(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-20
(54)【発明の名称】データ処理の方法、装置、機器及びコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20230613BHJP
【FI】
G06Q30/0601 338
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022570621
(86)(22)【出願日】2021-04-19
(85)【翻訳文提出日】2022-11-17
(86)【国際出願番号】 CN2021088020
(87)【国際公開番号】W WO2022048160
(87)【国際公開日】2022-03-10
(31)【優先権主張番号】202010903488.4
(32)【優先日】2020-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522442928
【氏名又は名称】北京沃東天駿信息技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING WODONG TIANJUN INFORMATION TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】ROOM A402, 4/F, NO. 2 BUILDING, NO.18 KECHUANG 11TH STREET, ECONOMIC AND TECHNOLOGICAL DEVELOPMENT ZONE, BEIJING 100176, PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】517241916
【氏名又は名称】北京京東世紀貿易有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING JINGDONG CENTURY TRADING CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 201, 2/F, Block C, No.18, Kechuang 11th Street, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】シャオ,ジェンジェン
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB72
(57)【要約】
本願の実施例は、データ処理の方法、装置、機器及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。本願の実施例に係る方法は、製図する前に、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することで、製図ツールは、前記推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、前記推奨対象の商品の指標データを表示することにより、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバに適用される、データ処理の方法であって、
製図前条件を含む、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するステップと、
前記対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定するステップと、
前記推奨対象の商品の指標データを前記製図ツールにプッシュするステップと、を含むことを特徴とするデータ処理の方法。
【請求項2】
前記データプルリクエストは、さらに、選択された推奨アルゴリズム識別子を含み、
前記対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定するステップは、
前記対応する商品のリアルタイム統計指標データ、及び前記推奨アルゴリズム識別子に対応する推奨アルゴリズムに基づき、少なくとも1セットの推奨対象の商品を決定するステップを含み、
推奨アルゴリズムには、各次元の指標の推奨重みが設定されており、異なる推奨アルゴリズムには、少なくとも1つの次元の指標の推奨重みが異なることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するステップの前に、前記方法は、
すべての商品のオンライン及び/又はオフラインの販売データを定時に取得するステップをさらに含み、
前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するステップは、
前記対応する商品の現在の前記販売データに基づき、前記対応する商品の指標データを複数の次元から統計し、前記対応する商品のリアルタイム統計指標データを得るステップを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
製図結果を受信するステップと、
前記製図結果及び対応する元の製図データに基づき、前記製図結果の各商品の陳列位置変化情報を決定するステップと、
前記製図結果の各商品の陳列位置変化情報を商品陳列用端末機器に送信するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記製図結果の各商品の陳列位置変化情報を商品陳列用端末機器に送信するステップの後、前記方法は、
陳列実行結果の画像を受信するステップと、
前記陳列実行結果の画像及び前記製図結果に従って、前記製図結果の陳列実行結果を検証するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記陳列実行結果の画像及び前記製図結果に従って、前記製図結果の陳列実行結果を検証するステップは、
前記陳列実行結果の画像に基づき、各陳列位置に実際に置かれている商品を認識するステップと、
各陳列位置に実際に置かれている商品と前記製図結果の対応する陳列位置にある商品とを対比し、各陳列位置において該当する商品が陳列されているかどうかを判定するステップと、を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記陳列実行結果の画像及び前記製図結果に従って、前記製図結果の陳列実行結果を検証するステップの後、前記方法は、
前記製図結果の陳列実行結果として、少なくとも1つの陳列位置において該当しない商品が陳列されている場合、該当しない商品が陳列されている陳列位置を前記商品陳列用端末機器に送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データを定時に取得するステップと、
前記現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データに基づき、現在の商品陳列方式の指定された指標データを決定するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データに基づき、現在の商品陳列方式の指定された指標データを決定するステップの後、前記方法は、
前記現在の商品陳列方式の指定された指標データに基づき、前記現在の商品陳列方式が健康陳列条件を満たすかどうかを判定するステップと、
前記現在の商品陳列方式が健康陳列条件を満たさないと判定した場合、通知情報を送信するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
商品陳列図を作成するための製図ツールに適用される、データ処理の方法であって、
ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信するステップと、
前記サーバから送信された推奨対象の商品の指標データを受信するステップであって、前記推奨対象の商品は、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものであるステップと、
前記推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、前記推奨対象の商品の指標データを表示するステップと、を含むことを特徴とするデータ処理の方法。
【請求項11】
前記方法は、
製図完了後、製図結果を前記サーバに送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
サーバに適用される、データ処理の装置であって、
製図前条件を含む、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するための商品指標データ統計モジュールであって、
前記商品指標データ統計モジュールは、さらに、前記対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定するためのものである商品指標データ統計モジュールと、
前記推奨対象の商品の指標データを前記製図ツールにプッシュするための通信モジュールと、を含むことを特徴とするデータ処理の装置。
【請求項13】
製図ツールであって、
ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信するための通信モジュールであって、
前記通信モジュールは、さらに前記サーバから送信された推奨対象の商品の指標データを受信するためのものであり、前記推奨対象の商品は、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものである通信モジュールと、
前記推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、前記推奨対象の商品の指標データを表示するための製図モジュールと、を含むことを特徴とする製図ツール。
【請求項14】
データ処理の機器であって、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法が実現されることを特徴とするデータ処理の機器。
【請求項15】
製図ツールであって、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、請求項10~11のいずれか1項に記載の方法が実現されることを特徴とする製図ツール。
