(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-21
(54)【発明の名称】許可ベースのサードパーティ通信を可能にするマイクロカタログサーバを用いたコンピュータ化された匿名許可ベースの通信システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0601 20230101AFI20230614BHJP
【FI】
G06Q30/0601 340
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022569126
(86)(22)【出願日】2021-05-11
(85)【翻訳文提出日】2023-01-10
(86)【国際出願番号】 US2021031860
(87)【国際公開番号】W WO2021231489
(87)【国際公開日】2021-11-18
(32)【優先日】2020-05-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】522441736
【氏名又は名称】インテンショナイズ, リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】110000556
【氏名又は名称】弁理士法人有古特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アナニアン, ジョン アレン
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン, ジェイムズ ディー.
(72)【発明者】
【氏名】ジャナルダン, ゴータム パドマクマール
(72)【発明者】
【氏名】ナーム, ウィリアム ジェイ.
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB66
(57)【要約】
サーバによって提供されるネットワークアドレス指定可能なコンテンツをプライマリGUIに表示し、アライメントGUIを介して、コンテンツのカタログ意図を示すユーザ入力を受信するように構成されたコンピューティング装置を含む、コンピュータ化された匿名許可ベースの通信システムが提供される。カタログ意図は、マイクロカタログサーバに送信され、ユーザマイクロカタログエントリを作成する。ユーザマイクロカタログエントリは、コンテンツのインデックス値によってインデックス付けされ、コンテンツに関連するコンテンツのプログラム的に選択されたサブセットを含む。コンピューティング装置は、アライメントGUIを介して、ユーザマイクロカタログエントリに関連するユーザ入力許可を受信するようにさらに構成される。許可は、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可されたサードパーティ通信を定義する。コンピューティング装置は、アライメントGUIに、ユーザマイクロカタログエントリを表示し、アライメントGUIを介して、許可によって認可されたサードパーティ通信を提示するようにさらに構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ化された匿名許可ベースの通信システムであって、
マイクロカタログサーバと通信するように構成されたコンピューティング装置と、サーバとを備え、前記コンピューティング装置が、プロセッサと、メモリと、ディスプレイとを含み、前記プロセッサが、前記メモリの一部を使用して、
プライマリグラフィカルユーザインターフェース(GUI)およびアライメントGUIを前記コンピューティング装置のディスプレイ上に表示し、
前記サーバによって提供されるネットワークアドレス指定可能なコンテンツをプライマリGUIに表示し、
前記アライメントGUIを介して、前記表示されたネットワークアドレス指定可能なコンテンツについてのカタログ意図を示すユーザ入力を受信し、前記カタログ意図が、前記マイクロカタログサーバに前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツについてのユーザマイクロカタログエントリを作成させるために前記マイクロカタログサーバに送信され、前記ユーザマイクロカタログエントリが、前記マイクロカタログサーバのデータベース内の前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツのインデックス値によって前記マイクロカタログサーバにおいてインデックス付けされ、前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツに関連付けられたテキストデータ、1つ以上の画像、および/またはメタデータのプログラムにより選択されたサブセットを含み、
前記アライメントGUIを介して、前記ユーザマイクロカタログエントリに関連付けられたユーザ入力許可を受信し、前記許可が、前記ユーザマイクロカタログエントリに関連付けられた許可されたサードパーティ通信を定義する複数のユーザ入力パラメータを含み、
前記アライメントGUIにおいて、前記ユーザマイクロカタログエントリを表示し、
前記アライメントGUIを介して、前記許可によって認可されているサードパーティ通信を提示する、命令を実行するように構成される、システム。
【請求項2】
前記サーバがウェブサーバであり、
前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツがウェブページであり、
前記インデックス値がURLである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記マイクロカタログサーバが、前記マイクロカタログサーバによって提供され、前記ユーザマイクロカタログエントリについての前記URLにしたがってインデックス付けされた候補アライメントGUIにサードパーティマイクロカタログエントリおよび/またはサードパーティチャットインターフェースを表示するために前記サードパーティのコンピューティング装置からサードパーティ要求を受信するように構成され、
前記マイクロカタログサーバが、前記サードパーティ要求が前記マイクロカタログエントリについての前記ユーザ入力許可を満たすか否かを決定し、満たす場合には、前記コンピューティング装置に、前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIに前記サードパーティマイクロカタログエントリまたはチャットインターフェースを表示させ、そうでない場合には、前記コンピューティング装置に、前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIに前記サードパーティマイクロカタログエントリまたは前記サードパーティチャットインターフェースを表示させることを控えるように構成される、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記ユーザマイクロカタログエントリの前記メタデータが、前記ウェブページのタイトル、前記ウェブページ上で提供される商品もしくはサービスの価格、および/または前記ウェブページ上で紹介されるエンティティの地理的位置を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記ウェブページの公開URL、前記ユーザマイクロカタログエントリのマイクロカタログURL、前記ユーザのユーザID、および/または前記ユーザマイクロカタログエントリの前記許可を含む、前記ユーザマイクロカタログエントリの1つ以上のデータベースレコードを含むデータベースをさらに備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記マイクロカタログサーバが、前記コンピューティング装置上に表示される許可インターフェースを提供するように構成され、前記許可インターフェースが、1つ以上のセレクタを含み、各セレクタが、前記許可を定義する前記ユーザ入力パラメータのうちの1つを受信するように構成され、前記セレクタが、
サードパーティタイプのユーザ入力を受信するように構成されたサードパーティタイプ許可セレクタ、
通信タイプのユーザ入力を受信するように構成された通信タイプ許可セレクタ、
時間期間のユーザ入力を受信するように構成された時間期間許可セレクタ、
通信モードのユーザ入力を受信するように構成された通信モード許可セレクタ、および/または
通信コンテンツタイプのユーザ入力を受信するように構成された通信コンテンツ許可セレクタ、を含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項7】
前記マイクロカタログサーバが、前記ウェブページの前記URLによってインデックス付けされた複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスを作成するための複数のサードパーティ要求を受信するように構成され、前記提示されたサードパーティ通信が、ターゲットサードパーティマイクロカタログエントリまたは前記複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたは前記サードパーティチャットインターフェースインスタンスのうちのターゲットのサードパーティチャットインターフェースインスタンスであり、
前記マイクロカタログサーバが、前記許可インターフェースを介して入力された前記許可に基づいて前記複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスをフィルタリングし、それにより、フィルタリングされたサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスのセットを生成し、前記ユーザによって入力されたランキング基準にしたがって前記フィルタリングされたマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスをランク付けし、それにより、前記アライメントGUI内の前記URLによってインデックス付けされたフィルタリングされたサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスのランク付けされたリストを表示するように構成され、前記表示されたランク付けされたリストが、前記ターゲットサードパーティマイクロカタログエントリまたはターゲットサードパーティチャットインターフェースインスタンスを含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記ユーザによって選択された前記ランキング基準が、価格、地理的近接度、およびレビューからなる群から選択される、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記ウェブページが検索エンジンインターフェースであり、
前記ユーザマイクロカタログエントリが、前記検索エンジンインターフェースに入力された検索クエリの検索クエリ結果ページを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項10】
前記プライマリGUIが、前記コンピューティング装置のプライマリGUIに表示され、前記アライメントGUIが、ブラウザ拡張を介して前記コンピューティング装置の別個のプライマリGUIに表示される、請求項2に記載のシステム。
【請求項11】
前記プライマリGUIが、前記アライメントGUIと同じブラウザのウィンドウに表示され、前記プライマリGUIおよび/またはアライメントGUIのコンテンツが、非同期転送プロトコルを介して受信される、請求項2に記載のシステム。
【請求項12】
前記許可されたサードパーティ通信が、サードパーティチャットインターフェースを介した双方向メッセージングを含む、請求項2に記載のシステム。
【請求項13】
前記表示されたネットワークアドレス指定可能なコンテンツについての前記カタログ意図が、候補カタログ意図カテゴリのセットから前記ユーザによって選択される選択されたカタログ意図カテゴリのサブセットを含み、
前記選択されたカタログ意図カテゴリに基づいて、前記ユーザマイクロカタログエントリについての意図スコアが計算され、
前記許可によって認可される前記サードパーティ通信が、関連する閾値意図スコアを含み、
前記アライメントGUIにおいて前記許可によって認可される前記サードパーティ通信を提示する前に、前記ユーザマイクロカタログエントリの前記意図スコアが前記閾値意図スコアを超えると決定される、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
コンピュータ化された匿名許可ベースの通信システムであって、
コンピューティング装置およびサードパーティのコンピューティング装置と通信するように構成されたマイクロカタログサーバと、を備え、前記マイクロカタログサーバが、プロセッサおよびメモリを含み、前記プロセッサが、前記メモリの一部を使用して、
前記コンピューティング装置から送信されたカタログ意図を受信し、
前記カタログ意図の受信に応答して、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツについてのユーザマイクロカタログエントリを作成し、前記ユーザマイクロカタログエントリが、前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツに関連付けられたテキストデータ、1つ以上の画像、および/またはメタデータのプログラムにより選択されたサブセットを含み、
前記マイクロカタログサーバのデータベース内の前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツのインデックス値によって前記ユーザマイクロカタログエントリにインデックス付けし、
前記ユーザマイクロカタログエントリに関連付けられたユーザ入力許可を前記コンピューティング装置から受信し、前記許可が、前記ユーザマイクロカタログエントリに関連付けられた許可されたサードパーティ通信を定義する複数のユーザ入力パラメータを含み、
前記許可に基づいて前記コンピューティング装置のアライメントGUIに表示されるべきサードパーティ通信を選択し、
前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツが前記プライマリGUIに表示されている間に、前記コンピューティング装置に、前記選択されたサードパーティ通信を前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIに表示させる、命令を実行するように構成される、システム。
【請求項15】
前記サーバがウェブサーバであり、
前記ネットワークアドレス指定可能なコンテンツがウェブページであり、
前記インデックス値がURLである、請求項14に記載のシステム。
【請求項16】
前記マイクロカタログサーバが、前記マイクロカタログサーバによって提供され、前記ユーザマイクロカタログエントリについての前記URLにしたがってインデックス付けされた候補アライメントGUIにサードパーティマイクロカタログエントリおよび/またはサードパーティチャットインターフェースを表示するために前記サードパーティのコンピューティング装置からサードパーティ要求を受信するように構成され、
前記マイクロカタログサーバが、前記サードパーティ要求が前記マイクロカタログエントリについての前記ユーザ入力許可を満たすか否かを決定し、満たす場合には、前記コンピューティング装置に、前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIに前記サードパーティマイクロカタログエントリまたはチャットインターフェースを表示させ、そうでない場合には、前記コンピューティング装置に、前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIに前記サードパーティマイクロカタログエントリまたは前記サードパーティチャットインターフェースを表示させることを控えるように構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記ユーザマイクロカタログエントリの前記メタデータが、前記ウェブページのタイトル、前記ウェブページ上で提供される商品もしくはサービスの価格、および/または前記ウェブページ上で紹介されるエンティティの地理的位置を含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
