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特表2023-526397RRCインアクティブ又はRRCアイドルにおける省電力のためのユーザ機器及び方法
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  • 特表-RRCインアクティブ又はRRCアイドルにおける省電力のためのユーザ機器及び方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2023-06-21
(54)【発明の名称】RRCインアクティブ又はRRCアイドルにおける省電力のためのユーザ機器及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20230614BHJP
   H04W 68/02 20090101ALI20230614BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20230614BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W68/02
H04W72/23
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022570347
(86)(22)【出願日】2021-05-26
(85)【翻訳文提出日】2022-11-17
(86)【国際出願番号】 CN2021096110
(87)【国際公開番号】W WO2021238993
(87)【国際公開日】2021-12-02
(31)【優先権主張番号】63/030,228
(32)【優先日】2020-05-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.W-CDMA
(71)【出願人】
【識別番号】518446879
【氏名又は名称】鴻穎創新有限公司
【氏名又は名称原語表記】FG INNOVATION COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】Flat 2623,26/F Tuen Mun Central Square,22 Hoi Wing Road,Tuen Mun,New Territories,The Hong Kong Special Administrative Region of the People’s Republic of China
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】ツァイ,シンシ
(72)【発明者】
【氏名】シ,メイジュ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,フンチェン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
(57)【要約】
無線リソース制御(RRC)_INACTIVE状態及びRRC_IDLE状態の内の1つにおける省電力のためのユーザ機器(UE)及び方法が、提供される。本方法は、基地局(BS)から、ページング検索空間を示す、第1の設定を受信する工程、BSから、特定のインディケーションを監視するための検索空間を示す、第2の設定を受信する工程、特定のインディケーションを検出するために検索空間内の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を監視する工程、及び特定のインディケーションに基づいてページング機会(PO)を監視するかどうかを決定する工程であって、POは、ページング検索空間に従って決定される、工程を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線リソース制御(RRC)_INACTIVE状態及びRRC_IDLE状態の内の1つにおける省電力のためのユーザ機器(UE)によって実行される方法であって、前記方法は、
基地局(BS)から、ページング検索空間を示す、第1の設定を受信する工程、
前記BSから、特定のインディケーションを監視するための検索空間を示す、第2の設定を受信する工程、
前記特定のインディケーションを検出するために前記検索空間内の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を監視する工程、及び
前記特定のインディケーションに基づいてページング機会(PO)を監視するかどうかを決定する工程であって、前記POは、前記ページング検索空間に従って決定される、工程
を含む、方法。
【請求項2】
前記検索空間内で前記特定のインディケーションが正常に検出されたかどうかに基づいて前記POを監視するかどうかを決定する工程、
前記特定のインディケーションが前記検索空間内で正常に検出されたと決定すると、前記POを監視する工程、及び
前記特定のインディケーションが前記検索空間内で正常に検出されなかったと決定すると、前記POを監視する工程をスキップする工程、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記特定のインディケーションの値に基づいて前記POを監視するかどうかを決定する工程、
前記特定のインディケーションの前記値が第1の値である場合、前記POを監視する工程、及び、
前記特定のインディケーションの前記値が第2の値である場合、前記POを監視する工程をスキップする工程、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記特定のインディケーションが、前記POの前に検出される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記検索空間は、タイマーが動作している間、監視される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記特定のインディケーションは、UEグループを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記POを監視するかどうかを決定する工程は、前記UEが前記UEグループに関連付けられているかどうかを決定する工程を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記UEグループは、UE ID及びUEアシスタンス情報の内の少なくとも1つに基づいて形成される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の設定は、システム情報及びRRCリリースメッセージの内の1つを介して、受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記BSによって送信されたSSBの数に従って、特定のインディケーションを検出するために、前記検索空間内の1つ又は複数のPDCCH監視機会を監視する工程、
を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
無線リソース制御(RRC)_INACTIVE状態及びRRC_IDLE状態の内の1つにおける省電力のためのユーザ機器(UE)であって、前記UEは、
プロセッサ、及び
前記プロセッサに結合されたメモリであって、前記メモリは、前記プロセッサによって実行されたとき、前記プロセッサに請求項1~10のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータ実行可能プログラムを保存する、メモリ、
を含む、UE。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔分野〕
本開示は、無線通信に関し、具体的に、無線リソース制御(RRC)INACTIVE状態又はRRC IDLE状態での省電力動作に関する。
【背景技術】
【0002】
本開示で使用される略語は、以下を含む、
略語 フルネーム
5GC 5Gコア
AMF アクセス及びモビリティ管理機能
AS アクセス層
BA 帯域幅適応
BCCH ブロードキャスト制御チャネル
BS 基地局
BWP 帯域幅部分
CMAS 商用モバイル警報サービス
CN コアネットワーク
CRC 巡回冗長検査
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CSI-RS チャネル状態情報参照信号
DCI 下りリンク制御情報
DCP PS-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCI
DL 下りリンク
DRX 間欠受信
eMBB 拡張モバイルブロードバンド
eMTC 拡張マシンタイプ通信
EPC 進化型パケットコア
ETWS 地震及び津波警報システム
EUTRA 進化型ユニバーサル地上無線アクセス
FR 周波数範囲
HARQ ハイブリッド自動再送要求
ID 識別子
IE 情報要素
I-RNTI インアクティブRNTI
LTE ロングタームエボリューション
MAC 媒体アクセス制御
MCG マスターセルグループ
MIB マスター情報ブロック
MIMO 多入力多出力
MME モビリティ管理エンティティ
MO (PDCCH)監視機会
MSG メッセージ
MTC マシンタイプ通信
NAS 非アクセス層
NB-IoT ナローバンドインターネットオブシングス
NG-RAN 次世代無線アクセスネットワーク
NR ニューラジオ
NR-U 免許不要のニューラジオ
NW ネットワーク
OFDM 直交周波数分割多重
PCell プライマリセル
PCCH ページング制御チャネル
PDCCH 物理下りリンク制御チャネル
PDCP パケットデータ収束プロトコル
PDSCH 物理下りリンク共有チャネル
PDU プロトコルデータユニット
PEI ページングアーリーインディケーション
PF ページングフレーム
PHY 物理的
PO ページング機会
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
P-RNTI ページングRNTI
PSCell プライマリセカンダリセル
PS-RNTI 省電力RNTI
PUCCH 物理上りリンク制御チャネル
PUSCH 物理上りリンク共有チャネル
PWS 公衆警告システム
QoS サービス品質
RA ランダムアクセス
RACH ランダムアクセスチャネル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
Rel リリース
RLC 無線リンク制御
RNA RANベースの通知領域
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RRM 無線リソース管理
RSRP 参照信号受信電力
RTT ラウンドトリップタイム
SA スタンドアロン
SCell セカンダリセル
SCG セカンダリセルグループ
SDAP サービスデータ適応プロトコル
SFN システムフレーム番号
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SINR 信号対干渉プラス雑音比
S-NSSAI 単一ネットワークスライス選択アシスタンス情報
SRB シグナリング無線ベアラ
SRS サウンディング参照信号
SSB 同期信号ブロック
S-TMSI SAE一時的モバイル加入者識別子
TRP 送受信点
TS 技術仕様
UE ユーザ機器
UL 上りリンク
URLLC 超高信頼低遅延性通信
WUS ウェイクアップ信号。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
データ速度、遅延性、信頼性、及びモビリティを改善することによって、5G NRといったセルラ無線通信システムのための無線通信の異なる態様を改善するために、様々な努力がなされてきた。5G NRシステムは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシンタイプ通信(mMTC)、及び超信頼性低遅延性通信(URLLC)といった、様々なユースケースに対応して、ネットワークサービス及びタイプを最適化するための柔軟性及び設定可能性を提供するように設計される。しかしながら、無線アクセスのための需要が増加し続けるにつれて、当該技術分野における更なる改善の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、RRC INACTIVE状態又はRRC IDLE状態における省電力動作に関する。
【0005】
本開示の一態様に従って、RRC_INACTIVE状態及びRRC_IDLE状態の内の1つにおける省電力のためのUEによって実行される方法が、提供される。本方法は、基地局(BS)から、ページング検索空間を示す、第1の設定を受信する工程、BSから、特定のインディケーションを監視するための検索空間を示す、第2の設定を受信する工程、特定のインディケーションを検出するために検索空間内の物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)を監視する工程、及び特定のインディケーションに基づいてページング機会(PO)を監視するかどうかを決定する工程であって、POは、ページング検索空間に従って決定される、工程を含む。
【0006】
本開示の別の態様に従って、RRC_INACTIVE状態及びRRC_IDLE状態の内の1つにおける省電力のためのUEが提供される。UEは、プロセッサ、及びプロセッサに結合されたメモリであって、メモリは、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、BSから、ページング検索空間を示す、第1の設定を受信する処理、特定のインディケーションを監視するための検索空間を示す、第2の設定を受信する処理、特定のインディケーションを検出するために検索空間内のPDCCHを監視する処理、及び特定のインディケーションに基づいてPOを監視するかどうかを決定する処理であって、POは、ページング検索空間に従って決定される、処理を実行させるコンピュータ実行可能プログラムを保存する、メモリを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の態様は、添付の図面を読むときに以下の詳細な開示から最もよく理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれていない。様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてもよい。
図1図1は、本開示の一例としての実施形態に従った、ページングプロセスを示す。
図2図2は、本開示の一例としての実施形態に従った、ページング監視のためのDRXメカニズムを示す。
図3図3は、本開示の一例としての実施形態に従った、DCPを採用する省電力方式を図示する。
図4図4は、本開示の一例としての実施形態に従った、1つのPO/PF/DRXサイクルに関連付けられた新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のタイミング図を示す。
図5図5は、本開示の一例としての実施形態に従った、複数のPO/PF/DRXサイクルに関連付けられた新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のタイミング図を示す。
図6図6は、本開示の一例としての実施形態に従った、有効なタイマーに関連付けられた新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のタイミング図を示す。
図7図7は、本開示の一例としての実施形態に従った、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返し機構を示す。
図8図8は、本開示の一例としての実施形態に従った、RRC_INACTIVE状態及びRRC_IDLE状態の内の1つにおいて、省電力のためにUEが実行する方法を示す。
図9図9は、本開示の一例としての実施形態に従った、無線通信のためのノードを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下は、本開示の実施形態に関連する特定の情報を含む。図面及びそれらの添付の詳細な開示は、単に実施形態に向けられている。しかしながら、本開示は、これらの実施形態に限定されない。本開示の他の変形例及び実施形態は、当業者に明らかであろう。
【0009】
なお、特に断らない限り、図面間において同一又は相当する部分は、同一又は相当する参照番号を示されている。更に、本開示における図面及び例示は、概して縮尺通りではなく、実際の相対的寸法に対応することを意図していない。
【0010】
一貫性の目的及び理解の容易性のために、同様の特徴は、(いくつかの実施例において、図示されていないが)図面中の同じ数字によって識別されてもよい。しかしながら、異なる実施形態における特徴は、他の点で異なってもよく、図面に示されるものに狭く限定されるべきではない。
【0011】
