以下の2つのシナリオを提供し、それを実施するための方法及びデバイスに関連し得る。
【0050】
本開示の実施形態1では、EASから、AC状態、例えば、ACのインストール、開始、又はユーザのアクションなどによる、アプリの画面制御の変更、アプリのトラフィックの検出、及びアプリのDNS(domain name system)要求の検出報告のためのサービスサブスクリプション手順が提供される。
【0051】
図2は、本開示の実施形態1によるAC状態及びACトラフィック状態報告のためのサブスクリプション要求手順200を示すフローチャートである。
【0052】
図2を参照すると、EAS201は、AC状態/状態変更報告及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告の要求をEES202に送信する(例えば、動作211)。
【0053】
この場合、状態報告要求メッセージは、1回限り(One-time)の報告要求であってもよいし、EECごと(又はGPSIごと)に指定されたACの状態変更の報告要求であってもよい。
【0054】
EES201がAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更の要求を受信するとき、この要求が1回限りの要求でない場合、EES201は、ターゲットUE又はターゲットEECリスト、AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更の報告及び満了条件を受信し、対応する報告にトランザクション識別子を割り当て、そのような情報を記録する。今後、対応するイベント報告を受信した際に、イベント報告の依頼者を特定できる情報を併せて保持する。
【0055】
イベントサブスクリプションが成功的に完了すると、EES202は、報告要求に対する応答メッセージを、EAS201に転送する(例えば、動作213)。前記報告が1回限りの報告ではなく、要求メッセージにイベント報告条件と満了条件が含まれる場合、動作212で割り当てられた、サブスクリプション要求を識別できるトランザクション識別子情報を含めて転送することができる。
【0056】
一実施形態によれば、1つ又はそれ以上のEECから複数のACの状態に関する報告をすでに受信しているEES202は、EAS201から要求された1つ又はそれ以上のEECのACに関する状態を識別する(例えば、動作212)。EES202は、識別されたEECのAC状態をEAS201に報告する。この場合、EES202は、動作214の応答メッセージとともに、要求されたAC及びAC状態の条件に一致するAC状態及び/又はEECに関する情報を含むAC状態報告を、EAS201に転送する。
【0057】
AC状態及び/又はEEC(及びUE)に関する情報を含むAC状態報告を受信するEAS201が、オーケストレータ(Orchestrator)である場合、オーケストレータは、EASのインスタンス化(instantiation)、負荷分散(load balancing)、スケールイン(scaling-in)、又はスケールアウト(scaling-out)で、関連するACに関する状態情報を使用する場合がある。
【0058】
動作213で、応答メッセージを転送するEES202は、登録されたEECの場合、少なくとも1つのEEC203上でAC状態報告又はACトラフィック状態報告のために動作215及び216に関連して説明されたサブスクリプション要求手順を実行することができる(例えば、動作214)。
EES202は、AC状態情報のサブスクリプション要求メッセージをEEC203に転送する(例えば、動作215)。AC状態及び/又はACトラフィック状態情報報告のサブスクリプション要求メッセージは、ACリスト、AC状態報告イベント(event)リスト、ACのエッジ認識(edge awareness)情報、EASサービスエリア情報、AC状態報告タイプ、AC状態報告インジケータ(indicator)、AC状態報告サブスクリプション(subscription)情報、又はAC状態トリガ条件のうち少なくとも1つを含む。
【0059】
サブスクリプション要求メッセージには、また報告が1回限りの報告であるか連続報告であるか、及び報告が連続報告である場合、報告を完了するための条件(例えば、最大報告回数、最大報告回数を報告できる期間、及び報告完了時間のイベント発生回数)が含まれてもよい。AC状態報告イベントリストは、ACとEASとの間でトラフィックが発生するかどうかを予測できるAC状態情報とAC状態変更情報、ACトラフィック状態とACトラフィック状態変更情報を含むことができる。例えば、AC状態情報は、実施形態4に関連して以下に説明される。ACトラフィック状態情報は、実施形態5に関連して以下に説明される。
【0060】
EEC203は、AC状態情報報告のサブスクリプション要求メッセージを受信すると、EES202のAC状態情報報告のサブスクリプション要求が、成功的に登録された場合、サブスクリプション要求メッセージの応答メッセージを、EES202に転送する(動作216)。AC状態情報報告のサブスクリプション要求が、1回限りの要求である場合、EEC203は、応答メッセージと共にAC状態情報を転送することができる。
【0061】
本開示の実施形態2では、本開示の実施形態1でサブスクライブしているAC状態及びAC状態変更報告サービス及び/又はACトラフィック状態及びACトラフィック状態変更報告サービスに従って、AC状態が報告条件に一致する状態に変更された場合に、EECがAC状態報告を要求したEESにACの状態を報告するための手順が提供される。UEのAC状態の変更の報告を受信すると、EESは、UEの現在のAC状態変更を、AC状態変更報告を要求するEASに報告する。AC状態変更報告は、オーケストレータが、EASの新しいインスタンス (instantiation) を生成したり、生成された既存のインスタンスを削除したりするために使用できる。
【0062】
図3は、本開示の実施形態2による、AC状態及びACトラフィック状態の検出及び報告のための手順300を示すフローチャートである。
【0063】
図3を参照すると、EEC303は、AC状態及び/又はACトラフィック状態を取得するか、AC状態変更又はACトラフィック状態変更を検出することができる(例えば、動作311)。AC状態変更とは、ユーザのアクションによってモバイルオペレーティングシステム上で変更されたAC状態をいう。AC状態及び状態変更は、以下に説明する本開示の実施形態4及び図6に示されている以下の属性を含む状態を有することができる。
【0064】
‐AC302がUE301内のモバイルオペレーティングシステム上にインストールされているかどうかによる状態。
【0065】
‐AC302がUE301内のモバイルオペレーティングシステム上で実行されているかどうかによる状態。
【0066】
