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特表2023-525998ユーザによる商品梱包及び配送を補助する方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-20
(54)【発明の名称】ユーザによる商品梱包及び配送を補助する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/083 20230101AFI20230613BHJP
【FI】
G06Q10/083 320
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022567878
(86)(22)【出願日】2021-05-18
(85)【翻訳文提出日】2022-12-19
(86)【国際出願番号】 KR2021006192
(87)【国際公開番号】W WO2021235817
(87)【国際公開日】2021-11-25
(31)【優先権主張番号】10-2020-0058971
(32)【優先日】2020-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522434897
【氏名又は名称】オアシス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨンジュン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
(57)【要約】
本発明は、ユーザによる商品梱包及び配送を補助する方法であって、ユーザにより、注文確認書のQRコードがスキャンされるステップと、前記注文確認書のQRコードを基に、包装時の注意事項情報及び注文商品リストを含む注文詳細情報を提供するステップと、前記ユーザにより、前記包装時の注意事項情報が選択される場合、前記包装時の注意事項情報を、第1の色で表すステップと、前記注文商品リストのうち、特定商品の梱包が完了した場合、前記ユーザにより、前記注文商品リストのうち、前記特定商品が選択されるステップと、前記特定商品が選択された場合、特定商品を前記第1の色で表すステップと、前記注文商品リストの全ての商品の梱包が完了した場合、前記ユーザにより、前記注文商品リストの状態が包装済みに切り換えられるステップとを含むことを特徴とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
画面及びタッチインターフェースを含む商品梱包及び配送補助装置により行われるユーザによる商品梱包及び配送を補助する方法であって、
注文確認書のQRコードがスキャンされる場合、前記注文確認書のQRコードを基に、包装時の注意事項情報及び注文商品リストを含む注文詳細情報を画面に提供するステップと、
前記画面を通じて、前記包装時の注意事項情報が選択される入力を受信した場合、前記包装時の注意事項情報を選択される前と区別する第1の色で前記画面に表すステップと、
前記注文商品リストのうち、特定商品の梱包が完了することにつれ、前記注文商品リストのうち、前記特定商品が選択される入力を受信した場合、前記特定商品を前記第1の色で前記画面に表すステップと、
前記注文商品リストの全ての商品の梱包が完了した場合、前記注文商品リストの状態が包装済みに切り換えられるステップとを含み、
前記特定商品が選択される入力を受信した場合、前記特定商品を前記第1の色で前記画面に表すステップは、
前記特定商品の総数量に比して、前記特定商品が選択される入力を受信した回数を、前記画面内の前記特定商品の下段に棒状に表すステップと、
前記特定商品が選択される入力が前記特定商品の総数量だけ受信された場合、前記特定商品を前記第1の色で前記画面に表すステップとを含み、
前記特定商品が選択される入力は、前記特定商品が誤配送履歴情報による誤配送履歴が所定の回数以上の商品である場合、前記特定商品のバーコードスキャンのみによって受信され、前記特定商品が前記誤配送履歴情報による誤配送履歴が前記所定の回数未満の商品である場合、前記特定商品のバーコードスキャン又は前記タッチインターフェースにより受信され、
前記誤配送履歴情報は、破損情報又はクライアントのクレーム情報を含み、
更に、前記状態が包装済みに切り換えられた前記注文商品リストによる梱包された商品を含む梱包ボックスに対する送り状QRコードがスキャンされる場合、前記送り状QRコードを基に、地図に基づく配送位置情報及び注文者の名前情報を前記画面に提供するステップと、
前記注文者の名前情報が選択される入力を受信する場合、配送済み又は道探しが選択可能な配送詳細情報を、前記画面に提供するステップと、
前記道探しが選択される入力を受信する場合、前記配送位置情報を基に、道案内を前記画面に提供するステップとを含み、
更に、前記梱包ボックスの配送が完了することにつれ、前記送り状QRコードが再度スキャンされる場合、前記送り状QRコードを基に、前記配送詳細情報を前記画面に提供するステップと、
前記梱包ボックス及び配送位置を確認することができる空間を含む画像情報を取得し、メッセージ情報を生成するステップと、
前記画像情報及び前記メッセージ情報を基に、前記梱包ボックスの配送状態を配送済みに切り換えるステップと、
前記配送状態が前記配送済みに切り換えられた場合、前記画像情報及び前記メッセージ情報を、注文者端末に提供するステップとを含むことを特徴とする商品梱包及び配送補助方法。
【請求項2】
更に、前記ユーザのアカウント情報を取得するステップと、
出勤又は退勤を示す勤怠状態を選択する入力を受信するステップと、
勤怠確認QRコードがスキャンされる場合、前記アカウント情報及び前記勤怠確認QRコードを基に、前記勤怠状態による前記ユーザの出勤又は退勤を登録するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の商品梱包及び配送補助方法。
【請求項3】
更に、前記注文商品リストのうち、特定商品がピッキングボックスに存在しない場合、前記特定商品に対する製品要請が選択される入力を受信するステップと、
前記特定商品の不足数量情報及び前記ユーザの作業位置情報が取得され、前記特定商品の状態を要請中に切り換えるステップとを含み、