前記ウェブページの公開URL、前記ユーザマイクロカタログエントリのマイクロカタログURL、前記ユーザのユーザID、および/または前記ユーザマイクロカタログエントリの前記許可を含む、前記ユーザマイクロカタログエントリの1つ以上のデータベースレコードを含むデータベースをさらに備える、請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記マイクロカタログサーバが、前記コンピューティング装置上に表示される許可インターフェースを提供するように構成され、前記許可インターフェースが、1つ以上のセレクタを含み、各セレクタが、前記許可を定義する前記ユーザ入力パラメータのうちの1つを受信するように構成され、前記セレクタが、
サードパーティタイプのユーザ入力を受信するように構成されたサードパーティタイプ許可セレクタ、
通信タイプのユーザ入力を受信するように構成された通信タイプ許可セレクタ、
時間期間のユーザ入力を受信するように構成された時間期間許可セレクタ、
通信モードのユーザ入力を受信するように構成された通信モード許可セレクタ、および/または
通信コンテンツタイプのユーザ入力を受信するように構成された通信コンテンツ許可セレクタ、を含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
前記マイクロカタログサーバが、前記ウェブページの前記URLによってインデックス付けされた複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスを作成するための複数のサードパーティ要求を受信するように構成され、前記提示されたサードパーティ通信が、ターゲットサードパーティマイクロカタログエントリまたは前記複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたは前記サードパーティチャットインターフェースインスタンスのうちのターゲットのサードパーティチャットインターフェースインスタンスであり、
前記マイクロカタログサーバが、前記許可インターフェースを介して入力された前記許可に基づいて前記複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスをフィルタリングし、それにより、フィルタリングされたサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスのセットを生成し、前記ユーザによって入力されたランキング基準にしたがって前記フィルタリングされたマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスをランク付けし、それにより、前記アライメントGUI内の前記URLによってインデックス付けされたフィルタリングされたサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスのランク付けされたリストを表示するように構成され、前記表示されたランク付けされたリストが、前記ターゲットサードパーティマイクロカタログエントリまたはターゲットサードパーティチャットインターフェースインスタンスを含む、請求項19に記載のシステム。
【請求項21】
前記ユーザによって選択された前記ランキング基準が、価格、地理的近接度、およびレビューからなる群から選択される、請求項20に記載のシステム。
【請求項22】
前記ウェブページが検索エンジンインターフェースであり、
前記ユーザマイクロカタログエントリが、前記検索エンジンインターフェースに入力された検索クエリの検索クエリ結果ページを含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項23】
前記プライマリGUIが、前記コンピューティング装置のプライマリGUIに表示され、前記アライメントGUIが、ブラウザ拡張を介して前記コンピューティング装置の別個のプライマリGUIに表示される、請求項15に記載のシステム。
【請求項24】
前記許可されたサードパーティ通信が、サードパーティチャットインターフェースを介した双方向メッセージングを含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項25】
コンピュータ化された許可ベースの通信方法であって、
コンピューティング装置において、マイクロカタログサーバおよびウェブサーバと通信することと、
前記コンピューティング装置のディスプレイ上にプライマリグラフィカルユーザインターフェース(GUI)およびアライメントGUIを表示することと、
前記コンピューティング装置の前記プライマリGUIに、前記ウェブサーバによって提供されるウェブページを表示することと、
前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIを介して、前記表示されたウェブページのカタログ意図を示すユーザ入力を受信することと、
前記コンピューティング装置から前記マイクロカタログサーバに前記カタログ意図を送信することと、
前記マイクロカタログサーバにおいて、前記ウェブページにおけるコンテンツについてのユーザマイクロカタログエントリを作成することと、
前記マイクロカタログサーバのデータベース内の前記ウェブページのURLによって前記マイクロカタログサーバにおいて前記ユーザマイクロカタログエントリをインデックス付けし、前記ウェブページに関連付けられたテキストデータ、1つ以上の画像、および/またはメタデータのプログラムにより選択されたサブセットを含めることと、
前記アライメントGUIを介して、前記ユーザマイクロカタログエントリに関連付けられたユーザ入力許可を受信することであって、前記許可が、前記ユーザマイクロカタログエントリに関連付けられた許可されたサードパーティ通信を定義する複数のユーザ入力パラメータを含む、受信することと、
前記アライメントGUIにおいて、前記ユーザマイクロカタログエントリを表示することと、
前記アライメントGUIを介して、前記許可によって認可されるサードパーティ通信を提示することと、を含む、方法。
【請求項26】
前記マイクロカタログサーバにおいて、前記マイクロカタログサーバによって提供され、前記ユーザマイクロカタログエントリについての前記URLにしたがってインデックス付けされた候補アライメントGUI内にサードパーティマイクロカタログエントリおよび/またはサードパーティチャットインターフェースを表示するための前記サードパーティのコンピューティング装置からのサードパーティ要求を受信することと、
前記マイクロカタログサーバを介して、前記サードパーティ要求が前記マイクロカタログエントリについての前記ユーザ入力許可を満たすかどうかを決定し、満たす場合には、前記コンピューティング装置に、前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIに前記サードパーティマイクロカタログエントリまたはチャットインターフェースを表示させ、そうでない場合には、前記コンピューティング装置に、前記コンピューティング装置の前記アライメントGUIに前記サードパーティマイクロカタログエントリまたは前記サードパーティチャットインターフェースを表示させることを控えることと、
をさらに含む、請求項25に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年5月12日に出願され、「COMPUTERIZED PERMISSION-BASED MARKETING SYSTEM」と題された米国仮特許出願第63/023,782号に基づいており、それに対する米国特許法第119(e)に基づく優先権を主張し、その全体があらゆる目的のために参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、一般に、ユーザがコンピュータネットワーク上で閲覧されるネットワークアドレス指定可能なコンテンツについてのユーザカタログエントリを作成し、カタログ化されたコンテンツに関してサードパーティがそれらと通信することを認可されているかどうかを定義する許可を入力することを可能にするサーバを含む、コンピュータ化された匿名許可ベースの通信システムを提供することに関する。ユーザの身元はサードパーティに対して匿名のままであり、ユーザの行動は、システムによって秘密に追跡されず、したがってユーザのプライバシーを保証する。
【背景技術】
【0003】
現代のインターネットは、高度に監視されている場所である。クッキー、ウェブビーコン、ブラウザ/装置フィンガプリンティング、WIFI測位システム、GPS、埋め込みスクリプト、ピクセルトラッカ、HTML5ブラウザウェブストレージ、IPアドレスおよび装置識別のロギングなどを含む様々なユーザ追跡および監視技術が開発されており、企業、政府、および悪意のあるグループは、サイバー空間内のサーバとの相互作用から収集されたユーザに関するプロファイルを生成することができる。これらの相互作用の追跡は、例えば、電子商取引ショッピングカートのステートフルな実装などのウェブサイト機能を有効化することによって、いくつかの状況においてユーザにとっての利便性を可能にすることができるが、そのような広範な追跡は、ユーザのプライバシーの望ましくない侵害になる深刻なリスクを提示する。多くのユーザが懸念しているそのような行き過ぎの領域の1つは、ソーシャルメディアプラットフォーム上でのマーケティング目的のためのインターネット活動の秘密監視からのユーザプロファイルの使用である。doxingまたはdoxxingは別の有害な行為であり、これは、主に公的に利用可能なデータベースおよびソーシャルメディアウェブサイト、ハッキング、およびソーシャルエンジニアリングを検索することによって、個人または組織に関する以前は私的な個人情報を公に明らかにすることからなる。
【0004】
電子商取引の高まりおよびインターネットを介して買い物をするユーザの増加に伴い、上記のセキュリティおよびプライバシーの問題が特に懸念される。ユーザは、特定の情報を求めてインターネットを検索するのに数時間を費やすことがあり、その間ずっと、自分のプライバシーや身元を未知の組織や潜在的なハッカーにさらす恐れがある。そのような露出は、望ましくない標的化広告、ID盗難、またはより悪いものにつながる可能性がある。さらに、顧客獲得のコストが上昇し続けているにもかかわらず、電子商取引マーチャントは、広告主によって提供されるような製品を実際に購入しようとする潜在的な顧客とつながるために、このインターネット活動の全てにおいて真の消費者の意図を識別することが課題であることに気付いており、その結果、圧倒的な量の議論されていない広告をもたらす。この誤ったターゲット広告は、消費者が関心のないコンテンツによって消費者を攻撃し、インターネットを閲覧したり、アプリ内広告を特徴とするアプリケーションを使用したりする不快な体験を引き起こす。その結果、自らのインターネット活動が許可なく監視されていると感じている消費者に対して不信感が発生される。ハイパーリンクおよびユーザアカウントは、ユーザがインターネットのデジタル世界をナビゲートすることを可能にしたが、これらの技術だけでは、現代のインターネットユーザのデジタル生活を苛む増大する誤用および乱用から人々を安全に保つことができない。上記を考慮すると、インターネットユーザのプライバシー、匿名性、および選択を保証するための技術的課題が残っている。
【発明の概要】
【0005】
上記の課題に対処するために、マイクロカタログサーバと通信するように構成されたコンピューティング装置とサーバとを含む、コンピュータ化された匿名許可ベースの通信システムが提供され、コンピューティング装置は、プロセッサ、メモリ、およびディスプレイを含む。プロセッサは、メモリの一部を使用して命令を実行し、コンピューティング装置のディスプレイ上にプライマリグラフィカルユーザインターフェース(GUI)およびアライメントGUIを表示し、プライマリGUIに、サーバによって提供されるネットワークアドレス指定可能なコンテンツを表示するように構成される。プロセッサは、アライメントGUIを介して、表示されたネットワークアドレス指定可能なコンテンツのカタログ意図を示すユーザ入力を受信するようにさらに構成される。カタログ意図は、マイクロカタログサーバに送信され、マイクロカタログサーバに、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツのためのユーザマイクロカタログエントリを作成させる。ユーザマイクロカタログエントリは、マイクロカタログサーバのデータベース内のネットワークアドレス指定可能なコンテンツのインデックス値によってマイクロカタログサーバにおいてインデックスされ、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツに関連付けられたテキストデータ、1つ以上の画像、および/またはメタデータのプログラムにより選択されたサブセットを含む。プロセッサは、アライメントGUIを介して、ユーザマイクロカタログエントリに関連するユーザ入力許可を受信するようにさらに構成される。許可は、ユーザマイクロカタログエントリと関連付けられる許可されたサードパーティ通信を定義する複数のユーザ入力パラメータを含む。プロセッサは、アライメントGUIに、ユーザマイクロカタログエントリを表示し、アライメントGUIを介して、許可によって認可されたサードパーティ通信を提示するようにさらに構成される。
【0006】
この概要は、以下の詳細な説明でさらに説明される概念の選択を簡略化した形式で紹介するために提供される。この概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図しておらず、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図していない。さらにまた、特許請求される主題は、本開示の任意の部分に記載された任意のまたは全ての欠点を解決する実装形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本開示の一実施形態にかかる、コンピュータ化された匿名許可ベースの通信システムの概略図を示している。
【
図2】
図1のシステムによって実行されることができる例示的なサーバモジュールの概略図を示している。
【
図3】
図1のシステムによって利用される様々なデータベースデータ構造の概略図を示している。
【
図4A】
図1のシステムのプライマリGUIおよびアライメントGUIの表示の3つの異なる例、すなわち、ブラウザウィンドウおよびブラウザ拡張ウィンドウに表示され(
図4A)、ブラウザウィンドウおよびブラウザウィンドウ内の別個のiFrameに表示され(
図4B)、ブラウザウィンドウのメインペインおよび補助ペインに表示される(
図4C)例を示している。
【
図4B】
図1のシステムのプライマリGUIおよびアライメントGUIの表示の3つの異なる例、すなわち、ブラウザウィンドウおよびブラウザ拡張ウィンドウに表示され(
図4A)、ブラウザウィンドウおよびブラウザウィンドウ内の別個のiFrameに表示され(
図4B)、ブラウザウィンドウのメインペインおよび補助ペインに表示される(
図4C)例を示している。
【
図4C】
図1のシステムのプライマリGUIおよびアライメントGUIの表示の3つの異なる例、すなわち、ブラウザウィンドウおよびブラウザ拡張ウィンドウに表示され(
図4A)、ブラウザウィンドウおよびブラウザウィンドウ内の別個のiFrameに表示され(
図4B)、ブラウザウィンドウのメインペインおよび補助ペインに表示される(
図4C)例を示している。
【
図5】
図1のシステムのランディングページを示している。
【
図6】
図1のシステムの新規マーチャント登録ページを示している。
【
図7A】