【請求項16】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1~9又は10~11のいずれか1項に記載の方法が実現されることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
プログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プログラムコードが請求項1~9又は10~11のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、倉庫保管及び物流の分野に関し、特に、データ処理の方法、装置、機器及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
実店舗の商品棚への商品の配置位置は、商品の売上及び店舗の売上高に大きな影響を与えている。店員が主観的意識や経験に基づいて商品を配置することで、商品の売上への影響の不確実性が大きすぎるため、ある程度の規模を持つ店舗には、商品の陳列を計画的に行うことが求められており、通常、専門の計画担当者は、どのように商品を陳列するかを描いて商品陳列図を作成し、印刷してから陳列担当者に渡し、陳列担当者が商品陳列図を参照して商品の陳列と配置を行う。
【0003】
発明者は、本願を実現する際に、従来の技術において少なくとも以下の問題が存在することを発見した。商品の陳列位置が計画担当者により主観的に設計され、計画担当者自身の経験に依存しているため、商品棚への商品陳列の計画がインテリジェントな計画でなくなり、商品棚の坪効率及び健康度が悪い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、商品棚への商品陳列の計画がインテリジェントな計画でなくなり、商品棚の坪効率及び健康度が悪いという問題を解決するために、データ処理の方法、装置、機器及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本願の実施例は、サーバに適用される、データ処理の方法を提供し、前記方法は、
製図前条件を含む、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するステップと、
前記対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定するステップと、
前記推奨対象の商品の指標データを前記製図ツールにプッシュするステップと、を含む。
【0006】
第2の態様では、本願の実施例は、商品陳列図を作成するための製図ツールに適用される、データ処理の方法を提供し、前記方法は、
ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信するステップと、
前記サーバから送信された推奨対象の商品の指標データを受信するステップであって、前記推奨対象の商品は、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものであるステップと、
前記推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、前記推奨対象の商品の指標データを表示するステップと、を含む。
【0007】
第3の態様では、本願の実施例は、サーバに適用される、データ処理の装置を提供し、前記装置は、
製図前条件を含む、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するための商品指標データ統計モジュールであって、
前記商品指標データ統計モジュールは、さらに、前記対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定するためのものである商品指標データ統計モジュールと、
前記推奨対象の商品の指標データを前記製図ツールにプッシュするための通信モジュールと、を含む。
【0008】
第4の態様では、本願の実施例は、製図ツールを提供し、前記製図ツールは、
ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信するための通信モジュールであって、
前記通信モジュールは、さらに、前記サーバから送信された推奨対象の商品の指標データを受信するためのものであり、前記推奨対象の商品は、前記製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものである通信モジュールと、
前記推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、前記推奨対象の商品の指標データを表示するための製図モジュールと、を含む。
【0009】
第5の態様では、本願の実施例は、データ処理の機器を提供し、前記機器は、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、上記の第1の態様に記載の方法が実現される。
【0010】
第6の態様では、本願の実施例は、製図ツールを提供し、前記製図ツールは、
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、前記プロセッサで実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、上記の第2の態様に記載の方法が実現される。
【0011】
第7の態様では、本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記の第1の態様又は第2の態様に記載の方法が実現される。
【0012】
第8の態様では、本願の実施例は、プログラムコードを含むコンピュータプログラムを提供し、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プログラムコードが上記の第1の態様又は第2の態様に記載の方法を実行する。
【発明の効果】
【0013】
本願の実施例により提供されるデータ処理の方法、装置、機器及びコンピュータ可読記憶媒体は、製図する前に、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することで、製図ツールは、前記推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、前記推奨対象の商品の指標データを表示することにより、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本願の実施例により提供される商品陳列システムのアーキテクチャ図である。
【
図2】本願の実施例1により提供されるデータ処理の方法のフローチャートである。
【
図3】本願の実施例2により提供されるデータ処理の方法のフローチャートである。
【
図4】本願の実施例3により提供されるデータ処理の方法のフローチャートである。
【
図5】本願の実施例3により提供される商品陳列システムの全体のフローチャートである。
【
図6】本願の実施例4により提供されるデータ処理の装置の構造概略図である。
【
図7】本願の実施例5により提供されるデータ処理の装置の構造概略図である。
【
図8】本願の実施例6により提供される製図ツールの構造概略図である。
【
図9】本願の実施例7により提供されるデータ処理の機器の構造概略図である。
【
図10】本願の実施例8により提供される製図ツールの構造概略図である。 上述の図面によって、本願の特定の実施例が示され、その詳細は後述する。これらの図面及び書面による説明は、本願の構想の範囲を如何なる方法で限定することを意図するものではなく、特定の実施例を参照することによって当業者に本願の概念を説明することを意図している。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面に示される例示的実施例について説明する。以下の説明が図面を参照する場合、別段の指示がない限り、異なる図面の同じ番号は同じ又は類似の要素を指す。以下の例示的実施例で説明されている実施形態は、本願と一致するすべての実施形態を表すことを意図するものではなく、その逆に、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されている本願のいくつかの態様と一致する装置及び方法の単なる例である。
【0016】
まず、本願の実施例に係る用語について説明する。
商品棚とは、倉庫保管の効率を向上させ、又はユーザの購入を便利にするために、商品を置くことに用いる重要な装置である。
陳列とは、物を規則的にまとめてお客さんに見せることである。
坪効率とは、坪単位の面積あたりで生産できる売上高を指し、本願では商品棚の単位面積で生産する売上高を指す。
現場回りは、店舗又はスーパーマーケットなどから派遣又は指定された職員が商品配置や陳列実行などを巡回する仕事の総称である。
商品棚の健康度は、商品棚がもたらす収益の大きさをある程度表し、商品棚に配置されている長時間に渡って効率を生み出さなければ、健康ではないと見なされる。
【0017】
なお、「第1」、「第2」などの用語は説明目的でのみ使用されており、相対的な重要性を示したり暗示したり、または、示された技術的特徴の数を暗黙に示したりするものとして理解されるべきではない。以下の各実施例の説明においては、「複数」は、特に明記されていない限り、2つ以上を意味する。
【0018】
本願の実施例は、具体的に、商品陳列システムに適用でき、
図1に示すように、商品陳列システムは、製図ツールと、商品指標数のリアルタイム統計を行って製図ツールに商品の組み合わせを推奨するためのサーバと、陳列担当者が使用する商品陳列用の端末機器と、を含み得る。商品陳列を計画して、商品陳列図を作成する前、製図ツールは、製図前条件をデータプルリクエスト内に載せてサーバに送信し、サーバは、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得して、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて、製図ツールに少なくとも1セットの推奨商品を推奨することができ、そして、製図ツールは、推奨商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨商品の指標データを表示することにより、計画担当者は、製図時にそれを参照して使用できるようになり、計画担当者は、推奨商品を直接使用するか又は調整するかを自主的に選択することができる。