前記ピッキングボックスは、前記注文商品リストを基にピッキングされた商品を含むことを特徴とする請求項1に記載の商品梱包及び配送補助方法。
【請求項4】
更に、前記注文商品リストのうち、特定商品がピッキングボックスに存在しない場合、前記特定商品の状態が抜け落ちに切り換えられる入力を受信するステップと、
前記特定商品を、前記第1の色と異なる第2の色で前記画面に表すステップと、
前記注文商品リストのうち、前記特定商品を除く全ての商品の梱包が完了した場合、抜け落ち商品に対する報知メッセージを提供するステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の商品梱包及び配送補助方法。
【請求項5】
更に、前記特定商品を梱包することに用いられる少なくとも1つの包装材が存在しない場合、包装材要請が選択される入力を受信するステップと、
包装材の種類情報、サイズ情報、及び前記ユーザの作業位置情報を取得して、前記包装材要請を登録するステップと、
他のユーザ端末を通じて、前記登録された包装材要請に対する取り置きが選択される入力を受信するステップと、
前記登録された包装材要請による包装材の伝達が完了した場合、前記登録された包装材要請の状態を完了に切り換えるステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の商品梱包及び配送補助方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザによる商品梱包及び配送を補助する方法及び装置に関し、より詳しくは、多数の商品が陳列及び包装される倉庫のような空間で、ユーザが特定商品を梱包し、これを注文者に配送することを補助する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、情報化時代を迎えて、インターネットなどを通じた遠隔注文による配送サービスが活性化されている。このようなサービスは、通常、注文に応じて商品をピッキング(picking)し、ピッキングした商品を梱包(packing)し、梱包した商品を注文者に配送する一連の手続きからなる。
【0003】
但し、注文する商品の種類又は数が増加しており、倉庫などのような空間は、複数種類の商品が積載されているため、効率よく商品を探してピッキングすることは困難である。また、商品の種類によって、梱包方法が異なる場合も多く、注意すべきことも増えていて、梱包も難しくなっている。さらには、梱包した商品を配送する方法も様々であり、特に、非対面配送が脚光を浴びているが、紛失などの問題がある。すなわち、このようなサービスにおいて、現在、ピッキング、梱包、及び配送などにおいて、様々な問題が生じている実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、かかる問題を解決するためになされており、その目的は、ユーザによる商品梱包及び配送を補助する方法を提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の目的は、ユーザによる商品梱包及び配送を補助する装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助装置により行われるユーザによる商品梱包及び配送を補助する方法は、ユーザにより、注文確認書のQR(Quick-response)コードがスキャンされるステップと、前記注文確認書のQRコード(登録商標)を基に、包装時の注意事項情報及び注文商品リストを含む注文詳細情報を提供するステップと、前記ユーザにより、前記包装時の注意事項情報が選択される場合、前記包装時の注意事項情報を、第1の色で表すステップと、前記注文商品リストのうち、特定商品の梱包が完了することにつれ、前記ユーザにより、前記注文商品リストのうち、前記特定商品が選択されるステップと、前記特定商品が選択された場合、特定商品を前記第1の色で表すステップと、前記注文商品リストの全ての商品の梱包が完了した場合、前記ユーザにより、前記注文商品リストの状態が包装済みに切り換えられるステップとを含む。
【0007】
前記目的を達成するための本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助装置は、プロセッサと、前記プロセッサを通じて行われる少なくとも1つの指令が保存されたメモリとを含み、前記少なくとも1つの指令は、ユーザにより、注文確認書のQRコードがスキャンされるように行われ、前記注文確認書のQRコードを基に、包装時の注意事項情報及び注文商品リストを含む注文詳細情報を提供するように行われ、前記ユーザにより、前記包装時の注意事項情報が選択される場合、前記包装時の注意事項情報を、第1の色で表すように行われ、前記注文商品リストのうち、特定商品の梱包が完了した場合、前記ユーザにより、前記注文商品リストのうち、前記特定商品が選択されるように行われ、前記特定商品が選択された場合、特定商品を、前記第1の色で表すように行われ、前記注文商品リストの全ての商品の梱包が完了した場合、前記ユーザにより、前記注文商品リストの状態が包装済みで切り換えられるように行われる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、商品の種類及び包装紙を考えて、効率よく商品の包装を行うことができる。
【0009】
また、本発明によると、特定の包装紙を全部消耗した場合、消耗した特定の包装紙の要請を効率よく行うことができる。
【0010】
更に、本発明によると、非対面配送において、商品引渡を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助方法を説明するための図である。
