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特表2023-526142オンライン顧客支援のためのインテリジェントなシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-21
(54)【発明の名称】オンライン顧客支援のためのインテリジェントなシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/016 20230101AFI20230614BHJP
【FI】
G06Q30/016
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021530806
(86)(22)【出願日】2020-12-30
(85)【翻訳文提出日】2022-11-04
(86)【国際出願番号】 IB2020062560
(87)【国際公開番号】W WO2021229290
(87)【国際公開日】2021-11-18
(31)【優先権主張番号】16/872,779
(32)【優先日】2020-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VISUAL BASIC
2.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】520244544
【氏名又は名称】クーパン コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】230104019
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 聖二
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【弁理士】
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】ぺ,ヨン ソク
(72)【発明者】
【氏名】ギル,ギ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ジェ ユン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,スン ヒ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA02
(57)【要約】
オンライン顧客支援のためのコンピュータ実装システムおよびコンピュータ実装方法を開示する。コンピュータ実装システムは、ユーザインターフェースと、命令を格納するメモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。少なくとも1つのプロセッサは、ユーザインターフェースを介して顧客から支援の要求を受信し、少なくとも1つの最近の注文製品を識別し、顧客固有情報、1つ以上の以前の注文製品、製品配送情報を含んでもよい顧客固有情報を集約するための命令を実行するように構成されてもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つの最近の注文製品に対して、顧客の行動パターンを決定し、少なくとも1つの最近の注文製品、または以前の注文製品に対する注文に優先順位を割り当て、注文の優先順位に基づいて、顧客への応答を決定し、ユーザインターフェースを介して顧客デバイスからの要求に対する応答を提供するための命令を実行するように構成されてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン顧客支援のためのコンピュータ実装システムであって、
前記コンピュータ実装システムは、
企業が前記顧客と通信するためのユーザインターフェースと、
命令を格納するメモリと、
複数のステップを実行するための前記命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記複数のステップが、
前記ユーザインターフェースを介して顧客デバイスから支援の要求を受信することと、
前記顧客に関連付けられた少なくとも1つの最近の注文製品を識別することと、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、前記顧客によって以前に注文された1つ以上の製品、および製品配送情報を含む顧客固有情報に基づいて、前記顧客固有情報を集約することと、
前記顧客固有情報に基づいて、前記少なくとも1つの最近の注文製品に対する前記顧客の行動パターンを決定することと、
前記配送情報または前記顧客行動パターンのうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの最近の注文製品または前記1つ以上の以前の注文製品の注文に優先順位を割り当てることと、
前記注文の前記優先順位に基づいて、前記顧客アクセスに対する応答を決定することと、
前記ユーザインターフェースを介して、前記顧客デバイスからの前記要求に対する前記応答を提供することと、
を含む、コンピュータ実装システム。
【請求項2】
前記ユーザインターフェースは、モバイルアプリケーション、ウェブページ、または対話型音声応答ユニットを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の他の以前の注文製品の製品タイプを識別するステップを実行するように構成されており、
前記集約することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品および前記1つ以上の他の以前の注文製品を、前記配送情報および前記製品タイプと関連付けることを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品の製品固有情報を取得するステップを実行するように構成されており、
前記集約することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に対して、前記製品固有情報を取得することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記顧客による、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に基づいて、前記製品配送情報を解析するステップを実行するように構成されており、
前記少なくとも1つの最近の注文製品が前記顧客に配送されたか否かを決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記顧客による、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に基づいて、前記製品配送情報を解析するステップを実行するように構成されており、
前記少なくとも1つの最近の注文製品が1つ以上の配送制限を含むか否かを決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記顧客による、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に基づいて、前記製品配送情報を解析するステップを実行するように構成されており、
前記少なくとも1つの最近の注文製品が交換品、返品を含むか否か、または返金を必要とするか否かを決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記行動パターンを前記決定することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品に対して、返品し、交換し、または返金を要求する前記顧客の傾向を決定することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
2つ以上の最近の注文製品があり、前記優先順位を付けることが、前記少なくとも1つの最近の注文製品に対して、それぞれの配送日を順番付けることを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記少なくとも1つの最近の注文製品に対する前記注文に前記優先順位を付けることが、前記注文に、重要、高、大、または小としてフラグを立てることを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
オンライン顧客支援のためのコンピュータ実装方法であって、
前記コンピュータ実装方法は、
ユーザインターフェースを介して顧客デバイスから支援の要求を受信することと、
前記顧客に関連付けられた少なくとも1つの最近の注文製品を識別することと、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、前記顧客によって以前に注文された1つ以上の製品、および製品配送情報を含む顧客固有情報に基づいて、前記顧客固有情報を集約することと、
前記顧客固有情報に基づいて、前記少なくとも1つの最近の注文製品に対する前記顧客の行動パターンを決定することと、
前記配送情報または前記顧客行動パターンのうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの最近の注文製品または前記1つ以上の以前の注文製品の注文に優先順位を割り当てることと、
前記注文の前記優先順位に基づいて、前記顧客アクセスに対する応答を決定することと、
前記ユーザインターフェースを介して、前記顧客デバイスからの前記要求に対する前記応答を提供することと、
を含む、コンピュータ実装方法。
【請求項12】
前記顧客が、モバイルアプリケーション、ウェブページ、または対話型音声応答ユニットを使用する前記ユーザインターフェースにアクセスする、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項13】
前記コンピュータ実装方法が、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の他の以前の注文製品の製品タイプを識別することを含み、
前記集約することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品および前記1つ以上の以前の注文製品を、前記配送情報および前記製品タイプと関連付けることを含む。請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項14】
前記コンピュータ実装方法が、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品の製品固有情報を取得することを含み、
前記集約することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に対して、前記製品固有情報を取得することを含む、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項15】
前記コンピュータ実装方法が、
前記顧客による、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に基づいて、前記製品配送情報を解析することを含み、
前記解析することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品が前記顧客に配送されたか否かを決定することを含む、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項16】
前記コンピュータ実装方法が、
前記顧客による、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に基づいて、前記製品配送情報を解析することを含み、
前記解析することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品が1つ以上の配送制限を含むか否かを決定することを含む、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項17】
前記コンピュータ実装方法が、
前記顧客による、前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品に基づいて、前記製品配送情報を解析することを含み、
前記解析することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品が交換品、返品を含むか否か、または返金を必要とするか否かを決定することを含む、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項18】
前記コンピュータ実装方法が、
前記行動パターンを前記決定することが、前記少なくとも1つの最近の注文製品に対して、返品し、交換し、または返金を要求する前記顧客の傾向を決定することを含む、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項19】
前記コンピュータ実装方法が、
前記少なくとも1つの最近の注文製品に対する前記注文に前記優先順位を付けることが、前記注文に、重要、高、大、または小としてフラグを立てることを含む、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項20】