【0019】
図1に示すように、サーバは、陳列データ解析モジュール及び製品指標データ統計モジュールを含むことができ、製図ツールは、製図モジュールを含むことができ、商品陳列用端末機器は、陳列タスクディスプレイ及び確認モジュールを含むことができる。製図モジュールは、商品指標データに基づき、対応する商店又はエリアを選択して製図し、製図完了後、製図結果を陳列データ解析モジュールに送信する。陳列データ解析モジュールは、製図モジュールの製図結果を受信して、商品それぞれの位置変更を解析し、前後対比データを生成し、そして、対比データに基づいて商品位置変更明細を生成するか又は画像を陳列タスクディスプレイ及び確認モジュールに発送し、実行の根拠として陳列担当者に提供する。陳列タスクディスプレイ及び確認モジュールは、受信した商品位置変更明細又は画像を表示することにより、陳列担当者は、それを根拠としてタスクを実行し、実行完了後、陳列実行結果の画像を撮影して、陳列データ解析モジュールに返送し、実行状況をフィードバックするようになる。陳列データ解析モジュールは、陳列実行結果の画像を受信して、最終的に陳列実行結果を確認することで、陳列実行に対する監視及び店頭のインテリジェントな現場回りを実現する。また、陳列データ解析モジュールは、さらに、現在の陳列商品に応じて、商品指標データ統計モジュールから指標データを定時に読み取り、商品棚健康度をモニターリングして、計画担当者へ適時に通知することにより、商品棚の商品陳列インテリジェント化を実現する。商品指標データ統計モジュールは、各商店及び各商品のデータを統計し、売上、売上高、総利益、純利益などの構成指標に従って、統計データを陳列データ解析モジュール及び製図モジュールが使用できるように生成する。また、製図モジュールの製図結果を取得し、商品陳列位置変更を解析してインタラクションすることができる。
【0020】
本願の実施例により提供されるデータ処理の方法は、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することができ、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【0021】
本願の技術的解決策、及び本願の技術的解決策を用いて上述の技術的問題をどのように解決するかについて、具体的な実施例を挙げて以下に詳細に説明する。以下のいくつかの具体的な実施例は互いに組み合わせることができ、いくつかの実施例では、同じ又は類似の概念又はプロセスを繰り返して説明しない場合がある。以下、図面を参照しながら本願の実施例を説明する。
【0022】
図2は、本願の実施例1により提供されるデータ処理の方法のフローチャートである。
図2に示すように、当該方法の具体的なステップは、以下の通りである。
【0023】
ステップS101では、ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図ツールは、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信する。
【0024】
製図前条件は、作成しようとする商品陳列図の適用対象となる情報、含まれる商品カテゴリ、及び商品の少なくとも1つを含む。例えば、適用対象となる情報は、北京市海淀区計画商品陳列図のような、適用される地理的領域の範囲であってもよいし、適用される商品棚に含まれる陳列位置(例えば、商品棚には、上層、中層、下層などが含まれる)であってもよいし、適用される対象の規模であってもよく、例えば、小規模スーパーマーケット又はコンビニエンスストアの計画商品陳列図、もしくは、大規模チェーン店やスーパーマーケットチェーンの計画商品陳列図などが挙げられる。
【0025】
製図ツールは、商品陳列製図に使用可能な任意のツールであってもよく、例えば、コンピュータ支援設計(Computer Aided Design、CADとして略称)ツール及びその商用バージョンなどが挙げられる。本実施例はそれを具体的に限定しない。
【0026】
本実施例では、ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図ツールは、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信することにより、サーバから推奨商品及びそのリアルタイム統計指標データを取得する。
【0027】
ステップS102では、サーバは、製図前条件を含む、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得する。
【0028】
製図ツールのデータプルリクエストに応答し、サーバは、データプルリクエストの製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得する。
【0029】
商品のリアルタイム統計指標データは、市販されている商品の実際の販売データに基づいてリアルタイムで統計して得られるものである。商品のリアルタイム統計指標データは、1つ又は複数の次元の統計データを含むことができ、各次元の統計データは、1つ又は複数の指標項目のデータを含むことができる。
【0030】
例示的に、統計データの次元は、季節、地域(例えば、各省、又は南方、北方など)、業態(例えば大型量販店、コンビニエンスストア、大型売り場、コミュニティストア、果物店、24H店舗など)、売上高、人気関心度、利益額、広告の視認性/露出度、より狭い範囲の領域(例えば、特定の道路領域付近の人がどのブランドの製品を好むかを分析する)、商品の流通性、商品関連度(例えば、通常、人々は粉ミルクを買うときに紙おむつなどを買うことを考える)、在庫保有単位(Stock keeping Unit、SKUとして略称)の少なくとも1項を含むことができる。
【0031】
例示的に、指標項目は、売上、売上高、総利益、純利益、回転時間、最終販売時間の少なくとも1項を含むことができる。
【0032】
当該ステップでは、前条件に従って、現在の前条件によって制限される今回の計画に係る商品のリアルタイム統計指標データを決定することができる。
【0033】
例えば、今回の計画の適用対象は、北京市海淀区となり、前条件には、指定された陳列対象の商品が含まれる場合には、当該ステップでは、指定された陳列対象の商品の北京海淀区におけるリアルタイム統計指標データを取得することができる。
【0034】
ステップS103では、サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定する。
【0035】
サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得した後、予め設定された推奨アルゴリズムに基づき、推奨対象の商品を決定することができる。
【0036】
推奨アルゴリズムは、実際の応用シーンに応じて設定及び調整されることができ、本実施例はそれを具体的に限定しない。
【0037】
ステップS104では、サーバは、推奨対象の商品の指標データを製図ツールにプッシュする。
【0038】
サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定した後、推奨対象の商品の指標データを製図ツールにプッシュすることにより、推奨対象の商品を製図ツールを介して計画担当者に推奨することで、計画担当者は、推奨商品に合わせて商品陳列の計画及び製図を行うようになる。
【0039】
ステップS105では、製図ツールは、サーバから送信された推奨商品の指標データを受信する。
【0040】
推奨商品は、サーバによって製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものである。
【0041】
ステップS106では、製図ツールは、推奨商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨商品の指標データを表示する。
【0042】
製図ツールは、サーバからの推奨商品を受信した後、推奨商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨商品の指標データを表示することで、商品棚の並べ替え又は製図テンプレートの自動生成に寄与し、計画担当者が計画して製図する際に指導的な役割を果たすことができる。
【0043】
本願の実施例は、製図する前に、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することで、製図ツールは、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示することにより、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【0044】
図3は、本願の実施例2により提供されるデータ処理の方法のフローチャートである。上記の実施例1に基づき、本実施例では、サーバは、さらに、製図結果を受信し、製図結果及び対応する元の製図データに基づき、製図結果の各商品の陳列位置変化情報を決定し、製図結果の各商品の陳列位置変化情報を商品陳列用端末機器に送信することができる。さらに、サーバは、商品陳列用端末機器から送信された陳列実行結果の画像を受信し、陳列実行結果の画像及び製図結果に従って、製図結果の陳列実行結果を検証することもできる。
図3に示すように、当該方法の具体的なステップは、以下の通りである。
【0045】
ステップS201では、ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図ツールは、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信する。
【0046】
製図前条件は、作成しようとする商品陳列図の適用対象となる情報、含まれる商品カテゴリ、及び商品の少なくとも1つを含む。例えば、適用対象となる情報は、北京市海淀区計画商品陳列図のような、適用される地理的領域範囲であってもよいし、適用される商品棚に含まれる陳列位置(例えば、商品棚には、上層、中層、下層などが含まれる)であってもよいし、適用される対象の規模であってもよく、例えば、小規模スーパーマーケット又はコンビニエンスストアの計画商品陳列図、もしくは、大規模チェーン店やスーパーマーケットチェーンの計画商品陳列図などが挙げられる。
【0047】
例えば、製図する際に、商店又は領域などを使用するように選択する。
【0048】