「一実施形態において」又は「いくつかの実施形態において」の語句は、各々が同一又は異なる実施形態の一つ又は複数を参照することがある。用語「結合された」は、介在する部品を介して直接的又は間接的に接続されたものとして定義され、必ずしも物理的接続に限定されない。用語「含む(comprising)」は、「含むが、必ずしもそれに限定されない」ことを意味し、特に、そのように開示された組み合わせ、グループ、シリーズ又は同等物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを示す。表現「A、B及びCの内の少なくとも1つ」又は「以下の内の少なくとも1つ:A、B及びC」は、「Aのみ、又はBのみ、又はCのみ、又はA、B及びCの任意の組合せ」を意味する。
【0012】
「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用されてよい。用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを記述するための関連付け関係のみであり、A及び/又はBが、Aが単独で存在すること、A及びBが同時に存在すること、又はBが単独で存在することを示し得るように、3つの関係が存在し得ることを表す。文字「/」は、通常、関連付けられたオブジェクトが「又は」関係にあることを表す。
【0013】
説明及び非限定の目的のために、開示された技術の理解を提供するために、機能エンティティ、技法、プロトコル、及び規格といった、特定の詳細が記載される。他の実施例において、不必要な細部で本開示を曖昧にしないように、周知の方法、技術、システム、及びアーキテクチャの詳細な開示は、省略される。
【0014】
当業者は、開示される任意のネットワーク機能又はアルゴリズムがハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアの組合せによって実施され得ることを直ちに認識するであろう。開示された機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。
【0015】
ソフトウェア実施形態は、メモリ又は他のタイプの記憶装置といったコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を含むことができる。通信処理能力を有する1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、対応する実行可能命令でプログラムされ、開示されたネットワーク機能又はアルゴリズムを実行することができる。
【0016】
マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理アレイ、及び/又は1つ又は複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用することを含むことができる。開示されている実施形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアを指向しているが、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして実施される代替的な実施形態は、本開示の範囲内で十分である。コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶媒体、又はコンピュータ可読命令を記憶可能な他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
【0017】
ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、LTE-Advanced Proシステム、又は5G NR無線アクセスネットワーク(RAN)といった無線通信ネットワークアーキテクチャは、通常、少なくとも1つの基地局(BS)、少なくとも1つのUE、及びネットワーク内で接続を提供する1つ又は複数の任意選択のネットワーク要素を含む。UEは、1つ又は複数のBSによって確立されたRANを介して、コアネットワーク(CN)、進化型パケットコア(EPC)ネットワーク、進化型ユニバーサル地上RAN(E-UTRAN)、5Gコア(5GC)、又はインターネットといった、ネットワークと通信する。
【0018】
UEは、移動局、移動端末若しくは装置、又はユーザ通信無線端末を含むことができるが、これらに限定されない。UEは、携帯電話、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、車両、又は無線通信能力を有するパーソナルデジタルアシスタント(PDA)を含むが、これらに限定されない携帯無線機器であってよい。UEは、無線インターフェースを介してRAN内の1つ又は複数のセルと信号を送受信するように設定される。
【0019】
BSは、マイクロ波アクセスのためのワールドワイド相互運用(WiMAX)、しばしば2Gと示されるモバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)、GSMエボリューションのためのGSM拡張データ速度(EDGE)RAN(GERAN)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、基本広帯域コード分割多元アクセス(W-CDMA)に基づき、しばしば3Gと称されるユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、高速パケットアクセス(HSPA)、LTE、LTE-A、5GCに関連するLTEである進化型LTE(eLTE)、(しばしば5Gと示される)NR及び/又はLTE-A Proといった、少なくとも無線アクセス技術(RAT)に従って、通信サービスを提供するように設定され得る。しかしながら、本開示の範囲は、これらのプロトコルに限定されない。
【0020】
BSは、UMTS内のノードB(NB)、LTE又はLTE-A内の進化型ノードB(eNB)、UMTS内の無線ネットワークコントローラ(RNC)、GSM/GERAN内のBSコントローラ(BSC)、5GCに関連する進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)BS内のng-eNB、5G-RAN内の次世代ノードB(gNB)、又はセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。BSは、無線インターフェースを介して1つ又は複数のUEにサービスを提供することができる。
【0021】
BSは、RANを形成する複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能である。BSは、セルの動作をサポートする。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにサービスを提供するように動作可能である。
【0022】
各セル(しばしばサービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の1つ又は複数のUEをサーブするサービスを提供し、その結果、各セルはDL及び任意でULパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにDL及び任意でULリソースをスケジューリングする。BSは、複数のセルを介して無線通信システム内の1つ又は複数のUEと通信することができる。
【0023】
セルは、近接サービス(ProSe)又はビークルトゥエブリシング(V2X)サービスをサポートするためにサイドリンク(SL)リソースを割り当てることができる。各セルは、他のセルと重複したカバレージエリアを有することができる。
【0024】
マルチRATデュアルコネクティビティ(MR-DC)の場合において、マスターセルグループ(MCG)又はセカンダリセルグループ(SCG)のプライマリセルは、スペシャルセル(SpCell)と呼ばれることがある。プライマリセル(PCell)は、MCGのSpCellを指すことができる。プライマリSCGセル(PSCell)は、SCGのSpCellを指すことができる。MCGは、SpCell及び任意選択で1つ又は複数のセカンダリセル(SCell)を含む、マスタノード(MN)に関連付けられたサービングセルのグループを指すことができる。SCGは、SpCell及び任意選択で1つ又は複数のSCellを含む、セカンダリノード(SN)に関連付けられたサービングセルのグループを指すことができる。
【0025】
先に開示したように、NRのためのフレーム構造は、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性要件を満たしながら、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大容量マシンタイプ通信(mMTC)、及び超高信頼性低遅延性通信(URLLC)といった、様々な次世代(例えば、5G)通信要件に対応するための柔軟な設定をサポートする。3GPPにおける直交周波数分割多重(OFDM)技術は、NR波形のベースラインとしてサーブし得る。適応副搬送波間隔、チャネル帯域幅、及びサイクリックプレフィックス(CP)といったスケーラブルなOFDMニュメロロジーも、また使用され得る。
【0026】
二つの符号化方式、特に低密度パリティ検査(LDPC)符号とポーラ符号は、NRのために考察された。符号化方式適応は、チャネル状態及び/又はサービスアプリケーションに基づいて設定され得る。
【0027】
少なくともDL送信データ、ガード期間、及びUL送信データは、1つのNRフレームの送信時間間隔(TTI)に含まれなければならない。また、DL送信データ、ガード期間、及びUL送信データの各部は、例えばNRのネットワークダイナミクスに基づいて設定可能である必要がある。SLリソースは、ProSeサービス又はV2XサービスをサポートするためにNRフレーム内に提供されてもよい。
【0028】
以下の文章、段落、(サブ)項、点、動作、振舞い、用語、代替形態、態様、実施例又は以下の発明において記述される特許請求の範囲の内の2つ以上は、論理的に、合理的に、且つ適切に組み合わせて、具体的な方法を形成することができる。
【0029】
以下に記載される文章、段落、(サブ)項、点、動作、振舞い、用語、代替形態、態様、実施例、又は以下の発明において記述される特許請求の範囲は、個別に実施されて具体的な方法を形成することができる。
【0030】
本明細書における「に基づく」、「より具体的に」、「好ましくは」、「一実施形態において」、「1つの代替形態において」、「1つの実施例において」、「1つの態様において」、「1つの実施形態において」などの依存性は、特定の手法を限定しない1つの考えられる実施例にすぎない。
【0031】
いくつかの選択された用語の実施例は、以下のように提供される。
【0032】
ユーザ機器(UE):UEは、PHY/MAC/RLC/PDCP/SDAPエンティティと呼ばれ得る。PHY/MAC/RLC/PDCP/SDAPエンティティは、UEと呼ばれ得る。
【0033】
ネットワーク(NW):NWは、ネットワークノード、TRP、セル(例えば、SpCell、PCell、PSCell、及び/又はSCell)、eNB、gNB、及び/又は基地局であってよい。
【0034】
サービングセル:PCell、PSCell、又はSCell。サービングセルは、アクティベートされた、又はディアクティベートされたサービングセルであってよい。
【0035】
スペシャルセル(SpCell):デュアルコネクティビティ動作の場合、用語「スペシャルセル」は、MACエンティティがMCG又はSCGにそれぞれ関連付けられているかどうかに応じて、MCGのPCell又はSCGのPSCellを指す。そうでない場合、用語「スペシャルセル」は、PCellを指す。スペシャルセルは、PUCCH送信及び競合ベースのランダムアクセスをサポートし、常にアクティベートされる。
【0036】
コンポーネントキャリア(CC):CCは、PCell、PSCell、及び/又はSCellであってよい。
【0037】
ネットワーク(NW)、無線アクセスネットワーク(RAN)、セル、キャンプされたセル、サービングセル、基地局、gNB、eNB、及びng-eNBは、本開示において交換可能に使用され得る。いくつかの実施形態において、これらの項目のいくつかは、同じネットワークエンティティを指し得る。
【0038】
開示された機構は、任意のRATに適用され得る。RATは、(限定はしないが)NR、NR-U、LTE、5GCに接続されたE-UTRA、5GCに接続されたLTE、EPCに接続されたE-UTRA、及びEPCに接続されたLTEであってよい。
【0039】
開示された機構は、パブリックネットワーク、又はプライベートネットワーク(例えば、非パブリックネットワーク(NPN)、スタンドアロンNPN(SNPN)、パブリックネットワーク統合NPN(PNI-NPN))において、UEに適用されうる。
【0040】
開示された機構は、認可されたスペクトル及び/又は免許不要のスペクトルのために使用され得る。
【0041】
システム情報(SI)は、MIB、SIB1、及び他のSIを指し得る。最小のSIは、MIB及びSIB1を含み得る。他のSIは、SIB3、SIB4、SIB5、及び他のSIB(例えば、SNPN固有SIB、PNI-NPN固有SIB、省電力固有SIB)を指し得る。UEは、ブロードキャスト又はユニキャストのいずれかを介してSIを受信し得る。UEのシステム情報要求に応じて、UEは、ブロードキャストを介して、又はユニキャストを介して、要求されたSIを受信し得る。
【0042】
専用(RRC)シグナリングは、(限定されないが)RRCメッセージを指し得る。例えば、RRC(接続)セットアップ要求メッセージ、RRC(接続)セットアップメッセージ、RRC(接続)セットアップ完了メッセージ、RRC(接続)再設定メッセージ、モビリティ制御情報を含むRRC接続再設定メッセージ、内部にモビリティ制御情報を含まないRRC接続再設定メッセージ、syncを用いる設定を含むRRC再設定メッセージ、内部にsyncを用いる設定を含まないRRC再設定メッセージ、RRC(接続)再設定完了メッセージ、RRC(接続)再開要求メッセージ、RRC(接続)再開メッセージ、RRC(接続)再開完了メッセージ、RRC(接続)再確立要求メッセージ、RRC(接続)再確立メッセージ、RRC(接続)再確立完了メッセージ、RRC(接続)拒否メッセージ、RRC(接続)リリースメッセージ、RRCシステム情報要求メッセージ、UEアシスタンス情報メッセージ(例えば、UEアシスタンス情報NRメッセージ、UEアシスタンス情報EUTRAメッセージ)、UEケイパビリティ照会メッセージ、UEケイパビリティ情報メッセージ、UE情報要求メッセージ、及びUE情報応答メッセージ。
【0043】
RRC_CONNECTED UE、RRC_INACTIVE UE、及びRRC_IDLE UEは、開示された実施形態を適用することができる。
【0044】
RRC_CONNECTED UEは、システム情報又はページングを監視するために設定された共通検索空間を有するアクティブBWPを用いて設定できる。
【0045】
一般に、開示された機構は、PCell及びUEに適用され得る。いくつかの実施形態において、提案された機構は、PSCell及びUEのために適用され得る。
【0046】
DCIは、RNTIによってスクランブルされた(又はRNTIにアドレス指定された)PDCCHリソースを指し得る。代替的に、DCIに関する実施形態は、物理シグナルに適用されてもよい。
【0047】
〔3GPP TS38.304に規定されたページング監視機会の決定〕
ページングのためのPF及びPOは、以下の式によって決定される、
PFのためのSFNは、(SFN+PF_offset)mod T=(T div N)*(UE_ID mod N)によって決定され、
POのインデックスを示す、インデックス(i_s)POは、i_s=floor(UE_ID/N) mod Nsによって決定される。
【0048】
ページングのためのPDCCH監視機会は、TS38.213で規定されているようにpagingSearchSpaceに従って決定され、TS38.331に規定されているように設定されている場合には、加えて、firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPO及びnrofPDCCH-MonitoringOccasionPerSSB-InPOに従って決定される。pagingSearchSpaceのためにSearchSpaceId=0が設定されている場合、ページングのPDCCH監視機会は、TS38.213の13節で定義されているRMSIの場合と同じである。
【0049】
SearchSpaceId=0がpagingSearchSpaceのために設定される場合、Nsは1又は2のいずれかである。Ns=1の場合、PF内のページングのための第1のPDCCH監視機会から開始するPOは1つだけである。Ns=2の場合、POは、PFの第1の半フレーム構造(i_s=0)又は第2の半フレーム構造(i_s=1)のいずれかになる。
【0050】