図1のシステムにかかる、マーチャントがプロモーションに入ることができるプロモーションインターフェースを含むマーチャントインターフェースを示している。
【
図7B】
図1のシステムにかかる、マーチャントがプロモーションに入ることができるプロモーションインターフェースを含むマーチャントインターフェースを示している。
【
図8】
図1のシステムの新たなユーザ登録ページを示している。
【
図9A】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9B】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9C】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9D】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9E】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9F】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9G】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9H】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図9I】
図4Aに示すように、アライメントGUIがブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図9A)と、生成されたユーザマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9B)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図9C~
図9D)と、アライメントされたマイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図9E)と、アライメントされたマイクロカタログのランキング基準を入力するプロセス(
図9F~
図9G)と、アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストをアライメントGUIに表示するプロセス(
図9H)と、入力された許可によって許可されたサードパーティ通信をアライメントGUIにチャットインターフェースの形態で表示するプロセス(
図9I)とを示している。
【
図10A】
図4Cに示すように、アライメントGUIがブラウザウィンドウのペインに表示され、プライマリGUIが同じブラウザウィンドウの別のペインに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図10A)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図10B)と、マイクロカタログエントリに関連するカテゴリを入力するプロセス(
図10C)と、マイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図10D)とを示している。
【
図10B】
図4Cに示すように、アライメントGUIがブラウザウィンドウのペインに表示され、プライマリGUIが同じブラウザウィンドウの別のペインに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図10A)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図10B)と、マイクロカタログエントリに関連するカテゴリを入力するプロセス(
図10C)と、マイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図10D)とを示している。
【
図10C】
図4Cに示すように、アライメントGUIがブラウザウィンドウのペインに表示され、プライマリGUIが同じブラウザウィンドウの別のペインに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図10A)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図10B)と、マイクロカタログエントリに関連するカテゴリを入力するプロセス(
図10C)と、マイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図10D)とを示している。
【
図10D】
図4Cに示すように、アライメントGUIがブラウザウィンドウのペインに表示され、プライマリGUIが同じブラウザウィンドウの別のペインに表示される実施形態を示している。これらの図は、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を入力するプロセス(
図10A)と、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力するプロセス(
図10B)と、マイクロカタログエントリに関連するカテゴリを入力するプロセス(
図10C)と、マイクロカタログエントリを表示するプロセス(
図10D)とを示している。
【
図11】アドバイザポータルページの形態の、
図1にかかるシステムの例示的なグラフィカルユーザインターフェースを示している。
【
図12】検索ポータルの形態の、
図1にかかるシステムの例示的なグラフィカルユーザインターフェースを示している。
【
図13】本開示の一実施形態にかかる、コンピュータ化された許可ベースの通信方法のフローチャートを示している。
【
図14】
図1のシステムのコンピューティング装置のうちの1つ以上を実装するために使用されることができる例示的なコンピューティング環境の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示の選択された実施形態を、添付の図面を参照して説明する。本開示の実施形態の以下の説明は、例示のみを目的として提供され、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物によって定義される本開示を限定する目的で提供されないことは、本開示から当業者には明らかであろう。
【0009】
図1は、コンピューティング装置10と、マイクロカタログサーバ12と、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツのコンテンツソースとして機能するサーバ14と、マーチャントなどのサードパーティによって使用されるサードパーティコンピューティング装置70とを含む、本開示の一態様にかかるコンピュータ化された許可ベースの通信システム5を示している。コンピューティング装置10は、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、またはスマートフォンとして実装されることができる。コンピューティング装置10、マイクロカタログサーバ12、およびサーバ14は、インターネットなどの広域ネットワークを介して互いに通信するように構成されることができる。一実装形態では、サーバは、ウェブサーバ14として構成されてもよく、あるいは本明細書ではそのように呼ばれてもよい。
【0010】
コンピューティング装置10は、プロセッサ16、メモリ18、およびディスプレイ20を含むことができる。プロセッサ16は、コンピューティング装置10のディスプレイ20上のブラウザ22の1つ以上のインスタンスに、プライマリグラフィカルユーザインターフェース(GUI)28およびアライメントGUI26を表示するように構成されることができる。ブラウザ22は、例えば、スタンドアロンのブラウザアプリケーションまたは異なるアプリケーションプログラム(すなわち、アプリ内ブラウザ)の一部として機能する埋め込みブラウザアプリケーションとすることができる。プライマリGUI28は、例えば、ユーザがインターネットを閲覧するときに、ウェブサーバ14などのサーバからダウンロードされたウェブページ30などのネットワークアドレス指定可能なコンテンツを表示するように構成される。ネットワークアドレス指定可能なコンテンツは、後述するように、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツにインデックス付けするためのインデックス値として機能するURLなどのネットワークアドレスに位置することができる。ブラウザ22は、ブラウザ拡張24を介してカスタマイズされ、コンピューティング装置10のディスプレイ20上の同じまたは別のブラウザインスタンスにアライメントGUI26を表示することができる。アライメントGUI26には、マイクロカタログサーバ12によって提供されるコンテンツが入力される。後述するように、マイクロカタログサーバ12によってアライメントGUI26に提供されるコンテンツは、ウェブページ30のURL44にアライメントされることができる。主題のアプリケーション全体で説明した例では、サーバは、ウェブサーバ14として説明され、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツは、ウェブページ30として説明され、インデックス値は、例示目的のためにURLとして説明されることが理解されよう。あるいは、サーバは、イントラネットサーバであってもよく、コンテンツは、イントラネットに記憶されたファイルであってもよく、インデックス値は、イントラネットアドレスであってもよいことが理解されよう。さらに別の代替として、サーバは、アプリケーションサーバであってもよく、コンテンツは、アプリ内コンテンツであってもよく、インデックス値は、例えば、データベースまたはファイルサーバからのコンテンツにアクセスするためにアプリケーションプログラムによって使用されるアプリ内アドレスであってもよい。
【0011】
最初に、コンピューティング装置10のユーザ、マーチャントなどのサードパーティコンピューティング装置70のユーザ、および他のユーザを含む、マイクロカタログサーバ12の様々なユーザが、マイクロカタログサーバ12に登録する。登録プロセスは、
図5、
図6、および
図8を参照して、ユーザとマーチャントの双方について以下にさらに説明される。
【0012】
登録に続いて、
図1に示すように、(1)から(6)に一般に進むプロセスフローが続く。
【0013】
(1)において、マーチャントなどのサードパーティは、マイクロカタログサーバのマーチャントインターフェース33を介して、ウェブページ30などのインターネット上のコンテンツのためのサードパーティマイクロカタログエントリ66を作成するアクションを開始することができる。サードパーティマイクロカタログエントリ66を生成するための詳細な動作は、ユーザマイクロカタログエントリ32を生成するための動作と同様であり、
図7Aに示されている。サードパーティマイクロカタログエントリ66は、データベース54内のサードパーティマイクロカタログデータベース構造152を利用するサードパーティデータベースエントリ60として記憶されてもよい。
【0014】
(2)において、サードパーティは、マイクロカタログサーバ12のマーチャントインターフェース33を介して、サードパーティ通信36がシステム5のユーザに表示されるように要求68を生成することができる。通常、これは、サードパーティがマイクロカタログサーバ12で通信キャンペーンを確立することによって達成される。通信キャンペーンにおいて、サードパーティは、マイクロカタログサーバ12が指定されたサードパーティ通信をユーザに表示しようと試みるプロモーション基準67を確立する。サードパーティマイクロカタログエントリ66は、
図7Aに示されるように、サードパーティ通信として使用されてもよい。あるいは、チャットモジュール72が使用されてもよく、サードパーティ通信はチャットインターフェース38であってもよく、その一例が
図9Iに示されている。そのようなキャンペーンパラメータを入力するために使用されることができるプロモーションインターフェースを含むマーチャントインターフェースが
図7Bに示されている。
【0015】
(3)において、ユーザがインターネットを閲覧する過程で、ユーザは、コンピューティング装置10上のブラウザ22のプライマリGUI28に表示されるウェブページ30をウェブサーバ14からダウンロードする。したがって、プロセッサ16は、ウェブサーバ14によって提供されているブラウザ22のプライマリGUI28にウェブページ30を表示するように構成されることができる。ブラウザ拡張24は、ユーザからのコマンドに基づいて、プライマリGUI28と同時にアライメントGUI26を選択的に表示するように構成されることができる。アライメントGUI26は、ユーザがマイクロカタログサーバ12にログインしているときに、マイクロカタログサーバ12からの情報をユーザに表示するプライベート向きのグラフィカルユーザインターフェースである。示されるように、表示される情報は、カタログ意
図42のユーザ入力に応答して生成されるユーザマイクロカタログエントリ32を含むことができる。マイクロカタログエントリ32は、インターネット上で見ることができる製品、サービス、情報、人々などを特徴とするウェブページに関連付けられることができる。したがって、各マイクロカタログエントリ32は、ユーザがマイクロカタログエントリ32のソース(すなわち、ウェブページ30)にナビゲートすることを可能にする、対応するウェブページ30の関連するURL44を含むことができる。マイクロカタログエントリ32は、ウェブページ30と同じURLを含むため、そのURLによってウェブページ30にアライメントされると言われる。マイクロカタログエントリは、インデックス付けの目的で記憶されたメタデータとしてURLを含むが、ウェブページ30は、URLにおいてアクセス可能(すなわち、アドレス指定可能)である。
【0016】
マイクロカタログサーバ12が同じURLに関連付けられたマイクロカタログエントリ32を表示することを可能にするデータベース構造は、後述する
図3に示され、データベース54に記憶される。ウェブサーバ14は、コンテンツソースの一例であり、ウェブページ30は、コンテンツの一例であり、URLは、ユーザマイクロカタログエントリ32を他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40にアライメントさせるために使用されることができるインデックス値の一例であることが理解されよう。
【0017】
グローバル固有識別子(GUID)、緯度および経度座標で表される地理的位置、バーコードおよびQRコード(登録商標)などのスキャン可能コード、電話番号、電子メールアドレス、テレビ、ラジオ、ならびに様々なタイプの出版物および印刷物など、URLに加えて、または代替として、他のタイプのインデックス値が使用されてもよいことが理解されよう。これらの他のインデックス値は、そのようなメタデータとしてマイクロカタログエントリ32の他のフィールドに含まれてもよい。さらに、ウェブサーバ14以外のソースからのウェブページ30以外のコンテンツの種類は、マイクロカタログサーバ12によってカタログに入れられてもよいことが理解されよう。例えば、送信機からまたはインターネットを介して送信されるラジオおよびテレビ放送は、放送信号に埋め込まれたインデックス値として固有のプログラムコードを搬送することができ、インターネットを介してナローキャストされるストリーミングメディアは、メディアストリームに埋め込まれた関連するプログラムコードを搬送することができ、出版物またはメニューなどの印刷物は、QRコードに埋め込まれたインデックス値を搬送することができる。マイクロカタログエントリ32はまた、割増料金のために一定期間および/または数日間、マーチャントによってトップレベルドメインに排他的にアライメントされてもよい。これは、マーチャントが、特定のマイクロカタログエントリ32を特定の聴衆および/または人口統計に排他的に宣伝することができる。
【0018】