‐AC302がモバイルオペレーティングシステムのユーザ画面に表示されているかどうか、AC302がユーザ画面を制御する権限を持っているかどうか、又は、AC302がユーザの対話を制御する権利があるかどうかに応じて、フォアグラウンド(foreground)又はバックグラウンド(background)の状態、又は可視又は不可視の状態に分けられる状態。
【0067】
AC状態の変更は、モバイルオペレーティングシステム上でのユーザのアクションによって生成されたAC302がインストールされ、実行され、一時停止され、終了され、AC302がフォアグラウンド画面又はバックグラウンド画面に移動される状態移動の特徴を有し得る。
【0068】
AC状態と状態変更の特徴を有する状態の例としては、後述する実施形態4のような状態と状態遷移方法が考えられる。
【0069】
図2の動作215において、ACの状態変更の報告要求を受信すると、EEC303は、要求されたACのインストール、実行の開始、実行の停止、終了、又は可視状態又は不可視状態への変更など、ACの状態変更を検出することができる。
【0070】
図2の動作215で、ACの特定の状態への移動が報告条件として要求されると、EECは、ACの特定の状態への移動を検出することができる。
【0071】
ACトラフィック状態及び状態変更は、以下に説明される実施形態5及び図7に示されている以下の属性を含む状態を有することができる。
【0072】
‐ユーザーの介入なしに、アプリケーショントラフィックが生成される可能性があるかどうかに関する状態。このような状態の例は、アプリケーショントラフィック非準備(Application Traffic Not Ready)、又はアプリケーショントラフィック準備(Application Traffic Ready)に分けられる。
【0073】
‐アプリケーションが、UEのオペレーティングシステムにインストールされているか、モバイルオペレーティングシステムで実行されているかに関する状態。このような状態の例は、アプリケーション使用不可(Application Unavailable)、アプリケーション非アクティブ(Application Inactive)、及びアプリケーショントラフィック準備(Application Traffic Ready) に分けられる。
【0074】
‐アプリケーショントラフィックがすぐに発生するか、既に発生しているか、又はトラフィックが発生しない休眠期間(Dormant)にあるかに分けられるアプリケーショントラフィックの発生状態。このような状態の例としては、アプリケーショントラフィック休眠(Application Traffic Dormant)、アプリケーショントラフィック到来(Application Traffic Coming)、及びアプリケーショントラフィック交換(Application Traffic Exchanging)が含まれる場合がある。
【0075】
ACトラフィック状態変更は、ACのトラフィック発生又は発生準備が検出され、移動される状態移動の特性を有することができる。ACトラヒック状態と状態遷移の特徴を有する状態の例としては、後述する実施形態5のような状態と状態遷移方法が含まれ得る。
【0076】
図2の動作215において、ACトラフィックの状態変更の報告を受信すると、EEC303は、ACトラフィック準備状態の変更、例えば、ACトラフィック非準備(Traffic Not Ready)状態からACトラフィック準備(Ready)状態への変更、又はACトラフィック休眠(Dormant)状態、ACトラフィック到来(Coming)状態、及びACトラフィック発生状態の間のACトラフィック状態の変更を検出することができる。例えば、ACトラフィック休眠状態は、ACからDNSクエリ(query)が発生したとき、又は宛先EASのDNSクエリが発生したときに、アプリケーショントラフィック到来状態に遷移する場合がある。ACから発生したアプリケーショントラフィックが検出された場合、又はACから宛先EASへのアプリケーショントラフィックの発生が検出された場合、アプリケーショントラフィック休眠状態は、アプリケーショントラフィック交換状態に変更される。
【0077】
図2の動作215で、ACトラフィック状態の特定状態への移行が報告条件として要求されると、EEC303は、ACの特定の状態への移動を検出することができる。
【0078】
EEC303は、報告条件を満たす状態へのAC状態の移動、AC状態の変更、報告条件を満たす状態へのACトラフィック状態の移動、又はACトラフィック状態の変更を検出すると、EEC303は、AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告メッセージを、EES304に送信することができる(例えば、動作312)。AC状態及び/又はACトラフィック状態報告メッセージは、EEC識別子、報告対象となるAC識別子リスト、サブスクリプション要求のためのトランザクションを他のものから区別するための区分子、AC識別子ごとのAC状態情報、AC識別子ごとのACトラフィック状態情報、AC状態が変更された場合、AC識別子ごとのAC事前状態情報、ACトラフィック状態が変更された場合、AC識別子ごとのACトラフィックの事前状態情報、特定のEASを宛先とするトラフィックの場合、特定のEASの識別子、又は特定のEASの完全修飾ドメイン名 (FQDN) 情報、IPアドレス情報、又はURL(Uniform Resource Locator) 情報のうち少なくとも1つを含むことができる。AC状態/状態変更報告及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告メッセージは、EAS発見手順とともに転送され得る。
【0079】
一実施形態によれば、EEC303からAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更の報告を受信すると、EES304は、オーケストレータに要求し、事前設定手順を実行することができる(例えば、動作313)。事前設定手順は、EAS305のライフサイクルを管理するAPIを呼び出す動作、指定された場所でUEのACに対するAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更の報告を実行する動作、又は、ACに対応するEASでのスケールイン(scale-in)又はスケールアウト(scale-out)を決定して報告する動作を含むことができる。さらに、事前設定手順は、EASとして動作するオーケストレータへのAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更に従って、EESインスタンス(instance)をインスタンス化する動作、EESのインスタンスを追加的にインスタンス化する動作、又はEESインスタンスを削除する動作のうち少なくとも1つを含むことができる。動作313が実行されると、図2の動作211及び動作214は省略可能である。
【0080】