0以外のSearchSpaceIdがpagingSearchSpaceに設定される場合、UEは、(i_s+1)番目のPOを監視する。POは、「S*X」の連続したPDCCH監視機会のセットであり、「S」は、SIB1内のssb-PositionsInBurstに従って決定された実際の送信されたSSBの数であり、Xは、設定された場合、nrofPDCCH-MonitoringOccasionPerSSB-InPOであり、そうでない場合、1に等しい。POにおけるページングのための「X*S+K」番目のPDCCH監視機会は、K番目に送信されたSSBに対応し、x=0,1,...,X-1、K=1,2,...,Sである。(tdd-UL-DL-ConfigurationCommonに従って決定された)ULシンボルと重複しないページングのためのPDCCH監視機会は、PFにおけるページングのための第1のPDCCH監視機会から開始するゼロからの連続番号が付けられる。firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOが存在するとき、(i_s+1)番目のPOの開始PDCCH監視機会の回数は、firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOパラメータの(i_s+1)番目の数値であり、そうでない場合、i_s*S*Xに等しくなる。X>1の場合、UEは、そのPO内のP-RNTIにアドレス指定されたPDCCH送信を検出するとき、UEは、このPOについての後続のPDCCH監視機会を監視することを要求されない。
【0051】
注1:PFに関連付けられたPOは、PFにおいて、又はPFの後に開始することができる。
【0052】
注2:1つのPOのためのPDCCH監視機会は、複数の無線フレームにまたがることができる。
【0053】
0以外のSearchSpaceIdがpaging-SearchSpaceのために設定されるとき、POのためのPDCCH監視機会は、ページング検索空間の複数の期間にまたがることができる。
【0054】
上記のPFとi_sの計算のために、以下のパラメータは、使用される、
T:UEのDRXサイクル(Tは、RRC及び/又は上位層によって設定される場合、UE固有のDRX値の最短値、及びシステム情報においてブロードキャストされるデフォルトのDRX値によって決定される。RRC_IDLE状態において、UE固有のDRXが上位層によって設定されていない場合、デフォルト値が適用される)。
N:Tにおける総ページングフレーム数
Ns:PFのページング機会の数
PF_offset:PF決定のためのオフセット
UE_ID:5G-S-TMSI mod 1024。
【0055】
パラメータNs、nAndPagingFrameOffset、nrofPDCCH-MonitoringOccasionPerSSB-InPO、及びデフォルトDRXサイクルの長さは、SIB1でシグナルされる。N及びPF_offsetの値は、TS38.331で定義されているように、パラメータnAndPagingFrameOffsetから導出される。パラメータfirst-PDCCH-MonitoringOccasionOfPOは、初期のDL BWPにおけるページングのためにSIB1でシグナルされる。初期のDL BWP以外のDL BWPにおけるページングの場合、パラメータfirst-PDCCH-MonitoringOccasionOfPOは、対応するBWP設定内でシグナルされる。
【0056】
UEが5G-S-TMSIを有していない場合、例えば、UEがまだネットワークに登録されていない場合、UEは、上記のPF及びi_Sの式において、デフォルトアイデンティティとしてUE_ID=0を使用する。
【0057】
〔3GPP TS38.331に規定されているページング受信〕
ページング手順の目的は、ページング情報をRRC_IDLE又はRRC_INACTIVE状態のUEに送信することである。
【0058】
ネットワークは、TS38.304に規定されているように、UEのページング機会でページングメッセージを送信することによって、ページング手順を開始する。ネットワークは、各UEのために1つのPagingRecordを含むことによって、ページングメッセージ内の複数のUEをアドレス指定することができる。
【0059】
表1は、ページングメッセージの受信のためにUEによって実行される手順を示す。
【0060】
【表1】
【0061】
〔ショートメッセージ〕
ショートメッセージは、DCIフォーマット1_0(TS38.212を参照)のショートメッセージフィールドを使用して、関連付けられたページングメッセージの有無にかかわらず、P-RNTIを使用してPDCCHにおいて送信してもよい。
【0062】
表2は、ビット1が最上位ビットである、一実施例のショートメッセージを示す。
【0063】
【表2】
【0064】
〔3GPP TS 38.331に規定されているページングメッセージ〕
ページングメッセージは、1つ又は複数のUEの通知に使用される。
【0065】
シグナリング無線ベアラ:N/A
RLC-SAP:TM
論理チャネル:PCCH
方向:ネットワークからUEへ。
【0066】
表3は、一実施例としてのページングメッセージのデータ構造を示す。
【0067】
【表3】
【0068】
PagingRecordのフィールドaccessTypeは、ページングメッセージが非3GPPアクセスからのPDUセッションのために発信されたかどうかを示し得る。
【0069】
〔3GPP TS38.212に規定されているように、P-RNTI(ページングDCIと称され得る)によってスクランブルされたDCI〕
以下の情報は、P-RNTIによってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマット1_0によって、送信される、
- ショートメッセージインジケータ - 3GPP TS38.212における表7.3.1.2.1-1に従った2ビット。
【0070】
- ショートメッセージ - 3GPP TS38.331の6.5節に従った、8ビット。ページングのためのスケジューリング情報のみが搬送される場合、このビットフィールドは、予約される。
【0071】
- 周波数領域リソース割り当て -
【0072】
【数1】
【0073】
ビット。ショートメッセージのみが搬送される場合、このビットフィールドは、予約済みである。
【0074】
【数2】
【0075】
は、CORESET0のサイズである。
【0076】
- 時間領域リソース割り当て - 、3GPP TS38.214の第5.1.2.1項で定義される、4ビット。ショートメッセージのみが搬送される場合、このビットフィールドは、予約済みである。
【0077】
- VRBtoPRBへのマッピング - 表7.3.1.2.2-5.に従った、1ビット。ショートメッセージのみが搬送される場合、このビットフィールドは、予約済みである。
【0078】
- 変調及び符号化スキーム - 表5.1.3.1-1.を使用して、3GPP TS38.214の第5.1.3項に定義される、5ビット。ショートメッセージのみが搬送される場合、このビットフィールドは、予約済みである。
【0079】
- TBスケーリング - 3GPP TS38.214の第5.1.3.2項に定義される、2ビット。ショートメッセージのみが搬送される場合、このビットフィールドは、予約済みである。
【0080】
- 予約ビット - 共有スペクトルチャネルアクセスを有するセルにおける動作のための8ビット;そうでない場合、6ビット。
【0081】
表4は、P-RNTIによってスクランブルされたDCIに含まれるショートメッセージインジケータの一実施例を示す。
【0082】
【表4】
【0083】
表5は、3GPP TS38.331に規定されている、(ページング検索空間に従った)ページングのためのPDCCH監視機会のための一実施例としての設定を示す。
【0084】
【表5】
【0085】
〔省電力の拡張〕
ユーザエクスペリエンスは、経験されたデータ速度及び遅延性の観点だけでなく、重要なことにUE電力消費の観点からも、5G/NRの成功の鍵である。従って、UE省電力の拡張は、5G/NRの成功に不可欠である。接続モードDRX(cDRX)への拡張としての省電力シグナル/DCI、最大MIMO層の数への追加適応、BWPフレームワークへの拡張としてのSCell休止の挙動とクロススロットスケジューリング、アイドル/インアクティブモード電力消費のための拡張としてのRRM緩和、及びUEアシスタンス情報を含む、いくつかの省電力方式が議論されてきた。
【0086】
しかしながら、eMBB UE及び低減ケイパビリティNRデバイスの両方、FR2(すなわち、6GHzを超える周波数)配備を用いる接続モード電力消費、及びUEアシスタンス情報のネットワーク利用の最適化を考慮して、NRスタンドアロン(SA)配備におけるアイドル/インアクティブモード電力消費という、顕著な問題に対処するために、追加の拡張が、必要とされる。
【0087】
〔ページング〕
ページングは、ネットワークがページングメッセージによって、RRC_IDLE状態又はRRC_INACTIVE状態におけるUEに到達することを可能にする。ページングはまた、システム情報の変化とETWS/CMAS表示をショートメッセージによって、RRC_IDLE、RRC_INACTIVE、又はRRC_CONNECTED状態におけるUEに通知することをネットワークに許可し得る。ページングメッセージ及びショートメッセージの両方は、PDCCH上のP-RNTIを用いてアドレス指定される。ページングメッセージは、PCCH上で送信され、一方で、ショートメッセージは、PDCCH上で直接送信される。「RRC_IDLE状態」におけるUEは、本開示における「RRC_IDLE」におけるUEとも称される。同様に、「RRC_INACTIVE状態における」は、「RRC_INACTIVEにおける」とも示され、「RRC_CONNECTED状態における」は、「RRC_CONNECTEDにおける」とも称される。
【0088】
RRC_IDLEにおいて、UEは、CN開始ページングのページングチャネルを監視することができるが、RRC_INACTIVEにおいて、UEは、RAN開始ページングのページングチャネルを監視することもできる。UEは、ページングチャネルを連続的に監視する必要はないが、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVEにおけるUEに対しては、DRXサイクル毎に1ページング機会(PO)の間、ページングチャネルを監視することのみが、必要とされる、ページングDRXが定義される。これは、TS38.304で規定されている。ページングDRXサイクルは、以下のようにネットワークによって設定されてもよい。
【0089】
CN開始ページングのために、デフォルトサイクルは、システム情報内でブロードキャストされ得る。
【0090】
CN開始ページングのために、UE固有のサイクルは、NASシグナリングを介して設定され得る。
【0091】
RAN開始ページングのために、UE固有のサイクルは、RRCシグナリングを介して設定され得る。
【0092】
UEは、適用可能なDRXサイクルの内の最短のものを使用し得る。一実施形態において、RRC_IDLEにおけるUEは、CN開始ページングに関連する第1の2つのサイクルの内の最短のものを使用し得るが、RRC_INACTIVEにおけるUEは、上述した3つのサイクルの内の最短のものを使用し得る。
【0093】
UEのPOは、UE IDに基づいて導出され、従ってCN開始ページングのためのPOは、RAN開始ページングのためのPOと重複し得る。DRXサイクルにおける異なるPOの数は、システム情報を介して設定可能であってもよく、ネットワークは、それらのUE IDに基づいて、それらのPOにUEを分配し得る。
【0094】
RRC_CONNECTEDにあるとき、UEは、SI変更インディケーション及びPWS通知のために、システム情報内に示された任意のPO内のページングチャネルを監視し得る。BAの場合において、RRC_CONNECTEDにおけるUEは、共通の検索空間が設定されているアクティブBWP上のページングチャネルのみを監視してもよい。
【0095】
〔ページングのためのDRX〕
UEは、電力消費を低減するために、RRC_IDLE又はRRC_INACTIVEにおいて、DRXを使用し得る。UEは、DRXサイクル毎に1つのPOを監視し得る。POは、PDCCH監視機会のセットであってよく、TS38.213で特定されるように、ページングDCIが送信され得る、複数の時間単位(例えば、スロット、サブフレーム、OFDMシンボルなど)を含んでよい。1つのページングフレーム(PF)は、1つの無線フレームであり、1つ又は複数のPO又はPOの開始点を含むことができる。
【0096】
マルチビーム動作において、UEは、同じページングメッセージ及び同じショートメッセージが全ての送信されたビームにおいて繰り返されると仮定し、従って、ページングメッセージ及びショートメッセージの受信のためのビームの選択は、UEの実施形態に依存する。ページングメッセージは、RAN開始ページングとCN開始ページングの両方で同じである。
【0097】
いくつかの実施形態において、UEは、RAN開始ページングを受信すると、RRC接続再開手順を開始し得る。UEがRRC_INACTIVE状態においてCN開始ページングを受信した場合、UEは、RRC_IDLE状態に移行し、NASに通知し得る。
【0098】
〔問題〕
ページングは、NWがページングメッセージによってUEに到達し、システム情報の変更及び/又はETWS/CMASインディケーションをショートメッセージによってUEに通知することができる。図1は、本開示の一例としての実施形態に従った、ページングプロセス100を示す。UEは、PDCCHを監視し、P-RNTIによってスクランブルされたDCIを介して送信されるページング102を受信することができる(例えば、ページングDCI/DCIフォーマット1_0)。UEがページング102を受信するとき、UEは、DCIに含まれるショートメッセージインジケータ106を検査して、DCIで搬送されるショートメッセージ108が存在するかどうかを識別し、ページングメッセージ110のスケジューリング情報があるかどうかを検査することができる。ショートメッセージインジケータ106のビット値の一実施例は、先に開示した表2に示される。ショートメッセージ108の一例としての形式は、先に開示した表4に示される。ショートメッセージインジケータ106は、ページングメッセージ110が存在することを示す場合、UEは、DCIによって示されるスケジューリング情報に基づいて、PDSCH上でページングメッセージ110を更に受信し得る。UEは、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEの間にページングメッセージ110を受信するとき、ページング記録112に含まれるUE IDフィールドが上位層によって割り当てられるか、又はUEの保存されたRNTIであってもよいUE IDとマッチするかどうかを検査してもよい。ページング記録112に含まれるUE IDフィールドがUE IDとマッチする場合、UEは、NWがUEに到達したいことを認識し、UEは、それに応じていくつかの挙動を実行することができる。
【0099】
その上、電力消費を低減するために、DRXメカニズムは、ページング監視(すなわち、ページングのためのPDCCH監視)のために適用され得る。UEは、PDCCHを連続的に監視する必要はない。図2は、本開示の一例としての実施形態に従った、ページング監視200のためのDRXメカニズムを示す。UEは、DRXサイクルと、POの決定のためのいくつかのパラメータとを用いて設定され得る。UEは、DRXサイクル毎に1つのPOのみを監視することができる。いくつかの場合において(例えば、マルチビーム動作、共有スペクトルチャネルアクセスを有する動作など)、UEは、1つのPOにおいて複数のPDCCH監視機会(本開示では「MO」と称される)を監視し得る。図2に示すように、UEは、DRXサイクル#1におけるPO1 202を監視し、DRXサイクル#2におけるPO2 204を監視する。DRXサイクル#1内にPF#1があり、DRXサイクル#2内にPF#2が存在する。UEは、PO1 202内のMO1、MO2、MO3、MO4を含む4つのPDCCH監視機会を監視する。一実施形態において、POは、S個の連続するPDCCH監視機会を含むことができ、Sは、SIB1内のssb-PositionsInBurstに従って決定された、実際に送信されたSSBの数である。PO内のページングのためのK番目のPDCCH監視機会は、送信されたK番目のSSBに対応し、Kは、整数である。一実施形態において、ページングのためのMOに関連する設定は、以下のIE、pagingSearchSpace、firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPO、及びnrofPDCCH-MonirotingOccasionPerSSB-InPOの内の少なくとも1つを含むことができる。
【0100】
しかしながら、UEは、NWによって設定されたPDCCH監視機会を監視するだけでよいとしても、ページング(例えば、ページング機会)のための不要なPDCCH監視は、依然としてある程度存在する。例えば、UEは、存在する可能性のあるページングを受信することを試みるために、各PO(及び/又はPO内の対応するMO)を周期的に監視する必要がある。しかしながら、UEのためのページングは、定期的に送信されないことがある。例えば、ページングは、長時間に1回のみ送信される場合がある。現在のDRXメカニズムに基づいて、ページングが存在しない場合、及び/又はページングが存在するがUEのために示されていない場合、UEは、POを監視するために電力を浪費することになる。より具体的に、ページングメッセージに含まれるUE IDフィールドがUE IDとマッチしない場合、UEは、ページングDCIによって示される対応するページングメッセージを受信する電力を浪費することがあり、これは誤警報であり得る。(例えば、ページング機会上で)ページングのための不必要なPDCCH監視を低減するための実施形態が、以下に開示される。