各マイクロカタログエントリ32は、例えば、写真、説明、価格、およびコンテンツに関連付けられたメタデータなどの情報を表示するように構成されることができる。この情報は、以下に説明されるように、マイクロカタログエントリ32の生成中に、マイクロカタログ生成エンジン50によって、ウェブページ30、または場合によっては他のコンテンツタイプからプログラム的に取り込まれる。
【0019】
(4)において、コンピューティング装置10のプロセッサ16は、アライメントGUI26を介して、プライマリGUI28内の表示されたウェブページ30に対するカタログ意
図42を示すユーザ入力を受信するように構成されることができる。ユーザ入力が受信されると、カタログ意
図42は、マイクロカタログサーバ12に送信され、マイクロカタログサーバ12に、マイクロカタログ生成エンジン50の選択フィルタ56を介してウェブページ30におけるコンテンツのためのユーザマイクロカタログエントリ32を作成させ、データベース54内でホストされるユーザマイクロカタログデータベース構造150にユーザマイクロカタログエントリ32を記憶させる。フィルタ56は、ユーザマイクロカタログエントリ32に含めるために、テキストデータのサブセット、1つ以上の画像、および/またはウェブページに関連付けられたメタデータなどのウェブページデータのサブセットを選択し、残りのウェブページデータを除外するようにプログラムされることが理解されよう。さらに、コンピューティング装置10のプロセッサ16は、アライメントGUI26を介して、マイクロカタログサーバ12によって提供される許可インターフェース34を介して、ユーザマイクロカタログエントリ32に関連付けられたユーザ入力許可46をユーザから受信するように構成されてもよい。許可46は、以下にさらに説明されるように、ユーザマイクロカタログエントリ32に関連付けられた許可されたサードパーティ通信を定義する複数のユーザ入力パラメータを含む。許可されたサードパーティ通信は、サードパーティチャットインターフェース38を介した双方向メッセージングを含むことができ、その一例が
図9Iに示されている。
【0020】
図9Dを簡単に参照すると、マイクロカタログサーバ12によって提供される許可インターフェース34は、ユーザマイクロカタログエントリ32に関連付けられた許可46を定義するユーザ入力パラメータのうちの1つを受信するように構成された、1つ以上の許可セレクタ180を含む。許可セレクタ180は、マーチャント、他のユーザ、およびアドバイザを含むサードパーティタイプのユーザ入力を受信するように構成されたサードパーティタイプ許可セレクタ182を含むことができる。許可セレクタ180は、情報および更新、促進および提供を含む通信タイプのユーザ入力を受信するように構成された通信タイプ許可セレクタ184を含むことができる。許可セレクタ180は、不定、1日、1週間、およびカスタムを含む期間のユーザ入力を受信するように構成された時間期間許可セレクタ186をさらに含むことができる。許可セレクタ180は、ユーザのアライメントされたマイクロカタログ内のマイクロカタログのメッセージング、音声、および表示を含む通信モードのユーザ入力を受信するように構成された通信モード許可セレクタ188をさらに含むことができる。許可セレクタ180は、まさにその製品/サービス、同様の製品/サービス、一緒に頻繁に購入される製品/サービス、より低コストの製品/サービスのみ、より速い配達の製品/サービスのみ、および地理的近接性を含む通信コンテンツタイプのユーザ入力を受信するように構成された通信コンテンツ許可セレクタ190をさらに含むことができる。
【0021】
図3を簡単に参照すると、ユーザマイクロカタログエントリ32は、データベース54内のウェブページ30のURL44によってマイクロカタログサーバ12においてインデックス付けされることができる。マイクロカタログサーバ12のユーザマイクロカタログデータベース構造150に記録されたユーザマイクロカタログエントリ32は、上述したようにフィルタ56によって選択された、ウェブページ30に関連付けられたテキストデータ、1つ以上の画像、および/またはメタデータのプログラム的に選択されたサブセットを含む。ユーザマイクロカタログエントリ32のメタデータは、ウェブページ30のタイトル、ウェブページ30上で提供される商品もしくはサービスの価格、および/またはウェブページ30上で注目されるエンティティの地理的位置を含む。ユーザマイクロカタログエントリ32は、ウェブページ30のパブリックURL、ユーザマイクロカタログエントリ32のマイクロカタログURL、ユーザのユーザID、および/またはユーザマイクロカタログエントリ32の許可46をさらに含むことができる。同様に、マイクロカタログサーバ12は、サードパーティマイクロカタログエントリ66についてマーチャントから受信したデータによって入力されたサードパーティ(例えば、マーチャント)マイクロカタログデータベース構造152を記憶することができる。マーチャントマイクロカタログデータベース構造152は、マーチャントによってカタログ化されたウェブページ30のパブリックURL、画像、製品タイトル、製品の価格、製品の位置、およびマーチャントIDを含むことができる。マーチャントはまた、自身の製品に関する情報、プロモーションキャンペーンパラメータ、価格情報などを含む他のデータを追加することができる。このようにして、マーチャントは、以下に説明されるキャンペーンパラメータにしたがって、アライメントGUI26に表示されるプロモーション方法としてサードパーティマイクロカタログエントリ66を使用することができる。マイクロカタログサーバ12は、パブリックURLをアライメントされたマイクロカタログ化URLと関連付けるドメインアライメント情報を、ドメインアライメントデータベース構造154にさらに記憶することができる。ドメインアライメントデータベース構造は、アライメントGUI26に表示するためにマイクロカタログサーバ12からコンピューティング装置10に提供される他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40を検索して決定するために参照されることが理解されよう。データベース54はまた、ユーザに関する情報を記憶するためのユーザプロファイルデータベース構造156を含む。サードパーティプロファイルデータベース構造(図示せず)も提供されることができ、マーチャントの識別情報、およびマーチャントの現在のプロモーションキャンペーンに関する情報などを含む、各マーチャントに関する同様の情報を含むことができる。
【0022】
図1に戻ると、(5)に示すように、コンピューティング装置10のプロセッサ16は、ユーザによって選択されたユーザマイクロカタログエントリ32をアライメントGUI26に表示するように構成されることができる。さらなる複数のユーザマイクロカタログエントリ32は、そのようなエントリのユーザの集合全体の中から表示されてもよく、表示された結果は、主題、日付範囲、ユーザランキング(星5個、星4個など)、位置、コストなどのユーザ定義カテゴリによってフィルタリングされてもよい。ユーザマイクロカタログエントリ32の表示は、ランキングおよびフィルタリングインターフェース35を介して許可46および/またはランキング基準48の入力の前に、それと同時に、またはその後に行われてもよい。
【0023】
(6)に示すように、コンピューティング装置10のプロセッサ16は、アライメントGUI26を介して、他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40および/またはサードパーティチャットインターフェース38を介したチャットメッセージなどの許可46によって認可された1つ以上のサードパーティ通信36を提示するように構成されることができる。上記の(2)において説明したように、マイクロカタログサーバ12は、マーチャントなどの登録されたサードパーティからサードパーティ要求68を受信して、サードパーティマイクロカタログエントリ66および/またはサードパーティチャットインターフェース38をコンピューティング装置10の候補アライメントGUI26に表示し、ユーザマイクロカタログエントリ32のURLにしたがってインデックス付けするように構成される。続いて、(6)において、マイクロカタログサーバ12は、サードパーティ要求68がマイクロカタログエントリ32に対するユーザ入力許可46を満たすか否かを決定し、満たす場合、コンピューティング装置10に、コンピューティング装置10のアライメントGUI26にサードパーティマイクロカタログエントリ66またはチャットインターフェース38を表示させ、そうでなければ、コンピューティング装置10に、コンピューティング装置10のアライメントGUI26にサードパーティマイクロカタログエントリ66またはサードパーティチャットインターフェース38を表示させることを控えるように構成される。
【0024】
コンピューティング装置10のプロセッサ16は、アライメントGUI26内のそれぞれのユーザマイクロカタログエントリ32に関連付けられた他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40を、通常はランク付けされた順序でフィルタリングされた方法で表示するように構成されてもよい。通常、アライメント機能は、マイクロカタログアライメントモジュール52によって実装され、マイクロカタログアライメントモジュールは、
図9A~
図9Iに示すように、ランキングおよびフィルタリングインターフェース35を介して入力されたランキング基準48およびフィルタリング基準47にしたがって、アライメントGUI26内のサードパーティおよび他のユーザのアライメントされたマイクロカタログエントリをフィルタリングおよびランク付けするように機能するフィルタ62およびランク付け部64を実行する。マイクロカタログアライメントモジュール52は、この機能を実装するために、URL44、許可46、ならびにランキング基準48およびフィルタリング基準47をユーザ入力から受信することが理解されよう。フィルタリング基準47の例として、他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40は、主題、日付、ユーザランキング、位置、コストなどのユーザ定義カテゴリによってフィルタリングされてもよい。さらに、ユーザは、許可46を満たすサードパーティマイクロカタログエントリのみが表示されるようにフィルタリングすることを選択することができる。追加のフィルタリング基準が
図9Gに示されている。さらに、ランク付け部64は、
図9Gに示すようなランキング基準48によってフィルタリングされたマイクロカタログエントリをランク付けし、ランク付け部64によって定義されたランク付けされた順序でアライメントされたサードパーティマイクロカタログを表示するように、マイクロカタログ生成モジュールにアライメントGUI26に命令させるように構成される。
【0025】
システム5は、マイクロカタログサーバ12のチャットモジュール72を介して、サードパーティがチャットメッセージをユーザコンピューティング装置10に送信することを可能にするように構成される。チャットモジュール72は、サードパーティコンピューティング装置70上のチャットクライアント(図示せず)およびチャットインターフェース38と通信する。サードパーティからユーザへのチャットメッセージは、アライメントGUI26のチャットインターフェース38にサードパーティ通信36として表示される。重要なことに、サードパーティは、このメッセージを送信するとき、または応答を受信するときに、ユーザの身元に関して通知されない。マイクロカタログサーバ12は、サードパーティコンピューティング装置70とユーザコンピューティング装置10との間のメッセージ通信を匿名で仲介することによってユーザの匿名性を維持する。そのようなチャットインターフェース38の一例が、後述する
図9Iに示されている。
【0026】
1つのサードパーティコンピューティング装置が
図1に例示目的で示されているが、システム5は、複数のサードパーティとともに使用されてもよく、それぞれがシステムを利用して独自のプロモーションキャンペーンを実施することが理解されよう。したがって、マイクロカタログサーバ12は、ウェブページ30のURLによってインデックス付けされた複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスを作成するための複数のサードパーティ要求68を受信するように構成され、提示されたサードパーティ通信は、複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスのうちのターゲットサードパーティマイクロカタログエントリまたはターゲットサードパーティチャットインターフェースインスタンスである。マイクロカタログエントリ32に対するユーザ入力許可46を満たす複数のサードパーティ要求68がある場合、マイクロカタログサーバ12は、許可インターフェース34を介して入力された許可46に基づいて、またランキングおよびフィルタリングインターフェース35のフィルタリングセレクタ222によって入力されたフィルタリング基準47に基づいて、複数のサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスをフィルタリングし、それによってフィルタリングされたサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスのセットを生成するように構成される。フィルタリング基準は、例えば、特定のマーチャントおよび/または商品のカテゴリの包含および/または除外を含むことができる。
図9Gを簡単に参照すると、マイクロカタログサーバ12は、ランキングおよびフィルタリング基準インターフェース35のランキングセレクタ220を介して入力されたランキング基準48にしたがって、フィルタリングされたマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスをランク付けし、それにより、アライメントGUI26内のURLによってインデックス付けされたフィルタリングされたサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースインスタンスのランク付けされたリストを表示するように構成され、表示されたランク付けされたリストは、ターゲットサードパーティマイクロカタログエントリまたはターゲットサードパーティチャットインターフェースインスタンスを含む。ユーザによって選択されたランキング基準220は、価格、速度、レビュースコア、ベンダーのサイズ、および地理的近接性を含むことができる。
【0027】
図2を参照すると、マイクロカタログサーバ12は、コンピューティング装置10およびウェブサーバ14と通信するサーバモジュール30を含むことができる。サーバモジュール30は、アライメントGUI26およびプライマリGUI28に提示されるものを決定するモジュールのクラスタを含む。例えば、認証モジュールM1は、新たなユーザを登録するための
図8の新たなユーザ登録ページなどのログインウィンドウを起動し、ユーザがブラウザ拡張24に登録されていることを確認するためにユーザ情報を収集するための命令を記憶することができる。消費者モジュールM2は、ユーザがマーチャントによって提供される製品またはサービスを検索し、潜在的なマーチャントにその意図を提示し、意図として関心のあるマイクロカタログを選択するための匿名プラットフォームを提供することができる。ユーザは、マーチャント通信と相互作用するときに消費者としてのユーザの役割を強調するために、本明細書では代替的に消費者と呼ばれることがあることが理解されよう。消費者モジュールは、
図9A~
図9I、
図10A~
図10Dに示すGUIを実装することができる。
【0028】
マーチャントモジュールM3は、マーチャントが提供または販売する製品、サービス、および/または情報を提示し、それらの製品、サービス、および/または情報を所望のウェブアドレスとアライメントし、それ自体をマーケティングするための、マーチャントのための公開プラットフォームを提供することができる。
図7A~