オンライン顧客支援のためのコンピュータ実装システムであって、
前記コンピュータ実装システムは、
顧客と企業との間で通信するためのユーザインターフェースであって、モバイルアプリケーション、ウェブページ、または対話型音声応答ユニットを含むユーザインターフェースと、
命令を格納するメモリと、
複数のステップを実行するための前記命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記複数のステップが、
前記モバイルアプリケーション、前記ウェブページ、または前記対話型音声応答ユニットから、支援の要求を受信することと、
前記顧客に関連付けられた少なくとも1つの最近の注文製品を識別することと、
1つ以上の以前の注文製品が前記顧客にあるか否かを決定することと、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、前記1つ以上の以前の注文製品、および製品配送情報を含む顧客固有情報に基づいて、前記顧客固有情報を集約することと、
前記少なくとも1つの最近の注文製品、および前記1つ以上の以前の注文製品を、配送情報および製品タイプを用いて並べることを含む、前記顧客固有情報を集約することと、
前記少なくとも1つの最近の注文製品が前記顧客に配送されたか否かを決定することを含む、前記製品配送情報を解析することと、
前記少なくとも最近の注文製品が1つ以上の配送制限を含むか否かを決定することと、
前記少なくとも1つの最近の注文製品が交換品、返品、または返金の必要があることか否かを決定することと、
前記顧客固有情報に基づいて、前記少なくとも1つの最近の注文製品に対して、前記顧客の行動パターンを決定することと、
前記少なくとも1つの最近の注文製品に対して、少なくとも返品し、交換し、または返金を要求する顧客傾向を決定することを含む、前記顧客の前記行動パターンを決定することと、
前記配送情報または前記顧客行動パターンのうちの少なくとも1つに基づいて、前記少なくとも1つの最近の注文製品または前記1つ以上の以前の注文製品の注文に対して、優先順位を割り当てることと、
前記注文に重要、高、大、または小のフラグを立てることと、
前記注文の前記優先順位に基づいて、前記顧客アクセスに対する応答を決定することと、
前記ユーザインターフェースを介して、前記モバイルアプリケーション、前記ウェブページ、または前記対話型音声応答ユニットにおいて、前記顧客からの要求に対する前記応答を提供することと、
を含む、コンピュータ実装システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、顧客にサービスを提供するためのコンピュータ化されたシステムおよび方法に関する。より具体的には、本開示の実施形態は、問い合わせを伴うインテリジェントなオンライン顧客支援のための進歩性がある非従来型のシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
注文履行企業の顧客は、注文製品の配送に関する問題を抱えている可能性があり、問題を解決するときに、静的な形式のよくある質問(FAQ)を提示される場合がある。静的な形式のFAQは、注文履行企業が、企業のコールセンタにおいて電話対応担当者が出くわすほとんどのよくある問題をカバーすると考えることができる事前に設定された質問である。さらに、顧客が配送問題を解決する方法を決定するために企業のウェブサイトを検索しようとするときに、注文履行企業によって注文履行企業のウェブページを介してこのような静的な形式のFAQが提供される可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような静的なFAQは、所与の顧客に関する特定のニーズおよび特定の問題に個別に対処するのに十分でないことが多い。静的な形式のFAQのこの限定された有効性によって、顧客の問題のより具体的な解決策を取得するために、顧客がFAQウェブページを使用することをやめ、代わりに企業の顧客対応担当者に電話するようになってしまう可能性がある。
【0004】
静的なFAQは、注文履行企業が、注文履行業界における標準的なルーチンおよび標準的な動作と比べて、標準的でない配送システムまたは配送方法を採用することを決定したときに、特に効果的ではない。例えば、製品の配送に不慣れである可能性があるフリーランス配送作業員または臨時配送作業員の実装形態は、注文履行企業のコールセンタに顧客の電話が殺到することを引き起こす可能性があり、このことは注文履行企業が持続して対応するのが困難である可能性がある。顧客からコールセンタに電話が予期せず殺到することは、顧客の問題を解決するのには効果的でない静的な形式のFAQに大きく起因する可能性がある。このような効果的でない有効性、および/または製品の配送に関連する問題が生じることを予測することで、注文履行企業の配送品質評価が低下し、顧客が注文履行企業を用いる注文から遠ざかる可能性がある。
【0005】
したがって、問い合わせを伴うインテリジェントなオンライン顧客支援のための改善されたシステムおよび方法が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、オンライン顧客支援のためのコンピュータ実装システムに関する。コンピュータ実装システムは、企業が顧客と通信するためのユーザインターフェースと、命令を格納するメモリと、少なくとも1つのプロセッサとを備える。少なくとも1つのプロセッサは、命令を実行するように構成されてもよく、命令は、ユーザインターフェースを介して顧客デバイスから支援の要求を受信し、顧客に関連付けられた少なくとも1つの最近の注文製品を識別し、少なくとも1つの最近の注文製品、顧客による任意の1つ以上の以前の注文製品、および製品配送情報を含んでもよい顧客固有情報に基づいて顧客固有情報を集約することであってもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、命令を実行するように構成されてもよく、命令は、顧客固有情報に基づいて、少なくとも1つの最近の注文製品に対する顧客の行動パターンを決定し、配送情報または顧客行動パターンのうちの少なくとも1つに基づいて、少なくとも1つの最近の注文製品または1つ以上の以前の注文製品の注文に優先順位を割り当て、注文の優先順位に基づいて、顧客アクセスに対する応答を決定し、ユーザインターフェースを介して、顧客デバイスからの要求に対する応答を提供するように構成されてもよい。
【0007】
本開示の別の態様は、オンライン顧客支援のためのコンピュータ実装方法に関する。本方法は、ユーザインターフェースを介して顧客デバイスから支援の要求を受信することと、顧客に関連付けられた少なくとも1つの最近の注文製品を識別することと、少なくとも1つの最近の注文製品、顧客によって以前に注文された1つ以上の製品、および製品配送情報を含んでもよい顧客固有情報に基づいて、顧客固有情報を集約することとのステップを含んでもよい。さらに、本方法は、顧客固有情報に基づいて、少なくとも1つの最近の注文製品に対する顧客の行動パターンを決定することと、配送情報または顧客行動パターンのうちの少なくとも1つに基づいて、少なくとも1つの最近の注文製品または1つ以上の以前の注文製品の注文に優先順位を割り当てることと、注文の優先順位に基づいて、顧客アクセスに対する応答を決定することと、ユーザインターフェースを介して、顧客デバイスからの要求に対する応答を提供することとを含んでもよい。
【0008】
本開示のさらに別の態様は、オンライン顧客支援のためのコンピュータ実装システムに関する。コンピュータ実装システムは、モバイルアプリケーション、ウェブページ、または対話型音声応答ユニットを含んでもよいユーザインターフェースを備える。さらに、コンピュータ実装システムは、命令を格納するメモリと、命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを備える。少なくとも1つのプロセッサは、モバイルアプリケーション、ウェブページ、または対話型音声応答ユニットから支援の要求を受信するユーザインターフェースにアクセスする顧客を検出すること、顧客に関連付けられた1つ以上の製品、少なくとも1つの最近の注文製品を識別すること、顧客が1つ以上の製品を以前に注文し、1つ以上の以前の注文製品を有するか否かを決定することと、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品、顧客が以前に1つ以上の製品を注文した場合の1つ以上の他の製品以前に注文された1つ以上の以前に注文された製品、製品配送情報を含んでもよい顧客固有情報に基づいて、顧客固有情報を集約することとを含むステップを実行してもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、顧客固有情報を集約することを含むステップを実行してもよく、集約することが、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品、および1つ以上の他の製品以前に注文された1つ以上の以前に注文された製品を、配送情報および製品タイプを用いて並べることを含んでもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、製品配送情報を解析すること含むステップを実行してもよく、解析することが、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品が、顧客に配送されたか否かを決定することと、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品が、1つ以上の配送制限を含むか否かを決定することと、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品が交換品、返品、または返金の必要があることか否かを決定することとを含んでもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、顧客固有情報に基づいて、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品に対する顧客の行動パターンを決定することを含むステップを実行してもよい。顧客の行動パターンはまた、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品の、少なくとも返品し、交換し、または返金を要求する顧客の傾向を含んでもよい。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、ステップを実行してもよく、ステップが、配送情報または顧客行動パターンのうちの少なくとも1つに基づいて、配送情報または顧客行動パターンまたは1つ以上の以前の注文製品に基づいて、1つ以上の最近の注文製品少なくとも1つの最近の注文製品の注文に優先順位を割り当てること、注文に重要、高、大、または小のフラグを立てること、注文の優先順位に基づいて顧客への応答を決定すること、およびユーザインターフェースを介して、モバイルアプリケーション、ウェブページ、または対話型音声応答ユニットにおいて、顧客からのユーザインターフェース要求を介して顧客に応答を提供することを含んでもよい。
【0009】
他のシステム、方法、およびコンピュータ可読媒体も、本明細書で説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】開示する実施形態と一致する、出荷、輸送、および物流オペレーションを可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを備えるネットワークの例示的な実施形態を示す概略ブロック図である。
図1B】開示する実施形態と一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に検索要求を満たす1つ以上の検索結果を含む例示的な検索結果ページ(SRP)を示す図である。
図1C】開示する実施形態と一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に製品および製品に関する情報を含む例示的な単一ディスプレイページ(SDP)を示す図である。
図1D】開示する実施形態と一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に仮想ショッピングカート内の商品を含む例示的なカートページを示す図である。
図1E】開示する実施形態と一致する、対話型ユーザインターフェース要素と共に、購入および出荷に関する情報と共に仮想ショッピングカートからの商品を含む例示的な注文ページを示す図である。
図2】開示する実施形態と一致する、開示するコンピュータ化されたシステムを利用するように構成された例示的なフルフィルメントセンタの概略図である。
図3】開示する実施形態と一致する、顧客に応答するための例示的なシステムを示すブロック図である。
図4】開示する実施形態と一致する、FAQおよびアドバイスを決定する例示的な方法のフローチャートである。
図5】開示する実施形態と一致する、顧客固有情報を集約する例示的な方法のフローチャートである。
図6A】開示する実施形態と一致する、顧客固有の注文製品配送情報を解析する例示的な方法のフローチャートである。