EEC303からAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更の報告を受信すると、EES304は、AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更を報告することを要求したEAS305又はオーケストレータに、AC状態情報、AC状態変更情報、ACトラフィック状態情報、又はACトラフィック状態変更情報のうち少なくとも1つを報告する(例えば、動作314)。EES304は、AC302に対応するEAS305に関する情報を含む報告を、オーケストレータに提供することができる。AC302に対応するEAS305は、AC302にサービスを提供するアプリケーションサーバを意味する。
【0081】
AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告を受信すると、オーケストレータは、AC302に対応するEAS305の情報を取得し、例えば、EASインスタンスの生成、追加、及び削除のための動作を実行することができる(例えば、動作315)。
【0082】
実施形態3-1では、EESは、EASからUEのAC状態及びACトラフィック状態報告サブスクリプション要求を受信し、EESは、サブスクリプション要求を記録する。
【0083】
EECがEESに登録している間、EESは、EECがAC状態及び/又はACトラフィック状態報告のターゲットに属しているかどうかを識別し、EECが報告のターゲットに属している場合、ターゲットACリスト、ターゲットACの条件情報、報告要求が1回限りの状態報告要求であるかの可否、条件と満了条件を含む報告条件、及び報告サブスクリプションを識別するための識別子を含む登録応答メッセージを、EECへ転送する。EECからAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告を受信すると、EESは、報告を要求しているEAS又はオーケストレータに報告された状態を転送する。 EESは、ACに対応するEASへのインスタンス数とインスタンス化の増減を、直接判断するか、オーケストレータにメッセージを転送して、EASがインスタンス化するかどうか、又はEASのインスタンス数を増減するかどうかを決定する手順を実行することができる。
【0084】
図4A及び図4Bは、本開示の実施形態3‐1によるEEC登録過程中のAC状態及び/又はACトラフィック状態報告手順を示すフローチャートである。
【0085】
図4A及び4Bを参照すると、EAS401は、AC状態/状態変更報告及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告の要求をEES402に送信する(例えば、動作411)。
【0086】
この場合、状態報告要求メッセージは、1回限りの報告要求であってもよいし、EECごと(又はGPSIごと)に指定されたACの状態変更の報告要求であってもよい。
【0087】
EES402が、AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更の要求を受信すると、その要求が一回限りの要求でない場合、EES201は、ターゲットUE又はターゲットEECリスト、AC状態/状態変更、及び/又はACトラフィック状態/状態変更の報告及び満了条件を受信し、対応する報告のトランザクション識別子を割り当て、そのような情報を記録する(動作412)。今後、対応するイベント報告を受信した際に、イベント報告の依頼者を特定できる情報を併せて保持する。
【0088】
イベントサブスクリプションが成功的に完了すると、EES402は、報告要求に対する応答メッセージを、EAS401に転送する(例えば、動作413)。報告が一回限りの報告ではなく、要求メッセージにイベント報告条件と満了条件とが含まれる場合、動作412で割り当てられた、サブスクリプション要求を識別することができるトランザクション識別子情報を含めて伝達できる。
【0089】
一実施形態によれば、1つ又はそれ以上のEECから複数のACの状態に関する報告をすでに受信しているEES402は、EAS401から要求された1つ又はそれ以上のEECのACに関する状態を識別する(例えば、動作212)。EES202は、EECの識別されたAC状態を、EAS201に報告する。この場合、EES202は、動作413の応答メッセージとともに、要求されたAC及びAC状態の条件に一致するAC状態及び/又はEECに関する情報を含むAC状態報告をEAS201に転送する。
【0090】
EEC403は、指定された条件に従って、EES402への登録手続きを行う。EES402が提供されているエリアに、UEが移動した場合、又はEECがECSからEESの選択情報を受信し、EECがEESを選択した場合、指定された条件として、EEC403は、EES402への登録手続きを行う。EEC403がEES402に登録手続きを行う場合、EEC403は、UEにインストールされたACリストの全部又は一部を、登録要求メッセージに含めて転送することができる(動作414)。UE内のEEC403は、登録要求メッセージ内に、AC識別子、EECタイプ(EECがダウンロード可能であるか、又は埋め込まれているかに関するインジケータ)、AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告機能がサポートされているかどうかに関するインジケータ、サポートされているAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更リスト、又はモバイルオペレーティングシステム識別子のうち少なくとも1つを含めて、EES402に転送することができる。
【0091】
EES402は、EEC403から登録要求メッセージを受信する。登録要求メッセージを受信すると、EES402は、各ACリストに対応する利用可能な(available)EASリストを識別することができる。さらに、EES402は、EEC403がAC状態及び/又はACトラフィック状態報告のターゲットに属するかどうかを識別し得る。EEC403が報告ターゲットに属しているかどうかは、次の情報によって識別できる。
【0092】
‐EEC識別子;
‐EECを搭載したUEの識別子。例えば、永久機器識別子(Permanent Equipment Identifier、PEI)などのUEデバイスの番号;
‐EECを搭載したUEのサブスクリプション情報、(Generic Public Subscription Identifier(GPSI));
‐UEの位置情報 (例えば、3GPP又はデータネットワークアクセス(DNA) 識別子の位置情報、GPS座標情報、又はロット番号、建物番号などのアドレス情報);
‐UEのサービスエリア情報;及び/又は
‐UEのIPアドレス情報。
【0093】
EEC403が報告ターゲットに属する場合、EES402は、UEに対してターゲットACを指定する。ターゲットACは、ターゲットACのAC識別子又は条件情報のリストを含むことができる。ターゲットACの条件には、次の例が含まれる場合がある。