図7Bに示すマーチャントインターフェースは、マーチャントモジュールM3によって実装されてもよい。マイクロカタログおよび意図の編成、フィルタリング、および提示に関連する動作は、アライメントモジュールM4に記憶されてもよい。検索モジュールM5は、ユーザによって入力された検索要求に応答して、インターネット上で発見されたリソースを収集および提示するための機能を提供する。
図12の検索インターフェースは、検索モジュールM5によって実装されることができる。消費者およびマーチャントは、上述したチャットインターフェース38を実装するメッセージングモジュールM6を介して互いにセキュアに通信することができる。買い物モジュールM7は、消費者とマーチャントとの間の取引を可能にすることができる。アドバイザポータルモジュールM8は、ブラウザ拡張に関連付けられたポータルに関連するデータを管理するように構成されることができ、例えば、
図11のGUIを実装することができる。
【0029】
アバターポータルおよびマーチャントポータルは、匿名のマイクロカタログを増強および強化するための共通の特徴を有することが理解されよう。これらの特徴のいくつかは、いくつか例を挙げると、FAQ、匿名プロファイル(消費者による意図アンケートのフィルアウト)、タイムライン(関係接続を伴うタイムスタンプ付きの意図)、商品の入札(消費者の意図を互いにアウトビッドするまでのマーチャントの待ち行列)、比較(マイクロカタログエントリが並べて比較される)、クラスタリング(トピックまたはジャンルによるマイクロカタログエントリの分類)、および人口統計による検索、グローバルプロファイル(全ての要求しているマーチャントに伝達されるポータルプロファイル)を含む。消費者とマーチャントとの間の検証可能な取引は、ビジネスインテリジェンスモジュールM9を介して管理および記憶されることができる。ウェブサーバ14と通信するモバイルアプリケーションプログラム84は、サーバモジュール30内のモジュールからのデータを利用して、ユーザによって使用されるモジュールコンピューティング装置による消費のためにウェブサーバ14を介してプライマリGUI28に表示されるものを決定するように構成されることができる。上述した各モジュールの機能は、各モジュールの能力の例を提供するのに役立ち、例示的なタスクのみにモジュールを限定することを意図しないことが理解されよう。
【0030】
マイクロカタログサーバ12は、ブラウザ拡張24のために、マイクロカタログおよび/またはアライメントインデックスに関連付けられたURLなどのデータを記憶するために、Redisキャッシュ80などのアプリケーションキャッシュをさらに含むことができ、それによってレイテンシを短縮し、要求が受信されたときの応答時間を加速する。これらのRedisキャッシュ80は、データベース54、特にドメインアライメントデータベース構造154からのデータを使用して入力されることができる。マイクロカタログサーバ12上のアフィリエイトモジュール82は、アフィリエイト関係の作成および管理を可能にする。アフィリエイトになりたい消費者は、匿名の消費者プロフィールをパブリックアフィリエイトプロフィールにリンクすることなく登録することができる。
【0031】
図4A、
図4B、および
図4Cを参照すると、プライマリGUI28およびアライメントGUI26は、別個のウィンドウとして、または同じウィンドウに表示されてもよいことが理解されよう。
図4Aに示す第1の構成では、ブラウザ拡張24が別ウィンドウで実行され、アライメントGUI26がその別ウィンドウに表示されてもよい。この別個のウィンドウは、プライマリGUI28を表示するアクティブウィンドウに取り付けまたは取り外しされることができる。
図4Bに示される第2の構成では、ブラウザ拡張24は、アライメントGUI26がプライマリGUI28と同じウィンドウ内のiframeに表示されるように、iFrameにおいて実行されてもよい。あるいは、
図4Cに示す第3の構成では、ブラウザ拡張24は、補助ペイン内で実行されてもよく、アライメントGUI26は、プライマリGUI28と同じウィンドウ内の補助ペインに表示されてもよい。プライマリGUI28が、例えば
図4Bおよび
図4Cに示すように、ブラウザ22のアライメントGUI26と同じウィンドウに表示される場合、プライマリGUI28および/またはアライメントGUI26のコンテンツは、JavaScript Object Notation(JSON)などの非同期転送プロトコルを介して受信されることができる。
【0032】
いくつかの例では、プライマリGUI28は、ユーザが意図として保存したい情報を検索するために使用されてもよく、また、ユーザの検索要求と一致するマイクロカタログのパブリックに面する選択を表示してもよい。ユーザは、プライベートアライメントGUI26に意図として表示される関心のある1つ以上のマイクロカタログを選択することができる。
【0033】
図5に示すように、プライマリGUI28では、ユーザはまた、マイクロカタログサーバ12のランディングページ31にナビゲートすることができ、マイクロカタログサーバは、医療、旅行、買い物、不動産、およびスマートホームシステムなどの様々な人気のあるトピックに関するリソースを含む選択可能なアバターポータルを提供する。提示されたトピックのうちの1つの選択は、情報の表示、ならびにユーザによって示された医学的懸念に関連する専門の医師または情報記事などの表示された情報に関連付けられたキュレートされたマイクロカタログをもたらすことができる。ランディングページ31はまた、新たなユーザアカウントを作成し、新たなマーチャントアカウントを作成し、認可されたユーザまたはマーチャントとしてログインし、ブラウザ拡張24をダウンロードするためのリンクを含むことができる。各リンクを選択すると、マイクロカタログサーバは、他の図を参照する破線で示すように、他のページに遷移する。
【0034】
図6は、
図5のランディングページ上の新たなマーチャントアカウントハイパーリンクを作成することを選択することによってアクセスされることができる、
図1のシステムの新たなマーチャント登録ページを示している。新たなマーチャント登録ページは、ユーザ名、パスワード、マーチャントアドレス、マーチャントウェブサイトURL、国、郵便番号/地域、および言語の複数のフィールドを含むマーチャントプロファイル200を表示するように構成され、これらはマーチャントによって記入されることができる。マーチャントに加えて、他の種類のサードパーティにも同様の登録ページが提供されることができる。提供されるフィールドは単なる例示であり、登録時に他のデータが収集されることができる。マーチャントは、製品、サービス、および/または情報を販売または提供する1つ以上の事業体を有する個人、組織、事業主などとすることができる。サードパーティがマーチャントとしてブラウザ拡張24に登録することを望む場合、
図6に示すように、通常、上述したように、名称、事業者名、政府発行の識別情報、電子メールアドレス、物理アドレス、電話番号、およびウェブサイトアドレスなどの検証可能な識別情報を提供する必要がある。このようにして、マーチャントは、ブラウザ拡張24の管理者およびブラウザ拡張24に登録された消費者に対して識別され、それによって望ましくない勧誘活動から制限される。疑わしいログイン活動が検出されたとき、または多くの消費者に影響を及ぼすことがあるアクションを実行する前に、マーチャントは、2要素認証を使用してアカウントアクセスを検証しなければならない場合があることに留意することが重要である。必要な情報が新たなマーチャントによって入力されると、マーチャントは、マーチャントが販売または提供する製品またはサービスのマイクロカタログエントリ66を作成し、それを1つ以上の検索語、ウェブページなどとアライメントさせることができる。マーチャントはまた、図示のように、保存して
図7Aのプロモーションインターフェースに進むセレクタを選択することができる。
【0035】
図7Aおよび
図7Bは、マーチャントがプロモーションに入ることができるプロモーションインターフェースを含むマーチャントインターフェースを示している。
図7Aに示すように、マーチャントは、例えば、キーワードまたはフレーズ、場所、時間枠、価格ポイントなどのパラメータにしたがってマイクロカタログエントリを表示することを選択することができ、これらの目標にしたがってプロモーションキャンペーンを定義することができる。マーチャントはまた、例えば、名刺またはチラシを介して他のユーザと共有されることができるQRコードに対して製品またはサービスのための1つ以上のサードパーティマイクロカタログエントリ66をアライメントすることができる。全ての一意のサードパーティマイクロカタログエントリ66にQRコードを割り当てることができることにも留意されたい。そのような場合、QRコードは、上述したように、マイクロカタログエントリがアライメントされるインデックス値になる。消費者がマーチャントによって提供されたQRコードをスキャンすると、マーチャントおよびそれらの関連するサードパーティマイクロカタログ66は、マイクロカタログサーバ12によって検索され、消費者によってカタログ意
図42として保存されることができる。ブラウザ拡張24(あるいは、他の実施形態ではモバイルアプリケーションなどのアプリケーションプログラム)に登録していないユーザがマーチャントによって提供されたQRコードをスキャンすると、登録消費者になるように促される。消費者が、QRコードを介して提供されたマイクロカタログをカタログ意図としてマーチャントの名刺に追加する場合、消費者は、匿名のままであり、マーチャントが消費者に連絡する許可を得るかどうかおよび/またはどのようにするかを定義することを選択することができることが理解されよう。
【0036】
QRコードに加えて、上述したように、マーチャントはまた、テレビ、ラジオ、印刷出版物などの媒体の形態にマイクロカタログエントリ66をアライメントすることを選択することができる。例えば、マーチャントは、ネットワーク用のコンテンツソースを介して、マーチャントが提供する製品またはサービスのためのサードパーティマイクロカタログエントリ66を特定のテレビ番組とアライメントすることを望む場合がある。マイクロカタログエントリ66のアライメントは、例えば、プログラムガイド内の全国チャンネルコードおよび/または現地アフィリエイト用のチャンネルコードの形態とすることができる。マーチャントは、テレビ番組が放送される日付、時間帯、または郵便番号などのパラメータに基づいて、サードパーティマイクロカタログエントリ66のアライメントをさらに調整することができる。消費者は、ブラウザ拡張24および/またはアプリケーションプログラム(モバイルアプリケーションなど)内のアイコンを選択して、特定のテレビチャンネルおよび/またはプログラムとアライメントされた任意の他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40を閲覧することができる。
【0037】
さらにまた、
図7Aに示すように、例示的なウェブサイト30がプライマリGUI28に示されており、マーチャント(この場合は店舗B)は、カタログセレクタHを選択して、ウェブページ30のプロモーションキャンペーンを入力することができる。カタログセレクタHは、ウェブページ30がこの機能を有効にするウィジェットまたはコードを含む場合、アライメントGUI26またはウェブページ30に表示されてもよい。この動作は、サードパーティマイクロカタログエントリ66がこのウェブページ30に対して作成されるのを引き起こす。図示の例では、マーチャント(店舗B)は、「1125ドルで販売中」というメッセージ内にマーチャント自身の1125ドルの価格を追加し、「店舗A」を「店舗Aでなく我々から購入」に変更することによって、フィルタ56(店舗A、LAPTOP MODEL ABC123、商品の写真を含む)によって選択されたデータのサブセットをサードパーティマイクロカタログエントリ66に変更している。
【0038】
図7Bは、マーチャントインターフェース33のプロモーションインターフェースを示している。プロモーションインターフェースは、タイトル、キャンペーンがアライメントされるウェブページのURL、キャンペーンが実行される期間、価格、キャンペーンが実行される地理的領域、出荷コスト、およびユーザのマイクロカタログエントリに関連する最小意図スコアを含む、キャンペーンを定義する様々なプロモーション基準67を、マーチャントが入力することができる複数の入力機構(入力フィールド、ドロップダウンメニューなど)を含む。以下に説明される最後のカテゴリは、マーチャントが、マーチャント指定の閾値意図スコアを上回る意図スコアを有するカタログ意
図42を入力したユーザとのサードパーティ通信の要求のみを送信することを可能にする。このようにして、マーチャントは、ユーザの関心レベルが高いことを保証し、特定のコンテンツに十分に関心がないユーザに要求を送信することを回避することができる。あるいは、固定価格の代わりに、相対価格が入力され、動的に計算されてもよい。例えば、
図9Hに示すように、ウェブサイト30で広告された価格から10%の割引が入力されることができる。
【0039】
図8は、
図5のランディングページ上のリンクからアクセスされることができる、マイクロカタログサーバ12の新たなユーザ登録ページを示している。ユーザは、消費者として登録することができ、これは、マーチャント登録よりも高度な匿名性を保証する。本開示の重要な特徴は、インターネットを介してマーチャントと相互作用するためのセキュアなプラットフォームを消費者に提供することである。このように、消費者の身元は、消費者がマイクロカタログサーバ12の管理者に対してさえも匿名のままであるように保護される。ユーザが消費者としてブラウザ拡張24に登録することを望む場合、ユーザは、ディスプレイ20上のプライマリGUI28に表示される新たなユーザ登録インターフェース200に提示されるフォームを完成させる。ユーザは、表示されない一意の英数字名であるユーザ名を選択する(ユーザは、これが偽名であることを指示される)。画面名(ユーザは、これも偽名であることも指示される)は、ユーザ名とは異なり、ブラウザ拡張24に登録し、招待リンクによってまたはQRコードをスキャンすることによって友人になることに同意した他の消費者に対してのみ表示される。消費者は、匿名性を確保したい頻度でユーザ名および画面名を変更することができることに留意されたい。次に、ユーザは、パスワードを入力および確認し、生年月日、性別(このデータはオプションである)、場所(このデータはオプションである)、および言語嗜好(デフォルトは英語である)を提供する。国および郵便番号または地域のみが入力されるため、場所は非識別情報である。ユーザは、拡張機能をダウンロードしてインストールし、登録することによって開始することができ、あるいは、最初に登録してからブラウザ拡張24をダウンロードしてインストールすることができる。ユーザが情報を入力し、登録プロセスを完了すると、ユーザプロファイルデータベース構造156が作成され、
図3に示すようにマイクロカタログサーバ12のデータベース54に記憶される。
【0040】
登録プロセスの重要な特徴は、消費者として登録しているユーザから、名称、電話番号、住所、電子メールアドレスなどの識別情報が要求されないことにある。ユーザがブラウザ拡張のためのパスワードを忘れたり紛失したりした場合には、セキュリティ質問および/またはダウンロード可能なバックアップコードを介して取得されることができる。システムの匿名性は、マーチャント、ソーシャルメディアサイト、インターネットハッカー、および他のユーザが消費者に関するデータを収集および共有することを防止し、それによって標的とされた広告、望ましくない勧誘、および他のユーザとの関連付けを排除する。マーチャントになりたい消費者は、匿名の消費者プロファイルを公的なマーチャントプロファイルにリンクすることなく登録することができる。
【0041】
ユーザが登録されると、ユーザは、保存をクリックして
図5に示されるランディングページに戻ることができ、または保存およびアライメントGUIへの進行を選択して
図9Aに示されるアライメントGUI26ビューに進むことができる。
図5のランディングページは、意図ボタン、傾向ボタン、および検索ボタン、ならびに検索クエリを入力するための検索バーを含む。消費者は、例えば、意図ボタンを選択することにより、カタログ意