図6B】開示する実施形態と一致する、顧客固有の注文製品配送情報を解析する例示的な方法のフローチャートである。
図7】開示する実施形態と一致する、注文製品の顧客行動パターンを決定する例示的な方法のフローチャートである。
図8A】開示する実施形態と一致する、単一注文製品を優先順位付けする例示的な方法のフローチャートである。
図8B】開示する実施形態と一致する、複数の注文製品を優先順位付けする例示的な方法のフローチャートである。
図9】開示する実施形態と一致する、顧客に提供するためのFAQおよびアドバイスを決定する例示的な方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下の詳細な説明では、添付の図面を参照する。可能な限り、図面および以下の説明では、同一または類似の部分を参照するために、同一の参照符号を使用する。いくつかの例示的な実施形態を本明細書で説明するが、修正形態、適合形態、および他の実装形態が可能である。例えば、置換、追加、または修正が図面に示された構成要素およびステップに行われてもよく、本明細書で説明する例示的な方法は、開示する方法にステップを置換、並べ替え、除去、または追加することによって修正されてもよい。したがって、以下の詳細な説明は、開示する実施形態および例に限定されない。代わりに、本発明の適切な範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【0012】
コールセンタにおける顧客対応担当者への電話が殺到することを予測して低減するために企業が実装を試みてきた調整の1つは、採用された新しい配送システムまたは配送方法に関する顧客の問題に基づいて、追加の静的なFAQを導入することである。さらに、いくつかの企業は、顧客対応担当者との電話中に顧客によって話題にあげられた配送問題を記録するデータベースを利用することによって、FAQの生成を自動化することを試みてきた。その後、これらのデータベースを使用して、最も大量の電話量またはウェブサイトトラフィック量を有する問題に従って、企業ウェブサイト上で顧客に提示される最も頻発するFAQを有する静的FAQの新しい組を生成する。しかしながら、配送問題を記録するデータベースを利用して電話またはウェブサイトトラフィック量に応じて最も頻発する静的FAQを生成しても、顧客問題で顧客がコールセンタに殺到することを防止するには依然として効果的ではない。
【0013】
本開示の実施形態は、顧客が顧客担当者に連絡するのを回避するために、顧客が注文配送問題に関するオプションを要求することなく、具体的には顧客のFAQを予測し、アドバイスを行うように構成されたシステムおよび方法に関する。顧客のFAQを予測すること、およびアドバイスを決定することは、製品タイプに関する顧客の以前の履歴に基づく注文の配送に関する顧客の傾向(すなわち、行動傾向)に従って達成してもよい。さらに、顧客が以前にこの製品タイプを注文したことがない場合、顧客のFAQを予測することおよびアドバイスを決定することはまた、概して同じ製品タイプを有する顧客の履歴に従って達成されてもよい。顧客が顧客担当者に電話することに頼る必要なしに、顧客の特定の問題を満足に解決するように、FAQを予測しアドバイスを決定するための改善された方法およびシステムを設計してもよい。
【0014】
より具体的には、注文の配送に関する顧客の傾向を予測することは、部分的には、注文製品およびその配送に関する顧客の行動パターンを考慮することによって達成される。顧客の行動パターンは、特定の顧客の履歴、または注文製品および配送に概して関する顧客の履歴に基づいてもよい。例えば、注文製品に関する特定の顧客の行動パターンは、注文製品について配送前に問い合わせる、顧客の傾向、または特定の時間枠内に配送される注文製品に対する顧客の傾向を含んでもよい。行動パターンはまた、特定の位置で配送される注文製品に対する特定の顧客の傾向に関してもよい。さらに、行動パターンはまた、注文製品が約束配送日(PDD)前に配送されなかった可能性があるときに、特定の注文製品に対する、交換品、返品、または資金の要求を行う顧客の傾向に関連してもよい。
【0015】
図1Aを参照すると、出荷、輸送、および物流オペレーションを可能にする通信のためのコンピュータ化されたシステムを含むシステムの例示的な実施形態を示す概略ブロック図100が示されている。図1Aに示すように、システム100は様々なシステムを含んでもよく、そのシステムの各々は、1つ以上のネットワークを介して互いに接続してもよい。システムはまた、例えばケーブルを使用して、直接接続を介して互いに接続されてもよい。図示したシステムは、出荷権限技術(SAT)システム101、外部フロントエンドシステム103、内部フロントエンドシステム105、輸送システム107、モバイルデバイス107A、107B、107C、販売者ポータル109、出荷および注文追跡(SOT)システム111、フルフィルメント最適化(FO)システム113、フルフィルメントメッセージングゲートウェイ(FMG)115、サプライチェーン管理(SCM)システム117、倉庫管理システム119、モバイルデバイス119A、119B、119C(フルフィルメントセンタ(FC)200の内部にあるものとして図示)、第三者フルフィルメントシステム121A、121B、121C、フルフィルメントセンタ認証システム(FC認証)123、および労務管理システム(LMS)125を含む。
【0016】
SATシステム101は、いくつかの実施形態では、注文ステータスおよび配送ステータスを監視するコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、SATシステム101は、注文がその約束配送日(PDD)を過ぎているか否かを決定し、新しい注文を開始すること、配送されていない注文で商品を再出荷すること、配送されていない注文をキャンセルすること、または注文顧客との連絡を開始することなどを含む適切な処置をとってもよい。SATシステム101は、出力(特定の期間中に出荷された荷物の数など)および入力(出荷に使用するために受け取った空の段ボール箱の数など)を含む他のデータを監視してもよい。また、SATシステム101はシステム100の異なるデバイス間のゲートウェイとして機能し、外部フロントエンドシステム103およびFOシステム113などのデバイス同士の間の通信を(例えば、蓄積交換または他の技術を使用して)可能にしてもよい。
【0017】
いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、外部ユーザがシステム100の1つ以上のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、システム100がシステムを提示することを可能にして、ユーザが商品を求めて注文することを可能にする実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、検索要求を受信し、商品ページを提示し、決済情報を要請するウェブサーバとして実装してもよい。例えば、外部フロントエンドシステム103は、アパッチHTTPサーバ、Microsoftインターネットインフォメーションサービス(IIS)、NGINXなどのソフトウェアを実行する、1つ以上のコンピュータとして実装してもよい。他の実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、外部デバイス(例えば、モバイルデバイス102Aまたはコンピュータ102B)からの要求を受信して処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得した情報に基づいて受信した要求に対する応答を提供するように設計されたカスタムウェブサーバソフトウェアを実行してもよい。
【0018】
いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、または支払いシステムのうちの1つ以上を含んでもよい。一態様では、外部フロントエンドシステム103が、これらのシステムのうちの1つ以上を含んでもよく、別の態様では、外部フロントエンドシステム103が、これらのシステムのうちの1つ以上に接続されたインターフェース(例えば、サーバ間ネットワーク接続、データベース間ネットワーク接続、または他のネットワーク接続)を含んでもよい。
【0019】
図1B図1C図1D、および図1Eによって示すステップの例示的な組は、外部フロントエンドシステム103のいくつかの動作を説明するのに役立つ。外部フロントエンドシステム103は、提示することおよび/または表示することのために、システム100のシステムまたはデバイスから情報を受信してもよい。例えば、外部フロントエンドシステム103は、検索結果ページ(SRP)(例えば、図1B)、単一詳細ページ(SDP)(例えば、図1C)、カートページ(例えば、図1D)、または注文ページ(例えば、図1E)を含む1つ以上のウェブページをホスティングまたは提供してもよい。ユーザデバイス(例えば、モバイルデバイス102Aまたはコンピュータ102Bを使用するユーザデバイス)は外部フロントエンドシステム103に移動し、検索ボックスに情報を入力することによって検索を要求してもよい。外部フロントエンドシステム103は、システム100の1つ以上のシステムから情報を要求してもよい。例えば、外部フロントエンドシステム103は、検索要求を満たす情報をFOシステム113に要求してもよい。また、外部フロントエンドシステム103は、検索結果に含まれる各製品に対して、約束配送日または「PDD」を(FOシステム113から)要求し、受信することもできる。PDDは、いくつかの実施形態では、製品を含む荷物がユーザの所望の位置に到着する日時の推定値を表してもよく、または、特定の期間内に、例えば、その日の終わり(午後11時59分)までに注文される場合に製品がユーザの所望の位置に配送されることを約束される日付を表してもよい。(PDDはFOシステム113に関して以下でさらに説明する。)
【0020】
外部フロントエンドシステム103は、情報に基づいて、SRP(例えば、図1B)を準備してもよい。SRPは、検索要求を満たす情報を含んでもよい。例えば、この情報は、検索要求を満たす製品の写真を含んでもよい。SRPはまた、各製品に対するそれぞれの価格、または各製品に対するより良い配送オプション、PDD、重量、サイズ、キャンペーン、割引などに関する情報を含んでもよい。外部フロントエンドシステム103は、(例えば、ネットワークを介して)要求元ユーザデバイスにSRPを送信してもよい。
【0021】
その後、ユーザデバイスは、例えば、ユーザインターフェースをクリックもしくはタップすることによって、または別の入力デバイスを使用して、SRPで表される製品を選択することによって、SRPから製品を選択してもよい。ユーザデバイスは、選択された製品に関する情報の要求を定式化し、それを外部フロントエンドシステム103に送信してもよい。この要求に応じて、外部フロントエンドシステム103は、選択された製品に関する情報を要求してもよい。例えば、情報は、それぞれのSRPで製品について提示されたもの以外の追加情報を含んでもよい。この追加情報は、例えば、賞味期限、原産国、重量、サイズ、荷物内の商品の数、取扱上の注意事項、または製品に関する他の情報を含んでもよい。また、情報は(例えば、この製品および少なくとも1つの他の製品を購入した顧客の、ビッグデータおよび/または機械学習分析に基づく)類似の製品に対するアドバイス、よくある質問に対する回答、顧客からのレビュー、製造業者情報、写真などを含んでもよい。
【0022】
外部フロントエンドシステム103は、受信した製品情報に基づいて、SDP(単一詳細ページ)(例えば、図1C)を準備してもよい。SDPはまた、「今すぐ買う」ボタン、「カートに追加する」ボタン、数量欄、商品の写真などのような他の対話型要素を含んでもよい。SDPは、製品を提供する販売者のリストをさらに含んでもよい。リストは、各販売者が提供する価格に基づいて並べられてもよく、その結果、最低価格で製品を販売することを提案する販売者は最上位にリストされてもよい。リストは最高ランクの販売者が最上位にリストされるように、販売者ランキングに基づいて並べられてもよい。販売者ランキングは、例えば、期待されるPDDを満たした販売者の過去の実績を含む複数の要因に基づいて定式化してもよい。外部フロントエンドシステム103は、SDPを要求元ユーザデバイスに(例えば、ネットワークを介して)配信してもよい。
【0023】
要求元ユーザデバイスは、製品情報をリストしたSDPを受信する場合がある。SDPを受信すると、ユーザデバイスはその後SDPと対話してもよい。例えば、要求元ユーザデバイスのユーザは、SDPの「カートに入れる」ボタンをクリックし、または他の方法で対話してもよい。この動作により、ユーザに関連付けられたショッピングカートに製品が追加される。ユーザデバイスはこの要求を送信して、製品をショッピングカートに追加し、外部フロントエンドシステム103に送ってもよい。
【0024】