【0094】
‐UEにインストールされたAC又は実行中のACのうち、AC IDが正規表現(regular expression)で表現された情報、例えば、com.example;
‐UEに新たにインストールされたACのリスト;
‐UEで新たに実行されたACのリスト;
‐UEで現在実行中のアプリのうち、可視(Visible)状態にあるすべてのACのリスト;及び
‐UEで現在実行中のアプリのうち、不可視(Invisible)状態から可視状態に遷移するACのリスト。
【0095】
EEC403が報告ターゲットに属する場合、EES402は、登録要求に対する応答メッセージをEEC403に送信する(動作416)。応答メッセージは、ACリスト、AC状態報告イベントリスト、ACのエッジ認識(edge awareness)情報、EASサービス エリア情報、AC状態報告タイプ、AC状態報告インジケータ、AC状態報告サブスクリプション情報、又は AC状態トリガ条件のうち少なくとも1つを含む。
【0096】
応答メッセージを受信すると、EEC403は、報告が1回限りの報告であるかどうかを識別し、報告が1回限りの報告である場合、EEC403は、1回だけ報告を行う。
【0097】
報告のための条件がある場合、EEC403は、EECサブスクリプション要求を識別するための識別子、報告条件、及び満了条件を記録し、報告条件及び満了条件をトリガするための条件を記録する。
【0098】
EEC403は、現在インストールされているACの報告条件を識別する(動作417)。
【0099】
インストールされたACの場合、EEC403は、報告条件を識別し、報告条件が満たされると、AC状態報告及び/又はACトラフィック状態報告メッセージを、EES402に転送する(動作418)。EES402に転送されるメッセージは、EEC識別子、報告されるAC識別子リスト、サブスクリプション要求されたトランザクションを他のトランザクションと区別するための区分子、AC識別子ごとのAC状態情報、ACが変更された場合、AC識別子ごとのAC事前状態、AC識別子ごとのACトラフィック状態、又はACトラフィックが変更された場合、AC識別子ごとのACトラフィック事前状態情報のうち少なくとも1つを含むことができる。報告条件が満たされ、報告要求が1回限りの要求の場合、報告は、1回のみ行われる。EES402から受信した報告要求が、1回限りの要求ではなく、報告条件と満了条件の両方を含む場合、EEC403は、報告要求を記録し、報告条件が満たされた場合に、動作418を実行することができる。報告満了の条件を満たすイベントが発生すると、それ以上の報告は行われず、記録された報告要求は、削除される。
【0100】
EAS401又はオーケストレータが、動作411を通じてAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更の報告を要求すると、EES402は、EEC403から報告された情報を、対応するEAS401又はオーケストレータに転送することができる(動作420‐1)。EAS401又はオーケストレータは、EES402からAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告を受信し、ACに関連するEASインスタンスを生成、追加、削除、アップグレード、又はダウングレードするための動作を決定することができる(例えば、動作420-2)。
【0101】
一実施形態によれば、EEC403からAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態を受信すると、EES402は、事前設定手順を実行することができる(例えば、動作419)。事前設定手順は、EAS401のライフサイクルを管理するAPIを呼び出す動作、又は指定された場所でUEのACに関するAC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更報告を実行する動作を含むことができる。動作419がEEC402によって実行される場合、動作411及び動作413は、省略可能である。
【0102】
EES402の事前設定手順が、AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更に従って、EASインスタンスを追加、生成、又は削除するための動作を含む場合、EES402は、ACに対応するEASをスケールイン(scale-in)するかスケールアウト(scale-out)するかを決定することができる(例えば、動作421‐1)。スケールアウトは、EASインスタンスの数を増やすための動作であり、スケールインは、EASインスタンスの数を減らすためのEAS401のオーケストレーション動作である。EES402は、決定されたスケールアウト又はスケールインの要求を、EAS401又はオーケストレータに転送することができる(例えば、動作421‐2)。
【0103】
事前設定手順に従って、AC状態/状態変更及び/又はACトラフィック状態/状態変更を報告すると、EES402は、オーケストレータに対応するEAS401のコンテキスト登録又は解除を実行することができる(例えば、動作422)。例えば、EEC403から報告されたAC状態イベントが、AC開始イベント又はACトラフィック開始すぐイベントである場合、ACに対応するEAS401に対して、コンテキスト登録又は解除手順を実行することができる。EAS401のコンテキスト登録又は解除の要求を受信するオーケストレータは、新しいEASインスタンスを生成するか、又は既存のEASインスタンスの数を増減する機能を実行することができる。
【0104】
本開示の実施形態3‐2では、ACに対応するEASを動的にインスタンス化することを可能にする方法が提供され、EESは、EASから登録要求を通じて、EASに関連付けられたACプロファイル(AC IDを含む)を受信し、EECが登録要求を送信するときに、EECが検出要求を送信する必要のあるトリガ条件を決定し、EAS発見を実行するためのトリガ条件をEECに送信した後、ACでの状態変更を検出するEECからEAS発見要求メッセージを受信する。
【0105】
図5は、本開示の実施形態3‐2によるEESによってEASを動的にインスタンス化する手順を示すフローチャートである。
【0106】