図2図2は、本発明の一実施形態に係る商品梱包補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図3図3は、本発明の一実施形態に係る商品梱包補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図4図4は、本発明の一実施形態に係る商品梱包補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図5図5は、本発明の一実施形態に係る商品梱包補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図6図6は、本発明の一実施形態に係る商品梱包補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図7図7は、本発明の一実施形態に係る商品梱包補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図8図8は、本発明の一実施形態に係る包装材要請を行うユーザ端末の画面を示す図である。
図9図9は、本発明の一実施形態に係る包装材要請を行うユーザ端末の画面を示す図である。
図10図10は、本発明の一実施形態に係る商品配送補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図11図11は、本発明の一実施形態に係る商品配送補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図12図12は、本発明の一実施形態に係る商品配送補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図13図13は、本発明の一実施形態に係る商品配送補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
図14図14は、本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助装置のブロック構成図である。
図15図15は、本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、様々な変更を加えることができ、様々な実施形態を有することができる。特定の実施形態を図面に示し、詳細な説明で詳しく説明する。しかし、これは、本発明を特定の実施形態について限定するものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物乃至代替物を含むと理解すべきである。各図面を説明するに当たり、類似した図面符号を、類似した構成要素について付している。
【0013】
第1、第2、A、Bなどの用語は、様々な構成要素を説明することに使われるが、前記構成要素は、前記用語により限定されてはいけない。前記用語は、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ使われる。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく、第1の構成要素は、第2の構成要素と呼ぶことができ、同様に、第2の構成要素も、第1の構成要素と呼ぶことがある。「及び/又は」という用語は、複数の関連する記載の項目の組み合わせ、又は複数の関連した記載の項目のいずれかの項目を含む。
【0014】
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」または「接続されて」いるとは、その他の構成要素に直接的に連結されているか、又は接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできると理解されるべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」または「直接接続されて」いるとは、中間に他の構成要素が存在しないことと理解すべきである。
【0015】
本出願で使用した用語は、単に、特定の実施形態を説明するために使われており、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なることを意図しない限り、複数の表現をも含む。本出願において、「含む」又は「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることで、1又はそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないことと理解すべきである。
【0016】
異なって定義されない限り、技術的や科学的な用語を含めて、ここで使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとって、一般的に理解されることと同じ意味を有している。一般的に使われる辞典に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると理解されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味として解析されない。
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好適な実施形態をより詳細に説明する。本発明を説明するに当たり、全体的な理解を助けるために、図面上の同一の構成要素に対しては、同一の参照符号を付し、同一の構成要素について重複した説明は、省略する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助方法を説明するための図である。
【0019】
図1に示しているように、本発明の一実施形態は、ユーザが、注文商品リストによる少なくとも1つの商品を梱包することを補助し、梱包した商品、又は商品を梱包したボックスを配送することを補助する。ここで、商品の梱包は、ピッキング作業により商品がピッキングされたピッキングボックスを用いて行われる。すなわち、ピッキングボックス内の商品に対する梱包を意味する。
【0020】
一実施形態は、前記ユーザの梱包及び/又は配送を補助するために、様々な機能を提供する。特に、QRコードを用いて、複数の商品に対して、ピッキングボックス内に数量が不足する場合、又は包装方法が商品別に異なる場合など、梱包が複雑となる場合、効率よくユーザを補助する。また、QRコードを用いて、配送位置情報を容易に確認し、ナビゲーションとの連動により、直ぐに道案内も提供し、画像撮影により、非対面配送において配送済みを担保することができる。また、一実施形態は、QRコードを用いて、上述した梱包及び/又は配送だけでなく、ユーザの勤怠も効率よく管理することができる。