外部フロントエンドシステム103はカートページ(例えば、図1D)を生成してもよい。いくつかの実施形態では、カートページは、ユーザが仮想「ショッピングカート」に追加した製品をリストする。ユーザデバイスは、SRP、SDP、または他のページ上のアイコンと、クリックまたは他の方法で対話することによってカートページを要求してもよい。いくつかの実施形態では、カートページは、ユーザがショッピングカートに追加したすべての製品、ならびに各製品の数量、各製品の商品当たりの価格、関連付けられた数量に基づく各製品の価格、PDDに関する情報、配送方法、出荷費用、ショッピングカート内の製品を修正するためのユーザインターフェース要素(例えば、数量の削除または修正)、他の製品を注文することまたは製品の定期的な配送を設定することのためのオプション、利払いを設定するためのオプション、購入を進めるためのユーザインターフェース要素などのカート内の製品に関する情報をリストしてもよい。ユーザデバイスのユーザは、ユーザインターフェース要素(例えば、「今すぐ買う」と書いてあるボタン)をクリックし、または他の方法でユーザインターフェース要素と対話して、ショッピングカート内の製品の購入を開始してもよい。こうすると、ユーザデバイスは、この要求を送信して、購入を外部フロントエンドシステム103に対して開始してもよい。
【0025】
外部フロントエンドシステム103は、購入を開始するための要求の受信に応じて、注文ページ(例えば、図1E)を生成してもよい。注文ページは、いくつかの実施形態では、ショッピングカートからの商品を再リストし、支払情報および出荷情報に関する入力を要求する。例えば、注文ページは、ショッピングカート内の商品の購入者に関する情報(例えば、名前、住所、電子メールアドレス、電話番号)、受取人に関する情報(例えば、名前、住所、電話番号、配送情報)、出荷情報(例えば、配送および/または集荷の速度/方法)、支払情報(例えば、クレジットカード、銀行振込、小切手、プリペイドカード)、(例えば、税務目的のための)現金領収証を要求するためのユーザインターフェース要素などを要求するセクションを含んでもよい。外部フロントエンドシステム103は、注文ページをユーザデバイスへ送信してもよい。
【0026】
ユーザデバイスは、注文ページに情報を入力し、その情報を外部フロントエンドシステム103に送信するユーザインターフェース要素をクリックしてもよく、または他の方法でユーザインターフェース要素と対話してもよい。そこから、外部フロントエンドシステム103は、システム100の様々なシステムに情報を送信して、ショッピングカート内の製品との新しい注文の作成および処理を可能にしてもよい。
【0027】
いくつかの実施形態では、外部フロントエンドシステム103は、販売者が注文に関する情報を送受信することを可能にするようにさらに構成されてもよい。
【0028】
内部フロントエンドシステム105は、いくつかの実施形態では、内部ユーザ(例えば、システム100を所有し、運営し、またはリースする組織の従業員)がシステム100の1つ以上のシステムと対話することを可能にするコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、システム100がシステムの提示を可能にして、ユーザが商品を求めて注文を行うことをできるようにする実施形態では、内部フロントエンドシステム105を、内部ユーザが注文に関する診断情報および統計情報を見たり、商品情報を修正したり、または商品に関する統計を見直したりできるようにするウェブサーバとして実装してもよい。例えば、内部フロントエンドシステム105は、アパッチHTTPサーバ、Microsoftインターネットインフォメーションサービス(IIS)、NGINXなどのソフトウェアを実行する、1つ以上のコンピュータとして実装してもよい。他の実施形態では、内部フロントエンドシステム105は、カスタムウェブサーバソフトウェアを実行してもよく、このカスタムウェブサーバソフトウェアは、システム100に図示するシステムまたはデバイス(ならびに図示していない他のデバイス)からの要求を受信して処理し、それらの要求に基づいてデータベースおよび他のデータストアから情報を取得し、取得された情報に基づいて受信された要求に対する応答を提供するように設計されている。
【0029】
いくつかの実施形態では、内部フロントエンドシステム105は、ウェブキャッシングシステム、データベース、検索システム、支払いシステム、分析システム、注文監視システムなどのうちの1つ以上を含んでもよい。一態様では、内部フロントエンドシステム105が、これらのシステムのうちの1つ以上を含んでもよく、別の態様では、内部フロントエンドシステム105が、これらのシステムのうちの1つ以上に接続されたインターフェース(例えば、サーバ間ネットワーク接続、データベース間ネットワーク接続、または他のネットワーク接続)を備えてもよい。
【0030】
輸送システム107は、いくつかの実施形態では、システム100のシステムまたはデバイスとモバイルデバイス107A~107Cとの間の通信を可能にするコンピュータシステムとして実装してもよい。いくつかの実施形態では、輸送システム107は、1つ以上のモバイルデバイス107A~107C(例えば、携帯電話、スマートフォン、PDAなど)から、情報を受信してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、モバイルデバイス107A~107Cは、配送作業員が動作させるデバイスを含んでもよい。配送作業員は、正社員、臨時社員、または交代勤務社員であってもよく、モバイルデバイス107A~107Cを利用して、ユーザによって注文製品を含む荷物の配送を行ってもよい。例えば、荷物を配送するために、配送作業員は、どの荷物を配送すべきか、およびその荷物をどこに配送すべきかを示す通知をモバイルデバイス上で受信してもよい。配送位置に到着すると、配送作業員は荷物を(例えば、トラックの後ろに、または荷物の箱に)配置し、モバイルデバイスを使用して荷物上の識別子に関連付けられたデータ(例えば、バーコード、画像、文字列、RFIDタグなど)を走査または他の方法で取り込み、荷物を(例えば、玄関ドアの前に置くこと、警備員に渡すこと、受取人に渡すことなどによって)配送してもよい。いくつかの実施形態では、配送作業員は、荷物の写真を取り込んでもよく、および/またはモバイルデバイスを使用してサインを取得してもよい。モバイルデバイスは例えば、時刻、日付、GPS位置、写真、配送作業員に関連付けられた識別子、モバイルデバイスに関連付けられた識別子などを含む、配送に関する情報を含む情報を輸送システム107に送信してもよい。輸送システム107は、システム100の他のシステムによるアクセスのために、この情報をデータベース(不図示)に格納してもよい。輸送システム107は、いくつかの実施形態では、この情報を使用して、特定の荷物の位置を示す追跡データを準備し、他のシステムに送信してもよい。
【0031】
いくつかの実施形態では、特定のユーザは、1つの種類のモバイルデバイスを使用してもよく(例えば、正社員作業員はバーコードスキャナ、スタイラス、および他のデバイスなどのカスタムハードウェアと共に専用のPDAを使用してもよい)、一方で他のユーザは、他の種類のモバイルデバイスを使用してもよい(例えば、非正規作業員または交代勤務作業員は既製の携帯電話および/またはスマートフォンを利用してもよい)。
【0032】
いくつかの実施形態では、輸送システム107がユーザをそれぞれのデバイスに関連付けてもよい。例えば、輸送システム107は、(例えば、ユーザ識別子、従業員識別子、または電話番号によって表す)ユーザと、(例えば、国際移動システムアイデンティティ(IMEI)、国際移動加入識別子(IMSI)、電話番号、汎用一意識別子(UUID)、またはグローバル一意(GUID)によって表す)モバイルデバイスとの間の関連を格納してもよい。輸送システム107は、この関連付けを、配送上で受信されたデータと併せて使用して、データベースに格納されたデータを分析してもよく、とりわけ、作業員の位置、作業員の効率性、または作業員の速度を決定してもよい。
【0033】
販売者ポータル109は、いくつかの実施形態では、販売者または他の外部エンティティがシステム100の1つ以上のシステムと電子的に通信することを可能にするコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、販売者は、コンピュータシステム(不図示)を利用して、販売者が販売者ポータル109を使用してシステム100を通して販売したい製品について、製品情報、注文情報、連絡先情報などをアップロードまたは提供してもよい。
【0034】
出荷および注文追跡システム111は、いくつかの実施形態では、(例えば、デバイス102A~102Bを使用するユーザによって)顧客によって注文製品を含む荷物の位置に関する情報を受信し、格納し、転送するコンピュータシステムとして実装してもよい。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム111は、顧客が注文した製品を含む荷物を配送する出荷企業によって運営されるウェブサーバ(不図示)からの情報を要求してもよく、または格納してもよい。
【0035】
いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム111が、システム100に図示するシステムからの情報を要求し、格納してもよい。例えば、出荷および注文追跡システム111は、輸送システム107に、情報を要求してもよい。前述のように、輸送システム107は、ユーザ(例えば、配送作業員)または車両(例えば、配送トラック)のうちの1つ以上に関連付けられた1つ以上のモバイルデバイス107A~107C(例えば、携帯電話、スマートフォン、PDAなど)から、情報を受信してもよい。いくつかの実施形態では、出荷および注文追跡システム111は、倉庫管理システム(WMS)119に情報を要求して、フルフィルメントセンタ(例えば、フルフィルメントセンタ200)の内部の個別の製品の位置を決定してもよい。出荷および注文追跡システム111は、輸送システム107またはWMS119のうちの1つ以上からデータを要求し、このデータを処理し、要求に応じてこのデータをデバイス(例えば、ユーザデバイス102Aおよび102B)に提示してもよい。
【0036】
フルフィルメント最適化(FO)システム113は、いくつかの実施形態では、他のシステム(例えば、外部フロントエンドシステム103、および/または出荷および注文追跡システム111)からの顧客注文のための情報を格納するコンピュータシステムとして実装してもよい。また、FOシステム113は、特定の商品がどこに保持されているか、またはどこに格納されているかを説明する情報を格納してもよい。例えば、特定の商品は1つのフルフィルメントセンタにのみ格納してもよい一方で、他の特定の商品は複数のフルフィルメントセンタに格納してもよい。さらに他の実施形態では、特定のフルフィルメントセンタは、商品の特定の組(例えば、生鮮食品または冷凍食品)のみを格納するように設計されてもよい。FOシステム113は、この情報ならびに関連付けられた情報(例えば、数量、サイズ、受取日、販売期限など)を格納する。
【0037】
また、FOシステム113は、各製品に対応するPDD(約束配送日)を計算してもよい。PDDは、いくつかの実施形態では、1つ以上の要因に基づいてもよい。例えば、FOシステム113は、製品に対するPDDを計算してもよく、この計算は、製品に対する過去の需要(例えば、ある期間中に何回その製品が注文されたか)、製品に対する予想される需要(例えば、来るべき期間中に何人の顧客がその製品を注文することが予測されるか)、ある期間中にいくつの製品が注文されたかを示すネットワーク全体における過去の需要、来るべき期間中にいくつの製品が注文されることが予想されるかを示すネットワーク全体における予想される需要、各製品を保管する各フルフィルメントセンタ200に格納された製品の1つ以上の総数、その製品に対する予想される注文または現在の注文などに基づいてよい。
【0038】
いくつかの実施形態では、FOシステム113は、定期的に(例えば、1時間ごとに)各製品に対してPDDを決定し、このPDDを取得または他のシステム(例えば、外部フロントエンドシステム103、SATシステム101、出荷および注文追跡システム111)に送信するためにデータベースに格納してもよい。他の実施形態では、FOシステム113は、1つ以上のシステム(例えば、外部フロントエンドシステム103、SATシステム101、出荷および注文追跡システム111)から電子要求を受信し、オンデマンドでPDDを計算してもよい。
【0039】
フルフィルメントメッセージングゲートウェイ(FMG)115は、いくつかの実施形態では、コンピュータシステムとして実装してもよく、このコンピュータシステムは、FOシステム113などの、システム100の1つ以上のシステムから1つのフォーマットまたはプロトコルで要求または応答を受信し、要求または応答を別のフォーマットまたはプロトコルに変換し、変換されたフォーマットまたはプロトコルで、WMS119または第三者フルフィルメントシステム121A、121B、または121Cなどの他のシステムに転送し、その逆も同様である。
【0040】