製図ツールは、商品陳列製図に使用可能な任意のツールであってもよく、例えば、コンピュータ支援設計(Computer Aided Design、CADとして略称)ツール及びその商用バージョンなどが挙げられる。本実施例はそれを具体的に限定しない。
【0049】
本実施例では、ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図ツールは、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信することにより、サーバから推奨商品及びそのリアルタイム統計指標データを取得する。
【0050】
ステップS202では、サーバは、製図前条件を含む、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得する。
【0051】
本実施例では、製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得する前、サーバは、さらに、すべての商品のオンライン及び/又はオフラインの販売データを定時に取得することにより、商品の販売データをリアルタイムで取得することができ、さらにリアルタイムで統計して指標データを得ることができる。
【0052】
リアルタイムで取得した販売データは、各商店のオフライン販売データ及び取得可能な他のチャネルのデータを含むことができ、例えば、オンラインの販売データ又は1つ又は複数のデータプラットフォーム由来のデータが挙げられるが、本実施例は、販売データのソースを具体的に限定しない。
【0053】
例えば、各商店の注文データを取得することで対応する販売データを得ることができる。
【0054】
当該ステップでは、サーバは、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、データプルリクエストの製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得する。
【0055】
商品のリアルタイム統計指標データは、市販されている商品の実際の販売データに基づいてリアルタイムで統計して得られるものである。商品のリアルタイム統計指標データは、1つ又は複数の次元の統計データを含むことができ、各次元の統計データは、1つ又は複数の指標項目のデータを含むことができる。
【0056】
さらに、製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するステップは、次のような方法を利用して実現することができる。
【0057】
対応する商品の現在の販売データに基づき、対応する商品の指標データを複数の次元から統計し、対応する商品のリアルタイム統計指標データを得る。
【0058】
例示的に、統計データの次元は、季節、地域(例えば、各省、又は南方、北方など)、業態(例えば、大型量販店、コンビニエンスストア、大型売り場、コミュニティストア、果物店、24H店舗など)、売上高、人気関心度、利益額、広告の視認性/露出度、より狭い範囲の領域(例えば、特定の道路領域付近の人がどのブランドの製品を好むかを分析する)、商品の流通性、商品関連度(例えば、通常、人々は粉ミルクを買うときに紙おむつなどを買うことを考える)、在庫保有単位(Stock keeping Unit、SKUとして略称)の少なくとも1項を含むことができる。
【0059】
例示的に、指標項目は、売上、売上高、総利益、純利益、回転時間、最終販売時間の少なくとも1項を含むことができる。
【0060】
選択的に、すべての商品の現在の販売データに基づき、すべての商品の指標データを複数の次元から統計し、指標統計データプールを形成する。この後、一部の商品のリアルタイム統計指標データを取得する必要がある場合に、指標統計データプールから選択することができ、これによって、効率を向上させる。
【0061】
当該ステップでは、前条件に従って、現在の前条件によって制限される今回の計画に係る商品のリアルタイム統計指標データを決定することができる。
【0062】
例えば、今回の計画の適用対象は、北京市海淀区となり、前条件には、さらに、指定された陳列対象の商品が含まれる場合には、当該ステップでは、指定された陳列対象の商品の北京海淀区におけるリアルタイム統計指標データを取得することができる。
【0063】
ステップS203では、サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、少なくとも1セットの推奨商品を決定する。
【0064】
サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得した後、予め設定された推奨アルゴリズムに基づき、推奨対象の商品を決定することができる。
【0065】
1つの可能な実施形態では、データプルリクエストは、さらに、選択した推奨アルゴリズム識別子を含み、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定するステップは、具体的に、次のような方法を利用して実現することができる。
【0066】
対応する商品のリアルタイム統計指標データ及び推奨アルゴリズム識別子に対応する推奨アルゴリズムに基づき、少なくとも1セットの推奨商品を決定する。
【0067】
推奨アルゴリズムには、各次元の指標の推奨重みが設定されており、異なる推奨アルゴリズムには、少なくとも1つの次元の指標の推奨重みが異なる。
【0068】
例示的に、複数の推奨アルゴリズムを設定することができ、推奨アルゴリズムごとに、異なる各次元指標の推奨重みを設定することで、推奨アルゴリズムごとの特定の特徴を際立たせる。例えば、アルゴリズム1は、重みが大きく割合も大きく、アルゴリズム2は、利益の重みが大きく、アルゴリズム3は露出度が高く、いわゆるインスタでも話題の人気商品、アルゴリズム4は地域性の重みが大きいなどが挙げられる。推奨アルゴリズムに従って、特定のカテゴリに属する商品を組み合わせて、各次元重みが統合された指標データが比較的良い商品の組み合わせを選択する。
【0069】
推奨アルゴリズムは、実際の応用シーンに応じて設定及び調整されることができ、本実施例はそれを具体的に限定しない。
【0070】
選択的に、サーバは、各推奨アルゴリズムに関するデータを製図ツールにプッシュし、製図ツールによりディスプレイし、計画担当者が選択できるようにする。データプルリクエストの推奨アルゴリズムは、計画担当者が製図ツールを使用して指定した推奨アルゴリズムであってもよい。
【0071】
選択的に、データプルリクエストには、1つ又は複数の推奨アルゴリズムが含み得る。複数の推奨アルゴリズムが含まれる場合、サーバは、推奨アルゴリズムごとに従って、対応する推奨対象の商品を1セット決定することで、推奨対象の商品を複数のセット得ることができる。
【0072】
本実施例では、サーバは、製品指標データ統計モジュールを介してすべての商品のオンライン及び/又はオフラインの販売データを定時に取得し、リアルタイムで統計して指標データを得て、製図前条件に対応する推奨対象の商品を決定することができる。
【0073】
ステップS204では、サーバは、推奨対象の商品の指標データを製図ツールにプッシュする。
【0074】
サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定した後、推奨対象の商品の指標データを製図ツールにプッシュすることで、製図ツールを使用して推奨対象の商品を計画担当者に推奨し、計画担当者が推奨商品を参照して商品陳列の計画及び製図を行うようにする。
【0075】
ステップS205では、製図ツールは、サーバから送信された推奨商品の指標データを受信する。
【0076】
推奨商品は、サーバによって製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものである。
【0077】
ステップS206では、製図ツールは、推奨商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨商品の指標データを表示する。
【0078】
本実施例では、製図ツールは、サーバからの推奨商品を受信した後、推奨商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨商品の指標データを表示することで、計画担当者が選択、使用及び参照できるようになり、商品棚の並べ替え又は製図テンプレートの自動生成に寄与でき、計画担当者が計画して製図する際に指導的な役割を果たすことができ、また、商品の売上と利益をさらに最大化すると同時に、市場状況を商品棚陳列に適時にフィードバックし、商品棚全体の坪効率を向上させることもできる。
【0079】
本実施例では、製図が完了して製図結果が得られた後、製図結果がサーバに送信され、ステップS207~S210と同様に、サーバの陳列データ解析モジュールにより、商品それぞれの位置変更を解析し、位置変更前後の対比データが生成され、対比データに基づいて商品位置変更明細が生成されるか、又は画像が商品陳列用端末機器に発送され、陳列担当者に実行の根拠として提供する。
【0080】
商品陳列用端末機器は、陳列担当者が陳列タスクディスプレイと確認を行うための機器であり、携帯電話又はパーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDAとして略称)などであってもよく、本実施例はそれを具体的に限定しない。
【0081】
ステップS207では、製図完了後、製図ツールは、製図結果をサーバに送信する。
【0082】
計画担当者は、製図ツールを使用して製図を完了させた後、製図結果を得て、製図ツールは、製図結果をサーバに送信する。
【0083】
製図結果は、計画して完了した商品陳列図のデータを含み、具体的には、各商品の陳列位置を含む。
【0084】
ステップS208では、サーバは、製図結果を受信する。
【0085】
ステップS209では、サーバは、製図結果及び対応する元の製図データに基づき、製図結果の各商品の陳列位置変化情報を決定する。
【0086】
本実施例では、各製図結果は、それぞれ、製図前条件の情報及びバージョン情報に対応する。当該ステップでは、現在の製図結果及び対応する元の製図データは、現在の製図結果の対応する1つ前のバージョンの製図結果であってもよい。
【0087】
通常、元の製図データは、当該製図結果と同じ製図前条件がある。特定の応用シーンでは、元の製図データは、当該製図結果とは製図前条件が完全に同じではなくてもよい。