【0101】
NRにおいて、RRC_CONNECTEDのための省電力機構は、(省電力ワークアイテムにおいて)導入された。省電力機構は、PS-RNTI(DCP)によってスクランブルされたCRCを有するDCIである新しいインディケーションを導入した。図3は、本開示の一例としての実施形態に従った、DCPを採用する省電力方式300を示す。DCP302は、UEがDRXサイクル内のDRXオン持続時間304の次の発生の間、PDCCHを監視することを要求されるかどうかを示すために使用される。UEがアクティブBWP上でDCP302を検出しない場合、UEがその場合にそうするように明示的に設定されていない限り、UEは、DRXオン持続時間304の次の発生の間にPDCCHを監視しない。
【0102】
DCPは、PDCCH監視におけるUEの挙動を(動的に)制御するための特定のDLシグナルである。DCPの利点は、不必要なPDCCH監視を低減することである。しかしながら、DCPは、接続モードDRX(C-DRX)のために設計され、このモードは、RRC_CONNECTEDにおけるPDCCH監視を低減するためにのみ使用され、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEにおける(例えば、ページング機会上で)ページングのためのPDCCH監視を低減するために使用されない。
【0103】
その結果として、NRにおいて、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEにおける(例えば、ページング機会上で)ページングのための不必要なPDCCH監視を低減するために、新しいシグナル/インディケーション(例えば、ページング早期インディケーション)が必要とされる。新しいシグナル/インディケーション(例えば、PEI)の実施形態は、以下に開示される。
【0104】
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、ページング早期インディケーション(PEI))〕
NRにおいて、ページングのための不必要なPDCCH監視を低減するために、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)が必要とされ得る。新しいシグナリング/インディケーションは、NRにおけるDCP及び/又はLTEにおけるWUSでなくてもよい。新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の主な機能は、UEがページングのために設定されたPDCCH監視機会をスキップすることができるとき、UEに通知するために使用され得る(例えば、UEは、ページングのためにPDCCHを監視する必要がない)。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、1つ又は複数の次回のPOの監視をスキップするようにUEに示すことができ、各POは、1つ又は複数のPDCCH監視機会を含むことができる。一方、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の主な機能は、UEがページングのために設定されたPDCCH監視機会を監視するためにウェイクアップすべきとき、UEに通知するために使用され得る(例えば、UEはページングのためにPDCCHを監視すべきである)。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、1つ又は複数の次回のPOを監視することをUEに示すことができ、各POは、1つ又は複数のPDCCH監視機会を含むことができる。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、単一の特定のインディケーションとして組み合わされ、実施され得る。UEは、BSから受信された新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)に基づいて、1つ又は複数のPOを監視するかどうかを決定することができる。
【0105】
本開示における実施形態は、以下を含む問題に対処する:
・どんな方法で新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を設定するか。
【0106】
・いつUEは新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しなければならないか。
【0107】
・何の情報を、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)に含めることができるか。
【0108】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信するときのUEの挙動。
【0109】
・どんな方法で新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の信頼性を高めるか。
【0110】
・どんな方法で新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)が他のリソースと衝突した場合に対応するのか。
【0111】
・どんな方法でUEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を見逃すケースを処理するか。
【0112】
・どんな方法で新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)をあまりに頻繁に監視することを回避するか
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のためのフォールバック機構
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のためのUEケイパビリティ/UEアシスタンス情報
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定〕
新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、セル固有シグナリング、UEグループ固有シグナリング、及び/又はUE固有シグナリングであり得る。一実施形態において、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、セル内の全てのUEに示され得る。一実施形態において、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、セル内のUEのグループに示され得る。一実施形態において、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、固有のUEに示され得る。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定(及び/又はパラメータ)は、RAN又はNAS又はコアネットワーク(CN)によって設定され得る。例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定(及び/又はパラメータ)は、RANレベル(例えば、RRCレイヤ、MACレイヤ、PHYレイヤ)シグナリング又はNASレベル(例えば、NASレイヤ)シグナリングであってもよい。新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定(及び/又はパラメータ)がRANレベルシグナリングである場合、それは、サービングセル(又はgNB又はeNB)によってUEに設定され得る。新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定(及び/又はパラメータ)がNASレベルシグナリングである場合、それは、CN(例えば、EPC、5GC、特に、EPCのMME、特に、5GCのAMF)によってUEに設定され得る。
【0113】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、セル固有のシグナリングである。監視機会(例えば、検索空間及び/又は関連付けられた制御リソースセット)は、同じセル内の全てのUEのための共通の監視機会(例えば、共通の検索空間及び/又は共通のリソース制御セット)であってもよい。
【0114】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、UEグループ固有のシグナリングである。UEグループ固有である新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、UEグループ情報を示し得る。UEは、UEグループのための1つ又は複数の監視機会(例えば、検索空間及び/又は関連付けられた制御リソースセット)を用いて設定されてもよい。各監視機会(例えば、検索空間及び/又は関連付けられた制御リソースセット)は、UEグループに関連付けられ得る。代替的に、UEは、異なるUEグループを監視するために異なるRNTIを有し得る(又は異なるRNTIを用いて設定される)。
【0115】
NWは、いくつかの基準に基づいて、(UEグループのための)どの監視機会を監視するかをUEに示し得る。代替的に、UEは、いくつかの基準に基づいて監視するUEグループの内の1つ又は複数を選択し得る。
【0116】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、グループIDといった、UEグループを示し得る。UEは、UEがUEグループに関連付けられているかどうかに従って、POを監視するかどうかを決定し得る。
【0117】
一実施形態において、UEグループは、以下の要素/フィールド/情報の内の少なくとも1つに基づいて形成/決定され得る:
・UE ID。例えば、NWは、UE IDに基づいて、UEをいくつかのUEグループに等しく分散することができる。
【0118】
・UEサービスタイプ/特性。例えば、QoS又はeMBB/URLLC/eMTC UEに基づいている。
【0119】
・UEの要求された/サポートされたスライス(例えば、ネットワークスライス、RANスライス)。例えば、UEの登録された/許可された/サポートされたS-NSSAIに基づく。ここでS-NSSAIは、1つのスライスに関連付けることができる。
【0120】
・UEケイパビリティ。例えば、低減されたケイパビリティのUEは、固有のUEグループに関連付けられてよい。
【0121】
・UEアシスタンス情報。例えば、いくつかのUEの選好。例えば、いくつかのUEアシスタンス情報の組合せである。UEアシスタンス情報は、UEによってBSに提供され得る。
【0122】
・ページング確率。ページング確率情報は、RRCシグナリング及び/又はNASシグナリングを介して、UEとNW(例えば、RAN及び/又はCN、5GC)との間で交渉され得る。
【0123】
・周波数範囲(例えば、FR1/FR2)
・UEのRRC状態(RRC_IDLE、RRC_INACTIVE、RRC_CONNECTED)
・例えば、(RSRP及び/又はSINRを介した)SSB/CSI-RSの測定結果に基づいた、UEのチャンネル状態。
【0124】
・UEのエリア。例えば、UEは、いくつかの地理的情報に基づいて自身のエリアを知り得る。
【0125】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、UE固有のシグナリングである。UEは、1つ又は複数の監視機会(例えば、検索空間及び/又は関連付けられた制御リソースセット)を用いて設定され得る。
【0126】
一実施形態において、UEは、特定のRNTI(例えば、UE固有のRNTI)に基づいて、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のためにPDCCHを監視し得る。
【0127】
新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定(及び/又は対応するパラメータ)は、システム情報(例えば、SIB1、SIB2など)及び/又は専用RRC設定(例えば、RRC再設定、RRCリリース(一時停止設定のあり/なし)など)で提供され得るが、これらに限定されない。
【0128】
UEは、セル固有RNTI、グループ固有RNTI、及び/又はP-RNTI、I-RNTIといった、UE固有RNTIに基づいて、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視し得る。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視のために新しいRNTIを導入し得る。新しいRNTIは、システム情報及び/又は専用RRC設定(例えば、RRC再設定、RRCリリース(一時停止設定のあり/なし)、固定値、及び/又はその他)を介して設定され得る。
【0129】
新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、DCI、MAC CE、RRCシグナリング、システム情報、及び/又はNASシグナリングを介して送信され得ることに留意されたい。
【0130】
新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定は、以下のIE/パラメータ/フィールド/情報の内の少なくとも1つを含むことができる:
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の検索空間/CORESET/BWP
UEは新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視のために使用される特定の検索空間/CORESET/BWPを用いて設定され得る。新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、特定の検索空間/CORESET/BWP上で送信され得る。
【0131】
新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の検索空間は、ページング検索空間といった、特定の検索空間(例えば、R-15/R-16における既存の検索空間)を再使用(又は関連付け)し得る。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、ページング監視機会(例えば、PO)上で(又はページング監視機会の前に)送信され得る。代替的に特定の検索空間/CORESET/BWPは、特定のPDCCH/DCI(例えば、RRC_INACTIVEにおけるデータ送信のためのDLシグナリング)を受信するために使用される特定の検索空間/CORESET/BWPであってもよい。一実装形態において、BWPは、初期/デフォルトのBWPであってよい。一実施形態において、BWPは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視のために設定された特定のBWPであってもよい。一実施形態において、BWPは、RRC_IDLE/RRC_INACTIVE内にPDCCH監視のために設定された特定のBWPであり得る。特定のBWPが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のために設定される場合、UEは、(例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視するためのタイミングの前に)特定のタイミングで、そのアクティブBWPを特定のBWPに切り替える必要があり得る。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視が行われた後、特定のBWPから初期/デフォルトBWPに戻るように切り替える必要があり得る。
【0132】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のオフセット
オフセットは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)とPO(の開始位置)、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルなどとの間の時間ギャップであってよい。UEは、ページング、PF、及び/又はDRXサイクルのためのPO、PDCCH監視機会(のそれぞれ)の前に、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)及びオフセットを監視し得る。オフセットの値は、スロット、シンボル、サブフレーム、無線フレーム、msなどの時間単位であってよい。オフセットの値は、ゼロであってもよい。
【0133】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の開始位置(点)
新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の開始位置は、各検索空間、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクル上の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視を開始するための時間ロケーション/オフセットであってよい。オフセットの値は、時間単位、例えば、スロット、シンボル、サブフレーム、無線フレーム、msなどであってよい。オフセットの値は、ゼロであってもよい。