サプライチェーン管理(SCM)システム117は、いくつかの実施形態では、予測機能を実行するコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、SCMシステム117は、特定の製品に対する需要の水準を予測してもよく、この予測は例えば、製品に対する過去の需要、製品に対する予想される需要、ネットワーク全体における過去の需要、ネットワーク全体における予想される需要、各フルフィルメントセンタ200に格納された製品の総数、各製品に対する予想される注文または現在の注文などに基づく。この予測された水準およびすべてのフルフィルメントセンタにわたるそれぞれの製品の数量に応じて、SCMシステム117は、特定の製品に対する予測された需要を満たすのに十分な数量を購入し、在庫を持っておくための1つ以上の購入注文を生成してもよい。
【0041】
倉庫管理システム(WMS)119は、いくつかの実施形態では、ワークフローを監視するコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、WMS119は、個別イベントを示す個別のデバイス(例えば、デバイス107A~107Cまたは119A~119C)からイベントデータを受信してもよい。例えば、WMS119は、荷物を走査するためにこれらのデバイスの1つを使用したことを示すイベントデータを受信してもよい。フルフィルメントセンタ200および図2に関して以下で説明するように、履行プロセス中に、荷物識別子(例えば、バーコードまたはRFIDタグデータ)は、特定の段階で機械(例えば、自動バーコードスキャナまたはハンドヘルドバーコードスキャナ、RFIDリーダ、高速カメラ、またはタブレットコンピュータ119A、モバイルデバイス/PDA119B、コンピュータ119Cなどのデバイスなど)によって走査または読み取りを行ってもよい。WMS119は、荷物識別子、時刻、日時、位置、ユーザ識別子、または他の情報と共に、荷物識別子の走査または読み取りを示す各々の事象を、対応するデータベース(不図示)に格納してもよく、この情報を他のシステム(例えば、出荷および注文追跡システム111)に提供してもよい。
【0042】
WMS119は、いくつかの実施形態では、1つ以上のデバイス(例えば、デバイス107A~107Cまたは119A~119C)を、システム100に関連付けられた1つ以上のユーザに関連付ける情報を格納してもよい。例えば、いくつかの状況では、ユーザ(非常勤従業員または常勤従業員など)は、ユーザがモバイルデバイスを所有する(例えば、モバイルデバイスがスマートフォンである)という点で、モバイルデバイスに関連付けられてもよい。他の状況では、ユーザは、ユーザが一時的にモバイルデバイスによる監視下にある(例えば、ユーザは1日の始めにモバイルデバイスを借り、その日の間モバイルデバイスを使用し、その日の終わりにモバイルデバイスを返却する)という点で、モバイルデバイスに関連付けられてもよい。
【0043】
WMS119は、いくつかの実施形態では、システム100に関連付けられた各ユーザの作業ログを維持してもよい。例えば、WMS119は、各従業員に関連付けられた情報を格納してもよく、この情報は、任意の割り当てられたプロセス(例えば、トラックの荷下ろし、ピッキングゾーンからの商品のピッキング、リビンウォール作業、商品の梱包)、ユーザ識別子、位置(例えば、フルフィルメントセンタ200のフロアまたはゾーン)、従業員によってシステム内を移動されたユニットの数(例えば、ピッキングされた商品の数、梱包された商品の数)、デバイスに関連付けられた識別子(例えば、デバイス119A~119C)などを含む。いくつかの実施形態では、WMS119は、デバイス119A~119C上で動作する時間記録システムなどの時間記録システムから、チェックイン情報およびチェックアウト情報を受信してもよい。
【0044】
第三者フルフィルメント(3PL)システム121A~121Cは、いくつかの実施形態では、ロジスティクスの第三者プロバイダおよび製品の第三者プロバイダに関連付けられたコンピュータシステムを表す。例えば、(図2に関して以下で説明するように)一部の製品がフルフィルメントセンタ200に格納されている一方で、他の製品は、オフサイトに格納されてもよく、オンデマンドで生産されてもよく、またはそうでなければフルフィルメントセンタ200に格納するために利用できなくてもよい。3PLシステム121A~121Cは、FOシステム113から(例えば、FMG115を介して)注文を受信するように構成されてもよく、製品および/またはサービス(例えば、配送または設置)を顧客に直接提供してもよい。いくつかの実施形態では、3PLシステム121A~121Cのうちの1つ以上は、システム100の一部であってもよい一方で、他の実施形態では、3PLシステム121A~121Cのうちの1つ以上は、(例えば、第三者プロバイダによって所有または運営される)システム100の外部にあってもよい。
【0045】
フルフィルメントセンタ認証システム(FC認証)123は、いくつかの実施形態では、様々な機能を有するコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、いくつかの実施形態では、FC認証123は、システム100の1つ以上の他のシステムのためのシングルサインオン(SSO)サービスとして動作してもよい。例えば、FC認証123は、ユーザが内部フロントエンドシステム105を介してログインすることを可能にし、ユーザが出荷および注文追跡システム111においてリソースにアクセスするための類似の特権を有していることを決定し、ユーザが2回目のログインプロセスを必要とせずにそれらの特権にアクセスすることを可能にしてもよい。他の実施形態では、FC認証123は、ユーザ(例えば、従業員)が自分自身を特定のタスクに関連付けることを可能にしてもよい。例えば、一部の従業員は、電子デバイス(デバイス119A~119Cなど)を持たない可能性があり、その代わりに、1日の間に、フルフィルメントセンタ200内でタスクからタスクへ、およびゾーンからゾーンへ移動してもよい。FC認証123は、それらの従業員が、彼らがどのタスクを実行しているか、および異なる時刻にどのゾーンに彼らがいるかを示すことを可能にするように構成されてもよい。
【0046】
労務管理システム(LMS)125は、いくつかの実施形態では、(常勤従業員および非常勤従業員を含む)従業員に対する出勤情報および残業情報を格納するコンピュータシステムとして実装してもよい。例えば、LMS125は、FC認証123、WMS119、デバイス119A~119C、輸送システム107、および/またはデバイス107A~107Cから情報を受信してもよい。
【0047】
図1Aに示す特定の構成は単なる例である。例えば、図1AはFOシステム113に接続されたFC認証システム123を示すが、すべての実施形態でこの特定の構成が必要であるわけではない。実際、いくつかの実施形態では、システム100のシステムは、1つ以上の公衆ネットワークまたはプライベートネットワークを介して互いに接続されてもよく、このネットワークは、インターネット、イントラネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)、MAN(メトロポリタンエリアネットワーク)、IEEE802.11a/b/g/n規格に準拠する無線ネットワーク、リースされた専用線などを含む。いくつかの実施形態では、システム100のシステムの1つ以上は、データセンタ、サーバファームなどに実装された1つ以上の仮想サーバとして実装してもよい。
【0048】
図2は、フルフィルメントセンタ200を示す。フルフィルメントセンタ200は、注文時に顧客に出荷するための商品を格納する物理的な場所の例である。フルフィルメントセンタ(FC)200は多数のゾーンに分割してもよく、そのゾーンの各々を図2に示す。これらの「ゾーン」は、いくつかの実施形態では、商品を受け取り、商品を格納し、商品を取得し、商品を出荷するプロセスの様々な段階の間の仮想の区分と考えてもよい。したがって、「ゾーン」を図2に示しているが、ゾーンの他の区分も可能であり、いくつかの実施形態では、図2のゾーンを省略、複製、または修正してもよい。
【0049】
インバウンドゾーン203は、図1Aのシステム100を使用して製品を販売しようとする販売者から商品を受け取る、FC200の領域を表す。例えば、販売者は、トラック201を使用して商品202Aおよび202Bを配送してもよい。商品202Aは商品202A自体の出荷パレットを占有するのに十分な大きさの単一の商品を表してもよく、商品202Bは、空間を節約するために同じパレット上に一緒に積み重ねられた商品の組を表してもよい。
【0050】
作業員はインバウンドゾーン203で商品を受信し、コンピュータシステム(不図示)を使用して、商品の破損および商品の正確性を任意選択で検査してもよい。例えば、作業員は、コンピュータシステムを使用して、商品202Aおよび202Bの数量を、商品の注文数量と比較してもよい。数量が合致しない場合、その作業員は、商品202Aまたは202Bのうちの1つ以上を拒否してもよい。数量が合致すれば、作業員はそれらの商品をバッファゾーン205まで(例えば、台車、二輪運搬車、もしくはフォークリフトを使用して、または手動で)移動させてもよい。例えば、予測される需要を満たすのに十分な量の商品がピッキングゾーンにあるので、バッファゾーン205は、ピッキングゾーンで現在必要とされていない商品のための一時格納領域であってもよい。いくつかの実施形態では、フォークリフト206がバッファゾーン205の周り、およびインバウンドゾーン203とドロップゾーン207との間で商品を移動させるように動作する。ピッキングゾーンに商品202Aまたは202Bが(例えば、予測される需要に起因して)必要である場合、フォークリフトは、商品202Aまたは202Bをドロップゾーン207に移動させてもよい。
【0051】
ドロップゾーン207は、商品がピッキングゾーン209に移動される前にこれらの商品を格納する、FC200の領域であってもよい。ピッキングタスクに割り当てられた作業員(「ピッカー」)はピッキングゾーンの商品202Aおよび202Bに近づいて、ピッキングゾーンのバーコードを走査し、モバイルデバイス(例えば、デバイス119B)を使用して商品202Aおよび202Bに関連付けられたバーコードを走査してもよい。その後、ピッカーは、商品をピッキングゾーン209まで(例えば、商品をカート上に置くこと、または商品を運ぶことによって)取り込んでもよい。
【0052】
ピッキングゾーン209は、商品208が格納ユニット210に格納される、FC200の領域であってもよい。いくつかの実施形態では、格納ユニット210が物理的な棚、本棚、箱、運搬容器、冷蔵庫、冷凍庫、冷蔵庫などのうちの1つ以上を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ピッキングゾーン209が複数の階層に編成されてもよい。いくつかの実施形態では、作業員または機械は、多数の方法で、ピッキングゾーン209内に商品を移動させてもよく、方法は例えば、フォークリフト、エレベータ、コンベヤーベルト、カート、二輪運搬車、台車、自動ロボットもしくはデバイス、または手動を含む。例えば、ピッカーは、商品202Aおよび202Bをドロップゾーン207の二輪運搬車またはカートに載せ、商品202Aおよび202Bをピッキングゾーン209まで歩いて持って行ってもよい。
【0053】
ピッカーは、格納ユニット210上の特定の空間のようなピッキングゾーン209の特定のスポットに商品を配置する(または「しまい込む」)命令を受信してもよい。例えば、ピッカーはモバイルデバイス(例えば、デバイス119B)を使用して商品202Aを走査してもよい。デバイスは例えば、通路、棚、および位置を示すシステムを使用して、ピッカーが商品202Aをしまい込むべき位置を示してもよい。その後、デバイスは商品202Aをその位置にしまい込む前に、その位置でバーコードを走査するようにピッカーを促してもよい。デバイスは、図1AのWMS119のようなコンピュータシステムに(例えば、ワイヤレスネットワークを介して)データを送信し、商品202Aがデバイス119Bを使用してユーザによってその位置にしまい込まれたことを示してもよい。
【0054】
ユーザが注文をすると、ピッカーは、格納ユニット210から1つ以上の商品208を取得する命令をデバイス119B上で受信してもよい。ピッカーは、商品208を取得し、商品208上のバーコードを走査し、商品208を搬送機構214上に置いてもよい。搬送機構214は、滑り台として表しているが、いくつかの実施形態では、搬送機構がコンベヤーベルト、エレベータ、カート、フォークリフト、二輪運搬車、台車、カートなどのうちの1つ以上として実装してもよい。その後、商品208は、パッキングゾーン211に到達してもよい。
【0055】
パッキングゾーン211は、商品をピッキングゾーン209から受け取り、最終的に顧客に出荷するために箱または袋にパッキングする、FC200の領域であってもよい。パッキングゾーン211では、受け取る商品に割り当てられた作業員(「リビン作業員」)はピッキングゾーン209から商品208を受け取り、商品208がどの注文に対応するかを決定する。例えば、リビン作業員は、コンピュータ119Cなどのデバイスを使用して、商品208上のバーコードを走査してもよい。コンピュータ119Cは、どの注文商品208が関連付けられているかを視覚的に示してもよい。これは例えば、注文に対応する壁面216上の空間または「セル」を含んでもよい。注文が完了すると(例えば、セルが注文のためのすべての商品を含むため)、リビン作業員は、注文が完了したことを梱包作業者(または「梱包者」)に示してもよい。梱包作業者はセルから商品を取得し、出荷のために箱または袋に入れてもよい。その後、梱包作業者は例えば、フォークリフト、カート、台車、二輪運搬車、コンベヤーベルトを介して、または他の方法で、箱または袋をハブゾーン213に送ってもよい。