図42として保存したマイクロカタログのエントリを見ること、検索ボタンを選択することにより、それぞれマーチャントまたは他の消費者によって共有された検索語にアライメントされた他の人のマイクロカタログのエントリを検索すること、または傾向ボタンを選択することにより、他の登録ユーザから高いレベルの注目を受けているマイクロカタログのエントリを見ることなどのアクティビティを実行することを選択することができる。消費者は、検索バーを使用してトピックまたはウェブサイトを検索することもできる。ブラウザ拡張24を実行しながら検索機能を実行することは、消費者が、
図9A~
図9Iおよび
図10A~
図10Dを参照して後述するように、パブリックマイクロカタログエントリを作成して他の登録ユーザと共有し、および/またはカタログ意図として関心のある検索結果を記憶することを可能にする。上述したように、ランディングページはまた、医療、旅行、買い物、不動産、およびスマートホームシステムなどのトピックのための選択可能なアドバーサポータルを表示することができる。
図11を参照して以下に説明されるように、アドバイザポータルトピックの選択は、消費者が関連するサブトピックを検索し、ユーザによって示された医学的懸念に関連する専門の医師または情報記事などのサブトピックに関連するキュレーションされたマイクロカタログエントリを見ることを可能にすることができる。
【0042】
図9A~
図9Iは、
図4Aに示すように、アライメントGUI26がブラウザ拡張ウィンドウに表示され、プライマリGUIがブラウザウィンドウに表示される実施形態を示している。
図9Aは、ウェブページに対するカタログ意図のユーザ入力を示している。アライメントGUI26は、プライマリGUI28を示すブラウザ22のウィンドウのリボン(またはツールバー)のブラウザ拡張アイコン49を選択することによって、ユーザによって選択的に開閉されることができることが理解されよう。ブラウザ拡張アイコン49は、いくつかの例では、ウィジェットと呼ばれることがある。アライメントGUI26が開かれて表示されると、ウェブページ30がプライマリGUI28に表示されている間に、ユーザは、カタログセレクタHを選択することができ、これにより、カタログ意
図42がマイクロカタログサーバ12に送信される。例示的な一実装では、カタログセレクタHを選択することは、複数のカタログ意図カテゴリ51Aを含むカタログ意図インターフェース51を表示させる。図示された例では、カタログ意図カテゴリは、必要性、要望、好き、嫌い、有する、購入する、販売する、レンタルする、フォローする、学習する、共有する、および将来を含む。カテゴリには、デフォルト値(「必要性」が最初に選択され、残りのカテゴリが最初に選択されないなど)が事前入力されてもよい。図示の例では、必要性のカテゴリ、例えば、および将来が選択され、ユーザは続行するために提出を選択する。各意図カテゴリには対応する値が与えられ、これは一例では+1または-1などの正または負の整数であることに留意されたい。図示の例では、ユーザは、好き(+1)および将来(+2)のような必要性(+3)を選択している。消費者によって1つ以上の意図カテゴリが選択された場合、選択された意図カテゴリごとの構成値の合計値が、意図スコアを構成する。図示の例の意図スコアは6である。
【0043】
意図スコアは、マイクロカタログサーバ12による分析のために記憶され、許可46を条件としてサードパーティにも利用可能にされる。ユーザのより高いスコアは、ユーザがマイクロカタログ化されたコンテンツに関与し、例えば製品を購入することによって意図に基づいて行動する可能性がより高いことを明らかにする。したがって、意図スコアは、消費者の好ましい要望、必要性、および関心を追跡することによって、消費者が比較、評価、および最終的により良い選択を行うのに役立つ。さらに、マーチャントなどのサードパーティは、
図7Bに関連して説明したように、特定のウェブページをマイクロカタログ化したユーザにサードパーティ通信の要求を送信するために、閾値意図スコアに関して閾値関心レベルを選択することができる。上述したように、カタログセレクタHは、ウェブページ30がこの機能を有効にするウィジェットまたはコードを含む場合、アライメントGUI26またはウェブページ30に表示されることができる。
図9Bに示すように、カタログセレクタHが選択されると、生成されたユーザマイクロカタログエントリ32がマイクロカタログサーバ12から受信され、アライメントGUIに表示される。図示されたユーザマイクロカタログエントリ32は、店舗名(店舗A)、商品情報(LAPTOP MODEL ABC123)、価格(1200ドル)および商品の写真に関する情報を含む。マイクロカタログエントリ32は、ユーザが入力したカタログ意
図42のカテゴリ51Aに対する意図スコアの表示も含む。したがって、表示されたネットワークアドレス指定可能なコンテンツ(すなわち、ウェブページ30)についてのカタログ意
図42は、候補カタログ意図カテゴリのセット(示されたカテゴリ51Aの全リスト)からユーザによって選択された選択されたカタログ意図カテゴリ51Aのサブセットを含む。ユーザマイクロカタログエントリ32の意図スコアは、選択されたカタログ意図カテゴリ(チェックマークで示されている)に基づいて計算される。許可46によって認可されるサードパーティマイクロカタログエントリまたはチャットインターフェースなどのサードパーティ通信36は、関連する閾値意図スコア(
図7Bにおいて「4」として示されている)を含む。したがって、アライメントGUIにおいて許可によって認可されているサードパーティ通信を提示する前に、すなわち、例えば、
図9Eおよび
図9Gにおいてアライメントされたマイクロカタログエントリ40を提示する前に、マイクロカタログサーバ12のマイクロカタログアライメントモジュール52は、ユーザマイクロカタログエントリの意図スコアが閾値意図スコアを超えると決定し、この決定に基づいて、サードパーティ通信36がアライメントGUI26に表示されることを可能にする。
【0044】
図9C~
図9Dに示すように、ユーザは、複数の許可セレクタ180を含む許可インターフェース34を表示させる許可セレクタを選択することができ、それによって、ユーザは、ユーザマイクロカタログエントリ32に関連する許可46を入力することができる。182、184、186、188および190を含むセレクタ180は、上記で説明されており、簡潔にするために再説明されない。これらのセレクタに加えて、ユーザが、ユーザマイクロカタログエントリがシステム5の他のユーザによって閲覧可能であるか、またはプライベートに維持されるかを示すことを可能にするために、パブリックプライベートセレクタが含まれる。
【0045】
図9Eに示すように、許可46が入力されると、アライメントGUIは、アライメントGUI26に他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40を表示する。示されている例では、店舗Bのマイクロカタログエントリ、およびレビューサイトからのマイクロカタログエントリが示されており、双方とも作成者によってウェブページ30のURLにインデックス付けされている。店舗Bのマイクロカタログエントリは、
図7Aおよび
図7Bにおいてマーチャントによって入力されたプロモーションキャンペーンにしたがって提供され、最小閾値意図スコア4を含んでいたことが理解されよう。
図9A~
図9Iの例におけるユーザの意図スコアは6であるため、マイクロカタログサーバ12は、ユーザの意図スコアが最小閾値を超えたと決定し、店舗Bのマイクロカタログエントリの形態の店舗Bからのサードパーティ通信が、アライメントされたマイクロカタログエントリとして表示されることを可能にした。
【0046】
図9F~
図9Gは、アライメントされたマイクロカタログのランキングおよびフィルタリング基準の入力を示している。ユーザがランキングおよびフィルタリングセレクタを選択すると、ランキングおよびフィルタリングインターフェース35が表示される。図示の例では、様々なランキング基準およびフィルタ基準が表示されている。ユーザは、価格のランキング基準を選択し、この例では他の利用可能なランキング基準である、配達速度、レビュースコア、ベンダーのサイズ、または地理的近接性を選択していない。さらに、ユーザは、マーチャントSHADYMERCHANTおよびタブレットのカテゴリを除外しつつ、コンピュータおよびラップトップのカテゴリを含むことを選択している。
【0047】
図9Hに示すように、ランキングおよびフィルタリング基準が入力されると、マイクロカタログサーバ12のランク付け部64およびフィルタ62は、許可46、ランキング基準48およびフィルタリング基準47、ならびにURL44を満たすランク付けおよびフィルタリングされた、アライメントされたマイクロカタログのリストを生成するように動作する。アライメントされたマイクロカタログエントリのランク付けされてフィルタリングされたリストは、マイクロカタログサーバ12からコンピューティング装置10に送信され、受信されると、アライメントGUI26に表示される。
【0048】
図9Iに示すように、図の左側のチャットアイコン上のメッセージ待ちインジケータは、チャットメッセージがユーザを待っていることを示す。上述したように、チャットメッセージは、サードパーティ通信の一形態であり、このチャットメッセージは、
図9Dの許可インターフェース34を介してユーザによって入力された許可46によって許可される。メッセージインジケータがユーザによって選択されると、チャットメッセージの内容は、アライメントGUI26内のチャットインターフェース38に表示される。図示のように、チャットメッセージは、マーチャントである店舗B(許可46にしたがってユーザ通信を送信することを認可されたサードパーティのタイプ)からのものであり、ユーザがカタログに入れた正確な製品(許可46によって許可されたコンテンツタイプ)のオファー(許可46によって許可された通信のタイプ)である。このメッセージは、店舗Bが「安くする」ことをユーザに伝える。ユーザは、
図Hの店舗Cによって提供される価格よりも低い1050ドルについて交渉するメッセージバックを送信した。店舗Bからの回答は保留中である。このようにして、ユーザは、許可46にしたがってマーチャントからのオファーを要求し、最良の価格、配達条件などを確保するためにチャットベースの交渉に関与することができる。
【0049】
図10A~
図10Dは、
図4Cに示すように、アライメントGUI26Aがブラウザ22Aのウィンドウのペインに表示され、プライマリGUI28Aが同じウィンドウの別のペインに表示される実施形態を示している。図示の例では、ユーザは、ブラウザ拡張24を実行している間にウェブページ30にナビゲートしており、ウェブページ30は、ユーザによってまだカタログに入れられていない。この図には示されていないが、アライメントGUI26Aは、ユーザによって選択的に開閉可能である。ユーザは、ブラウザ22のウィンドウのリボンに表示されるブラウザ拡張アイコン49を選択することによってアライメントGUI26Aを開き、ブラウザ拡張アイコン49をさらに選択することによって再び閉じることができる。後述するように、ウェブページ30がユーザによってカタログに入れられると、ブラウザ拡張アイコン49の状態が変化する。
【0050】
マイクロカタログ作成インターフェース39Aは、ブラウザ拡張24によってアライメントGUI26Aに表示される。ユーザがウェブページ30用のユーザマイクロカタログエントリ32Aを作成したい場合、ユーザは、マイクロカタログ作成インターフェース40内のパブリックセレクタを選択して、例えば
図12に示す検索ポータルページを介して、マイクロカタログサーバによってサードパーティに公開表示されるとともにユーザのアライメントGUI26に表示されるユーザマイクロカタログエントリ32Aとアライメントされる、ウェブページ30に関連するマイクロカタログエントリ32Aを作成することができる。ユーザがウェブページ30を公的に共有することなくマイクロカタログエントリ32Aとしてアライメントしたい場合、ユーザは、プライベートセレクタを選択して、ユーザのアライメントGUI26としてのみ表示され、サードパーティまたは他のユーザには表示されないマイクロカタログエントリ32Aを作成することができる。
【0051】
図10Aに示すように、アライメントGUI26Aには、カタログセレクタH’が表示されている。GUI26Aのコンテンツは、ブラウザ拡張24を介してマイクロカタログサーバ12によって提供される。カタログセレクタH’は、パブリックセレクタと、プライベートセレクタとを含む。したがって、ユーザは、カタログセレクタH’内のこれらのセレクタのうちの1つの選択と同時にパブリックプライベートプライバシー設定およびカタログ作成アクションを選択することができ、それにより、ウェブページ30に対するカタログ意
図42A(
図10Bを参照)、ならびに許可46A(
図10Bも参照)の双方を入力することができる。図示の例では、ユーザが公開オプションを選択し、プロセスは
図10Bに進む。
【0052】
図10Bは、ウェブページ30のユーザカタログ意
図42Aに関連付けられた許可インターフェース34Aを示している。許可インターフェース34Aでは、ユーザは、勧誘なしのオプションを選択し、情報および更新を許可し、プロモーションおよびオファーを許可することができる。図示の例では、ユーザは、プロモーションおよびオファーを許可することを選択している。次へを選択することにより、プロセスフローは
図10Cに進む。許可勧誘は、例えば
図9A~
図9Iに関連して上述した方法にしたがって、
図2のメッセージングモジュールM6を介して行われる。
【0053】
図10Cは、アライメントGUI26に表示されたランキングおよびフィルタリングインターフェース35Aを示している。ランキングおよびフィルタリングインターフェース35Aにおいて、カテゴリ入力フィールドが、ユーザがマイクロカタログエントリと関連付けられるカテゴリを入力するために設けられる。ユーザカテゴリは、フィルタリング基準47Aを形成する。この例には示されていないが、ユーザがランキング基準を入力することができる追加のセレクタがランキングおよびフィルタリングインターフェース35Aに設けられてもよい。カテゴリは、ユーザによって自動的に入力され、削除可能/拡張可能であってもよく、またはユーザが予め記憶されたカテゴリのライブラリの中からフィールドへの入力を開始したときに自動完了してもよい。ユーザが終了すると、ユーザは、終了を選択してフィルタリング基準(すなわち、この例のカテゴリ)47Aをマイクロカタログサーバ12に進めることができ、マイクロカタログサーバは、
図10Dに示すように、ユーザマイクロカタログエントリ32Aを生成する。
【0054】
図10Dは、アライメントGUI26Aが、マイクロカタログサーバ12からのユーザマイクロカタログエントリ32Aの受信に続いて、ユーザマイクロカタログエントリ32Aを表示するように構成されていることを示している。ユーザマイクロカタログエントリ32Aには、マーチャントの名称(店舗A)、商品名(LAPTOP MODEL ABC123)、価格(1200ドル)、商品の画像などの情報の他、パブリック/プライベート設定の形式の追加メタデータ、その他許可、ユーザ入力カテゴリなどが表示される。このようにして、ユーザは、カタログに入れられた元のウェブページ30のコンテンツ、ならびにこのマイクロカタログエントリ32Aについてユーザによって入力されたユーザ許可46Aおよびフィルタリング基準(すなわち、この例におけるカテゴリ)47Aの双方を容易に視覚的に検査することができる。ユーザが
図10Cにおいて終了を選択した時点で、ブラウザ拡張アイコン49は、
図10Dの49Aにおいて単語カタログ化が現れる状態に遷移することが理解されよう。これは、ウェブページ30がマイクロカタログサーバ12を使用するユーザによってカタログに入れられたことを視覚的にユーザに知らせる。
【0055】
当然のことながら、コンピューティング装置10は、スマートフォンなどのモバイルコンピューティング装置であってもよく、上述したブラウザ拡張24の機能は、