【0088】
例えば、製図結果に対応する製図前条件の情報及びバージョン情報は、商品カテゴリや、区域全体(例えば、都市名)、商品棚番号、バージョン番号を含むことができる。
【0089】
例えば、製図結果に対応する製図前条件の情報及びバージョン情報は、商店識別子及びバージョン番号を含むことができる。
【0090】
本実施例では、どのバージョンの製図結果であっても、商品陳列図の各商品の陳列位置を含んでいる。
【0091】
実際の応用には、1つの製図結果が得られると、当該製図結果は、陳列担当者により適時に実行され、商品棚にある商品は最新の製図結果に従って陳列されるため、当該ステップでは、現在の製図結果に対応する元の製図データは、すでに陳列担当者により適時に実行され、商品の現在の陳列位置が当該元の製図データの商品の陳列位置に従うものである。
【0092】
当該ステップでは、サーバは、現在の製図結果に基づき、各商品の予期陳列位置を解析し、現在の製図結果に対応する元の製図データに基づき、各商品の現在の陳列位置を解析し、同一の商品の予期陳列位置と現在の陳列位置とを比較することで、当該商品が位置変更されたかどうかを判定することができ、位置変更された商品の陳列位置変化情報を決定し、各商品の陳列位置変化情報、つまり、商品位置変更明細を得ることができる。
【0093】
商品の陳列位置変化情報は、変化前の当該商品の陳列位置と変化後の陳列位置を含むことができる。例えば、商品Aは以前層数1と記録されているが、現在は2になっている。
【0094】
選択的に、商品の陳列位置変化情報は、テキスト又は画像情報の形式で示され得るが、本実施例はそれを具体的に限定しない。
【0095】
ステップS210では、サーバは、製図結果の各商品の陳列位置変化情報を商品陳列用端末機器に送信する。
【0096】
従来の技術において、計画担当者は、貨物をどのように陳列するかを商品陳列図として製図し、そして、それをプリントアウトして陳列担当者に渡し、陳列担当者により、商品陳列図を参照して商品の陳列と配置を行うようになっているが、計画担当者と陳列担当者との間にコミュニケーションギャップがあるため、陳列担当者は、市場状況に応じて商品の計画を適時にフィードバックして調整することができなくなっている。
【0097】
本実施例では、製図結果の各商品の陳列位置変化情報を得た後、サーバは、各商品の陳列位置変化情報を商品陳列用端末機器に送信することで、陳列担当者は、商品陳列用端末機器を使用して各商品の陳列位置変化情報を閲覧し、商品の陳列位置変化情報に合わせて商品の商品棚における位置を調整することができるようになり、計画及び陳列が紙の文書によって伝達されなくなったことは実現され、計画担当者と陳列担当者との間の自動的かつ便利なデータインタラクション、及びデータ間の継続的階層化は実現される。
【0098】
サーバが製図結果の各商品の陳列位置変化情報を商品陳列用端末機器に送信することは、つまり、陳列タスクを対応する陳列担当者に分配し、陳列担当者が各商品の陳列位置変化情報に従って対応する商品の調整を完了させることは求めていることを意味する。
【0099】
ステップS211では、商品陳列用端末機器は、商品の陳列位置変化情報を表示することで、陳列担当者がそれを参照しながら商品陳列を実行できるようになる。
【0100】
商品陳列用端末機器は、商品の陳列位置変化情報を受信した後、商品の陳列位置変化情報を表示する。陳列担当者は、商品の陳列位置変化情報を閲覧し、位置変更される商品を現在の陳列位置から変化後の予期陳列位置まで移動することにより、陳列担当者の配置効率は大幅に向上する。
【0101】
ステップS212では、商品陳列完了後、商品陳列用端末機器を使用して商品陳列実行結果の画像を撮影し、それをサーバに送信する。
【0102】
商品陳列完了後、陳列担当者が商品陳列用端末機器を使用して商品陳列実行結果の画像を撮影して、それをサーバに送信する必要がある。
【0103】
商品陳列実行結果の画像は、1枚又は複数枚の画像を含むことができ、すべての商品陳列実行結果の画像は、すべての陳列商品の位置変化をカバーすべきである。
【0104】
例えば、A商品棚の商品を調整する必要がある場合に、商品陳列実行結果の画像は、調整後の当該商品棚全体を含むべきである。
【0105】
ステップS213では、サーバは、陳列実行結果の画像を受信する。
【0106】
ステップS214では、サーバは、陳列実行結果の画像及び製図結果に従って、製図結果の陳列実行結果を検証する。
【0107】
本実施例では、陳列実行結果の画像及び製図結果に従って、製図結果の陳列実行結果を検証するステップは、具体的に、次のような方法を利用して実現することができる。
【0108】
陳列実行結果の画像に基づき、各陳列位置に実際に置かれている商品を認識し、各陳列位置に実際に置かれている商品と製図結果の対応する陳列位置にある商品とを対比し、各陳列位置において該当する商品が陳列されているかどうかを判定する。
【0109】
選択的に、陳列実行結果の画像に基づき、各陳列位置に実際に置かれている商品を認識するステップは、サーバ自体により完成させてもよいし、専用の画像認識センターにより完成させてもよく、陳列実行結果の画像に対して画像分析を行うことで、各陳列位置に実際に置かれている商品を認識する。
【0110】
検証の結果、陳列実行結果として、少なくとも1つの陳列位置においては該当しない商品が陳列されていることが判明された場合、ステップS215を実行し、該当しない商品が陳列されている陳列位置が商品陳列用端末機器に送信される。
【0111】
本実施例の他の実施形態では、陳列実行結果の画像及び製図結果に従って、製図結果の陳列実行結果を検証するステップは、さらに、具体的に、次のような方法を利用して実現することができる。
【0112】
陳列実行結果の画像に基づき、各商品の実際の陳列位置を認識し、各商品の実際の陳列位置と製図結果の同一の商品の予期陳列位置とを対比し、各商品が該当する位置に陳列されているかどうかを判定する。
【0113】
選択的に、検証の結果、陳列実行結果として、少なくとも1つの商品が該当しない位置に陳列されていることが判明された場合、サーバは、該当しない位置に陳列されている商品を商品陳列用端末機器に送信することができる。商品陳列用端末機器は、該当しない位置に陳列されている商品を表示することで、陳列担当者は改めて商品陳列を行うことができるようにする。
【0114】
選択的に、1つの陳列商品の変化位置が商品陳列実行結果の画像に含まれていないことがある場合、商品陳列実行結果の画像に含まれていない陳列商品の変化位置を商品陳列用端末機器に送信することができる。
【0115】
本実施例では、検証の結果、陳列実行結果の画像と製図結果とが一致しないことが判明された場合、検証結果を商品陳列用端末機器に返送することで、対応する陳列担当者が陳列タスクをチェックできるようにするが、陳列実行結果の画像と製図結果とが一致することが判明された場合、陳列タスクを完了させる。
【0116】
ステップS215では、製図結果の陳列実行結果として、少なくとも1つの陳列位置において該当しない商品が陳列されている場合、サーバは、該当しない商品が陳列されている陳列位置を商品陳列用端末機器に送信する。
【0117】
ステップS216では、商品陳列用端末機器は、該当しない商品が陳列されている陳列位置を表示することで、陳列担当者は改めて商品陳列を行うことができるようにする。
【0118】
従来の技術において、陳列担当者の製図結果に対する陳列実行状況については、店頭巡視人員は問題があるかどうかを巡視する必要があるため、人力コストは高く、陳列実行結果も有効に監視できない。
【0119】
本実施例では、検証の結果、陳列実行結果として、少なくとも1つの陳列位置においては該当しない商品が陳列されていることが判明された場合、サーバは、該当しない商品が陳列されている陳列位置を商品陳列用端末機器に送信することにより、商品陳列用端末機器は、該当しない商品が陳列されている陳列位置を表示することで、陳列担当者は、該当しない商品が陳列されている陳列位置を容易に発見し、当該陳列位置にある商品を入れ替えることができるようになり、つまり、商品陳列の修正を実現し、商品陳列の効率を向上させることができる。
【0120】
本願の実施例に係るサーバは、陳列実行結果の画像を受信し、陳列実行結果の画像及び製図結果に従って、製図結果の陳列実行結果を自動的に検証することで、陳列実行結果に対する自動的な監視及びインテリジェントな現場回りを実現し、陳列担当者による実行を自動的に制約し、現場巡回人員の仕事量及び現場巡回人力コストを減少することができる。さらに、検証の結果、少なくとも1つの陳列位置においては該当しない商品が陳列されていることが判明された場合、該当しない商品が陳列されている陳列位置は商品陳列用端末機器に送信されることで、商品陳列用端末機器は、該当しない商品が陳列されている陳列位置を表示できるようになり、これによって、陳列担当者は、該当しない商品が陳列されている陳列位置を容易に発見し、当該陳列位置にある商品を入れ替えることができるようになり、つまり、商品陳列の修正を実現し、商品陳列の効率を向上させることができる。
【0121】
図4は、本願の実施例3により提供されるデータ処理の方法のフローチャートである。上記の実施例1又は実施例2に基づき、本実施例では、サーバは、さらに、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データを定時に取得し、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データに基づき、現在の商品陳列方式の指定された指標データを決定することができ、商品棚の健康度の定時的な検出を実現することができる。
図4に示すように、当該方法の具体的なステップは、以下の通りである。
【0122】
ステップS301では、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データを定時に取得する。
【0123】
本実施例では、サーバは、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データを一定の頻度で定時に取得することができる。
【0124】
商品のリアルタイム統計指標データは、市販されている商品の実際の販売データに基づいてリアルタイムで統計して得られるものである。商品のリアルタイム統計指標データは、1つ又は複数の次元の統計データを含むことができ、各次元の統計データは1つ又は複数の指標項目のデータを含むことができる。