【0056】
ハブゾーン213は、パッキングゾーン211からすべての箱または袋(「荷物」)を受け取る、FC200の領域であってもよい。ハブゾーン213の、作業員および/または機械は、荷物218を取得し、配送エリアのどの領域に各荷物が運ばれることを意図するかを決定し、荷物を適切なキャンプゾーン215にルート付けしてもよい。例えば、配送エリアが2つのより小さいサブ領域を有する場合、荷物は2つのキャンプゾーン215のうちの1つに進む。いくつかの実施形態では、作業員または機械は、(例えば、デバイス119A~119Cのうちの1つを使用して)荷物を走査して、その最終的な宛先を決定してもよい。荷物をキャンプゾーン215にルート付けすることは、例えば、荷物の配送を予定している地理的領域の一部を(例えば、郵便番号に基づいて)決定することと、地理的領域の一部に関連付けられたキャンプゾーン215を決定することとを含んでもよい。
【0057】
キャンプゾーン215は、いくつかの実施形態では、1つ以上の建物、1つ以上の物理的な空間、または1つ以上の領域を備えてもよく、ここで、荷物が、ルートおよび/またはサブルートに仕分けるためにハブゾーン213から受け取られる。いくつかの実施形態では、キャンプゾーン215はFC200から物理的に分離されているが、他の実施形態では、キャンプゾーン215はFC200の一部を形成してもよい。
【0058】
キャンプゾーン215の、作業員および/または機械は、荷物220がどのルートおよび/またはサブルートに関連付けられるべきかを決定してもよく、この決定は例えば、目的地と現存するルートおよび/またはサブルートとの比較、各ルートおよび/または各サブルートに対する作業負荷の算出、時刻、出荷方法、荷物220を出荷する費用、荷物220の商品に関連付けられたPDDなどに基づく。いくつかの実施形態では、作業員または機械は、(例えば、デバイス119A~119Cのうちの1つを使用して)荷物を走査して、その最終的な宛先を決定してもよい。荷物220が特定のルートおよび/または特定のサブルートに割り当てられると、作業員および/または機械は、出荷させるために荷物220を移動させてもよい。例示的な図2では、キャンプゾーン215は、トラック222と、自動車226と、配送作業員224Aおよび224Bとを含む。いくつかの実施形態では、トラック222は、配送作業員224Aによって運転されてもよく、ここで、配送作業員224Aは、FC200に対する荷物を配送する常勤従業員であり、トラック222は、FC200を所有し、リースし、または運営する同じ企業によって、所有され、リースされ、または運営される。いくつかの実施形態では、自動車226は、配送作業員224Bによって運転されてもよく、ここで、配送作業員224Bは、必要に応じて(例えば、特定の季節だけに)配送を行う、「フレックスタイム制」作業員または臨時作業員である。自動車226は、配送作業員224Bが所有し、リースし、または動作させてもよい。
【0059】
図3は、開示する実施形態と一致する、顧客に応答するための例示的なシステム300を示すブロック図である。システム300は、顧客に応答するためのFAQおよびアドバイスを決定してもよい。少なくとも1つの最近の注文製品は、顧客のまだ履行されていない1つ以上の注文(未履行注文)であってもよい。1つ以上の注文は、1つの製品に対する単一の注文、複数の同じ製品を有する荷物、異なる製品をそれぞれが有する複数の注文、または1つ以上の複数の製品をそれぞれが有する複数の注文を含んでもよい。
【0060】
システム300は、システム100から情報を取得して、顧客リポジトリ情報データベース(CRID)304を構築するように構成された、1つ以上のプロセッサ302(本明細書ではプロセッサ302と呼ぶ)を含む。CRID304は、いくつかの実施形態では、すべての顧客による以前に注文されて配送されたすべての製品(履行済み注文)に関する情報、およびまだ配送されていないすべての顧客による注文(未履行注文)に関する情報を含んでもよい。CRID304に含まれる情報は、FOシステム113から取得されてもよい。
【0061】
履行済み注文および未履行注文に関する情報は、製品の重量、サイズ、賞味期限、単一の荷物の商品の数、およびタイプまたはカテゴリなどの製品固有情報を含んでもよい。製品のタイプまたはカテゴリは、生鮮食料品および保存食品、電子製品、衣料品、台所用品であってもよい。さらに、履行済み注文および未履行注文に関する情報は、製品の、請求書ID、注文ID、PDD、配送開始日、配送開始時間、配送完了日、配送完了時間、配送完了期間、配送完了写真、配送タイプ、実際の配送方法、キャンプゾーン215、および生産国などの製品配送情報も含んでもよい。さらに、製品配送情報は、配送プロセスにおいて破損した製品、不良品、不足している製品、詐欺的製品(意図する製品ではない製品)に関する情報を含んでもよい。また、製品配送情報は、顧客の、希望する受け取り方法、ID、氏名、住所、メールアドレス、電話番号を含んでもよい。さらに、製品配送情報は、販売者の住所、電話番号、電子メールアドレス、および取扱上の注意事項も含んでもよい。さらに、製品配送情報は、注文の、追跡番号、ならびに交換、返品、および返金の要求に関する統計情報も含んでもよい。プロセッサ302は、すべての履行済み注文およびすべての未履行注文に関する情報をCRID304に連続的に集約してもよい。
【0062】
さらに、プロセッサ302は、未履行注文に関する顧客の行動パターンまたは傾向を予測するために、顧客が、本明細書で最近の注文製品とも呼ばれる1つ以上の製品を注文すると、顧客固有リポジトリ情報データベース(CSRID)306を構築してもよい。CSRID306は、CRID304にあってもよい同じ情報を含んでもよいが、CSRID306は、未履行注文および履行済み注文を有する顧客に対して特に調整され、顧客固有情報として識別されてもよい。
【0063】
ユーザインターフェース308は、支援を要求するために顧客デバイスを使用してもよい外部フロントエンドシステム103に含まれてもよい。ユーザインターフェース308は、モバイルデバイス102A上のモバイルアプリケーション、コンピュータデバイス102Bを介したウェブページ、対話型音声応答ユニット(IVR)、またはユーザインターフェース308を介して通信するための他の手段を含んでもよい。
【0064】
図4は、開示する実施形態と一致する、FAQおよびアドバイスを決定する例示的な方法400のフローチャートである。方法400のステップは、プロセッサ302によって実行されてもよい。ステップ402で、プロセッサ302は、ユーザインターフェース308にアクセスする顧客を検出し、システム100の1つ以上のデバイスまたは顧客デバイスと通信してもよく、またはプロセッサ302は、顧客デバイスから支援の要求を受信してもよい。ユーザインターフェース308は、モバイルデバイス102A上のモバイルアプリケーション、コンピュータデバイス102Bを介したウェブページ、対話型音声応答ユニット(IVR)、またはユーザインターフェース308を介して通信するための他の手段を含んでもよい。ステップ404で、プロセッサ302は、未履行注文または履行済み注文が顧客にあるか否かを決定してもよい。例えば、プロセッサ302は、顧客の未履行注文および履行済み注文についてCRID304を検索してもよい。
【0065】
ステップ404で、未履行注文または履行済み注文が顧客にないとプロセッサ302が決定すると(ステップ404で、いいえ)、ステップ406で、プロセッサ302は、顧客にFAQおよびアドバイスを提供しないとさらに決定し、またはプロセッサ302は、FAQおよびアドバイスのデフォルトの組を提供してもよい。しかしながら、ステップ404で、プロセッサ302が、いかなる時点でいかなる製品でも顧客が注文したことがあると決定すると(ステップ404で、はい)、ステップ408で、プロセッサ302は、未履行注文が顧客にあるか否かをチェックする。プロセッサ302は、顧客の未履行注文についてCRID304を検索することによって、ステップ408で未履行注文があるか否かの決定を行ってもよい。プロセッサ302は、方法400を完了した後に、顧客によって以前の注文製品の履行注文をCRID304にすでに指定している場合がある。
【0066】
未履行注文があると(ステップ408で、はい)、プロセッサ302は、CSRID306を作成することによって、顧客固有情報を集約してもよく(ステップ410)、CSRID306では、顧客に固有の未履行注文に関する情報を格納して、未履行注文に関する顧客傾向を識別してもよい。
【0067】
ステップ412で、プロセッサ302は、未履行注文に関する製品配送情報についてCRID304を検索することによって、未履行注文に関する顧客固有の製品配送情報を解析してもよい。その後、解析された顧客固有の製品配送情報は、顧客固有情報としてCSRID306に格納されてもよい。
【0068】
ステップ414で、プロセッサ302は、顧客固有の傾向であってもよい顧客行動パターンを決定して、未履行注文に関して、特定の製品または製品配送情報を問い合わせまたは要求してもよい。顧客行動パターンは、履行済み注文に関する過去の顧客行動パターンについてCRID304を検索することによって決定してもよい。その後、顧客行動パターンは、プロセッサ302によってCSRID306に格納されてもよい。
【0069】
ステップ416で、プロセッサ302は、CRID304およびCSRID306における顧客行動パターンに従って、未履行注文に重要度を割り当てることによって優先順位を付けてもよい。
【0070】
さらに、ステップ408で、プロセッサ302は、注文が履行された(ステップ408で、いいえ)と決定してもよく、これは、以前の注文製品が顧客に配送されたことを意味する。プロセッサ302は、CRID304およびCSRID306における顧客行動パターンに従って、履行済み注文に重要度を割り当てることによって優先順位を付けてもよい。さらに、プロセッサ302は、以前に履行済みの注文について、方法ステップ400のステップ410~414を以前に実行していてもよい。さらに、プロセッサ302は、顧客の、すべての未履行注文およびすべての履行済み注文に対して初めから終わりまで反復し、顧客行動パターンに従ってすべての注文に優先順位を付けてもよい。したがって、未履行注文および履行済み注文の優先順位付け(ステップ416)において、プロセッサ302は、CSRID306から顧客固有情報を受信し、また、優先された未履行注文および履行済み注文を有する顧客固有情報をCSRID306に送信してもよい。しかしながら、ステップ416で、プロセッサ302は、未履行注文および履行済み注文の優先順位付け中、CRID304から情報を受信することのみをしてもよい。さらに、ステップ408~ステップ416で、プロセッサ302は、各未履行注文および各履行済み注文を個別にまたは並行して受信してもよい。
【0071】
ステップ418で、プロセッサ302は、未履行注文および履行済み注文の顧客行動パターンを含む、CSRID306の顧客の完全なプロファイル(顧客固有情報)に基づいて、FAQおよびアドバイスを決定し提供してもよい。顧客がユーザインターフェース308を介してその情報を要求することなく、重要度の順に顧客にFAQおよびアドバイスを提供してもよい。加えて、CSRID306の完全な情報は、将来の注文問い合わせのためにCRID304にコピーされてもよい。
【0072】
図5は、開示する実施形態と一致する、顧客固有情報を集約する例示的な方法500のフローチャートである。方法500のステップは、ステップ410を実行するステップを詳しく説明する実施形態を図示する。ステップ502で、プロセッサ302は、未履行注文の各製品について、CRID304から製品配送情報を取得してもよい。ステップ504で、プロセッサ302は、未履行注文の各製品についてCRID304から製品固有情報を取得してもよい。
【0073】
ステップ506で、プロセッサ302は、未履行注文の各製品を製品配送情報と関連付けてもよい。プロセッサ302は、未履行注文の各製品と製品配送情報との関連付けをCSRID306に格納してもよい。
【0074】
ステップ508で、プロセッサ302は、未履行注文の各製品を製品固有情報と関連付けてもよく、ここで、プロセッサ302は、具体的には、未履行注文の各製品を製品のタイプまたはカテゴリで識別してもよい。プロセッサ302は、未履行注文の各製品と製品固有情報との関連付けをCSRID306に格納してもよい。
【0075】