図5を参照すると、EAS501は、EAS登録手順を実行するために登録要求メッセージをEES502に送信する(例えば、動作511)。一実施形態によれば、EAS登録手順は、EASの代わりに、インスタンス化の可能なEASが、エッジホスティング環境(Edge Hosting Environment)で管理される場合、エッジホスティング環境を管理するオーケストレータによって実行され得る。この場合、EAS登録手順は、EAS501に代わって、エッジホスティング環境を通じて、EAS501のライフサイクルを管理するオーケストレータによって実行されてもよい。オーケストレータが登録手順を実行するとき、EAS IDは、特定のインスタンスのIDを参照するのではなく、インスタンス化された複数のEASインスタンスをまとめて参照する場合がある。オーケストレータが、登録手続きを実行すると、EAS IDは、包括的なEASを参照し、複数のインスタンス化されたEASのエンティティは、同じEAS IDを有する。別の実施形態によれば、EAS501によってEES502上で実行される登録手順は、新しいインスタンスのEASによって実行されてもよい。この場合、EAS登録手順は、新たにインスタンス化されたEASインスタンスを登録するために実行されて、EES502が別のEES又はEEC503に利用可能なEASインスタンスを発見できるようにすることができる。EAS501からEES502に送信される登録要求メッセージは、EAS ID又はEAS501がサービスを提供するACに関する情報、すなわち、ACプロファイルのうち少なくとも1つを含むことができる。ACプロファイルには、AC IDとともに、ACに関する追加情報が含まれ得る。さらに、EAS501からEES502に送信される登録要求メッセージは、オーケストレータのためのURL情報を含むことができる。EES502は、EAS501から受信した登録要求メッセージに含まれたEAS ID及び/又はACプロファイル情報を格納及び管理する(動作512)。EAS501から登録要求メッセージを受信すると、EES502は、登録要求メッセージへの応答メッセージを、EAS501に送信する(例えば、動作513)。
【0107】
引き続き、図5を参照すると、EEC503は、登録要求メッセージをEES502に送信して、EES502の登録手順を実行する(例えば、動作514)。EEC503からEES502に送信される登録要求メッセージは、EEC ID、EECタイプ(例えば、組み込みタイプ(Embedded)であるか、ACタイプであるかを示す識別子)、オペレーティングシステムID、現在のUEにインストールされているAC ID、及び/又はEEC503が現在エッジコンピューティングサービスを提供するために関連付けられているACのリスト、又はEEC503によって現在識別され得るUEにインストールされているAC IDリスト、及び/又はEEC502によって現在識別されている可能性のある、UEで実行されているAC IDのリストを含むことができる。
【0108】
一実施形態によれば、EEC503がEAS発見トリガ条件をサポートする場合、EEC503は、EES502に送信される登録要求メッセージに、EAS発見トリガ機能インジケータを含めて、転送してもよい。
【0109】
EEC503から登録要求メッセージを受信すると、EES502は、UEから送信されたACリストを識別する。EES502は、UEから送信されたACリストに対応する利用可能なEASリストを識別し、対応するEASに対して、EAS発見を実行するためのトリガ条件を決定する(例えば、動作515)。このようなトリガ条件は、EES502に予め設定されていてもよいし、ECS又は別のポリシーサーバを介して受信された情報であってもよい。一例として、トリガ条件は、ECSから、サービス認可設定(例えば、Service Provisioning)過程中の認可設定応答メッセージを介して、EES502に設定され得る。
【0110】
一実施形態によれば、EAS発見をトリガするための条件は、以下の条件のすべて又は一部を含み得る:
‐ACがUEに新たにインストール又は再インストールされたとき;
‐UEにインストールされているACが実行状態に変更されるとき;
‐ACがエッジコンピューティングの使用要求をEECに送信するとき;
‐ACがEASにトラフィックを送信するトラフィックを検出するとき;
‐ACがDNSクエリを実行して、トラフィックをEASに送信するとき;
‐実施形態4に関連して説明されたAC状態(既存);
‐実施形態4に関連して説明されたAC状態の変更;
‐実施形態5に関連して説明されたACトラフィック状態;及び/又は
‐実施形態5に関連して説明されたACトラフィック状態が変更されるとき。
【0111】
前述のEAS発見トリガ条件の各項目は、以下の表1に示すように、EAS発見トリガインジケータインデックスとして指定され得る。
【0112】
【表1】
【0113】
EEC503から受信された登録要求メッセージに応答して、EES502は、EAS発見トリガ条件(例えば、EAS発見トリガ条件を示すEAS発見トリガインジケータインデックス情報)を含む登録応答メッセージを、EEC503に送信する(例えば、動作 516)。
【0114】
一実施形態によれば、EAS発見トリガ条件が、トラフィック状態又は特定のAC状態の変更である場合、EES502は、対応するAC IDを一緒にUEに送信するか、AC IDに対応するEAS IDリストを、UEに送信することができる。
【0115】
EEC503が、EES502に登録している間、EES502は、次の情報のうち少なくとも1つを含むEEC登録応答メッセージを、EEC503に送信することができる。
【0116】
‐EEC503から受信した、UEにインストールされているACリストで、現在利用可能なEASのリスト;
‐EEC503から受信した、UEにインストールされているACリストで、現在EASインスタンス化されている可能性のあるEASのリスト;
‐ACのEAS発見トリガ条件情報;
‐EES502に登録されたEASリスト内のEAS発見を通じて、動的にEASインスタンス化を要求したEASのリスト;又は
‐EASのインスタンス化を動的に要求したEAS501に対応するACのリスト。
【0117】
一実施形態によれば、EEC503は、EAS発見トリガを検出する機能を提供することができ、又はEES502から受信されたEAS発見トリガ条件に従って、EAS発見要求を送信する機能をサポートすることができる。
【0118】
EES502から登録応答メッセージを受信すると、EEC503は、次の内容のうち少なくとも1つを識別する。
【0119】
‐AC状態の変更の検出;
‐EAS501とのトラフィック接続を使用したACの検出;又は
‐EAS501にトラフィックを送信するためのACの検出。
【0120】
前述したEEC503による識別手順は、EEC503が登録応答メッセージに含まれたEAS発見トリガ条件を満たすか否かを識別する手順に対応する(例えば、動作517)。
【0121】
EES502から登録応答メッセージに含まれたEAS発見トリガ条件を受信すると、EEC503は、EAS発見トリガ条件が満たされる場合、EAS発見要求メッセージをEES502に送信する(例えば、動作518)。EEC503からEES502に送信されるEAS発見要求メッセージは、次の情報を含むことができる。
【0122】
‐EEC ID;
‐インストール又は実行されているAC ID のリスト;
‐ACの状態を含むACプロファイルのリスト;及び/又は
‐EAS発見トリガ条件が満たされ、EAS発見要求メッセージが送信されるとき、EAS発見トリガインジケータインデックス(例えば、表1に示されるインデックスに対応する)。