【0134】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の持続時間
持続時間は、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視し続けるべきである持続時間であってよい。
【0135】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視すべき時間をUEが制御するためにタイマーが設定され得る。タイマーの値は、スロット、シンボル、サブフレーム、無線フレーム、msなどの時間単位であってよい。タイマーの値は、無限大であってもよい。タイマーが無限大として設定される場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の各監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しなければならない。
【0136】
タイマーが動作している間、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の各監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視する必要があり得る。
【0137】
タイマーは、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)、ページング、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEにおけるDLシグナリング、ショートメッセージ、システム情報などを受信したとき、(再)開始され得る。
【0138】
タイマーは、UEがRRC_CONNECTED状態に入るとき、停止されてよい。タイマーは、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)、ページングDCI、ページングメッセージ、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEにおけるDLシグナリング、ショートメッセージ、システム情報などを受信したとき、又はUEが省電力動作を終了したときに停止され得る。
【0139】
タイマーが満了する(又は実行されていない)とき、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視を停止することができる。タイマーが満了するとき、UEは、各POを監視する必要があり得る。
【0140】
一実施形態において、持続時間は、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF及び/又はDRXサイクル、の数に関連付けられてよい。UEは、カウンタを維持することができる。カウンタの初期値は、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF及び/又はDRXサイクル、の数として設定されてもよい。UEは、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を(正常に)一度監視する場合、カウンタを1だけ減少させることができる。カウンタがゼロでない場合、UEは、その監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視する必要があり得る。カウンタがゼロに達した場合、UEは、その監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することができず、UEは、各POを監視する必要があり得る。カウンタがゼロに達した場合、UEは、省電力動作を終了する/終わることができる。
【0141】
カウンタは、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)設定、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)、ページングDCI、ページングメッセージ、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEにおけるDLシグナリング、ショートメッセージ、システム情報などを受信すると、(その初期値に)リセットされ得る。
【0142】
カウンタは、一定期間の間に、1回リセットされてもよい。カウンタをリセットする頻度は、NWによって設定できる。
【0143】
・持続時間における新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の数
一実施形態において、UEは、持続時間中に複数の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視する必要があり得、持続時間は、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの持続時間であり得る。一実施形態において、NWは、持続時間中に同じ新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を複数回、送信/繰り返すことができる(例えば、複数の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の内容は、同じであってよい)。この数は、(例えば、SIB1におけるssb-PositionsInBurstに従って決定された)実際に送信されたSSBの数に関連付けられてもよい。
【0144】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の周期性
周期性は、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会と次の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会との間の時間ギャップであってよい。周期性は、スロット、シンボル、サブフレーム、無線フレーム、msなどの時間単位であってよい。周期性の単位は、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルに関連付けられ得る。
【0145】
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)機能〕
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は(例えば、ページング機会に)ページングのためにPDCCHの監視をスキップするようにUEに示し得る。
【0146】
一実施形態において、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会(例えば、PEI)において新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号するかどうかに基づいて、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用すべきかどうか(例えば、ページング機会においてページングのためのPDCCHのモニタリングをスキップすべきかどうか)を決定し得る。例えば、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号する場合、UEは、ページング機会においてページングするためのPDCCH監視をスキップし得る。対照的に、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号しない場合、ページング機会にページングするためのPDCCHの監視をスキップしないことがある。
【0147】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)において示される命令に基づいて、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用すべきかどうか(例えば、ページング機会においてページングのためのPDCCHをスキップするかどうか)を決定し得る。例えば、命令は、UEがPOの監視をスキップするかどうかを明示的に示す値又はビットを含み得る。例えば、値が第1の値(例えば、「0」)である場合、UEは、ページング機会においてページングのためのPDCCHを監視する必要があることがあり、値が第2の値(例えば、「1」)である場合、UEは、ページング機会にページングのためにPDCCHを監視することをスキップすることができる。例えば、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)に示された命令を考慮することによって、具体的な基準を満たす場合、UEは、ページング機会にページングのためのPDCCHの監視をスキップすることができる。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)内の命令は、ブールインジケータであってよい。UEがインジケータ「1」を含む新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信する場合、又はUEがインジケータなしで新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信する場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用し得る。UEがインジケータ「0」を有する新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信する場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用しないことができる。
【0148】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号しない場合、UEは、TSにおいて規定され、且つ/又はNWによって設定され得るデフォルトアクションを採用し得る。デフォルトのアクションは、ページング機会にページングするPDCCHを監視する、又はPOの監視をスキップすることである。
【0149】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号しない場合、UEは、(次回の又は次の)ページング機会にページングのためにPDCCHの監視をスキップしないことができる。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のこの監視機会の直後に、ページング機会におけるページングのためにPDCCHを監視する必要があり得る。
【0150】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しない場合(例えば、監視機会が別のUL/DLリソース又は監視機会(例えば、ページング機会、PRACH)、測定ギャップなどと衝突する場合)、UEは新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しないことがある。その後、UEは、(次回の又は次の)ページング機会にページングのためにPDCCHの監視をスキップしないことがある。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のこの監視機会の直後に、ページング機会にページングのためにPDCCHを監視する必要があり得る。
【0151】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会が別のUL/DLリソース又は監視機会(例えば、ページング機会、PRACH)、測定ギャップなどと衝突する場合、UEは新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)に優先順位を付けることができる。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視し、他のUL/DLリソース上で送信/受信を実行しない。一実施形態において、UEは、TSで定義された、特定のルール及び/又は優先順位に基づいて、モニタリング機会、チャネル、UL/DLリソースに優先順位を付けることができる。
【0152】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しない場合(例えば、監視機会が別のUL/DLリソース又は監視機会(例えば、ページング機会、PRACH)、測定ギャップなどと衝突する場合)、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しないことがある。次に、UEは、TSの中で特定される、且つ/又はNWによって設定されることがある、デフォルト動作を採用し得る。デフォルトのアクションは、ページング機会おいてページングするためのPDCCHを監視する、又はPOの監視をスキップすることである。
【0153】
・ULリソースは、PRACHリソース、PUCCHリソース、PUSCHリソース、SRSなどでありうる。
【0154】
・DLリソースは、SSB、CSI-RS、PDSCH、PO、ページングのためのPDCCH監視機会などであってもよい。
【0155】
・一実施形態において、デフォルトアクションは、NAS信号を介して設定され得る。
【0156】
・一実施形態において、デフォルトアクションは、RRC設定(例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための設定)を介して設定され得る。
【0157】
・一実施形態において、デフォルトアクションは、システム情報を介して設定され得る。
【0158】
・一実施形態において、デフォルトアクションは、ショートメッセージ及び/又はページングメッセージで搬送され得る。例えば、デフォルトアクションは、ショートメッセージの中のインジケータ(例えば、ビットマップの1ビット)を介してUEに示され得る。インジケータが最初の値を示す(例えば、ビットが「1」にセットされる)場合、UEは、デフォルトアクションを適用し得る。インジケータが2番目の値を示す(ビットが「0」にセットされる)場合、UEは、デフォルトアクションを適用しないことがある。別の実施例において、デフォルトアクションがインジケータ(例えば、1ビット)又はページングメッセージ内のパラメータを介してUEに示されてもよい。インジケータが第1の値を示し(例えば、ビットが「1」にセットされる)、且つ/又はデフォルトアクションに関連付けられたパラメータがページングメッセージに含まれ、インジケータ及び/又はパラメータが、UE IDを含むページングレコードに関連づけられる(又は含まれる)場合、UEは、デフォルトアクションを適用してもよい。インジケータが第2の値を示し(例えば、ビットが「0」にセットされる)、且つ/又はデフォルトアクションに関連付けられたパラメータがページングメッセージに含まれず、インジケータ及び/又がパラメータがUE IDを含むページングレコードに関連づけられる(又は含まれる)場合、UEは、デフォルトアクションを適用してもよい。
【0159】
一実施形態において、UEが特定の手順を実行している(又は特定の手順を開始する)とき、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視し得る。一実施形態において、UEが特定の手順を実行している(又は特定の手順を開始する)とき、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しないことがある。
【0160】
・特定の手順は、RA手順、RRC接続再開手順、RRC接続確立手順、RRC接続再確立手順、セル(再)選択手順、RNA更新(例えば、T380は、SIB1の受信時に満了する、又はトリガされる)、トラッキングエリア更新、及び/又はその他とすることができる。
【0161】
一実施形態において、UEがRRC_CONNECTED状態にあるとき、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しないことがある。
【0162】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、(例えば、ページング機会において)ページングのためのPDCCHを監視するためにウェイクアップすることをUEに示すことができる。
【0163】
一実施形態において、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会(例えば、PEI)において新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号するかどうかに基づいて、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用するかどうか、例えば、ページング機会においてページングのためのPDCCHを監視するためにウェイクアップするかどうかを決定し得る。例えば、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号する場合、UEは、ページング機会においてページングするためのPDCCHを監視するためにウェイクアップすることができる。対照的に、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号しない場合、UEは、ページング機会においてページングのためのPDCCHを監視するためにウェイクアップしないことがある。