図6Aおよび図6Bは共に、開示する実施形態と一致する、顧客固有の注文製品配送情報を解析する例示的な方法600のフローチャートである。方法600のステップは、ステップ412を実行するステップを詳しく説明する実施形態を図示する。未履行注文は、1つ以上の製品を有してもよく、方法600は、未履行注文の各製品に対して初めから終わりまで反復してもよい。ステップ602で、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、未履行注文の製品が顧客に配送されたか否かを決定してもよい。プロセッサ302が、未履行注文が配送されなかったと決定すると(ステップ602で、いいえ)、ステップ604で、プロセッサ302は、未履行注文の製品に配送前製品としてフラグを立てる。配送前フラグは、CSRID306に格納されてもよい。ステップ606で、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、未履行注文の製品が交換品であるか否かを決定してもよい。プロセッサ302が、未履行注文の製品が交換品ではないと決定すると(ステップ606で、いいえ)、ステップ608で、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、製品が返品であったか否かを決定する。製品が返品ではなかったとプロセッサ302が決定すると(ステップ608で、いいえ)、ステップ610で、プロセッサ302は、未履行注文における製品に対して、顧客が有する可能性がある配送の制限または許容数を識別してもよい。
【0076】
しかしながら、ステップ602で、プロセッサ302が、CRID304に格納された情報から、未履行注文の製品が配送されたと決定すると(ステップ602で、はい)、またはステップ606で、プロセッサ302が、CRID304に格納された情報から、未履行注文の製品が交換品であったと決定すると(ステップ606で、はい)、またはステップ608で、プロセッサ302が、CRID304に格納された情報から、未履行注文の製品が返品であったと決定すると(ステップ608で、はい)、プロセッサ302は、未履行注文の製品に配送後としてフラグを立てる(ステップ612)。CSRID306には、配送後フラグが格納されてもよい。
【0077】
ステップ608または612を実行した後に図6Bを参照すると、プロセッサ302は、未履行注文の製品の製品タイプまたは製品カテゴリに関連付けられた制限または許容数をCRID304に格納された情報から決定してもよい。例えば、制限は、返金制限、交換制限、または返品制限であってもよい。また、許容数は、返金許容数、交換許容数、または返品許容数であってもよい。例えば、未履行注文の製品は、「生鮮食料品」という製品タイプまたは製品カテゴリの製品であってもよく、この製品タイプまたは製品カテゴリは、顧客が製品を受け取った後に返品許可値を与えられなくてもよい。
【0078】
ステップ614で、プロセッサ302は、未履行注文の製品が返金制限を有するか否かを決定してもよい。プロセッサ302が、未履行注文の製品が返金制限を有すると決定すると(ステップ614で、はい)、ステップ616で、プロセッサ302は、未履行製品の製品に返金制限を有するとしてフラグを立てる。しかしながら、プロセッサ302が、未履行注文の製品が返金制限を有していないと決定すると(ステップ614で、いいえ)、ステップ618で、プロセッサ302は、未履行製品の製品に返金許可値を有するとしてフラグを立てる。プロセッサ302は、ステップ616または618からの返金制限フラグまたは返金許容フラグを、CSRID306に格納してもよい。
【0079】
ステップ620で、プロセッサ302は、未履行注文の製品が交換制限を有するか否かを決定してもよい。プロセッサ302が、未履行注文の製品が交換制限を有すると決定すると(ステップ620で、はい)、ステップ622で、プロセッサ302は、未履行製品の製品に交換制限を有するとしてフラグを立てる。しかしながら、プロセッサ302が、未履行注文の製品に交換制限がないと決定すると(ステップ620で、いいえ)、ステップ624で、プロセッサ302は、未履行製品の製品に交換許容数があるとしてフラグを立てる。プロセッサ302は、ステップ622または624からの交換制限または許可フラグを、CSRID306に格納してもよい。
【0080】
ステップ626で、プロセッサ302は、未履行注文の製品が返品制限を有するか否かを決定する。プロセッサ302が、未履行注文の製品が返品制限を有すると決定すると(ステップ626で、はい)、ステップ628で、プロセッサ302は、未履行製品の製品に返品制限を有するとしてフラグを立てる。しかしながら、プロセッサ302が、未履行注文の製品に返品制限がないことを識別すると(ステップ626で、いいえ)、ステップ630で、プロセッサ302は、未履行製品の製品に返品許可値を有するものとしてフラグを立てる。プロセッサ302は、ステップ628または630からの返品制限フラグまたは返品許可フラグを、CSRID306に格納してもよい。
【0081】
図7は、開示する実施形態と一致する、注文製品の顧客行動パターンを決定する例示的な方法700のフローチャートである。方法700のステップは、ステップ414を実行するステップを詳しく説明する実施形態を示し、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、製品に関連付けられた顧客の購入履歴を決定してもよい。未履行注文は、1つ以上の製品を有してもよく、方法700は、未履行注文の各製品に対して初めから終わりまで反復してもよい。ステップ702で、プロセッサ302は、未履行注文の製品が顧客によって以前に購入されたか否かを決定する。未履行注文の製品が顧客によって以前に購入されたとプロセッサ302が決定すると(ステップ702で、はい)、ステップ704で、プロセッサ302は、CRID304に格納されている情報から、未履行注文の製品に関連付けられた製品タイプまたは製品カテゴリを取得する。ステップ706で、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、顧客による以前の注文に基づいて、同じ製品タイプまたは同じ製品カテゴリに関連する1つ以上の同じ製品を有する顧客の行動パターンを識別する。より具体的には、プロセッサ302は、製品について問い合わせ、製品を返品し、製品を交換し、返金を要求し、製品を再購入し、または販売者について問い合わせる顧客傾向を含んでもよい行動パターンを取得する。さらに、顧客傾向には、製品配送情報もしくは製品固有情報を問い合わせる顧客、または将来製品を購入する顧客も含まれてもよい。ステップ710で、プロセッサ302は、未履行注文の製品に、顧客のステップ706で識別された行動パターンを用いてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、未履行注文の製品にフラグが立てられた行動パターンを、顧客固有情報としてCSRID306に格納してもよい。
【0082】
しかしながら、ステップ702で、未履行注文の製品が顧客によって以前に購入されたことがないとプロセッサ302が決定すると(ステップ702で、いいえ)、ステップ712で、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、未履行注文の製品に関連付けられた製品タイプまたは製品カテゴリを取得する。ステップ714で、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、一般的な顧客からの以前の注文に基づいて、同じ製品タイプまたは同じ製品カテゴリに関連する1つ以上の同じ製品を有する一般顧客の行動パターンを識別する。より具体的には、プロセッサ302は、製品について問い合わせ、製品を返品し、製品を交換し、返金を要求し、製品を再購入し、または販売者について問い合わせる一般顧客の傾向を含んでもよい行動パターンを取得する。さらに、一般顧客の傾向は、一般顧客が製品配送情報や製品情報を問い合わせることを含んでもよい。ステップ720で、プロセッサ302は、未履行注文の製品に、一般顧客のステップ714で識別された行動パターンを用いてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、未履行注文の製品にフラグが立てられた一般顧客の行動パターンを、顧客固有情報としてCSRID306に格納してもよい。
【0083】
図8Aは、開示する実施形態と一致する、単一注文製品に優先順位を付ける例示的な方法800のフローチャートである。方法800のステップは、ステップ416を実行するステップを詳しく説明する実施形態を図示する。ステップ802で、プロセッサ302は、CRID304に格納された情報から、未履行注文または履行済み注文が複数の製品を有するか否かを決定する。プロセッサ302が、未履行注文または履行済み注文に複数の製品があると決定すると(ステップ802で、はい)、プロセッサ302は図8Bに進む。しかしながら、プロセッサ302が、未履行注文または履行済み注文に1つの製品があると決定すると(ステップ802で、いいえ)、ステップ804で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、その1つの製品が顧客に配送されたか否かを決定してもよい。プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、その1つの製品が顧客に配送されなかったと決定、すなわち、その1つの製品が未履行注文であると決定すると、(ステップ804で、いいえ)、ステップ806で、プロセッサ302は、その1つの製品に重要ステータスを有するとしてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、その1つの製品の重要ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ808で、プロセッサ302は、その1つの製品をCSRID306において、重要ステータスバケットに格納してもよい。さらに、プロセッサ302は、重要ステータスバケットのその1つの製品の、ステップ412または方法600からのすべての制限を無視してもよい。
【0084】
しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、その1つの製品が顧客に配送されたと決定すると(ステップ804で、はい)、ステップ810で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、その1つの製品が返品制限、交換制限、または返金制限を有するか否かを決定してもよい。プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、その1つの製品が返品制限、交換制限、または返金制限を有していないと決定すると(ステップ810で、はい)、ステップ812で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、顧客行動パターンに基づいて、その1つの製品が返品される可能性が高いか否か、または返金が要求される可能性が高いか否かを決定してもよい。プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、顧客行動パターンに基づいて、その1つの製品が返品される可能性が高い、または返金が要求される可能性が高いと決定すると(ステップ812で、はい)、ステップ814で、プロセッサ302は、その1つの製品に高ステータスを有するものとしてフラグを立てる。プロセッサ302は、その1つの製品の高ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ816で、プロセッサ302は、1つの製品をCSRID306において、高ステータスバケットに格納してもよい。しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、顧客行動パターンに基づいて、その1つの製品が返品される可能性がない、または返金が要求される可能性がないと決定すると(ステップ812で、いいえ)、ステップ818で、プロセッサ302は、その1つの製品が大ステータスを有するものとしてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、その1つの製品の大ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ820で、プロセッサ302は、その1つの製品をCSRID306において、大ステータスバケットに格納してもよい。
【0085】
しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、その1つの製品が返品制限、交換制限、および返金制限を有すると決定すると(ステップ810で、いいえ)、ステップ822で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された行動パターンから、顧客が将来その製品を再購入する可能性が高いか否かを決定する。プロセッサ302は、CSRID306の行動パターンから、顧客が将来その製品を再購入する可能性が高いと決定すると(ステップ822で、はい)、ステップ824で、プロセッサ302は、その製品に小ステータスを有するものとしてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、その1つの製品の小ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ826で、プロセッサ302は、その1つの製品をCSRID306において、小ステータスバケットに格納してもよい。しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306の行動パターンから、顧客がその1つの製品を将来再購入する可能性が低いと決定すると(ステップ822で、いいえ)、その1つの製品は履行済み注文のままになるので、プロセッサ302は情報を格納しない。