【0123】
別の実施形態によれば、EAS発見トリガ条件が受信されない場合でも、EEC502自身の設定又はオペレータの設定があり、以下の条件が満たされる場合、EEC502は、EAS発見要求メッセージをEES502に送信することができる。
【0124】
‐実施形態4で説明したようにAC状態が変更された場合、より具体的には、
■ACが新たにインストールされたとき (つまり、AC状態が設置済み状態に変更したとき);
■ACが稼働(Running)状態に変更されたとき;
■ACがフォアグラウンドに変更されたとき;及び/又は
■ユーザの要求時に、UIがユーザとの対話に重点を置いている場合;
‐実施形態5に関連して説明したようにACトラフィック状態が変更されたとき、より具体的には、
■ACがEASへのトラフィックの送信を検出したとき;
■ACがDNSクエリを送信して、トラフィックをEASに送信したとき、又はACが DNSクエリの送信を検出したとき;及び/又は
■トラフィックが送信されていない状態から、トラフィックが設定されている状態にACが変更された場合。
【0125】
EEC503が、EAS発見要求メッセージをEES502に送信するとき、EEC503は、実施形態4に関連して説明されたAC状態、又は実施形態5に関連して説明されたACトラフィック状態を示すインジケータをEAS発見要求メッセージに含めて、EES502に送信することができる。
【0126】
EEC503からEAS発見要求メッセージを受信すると、EES502は、必要な動作を実行する(例えば、動作519)。
【0127】
一実施形態によれば、EEC503からEAS発見要求メッセージを受信すると、EAS502は、EAS発見要求メッセージに含まれるAC ID又はACプロファイル内のAC状態が、指定された条件を満たすかどうかを識別する。例えば、EAS502は、EAS発見要求メッセージに含まれるAC IDが、動作512で格納されたAC ID又はACプロファイルに対応するかどうかを識別する。
【0128】
一実施形態によれば、EES502は、EAS発見トリガインジケータインデックスがEAS発見要求メッセージに含まれているかどうか、及び対応するEAS発見トリガインジケータインデックスに従って実行されるべき動作があるかどうかを識別する。例えば、EAS502は、EAS発見トリガインジケータインデックスに従って、対応するEAS501を検索し、オーケストレータを介して、EAS501のEASインスタンス化をトリガするための動作を実行することができる。
【0129】
一実施形態によれば、EES502は、EAS発見フィルタに含まれるAC IDに対応するEAS IDを選択することができ、EAS501の動的インスタンス化をトリガするための動作を実行することができる。
【0130】
本開示の別の実施形態によれば、EES502によってEEC503から受信されたACに対応するEAS501のオーケストレータを介して、EAS501のインスタンス化をトリガするための手順は、EEC503から受信した登録要求メッセージに含まれるACに関する情報を介して実行することもできる。例えば、図5の動作515の後、EES502は、ACに対応するEASに対して、スケールインするか、スケールアウトするかを決定し、決定されたスケールアウト又はスケールイン(例えば、動的インスタンス化)の要求をオーケストレータに送信する。例えば、EES502は、EEC503から受信した登録要求メッセージに含まれる次の情報を通じて、EASのインスタンス化を決定することができる。
【0131】
‐AC IDリスト;
‐ACプロファイルリスト;
‐AC状態情報又は変更されたAC状態情報;
‐ACトラフィック状態情報又は変更されたACトラフィック状態情報;及び/又は
‐EEC503でACのインストールが検出されたAC IDのリスト。
【0132】
さらに、EES501は、オーケストレータに対応するEAS501のコンテキストを登録又は解除することができる。オーケストレータは、EES501から要求を受信すると、ACに関連するEASエンティティを作成、追加、削除、アップグレード、又はダウングレードするための動作を決定することができる。
【0133】
UEアプリ、即ち、ACの状態情報及び状態情報変更が発生する条件は、実施形態4に関連して説明される。
【0134】
図6は、本開示の実施形態4による、ユーザの作業によるUEアプリ状態の状態遷移を示すフローチャートである。
【0135】
図6に関連して説明した6つの状態はすべて、UE、即ち、ACにおけるアプリの状態を示す。以下、図6の状態を説明するとき、アプリケーション(Application)、AC及びUEアプリ、並びにUEアプリケーションは、交換可能に使用され得る。
【0136】
図6を参照すると、UEアプリの6つの状態のそれぞれは、次のように定義され得る。
【0137】
1)アプリケーション使用不可 (Application Unavailable)601の状態
アプリケーションがインストールされていない状態である。この状態では、アプリケーションストア (又はプレイストア(play store))からアプリケーションをダウンロードすることができる。アプリケーションをダウンロードしてインストールすると、アプリケーション使用可能(Application Available)状態に遷移する場合がある。アプリケーション使用可能の状態のACが、UEのオペレーティングシステムによって削除されると、アプリケーション使用不可の状態になる。
【0138】
2)アプリケーション使用可能 (Application Available)602の状態
アプリケーションがインストールされている状態である。この状態は、アプリケーション非アクティブ(Application Inactive)状態又はアプリケーションアクティブ(Application Active)状態の場合がある。ACがダウンロードされ、UEに完全にインストールされると、ACは、アプリケーション使用可能の状態になる。ACが取り外されると、アプリケーション使用不可の状態になる。
【0139】
3)アプリケーション非アクティブ(Application Inactive)603の状態 (アプリケーションがインストールされているが、実行されていない場合)
アプリケーション使用可能状態のサブ状態(sub state)である。これは、アプリケーションがインストールされているが、実行されていない状態である。この状態では、アプリケーションは、トラフィックを発生できない。アプリケーション非アクティブ状態の例には、次の場合が含まれる。
【0140】
‐アプリケーションがインストールされているが、まだ開始されていない状態;
‐モバイルオペレーティングシステム又はユーザによって、アプリケーションが一時停止された状態;及び/又は
‐モバイルオペレーティングシステム又はユーザによって、アプリケーションが終了された状態。
【0141】
4)アプリケーションアクティブ(Application Active)604の状態 (アプリケーショントラフィック準備状態)