【0164】
一実施形態において、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)中に示された命令に基づいて、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用するかどうか、例えば、ページング機会においてページングするためのPDCCHを監視するためにウェイクアップするかどうかを決定することができる。例えば、命令は、UEがウェイクアップするかどうかを明示的に示す値又はビットを含むことができる。例えば、値が最初の値(例えば、「1」)である場合、UEは、ページング機会にページングのためのPDCCHを監視するためにウェイクアップする必要があることがあり、一方で、値が2番目の値(例えば、「0」)である場合、UEは、ウェイクアップしなくてもよく、ページング機会においてページングのためのPDCCHを監視しなくてもよい。一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)内の命令は、ブールインジケータであってよい。UEがインジケータ「1」を含む新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信する場合、又はUEがインジケータなしで新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信する場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用し得る。UEがインジケータ「0」を有する新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信する場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の機能を適用しないことがある。
【0165】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号しない場合、UEは、TSにおいて指定され、且つ/又はNWによって設定され得るデフォルトアクションを採用し得る。デフォルトアクションは、ページングのために(例えば、ページング機会に)PDCCHを監視するためにウェイクアップするか、ウェイクアップしないかのいずれかである。
【0166】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のPDCCH監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号しない場合、UEは、ウェイクアップし、ページングのために、次回の(又は次の)PDCCH監視機会を監視し得る。代替的に、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のPDCCH監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を正常に受信/検出/復号しない場合、UEは、ページングのための次回の(又は次の)PDCCH監視機会の開始時にウェイクアップすることができる。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)持続時間の終了とページングのためのPDCCH監視機会の開始との間のギャップの間、依然としてスリープしてもよい。
【0167】
一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のPDCCH監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しない場合(例えば、PDCCH監視機会が別のUL/DLリソース又はPDCCH監視の機会(例えば、ページング機会、PRACH)、測定ギャップなどと衝突する場合)、UEはウェイクアップし、ページングのために、次回の又は次のPDCCH監視機会を監視し得る。代替的に、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のPDCCH監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しない場合(例えば、PDCCH監視機会が別のUL/DLリソース又はPDCCH監視機会(例えば、ページング機会、PRACH)、測定ギャップなどと衝突する場合)、UEは、ページングのための次回の又は次のPDCCH監視機会の開始時にウェイクアップすることができる。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)持続時間の終了とページングのためのPDCCH監視機会の開始との間のギャップの間、依然としてスリープしてもよい。
【0168】
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)と、ページング、PF、及び/又はDRXサイクルのための1つ又は複数のPO、PDCCH監視機会との間の関連付け〕
一実施形態において、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令は、1つのPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF及び/又はDRXサイクルに適用され得る。一実施形態において、UEは、ページング、PF、及び/又はDRXサイクルのための後続の(又は次の)PO、PDCCH監視機会のために、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令のみを適用し得る。図4は、本開示の一例としての実施形態に従った、1つのPO/PF/DRXサイクルに関連付けられた新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のタイミング図400を示す。PEI402は、PO1 404(又はPF#1、又はDRXサイクル#1)に関連付けられる。UEは、PEI402の命令をPO1 404(又はPF#1、又はDRXサイクル#1)に適用することができる。同様に、PEI412は、PO2 414(又はPF#2、又はDRXサイクル#2)に適用される。UEは、PO2 414(又はPF#2、又はDRXサイクル#2)のためにPEI412の命令を適用することができる。
【0169】
一実施形態において、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令は、複数のPO、ページングのためのPDCCH監視機会、及び/又はDRXサイクルに適用され得る。一実施形態において、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数は、明示的なインディケーション又は暗黙的なインディケーションに基づいてもよい。図5は、本開示の一例としての実施形態に従った、複数のPO/PF/DRXサイクルに関連付けられた新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のタイミング図500を示す。PEI502は、PO1 504並びにPO2 514(PF#1並びにPF#2、又はDRXサイクル#1並びにDRX#2)に関連付けられる。UEは、PO1 504及びPO2 514(PF#1及びPF#2、又はDRXサイクル#1及びDRX#2)のためにPEI502の命令を適用することができる。PEI502は、PEI502が関連付けられたPO/PF/DRXサイクルの数を示すことができる。図5に示す実施例に従って、PEI502は、2つのPO/PF/DRXサイクルを示すことができる。
【0170】
・一実施形態において、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数についての明示的なインディケーションは、DCIのフィールドを使用するなどして、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)に含まれ得る。
【0171】
・一実施形態において、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数は、NASシグナリングを介して設定され得る。NASシグナリングは、RRCメッセージにカプセル化され得る。UEのRRCエンティティは、NASシグナリングを含むRRCメッセージを受信し、NASシグナリングをUEのNAS層に転送してもよい。NASシグナリングを受信すると、UEのNAS層は、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数の情報を取得し得る。UEのNAS層は更に、必要なRANレベルパラメータ(例えば、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数の情報の内の少なくとも1つ)をUEのRRCエンティティに転送してもよい。
【0172】
・一実施形態において、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数は、RRC設定(例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための設定)を介して設定され得る。
【0173】
・一実施形態において、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数は、システム情報を介して設定されてもよい。
【0174】
・一実施形態において、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数は、ショートメッセージ及び/又はページングメッセージ内で搬送され得る。
【0175】
・一実施形態において、UEは、PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの数を受信すると、値を保存することができる。
【0176】
一実施形態において、UEは、1つ又は複数のPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルのために、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令を、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の次の監視機会まで適用することができる。
【0177】
一実施形態において、UEは、次の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)が受信されるまで、1つ又は複数のPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルのために、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令を適用することができる。次いで、UEは、それに応じて、次の受信された新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令を適用することができる。
【0178】
一実施形態において、UEは、関連付けられた1つ又は複数のPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルの終了まで、1つ又は複数のPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルのために、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令を適用することができる。
【0179】
一実施形態において、UEは、次のK(Kは整数)回のDRXサイクル(Kは整数)、の終了まで、1つ又は複数のPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルのために、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令を適用することができる。Kは、(例えば、専用のシグナリング又はブロードキャストシステム情報を介して)事前に定義されてもよく、又は事前に設定されてもよい。
【0180】
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の有効性〕
一実施形態において、1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令は、一定期間にわたって適用され得る。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令が、一定期間中に有効であると見なすことができる。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令が、一定期間の後に有効でないと見なすことができる。
【0181】
一実施形態において、有効性タイマーは、UEのために設定され得る。有効性タイマーが動作している間、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令が有効であると見なすことができる。有効性タイマーが動作していない間、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令が有効でないと見なすことができる。
【0182】
図6は、本開示の一例としての実施形態に従った、関連付けられた新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)及び有効性タイマーのタイミングチャート600を示す。一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)602を受信するとき、UEは、有効性タイマーを(再)開始することができる。有効性タイマーが持続時間T1内で動作している間、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)602の命令に基づいて、ページングのための全てのPO/PDCCH監視の機会を監視する必要がある。従って、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)602がUEにPOを監視するように命令する場合、有効性タイマーが動作している間、UEは、PO1 610、PO2 620、及びPO3 630を監視する必要があり得る。有効性タイマーはPO4 640で動作していないため、UEは、例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)602の命令にかかわらず、PO4 640を監視する必要があるかもしれないし、ないかもしれない。一方で、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)がPOを監視しないことをUEに示す場合、有効性タイマーが動作している間、UEは、PO1 610、PO2 620、及びPO3 630を監視する必要がないことがある。有効性タイマーは、PO4 640で動作していないため、UEは、例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)602の命令にかかわらず、PO4 640を監視する必要があるかもしれないし、ないかもしれない。一実施形態において、UEは、有効性タイマーの動作時間内に入らないPOを(例えば、省電力アプローチを考慮せずにレガシーPF/PO式に従うことによって)監視することができる。一実施形態において、有効性タイマーの動作時間内に収まらないPOをUEが監視する必要があるかどうかはデフォルトアクション(事前に設定されているか、事前に定義されていてよい)に基づいてもよい。
【0183】
一実施形態において、有効性タイマーの値は、RRC設定(例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための設定)を介して設定され得る。
【0184】
一実施形態において、有効性タイマーの値は、システム情報を介して設定され得る。
【0185】
一実施形態において、有効性タイマーの値は、ページングDCI、ショートメッセージ、及びページングメッセージの内の少なくとも1つで搬送され得る。
【0186】
一実施形態において、有効性タイマーの値は、(例えば、SIB1内のssb-PositionsInBurstに従って決定された)実際に送信されたSSBの数に関連付けられ得る。
【0187】
一実施形態において、有効性タイマーが無限大として設定される場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を常に監視することができる。一実施形態において、有効性タイマーがゼロとして設定されている、又は設定されていない(又は提示されていない)場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視しないことがある。