【0125】
例示的に、統計データの次元は、季節、地域(例えば、各省、又は南方、北方など)、業態(例えば、大型量販店、コンビニエンスストア、大型売り場、コミュニティストア、果物店、24H店舗など)、売上高、人気関心度、利益額、広告の視認性/露出度、より狭い範囲の領域(例えば特定の道路領域付近の人がどのブランドの製品を好むかを分析する)、商品の流通性、商品関連度(例えば、通常、人々は粉ミルクを買うときに紙おむつなどを買うことを考える)、在庫保有単位(Stock keeping Unit、SKUとして略称)の少なくとも1項を含むことができる。
【0126】
例示的に、指標項目は、売上、売上高、総利益、純利益、回転時間、最終販売時間の少なくとも1項を含むことができる。
【0127】
ステップS302では、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データに基づき、現在の商品陳列方式の指定された指標データを決定する。
【0128】
指定された指標データは、現在の商品陳列方式の健康度をはかるためのものである。
【0129】
例示的に、指定された指標データは、売上、売上高、総利益、純利益、回転時間、最終販売時間の少なくとも1つを含む。
【0130】
選択的に、現在の商品陳列方式の指定された指標データは、商品ごとの指定された指標データ、及び/又は商品全体の指定された指標データを含むことができる。
【0131】
ステップS303では、現在の商品陳列方式の指定された指標データに基づき、現在の商品陳列方式が健康陳列条件を満たすかどうかを判定する。
【0132】
健康陳列条件は、予め設定された種々の指定された指標データの健康しきい値範囲であってもよい。
【0133】
当該ステップでは、現在の商品陳列方式の各種指定された指標データは、いずれも対応する健康しきい値範囲内にある場合、健康陳列条件が満たされていると判定することができる。
【0134】
現在の商品陳列方式の少なくとも1つの指定された指標データは、対応する健康しきい値範囲内にない場合、健康陳列条件が満たされていないと判定することができる。
【0135】
ステップS304では、現在の商品陳列方式は健康陳列条件を満たさないと判定した場合、通知情報を送信する。
【0136】
通知情報は、健康陳列条件を満たさない商品及び指定された指標データを含むことができる。
【0137】
選択的に、サーバは、送信情報を計画担当者に送信することで、計画担当者は当該商品の位置を調整するか、又は当該商品を棚から下げることができるようにすることができる。
【0138】
選択的に、サーバは、送信情報を指定された人に送信することにより、指定された人は、当該商品に対して販売促進、棚下げ、位置調整などの処理措置を取ることができるようになり、当該商品の売上を高めることができる。
【0139】
例えば、商品の最終販売時間から現在までの時間は対応する健康しきい値範囲を超えた場合には、当該商品が関心を受けることが比較的少ない売れない商品であることを意味し、棚下げするように関連する担当者に通知することができる。
【0140】
例えば、商品の最近の売上が比較的少なく、対応する健康しきい値範囲内にない場合には、当該商品が延滞商品であることを意味し、当該商品の販売促進を行うように関連する担当者に通知することができる。
【0141】
なお、通知情報送信の具体的な実現形態は、実際の応用シーンに応じて設定及び調整されることができ、例えば、指定された端末にメッセージを送信するか、又は、指定された連絡先にテキストメッセージや、電子メール、インスタント通信情報などを送信する実現形態が挙げられるが、本実施例はそれを具体的に限定しない。
【0142】
例えば、商店の売上レシートに基づき、SKU次元でのデータを統計して、現在の商品棚にある商品のSKUをまとめ、現在の商品棚の総売上高、総利益、坪効率などの指標データを取得し、現在の商品棚の健康度を確認して、商品棚の健康度が条件を満たさないと、プロンプト情報を送信することで早期注意を喚起する。
【0143】
図5は、本願の実施例3により提供される商品陳列システムの全体のフローチャートであり、本実施例1の可能な実施形態では、上記の実施例2に基づき、
図5に示すような商品陳列システムの全体の流れは、以下の通りである。製図する際に、計画担当者により直接に手動で製図されてもよいし、本願の実施例により提供されるデータ処理方法を使用して、製図ツールへの商品のインテリジェントな推奨を実現してもよく、後者の場合に、具体的には、推奨商品及び指標データに基づき、製図を完了するように計画担当者を指導し、製図結果を得て、製図結果に基づいてデータ解析を行い、商品位置変更明細を得て、陳列タスクの詳細を生成して発送し、返送された陳列実行結果の画像に基づき、タスク実行結果を自動的に検証することで、タスク実行規範を制約することでき、商品リアルタイム統計指標データに基づき、商品棚の健康度を自動的に検出する。
【0144】
本願の実施例は、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データを定時に取得し、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データに基づき、現在の商品陳列方式に対して健康検出を行い、現在の商品陳列方式が健康陳列条件を満たさないと判定した場合、通知情報を送信することで、計画担当者は、当該商品の位置を調整するか、又は、当該商品に対して棚下げ処理を行うことにより、商品棚での商品陳列のインテリジェント化調整を実現する。
【0145】
図6は、本願の実施例4により提供されるデータ処理の装置の構造概略図である。本願の実施例により提供されるデータ処理の装置は、データ処理の方法の実施例により提供される処理の流れを実行することができる。
図6に示すように、当該データ処理の装置60は、商品指標データ統計モジュール601及び通信モジュール602を含む。
【0146】
具体的には、商品指標データ統計モジュール601は、製図前条件を含む、製図ツールのデータプルリクエストに応答し、製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得するためのものである。
【0147】
商品指標データ統計モジュール601は、さらに、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定するためのものである。
【0148】
通信モジュール602は、推奨対象の商品の指標データを製図ツールにプッシュするためのものである。
【0149】
本願の実施例により提供される装置は、具体的に、上記の実施例1でサーバにより実行される方法の流れを実行するために使用することができ、その具体的な機能については、ここで繰り返して説明しない。
【0150】
本願の実施例は、製図する前に、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することで、製図ツールは、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示することにより、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【0151】
図7は、本願の実施例5により提供されるデータ処理の装置の構造概略図である。上記の実施例4に基づき、本実施例では、データプルリクエストは、さらに、選択された推奨アルゴリズム識別子を含み、商品指標データ統計モジュールは、さらに、
対応する商品のリアルタイム統計指標データ及び推奨アルゴリズム識別子に対応する推奨アルゴリズムに基づき、少なくとも1セットの推奨対象の商品を決定するためのものであり、推奨アルゴリズムには、各次元の指標の推奨重みが設定されており、異なる推奨アルゴリズムには、少なくとも1つの次元の指標の推奨重みが異なる。
【0152】
1つの可能な実施形態では、商品指標データ統計モジュールは、さらに、
すべての商品のオンライン及び/又はオフラインの販売データを定時に取得すること、及び
対応する商品の現在の販売データに基づき、対応する商品の指標データを複数の次元から統計し、対応する商品のリアルタイム統計指標データを得ること、に用いられる。
【0153】
1つの可能な実施形態では、
図7に示すように、当該データ処理の装置60は、さらに、陳列データ解析モジュール603を含む。
【0154】
通信モジュールは、さらに、製図結果を受信するためのものである。
【0155】
陳列データ解析モジュール603は、製図結果及び対応する元の製図データに基づき、製図結果の各商品の陳列位置変化情報を決定すること、及び製図結果の各商品の陳列位置変化情報を商品陳列用端末機器に送信すること、に用いられる。
【0156】
1つの可能な実施形態では、通信モジュールは、さらに、陳列実行結果の画像を受信するためのものである。
【0157】
陳列データ解析モジュール603は、さらに、陳列実行結果の画像及び製図結果に従って、製図結果の陳列実行結果を検証するためのものである。
【0158】
1つの可能な実施形態では、陳列データ解析モジュール603は、さらに、
陳列実行結果の画像に基づき、各陳列位置に実際に置かれている商品を認識すること、及び各陳列位置に実際に置かれている商品と製図結果の対応する陳列位置にある商品とを対比し、各陳列位置において該当する商品が陳列されているかどうかを判定すること、に用いられる。
【0159】
1つの可能な実施形態では、通信モジュールは、さらに、
製図結果の陳列実行結果として、少なくとも1つの陳列位置において該当しない商品が陳列されている場合、該当しない商品が陳列されている陳列位置を商品陳列用端末機器に送信するためのものである。
【0160】
1つの可能な実施形態では、陳列データ解析モジュール603は、さらに、
現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データを定時に取得すること、及び現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データに基づき、現在の商品陳列方式の指定された指標データを決定すること、に用いられる。
【0161】
1つの可能な実施形態では、陳列データ解析モジュール603は、さらに、