【0021】
つまり、一実施形態は、注文確認書のQRコードを基に、注文詳細情報を提供でき、包装時の注意事項情報又は商品の個数などに対して、1つずつ選択し、完了した場合、色を変えることで、再度、該当事項をチェックするように補助する。これにより、誤梱包を防ぐことができる。
【0022】
また、一実施形態は、送り状QRコードを基に、注文者の配送位置情報、及び注文者の名前情報を提供でき、これを送り状と比較することで、再度、該当事項をチェックするように補助する。これにより、同様に、誤配送を防ぐことができる。
【0023】
一実施形態に係る商品梱包及び/又は配送補助方法は、スマートフォン又はタブレットなどのようなコンピューティング可能な装置、すなわち、スマート機器により行われ、アプリケーション又はウェブブラウザを通じて提供される。また、商品梱包及び/又は配送のために、可搬性が求められるので、前記スマート機器は、携帯用機器であるか、又は、ウェアラブル機器であり得る。すなわち、商品梱包及び/又は配送補助方法を実行する機器は、ユーザにより携帯されるか、特定の位置に取り付けられ、ユーザが商品梱包及び/又は配送を行い、随時に確認及び操作が可能な機器である。
【0024】
また、商品梱包補助方法を提供する機器と商品配送補助方法が区分して提供される。すなわち、梱包を行うユーザと、配送を行う配送担当者が異なることによって、これら各方法は互いに異なる機器により提供されることができる。但し、1つの機器より全ての機能が提供され、梱包を行うユーザの機器には、梱包補助方法が提供され、配送を行う配送担当者の機器には、配送補助方法が提供される。
【0025】
以下、図2乃至図9において、商品梱包補助方法が提供される機器又は、商品梱包補助装置の画面と共に商品梱包補助方法を詳しく説明し、図10乃至図14において、商品配送補助方法が提供される機器又は、商品配送補助装置の画面と共に商品配送補助方法について、詳しく説明する。
【0026】
図2乃至図7は、本発明の一実施形態に係る商品梱包補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
【0027】
図2乃至図7は、一連の商品梱包補助方法を示す画面である。
【0028】
まず、図2に示しているように、ユーザのアカウント情報を入力して、ログインを行う。ここで、アカウント情報は、ID及びパスワードからなるが、別の認証書が利用されることもできる。
【0029】
一実施形態は、ユーザから、アカウント情報を取得した場合、これを基に、ログインを行い、担当作業に関する情報をユーザに提供する。また、左上のアイコンが更に選択された場合、作業履歴確認機能、勤怠入力機能、及び勤怠統計確認機能の少なくとも1つを、ユーザに提供することができる。
【0030】
例えば、図3に示しているように、ユーザが勤怠入力を選択した場合、一実施形態は、ユーザから出勤又は退勤のいずれか1つに関する情報が、勤怠状態として選択され、ユーザにより、QR(Quick response)コードがスキャンされる。QRコードがスキャンされた場合、前記ユーザから選択された勤怠状態が登録される。
【0031】
つまり、一実施形態は、前記担当作業に関する情報をユーザに提供する。ここで、図4に示しているように、一実施形態では、ユーザが担当作業を検索するための条件として、期間情報、参加業務情報、完了情報、及び取消し情報の少なくとも1つを選択できる。一実施形態は、これにより、ユーザの担当作業に関する情報をフィルタリングして提供することができる。
【0032】
また、一実施形態は、右上のバーコードアイコンが、ユーザにより選択されると、これにより、QRコードをスキャンする画面、配送状態変更リスト、及び「注文詳細に移動チェックボックス」を、ユーザに提供する。この場合、ユーザは、配送状態変更リストを商品包装中に設定し、「注文詳細に移動チェックボックス」をチェックし、その後、注文確認書のQRコードをスキャンする。ここで、注文確認書は、ピッキングボックスに含まれている。
【0033】
ここで、「注文詳細に移動チェックボックス」をチェックした後、QRコードをスキャンした場合、QRコードに対応する注文詳細情報が直ぐ画面に提供され、「注文詳細に移動チェックボックス」をチェックすることなく、QRコードをスキャンした場合、QRコードに対応する注文情報が、担当作業情報に含まれるだけであり、直ぐ注文詳細情報が提供されない。
【0034】
例えば、一実施形態は、QRコードのスキャンにより、注文詳細情報が直ぐ提供される場合、画面の上段に、包装時の注意事項情報が表示される。例えば、包装時の注意事項情報は、包装材回収及び/又はエコ包装+生水追加のような包装材関連情報、注文者がベスト顧客であるか否か、及び更なる包装時の注意事項を含む。例えば、包装時の注意事項情報のうち、包装材関連情報が最も上段に表示され、包装材関連情報の下段に、注文者がベスト顧客であるか否かが表示され、ついで、更なる包装時の注意事項が表示されることができる。
【0035】
ここで、包装時の注意事項情報のうち、包装材関連情報がユーザにより選択され、選択された包装材関連情報は、他の色に変わる。すなわち、他の色で表示される。ここで、他の色は、第1の色であり、例えば灰色であるが、これに限定されるものではない。
【0036】
また、一実施形態は、注文詳細情報において、包装時の注意事項情報の下段に、注文顧客情報を提供し、ユーザにより注文顧客情報が選択された場合、図5のように、注文顧客に関する詳細情報が提供される。ここで、注文顧客に対する詳細情報は、注文顧客のID、名前情報、連絡先情報、注文番号、注文日時、決済金額、配送担当情報、注文状態情報、受領人名前情報、及び配送位置情報のうち、少なくとも1つを含む。
【0037】
ユーザは、注文顧客に関する詳細情報と注文確認書を比較して、注文顧客に関して、再度、チェックする。以後、ユーザは、注文顧客情報の右側に位置したチェックボックスをチェックすることで、次のステップに進むことができる。すなわち、梱包作業を行うことができる。
【0038】