【0188】
〔省電力プロファイル〕
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーションは、省電力プロファイル(及び/又はパラメータ)を示すことができる。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の命令に基づいて、新しい省電力プロファイル(及び/又はパラメータ)を適用することができる。例えば、省電力プロファイル(及び/又はパラメータ)の明示的なインディケーションは、例えば、DCIのフィールドを使用して、新しいシグナリング/インディケーションに含まれてもよい。一実施形態において、UEは、複数の省電力プロファイル(及び/又はパラメータ)を用いて設定され得、省電力プロファイルの各々は、インデックスに関連付けられ得る。新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、省電力プロファイルの1つを示すためのインデックスを示してもよい。
【0189】
一実施形態において、サービングセル(又はgNB)は、複数の省電力プロファイルを用いてUEを設定し得る。例えば、UEは、第1の省電力プロファイル及び第2の省電力プロファイルを用いて設定され得る。第1の省電力プロファイルのパラメータは、第2の省電力プロファイルのパラメータと同じであってもよいし、異なっていてもよい。各省電力プロファイルは、UE(又はネットワーク)が省電力方式で動作することができるように、UEが適用するためのパラメータのセットを含むことができる。省電力プロファイル内のパラメータのセットは、DRX設定(例えば、DRX-Config IE)、ページング関連設定(例えば、PCCH-Config IE)、PDCCH監視関連設定(例えば、PDCCH-ConfigCommon)、及び/又は省電力方式/モードで動作するようにUEを設定するために必要とされる任意のパラメータのうちの1つ又は複数を含むことができる。
【0190】
・DRX設定は、DRXオン持続時間タイマー(例えば、drx-onDurationTimer IE)、DRXインアクティビティタイマー(例えば、DRX-InactivityTimer IE)、DRX HARQ RTT DLタイマー(例えば、DRX-HARQ-RTT-TimerDL IE)、DRX HARQ RTT ULタイマー(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerUL IE)、DRX DL再送タイマー(例えば、drx-RetransmissionTimerDL IE)、DRX UL再送タイマー(例えば、drx-RetransmissionTimerUL IE)、DRXロングサイクルスタートオフセット(例えば、DRX-LongCycleStartOffset IE)、DRXショートサイクル(例えば、DRX-ShortCycle IE)、DRXショートサイクルタイマー(例えば、drx-ShortCycle IE)、DRXスロットオフセット(例えばdrx-SlotOffset IE)、の内の少なくとも1つを含むことができる。
【0191】
・ページングに関連する設定は、ページングサイクル(例えば、DRXサイクル、defaultPagingCycle IE、ran-PagingCycle IE、PagingCycle IE)、PFの各POのページングのための第1のPDCCH監視機会(例えば、firstPDCCH-MonitoringOccasionOfPo IE)、ページングサイクル内の総ページングフレームの数を導くUEによって使用されるオフセット(3GPP TS36.304内のPF/PO式で使用されるパラメータNに対応する)及び(3GPP TS36.304のPF/PO式で使用されるパラメータPF_offsetに対応する)ページングフレームオフセット(例えば、nAndPagingFrameOffset IEなど)、ページングフレームごとのページング機会の数(例えば、ns IE)、ページングフレームのためのSSBに関連するPDCCHモニタリング機会の数(例えば、nrofPDCCHMonitoringOccasionPerSSB IE)を含み得る。
【0192】
・PDCCH関連の設定は、制御リソースセット、検索スペースリスト、POの第1のPDCCH監視、ページング検索スペースなどを含み得る(ただし、これらに限定されない)。
【0193】
〔新規シグナリング/インディケーション監視の繰り返しの数〕
図7は、本開示の一例としての実施形態に従った、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返し機構700を示す。一実施形態において、NWは、2つ以上の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)をUEに設定する/示す/繰り返すことができ、複数の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、1つのPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルのための同じ挙動を示すために同じ情報を含むことができる。図7に示すように、NWは、PEIの繰り返しの数を3回に設定することができる。UEは、PEI702、PEI704、及びPEI706を受信することができ、これらは全て、PO1 710(又はPF#1、又はDRXサイクル#1)に適用されるべき同じ命令/情報を含むことができる。
【0194】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返しの数は、UEが1つのPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルのために監視すべきである、新しいシグナリング/インディケーション(たとえば、PEI)監視機会の数を示すことができる。
【0195】
・一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返しの数は、RRC設定(例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための設定)を介して(事前に)設定され得る。
【0196】
・一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返しの数は、システム情報を介して(事前に)設定されてもよい。
【0197】
・一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返しの数は、ページングDCI、ショートメッセージ、及び/又はページングメッセージの内の少なくとも1つにおいて搬送され得る。
【0198】
・一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返しの数は、(例えば、SIB1におけるssb-PositionsInBurstに従って決定された)実際に送信されたSSBの数に関連付けられてもよい。例えば、UEは、実際に送信されたSSBの各々が新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を送信すると仮定することができる。
【0199】
・一実施形態において、繰り返しの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)は、UEがページングのためのPDCCHを(ページング機会上で)監視すべきかどうかを示すために、同じ情報(例えば、同じ命令)を含むことができる。UEは、ランダムに選択された実際に送信されたSSBから新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信することができる。
【0200】
・一実施形態において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための繰り返しの数を受信するとき、UEは、その数値を保存し得る。
【0201】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の繰り返しのための全ての監視機会において新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)が正常に受信されなかった場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の受信が失敗したと見なし得る。
【0202】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の繰り返しのための監視機会において新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の繰り返しの内の少なくとも1つが正常に受信された場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の受信が成功したと見なし得る。
【0203】
一実施形態において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の繰り返しのための監視機会で新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の繰り返しの内の1つが正常に受信された場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の繰り返しの監視を停止することができる。
【0204】
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視の禁止〕
一実施形態において、UEは、いくつかの場合において新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することを禁止され得る。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することができなかった。
【0205】
一実施形態において、禁止タイマーは、UEのために(事前に)設定され得る。禁止タイマーが動作している間、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することができない。禁止タイマーが動作していない場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することができる。
【0206】
・禁止タイマーは、UEがRRC IDLE/INACTIVE状態に入るとき、(再)開始し得る。
【0207】
・禁止タイマーは、UEがCONNECTED状態に入るとき、停止され得る。
【0208】
・禁止タイマーは、UEがRRCリリース(一時停止設定あり/なし)メッセージを受信したとき、(再)開始又は停止されてもよい。
【0209】
・禁止タイマーは、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信するとき、(再)開始又は停止されてよい。
【0210】
・禁止タイマーは、UEがページング(例えば、ページングDCI、ページングメッセージ)を受信するとき、(再)開始又は停止され得る。
【0211】
・禁止タイマーは、UEがショートメッセージを受信するとき、(再)開始、又は停止され得る。
【0212】
・禁止タイマーは、UEがシステム情報を受信したとき、(再)開始又は停止され得る。
【0213】
・禁止タイマーは、UEがページングメッセージを受信し、且つページングメッセージ内のUE IDフィールドがUE IDとマッチしたとき、(再)開始又は停止され得る。
【0214】
・禁止タイマーは、UEがRA手順及び/又はRRC接続再開手順を開始するとき、(再)開始又は停止され得る。
【0215】
・一実施形態において、禁止タイマーの値は、RRC設定(例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための設定)を介して(事前に)設定され得る。
【0216】
・一実施形態において、禁止タイマーの値は、システム情報を介して(事前に)設定され得る。
【0217】
・一実施形態において、禁止タイマーの値は、ショートメッセージ及び/又はページングメッセージで搬送されてもよい。
【0218】
・一実施形態において、禁止タイマーの値は、(例えば、SIB1におけるssb-PositionsInBurstに従って決定された)実際に送信されたSSBの数に関連付けられてもよい。
【0219】
・一実施形態において、禁止タイマーが無限大として(事前に)設定されている場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することができない。一実施形態において、禁止タイマーがゼロとして(事前に)設定されている、又は(事前に)設定されていない場合、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を常に監視することができる。
【0220】
一実施形態において、NWからのインディケーションは、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会において新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することができるかどうかを示すことができる。インディケーションは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)、ショートメッセージ、ページングメッセージ、システム情報、(サスペンドメッセージを有する)RRCリリースなどを介して示され得る。インディケーションは、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することができるかどうかを示すフラグ(例えば、1ビット)であってもよい。
【0221】
一実施形態において、(例えば、禁止タイマーに基づいて)UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することを禁止される場合、UEは、デフォルトでPOを監視する必要があり得る。一実施形態において、(例えば、禁止タイマーに基づいて)UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視することを禁止される場合、UEは、POを監視する必要があるかどうかは事前設定され得る、又は事前定義され得る。
【0222】
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のためのフォールバックメカニズム〕
UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を、例えば、チャネル品質が悪いため、又は新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会と他のリソースとの衝突などのために、複数回、又は一定期間、監視/受信/復号することに失敗しうる。一実施形態において、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を、複数回、又は一定期間、誤検出し得る。例えば、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会に新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の受信/検出に失敗し得る。すなわち、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の監視機会を監視することができるが、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信/検出することができなかった。
【0223】
一実施形態において、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会において、UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を監視/受信/復号することに失敗した回数をカウントするためにカウンタを維持することができる。カウンタの値が最大値に達した場合、UEは、以下のフォールバックメカニズムのうちの1つ又は複数を実行することができる。
【0224】
一実施形態において、UEは、タイマーが実行している間、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会上で、任意の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信することができるかどうかを決定するために、タイマーを維持することができる。UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会上で、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を受信したときにタイマーを(再)開始することができる。しかしながら、タイマーが満了する場合、UEは、以下のフォールバックメカニズムの1つ又は複数を実行することができる。
【0225】