現在の商品陳列方式の指定された指標データに基づき、現在の商品陳列方式が健康陳列条件を満たすかどうかを判定すること、及び現在の商品陳列方式が健康陳列条件を満たさないと判定した場合、通知情報を送信すること、に用いられる。
【0162】
本願の実施例により提供される装置は、具体的に、上記の実施例2又は実施例3でサーバにより実行される方法の流れを実行するために使用されることができ、その具体的な機能については、ここで繰り返して説明しない。
【0163】
本願の実施例に係るサーバは、陳列実行結果の画像を受信し、陳列実行結果の画像及び製図結果に従って、製図結果の陳列実行結果を自動的に検証することで、陳列実行結果に対する自動的な監視及びインテリジェントな現場回りを実現し、陳列担当者による実行を自動的に制約し、現場巡回人員の仕事量及び現場巡回人力コストを減少することができる。さらに、検証の結果、少なくとも1つの陳列位置において該当しない商品が陳列されていることが判明された場合、該当しない商品が陳列されている陳列位置を商品陳列用端末機器に送信することで、商品陳列用端末機器は、該当しない商品が陳列されている陳列位置を表示することができるようになり、これによって、陳列担当者は、該当しない商品が陳列されている陳列位置を容易に発見し、当該陳列位置にある商品を入れ替えることができるようになり、つまり、商品陳列の修正を実現し、商品陳列の効率を向上させることができる。
【0164】
本願の実施例は、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データを定時に取得し、現在の陳列商品のリアルタイム統計指標データに基づき、現在の商品陳列方式に対して健康検出を行い、現在の商品陳列方式が健康陳列条件を満たさないと判定した場合、通知情報を送信することで、計画担当者は、当該商品の位置を調整するか、又は、当該商品に対して棚下げ処理を行うことにより、商品棚での商品陳列のインテリジェント化調整を実現する。
【0165】
図8は、本願の実施例6により提供される製図ツールの構造概略図である。本願の実施例により提供される製図ツールは、データ処理の方法の実施例により提供される処理の流れを実行することができる。
図8に示すように、当該製図ツール80は、通信モジュール801及び製図モジュール802を含む。
【0166】
具体的には、通信モジュール801は、ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信するためのものである。
【0167】
通信モジュール801は、さらに、サーバから送信された推奨対象の商品の指標データを受信するためのものであり、推奨対象の商品は、製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものである。
【0168】
製図モジュール802は、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示するためのものである。
【0169】
1つの可能な実施形態では、通信モジュール801は、さらに、製図完了後、製図結果をサーバに送信するためのものである。
【0170】
本願の実施例により提供される装置は、具体的に、上記のいずれかの方法の実施例で製図ツールにより実行される方法の流れを実行するために使用されることができ、その具体的な機能については、ここで繰り返して説明しない。
【0171】
本願の実施例は、製図する前に、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することで、製図ツールは、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示することにより、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【0172】
図9は、本願の実施例7により提供されるデータ処理の機器の構造概略図である。
図9に示すように、当該データ処理の機器100は、プロセッサ1001と、メモリ1002と、メモリ1002に記憶されており、プロセッサ1001で実行可能なコンピュータプログラムと、を含む。
【0173】
プロセッサ1001はコンピュータプログラムを実行すると、上記のいずれかの方法の実施例でサーバにより実行される方法の流れは実現される。
【0174】
本願の実施例は、製図する前に、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することで、製図ツールは、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示することにより、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【0175】
図10は、本願の実施例8により提供される製図ツールの構造概略図である。
図10に示すように、当該製図ツール110は、プロセッサ1101と、メモリ1102と、メモリ1102に記憶されており、プロセッサ1101で実行可能なコンピュータプログラムと、を含む。
【0176】
プロセッサ1101はコンピュータプログラムを実行すると、上記のいずれかの方法の実施例で製図ツールにより実行される方法の流れは実現される。
【0177】
本願の実施例は、製図する前に、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データをリアルタイムで取得し、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて推奨対象の商品を決定し、当該推奨対象の商品を自動的に製図ツールに推奨することで、製図ツールは、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示することにより、市販されている商品の実際の販売状況を製図ツールに反映し、計画担当者にデータの基礎を提供し、計画担当者の商品陳列の計画に重要な指導の役割を果たすことができ、その結果、商品陳列はよりインテリジェント化し、商品棚の坪効率及び健康度を向上させることができる。
【0178】
本願の実施例は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記のいずれかの方法の実施例でサーバにより実行される方法の流れは実現される。
【0179】
本願の実施例は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記のいずれかの方法の実施例で製図ツールにより実行される方法の流れは実現される。
【0180】
本願の実施例は、さらに、プログラムコードを含むコンピュータプログラムを提供し、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プログラムコードが上記のいずれかの方法の実施例でサーバにより実行される方法の流れを実行する。
【0181】
本願の実施例は、さらに、プログラムコードを含むコンピュータプログラムを提供し、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プログラムコードが上記のいずれかの方法の実施例で製図ツールにより実行される方法の流れを実行する。
【0182】
当業者は、説明の便宜及び簡潔さのために、上記の機能モジュールの分割のみを例に挙げて説明したが、実際の応用には、上記の機能は、必要に応じて、異なる機能モジュールに割り当てられ完成されることができ、つまり、上記した機能のすべて又は一部を完成させるために、装置の内部構造を異なる機能モジュールに分割することができることを明確に理解することができる。上記した装置の具体的な動作プロセスについては、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0183】
本願の他の実施案は、当業者が本明細書を参照して本明細書に開示されている発明を実施すると、容易に想到し得るものである。本願は、本願の一般原理に従うとともに、本願に開示されていない当技術分野における周知の常識又は従来の技術的手段を含む、本願のあらゆる変形、用途又は適応的変化をカバーすることを意図している。明細書及び実施例は、単なる例示と見なされるべきであり、本願の真の範囲及び精神は、添付される特許請求の範囲によって示される。
【0184】
本願は、図面に示される、上述した精確な構造に限定されるものではなく、その範囲から逸脱することなく種々の修正や変更が可能であることを理解されたい。本願の範囲は、添付される特許請求の範囲によってのみ限定される。
【0185】
本願は2020年09月01日に中国特許局に提出した、出願番号が202010903488.4で、発明の名称が「データ処理の方法、装置、機器及びコンピュータ可読記憶媒体」という中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は援用によって本願に組み合わせられる。
【手続補正書】
【提出日】2022-11-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
本願の実施例は、具体的に、商品陳列システムに適用でき、
図1に示すように、商品陳列システムは、製図ツールと、
商品指標データのリアルタイム統計を行って製図ツールに商品の組み合わせを推奨するためのサーバと、陳列担当者が使用する商品陳列用の端末機器と、を含み得る。商品陳列を計画して、商品陳列図を作成する前、製図ツールは、製図前条件をデータプルリクエスト内に載せてサーバに送信し、サーバは、製図前条件に従って、対応する商品のリアルタイム統計指標データを取得して、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて、製図ツールに少なくとも1セットの
推奨対象の商品を推奨することができ、そして、製図ツールは、
推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、
推奨対象の商品の指標データを表示することにより、計画担当者は、製図時にそれを参照して使用できるようになり、計画担当者は、
推奨対象の商品を直接使用するか又は調整するかを自主的に選択することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0019】
図1に示すように、サーバは、陳列データ解析モジュール及び