一実施形態は、注文顧客情報の下段に、注文商品情報を提供する。注文商品情報は、商品別に表示され、商品の名前情報、画像情報、数量情報、及び冷凍又は冷蔵などのような梱包方式情報のうち、少なくとも1つと共に表示される。また、一実施形態は、商品別に商品に対する製品要請アイコン又は商品チェックアイコン、又は商品の状態を抜け落ちに切り換えることができるアイコンを提供し、ユーザは、これにより、商品に対する製品要請又は状態を切り換えることができる。
【0039】
例えば、一実施形態によれば、ピッキングボックスに該当商品が存在しないか、必要数量よりも不足した数量が存在する場合、ユーザにより、商品に対する製品要請が選択される。この場合、一実施形態は、ユーザにより、商品の不足数量情報及びユーザの作業位置情報が入力され、商品の状態が要請中に切り換えられる。以後、他のユーザにより、前記要請中に切り換えた商品に対して、前記不足数量情報を基に、更なる商品ピッキングが行われ、前記作業位置情報を基に、更にピッキングした商品がユーザに伝達される。
【0040】
又は、例えば、一実施形態によると、ピッキングボックスに該当商品が存在しないか、必要数量よりも不足した数量が存在する場合、ユーザにより、商品の状態が抜け落ちに切り換えられる。この場合、一実施形態は、商品を他の色で表示する。ここで、他の色は、第2の色であり、黄色であるが、これに限定されるものではない。
【0041】
一実施形態によると、ピッキングボックス内の該当商品と、注文詳細情報より提供される商品が同一で且つ数量も同一である場合、ユーザにより該当商品が梱包され、ユーザは、梱包した商品に対して、注文詳細情報内の商品を選択する。以後、一実施形態は、選択された商品に対して、他の色で表示する。また、図6のように、特定商品が複数個である場合、ユーザは、商品の数量だけ、複数回該当商品を選択し、一実施形態は、特定商品に対して複数回選択された場合、前記特定商品に対して、他の色で表示する。ここで、他の色は、第1の色であり、灰色であるが、これに限定されるものではない。また、特定商品の総数量に比して、ユーザが選択した回数が、特定商品の下段に棒表示として示される。該当過程において、ピッキングボックス内の該当商品と注文詳細情報を比較することで、再度、商品がチェックされる。
【0042】
一実施形態は、特定商品について、その数量に合わせて、ユーザによりいずれも選択された場合、前記特定商品の全ての数量に対して、梱包が完了したと認めて、次の商品に対して、同一の過程を繰り返す。また、図7のように、注文商品リスト内の全ての商品について、全ての梱包が完了した場合、ユーザにより、注文商品リストの状態が包装済みに切り換えられる。但し、注文商品リスト内の一部商品が抜け落ちている場合、抜け落ち商品に対する報知メッセージをユーザに提供し、包装済みに状態が切り換えられない。
【0043】
包装済みに状態が切り換えられた注文商品リストは、担当作業に関する情報の中から、条件設定によるフィルタリングを行って導出することができ、ユーザは、その注文商品リストに関する情報を再度確認できる。但し、注文商品リストの商品のうち、一部が抜け落ちているか、要請中の状態である場合、包装済みに状態が切り換えられないことによって、未処理リストにおいてユーザが再度確認することができ、未処理リスト内の注文商品リストを選択して、完了していない商品に対する梱包作業を行う。
【0044】
図8及び図9は、本発明の一実施形態に係る包装材要請を行うユーザ端末の画面を示す図である。
【0045】
図8は、包装材要請を行うユーザの画面であり、図9は、包装材要請によって包装材を伝達する他のユーザの画面である。
【0046】
ユーザは、商品梱包に複数種類の包装材を使用し、少なくとも1つの包装材が全て使用されて在庫がない場合、包装材を要請することができる。
【0047】
この場合、図8に示しているように、ユーザは、右上のメニューを選択し、メニューのうち、包装材要請を選択する。一実施形態は、ユーザから、包装材種類、サイズ情報(号数情報)、及びユーザの作業位置情報を入力され、これを基に、包装材要請を登録する。ここで、包装材種類は、包装ボックス、アイスパック、及びドライアイスのうち、少なくとも1つが選択される。
【0048】
登録された包装材要請は、包装材要請リストに含まれ、リスト内の包装材要請項目はそれぞれ、包装材の種類、サイズ情報、要請者、作業位置情報、及び要請日付のうち、少なくとも1つと共に表示される。
【0049】
図9に示しているように、他のユーザは、包装材要請リスト内の包装材要請項目を確認し、特定項目に対する取り置きを選択する。この場合、特定項目は、取り置きを選択した他のユーザに割り当てら、更に他のユーザが特定項目を処理することを防止することができる。
【0050】
以後、他のユーザは、ユーザに包装材を伝達し、包装材要請リスト内の特定項目の状態を完了に切り換える。但し、完了への状態切換えは、包装材を要請したユーザにより切り換えられることもできる。以後、完了に切り換えられた包装材要請項目は、前記包装材要請リストから消える。
【0051】
図10乃至図13は、本発明の一実施形態に係る商品配送補助方法を実行するユーザ端末の画面を示す図である。
【0052】
図10乃至図13は、一連の商品配送補助方法を示す画面である。また、以下において、ユーザは、配送担当者を示す。
【0053】
まず、図10に示しているように、図2のように、ユーザがユーザのアカウント情報を入力して、ログインを行うと、一実施形態は、担当作業に関する情報を、ユーザに提供する。
【0054】
ここで、一実施形態では、ユーザが担当作業を検索するための条件として、期間情報、参加業務情報、完了情報、取消し情報、及び配送方法のうち、少なくとも1つを選択できる。すなわち、一実施形態は、これにより、ユーザの担当作業に関する情報をフィルタリングして選別的に提供することができる。
【0055】
また、一実施形態は、右上のバーコードアイコンがユーザにより選択され、これにより、QRコードをスキャンする画面及び配送状態変更リストを、ユーザに提供する。この場合、ユーザは、配送状態変更リストを配送中に設定し、送り状のQRコードをスキャンする。
【0056】