UEが新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視機会において、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)を複数回、又は一定期間にわたって監視/受信/復号できない場合、UEは、以下のフォールバックメカニズムの内の1つ又は複数を実行する必要があり得る。
【0226】
・UEは、(R-15/R-16の挙動のように)各PO/PDCCH監視機会を監視すべきである。
【0227】
・UEは、RA手順、RRC接続再開手順、RRC接続確立手順、RRC接続再確立手順、セル(再)選択手順、RNA更新(例えば、T380は、SIB1の受信時に満了する、又はトリガされる)、トラッキングエリア更新及び/又はその他を開始する。
【0228】
・UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)受信のための問題が存在することをNWに知らせるために、特定のインディケーションを送信する。
【0229】
・UEは、RRC_IDLE状態に移行する、及び/又はNASに通知する。
【0230】
一実施形態において、数又は時間(例えば、カウンタの最大値)又は期間(例えば、タイマーの初期値)は、NASシグナリングを介して(事前に)設定され得る。
【0231】
一実施形態において、数又は時間(例えば、カウンタの最大値)又は期間(例えば、タイマーの初期値)は、RRC設定(例えば、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための設定)を介して(事前)設定され得る。
【0232】
一実施形態において、数又は時間(例えば、カウンタの最大値)又は期間(例えば、タイマーの初期値)は、システム情報を介して(事前に)設定され得る。
【0233】
一実施形態において、数又は時間(例えば、カウンタの最大値)又は期間(例えば、タイマーの初期値)は、ショートメッセージ及び/又はページングメッセージにおいて搬送され得る。
【0234】
〔新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のためのUEケイパビリティ/UEアシスタンス情報〕
一実施形態において、UEは、新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)をサポートするかどうかをNWに示すことができる。例えば、UEがNWからUEケイパビリティ問合せを受信すると、UEは、UEケイパビリティ情報をNWに送信し得る。
【0235】
UEケイパビリティパラメータは、以下を含む、本開示で開示される(新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のための)設定/パラメータの内の少なくとも1つに関連付けられ得る:
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)がサポートされているかどうか(そして、どのRRC状態であるか)。セル固有/グループ固有/UE固有の新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)がサポートされているかどうか。
【0236】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)のどのUEグループがサポートされるか。
【0237】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の最大/最小オフセット
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の最大/最小開始位置
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)とPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルとの間の最大/最小間隔
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の最大/最小持続時間
・持続時間における新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)の最大/最小の数
・新しいシグナリング/インディケーション(例えばPEI)の最大/最小周期
・1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)に関連付けられた最大/最小のPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクル
・どの省電力プロファイルがサポートされているか。
【0238】
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視のための繰り返しがサポートされているかどうか
・新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)監視のための繰り返しの最大/最小の数。
【0239】
一実施形態において、UEは、TDD及びFDDのための(特定のUEケイパビリティパラメータに関連付けられた)異なるUEケイパビリティを示し得る。
【0240】
一実施形態において、UEは、FR1及びFR2のための異なるUEケイパビリティを示し得る。
【0241】
一実施形態において、UEは、異なるRRC状態のために異なるUEケイパビリティを示し得る。
【0242】
一実施形態において、NWがUEケイパビリティを問い合わせる場合、新しいシグナリング/インディケーションのサポートを有するUEは、UEケイパビリティ情報に応答するように強制的に要求され得る。
【0243】
一実施形態において、UEは、UEアシスタンス情報を介して新しいシグナリング/インディケーションの優先度を示すことができる。UEは、いくつかの場合において、例えば、対応するUEアシスタンス情報を提供するように設定されると、対応するUEアシスタンス情報などに対応するためのその優先順位の変更に応じて、UEアシスタンス情報を送信するための手順を開始し得る。
【0244】
UEアシスタンス情報は、以下を含む、本開示で開示される(新しいシグナリング/インディケーションのための)設定/パラメータのうちの少なくとも1つに関連付けられ得る:
・新しいシグナリング/インディケーションの好適なUEグループ
・好適なセル固有/グループ固有/UE固有の新しいシグナリング/インディケーション
・新しいシグナリング/インディケーションの好適な最大/最小オフセット
・新しいシグナリング/インディケーションの好適な最大/最小開始位置
・新しいシグナリング/インディケーションとPO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクルとの間の好適な最大/最小間隔
・新しいシグナリング/インディケーションの好適な最大/最小持続時間
・持続時間内の新しいシグナリング/インディケーションの好適な最大/最小の数
・新しいシグナリング/インディケーションの好適な最大/最小周期
・1つの新しいシグナリング/インディケーション(例えば、PEI)に関連付けられた、好適な最大/最小PO、ページングのためのPDCCH監視機会、PF、及び/又はDRXサイクル
・好適な省電力プロファイル
・新しいシグナリング/インディケーションのための繰り返しの好適な数
・新しいシグナリング/インディケーション監視のための好適な最大/最小繰り返しの数。
【0245】
図8は、本開示の一例としての実施形態に従った、RRC_INACTIVE状態及びRRC_IDLE状態の内の1つの状態における省電力のためにUEによって実行される方法800を示す。アクション802において、UEは、BSからページング検索空間を示す第1の設定を受信する。ページング検索空間は、1つ又は複数のPOを含み得る。POは、1つ又は複数のPDCCH監視機会を含み得る。アクション804において、UEは、BSから特定のインディケーションを監視するための検索空間を示す第2の設定を受信する。特定のインディケーションは、ページング早期インディケーション(PEI)であってもよい。特定のインディケーションは、DCP又はWUSでなくてもよい。第2の設定は、システム情報又はRRCリリースメッセージを介して受信され得る。アクション806において、UEは、検索空間内のPDCCH(例えば、第2の設定によって設定された)を監視して、特定のインディケーションを検出する。アクション808において、UEは、特定のインディケーションに基づいて、POを監視するかどうかを決定し、POは、ページング検索空間に応じて決定される。
【0246】
一実施形態において、アクション808において、UEは、特定のインディケーション(例えば、PEI)が検索空間において正常に検出されたかどうかに基づいて、POを監視すべきかどうかを決定し得る。UEは、検索空間において特定のインディケーションが正常に検出されたと決定すると、POを監視し得る。UEは、特定のインディケーションが検索空間内で正常に検出されないと決定したとき、POの監視をスキップしてよい。
【0247】
一実施形態において、アクション808において、UEは、特定のインディケーション(例えば、PEI)の値に基づいてPOを監視するかどうかを決定し得る。UEは、特定のインディケーションの値が第1の値である場合、POを監視し得る。UEは、特定のインディケーションの値が第2の値である場合、POの監視をスキップし得る。
【0248】
一実施形態において、特定のインディケーション(例えば、PEI)は、POの前に検出される。例えば、UEは、POの前に、特定のインディケーションを検出する。オフセットは、特定のインディケーションに関連付けられた設定で設定され得る。オフセットは、スロット、シンボル、サブフレーム、無線フレーム、ミリ秒、及び秒の内の1つであり得る時間単位で設定され得る。一実施形態において、オフセットは、ゼロであってよい。
【0249】
一実施形態において、UEは、タイマーを用いて設定され得、特定のインディケーションを検出するための検索空間は、タイマーが動作している間、監視され得る。タイマーの(初期の)値は、スロット、シンボル、サブフレーム、無線フレーム、ミリ秒、及び秒の内の1つであり得る時間単位で設定され得る。タイマーの値は、一実施形態において無限大として設定され得る。
【0250】
一実施形態において、特定のインディケーションは、UEグループを示し得る。特定のインディケーションは、UEグループ固有のシグナリングであってよい。図8に示すアクション808において、UEがUEグループに関連付けられているかどうかに従って、UEは、POを監視するかどうかを決定することができる。UEグループは、UE ID及びUEアシスタンス情報の内の少なくとも1つに基づいて形成され得る。
【0251】
一実施形態において、UEは、BSによって送信されたSSBの数に従って、特定のインディケーションを検出するために、検索空間内の1つ又は複数のPDCCH監視機会を監視し得る。BSによって送信されるSSBの数は、SIB1におけるssb-PositionsInBurstに従って、決定されてよい。一実施形態において、BSによって送信されるSSBの数は、特定のインディケーションが持続時間中に繰り返される回数に関連付けられ得る。
【0252】
図9は、本開示の一例としての実施形態に従った、無線通信のためのノード900を示すブロック図である。図9に示すように、ノード900は、トランシーバ920、プロセッサ928、メモリ934、1つ又は複数のプレゼンテーション部品938、及び少なくとも1つのアンテナ936を含むことができる。ノード900はまた、無線周波数(RF)スペクトル帯域モジュール、BS通信モジュール、ネットワーク通信モジュール、及びシステム通信管理モジュール、入力/出力(I/O)ポート、I/O部品、及び電源(図9に図示せず)を含むことができる。
【0253】
各部品は、1つ又は複数のバス940を介して互いに直接的又は間接的に通信することができる。ノード900は、図1図8を参照して開示された様々な機能を実行するUE又はBSであってもよい。
【0254】
トランシーバ920は、送信機922(例えば、送信/送信回路)及び受信機924(例えば、受信/受信回路)を有し、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように設定されてもよい。トランシーバ920は、使用可能、使用不可能、及び柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、異なるタイプのサブフレーム及びスロットで送信するように設定され得る。トランシーバ920は、データ及び制御チャネルを受信するように設定され得る。
【0255】
ノード900は、様々なコンピュータ可読媒体を含んでもよい。コンピュータ可読媒体は、ノード900によってアクセスされてもよく、揮発性及び不揮発性媒体の両方、ならびに取り外し可能及び取り外し不可能媒体を含む、任意の利用可能な媒体であってもよい。
【0256】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含んでもよい。コンピュータ記憶媒体は、揮発性媒体と不揮発性媒体の両方、及びコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又はデータといった情報を記憶するための任意の方法又は技術で実施される取り外し可能及び取り外し不可能媒体を含むことができる。
【0257】
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置又は他の磁気記憶装置を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、伝搬データ信号を含まなくてもよい。通信媒体は、典型的にはコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータを、搬送波又は他のトランスポートメカニズムなどの変調されたデータ信号で具現化することができ、任意の情報配信媒体を含むことができる。
【0258】
用語「変調されたデータ信号」は、その特性の内の1つ又は複数が信号内に符号化されるように設定又は変更された信号を意味する。通信媒体は、有線ネットワーク又は直接有線接続などの有線媒体と、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体といった無線媒体とを含むことができる。先に列挙した部品の組合せは、コンピュータ可読媒体の範囲内にも含まれるべきである。
【0259】
メモリ934は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含んでもよい。メモリ934は、取り外し可能、取り外し不可能、又はそれらの組み合わせであってもよい。例としてのメモリは、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光ディスクドライブなどを含むことができる。図9に示されるように、メモリ934は、例えば図1図8に関連して、本明細書に開示される様々な機能をプロセッサ928に実行させるように設定されるコンピュータ可読、コンピュータ実行可能命令932(例えば、ソフトウエアコード)を保存することができる。代替的に、命令932は、プロセッサ928によって直接実行可能ではなく、ノード900(例えば、コンパイルされ実行されるとき)に本明細書で開示される様々な機能を実行させるように設定されてもよい。
【0260】
プロセッサ928(例えば、処理回路を有する)は、インテリジェントハードウェアデバイス、例えば、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含んでもよい。プロセッサ928は、メモリを含んでもよい。プロセッサ928は、メモリ934から受信したデータ930及び命令932、並びにトランシーバ920、ベースバンド通信モジュール、及び/又はネットワーク通信モジュールを介して送受信された情報を処理することができる。プロセッサ928はまた、コアネットワークへの送信のためにアンテナ936を介してネットワーク通信モジュールに送信するためにトランシーバ920に送信される情報を処理することができる。
【0261】
1つ又は複数のプレゼンテーション部品938は、人又は別のデバイスにデータインディケーションを提示することができる。例としてのプレゼンテーション部品938は、ディスプレイ装置、スピーカー、プリント部品、及び振動部品などを含むことができる。
【0262】
本開示の観点において、開示された概念を実施するために、それらの概念の範囲から逸脱することなく、様々な技法が使用され得ることが明らかである。更に、これらの概念は特定の実施形態を特に参照して開示されてきたが、当業者はこれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更がなされ得ることを認識し得る。従って、開示された実施形態は、全ての点で、例示であって限定ではないと考えられるべきである。本開示は、開示された特定の実施形態に限定されず、本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再構成、修正、及び置換が可能であることも理解されるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】