商品指標データ統計モジュールを含むことができ、製図ツールは、製図モジュールを含むことができ、商品陳列用端末機器は、陳列タスクディスプレイ及び確認モジュールを含むことができる。製図モジュールは、商品指標データに基づき、対応する商店又はエリアを選択して製図し、製図完了後、製図結果を陳列データ解析モジュールに送信する。陳列データ解析モジュールは、製図モジュールの製図結果を受信して、商品それぞれの位置変更を解析し、前後対比データを生成し、そして、対比データに基づいて商品位置変更明細を生成するか又は画像を陳列タスクディスプレイ及び確認モジュールに発送し、実行の根拠として陳列担当者に提供する。陳列タスクディスプレイ及び確認モジュールは、受信した商品位置変更明細又は画像を表示することにより、陳列担当者は、それを根拠としてタスクを実行し、実行完了後、陳列実行結果の画像を撮影して、陳列データ解析モジュールに返送し、実行状況をフィードバックするようになる。陳列データ解析モジュールは、陳列実行結果の画像を受信して、最終的に陳列実行結果を確認することで、陳列実行に対する監視及び店頭のインテリジェントな現場回りを実現する。また、陳列データ解析モジュールは、さらに、現在の陳列商品に応じて、商品指標データ統計モジュールから指標データを定時に読み取り、商品棚健康度をモニターリングして、計画担当者へ適時に通知することにより、商品棚の商品陳列インテリジェント化を実現する。商品指標データ統計モジュールは、各商店及び各商品のデータを統計し、売上、売上高、総利益、純利益などの構成指標に従って、統計データを陳列データ解析モジュール及び製図モジュールが使用できるように生成する。また、製図モジュールの製図結果を取得し、商品陳列位置変更を解析してインタラクションすることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
本実施例では、ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図ツールは、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信することにより、サーバから推奨対象の商品及びそのリアルタイム統計指標データを取得する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定した後、推奨対象の商品の指標データを製図ツールにプッシュすることにより、推奨対象の商品を製図ツールを介して計画担当者に推奨することで、計画担当者は、推奨対象の商品に合わせて商品陳列の計画及び製図を行うようになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
ステップS105では、製図ツールは、サーバから送信された推奨対象の商品の指標データを受信する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
推奨対象の商品は、サーバによって製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
ステップS106では、製図ツールは、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0042】
製図ツールは、サーバからの推奨対象の商品を受信した後、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示することで、商品棚の並べ替え又は製図テンプレートの自動生成に寄与し、計画担当者が計画して製図する際に指導的な役割を果たすことができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0049】
本実施例では、ターゲット商品陳列図を作成する前に、製図ツールは、製図前条件を含むデータプルリクエストをサーバに送信することにより、サーバから推奨対象の商品及びそのリアルタイム統計指標データを取得する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0063】
ステップS203では、サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、少なくとも1セットの推奨対象の商品を決定する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0066】
対応する商品のリアルタイム統計指標データ及び推奨アルゴリズム識別子に対応する推奨アルゴリズムに基づき、少なくとも1セットの推奨対象の商品を決定する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0072】
本実施例では、サーバは、商品指標データ統計モジュールを介してすべての商品のオンライン及び/又はオフラインの販売データを定時に取得し、リアルタイムで統計して指標データを得て、製図前条件に対応する推奨対象の商品を決定することができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0074】
サーバは、対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づき、推奨対象の商品を決定した後、推奨対象の商品の指標データを製図ツールにプッシュすることで、製図ツールを使用して推奨対象の商品を計画担当者に推奨し、計画担当者が推奨対象の商品を参照して商品陳列の計画及び製図を行うようにする。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0075】
ステップS205では、製図ツールは、サーバから送信された推奨対象の商品の指標データを受信する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0076】
推奨対象の商品は、サーバによって製図前条件に対応する商品のリアルタイム統計指標データに基づいて決定されるものである。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0077】
ステップS206では、製図ツールは、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0078】
本実施例では、製図ツールは、サーバからの推奨対象の商品を受信した後、推奨対象の商品を自動的にキャンバスに敷き並べて、推奨対象の商品の指標データを表示することで、計画担当者が選択、使用及び参照できるようになり、商品棚の並べ替え又は製図テンプレートの自動生成に寄与でき、計画担当者が計画して製図する際に指導的な役割を果たすことができ、また、商品の売上と利益をさらに最大化すると同時に、市場状況を商品棚陳列に適時にフィードバックし、商品棚全体の坪効率を向上させることもできる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0096】
関連技術において、計画担当者は、貨物をどのように陳列するかを商品陳列図として製図し、そして、それをプリントアウトして陳列担当者に渡し、陳列担当者により、商品陳列図を参照して商品の陳列と配置を行うようになっているが、計画担当者と陳列担当者との間にコミュニケーションギャップがあるため、陳列担当者は、市場状況に応じて商品の計画を適時にフィードバックして調整することができなくなっている。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0118】
関連技術において、陳列担当者の製図結果に対する陳列実行状況については、店頭巡視人員は問題があるかどうかを巡視する必要があるため、人力コストは高く、陳列実行結果も有効に監視できない。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0137
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0137】
選択的に、サーバは、通知情報を計画担当者に送信することで、計画担当者は当該商品の位置を調整するか、又は当該商品を棚から下げることができるようにすることができる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0138
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0138】
選択的に、サーバは、通知情報を指定された人に送信することにより、指定された人は、当該商品に対して販売促進、棚下げ、位置調整などの処理措置を取ることができるようになり、当該商品の売上を高めることができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0143
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0143】
図5は、本願の実施例3により提供される商品陳列システムの全体のフローチャートであり、本実施例1の可能な実施形態では、上記の実施例2に基づき、
図5に示すような商品陳列システムの全体の流れは、以下の通りである。製図する際に、計画担当者により直接に手動で製図されてもよいし、本願の実施例により提供されるデータ処理方法を使用して、製図ツールへの商品のインテリジェントな推奨を実現してもよく、後者の場合に、具体的には、
推奨対象の商品及び指標データに基づき、製図を完了するように計画担当者を指導し、製図結果を得て、製図結果に基づいてデータ解析を行い、商品位置変更明細を得て、陳列タスクの詳細を生成して発送し、返送された陳列実行結果の画像に基づき、タスク実行結果を自動的に検証することで、タスク実行規範を制約することでき、商品リアルタイム統計指標データに基づき、商品棚の健康度を自動的に検出する。
【手続補正23】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項17
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項17】
プログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記プログラムコードが
実行されることにより、請求項1~9又は10~11のいずれか1項に記載の方法
が実現されることを特徴とするコンピュータプログラム。
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】