図2に示すモバイルアプリケーション84などのモバイルコンピューティング装置上で実行されるスタンドアロンのモバイルアプリケーションに実装されてもよい。したがって、そのようなモバイルアプリケーションを使用するとき、ユーザは、モバイルアプリケーションを直接起動することによってモバイルアプリケーションにアクセスすることができる。モバイルアプリケーション84は、マイクロカタログサーバ12と通信して、ユーザの意図を入力し、それらをアライメントGUI26に表示し、ユーザがユーザマイクロカタログエントリ32を閲覧し、様々なウェブページ30のカタログ意
図42を生成し、マーチャントおよび他のユーザによって共有される他のアライメントされたマイクロカタログエントリ40を閲覧し、モバイルコンピューティング装置を使用して、上述したように、パブリックマイクロカタログを作成および共有することを可能にする。モバイルコンピューティング装置210にカメラが装備されている場合、ユーザは、例えば、QRコードを介して画像をキャプチャしたり製品をスキャンしたりするためにカメラを使用することができる。画像および/またはスキャンされた製品は、マイクロカタログ化されることができ、カタログ意
図42が生成され、例えばマーチャントとの適切な通信のためにマイクロカタログサーバに送信されることができる。
【0056】
図5を参照して上述したように、マイクロカタログサーバ12に関連付けられたランディングページ31は、医療、旅行、買い物、不動産、スマートホームシステムなどのトピックのための選択可能なアバターポータルを含むことができる。アドバイザポータルトピックを選択すると、ポータルページ48にナビゲートして、消費者がサブトピックを検索することを可能にし、選択されたポータルトピックに関連するカタログ意
図42、ならびにポータルトピックに関連する管理されたマイクロカタログエントリを表示することができる。ポータルは、他のマイクロカタログエントリをそれらにアライメントさせることを可能にすることによって、マイクロカタログエントリを増強および強化する。マイクロカタログエントリは、2つ以上のアドバイザポータルにおいて見ることができる。例えば、マイクロカタログエントリは、買い物アドバイザおよび旅行アドバイザにあることができる。アドバイザポータルのコンテキストは、アドバイザポータル内の他のマイクロカタログに対してどのようなアライメントを行うことができるか、または行うべきかに影響を及ぼす。また、消費者は、自らの裁量で、アドバイザポータル内でマイクロカタログを隠したり表示したりすることができることにも留意されたい。アバターポータルに加えて、マーチャントは、彼らが制御および管理することができる独自のポータルを有することができる。マーチャントは、他のドメインからのマイクロカタログエントリをマーチャントポータルに含めることを可能にすることができる。マーチャントは、どのサードパーティマーチャントがマイクロカタログをマーチャントのポータルにアライメントすることができるかを決定することができる。マーチャントは、一時的で一意のプライベート招待URLまたはQRコードを使用して電子メールまたは投稿するためにマーチャントに対して生成されたパブリック招待URLを使用して匿名消費者を招待することができる。どちらの方法でも、必要に応じて双方の招待タイプがマーチャントによって失効されることができる。
【0057】
図11は、プライマリGUI28に表示された医療情報のためのアドバイザポータルページ48の例示的なグラフィカルユーザインターフェースを示している。アドバイザポータルページは、ユーザが閲覧することができる医療カテゴリのリストと、各カテゴリに属するものとしてカタログ化されたマイクロカタログエントリのリストとを含む。カテゴリリストは拡張可能であり、システム5のユーザがその他セレクタを選択することによって新たなカテゴリを追加することを可能にする。様々なカテゴリのマイクロカタログエントリを検索するための検索ツールが提供される。ユーザによって特定の選択されたカテゴリ71を選択すると、アドバイザポータルページは、選択されたカテゴリに関連付けられたマイクロカタログエントリのリストを表示するように構成される。示されるように、表示されたマイクロカタログエントリは、マーチャントおよび他のユーザの双方からのユーザマイクロカタログエントリ32およびサードパーティマイクロカタログエントリ66を含む。
【0058】
図示された例では、ユーザは、内分泌学を選択しており、このトピックに関連する表示されたマイクロカタログエントリ32、66は、臨床試験および研究に関連するマイクロカタログ、サービスプロバイダ、およびウェブサイトなどの情報ソースを含む。マイクロカタログエントリのソースの視覚的表示を提供するために、各ソースのそれぞれの色、陰影、デザインなどを含むことができる視覚的インジケータとともにキーが提供される。図示されたキーは、どの視覚的インジケータがユーザ、マーチャント、および他のユーザに関連付けられているかを示す。
【0059】
さらに、システム5はまた、認定医療提供者が、上記のチャットインターフェース38、または電子名刺などの他の適切なセキュアな通信チャネルを介して、患者、すなわち消費者にターゲット情報を提供することを可能にすることができる。1Aに示される第1の選択肢では、消費者は、
図11の医療アドバイザポータルを使用し、認定医療提供者によってスキャンされる一時的QRコードを明らかにすることができる。そのような情報の例は、例えば、国際統計的疾患分類(ICD)コード、特定の状態の詳細または治療、手術前または手術後の指示、および医学的問題に対処するためのリソースを含むことができる。プラットフォームは、医療的に認可された専門家によって医療コードをアライメントさせる権限を与えることに留意されたい。認定医療提供者が、ユーザのスマートフォン上で実行されたモバイルアプリインスタンスのQR提示セレクタを選択することによって生成されるそのような一時医療アドバイザQRコード(一時QRコード)をスキャンすると、医療提供者に示される。次いで、マーチャントの医療提供者(例えば、医師B)は、マーチャントのモバイル装置(例えば、スマートフォンまたはタブレット)上のモバイルアプリケーションを介して一時QRコードを読み取り、消費者によってユーザコンピューティング装置(例えば、ユーザのスマートフォンまたはタブレット)から受け入れられるか拒絶されるまで保留アライメント79として残るプライベートユーザマイクロカタログエントリ32を作成する。保留アライメント79は、ブラウザ22またはモバイルアプリケーションのいずれかにおいて保留アライメントセレクタ79Aを選択することによってユーザが見ることができ、そのいずれもポップアップまたは他の保留アライメントインターフェース79Bを表示し、保留アライメント79のリストが、保留アライメント79を受け入れるための受け入れセレクタ79Cとともに表示される。保留アライメントがユーザによって承認されると、ユーザによって恒久的に削除されるまでアライメントされたままになる。第2のシナリオの下では、マーチャントのQRコードは、例えばウェブページや電子パンフレットなどの電子出版物、またはサービスプロバイダオフィスにおいて入手可能な印刷物に印刷されることができることも理解されたい。ユーザは、1Bに示されるようにユーザのスマートフォンカメラによってQRコードをスキャンすることによって提示されることができる名刺および他のマイクロカタログを容易に取得する利点を理解することができる。このオプションの下で、ユーザは、マイクロカタログサーバ12を介して提示された情報が医療提供者ならびに他の医療専門家および組織によって精査および検証されることを保証されることができる。状況によっては、患者/消費者は、認定医療提供者に、特定の医療検査または処置が行われたことを証明する許可を与えたい場合があることも理解されたい。これは、患者/消費者がサードパーティに対して後の日時の証明を証明する必要がある場合に特に有用である。
【0060】
証明が達成されることができる1つの方法は、以下のとおりである。1)消費者は、彼らの医療アドバイザからの証明を要求したいマイクロカタログを選択する。2)ユーザがモバイルアプリケーションを使用するパーソナルモバイルコンピューティング装置を有する場合、消費者は、自分の写真IDまたはいわゆる「自撮り」の写真を撮るように求められる(テンプレートは、「自撮り」を撮るための命令とともにアプリ内のカメラ画面に表示される)。これは、検証のために、証明を提供する者の前で行われなければならないことに留意されたい。認定医療提供者は、証明要求のために生成されたマイクロカタログQRコードをスキャンする。3)認定医療提供者は、実際の写真IDが患者/消費者を真に識別することを検証するように指示される。全てが一致する場合、認定医療提供者は、モバイルコンピューティング装置上の証明を確認する。写真IDは、患者/消費者のモバイル装置のみに記憶されることに留意することが重要である。患者/消費者がアクセスを許可しない限り、誰もアクセスすることはできない。患者/消費者がそれを解読するまで暗号化される。患者/消費者は、証明を検証するためにサードパーティに許可を与えたい場合、マイクロカタログのQRコードをスキャンのためにサードパーティに示すことができる。スキャンされると、証明されたマイクロカタログは、サードパーティのモバイルコンピューティング装置上のセキュアなウェブページを介して表示される。これは、個人識別情報(PII)も個人健康情報(PHI)も明らかにせず、消費者のモバイルコンピューティングアプリケーションに表示される一時コードによってのみロック解除されることができる。証明時に撮像された写真IDまたは「自撮り写真」とともに一時的なコードは、決して他の当事者またはシステム5に送信されない。サードパーティは、追加のIDまたは元の写真を見て、それが本当に同一人物であることを確認するように求めることができる。これは、匿名許可ベースのマイクロカタログが現実世界の状況でどのように相互作用することができるかを示している。これは、一例であり、同じプロセスは、様々な産業の他の専門家によって達成および評価されることができることにも留意されたい。
【0061】
患者がシステム5の登録ユーザではなく、アライメントされたサードパーティマイクロカタログ66を有する要求されていないQRコードが与えられた場合、ユーザは、QRコードをユーザのモバイルアプリケーションプログラム84によってスキャンすると、保留アライメントを登録し、受け入れるか、または拒否するように促されることが理解されよう。医療提供者はまた、HIPAA識別子またはPIIを必要とせずに、マイクロカタログを患者/消費者QRコードに、患者の存在下で許可を得てアライメントすることができる。任意のサードパーティマーチャントが医療提供者によって提供されるマイクロカタログ66に関連付けられている場合、ユーザは、
図9Dを参照して上述したように、これらのサードパーティマーチャントが彼らに連絡することができるかどうか、およびどのように連絡することができるかを定義することを選択することができる。
【0062】
ここで
図12を参照すると、
図1にかかるシステムの例示的なグラフィカルユーザインターフェースが、検索操作のための検索ポータル73の形態で示されている。検索ポータル73は、アライメントGUI26に表示されるアライメントGUI検索インターフェース75と、プライマリGUI28に表示されるプライマリGUI検索インターフェース77とを含む。アライメントGUI検索インターフェース75は、マイクロカタログサーバ12によって提供され、ユーザのカタログ意
図42に基づいて生成されたユーザマイクロカタログエントリ32内から検索結果を返す。一方、プライマリGUI検索インターフェース77は、マイクロカタログサーバ12の検索モジュールM5によって、または代替的にサードパーティ検索エンジンによってサービスされてもよく、(1)全ての公開マイクロカタログエントリ(マイクロカタログサーバ12が検索を実行する場合)または(2)公開インターネット検索結果(サードパーティ検索エンジンが検索を実行する場合)の結果を返す。いずれの場合も、カタログセレクタHは、プライマリGUI検索インターフェース内の検索結果に隣接して表示され、カタログセレクタHを選択することによって、ユーザは、検索結果ページのマイクロカタログエントリを生成することができる。カタログセレクタHは、必要に応じて、マイクロカタログサーバ12によって、または検索結果ページ内の適切な埋め込みURLを使用して検索エンジンによって提供されてもよい。いくつかの実施形態では、検索結果のうちの対応する検索結果ごとに別個のカタログセレクタHが設けられることができ、そのため、ユーザは、破線で示すように、検索結果のうちのリンクごとにカタログ化する適切なセレクタを選択することができる。
【0063】
図示された
図12の例では、ユーザは、プライマリGUI28に表示されたプライマリGUI検索インターフェース77の検索バー85に検索語「特許」を入力した。検索語が入力され、検索ボタンが選択されると、検索モジュールM5またはサードパーティ検索エンジンは、検索語に関連する検索結果を生成し、これがプライマリGUI28に表示される。検索結果は、検索語の定義、人気のあるリソースへのリンク、関連する検索などを含むことができる。図示された例では、世界知的所有権局(WIPO)へのリンク、特許代理人になることに関する情報を含むウェブページ、IP侵害説明者を含むウェブページ、特許を取得する方法に関するウェブページである。
【0064】
同様に、ユーザは、アライメントGUI検索インターフェース75の検索バー85Aに「特許」と入力し、アライメントGUI26には、例えば、知的財産法律事務所へのリンク、米国特許庁(USPTO)へのリンク、知的財産権に関する情報を含むウェブページへのリンク、および特許審査便覧(MPEP)へのリンクなど、ユーザによって以前カタログ化され、「特許」のカテゴリを共有するマイクロカタログエントリ32が表示される。上述したように、ユーザは、時間、価格、タグ、キーワード、お気に入り、排他性、アルファベット順、関心の最高レベル、場所、トレンドなどによって、アライメントGUI検索インターフェース75の検索結果内のマイクロカタログエントリをフィルタリングすることを選択することができる。消費者はまた、1つ以上のマイクロカタログエントリ32を削除すること、または、プライマリGUI検索インターフェース77における検索結果から新たなユーザマイクロカタログエントリ32を追加することを選択してもよい。
【0065】
本明細書に記載された実施形態のいずれにおいても、システム5は、サードパーティがサードパーティ通信36をユーザに送信することを可能にするユーザマイクロカタログエントリに関連する許可を入力したマーチャントと1人以上の消費者との間の匿名双方向メッセージングを可能にすることが理解されよう。さらに、上述したように、勧誘のためのパラメータは、マイクロカタログエントリ32に固有のものであってもよく、メッセージの内容および/またはメッセージを介して提供される特徴は、アライメントされたアイテム、ならびにマイクロカタログエントリ32が作成された場所、時期、方法、および理由など、アライメントの方法またはメトリクスに依存することができる。さらに、現実の例では、消費者は、カタログ意
図42として製品上のQRコードをスキャンし、それによってマイクロカタログエントリを生成し、マーチャントがそれらに連絡することを可能にする関連許可46を入力することができる。マイクロカタログエントリ32が、地理的位置によって決定されるように、製品の位置で生成されたカタログ意
図42に基づいて作成される場合、マーチャントは、許可された場合、直ちに使用されるクーポンを消費者に提供することができる。
図13は、本開示の一例にかかる例示的なコンピュータ化された許可ベースの通信方法300のフローチャートを示している。方法300は、上述したシステム5のハードウェアおよびソフトウェア構成要素、または他の適切なハードウェアおよびソフトウェア構成要素を使用して実装されることができる。
【0066】