例えば、図11に示しているように、一実施形態は、送り状のQRコードがスキャンされた場合、QRコードに対応する配送情報が、担当リストに含まれる。ここで、複数の送り状のQRコードをスキャンして、複数の配送情報が共に担当リストに含まれることもできる。ここで、配送情報は、商品の簡略な名前情報、注文者の名前情報、注文日付、注文者の連絡先情報、配送位置情報、及び配送担当者情報のうち、少なくとも1つを含む。また、注文者に対する文字発送アイコン、位置確認アイコン、及び状態アイコンが共に提供される。
【0057】
一実施形態は、ユーザにより位置確認アイコンが選択された場合、地図上に配送位置情報を表示して、ユーザに提供する。すなわち、地図上に配送位置情報をマーカーで表示して、画面に表す。以後、一実施形態は、ユーザによりマーカーが選択された場合、注文者(又は、受領人)の名前情報を表示する。また、一実施形態は、ユーザにより名前情報が選択された場合、配送詳細情報が提供される。ここで、名前情報を表示する過程は、省略可能であり、マーカーが選択された場合、配送詳細情報が直ぐ提供される。
【0058】
例えば、配送詳細情報は、配送位置情報に関する地番住所情報、道路名住所情報、ナビゲーション住所、受領人名前情報、注文番号情報、受領人住所情報、配送メッセージ情報、及び玄関出入り方法情報のうち、少なくとも1つを含む。また、配送済みアイコン、道探しアイコン、注文詳細アイコン及び、写真撮影アイコンのうち、少なくとも1つを共に提供する。
【0059】
図12に示しているように、一実施形態は、ユーザにより道探しアイコンが選択された場合、配送経路をユーザに提供し、ナビゲーションに連動して、直ぐ、道案内をも提供する。
【0060】
以後、ユーザが前述した過程を通じて、注文者(又は、受領人)の配送位置に到着して梱包された商品(又は、ボックス)に関する配送を完了した場合、一実施形態は、ユーザにより再度、右上のバーコードアイコンが選択されて、QRコードをスキャンする画面、及び配送状態変更リストをユーザに提供する。ユーザは、配送状態変更リストを配送済みに設定し、送り状のQRコードをスキャンする。
【0061】
一実施形態は、送り状のQRコードがスキャンされた場合、QRコードに対応する配送詳細情報を、ユーザに再度提供することができる。ユーザは、配送詳細情報内の写真撮影アイコンを選択し、図13のように、梱包ボックス及び配送位置を確認可能な空間(例えば、受領人の玄関など)を含む画像を撮影して、画像情報を取得する。以後、一実施形態は、前記画像情報を基に、ユーザにより配送済みが選択される。但し、画像情報は、ユーザにより配送済みが選択される前に、再撮影により変わることもできる。換言すると、配送済みは、画像情報を基に状態が切り換えられ、画像情報がない場合、切り換えられない。また、一実施形態は、画像撮影と共に、注文者又は受領人にメッセージを作成して、画像情報及びメッセージ情報を基に、配送済みに状態を切り換える。ここで、前記画像情報及び/又はメッセージ情報は、配送済みに状態が切り換えられた場合、注文者又は受領人に直ぐ伝達される。
【0062】
配送済みに状態が切り換えられた配送又は作業は、担当作業に関する情報の中から、条件設定によるフィルタリングを行って導出することができ、配送詳細情報を、ユーザが再度確認することができる。
【0063】
図14は、本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助装置のブロック構成図である。
【0064】
図14に示しているように、本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助装置1400は、少なくとも1つのプロセッサ1410と、メモリ1420、記憶装置1430とを含むる。例えば、商品梱包及び配送補助装置は、スマートフォン又はタブレットなどのようなコンピューティング可能で且つ携帯可能なユーザ端末であり、アプリケーションを通じて、実施形態に係る機能が提供される。
【0065】
プロセッサ1410は、メモリ1420及び/又は記憶装置1430に保存されたプログラム指令(program command)を行う。プロセッサ1410は、中央処理装置(CPU)、グラフィック処理装置(GPU)、又は本発明による方法が実行される専用のプロセッサを意味する。メモリ1420と記憶装置1430は、揮発性記憶媒体及び/又は不揮発性記憶媒体からなる。例えば、メモリ1420は、リードオンリーメモリ(ROM)及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)からなる。
【0066】
メモリ1420は、プロセッサ1410を通じて実行される少なくとも1つの指令を記憶している。少なくとも1つの指令は、ユーザにより、注文確認書のQRコードがスキャンされるようにする指令、前記注文確認書のQRコードを基に、包装時の注意事項情報及び注文商品リストを含む注文詳細情報を提供する指令、前記ユーザにより前記包装時の注意事項情報が選択される場合、前記包装時の注意事項情報を第1の色で表す指令、前記注文商品リストのうち、特定商品の梱包が完了した場合、前記ユーザにより、前記注文商品リストのうち、前記特定商品が選択されるようにする指令、前記特定商品が選択された場合、特定商品を前記第1の色で表す指令、及び前記注文商品リストの全ての商品の梱包が完了した場合、前記ユーザにより、前記注文商品リストの状態が包装済みに切り換えられるようにする指令を含む。
【0067】
ここで、前記特定商品が選択された場合、特定商品を第1の色で表す指令は、前記ユーザにより前記特定商品の数量だけ選択された場合、前記特定商品を前記第1の色で表す指令を含むこともできる。ここで、商品梱包及び配送補助装置は、タッチインターフェースをサポートする。すなわち、商品梱包及び配送補助装置は、ユーザにより操作されるところ、タッチインターフェースをサポートするユーザ端末ともいう。この場合、前記ユーザによる特定商品の選択は、前記注文商品リストによる前記特定商品を表わすユーザ端末のタッチインターフェースを基に行われる。特に、ユーザは、物品の個数と同一のタッチ回数で端末機を操作して、ミスを最小化することができる。例えば、同一の物品に対して、注文量がn個の場合、ユーザは、装置をn回タッチすることで、次のステップに移ることができる。
【0068】