アプリケーション使用可能状態のサブ状態である。この状態では、アプリケーションは実行中である。アプリケーションのインストール後、アプリケーションが開示されることにより、アプリケーションアクティブ状態に遷移する。又は、一時停止中のアプリケーションが再開されると、アプリケーションは、アクティブな状態になる。アプリケーションアクティブ状態では、アプリケーションは、ユーザのアクションに関係なく、アプリケーショントラフィックを生成する可能性がある。
【0142】
5)アプリケーションのアクティブな可視 (Application Active Visible)605の状態
アプリケーションのアクティブな可視状態は、アプリケーションアクティブ状態のサブ状態である。アプリケーションのアクティブな可視状態では、アプリケーションがユーザに表示され、アプリケーションは、ユーザインターフェイスを介して、ユーザとの対話を制御することができる。アプリケーションのアクティブな可視状態では、アプリケーショントラフィックが、サーバ又はEASに送信されるか、ユーザーのアクションの結果として生成される。アプリケーションは、アプリケーション非アクティブ状態でアプリケーションが開始すると同時に、アプリケーションのアクティブな可視状態に入る場合がある。アプリケーションのアクティブな不可視状態で、アプリケーションがユーザインターフェイスを制御する権限を持っているか、フォーカスされている場合、アプリケーションアクティブな可視状態に遷移する場合がある。アプリケーションのアクティブな可視状態のアプリケーションが、OSや他のアプリケーションによってユーザ画面の制御権を失った場合、アプリケーションのアクティブな不可視状態に遷移する場合がある。アプリケーションのアクティブな可視状態には、アプリケーションの画面が、フォアグラウンド(foreground)に存在する状態が含まれる。
【0143】
6)アプリケーションのアクティブな不可視(Application Active Invisible)606の状態
アプリケーションアクティブ状態のサブ状態である。アプリケーションのアクティブな不可視状態では、アプリケーションは、ユーザのアクションを制御する権限を持たず、ユーザには表示されない。アプリケーションのアクティブな不可視状態であっても、ユーザのアクションに関係なく、ACは、アプリケーショントラフィックを送受信することができる。アプリケーションのアクティブな不可視状態では、アプリケーションのアクティブな可視状態で開始されたアプリケーショントラフィックが、連続して送受信される可能性がある。アプリケーションのアクティブな不可視状態で、アプリケーションが一時停止又は終了すると、アプリケーションは、非アクティブな状態に遷移する場合がある。アプリケーションのアクティブな可視状態で、たまたまユーザ制御権を取得したり、アプリケーションフォーカスを取得したりすると、アプリケーションのアクティブな可視状態に遷移する場合がある。アプリケーションのアクティブな可視状態で、フォーカスやユーザ制御権を失うと、アプリケーションのアクティブな不可視状態に遷移する場合がある。
【0144】
図6に関連して説明された状態は、本開示で説明される主要な動作を説明する際に、異なる名前又はそれらの組み合わせを有する同様のタイプの状態として説明される場合がある。
【0145】
本開示の実施形態5では、UEアプリ又はACのトラフィック状態情報及びアプリケーショントラフィック状態情報に変更が加えられる条件が説明される。
【0146】
図7は、本開示の実施形態5によるUEアプリトラフィック状態の状態遷移を示すフローチャートである。
【0147】
図7に関連して説明された状態はすべて、UEにおけるアプリのトラフィック状態、即ち、ACのトラフィック状態を示す。以下、図7の状態を説明するにあたり、アプリケーショントラフィック(Application Traffic)とACトラフィックとは、交換可能に使用することができる。
【0148】
図7を参照すると、UEアプリの状態は、次のように定義され得る。
【0149】
1)アプリケーション使用不可(Application Unavailable)701の状態
UEにアプリケーションがインストールされていない状態である。これは、実施形態4のアプリケーション使用不可状態と同じ状態である。アプリケーション使用不可状態では、アプリケーショントラフィックは発生しない。
【0150】
2)アプリケーション使用可能(Application Available)702の状態
アプリケーションが動作している状態である。これは、実施形態4のアプリケーション使用可能状態と同じ状態である。
【0151】
3)アプリケーション非アクティブ (Application Inactive)703の状態
UEにアプリケーションがインストールされているが、動作していない状態である。これは、実施形態4のアプリケーション非アクティブ状態と同じ状態である。アプリケーション非アクティブ状態では、アプリケーションは、トラフィックを生成できない。
【0152】
4)アプリケーショントラフィックの非準備(Application Traffic Not Ready)704の状態
アプリケーショントラフィック非準備状態は、アプリケーショントラフィックを生成できない状態であり、アプリケーション使用不可状態及びアプリケーション非アクティブ状態を含み得る。
【0153】
5)アプリケーショントラフィック準備(Application Traffic Ready)705の状態
アプリケーション使用可能状態のサブ状態である。これは、実施形態4で示したアプリケーションのアクティブな状態と同じ状態である。アプリケーションは、実行中の状態であるため、ユーザのアクションに関係なく、いつでもアプリケーショントラフィックを送受信することができる。アプリケーション非アクティブ状態、又は、アプリケーショントラフィック非準備状態では、アプリケーションが開始し、アプリケーショントラフィック準備状態に遷移する場合がある。アプリケーショントラフィック準備状態で、アプリケーションが一時停止又は終了されると、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック非準備状態又はアプリケーション非アクティブ状態に遷移する場合がある。アプリケーショントラフィック準備状態には、追加のサブ状態、例えば、アプリケーショントラフィック休眠(Application Traffic Dormant)、アプリケーショントラフィック到来(Application Traffic Coming)、アプリケーショントラフィック交換(Application Traffic Exchanging)の状態などがある。
【0154】
6)アプリケーショントラフィック休眠(Application Traffic Dormant)706の状態