ステップ302において、方法300は、コンピューティング装置において、マイクロカタログサーバおよびウェブサーバと通信することを含むことができる。ステップ304において、方法300は、コンピューティング装置のディスプレイ上にプライマリグラフィカルユーザインターフェース(GUI)およびアライメントGUIを表示することと、コンピューティング装置のプライマリGUI内にネットワークアドレス指定可能なコンテンツ(例えば、ウェブページ)を表示することとをさらに含むことができる。ステップ306において、方法300は、コンピューティング装置のアライメントGUIを介して、コンピューティング装置において表示されたネットワークアドレス指定可能なコンテンツ(例えば、ウェブページ)のカタログ意図を示すユーザ入力を受信することと、コンピューティング装置からマイクロカタログサーバにカタログ意図を送信することとをさらに含むことができる。ステップ308において、方法300は、カタログ意図の受信に応答して、マイクロカタログサーバにおいて、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツ(例えば、ウェブページ)のためのユーザマイクロカタログエントリを作成することをさらに含むことができる。
【0067】
ステップ310において、方法300は、マイクロカタログサーバのデータベース内のネットワークアドレス指定可能なコンテンツ(例えば、ウェブページのURL)のインデックス値によってマイクロカタログサーバにおけるユーザマイクロカタログエントリにインデックス付けすることと、ネットワークアドレス指定可能なコンテンツ(例えば、ウェブページ)に関連付けられたテキストデータ、1つ以上の画像、および/またはメタデータのプログラムにより選択されたサブセットを含めることとをさらに含むことができる。ステップ312において、方法は、アライメントGUIを介して、コンピューティング装置におけるユーザマイクロカタログエントリに関連付けられたユーザ入力許可を受信することをさらに含むことができる。ユーザ入力許可は、ユーザマイクロカタログエントリに関連する許可されたサードパーティ通信を定義する複数のユーザ入力パラメータを含む。ステップ314において、方法300は、アライメントGUIに、ユーザマイクロカタログエントリを表示することと、アライメントGUIを介して、コンピューティング装置における許可によって認可されるサードパーティ通信を提示することとをさらに含むことができる。
【0068】
ステップ316において、方法300は、マイクロカタログサーバにおいて、マイクロカタログサーバによって提供され、ユーザマイクロカタログエントリのインデックス値(例えば、URL)にしたがってインデックス付けされた候補アライメントGUIにサードパーティマイクロカタログエントリおよび/またはサードパーティチャットインターフェースを表示するために、サードパーティコンピューティング装置からサードパーティ要求を受信することをさらに含むことができる。316において受信された要求は、サードパーティによって入力された関連するプロモーション基準によって定義されたプロモーションキャンペーンの一部として受信されてもよく、したがって、ステップ302の前など、方法300の実行においてより早く受信されてもよいことが理解されよう。あるいは、316において要求を受信するステップは、図示のようにステップ314の後に行われてもよい。ステップ318において、方法300は、マイクロカタログサーバを介して、サードパーティ要求がマイクロカタログエントリについてのユーザ入力許可を満たすかどうかを決定することと、そうである場合、コンピューティング装置に、コンピューティング装置のアライメントGUIにサードパーティマイクロカタログエントリまたはチャットインターフェースを表示させることと、そうでない場合、コンピューティング装置に、コンピューティング装置のアライメントGUIにサードパーティマイクロカタログエントリまたはサードパーティチャットインターフェースを表示させることを控えることとをさらに含むことができる。ステップ316のタイミングと同様に、ステップ318は、通常はステップ316の後に、且つユーザマイクロカタログエントリが生成された後に実行されるが、いくつかの状況では、本方法においてより早く実行されてもよいことが理解されよう。
【0069】
上述したシステムおよび方法は、カタログ化されたコンテンツに関するユーザの意図を表現するときにユーザによって行われた選択を考慮に入れて、匿名の方法でマイクロカタログエントリおよびチャットセッションを含むサードパーティ通信の許可ベースのアライメントを実装する。このシステムは、インターネットの各ユーザがオンラインで自分の意図を管理して制御する際に匿名性を維持するための並列インターネットを可能にする。これは、人の意図をマイクロカタログ化することによって達成される。マイクロカタログは、アライメントされた媒体からの干渉なしに、匿名許可ベースの関与および通信のためにアライメントされることができる。この許可ベースのインターネット体験は、インターネットのより安全で効率的な使用を保証する。ウェブページなどのそのようなネットワークアドレス指定可能なコンテンツにアライメントされた匿名許可ベースのマイクロカタログエントリを使用することにより、ユーザにプライバシー、許可、および選択を与える意図の並列パーソナルインターネットが可能になる。マイクロカタログエントリは、安全に、私的に、および匿名で関与することができる。マイクロカタログエントリはまた、マイクロカタログサーバを介して双方向通信を自発的に発生させることを可能にすることによって、従来のオンライン広告に取って代わることができる。単一のマイクロカタログは、匿名で管理、作成、および制御されてもよい。マイクロカタログは、そのメタデータ、意図、勧誘および共有をホストすることによって意図の単位をカプセル化する。このようにして、上述したマイクロカタログサーバシステムは、ユーザ体験を向上させ、サードパーティがユーザの意図と一致する匿名の方法でインターネットユーザと通信する機会を改善することができる。
【0070】
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の方法およびプロセスは、1つ以上のコンピューティング装置のコンピューティングシステムに結び付けられてもよい。特に、そのような方法およびプロセスは、コンピュータアプリケーションプログラムまたはサービス、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、ライブラリ、および/または他のコンピュータプログラム製品として実装されてもよい。
【0071】
図14は、上述した方法およびプロセスのうちの1つ以上を実施することができるコンピューティングシステム900の非限定的な実施形態を概略的に示している。コンピューティングシステム900は、簡略化された形態で示されている。コンピューティングシステム900は、コンピューティング装置10、マイクロカタログサーバ12、ウェブサーバ14、データベース54を記憶するコンピュータ、ならびにサードパーティコンピューティング装置70および上述し
図1に示した他のコンピューティング装置を具現化することができる。コンピューティングシステム900は、1つ以上のパーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、タブレットコンピュータ、家庭娯楽コンピュータ、ネットワークコンピューティング装置、ゲーム装置、モバイルコンピューティング装置、モバイル通信装置(例えば、スマートフォン)、および/または他のコンピューティング装置、ならびにスマート腕時計および頭部装着型拡張現実装置などのウェアラブルコンピューティング装置の形態をとることができる。
コンピューティングシステム900は、論理プロセッサ902、揮発性メモリ904、および不揮発性記憶装置906を含む。コンピューティングシステム900は、任意に、ディスプレイサブシステム908、入力サブシステム910、通信サブシステム912、および/または
図14に示されていない他の構成要素を含んでもよい。
【0072】
論理プロセッサ902は、命令を実行するように構成された1つ以上の物理装置を含む。例えば、論理プロセッサは、1つ以上のアプリケーション、プログラム、ルーチン、ライブラリ、オブジェクト、コンポーネント、データ構造、または他の論理構造の一部である命令を実行するように構成されてもよい。そのような命令は、タスクを実行し、データタイプを実装し、1つ以上の構成要素の状態を変換し、技術的効果を達成し、またはそうでなければ所望の結果に到達するように実装されることができる。
【0073】
論理プロセッサは、ソフトウェア命令を実行するように構成された1つ以上の物理プロセッサ(ハードウェア)を含むことができる。追加的または代替的に、論理プロセッサは、ハードウェア実装論理またはファームウェア命令を実行するように構成された1つ以上のハードウェア論理回路またはファームウェア装置を含むことができる。論理プロセッサ902のプロセッサは、シングルコアまたはマルチコアであってもよく、その上で実行される命令は、シーケンシャル、並列、および/または分散処理用に構成されてもよい。論理プロセッサの個々の構成要素は、任意に、2つ以上の別個の装置に分散されてもよく、これらは、遠隔に配置されてもよく、および/または協調処理のために構成されてもよい。論理プロセッサの態様は、仮想化され、クラウドコンピューティング構成で構成されたリモートアクセス可能なネットワークコンピューティング装置によって実行されてもよい。そのような場合、これらの仮想化された態様は、様々な異なるマシンの異なる物理論理プロセッサ上で実行されることが理解されよう。
【0074】
不揮発性記憶装置906は、本明細書に記載の方法およびプロセスを実装するために論理プロセッサによって実行可能な命令を保持するように構成された1つ以上の物理装置を含む。そのような方法およびプロセスが実装されるとき、不揮発性記憶装置906の状態は、例えば、異なるデータを保持するように変換されてもよい。
【0075】
不揮発性記憶装置906は、取り外し可能および/または内蔵の物理装置を含むことができる。不揮発性記憶装置906は、光メモリ(例えば、CD、DVD、HD-DVD、ブルーレイディスクなど)、半導体メモリ(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリなど)、および/または磁気メモリ(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、テープドライブ、MRAMなど)、または他の大容量記憶装置技術を含むことができる。不揮発性記憶装置906は、不揮発性、動的、静的、読み出し/書き込み、読み出し専用、シーケンシャルアクセス、位置アドレス指定可能、ファイルアドレス指定可能、および/またはコンテンツアドレス指定可能な装置を含むことができる。不揮発性記憶装置906は、不揮発性記憶装置906への電力が遮断されても命令を保持するように構成されることが理解されよう。
【0076】
揮発性メモリ904は、ランダムアクセスメモリを含む物理装置を含むことができる。揮発性メモリ904は、典型的には、ソフトウェア命令の処理中に一時的に情報を記憶するために論理プロセッサ902によって利用される。揮発性メモリ904は、通常、揮発性メモリ904への電力が遮断されたときに命令を記憶し続けないことが理解されよう。
【0077】
論理プロセッサ902、揮発性メモリ904、および不揮発性記憶装置906の態様は、1つ以上のハードウェア-論理コンポーネントに一体化されてもよい。そのようなハードウェア論理コンポーネントは、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(PASIC/ASIC)、特定用途向け標準製品(PSSP/ASSP)、システムオンチップ(SOC)、および複合プログラマブルロジック装置(CPLD)を含むことができる。
【0078】
「モジュール」、「プログラム」、および「エンジン」という用語は、揮発性メモリの一部を使用して特定の機能を実行するためにプロセッサによってソフトウェアで典型的に実装されるコンピューティングシステム900の態様を説明するために使用されることができ、その機能は、その機能を実行するようにプロセッサを特別に構成する変換処理を含む。したがって、モジュール、プログラム、またはエンジンは、揮発性メモリ904の一部を使用して、不揮発性記憶装置906によって保持される命令を実行する論理プロセッサ902を介してインスタンス化されてもよい。異なるモジュール、プログラム、および/またはエンジンは、同じアプリケーション、サービス、コードブロック、オブジェクト、ライブラリ、ルーチン、API、機能などからインスタンス化されてもよいことが理解されよう。同様に、同じモジュール、プログラム、および/またはエンジンは、異なるアプリケーション、サービス、コードブロック、オブジェクト、ルーチン、API、機能などによってインスタンス化されてもよい。「モジュール」、「プログラム」、および「エンジン」という用語は、実行可能ファイル、データファイル、ライブラリ、ドライバ、スクリプト、データベースレコードなどの個々のまたはグループを包含することができる。
【0079】
含まれる場合、ディスプレイサブシステム908は、不揮発性記憶装置906によって保持されたデータの視覚的表現を提示するために使用されてもよい。視覚的表現は、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)の形態をとることができる。本明細書に記載の方法およびプロセスは、不揮発性記憶装置によって保持されたデータを変更し、したがって不揮発性記憶装置の状態を変換するため、ディスプレイサブシステム908の状態も同様に変換され、基礎となるデータの変化を視覚的に表すことができる。ディスプレイサブシステム908は、実質的に任意の種類の技術を利用する1つ以上のディスプレイ装置を含んでもよい。そのようなディスプレイ装置は、共有エンクロージャ内の論理プロセッサ902、揮発性メモリ904、および/または不揮発性記憶装置906と組み合わされてもよく、またはそのようなディスプレイ装置は、周辺ディスプレイ装置であってもよい。
【0080】
含まれる場合、入力サブシステム910は、キーボード、マウス、タッチスクリーン、またはゲームコントローラなどの1つ以上のユーザ入力装置を含むか、またはそれらとインターフェースすることができる。いくつかの実施形態では、入力サブシステムは、選択された自然ユーザ入力(NUI)コンポーネントを含むか、またはそれとインターフェースすることができる。そのような構成要素は、一体化されていても周辺的であってもよく、入力動作の変換および/または処理は、オンボードまたはオフボードで処理されてもよい。例示的なNUI構成要素は、音声および/または音声認識のためのマイクロフォン、マシンビジョンおよび/またはジェスチャ認識のための赤外線、カラー、立体、および/または深度カメラ、動き検出および/または意図認識のためのヘッドトラッカ、アイトラッカ、加速度計、および/またはジャイロスコープ、ならびに脳活動を評価するための電場検知構成要素、および/または任意の他の適切なセンサを含むことができる。
【0081】
含まれる場合、通信サブシステム912は、本明細書に記載の様々なコンピューティング装置を互いに、および他の装置と通信可能に結合するように構成されることができる。通信サブシステム912は、1つ以上の異なる通信プロトコルに対応する有線および/または無線通信装置を含んでもよい。非限定的な例として、通信サブシステムは、無線電話ネットワーク、またはHDMI(登録商標) over Wi-Fi接続などの有線または無線ローカルまたはワイドエリアネットワークを介して通信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、通信サブシステムは、コンピューティングシステム900がインターネットなどのネットワークを介して他の装置との間でメッセージを送信および/または受信することを可能にすることができる。
【0082】
本発明の範囲は、先行する説明ではなく添付の特許請求の範囲によって定義され、したがって、特許請求の範囲の範囲内に含まれる全ての変更、またはそのような範囲の均等物は、特許請求の範囲によって包含されることが意図されているため、本明細書の実施形態は、例示であり、限定ではないことを理解されたい。
【国際調査報告】