又は、前記ユーザによる特定商品の選択は、前記特定商品に対するバーコードの最後の3つの数字を確認して行われるか、前記バーコードをスキャンして行われる。又は、上述したタッチインターフェースを基に行われない場合、特定商品のバーコードの最後の3つの数字を確認して行い、この方式も行われない場合、バーコード自体をスキャンして行う。
【0069】
例えば、前記少なくとも1つの指令は、前記ユーザのアカウント情報を取得する指令、前記ユーザにより出勤又は退勤を示す勤怠状態が選択されるようにする指令、前記ユーザにより勤怠確認QRコードがスキャンされるようにする指令、及び前記アカウント情報及び前記勤怠確認QRコードを基に、前記勤怠状態による前記ユーザの出勤又は退勤を登録する指令を更に含む。
【0070】
又は、例えば、前記少なくとも1つの指令は、前記注文商品リストのうち、特定商品がピッキングボックス(picking box)に存在しない場合、前記ユーザにより、前記特定商品に対する製品要請が選択されるようにする指令、及び前記製品要請が選択された場合、前記ユーザにより、前記特定商品の不足数量情報、及び前記ユーザの作業位置情報が取得され、前記特定商品の状態が要請中に切り換えられるようにする指令を更に含む。ここで、前記ピッキングボックスは、前記注文商品リストを基にピッキングされた商品を含む。
【0071】
又は、例えば、前記少なくとも1つの指令は、前記注文商品リストのうち、特定商品がピッキングボックスに存在しない場合、前記ユーザにより、前記特定商品の状態が抜け落ちに切り換えられるようにする指令、前記特定商品の状態が抜け落ちに切り換えられた場合、前記特定商品を第2の色で表す指令、前記注文商品リストのうち、前記特定商品を除く全ての商品の梱包が完了した場合、抜け落ち商品に対する報知メッセージを提供する指令を更に含む。
【0072】
又は、例えば、前記少なくとも1つの指令は、前記特定商品を梱包するに用いられる少なくとも1つの包装材が存在しない場合、前記ユーザにより包装材要請が選択されるようにする指令、前記ユーザにより、包装材の種類情報、サイズ情報及び、前記ユーザの作業位置情報が取得され、前記包装材要請が登録されるようにする指令、他のユーザにより、前記登録された包装材要請に対する取り置きが選択されるようにする指令、及び前記他のユーザが前記登録された包装材要請による包装材を、前記ユーザに伝達した場合、前記他のユーザにより、前記登録された包装材要請の状態が完了に切り換えられるようにする指令を更に含む。
【0073】
例えば、前記少なくとも1つの指令は、配送担当者により梱包ボックスに対する送り状QRコードがスキャンされるようにする指令、前記送り状QRコードを基に、地図に基づく配送位置情報及び注文者の名前情報を提供する指令、前記配送担当者により前記注文者の名前情報が選択される場合、配送済み又は道探しが選択可能な配送詳細情報を提供する指令、及び前記配送担当者により前記道探しが選択される場合、前記配送位置情報を基に、道案内を提供する指令を更に含む。ここで、前記梱包ボックスは、前記状態が包装済みに切り換えられた前記注文商品リストによる梱包された商品を含む。
【0074】
また、前記少なくとも1つの指令は、前記梱包ボックスの配送が完了した場合、前記配送担当者により前記送り状QRコードがスキャンされるようにする指令、前記送り状QRコードを基に、前記配送詳細情報を提供する指令、前記配送担当者により、前記梱包ボックス及び配送位置を確認することができる空間を含む画像が撮影されて、画像情報を取得する指令、及び前記配送担当者により前記画像情報を基に、前記配送状態の配送状態が配送済みに切り換えられるようにする指令を更に含む。
【0075】
図15は、本発明の一実施形態に係る商品梱包及び配送補助方法のフローチャートである。
【0076】
図15に示しているように、一実施形態によれば、まず、ユーザにより、注文確認書のQRコードがスキャンされる(S1510)。但し、ユーザは、QRコードをスキャンする前に、勤怠状態を登録することもできる。この場合、ユーザは、アカウント情報を入力して、ログインを行い、勤怠状態を出勤又は退勤に選択し、勤怠確認のQRコードをスキャンして、選択した出勤又は退勤を登録する。
【0077】
また、一実施形態によると、注文確認書のQRコードを基に、包装時の注意事項情報及び注文商品リストを含む注文詳細情報を、ユーザに提供する(S1520)。ここで、注文詳細情報は、ベスト顧客可否に対する情報を含む注文顧客情報を更に含み、前記注文商品リストは、商品別数量情報、及び冷凍又は冷蔵などを示す包装方式情報のうち、少なくとも1つを含む。
【0078】
以後、一実施形態によると、ユーザにより包装時の注意事項情報が選択される場合、包装時の注意事項情報を、第1の色で表示する(S1530)。ここで、第1の色は、灰色であるが、選択される前と後が区別されるように、他の任意の色で設定されることもできるので、これに限定されるものではない。
【0079】
一実施形態によると、注文商品リストのうち、特定商品の梱包が完了した場合、ユーザにより注文商品リストのうち、特定商品が選択され(S1540)、特定商品が選択された場合、特定商品を第1の色で表示する(S1550)。ここで、前記特定商品は、複数個であり、この場合、ユーザにより前記特定商品の数量だけ選択される場合、前記特定商品が前記第1の色で表示される。ここで、一実施形態に係る装置が、タッチインターフェースをサポートする場合、前記ユーザによる特定商品の選択は、ユーザにより、タッチインターフェースを基に行われる。又は、前記ユーザによる特定商品の選択は、前記特定商品に対するバーコードの最後の3つの数字を確認して行われるか、前記バーコードをスキャンして行われるが、これに限定されるものではない。
【0080】
例えば、上述したユーザによる特定商品の選択方法は、他の条件により、必ず、バーコードスキャンが要求されることもある。例えば、誤配送履歴情報を基に、ミスが頻繁なユーザに対しては、タッチインターフェースではなく、バーコードスキャン方法だけが要求されるように設定される。又は、誤配送履歴情報を基に、ミスが頻繁な商品に対しても、タッチインターフェースではなく、バーコードスキャン方法だけが要求されるように設定される。ここで、誤配送履歴情報は、破損情報又はクライアントのクレーム情報を含み、例えば、誤配送履歴が所定の回数以上の場合、一実施形態は、ユーザに報知情報を提供し、上述したように、バーコードスキャン方法だけを要求することもできる。