【0086】
図8Bは、開示する実施形態と一致する、複数の注文製品の例示的な優先順位付けのフローチャートである。ステップ802で、プロセッサ302は、各未履行注文または各履行済み注文の複数の製品を識別している可能性があるので、ステップ828で、プロセッサ302は、未履行注文および履行済み注文について各製品を反復して取得し、各製品が顧客に配送されたか否かを決定してもよい。プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、各製品が顧客に配送されなかったと決定、すなわち、各製品が未履行注文である可能性があると(828で、いいえ)、ステップ830で、プロセッサ302は、各製品に重要ステータスを有するとしてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、各製品の重要ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ832で、プロセッサ302は、すべての製品を、それらの製品の最初のPDDから最近のPDDに従って順番に並べてもよい。ステップ834で、プロセッサ302は、ステップ832における日付順に従って、CSRID306において、重要ステータスバケットに各製品を格納してもよい。さらに、プロセッサ302は、重要ステータスバケットの各製品のステップ412または方法600からのすべての制限を無視してもよい。
【0087】
しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から各製品が顧客に配送されたと決定すると(ステップ828で、はい)、ステップ836で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、各製品が制限、交換制限、または返金制限を有するか否かを決定してもよい。プロセッサ302は、CSRID306から、各製品が返品制限、交換制限、または返金制限を有していないと決定すると(ステップ836で、はい)、ステップ838で、プロセッサ302は、すべての製品を、それらの製品の最初のPDDから最近のPDDに従って順番に並べてもよい。ステップ838で、プロセッサ302は、ステップ838でのすべての製品の順番を、CSRID306に格納してもよい。ステップ840で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、顧客行動パターンに基づいて、各製品が返品される可能性が高いか否か、または返金が要求される可能性が高いか否かを決定してもよい。プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、顧客行動パターンに基づいて、各製品が返品される可能性が高い、または返金が要求される可能性が高いと決定すると(ステップ840で、はい)、ステップ842で、プロセッサ302は、各製品に高ステータスを有するフラグを立てる。プロセッサ302は、各製品の高ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ844で、プロセッサ302は、ステップ838での日付順に従って、CSRID306において、高ステータスバケットにすべての製品を格納してもよい。しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、各製品が返品される可能性がないと決定、または顧客行動パターンに基づいて返金が要求される可能性がないと決定すると(840で、いいえ)、ステップ846で、プロセッサ302は、各製品に大ステータスを有するものとしてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、各製品の大ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ848で、プロセッサ302は、ステップ838での日付順に従って、CSRID306において、大ステータスバケットにすべての製品を格納してもよい。
【0088】
しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、各製品が返品制限、交換制限、および返金制限を有すると決定すると(ステップ836で、いいえ)、ステップ850で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された顧客行動パターンから、顧客が将来各製品を再購入する可能性が高いか否かを決定してもよい。プロセッサ302は、CSRID306の顧客行動パターンから、顧客が将来各製品を再購入する可能性が高いと決定すると、ステップ852で、プロセッサ302は、各製品に小ステータスを有するものとしてフラグを立ててもよい。プロセッサ302は、すべての製品の小ステータスフラグを、CSRID306に格納してもよい。ステップ854で、プロセッサ302は、各製品をCSRID306において、小ステータスバケットに格納してもよい。しかしながら、プロセッサ302は、CSRID306の顧客行動パターンから、顧客が将来各製品を再購入する可能性が低いと決定すると(ステップ850で、いいえ)、各製品は履行済み注文のままになるので、プロセッサ302は情報を格納しない。
【0089】
図9は、開示する実施形態と一致する、顧客に提供するためのFAQおよびアドバイスを決定する例示的な方法900のフローチャートである。方法900のステップは、ステップ418を実行するステップを詳しく説明する実施形態を図示する。ステップ902で、プロセッサは、重要ステータスバケットおよび小ステータスバケットの各製品を考慮してもよく、ステップ904で、CSRID306の情報に基づいてFAQおよびアドバイスを生成してもよい。さらに、ステップ904で、プロセッサ302は、重要ステータスバケットの各製品に対して、CSRID306のフラグ制限を無視して、FAQおよびアドバイスを生成してもよい。
【0090】
ステップ906で、プロセッサ302は、CSRID306に格納された情報から、高ステータスバケットおよび大ステータスバケットの各製品が、ステップ412のフラグ制限と競合する、ステップ414の行動パターンのフラグを有するか否かを決定してもよい。プロセッサ302が、高バケットおよび大バケットの各製品について、ステップ414の行動パターンのフラグがステップ412のフラグ制限と競合しないことを識別すると(ステップ906で、いいえ)、ステップ910で、プロセッサ302は、各製品のCSRID306の情報に基づいてFAQおよびアドバイスを生成してもよい。しかしながら、プロセッサ302が、高バケットおよび大バケットの各製品について、ステップ414の行動パターンの任意のフラグがステップ412の任意のフラグ制限と競合することを識別すると(ステップ906で、はい)、ステップ912で、プロセッサ302は、ステップ412の競合するフラグ制限に対して、ステップ414の行動パターンのフラグを無視する。ステップ914で、プロセッサ302は、ステップ412におけるフラグ制限およびCSRID306における情報に基づいて、各製品のFAQおよびアドバイスを生成してもよい。ステップ914で、プロセッサ302は、ステップ414における行動パターンのフラグを使用して、FAQおよびアドバイスを生成しなくてもよい。
【0091】
ステップ916で、プロセッサ302は、CSRID306において、重要ステータスバケット、高ステータスバケット、大ステータスバケット、および小ステータスバケットに、各製品に対するFAQおよびアドバイスを格納してもよい。ステップ918で、プロセッサは、ユーザインターフェース308を介して各製品のバケットに従って各製品のFAQおよびアドバイスを提供する。ステップ920で、プロセッサ302は、ユーザインターフェース308を介して、顧客が1つ以上の特定のFAQを選択したか否かを検出する。プロセッサ302が、ユーザインターフェース308を介して、顧客が1つ以上の特定のFAQを選択したことを検出すると(ステップ920で、はい)、ステップ918で、プロセッサ302は、1つ以上の特定のFAQに対するアドバイスを提供する。しかしながら、プロセッサ302が、ユーザインターフェース308を介して、顧客が特定のFAQを選択していないことを検出すると(ステップ920で、いいえ)、プロセッサ302は、顧客の応答を待つ。プロセッサ302は、CRID304におけるステップ418の後に、CSRID306における情報のすべてを格納してもよい。
【0092】
例えば、プロセッサ302は、所与の賞味期限を有する牛乳が最近の注文製品として顧客にあることを識別する場合がある(ステップ402~408)。したがって、ステップ410で、プロセッサ302は、牛乳を「生鮮食料品」として、賞味期限を有すると分類してもよい。さらに、ステップ412で、プロセッサ302は、牛乳が特定の日付に顧客に配送されたことを識別してもよい。さらに、プロセッサ302は、「生鮮食料品」と共に、ステップ412での制限を識別してもよく、プロセッサ302は、CRID304から、カテゴリ「生鮮食料品」が交換を許可しないことを認識してもよい。プロセッサ302はさらに、ステップ414で、顧客が牛乳に対する返金を要求する可能性が高いと決定してもよい。ステップ416で、プロセッサ302は、牛乳がすでに顧客に配送されているので、牛乳の注文を高として優先順位を付けてもよい。したがって、ステップ418で、プロセッサ302は、牛乳の貯蔵寿命が高バケットカテゴリの牛乳の配送日前に期限切れになったという情報と共に、顧客への返金をアドバイスしてもよい。
【0093】
別の例は、プロセッサ302が、顧客にまだ配送されていない国際的な販売者に最近注文した製品が顧客にあることを識別する場合であり、ステップ402~416の例である。プロセッサ302は、国際的な最近の注文製品に重要であるとしてフラグを立ててもよい。加えて、顧客固有情報および製品配送情報に基づいて、プロセッサ302は、ステップ410で顧客固有情報を取得し、ステップ412で製品配送情報を取得してもよい。ステップ418で、プロセッサ302は、「私の製品はどこにありますか?」または「私の配送予定日はいつですか?」または「国際販売者情報とは何ですか?」をFAQに提供してもよい。プロセッサ302が提供してもよいそれぞれのアドバイスは、それぞれ、国際的な販売業者に注文した最近の注文製品の配送までのルートにおける位置、顧客が国際的な販売者から最近の注文製品を受け取る予定日、または国際的な販売者の電話番号である。
【0094】
本開示はその特定の実施形態を参照して示され、説明してきたが、本開示は修正なしに、他の環境において実施されてもよいことが理解されるであろう。前述の説明は、例示の目的で提示されている。この説明は、すべてを述べ尽くそうとしたものではなく、開示する正確な形態または実施形態に限定されない。開示する実施形態の明細書および実施を考慮すれば、当業者には修正および適合は明白であろう。さらに、開示する実施形態の態様はメモリに格納されるものとして説明しているが、当業者はこれらの態様が、二次記憶デバイス、例えば、ハードディスクもしくはCD-ROM、他の形態のRAMもしくはROM、USB媒体、DVD、ブルーレイ、または他の光学ドライブ媒体などの他のタイプのコンピュータ可読媒体に格納されてもよいことを理解するであろう。
【0095】
記載された説明および開示する方法に基づくコンピュータプログラムは、熟練した開発者の技術の範囲内である。様々なプログラムまたはプログラムモジュールは、当業者に知られている任意の技法を使用して作成してもよく、または既存のソフトウェアに関連して設計してもよい。例えば、プログラムセクションまたはプログラムモジュールは、.Net Framework、.Net Compact Framework(およびVisual Basic、C言語などの関連言語)、Java、C++、Objective-C、HTML、HTML/AJAXの組み合わせ、XML、またはJavaアプレットを含むHTMLで設計、またはこれらを用いて設計してもよい。
【0096】
さらに、例示的な実施形態を本明細書で説明してきたが、本開示に基づいて当業者によって理解されるように、任意およびすべての実施形態の範囲は、同等の要素、修正形態、省略形態、組み合わせ形態(例えば、様々な実施形態にわたる態様の組み合わせ形態)、適合形態、および/または変形形態を有する。特許請求の範囲の限定事項は特許請求の範囲で用いられた用語に基づいて広く解釈されるべきであり、本明細書中または本願のプロセキューション中に説明する例に限定されるべきではない。例は、非排他的であると解釈されるべきである。さらに、開示する方法のステップは、ステップを並べ替えること、および/またはステップを挿入もしくは削除することを含む、任意の方法で修正されてもよい。したがって、本明細書および例は単に例示的なものとみなされ、真の範囲および精神は以下の特許請求の範囲およびその同等物の全範囲によって示すことを意図している。
図1A
図1B
図1C
図1D
図1E
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図9
【国際調査報告】