アプリケーショントラフィック準備状態のサブ状態である。アプリケーショントラフィックが、アプリケーション非アクティブ状態又はアプリケーショントラフィック非準備状態で開始すると、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック休眠状態に遷移する場合がある。アプリケーショントラフィック休眠状態で、ACからDNSクエリが発生した場合、又は宛先EASに対して、DNSクエリが発生した場合、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック到来状態に遷移する場合がある。又は、アプリケーショントラフィック(宛先EAS向け)が発生すると、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック交換状態に遷移する場合がある。
【0155】
7)アプリケーショントラフィック到来(Application Traffic Coming)707の状態
アプリケーショントラフィック準備状態のサブ状態である。これは、アプリケーショントラフィックが送受信されるか、又はまもなく送受信されることを検出した状態である。例えば、DNSクエリを検出すると、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック到来状態になる。アプリケーショントラフィック到来状態では、UE内のアプリケーションと宛先EASとの間のトラフィックが、所定の時間(例えば、1秒)の間生成されない場合、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック到来状態からアプリケーショントラフィック休眠状態に遷移することができる。
【0156】
8)アプリケーショントラフィック交換 (Application Traffic Exchanging)708の状態
アプリケーショントラフィック準備状態のサブ状態である。ACから発生したアプリケーショントラフィックが検出された場合、又はACから宛先EASへのアプリケーショントラフィックの発生が検出された場合、アプリケーショントラフィック休眠状態は、アプリケーショントラフィック交換状態に変更される。そのようなアプリケーショントラフィックの例は、UE内のアプリケーションと宛先EASアドレスとの間のTCP接続(connection)を作成するためのメッセージ、及びHTTP接続を確立するためのメッセージを含み得る。アプリケーショントラフィック交換状態で、UE内のアプリケーションと宛先EASとの間のトラフィックが、予め設定された時間(例えば、10秒)の間生成されない場合、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック休眠状態に遷移することができる。宛先EASアドレスのDNSクエリが発生しても、アプリケーションは、アプリケーショントラフィック到来状態に移行できない。
【0157】
図8は、本開示の様々な実施形態によるUEの構成を示すブロック図である。
【0158】
図8を参照すると、UE800は、無線通信システムにおける他のエンティティと通信するために、トランシーバ801及びコントローラ802を含むことができる。
【0159】
トランシーバ801は、他のネットワークエンティティとの間で信号を送受信することができ、UEのCPを含むことができる。コントローラ802は、トランシーバの送受信を制御することができ、UEのEEC及びACを含むことができる。
【0160】
図9は、本開示の様々な実施形態によるサーバの構成を示すブロック図である。
【0161】
図9のサーバは、例えば、ECS、EAS、EES、基地局、又はAMFに対応し得る。
【0162】
図9を参照すると、無線通信システムにおける他のエンティティ又はUEと通信するサーバ900は、トランシーバ901及びコントローラ902を含み得る。
【0163】
トランシーバ901は、他のネットワークエンティティとの間で信号を送受信することができる。コントローラ902は、トランシーバ901を制御し、送受信される信号を処理することができる。
【0164】
なお、図1図9の構成図、エッジコンピューティングサービス提供方法の例示図、運用手順の例示図、構成図は、本開示の範囲を限定するものではない。換言すれば、図1図9に示されるすべてのコンポーネント、エンティティ、又は動作ステップは、本開示を実施する上で必須のコンポーネントと解釈されるべきではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、一部のコンポーネントのみを用いて実施することができる。
【0165】
前述の基地局又はUEの動作は、基地局又はUEの任意のコンポーネントに、それらの対応するプログラムコードを格納するメモリデバイスを備えることによって実現され得る。すなわち、eNB又はUEのコントローラは、プロセッサ又はCPU(Central Processing Unit)がメモリデバイスに格納されたプログラムコードを読み出して実行することにより、前述の動作を実行することができる。
【0166】
本明細書で説明するように、エンティティ、UE又は基地局デバイス内の様々なコンポーネント又はモジュール(module)は、ハードウェア回路、例えば、相補型金属酸化膜半導体(complementary metal oxide semiconductor)ベースの論理回路、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアを用いて、及び/又は機械可読媒体に埋め込まれたハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアの組み合わせのようなハードウェア回路を用いて操作できる。一例として、トランジスタ(transistor)、論理ゲート(logic gate)、又はASICなどの電気回路を使用して、様々な電気的構造及び方法を実行することができる。
【0167】
以上、本開示の特定の実施形態について説明したが、本開示の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行うことができる。したがって、本開示の範囲は、前記の実施形態に限定されるべきではなく、むしろ、特許請求の範囲及びその均等物によって定義されるべきである。
【0168】
本開示は、様々な実施形態で説明されてきたが、様々な変更及び修正が当業者に提案され得る。本開示は、添付の特許請求の範囲内にあるような変更及び修正を包含することが意図されている。
【符号の説明】
【0169】
100 アプリケーションネットワークアーキテクチャ
101 UE
102 アプリケーションクライアント
103 エッジイネーブラクライアント
104 3GPPネットワーク
105 エッジデータネットワーク
106 エッジアプリケーションクライアント
107 エッジイネーブルサーバ
108 エッジ構成サーバ
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】