【0081】
一実施形態によると、注文商品リストの全ての商品の梱包が完了した場合、ユーザにより、注文商品リストの状態が包装済みに切り換えられる(S1560)。
【0082】
例えば、図15に示していないが、一実施形態によると、注文商品リストのうち、特定商品がピッキングボックスに存在しない場合、ユーザにより特定商品に対する製品要請が選択され、製品要請が選択された場合、ユーザにより、特定商品の不足数量情報、及びユーザの作業位置情報が取得され、特定商品の状態が要請中に切り換えられる。ここで、ピッキングボックスは、注文商品リストを基にピッキングされた商品を含むボックスを示す。
【0083】
又は、例えば、一実施形態によると、注文商品リストのうち、特定商品がピッキングボックスに存在しない場合、ユーザにより特定商品の状態が抜け落ちに切り換えられ、特定商品の状態が抜け落ちに切り換えられた場合、特定商品を第2の色で表示し、注文商品リストのうち、特定商品を除く全ての商品の梱包が完了した場合、抜け落ち商品に対する報知メッセージを、ユーザに提供する。ここで、第2の色は、黄色であるが、第1の色と異なる任意の色に設定することもできるので、これに限定されるものではない。
【0084】
又は、例えば、一実施形態によると、特定商品を梱包するに用いられる少なくとも1つの包装材が存在しない場合、ユーザにより包装材要請が選択され、ユーザにより、包装材の種類情報、サイズ情報、及びユーザの作業位置情報が取得され、包装材要請が登録される。
【0085】
以後、他のユーザにより登録された包装材要請に対する取り置きが選択され、他のユーザが登録された包装材要請による包装材をユーザに伝達した場合、他のユーザにより登録された包装材要請の状態が完了に切り換えられる。又は、包装材要請の状態は、ユーザにより完了に切り換えられる。
【0086】
又は、例えば、一実施形態によると、配送担当者により配送状態に対する送り状QRコードがスキャンされ、送り状QRコードを基に、地図に基づく配送位置情報及び注文者の名前情報を提供する。
【0087】
以後、配送担当者により注文者の名前情報が選択される場合、配送済み又は道探しが選択可能な配送詳細情報を提供し、配送担当者により道探しが選択される場合、配送位置情報を基に、道案内を提供することもできる。ここで、配送状態は、状態が包装済みに切り換えられた注文商品リストによる梱包された商品を含むボックスを示し、道案内は、ナビゲーション機能を示す。
【0088】
また、配送状態の配送が完了した場合、配送担当者により、送り状QRコードが再度スキャンされ、送り状QRコードを基に、再度、配送詳細情報を提供する。以後、配送担当者により配送状態及び配送位置を確認することができる空間(例えば、注文者の玄関又は玄関前)を含む画像が撮影されて、画像情報を取得することができ、配送担当者により画像情報を基に配送状態の配送状態が、配送済みに切り換えられる。
【0089】
図15で説明した動作は、一例であって、本発明の一実施形態に係る動作の一部であり得る。すなわち、本発明の実施形態は、図15で示していなくても、図1乃至図14で説明した様々な動作又は、様々な動作の一部を更に行えることは自明である。
【0090】
本発明の実施形態による動作は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に、コンピュータが読み取り可能なプログラム又はコードとして具現することができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムにより読まれるデータが記録される全ての種類の記録装置を含む。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ネットワークで連結されたコンピュータシステムに分散されて、分散方式でコンピュータで読み取り可能なプログラム又はコードが記憶され、実行される。
【0091】
また、コンピュータが読み取り可能な記録媒体は、ROM、RAM、フラッシュメモリなどのように、プログラム指令を保存し、実行するように特に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム指令は、コンパイラー(compiler)により作られるような機械語コードだけでなく、インタプリター(interpreter)などを用いて、コンピュータにより実行可能な高級言語コードを含む。
【0092】
本発明の一側面は、装置の文脈で説明されているが、それは、対応する方法による説明も示すことができ、ここでブロック又は装置は、方法ステップ、又は方法ステップの特徴に対応する。同様に、方法の文脈で説明された側面は、更に対応するブロック又はアイテム、又は対応する装置の特徴に示すことができる。方法ステップの一部又は全部は、例えば、マイクロプロセッサ、プログラム可能なコンピュータ又は、電子回路のようなハードウェア装置により(又は、を用いて)行われる。いくつかの実施形態において、最も重要な方法ステップの1つ以上は、このような装置により行われる。
【0093】
一実施形態において、プログラム可能なロジック装置(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ)が、ここで説明された方法の機能の一部又は全部を行うために使用される。一実施形態において、フィールドプログラマブルゲートアレイは、ここで説明された方法のうち、1つを行うためのマイクロプロセッサと共に作動する。一般に、方法は、あるハードウェア装置により行われるのが望ましい。
【0094】
前記では、本発明の好適な実施形態を参照して説明したが、当該技術分野における熟練した当業者は、下記の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で、本発明を様々に修正及び変更できることを理解するだろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
【国際調査報告】